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シアトルでハチドリの餌付けをするのを夢見る30女。


12月14日(水) #22「崩壊の序曲」

Bamen22_5臨床試験におけるメレディスの不正がデレクとリチャードの知るところとなり、リチャードは不正を目撃したアレックスに報告書を提出させる。デレクは、善悪の判断ができないメレディスとは子育てをする自信がないと言い出すが…。その頃、ピュージェット湾に旅客機が墜落し、シアトル・グレース・マーシー・ウェストが搬送予定先に指定される。生存者が運び込まれてくるのを医師が待つ一方、クリスティーナとオーウェンの間にある問題が浮上し…。


メレディスの臨床試験での不正をオーウェンにバラしてしまったアレックス。もちろん、オーウェンはそれをデレクに…。デレクはメレディス本人に説明を求めますが、メレディスは何も語ろうとせず。デレクは、リチャードにこれを報告します。そして、不正の目撃者であるアレックスに報告書を提出させたリチャードは、メレディスがアデルに治験薬が渡るように工作したと知り…。
自分とアデルのためにやったこととなれば、リチャードは強く出られません。メレディスへの処分を停職にとどめ、臨床試験の今後についてはFDAに判断を委ねます。メレディス、何とかクビを免れましたが、問題はデレク。彼は、自分の臨床試験を台無しにしたメレディスに対して激しく憤り、「善悪の判断ができない人間とは子育てをする自信がない」と言い放ちます。メレディスは、「物事は善悪で割り切れるほど単純じゃない」と訴えますが、デレクにはまったく通じないようです…。

 

Bamen22_4一方、ピュージェット湾に旅客機が墜落するという事故が発生。シアトル・グレース・マーシー・ウェストが搬送予定先に指定され、乗客の家族たちが続々と病院へ集まってきます。オーウェンたちは受け入れの準備をしますが、負傷者たちは一向に搬送されてくる気配がなく…。要するに、生存者はいないということです。医師たちは負傷者の治療ではなく、身元確認が済んだ犠牲者の遺族に訃報を伝える役目をこなすことに。辛い立場です。

 

テディはパーキンスと一緒にドイツに発つ予定でしたが、出発の便を遅らせ、パーキンスともども事故の対応にあたります。そして、遺族への対応に心を痛めた彼女は、事故の影響でオペの予定が延期となったヘンリーに会いに行き、彼に癒しを求めます。でも、いったんは別れの挨拶をしたのに、都合よくまた会いに来たテディにヘンリーは憤慨。「君を諦めたことを後悔しているのに!」と思いの丈をぶちまけます。これには返す言葉がないテディ…。

Bamen22_3結局、この後テディは、自分が本当に一緒にいたい相手はヘンリーだと気付きます。そして、彼の元に戻って自らキス! シーズン・フィナーレにして、ようやく形だけの夫婦の間に本物の愛が。ヘンリー、病気のハンディを抱えながら、あのパーキンスからよくぞテディを奪ったものです。次シーズンは、ヘンリーの病状が2人の関係の焦点になりそうですね。

 

そんな中、唯一の生存者サラ・ゴードンという少女が見つかり、病院に搬送されてきます。彼女は同伴者なしで搭乗していた模様。すぐにオペ室へ運ばれます。ギルダとミゲルの夫妻をはじめ遺族の数人は、たった一人でオペを受けるサラを思いやり、彼女の家族が到着するまで病院に残ることに。とても胸が痛むシーンでしたね…。この後、病院に到着したサラの母親をギルダたちが励ますわけですが、ああすることでみんな自分自身のことも支えようと必死だったんだと思います。

 

さて、今回の事故の対応で、人一倍同様していたのはベイリー。事故機が以前利用したことのあるなじみのある便だったため、事態を重く受け止めずにはいられなかったのです。イーライはそんな彼女に寄り添い、仕事を終えた後、彼女の自宅に行くと言い出します。一瞬戸惑うベイリーでしたが、そろそろタックに彼を紹介してもいい頃だと判断。イーライが自宅に来るのを了承します。この2人、単なる“不適切な関係”かと思っていたけれど、どうやら真剣な交際に発展しているようです。

 

メレディスがアレックスのせいでクビの危機に追い込まれていると知ったクリスティーナ。これまでメレディスから受けた恩を忘れて、裏切りに走ったアレックスのことを突き放します。そして、そんな彼女には悩ましい問題が。実は生理が遅れていて…。ルーシーの診察を受けた結果、何と妊娠が判明します! あれだけ子どもは欲しくないと言っていたのに。
クリスティーナはオーウェンにこのことを打ち明け、「産むつもりはない」と断言。中絶の方向で話を進めようとしますが、子どもが欲しいオーウェンは、何とか妥協点を探ろうと必死。結局、2人の話し合いは平行線のまま。結局、クリスティーナは自分だけで結論を出し、中絶手術の予約を入れてしまいます。もちろん、オーウェンはこれに激怒! ついにクリスティーナを家から追い出し…。子どもを持つかどうか、その価値観のズレがいつか問題になるとは思っていましたが、こんなに早くその日がくるとは。
それにしても、聡明なクリスティーナ、以前と同じ失敗をどうして繰り返してしまうんでしょう。子宮外妊娠で片側の卵管を失っているので、妊娠しづらいと油断していたのか!? メレディスはあれだけ子作りをがんばっても妊娠できなかったというのに、本当に皮肉なものです。

 

ジャクソンが、リチャードの臨床試験から外れた理由を知ったマーク。ジャクソンのことを見直し、レクシーとの交際を認めます。それを知ったレクシーは、まだマークを愛していると認めた上で、今後は構わないでほしいとマーク本人に告げます。互いに気持ちはあるのにうまくいかないなんて…。個人的には、レクシー&ジャクソンよりレクシー&マークのハッピーエンドを期待していたので残念だなあ…。

 

問題のチーフ・レジデントの方は、何とエイプリルに決まります! オーウェンは、アレックスにするつもりでいたものの、彼がメレディスの不正を告げ口したことで考えを変えたんです。アレックス、あのままメレディスのことを黙っていればチーフ・レジデントになれたのに。思いっきり墓穴を掘りましたね。
そんなアレックスからアフリカの仕事を奪ったルーシー。「行くなって行って」と今さらながらアレックスにすがるものの、アレックスは「消え失せろ」と一蹴。なかなか似合いの2人でしたが、ほんの短い付き合いで終わってしまいました…。

 

Bamen22_aメレディスはゾラの一時的な監護権を認められ、彼女を自宅に連れ帰ります。でも、メレディスの家には誰もいません。デレクは行方知れずで連絡も取れず。アレックスもすでに部屋を引き払っていて…。
そこに、今度はオーウェンに追い出されたクリスティーナがやって来ます。そして、妊娠していること、中絶しようとしていることを報告します。(←メレディス、そんなクリスティーナに「上に来て(ゾラの世話を)手伝って!」はないんじゃいの?)

 

というわけで、テディとベイリーには前向きな展開が見られたものの、メレディス&デレク、クリスティーナ&オーウェンという2組の鉄板カップルの関係にヒビが。何だかんだ助け合ってきた、メレディス、アレックスたち同期の友情も壊れた!? なおかつ、今後レジデントたちをまとめていくのがエイプリルとくれば、以降の混乱は約束されたようなもの。シーズン6、シーズン5のようにショッキングな事件が起きたわけではないけれど、今シーズンのフィナーレには、ボディブローのようにジワリジワリと効いてくるインパクトがあります。
一体、メレディスたちはどうなってしまうのでしょう!? 今からシーズン8の日本での放送が待ち遠しいです。


【トリビア:ゲスト】
ギルダ役は、映画『クラッシュ』でグラハムの母を演じ、『最高の人生の見つけ方』ではバージニア役を演じたビヴァリー・トッド。
サラの母親役は、「ジェリコ ~閉ざされた街~」のヘザー・リシンスキー役や、「24-TWENTY FOUR-」のオリヴィア・テイラー役、映画『パラノーマル・アクティビティ3』のクリスティ役で知られるスプレイグ・グレイデン。
NICUのナース役は「トゥルーブラッド」のマキシン・フォーテンベリー役のデイル・ラオール。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Unaccompanied Minor」は、Tyler James Williamsの曲“Unaccompanied Minor”からの引用。


【注目のセリフ】
「メレディスだけがあんたのこと気にしてたのに、キャリア潰すなんてね。男好きのインターン味方につけたらどうよ? 火事に遭ったとしても誰もあんたを助けないから」by クリスティーナ
 ……このくらい言われても仕方ないかも。
「君はドイツへ行き、キャベツの酢漬けを食べる子ども作ればいい」by ヘンリー
 ……怒っていてもユーモアを忘れないヘンリーってスゴイ。
「善悪では割り切れないものがあると思ってるからよ。単純に割り切れないことがある。今回のことも複雑だった」by メレディス
 ……個人的にはメレディスの言い分、よく分かるんだけどなあ…。


【メレディスの一言】
「独りの方がいい」と言ったのには理由がある
別にそれを本気で思ったわけじゃない
愛する人がいて、その関係が壊れた時、私は立ち直れない、そう思ったから
独りの方が気が楽
愛が必要だと気付いても、失ったらどうなる?
大切にしてよりどころになっていたこと、人生の中心になっていたことが、ある日壊れてしまったら?
その苦痛を乗り越えられる?
愛を失うのは臓器の損傷と似ている
瀕死の状態
ただし、臓器の損傷なら死で終わる
でもこれは永遠に続くかもしれない


【医療用語MEMO】
トリアージ

多数の傷病者が一度に発生する災害医療において、最善の救命効果を得るために、傷病者の緊急度や重症度を判定し、治療の優先度を決定すること。
シーズン3の#25「誓いの言葉」では、メレディスたちがトリアージの訓練を受けるシーンがあった。


【曲情報】
♪"Way To The Future" Katie Herzig

オープニング、デレクとメレディスが建築中の森の家にソーシャルワーカーを招くシーンで。
♪"Brighter" Morgan Taylor Reid
医師たちが待機するも、患者が一向に運び込まれてこない中、マークがジャクソンにレクシーを頼むと告げるシーンで。
♪"Lippy Kids" Elbow
遺族たちが悲しみに打ちひしがれる中、唯一の生存者サラが運び込まれてくるシーンで。
♪"Anything But You" Civalias
テディがヘンリーの元に戻って彼にキスをし、マークがレクシーに身を引くと告げ、チーフ・レジデントに選ばれたことについて、エイプリルがジャクソンと話をするシーンで。
♪"In Front Of You - Unreleased track" The Quiet Kind
エンディング、ベイリーがイーライを自宅に連れて行くことに同意し、クリスティーナがメレディスの家に行って妊娠のことを打ち明け、アレックスがルーシーを拒絶し、デレクが一人森の家で過ごすシーンで。

2011.12.14|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

12月7日(水) #21「生き残る術」

Bamen21_8チーフ・レジデント選考の最終面接が行われる日となり、クリスティーナはオーウェンの下で精一杯アピール。メレディスは臨床試験の不正をアレックスに告げ口されるのではという不安を抱えつつ、ゾラの養子縁組に関するソーシャルワーカーの面接を受ける。一方、ルーシーはベイラー大学の募集に受かる。そしてアレックスは、アフリカのクリニックで働いたらどうかとアリゾナに勧められる。同じ頃、ヘンリーはテディがパーキンスとドイツに行くつもりだと知り…。


いよいよ、チーフ・レジデント選考の最終面接が行われる日がやってきました。

 

Bamen21_2_2オーウェンの下について最後のアピールに賭けているクリスティーナは、喀血で入院したポールを担当。検査の結果、肺にモミの木の芽が入り込んで育っていることが分かります。珍しい症例に恵まれ、クリスティーナはテディに報告せずに自分でオペをしようともくろみますが、エイプリルがテディらに告げ口! でも、患者本人の希望により、最終的にはクリスティーナが執刀を任されます。これにはご満悦のクリスティーナ。ただしこの一件が、彼女にチーフ・レジデントの資質がないことをあらためてオーウェンに悟らせる結果に…。「君はチーフ・レジデントに向いていない」とはっきり言われショックを受けるクリスティーナ。けれども、「最高の外科医を目指せ」というオーウェンの言葉にはグッときた様子でした。オーウェン、さすがは夫。妻の適正をよく見抜いています。
ちなみに、肺から木という今回の症例、実話が元になっているようです。2009年、胸の痛み、吐血などの症状などから肺がんと診断されたロシアの男性が生検のために組織の一部を採取する処置を受けた結果、肺の中でモミの木が5cm大に育っていたことが判明したんだとか。昨年は、肺からエンドウ豆の芽が出たという例もアメリカで報告されています。びっくりですね。

 

Bamen21_3さて、クリスティーナのことを告げ口したエイプリルは、診察用のチェックリストを導入し、その有用性をオーウェンに訴えて点数を稼ごうとします。一件地味なアピールポイントではありますが、その裏には、以前患者を死なせたことについての彼女自身の反省が。単純な手順を怠りさえしなければ患者は今も生きていただろうという思いが、チェックリストに込められていたんですね。クリスティーナには思いっきりこき下ろされていたエイプリルですが、彼女のひたむきさ、真面目さは評価してあげたいです。

 

リチャードの臨床試験の助手として成果を上げたジャクソン。せっかくチーフ・レジデントの椅子に近付いたのに、いきなり助手を降りてしまいます。臨床試験がハーパー・エイヴリー賞の候補となった場合、ハーパー・エイヴリーの孫である自分の名前があればリチャードが受賞を逃すことになりかねないと危惧したのです。オーウェンはなぜジャクソンが助手を降りたのか、その理由に気付いて彼を諭しますが、今のジャクソンはチーフ・レジデントを逃してもレクシーがいるだけで満足といった様子。ジャクソン、もうちょっと野心を持ってもいいのでは? リチャードを気遣う気持ちも、祖父の七光りで成功したくないという意地も分かるけれど、レクシーさえいれば…だなんて、何だかもったいない気がします。

 

メレディスは臨床試験の不正についてアレックスに告げ口されてしまうのではとヒヤヒヤ。そんな中、この日はゾラの養子縁組に関するソーシャルワーカーの面接を受けます。事前に準備はしていたものの、緊張のあまり模範的な答えができなかったメレディス。良い印象を与えなかったのではないかと不安になりますが、むしろソーシャルワーカーは、メレディスがゾラの1日を把握していることに好印象を持ったみたい。メレディスはゾラのママになれるのか!?

 

一方、パーキンスから一緒にドイツに行こうと誘われたテディ。どうやら、彼に付いて行く方向に気持ちが傾いているよう。それを知ったヘンリーは、患者としてではなく、一人の男性としてテディに見てもらいたい→そのためには自分の保険が必要→保険のためには仕事が必要→仕事のためには5分後に低血糖発作を起こしているわけにはいかない→糖尿病の臨床試験を受けたい、というわけで、リチャードに自分を被験者にしてほしいと頼み込みます。もともとヘンリーとテディの結婚を良く思っていなかったリチャードですが、ヘンリーがパーキンスと張り合おうとしているのだと知ると、「弱い方を応援したくなる」と言って、彼を被験者とすることに同意。晴れてヘンリーは前の仕事に復帰します。
けれどもその頃、テディはついにドイツ行きを決意! ヘンリーは、本心とは裏腹に離婚を申し出ます。切ないですね…。

 

Bamen21_7ケガからすっかり回復したカリーの方は、産休明けでいよいよ仕事に復帰。マークがソフィアを連れて病院にやって来たため、危うく母親モードに戻りそうになりますが、何とか仕事を片付けます。そして、ソフィアを抱いて家路へ。カリー、そしてアリゾナもマークも本当に幸せそう。その一方で、育児に幸せを見いだしているマークの姿を見たレクシーは、複雑な心境に陥っている様子。でも、彼の幸せを全面的に祝福します。レクシー、ちょっとは大人になったか!?

 

そして、チーフ・レジデントの椅子に最も近い男(?)アレックス。彼がアフリカから呼び寄せた子どもたちの治療も一段落。アフリカへ帰国するアベナとその姉のリボを見送りますが、病院を出た途端、リボが痛みを訴えて倒れてしまいます。原因は腹部出血。この時初めて、リボは自分が妊娠中であることを医師たちに告げます。妹のアベナにずっと付きそうつもりだった彼女は、妊娠のことを知られれば一緒に飛行機に乗れなくなるかもしれないと考え、今まで黙っていたようです。
アリゾナ、ベイリー、ルーシー、アレックスは、その後リボのオペを開始。開腹した結果、出血の原因は胎盤剥離と分かります。さらに、胎児が子宮の外で育っているという信じがたい事実も明らかになります。これはとてもまれなケース。どうやらエコーでも見逃されていたようです。結局、オペは成功して、リボ、取り上げられた赤ちゃんともに無事でした。
それにしても、子宮外妊娠で赤ちゃんが育つなんてことがあるのか? 肺から木と同様にこちらもちょっと調べてみたところ、2008年、オーストラリアで子宮外妊娠し卵巣で胎児が発育していた女性が、無事妊娠9カ月で帝王切開により赤ちゃんを出産したというニュースが。今年、子宮外妊娠と知りながら妊娠継続を望んだアメリカ・アリゾナ州に住む女性が32週で赤ちゃんを出産したというニュースも見つかりました。本当に、こういう事例があるものなんですね。
さて、姉妹の方はいよいよアフリカに帰るわけですが、アレックスは彼女たちのその後を心配します。すると、アリゾナは「2人と一緒にアフリカに行ったら?」とアレックスに提案。アフリカのナンボジ・クリニックが人材を募集しているというのです。メディカル・スクールのローン免除を受けられるというメリットもあるとのことで、アレックスはどうするか悩みます。

Bamen21_4そんな中、アレックスと交際中のルーシーにも動きが。彼女、かねてより応募していたベイラー大学に採用されたのです。しかし、ベイラー大学はテキサス。ということは、アレックスとは離ればなれに…。「行くな!」とアレックスに引き留めてほしかったルーシーですが、アレックスは「受かって良かったな」とあっさり。ショックを受けたルーシーは、な、なんと! ベイラー大学ではなく、アレックスにオファーが来ていたナンボジ・クリニックの仕事を横取り! これには、アレックスも怒り心頭です。ルーシーとのことを考え、シアトルにとどまると決断した矢先のことだっただけに、彼のショックがどれほどのものだったかは察するに余りあります。かわいそうなアレックス、まさに“シアトル・グレース・マーシー・デス”!
しかし、まずかったのはこの後のアレックスの行動。ルーシーに裏切られた鬱憤を晴らすために、メレディスの不正をオーウェンにバラしてしまったんです! 今までメレディスにはさんざん世話になってきたにも関わらず、彼女を売るようなマネをするなんて…。

 

次回はいよいよシーズン・フィナーレ。不正がバレたメレディスにはどのような処分が!? チーフ・レジデントは誰に!? そして、クリスティーナには新たな問題が勃発!? 何やら大荒れの予感がします…。


【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「I Will Survive」は、Gloria Gaynorの曲“I Will Survive”からの引用。


【注目のセリフ】
「私が縫うのは皮膚」by メレディス
 ……服を縫えなくても皮膚は縫える。さすが外科医。
「あんたが几帳面なのも当然だね。バージン力があるもん」by クリスティーナ
 ……バージン力、すごい例え。
「俺が嫉妬してるのはその髪じゃない。他に理由がある。お前なら大丈夫だ」by マーク
 ……デレクに対するユーモアのある励まし方がイイ。
「私も割り切っただけ。時にはサメにならなきゃ」by ルーシー
 ……女は怖い。心底そう思わされます…。


【メレディスの一言】
適応するか死ぬか
何度もそのフレーズを聞くけど、簡単にはいかない
結局、私たちは人間
愛を求める
成功を求める
最高の自分になりたい
そのために必死で闘う
そうじゃなかったら、むなしい


【病名MEMO】
鎌状赤血球症

遺伝性の貧血病で、赤血球の形状が鎌状になり酸素運搬機能が低下して起こる貧血症。ほとんど黒人に限って生じる。
アレックスは鎌状赤血球症のリボとアベナのことを心配していた。


【曲情報】
♪"Second Chance" Peter Bjorn & John

オープニング、クリスティーナがオーウェンとのセックスを拒み、メレディスがオーウェンとの面接についてアレックスと話をし、歯磨きをしながらレクシーがジャクソンにオーウェンとの面接で自分をアピールしろとけしかけ、ルーシーがベイラー大学の募集に受かったことをアレックスに伝えるシーンで。
♪"Come Home" Yael Naim
メレディスがソーシャルワーカーとの面接のアドバイスをクリスティーナに求め、クリスティーナがアレックスにアフリカ行きを勧め、ソフィアを抱くマークの姿を見て複雑な思いを抱いたレクシーがクリスティーナに愚痴り、肺に木が生えた患者のことをエイプリルがリチャードとテディに話したとは知らず、クリスティーナがエイプリルに礼を言うシーンで。
♪"Entwined" Tim Myers
ソフィアを抱くマークとレクシーが話をし、レクシーがマークの幸せを祝福するシーンで。
♪"The Night Will Always Win" Elbow
オーウェンがクリスティーナに、チーフ・レジデントの素質がないと言い切り、アレックスがルーシーにアフリカの仕事を横取りされたことを知るシーンで。
♪"I've Got A Feeling" Calahan
ジョーの店で、アレックスがルーシーにアフリカの仕事を奪われたことをクリスティーナに伝え、エイプリルがチェックリストの有用性をクリスティーナに訴えるシーンで。
♪"Love More" Sharon Van Etten
エンディング、パーキンスとドイツに行くと聞かされたヘンリーが彼女に離婚してくれと言い、ソフィア、カリー、アリゾナと一緒に帰って行くマークをレクシーが見つめ、そんなレクシーにジャクソンが臨床試験の助手を降りたことを報告してキスをし、アレックスがジョーの店でメレディスの不正をオーウェンにバラすシーンで。

2011.12. 7|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

11月30日(水) #20「誓いの儀式」

Bamen20_3カリーとアリゾナの結婚式に出席するため、それぞれの両親がやって来る。しかし、カリーの母のルシアは、カリーの結婚式と孫のソフィアを受け入れ難い様子で…。その頃、病院ではアレックスがアフリカから呼び寄せた子どもたちの治療が始まり、エイプリルは初めての外国での治療に怯える少女のために奮闘する。一方、チーフ・レジデント選出に向けて、ジャクソンもリチャードの下で努力を重ね…。


今回のメーンイベントは、カリーとアリゾナの結婚式! 番組ではすっかりおなじみとなったカリーのパパ、カルロスを始め、カリーのママのルシア、アリゾナのパパの“大佐”とママのバーバラも、結婚式のためにシアトルに集まります。事前の夕食会の席では、同席するマークに「なぜ精子の提供者がいる?」と聞く“大佐”。鋭いツッコミがなかなかステキです。
そんな中、一人だけ浮かない顔をした人が。ルシアです。あの堅物と思われたカリーのパパですら、今ではカリーとアリゾナの結婚を祝福しようとしているのに、ルシアはカリーが婚外子を産んで女性同士で結婚するという事実をどうしても受け入れられない様子。ついには、カリーに本音をぶつけて家に帰ろうと出て行ってしまいます。仕方なく、カルロスもルシアと一緒に家路へ…。母親に「天国に行けない娘」と言われてしまったカリー。ショックを受けるのは当然のことです。
Bamen20_11そして、さらにカリーに追い打ちをかけるような出来事が。何と、司祭が結婚式をドタキャン! カリーはついに「結婚式はやめる」と宣言。けれども、マークによって送り込まれたベイリーが、「愛する人と生きていく決意さえあれば、牧師も母親も教会も要らない。みんなの前で誓いを立てればいい」とカリーをうまく説得。結局、ベイリーが牧師の代わり、マークがカルロスの代わりを務め、式は滞りなく行われます。

Bamen20_14それにしても、ウェディングドレスを着たカリーとアリゾナ、それぞれとてもきれいだった! 女性同士の結婚式、人気シットコムの「フレンズ」にも登場したことがありますが、テレビで見る機会は少ないのでなかなか新鮮でした。ロケ地として使われた「デスカンソガーデンズ」(南カリフォルニアにある椿の森が有名な庭園)も非常に美しく、とても上品で華やかなお式でしたね。

Bamen20_9さて、その後の披露パーティーでは、父と娘のダンスタイムに突入。ここでもマークがカルロスの代わりを務めますが、そこに、カルロス本人が登場! 「娘と踊るのが夢だった」と会場に戻ってきた彼は、カリーと記念のダンスを踊ります。心温まるワンシーン…。いつかルシアも、カルロスのようにアリゾナとの結婚とソフィアのことを受け入れてくれたら…。

 

病院では、アレックスがアフリカから呼び寄せた子どもたちの治療がスタート。オーウェン、スターク、エイプリルは、内臓損傷の合併症に苦しむ上に、HIV陽性の少女アーシャを担当します。エイプリルは、初めての外国での治療に怯え切っているアーシャを安心させようと、一生懸命スワヒリ語で話しかけるなど親身に世話しようとしますが、スタークは「外国語を勉強するヒマがあるなら仕事に集中しろ」と辛くあたります。まだ、ふられたことを根に持っているよう。
そんな中、アーシャは腸結核による出血を起こし、緊急オペを受けます。そして、麻酔からアーシャが目覚めるまでの間に、エイプリルは東アフリカの伝統料理「シマ」のレシピをネットで検索し、病院食を口にしようとしなかったアーシャのために、食べ慣れた食事を作ってやろうと奮闘します。そんな真摯な彼女の姿を見たスターク。ふられたという個人的な立場はさておき、エイプリルこそチーフ・レジデントに向いているとオーウェンに推薦! うーん、スタークってやっぱり面白みのあるキャラです。

 

チーフ・レジデント戦で不利な立場に立たされたままのクリスティーナ。アリゾナとテディが担当する、カントレル五徴症という珍しい病気を抱えるコンドという少年のオペで助手を務めたいと、オーウェンに口添えを頼みます。けれどもオーウェンは、「テディに謝れ」とキッパリ。背に腹は代えられず…というわけで、とりあえずテディに謝るクリスティーナですが、口先だけなのが見え見え。テディは、「自分がいつも正しい」と信じ込んでいるクリスティーナに、思い上がって聞く耳を持たないことの危険さを教えたいだけなのに、クリスティーナはなかなかそこに考えが及ばないようです。結局、オペではレクシーがテディの助手に。クリスティーナはアリゾナの助手としてオペには入るものの、ただの吸引役をさせられて終わります。
不満を募らせたクリスティーナは、カリーとアリゾナの結婚パーティーの席でテディにかみつきます。「自分より弟子の方が腕がいいから拗ねているだけ」と。さすがにこのクリスティーナの言い草には呆れるテディ。クリスティーナ、早くテディの真意に気付いて自分から変わろうという気持ちになってほしい。そして、チーフ・レジデント争奪戦の前線に復帰してほしいのですが…。
そうそう、テディといえば、パーキンスとのつかの間の日々を満喫している最中ですが、何とパーキンスから「一緒にドイツに行こう。腰を落ち着けたい」と言われます。これって、実質的なプロポーズ! さて、テディの答えは!?

 

デレク、アレックスは二分脊椎のゾラという孤児の赤ちゃんを担当。そんな中、メレディスは次のグループの臨床試験の準備を粛々と進めますが、先日、メレディスが臨床試験の封筒を隠し持っていたのを目撃したアレックスは、彼女が偽薬と治験薬を入れ替えたことを見抜き、「病院の全医師がブラックリストに載せられかねない」と、メレディス本人に警告します。けれどもメレディスは、「試験の結果を曲げるようなことはしていない」の一点張り。
そんなやり取りの後、デレクに呼ばれたメレディスは、てっきりアレックスに不正を告げ口されたのかと身構えますが、デレクの口から出たのは「ゾラを養子にしよう」という意外な言葉でした!
Bamen20_13戸惑いつつも同意したメレディスは、里親の要件を満たすため、デレクと正式な結婚の手続きをすることに。これで、ポストイットでの結婚が、法的なものへと前進! でも…この時点でデレクはメレディスの不正のことをまったく知らないわけで。手放しで祝福してあげたいのに、裏事情を知っている視聴者としてはちょっと複雑な心境です。

 

一方、クリスティーナ同様、チーフ・レジデント争奪戦で遅れを取っていたジャクソン。リチャードの臨床試験の予備実験で、マウスの世話に翻弄されます。アレックスはアフリカの子どもたち、それに引き替え自分はマウス…。冷静に考えるとちょっと凹む状況ですが、地道な努力が功を奏し、リチャードの今の方法では装置の埋め込み方に問題があることに気付きます。これを改善すれば、きっと治療の効果が上がるはず! ジャクソン、驚異のスタートダッシュで、チーフ・レジデントの最有力候補に急浮上です!

 

…というわけで、チーフ・レジデント争奪戦は佳境に。アレックスはこのままライバルたちを振り切るのか? テディに見放されたクリスティーナに見込みは? はたまた、見事な追い込みを見せたジャクソンが逆転? スタークにお墨付きをもらったエイプリルの勝算は? そして、本来ならチーフ・レジデントの椅子に近いところにいたはずのメレディスは? 臨床試験の不正という秘密を抱えながら、ゾラを養子に…という新たな展開もあり、次回のメレディスは揺れに揺れそうです。

 

なお、今回のエピソードの監督は、ベイリー役のチャンドラ・ウィルソンでした。彼女の監督エピソードは今回で4回目。すっかり監督業も板に付いてきた感じ? 現地アメリカで放送中のシーズン8でも、またまたチャンドラの監督エピソードがあります。次回も期待したいです。


【トリビア:ゲスト】
カリーのパパ役は、すでに番組でもおなじみ、映画『プリティ・ウーマン』でゴールデン・グローブ賞助演男優賞にノミネートされ、「シカゴホープ」では外科部長のフィリップ・ウォッターズ役でエミー賞助演男優賞を受賞している名優ヘクター・エリゾンド。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「White Wedding」は、Billy Idolの曲“White Wedding”からの引用。


【注目のセリフ】
「恥知らずの自己満足」by クリスティーナ
 ……アレックス、言われちゃってます!
「ソフィアに免じて好きになるよう努力する。だが、今度私を舅と呼んだらはっ倒すぞ」by カルロス
 ……カリーのパパ、マークを一蹴!
「イケてる夫? イケてる彼?」by アリゾナ
 ……テディ、男運が悪い割には、本命に近いところにイイ男が揃っているのが不思議。
「愛する我が子が、天国に召されることはないなんて」by ルシア
 ……同性愛者だからって、自分の娘に地獄行きの烙印を押す母親って…。
「俺はろくでもないが嘘はつかない。お前もだと思ってた」by アレックス
 ……メレディスの不正を責めるアレックスの意見にも一理あり。
「教会で男と結婚式を挙げて法的に夫婦になった。だけど結局どうなった?」by ベイリー
 ……自分をネタにしてカリーを説得するベイリー。そのユーモア、さすが!
「ホントに申し訳ありません。あたしが先生を脅かすほど腕利きの外科医で」by クリスティーナ
 ……思い上がり過ぎ。確かにこのままじゃ危険かも…。


【メレディスの一言】
やっと答えが見つかったと思ったら、宇宙が変化球を投げてくる
だから即興で対処
幸せは思わぬところで見つかる
私たちは大切なことに立ち戻る
宇宙とはおかしなもの
時々、迷える私たちをこうして本来あるべき場所に戻してくれる


【鑑賞MEMO】
カントレル五徴症

心臓の心膜、横隔膜、胸骨、腹筋などが欠損し、心臓脱、心内奇形などが見られる先天性の病のこと。


【曲情報】
♪"The Infidel" The Republic Tigers

オープニング、カリーと両親、アリゾナと両親、そしてマークが席をともにする夕食会のシーンで。
♪"Never Let You Go" Calahan
亡き弟を思って泣くアリゾナをマークが受け止め、デレクが里親になる条件を満たすために正式に結婚しようとメレディスに告げるシーンで。
♪"Love You Good" Amy Stroup and Trent Dabbs
カリーとアリゾナの結婚式が始まり、デレクとメレディスが役所で結婚の手続きを進めるシーンで。
♪"Morning, Noon & Night" Ryan Shaw
カリーとアリゾナの披露パーティーが始まるシーンで。
♪"Tightrope" Janelle Monae
披露パーティーの席でクリスティーナがテディにかみつき、パーキンスがテディに一緒にドイツに行こうと誘うシーンで。
♪"Old Fashioned" Cee Lo Green
アリゾナとカリーが、それぞれ自分の父親とのダンスを楽しみ、正式に結婚したデレクとメレディスが、ゾラ可愛さにアリゾナとカリーの披露パーティーに行くのを取りやめるシーンで。

2011.11.30|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

11月23日(水) #19「孤独な道のり」

Bamen19_aアレックスはチーフ・レジデントとしての資質をアピールするため、アリゾナがアフリカで診た重病の子どもたちを、シアトル・グレース・マーシー・ウェストに呼び寄せてオペをする計画を立てる。渡米費用は小児外科の予算から出してもらうつもりだったが、スタークに却下されてしまい…。一方、回復途中のカリーは、感染症をうつす恐れがあるため娘ソフィアに直接会うことができず、いら立ちを隠せない。早く娘を抱けるようになろうとリハビリに励むカリーだったが…。


衝撃的なミュージック・エピソード(←たくさんのコメント、ありがとうござました!)の直後となる今回。最終的には、時計の針が3カ月進むかたちとなります。

 

Bamen19_5_2回復途中のカリーは、感染症をうつしてしまう恐れがあることからソフィアと名付けた自分の娘と面会できない状態。「1日も早く会いたい!」と、身もだえるような時を過ごしています。テディに心臓のオペから締め出され、カリーの担当を任されているクリスティーナは、そんな彼女を見て気の毒に思い、ガラス越しに対面できるようお膳立て。口が悪い割には、クリスティーナって本当に優しいところがありますよね。おかげで、ようやく自分の目でソフィアを見ることができたカリー、本当に嬉しそうで…。

Bamen19_2その後もカリーは、ソフィアを自分の手で抱きたい一心でリハビリに励みますが、無理がたたって傷口が開き、緊急オペを受ける結果に。そして奇しくも、ソフィアも同じ時に心不全となり、スタークによるオペを受けることとなります。スタークの執刀、ちょっと不安でしたが、彼は見事な手技でオペを成功させてソフィアを救います。しかも、オペの最中にはアリゾナに心遣いを見せるなど、今までにない一面を披露。これにはエイプリルも満足そうでした。スタークの優しさにみんなが気付き始めたことが嬉しかったというわけです。でも、ふられた痛手を引きずるスタークは、エイプリルに冷たい! いい年して大人げないなあ…と思いつつも、そんなスタークが何だかかわいく見えてきたり。演じるピーター・マクニコルの際立った個性のおかげが大きいのかもしれませんが、スタークはますます面白みのあるキャラに成長してます。

 

そんな中、アレックスは、末期ガンながらも口だけは達者な老女グラディスをオーウェンの下で担当するかたわら、アリゾナがアフリカで診た重病の子どもたちをシアトル・グレース・マーシー・ウェストに呼び寄せてオペをする計画を立てます。最大の目的は、チーフ・レジデントとしての資質をアピールすること。何せ、メレディスはデレクとの臨床試験に力を注いでいるし、リチャードの臨床試験の助手の座はとりあえずジャクソンで落ち着いたようだし、エイプリルは外科のチェックリストの見直しに着手しているしで、すっかり出遅れ気味でしたから。ただし、問題は子どもたちの渡米費用。小児外科の予算から費用を出してもらうつもりだったアレックスですが、スタークにあっさりと却下されてしまいます。さあ、困った!
追い詰められたアレックスは、意外な資金源に目を付けます。そう、あの老女グラディスです! 蓄えがあるという彼女に狙いを定め、「人助けのために遺産を寄付してくれ」と強引に頼み込むアレックス。口汚い言葉でののしり合ってきたことが、ある種の親近感を育てたのか、グラディスはついに遺産10万ドルを寄付することに同意します。
ところが、程なくしてグラディスが急逝。アレックスは遺産がもらえず、手配した子どもたちの渡米費用を立て替えるハメになり破産のピンチに! けれども、途方に暮れていたところに、グラディスの遺産管理人から20万ドルの小切手が届きます。これは予想外の展開! 無事子どもたちを迎え入れられることとなり、実際に子どもたちも続々と病院に到着します。アレックス、チーフ・レジデント争奪戦において一歩リードか!?

 

オペの影響で糖尿病になったヘンリー。苦しい闘病生活の中、彼にとって唯一のなぐさめがテディの存在。彼女の度重なるデートの失敗談に付き合ううちに、ヘンリーはテディとの距離を縮めていきます。でも、そこにあのイケメン精神科医パーキンスが再登場! このままテディと…というヘンリーの淡い期待は見事に裏切られる結果に…。

 

一方、デレクとメレディスの臨床試験で、オペ中に被験者が心臓病で亡くなるというアクシデントが発生。臨床試験にまた一つ空席ができ、メレディスは今度こそアデルを加えてはどうかとデレクに言います。アデルの認知症が急速に進行しているからです。あらためて病院でテストを行った結果、アデルの点数は基準値を下回ることが判明。デレクも今度ばかりは彼女を被験者として認めます。けれども、彼女に治験薬が当たるかどうかは別問題。治験薬と偽薬、どちらを投与することになるかは、オペの直前まで誰にも分からないからです。でも、アデルからエリスに間違われ、「夫を帰して」と泣きつかれてしまったメレディスは、どうしても運に任せておくことができず。アデルに治験薬が渡るよう不正を働いてしまいます。しかも、その現場をアレックスに見咎められてしまったから一大事! アレックスがメレディスを売ることはないと思うものの、今回、メレディスが一線を越えてしまったことは確か。たとえリチャードとアデルのためであったとしても、彼女の取った行動の責任は非常に重い…。このままで済むとは思えません。

 

さて、カリーとソフィアのその後は? カリーは娘を抱けるまでに見事に回復し、ついに母子ともに退院の許可をもらいます。カリー、さぞかし大喜びするかと思いきや、いざ家に帰ろうという段になると表情を曇らせた揚げ句、パニックに! 車の事故で大ケガを負ったカリーは、ソフィアを家に連れて帰る、つまり車に乗せることが怖かったんですね。でも、そこは母親業の先輩のベイリーの言葉に勇気づけられ、マークとアリゾナに連れられて娘と自宅へ帰ります。ようやく家族水入らずの生活がスタート! 本当に良かったです。
なお、ソフィアのフルネームは「ソフィア・ロビン・スローン・トーレス」。3人の親の名前が全部入っているんですね。


【トリビア:ゲスト】
グラディス役は、「Hey!レイモンド」のマリー・バローネ役のドリス・ロバーツ。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「It's a Long Way Back」は、Ramonesの曲“It's a Long Way Back”からの引用。


【注目のセリフ】
「見た目、赤ちゃんて言うかニワトリ。羽とくちばしのない醜いニワトリ」by クリスティーナ
 ……相変わらずの毒舌。でもカリーのために動いてあげる優しさが。
「世の中にはそういう偉業を成し遂げる人もいるが、君じゃ無理だ」by スターク
 ……アレックス、スタークに聞き入れてもらえると思っていたなら甘い!
「あのクソババアは放っといたら財産を病気の子じゃなく飼い猫に遺しちまう。なついてもない猫に」by アレックス
 ……金をたかっておきながら、こんなひどいことを言うなんて…。
「不安に思うのは、あんたが親になったからなの」by ベイリー
 ……さすが母親業の先輩! いいことを言う!


【メレディスの一言】
回復期の長さは、傷の程度によって決まる
ただし、回復しないこともある
努力が報われないことも
決して癒えない傷もある
変化に順応することも必要
人生は劇的に変化しうる
決して元には戻らない
自分自身すら別人に思える
それは“回復した”というよりむしろ、生まれ変わる感覚
再出発する気分


【鑑賞MEMO】
PDA

動脈管開存症。本来出生後に閉鎖するはずである動脈管が閉鎖せずに残ってしまったために生じる心疾患。
ソフィアはPDAの治療として、結紮術を受けた。


【曲情報】
♪"Slow Motion" Little Red

オープニング、リハビリをがんばるカリーが、娘のソフィア会いたさに涙するシーンで。
♪"These Broken Hands of Mine" Joe Brooks
クリスティーナのお膳立てで、カリーがガラス越しにソフィアとの対面を果たし、メレディスが被験者候補にアデルを加えるべきだとデレクに提案するシーンで。
♪"Neighbors" Now Now
スタークが、ソフィアのオペにアリゾナが立ち会うことを許可し、リハビリの一環としてクリスティーナとメレディスを乗せたベッドを院内で押し回していたカリーが、無理したせいで傷口から出血してしまうシーンで。
♪"Love You Strongly" Amy Stroup
ベイリーがソフィアを抱くカリーに退院の許可を出すシーンで。
♪"Vanderlyle Crybaby Geeks" The National
エンディング、ソフィアを車に乗せて帰る怖さからパニックを起こしたカリーが、ベイリーの励ましによって落ち着きを取り戻し、無事母子ともに退院を果たし、アレックスが、アフリカから到着した病気の子どもたちを病院に受け入れるシーンで。

2011.11.23|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

11月16日(水) #18「ミュージック・エピソード 生命のメロディー」

Bamen18_a一泊旅行の道中、アリゾナが運転する車が前から来たトラックに衝突し、助手席に乗っていたカリーは頭と胸に重傷を負い瀕死の状態に! シアトル・グレース・マーシー・ウェストのスタッフが、搬送されてきた彼女の治療に総出であたる中、動揺するマークは担当を外れるよう言い渡されてしまう。処置は急ピッチで進められるものの、カリーの出血はひどく、その上陣痛まで始まってしまい…。そんな中、カリー自身は、大ケガを負った自分の姿を客観視するように幻想を見ていた。


ついにやって来ました! 今シーズンの目玉、ミュージック・エピソード。

 

(1)“Cosy in the Rocket”
前回、旅行に行く途中、車でトラックに衝突したカリーとアリゾナ。アリゾナは軽傷だったものの、カリーの方はフロントガラスから投げ出され、頭と胸に重傷を負ってしまいました! そんな中、カリー自身は、幽体離脱したかのように大ケガを負った自分を客観視。「グレイズ・アナトミー」のテーマ曲である“Cosy in the Rocket”を口ずさみます。さあ、いよいよミュージックのスタートです!

 

(2)“Chasing Cars”
すぐさま病院に搬送されたカリーは、待ち構えていた仲間たちにより治療を受けます。そして、幻想の中で歌い始めます。 曲は、シーズン2の最終話で使われた「グレイズ」を代表する1曲、“Chasing Cars”。処置にあたるオーウェン、ベイリーも歌に加わります。

 

(3)“Breathe (2AM)”
事故を起こしたアリゾナはもちろん、カリーの親友であり、彼女のお腹の子の父親でもあるマークは激しく動揺。リチャードから担当を外れるよう言われてしまいます。打ちひしがれて涙を見せるマーク…。この時のマークの涙、見ているのが辛くて。そんな中、レクシーはマークに寄り添って歌います。曲は、“Breathe (2AM)”。シーズン2の#17「死の予感 PartII」の挿入曲です。
ほどなくしてカリーのオペが行われ、デレクが硬膜下と硬膜外血腫を、オーウェンとベイリーが肝臓裂傷を処置します。ルーシーは胎児をモニター。ところが、出血がひどい上に陣痛が始まってしまったから大変! 今回の治療の責任者であるオーウェンは、このままではカリーの体が持たないと判断。オペは中断され、カリーはICUで体力の回復を待ってから再オペに挑むこととなります。

 

(4)“How We Operate”
とにかく万全の体制でカリーと赤ちゃんを救わなくては…ということで、リチャードはLAからアディソンを呼び寄せます。陣痛をコントロールできないルーシーでは役不足との判断ですね。アディソン、久々のシアトルですが、みんなと近況報告し合う暇もなく、アテンディングたちとカリーの治療方針をめぐって激論を交わします。カリーが心配だからこそみんな興奮して声を荒げますが、それを制したのがオーウェンの歌。曲は、シーズン2の#26「闘うか、逃げるか」に登場した“How We Operate”。

 

(5)“Wait”
体力が回復するまで無事持ちこたえられれば、外傷性心室中隔穿孔のオペを受けることになるカリーですが、場合によってはその処置の間に胎児が死亡する恐れが…。先に分娩させるかどうかの判断は、マークとアリゾナに委ねられます。マークは、胎児の命よりカリーを優先すべきだと主張。アリゾナは、そんなマークの意見に同意できず、2人は激しい口論に。ついにマークは、「俺は父親だが、君は何者でもない」とアリゾナに言い放ちます。この一言は強烈。打ちのめされるアリゾナ…。その間、カリーのそばに寄り添いながらベイリーが“Wait”を歌います。エイプリルとレクシーもコーラスに参加。これは、シーズン1の#2「越えられないライン」で使われた曲です。

 

(6)“Running On Sunshine”
一同は、カリーの再オペに向けていったん休憩。病院で、自宅で、カップルたち(イーライ&ベイリー、オーウェン&クリスティーナ、ヘンリー&テディ、アレックス&ルーシー、マーク&レクシー、デレク&メレディス)は思い思いの時を過ごします(本来、ヘンリー&テディは単なる書類上の関係だし、レクシーのお相手はジャクソンのはずですが…)。そして、クリスティーナ、ルーシー、マーク、デレクを除くみんなと幻想の中のカリーとアリゾナは、シーズン3の#2「衝動は嵐のように」で使われた“Running On Sunshine”を歌います。緊張感に満ちたエピソードの中、ほっと一息ついて素直に楽しめる一幕でしたね。
ちなみに、エイプリルの声を担当している植竹香菜さんは、今回のミュージック・エピソードの中でこの曲が一番のお気に入りだとか。
さて、そんな中クリスティーナは、以前バークと行った処置を応用すれば、心室中隔穿孔を修復しつつ、胎児も救える可能性があると思い付き、それを提案。けれども、テディに反対されてしまいます。

 

(7)“Universe & U”
その頃、アリゾナは病床のカリーの横で、「お願いだから生きて!」と涙ながらに彼女の回復を懇願。そんなアリゾナと、目覚めぬ自分を客観視し続けるカリーは、シーズン2の#26「闘うか、逃げるか」で使われた“Universe & U”をしっとりと歌い上げます。

 

(8)“Grace”
そうこうしている間に、カリーの容体が急変。ただちにオペが再開されることに。オペ室に運ばれていく間、シーズン2の最終話で使われた“Grace”をカリーが歌います。エイプリルとレクシーのコーラスと、ファンタジックな映像とがマッチして、とても美しいシーンに仕上がっていましたね。

 

(9)“How To Save A Life”
Bamen18_2そして、カリーの2度目のオペがスタート。一同は、肺水腫を起こしているカリーを必死で救おうとします。けれども、脳で再出血が起き、胎児までもが危険な状態に。クリスティーナは、今こそ自分の提案する処置法に切り替えるべきだと主張。もちろん、ここでもテディは反対しますが、オーウェンもリチャードもクリスティーナを支持。テディを交替させ、その後の処置をクリスティーナに引き継がせます。
ここからは、「グレイズ」の代表曲の1つである“How To Save A Life”(シーズン2の#21「迷信」の挿入曲)の大合唱。同時に、それぞれが自分の仕事を着実にこなしていきます。結果的に、クリスティーナの処置は成功するものの、カリーの容体は不安定に。アディソンは緊急帝王切開を開始します。でも、カリーの赤ちゃんはまだ23週目だったこともあり、取り上げた小さな女の子には息がなく…。見学室からオペを見守っていたマークとアリゾナも、この時ばかりはじっとしていられずオペ室へ! アリゾナは処置に加わって赤ちゃんを救います。一方で、いったんは心肺停止に陥ったカリーも無事蘇生。よかった~!! この一連のオペシーン、何度見ても涙腺が…。
こうしてカリーのオペは終了。けれども、脳に損傷があった場合、カリーは永遠に目覚めない可能性も…。まだまだ予断を許さない状況の中、アリゾナとマークは和解します。
その頃メレディスは、妊婦のカリーに嫉妬していたことをデレクに告白。自分には不妊という試練を与えられ、幸せの絶頂だったカリーは事故に…。メレディスは、そんな運命のいたずらを呪って涙します。このシーンでのメレディスの演技、リアリティにあふれていましたね。メレディスを演じるエレン・ポンピオは40歳での高齢出産でしたから、もしかして赤ちゃんが欲しくて涙した日々が彼女自身にもあったのかも…、と思わず想像してみたり。

 

(10)“The Story”
意識の戻らないカリーに付きそうアリゾナは、「赤ちゃんがあなたを捜している」と呼びかけます。この時もまだ幻想の中で自分を客観視しているカリーは、「グレイズ」の常連アーティストであるブランディ・カーライルの“The Story”を歌いながら、生まれたばかりの赤ちゃんの姿を笑顔で見守ります。
一方で、今回の一件でレクシーがまだマークを想っていると悟ったジャクソンは、「元彼に未練がある女をただぼーっと待つようなタイプじゃない」とレクシーにキッパリ。でも、レクシーはジャクソンとの関係を続けることを選択します。
また、オペで自分の意見を通したクリスティーナに腹を立てたテディは、「もう指導できない」と彼女に言い渡します。
そして、エピソードはいよいよクライマックス! カリーは引き続き“The Story”を力強く歌い上げながら、自らが横たわるベッドを揺らします。「目覚めなさい!」と言うかのように。そんな彼女自身の歌声の力なのか、カリーはついに覚醒。第一声はアリゾナへのプロポーズの答え、「結婚する」でした!! これでようやく一安心。怒濤の展開を見せたミュージック・エピソード、アリゾナの笑顔と笑い声が締めくくりました。


今回はこのように楽曲とともにエピソードを振り返ってみましたが、いかがでしたでしょうか? 製作総指揮のションダ・ライムズは、自身が大ファンと公言しているドラマ「バフィー ~恋する十字架~」のミュージック・エピソードみたいな仕上がりにしたいと言っていたようですが、それに匹敵する、いや、それを上回る出来だったんじゃないかと思います。現地アメリカでは賛否両論があったようですが、個人的には大満足でした!

 

そして、今回のミュージック・エピソードを、歌も含めて日本語に吹き替えるというスペシャル企画を実現させてくれた、カリー役の田村聖子さんをはじめとする日本語版キャスト、そして日本語版制作スタッフの奮闘に拍手を送りたいと思います!

 

なお、今回、日本語吹き替え版で本編をご覧になった方、19日(土)午前9:00から字幕版の放送がありますので、ぜひこちらもご覧ください! オリジナル・キャストの歌声も必聴ですよ。注目すべきは、日本語版キャストとオリジナル・キャストの歌声に似ている箇所が結構あるところ。もともと、オリジナル・キャストの声質を配慮して日本語版のキャスティングが行われていますから、当然と言えば当然なんですが、聞き比べてみると本当に面白いです。
ちなみに、日本語吹き替え版は23日(水)午前7:25からリピート放送がありますので、もう一度この感動を味わいたい方はこちらもぜひ!


【トリビア:ゲスト】
アディソン役のケイト・ウォルシュがゲストとして登場!

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Song Beneath the Song」は、Maria Taylorの曲“Song Beneath the Song”からの引用。


【注目のセリフ】
「俺はミケランジェロ」by マーク
 ……笑っていられたのはこの時まで。このあとカリーが…。
「ここはシアトル・グレース・マーシー・デスだ。ってことはルーシーも…」by アレックス
 ……エヴァ、イジー、ジョージ、確かにいろいろあった病院だけど“デス(death)”って…。


【カリーの一言】
人体のうち脳は最も謎めいている
学習し、変化し、順応する
視覚や聴覚、それらを伝達し、愛情を感知する
魂を司っているのかも
どれだけ研究を重ねても、頭蓋骨の内側で脳細胞がどう機能しているか、完全には突き止められない
そして脳は、損傷を受けた場合、そう、さらに謎めいたものとなる


【医療用語MEMO】
肺水腫

血液の液体成分が血管の外へ滲み出し、肺血管外の水分量が異常に多量に貯留した状態のこと。溜まった水分により、呼吸不全に陥る。
カリーの場合は、この肺水腫が急激に進行する電撃性肺水腫に陥った。

 

腹部コンパートメント症候群
腹腔内の大量出血などによって腹腔内圧が上昇し、呼吸・循環障害を生じる病態のこと。
カリーは肺水腫を起こすと同時に腹部コンパートメント症候群になり、緊急オペを受けた。

 

アプガースコア
出産直後の新生児の健康状態を表すスコア。0~2-点が重症仮死、3~6点が軽度仮死、7点以上が正常とされる。
カリーの赤ちゃんは、出産直後アプガースコアが「0」だったので、相当危ない状態だったということになる。


【曲情報】
♪"Cosy in the Rocket"

歌うのはカリー。原曲のアーティストはPsapp。
♪"Chasing Cars"
歌うのはカリー、オーウェン、ベイリー。原曲のアーティストはSnow Patrol。
♪"Breathe (2AM)"
歌うのはレクシー。原曲のアーティストはAnna Nalick。
♪"How We Operate"
歌うのはオーウェン。原曲のアーティストはGomez。
♪"Wait"
歌うのはベイリー、エイプリル、レクシー。原曲のアーティストはGet Set Go。
♪"Running On Sunshine"
歌うのはカリー、イーライ、オーウェン、ヘンリー、アレックス、ベイリー、テディ、アリゾナ、レクシー、メレディス。原曲のアーティストはJesus Jackson。
♪"Universe & U (Acoustic)"
歌うのはアリゾナ、カリー。原曲のアーティストはKT Tunstall。
♪"Grace"
歌うのはカリー、エイプリル、レクシー。原曲のアーティストはKate Havnevik。
♪"How To Save A Life"
歌うのはオーウェン、メレディス、テディ、ベイリー、マーク、アリゾナ、レクシー、エイプリル、アレックス、カリー。原曲のアーティストはThe Fray。
♪"The Story"
歌うのはカリー。原曲のアーティストはBrandi Carlile。

2011.11.16|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(20)トラックバック(0)

11月9日(水) #17「憧れのベビーシャワー」

Bamen17_8妊娠23週半を経過したカリーのために、院内でベビーシャワーのパーティーが開かれる。マークとアリゾナが相変わらずいがみ合う中、カリーはアリゾナが妊娠した自分をよく思わないのは当然だと言って、埋め合わせに彼女を一泊旅行に誘う。一方、院内のチーフ・レジデントの座を巡る競争は激化。リチャードの臨床試験の資金が確保できたこともあって、どのスタッフも助手にしてもらおうと躍起になってアピールし…。


Bamen17_2_2妊娠23週半を経過したカリーのために、院内でベビーシャワーのパーティーを企画したアリゾナとマーク。2人は準備の段階から何かにつけてやり合い、かなり険悪なムード。自分の方がカリーを理解しているとマークが自慢するもんだから、アリゾナはますます不機嫌に。そんな2人をよそに、無事にベビーシャワーを迎えられて幸せいっぱいのカリー。でも、自分ばかり浮かれていては…と、アリゾナの気持ちを思いやれるところが彼女の優しさ。埋め合わせにと、アリゾナを週末の一泊旅行に誘います。これにはアリゾナも大満足!

Bamen17_4それにしても、ベビー服のデコり、とても面白そうだったけれど、クリスティーナは心臓を描くし、嫉妬の表れなのか、メレディスが描いたのは怒りに満ちた(?)青の抽象画だし、アレックスの方は下手な手術着だし。この人たち、つくづくこういうのに向いてないなあ…。
ちなみに、“ベビーシャワー”というのはアメリカでは一般的な慣習。妊婦さんに出産の前祝いをするために友人たちが開くパーティーのことです。特徴的なのは、あらかじめ妊婦さんに欲しいプレゼントをリストアップしてもらい、ゲストたちはその中からお祝いの品物を買ってくるという点。とっても合理的なシステムですよね。このようにプレゼントを“シャワー”のように妊婦さんに浴びせることから、“ベビーシャワー”と言うらしいです。アリゾナとマークはお祝いのリストをなくしたって騒いでましたが、通常はベビーシャワーを開いた友人が、誰が何をお祝いにくれたか一覧に書き留めておくんだとか。妊婦さんはこれを見ながら後でお礼のカードを書くのが常なんだそうです。

 

一方、検査の結果、早期の認知症と診断されたアデル。リチャードは彼女を臨床試験の対象に入れてくれとデレクに頼みますが、すでに待機リストはいっぱいで…。
そんな中、デレクとメレディスは、臨床試験の被験者ソーニャのオペの準備を進めますが、最終的に彼女は臨床試験を降りてしまいます。なぜなら、「介護者が日常的にワシントン州で暮らしていること」という臨床試験の被験者の条件を満たすために、息子のタリクがロンドンにいる同性の恋人と別れたことをソーニャ自身が知ってしまったから。タリクにしてみれば、自分がゲイだとカミングアウトした時、夫を失っても自分の味方をしてくれた母親の世話をするのは当然のこと。でも、ソーニャはとても息子思いの女性。デレクが説得するも、ロンドンの恋人のところへタリクを帰らせるという決心を変えることはありませんでした。
その結果、臨床試験には一つ空席が。これにアデルが座る権利はあるのか、デレクたちはアデルをテストします。けれども、点数は臨床試験の基準を1点上回り、被験者には不適格との結果に。プロトコルに従わなければならない以上、いくらデレクでもアデルを被験者に加えることができない…。リチャードの気持ちが分かるだけに、デレクも辛い立場です。

 

チーフ・レジデントの座を巡る競走は激化の一途をたどっています。リチャードの臨床試験の資金が確保できたとあって、レジデントたちは自分を助手にしてもらおうと躍起に。そんな中、レクシーと寝るようになり、ところ構わず彼女とのセックスを楽しんでいるジャクソンは、ベイリーの下について1型糖尿病の患者クララを担当。彼女がリチャードの臨床試験の候補者としての条件を満たしていると知ると、FDAに緊急特例を申請してはどうかと提案。リチャードもそれに賛成します。
その後、クララの病状は悪化。FDAからまだ承認が下りていないものの、クララの命に関わると見たリチャードは、承認を待たずにオペを敢行し、見事成功させます。後出しのかたちにはなりますが、その後FDAからの許可も下りてホッ…。でも、一歩間違えれば、今回のリチャードの行為は、医師免許を剥奪されてもおかしくないもの。ベイリーが、デレクへのあてつけではないかと指摘していましたが、まさにその通り。プロトコルに反する前例をあえて自分で作って見せたというところでしょうか。
ちなみに、チーフ・レジデントの選考については、リチャードは全権をオーウェンに委ねることに。これじゃ、クリスティーナにはむしろ不利か!?

 

相変わらずイーライとの関係を続けているベイリーは、患者への対応を巡って彼と意見を戦わせていましたが、イーライが「病院の外では自分が主導権を握る」と宣言して一件落着。仕事を終えたベイリーはイーライの家へ…。

 

Bamen17_10ERには、ジョギング中に倒れたヘンリーが担ぎ込まれます。検査の結果、新たな腫瘍があることが判明。テディは自分がオペを執刀すると主張しますが、ヘンリーの言動には単なる書類上の夫婦以上のものがあると判断したリチャードは、医師が家族の治療を禁じられていることを理由に、クリスティーナに執刀を指示。テディは監督としてオペに入ることとなります。
オペ中、テディは緊張し、冷静さを失う場面すらあるものの、クリスティーナが見事に処置をしてオペは成功。目覚めたヘンリーはあらためてテディを口説きますが、テディの方は「2人の関係はただのいいお話に過ぎない」と言い捨てます。この2人の関係、一体どうなってるの!? テディもヘンリーに気があるように見えるのに…。

 

スタークと食事のデートを重ねるエイプリル。からかうアレックスに、「ただの友達」と言い張りますが、この日、スタークから自分の家で夕食を食べながら『地上より永遠に』を観ようと誘われていて。スタークの自宅でデート、ということは…!? さすがにビビり始めたエイプリル。自分たちは友達の関係だとスタークに念を押しますが、スタークは「友達でいたくない」とキッパリ。この2人の関係、進展はここまででしょうか!?

 

アレックスに興味を抱き始めているルーシー。メレディスから「彼はさまざまな苦労をしている。がさつに見えるのは演技」と聞かされ、ますますアレックスのことが気になるように。目下、チーフ・レジデント争奪戦を勝ち抜くためにはオペに一番乗りするしかないと、病院の駐車場にトレーラーを止めて一人暮らしを始めた彼を訪ね、何と自分からキス! アレックスを足蹴にしていたかと思えば、大胆なこの行動には驚かされました。

 

さて、カリーとアリゾナは一泊旅行に出発! アリゾナが車を運転している最中、レクシーとジャクソンの関係を知って動揺したマークが、カリーにメールをしてきます。思わず、折り返しマークに電話をかけようとするカリー。アリゾナは嫉妬をむき出しにします。アリゾナにもマークにも目いっぱい気配りしているつもりのカリーは、もう限界!とばかりに「あなたが喜ぶなら何でもする」と吐き捨てるように発言。すると、一瞬考えた後にアリゾナは、「結婚して」とカリーにプロポーズします。驚いてアリゾナを見るカリー。ところがこの直後、2人がふと前方に視線を戻した途端、彼女たちの車が何かに激しく衝突!!  これは大変なことに!!

 

そして、次回は話題のミュージック・エピソード。この事故がどう音楽に結びつくのか、見てのお楽しみです。
このブログでもお伝えしているように、日本語吹き替え版では日本語版キャストの役者さんたちが歌も吹き替えています。次回のミュージック・エピソードは、ぜひ日本語吹き替え版と字幕版の両方をご覧ください!


【トリビア:ゲスト】
ショーン役は「デクスター ~警察官は殺人鬼」のエリオット役や「ヴェロニカ・マーズ」のトム・グリフィス役などで知られるリック・ピータース。
ソーニャ役は、「新スター・トレック」のディアナ・トロイ役でおなじみのマリナ・サーティス。
タリク役は、「BONES」のバジリ役のペジ・ヴァーダト。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「This Is How We Do It」は、Montell Jordanの曲“This Is How We Do It”からの引用。


【注目のセリフ】
「あなたが“ベビー服デコり”なんて言葉使うとはね」by メレディス
 ……マークったら、意外と女性っぽいところが!?
「ブライズメイドが花嫁を絞め殺したいと思うのはお約束」by アリゾナ
 ……ご機嫌ななめのアリゾナ、ブラック発言炸裂!
「だからこいつはヤツのために今夜パンツを脱ぐ」by アレックス
 ……「スタークのためにパンツ脱いだりしない!」とエイプリルは反論!
「怯えた妻はやめて黙ってて!」by クリスティーナ
 ……ヘンリーを拒絶するわりには、オペ中、妙に動揺するテディって…。
「問題はそこだな。私は友達で終わりたくない」by スターク
 ……スタークの方は、エイプリルに本気!!!
「私から動くしかない」by ルーシー
 ……自分からアレックスにキス! 大胆!
「結婚して」by アリゾナ
 ……このプロポーズが思わぬ事態を招く結果に…。


【メレディスの一言】
医者はジレンマに悩む
安全第一でプロトコルに従うか
リスク承知でプロトコルを“作る”か
リスクは利益をもたらしうるが、思わぬ結果も招く
それでも、時にいちかばちか賭けに出なきゃならない
大きな賭けに
望んだ結果が得られたら、まさに最高の気分
でもどうでなきゃ…


【医学用語MEMO】
ラ音

聴診で確認できる副雑音のうち、肺や気道から発生するもののこと。
ジャクソンは、低血糖性昏睡に陥った患者のクララに、ラ音聴取を認めた。

 

腹壁瘢痕ヘルニア嵌頓
術後の傷部分の腹壁が弱くなり、皮膚の下に脱出して膨らんだ腸管などが急に締め付けられる病態のこと。
アレックスは小児科でエイプリルを手伝い、この状態の子どもの意識下鎮静での整復をやり遂げた。


【曲情報】
♪"Rumour Has It" Adele

オープニング、ところ構わずいちゃつくレクシーとジャクソンにエイプリルが腹を立て、ベイリーの駐車スペースにトレーラーを止めたアレックスが、ベイリーから注意され、デレクたちがアデルの検査をするシーンで。
♪"Out Of Style, Out Of Touch" Eulogies
カリーのベビーシャワーのシーンで。
♪"Little Marriage" Lia Ices
臨床試験の対象になるか検査を受けたアデルが、自分の認知症に怯えて泣くシーンで。
♪"Middle Distance Runner" Sea Wolf
テディが口説くヘンリーを拒み、メレディスが臨床試験の待機リスト患者に電話を入れるべきだとデレクに言うシーンで。
♪"Someone Like You" Adele
エンディング、ルーシーがアレックスのトレーラーに立ち寄り、彼にキスをし、いちゃつくレクシーとジャクソンをリビングから追い出したエイプリルが一人で『地上より永遠に』を鑑賞し、オーウェンがチーフ・レジデントの選考役となったことにクリスティーナがショックを受け、一泊旅行に出かけたカリーとアリゾナが車の中で言い争い、アリゾナがカリーにプロポーズをした直後に、2人の乗った自動車が何かに激しく衝突するシーンで。

2011.11. 9|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

11月2日(水) #16「無責任な愛」

Bamen16_a認知症患者のアリソンが、夫と息子のカイルと一緒に臨床試験のために来院する。家計のために必死で働く父親に代わって、まだ10歳だというのにけなげに母親の面倒を見ている孝行息子のカイル。そんなカイルの首にしこりを発見したメレディスは、念のために検査を行うことにするが…。一方、カリー、アリゾナ、マークの3人は、赤ちゃんについて羊水検査(羊水穿刺)をするかどうかで議論する。また、メレディスは朝から視力の低下で悩み、排卵誘発剤の副作用を疑うが、普段通りオペには参加しようとする。けれども臨床試験中、ついに目が見えなくなってしまい…。


不妊治療の一環で、排卵誘発剤を投与し続けているメレディス。その副作用のせいか、だんだん目がかすむように。ちょっとした不安を抱えながら、病院では臨床試験のために来院した認知症患者のアリソンを担当します。彼女に付き添っているのは夫のハワードと息子のカイル。ハワードはアリソンの医療保険と家計のために働きづめで、実質的に母親の面倒を見ているのはカイルです。まだ10歳だというのに、アリソンが興奮した際には、彼女の好きなジョニー・キャッシュの曲を歌い、必死で母親を落ち着かせようとするなど、本当にけなげです。
メレディスはそんなカイルの首にしこりを見つけます。両親もこれに気付いてはいたものの、とにかく忙しくて医者に診せている余裕がなく…。メレディスは、念のためカイルの検査をすることにしますが、その結果、至急取り除く必要のあるリンパ管腫と判明します。スタークは、発見が遅れたのは病気の母と多忙な父の責任だと指摘。カイルの担当となったアリゾナとエイプリルに児童保護局に連絡するよう指示します。けれども、今親子が引き離され、臨床試験で治験薬をもらえずアリソンの症状が進行すれば、母親がカイルを覚えていられるのもあと数年という可能性も。アリソンとハワードがカイルをネグレクトしているわけではないことは一目瞭然であることから、メレディスに促されてアリゾナとエイプリルはスタークに考え直してくれないかと訴えますが、相手はあの頑固なスターク。そう簡単に話を聞き入れてはくれません。
Bamen16_8そんな中、カイルのオペは無事成功。エイプリルは、あらためてスタークの説得にかかります。どうやらスターク、患者の立場で物事を見ようとするエイプリルの姿勢に心動かされた様子。意外にも通報はしなくていいと承諾してくれました! さらに驚いたのが、その後、彼がエイプリルを食事に誘い、エイプリルも戸惑いつつOKしちゃったこと! エイプリルとスターク、奇妙な組み合わせだけれど案外うまくいきそうな…!?

 

一方で、メレディスの視力低下は徐々に進行。メレディスから相談を受けたアレックスは、産婦人科医ルーシーに意見を求めに行き、それにかこつけて彼女をデートに誘うものの断られます。ルーシー、アレックスに興味あるくせに冷たい! どうやら彼女はツンデレタイプみたい。
そんな中、メレディスはデレクの助手としてアリソンのオペに入りますが、途中でついに目が見えなくなってしまいます。そして、ルーシーからは排卵誘発剤の使用をやめるよう命じられ、リチャードからは眼科医の許可が出るまでオペ室への出入りを禁じると言われてしまいます。さらにデレクからは、視力のことを黙ってオペに入ったことを怒られるし。もう、踏んだり蹴ったりのメレディス。赤ちゃんが欲しくて悩む彼女にとって、治療もオペも取り上げられるというこの状況はかなり酷なことではないかと…。

 

メレディスとは対照的に、妊娠が順調に経過しているカリー。アリゾナとマークを含め、羊水検査を受けるかどうかでもめます。マークはわずかながら流産のリスクをともなう羊水検査には反対。けれども、アリゾナは検査すべきだと主張。最終的にはカリーも検査を受けたいと意思表明し、マークは多数決で負けてしまいます。ところがマーク、「親3人で話し合った結果だから」とカリーが羊水検査を受けることをあっさりと認めるからビックリ。予想に反して大人な対応を取ったマークにカリーは感動します。でも、アリゾナは好きでもないマークと一生家族としての話し合いが続くことになると思うとうんざり。“3人の親”の関係、こじれていくのか軌道修正されていくのか!?

 

テディ、レクシー、ジャクソンは、肺移植が決まった膵嚢胞線維症患者リッキーを担当しますが、オペ前に問題発生。リッキーには同じ病気を持つジュリアという恋人がいたことが分かったのです。膵嚢胞線維症患者同士が一緒にいると、感染症をうつし合う危険が。せっかくもらった肺をダメにしてしまう可能性は高く、医師たちは2人に別れるよう言いますが、「ほかに分かり合える相手はいない。危険を冒しても人生を楽しむ権利はあるはず」と2人は譲りません。
結局テディは、「彼女と別れるか肺移植を諦めるかの二つに一つ」とリッキーに通告。話し合いの末、リッキーはジュリアより肺移植を選びますが、2人がそう簡単に別れるとは思えません。案の定、ジュリアはリッキーのオペ終了後もまだ病院の前にたたずんでいました。レクシーは、そんな彼女にリッキーのオペの成功を伝えるとともに、やはり彼とは別れるべきだと説得。「ほかの人と出会える」と彼女を励まします。でも、そんな自分の言葉に一番懐疑的だったのは、レクシー自身。本当は、今もマークのことを引きずっているわけで…。その後、レクシーは、自分がジュリアに言った言葉を正当化するようにジャクソンの口説きに乗り、ついに彼と友達の一線を越えてしまいました。レクシーとジャクソン、予想していた通りの展開!

 

妊娠中のカリーの姿を見て、自分が妊娠していないことにつくづく安堵しているクリスティーナ。「あたしをはらませないでくれてありがとう」とオーウェンに言いますが、オーウェンは子どもが欲しい様子。どうやらオーウェン、いつかクリスティーナも子どもが欲しくなるだろうと楽観視していたみたいです。けれども彼女はオーウェンの意見に、一切聞く耳を持たず。さすがのオーウェンも、話し合いの土俵に上がろうとすらしないクリスティーナにご立腹です。それにしても、子どもを持ちたいか持ちたくないか、その価値観の違いはなかなか埋められるものじゃない。この2人、この調子で大丈夫かしら!?

 

Bamen16_4一方で、先日転倒してケガをしたアデル。またしても転倒してERに運ばれます。アデルは靴のせいだと言いますが、転んだ場所はスーパーなのに薬局だと言い出すなど、前回の転倒時同様、話が支離滅裂。ベイリーは、上司の妻であることにひるんだりせず、彼女にアルコールと薬物の検査をしますが結果は陰性。それなら、考えられるのはやはり認知症…。ベイリーは自分の見解をリチャードに伝え、リチャードも思い切ってデレクに相談しました。アデルの件、今後深刻化しそうです…。


【トリビア:ゲスト】
ハワード役は、「スターゲイト:アトランティス」のエイブ・エリス役や「サード・ウォッチ」のモンティ・パーカー役、「ER 緊急救命室」のアル・ブレ役などでおなじみのマイケル・ビーチ。
アリソン役は、映画『スリーメン&ベビー』『スリーメン&リトルレディ』『チャーリー』などで知られるナンシー・トラヴィス。
ジュリア役は、「ゴシップガール」にレイチェル・カー役で複数話出演しているローラ・ブレッケンリッジ。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Not Responsible」は、Deep PurpleやTom Jones の曲のタイトルとして知られる“Not Responsible”からの引用。


【注目のセリフ】
「尊敬はもうされてる」by エイプリル
 ……この自信過剰っぷりがイイ。
「なおさらオペの方に気持ちが傾くんですけど…」by ベイリー
 ……外科部長の妻を診るより塞栓症のオペの方が魅力的なのは当然。
「だってどんなに虚勢を張ったってチワワ並みの自信しかないから」by ルーシー
 ……アレックス、ひどい言われよう。
「小児外科医だって薄情になりうる。私はその典型だろう」by スターク
 ……意外にも自分のことをよく分かってる!
「運命の人がもし一人だけだったら世の中不便すぎる」by ジャクソン
 ……確かに!
「急いで決めたし、あの時あたしPTSDのせいで震えるお人形だったし」by クリスティーナ
 ……今となっては、彼女が震えるお人形だったなんて信じられないくらい。
「それセールスポイント?」by エイプリル
 ……「人の意見など聞いたことがない」という点を売りにするスタークって…。


【メレディスの一言】
医者は責任感がある
ただし問題は、それを仕事中、患者のために使い果たすこと
私生活では後先を考えず、あり得ない選択をする
病院ではまともなのに、自分のこととなるとまるで無責任
そもそも、責任を果たす意味はあるのか?
ビタミン剤を飲み、税金を払い、列の順番を守っても、運命は愛する人を与え、そして容赦なく奪い去っていく
後に残るのは、ビタミン剤と空しさだけ


【鑑賞MEMO】
膵嚢胞線維症

遺伝性疾患の一種。外分泌腺の機能を司っているCFTRと呼ばれる遺伝子の異常により、全身(気道、腸、肝臓、膵臓、胆道などのあらゆる臓器)の外分泌腺の機能異常が起こり、それに基づく症状が起こる病気。たとえば、痰の粘性が強くなると気道を閉塞し肺炎を繰り返すようになる。
医療の発達にともない寿命は延びたが、それでもこの病気を持つ患者の寿命は30歳程度と言われている。


【曲情報】
♪"Julian Darling" Elizabeth & The Catapult

オープニング、デレクに新居の図面を見せられたメレディスが、目の不調を感じるシーンで。
♪"Come With Me" CEO
カリー、アリゾナ、マークがランチの席で羊水検査をめぐってもめ、メレディス、クリスティーナ、アレックスが、同じくランチの席でメレディスの新居について話をするシーンで。
♪"I Walk The Line" Cast
母親のアリソンを落ち着かせようと、カイルが歌ったアカペラ。ジョニー・キャッシュの曲。
♪"Riverside" Agnes Obel
ジュリアが去ったことをレクシーがリッキーに伝え、ベイリーがアデルのことをデレクに相談すべきだとリチャードに助言するシーンで。
♪"Forget It All Again" Rich McCulley
子どもを持つかどうかで、クリスティーナとオーウェンが言い合いをし、スタークがエイプリルをデートに誘い、マークについて感じていることをアリゾナがカリーに伝えるシーンで。
♪"Plans" The Submarines
エンディング、レクシーとジャクソンがシャワールームでキスをし、クリスティーナと話をしていたメレディスが、リチャードからオペ室への出入りを控えるよう言われ、屋上でマーク、オーウェンとともに屋上でゴルフの打ちっ放しをしていたデレクが、アデルを診てほしいとリチャードから頼まれるシーンで。

2011.11. 2|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

10月26日(水) #15「繰り返す時間の中で」

Bamen15_a救急医療の現場では、受傷(発症)からの1時間、いわゆる“ゴールデンアワー”が患者の生死を分ける鍵と言われている。今回は、ある日の午後6:00からの1時間にスポットを当て、メレディスが仕切るERでの出来事を描く。胸の痛みを訴えてERにやって来たオリヴァーは、息子とバスケ試合の観戦に行く予定があるため早く帰りたがる。レクシーは、頭痛患者のミッチをただの偏頭痛と診断。そんな中、バスケ試合前のパーティーでケンカをし、頭にナイフが刺さってしまった男が来院! 一方で、クリスティーナはカリーから子どもの後見人になってほしいと頼まれ…。


Bamen15_9ある日、混雑するERを仕切ることになったメレディス。午後6:00から1時間の間に、さまざまなことが起きます。1時間の中で何ができるのか、1時間の間に人の人生がどう変わるのか、それをメレディスの視点から描くという、なかなか面白いプロットです。
ドラマはほぼリアルタイムで、ちょっと「24 -TWENTY FOUR-」のように進行します。

 

この日、胸の痛みを訴えてERにやって来たオリヴァー。息子を連れてワシントン大のバスケの試合に行く予定があるため一刻も早く帰りたがりますが、メレディスはそんな彼を引き留め、一連の検査をして痛みの原因を突き止める必要があると説明。テディにコンサルを頼みます。でも実はテディにも予定が。ウィリアムという男性とデートの約束をしていて、すでに彼が病院に迎えに来ていたんです。さらには、テディがウィリアムに「少し待っていてほしい」と事情を説明していると、そこにテディの書類上の夫ヘンリーが! 彼は、テディの夫であることはあえて語らず、テディを待つウィリアムの話し相手になります。テディにとっては何とも複雑な状況…。
結局、オリヴァーはCT検査を受けることとなり、仕方なく息子に「試合に遅れる」と連絡を入れます。ところが、この電話がオリヴァーと息子の最後の会話になってしまいました…。オリヴァーは大動脈解離でCT検査中に心停止となり、テディとメレディスによる緊急オペを受けるものの、すでに手遅れの状態で…。このオペシーン、いつにも増して緊迫感があって見応えがありましたね。できればこの患者にはぜひ助かってもらいたかった…。
さて、そんなこんなでさんざん病院で待たされたウィリアム。長時間彼と話をしたヘンリーは、ウィリアムは退屈な男だとテディに忠告。ヘンリー、テディの幸せを邪魔するつもりはないと思うけれど、内心では自分を見てほしいという気持ちが強そうです。

 

Bamen15_5メレディスは脚の整復を待つ4歳の男の子ネイサンの両親から、痛がる息子が何時間も処置を待たされているとクレームを受けます。「処置には麻酔が必要だが、現在オペ室がすべてふさがっている」と説明するメレディス。オペ室が空き次第声をかけると両親に伝えます。

 

そんな中、意外な人物もERにやって来ます。それは、リチャードの妻アデル。彼女は脚立から足を滑らせて転んだと語りますが、その後の会話のつじつまがどうも合わない。メレディスは記憶障害を疑いますが、人づてにアデルがERにいると聞いて慌てて飛んできたリチャードは、「メレディスは認知症に取りつかれている」と反発し、彼女の懸念を一蹴します。でも、明らかにアデルの様子、変でしたよね。リチャードも本当は何か感じていたのでは?

 

バスケの試合前のパーティーでケンカしたあげく、ナイフが頭に突き刺さってしまったスチュワートという男性も、仲間のデーヴとともにERにやってきます。頭にナイフというホラーさながらの状況なのに、スチュワートは痛みも感じていない様子で、ビール瓶片手に平然と歩いたりしゃべったりしているから驚き。眉をひそめてナイフを動かして楽しむなど、スチュワート&デーヴ、本当におバカです。
メレディスはデレクに診てもらおうとしますが、あいにくオペ中。彼を待つ間、オーウェン&レクシー&ジャクソンが処置法を話し合っていると、何とその間にデーヴがナイフを抜き取っちゃいました! けれども、その後のスチュワートの様子には異変なし。脳に何の損傷もないと分かり、スチュワートは自主退院してバスケの試合へと向かいます。胸の痛みを訴えるオリヴァーより、頭にナイフのスチュワートの方が重症に見えたのに、結局試合に行けたのはスチュワートの方。人生、分からないものです。

 

休む暇なく動くメレディスは、合間にレクシーが退院させた偏頭痛患者ミッチのカルテを確認。退院時のミッチのサインに異変を感じ取ったメレディス、脳卒中の可能性があると見て、まだ駐車場にいた彼を病院に呼び戻します。おかげで、メレディスの予想通り脳卒中を起こしていたミッチは、適切な処置を受けることができて命拾い。メレディス、すばらしい洞察力&判断!
ちなみに、ミッチには恋人のジアが付き添っていましたが、彼女はミッチの病状よりも予定していたディナーや旅行のことを気にしてばかり。まさに「悪魔のような女」。最終的にミッチは彼女と別れることを決断しましたが、正しい選択だったと思います。

 

アレックスはこの日の夜はオフ。患者からバスケの試合のチケットを2枚もらった彼は、試合に行く前に病院に顔を出し、たまっているカルテのサイン書きに精を出します。途中、エイプリルにサイン偽造を頼んで断られるものの、バスケ好きのルーシーがカルテ書きに協力。何とか試合開始前に処理を終わらせました。
でも、アレックスは結局試合には行かず。脚の整復の件で、いつまでも手当を受けられずにいるネイサンのことを放っておけず、自らネイサンの処置を買って出たんです。ネイサンに好きな色を尋ねて、その色のギプスを用意してあげるあたり、アレックスって本当に優しいし子どもの扱いがうまい! その様子を見ていたルーシー、ますますアレックスに惚れちゃった!?
なお、アレックスからチケットを譲り受けたジャクソン。レクシーを誘ってました。この2人、急接近ですね。

 

Bamen15_7クリスティーナは、生まれてくる子どもの後見人になってほしいとカリーに頼まれますが、その話を聞いたメレディスは、「断るのが当然」とキッパリ。目下、不妊治療中のメレディス、クリスティーナが別の子どもの後見人になったら、自分には子どもができないと言われているような気がして、こんなことを言ったようです。不妊期間中にナーバスになるメレディスの心境、結構リアル。クリスティーナは、親友を苦しめてまで後見人になるのは気が引けたと見えて、カリーの申し出を断ることに。

 

そうそう! ベイリーがイーライに誘われて、ついに当直室を不適切な目的で使用!! しかもそれをデレクに見られてしまうという…。あのベイリーの悲鳴と、その後のデレクの反応、面白かったです。

 

というわけで、以上の出来事がすべて同時進行した1時間。ERを仕切りながら自分の不妊治療のことも忘れず、緊急オペ、患者の死亡宣告、遺族への連絡などを次々とこなしていくメレディス。彼女の心境が臨場感たっぷりに伝わってきました。
また、こうしてメレディスの視点で描きつつも、デレクやクリスティーナら、いつものメンバーもさりげなく全員登場。アレックス&ルーシー、レクシー&ジャクソン、ベイリー&イーライ、テディ&ヘンリー、リチャード&アデルらのドラマもバランス良く盛り込まれていて。ベイリー&イーライの件はもちろん、デレクとメレディス、エレベーターの中で何を始めるのかと思いきや排卵誘発剤の注射! と笑いのエッセンスもバッチリ。とにかくシナリオの完成度が高いな、という印象を受けました。テディやジャクソン、エイプリルら、魅力的なキャラクターが増えるのは嬉しいことですが、オリジナルのキャストの出番にもう少し時間を割いてほしいと思うことも多いので、今回は本当に大満足!
それにしてもメレディス、とてもいいキャラに成長したな、とあらためて感じますね。


【トリビア:ゲスト】
ネイサンの父親役は、「名探偵モンク」のランドール・ディッシャー警部補役でおなじみのジェイソン・グレイ=スタンフォード。
ウィリアム役は、「エド~ボーリング弁護士」のマイク・バートン役のジョシュ・ランドール。
ネイサン役は、「クリミナル・マインド FBI行動分析課」でホッチの息子ジャックを演じているケイド・オーウェンス君。


【注目のセリフ】
「潜在的利点を考えるべきだ。しびれるような快感とか、興奮を味わえる潜在的利点を」by イーライ
 ……ベイリーにまで当直室を不適切使用させないで~!
「バスケ好きならダメ男感がちょっと薄れた」by ルーシー
 ……バスケ好きと知る前からアレックスに興味があるように見えたけど。
「ナイフスタンドはどこ?」by クリスティーナ
 ……頭にナイフが突き刺さってるからって、スタンド呼ばわりはちょっと…。
「いや、何でもない。使用中だった。ドアの向こうで何を見たか聞かないでくれ」by デレク
 ……ベイリーの叫び声には笑えた!
「あっ、ちょと待って。ここ血が付いてる」by クリスティーナ
 ……メレディスの血をぬぐってあげるこのシーン、すごく良かった!


【メレディスの一言】
1時間、その間にすべてが変わる。永久に…
命拾いをする1時間
考えが変わる1時間
1時間が自分へのご褒美ということもある
ある人にとって1時間は何の意味もない
ある人にとって1時間がすべてを左右する
でも結局1時間に過ぎない
時間の一部
膨大な時が続く
60分、3600秒、それだけ
また1時間が始まる
次の1時間がどうなるかは分からない


【鑑賞MEMO】
ジェフ・バグウェル

MLBヒューストン・アストロズに所属した元プロ野球選手。
元プロのピッチャーだったというヘンリーは、彼と一度対戦したことがあるとのこと。


【曲情報】
♪"Love Like A Sunset Pt. 1" Phoenix

オープニング、メレディスのナレーションシーンと、オリヴァーの緊急オペのシーンで。
♪"Bourgeois Shangri-La" Miss Li
デレクがエレベーターの中でメレディスに排卵誘発剤を打ち、アレックスがエレベーターの中でルーシーに試されるシーンで。
♪"Lose Control" Back Ted N-Ted
エンディング、患者のミッチが恋人のジアに別れを告げ、ヘンリーがウィリアムの件でテディに助言し、ベイリーとイーライが不適切な休憩を終え、スチュワートを見送った後にジャクソンがレクシーをバスケの試合に誘い、ネイサンの処置をするアレックスをルーシーが見つめ、リチャードがアデルを連れ帰り、メレディスがERで対応を続けるシーンで。

2011.10.26|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

10月19日(水) #14「危険な賭け」

Bamen14_aアリゾナとマークは妊婦となったカリーに食生活を改めるよう要求し、毎日飲んでいたコーヒーも控えるよう迫る。その日、大手術の担当を予定していたカリーは、カフェイン不足によるイライラを募らせ…。一方、以前メレディスから提供された肝臓の移植を受けたザッチャーが腹痛を訴えて入院。レクシーは肝臓の拒絶反応が起きているのではと心配するが、そこに若い女性が現れてザッチャーとイチャイチャし始め…。


デレクの臨床試験の助手として張り切るメレディスに、リチャードが別の臨床試験の助手を頼みたいと持ちかけます。それは、亡きエリスによる糖尿病の膵島細胞移植がらみの治療法についての研究。リチャード、前回のツイッター騒動でエリスの研究のことを思い出し、それを引き継ぐことにしたようです。「娘である君に研究の相続権がある」というリチャードの言葉にメレディスは揺れます。

Bamen14_5そんな中、ザッチャーが腹痛を訴えて病院を訪れ、ベイリーが彼を入院させます。まさか、メレディスが提供した肝臓に対する拒否反応!? 知らせを受けたレクシーは急いでザッチャーのところへ。ところがそこに若い女性が現れて、いきなりザッチャーにキス! これにはレクシーも開いた口がふさがりません。実はこの女性、ザッチャーが断酒会で知り合って付き合うようになった恋人のダニエル。ザッチャー、娘と同じくらいの年齢の女性と付き合うなんて、隅に置けないですよね…。しかもダニエル、腕にタトゥーですよ、タトゥー! レクシーが怒る気持ちも分かります(とはいうものの、レクシー、かなり子どもっぽいですが…)。

Bamen14_4ただでさえ、マークから突然カリーの妊娠を告げられてショックを受けていたレクシーは、検査技師にまで当たり散らす始末。そんな彼女の姿を見かけたマークは、この日、美形を理由に自分の下につけたジャクソンに、レクシーがいらついている理由を探ってこいと命じます。オペの執刀というご褒美をちらつかされたジャクソン、すっかりマークの言いなり。しまいには、レクシーの話し相手になってやれと、彼女のお守り役まで仰せつかります。

Bamen14_7その後、ザッチャーは腎臓結石と判明。ベイリーによるオペを受けることに。レクシーは自然排出を待っていられないほど大きな結石を抱えることとなってしまったザッチャーのことを「自業自得!」とバッサリ。でも、メレディスから「大人になれ」とたしなめられます。メレディス、ザッチャーには散々傷つけられてきた経緯があるのに、なかなか寛容。さすがは姉ですね。
マークの指令を受けたジャクソンは、甘い物が好きなレクシーにチョコを差し出し、彼女の口を開かせることに成功します。でも、ジャクソンは「マークに子どもができることでも傷ついている」という彼女の本音をマークには報告せず…。
一方、ジャクソンにいたわられて気を取り直したレクシーの方は、たまには電話を入れるよう父に言ってくれとダニエルに告げます。事実上、彼女とザッチャーの交際を認めたかたちですね。
そして、仕事を終え、ロッカー室で一緒になったジャクソンとレクシー。ジャクソンはまたしても裸の上半身を見せつけ、その勢いで(?)レクシーをジョーの店に誘います。レクシーは明日行こうと返答。うわ、やっぱりこういう展開ですか!? レクシーの話を聞いてやっている時のジャクソン、マークに頼まれたからじゃなく、真剣にレクシーの力になろうとしているように見えましたもんね。それに、レクシーもジャクソンのことはまんざらでもない様子だし。個人的には、レクシーにはマークとのこと、もう少し踏ん張ってほしいと思っていたんですが…。

 

一方、妊婦となったカリーは、アリゾナとマークから食生活を改めろと、文句を言われっぱなし。特に、カフェインは母胎に悪いという理由から、大好きなコーヒーまで断てと言われたもんだから、イライラは募る一方です。
そんなカリー、オーウェンやエイプリルとともに、ネットにアップするおバカ動画を撮るために、自ら巨大ゴム銃の弾となって飛び、レンガの壁に激突して大ケガを負ったランディという若者を担当します。彼自身も相棒のマーカスも、こんな事態になってもまったくこりていないようで、マーカスは病院でもカメラを回し続け…。ほんとあきれる2人組です。
ランディのオペはかなり大がかりなものになるわけですが、カフェイン抜きでイライラが絶頂に達しているカリーは限界寸前。オーウェンはオペ中にもかかわらず、エイプリルにコーヒーを買いに行かせます。このオーウェンの判断にホッとするカリー。「どうしたいかは本人が決めること、周りにとやかく言われる筋合いじゃない」という結論に達したというわけですね。ランディのオペを無事に終えて家に戻ったカリーは、「これからはすべて多数決で決める」とアリゾナとマークに宣言。しかも、自分の票のほかに、お腹の赤ちゃんの1票、赤ちゃんを押し出す“ヴァギナ票”としても1票を持っているんだと、強引な理屈を持ち出してアリゾナとマークをねじ伏せちゃいました。さすが!
そうそう、今回、登場シーンの少なかったオーウェン、おバカな2人を改心させるのに一役買っていました。手榴弾の前に身を投げて6人の兵士を救うために大ケガを負った患者と、ネットで笑われるために大ケガを負った患者、この違いは歴然としてます。説得力のある比較をされたことで、ランディとマーカスもようやく自分たちの行動の浅はかさを思い知ったみたい。

 

Bamen14_9アレックスは、まだ予定日前ながら心臓に問題がある胎児をアリゾナと担当。胎児は、脳死で生まれた赤ちゃんから心臓をもらい移植手術を受けることになっていたのですが、そのドナーの赤ちゃんの出産を担当した産婦人科医のルーシーに対し無神経な言葉を吐き、彼女の怒りを買ってしまいます。ドナーの赤ちゃんの心臓のことを「キャベツ畑のカブ」と表現するなんて、確かにデリカシーないですよね。ルーシーはこのことをアリゾナにも報告。その結果、アレックスは担当を外されてしまいます。
結局、アレックスが担当するはずだった胎児は、無事帝王切開で産まれ、そのまま心臓移植手術を受けることに。もはや自分の担当ではなくなっても、経過が心配なアレックスは見学室からルーシーとともにオペを見守ります。ルーシーはアレックスの謝罪も受け入れず、相変わらず彼に冷たい態度を取りますが、後から「乱暴だけど思いやりがある男」とアレックスの人柄についてアリゾナから聞かされ、ちょっと見方を変えた様子。エンディング、2人でエレベーターに乗り合わせるシーンには、「この2人、絶対にこの先何かある!」と感じさせる瞬間が!

 

Bamen14_1そして、デレクによる認知症、リチャードによる糖尿病、どちらの臨床試験の助手になるか迷っていたメレディス。最終的にはデレクの助手を続けると決めます。「日記に記された外科医としてのエリスは自分の知っている母親とは別人。研究はリチャードが引き継げばいい。自分は母を苦しめた病気の治療法を研究したい」、それが彼女の出した答えでした。では、リチャードの臨床試験の助手は誰に? これについては、おいおい明らかになりそうです。


【トリビア:ゲスト】
ダニエル役は、「秘密情報部 トーチウッド」の最新第4シーズン(日本未放送)にエスター・ドラモンド役でレギュラー出演しているアレクサ・ハヴィンズ。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「P.Y.T. (Pretty Young Thing)」は、マイケル・ジャクソンのアルバム『スリラー』からの第6弾シングル“P.Y.T. (Pretty Young Thing)”からの引用。


【注目のセリフ】
「医学の歴史に自分の名前を残すチャンスを2つも与えられて、選べない~とかグチ言ってると横っ面殴るよ」by クリスティーナ
 ……おお、コワっ…。
「じゃ何? こっそりきて騒がれないうちにメレディスの肝臓を拒絶しようって魂胆?」by レクシー
 ……肝臓を拒否する魂胆って。レクシー、面白い!
「そうか緑の瞳よ。美形な男の悩みは置いておけ」by マーク
 ……マークからも、美形を武器にしろと言われるジャクソンって…。
「母親になるのをあれだけためらってた人がスゴイ。完全に罪悪感植え付けてる」by テディ
 ……アリゾナに鋭い指摘! 図星!
「家族じゃない。あなたは中年男の強壮剤」by レクシー
 ……ザッチャーの恋人に、強烈過ぎる一言!


【メレディスの一言】
医者は優先順位の付け方を苦労して学ぶ
命も手足も全力で救えと教わる
でも命を救うためにやむを得ない時は迷わず手足を切る
容易な判断じゃない
決め手になるのは常にこの問いかけ
「どんなリスクがあるか」
「どれだけ損してどれだけ得するか」
医者はギャンブラー
目指すは一文無しにならないこと


【鑑賞MEMO】
ヘルズ・エンジェルス

アメリカのオートバイ・クラブ。
クリスティーナいわく、ザッチャーの恋人のダニエルは「ヘルズ・エンジェルス風」とのこと。


【曲情報】
♪"Speed Of Sound" Communist Daughter

オープニング、臨床試験の助手として仕事をこなすメレディスに、新たな臨床試験の助手になってほしいとリチャードが誘うシーンで。
♪"Everything At Once" Lenka
カリーがコーヒーを飲むのを我慢し、ランチ中、クリスティーナたちがメレディスに与えられた2つの臨床試験の選択肢について話し、レクシーがザッチャーの件をメレディスに伝えるシーンで。
♪"Soundtrack To The End" Communist Daughter
アレックスは乱暴だか思いやりがあると、アリゾナがルーシーに話し、ジャクソンがマークのオペに入り、メレディスが臨床試験の被験者にテストを行うシーンで。
♪"I Want A House" Twin Sister
エンディング、リチャードの臨床試験には参加しないと決めたメレディスが、それをリチャードにもデレクにも伝え、ジャクソンがレクシーをジョーの店に誘い、カリーが「食生活に気をつけるが、1日1杯コーヒーを飲む」と宣言するシーンで。

2011.10.19|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

10月12日(水) #13「真実の痛み」

Bamen13_3認知症の臨床試験が始まる。薬の効果を調べるため、被験者の半数には治験薬、残りの半数には偽薬(プラセボ)を投与。2年間経過を見ることに。メレディスはデレクが自分ではなく、アレックスを助手にしたことに腹を立てていたが、認知症患者の扱いに困っていたアレックスに的確なアドバイスを与える。一方、クリスティーナとジャクソンはチーフ・レジデントの座に少しでも近付くため、テディの助手になろうと争い合い…。


デレクによる認知症の臨床試験がいよいよ始まりました! 治験薬の効果を調べるため、被験者の半数には治験薬、残りの半数には偽薬(プラセボ)を与えるというこの試験、被験者の誰に治療薬を、誰に偽薬を与えるかは直前まで分からないというから、被験者の運も試されます。

Bamen13_4そして、デレクがこの臨床試験の助手に選んだのはアレックス。助手を希望していたメレディスは怒る、怒る! アレックスは実力で選ばれたと得意顔ですが、この後、認知症患者とその家族への対応に頭を悩ませることになります。たとえば、献身的な自分の妻を認識できず、別人を妻だと思い込む被験者ダニエルの件では、妻のアリソンから「自分の夫には偽薬ではなく治療薬を与えてほしい」と懇願されて…。すっかり気が滅入るアレックスは、認知症の母エリスの面倒を見た経験を持つメレディスからアドバイスを受けます。そして、オペで偽薬を投与され、術後も症状に変化のない夫に絶望する妻アリソンに、今度はすばらしい励ましの言葉をかけます。アリソンはおかげで気を取り直して前向きに。デレクはそんなアレックスに感心しますが、実は全部メレディスの受け売りと知り、やはりメレディスを助手にすると決めます。そもそも、アレックスが痴呆症の臨床試験っていうのも、ちょっとピンとこないですしね。

 

Bamen13_11前回、妊娠という衝撃的な事実をアリゾナに明かしたカリー。もちろん、父親であるマークにも打ち明けます。マークは想像していたとおり妊娠報告に大喜び。でも、問題はレクシー。ようやくマークと復縁したというのに、ここにきてカリーがマークの子を妊娠していると知ったらどうなることか。結果は見えてますよね。
レクシーのことはひとまず置いておいて、アリゾナの方もやっぱり怒ってます。別れていた期間とはいえ、カリーが男であるマークとまた関係を持ったとなれば、面白くないのは当然のこと。でも、カリーのことを本気で愛しているアリゾナ。戸惑いながらも子育てに参加することを決めます。赤ちゃんには3人の親、というわけですね。

Bamen13_6そんな中、ホルモンの関係か情緒不安定になっているカリーは、問題のない出血にも不安を覚え、産婦人科医ルーシー・フィールズ(←新キャラ登場!)の診察台に座ったきり。マークとアリゾナはそんなカリーに振り回されるものの、ついに赤ちゃんの心拍を見たときには3人ともすばらしい感動を覚えて…。
で、問題はレクシーですよ、レクシー。マークはカリーの妊娠をついにレクシーに打ち明けますが、以前も子供をめぐる価値観の違いで別れた経緯があるだけに、同じことを繰り返すマークの無責任さにレクシーは怒り心頭。復縁して間もないというのに、また破局!?

 

クリスティーナとジャクソンはチーフ・レジデントの椅子に少しでも近付こうと、テディの助手についてバイパス術に参加しようと火花を散らします。結局、泥仕合の末に助手の座を手にしたのはクリスティーナ! ジャクソン、彼女の前でトラウマの話を持ち出したりするから、彼女の泣き真似にだまされて出し抜かれる結果に…。まあ、相手は手強いクリスティーナだから仕方ないか? オペに入るためなら手段を選ばない邪悪なクリスティーナが戻ってきたのは、ある意味喜ばしいことでもありますしね。

 

Bamen13_a一方で、今回は番組内にツイッターが登場。こういうコミュニケーション・サービスが番組のネタになるというか、医学の現場で使われるような時代になったんですね。
で、その先駆けがベイリー。彼女は後進育成のためツイッターでオペを実況解説します。それを知ったリチャードは、訴訟の種になると考えてツイッターの使用を禁止しますが、その後、ツイッターのおかげで自家膵島細胞移植が成功したことをきっかけに態度を軟化。ついには在りし日のエリスの妙技をツイッターで教授するようベイリーに指示するまでに! こういうリチャードの乗りやすいところ、好きです。

 

さて、今回のエピソード、オーウェン役のケヴィン・マクキッドの監督エピソードでした。「グレイズ・アナトミー」のWebサイトにアップされる“ウェビソード”(ウェブ配信のミニシリーズ)の監督は経験済みのケヴィンですが、本格的なエピソードの監督は今回がお初。本人の登場シーンが少なかったのは、監督業に集中していたせいだったんですね。


【トリビア:ゲスト】
産婦人科医のルーシー・フィールズ役は、映画『トランスフォーマー』『シャッター』などで知られるレイチェル・テイラー。
アリソン役は、「LOST」のローズ役のL・スコット・コードウェル。
ダニエル役は、「犯罪捜査官ネイビーファイル」の裁判長役のハリソン・ペイジ。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Don't Deceive Me (Please Don't Go)」は、Chuck Willisの曲“Don't Deceive Me (Please Don't Go)”からの引用。


【注目のセリフ】
「雑草なんかじゃない。力強いオークだ。俺たちは最高の親になる」by マーク
 ……力強いオーク、胎児のたとえとしては微妙。
「マークは一応人間だし遺伝子はいい」by アリゾナ
 ……“一応”って…。
「ネットでベイリーのスリットを見たいんだが」by リチャード
 ……ツイートをスリットだなんて。かわいい言い間違い。
「あなたって邪悪」by メレディス
 ……クリスティーナは邪悪でなんぼのもの。
「自分の妻って色眼鏡なしで見てください。この仕事に耐えられる根暗はあいつぐらいです」by アレックス
 ……確かに根暗さではメレディスが上かも。


【メレディスの一言】
医者は毎日人を欺く
患者を、家族を
誰よりも欺いているのは自分自身
だからこそ気付くのに時間がかかる
真実が目の前にあることに


【鑑賞MEMO】
トゥーペ手術
逆流性食道炎の治療として行われる手術。胃で食道を巻きつけて逆流防止弁を作成する。
レクシーたちはリチャードのオペ中、ベイリーによるトゥーペ手術の経過をツイッターでフォローしていた。

 

胃亜全摘手術
胃全体ではなく半分や1/3など部分的に摘出する手術のこと。

 

リコルディ・チャンバー
膵臓を化学的および機械的に分解し、膵島を分離するために使用される器具。分離された膵島をインスリン依存糖尿病患者の肝臓の門脈の中に移植、それが生着すると、血糖値に反応してインスリンが分泌されるようになり、インスリン注射が不要になったり、インスリンの減量が可能となって血糖のコントロールが容易になったりといった効果が期待できる。
ツイッターのおかげで、ベイリーは摘出した患者の膵臓を持ってリコルディ・チャンバーのある病院に出向いて膵島を分離、それを患者に移植するというオペの成功にこぎ着けた。


【曲情報】
♪"Get Some" Lykke Li

オープニング、デレクの臨床試験の第一号となる被験者のオペが行われるシーンで。
♪"Fresh Pair of Eyes" Brooke Waggoner
デレクの臨床試験の助手となり、認知症患者のケアに戸惑うアレックスに対し、メレディスが認知症の母エリスの世話をした経験を話してやるシーンで。
♪"Hero's Welcome" Archangel
リチャードがオペ中のツイッターへの返信をレクシーに口頭で伝え、クリスティーナがテディの助手として冠動脈バイパス術のオペで吻合をし、デレクとアレックスがダニエルのオペで彼に偽薬を投与するシーンで。
♪"Both Sides Are Even" The Boxer Rebellion
エンディング、カリーとアリゾナが和解し、カリーの妊娠をマークに告げられたレクシーが、怒って彼の部屋を出て行き、デレクが臨床試験の助手をメレディスに変えることを、メレディス本人に伝えるシーンで。

2011.10.12|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

10月5日(水) #12「私の評価」

Bamen12_aメディカルスクールの1年生が病院見学に訪れ、レジデントたちがマンツーマンで指導にあたることに。リチャードが次期チーフ・レジデントを選考中だと発表したため、みんなのやる気もグッと上がる。そんな中、トリチャー・コリンズ症候群で頬骨を再建したいと考えているアリゾナの担当患者に、マークが実験的なオペを提案。アリゾナは真っ向からそれを否定するが…。一方、テディと結婚したヘンリーはついに手術を受けることとなり…。


今回は、メディカルスクールの1年生が病院見学に訪れます。レジデントたちは、彼らのことを“ひよこちゃん”や“トイレも探せないバカども”と呼んで言いたい放題。そんな中、リチャードが次期チーフ・レジデントを選考中と発表!メレディスたちは一気にソワソワし始めます。

 

テディと形ばかりの結婚をしたヘンリーは、彼女の医療保険に再加入したためオペを受けられることに。でも、ヘンリーの腫瘍は予想以上に大きく、副腎だけでなく腎臓も取る必要があると判明。しかも、いざ開腹してみたら膵臓にも嚢胞が見つかって…。テディが保険のためにヘンリーと結婚したと知り、「倫理にもとる」と批判的だったリチャードは、緊急連絡先に指定されていたテディを呼び出して、治療の判断を迫ります。そこで、焦ったのはテディ。まさか、自分がヘンリーの生死に関わるような判断をしなくてはならなくなるとは予想していなかったみたい。ちょっと読みが甘いですね。結局、戸惑いながらリチャードの判断に委ねるかたちに。ヘンリーは膵臓の大部分も失い、今後一生糖尿病に苦しむ可能性を背負い込むことになって…。
そんなヘンリー、生死に関わる判断をさせたテディに謝罪し、彼女を緊急連絡先に指定した事情を説明します。両親は他界し、姉はプラハにいる上に破産しており、友人は自分の元を去り、保険のために職場を転々としているため親しい同僚もおらず、テディの名前を緊急連絡先とするしかなかったのだと。ざっと聞いただけでヘンリーの状況、かなり悲惨。しかも、今後は糖尿病になるかもしれないわけだし…。テディのことをただの偽装結婚の相手ではなく唯一の友達なのだと訴えるヘンリー。テディとヘンリーの関係は、徐々に変化していく可能性が高いかも。

 

一方、再雇用が認められたアリゾナは、マークと一緒にトリチャー・コリンズ症候群のサラを担当。頬骨を再建してスポーツを楽しみたいと願っているサラに、マークは実験的なオペを提案しますが、アリゾナは真っ向から反対します。するとマークは、「聞く耳を持たないのが欠点」とアリゾナを批判。カリーに復縁を拒まれていることで反省し、少し謙虚になっているアリゾナはマークの提案を受け入れます。頑固なアリゾナにしては柔軟な判断でしたね。そして、サラのオペは大成功!
さらに、マークから「最大の欠点は逃げることだ」と指摘されたアリゾナ。辛いときに逃げたことをカリーに謝罪。もう一度やり直すチャンスを与えてほしいと懇願します。でも! カリーの答えはあまりにも衝撃的でした。何とマークとの子どもを妊娠しているとのこと! オープニングでカリーが取り乱して泣いていたのは、妊娠しているって気付いたからだったんですね。
個人的には、いつかカリーはマークの子を産むんじゃないかと予想してました。ただし、アリゾナとの子どもを持つためにマークの精子提供を受けて人工授精…なんて流れを考えていたので、この展開はちょっと意外でした。この先、カリー、アリゾナ、マークの3人は、どう関わっていくんでしょうか。

 

Bamen12_3_3そんな、大問題を抱えたカリーは、暴走した馬に踏まれてしまったブレイディという患者をオーウェンと一緒に担当します。実は、このブレイディ、今日同性の恋人カイルと役所へパートナー申請に行くはずでした。「ワシントン州では同性婚が禁止されているため、パートナー申請するしかないが、書類を出すだけではあまりにもムードがない。単なる事務手続きではなく、特別な記念日にしてブレイディを喜ばせたかった」と語るカイル。スコットランド人のブレイディを驚かせるために、馬車とバグパイプの楽団を手配したまではよかったものの、馬がバグパイプの音に驚いて暴走しちゃったというから災難。良かれと思ってしたことがすべて裏目に出て落ち込むカイルですが、「もうお前を許すから謝るな」とブレイディ。異性間の結婚と同等の権利が認められなくても、懸命に幸せを掴もうとする2人の姿を目の当たりにしたカリー、いろいろ考えさせられたと思います。

 

さてさて、インターンの面倒を見ているレジデントたちはというと…。

 

メレディスはキーラという学生と組みますが、目下子作り中で1日中妊娠検査に気を取られていたため、指導の方はおろそかに。
エドワードの面倒を見ることになったジャクソンは、端っから学生を過小評価。インターンよりも自分が学ぶことを優先。

Bamen12_11ハドソンと組んだエイプリルは、彼にうまく仕事を振れず、管理能力が問われる結果に。
フレッドという男子学生の担当となったクリスティーナは、相手が不慣れな学生でも容赦せず冷たい態度。でも、オペの見学中に気絶したフレッドのことを、あとで不器用ながらも慰めるという優しさも見せました。これには、クリスティーナを冷血漢と思っていたフレッドも見方を改めますが、時すでに遅し。実は、指導係に対する評価を学生たちはすでにリチャードに提出していたんです。もちろん、先にフレッドが提出したクリスティーナの評価は惨憺たるもの。メレディス、ジャクソン、エイプリルも同じくです。
では、リチャードから合格点をもらえたのは? セクシーな医学生のローレルに、下心見え見えで親切にしたアレックスだけでした。しかもローレルをメレディスの家にお持ち帰り!? アレックスってなかなか悪運が強い。

 

Bamen12_2というわけで、カリーの妊娠が衝撃的だった今回。妊娠検査薬を使いまくって空振りに終わったメレディスとは対照的でした。カリーの想定外の妊娠、そしてメレディスの不妊というこの状況、現地では放送後にファンの間でずいぶんと物議をかもしたようです。みなさんはこの展開、どう感じましたか?

 

Bamen12_7そうそう、その裏で看護師のイーライと不適切な関係を築きつつあるベイリーのことも忘れちゃいけません。イーライったら、仕事中にいきなりベイリーにキスをするなんて大胆。ベイリーもそれを楽しんでいる様子だし。彼女、いつからこんなキャラに!?

 

さて、次回はオーウェン役のケヴィン・マクキッドの監督エピソードです。お楽しみに!


【トリビア:ゲスト】
カイル役は、「アンジェラ15歳の日々」のリッキー・バスケス役で知られるウィルソン・クルーズ。
フレッド役は、「バフィー~恋する十字架~」のウォーレン役でおなじみのアダム・ブッシュ。
キーラ役は、「フラッシュフォワード」のマーシー役のエイミー・ロソフ。
ローレル役は、「GREEK ~ときめき★キャンパスライフ」のアシュリー役のアンバー・スティーヴンス。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Start Me Up」は、Rolling Stonesの曲“Start Me Up”からの引用。


【注目のセリフ】
「あんたらは食卓の子どもと同じ。見えるところにいて黙ってて」by クリスティーナ
 ……メディカルスクールの1年生って、本当に言われ放題。
「これ、油性マジックだったかもしれない。悪いな」by マーク
 ……スキンヘッドだったばかりに実験台にされた学生、お気の毒さま。
「これが不適切だって言うなら、この病院にはびこってるのも不適切な関係ばかりでしょ」by テディ
 ……ベイリーまでもが不適切組に仲間入りとは。
「ちょっと何? オシッコで疲れてんの? そんなんじゃ持たないよ。ウンチまみれの赤ん坊がずっとオッパイにぶら下がるようになったら」by クリスティーナ
 ……露骨過ぎるー。


【メレディスの一言】
すべてを白紙にしてやり直したいと誰もが願う
でも簡単なことじゃない
神話の中で、繰り返し岩を運ぶ男(※)は言うだろう
「やり直しも楽じゃない」

※神話の中で繰り返し岩を運ぶ男とは、ギリシア神話でゼウスの怒りに触れ、死後、地獄に落とされて大石を山頂まで押し上げる罰を受けたシシュフォスのこと。大石は、あと一息のところで必ず転げ落ち、シシュフォスは何度も大石を運び続ける運命に…。


【病名MEMO】
トリチャー・コリンズ症候群

顔の骨の形成が阻害される稀有な遺伝子疾患。


【曲情報】
♪"Cry Baby" Cee Lo Green

オープニング、妊娠検査薬が陰性と出たのにメレディスががっかりし、カリーがバスルームで取り乱したあと、又貸ししているアパートに越してこようとするアリゾナに出て行くよう言い放つシーンで。
♪"Under Rays" Eux Autres
メレディス、クリスティーナ、レクシー、エイプリル、ジャクソンがランチを取るかたわら、アレックスが下心見え見えで学生のローレルを指導するシーンで。
♪"Harder Than Easy" Jack Savoretti
テディを緊急連絡先に指定した理由をヘンリーが説明するシーンで。
♪"England" The National
エンディング、「逃げるのが欠点」だと認めた上で謝罪するアリゾナに対し、カリーがマークの子を妊娠していると告げるシーンで。

2011.10. 5|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

9月28日(水) #11「甦る悪夢」

Bamen11_a病院での乱射事件から数カ月が経ったある日、シアトルの大学で乱射事件が発生し、銃弾を浴びた学生や教員が次々に搬送されてくる。よみがえる感情をこらえ、懸命に治療にあたる医師たち。デレクとメレディスは、学生と逃げる途中で窓から転落した教授を担当。メレディスは待合室にいる教授の妻に、治療の状況を逐一報告しに行くが…。一方、ひとりシアトルを市内観光する途中で乱射事件を知ったクリスティーナは…。


Bamen11_9前回、いきなり患者ヘンリーと結婚すると言い出したテディ。本当に結婚しちゃった! 結婚の立ち会いを求められたオーウェンもビックリです。でも、これって一種の偽装結婚ですよね? 医療保険詐欺防止調査協会によると、保険金詐欺には当たらないらしいんですが、倫理的には問題がないとは言えないし…。

そんな中、シアトルのパシフィック大学で乱射事件が発生し、撃たれた学生や教員がシアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院にも搬送されることに。まだ病院での乱射事件から数カ月しか経っておらず、医師たちもそれぞれがトラウマを抱えたままだというのに、何とも皮肉な…。レクシーは半ばパニック状態、エイプリルも泣きべそ状態。

 

病院には続々と救急車が到着。デレクとメレディスは、学生と一緒に窓から逃げる途中で転落し、頭を強打したスタージョン教授を担当します。知らせを受けて病院に駆けつけた彼の妻は、待合室で涙に暮れていて…。メレディスは彼女に逐一状況を報告しに行きますが、デレクはそんなメレディスの態度が面白くない。オペより患者の妻を優先するのは本末転倒と言いたかったのでしょう。でも、メレディスの気持ちもよく分かります。彼女も病院での乱射事件の際、“待合室の妻”という立場を経験し、その辛さを味わったのだから。デレクやクリスティーナと同様に、自分もトラウマを抱えているのだと訴えるメレディス。デレクも、メレディスの気持ちがようやく分かったみたい。

 

Bamen11_7アレックスはスタークの下につき、脚と腹部を撃たれた15歳の少女ケリー・ケックを担当。スタークは「命を救うには脚を切断するしかない」と主張しますが、カリーなら脚を救えるはずだと直感したアレックスがそこで待ったをかけます。そして、カリーに拒まれた上に、再雇用も認めてもらえず、すっかり居場所を失って見学室にたたずんでいるアリゾナに、「何とかしてくれ!」とアピール。アレックス同様、スタークの判断もその言い草も気に入らないアリゾナは、非常事態を理由にリチャードから診療の許可を取り付けると、カリーをつかまえてケリーのオペ室へ。アレックスの体を張った妨害により何とか脚の切断を免れていたケリーは、カリー、アリゾナによるオペのおかげで、脚を失わずに済みました。アレックス、お手柄!
その後、オペの結果に気をよくしたアリゾナは、これぞ関係修復のチャンス! と言わんばかりにカリーに謝罪し、愛してると伝えますが、こちらはオペのようにはうまくいかず。今のカリーは、アリゾナを受け入れられる状態にはない模様。アリゾナ、とりあえず再雇用を認めてもらえただけでも良しとしなくちゃ…ですかね。

 

オーウェンの指示のもと、エイプリルは急遽外傷治療の場と化した外来回復室をてきぱきと切り盛り(やっぱりエイプリルって外傷外科向き?)。ケリーの治療をアリゾナとカリーに託したアレックスは外来回復室に合流し、ベイリーから任された青年チャック・ファウラーを治療します。チャックは一時心肺停止に陥るものの、チャールズの記憶を重ねて励ますベイリーの言葉が効いたのか、心拍が戻ってホッ。いっぱいいっぱいの様子だったレクシーも、マークの冷静な指示のおかげで徐々に落ち着きを取り戻し、頭蓋内出血の患者にバーホールを開けるという処置を見事にこなします。外来回復室、見事な連携プレーの連続!

 

リチャードは、乱射事件の時に出会ったマーティ巡査部長の部下のマイケル・ファジオリ巡査の治療にあたります。彼は唯一、犯人の顔を見た人物。リチャードたちは薬で巡査を目覚めさせ、痛みに苦しむ彼から犯人の特徴を聞き出すと、オペ室が確保できない中、外傷室でオペを敢行。無事、巡査の命を救います。

 

その頃、テディは胸に銃弾を受けて心臓に穴が開き、現場で緊急開胸術を施されたという青年ジャレッド・スウォークのオペを行っていました。それも、クリスティーナと一緒に! 実は、シアトル観光に行くつもりだったクリスティーナは、何台もの救急車が通りを行き交う様子を目の当たりにし、誘われるようにパシフィック大学へ。そこで、すぐに胸を開く必要があるジャレッドの姿を見かけると、自ら開胸術を施して一緒に救急車に同乗して病院へとやってきたのです。そして、心配するオーウェンをよそに、クリスティーナはそのままオペ室へ。ついに、ついに、外科医クリスティーナの復活です!
ところが、しばらくしてオペ室にやって来たリチャードの話から衝撃的な事実が判明します。何とこのジャレッドこそ乱射事件の犯人!! 一緒にオペに入っていたジャクソンは、罪のない多くの人を撃った犯人を救おうとしているという事実に拒絶反応をあらわにすると、オペを放棄して出て行ってしまいます。でも、クリスティーナは医師としての誓いに背くことなく、そのままオペ室に残ります。しかも、この判断は難しいことじゃなかったと後にテディに語っています。さすがクリスティーナ!
それにしても、この一連の流れ、「プライベート・プラクティス」で、マヤにケガを負わせた相手と知らずに治療していたサムを思い出させる展開。考えさせられる話ですよね。

 

一方、オペ室を出たジャクソンは犯人への憎しみを募らせていましたが、弟アーロンが自分の妹を殺しかけたと話すアレックスの「犯人は心を病んでいる」という言葉にハッとします。そして、犯人の母親が息子の無事を祈って涙する姿を見かけると、自ら進んで治療の状況を彼女に説明。ジャクソン、一皮むけた瞬間かな?

Bamen11_2_2

そして、それぞれの担当患者の治療を終えた医師たちは、まだ治療が続いている唯一の患者、犯人ジャレッドのオペを見ようと見学室に集まってきます。大勢が見守る中、テディとクリスティーナによるオペは成功。ジャレッドも命を取り留めます。
これで、シアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院に運び込まれた26人の患者たちは全員無事。たった一人の死者も出さなかったというのは本当にすごいこと。見学室に詰めていた面々のすすり泣きは、やがて笑いへ…(涙)。

 

というわけで、かなり感動させられる場面が多かった今回。最初は「どうしてよりにもよってまたシアトルで乱射事件が!?」と思ったけれど、結果的にこの事件がそれぞれのトラウマ克服に一役買った形になった点が良かったです。クリスティーナの復活がとにかく嬉しかったし(釣りの効果絶大!)、メレディスとの自然な和解シーンにもジーン…。病院前で繰り広げられるパシフィック大学の校歌の大合唱もとても印象的でした。
今回のエピソードを監督したのは、米国で始まったシーズン8でジャクソンの母親役を演じることになっているデビー・アレンなんですが、かなりいい仕事をしてくれたと思います。ちなみに、第16話も彼女の監督エピソードです。お楽しみに。


【トリビア:ゲスト】
「女捜査官グレイス ~天使の保護観察中」のジョン・ハナダルコ役のトム・アーウィンが、シーズン6の#23「サンクチュアリ」、#24「汚された聖域」に引き続きマーティ役で再登場。
犯人の母親役は、「L.A.ロー 七人の弁護士」のロクサーヌ“ロクシー”・メルマン役のスーザン・ラッタン。

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Disarm」は、Smashing Pumpkinsの曲“Disarm”からの引用。


【注目のセリフ】
「まず我々の務めを果たすことに全力を注ごうじゃないか。感傷に浸るのは後でいい」by リチャード
 ……まさに、この言葉通りの結果に!
「そいつをブロックしてカレフ! 脚に近づけないで!」by アリゾナ
 ……アレックス、アイオワ州選抜のレスラーだったの!?
「医者の務めを果たせ! 人が死にかけてる。ごちゃごちゃ言わずに命を救え!」by リチャード
 ……さすがのスタークも言い返す言葉なし。
「なぜクリスティーナは好きなようにしていいけど私はダメなの? 手術台の下に隠れたりバーテンやらないから?」by メレディス
 ……抗議の中にもユーモアあり。
「このボケナス! あんた、この青年をこっちの世界へ返しなさい。今すぐ!」by ベイリー
 ……ベイリーにかかると神もボケナス呼ばわり。


【メレディスの一言】
オペは非常手段
身体を刃物で切り、組織を取り出し、残りを元通りにする
人生を切り刻むメス、もしそんなものがあったら、ちょっと痛みを感じただけで、きっと切って、切って、切りまくる
いったんメスで切り取ったものは、元には戻せない
だから人生にメスはなくていい


【鑑賞MEMO】
映画『M★A★S★H マッシュ』

朝鮮戦争を舞台に、型破りな3人の軍医の暴走っぷりを描くブラック・コメディ。
「映画の『M★A★S★H マッシュ』、あれと同じだ」なんて言い方でエイプリルに外来回復室を任せるオーウェン。分かりやすい例えではあるけれど…。


【曲情報】
♪"Humanity (Love The Way It Should Be)" John Legend

オープニング、クリスティーナとの釣りの件でメレディスがデレクに不満をぶつけるシーンで。
♪"State Of Our Affairs" Mt. Desolation
エンディング、テディとヘンリーが形だけの結婚に祝杯をあげることにし、メレディスとクリスティーナが自然と和解するシーンで。

2011.9.28|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

9月21日(水) #10「あふれ出す感情」

Bamen10_aクリスティーナを一人にするのが心配なオーウェンは、日中釣りに行くというデレクに彼女を託す。クリスティーナを仕事に復帰させるべきだと考えているメレディスは、彼の過保護ぶりに反発し、病院で言い争いに…。一方、フォン・ヒッペル・リンドウ病を患うヘンリーは、保険金で医療費が払いきれなくなり、退院を余儀なくされる。それを知ったテディは、彼が優先医療給付金を受け取れる方法はないか考えを巡らし…。


Bamen10_2シーズン6の#18「重なる記憶」のイラクエピソード以来となる、本格的な野外ロケが組まれた今回のエピソード。クリスティーナとデレクの2人が、何と湖に釣りに出かけます。というのも、クリスティーナを一人にするのが心配なオーウェンが、日中釣りに行くというデレクに彼女を託したという流れ。クリスティーナが大自然嫌いなのを知っているメレディスは、クリスティーナが釣りに行くはずないと断言しますが、意外にもクリスティーナは釣りの支度をしてメレディスの家にやって来ます。1日も早く仕事に復帰させることがクリスティーナには必要だと考えているメレディスにしてみれば、デレクの釣りにクリスティーナを同行させるなんてことを思いついたオーウェンは過保護にしか見えないんでしょうね。クリスティーナとめっきり口をきくこともなくなったメレディスの歯がゆい気持ちも分かります。

Bamen10_5そして、そんなメレディス、病院ではオーウェンの下について、山で滑落してERに運び込まれた新婚夫婦を担当することに。妻のトリーナは軽傷で済んだものの、彼女の下敷きとなった夫は腹腔内出血がひどく重傷。メレディスはオーウェンと一緒に緊急オペを行いますが、結局、オーウェンの指示に従わなかったためオペ室を追い出されるハメに…。怒り心頭のメレディスは、オペを終えたオーウェンを捕まえて猛抗議。話はクリスティーナの扱いに及び、「クリスティーナが自分を保てなくなったのは、結婚してあなたに支えてもらえる環境ができてしまったから」とオーウェンを非難。けれどもオーウェンは「無謀で恐れ知らずのメレディスには、クリスティーナのオペを恐れる気持ちは分からない」と反論します。さすがのメレディスもこれには返す言葉がない…。確かに、銃を持った男に撃てと言えたり、患者の体内の砲弾をつかんだり、水難事故に遭ってももがくことをしなかったり…という人間はなかなかいないですから。

 

「瘻孔」というライフワークに取り組んでいるベイリーは、瘻孔をなくすのに効果的な方法を見つけた者に、胆嚢を口から摘出するオペを担当させると宣言。レクシー、エイプリル、ジャクソンは、「我こそ!」と競い合ってリサーチを開始します。でも、その方法を示せたのは、レクシーでもエイプリルでもジャクソンでもなく、ちょっと癖のある、でもイケメンのベテラン看護師イーライでした。彼は長年の経験から、術後3日目にドレーンを外せば瘻孔が生じる可能性が低いことを学んでいたんですね。ベイリーはこれにすっかり機嫌を良くし、何とイーライからの突然のデートの誘いにOKしちゃった! イーライ、確かに“瘻孔を語れる相手”だけれど、ベイリーのタイプには見えないし、ベンの方がずっと良かったと思うんだけどなあ…。

 

Bamen10_6医療保険金の給付が上限を超えて医療費が払えなくなり、退院を余儀なくされることとなったフォン・ヒッペル・リンドウ病という難病を患うヘンリーと出会ったテディ。彼の口から、「優先医療給付を受け取りたいがためにプロポーズしたが振られた」という話を聞くと、何とかして彼の力になれないかとリチャードに直談判。最終的には、自分が結婚してあげると言い出すからビックリ! いくらクリスマスシーズンだからって、いくらクリスティーナを追い込んだ責任を感じているからって、いくら何かいいことをして埋め合わせをしたいと思ったからって、初対面の患者と結婚を決めるなんて。完全に善意の範疇を超えてます! それにしてもテディ、相手がヘンリーのようなイイ男じゃなくても、やっぱり同じように結婚を申し出たかしら?

 

さてさて、釣りをするクリスティーナとデレクは? 釣りは静かにやるものだというのに、クリスティーナは落ち着かずにしゃべりっぱなし。でも、デレクに諭されて口を閉じた彼女は、静寂を味わううちについに大魚を釣り上げました! そして、記念撮影のため大魚を抱えたクリスティーナは、突然開眼でもしたかのように泣き出して…。その時の表情、とても良かった! 見守るデレクのまなざしも。
ちなみに、中国には「1時間幸せになりたいなら酒を飲みなさい。3日間幸せになりたいなら結婚しなさい。1週間幸せになりたいなら牛を飼いなさい。一生幸せになりたいなら釣りをしなさい」という古いことわざがあるんだとか。うつ病や総合失調症の集団レクリエーション療法として釣りを取り入れている病院もあるとのことだから、デレクは釣りの効果をある程度予測していたのかもしれませんね。

 

Bamen10_8レクシーを丸め込んで、強引にジョーの店に誘ったマーク。「いきなりキスされたのが夫との交際のきっかけ」という患者のトリーナのなれ初めにヒントを得たのか、「私たち、求めるものが違ってる」というレクシーの言葉を遮るように彼女に熱いキス! 復縁を拒んでいたレクシーも、久々のマークとのキスにすっかり酔いしれてしまい…。この2人、ついに復縁するんでしょうか!?

 

マークとのセックスで余計にアリゾナが恋しくなってしまったカリー。マークと寝る代わりに、集中できるほかの“何か”を探そうとします。そして見つけた“何か”が、スタークに冷たくあしらわれているアレックス。人工股関節置換術でその腕を見込んだカリーは、彼を自分のお抱えレジデントとして育てることに情熱を見いだすことに。でも、アレックスは再びスタークにつくことになり…。カリーの野望はあっという間に夢と消えました。
そして、そんなカリーに衝撃の展開が! アフリカに行ったはずのアリゾナが、カリー恋しさに戻ってきたんです! けれどもカリーは、彼女を受け入れるどころか、アパートのドアをバタンと閉めてしまった…。あんなにアリゾナを恋しがっていたはずなのに…。
なお、今回のアリゾナのアフリカ行きには、演じているジェシカ・キャプショーの出産という裏事情があったわけですが、思ったより復帰が早くてビックリです。

 

さて次回は、米国で9/22からスタートするシーズン8にジャクソンの母親役として登場することが決まっている、監督や振付師としても活躍するデビー・アレンがメガホンをとったエピソードです。どうぞお楽しみに!


【トリビア:ゲスト】
ヘンリー役は、「ザ・ユニット 米軍極秘部隊」や「フェリシティの青春」などでお馴染みのスコット・フォーリー。
イーライ役は、「レスキュー・ミー NYの英雄たち」で消防士フランコ・リヴェラを演じたダニエル・サンジャタ。
トリーナ役は、映画『DRAGONBALL EVOLUTION』のチチ役などで知られるジェイミー・チャン。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Adrift and at Peace」は、Nine Inch Nailsの曲“Adrift and at Peace”からの引用。


【注目のセリフ】
「明日は彼女に何をさせる? ベイリーとボウリング?」by メレディス
 ……オーウェンの言うように、この案、意外と面白そう。
「この医学賞は受け取っておかないと」by アレックス
 ……カリーに対する絶妙なフォロー!
「もう一人“私”を育てないと。あんたは男の“私”になれる」by カリー
 ……せっかくアレックスに生き甲斐を見いだしたのに…。
「あたし、ミランダ・ベイリー。瘻孔を治す医師です。ええ言いましたとも。ジョナス・ソークが治したのはポリオ。そしてミランダ・ベイリーが治すのは瘻孔」by ベイリー
 ……このセリフのあと、会議室を出て行くベイリーの身のこなしが笑えた!
「いいから撮って。今を忘れないように」by デレク
 ……ポラロイド写真のクリスティーナの表情、最高。


【メレディスの一言】
オペの目的は完全な回復
負った傷を癒やすこと
回復が早ければ早く安心できる
回復の遅い人は、何カ月も何年も時間をかけて、ようやく痛みを感じなくなる
オペのあとはただひたすら、耐えるしかない
何週間か何年かを耐え抜いて、いつか傷は癒えると思えたら、人生を取り戻せる
でもその保証はない


【病名MEMO】
フォン・ヒッペル・リンドウ病

血管が豊富な臓器において血管の異常な増殖が起こり、網膜の血管腫や中枢神経の血管芽腫、褐色細胞腫、腎臓癌などを生じる疾患。常染色体優性遺伝性疾患。

 

【医学用語MEMO】
低侵襲人工股関節置換(MIS-THA)

すり減った軟骨と傷んだ骨を切除して金属やプラスチックの人工の関節に置き換えるオペを、患者の負担を減らすために手術創を小さくして行う方法。
カリーはこのオペに自信あり!

 

【その他MEMO】
ジョナス・ソーク

ポリオ・ワクチンを開発したアメリカの医学者。


【曲情報】
♪"It's Christmas Time" Jules Larson

オープニング、メレディスの予想に反して、釣りに行く準備をしてクリスティーナがデレクのところにやって来て、マークとカリーがシャワーを浴びながら言い合いするシーンで。
♪"Merry Xmas" Basement Apartment
リチャードとのオペ中、ベイリーが胆嚢摘出のオペの権利をかけたコンテストをレクシー、
エイプリル、ジャクソンに提案し、エレベーターの中でメレディスからクリスティーナが釣りに行っていると聞かされたテディが、患者のヘンリーと出会うシーンで。
♪"Nun Gimmel Heh Shin" The Lee Vees
ヘンリーが優先医療給付金目当てでプロポーズしたものの振られたとテディに報告するシーンで。
♪"O Come All Ye Faithful" Ashton Allen
テディがヘンリーの件でリチャードに直談判するシーンで。
♪"The First Snowflake" Boy Least Likely To
クリスティーナが釣り上げた大魚を手に、泣きながら記念写真を撮ってもらうシーンで。
♪"Silent Night" Low
エンディング、マークがレクシーにキスをし、クリスティーナが釣りから自宅に戻り、メレディスがクリスティーナの様子をデレクに尋ね、カリーのところにアリゾナが戻ってくるシーンで。

2011.9.21|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

9月14日(水) #9「長い夜」

Bamen9_2デレクの助成金申請が通ったお祝いに、アテンディングたちはジョーの店へ向かい、バーテンダーとなったクリスティーナに遭遇する。一方、レジデントたちは夜勤へ。ERには、踏切を突破して列車と衝突した10代の兄弟が運ばれてくる。ジャクソンとレクシーは、ジョーの店にいたハントを呼び出してオペを始めるが…。また、メレディスは漏斗胸の術後に腹痛を訴えるようになった少年を担当する。


いやあ、驚きました! 何とクリスティーナがジョーの店でバーテンダーに!! 「仕事をしろ」とオーウェンにアドバイスされたそうですが、まさかバーテンの仕事を選ぶとは(しかもあの服装!)。ジョーの店にやって来たアテンディングたちが、カウンターの中にいる彼女を見つけて唖然とするのは当然です。しかもクリスティーナ、途中からは独身さよならパーティーを楽しむ客たちと一緒になって酔っ払い、ラップダンスを披露するに至る暴走っぷり。彼女のバーテン姿、もう見たくない…。

 

Bamen9_3ちなみに、この日アテンディングたちがジョーの店に集まったのは、認知症の臨床試験の助成金をもらえることになったデレクをお祝いするため。ところが、みんなデレクのお祝いそっちのけで、クリスティーナに負けじと(?)暴走し始めます。テディはネットで知り合った男性とのデートがうまくいかずに愚痴るわ、カリーもアリゾナとの破局にウジウジするわ、ベイリーは珍しくベロンベロンになるわ、とにかく女性陣がボロボロ。酔い覚ましに病院に戻ったベイリーは、聞かれてもいないのにベンとのことをエイプリルにペラペラ。おまけに“処女航海”についてのアドバイスまで。エイプリルはそんなベイリーに親近感を抱きますが、酔いが覚めればいつものベイリーに。エイプリル、ちょっと残念そうでしたね。

 

そんなエイプリル、離ればなれになるのがいやだと、互いの腕を接着剤でくっつけた10代のカップル、ローレン&ケンドリックを担当します。そして、アセトンを使って剥がそうとしますが、これがうまくいかない。結局、酔いが覚めた後のベイリーのアドバイスに従い、2人の腕を剥がすことに成功します。それにしても、接着剤で腕をくっつけるってかなりの荒技ですよね。そこまで思い合えるのはすごい。エイプリルも、アレックスと腕をくっつけるくらいの勇気があるなら、いっそのこと“処女航海”もいいかも。でも、今のところはベイリーの助言に従っておくのが得策かと。

 

エイプリル同様、夜勤のメレディス。スタークの後を引き継ぎ、漏斗胸の術後患者の少年ドリューを担当しますが、ドリューはしきりに腹痛を訴え…。自身が看護師である母親は「明らかに異常がある」と主張。メレディスもスタークを呼び出しますが、相手はあのスターク。不満げな顔で現れた彼は、ガスが原因だと決めつけてそそくさと帰って行ってしまうという怠惰ぶり。患者よりティラミスを取る医師って…。スターク、やはり強烈なキャラクターです。
ドリューの方はその後も腹痛が治まらず、母親は原因を突き止めるようメレディスを催促。自宅にいたリチャードにまで苦情の電話を入れたため、リチャードも病院へやって来ます。そして、CT検査が立て込んでいると知るや否や、リチャードは技師を一喝。おかげでスムーズにCT検査の結果が出て、ドリューは穿孔性潰瘍でオペが必要だと判明します。メレディスはあらためてスタークに連絡しますが、案の定応答なし。メレディスから相談をもちかけられたアレックスは、リチャードの強引な仕事の進め方を見習って強硬手段に出ることに。つまり、スターク抜きでオペをするということ! メレディスと一緒にオペをやり抜きドリューを救います。もちろん、後でこの経緯を知ったスタークはカンカン! でも、正しいことをしたのは誰なのか、ちゃんと見抜いているのがリチャード。スタークから大目玉を食らうアレックスとメレディスを見守る、彼の満足げな表情が良かった!

 

乱射事件で生き残った罪悪感に襲われ今も悪夢にうなされ続けているジャクソン。(←上半身裸はサービスカット!?) レクシーとともに、踏切を突破して列車と衝突したためERに運び込まれた10代の兄弟ルーカスとライリーを診察し、2人が重傷だったことからジョーの店にいるオーウェンを呼び出します。そして、駆けつけたオーウェンとともに必死で治療にあたるものの、弟のライリーの方は損傷がひどく、搬送直後に死亡。兄のルーカスは、事故に至ったのは自分のせいだと責め、弟の安否を心配します。そして、弟の死を知らないままオペを受けることに。
結局、ジャクソンの頑張りもあり、ルーカスのオペは成功。でも、合併症が起きる可能性が…。レクシーは、ライリーの死で打ちのめされている両親に、ルーカスのリスクについて説明すべきか悩みます。ジャクソンはそんなレクシーに「合併症のことより、ライリーが抱える罪悪感を気遣ってやるよう伝えるべき」と、自分の経験を踏まえてアドバイス。さらに、「気遣いは嬉しいはずだ」と言い添えます。実はこの言葉、悪夢にうなされ続けている自分に手を差し伸べようとしてくれたレクシーへの感謝の気持ちが込められていたんですね。いったんは「俺は何の問題も抱えていない。余計なことを言うな」とレクシーを突っぱねたジャクソンだけれど、やはり気遣ってもらえるのは嬉しかったというわけ。何だかジャクソン、どんどんレクシーに惹かれ始めているような…?

 

Bamen9_6さて、デレクのお祝いの席で、ベイリー同様すっかり酔っ払ったカリーはというと…。マークと一緒に彼のアパートに帰ったまでは良かったけれど、失恋の反動から何とまたマークと寝てしまった! カリー、もう男とは寝ないと思ってたんだけどなあ…。結局、デレクのお祝いにかこつけて、一番ハメを外しちゃったのはカリーか!?

 

余談ですが、「初日、部長に言われたわね、残るのは2人だって」とメレディスがアレックスに言い、2人とも自分とクリスティーナが残ると思っていたと話すシーンがありましたよね。初日か…と懐かしくなり、久々にシーズン1の第1話を見てみました! リチャードはメレディスたちに「8人は楽な専門に移り、5人はプレッシャーに押しつぶされ、2人は追い出される」とスピーチ。このリチャードの言葉には当てはまらないものの、結局イジーも、ジョージも…。あらためて、2人がいなくなった寂しさを感じた次第です。


【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Slow Night, So Long」は、Kings of Leonの曲“Slow Night, So Long”からの引用。夜勤で奮闘するレジデントたちにピッタリな原題。


【注目のセリフ】
「森ん中で木ぃ削ってメスを手作りしてた時代ですか?」by アレックス
 ……昔はもっと働きづめだったと威張るスタークに嫌みで応酬!
「これ名付けて“早期発症型認知症”。飲んだら最後、記憶なくす」by クリスティーナ
 ……デレクを前に、この言い方はないんじゃないかと…。
「君に必要なのは、たぶん性的な口直し」by マーク
 ……ベイリーに言わせるなら“性的なシャーベット”!
「『瘻孔』って項目ある? それが理想の条件。瘻孔の話ができる男」by ベイリー
 ……そんな男、そうそういるはずない…。
「相手を選ばなきゃ。処女航海は好青年とするの。優しくて愛してくれる人」by ベイリー
 ……エイプリル、ベイリーにこんな話をされるとは思っていなかったはず。
「生き地獄を味わわせてやる、覚悟しろ。私は心から楽しませてもらう」by スターク
 ……「CSI:マイアミ」のホレイショが言いそう!


【メレディスの一言】
人は闇に紛れて、まぶしい光のもとでは絶対にしないことをしてしまう
いい決断をしたと思い込む
そして大胆になる
でも日が昇ると、夜に取った行動の責任を取らなければならない
そして、残酷に照りつける光のもと、自分と向き合う


【鑑賞MEMO】
アイリッシュ・カー・ボム

ハーフパイントのギネスの中に、ベイリーズとアイリッシュウィスキーが入ったショットをグラスごとそのままドボンと入れて、一気飲みするというカクテル。
クリスティーナが、まさか独身さよならパーティーの客にアイリッシュ・カー・ボムを作る日が来るなんて…。


【曲情報】
♪"Run To The Sun" Vassy

オープニング、メレディスたちレジデントが夜勤のため病院に向かうシーンで。
♪"Celebrate" Imani Coppola
アテンディングたちが、ジョーの店でバーテンとして働いているクリスティーナを見つけて驚くシーンで。
♪"Immune" Amateur Night
クリスティーナが「早期発症型認知症」と名付けた強いカクテルをアテンディングたちにふるまうシーンで。
♪"Open" Free & Easy
遅れてジョーの店にやって来たテディが、クリスティーナがバーテンをしているのに気付くシーンで。
♪"Runaway" The National
兄のルーカスが事故に至った経緯を必死で説明している最中、隣のベッドで弟のライリーが息を引き取るシーンで。
♪"Bleeding" Calahan
独身さよならパーティーの客たちと盛り上がるクリスティーナの様子を見ながら、カリー、テディ、マーク、ベイリーらが話をするシーンで。
♪"She's Goin' Down" Ali Dee
ネットで男探しをしているテディを、ベイリーが一喝するシーンで。
♪"Feels Like Rain" Calahan
客たちとハメを外すクリスティーナを、デレクが見張るシーンで。
♪"Made For Us" Mackintosh Braun
アレックスとメレディスが独断でドリューのオペを行い、アパートに戻ったカリーがマークを誘うシーンで。
♪"You Are Invisible" Anya Marina
客にラップダンスをするクリスティーナをオーウェンが自宅に連れ帰り、酔いから覚めたベイリーが正気に戻るシーンで。
♪"Alive" Goldfrapp
エンディング、スタークから大目玉を食らうアレックスとメレディスの様子をリチャードが満足げに見守り、夜勤を終えたレジデントたちがメレディスの家に帰り、自宅に戻ったクリスティーナがトイレで吐き、ベッドに潜り込んだメレディスと入れ替わるように、デレクがベッドを出るシーンで。

2011.9.14|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

9月7日(水) #8「高まるプレッシャー」

Bamen8_3医者を辞めると宣言したクリスティーナは、転居したばかりの家で引きこもっていた。家まで様子を見に行ったカリーは、部屋を一気に片付けるためにもパーティーを開こうと提案するが…。一方、病院には、極秘会談のためにシアトルを訪れていたアラブのとあるイスラム教国の首長が、交通事故に遭って搬送されてくる。そんな中、アレックスはエイプリルとともに、アリゾナの後任の小児外科医スタークの下でオペを行うことになり…。


クリスティーナの「医者を辞める」宣言、案の定波紋を呼んでます。テディによるロイの症例発表の席で初めてそのことを知ったマークは一人動揺(ほかのみんなは知っていたというところがミソ)。アリゾナと別れ、現在休暇中のカリーに連絡し、クリスティーナの新居に差し向けます。クリスティーナは、半分ヤケになって今の状況を楽しもうとしている様子で、カリーがイメチェンのために髪を切ろうと思っていると話した途端、「やっぱりやめよう…」という彼女の言葉を無視して、いきなりハサミで彼女の髪をパッツン! これ、普通の人なら怒るところ。相手がカリーで幸いでした。
そして、カリーはそんなクリスティーナに新居披露パーティーを開いたらどうかと提案。部屋を一気に片付けるいいチャンスだというカリーの言葉に、クリスティーナも乗り気に。2人はパーティーの準備のためショッピング・モールへ買い物に出発! クリスティーナは家具を大人買いし、カリーはモールの美容室へ。そして、カリーのカットの最中、モールの客たちの様子を観察していたクリスティーナは、「皮膚科」の空気と共通するその平和な空気に脱力。そりゃあ、モールが彼女にふさわしい場所であるはずがない。クリスティーナ自身も本当はそれに気付いているはずなんだけど…。

 

一方、病院には極秘会談のためにシアトルを訪れていたアラブのとあるイスラム教国の首長が交通事故に遭ったため搬送されてきます。首長の安否は国際政治に関わるため、VIP棟は関係者以外立ち入り禁止に。物々しい雰囲気の中、リチャード、オーウェン、テディが治療を担当。後から、メレディスも助手としてチームに加わります。
テディはイラクにいたことがあるだけあり、さすがに中東の政治事情には詳しく、国務省の役人の信頼を勝ち得るあたりはさすが。でも、そんなテディ、デレクには辛くあたられます。デレクは、クリスティーナを追い詰めたのはテディだと考えているんです。だから、症例発表の場でもテディに手厳しい言葉を投げつけ…。2人の間の雰囲気は最悪。ところが、そんなテディとデレク、一緒に仕事をすることになります。首長を父親のように慕う側近アーシフの話から、首長には心臓にトラブルがあるのに加え、脳動脈瘤もあることが判明したから。テディとデレクは首長の胸と脳を同時にオペすることに。
反目し合うデレクとテディは、要人のオペ中にも言い争います。とにかく、デレクが言いたいのはクリスティーナにプレッシャーをかけるのは得策ではないということ。自分も医師を辞めようとして酒浸りになった経験があるだけに、干渉や説得が逆効果になる場合もあると身を持って知っているというわけです。そして最終的には、みんなの願いは共通してクリスティーナの復帰であることを確認し、言い争いは収束。オペも無事成功し、首長たちは、術後のフォローをする間もなく母国へと飛び立って行ったのでした。
それにしても、いつの間にか、VIP棟の患者はU2のボノだということになってしまったのは面白かったですね。

 

一方、「ヘマ続きの自分はアテンディングに見放された、誰も使ってくれない!」と落ち込んでいるジャクソン(←意外と被害妄想癖が…)。唯一まだ希望ありと思われたベイリーに頼み込んで自分を使ってもらいますが、与えられた仕事はオペの助手ではなく、膵臓手術後の合併症を起こしたコルテスという女性患者のケア。メアリーの死のショックを引きずっているベイリーは、膵臓を甘く見て万一のことが起きたら困ると、ジャクソンに決して患者から目を離さないよう指示しますが、途中で恐れていたことが現実に…。コルテスは急変してしまい、ほかのオペで手が離せないベイリーに変わってジャクソンが開腹するものの、結局亡くなってしまいます。思わず、「俺のせいじゃない!」とベイリーに猛アピールしてしまうジャクソン。彼もまた、今プレッシャーに押しつぶされそうになっている1人なんですよね。
ベイリーの方は、膵臓の術後にしばしば起こる合併症、「瘻孔」の発症率をいかに下げるかというライフワークに、今後取り組むことになりそう。

 

Bamen8_a_2アレックスは、「車が故障した」と言って汗と酒の匂いをさせながら遅刻して出勤。エイプリルとともに、アリゾナの後任の小児外科医スタークの下で、生後4カ月の乳児リサへの肝臓移植を担当することになるんですが、このスタークがとんでもなく怠惰なヤツ(「アリー my Love」のジョン・ケイジ役でおなじみのピーター・マクニコルが演じているだけに、その第一印象は強烈!)。オペでは、成人の肝臓を分割して移植するスタークですが、肝臓が収まりきらず。スタークは、肝臓の腫れが引くまでリサのお腹を開いたままにしておくと言います。けれども、アレックスもエイプリルもその対処法が納得いかない。そして、アレックスはふとしたことからピンポン球を使った名案を思いつきます(メレディスの護衛に向けてレクシーがピンポン球を撃ったのには爆笑!)。しかし、スタークはそのアレックスの名案を横取りにし、自分の手柄にしてしまうんですね、これが。これには、一部始終を知るエイプリルも怒り心頭。そして、当直室でアレックスを慰めるうちに2人はキス! このままエイプリル、処女喪失!? という展開でしたが、緊張するエイプリルが「もっと優しくして」と要求したのがアレックスをブチ切れさせる結果に。アレックスは、彼女を怒鳴り散らして出ていってしまいます。
「何もそこまで言わなくても…」という感じでしたが、アレックスが怒るのには理由があったことが後から分かります。実はアレックス、週末は故郷のアイオワに行っていたんです。しかもその理由は、あの弟アーロンが妹を殺そうとし、統合失調症と診断されたから。長男であるアレックスは、アーロンを施設に入れる手続きをしてきたというわけ。あのアーロンが、妹を殺そうとした!? にわかに信じられない話ですが、残念ながら事実。アレックスは本当に辛い立場…。ただし、だからと言ってむやみに人を傷つけるようなまねをするのはいただけない。エイプリルの友人であるジャクソンは、事の真相を知って激怒。クリスティーナの新居披露パーティーでは、アレックスに殴りかかり…。仕事ではヘマ続きのジャクソンも、友人思いの一面についてはしっかりアピール!

 

Bamen8_5_2そうそう、クリスティーナのパーティー。肝心のクリスティーナは、早めに訪れたデレクと屋上に避難。デレクは、クリスティーナがみんなから説得攻撃を受けることになると予測し、クリスティーナを逃がすという心憎い気遣いを見せます。クリスティーナといるのがメレディスじゃなくてデレクというのは、いまだに見慣れない光景ですが、それはそれでなんだかしっくり見えてくるから不思議。深刻そうな顔をして新居の内装について語り合う2人、なかなか絵になるエンディングでした。

 

さて、次回はそんなクリスティーナが何とバーテンダーに!?


【トリビア:ゲスト】
スターク役は「アリー my Love」のジョン・ケイジ役や、「24 -TWENTY FOUR-」のシトム・レノックス役、「NUMB3RS ナンバーズ ~天才数学者の事件ファイル」のラリー・フラインハート役などで知られるピーター・マクニコル。
アーシフ役は、「24 -TWENTY FOUR-」のジブラーン・アルザリアン役のオミッド・アブタヒ。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Something's Gotta Give」は、ジョージア州の作詞・作曲家ジョニー・マーサーによる1954年の作品「Something's Gotta Give」から借りたもの。映画『恋愛適齢期』の原題でもある。


【注目のセリフ】
「金髪女に心をズタズタにされたからって、あんまり過激に変わろうとするのは考えもの…」by カリー
 ……この直後、いきなりクリスティーナに髪を切られることになるなんて!
「部長、ボノですか?」by ベイリー
 ……いつからアラブの首長がU2のボノに!?
「1日何してんだろ、このモール人間ズ」by クリスティーナ
 ……“モール人間ズ”って…。何か異星人っぽい。
「今日のあなたはすばらしかった。こんな目に遭うのは筋違い。そう分かってる人間がいることを知っててほしい。私は分かってる」by エイプリル
 ……この言葉でアレックスをその気にさせたまでは良かったけど…。
「処女の手を引いて優しくリードなんてまっぴらだ。お前はガキじゃないだろ、甘えんな。何で俺があっちもこっちも面倒見なきゃなんない」by アレックス
 ……いくら何でもエイプリルがかわいそう。


【メレディスの一言】
圧力が加わるものには安全弁が必要
緊張や圧迫感を和らげる方策が必要
耐えきれなくなる前に緊張を解く方法は必ずある
逃げ道がないという圧力は、逃げ道を作る
爆発する
一番耐えがたいのは自分で自分にかけるプレッシャー
がんばるためのプレッシャー
自分に無理を強いるためのプレッシャー
決して和らぐことはない
プレッシャーはどんどん高まる


【病名MEMO】
膵液瘻

破損した膵管から膵液が漏出する状態のこと。膵臓の手術に特有の合併症。


【曲情報】
♪"Gone Man" Eels

オープニング、症例発表の席でクリスティーナが医者を辞めると言い出したことを知ったマークが、一人動揺するシーンで。
♪"Dead Disco" Metric
新居でクリスティーナが踊りまくるシーンで。
♪"Dreamer" K'naan
ジャクソン、エイプリルたちとのランチ中、レクシーがアレックスからピンポン銃を取り上げて遊ぶうちに、アレックスが名案を思いつくシーンで。
♪"Shouldn't Have Loved" Azure Ray
ジャクソンによる開腹のかいなく患者のコルテスが死亡。首長のオペ中、テディ、デレク、オーウェン、メレディスがクリスティーナへの対処についてもめるシーンで。
♪"Could It Be" Mackintosh Braun
クリスティーナがデレクと屋上に避難する中、クリスティーナの新居披露パーティーが開かれ、そこにエイプリルが泣きながらやって来るシーンで。
♪"Sing Me To Sleep" Fran Healy
エンディング、アレックスに殴りかかったジャクソンがレクシーに傷の手当てをしてもらい、メレディスによって外に連れ出されたアレックスが、アイオワに行っていた事情を打ち明け、クリスティーナが屋上でデレクとの会話を続けるシーンで。

2011.9. 7|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(3)トラックバック(0)

8月31日(水) #7「探していた答え」

Bamen7_5肺移植を待つロイのドナーが見つかり、テディは肺を取りに別の病院へと向かう。その間、クリスティーナがロイのモニターをすることになるが、娘のコリーヌが面会に来た直後、ロイの容体が急変し…。一方、カリーはアリゾナのアフリカ行きに同行すると告げたものの内心では気が乗らず、彼女に愚痴をこぼし続ける。そんな中、オーウェンはレジデントたちに外傷実習を行うが、無理難題を言うオーウェンにレジデントたちは反発し…。


Bamen7_6アリゾナと一緒にアフリカに行くと決めたカリー。出発の準備を進めるものの、気が乗らず。本当はアフリカに行きたくないという気持ちが態度にも表れてしまい…。リチャードは“大きな計画”をちらつかせて、カリーをシアトルにとどまらせようとするし、マークとレクシーが準備したアリゾナ&カリーの送別会は、とんでもなくショボいし。結局、カリーの愚痴を聞かされ続けることに耐えきれなくなったアリゾナは、空港で別れを決断。一人でアフリカへ行ってしまいました! せっかく、元サヤに収まって順調なはずの2人だったのに…。このまま2人は破局してしまうの!?

 

クリスティーナの意見のおかげで、肺移植の待機リストに名前を連ねることができた肺高血圧症の患者ロイ。彼のドナーが見つかり、テディが急遽肺を受け取るため他院へ。戻ってくるまでの間、クリスティーナがロイのモニターをすることになります。父親とは疎遠にしていたロイの娘コリーヌも病院にやって来ますが、その直後、ロイは急変。肺疾患が原因で心機能が低下し、容体はどんどん悪化! クリスティーナは、一杯一杯になりながらも何とか適切に処置します。その一方で、オーウェンに頼まれて手伝いにやって来たメレディスに対しては刺々しい態度。実は、乱射事件のことでメレディスを責めていたんです。「デレクのオペをやることになったために、自分は抜け殻の状態になった」と。これがクリスティーナの本音だったんですね…。メレディスがショックを受けるのも無理はない。
その一方で、ロイの肺移植オペは成功し、心機能も改善。クリスティーナは医師としての自信を取り戻しますが、仕事への情熱は取り戻せず。何といきなりの辞職宣言! 本当にクリスティーナ、外科医を辞めてしまうの!? 信じたくない!

 

見事100万ドルの予算をGETしたオーウェンは、さっそくレジデントたちを集めて外傷実習を実施。チャーター機が緊急着陸の際、長距離バスと衝突したという設定で、4人1組のチームを作らせ、それぞれに負傷者(ダミー人形)9人を割り振ります。救急ヘリに担当患者を乗せるというゴールを目指し、限られた備品を使って治療を進めていくレジデントたち。当初、“ブルーチーム”のメンバーは、メレディス、アレックス、エイプリル、ジャクソンの4人でしたが、メレディスは途中でクリスティーナのヘルプにまわったため、残ったのは3人。彼らは降りしきる雨の中、オーウェンの無理難題に必死で対応します。でも、乱射事件でチャールズとリードの2人を亡くしたジャクソンにとって、外傷外科なんて理不尽としか思えない。何と、大胆にも途中で実習を放棄! そんな中、優勝目指して必死で治療を続けるエイプリルは、徐々にナチュラル・ハイ(?)な状態に。オーウェンの言葉を無視して、救急車に人形を乗せると、みずからが運転して本当にオペ室に運び込もうとするもんだからビックリ! オーウェンは根負けし、エイプリルにブルーチームの優勝を告げます。喜んだエイプリルのガッツポーズ、怖いくらいの迫力。

Bamen7_3アレックスは、そんな意外性のある彼女のキャラを気に入ったようです。そして、そんなアレックスをエイプリルも!?
なお、実習を抜け出したジャクソンは、「仲間の死を言い訳にするな」とオーウェンに諭され、居残りを命じられるハメに。乱射事件のショックが影響しているのは分かるけれど、最近のジャクソン、とにかくいいところがない。今のところ、ビジュアル先行になってます…。

 

マークとレクシーは、豊尻手術を受けるクリスティを担当。彼女が男性を喜ばせるためにオペをするのだと思い込んでいたレクシーは、オペを思いとどまるよう説得しようとします。でも、オペはあくまでも自分のためだと語るクリスティ。彼女の真意を知ったからには、レクシーにも反対する理由はありません。
この後、ジョーの店でマークからお尻をジロジロ見られることになるレクシーですが、いやがるどころか、何だか嬉しそうで。

 

デレクは認知症研究の助成金を得るため、財団に提出する申請書を準備。けれども、認知症について調べれば調べるほどその深刻さが分かり、だんだん憂鬱な気分に…。メレディスはデレクの研究のパートナーになる気満々のようだけれど、今回ばかりは関わってほしくないというデレクの気持ちも分かります。

 

メアリーの死から立ち直れないベイリーは、彼女の解剖に立ち会うことに。死因を突き止めたいと思うあまり、病理医スタンリーの進め方につい口を出してしまいます。そして、彼女のやり方が納得できないと、デレクに不満をぶつけます。何だかんだで、ちょくちょくベイリーの聞き役にまわっているデレク。でも今回は、ちょっとやそっとのなぐさめではベイリーの気持ちは晴れなかった模様。彼女の答え探しは、まだまだ続きそうです。


【トリビア:ゲスト】
スタンリー役は「MAD MEN マッドメン」のアンナ役や、「デスパレートな妻たち」のシスター・メアリー・バーナード役で知られるメリンダ・ペイジ・ハミルトン。
ロイの娘コリーヌ役は、「バフィー~恋する十字架~」のタラ・マックレイ役でお馴染み、「プライベート・プラクティス」シーズン2の#18「終わりなき誘惑」にもジル役でゲスト出演しているアンバー・ベンソン。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「That's Me Trying」は、William Shatner の曲“That's Me Trying”からの引用。


【注目のセリフ】
「これからは泥から骨を作る。それに紛争ダイヤから折れない関節作る方法を研究する。あとは象牙使って義足作るっていうのもいいかもね」by カリー
 ……これじゃあ、アフリカ行きが嫌だと言ってるのと同じこと。
「そっちこそ何? 妻が認知症になるかもしれないってことが頭から離れなくて、申請用の書類をさっぱり書けずにいるくせに」by ベイリー
 ……ベイリー、辛辣! デレク、災難…。
「あんたのせいだよ! オペ台にいるのがデレクじゃなくて、あんたがあの場にいなかったら、あたしは逃げてた」by クリスティーナ
 ……ついに、メレディスへの怒りを爆発!
「君の話を聞いているとこう思うんだ。巨乳好きの恋人のためにFカップにするみたいだって」by マーク
 ……いかにもマークらしい比喩!
「俺は戦場で仲間を失った。大勢な。だがこれまで一度も仲間のことを言い訳の材料にしなかった」by オーウェン
 ……この言葉、ジャクソンに響いていることを願います。
「あたしはやれた。まだ外科医でいられる。ただ、もう外科医でいたくない」by クリスティーナ
 ……まさか配管工に!?!?


【メレディスの一言】
みんな答えを探している
医学においても
人生においても
どんなことにおいても
ある時は、探していた答えがすぐそこに隠れている
ある時は、自覚のないまま抱いていた疑問の答えを見つける
思いがけず、答えを見つける場合もある
そして時には、探していた答えが見つかったとしても、別の疑問が山ほど残っていたりする


【曲情報】
♪"Ching Ching Ching" Nikka Costa

オープニング、カリーとアリゾナが荷造りするシーンで。
♪"Never Gonna Leave Me" Sia
メアリーの解剖に立ち会ったベイリーが、病理医スタンリーのやり方に口を出すシーンで。
♪"Bang Bang Feat. Adam Levine" K'naan
エイプリルが人形を救急車に乗せ、本当にオペ室に運び込もうとするシーンで。
♪"Daydreaming" Dark Dark Dark
エンディング、アリゾナがカリーと口論の末、一人でアフリカに発ち、リチャードがクリスティーナの働きをねぎらい、レクシーがジョーの店で自分のお尻を見つめるマークの視線に気付くシーンで。

2011.8.31|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

8月24日(水) #6「復活への道」

Bamen6_5乱射事件から立ち直りつつあるシアトル・グレース・マーシー・ウェストの医師たちの姿を追うドキュメンタリー番組が制作されることになり、事件後にヒーロー扱いされているクリスティーナも取材を受ける。そんな中、病院では脳死した男性から両腕をなくした男性へ、両腕の移植手術が行われることに。けれども、手術の直前、ドナーの腕に問題が発覚し…。一方、アリゾナは名誉ある賞を受賞し、アフリカ行きの権利を得るが…。


今回のエピソードは、異例なドキュメンタリー仕立て。脚本を担当したステイシー・マッキーは、昨年夏にABCで放送された医療ドキュメンタリー「Boston Med」をヒントにしたんだとか(「Boston Med」は、ボストンを代表する3つの教育病院を4カ月にわたって取材し、編集した番組で、今回のエピソードのように、医師たちの私生活にも踏み込んだ取材もあり!)

 

さて、ドキュメンタリー番組の取材がスタート。リチャードは、事件の後に導入した最新式のセキュリティ・システムを自慢げに記者に紹介しますが、実はこのシステム、何とも使いにくい。事件後、ブロンドヘアをブルネットに戻したレクシーは、身分証の写真と現在のビジュアルの違いから、出入りの度に警備員に引き留められる始末。いら立った彼女は、ついにゲートを強行突破しちゃいます。すると、案の定警報装置が作動。患者を連れて移動中だったジャクソンは、廊下のワンコーナーに閉じ込められてパニック状態に! 結局、患者は無事だったけれど、今もなおジャクソンが乱射事件のトラウマに悩まされていることが露呈したかたちとなりました(その後、システムは撤去されることに…)。

 

事件のヒーローと言っても過言ではないクリスティーナも、メレディスとともにカメラの前に座り、インタビューを受けることに。けれども、いまだオペに参加できない彼女、インタビューでも言葉を詰まらせてしまいます。メレディスはそんな彼女を一生懸命フォローしますが…。

 

アレックスは、アリゾナの下について、喉の腫瘍のせいで呼吸困難に陥った少女リリーを担当します。彼女は何度も腫瘍摘出のオペを受けているにもかかわらず、その度に再発してもはやオペでも命を救えない状態。でも、乱射事件の修羅場をくぐり抜けたアレックスは、決して諦めたりしない! 本人の軟骨を使って気管を再生する実験的治療を提案し、自ら気管の培養を担当。小児科医を目指しているのは子ども好きだからじゃないと公言しながらも、リリーを温かく励まし続けました。彼女のお気に入りであるディズニー・チャンネルのオリジナル映画『キャンプ・ロック2  ファイナル・ジャム』の挿入曲"Wouldn't Change a Thing"(歌っているのは、シーズン6の#22「忘れえぬ人」にゲスト出演したデミ・ロヴァートと、ジョナス・ブラザーズの次男ジョー・ジョナス)を、検査の最中に歌ってあげるなんていうワンシーンも。子供心をつかむコツをしっかり心得てます! 元気になったリリーが闘病生活で得たものを発表することになり、学校にアレックスを招いたという後日談も良かった!

 

Bamen6_4そしてアリゾナは、名誉あるカーター・マディソンの助成金を獲得。念願叶って、アフリカで小児医療に従事できることに。でも、アフリカに行けばカリーとは離ればなれに…。結局、2人で一緒にアフリカに行くと決断します。けれども、どうもカリーが一方的にアリゾナに合わせているように見えて…。

 

Bamen6_7一方、バイク事故でサムという男性が死亡。彼がドナー登録していたため、仕事で両腕をなくしたザックにサムの両腕の移植手術が行われることになります。両腕の移植手術は希な事例で、過去の成功例は1件だけ(実際、ドイツの男性が2008年、世界で初めて両腕の移植手術を受けています)。カリー、マーク、デレク、オーウェンらが協力し、エイプリル、レクシーらも加わってこの大仕事にあたることに。
ところが途中で問題発生! ドナーであるサムが腕に奥さんの名前(ニコール)のタトゥーを入れていたことが分かったのです! 他人が愛した人の名前が刻まれた腕…。一同は、これですべて台無しになるかも…とがっかりしますが、さすが、後のリハビリの辛さを承知の上で、両腕の移植を望んだザック。こんなことくらいじゃ決意はぐらつかない! ポジティブ思考でタトゥーも受け入れます。
そして、いよいよオペ。一時は片腕に合併症の兆候が現れ、最悪の場合、片腕は失うかもしれないという状況に陥ったものの、結果的にオペは大成功。これには一同も笑顔! ザックは術後、痛みの感覚が戻る前に「ありがとう」の文字を「ニコール」というタトゥーの下に彫り足しました。本当に前向きな患者です。
それにしても、ザックの妻のノラ役が「プライベート・プラクティス」でヴァイオレットのお腹を切り裂いて赤ちゃんを奪ったケイティ役のアマンダ・フォアマンだったことにビックリ! スピンオフであんなに強烈な役を演じている女優を、よくこんなかたちでゲストに使ったなあ…。

 

さて、ベイリーは乱射事件の時にオペを受けるはずだった患者、メアリーの人工肛門閉鎖術を行うことに。瀕死のチャールズとともに同じ時を過ごした彼女は、いわばベイリーの戦友のようなもの。ベイリーはメアリーとの再会を喜び、彼女のオペを担当しますが、簡単なオペだったにもかかわらず、メアリーはオペ後麻酔から覚めず。何と、そのまま昏睡状態に陥ってしまった! チャールズのみならず、メアリーのことも救えなかったという事実に打ちのめされるベイリー…。昏睡状態となってから1カ月後、メアリーの夫はついに生命維持装置を外すことに同意します。あの乱射事件を生き抜いたのに、まさかこんなオペで死ぬなんて。ベイリーはメアリーの死を背負い込むことになりそう。辛いですね…。

 

…というわけで、動きのあるカメラワークやぼかし、ピー音なんかが、いかにもドキュメンタリー番組っぽくてリアルだった今回。最後に、シーズンを重ねても新たな挑戦をしかけてくる製作スタッフの意気込みに敬意を表したいと思います。


【トリビア:ゲスト】
両腕の移植手術を受けたザックの妻ノラ役は、「プライベート・プラクティス」のケイティ役のアマンダ・フォアマン。
メアリー役は、シーズン6の#23、#24(最終話)話に登場したアイドル歌手で女優のマンディ・ムーア。「ヴェロニカ・マーズ」のマーサー・ヘイズ役でも知られるライアン・デヴリンも、メアリーの夫ビル役として再登場した。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「These Arms of Mine」は、Otis Redding の曲“These Arms of Mine”からの引用。
まさにザックのために用意されたようなタイトル。


【注目のセリフ】
「俺のベターハーフだ。見た目は俺の方がベターだけど」by マーク
 ……デレクとマーク、どちらの見た目がベターだと思いますか?
「もう1つ事件で俺が大きく変わった点を挙げるとすれば、『きっと何か手はある』、そう思えるようになったことです」by アレックス
 ……これは事件から学んだ偉大な教訓。
「あたしはそういう外科医じゃないんです。スーパーミラクル名外科医とかじゃないんですよ。あたしは単純に…」by クリスティーナ
 ……この後、クリスティーナは言葉を詰まらせてしまい…。


【クリスティーナの一言】
だから、生きてるだけでもうけもの
みんな恵まれてる
今ここで自分の得意なことをやれる
命を救ってる
毎日、命を1つずつ
傷は癒えた
これからは人を癒やす番


【鑑賞MEMO】
リリス・フェア

1997年にシンガーソングライターのサラ・マクラクランがスタートさせた、女性アーティストだけのライブイベント。1999年以来、11年振りに開催された昨年のリリス・フェアには、シェリル・クロウ、コリーヌ・ベイリー・レイ、メアリー・J・ブライジなど、多彩なアーティストが参加している。
アレックスは、ライブでダイブなんかするなとリリーに釘を刺しつつも、リリス・フェアならまだいいとコメントしている。


【曲情報】
♪"All My Life" Calahan

カリー、マーク、デレク、オーウェンがオペの成功を祝って乾杯するシーンで。
♪"You Know The Way" (Acoustic)" Right The Stars
エンディング、ベイリーがビルに辛い事実を伝え、リリーが元気になり、アリゾナとカリーがアフリカ行きの準備をするシーンで。

2011.8.24|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

8月17日(水) #5「ステップアップは突然に」

リチャードは、どこか一つの診療科に特別予算として余剰金100万ドルを与えると発表。自分の科で予算を獲得したいアテンディングたちは、プレゼンの準備で大忙しとなる。そこで、4年目のレジデントたちは、1日だけアテンディングとして濃紺の手術着を着て現場を仕切ることに! メレディスとジャクソンは、オペでの執刀の権利を賭けてドリルを扱う技術を競い合い、クリスティーナとエイプリルは、テディから託された末期の肺高血圧症患者を診る。


今回のエピソードの監督は、ベイリー役のチャンドラ・ウィルソン! シーズン6の#7「希望のかけらを集めて」、#17「大人のアプローチ」に続き、今回で彼女の監督エピソードは3本目です。シーズン6の#7「希望のかけらを集めて」では、脊髄腫瘍を患う病院スタッフ、アイザックのオペに入る助手の座をめぐって、インターンたちによる顕微鏡の扱いのうまさを競い合うコンテストが行われ、#17「大人のアプローチ」では、巨大な腫瘍を抱えた患者の治療法をめぐってリチャードとオーウェンによる最善のプランの競い合いが繰り広げられましたが、今回は、特別予算の獲得を賭けてアテンディングたちがプレゼン合戦を展開! そして、オペでの執刀の権利を賭けて、メレディスとジャクソンがドリルを扱う技術で勝負! ベイリーの監督エピソードは、何かと火花を散らすシーンが多いですね。

 

さて、アテンディングたちの特別予算の獲得を賭けたプレゼン合戦。テディ、アリゾナ、カリー、マークは、それぞれプレゼンの途中で個人的な悩みに話を脱線させてしまい…。テディは、1度は自分をクビにしようとしたデレクへの恨み節をつらつら。マークは、女性と寝ていないおかげでエネルギーが有り余っているとのたまってリチャードを唖然とさせるし、アリゾナは泣き虫の汚名を返上すべく、自分は感情をコントロールできると過剰にアピールするあまり、海兵隊員の娘だから殴り方は心得ているなんて過激発言を! 策士の一面を見せ、勝負に勝つ気満々だったカリーも、自分は遅咲きのレズビアンでアリゾナにバカにされているなんて言い始めて自爆。みんな、これじゃあ、まるで説得力がないというもの。
結局、魅力的なプレゼンは、外科医全員に救急医療のノウハウを学ばせるというオーウェンのプランと、認知症の新たな治療法開発のために臨床試験を進めたいというデレクの提案のみ。そして、最終的にリチャードが選んだのはオーウェンのプランでした。悲惨な銃乱射事件で多くの命を失った直後だけに、このオーウェンのプランが採用されるのは当然のことかも。
けれども、惜しくも選に漏れたものの、デレクの提案内容も実に興味深い。彼が認知症をテーマに取り上げた背景には、メレディスと若年性痴呆症を患った彼女の母エリスの存在があるわけですから。エンディングで、自分が手に持っている鍵に気付かないメレディスを心配そうに見つめるデレクの表情には、いつかメレディスも…という不安が。
また、個人的には、壊れている検査装置を修理し、予算が余れば夜勤の看護師を増やすという超現実的なベイリーのプランも説得力があると思いましたね。でも、リチャードはこの夢のないプランに幻滅。女性と男性の価値観の違いかな!? ベイリーの出番は抑えめだったけれど、その分、彼女が光となって、ほかのキャラクターの内面を照らし出してくれていたような気がします。さすが監督!

 

そして、アテンディングの印である濃紺の手術着を渡されたメレディスたちは、クリスティーナを除いて浮かれまくり。対象は4年目のレジデントということで、蚊帳の外に置かれたレクシーは、史上最高の“使いっぱ”として本領発揮! 1日を終えて燃え尽きたのか、ロッカー室で寝てしまうところがかわいかったですね。

 

そして、紺色の手術着の重みを感じまくりのクリスティーナは、人一倍張り切るエイプリルと一緒に、テディに託された肺高血圧症で呼吸困難に陥った患者、57歳のロイ・ヘンリーを担当。もはや移植を受けるしかないほど症状は悪化しているものの、肺炎を併発しているなど、移植の適応ありと簡単には判断できない状況で、エイプリルはどうするものかと頭を悩ませます。そしてエイプリルは、相変わらず無口なクリスティーナに代わって移植委員会を招集。クリスティーナから助言されたテディの考え、すなわち彼は移植の適応ではないという見解を提示します。ところが、その見解に内心同意しかねていたクリスティーナは、生きたいという強い意志のある患者だからきっとうまくいくと述べ、逆にその主張を委員会に認めさせてしまった! もちろんエイプリルの面目は丸つぶれ。すっかり落ち込むエイプリルでしたが、テディの表情は満足げでした。何せ、自分の愛弟子のクリスティーナが、久々に医師らしい顔を見せてくれたのだから。これをきっかけに、クリスティーナも浮上してくれるといいなあ。

 

メレディスとジャクソンはデレクの指導の下、どちらかが脳圧を下げる脳室ドレナージのオペを担当させてもらえることに。「我こそが執刀医!」と、2人はドリルの扱いのうまさを競います。そしてジャクソン、練習で不器用さを装いメレディスを油断させる作戦に出た! 前回は、テディへの色目作戦に失敗したばかりだというのに、懲りない男です…。
そして、結局この勝負に勝ったのはジャクソン。メレディスは執刀の権利を奪われてしまいますが、これが思わぬチャンスを呼びます。ジャクソンとデレクがオペをしている最中に、レクシーから脳外科のコンサルの依頼が。デレクの代理を任されたメレディスは、脛骨高原骨折の患者メグを診察。硬膜下血腫と診断し、オペの準備を進めます。その頃、ジャクソンはオペでミスをし、血管に傷を付けてしまい…。修復に回ったデレクは、とてもじゃないけれどオペ室を出られない状態。メレディスは、自ら緊急開頭術を1人でやり遂げます! その姿はまるで本物のアテンディング。やはり彼女はあのエリス・グレイの血を分けた娘ですね。公私ともに本当に成長したメレディス、実に頼もしかった!

 

アレックスはマークとアリゾナから相談を持ちかけられ、女性化乳房の13歳の少年セスを担当します。セスの母親は、息子を心配するあまり身体にメスを入れることに反対しますが、胸のせいでさんざんバカにされているセスの気持ち、アレックスにはよく分かるわけで…。結局、アレックスは見事母親を説き伏せ、セスのオペを自ら執刀。平らな胸を手に入れたセスは大喜び。母親もホッとして号泣。アレックス、またまたお手柄です。

 

というわけで、メレディスたちの“1日アテンディング”も終了。彼らが再び紺色の手術着を着る日が来るのが楽しみです。

 

さあ、次回はドキュメンタリー仕立てのエピソード! かつてない演出にご期待ください!


【トリビア:ゲスト】
ロイ役は、「Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―」や「HEROES/ヒーローズ」では医師役でゲスト出演しているロン・パーキンス。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Almost Grown」は、Chuck Berryの曲“Almost Grown”からの引用。
今回、“1日アテンディング”を務めたメレディスたちにふさわしいタイトル。


【注目のセリフ】
「自分はいい男でチャーミング、思いつきで調子のいいことをペラペラ言える、だから何とかなると思ってる」by カリー
 ……さすが親友。マークのことをよく理解してます。
「誰とも寝てない。そのおかげでエネルギーが有り余ってるんです。今の俺は10人分の仕事ができる。部長の100万ドルと俺のエネルギーを持ってすれば山だって動かせる」by マーク
 ……じゃあ、女遊びしていた頃のマークは何人分の仕事をしてたの?
「海兵隊の娘だから殴り方は心得てます」by アリゾナ
 ……これなら泣き虫の方がマシかも。
「まだ自分をなくしちゃいない。今日がどうあろうと、終われば一緒にうちへ帰れる」by オーウェン
 ……クリスティーナの慰め方がどんどんうまくなってる!?
「突破口を開くのは医学じゃない。努力するのをやめない人間が現れた時、道は開ける」by デレク
 ……これは格言だ!
「パリに行くのはやめてスーパーで食料を買いましょう」by ベイリー
 ……分かりやすい喩え!


【メレディスの一言】
成長したくて誰もが必死
あらゆるチャンスを捕らえるため
生きるため
早く巣から飛び立とうと懸命
でも、目指す外の世界は恐ろしく寒い
凍えるほど
成長とは、時にみんなと離れることだから
そして、一人前になる頃には、周りに人はいない


【医学用語MEMO】
肺高血圧症

肺にかかる血圧が通常より高い状態となる循環器における重い病態の一つ。

 

脳室ドレナージ
頭蓋骨に穴を開け、そこから柔らかいチューブを挿入し、脳脊髄液を外に排出すること。

 

脛骨高原骨折
膝の外傷のうち最も多い骨折の一つで、膝関節に外力が加わった時に起こる関節内の骨折。


【その他MEMO】
ジョンズ・ホプキンス大学

医学ではハーバード大学、ペンシルベニア大学とともに、世界最高峰と言われているアメリカの私立大学。アリゾナは、ここの出身という設定。


【曲情報】
♪"On The Sly" The Bamboos

オープニング、リチャードが特別予算をいずれかの診療科に与えると宣言。メレディスたち4年目のレジデントたちに紺色の手術着が支給されるシーンで。
♪"You Always Make Me Smile" Kyle Andrews
カリー、マーク、アリゾナ、テディらのランチシーンで。
♪"Look Alive" Wait.Think.Fast.
メレディスとアレックスがそれぞれ執刀医としてオペをするシーンで。
♪"Head on Your Heart" Mat Kearney
エンディング、クリスティーナがロイを診て、メレディスたちがロッカー室で紺色の手術着を脱ぎ、リチャードがオーウェンにプラン採用を伝えるシーンで。

2011.8.17|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

8月10日(水) #4「引き継がれる運命」

Bamen4_aコインランドリーに車が突っ込む事故が発生し、シアトル・グレースにケガ人が搬送されてくる。メレディスは、現場に居合わせて横隔膜が破裂してしまったライラという女性を担当。彼女はハンチントン病の保因者で…。また、事故を起こした車の運転をしていた老婦人のエレノアはオーウェンのオペを受ける。コインランドリーにいた彼女の夫も負傷。彼もまた、オペを受けることとなるが…。


前回、カリーから“学生寮”と称されたメレディスの家。確かに、ジャクソンやエイプリルも同居を始めたから大賑わい。でも、レクシーは面白くない。特にエイプリルのことが。だって、自分は今も屋根裏部屋を使っているのにエイプリルが使っているのはイジーの部屋! それに、メレディスは何だかエイプリルと仲良さそう…。レクシーはどんどん疎外感を味わうように。

 

そんな中、コインランドリーに車が突っ込むという事故が発生し、ERにはケガ人が運び込まれます。レクシーは、車を運転していた初老の女性のエレノアを、エイプリルとともにオーウェンの下について担当。エレノアは、どうして事故を起こしてしまったのか記憶がない様子で、コインランドリーの中にいた夫ラリーの無事を心配します。ところが、検査の結果、異常なしと診断された彼女はとんでもない事実を告白! 「実は、自分を捨てて別の女性に走った夫への復讐で、コインランドリーに突っ込んだ」と。「シックス・フィート・アンダー」のフランセス・コンロイの熱演で、嫉妬にかられたエレノアの怨念が妙にリアルでゾゾーっ…。でも、レクシーはそんな彼女に同情。だって、メレディスはエイプリルと親しげだし、マークはアメリアと寝たし、アレックスは精神科に入院した自分を捨てたし…。エレノアに自分を重ねたレクシーは、その気持ちをメレディスにぶちまけます。メレディスは、レクシーに自分の流産のことを打ち明け、疎外感を持つ必要はないのだと説明。ホッとしたレクシーはエイプリルと仲直りして一件落着でしたが、すねてエイプリルに悪態をつくレクシーは見ていてなかなか面白かったですね。

 

メレディスは、コインランドリーの中に居合わせて事故に巻き込まれたライラという女性を診ます。彼女は来週ブラジル旅行に行く予定らしく、向こうで男遊びする気満々。ハンチントン病の保因者なので、余命のあるうちに人生を楽しむつもりだというんです。ライラによると、自分の母親が亡くなった際に遺伝子検査を受け、自分がハンチントン病の保因者だと知ったとのこと。“遺伝子検査”と聞いて、メレディスの頭には若年性認知症だった母エリスのことがよぎります。自分も、遺伝子検査を受けるべきかも…。なぜなら、メレディスは今子作りの真っ最中。産婦人科で検査を受けて、流産の原因は“攻撃的な子宮”(巨大な子宮筋腫)にあると聞かされたばかり。そんな今だからこそ、自分にも若年性認知症になる可能性があるのか知っておくべきだとメレディスは考えたんでしょうね。デレクはそんなメレディスに、「力まず、流れに任せよう」とアドバイスします。
余談ですが、ハンチントン病と言えば、「プライベート・プラクティス」シーズン1の#6「優しい嘘」に、遺伝子検査でハンチントン病と分かった女性と、その夫の物語がありましたね。切なかった…。

 

一方、ライラの横隔膜修復術を担当したのはテディ。最近、仕事でミスを連発していたジャクソンは、彼女を誘惑して取り入ろうと画策。最初はまんまと乗せられてしまうテディですが、最終的には彼の狙いを見破り、実力で勝負するよう一喝します。それにしてもジャクソン、セクシー過ぎる! 騙されていると分かっていても、あの体、あの目で誘惑されたら、進んで騙される女性は多いかも。

 

一方、アレックスはカリーとアリゾナと一緒に、脛骨骨肉腫を患うバレエダンサーの15歳の少年ジェイクを担当。化学療法では効果が得られなかったことから、一同はジェイクに脚の切断を進めるものの、バレエ命のジェイクにとって脚を失うなんてとんでもない話。彼は医師たちにバレエのダンスを見せ、切断以外の方法を探してほしいと懇願します。アレックスはそんなジェイクのために必死で治療法を調べ、腫瘍骨を取り出して放射線治療をした後で骨を戻すという方法を発見。再発のリスクを承知の上でジェイクはこの方法を選択。オペは無事に成功します。こうして、アレックスはまた一つお手柄を立てたかたちに。見た目の印象とは裏腹に、アレックスには本当に小児外科医としての素質がある!

 

クリスティーナはオーウェンと新居を探し始めるけれど、まったくテンションが上がらない様子。オーウェンは、“滑り棒”が備えられた元消防署だった空き家を気に入りますが、クリスティーナは興味なし。
そんなクリスティーナはこの日、ベイリーの下について自分を実験台にして喘息に対する寄生虫療法を試していた腹痛患者フィンクを担当。彼は腸閉塞でオペが必要と分かるものの、本人は実験を台無しにしたくないと主張してオペを拒否します。そこで、いったんは別の治療法が採られるものの症状は改善せず。結局、オペが行われることに。クリスティーナはオペへの参加を断りますが、フィンクの腸から摘出された寄生虫を救おうと奮闘。残念ながら、寄生虫は全滅していましたが、彼の実験に対する情熱がクリスティーナの心を動かします。その後クリスティーナは、愛するオーウェンが気に入った元消防署の家を購入。こうして、2人の新居は滑り棒のある家に決定!
ちなみに、フィンクのようにアレルギーの実験的な治療のために自分の体内に寄生虫を入れた研究者は実在します(ノッティンガム大学の免疫学者兼生物学者プリチャード博士)。さらに、鞭虫を飲み込む、あるいは十二指腸虫のバンドエイドを貼るという方法で、アレルギーなどの治療を行う企業も実在しているそう。そう言えば、寄生虫ダイエットなんてものもありますね。ダイエットのために寄生虫の卵を大量に摂取した中国の女子大生が、体内で寄生虫が孵化したために病院に搬送されたというニュースも耳にしたことが…。

 

さて、カリーと仲が良すぎるくらいのマーク。アリゾナは自分の胸を凝視するマークのことが苦手。何かとカリーと自分の間に割り込んでくる彼を厄介払いしようと、テディに「またマークと寝るべき」と勧めちゃうんだから勝手! でも、テディは今、そんな気分じゃない。それにカリーは、「はなからマークを毛嫌いして、好きになろうと努力していない」とアリゾナを責めます。マークが愛するカリーの親友なのだと改めて認識したアリゾナは、マークと2人で食事に行くことに。おかげで、アリゾナとマークという珍しい2ショットが実現! 2人の後ろ姿を見送る、カリーの笑顔が可愛かったですね。

 

さあ、次週はベイリーが監督するエピソード。あれ!? メレディスたちインターンがみんなアテンディングに!?


【トリビア:ゲスト】
エレノア役は、「シックス・フィート・アンダー」のルース・フィッシャー役でおなじみのフランセス・コンロイ。
ライラ役は「レスキュー・ミー ~NYの英雄たち」のローラ役や「NUMB3RS ナンバーズ ~天才数学者の事件ファイル」のミーガン・リーブス役で知られるダイアン・ファール。
フィンク役は、「CSI:マイアミ」の検視官トム・ローマン役や「ボストン・リーガル」のジェリー・エスペンソン役で知られるクリスチャン・クレメンソン。

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Can't Fight Biology」は、Drop Dead Gorgeousの曲“Can't Fight Biology”からの引用。
DNAには逆らえない!? 痴呆症の遺伝子検査を受けようとしているメレディスの状況を連想させるタイトル。


【注目のセリフ】
「ほんとに? あんたの方がイラつくけど」by クリスティーナ
 ……エイプリルとレクシー、どっちがイラつくかなあ?
「おバカなブロンド扱いだな」by アレックス
 ……ブロンドもジャクソンも売りはルックス!
「俺は今回のオペに加わりたい。いいでしょ?」by ジャクソン
 ……ジャクソンに色目を使われたら、テディじゃなくても…。
「マークよ。見たまんまのああいう人。魂が筋肉って人」by アリゾナ
 ……魂が筋肉だなんて…。尻軽と言われるのとどっちがマシ!?
「先生がレズビアンの胸を男に見られたくないと思っても、男は乳を分け隔てしない」by アレックス
 ……分かりやすい説明に、アリゾナも納得したはず。
「正直言うと、車であなたを轢きたいと思った。だから部屋を取ったら罪悪感が残る。ただし、家事の当番制始めたら殺すわよ」by レクシー
 ……これでレクシーとエイプリルも仲直り。


【メレディスの一言】
生物学によると人は生まれた時のまま変わらない
DNAは決定的
変わらない
でも、DNAがすべての原因じゃない
私たち人間は、人生によって変わる
新たな性質を持つ
なわばり意識を捨てる
競争をやめる
失敗から学ぶ
最大の恐怖に立ち向かう
良かれ悪しかれ、人は生物学で決まった以上の存在になれる
もちろんリスクはある
あまりにも変わりすぎると、自分自身を見失ってしまう
引き返すのは難しい
コンパスも地図もない
そういう時は目を閉じて一歩踏み出し、引き返せるよう祈る


【病名MEMO】
ハンチントン病

遺伝性の神経変性疾患で、不随意運動(舞踏様運動)、精神症状、行動異常、認知障害などが臨床の特徴。日本では特定疾患として認定されている。


【その他MEMO】
パドブレ

両足をクロスさせてリズムを取るステップ。


【曲情報】
♪"Don't Be Fooled" Walking Sleep

オープニング、メレディスの家のバスルームで、みんながスペースを奪い合い、マークがいちゃつくカリーとアリゾナの間に割り込み、クリスティーナとオーウェンが元消防署だったという家を見に行き、メレディスとデレクが産婦人科クリニックを訪れるシーンで。
♪"You Got What I Need" Joshua Radin
ジェイクが、どれだけ自分が脚を必要としているか医師たちに伝えるべく、バレエの踊りを見せるシーンで。
♪"Refresh Me" V V Brown
クリスティーナ、メレディス、エイプリルらが廊下で話をし、カリーがマークを嫌うアリゾナを非難している間に、アレックスがジェイクの治療法を見つけるシーンで。
♪"Until The Last Falling Star" Matthew Perryman Jones
テディがジャクソンを叱責し、メレディスが遺伝子検査のための採血をクリスティーナに頼むシーンで。
♪"Tumblin Down" Jenna Andrews
自分の研究の大切さを語るフィンクに、クリスティーナが心を動かされるシーンで。
♪"Further" Correatown
エンディング、レクシーがエイプリルと和解し、メレディスが遺伝子検査についてデレクに話し、クリスティーナが空き家を購入してオーウェンを驚かせるシーンで。

2011.8.10|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

8月3日(水) #3「いびつな愛情」

Bamen3_2外科医たちのカウンセリングを担当してきたパーキンスが、後のことをワイアットに託してシアトル・グレースを去る。クリスティーナは依然としてオペの許可が下りず、デレクはそんな彼女を気遣って、彼女を自分の助手にする。そんな中、デレクの妹で脳外科医のアメリアが、兄を心配してLAからやってくる。一方、ERには結婚間近の女性がやって来て、胸の痛みと息苦しさを訴え…。


Bamen3_aデレクの妹アメリアが、撃たれた兄を心配してシアトルへ! 「プライベート・プラクティス」ではお馴染みの彼女も、「グレイズ・アナトミー」には初登場です。…で、アメリアとデレクの関係、「プライベート・プラクティス」での会話から、どうやら円満なものではないと想像はしていましたが、本当にデレクはアメリアに冷たい。デレクは、昔から薬の過剰摂取など、家族を困らせることの多かったアメリアのことが信用できないようです。一方のアメリアは、撃たれた兄も気がかりだし、過去に父親が強盗に射殺されたことについても、あいまいな記憶を補ってきちんと向き合いたいという気持ちがある。でも、デレクは…。兄妹の気持ちはすれ違います。
けれども、結局デレクは父親が射殺された時の状況を、初めてアメリアに詳しく話して聞かせます。飛び出そうとするアメリアを必死で抑えながら「静かにじっとしていろ」と祈った時のことを。そして、その感情を今も引きずっているせいか、破天荒なアメリアを見ていると心配で仕方がないこと、自分が撃たれたことを言えなかったのは妹に苦痛を感じさせたくなかったからであることを打ち明けます。アメリア、ようやくデレクの真意に触れることができて良かった! ロスに戻った彼女に、「プライベート・プラクティス」で出会えるのが今から楽しみです。

 

相変わらずオペの許可が出ないクリスティーナ。依然として不安定な彼女は、オーウェンが当直だとメレディスのベッドに潜り込むありさまで、オペなんてとんでもないといった状況。デレクはそんな彼女を気遣い、自分の助手につけます。けれども、クリスティーナは、アメリアが連れてきた患者のオペの途中でまたもフリーズ。アメリアはクリスティーナを無能呼ばわりするけれど、そこはデレクがクリスティーナをかばいます。だって、クリスティーナは自分の命の恩人ですもんね。妻メレディスの“パートナー”でもあるわけだし。デレクは、メレディスとクリスティーナの関係を「ET」のエリオット少年とETの関係になぞらえます。そして、自分やオーウェンを“白い防護服を着た政府の連中”と表現。2人の関係を「理解できない」としながらも、ユーモラスに尊重しているところが素晴らしい!

 

さらにデレクは、「デレクの胸から弾を取り出したオペで何をしたか、記憶がぶつ切れ」と言うクリスティーナのために、献体された遺体を用意。オペを再現することで、彼女のトラウマ克服を助けようとします。これまであまり見ることがなかったデレクとクリスティーナのコンビはなかなか新鮮。いい化学反応が起きていたと思います。けれども、残念なのは、このデレクのこの試みも失敗に終わったこと。クリスティーナは、オーウェンに外科医を辞めることさえほのめかし…。メレディス、デレク、オーウェンらの心配は、まだまだ続きそうです。

 

メレディスとエイプリルは胸の痛みと息苦しさを訴えてERを訪れたグレッチェンという女性を担当します。婚約者ダニーとの結婚を間近に控えている彼女は、自分はまだヴァージンだと公言。それなのに、何と肺からコンドームが摘出されてビックリ! 一同は浮気を疑い、ダニーも怒って病室を出て行って…。でもよくよく話を聞いてみると、実は独身さよならパーティーで誤って肺に吸い込んだのが原因と判明。事実を知ったダニーは、より一層グレッチェンのことが愛しくなったみたい。一件落着。

 

そして、この驚きの症例をきっかけに、レジデントたちはそれぞれの初体験を披露。エイプリルは沈黙を貫いていたのに、最終的には“夕暮れのビーチで初体験をした”と作り話をしてしまったのが災いし、28歳にしてまだ処女だと告白するハメに。みんなにバカにされてちょっとかわいそうなエイプリルだけれど、「アレックスはエレベーターが怖くて階段を利用している」「ジャクソンは悪夢にうなされてばかり」「メレディスはクリスティーナの話題を避けてる」など、それぞれが問題を抱えているとズバリと指摘! これにはみんな反論の言葉が出ない…。エイプリル、なかなか侮れないです。

 

そうそう、アレックスのエレベーター恐怖症に気付いていたのはエイプリルだけじゃなかった! リチャードもちゃんと見抜いていました。リチャードとアレックスが何度もエレベーターで上り下りするシーン、とても良かったですよね。

 

レクシーは、ベイリーとマークの元で、HPV感染が原因のイボが全身にできた男性ジェリーを担当します。彼は容姿を気にして家に引きこもっているらしく、妻のテスはそんな夫との生活に精神的疲労が募るばかり。イボを切除するオペを受けてもすぐに再発することに絶望している夫を説得し、半ば強引にオペを受けさせます。ところが、実際にオペをしてみると思った以上に正常な皮膚がなく、皮膚移植は行えず…。容姿の異様さが改善されないことから、今後も夫は家にこもり続けるだろうと考えたテスは、「夫を愛しているが愛だけではやっていけない」という言葉を残し、オペ後、まだ目覚めぬジェリーを置いて病室を出て行きます。何ともやり切れない…。
なお、今回のジェリーにはモデルとなった人が。そのイボの形状から、“ツリーマン”の名で知られるようになったインドネシアの男性デデ・コサワさん。2008年、彼はアメリカで全身のイボの95%を除去する手術を受けていますが、残念ながら現在は再びイボが増殖している模様。ちなみに、デデさんは過去に結婚しており、お子さんにも恵まれていますが、奥さんは彼の元を去ったんだとか。デデさんは、お金を稼ぐために見世物小屋で働いていたこともあるそうです…。

 

話を戻しましょう。テスの決断に影響を受けたマークは、レクシーを気にしてジロジロ見つめる(←目つきが笑える!)ことをやめ、彼女への気持ちに踏ん切りをつけることに。そして、何とアメリアを誘ってしまう! マークが自分を変人扱いしていると腹を立てていたレクシーは、「マークは愛してるから見つめてるだけ」とエイプリルに諭され、マークに会いに行くんですが、ちょうどそこでアメリアとイチャつくマークを目撃。ショックを受けてその場を後にします。結局、今回もマークとレクシーはすれ違いです。

 

外科医たちのカウンセリングを担当してきたパーキンスは、ワイアットに後を託してシアトル・グレース・マーシー・ウェストを去ることに。すっかりパーキンスに情が移ってしまっているテディは寂しさを隠せません。「あなたを思ったより好きになった」と告白しますが、パーキンスは「もっと君にふさわしい男を選べ」と。テディの幸せは長く続かなかったというわけですね。

 

そんなテディのなぐさめ役に回ったのがカリーとアリゾナ。2人はクリスティーナにそろそろアパートを出て行ってほしいと思っているのに、彼女を気遣ってそれを言い出せず。でも、アパートで人目もはばからずイチャついたのが図らずも功を奏し、クリスティーナとオーウェンに「出て行かなくちゃ!」と思わせちゃった! こんなアプローチもあったのね、と驚きでした。


【トリビア:ゲスト】
「プライベート・プラクティス」でアメリア役を演じているカテリーナ・スコーソンがゲスト出演。
グレッチェン役は、「HEROES/ヒーローズ」のモニカ・ドーソン役のダナ・デイヴィス。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Superfreak」は、Rick Jamesの曲“Super Freak”からの引用。


【注目のセリフ】
「G.I.ジェーンどころか、私は甘えん坊バービー」by テディ
 ……なかなか自分を客観的にとらえている!
「女姉妹は大勢いる。いちいちコーヒーをおごってたら破産だ」by デレク
 ……そうそう、デレクには4人の女姉妹がいるんだった!
「シェパードから離れたかった。10分でいい。KGBみたくしつこいんだもん」by クリスティーナ
 ……彼女から毒舌が消えていないのが唯一の救い。
「彼(エリオット少年)とETは奇妙かつ面倒な絆で結ばれてる。彼が病気になるとETもなる。ETが酔っ払うと少年も酔っ払う。クリスティーナとメレディスも同じだ」by デレク
 ……デレクに座布団1枚!
「クモよ!クモ!あ~っ、やだやだ誰か何とかして、お願い!」by ベイリー
 ……ベイリーの弱点発見!
「でも君は類い希な才能を持ってる。放ってはおけない」by デレク
 ……そう、今やクリスティーナはデレクの家族だもの。
「撃たれたなんてお前に連絡できるわけがない。痛いなんてお前には言えない。苦痛を感じさせたくない」by デレク
 ……デレクの妹思いの一面がチラリ。


【メレディスの一言】
誰も変人になりたくない
たいてい後戻りできなくなるまで自分が変人とは気付かない
でも、たとえどんな変人だろうと、まだあなたのことを気遣ってくれる人はいる
相手が見限ってなければだけど
こと恋愛に関しては、変人もずっとは待ってくれない


【病名MEMO】
HPV(ヒトパピローマウイルス)

ウィルスの一種で、イボの原因となるものや、子宮頸がんの原因となるハイリスク型など、その種類は100種類以上。日本では2009年12月22日より、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンが、一般の医療機関で接種可能になった(いわゆる子宮頸がんワクチン)。


【その他MEMO】
ブレット・ファーヴ

1969年生まれの、有名なアメリカンフットボール選手。
アメリアが連れてきた患者のトッドを見て、マークは「ブレット・ファーヴのそっくりさん?」と言っていたけれど、確かに似ている…。


【曲情報】
♪"Worried About" Lissie

オープニング、自分たちのベッドに潜り込んでいるクリスティーナを見つけて、デレクが驚くシーンで。
♪"Sheep in Wolves Clothing" Ash Koley
メレディス、クリスティーナ、アレックス、ジャクソンが自分たちの初体験を告白するシーンで。
♪"Goodbye (Acoustic)" Greg Laswell
デレクをオペした時の記憶がぶつ切れだとクリスティーナがデレクに告白。リチャードがアレックスをエレベーターに誘い、テスが夫ジェリーへの思いをマークに語るシーンで。
♪"Belong" Cary Brothers
エンディング、エイプリルが自分は処女だと認めた上で、それぞれの抱える問題を指摘。レクシーがマークに会いに行き、彼とアメリアがイチャついているのを目撃してしまうシーンで。

2011.8. 3|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(3)トラックバック(0)

7月27日(水) #2「刻まれた衝撃」

Bamen2_aオーウェンと結婚したクリスティーナは、妻という立場になったことに戸惑いながらも、医師としてオペに参加する。しかし、オペの最中、彼女は乱射事件のことを思い出して倒れてしまう。すっかり自信をなくしてしまったクリスティーナは…。そんな中、フラッグ・フットボールのチームが練習中、落雷事故に遭ってERに搬送されてくる。チームの中で紅一点のケリーのことが好きなメンバーの3人は…。


まだまだ乱射事件のトラウマを引きずる面々。やはり、中でも特に深刻なのがクリスティーナ。あれほどオペを愛し、心臓外科の経験を積むためならオーウェンさえテディに差し出す勢いだった彼女が、今は見る影もなし。せっかくオーウェンたちの計らいでオペに参加できることになったのに、その表情は暗くて…。しかも、オペの最中に乱射事件の悪夢をよみがえらせてバッタリと倒れてしまったからビックリ! オペ室の床で動けなくなってしまったクリスティーナ、その姿はあまりにも痛々しくて…。そして、そんな彼女に駆け寄るメレディス。この2人の友情は本当にただものじゃないと、このシーンで再認識させられました。あのカメラアングル+クリスティーナ役のサンドラ・オーの名演技がすごかった!

 

Bamen2_2さて、そんなクリスティーナ、オーウェンと結婚し、妻の立場になったことにも戸惑いを見せます。すっかり結婚生活にも自信をなくし、結婚指輪をオーウェンに突き返してしまい…。けれども、ここで再び親友メレディスがいい働きを見せる! クリスティーナにオーウェンの元に戻るよう説得します。そうそう、メレディス、流産のこともちゃんとデレクに打ち明けました! もちろんパーキンスにも。こうしてメレディスはようやくオペに入る許可をGET。デレクの無謀運転も、これでしばらくは収まることでしょう。

 

そして、今回何よりも印象的だったのがオーウェン!「俺は君から離れない。何があろうとずっと君のそばにいる」とキッパリ。シーズン6では煮え切らない態度で視聴者をイライラさせたオーウェンが、頼りがいのあるところを見せてくれました。トラウマに苦しむ自分を支えてくれたのがクリスティーナであること、しっかり彼の胸に刻まれているんでしょうね。「俺はそばにいる!」と、とにかく言葉に力強さがある。メレディスが「いいスピーチだった」と褒めたのも納得です。また、そんなオーウェンの言葉を聞いたクリスティーナの表情もイイ!
…というわけで、何とかオーウェンとの結婚生活を続けることにしたクリスティーナだけれど、やはり今後が心配であることには変わりなし。彼女のトラウマは相当根深そうです。

 

一方、オーウェンやメレディスがクリスティーナを心配するように、マークはレクシーのことが心配でたまらない様子。彼女を自分の下につけ、オペを担当させないよう見張りまくり。今も彼女を愛しているからこその思いやりなんですが、レクシーにはそれが煙たい…。いざプロポーズ!と覚悟を決めたマークを、「放っておいて!」と突っぱねます。マークとレクシー、このまますれ違いでしょうか…。

 

撃たれた時の弾を、体内に残したままにしているアレックス。被弾しても生き残った自分をヒーロー視するのに、この弾は絶好のアイテムというわけ。でも、ベイリーはそれを見る度に乱射事件のことを思い出してしまう。ついに、「弾を取り出すまでオペに参加するな」とアレックスに命じます。自分の腕の中でチャールズを死なせたあの日が、ベイリーにはまだ生々しいのでしょう。そして、アレックスの了解を得て、ベイリーは自らの手で彼の体から弾を取り出します。弾と同じように、ベイリーの頭から乱射事件の記憶も取り出してあげたい…。

 

復縁してニコニコなはずのカリー&アリゾナ。2人はカリーの部屋で同居を始めるも、カリーの趣味が反映された“ギスギス部屋”がアリゾナはお気に召さない模様。もっと温かみのある部屋にしたいと壁紙の貼り替えを提案します。思わずグッタリしてしまうカリーだけれど、最終的にはアリゾナの望みを叶えてあげる!?

 

テディはパーキンスと順調に交際。でも、どこかで患者と精神科医の関係になっていやしないかと思い始め…。その気持ちを素直にパーキンスに打ち明け、自分も交際を楽しんでいるという彼の言葉にホッとします。テディ、前シーズンはあれだけオーウェンとクリスティーナの関係を不安定なものにしたというのに、今はかなりパーキンスにご執心といった感じ。なかなか切り替えが早い!

 

気になる患者もいましたね。落雷事故に遭ったフラッグ・フットボールの選手たち。ウォーレン、ミッチ、ラスの3人は、紅一点のケリーに夢中。死にそうな目に遭ったことで、3人はみなケリーに告白!(どうしてあんなにケリーはモテるの!?) レクシーのお手柄で脊髄硬膜外血腫が判明したケリーは、無事オペを終えて目覚めると、自分もウォーレンを愛していると告白します。医師たちの暗い胸の内が浮き彫りにされたエピソードだっただけに、このハッピーエンディングには救われました。

 

このようにいまだ乱射事件のショックを引きずるシアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院。次回は“ハリケーン・アメリア”こと、デレクの妹アメリアがやって来るというから興味深い! 兄デレクが彼女にどんな態度を取るのか、早く見てみたいですね。


【トリビア:ゲスト】
クリスティーナが担当した患者のリンダ役は、「HEROES/ヒーローズ」でクレアの母親サンドラ・ベネットを演じていたアシュレイ・クロウ。

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Shock to the System」は、Billy Idolの同名曲“Shock to the System”の引用。


【注目のセリフ】
「あの部屋はヤンがコーディネートしたからギスギスしてて冷たい」by アリゾナ
 ……カリーの部屋って前衛的!? バットマンの基地みたい!?
「あんたの結婚は秘密と犯罪が付きまとってる。参考になんない」by クリスティーナ
 ……毒舌だけど、言い得ている…。
「精神科に逆戻りするに50ドル」by クリスティーナ
 ……かわいそうなレクシー、今度はクリスティーナの賭けのネタに。
「それがパターンになんの? 不安や辛い気持ちをあたしに打ち明ける? お互い撃たれそうになったから」by クリスティーナ
 ……ジャクソンが思ったように、これで完全復活なら良かったのだけど。
「いつも通りに終わっただけだ。俺が近付く女はみんなおかしくなる。レベッカ、イジー、それにお袋」by アレックス
 ……こうして並べて見ると、確かに…。
「一生かけて幸せにしたいんだよ」by マーク
 ……マーク、こんなにレクシーを愛してるのに。切ない。
「俺と一緒に怖がったり怒ったりすればいい。俺に対して怒ってもいい。どうなろうが俺はそばにいる」by オーウェン
 ……このセリフを含めた一連のスピーチ、本当にお見事!


【メレディスの一言】
雷が2度落ちることは滅多にない
一生に1度のこと
何度も衝撃が来るように感じたとしても
やがて痛みは治まり、衝撃は消えていく
そして自然に回復へ向かう
予期せぬ出来事から立ち直る
形勢が有利な場合もある
しかるべき時にしかるべき場所にいれば、大打撃を受けても生き残る見込みがある


【病名MEMO】
蜂窩織炎(ほうかしきえん)

皮膚の下部からその下の組織にかけての細菌感染症。原因となる細菌は多数あり、ブドウ球菌もその一つ。

 

MRSA感染
抗生物質が効かなくなった多剤耐性の黄色ブドウ球菌による感染症。敗血症や肺炎、などを引き起こす。
ベイリーは、体内に弾を残しているアレックスに、ゆくゆくはMRSA感染から敗血症になって死ぬ場合もあると指摘した。


【その他MEMO】
スカーレット・ピンパーネル

ハンガリーの作家、バロネス・オルツィの小説。邦題は「紅はこべ」。
クリスティーナは、クイズにも強いらしい。

 

フラッグ・フットボール
アメリカンフットボールを基に米国で考案されたスポーツ。「タックル」がプレーヤーの腰につけた「フラッグ」を取ることに置き換えられており、原則として敵味方の選手同士の身体的接触は禁止。安全で、子どもから大人まで楽しめる。


【曲情報】
♪"Precious" Tobias Froberg

オープニング、メレディスがパーキンスとの面談で嘘の涙を見せるシーンで。
♪"Wishing He Was Dead" The Like
テレビを見ていたメレディスとクリスティーナのところにやって来たレクシーが落雷事故のニュースを見て、ケリーの麻痺の理由に気付くシーンで。
♪"Into The Mystic" Greg Laswell
クリスティーナのオペの見学中、メレディスがアレックスをなぐさめるシーンで。
♪"The Wait" School of Seven Bells
メレディスがオペ室に入り、倒れたクリスティーナを助けようとするシーンで。
♪"Calling Me" Alva Leigh
メレディスが流産のことをデレクに打ち明け、クリスティーナが結婚指輪をオーウェンに返すシーンで。
♪"Business Transaction" Home Video
パーキンスも自分との交際を楽しんでいると知ってホッとしたテディが、彼とキスをするシーンで。
♪"White Blank Page" Mumford & Sons
ベイリーがアレックスの体内の弾を摘出し、メレディスがクリスティーナに離婚を思いとどまるよう説得。オーウェンがクリスティーナを迎えに来るシーンで。

2011.7.27|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

7月20日(水) #1「生まれ変わるために」

Bamen1_2病院内の乱射事件に巻き込まれた医師たちの多くは、精神的な後遺症(PTSD)に苦しめられていた。精神科医のパーキンスはスタッフのカウンセリングを実施。それぞれがオペを担当できる状態にあるか判断していく。そんな中、デレクは復帰初日に高速道路でスピードを出し過ぎ、無謀運転で逮捕される。その後、彼は衝動的に部長職を辞任してしまい…。一方、クリスティーナは事件後に孤独におびえるようになり、オーウェンのプロポーズを即座に受けて結婚を決めるが…。


Bamen1_a_2衝撃的な乱射事件に見舞われたシアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院。その後、みんながどうなったかと思っていたら… 何とクリスティーナとオーウェンが結婚!! いきなりシーズン7の初回に2人の結婚式とは、意表を突かれました。しかも、クリスティーナがオペの許可をもらえないことに焦っていないというのが怖い。ウェディング雑誌を読みふける、何かに憑依されたようなクリスティーナのあの目。サンドラ・オーの演技力のすごさを、またまた思い知らされました。
そうそう、“目”と言えば、結婚式で誓いの言葉を言うクリスティーナを見守るオーウェンのまなざしが良かった! ケヴィン・マクキッドも名演技でしたね。

 

一方、撃たれてイジーの名を呼んでいた哀れなアレックスは、傷から回復するなり自分で自分をヒーロー視。事件の際、レクシーがどんなに必死に自分を助けようとしてくれたのかも忘れて、彼女が精神を病んだ途端ポイっと捨てちゃったって!? 前シーズン、成長が著しかったアレックスだけにちょっと残念な展開。残念と言えば、ベイリーとベンも別れちゃうし…(ぜひ2人にはうまくいってほしかったのに!)。

 

レクシーは、事件のショックから一時は精神科に入院していたとのこと。そのお膳立てをしたのがマーク。やっぱりマークはレクシーのことが気になるんでしょう。それにしても、患者の前であそこまで取り乱すような失態を見せたレクシー、あっさりオペの許可をGET。「睡眠障害だから眠れば治る」って…。マークでなくてもパーキンスに抗議したくなるかも。

 

そして、デレクは無謀運転で何度も警察に捕まっているという状況。デレクを演じるパトリック・デンプシーは無類の車好き。カーレースに出場するのが趣味で、クラシックカーやスポーツカーのコレクターとして知られているだけに、彼が車をかっ飛ばすことでPTSDに対処しようとしているというのは、良くできた脚本だなと感心しました。
そしてそんなデレク、いきなり部長を辞めると宣言! それで喜んだのがリチャードです。部長への返り咲きがよほど嬉しかったのか、みんなが半端ないPTSDに見舞われているというのに、ハイテンションで踊りまくり! ちょっとちょっと、浮かれている場合ではないのでは!? と言いたいところですが、暗い状況の中こそ光が必要というもの。リチャードの部長職復帰&ダンスは、間違いなく今回のエピソードの中でも大きな見せ場になっていました。

 

比較的、PTSDから遠いところにいるのがカリーとアリゾナ。アリゾナは、カリーがいつ子作りのことを話題にするかドキドキ。あれほど子どもは欲しくないと言い張っていたアリゾナが、カリーとなら子どもを持ってもいいと言い出したのには驚きでしたが、やはり内心ではまだ覚悟ができていないよう。ともかく、この2人は正式な同居を始めることに。今後の展開が気になります。

 

テディもまた、今回の銃撃事件によるPTSDの影響は軽そうな部類ですが、この人、なかなか隅に置けない! ちゃっかり精神科医のパーキンスと付き合い始めてるし!

 

また、今シーズンからジャクソンとエイプリルが正式にレギュラー入り。イケメンのジャクソンはいいとして、エイプリルは目の上のたんこぶのような存在(←と思っているのは私だけ!?)。だからこそ、この2人のマーシー・ウェスト組が、今後シアトル・グレース組とどう関係を築いていくのか、その動向にも注目していきたいです。

 

それにしても、クリスティーナが気になる…。
流産のことをいまだデレクに言えず、オペの許可がもらえないメレディスも心配だ…。


【トリビア:ゲスト】
パーキンス役は、「マーシー・ホスピタル」でDr.クリス・サンズを演じていたジェームズ・タッパー。
オーウェンの母親役は、「エバーウッド 遥かなるコロラド」のエドナ・ハーパー役で知られ、「グレイズ・アナトミー」のシーズン5にも同役ですでにゲスト出演を果たしているデブラ・ムーニー。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「With You I'm Born Again」は、Syreeta Wright and Billy Prestonの同名曲“With You I'm Born Again”からの引用。
オーウェンと結婚して新しい人生を歩み始めたクリスティーナの状況にピッタリとハマっている!


【注目のセリフ】
「パーキンスはバカじゃないかも。メレディス・グレイの内なるヤバさをちゃんと見抜いてる」by クリスティーナ
 ……歯に衣着せぬ、この言い方が好き!
「ドレスをさがすことに幸せを感じるような人間になりたい。単純になりたい」by クリスティーナ
 ……彼女の心の傷の深さがよく表れたセリフ。
「あなたと向き合ってる余裕がない。あたしは自分をつなぎ止めるだけで精一杯なの」by ベイリー
 ……恋人と向き合う余裕すらないなんて。あまりにも切ない
「危篤状態になった時、あなたは出て行った奥さんの名前を呼んだ。そういうのって最強の反対。どうでもいいけど」by レクシー
 ……このセリフにはスカッ! このくらい言ってよし。


【メレディスの一言】
ヒトの体の細胞は入れ替わる
平均すると7年ごとに
ヘビのように、ヒトは自力で皮膚を脱ぎ捨てる
生物学上、新しい人間となる
見た目は変わらない、前と同じ
変化は目に見えない
ほとんどの人はそう
でもみんな変化している
完全に、すっかりと


【病名MEMO】
頭蓋底脊索腫

胎児期にみられる脊索と呼ばれる組織の遺残組織から発生する腫瘍。


【曲情報】
♪"Midnight Hour" Reflection Internal: Talib Kweli & Hi-Tek

部長職に復帰したリチャードがオフィスで満足げに踊るシーンで。
♪"Undertow feat The fray & Esthero" Timbaland
メレディス、クリスティーナ、レクシーが冗談を言いながら廊下でランチをするシーンで。
♪"Teach You To Fly" Wiz Khalifa
デレクがスピードを上げて車を運転するシーンで。
♪"Thistle & Weeds" Mumford & Sons
グレッグのオペが行われるシーンで。
♪"Backed Into The Corner" Amy Stroup
ベイリーがベンと話をし、別れを告げるシーンで。
♪"Stare Into The Sun" Graffiti6
デレクが無謀運転で捕まり、メレディスが彼を留置所まで訪ねるシーンで。
♪"Salt In The Wound" Delta Spirit
メレディスに祝福されながら、クリスティーナがオーウェンと結婚するシーンで。

2011.7.20|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

4月13日(水) #24「汚された聖域」

Bamen24_aデレクを撃ってからも復讐に燃えるゲーリーは、次なる標的を捜して再び姿を消す。デレクへの発砲を目の当たりにしたメレディス、クリスティーナ、エイプリル、そして、撃たれたアレックスを手当てするマークとレクシーは!? 一方、術後の患者を連れてICUへ向かうオーウェンとテディは、廊下で死体を発見してICU行きを断念。ベイリーは、患者のメアリーと一緒にチャールズを救おうと奮闘するが…。


【STORY】
Bamen24_4_2 デレクを撃ったゲーリー。今度はエイプリルに銃を向ける。命乞いをする際、個人的なことを言うと効果的だと覚えていたエイプリルは、父や母、姉妹のことを引き合いに出し、撃たないでほしいとゲーリーに懇願。ゲーリーはそんなエイプリルを解放し、突入したSWATの姿を見て逃走する。
メレディスはデレクの元に駆け寄り、「目を閉じちゃダメ!」と必死で彼を励ます。エイプリルは完全に取り乱していて茫然自失状態。そんな中、クリスティーナは何とか平静を保とうと踏ん張り、デレクをオペ室に移すよう2人に指示する。そして、自分はオペを頼むため、エイプリルとともにテディを捜しに行くが、ジャクソンからテディもオーウェンも移動して不在だと聞かされ…。
ジャクソンは、看護師と麻酔科医にデレクのオペの準備をさせるようエイプリルに言い、クリスティーナに執刀を促す。緊急事態だけに覚悟を決めたクリスティーナは、ジャクソンと一緒にデレクのオペを行うことに。オペに集中するため、メレディスにはオペ室に入らないよう告げ、エイプリルにはメレディスの監視役を頼む。そして、「全力を尽くす」とメレディスに誓い、デレクのオペに取りかかる。オペ室の外で待機している間、メレディスは涙するエイプリルに「やっとデレクしかいないと気付き、結婚して子どもを作ろうと決めたのに、こんなことになった。今、泣いていいのはあなたじゃない」と言い放つが、「リードは親友だったのに彼女を亡くした」という言葉を聞き、彼女も辛いのだと理解する。

 

一方、撃たれたアレックスに輸血する血液を手に入れるため会議室を出たレクシーは、途中でゲーリーと鉢合わせる。ゲーリーは、妻の死に直接関わったデレク、リチャード、レクシーに復讐する計画だったとレクシーに告げ、彼女に銃を向ける。すると、SWATがゲーリーに向けて発砲。ゲーリーが撃たれた隙にレクシーは逃げ、何とか会議室へと戻る。そして、瀕死のアレックスに「愛してる」と連呼。けれども、朦朧としたアレックスはレクシーではなくイジーの名前を呼ぶ。「イジー、置いてかないでくれ」とすがるアレックス。レクシーは、イジーに代わって「置いていったりしない」とアレックスを励まし続ける。そんな中、会議室にSWATが。フロアの安全が確認されたと聞かされ、マークとレクシーはアレックスを連れて外に避難。アレックスは、シアトル長老派病院へ運ばれる。

 

オーウェンとテディは、オペ中に低体温となった患者ピートをICUに運ぼうとしていた。「クリスティーナか私かどちらか選んで」とオーウェンに迫るテディ。そんな矢先、廊下で死体を発見した2人は、ICUには行けないと判断。何とか無事にピートを病院の外に運び出すが、オーウェンはまだ中にクリスティーナがいると知り…。危機的状況に置かれたことで、オーウェンはクリスティーナを選ぶと決め、テディを残して病院内へ戻る。

 

Bamen24_6クリスティーナとジャクソンは、デレクのオペに奮闘していた。途中、吻合の方法に悩みながらも、的確な判断で処置を進めていくクリスティーナ。そこに、クリスティーナを捜しに院内に戻ってきたオーウェンがやって来る。メレディスは、1人でもアテンディングが戻ってきてくれたことに安堵するが、実はその頃、オペ室内は恐ろしい状況に陥っていた。何と、いつの間にかオペ室内にゲーリーが侵入。クリスティーナに銃を突きつけ、デレクのオペをやめるよう脅迫していたのだ!
オーウェンはゲーリーを説得しようとするが、ゲーリーは聞く耳を持たず。そのうち、異変に気付いたメレディスもオペ室に入り、自分を撃つようゲーリーに迫る。「レクシーは妹であり、リチャードは父親のような存在、そしてデレクは夫。私を撃てば復讐を果たせる」と。しかし、ゲーリーは一向に銃を下ろそうとしない。

Bamen24_7 オーウェンは、力ずくでゲーリーを取り押さえようとするが、肩を撃たれて気を失ってしまう。ジャクソンはその混乱を利用して、モニターのコードを抜いてデレクの死を偽装。復讐を果たせたと勘違いしたゲーリーがオペ室から去ると、クリスティーナとともにデレクのオペを再開する。心室細動に陥り、死にかけるデレクだったが、クリスティーナたちの懸命な処置により一命を取り留める。
メレディスは、本当にデレクが死んだと思って一時はショック状態だったが、クリスティーナに命じられ、エイプリルとともにオーウェンの治療にあたる。けれども、その間にメレディスは流産。大きな犠牲を払うかたちとなる。

 

ベイリーとメアリーは、出血多量のチャールズに止血の処置をしていたが、病室内でできることはすべてやり尽くしたという状態に。チャールズをオペ室へ連れていくしかないと判断したベイリーは、シーツの上にチャールズを乗せて、それを引きずりながらエレベーターへと向かう。ところが、エレベーターは警察の判断により止められていた。これではチャールズを助けられない。興奮して泣きわめくベイリー。しかし、すぐに冷静さを取り戻すと、死が迫っていることをチャールズ本人に告げる。そして、チャールズの頭を自分の膝に載せ「あんたは独りじゃない」と声をかけながら、メアリーとともに彼の最期を看取ることに。チャールズは、「リードに愛していたと伝えてくれ」と言い残して死んでいく。

 

アリゾナとカリーは、虫垂が破裂したルビーを処置。不安がるルビーをなだめているところに、ゲーリーがやって来る。思わず、恐怖に固まってしまうアリゾナ。カリーは動揺しながらも、銃創を負ったゲーリーに手当て用の包帯を渡し、彼を追い払う。そして、怖がるルビーに「ロビンス先生はこの病院で1番頼りになるお医者さん。先生には魔法の笑顔があるから、先生がにっこりするだけで全部うまくいく」と言って安心させてやる。
こうして、今回の事件によって、互いの愛情を再確認したアリゾナとカリー。無事、外へ避難を果たすと、アリゾナは子どもを持とうとカリーに提案。2人は復縁する。

 

病院の中に入れず、外で状況をうかがっていたリチャード。医師たちを含め、多数の被害者が出ていると知り呆然。そのうち、銃撃犯がゲーリーだと知ると、警官の目を盗んで病院に入っていく。
そして、病室にたたずむゲーリーの姿を発見したリチャードは、静かに彼と対峙。ゲーリーは、リチャードを撃ってから自分も自殺するつもりだったが、残っている弾が1発しかないとリチャードに話す。リチャードは死を恐れていないと告げ、ゲーリーが差し出したウォッカには口を付けず、それを床にこぼす。そして、ゲーリーに選択を委ねる。
SWATが接近する中、鳴り響く1発の銃声。リチャードは撃たれずに済み、事件は収束するのだった。


【今回のMVP】
クリスティーナ!

メレディスとエイプリルが取り乱す中、着々とデレクのオペの準備を進めるクリスティーナ。そして、執刀できるアテンディングがいないと知ると、意を決して自らメスを握る。
そして、オペではその才能を存分に発揮。途中、オペ室に乱入したゲーリーに銃を向けられても、簡単にはデレクのオペをやめようとせず。ゲーリーが立ち去ると、すかさずオペを続行し、見事、親友メレディスの夫であるデレクの命を救った。
今回のクリスティーナの尋常ではない精神力に、心から感服。


【デレクの一言】
イエスかノーか
中か外か
上か下か
生きるか死ぬか
英雄か腰抜けか
闘うか諦めるか
もう1度念を押しておこう
人生は選択の連続
生きるか死ぬか
まさに重大な選択
自分で決められるとは限らない


まさに衝撃的なシーズン・フィナーレ。
アリゾナとカリーが元サヤに収まったり、オーウェンが土壇場でクリスティーナを選んだりと、前向きな進展もあるにはあったものの、リードとチャールズは亡くなり、生き残ったメンバーもそれぞれ体や心に大きな傷を負うかたちに…。
当初、この番組の製作の指揮を執るションダ・ライムズは、ベイリーが撃たれるという脚本を用意していたとのこと。しかし、メレディスが番組の“心臓”なら、ベイリーは番組における“精神”。ベイリーを撃たせるのは無理だと気付き、脚本を書き換えたんだとか。そんなベイリー、チャールズを助ける術を奪われるという酷な状況に。しかし、ションダに番組の“精神”と言わせしめただけあり、立派に彼の最期を看取ったのは本当に立派。
また、メレディスは妊娠を喜べるまでに成長したというのに、何と流産という憂き目に。妊娠の示す検査薬のスティックをゴミ箱に捨てる彼女の姿が痛々しくて…。
痛々しいと言えば、アレックスも相当なもの。朦朧とした彼の口から出てきたのは「イジー」という名前。すっかりイジーとのことは乗り越えたかに見えていたけれど、そんなに簡単じゃなかったんだな、と。そんな彼に「愛してる」と訴えるレクシー、それを見守るマークも非情に辛く複雑な立場。それにしても、レクシーはいつの間にアレックスのことを本気で愛するように!? それとも非常時で混乱していただけ!? この3人の関係、次シーズンのチェックポイントの1つになりそう。
そして、今回のエピソードでひときわ活躍が目立ったのがクリスティーナ。デレクのオペを見事にやり切り、彼の命を救ったのはさすが! 外科医としての手腕はもちろん、混乱した状況の中でも冷静さを保とうとしたその精神力には脱帽。ただし、この最悪の経験による精神疲労は、あとからジワリジワリと彼女を襲うんじゃないかと…。

 

早くも、次シーズンの展開が気になりますが…そんなグレイズファンに朗報! 「グレイズ・アナトミー7」が7月より放送スタート決定! いつもより早いお届けになります。どうぞお楽しみに!

2011.4.13|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(3)トラックバック(0)

4月6日(水) #23「サンクチュアリ」

Bamen23_6妊娠が判明し、デレクに報告するタイミングを見計らうメレディス。一方、クリスティーナはオーウェンと別れることになって落ち込んでいたが、メレディスのオメデタ報告を聞き、素直に喜びを分かち合う。そんな中、シアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院に悲劇が訪れる。閉ざされた空間の中で起こった予期せぬ惨劇に、医師も患者もパニック状態となり…。


【STORY】
妊娠が判明したメレディス。デレクに報告するタイミングを見計らう。クリスティーナは、オーウェンのテディへの気持ちを知って落ち込んでいたが、メレディスのオメデタ報告を聞き、素直に喜びを分かち合う。
しかしこの日、シアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院は、前代未聞の惨劇に見舞われることとなる…。

 

Bamen23_a この日、アリゾナとレクシーは、虫垂炎の9歳の少女ルビーを担当。カリーとアレックスは、頸骨粉砕骨折の6歳の少年ジェイソンを診る。オーウェン、テディ、ジャクソンは、交通事故の相手に発砲されたピートのオペを行うことに。クリスティーナは、テディの術後患者、メレディスはマークの術後患者のケアを任される。

Bamen23_5ベイリーとチャールズは、人工肛門を付けたメアリーの2度目のオペに向けて準備を進める。
そんな中、病院には、妻を失った件で訴訟を起こしたゲーリー・クラークがやって来る。彼はデレクを捜して院内をウロウロ。リードは備品室でゲーリーからデレクの居場所を聞かれるが、「看護師に聞いて下さい。私はガイドじゃなくて外科医」と突き放す。すると突然ゲーリーが発砲! 頭部を撃たれたリードは即死し、その場にやって来たアレックスも脇腹を撃たれる。どうやらゲーリーは、妻の死の責任をデレクら病院スタッフに向け、復讐を果たそうとしているらしい。ゲーリーが去った後、アレックスは何とか自力で備品室から這い出てエレベーターに乗る。その頃、惨劇の始まりをまだ知らないデレクは、メレディスから「話したいことがある」と言われ、早めに帰ることを約束していた。

 

オペ室では、オーウェン、テディらによってピートのオペが行われる。途中、術後患者の件でテディに意見を聞きにきたクリスティーナに対してオーウェンは、オペに参加して処置を手伝うよう言うが、クリスティーナはそれを拒否してオペ室を出て行く。オーウェンはクリスティーナを追ってオペを中座。そんなオーウェンに対してクリスティーナは「愛してるのはテディ?それとも私?」と詰め寄る。そして、その問いに答えられない彼にその場で別れを告げる。

 

その後、エイプリルが備品室でリードの射殺体を発見。パニック状態となってデレクのオフィスに駆け込み、彼に状況を説明する。デレクは、ここで初めて院内に銃撃犯がいることを知る。

 

その頃、ゲーリーはエレベーター内で、クリスティーナにデレクの居所を尋ねていた。クリスティーナは、何も知らずにデレクのオフィスの場所をゲーリーに教えるが…。

 

デレクは、銃撃事件が起きていることを警察に連絡した上で病院を封鎖。スタッフたちはポケベルで封鎖の連絡を受けるが、みな事件の真相についてはまだ知らない。いきなり銃撃犯の存在を知らせてパニックが起きるのを避けたいデレクは、ひとまずピートのオペが行われているオペ室に行き、ジャクソンにだけ銃撃犯が院内にいることを説明。オーウェンやテディには、患者の容体が安定してから事情を話すよう言付ける。

 

廊下でクリスティーナと遭遇したメレディス。まだ妊娠のことをデレクに告げていないと彼女に話すうち、やはり今すぐ打ち明けようと心に決める。「デレクのウルウル泣きが見たい。一緒に行く」と言い出すクリスティーナ。一瞬戸惑うメレディスだったが、彼女がオーウェンと別れたと知ると、「分かった」と言って2人で一緒にデレクの元へ向かう。

 

マークとレクシーはナース・ステーション前にいたが、そこにゲーリーがやって来て銃を乱射。被害者が出てあたりは騒然となる。マークとレクシーは急いでエレベーターで逃げようとするが、その時、エレベーター内に血まみれで倒れているアレックスを発見。急いで彼を会議室に運び、手近な道具を使って処置を始める。麻酔なしの処置に叫び声をあげるアレックス。ゲーリーに見つかっては困ると、レクシーはアレックスの口にガーゼを突っ込み、マークと一緒に必死で処置を続ける。しかし、アレックスは大量に失血していてこのままでは命が危ない。レクシーはアレックスをマークに任せ、危険を承知で輸血用の血液を取りに会議室を出る。

 

近くのダイナーにいたリチャードは、パトカーが病院方向へ向かうのを見て、異変を察知。病院へ駆け付け、銃撃事件が起きていることを知るが、封鎖措置が取られてるため中には入れない。

 

Bamen23_2_2一方、ひとまず小児外科の患者たちを遊戯室に集め、少ない人数でケアできる体制を整えることにしたカリーとアリゾナ。相手を憎むことで自分の気持ちに折り合いを付けようとしているカリーは、終始アリゾナに対してつれない態度を取る。そして、「子どもがいなくても幸せになれると思い込んで、あなたに合わせようと努力した」と言って、自分の夢を否定したアリゾナの態度に傷ついた気持ちを吐き出す。アリゾナは、カリーにはレズビアン度が足りないと反論。そんな中、ルビーが「お腹が痛い」と訴え始める。ポータブル・エコーで調べてみると、彼女の虫垂は破裂してしまっていた。

 

デレクのところに向かっていたメレディスとクリスティーナは、途中でデレクと出くわし、銃撃犯が院内にいると聞かされる。デレクは備品室に2人を閉じ込め、安全になるまで動かないよう指示してその場を離れる。

 

チャールズは、自分たちのいるフロアに銃撃犯がいると知り、メアリーの病室に駆け込んでくる。ベイリーは、病院封鎖のことは知っていたものの、まさか銃撃犯がいるとは思ってもいなかったため動揺。ゲーリーが警備員に発砲する様子を目撃すると、チャールズには隠れるよう、メアリーには死んだふりをするよう指示。自分もメアリーのベッドの下に身を隠す。ところが、物音に気付いたゲーリーが、隠れていたチャールズを見つける。「外科医か?」と彼に迫るゲーリー。「そうです」と答えたチャールズは、ゲーリーに撃たれてしまう。その後、ゲーリーはベイリーのこともベッドの下から引きずり出し、やはり「外科医か?」と問う。ベイリーは震えながら「看護師」と返答。おかげで難を逃れる。ゲーリーが去ると、ベイリーは恐怖におののきながらもメアリーに手伝いを頼み、何とかチャールズの手当をしようとする。

 

一方、ピートはオペ中に低体温に陥り、ICUに移して温める必要が出てくる。しかし、銃撃犯が院内にいるとデレクから知らされていたジャクソンは、その件をオーウェンらに説明。オペ室から出ないよう言う。しかし、オーウェンとテディはピートの命を優先し、強引にオペ室を出る。

 

メレディスとクリスティーナは備品室に隠れ続けていたが、そこに銃を手にしたゲーリーが近寄ってくる。クリスティーナは彼の顔を見て驚愕。ゲーリーの標的がデレクであることを悟り、それをメレディスに告げる。メレディスとクリスティーナは備品室を飛び出し、デレクのところに向かおうとするが、メレディスたちがデレクを見つけた時には、すでにデレクはゲーリーから銃を向けられていた。

Bamen23_3デレクは、子どもの頃に強盗が自分の父親を殺すところを目の前で見た経験を引き合いに出し、「神になりたくて医者になったんじゃない。人の命を救いたかったから。自分も人間である以上、過ちを犯す。あなたも道を誤っただけ」とゲーリーの説得にかかる。ゲーリーは一瞬銃を下ろすが、そこにエイプリルが飛び出して来て…。ゲーリーはついに引き金を引き、デレクは銃弾に倒れるのだった…。


【今回のMVP】
デレク!

前代未聞の惨劇が進行する中、外科部長として病院を守ろうと冷静に行動したデレク。ゲーリーに銃を向けられても、目の前で父親を殺された経験を語り、必死で彼を説得。その言葉は、自分を見失ったゲーリーの心に届きかけていたというのに…。


【メレディスの一言】
オペの見学室で字を覚え、遺体安置室で遊び、古いカルテにお絵描きをした
病院は私にとって教会、学校、家(うち)
安全な場所、安息の地
ここが好き
訂正
好きだった


【今回のゲスト】
メアリー役は、「アントラージュ オレたちのハリウッド」へのゲスト出演などで知られる、アイドル歌手で女優のマンディ・ムーア。
警官のマーティ役は、「女捜査官グレイス ~天使の保護観察中」のジョン・ハナダルコ役のトム・アーウィン。


Bamen23_4これまでになく衝撃度の高い今回のエピソード。ゲーリーの目には不穏なものを感じていたけれど、まさか銃の乱射事件を起こすほど心が病んでいたなんて。
リードへの発砲を皮切りに、アレックス、チャールズと、主要なメンバーたちが次々と撃たれ…。そして、ついにデレクまで! メレディスの妊娠という嬉しいニュースが、今回の事件の悲惨さをより際立たせるかたちに。さて、撃たれたメンバーたちの安否は!?
また、オペ室を飛び出したオーウェン、テディと患者のピート、輸血用の血液を取りに会議室を出たレクシー、盲腸が破裂してしまった幼いルビーも心配。同時進行で危険が迫るという、このあまりにもスリリング過ぎる状況。最終話ではどのような展開を見せるのか、どうぞお楽しみに!

2011.4. 6|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(3)トラックバック(0)

3月30日(水) #22「忘れえぬ人」

※東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 

Bamen22_4クリスティーナは、オーウェンから同居しようと言われてOKするが、「オーウェンとテディの間には何かある」とメレディスに警告されて不安になる。そんな中、転倒してケガをした老人ヘンリーが病院に運ばれてくる。同時に、彼とかつて恋仲だった女性ベティも入院していて…。一方、アレックスは、自らの目をえぐり出そうとした少女ヘイリーの治療を担当する。ヘイリーは統合失調症と診断されていたが、本人は正気だと訴え続けていて…。


【STORY】
デレクが自宅でパーティを開く。アレックスとレクシーはなかなかいい雰囲気。カリーは別れたばかりのアリゾナを見つめてため息。クリスティーナはオーウェンから一緒に暮らそうと言われ、即OKする。浮気心が頭をもたげてきたマークは、アプローチをかけてきたリードを自分の家に連れて帰る。ところが、その現場をテディに目撃されてしまい…。これにより、マークとテディの関係は終わる。また、その頃ベイリーは、ベンの家で彼とベッドインしようとしているところだった。

翌日の病院。クリスティーナはオーウェンと暮らすことにしたとメレディスに宣言。しかし、オーウェンのテディに対する気持ちに気付いているメレディスは、詳細は言えないまでも「オーウェンとテディの間には何かある」とクリスティーナに警告する。クリスティーナは、メレディスの言葉に不安を抱き始める。

 

そんな中、カリーとレクシーは腕を骨折した年配のベティを担当。オーウェン、テディ、リチャード、クリスティーナは、階段から転倒して肋骨を折った老人のヘンリーを担当する。ヘンリーは、洞不全症候群で心調律が不規則になったために意識をなくして転倒したことが判明。テディは、アブレーション治療を行うとヘンリーに説明するが、そんな時、ヘンリーがベティの存在に気付き彼女に声をかける。実は、ヘンリーとベティはかつて恋仲だったのだ。
ヘンリーとベティは、それぞれ担当医に50年前のことを話して聞かせる。当時、ベティはヘンリーの婚約者だったアイリーンと親友同士だった。しかし、いつしかヘンリーと愛し合うように。ベティは、ヘンリーをあきらめるために遠くに引っ越し、マイク・ドナヒューという別の男性と結婚した。ヘンリーはアイリーンとの破談を考えはしたものの、ベティが去ったためそのままアイリーンと結婚。しかし、それ以降もベティのことを忘れることはなかった…。
リチャードらの計らいで会話の機会を得た2人は、空白の時間を埋めるように話し込む。そして、恋心を再燃させたヘンリーは、一緒に暮らそうとベティに言う。けれども、ベティの答えはNO。「あなたのことは完全にあきらめた。マイクとの間に子どもが4人、孫たちもいて幸せ。あなたは過去の人」ときっぱり言う。
ところがその後、ヘンリーの容体が急変。リチャードたちの処置で一命を取り留めたヘンリーは、ペースメーカーを埋め込む処置をしてからの退院となる。ヘンリーが死ぬかもしれないと、その様子を心配そうに見守っていたベティは、結局、運命の人と第二の人生を送ることを決意する。

 

クリスティーナは、ヘンリーとベティの関係とオーウェンとテディの関係を重ね合わせ、ますます不安を募らせる。クリスティーナが動揺する姿を見ていられないメレディスは、採用の件でテディを推さなかった事実をクリスティーナに話すようオーウェンを説得。オーウェンはとうとうクリスティーナに真実を告げる。ショックを受けたクリスティーナは、テディに対する気持ちをオーウェンに問いただすが、オーウェンは「分からない」と言う。クリスティーナはオーウェンと同居を取りやめることにし、メレディスに慰めを求める。また、テディはクリスティーナとオーウェンの話を立ち聞きしてしまい、気まずいムードとなる。

 

Bamen22_8アレックスは、妄想型統合失調症で自分の目をえぐり出そうとした少女ヘイリーを診察。ヘイリーは自分は正気だと主張し、信じてくれないなら自分の心臓を突き刺すと言ってロラゼパム入りの注射器を手に取る。アレックスは「僕は信じる」と言ってヘイリーを落ち着かせ、彼女の手から注射器を取り上げる。
ヘイリーの両親は、統合失調症で自殺した身内がいることもあり、ヘイリーも統合失調症であるという診断に疑問はないようだったが、アレックスは何か見落とされている可能性を考慮。デレクに頼んで脳波の検査やCTスキャンを行う。しかし、結果は異常なし。デレクもアリゾナも精神科に回すのが妥当だと判断するが、ヘイリーの言葉を信じるアレックスは、もう少し調べさせてほしいと食い下がる。デレクはアレックスに4時間の猶予を与える。

Bamen22_a_3ヘイリーには、聴覚過敏、めまい、耳鳴り、眼振などの症状が。アレックスは原因を突き止めようと文献にあたるが、なかなかこれという疾患が見つからない。けれども、“レクシペディア”ことレクシーが、以前に似たような疾患を医学雑誌で見たことがあると発言。彼女のヒントから図書館で該当の医学雑誌を探し出したアレックスは、ヘイリーは上半規管裂隙症候群と推測。その後の検査で、その診断が裏付けられる。アレックスは、デレクとアリゾナとともにヘイリーの内耳の欠損を治すオペを行い、彼女を長い苦しみから解放する。

 

マーク、ベイリー、メレディス、ジャクソンは、事故でひどいヤケドを負い、頭皮再建を受ける予定となっているアンバーという女性を担当する。彼女はオペの日を心待ちにしていたが、そんな矢先に、感染症に冒されている3本の指を切断する必要があると判明。熱傷治療でアンバーと知り合い、彼女の親友になったトリッシュは、「生きていることが肝心。それ以外のことは小さな痛手」と落胆するアンバーを励ます。しかし、アンバーにとって常に前向きなトリッシュの励ましは、むしろストレスになっていた。時には弱音を吐きたいのだ。そんなアンバーの気持ちをくみ取ったベイリーは、「今は期待を裏切られた感情を吐き出し、明日また前向きになればいい」と彼女に声をかける。
その後、アンバーの指の切断オペが行われる。オペを無事終えたマークは、感染のリスクが減ったことから頭皮再建もできると判断。アンバーの願いを叶えるべく、そのままオペを行う。
オペ後、目を覚ましたアンバーは、頭皮の傷跡が思っていた以上に大きいことにショックを受ける。するとトリッシュがお得意の前向き思考で「生きてるだけで十分」と発言。アンバーは、「私たちはお互いにひどい目に遭った。ありのままに本音を言ってもいいはず」と反論。これまで後ろ向きな発言を避けてきたトリッシュも、ついに自分のヤケド跡について愚痴を吐く。こうして、本音で言い合ったアンバーとトリッシュは互いにスッキリする。

 

ベンとの仲が順調で、つい鼻歌が出てしまうほど上機嫌のベイリー。ところが、彼が看護師のリズといちゃついている現場を目撃してショックを受ける。けれども、ベンは看護師との関係をベイリーに分かるように説明。遊びじゃないというベンの言葉を信じ、ベイリーは彼を許す。

 

レクシーは、自分たちの関係をはっきりさせようと「私たちカップル?」とアレックスに問う。アレックスは「俺たちは付き合ってる」と返答。レクシーはアレックスと本気で付き合おうと考え始めるが、そんな折にカリーに助言されたマークから「やり直したい」と告げられる。レクシーは動揺し、複雑な心境を抱くのだった。


【今回のMVP】
メレディス!

ヘイリーの病名を突き止めたアレックス、「みんな今日はちょっとした魔法を見たがってるようだ」と、アーバンの頭皮再建を決行したマークもMVPの資格十分だったけれど、今回はあえてメレディスをMVPに。 本当は自分の口から真実をクリスティーナに伝えたい気持ちをこらえ、オーウェン本人によりクリスティーナに真実を告げさせたのはお手柄。森の家にクリスティーナの部屋を作る予定も立てているよう。さすが親友思い。


【鑑賞メモ】
洞不全症候群

洞機能が低下することにより、洞徐脈や洞不整脈などの症状を起こす病態のこと。

 

アブレーション治療
足の付け根などの太い血管からカテーテルを入れ、不整脈を起こす原因となっている部分を高周波電流で焼き切るという不整脈の代表的な治療法。


【メレディスの一言】
人生の願いを聞かれたら、たいていの人はこう答える
幸せになること
だけど、こういう予感もある
幸せを願えば、かえって遠のいてしまうと
この上ない幸せを手に入れようとすれば混乱するばかり
自分が何なのか分からなくなるほど
そうならないよう笑顔を絶やさず、理想とする幸せな人間になりきろうとする
でも、そのうち気付く
幸せは目の前にある
夢見ていたものとは違う
でも馴染みがあって落ち着ける
日常の中に


【今回のゲスト】
ヘイリー役は、「キャンプ・ロック」のミッチー役でお馴染み、アメリカのティーンアイドル、デミ・ロヴァート。
ベティ役は「ハッピーデイズ」のマリオン・カニンガム役などで知られるマリオン・ロス。
トリッシュ役は、映画『キャリー2』などで知られるエミリー・バーグル。


今回は、ヘンリーとベティの老カップルのロマンスが大きな見どころに。彼らを通して、クリスティーナはオーウェンとテディの関係への疑念を深め、カリーは運命の相手と添い遂げる幸せを逃した自分を客観視。レクシーとの間を阻む障害がなくなったマークには、運命の人と結ばれるべきだと助言し、マークはついに「やり直したい」とレクシーに告白…と、ヘンリーとベティの生き様が、次々とキャストたちに影響を与えていく様子が面白かった!
また、デミ・ロヴァートのゲスト出演もインパクト大! 統合失調症と決めつけられて苦しむ患者を好演した彼女、実は今回の演技により第37回ピープルズ・チョイス・アワードで“好きなゲスト俳優賞”を受賞しています。
さて、次回は「グレイズ・アナトミー」始まって以来と言っていいくらい、ショッキングな事件が起こるよう。みなさん、ご覚悟を!

2011.3.30|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

3月23日(水) #21「感じるままに」

※東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 

Bamen21_7体重300キロを超える巨体の腹痛患者ボビーが病院に運ばれてくる。レジデントたちは患者への配慮について事前に研修を受け、総出でボビーを担当するが、注意事項を守らなかった者は次々と担当を外されていく。やがて、ボビーにはオペの必要があると判明。ただし、リスクが非常に高いことが分かり…。一方、デレクは妻を失って悲嘆にくれるゲーリーによる訴訟で、供述録取を受けることに。立ち会ったゲーリーは感情的になり、デレクを激しく罵倒する。


【STORY】

Bamen21_a_2体重300キロ超の腹痛患者ボビーを病院に受け入れることが決定。準備の一環として、レジデントたちは患者への配慮について研修を受け、「患者のことをネタにするな」と講師役のベイリーに釘を刺される。一方、デレクやリチャードは、今ある院内の設備でいかにして300キロのボビーの診察や治療を行うか検討を重ねる。

Bamen21_6そして、いよいよボビーが病院に搬送されてくる。ボビーの腹部のたるんだ贅肉を持ち上げてみると、深刻な感染症の兆候が。ボビーは1年ぶりに起き上がり、自分で歩いて検査に向かおうとするが、体重を支えきれずに途中で足を骨折してしまう。体が大きすぎてCT検査の機械にも入らないことから、医師たちは検査方法も工夫する。

Bamen21_8ベイリーの注意を守らなかったジャクソン、クリスティーナ、パーシーが次々とボビーの担当を外されていく中、ボビーの妻メリッサが妊娠していると知ったレクシーは、どうやって子作りしたのか思わず彼女に質問してしまう。これにより、レクシーもまたボビーの担当を外されることに…。
その後、ボビーの腹部は深部組織感染症でオペが必要な状態と判明。ただし、オペのリスクはかなり高いと分かる。ゲーリーから妻アリソンの死に関して病院が訴えられていることで保身を考えるようになっていたデレクは、手に負えないと判断してボビーを転院させようとする。しかし、リチャードから「患者のことより裁判になるかどうかを考えるとは君らしくない。考え直せ」と説得され、オペにOKを出す。
アレックスは、何とかボビーの担当を外されずに踏ん張っていたが、リードたちとボビーの体重を当てる賭けをするなど不謹慎。レクシーから“どうやってボビーとメリッサが子作りしたのか”という話題を振られると、クリスティーナやメレディスと一緒になって、ボビーに対する失言を繰り返す。ところが、そのすぐ後ろにメリッサが。メリッサは、ボビーをバカにして喜ぶアレックスたちに憤慨する。
リチャードとベイリーは、オペを受けるようボビーに告げる。しかし、ボビーはオペを拒否。さまざまなダイエットを試したのに、ちっとも痩せることができない自分は、親になる資格はないと考えていたのだ。「産まれてくる子どもにこんな人間だと知られる前に死にたい。オペは危険だということにして、メリッサには黙っていてほしい」と頼む。
その後、アレックスはボビーに対する失言についてメリッサに謝罪。メリッサは、あからさまにボビーに嫌悪感を示し、彼を人間として扱おうとしなかった医師たちのことを非難し、「助けてもらうどころか、落ち込んだだけ。早く彼を家に帰す方法だけ教えてくれればいい」と吐き捨てる。外見が変わってもボビーの内面を見て彼を支え続けようとするメリッサの思いを知ったアレックス。一歩引いた態度を取って冗談にも付き合おうともせず無視した自分の態度をわびた上で、「自分の体のことを冗談のネタにするのはやめ、愛してくれている奥さんのためにも努力すべき」と訴え、ボビーにオペを受けると決断させる。
そして、いよいよボビーのオペの時。体の大きいパーシーは、いったんは担当を外されたにもかかわらずオペに呼ばれる。逆に、ずっとボビーの担当のままだったメレディスは、なぜかオーウェンによってオペから外されてしまう。オペは難しいものとなったが、オーウェン、リチャード、ベイリー、マークらの連係により何とか無事成功する。

 

メレディスは、採用の件でオーウェンがテディを推さなかったとデレクに教えられ、オーウェンはテディに気があるのだろうと疑い始める。また、オーウェンはメレディスの表情から、テディを推さなかったことを彼女に知られたことに気付き、デレクに怒りをぶつける。彼が、ボビーのオペからメレディスを締め出したのは、この一件が原因だったのだ。メレディスはクリスティーナにこのことを話そうとするが、デレクに口止めされ…。

 

Bamen21_5ゲーリーに訴訟を起こされ、デレクは供述録取を受けることに。病院側の弁護士は、訴訟を冷静に進めるためのポイントをデレクに説明するが、供述録取にゲーリー本人が立ち会うと知ったデレクは動揺する。
実際の供述録取では、ゲーリーが感情的になってデレクを罵倒。デレクは、勝訴しなければと思う部長の立場と、ゲーリーに同情せずにいられない個人的感情の間で葛藤する。

 

Bamen21_2ボビーの担当を外されたクリスティーナとジャクソンは、テディの下について心臓発作を起こした急患ナンシーを担当。クリスティーナはテディの指示で、ナンシーの検査の間、彼女の9歳の娘ケリーの面倒をみる。本来なら、子どもの面倒よりオペに興味があるクリスティーナだったが、自分も幼い頃に父親を亡くしていることから、ケリーの不安を理解。そんな中、ナンシーの心室壁が破れたため急遽オペが行われることになる。クリスティーナは、オペに入るかテディに聞かれるが、自らナンシーに付き添うことを希望。結局、ナンシーはオペのかいもなく死亡してしまうが、クリスティーナは自分の経験を踏まえてケリーに話をする。そしてオーウェンの前では、父親を失った悲しみを吐き出す。

 

カリーは、当て逃げ事故に遭い膝を損傷したジェイミーを担当。ボビーの担当を外されたレクシーとパーシーがその下につく。ジェイミーは魅力的な女性で、カリーに積極的にアプローチ。浮気をするつもりはないカリーだったが、アリゾナにその出来事を報告。2人は、子どもに関する考え方が違うまま関係を続けられないという結論を出し、ついに別れを決める。

 

イジーは、サインをした離婚申請書をアレックスに送ってくる。「レクシーと本気で付き合うか終わりにするかのどちらかにして」とメレディスに言われていたアレックスは、自分も申請書にサインした上で、レクシーにキスをするのだった。


【今回のMVP】
アレックス!

今シーズン、アレックスは最も成長したキャラの1人と言って間違いなさそう。皮肉屋でありながらも、人の気持ちが分かる優しさを持ち合わせているのが彼の良さ。いよいよイジーとの離婚も正式なものとなり、プライベートでも飛躍の時が近い!?


【鑑賞メモ】
スラップジャック

手札を場に出す→ジャックが出る→先に札を叩いた人が場の札を獲得…の流れで、札数が多い人を勝ちとするトランプゲーム。
クリスティーナは、患者ナンシーのオペの最中、娘ケリーの気を紛らわせようとこのゲームをした。


【メレディスの一言】
鈍感な人間になろうとしても、皮膚には神経終末が無数にある
無防備でむき出し
ものすごく感じやすい
痛みを感じないよういくら頑張っても避けられない場合がある
場合によっては、残るのは痛みだけ
ただ感じる


【今回のゲスト】
ケリー役は、「ザ・ユニット 米軍極秘部隊」でボブ・ブラウンの娘を演じていたアリッサ・シェイファー。


ついに、アレックスがイジーと離婚。そんなアレックスは今回も口の悪さを発揮し、300キロ超えの患者ボビーのことを冗談のネタに。それでいて、最終的にはボビーにオペを承諾させるという、このねじれが面白かった!
また、忘れてはならないのがクリスティーナの行動。ジャクソンに父親を亡くした悲しみを抱えていることを悟られた彼女は、そのジャクソンの言葉が引き金になったのか、自分の心に押し込んできた感情を爆発させる! しかも、その相手がメレディスではなくてオーウェンだったというのが意外。今の彼女にとって、それだけオーウェンの存在が大きくなっているということの表れなんだろうけど、実は、彼がテディを気にして彼女を人事で推さなかったという事実については、クリスティーナはまだ知らないまま…。メレディスは、クリスティーナに真実を伝える? 伝えない?
一方で、苦しい立場にいるのがデレク。訴訟を起こされ、精神的に追いつめられている様子。部長職に苦しむデレクの姿が描かれることで、ついこの間まで部長として奮闘してきたリチャードの存在の大きさも浮き彫りに。
さらに、絶好調に見えたラブラブのカップル、カリーとアリゾナがついに破局。2人の関係がとても微笑ましいものだっただけに、こういう結末に至ったのは本当に残念。
さて、次回はマイリー・サイラス、セレーナ・ゴメスと同様、ディズニーチャンネルの人気ドラマ出演を経てトップ・アイドルまで上り詰めたデミ・ロヴァートがゲスト出演。どうぞお楽しみに!

2011.3.23|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

3月16日(水) #20「正しい選択」

※東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 

Bamen20_aマークの娘スローンが男の子を出産。マークとの関係が切れて行く当てがなくなることを恐れたスローンは、赤ちゃんを養子に出すのをやめてマークと一緒に子育てをしようかと迷い始める。そんな中、デレクはテディの代わりに、有名な心臓外科医のトム・エヴァンスを病院に迎い入れることを検討。テディが解雇されるかもしれないと知ったマークはショックを受け…。


【STORY】
子どもが欲しいカリーと欲しくないアリゾナ。2人は子どもについて話し合うが、意見は平行線で…。そんな中、産気づいたスローンの突然の来訪を受けたマークが、アリゾナを呼びにカリーの部屋へ飛び込んでくる。アリゾナたちはマークの部屋に行き、スローンのお産を介助。スローンは無事に男の子を出産する。マークは孫の誕生に目を細めるが、赤ちゃんはすでに養子に出すと決まっている。スローンから養父母となるキースとトリッシュの夫妻の電話番号を渡されたマークは、彼らに電話するのをためらうが…。
一方、お金も仕事も行く当てもないスローンは、マークとの関係が切れるのを恐れ、子どもを養子に出すのはやめようかと考え始める。マークとカリーは、スローンが心変わりするかもしれないと喜ぶが、「冷静な時にじっくり考えて選んだ決断に従い、早く養父母に連絡するべき」とアリゾナは主張。マークは思わず、「とやかく言われたくない。あの子は俺の孫だ!」と声を荒げる。

 

そんな中、病院には有名な心臓外科医トム・エヴァンスがやってくる。テディがシアトルに残るつもりでいると知らなかったデレクは、心臓外科のチーフが不在のままでは良くないと考え、彼の獲得に乗り出したのだ。今日トムは、職場環境の下見を兼ねてバイパス手術をする予定。裏事情を知らないクリスティーナは、憧れの心臓外科医がやって来たことに大興奮し、エヴァンスの下について浮き足立つ。一方、焦ったテディは、自分を正式採用してほしいとデレクに頼むが…。
その後、エヴァンスは見事な手さばきでバイパス手術を成功させ、クリスティーナを心底感心させる。

 

ERには、カニ釣り漁船で長期間の漁に出ていた最中に事故に遭った親子が救急ヘリで担ぎ込まれる。息子のダグは比較的軽傷だったが、父親のウォルターの胸にはサメ用の巨大なフックが刺さって重傷。デレク、オーウェン、テディ、メレディス、ジャクソンは、ウォルターのオペに入る。テディにとっては、デレクの前で自分の腕をアピールする絶好のチャンスだったが、皮肉なことにテディは痛恨のミスを犯してしまう。いざフックを抜くという大事な時に、くしゃみをしてしまったのだ。そのせいでオーウェンは手元を狂わせ、動脈を傷つけてしまい…。それでも何とかオペは無事終わるが、テディはデレクにマイナスの印象を与えてしまう。
その後、ウォルターは発熱して意識障害を起こし、危険な状態に。デレクはCTを撮って状況を確認しようとするが、テディは修復箇所が持たなかったのだろうと判断。自分を信じてすぐに再オペさせてくれと懇願する。デレクはテディの主張を尊重し、再オペを許可するが…。
一方、自分がロープを離したせいで父親にケガをさせてしまったダグ。日頃から父に厳しくあたられていた彼は、事故は自分のせいだと言いつつも、「父親には頭にきていた。何か仕返ししてやろうと思ったこともあった」と本音をもらす。そして、急に吐き気を訴えて発熱。レクシーは彼の症状の原因を突き止めるべく奮闘し、最終的には、ダグも父親のウォルターも肺炎桿菌による感染症にかかっているのだと気付く。レクシーはウォルターのオペ室に飛び込んでこれを報告。テディは自分の判断にミスがあったことを認め、オペを中止する。これにより、テディはデレクの前で2度の失態を演じたかたちとなってしまう。
ICUに移され、感染症の治療を受け始めたウォルター。様子を見に来たダグに「これは俺のせいだ。悪かった」と謝罪。父親からの思いも寄らぬ言葉に、ダグはホッと胸をなで下ろす。
また、ダグの治療がらみの一連の対応を通して、レクシーがアレックスにあごで使われているのが気になったベイリーは、「セックスをしているからと言ってアレックスのデカい態度を許すな」と助言。感染症のことを突き止めたことで自信も深めたレクシーは、「もっと自分に優しくしないとセックスしてやらない」とアレックスにきっぱりと言い渡す。

 

デレクがテディの解雇を考えていると知ったマーク。ただでさえ、かわいい孫を手放すべきか迷っているという状況だけに、「テディまでいなくなったら一度にすべてを失ってしまう」と怒り混じりでデレクに訴える。しかし、「スローンが娘であることは変わらない、誰もスローンを取り上げはしない」とデレクから言われてようやく落ち着きを取り戻すと、スローンを迎えに来させるために彼女の母親に連絡。「俺は幸せだ。お前と知り合えたことを心から嬉しく思ってる」とスローンに告げる。そして、今の彼女に子育ては時期尚早であるとした上で、養父母のキースとトリッシュに連絡。赤ちゃんを迎えに来た彼らに大事な孫を託すのだった。

 

クリスティーナも、ようやくテディが解雇の危機に直面してることを知る。エヴァンスは魅力的な医師だが、それ以上にテディに対する思い入れがあるクリスティーナは、「デレクにテディを残すべきだと言って」とオーウェンに頼み込む。いったんは、クリスティーナの頼みを聞き入れたかに見えたオーウェンだったが、実際には「エヴァンスの方が病院にとって有益」とデレクに助言。デレクは、エヴァンスにチーフ就任を打診する。けれども、エヴァンスに断られたため、結局はテディを心臓外科のチーフとして正式採用。この経緯を知らないリチャードは、テディを残したデレクの判断をほめるが、本当はエヴァンスを選んだのだとデレク本人から聞かされ…。

 

エイプリルがデレクに熱を上げていると知ったメレディス。最初は余裕綽々だったが、「男は自分のことを絶賛してくれる女に弱い」というアレックスの言葉を聞き、恋煩いのインターンを演じてお色気たっぷりにデレクに迫る。

 

スローンの出産をめぐり、子どもに対する互いの考えの違いがより明確になっていったカリーとアリゾナ。カリーは、アリゾナが日頃病気の子どもや心配する親を目の当たりにしている上、弟の死を経験し、悲しむ両親を見てきたために子どもを持つのが辛いのだろうと考える。しかし、アリゾナはカリーの勝手な分析にかえって怒りを募らせるのだった。


【今回のMVP】
マーク!

スローンが出て行った後、自分の家族を持ちたいと真剣に考えるようになったマーク。いきなりのスローンの再訪&出産に加え、養子に出すのを白紙にするか!?という展開に大いに振り回されることに。さらに、テディが病院を解雇されるかもしれないという問題まで飛び出しパニックに! でも、そんな状況の中、やはり赤ちゃんを養子に出すのがベストという判断ができたのは立派。しかも、「お前は俺の娘だ。おまえと知り合えて幸せだ」なんてセリフまで言えるなんて…。


【鑑賞メモ】
少年たんていブラウン

アメリカの児童文学作家ドナルド・ソボルの作品名。主人公のブラウンは、“百科事典くん”(Mr.Encyclopedia)という愛称を持つほど、記憶力抜群。
“百科事典くん”同様、記憶力に優れていることから“レクシペディア”(Lexipedia)と言われているレクシーは、この日は「少年たんていブラウン」とアレックスに呼ばれた。


【メレディスの一言】
医者というものはさまざまな武器を準備し身構えてる
感染症に効く抗生物質
痛みを和らげる麻酔
腫瘍や癌を取り除くメスや開創器
脅威を撲滅する
でも身体的脅威に限る
それ以外の脅威は自分で何とかすべき


【今回のゲスト】
トム・エヴァンス役は「ギルモア・ガールズ」のマックス・メディーナ役のスコット・コーエン。
ウォルター役は、「24 -TWENTY FOUR-」のアーロン・ピアース役でお馴染みのグレン・モーシャワー。
赤ちゃんの養父キース役は「CSI:マイアミ」でタイラーを演じていたブライアン・ポス。


孫を手元に置くという夢をあきらめ、スローンのため、そして孫のために最善の選択をしたマーク。MVPでも取り上げたように、今回のマークの決断と、彼のスローンに対するセリフには心打たれました。
また、マーク以外にもう1人MVPをあげたかったのがレクシー。最近では、これまで以上に並外れた記憶力の高さを見せつけている彼女。アレックスに「フォレスト・ガンプと仕事してるみたいだ」と嫌みを言われようが、彼にことごとく冷たくされようが、グッとこらえて従う姿はある意味健気だけれど、ベイリーの言うように自分を安売りする必要はない! 「もっと自分に優しくしないとセックスしてやらない」とガツンと言えた彼女に拍手。記憶力を生かして感染症を見抜くなど、仕事でも手柄を立てていることだし、今後の成長に期待大。
一方で、心配なのがオーウェン、クリスティーナ、テディの三角関係。オーウェンは本気で2人の女性を愛しているように見えるけれど…。クリスティーナ、“心臓外科医のカード”を集めてる場合じゃないんじゃ!?

2011.3.16|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

3月9日(水) #19「人生の適齢期」

Bamen19_aリチャード&レクシー&エイプリルは、癌が再発した患者アリソンの腫瘍摘出オペを無事成功させる。レクシーは、喜ぶ夫ゲーリーをさっそくアリソンと対面させようとするが、アリソンは術後に脳卒中を起こし、昏睡状態となってしまう。そんな中、アレックスの弟アーロンがシアトルを訪れ、兄と7年ぶりの再会を果たす。アレックスは弟の突然の来訪に戸惑うものの、彼が臍(さい)ヘルニアだと知ると、無償オペをベイリーに頼み込み…。


【STORY】
アレックスの弟アーロンが、兄を訪ねてシアトルにやって来る。実に、アレックスに会うのは7年ぶりのこと。アーロンは、突然の来訪に困惑するアレックスに、自分のお腹の膨らみを見せる。臍(さい)ヘルニアだ。アレックスはすぐにアーロンのオペの手続きを進めようとするが、彼はお金もない上に無保険と判明。アレックスはベイリーに無償オペをしてほしいと頼み込む。ベイリーは、最初から快くオペを引き受けるつもりでいたが、からかい半分でアレックスに今後1カ月分のオペの予定を組むという面倒な仕事を押しつけた上でOKの返事をする。
そして、執刀医となるベイリーと助手につく予定のメレディスは、アーロンから意外な話を聞く。アレックスの父親はジャンキーで、母親は心を病んでいたこと。妹のアーバンを含むカレフ兄弟は、みな里子に出されていたこと。中でもアレックスは5年で17軒もの里親の元をたらい回しにされ、食べていくために食料を万引きし、少年院に入ったことすらあったこと。ベイリーとメレディスは、アレックスの知られざる過去に驚く。

Bamen19_2一方でアレックスとは正反対に、気さくで人懐っこい性格のアーロンは、アリゾナやレクシーらとも親しげに会話。その流れで、アレックスが癌を患ったイジーと結婚したこと、その結婚がすぐに破綻したことなどを知って驚愕。大事なことを報告せず、家族と疎遠にしている兄への不満を爆発させ、アレックスと取っ組み合いの大ゲンカを繰り広げる。メレディスやベイリーが仲裁に入り、ひとまずケンカは収拾するが、アーロンは腹痛を起こしてしまい…。
その後、アーロンのオペは無事に終了。術後のアーロンに会いにいったアレックスは、外科医としてのキャリアを積みながら、家族の面倒を見るのは無理だとアーロンに説明する。これに納得したアーロンは兄と和解し、アイオワの実家へと帰っていく。

 

Bamen19_6リチャード&レクシー&エイプリルは、癌が再発した患者アリソンを担当。腫瘍摘出のオペを成功させるが、アリソンは術後に脳卒中を起こして昏睡状態となってしまう。アリソンは3年前に延命治療を拒否する書類にサインしていたため、病院側としては人工呼吸器を外すしかなかったが、アリソンの夫ゲーリーは頑として納得せず。人工呼吸器を外さないでくれと懇願し、責任者と話をさせろと要求する。デレクは外科部長として、亡きアリソンの事前指示書にもとづき、人工呼吸器を外すしか道はないとあらためてゲーリーに説明。その後、レクシーはやむなくアリソンの人工呼吸器を外すが、リチャードはゲーリーの心情にも理解を示す。

 

オーウェン&テディ&クリスティーナ&カリー&ジャクソンは、犯人に撃たれて負傷した警官ジーナを担当する。ジーナはたった1人で3人の犯人たちを相手にするという無謀な行動を取ったため、免職処分になるかもしれないという状況。4カ所も被弾しており、すぐにもオペが行われようとしているのに、仕事のことばかり心配する。夫のジミーはそんな彼女に対し、「刑事になったら家を買って子どもを作ろうと約束しているのに、君は昇進できそうになると無茶なまねをする。僕は君と平凡で幸せな人生を送りたい」とこれまでの不服をぶつける。
その後、ジーナのオペが行われるが、途中、クリスティーナが心臓の脇の出血を止めようとした際、体内に残っていた不発弾が爆発。オーウェンはクリスティーナのミスだと、必要以上に激しく彼女を叱責。カリーやテディがフォローにまわり、そのままオペは続行される。結局、ジーナは合併症により腹部で大量出血を起こし、止血のために子宮摘出を余儀なくされる。
術後に目を覚ましたジーナは、子宮を摘出したと聞かされてすっかり打ちのめされる。そして「たかが仕事」と、これまでの仕事へのスタンスを見つめ直し、クビになるのを覚悟してジミーの望む生活をしようと決心する。ところがそこに、免職処分にはならなかったとの知らせが届く。駆け付けた警官仲間に祝福されてジーナは喜ぶが、その横で、ジミーが見せる複雑な表情をカリーは見逃しはしなかった。

Bamen19_7 こうして、ジーナとジミーの夫婦を通して、子どもを持つ適齢期についてあらためて考えさせられたカリー。ベイリーから「子どもを持つ適齢期などない」と言われ、勇気を出してアリゾナとこの問題に向き合うことにする。

 

メレディスは、デレクから子作りをしようと言われて戸惑う。いい母親になる自信がないメレディスだったが、アレックスから「お前はお袋さんに似てない。いい母親になる」と励まされ、前向きに考える気持ちになる。

 

憂鬱状態が続くオーウェン。クリスティーナはセラピーを再開するよう言うが、オーウェンは耳を貸さない。オーウェンという人間をよく知るテディは、指図しない方がいいとクリスティーナにアドバイスする。
その一方で、オーウェンはオペ中の会話からクリスティーナが子どもを望んでいないと知っていら立つ。けれども、クリスティーナが自分を怖がっていると知ると、セラピーを再開すると決める。

 

エイプリルは、デレクに恋心を抱き始めていた。それに気付いたレクシーは、「デレクは私の姉と結婚してる」とエイプリルに釘を刺す。

 

テディはオーウェンのことが気になりながらも、マークと関係を続ける。そして、2人でマークの部屋で過ごしていたところに珍客が現れる。それは、出産が迫ったスローンだった!


【今回のMVP】
アレックス!

Bamen19_4 アレックスの家庭環境は複雑だったのだろうとは思っていたけれど、5年で17軒もの里親の元をたらい回しにされた上、少年院に入ったこともあるとは驚き。しかし、彼がいかに弟や妹のために努力してきたかは、素直な好青年に育ったアーロンを見れば一目瞭然。今は一人前の外科医になることを目指して邁進するあまり、家族と距離を置くアレックスだけれど、ゆくゆくは今以上にいい関係を築いていけるような気がする。
ベイリーが、そんなアレックスの努力に敬意を表する一方で、アーロンからアレックスの過去を根掘り葉掘り聞こうとしていたのは笑えた!


【メレディスの一言】
子育ては世界一大事な仕事
子育ての免許制度があってもいいくらい
そうなったら、ほとんどの人は筆記試験も通らない
中には達人もいる
生まれつき得意
ほかの才能に長けた人もいる
でも、ありがたいことに、生物学上子育ては1人でやらなくていい
一生悩み続けてもいい
でも、自分がどんな親になるのか知る方法は、あれこれ話すのをやめること
実行あるのみ


【今回のゲスト】
ゲーリー役は、「ザ・ホワイトハウス」のシークレットサービス、ロン・バターフィールド役のマイケル・オニール。
ジーナ役は、映画『デンジャラス・ビューティー』などへの出演で知られるウェンディ・ラクエル・ロビンソン。
アーロン役は「crash クラッシュ」のボー役のジェイク・マクラフリン。
ジミー役は「デクスター ~警察官は殺人鬼」のアントン役のデヴィッド・ラムゼイ。
アリソン役は、映画『悪魔のいけにえ2』のヴァンティア・ブロック役などで知られるキャロライン・ウィリアムズ。


アレックスの弟アーロンの登場が印象的だった今回。アレックス、幼い頃から苦労してきたのに、エヴァの件を乗り越えたあとにイジーの癌、そして結婚・離婚(正式な離婚の書類をイジーが送ってきたとのこと!)等々、常に試練にさらされる運命をたどってきたのだなあ、と実感。それだけに、最近のアレックスの成長にはベイリーじゃなくても感動を覚えるというもの。
一方で、今回のエピソードのもう1つの軸だったのが「子作り」というテーマ。メレディスとデレクの間にも子作りの話題が出たし、オーウェンはクリスティーナが子どもを持ちたくないと知って困惑するし、カリーはついに子どもの話をアリゾナと真っ向から話し合うことにしたし。
仕事を優先にしてきた末、被弾後のオペで子宮摘出を余儀なくされた女性警官とその夫、子どもを持たなかったゆえ、唯一の家族である妻の人工呼吸器を外すことを受け入れられない夫も登場。それぞれの生き方、価値観には考えさせられるものが。
そして、もう1つ目が離せないのが、いきなりマークの前に再び姿を現したスローン。どうやらお産が近付いているようだけれど、赤ちゃんは養子に出される予定。マークを含めた周囲は、スローンのお産にどう反応するのか!? 次回も見逃せません!

2011.3. 9|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

3月2日(水) #18「重なる記憶」

Bamen18_2テディが担当している末期癌の患者キムが、安楽死を希望。安楽死を行うには医師2名の署名が必要となるため、テディはオーウェンにサインを頼む。けれどもオーウェンは、イラクの米軍駐留地で上官を看取った悲しい過去から安楽死に反対し…。一方、カリーは危険な冒険旅行の途中でケガをしたニックとフィルを担当。彼らはもう1人の友人トミーと3人で、毎年冒険を楽しんでいたらしいが…。


【STORY】
テディが担当する末期癌の患者キムが、安楽死を希望。安楽死を行うには医師2名の署名が必要なため、テディはオーウェンにコンサルを頼むが、これがオーウェンの辛い思い出を呼び覚ますことになる。

 

Bamen18_a 場所はイラクの米軍駐留地。当時、オーウェンとキムは上官ダンの下で軍医として働いていた。そしてある日、車両爆発が起きる。オーウェンたちは負傷兵たちの手当に負われるが、そんな矢先に医療テントを移動せよとの命令が。オーウェンとダンは輸送車で、テディはヘリでそれぞれ患者たちの移送を開始。ところが、オーウェンたちの乗った輸送車は、爆弾にやられてしまう。オーウェンは無事だったものの、ダンは車の下敷きになり重傷で、ほかは全員死亡。爆発で医療品はバラバラとなり、無線も通じないという状況の中、オーウェンは必死でダンの手当をする。けれども、彼の首の傷口からは大量の血が噴き出して…。
オーウェンはダンの傷口を押さえ続けるが、死が迫っていることを自覚したダンは、苦痛に耐えかねて「死なせてくれ」とオーウェンに頼む。必ず助けがくるとダンを励まそうとするオーウェンだったが、彼に頼まれて天使祝詞を唱和。「苦しい。手を離してくれ」とダンに懇願され、やむなく傷口から手を離し、ダンの最期を看取った。

 

このイラク時代の経験から、オーウェンはキムの安楽死に反対し、テディと対立。デレクに相談して安楽死を阻止しようとするが、再検査でもキムに回復の見込みはないと確定診断がつき、オーウェンに代わってマークが署名。キムの安楽死が決まる。けれどもオーウェンはどうしても納得できず、彼女の病室に乗り込んで「新しい治療法が見つかるかもしれない」と説得にかかる。しかし、キムの気持ちはすでに決まっている。「私は死ぬことを恐れていない。あなたはなぜ私を死なせることが怖いの?」と追及されたオーウェンは言葉を失う。
その後、キムの夫ショーンは、安楽死に必要な薬を買いに薬局へ。その際、病院の外のベンチに腰掛けているオーウェンの姿を見つけ、彼に声をかける。オーウェンは、割り切れない思いでいるショーンに対し、罪悪感を持たないよう助言する。
そして…、キムは希望通り安楽死という形で息を引き取る。テディは慰めを求めてマークの元へ行き、彼とベッドイン。オーウェンは、再びイラク時代のトラウマに苦しむように。しかし、それをどうしてもクリスティーナに言い出すことができず…。

 

Bamen18_4アリゾナが子どもを望んでいないと知り、もやもやした気持ちを抱えているカリー。マークに、アリゾナに本心を打ち明けて話し合うよう諭されるが…。
そんな中、カリーは、リチャード、ベイリーらとともに、ヘリスキーで負傷したニックとフィルを担当する。この2人、もう1人の友人トミーと3人で、毎年危険な冒険旅行をしているとのこと。むちゃがたたってひどいケガをしたというのに、懲りずに来年はパンプローナの牛追い祭りに行くというのだから筋金入りだ。けれども、そんな2人の横でなぜかトミーは苦い表情をしていた。それもそのはず…、実はトミーは冒険旅行に無理して付き合っていたのだ。「僕には娘がいるし、膝も悪い」と、カリーに本音を漏らすトミー。家族思いの彼が無理をしている姿を見過ごせないカリーは、ニックとフィルに、トミーが本当は冒険旅行を嫌がっているのだと暴露する。すると、フィルもニックも無理をして冒険旅行をしていたと白状。3人は、「来年はナパでワイン巡り!」と笑顔になる。
本心をさらけ出したことで丸く収まった3人に刺激を受けたカリー。自分は子どもを望んでいるという気持ちを、ようやくアリゾナに打ち明ける。アリゾナは、自分とカリーの望むものの違いを認識して動揺する。

 

Bamen18_3_3役職がなくなったリチャードは、ほかの医師たちに溶け込もうとするが、うまくいかない。ほかの医師は、リチャードへの敬意から、馴れ馴れしい態度を取れなかったのだ。一方、管理職としての仕事に追われるデレクは、オペが恋しくなって“シャドー・シェパード”ことネルソンとメレディスが行う予定だった脳腫瘍のオペを横取りする。メレディスは憤慨して「オペを取られた」と大声で言いふらすが、ジャクソンから「グリンチにプレゼントを盗まれても、フーヴィルの住人はクリスマスを祝い、歌を歌った。君もオペ室に入ったら歌え」とアドバイスされて怒りが収まる。
デレクが新しい立場に戸惑っていることに気付いたリチャード。今のデレクに必要なことを、的確に助言してやるのだった。


【今回のMVP】
カリー!

家族思いのトミーが無理して冒険旅行に付き合っていると知り、友人たちの前で彼の気持ちを代弁してあげるとはさすが。そして、本当は子どもが欲しいのだという気持ちをついにアリゾナに告白! 大事な問題と向き合おうとするカリーは本当に偉かった! でも…、あのアリゾナの複雑な表情。子どもを巡る問題は、絶好調だった2人の間にも溝を作る!?


【鑑賞メモ】
フーヴィル

Dr.スースの「グリンチはどうやってクリスマスを盗んだのか」という絵本が原作の映画『グリンチ』に登場する、クリスマスをこよなく愛する善良な人々が住む村の名前。
ジャクソンは、このフーヴィルの住人のことを持ち出してメレディスにアドバイス。さり気なくいいことを言う彼、何だかマーシー・ウェスト組には見えなくなってきた。

 

天使祝詞
聖母マリアへの祈祷文のこと。


【オーウェンの一言】
死ぬより生きる方がいい、ある時点までは
人を死なせるのが正しいことだとしても、医者はそのためにいるんじゃない
俺たちは傲慢で競争心が強い
負けず嫌いだ
死を敗北と考える
違うと分かってはいる
しかるべき時、正しい選択、できる限り手は尽くした
だがどうしても考えてしまう
もっと何かできたはずだと


【今回のゲスト】
ダン役は「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」のジェームズ・エリソン役や「ブルックリン74分署」のクレメント・ジョンソン巡査役で知られるリチャード・T・ジョーンズ。
キム役は「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のレスリー・ウィンクル役や「ER緊急救命室」のジェーン・フィグラー役などで知られ、メリッサ・ギルバートを義姉に持つサラ・ギルバート。


今回はフラッシュバックという形で、オーウェンが実際に戦地で何を体験したのかが描かれるという異色のエピソード。戦地の過酷さだけでなく、当時のテディとの関係がどんなものだったのかも伝わってくる内容で、現在のオーウェンを理解する手がかりが満載。けれども、恋人のクリスティーナはそんなオーウェンの胸の内は知らず…。
一方、みんなに溶け込もうと必死になるリチャード。何もチャールズの下ネタを見習わなくても…。「一丁やりたい」じゃ、みんなむしろ引きますって!
さて、次回はアレックスの弟が登場しますよ! 楽しみです。

2011.3. 2|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

2月23日(水) #17「大人のアプローチ」

Bamen17_3相手が女性なら誰かれ構わず寝ることを同僚たちに諭されたマークは、反省して大人の女性と真剣にデートをしようと模索する。カリーはそんなマークに、「テディなら理想的な相手」とアドバイスするが…。一方、オーウェンは巨大な腫瘍を抱えたオードリーという患者を担当。難易度の高い手術になりそうだと聞いたリチャードもこの症例に興味を示し、互いにプランを出し合って今後の方針を競い合うが…。


【STORY】
ジャクソンは、9歳の時に右の肺を摘出した患者トッドを担当。「息が吸えない」と訴える彼に聴診器をあてるが、なぜか心音が聞こえない。アレックスはジャクソンに代わって心拍をとろうとするが、そこでトッドの容体が急変。呼び出されたテディは、胸腔内の肺の片方がなくなったことにより心臓の位置が腎臓のすぐ横にずれた、肺摘除後症候群と診断。そのせいで気管支圧迫が起きて呼吸が困難になったと説明し、胸腔内にインプラントを入れて心臓の位置を元に戻すオペが必要だと告げる。トッドはインプラントと聞いて豊胸手術を想像して狼狽。ガールフレンドのモリーも動揺し、怒って病室を出て行ってしまう。
テディはオペの件でマークに相談。マークは、手当たり次第に女と寝るのはやめろと周囲に諭されており、現在、早く自分の家族を持てるよう、大人の女性と大人のデートをしようと模索中。カリーから「テディなら年も理想的だし、子ども好きそう」と勧められ、勢いでテディをデートに誘う。テディは、マークから誘われたことをすぐにアリゾナに報告。アリゾナは状況を誤解し、「マークはおやつだと思って楽しむのに理想的な相手」とテディに助言してしまう。
その後、テディは「トッドのオペに一緒に入ってほしい」とマークに頼み、デートについてもOKの返事をする。喜んだマークはイタリア料理店でのディナーを提案するが、アバンチュールを期待していたテディはジョーの店で十分だと返答。セックス抜きの大人の関係を求めるマークと気持ちが行き違う。一方でカリーとアリゾナは、互いに全く逆の理由からテディとマークをデートさせようとしていたことに気付く。
そんな中、トッドのオペはマークに助けられて無事成功。モリーは「トッドを愛しているのに、おかしな行動をした」と、オペ前に病室を飛び出した自分の態度を反省し、トッドのオペの成功を喜ぶ。
オペでは手腕を発揮したマークだが、テディからセックス・マシーン扱いされたことに落ち込む気持ちは隠せず。カリーはそんなマークを、「あなたは明るいところで知り合う価値がある男」と励ます。マークは、自分は家族を持ちたいと思っていて、それを前提に互いをよく知りたいのだという思いを、あらためてテディに伝えることに。率直に自分の思いを告げ、彼女をランチに誘う。そんな2人の様子を見て、てっきり自分への当てつけだと思っていたレクシーは、2人が真剣に付き合おうとしているらしいとアレックスに聞かされ、ショックのあまり泣き崩れる。
また、テディに接近するマークにオーウェンが嫉妬していることに気付いたメレディスは、「クリスティーナは長い時間をかけてやっと幸せになれた。それをぶち壊したらあなたをやっつける」と、オーウェンに釘を刺す。

 

そんなオーウェンは、巨大な腫瘍のある女性、オードリー・テイラーを担当。難易度の高い巨大腫瘍と聞いて興味津々のリチャードに、いったんは彼女を譲ると言ってしまうが、クリスティーナにけしかけられて前言撤回。デレクは、患者を取り合うリチャードとオーウェンに対し、オペのプランを出し合うよう提案し、どちらに担当させるかは自分が判断すると宣言する。クリスティーナとメレディスは、このオペの助手の座を狙い、それぞれリチャードとオーウェンの下についてプランの検討に参加。クリスティーナは、ひとまずスパイ目的でリチャード側につく。
オードリーは1カ月後の娘の結婚式を控えており、とにかく式に立ち会いたいのだと主張。危険なオペを受けてリスクを冒したくないと言うが、オペしなければ1カ月も持たない可能性が高い。リチャードとオーウェンは、オペのやり方をじっくり検討するとオードリーに約束する。
その後、リチャードは独自の切り口でオペのプランを立てていくが、クリスティーナがオーウェン側に情報をもらしていることに気付くと、彼女に二重スパイになれと提案。オペに入るのが最優先のクリスティーナは、この頃から本気でリチャードを支援。ハーパー・エイヴリー賞を狙うべく、ハーパーの孫であるジャクソンを引き入れ、自分たちにとって有利な展開を狙えないかと画策する。
そんな中、プランを煮詰めたリチャードとオーウェンの2人は、デレクの前でその内容を披露。結局、デレクはオーウェンのプランを支持する。リチャードは憤慨し、外科医それぞれのやり方を尊重するのが部長の務めだと非難するが、実際にオペのプランについて説明を受けたオードリーが不安を訴えると、「チャンスにかけてみろというご主人の言うことも、ハント先生の言うことも正しい。臨機応変に対処することこそプラン」と言って助け船を出し、オードリーにオペを同意させる。
そして、いよいよオペの時。開腹してみると予想通り困難な状況で、オーウェンは悪戦苦闘。そのうち、オードリーの容体が急変してしまう。オーウェンは、見学室からオペを見守っていたリチャードに応援を要請。リチャードはクリスティーナと一緒にオペに加わり、肝臓を取り出すという大胆なプランを発案。おかげでオペは成功裏に終わる。

 

Bamen17_6ベイリーは、ベンから3回目のデートの誘いを受ける。今度は自宅で手料理を振る舞うとベンに言われ、戸惑うベイリー。隣人からプレゼントされたヨガのレッスンに行かなければ…といったんは断るが、「行った振りをすればいい」とベンに言われてデートにOKする。
その後、ベンとの自宅デートについてカリーに相談するベイリー。3回目で自宅とくれば、きっとセックスに発展するとカリーに言われ緊張しまくり。ムダ毛の処理や避妊の手段で頭の中はパンク寸前になる。

Bamen17_7最終的には、カリーに頼み込んでコンドームまで調達してもらうなど、迷走を続けたベイリー。ベンの家を訪ねる頃には緊張がピークに! ベイリーはいつものように長台詞の演説を始めるが、そこはベンがうまくリード。セックスのことを含め、素直に思いを語り合った2人は、ついにキスを交わす。

 

Bamen17_aアリゾナとレクシーは、お腹を痛がりERにやって来た少年ノアを担当。検査の結果、痛みの原因は肝臓の嚢胞が破裂したためと判明。母親のケリーが、今朝ノアとふざけてハグし合った際の圧力が嚢胞を破裂させたことが明らかになる。ノアの両親は、息子を心配するあまり、うろたえて言い争い…。結局、アリゾナのオペによりノアは元気になり、両親はホッと胸をなでおろす。

人工軟骨を作る実験に没頭中のカリー。マークとベイリーの両方から恋愛の相談を受けたことについて、「自分は良識ある健全な人間だから」と自負し、いまや自分とアリゾナはみんなの理想のカップルだと満足げな様子を見せる。そしてカリーは、「10年後は二人で大きな家で暮らし、子どもが走り回っていて…」と夢を語るが、アリゾナから「子どもはいらない」と言われてしまいショックを受ける。
この日のアリゾナは、ノアのような例を見たばかり。小児外科医として子どもが簡単なことでも死んでしまうこと、それを見守る親の大変さを嫌というほど見てきたからこその“子どもはいらない”発言だったが、子どもが欲しいカリーにとってはこのアリゾナの一言が大きく胸にのしかかるのだった。


【今回のMVP】
リチャード!

アテンディングという立場に甘んじながらも、リチャードが奮闘! 年齢に臆すことなく、挑戦の姿勢を見せるとはさすが。オーウェンとのプラン合戦では敗者となるものの、クリスティーナの策略を見抜いてうまく自分側に引き入れたり、勝者となったオーウェンのプランにも敬意を払ったりと、大人な対応。結局、オペでは肝臓を取り出すという大胆な方法を思いつき、オペの成功に大きく貢献した!


【メレディスの一言】
登山者の写真は山のてっぺんで撮る
みんな笑顔で、興奮して、得意げ
途中で写真は撮らない
道中のことなど忘れたい
人は必要だから無理をする
好きだからじゃない
過酷な登山
次のレベルを目指す苦しみと痛み
その写真は誰も撮らない
覚えていたくないから
覚えていたいのは頂上の景色
世界の果ての息をのむような瞬間
それがあるから山に登る
苦労が報われる
それがおかしなところ
すべてが報われる


【今回のゲスト】
オードリー役は、映画『コットン・クラブ』『バード』などで知られるダイアン・ヴェノーラ。
ノアの母親役は、アメリカロック界の大物、フランク・ザッパの娘で、「プライベート・プラクティス」の記念すべきシーズン1の第1話「最低で最高のはじまり」でストアの床にはいつくばってタイルを数えるジェニーを演じたムーン・ザッパ。


結婚相手を求めているマークと遊び相手を求めているテディ、そして、子どもが欲しいカリーと欲しくないアリゾナのように、求めるものの違いがクローズアップされた今回。マークとテディの方は、今後歩み寄りが見られそうな気配が感じられるけれど、はたしてカリーとアリゾナは!?
また、今回も“邪悪な”クリスティーナが暴走。スパイになったり、寝返ったりと大忙し。「名医と呼ばれている連中をさらにレベルアップさせるのが、ハーパー・エイヴリー賞の目的」となかなか良いことを言うジャクソンを、「以上、ハーパー・エイヴリー財団の提供でお送りしました」とちゃかしたり、マークのことが気になるレクシーを「そんだけいい女ってことでしょ? あんたが忘れらんないの」と持ち上げて追い払ったり、その“邪悪な”口も絶好調。心臓外科への禁断症状でふさいでいた頃のクリスティーナより、今のクリスティーナの方が見ていて断然面白い。
面白いと言えば、ベイリー! 久々に到来した春に緊張しまくり。特に、“術野”の手入れについてカリーに持論を押しつけるあたりは大爆笑。デレクに逆ギレしたり、カリーを脅してコンドームまで調達させたり…と迷走ぶりが目立ったけれど、最後はついにベンとキス! もしかして、ベイリーのキスシーンってこれが初めて!? ちょっと感動…。

2011.2.23|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

2月16日(水) #16「小さな奇跡」

Bamen16_7ジャクソンが初老の急病人を病院に連れてくる。実はその急病人こそ、有名な外科医ハーパー・エイヴリーで、ジャクソンは彼の孫だった。ハーパーは復帰したばかりのリチャードを執刀医に指名し、意識下でオペを受けたいと主張するが…。一方、娘のスローンが家から出て行き傷心のマークは、勤務中、手当たり次第にセックスをして気を紛らわせる。その上、アレックスに対しては敵意をむき出しにして…。


【STORY】
アレックスと体の関係を続けるレクシー。メレディスは「アレックスは情緒不安定。特別な感情を抱くべき相手じゃない」と釘を刺すが、レクシーは「感情は一切抜きのセックスだけの関係」と言い張る。一方で、娘のスローンが出て行って傷心のマークは、勤務中、手当たり次第のセックス。その上、アレックスへの敵意をむき出しにする。

 

Bamen16_aそんな中、すっかりテディといい関係になったクリスティーナ。オーウェンにも「遠慮せずテディと友達になって」と勧めていた矢先、大ケガを負ったバイク乗りの男性が搬送されてくる。クリスティーナはチャールズと患者を取り合うが、勝ったのはチャールズ。めげないクリスティーナは、今度はジャクソンが連れてきた初老の男性の急病人を自分の患者にしようとする。この男性、実はジャクソンの祖父。クリスティーナはジャクソンが止めるのもきかず強引に彼を診察し、「上行性胆管炎かも」と適当な診断を口にする。すると男性はそんなクリスティーナの見立てに鋭い突っ込みを入れ、自分はハーパー・エイヴリーだと名乗る。クリスティーナは、ジャクソンがあのハーパー・エイヴリー賞で有名な名外科医の孫だと知って驚くと同時に、憧れの存在であるハーパーを誤診するという不名誉を背負うことに…。

Bamen16_6ハーパーが病院に来ていること、そしてジャクソンが彼の孫であることは、瞬く間に医師たちの間に知れ渡る。ハーパーは腸閉塞と見られ、デレクは外科部長としてベイリーを執刀医にするとハーパーに告げるが、ハーパーはこの日が復帰初日のリチャードを指名。しかも、全身麻酔をせずに意識下でオペを受けたいと言い出す。

Bamen16_10デレクは、今のリチャードには意識下でのオペは無理だと反対するが、リチャードのやる気に押され最終的には承諾。ジャクソン、メレディスが助手として立ち会いのもと、リチャードはハーパーのオペでメスを握る。途中、出血でハーパーの血圧が低下するが、リチャードは無事出血源を突き止めて修復。オペを成功させる。
ところがオペ後、ハーパーの容態が急変。リチャードは自分がミスをしたかもしれないと焦り、今度はベイリーに執刀させるようデレクに言うが、「大丈夫、やれる」とデレクに励まされて再オペに臨む。その結果、ハーパーが使えと指示した縫合糸に対してアレルギー反応が起きていたことが判明。リチャードが別の糸で縫合をし直し、一件落着する。

Bamen16_8ジャクソンは自分が有名人の孫と分かって態度を豹変させる同僚たちに辟易する気持ちをメレディスにこぼす。同じく名医を家族に持ったメレディスは、そんなジャクソンに素直になれと助言。ジャクソンは、目を覚ました祖父にクリスティーナら同僚を紹介する。

 

Bamen16_3_2テディはアリゾナにコンサルを頼まれ、放射線治療の副作用で肺線維症を患ったエリオット・メイヤーを担当する。エリオットは肺移植を必要としていたが、移植用の肺を見つけるのはとても困難。テディはそれをエリオットに説明するが、姉のジルに「弟は白血病とリンパ腫を乗り越えた。肺をもらう権利がある」とかみつかれる。
そんな中、テディとともにエリオットを担当することになったレクシーは、本来なら廃棄されるようなドナーの肺を生体外で修復して移植する方法を提案。それを耳にしたクリスティーナは、ハーパーの入院中に名誉を挽回するチャンスだと張り切り、チャールズに取られたバイク乗りの患者が脳死してドナーになったと聞くや、ちゃっかり彼の肺を譲り受けてくる。テディは、賞欲しさにムチャな行動をするクリスティーナを本末転倒だと怒るが、クリスティーナとレクシーの処置により肺の生体外での修復が成功。エリオット本人も了解したことから、この肺を使った肺移植が行われる運びとなる。
オペでは、エリオットの組織が予想以上にもろく、処置は困難を極めるが、クリスティーナのアイデアにヒントを得たテディは、エリオットを低体温にして心停止させ、本人の心膜を使った組織の修復にチャレンジ。見事オペを成功させる。

 

カリーは、交通事故に遭った年配の女性パムを診察。ほお骨の突起部に圧痛が見られ、左側頭部に血腫があることから、顔と頭のCTを撮ってマークとデレクに見せる。結果的に、頭部のオペは必要ないと分かるが、CT写真を見たマークはパムが難聴であることを言い当て、耳硬化症なので骨を摘出すれば聴力は回復すると指摘。自ら執刀を買って出る。
オペでは、アレックスの姿を見つけるなり、怒鳴って彼を追い出すマーク。先にも画像診断室でアレックスを追い出すマークの姿を目の当たりにしていたカリーは、やり過ぎだと彼をたしなめる。
そして、パムのオペは無事成功。耳が不自由なパムの面倒をずっと見てきた娘のキャシーは、母親の難聴を直してくれたマークに心から感謝する。

 

カリーの言葉で反省したマークは、「もう怒鳴らない」とアレックスに言いに行く。けれども、レジデントのロッカー室からアレックスに続いてレクシーが出てくるのを見て、彼女が今もアレックスと寝ていることを察知。自分は製薬会社の女性や看護師、さらにはパムの娘キャシーとも寝たことを棚に上げ、アレックスとの関係を続けるレクシーに言いようのないショックを受ける。

 

テディがオーウェンに好意を持っていることに気づいたアリゾナ。「人の悩み事を解決するのが趣味。あなたに必要なのは自分のような友達」と言って、テディをガールズ・ナイトに誘う。意外な誘いに少し戸惑うテディだったが、仕事の後、アリゾナ、カリー、ベイリー、メレディス、クリスティーナとともに野球場へ。女ばかりで騒ぎながら、思いのほかみんなで野球を楽しむのだった。


【今回のMVP】
テディ!

オーウェンへの気持ちがありながら、クリスティーナの才能を認めて彼女といい関係を築けるテディは、なかなか度量のある女性。しかも、症例が少なく、困難な肺移植も見事成功させるあたりは、医師としての技量も確か。アリゾナの誘いに素直に応じ、女だらけの草野球を楽しむ姿も、なかなかかわいらしかった!


【鑑賞メモ】
ハーパー・エイヴリー賞

有名な医学の賞(架空)。メレディスの母エリスは2度もこの賞を受賞。シアトル・グレースを去った後、バークも1度受賞している。


【メレディスの一言】
いくらプランを立て、いくらステップに従っても、1日がどう終わるかは分からない
もちろん、どんな変化球が飛んでくるか、できれば知っておきたい
ハプニングは1日を最も面白く彩ってくれる、人生を
会えると思わなかった人と会えたり、事態が思ってもみない方向に展開したり、そして突然、予想もしなかった場所に自分がいることに気付く
なかなかステキ
あるいは、いくぶん戸惑う
それでも、いずれその偶然をありがたく思うだろう
だから、毎晩考えるのは明日のこと
プランを確認し、リストを準備し、そして願う
もし、ハプニングがあっても、どうか幸運なものでありますように


【今回のゲスト】
ハーパー役は、映画『氷の微笑』や『ギフト』で知られるチェルシー・ロス。
エリオット役は「LOST」のカール役のブレイク・バショフ。
ジル役は、「デクスター ~警察官は殺人鬼」でクリスティン・ヒルを演じているコートニー・フォード。


今回は、医学界の権威、ハーパー・エイヴリーが登場。しかもジャクソンが彼の孫だったことが判明!
ハーパー・エイヴリー賞と言えば、あのバークも受賞(シーズン4の#14「本当の自分を見つめて」)。その裏には、ケガの後遺症で手に震えが残るバークを支えたクリスティーナの協力があったのに、バークがハーパー・エイヴリー賞を受賞したという記事の中にクリスティーナの名前はなく…。あの時、クリスティーナはショックのあまり仕事への意欲を失い、遺体安置室に引きこもるという弱気な姿を見せていたけれど、今は自分で賞を取りに行く気満々! やっぱりクリスティーナには野心がなくちゃ。まさに、心がメスにある女! 心が○○○にあるレクシーとは対照的(笑)。

2011.2.16|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

2月9日(水) #15「時を超えた誓い」

Bamen15_a アルコール依存症を治すためリハビリ中のリチャードは、部長職への復帰を希望する。しかし、今のデレクに用意できるのは、一般外科のアテンディングのポストのみ。リチャードはその話を断るが、この日の勉強会で講演を行うことに。レジデント時代にメレディスの母エリスと一緒に担当したAIDS患者の症例について話す。勉強会では、リチャードのほかにベイリー、カリーも壇上に立つ。


【STORY】
リハビリを受け禁酒中のリチャード。部長職への復帰を希望し、デレクに掛け合う。しかし、今のデレクに用意できるのは一般外科のアテンディングのポストのみ。デレクの下で働くなどプライドが許さないと言わんばかりに、リチャードはその話を断るが、「本当にここを去るなら、最後に講演してください」とデレクに頼まれ、この日の勉強会で講演を行うことに。ベイリーとカリーも、それぞれ過去の症例について話をする。

 

●ベイリーの講演

Bamen15_3ベイリーは、自分がインターンになりたての2003年、ニコールという高圧的なレジデントの下で担当した、アリシア・テイタムという患者の症例について話す。
アリシアは卵巣摘出後3カ月後に、発熱、腹痛などの症状を訴えて来院。検査の結果、胆石と胆嚢壁肥厚と判明し再度オペを受ける。「胆石の原因は高脂肪食」と一般論で片付けようとするニコールに対し、ベイリーはアリシアの病歴などをきちんと調査。アリシアはベジタリアンだと指摘し、ニコールに煙たがられる。

 

Bamen15_2オペ後、退院したアリシアは、1カ月後にまたしても腹部の痛みと発熱、嘔吐などの症状でERに運び込まれる。ベイリーは、虫垂炎と診断。この虫垂切除で、リチャードに見守られながら執刀医デビューする。ところが、実際に開腹してみると虫垂に異常はなし。アリシアは3度のオペを受けても症状が改善しないことに落胆。適切な治療が受けられず苦しむが、そんな彼女をニコールは鬱と決めつけ、彼女を精神科にまわそうとする。ベイリーは、何とかしてアリシアの病名を突き止めようと、あらゆる検査を行うとともに、多くの文献にあたるが、ニコールはアリシアを退院させてしまう。

 

それから2、3カ月後。アリシアはまた腹痛を訴えて病院にやって来る。「また手術をして状態を調べると言われたが、もう耐えられそうにない」とベイリーに泣きつくアリシア。そんな時、アリシアの尿の色が濃いことに気付いたベイリーは、彼女はポルフィリン症だと確信。ニコールにオペの中止を求め、患者の話も聞かず、症状をろくに調べもせずに切開したがる彼女のやり方を批判する。リチャードはニコールの手前、そんなベイリーを叱責するふりをするが、ベイリーには「君はきっといい医者になる」と言ってその手柄をほめるのだった。

 

●カリーの講演
上がり症のカリーは、緊張のあまり勉強会の前に嘔吐。それでも何とか壇上に立ち、ボソボソ声ながらも、レジデント時代に担当したインドの大学院生サンダー・アトルーリの症例について話し始める。
サンダーは、ポリオが原因で内反足になり、7歳の頃から歩くことはおろか足を動かすこともできない状態。当時インターンだったアレックスから、「エレベーターの中でオペをしたのは自分」とアピールされたカリーは、本当はジョージがオペをしたとは知らずに、アレックスを下につけてサンダーを診る。
サンダーの希望は内反足を治すこと。平和部隊でポリオ患者を診た経験があるカリーは、サンダーに対して「歩けるようになる」と請け合ってしまう。リチャードは、そんなカリーを傲慢だと非難。カリーは、自分の主張が正しいことを証明すべくオペに臨むが、サンダーは心膜炎と肺疾患のため長時間の麻酔に耐えられず、オペの途中で容体が不安定に。カリーはやむを得ず処置の半ばでオペを中止する。

 

ここまで何とか話し終えたカリー。相変わらず緊張はほぐれず、自分が何を話しているのか分からなくなってしまう。しかし、一緒にこの症例を担当したアレックスに客席から助け船を出してもらいながら、徐々に落ち着きを取り戻して講演を進める。

 

話の続きは、サンダーにオペを中断した旨を説明するところから。カリーは、これ以上の処置は無理だったとサンダーに告げるが、サンダーはわずかに足が動くようになったことを喜び、どうしても歩けるようになりたいと懇願。カリーに再オペしてほしいと訴える。
その後、アレックスは再オペを躊躇するカリーを叱咤激励。「自分はエレベーターの中でオペをして患者を救ったのに、投げ出すんですか?」と詰め寄られたカリーは、ようやく2度目のチャレンジを決意。最善の準備を整えた上で、再オペに臨む。ところが、2度目のオペの途中でも問題が発生。サンダーが心タンポナーデに陥ってしまったのだ。カリーは、エレベーター内のオペの時を思い出して、心膜切開をするようアレックスに指示。アレックスはうろたえて、エレベーターの中でオペをしたのはジョージだったとカリーに白状する。しかし、「やったことがなくてもできるはず」とカリーに励まされたアレックスは、見事処置をやってのける。
その後も、心臓と肺が麻酔に耐えられるよう何回かに分けてオペを行った結果、サンダーの内反足は治り、杖をつきながらも自分の足で歩けるように。カリーとアレックスは、オペの成功をセックスで祝う。もちろん、これについては勉強会で公表しなかったが、アリゾナは2人がベッドインしたことに気付いてしまうのだった。

 

●リチャードの講演

Bamen15_6リチャードは、1982年のレジデント時代に、当時W不倫中だったメレディスの母エリスとともに担当した患者フィリップについて話す。フィリップはヘルニアで入院したが、貧血や横紋筋融解などの症状が見られ、尿からは酵母菌が。リチャードとエリスは細菌汚染を疑い、組織サンプルを検査。やがて彼がAIDSに侵されていることに気付く。80年代初頭、AIDSはGRIDと呼ばれ、ゲイ特有の病気で治療法も不明とされていた。フィリップは、自分をAIDSと診断したリチャードたちに腹を立て、「名誉棄損だ」と憤慨して治療を拒否。上司のグレイシーは、リチャードとエリスに謹慎を言い渡す。
ところが数カ月後、フィリップが再び病院を訪れる。彼の全身にはカポジ肉腫が。明らかにAIDSの症状だ。グレイシーは、フィリップがAIDSだと分かるなり、治療をリチャードとエリスに押しつける。リチャードは、そんなグレイシーのことを「医師の誓いに反している」と非難するが、グレイシーは「偉そうなことを言うな」と突っぱねるだけ。リチャードとエリスは、周りの人間から避けられ孤独に病んでいるフィリップをなぐさめ、彼に腸重積のオペをする
8カ月後。フィリップはカリニ肺炎を起こし再入院。1週間後に病院で息を引き取る。その時、リチャードとエリスは、「自分は無敵だ」といううぬぼれを捨てた。また、エリスとのW不倫に悩むようになっていたリチャードは、この頃からエリスの勧めで酒を口にするようになり…。

 

Bamen15_4_2講演の最後。リチャードは医師になった理由を心に刻み、道を誤らないよう、医師の誓いを常に思い出せと参加者たちに話す。そして、ジュネーブ宣言を唱え講演を締めくくる。参加者たちは、そんなリチャードにスタンディングオベーションで応えるのだった。


【今回のMVP】
リチャード!

レジデント時代に、AIDS患者を診た経験を語ったリチャード。医師になった理由を心に刻めという言葉は、さまざまな経験をしてきたリチャードの口から出てくるからこそ説得力があるというもの。若き日のリチャードが、AIDS患者によって教えられたこと…。リチャード自身も、あらためて自分の胸にも刻みつけたに違いない。


【鑑賞メモ】
映画の“ルディ”

映画『ルディ/涙のウイニング・ラン 』の主人公ルディのこと。ルディは名門ノートルダム大学でアメフトをするのを夢に見ていたが、小柄で成績が悪かったため進学できず。けれどもルディは、その後さまざまな困難を克服し、ついに自分の夢をつかむ。
カリーは、ジョージがエレベーターの中でオペをやり遂げたことを、ルディの成功談のようなものだと解釈していたよう。
ちなみに、ジョージがエレベーターの中でオペをしたのは、シーズン2の#5「“痛み”の処方箋」。

 

ジュネーブ宣言
世界医師会が定めた医の倫理に関する規定。ヒポクラテスの誓いの倫理的精神を現代化・公式化したもの。


【リチャードの一言】
病院では、大勢のレジデントが来ては去るのを見てきた
みんな中毒になる、手術の
食べることより、眠ることより、手術が1番大事なことになる
唯一のものになる
そういうハイな状態でいると、いつの間にかむしばまれていく


【今回のゲスト】
若き日のリチャード役は、「エンジェル」のチャールズ・ガン役でお馴染みのJ・オーガスト・リチャード。
若き日のエリス役は、「デッドウッド ~銃とSEXとワイルドタウン」のミス・イズリンハウゼン役のサラ・ポールソン。
グレイシー役は、「ギルモア・ガールズ」でミッチャム役を演じていたグレッグ・ヘンリー。
ニコール役は、「ボストン・リーガル」のレニー・ウィンガー役などで知られる個性派女優のミッシー・パイル。
サンダー役は、「女検死医ジョーダン」のバグ役のラビ・カプール。


今回は、勉強会という形をとり、キャラたちの過去が回想シーンとして描かれるという異色のプロット。
リチャード&エリスの回想シーンでは、まだAIDSが一般的ではなかった時代が描かれ、W不倫に悩む当時のリチャードの苦悩も浮き彫りに。何より今のリチャードが医師としての心構えを新たにした、貴重な経験が語られたのは非常に意味深いこと。最後のスタンディングオベーションは、なかなか感動的!
また、現在アルコール依存症のリハビリの真っただ中にいるリチャード。80年代初頭から酒を口にするようになっていたことも明らかに。そのあたりのエピソードがきちんと現在につながっているところもいい。
一方で、面白かったのはカリー。上がり症でいつもの元気はなくモジモジ。アリゾナとの写真をスクリーンに映し出しちゃうし。しかも! 当時アレックスと寝ていたなんてビックリ! またその事実をパッと感じ取ってしまうアリゾナ、さすが鋭い!

Bamen15_5そしてベイリー。あの髪型と眼鏡! さらにレジデントにいびられている様はある意味衝撃的。弱気なベイリーがジョーの店で嘆くシーンもあり、ベイリーもさまざまな経験を経て今のナチ・スタイルを確立したんだな~と思い知らされた次第。チョコレート投げのコントロールの良さにも脱帽!

 

余談だけれど、回想シーンの若き日のザッチャーのビジュアル、笑えたのは私だけ? (チビメレディスはかわいかった! )
自称“小魚”のベイリーをなぐさめる、ジョーの髪型もちょっと笑えた!

2011.2. 9|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

2月2日(水) #14「永遠の片思い」

Bamen14_2バレンタインデーの夜、レストランで屋根の崩落事故が起き、負傷者が続々と病院に運び込まれる。アレックスが担当することになったのは、レストランの給仕長エミール。彼は、メレディスが担当するバンクス夫人に好意を寄せているらしく…。一方、麻酔科医のベンは、ベイリーをデートに誘う。ベイリーは素っ気ない態度を取るが、彼女もベンに気があると見たアリゾナは、2人の恋のキューピッドになろうとし…。


【STORY】

Bamen14_3バレンタインデーの夜。レストランで屋根の崩落事故が起き、複数の負傷者が病院に運び込まれる。アレックスは、レストランの給仕長のエミールを担当。彼は、夫とともに事故に巻き込まれたメレディスの患者、バンクス夫人に好意があるらしく、「あの女性と隣り合わせのベッドにしてくれ」と言ってアレックスの手に50ドルを握らせる。
バンクス夫人と無事隣同士のベッドに落ち着いたエミールは、夫人が眠っているものと思い、彼女への思いをアレックスに打ち明ける。夫人は独身時代からエミールが働くレストランに通い詰めている15年来の常連で、彼女が結婚してもずっと見守り続けてきたこと。夫人の夫ボブにもしものことがあった場合は、自分が彼女を支えていくつもりであること。夫人が目を開けてこの会話を聞いていることに気付いたメレディスは、2人の関係がどうなるかアレックスと賭けをする。
ベイリーは、麻酔科医のベンからデートに誘われる。しかし、ベイリーは恥じらうあまり素っ気ない態度。その様子から、ベイリーもベンに気があると見たアリゾナは、2人の仲を取り持つキューピッド役になることにし、ベイリーが執刀するバンクス夫人の夫ボブのオペに、麻酔科医としてベンが入るよう調整。自分自身もオペに立ち会い、2人をくっつけようと、あれこれと口をはさむ。オペの方は、途中でトラブルが発生するものの、何とか無事終了する。

Bamen14_8そんな中、デレクは部長職で大忙し。再雇用されたエイプリルは、再びミスを犯すのを恐れ、まるでデレクの秘書のように事務職に徹し、部長夫人として翌朝の朝食会に出るようメレディスに指示して煙たがられる。
その後、バンクス夫人は気管支破裂を起こして処置室へ。エミールも硬膜外出血で倒れてしまう。デレクは、医師としての自信を失っているエイプリルを助手につけ、急遽エミールのオペを始める。
処置を終えて容体が安定した夫人は、エミールはどうしているかメレディスに聞く。そして、「彼は手術中」とメレディスから聞かされた夫人は、「エミールの気持ちに気付いてはいたが、自分は夫を選んだ。会話は減っても日々夫を愛することを選んでいる」と自分の結婚について語る。
結局、エミールはオペのかいもなく死亡。エイプリルは、「人が死んでいくのを見ているなんてできない」と復職を後悔して泣き出すが、デレクから「謙虚にもならず傷つかない人間こそこの仕事に向いていない。君はいい外科医になると思ったから呼び戻した」と励まされる。
一方、エミールの訃報を聞いた夫人は1人ベッドで涙…。また、夫人の結婚観に影響を受けたメレディスは、翌朝、嫌がっていたはずの朝食会に部長夫人として出席。ベイリーは、つっけんどんになりながらもベンに好きだという気持ちを伝え、デートを承諾する。

 

髪を金髪に染め、イメチェンに挑んだレクシー。オーウェン、マーク、ジャクソンとともに、片腕が断裂した皿洗い係フランキーを担当する。そして、接合のための準備を進める間、レクシーはジャクソンから「自分を変えたかったら外見だけでなく本当に変わらなきゃダメだ」と助言される。
その後、いよいよオペという段になって、断裂部分の損傷がひどすぎて腕の接合は難しいと判明。しかし、使える腕を無駄にできないと考えたレクシーは、腕をいったん別の場所に移植する「異所性移植」を提案。この方法なら、断裂部分の損傷が癒えるまで腕を生かしておけると、オーウェンらに思い切って進言する。結局、この案が受け入れられ、フランキーの腕はいったん脇腹付近に移植される。

 

マークは、産まれてくるスローンの赤ちゃんのためにベビーベッドを用意し、大張り切り。けれども、ロスから帰って来たスローンは、赤ちゃんを養子に出すと決めており、カリーに養子縁組の証明書を作らせ、「このことは黙っていて」と告げる。けれども、スローンが黙って去るのを見過ごせないカリーは、マークを呼び寄せて養子に出すつもりであることをスローンの口から言わせる。するとマークは、自分の養子にすると提案。カリーもとっさに子育てを手伝うと申し出る。しかしスローンは、マークが育てることになれば自分はずっと母親という立場から逃れられないと考え、やはりマークのアパートを出て行くことに。たまたま、そんな彼女と鉢合わせしたカリーは、彼女の気持ちをくみ取り、お金を渡して見送る。

 

テディはオーウェンに無視されることに耐えかね、「あなたという親友を失って寂しい」とオーウェンに訴えるが、「2人で話しているとヤンを裏切っている気がする」と言われてしまう。考えた末、テディはクリスティーナとオーウェンに、「愛していると言ったことは撤回するから友達でいよう」と宣言するのだった。


【今回のMVP】
レクシー!

いきなり金髪に染めてイメチェンを図ろうとするものの、外見を変えるだけじゃダメとジャクソンに指摘されたレクシー。思い切って「異所性移植」をすべきだと進言し、一歩前進。彼女の背中を押してあげたジャクソンも評価したい。(←自分で自分のことを「美形」と言ってのけるところもステキ)


【鑑賞メモ】
スクルージ

ディケンズの小説「クリスマス・キャロル」の主人公。ケチでクリスマスが嫌い。
アリゾナは、バレンタインデーに興味を示さないベイリーのことを「スクルージみたい」と表現した。


【メレディスの一言】
人は自分を進化させなきゃならない、刻一刻と
世界は一瞬で変わってしまうから
後ろを振り返る暇はない
時に変化は否応なくやってくる
時に変化は偶然起きる
そして変化を楽しむ
自分を変える方法を常に考えなきゃならない
そして人は変わり、適応する
自分自身をバージョンアップする
新しいバージョンが少しでも良くなっていればそれでいい


【今回のゲスト】
バンクス夫人役は、「ジェリコ ~閉ざされた街~」のゲイル・グリーン役や、映画『ビーン』のアリソン・ラングレー役などで知られるパメラ・リード。
エミリー役は「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」へのゲスト出演などで知られるブライアン・ジョージ。


15年もバンクス夫人に片思いしてきたエミールの物語が切なかった今回のエピソード。その裏で、ベイリーの恋物語が着実に進行! つっけんどんになりながらも、自分の気持ちをベンに伝えることができたベイリー。偉い! 次回はいよいよベンとデートか!?
かわいそうだったのはマーク。あんなにスローンの赤ちゃんが産まれてくるのを楽しみにしていたのに…。この先のマーク、荒れそうで心配…。
なお、次回は若き日のリチャードや、インターン時代のベイリーの姿が見られる、ちょっと風変わりなエピソード。ご期待ください!

2011.2. 2|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

1月26日(水) #13「スタート地点」

Bamen13_5リチャードが外科部長を退き、代わりにデレクが臨時の外科部長に就任。そんな中、ベイリーが担当する患者レスリーが、腫瘍摘出のオペ中に覚醒してしまうという事件が発生。ベイリーは麻酔科医ベンがミスをしたと決めつけ、彼を責める。一方、アレックスはアリゾナの下で、腹痛を訴える少年ブラッドを担当。ブラッドの痛みの原因が不明のため、アレックスは試験開腹を提案するが…。


【STORY】
Bamen13_aリチャードの代わりに臨時の外科部長に就任することになったデレク。スタッフを集めて就任の挨拶をする。しかし、交代劇の裏にあるリチャードの飲酒問題について知らない一同は、新部長デレクへの不信感をあらわらに。体制が変わることで自分のクビが切られやしないかと疑心暗鬼になる。

 

そんな矢先、いきなり難題が持ち上がる。ベイリー担当の患者レスリーが、腫瘍摘出のオペ中に覚醒してしまったのだ。パニックになってつい声を荒げてしまうベイリー。マーシー・ウエストからやって来た麻酔科医ベンのミスだと決めつけ、彼に罵詈雑言を浴びせる。
その後、レスリーは切開部から出血していることが判明。ベイリーは彼女を診ようとするものの、「触らないで!」と猛烈に拒否されてしまう。「あなたが手術の間、パニックを起こしてわめいていたのを覚えている」と言うレスリー。これまで患者の扱いがうまいとされ、実際に患者からの信頼を得てきたベイリーは、レスリーに拒絶されたことに大きなショックを受ける。
その後、レスリーがオペ中に覚醒したのは、彼女の体質によるものと判明。出血を抑えるための再オペが必要な状況となるが、レスリーはベイリーの執刀を拒み、前回のオペ中に助手として落ち着いた対応を見せたメレディスを執刀医に指名する。メレディスはベイリーを差し置いて執刀するのを躊躇するものの、ベイリーの励ましを受けながら無事オペをやり遂げる。また、ベイリーは、一方的に責任を押しつけようとしたことについて、彼女なりの言葉でベンに謝罪する。
その後、ベイリーはレスリーのオペの成功をデレクに報告。誠意を持ってレスリーに謝罪すれば裁判は避けられるはずだとアドバイスする。デレクはこれに従い、オペ後に目を覚ましたレスリーに謝罪。さらには、スタッフに対する就任の挨拶もやり直し、自分の言葉で今の気持ちを素直に伝える。

Bamen13_2一方、アレックスが小児科向きだとベイリーから聞かされたアリゾナは、彼を自分の下につけ、腹痛を訴える患者ブラッドを診る。彼の腹痛の原因は不明。ブラッドの父ジムは学校をさぼるための仮病だと決めつけるが、「本当に痛いんだ」と訴えるブラッドの言葉を信じるアレックスは、慢性腸間膜虚血を疑う。ただし、本当にこの診断が正しいのか確かめるためには、試験開腹をやるしかない。
アレックスは、試験開腹させてほしいと両親に話すが、ジムはそれを拒否。頑なな父親の態度にいら立ちを募らせたアレックスは、彼の前で怒りを爆発させそうになるが、「小児外科では患者は権利を主張できない。患者を代弁するのも担当医の仕事」とアリゾナに教えられ、再度真摯な態度でジムを説得。ようやくジムの承諾を得て、試験開腹にこぎ着ける。
ところが、実際にブラッドのお腹を開いてみると、意外にも腸には異常なし。途中で血圧が低下し始めたため、ひとまず急速輸液して切開部を閉じるが、その後心臓から出血していることが判明する。開胸してブラッドの出血源を突き止め、大動脈弓部解離と診断するアレックス。急遽テディがオペを執刀し、ブラッドは一命を取り留める。

Bamen13_4アリゾナとアレックスは、ブラッドが心臓病のせいで腹痛を起こしていたことを両親に説明。アレックスは、「あんたがうちへ連れて帰っていたら、ブラッドは大動脈破裂で死んでいた。そうなったら学校に行くどころじゃない」とジムを怒鳴ってしまう。アリゾナは「患者を代弁するのは小児外科医の仕事だけれど、怯えている両親を怒鳴りつけてはいけない」とアレックスをたしなめつつも、彼の適正を認めて小児外科に歓迎する。

 

クリスティーナとの関係に不安を抱くようになったオーウェン。クリスティーナがバークと結婚寸前だったとマークから聞かされるとますます不安を募らせ、彼女をセックスでつなぎ止めようとする。
一方テディは、クリスティーナに対して複雑な思いを抱き、彼女の代わりにジャクソンを下につける。しかし、ジャクソンよりクリスティーナの方が頼りになるのも事実。ブラッドのオペをすると決まった途端、クリスティーナを呼ぶ。けれども、その頃クリスティーナはオーウェンと…。
後にクリスティーナは、すぐに呼び出しに応じなかったことをテディに謝罪。するとオーウェンが、「俺が引き留めた」と口を挟む。この時、初めてオーウェンの魂胆に気付いたクリスティーナ。「バークと付き合っていた頃は自分を見失っていた。もう2度と自分の一部を奪われるような思いはしたくない」と、後にオーウェンに告げる。

 

アレックスと寝たレクシーが許せないマークは、おとなげもなく彼女を無視し続ける。レクシーから愚痴を聞かされたカリーは、マークをなだめようとするが、彼の怒りは収まらず…。

 

リチャードは、引退するか、リハビリを受けて医師としてやり直すかという選択を迫られる。デレクやジェニングスに従うことに抵抗を感じ、思い悩むリチャード。最終的には、ベイリーの「部長に戻って」という言葉に心を動かされ、リハビリを受けると決心するのだった。


【今回のMVP】
デレク!

小児外科医として目覚めたアレックスの活躍にも拍手を送りたいけれど、今回はやはり新外科部長のデレクの頑張りを評価。いきなり裁判沙汰になりそうな問題が発生したにも関わらず、ベイリーの意見に耳を傾けて冷静に対処。エイプリルとミーガンを復職させたのはいい判断だっただし、率直で分かりやすい2度目のスピーチの内容もGOOD。付け焼き刃で信頼を得るなんて無理な話。一歩一歩前に進んで!


【デレクのスピーチ】
はっきりしておきたいことがある
僕は合併の賛成派でも反対派でもない
今は全員がスタート地点にいる
僕は過去を問わない
大事なのは未来だ
この病院の可能性に期待している
リチャード・ウェーバーの功績をぬぐい去るのではなく重んじたい
外科部長になって身が引き締まると同時に、光栄なことだと思っている


【今回のゲスト】
麻酔科医のベン役は、「弁護士イーライのふしぎな日常」のキース・ベネット役や「恋するブライアン」のジミー役(←「プライベート・プラクティス」でヴァイオレットのお腹を切り裂いたケイティ役のアマンダ・フォアマンが演じたアイビーの夫役)などで知られるジェイソン・ジョージ。
レスリー役は、「ヴェロニカ・マーズ」のニッシュ役のチャスティティ・ドットソン。


デレクが臨時の外科部長に就任した途端、裁判沙汰になりそうな事件が勃発。何とか事態を収拾させ、初日を乗り切ったデレクだけれど、外科部長の重責は想像以上。これからどうなることか…。
一方で、才能を開花させつつあるのがアレックス。かつてアディソンにも新生児外科に適正があると言われていただけあり、やはりこの道に向いているよう。
そして、リチャードという後ろ盾を失い、最近は冴えない表情が目立っていたベイリー。今回は患者に拒絶されるというかつてない屈辱を味わうハメに。でも! いいじゃないですか、ベン。ユーモアもあるし穏やかだし。ベイリーに春到来!?(←深読みしすぎ!?)
それから最後に言わせてください。オーウェン、どうかしてます!!! 大事なところがかぶれちゃったり(アディソン)、折れちゃったり(マーク)と、ただでさえシアトル・グレースには自慢できないトラブルが多発してるんだから、恋人のお尻にヤケドさせるなんてもってのほか。そもそも、勤務時間中にセックスで相手を屈服!? オーウェン、明らかにやり過ぎです…。

2011.1.26|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

1月19日(水) #12「告白」

Bamen12_aデレクはリチャードのアルコール依存症について理事会に報告すべきだと主張するが、メレディスはそれに反対する。そんな折、シアトルに戻ってきたイジー。アレックスに、彼のせいでクビになったと言ったことを謝罪するが…。一方、アレックスが診察したオペラ歌手に胸膜中皮腫が見つかり、テディが執刀を担当することに。仕事と恋愛の間で悩むクリスティーナは、アレックスとともにテディの助手を務めるが…。


【STORY】
シアトルを去ると決めたものの、リチャードに契約期間が切れるまで残るよう指示されたテディ。そんな彼女にクリスティーナは、オーウェンを取引材料にして引き留めようとしたことを「本気じゃない」と弁解するものの、今もオペのためならオーウェンの愛を捨てると本気で言い出しかねない状態。メレディスは、クリスティーナの考えに一応の理解を示しつつも、「そんなこと言っちゃいけない」と彼女をたしなめる。

 

Bamen12_2デレクは、リチャードのアルコール依存問題を理事会に報告すべきだとメレディスに意見。しかし、メレディスはポストイットの誓いを持ち出して、デレクに思いとどまらせようとする。そんな中、メレディスにイジーから「シアトルに帰る」という連絡が! それを急いでアレックスに伝えに行ったメレディスは、彼とレクシーが寝たことを知ってしまう。安易な行為に走った2人を諭し、余計なことは誰にも言うなと釘を刺すメレディス。そこにイジーが帰ってくる。
現れたイジーは、アレックスのせいでクビになったと言ったことを本人に謝罪。シアトルに近い病院の求人に応募したと明かし、夫婦関係の修復を図ろうとする。けれども、アレックスは素っ気ない態度で…。

 

そんなアレックスは、気管支炎でERにやって来たオペラ歌手アーロンを診察。左の呼吸音が弱いため検査を行った結果、胸膜中皮腫という悪性腫瘍が肺に見つかる。うまくいけば腫瘍のみ摘出で済むが、最悪の場合は肺そのものの摘出が必要と説明されたアーロンは、「歌が人生のすべて。肺を残してくれ」と懇願。アレックスとクリスティーナを助手に付けてオペを執刀することになったテディは、アーロンの希望をくみ取り、この日にベイリーがみんなの前で行って見せた胸腔内温熱化学療法を併用して肺を温存することにする。
クリスティーナは、一連のテディの対応や、「歌えなくなって縮こまって暮らすくらいなら死んだ方がまし」と語ったアーロンの言葉に、自分に必要なのはオペだと確信。それをテディに伝える。 

 
その後、テディはジョーの店にオーウェンを呼び出し、クリスティーナがオーウェンを譲るからシアトルに残ってほしいと取引をしようとしたことを酒の勢いに任せて報告。ショックを受けたオーウェンは、クリスティーナのアパートに行き、「俺はそんな軽い存在じゃない。俺を簡単に投げ捨てるようなことは許さない」と詰め寄る。

 

Bamen12_3一方、アーロンの同性の恋人で、子どもにピアノを教えるのを仕事にしているジェフは、いつもアーロンから見下され、ただの世話係のように扱われている辛さをアレックスにこぼす。「愛する男に何とも思われていないのが何より屈辱的」と語るジェフの言葉を聞いたアレックスは、自分にとってイジーとの関係がもはや不毛のものであることを再確認。ついに、イジーに別れを告げる。

 

デレクは、備品管理がおざなりになっているとリチャードに忠告しつつ、「助けがいるのでは? 力になりたい」と申し出る。しかしリチャードは、「自分の仕事をしろ」とデレクを一蹴。自分を心配するデレクを見返すべく、難易度の高いオペを執刀することにし、最も難しい処置をメレディスにやらせると言い出す。本来なら、このオペを執刀するはずだったベイリーは、冷静な判断ができなくなくなっているリチャードに失望する。
その後もリチャードのことを報告すべきか悩み続けるデレクは、内容を伏せてオーウェンに相談。「大多数に利益になることをすべき」と言われ、酒瓶を手にリチャードの部屋に行く。そして、酒を注いだグラスをリチャードの目の前に置き、飲酒におぼれていることを知っていることを態度で示す。
結局、リチャードはオペに現れず。再び執刀医のポジションについたベイリーは、メレディスがやる予定だった処置も「まだ早過ぎる」という理由から自分で行う。
オペ後。リチャードの件を理事会に報告しようとするデレクを、なおも制するメレディス。けれども、「自分が次期部長になればイジーを雇う」とデレクから交換条件を提示され、ついに理事会への報告にOKを出す。
しかし、イジーはメレディスが引き留めるのも聞かず、荷物をまとめて出て行ってしまう。アレックスに「このまま消えてほしい」と言われた以上、このままシアトルにはいられないと判断したのだ。シアトルから程近いタコマの病院の求人に応募し、デレクに口添えまで頼んだイジーだったが、別の土地で一からやり直すことにする。

 

カリーは水疱瘡を発症。アリゾナは2人のセクシーな関係がぶち壊しになるのを恐れ、自分には免疫がないからと嘘をつき、レクシーにカリーの世話をさせる。カリーは、かゆみに耐える苦しさをレクシーに訴えるが、逆にレクシーから、アレックスと寝てしまった後悔からくる苦しさを告白されてしまう。
そんな中、ロスから戻ってきたマーク。カリーの病室を訪ね、アディソンと寝たことを報告しつつ、彼女に添い寝してかゆいところを優しくこすってやる。その様子を見てアリゾナは嫉妬。最終的には、自ら水疱瘡のカリーに寄り添う。

 

マークはロスでアディソンと寝たとレクシーに打ち明ける。アレックスと寝たことで罪悪感に打ちひしがれていたレクシーは、その話に安堵し自分の不貞も告白。けれどもマークは、自分を捨てて出て行った彼女がほかの男と寝たことに深い衝撃を覚えるのだった。

 


【今回のMVP】
アレックス!

イジーとの関係にけじめを付けたアレックス。PET検査の結果、イジーに癌の再発がないと分かって「本当によかった」と本人と一緒に喜び、イジーのおかげで自分は最低な人間ではないと思えるようになったと涙ながらに語りつつも、「自分の前から消えてほしい」ときっぱり。彼がようやく自分自身を尊重できるようになったのは嬉しいことだけれど、苦難を乗り越えて結ばれた2人が、こういう結末に至ったのはやっぱり残念…。


【鑑賞MEMO】
PET検査

通常の検査と比べ、早期の癌を発見することが可能な比較的新しい検査。イジーはこの検査を受け、異常なしと診断された。

映画『アウトブレイク』
アフリカのサルによってアメリカに持ち込まれた致死性の高いウィルスに立ち向かう人々を描いたサスペンス映画。
アリゾナは、水疱瘡なのに病室を出ようとするカリーを、『アウトブレイク』のサルにたとえた。

ウィップル
膵臓癌の有効な治療方法として知られる複雑な膵頭十二指腸切除術。


【メレディスの一言】
オペでは、治療は切ることから始まる
切開、肌に傷をつける
健康な肌に傷を付けないと、病んだ部分を露出できない
残酷に思える
非常識に思える
でも、効果はある
曝露の危険を冒しても、悪いところを治すためなら
そしえ、終わったら切ったところを閉じたら…待つ
じっと待つ
患者が治ることを祈る
状態を悪化させたなんてことがないようにと願いつつ


【今回のゲスト】
ジェフ役は、リアリティーショー「Who Do You Think You Are?」や「フレンズ」のフィービィー役で大ブレイクしたリサ・クドローのウェブ・シリーズ「Web Therapy」、テディ役のキム・レイバー主演の「リップスティック・ジャングル」などのプロデューサーを務めているダン・ブカティンスキー。この方、私生活でもパートナーは男性。


今回は、エピソードのタイトル通り「告白」がポイント。
デレクがリチャードの飲酒の件を理事会に報告することにしたり、アレックスがイジーに別れを告げたり、クリスティーナがオーウェンよりオペを取るとテディに告げたり、マークとレクシーが互いに別の相手と寝たことを打ち明け合ったり。
笑えない展開が続く中、水疱瘡のカリーがいい箸休めに。笑いと言えば、アレックスと寝たことを「アレックスとは初めてじゃないし、言ってみればリサイクル」と表現したレクシーのセリフも秀逸でした!
そして、リチャードの飲酒問題を理事会に報告したデレクは、臨時の外科部長に!これはまた一波乱ありそう…。

2011.1.19|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

1月12日(水) #11「目覚める愛」

Bamen11_aマークの娘スローンのお腹の子に異常が! 放っておけば胎児が脚を失う可能性があるため、マークはロスにいるアディソンを呼びよせて手術を依頼する。一方のレクシーは、「出産後も一緒に暮らそう」とマークがスローンに話すのを聞いてショックを受ける。
そんな中、クリスティーナはテディから弁置換術の執刀を指示されて大喜びするが、オペの途中でトラブルが発生してパニックに! けれども、テディはクリスティーナのことを助けようとせず…。


【STORY】
スローンが妊娠していると知り、彼女を気遣う気持ちを強めるマーク。一方で、スローンとの共同生活に不満を募らせるレクシー。マークに頼まれてスローンの超音波検査をし、胎児に異常を見つける。破れた羊膜がひも状になり脚に巻き付く、いわゆる羊膜索症候群だ。放っておけば脚を失う恐れもあると分かり、マークはアディソンをシアトルに呼び寄せる。
Bamen11_2久々にシアトルにやって来たアディソン。オペで羊膜索を切ることは可能だが、リスクもあるとスローンに説明する。アリゾナは、生後にリハビリを受けて義足を付ける方法もあると話すが、スローンはオペを希望。その後、マークの立ち会いのもと、アディソンの執刀でスローンのオペが行われる。ところが、異常部位が危険な位置にあることがオペの途中で判明。それでもアディソンは「95%の確率でうまくやれる」と自信を見せるが、マークは5%のリスクが気に入らないと言ってオペの中止を命じる。アディソンは仕方なくオペを中断。「あなたは医者ではなく父親として振る舞った。オペをさせるつもりがないなら帰る」とマークに言い残し、ロスへと戻る。
麻酔から目覚めたスローンは、自分のような女が母親だというだけで不幸なのに、産まれ持った障害を赤ちゃんに背負わせる訳にはいかない主張。再手術を望む。マークは、そんなスローンを「お前は立派な母親だ」と励まし、アディソンのオペを受けに一緒にロスへ行こうと提案。出産後も一緒に暮らして一緒に子どもを育てようと告げる。この言葉にスローンは安堵するが、傷ついたのはレクシー。父親、母親としての自覚を持ち始めたマークやスローンとは違い、自分はまだ娘や孫など欲しくないのだとマークに訴える。けれどもマークは、いざとなればレクシーよりスローンを取ると明言。ショックを受けたレクシーは、マークとの別れを決意して彼のアパートを出る。

 

クリスティーナは、テディから弁置換術を執刀しろと指示されて大喜び。しかし、患者のルーシーに振り回されることになる。何せ、彼女は大層なアレルギー持ちで神経質。機械弁は音がうるさいからブタの生体弁にしたいと言い出したかと思ったら、今度はウシの弁がいいと言い出す始末。手を尽くして見本の弁を入手したクリスティーナは、それらを持ってルーシーに決断を迫り、やっとのことブタの弁にするという言葉をルーシーから引き出す。
こうして、ようやくルーシーのオペにこぎ着けたクリスティーナだったが、オペ中にトラブルが発生。パニックに陥り、テディに助けを求める。けれども、テディは一向に手を貸そうとせず。オペ室内の異変に気付いたオーウェンは、自らオペ室に乗り込んで「俺への腹いせか?」とテディに迫る。「気が散るから出て行って」と、逆にオーウェンを追い払うクリスティーナ。窮地の中、自力で解決策を講じ、見事大動脈の損傷を修復。オペを成功裏に終わらせ、「学んだ」という手応えを実感して興奮する。しかしその裏で、テディはこれ以上オーウェンとクリスティーナのいるシアトルにはいられないと判断。病院を去ることを決意する。それをオーウェンから聞かされたクリスティーナは必死でテディを追い、「あなたが必要」と引き留める。欲しいものはなんでもあげるとテディに詰め寄るクリスティーナ。思わず「オーウェンが欲しい」と口走ってしまったテディに対し、クリスティーナはとっさに「あげる」と答えてしまう。

 

ベイリーとメレディス、デレクとリード、カリーとアレックスは、試合で激しいタックルを浴びたアメフトの有名選手トム・ケイツを担当。検査の結果、トムは脳しんとうで、頭部のオペは必要ないと判明。けれども、出血がひどい脾臓の摘出オペが行われることに。「来シーズンには復帰できる」と、トムを励ますデレクだったが、その矢先、トムがパニック発作を起こして呼吸困難に陥る。その後、トムの容体はすぐに安定し、念のため心電図を取った後、予定取り脾臓の摘出オペを受ける。
オペ後、トムに「試合が怖いんだろう? 来シーズンは復帰できると聞いてパニック発作を起こしたのでは?」と尋ねるデレク。トムは、何度もタックルされるうちに子どもの名前すら思い出せなくなるのではという不安が募り、たびたびパニック発作を起こすようになったと胸の内を吐露。ファンの期待を裏切れないという責任感と恐怖との狭間で葛藤する思いをデレクに語る。
トムの真意を知ったデレクは、カリーと相談。膝関節置換の手術が必要だとし、彼にケガを理由にした引退を促す。トムはオペを受けて、選手生命にピリオドを打つことに。執刀医はカリー。助手としてオペに入ることになったアレックスは、リードからセックスを匂わせる取引を持ちかけられ、彼女もオペに入れるよう取りはからう。そんなアレックスとリードの会話を耳にしたチャールズとメレディス。リードを好きなチャールズは、「そんなの売春だ!」とリードを非難。メレディスもアレックスのことを心配し、「あなたはまだイジーの夫」とたしなめるが、アレックスは「もうイジーとの関係に踏ん切りを付ける」と言い出す。結局、アレックスは膝のオペの終了後、「オペと引き換えには寝たりしない」とリードに告げる。また、メレディスは、アレックスが前に進もうとしていることを留守番電話でイジーに伝える。

 

リチャードが手術を含め患者を診ることを避けているのが気になるデレクは、成り行きで胆嚢を摘出した患者シェルダンの経過観察をベイリーに替わって引き受ける。そして、オペ後に黄疸が出たというシェルダン本人の発言や、やけに経過観察が丁寧に行われていることなどを理由に、執刀医であるリチャードの医療ミスを疑う。その後、「トムの脾臓摘出のオペをしてはどうか」とリチャードに持ちかけるデレク。リチャードは、しぶしぶイエスと言うが、結局はオペをベイリー任せにする。いよいよリチャードへの疑いを募らせたデレクはベイリーを問い詰め、リチャードがシェルダンのオペでミスをしたことを認めさせる。またデレクは、リチャードのことで何か隠している様子のメレディスのことも容赦なく詰問。メレディスは、リチャードが再び酒を飲んでいることをようやくデレクに打ち明ける。

 

その頃、メレディスの家では、マークのアパートを飛び出してきたレクシーとアレックスがベッドを共にしているのだった。


【今回のMVP】
デレク!

子どもを持ってから、試合でタックルを受けるのが怖くなったアメフト選手トム。責任感と恐怖の狭間で葛藤する彼の気持ちをくみ取り、医者の勧告というかたちで引退の道を作ってやるとはさすが。そして、ベイリーの代わりにシェルダンの経過観察を引き受けた際には、リチャードの医療ミスを見抜く鋭さも見せる! でも、ベイリーに男性を紹介する作戦だけは失敗。ベイリーはやはり手強い…。


【豆知識】
アトランティック・マンスリー

アメリカきっての高級文学雑誌。テディは、クリスティーナがオペでトラブルに見舞われている間、この雑誌を飄々と読んでいた。


【メレディスの一言】
医者になった瞬間は決して忘れない
スイッチが入る
コスプレ気分が突然終わる
白衣が自分の一部になる
みんな気付いていないけど、医者になった瞬間、人は変わる


アディソンとアリゾナを前に、「どっちが彼(マーク)と寝たの?」とあまりにもストレートな一言を投げつけるスローン。親子の絆を深めるためとはいえ、自分の女性関係をしゃべってしまうマーク。そんなハチャメチャ親子が、いきなり父性と母性に目覚めた! まさに、タイトルの「目覚める愛」の通り。
その陰で傷ついたのがレクシー。マークとの同居すら一大決心の末のことだったのに、いきなり娘と孫なんて受け入れられないのは当然のこと。しかも、いざとなればスローンを取ると言われちゃったら…。ここまでは同情できたんだけれど、すぐにアレックスと…。この件については、ノーコメントとさせてもらいます…。
一方で、目覚めとはほど遠い状態なのがベイリー。リチャードのミスをかばうため、黄疸の出た患者シェルダンに一目惚れをしたと嘘をつくあたりは、まさにリチャードの仕事上の“妻”。でも、プライベートでは…。アディソンが、誰かベイリーに紹介してやってとデレクに言いたくなるのは当然のこと。でも、さっそくデレクが放射線科のロブを連れてきたというのに、ベイリーったらあんな言葉で突っぱねるんだから…。ただし、“ナチ”の異名をとるベイリーらしい罵詈雑言の数々は、このドラマのいいエッセンス。検査結果を持ってきたスタッフに「何やってたの? 採血すんのにヒルでも使ってた?」なんて言ってしまえるベイリーってやっぱり最高。
また、心臓外科医としてのスイッチがオンになった途端、愛するオーウェンを取引材料にしてしまうという、とんでもない行動に出たクリスティーナ。これもある種の目覚め!?
そして、久々にシアトルにやって来たアディソン。マークにオペを中止させられてシアトルに帰ったけれど、今度はマークとスローンがロスに行くことに! 続きは「プライベート・プラクティス3」で!

2011.1.12|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

12月15日(水) #10「サプライズ・ギフト」

Bamen10_3_2リチャードはメレディスに、そもそも自分はアルコール依存症ではなかったと言い訳し、今は禁酒していると告げる。そんな中、かつてテディと相思相愛だったと知って動揺するオーウェン。クリスティーナも、2人のただならぬ様子に気付き…。
一方、ベイリーの元には、彼女が離婚するという噂を聞きつけた父ビルが訪ねてくる。また、マークのところにはスローン・ライリーという名前の18歳の女性が現れ…。


【STORY】
Bamen10_2ホリデーシーズンを迎えた一同。ジョーの店で酒を飲んでいるところをメレディスに目撃されたリチャードは、わざわざ彼女を呼び出し、そもそもアルコール依存症ではなく適応障害だったと言い訳する。そして、「しばらくオペを担当しないので、空き時間に指導する」と言って、指導役を買って出る。「すでに酒はやめた」というリチャードの言葉を信じ、喜んで彼から指導を受けるメレディス。でも実は、リチャードは酒をやめておらず…。後にメレディスは、ジョーの店で酔っ払ったリチャードの姿を目にすることになる。

 

クリスティーナとジャクソンはテディの下につき、移植心臓が機能しなくなった患者ケルシーを担当。テディは大胆にもオペでケルシーの移植心臓を取り出し、再移植までの措置として補助心臓を取り付ける。ケルシーと付き合い始めたばかりのマイクは、ひとまず病院で彼女に付き添うことにする。
移植を待つ間にクリスマスを迎えることになったケルシーは、「死ぬ前に雪を見たい」と懇願。テディは彼女を車いすで外に連れ出し、雪を見せてやる。ところがその最中に、ケルシーの容体が急変。血液循環不全のせいで、腸の一部が壊死していることが判明する。すぐにオペが必要だが、ケルシーには心臓がなく血圧が低すぎるため、全身麻酔には耐えられない。結局、ケルシーはベイリーの局所麻酔による修復術で一命を取り留めるものの、徐々に弱っていく。
そして大晦日。脳死者が出たため、ケルシーは心臓移植手術を受けられることに。ケルシーに付き添ううちに強い絆を感じたマイクは、無事にオペを乗り越えた彼女にプロポーズをする。

 

一方、テディの気持を知ってオーウェンは困惑していた。イラクにいた頃、実はオーウェンもテディのことが好きだったからだ。テディはあらためてオーウェンに愛を告白するが、今、オーウェンの心にはクリスティーナが…。
そして、クリスティーナもオーウェンとテディの間に友情以上のものがあると気付く。クリスティーナは、「無理して私と付き合わなくてもいい」とオーウェンに言うが、オーウェンは「愛してるから君と一緒にいる」とクリスティーナに告げてキスをする。

 

ベイリーは離婚することを両親に黙っていたが、噂を聞きつけた父ビルが突然やって来る。問い詰められ、離婚の事実を認めるベイリー。ビルはベイリーの仕事優先の考え方が理解できず、離婚に反対する。カリーは助け船を出すべく、「ベイリーは軽々しく離婚を決めた訳じゃない」とビルに言うが、「人生で初めてお前のことを恥ずかしく思った」とビルはベイリーに言い放つ。

Bamen10_a自分に仕事以外の私生活もあることを知らしめるため、ベイリーはメレディスの家のクリスマス・ディナーにビルを連れて行く。けれども、ディナーの席でもベイリーとビルは口論に。ベイリーは、なぜ離婚をするに至ったのかをビルに説明し、「シングルマザーになっても幸せ」と涙ながらに訴える。
その後、大晦日をタッカーと過ごして戻ってきたビル。自分は娘を責めようとしているのではなく、ただ心配なだけだとベイリーに言う。親心を察したベイリーは、離婚のことを黙っていたことをビルに謝罪。ビルもベイリーの決断に理解を示し、2人は和解する。

 

マークの前に、スローン・ライリーという名の18歳の女性が現れる。実は彼女、マークの娘! 以前付き合っていたサマンサ・スローンとの間にできた子だった。マークは突然のことに戸惑うものの、とりあえずスローンを自宅に連れ帰ることに。しかし、マークは娘とどう接していいか分からず…。ろくに会話をしないままスローンを家に泊め続けるマークにしびれを切らしたレクシーは、「今すぐスローンと話をしないなら2度とセックスしない」と宣言。マークは仕方なくスローンに話しかける。するとスローンも自分が追い出されそうになっていると感じたのか、なぜマークのところにやって来たのか話し始める。「妊娠したため、母親に家を追い出された」と…。マークは、「ほかに行くところがない」と泣くスローンを抱きしめる。

 

レクシーはデレクとアリゾナの下につき、脳動静脈奇形の少年ニコラスのオペに入る。けれども、子どもの小さな鼻腔内で使える器具が存在しないため、脳の血管塊を摘出できずに終わる。当然、ニコラスの両親であるジョンとジュリーは、この結果に納得できず。デレク自身も何とかしてニコラスを救う方法がないか考え、マークに協力してもらって子ども用のオペ器具を開発することにする。途中、リチャードから予算オーバーで器具の開発費用は出せないと言われてしまうが、デレク、アリゾナ、マークはポケットマネーを出すと言って交渉し、OKをもらう。またリチャードは、先日クビだと言ったことをデレクに謝罪する。
その後、ニコラスは出血性ショックに陥るが、タイミング良く器具が完成。すぐにオペが行われる。結果は、もちろん大成功。デレク、マークらは、喜びの中、オペ室で新年を迎えるのだった。


【今回のMVP】
ベイリー!

離婚のことを理解してくれない父親ビルに、自分の思いをぶつけたベイリー。おかげでメレディスの家のクリスマス・ディナーは気まずいものになったけれど、最終的にビルが納得したのは、ベイリーの本音の訴えがあったからこそ。離婚のことを黙っていたのは悪かったと、素直に謝れたのも良かった。
そして、ケルシーのオペでは、部分麻酔で覚醒している彼女を励ますために、みんなにクリスマスソングを歌わせるという粋な計らいも。シリアスなオペシーンが、一気に温かいムードに! ベイリーは本当に患者の扱いがうまいし歌もうまい!


【メレディスの一言】
毎日、私たちは命のプレゼントを贈る
時には辛く、時には恐ろしい
でも、最後は報われる
誰でも贈り物をする機会はある
オペ室で繰り広げられるような劇的なものじゃなくても
素直に謝ることが贈り物になるかもしれない
人の考え方を理解することかもしれない
友人の秘密を守ることかも
贈ることには喜びがあるはず
でも喜びが消えると、次第に重荷になってくると、贈ることをやめる
でも、私の身近な人は、辛くなるまでやめない
そして、さらに贈り物をする


【今回のゲスト】
マークの娘のスローン役は、「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」でライリー役を演じていたレヴェン・ランビン。
ベイリーの父ビル役は、「THE WIRE/ザ・ワイヤー」のバレル役のフランキー・フェイソン。
ケルシー役は、映画『13日の金曜日』のジェナ役や、「SHARK ~カリスマ敏腕検察官」のジュリー・スターク役などで知られるダニエル・パナベイカー。ちなみに、彼女の妹のケイ・パナベイカーは、「CSI:科学捜査班」でキャサリンの娘リンゼイを演じている。
ケルシーにプロポーズしたマイク役のネイサン・ウェストは、実はレクシーを演じるカイラー・リーの旦那様。さり気なく夫婦共演が実現!


ホリデーシーズン中の病院内が描かれていたため、クリスマスソングも頻出してムードのあるエピソードに。
そんな中で、やはり見過ごせないのがマークの娘スローン! いきなり現れた彼女、妊娠して母親の元を追い出されたのだとか。レクシーとの付き合いを経て、やっとまとも路線に転向中のマークに、いきなり“親”という立場を受け入れることなんてできる!?
そして、マークの娘らしくお騒がせなスローン。次回、お腹の赤ちゃんの絡みで問題が勃発。クロスオーバーに突入します!

2010.12.15|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

12月8日(水) #9「つきまとう過去」

Bamen9_2メレディスが仕事に復帰した当日、姿を消していたイジーが高校時代の恩師をデレクに診せるため、突然病院にやって来る。アレックスは音信不通だったイジーが予告もなく現れたことにショックを受けつつも、思い切って彼女に話しかけるが…。
一方、オーウェンはクリスティーナのために、旧友で心臓外科医のテディ・アルトマンを病院に連れてくる。そんな中、「リチャードが1週間も帰宅していない」とアデルが病院に乗り込んできて…。


【STORY】
メレディスが仕事に復帰した初日。突然イジーが病院に現れる。彼女が戻ってきた目的は、かつての恩師シンガーをデレクに診せるため。認知症という診断に疑問を持ち、施設から彼を連れ出してシアトルにやってきたのだ。イジー自身は、ワシントン州チヘーリスの母親の元に身を寄せ、シアトル長老派病院で免疫治療を受けていたとのこと。メレディスは、自分は無事だとアレックスに伝えるようイジーに言うが、程なくして、イジーが戻ったことはアレックスの知るところに。音信不通の彼女が予告もなく舞い戻ったことに、アレックスは大きなショックを受ける。
この日、デレクの助手はチャールズ。皮肉にも、イジーをクビに追い込むきっかけを作った彼が、シンガーの検査を行う。結果、異常なし。けれどもイジーは、髄液検査も必要だと主張。チャールズは、やみくもに検査をして患者を痛めつけるのは良くないと意見するが、「リードにベタ惚れだとバラす」とイジーに脅され、しぶしぶシンガーの髄液検査を行う。
その直後、シンガーの様子が一変。イジーをまだティーンエイジャーだと思い込んでいた彼の意識がクリアになり、正常に戻る。実は、彼の病気は正常圧水頭症。検査で髄液を抜かれたために脳圧が下がったことが、症状の改善につながったのだ。簡単なオペで完治する病気と分かり安心するイジーだったが、シンガーは死んだ妻の治療費に全財産をつぎ込んでおり、オペを受けるだけのお金を持っていないと判明。イジーは、シンガーの無償オペを許可してくれとリチャードに直談判。「クリニック創設の際には800万ドル寄付した。必要なら理事会やマスコミにも訴える」と詰め寄り、強引にGOサインをもらう。
その後、シンガーのオペを見学室から見守るイジー。そこに、メレディスから「イジーが見学室にいる」と聞かされたアレックスが、意を決してやって来る。アレックスは、「戻ったのか? それとも…」と声をかけるが、イジーはそれを遮るように「私が仕事をやれるか疑問だって部長に言ったくせに!」とけんか腰。どうやらイジーは、アレックスがリチャードに相談していた内容を、勝手に誤解しているらしい。イジーをリストラから守ろうとしていたのに、むしろ悪者扱いされてしまったアレックス。弁解のチャンスも与えられないことに憤慨し、「そっちがそうなら、俺もお前を許さない」と言い放って、見学室を出て行く。

 

Bamen9_aオーウェンは、クリスティーナの力になるべく、「プレゼント」として心臓外科医のアテンディング、テディ・アルトマンを連れてくる。彼女は、イラクの戦地でオーウェンと一緒に働いていた軍医。オーウェンは彼女のことを“心臓外科の神”と呼ぶが、彼女の経歴と実力を疑問視するクリスティーナは、リチャードに進言してテディを追い返そうとする。けれども、「本人とやり合え」と突っぱねられてしまう。
そんな中、テディは喘息の少年を診察。これまでの症状について母親から話を聞き、聴診器で胸の音を確認しただけで、少年が心臓性喘息だと見抜く。クリスティーナはテディ、アリゾナとともにオペに入ることに。執刀医はテディで第一助手はアリゾナだったが、テディは途中でアリゾナに代わってクリスティーナを第一助手にし、彼女に冠動脈の吻合などを手伝わせる。
久々の刺激的なオペに満足し、喜ぶクリスティーナ。オーウェンに「いいプレゼントをありがとう!」とお礼を言う。そんなクリスティーナとは対照的に、心が沈んでいたのはテディ。実は、オーウェンに気がある彼女は、彼がベスと別れてクリスティーナという新しい恋人と付き合っていること、自分がクリスティーナのために病院に招き入れられたことを知って、ショックを受けていたのだ。「恋人のベスと別れたのなら自分に電話してくれると思っていた」と、オーウェンに告白するテディ。「自分だけが物語を作っていた。忘れることにする」と言って身を引くが…。

 

合併問題を一人抱え込んでいるリチャードは、1週間も自宅に戻らず。心配して病院に乗り込んできたアデルは、「こんな風に病院に泊まり込んでいるのはエリス・グレイと浮気していた時以来」と言って、リチャードとベイリーの浮気を疑う。ベイリーは疑惑を全否定し、仕事上の良き妻として疲労困憊するリチャードのフォローにまわるが、その後、リチャードがオペでとんでもないミスを…。ベイリーは、リチャードのミスに気付いたレクシーとリードに口止めをして、自ら患者の修復術を担当。リチャードは、部長としての仕事に専念するため当分オペはやめるとベイリーに告げ、自分の担当オペをすべてベイリーに引き継ぐ。

 

その日の夜。ジョーの店で黙り込んだままのアレックスを励ましていたメレディスは、リチャードが長年断っていたはずの酒を飲んでいるのを目撃してしまうのだった…。


【今回のMVP】
ベイリー!

合併問題を抱え込んで疲れ切っているリチャードを、支えるベイリー。本当に仕事上の良き妻。アデルが誤解するのも当然のこと。そして今回は、リチャードの医療ミスの尻ぬぐいまで…。
しかし、そんなベイリーでもリチャードの私生活まで支えるのは無理。長年断っていたお酒に手を出したリチャードの今後は…。


【鑑賞メモ】
ERCP

内視鏡的逆行性胆管膵管造影。内視鏡で、膵管、肝管、総胆管、胆嚢などを観察し、X線撮影する検査法のこと。
ベイリーはこのERCPで、リチャードのミスを確認した。

タケウチ法
ALCAPA(左冠動脈肺動脈起始症)の修復術の名称。


【メレディスの一言】
過去とは時に忘れることのできないもの
過去とは時に何としても忘れたいもの
時に、私たちは過去から新事実を学ぶ
それがすべてを変えてしまう
現在を…


【新しいキャスト】
オーウェンの元同僚の心臓外科医、テディ・アルトマンが新キャラとして登場! 演じているのは、「24 -TWENTY FOUR-」でジャックの恋人オードリー・レインズ役や「サード・ウォッチ」のキム・ザンブラノ役でお馴染みのキム・レイヴァー。


【今回のゲスト】
シンガー役は、映画『キャバレー』ではアカデミー賞助演男優賞、ゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞、舞台俳優として名高いジョエル・グレイ。「プライベート・プラクティス」シーズン2の#13「踏み出す勇気」には、癌を患った放射線科の名医アレクサンダー役としてゲスト出演している。


メレディスが職場に復帰! とはいうものの、まだオペには入れず。「みんなが幸せだったあの5秒間に戻りたい」と嘆く彼女に、デレクがキスを5回! 甘い、甘過ぎる!!!
そして、心臓外科の指導者テディを得たクリスティーナ。彼女がオーウェンのことを好きだとはまだ知らないようだけれど、後々これが問題になることは間違いなし。そんなクリスティーナのことが気になるジャクソン。彼女がオーウェンと付き合っていることに気付いたよう。あっさりと戦線離脱?
また、いきなりシアトルに戻ってきたイジーにはビックリ(ベイリーが、リチャードの浮気相手かもしれないとイジーを疑ったのにもビックリ!)。どうやらイジーは、アレックスのことを完全に誤解しているよう。これじゃあ、癌の闘病を支え、ずっと彼女を心配してきたアレックスが気の毒過ぎ…。イジーはこれからどうするつもりなの?
リチャードの飲酒問題も、まずい方向に転がりそうな予感だし、合併後のシアトル・グレース、ついに波乱の幕開けか!?

2010.12. 8|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

12月1日(水) #8「涙のバースデー」

Bamen8_2アリゾナと、彼女が2年前から担当している短腸症候群の少年ウォレスの誕生日が金曜日に迫る。ウォレスは9歳までしか生きられないと言われていたが、アリゾナの尽力もあり今度の誕生日で11歳。ウォレスの両親は大いに喜び、「治療法の研究に」と2,500万ドルの寄付を申し出る。ところが、誕生日目前に、ウォレスは腸閉塞を起こしてしまい…。
一方、クリスティーナはジャクソンと一緒にカリーとオーウェンの下につき、50カ所以上も骨折した少女の手術を担当。アレックスは、事故に遭った母親のお腹の中で脳卒中を起こした赤ちゃんを診る。


【STORY】
ある夜。デレク、カリー、アリゾナは、寝ているところをポケベルで起こされる。病院に行ってみると、交通事故に遭って硬膜下血腫を起こした妊婦ローラと、自宅の屋上から転落して50カ所以上も骨折した少女ヒラリーが運び込まれていた。

 

ローラの胎児は脳卒中を起こしていることが分かり、急遽帝王切開が行われることに。その後、ローラはデレクによる開頭術を受け、一命を取り留める。目を覚ました彼女は、赤ちゃんを抱きたいと懇願するが、手術を受けたばかりでそれは叶わない。
一方、未熟児として産まれた赤ちゃんは、ICUに入れられるも容体が安定せず。アリゾナの下で赤ちゃんを担当することになったアレックスは、どんどん弱っていく赤ちゃんを見てもう助からないだろうと判断。それなら、せめて最後に人に抱かれる経験をさせてやろうと、母親の代わりに赤ちゃんを抱く。すると…驚くことに徐々にバイタルが安定してくる。ベイリーは、アレックスの行為がいわゆる「カンガルーケア」の効果をもたらしているのだと確信。肌と肌が触れあう形で赤ちゃんを抱く方が効果的だと言って、シャツを脱いで赤ちゃんを抱き続けるようアレックスに指示する。
そんなアレックスは、イジーが姿を消したことですっかり傷ついていた。その上、リチャードからイジーの未払いの治療費20万ドルの医療費明細を突きつけられ、無力感にさいなまれていただけに、自分の腕の中で徐々に回復していく赤ちゃんが思わぬ支えとなる。「自分にもこうして赤ちゃんを抱いてやることはできる」と、家にも帰らずひたすら赤ちゃんを抱き続けるアレックス。リードは、そんな彼に次第に好意を抱くようになる。アレックスは冷たくあしらうが、リードは赤ちゃんの母親が安定して面会できるようになるまでの間、彼のそばに付き添う。

 

オーウェンとカリーは、骨折患者のヒラリーを担当。クリスティーナも彼らの下につく。そして、オーウェンとカリーは、極めて難易度の高い観血的整復固定術を実施。回復を待って、転子下骨折の修復も行う予定を立てる。
そんな中、ヒラリーは屋上から転落する際にマジック・マッシュルームでハイになっていたことが薬物検査で判明。母親のジルはもちろん、父親のトレイも、娘の暴走ぶりに失望する。しかし、当のヒラリーはいっさい反省する様子なし。「成績はオールAの優等生。生徒会長で学校新聞の編集長もしている。親にとっては『夢のような娘』のはず」と開き直る始末。親にズケズケと物を言い、周囲を唖然とさせる。
その後、転子下骨折の修復オペを受けることになったヒラリー。オペ中、空気塞栓症を起こしてしまう。オーウェンは急いで心臓外科医を呼び出そうとするが、クリスティーナは「以前経験があるから自分が吸引処置をやる」と主張。オーウェンの反対を押し切り処置を敢行する。結果的に、クリスティーナは塞栓の除去を無事成功させるが、「処置がうまく行ったのは運が良かっただけ。免許を剥奪されてもいいのか?」とオペ後にオーウェンに非難される。褒められるならまだしも、とがめられるのは不服だと言いたげなクリスティーナ。自宅療養中のメレディスに愚痴をこぼす。メレディスは、「彼はあなたを愛しているから心配している。彼に言うことにも一理ある」とクリスティーナを諭すが…。
一方、そんな大胆なクリスティーナの行動に魅了されたのはジャクソン。クリスティーナに迫ってキスをするが、「すでに相手がいる」と拒絶されてしまう。
ヒラリーの方は順調に回復していくが、いい気になって病室から電話でドラッグを手配しようとする。さすがのクリスティーナもこればかりは見過ごせず、彼女から電話を奪い取ると「自分なら何でもできるつもりでいるかもしれないが、今生きているのは運が良かっただけ」と一喝。自分も生意気なヒラリーと同様にうぬぼれていたのだと反省し、オーウェンに謝罪する。

 

短腸症候群の少年ウォレスを2年前より担当しているアリゾナ。彼女の尽力と、15回ものオペに耐えてきたウォレス本人の頑張りにより、当時9歳までしか生きられないと言われていた彼も、今週の金曜日に11歳の誕生日を迎えようとしていた。ウォレスの両親であるアンダーソン夫妻は大いに喜び、「ウォレスの病気の治療法を探る研究費にしてほしい」と、2,500万ドルもの多額の寄付を申し出る。ウォレスと同じ日に自分の誕生日を迎えるアリゾナにとって、嬉しい誕生日プレゼントだ。
ところがその後、事態が急変することとなる。ウォレスが腸閉塞を起こしていることが分かったのだ。アリゾナは「もうウォレスにはオペに耐えられるだけの体力がない」と主張するが、アンダーソン夫妻はオペを懇願。夫妻から寄付を取り下げられたくないリチャードは、「君にはオペを成功させる力がある」とアリゾナを説得。夫妻の希望を優先して、オペをさせようとする。結局、アリゾナは不本意ながらオペを承諾。オペは何とか成功するが、その後にウォレスの容体が急変。アリゾナが危惧していた通り敗血症性ショックを起こしたウォレスは、誕生日当日に亡くなってしまう。
アリゾナは、訴訟問題になるのを避けるために夫妻への説明を理事長とリチャードに任せ、カリーのアパートへ。ドアを開けると、カリーが企画したサプライズ・パーティーのために集まっていた面々から一斉に「サプライズ!」の声がかかる。しかし、今のアリゾナにパーティーを楽しむ余裕などない。耐えかねて泣き出したアリゾナは、カリーにウォレスの死を伝えて病院に戻る。
ウォレスの病室には、無言で荷物を片付けているアンダーソン夫妻が。アリゾナは、静かに彼らに歩み寄り、「彼(ウォレス)に会いに行きます?」と声をかけて遺体安置室へ。ウォレスの遺体を前にした母親は、生前から、怖い夢を見るのを恐れていたウォレスのためにしていたおまじないの言葉を唱え始める。けれども、涙がこみあげてきて…。アリゾナは「いい夢、いい夢残れ、悪い夢、悪い夢消えろ…」と、母親に代わって残りのおまじないの言葉を唱える。そんな彼女の姿を見た父親は、アリゾナがこの病院にいるから寄付は取り下げないと宣言。あくまでも、おべっかを使っているリチャードやジェニングスのためではないと強調する。
こうして、アリゾナはようやく帰宅。待ちくたびれてソファーで眠っていたカリーは、明るい笑顔で彼女を出迎える。カリーの優しさに心を打たれたアリゾナは、感謝の気持を込めて「愛してる」と告げ、カリーも「私も」と返すのだった。


【今回のMVP】
アリゾナ!

「小児外科、ここには奇跡と魔法がある」と断言するアリゾナ。子どもには、点滴バッグに妖精の粉が入っていると信じられる“力”があると言い、自身もその“力”を存分に引き出すべく、子どもにとって最善のケアをする…。ウォレスの両親であるアンダーソン夫妻も、そんなアリゾナを信頼した。
しかし、リチャードや理事のジェニングスは、夫妻が寄付を申し出た途端に彼らをパトロン扱い。ウォレス本人の体のことより、両親の意向を叶えることを優先させたせいで、ウォレスは亡くなってしまう。権力に弱い彼女も、今回ばかりは憤慨。ウォレスの再オペ中に乗り込んできたリチャードに対して、「部長に隣に立たれて息づかいを感じたら『札束』にオペしてる気分になる」とキッパリ。ウォレスを救うことはできなかったけれど、2,500万ドルの寄付金は、アリゾナの尽力の証し!


【鑑賞メモ】
短腸症候群

小腸広範切除により生じる吸収不良。


【メレディスの一言】
つぎ込むものが大きいほど、得るものも大きいという
でも、チャンスに賭けてみることも必要
すべてを失う危険も、覚悟しなければならない
でも、チャンスに賭ければ、うまくつぎ込めば、驚くような報酬があるかも


【今回のゲスト】
ウォレス役は、映画『チャーリーと14人のキッズ』でベンを演じたカーマニ・グリフィン。ウォレスの母親役は、「ER緊急救命室」のアデル・ニューマン役や「ヴェロニカ・マーズ」のアリシア・フェンネル役、「プロファイラー/犯罪心理分析官」のエンジェル・ブラウン役など、数々のドラマで活躍しているエリカ・ギンペル。ウォレスの父親役は、「メンタル:癒しのカルテ」でカール・ベル医師を演じているデレク・ウェブスター。
ヒラリー役は、「アシュトン・カッチャーの70'sショー」のスティーブン・ハイド役のダニー・マスターソンと、「マルコム in the Middle」のフランシス役のクリストファー・マスターソンを兄に持つアラナ・マスターソン。ヒラリーの母親ジル役は、第82回アカデミー賞で主要6部門ノミネート/2部門受賞で話題となった映画『プレシャス』に出演のニーラ・ゴードン。


Bamen8_aアリゾナの人柄の良さと、そんな彼女を支えるカリーの優しさが伝わってくる感動的なエピソード。デレクやメレディスといった主要キャラの出番が少なくても、しっかりエピソードが成り立ってしまうのが、この番組のスゴイところ。
カリー&アリゾナ、クリスティーナ&オーウェン、マーク&レクシーが、カリーの部屋に集まって誕生日のイベントについてバラバラな意見を言うシーンは、キャラクターたちの個性の違いが短い時間で的確に表現されていて面白い! キャラクター同士のバランスの良さが、この番組の魅力だと再確認しました。
さて、次回はいよいよメレディスも仕事に復帰!“心臓外科の禁断症状”の現れなのか、オペでハメをはずしてしまったクリスティーナにも、嬉しいサプライズが!?

2010.12. 1|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

11月24日(水) #7「希望のかけらを集めて」

Bamen7_a病院スタッフで脊髄腫瘍を患うアイザックから、腫瘍の摘出を頼まれたデレク。摘出不可能なタイプの腫瘍で、脊髄を切断するしか方法はなさそうに見えたが、アイザックにオペを懇願されたデレクは、リチャードの反対を無視して密かにオペを強行することに。助手を選出すべく、顕微鏡の扱いのうまさを競うコンテストを開催する。一方、免疫療法の予約を入れているイジーが病院に姿を現すか気になって仕方がないアレックスは…。


【STORY】
Bamen7_2メレディスが自宅で休養を取る中、病院では、リチャードがオペのスケジュールをコンピューターで管理すると発表。そんな矢先、デレクは病院スタッフのアイザックから、脊椎腫瘍の摘出を頼まれる。腫瘍はインオペで、脊髄を切断するしか方法はないように思われたが、アイザックはあくまでも腫瘍の摘出を希望。「実績があり、リスクを恐れない優れた脳神経外科医はデレク以外にいない」と言って、執刀を前向きに検討してほしいと懇願する。クリスティーナは、すっかりこのオペに参加する気満々。リチャードは「腫瘍の摘出は危険すぎる。脊髄切断しか方法はない」と断言し、オペに反対するが…。
その後、デレクは悩んだ末にオペの実施を決断。マイクロ・サージャリーに適した助手を選ぶため、顕微鏡の扱い方のうまさを競うコンテストを行う。クリスティーナは自分が勝つものと思い込んで参加するが、あえなく失敗。ジャクソンが助手に決まる。
アリゾナ、カリー、マークらは、リチャードを無視してオペを強行しようとしているデレクを心配するが、すでにデレクの気持は決まっている。オペがかなりの長丁場になるとふんでいるデレクは、レクシーを自分の世話係に任命。レクシーは、オペ中にトイレに行きたくなった場合に備え、オムツを付けてオペに臨むことにする。ジャクソンは「自分は長いオペの前には水分を取らないようにしている」と言って、そんなレクシーをあざ笑うが…。
そして、いよいよオペの時。アイザックから「どうにもならないと思われる時でも、必ず道は開ける」と励まされたデレク。アイザックの身体にメスを入れ、ついに腫瘍を自分の目で確かめるが、予想以上に血管が複雑に入り組んでいると分かり…。どこから腫瘍を剥離するか考え続けるだけで、何もできないままオペ開始からおよそ10時間が経過。ついにリチャードに気付かれてしまい、そこでオペは中止となる。
オペの後、デレクは何もできなかったことをアイザックに謝る。しかしアイザックは、「うちに帰ってよく考えて。また明日話そう」と落ちついた態度。自宅に戻ったデレクは、大胆にも、寝室の壁をキャンバスにして腫瘍の絵を描き、その状況をメレディスに説明。「普通なら脊髄を切る。そうしなかったのには、何か理由があるはず」とメレディスに指摘され、腫瘍摘出の唯一の方法を思いつく。手順を決めず、その場で剥離面を決めればいいのだ!
Bamen7_3翌日、デレクは脊髄を切断するとリチャードに嘘をつき、オーウェンの協力を得てオペ室を確保。マークもデレクをサポートすべくオペ室に入り、アイザックの2度目のオペが始まる。途中、デレクは過度なストレスにより嘔吐。それでも、地道に腫瘍を剥離していく。レクシーはもちろんこの日もオムツ。けれども、意識的に水分を控えていたジャクソンの手は、脱水症状の影響で痙攣し始めてしまう。急遽、ジャクソンはレクシーと交代する。
オペ室内で危険で難しい処置が続く中、またしてもリチャードがデレクのオペに気付き、止めに入ろうとする。そんなリチャードを阻止したのは、意外にも権力に弱いはずのアリゾナ。「今、邪魔に入ったらミスが起きる。私はアイザックを救う現場に立ち会いたい」とリチャードの前に立ちはだかる。リチャードは仕方なく引き下がり、その間にデレクは見事腫瘍摘出に成功する。
オペ後、怒ったリチャードはついにデレクに解雇通告。けれども、前向きで我慢強いアイザックに影響を受けたデレクは、彼の言葉を借りて「うちに帰ってよく考えて。また明日話しましょう」と言い、リチャードの怒りをさらりと受け流す。

 

オーウェンは、オペに入れず苛立つクリスティーナを、自分のオペに参加させてやることにする。今回は後腹膜腫瘍の再手術で、12時間はかかる大きなオペ。クリスティーナはレクシーのまねをしてオムツを履いて準備するが、オーウェンがデレクにオペ室を譲ったため、クリスティーナは再びオペのチャンスを逃す。
仕方なく見学室からアイザックのオペを見学することにしたクリスティーナは、その様子を電話でメレディスに実況中継。その後は、1人で顕微鏡の扱いを練習する。オーウェンは、そんなクリスティーナに顕微鏡の扱い方のコツを優しく教えてやる。
一方、いまだイジーと連絡が取れないアレックスは、予約された免疫療法に彼女が姿を現すか気になって仕方がない。彼の動揺を察したリードは、自分がアレックスの分まで回診を受け持つと申し出て思いやりを見せるが、アレックスは素直になれない。けれども、いよいよ予約の時間が近づくと、アレックスのソワソワは頂点に。「イジーが来ているか見に行って」と、リードに背中を押されたアレックスは急いで3階へ。けれども、結局イジーは姿を見せなかった。激しくショックを受けたアレックスは、「この治療のおかげで助かっているのに、来ないなんてあいつはバカだ」と言いながら、リードの前で涙を流すのだった。


【今回のMVP】
デレク!

インオペと思われたアイザックの腫瘍を、見事摘出したデレク! オペの長さといい、その高度な内容といい、激しいストレスにさらされながらも、最後までやり抜いたその精神力たるや! どちらの血管を切ればいいか、二者択一で正しい方を選ぶ勘を備えていたのも、日頃からの努力と経験あってこそ。ジャクソンらマーシー・ウェスト組みがうならされるのも当然。
けれども、そんな類い希なる脳外科医のデレクも1人の人間。お祝いのシャンパンを手に家に帰ったものの、メレディスの肩に寄りかかってすぐに寝てしまう様子は、まるで少年のよう。そのギャップも彼の魅力か!?


【鑑賞メモ】
マイクロ・サージャリー

顕微鏡と特殊な器具を使って行う微小手術のこと。

循環虚脱
心臓や末梢組織の循環不全。
アイザックの1度目のオペ中、デレクは循環虚脱や動脈の破裂などを懸念するあまり、先へと進めることができなかった。


【デレクの一言】
平穏は永遠に続かない
ある瞬間存在するが、はかない
平穏はいつでも訪れる
人の思いやりに触れた時
仕事に集中している時
ただいつもの週間を続けている時
誰にでも、毎日平穏な時が訪れる
肝心なのは見逃さないこと
その時を味わい、その時を生きる
最後は、その時を手放す


【今回のゲスト】
アイザック役は、「24 -TWENTY FOUR-」シーズン4へのゲスト出演などで知られるファラン・タヒール。


今回のエピソードの監督は、ベイリー役のチャンドラ・ウィルソン! デレクと患者のアイザックの2人に集中してスポットを当て、いつもとはひと味違う仕上がりに。チャンドラは演技もうまいし、歌もうまいし、監督業もこなすし、本当に多才。
そして今回は、デレクが外科医を目指した動機も明らかに。何でも、女兄弟4人に囲まれて育ったため、外科医の世界に静寂を求めたのだとか。なるほど。
静寂と言えば、患者として登場した病院スタッフのアイザックも“静寂”な雰囲気を持つキャラクター。落ち着き払った穏やかな態度でデレクをオペの道へと誘導していく様は、まるでシャーマンのよう!?
一方で、緊張感あふれるオペシーンの合間に、いい息抜きをさせてくれたのがレクシーとクリスティーナの“オムツコンビ”。結局、クリスティーナのオムツは無駄になってしまったけれど、そんな彼女には優しい彼氏オーウェンが付いている! 自主練に励むクリスティーナを優しく指導する彼、妙にセクシーでした。
そうそう、デレクの女兄弟と言えば、シーズン3の#6「身を捧げる覚悟」に姉ナンシーが登場していますが、実は「プライベート・プラクティス3」にデレクの妹が登場する予定なんです! どんな女性なんでしょうか…みなさまお楽しみに!!

2010.11.24|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

11月17日(水) #6「ある夜の悲劇」

Bamen6_a深夜、会議室前に集められた医師たち。その夜ERに搬入された女性患者がなぜ亡くなったのか突き止めるべく、リチャードは理事長のジェニングス、弁護士の同席のもと、一人一人から事情を聞く。
その日、ERにはホテル火災による負傷者が次々と運び込まれていた。ふくらはぎと胸に火傷を負った女性と、その幼い息子。消防用の斧が胸に刺さった男性に、ハシゴから転落した消防士。重度の熱傷を負った青年。医師たちはお互いの患者の診察や処置を手伝いながら、それぞれ治療を進めていたのだが…。


【STORY】
深夜。大量の血が床にたまった外傷室。会議室前に集められた医師たち。リチャードと理事長のジェニングス、弁護士の3人は、その夜ERに搬入された患者がなぜ亡くなったのか確かめるべく、個別に事実確認を行う。

Bamen6_3その日、ERにはホテル火災による負傷者が次々と担ぎ込まれていた。まずは、ふくらはぎと胸に火傷を負ったキャシーと、幼い息子ダニー。エイプリルがキャシーを、リードがダニーを診察する中、彼らの目の前を、消防用の斧が胸に刺さった男性が、ベイリー、チャールズに付き添われて運び込まれていく。思わず、男性の様子に気を取られるエイプリルとリード。エイプリルはキャシーの診察を終えると、彼女の熱傷処置をマークに託して男性の様子を見に行き、マークはキャシーの熱傷の処置をレクシーに頼む。
ベイリーは、男性に刺さった斧の取っ手をつかんで支えるようチャールズに指示。ところがチャールズは、直前の献血がたたって突然気絶! 倒れて自分の額を斧の刃で切ってしまう。男性の傷口からは血液が噴き出し、それを必死で押さえるベイリー。その様子を見ていたエイプリルは手伝いを買って出て、そのまま男性のオペに入る。チャールズの手当てはアレックスに任される。
今度は、ハシゴから転落した消防士ロイが運ばれてくる。ダニーの診察を終えたリードは、カリーの下について彼を担当。ロイは、自分のケガの状態より、転落直前に救出しようとしていた青年の安否を気遣う。
一方、ロイが気にかけていた青年エヴァンも、重度の熱傷を負ってERに担ぎ込まれていた。担当のアリゾナは、マークにヘルプを依頼。キャシーへの処置を終えたレクシーも手伝いに入るが、エヴァンの治療のあまりの悲惨さに泣き出し、外で気持ちを落ち着けてこいとアリゾナに命じられる。
そんな中、軽傷に思えたキャシーの容体が悪化していく。最初は痛みを訴えたため、クリスティーナがモルヒネを処方。その後、息子のダニーから「母親が苦しんでいる」と訴えられたレクシーは、彼女が気胸を起こしていることに気付いて胸腔ドレーンを入れようとするがもたついてしまい、ジャクソンの手を借りることに。そして、何とかドレーンが入りホッとしたのもつかの間、今度は呼吸停止に陥ってしまう。チャールズとリードは挿管を試みるが、気道がふさがっていてチューブが入らない…。
その時、アレックスはイジーと電話中だった。彼女が消えて1週間、何度携帯電話に伝言を残しても音沙汰なしだったが、チャールズの傷の縫合中にようやく番号非通知でイジーから電話が入ったのだ。縫合を中断し、「帰ってこい」と説得するアレックス。イジーにその気はなかったが、アレックスはせめて電話番号を聞き出そうと必死になる。けれども一方で、挿管に手間取るチャールズたちが自分を呼んでいる…。アレックスは、仕方なく電話を切り、キャシーの気管切開を行う。
その後、いったん安定したかに見えたキャシーの容体が急変。ERのベッドから外傷室に移されると心肺停止に陥り、大量出血の末、ついに多臓器不全で死亡してしまう。周囲を大勢のレジデントが取り囲んでいたが、デレクに「誰の担当患者だ?」と問われても答えられる者は誰一人いなかった。
キャシーを助けられなかった理由は何なのか? 誰の責任なのか? リチャードたちに事の経緯を報告していたリードは、キャシーの死の原因に気付く。最初に彼女を診たエイプリルが、消防用の斧が胸に刺さった男性に気を取られ、喉の異常がないか確認するのを忘れてしまったのだ。この時に喉を診ていれば、煙を吸ったことによる炎症に気付き、すぐに挿管できていたはず…。
リチャードは、今回のミスを理由にエイプリルを解雇。けれどもデレクは、「個人の責任ではない。シアトル・グレースにカオスを招いた者の責任ではないか」と、上司であるリチャードの責任を指摘する。クリスティーナは、エイプリルの基本的なミスを笑う男性陣に対し、「誰の身に起きても不思議はないこと」と言い放つ。
騒動が一段落した後、その夜の退院を予定していたメレディスは、ようやく書類にベイリーのサインをもらい、デレクとともに病院を出るのだった。


【今回のMVP】
リード!

キャシーの死の原因を作ったのがエイプリルだと気が付いたリード。エイプリルの方が自分よりも優秀な医者なのだとクリスティーナに訴え、仲間への思いやりも見せた。それにしてもエイプリル、もうシアトル・グレースに戻って来ないの!?


【鑑賞メモ】
羅生門スタイル

異なる視点から同じ出来事を回想することで、真実の不確かさを浮き彫りにする手法のこと。1950年の黒澤明作品『羅生門』が発祥。
今回のエピソードは、この羅生門スタイルで描かれている。

ARDS
急性呼吸窮迫症候群。重症の状態の患者に突然起こる呼吸不全の一種。

アシドーシス
血液の酸性度が高くなりすぎた状態のこと。アレックスは、アシドーシスになったキャシーの治療のため、重炭酸を投与した。

CK値
筋肉が破壊されると上昇する値。

劇症横紋筋融解
横紋筋細胞が融解し、筋細胞内の成分が急激に血中に流出する症状のこと。

DIC
播種性血管内凝固症候群。出血箇所のみで生じるべき血液凝固反応が、全身の血管内で無秩序に起こる症状を指す。

FFP
新鮮凍結血漿。新鮮血から分離した血漿成分を直ちに凍結したもの。血漿中にはアルブミンなどの血漿蛋白や種々の凝固因子が含まれる。


【メレディスの一言】
悲惨な結果が待ち受けていると思われる時、人はセカンド・オピニオンを求める
得られた答えは、時にもっとも恐れていることを裏付ける
だがそれは、時に光も投げかける
新たな視点を与えてくれる
そして、あらゆる意見を聞き尽くし、あらゆる観点から検討して、人はついに手に入れる
真実を
でも、そこで話は終わらない
そこからまた話が始まる
新たな疑問がどっと湧いてくる


【今回のゲスト】
消防士のロイ役は、人気アニメ「スポンジボブ・スクエアパンツ」のパトリック・スターの声をあてていることで知られるビル・ファッガーバッケ。
ダニー役は、「Scrubs~恋のお騒がせ病棟」に出演していたアンドリュー・ミラーと双子のジェイコブ・ミラー。見分けはつかなかったけれど、2人で1役を演じていたよう。


Bamen6_2_2今回は、羅生門スタイルで描かれた異色のエピソード。推理小説を呼んでいるような楽しさがあり、シアトル・グレースの実情を客観的に表現することにも成功。マーシー・ウェスト組が加わったばかりということもあり、第三者的な立場からシアトル・グレースを俯瞰するには絶好のタイミング。面白い試みでした。
そんな中、かわいそうなのがアレックス。やっとイジーと連絡が取れたのに、連絡先を聞き出すこともできず。どうやらイジーに戻るつもりはないようだし…。
そして、エイプリルはクビに。補助心臓のコードを切っても、インターン同士で体を刻み合っても許されてきたのに、状況が状況だけに些細なミスが命取りに…。今のカオス化したシアトル・グレースで生き残っていくためには、緊張感が必要。見ているこちらも気が抜けない!

2010.11.17|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

11月10日(水) #5「侵略のはじまり」

Bamen5_aついにシアトル・グレース病院が、マーシー・ウェストと合併。シアトル・グレースの面々は、マーシー・ウェスト組を侵略者と見なし、患者を取り合って対立する。イジーはマーシー・ウェストから来たチャールズと組み、末期の腎疾患で移植を予定している患者を担当。2人はうまく打ち解けたかに見えたが…。一方、アレックスは、マーシー・ウェスト組のリードと患者を取り合って…。


【STORY】

Bamen5_3_2ついに、シアトル・グレース病院がマーシー・ウェストと合併する日がやって来た。シアトル・グレースの面々は、マーシー・ウェスト組を侵入者と見なして戦々恐々。ジョージが使っていたロッカーの使用をめぐり、両者はのっけから対立する。その後、シアトル・グレース組は、それぞれマーシー・ウェスト組と組んで仕事にあたることに。閉鎖されたマーシー・ウェストのERの患者はみなシアトル・グレースに搬送され、一同はマーシー・ウェストのやり方にならい、ゾーン制で患者を受け持つ。術後、まだ入院中のメレディスは、マーシー・ウェスト組を“イナゴ”と呼び、自分たちのテリトリーを守るようみんなにハッパをかける。
クリスティーナはジャクソン・エイブリーと組み、ケンカで負傷した2人の男性、ドンとフランクを担当する。ケガの原因は、ドンの19歳の娘ジーニーと年齢差のあるフランクの交際の発覚。いまだ興奮収まらない様子のドンは、駆け付けたジーニーがフランクにキスするのを見てさらに激高し、カナヅチを手にフランクに襲いかかろうとする。しかし、それをすかさずジャクソンがブロック。ジャクソンは、周囲の者から拍手喝采を受け、オーウェンからも評価される。クリスティーナは、「このままではオペに参加できなくなる」とすっかり意気消沈。メレディスの病室に行き、指導者の不在により長いこと心臓外科について学べていない現状への不満を吐き出す。メレディスは、すすり泣くクリスティーナを抱き寄せ、慰める。
レクシーは、マーシー・ウェスト組のエイプリル・ケプナーと組み、不法侵入した家の住人にゴルフクラブで殴られた強盗ビリーを担当する。胸椎を骨折しているビリーに対し、異なる治療法を提案するレクシーとエイプリル。結局、執刀医のデレクはエイプリルの案を採用。レクシーはショックを受ける。
一方で、レクシーのことを気に入ったビリー。すっかりエイプリルにやり込められているレクシーに、ある切り札を渡す。それは、こっそり盗み出したエイプリルが肌身離さず持っていたノート。その中には、エイプリルが自分のことを「優秀な名医」と励ます文句や、美容整形を受けたという秘密などが書き込まれていた。
そして、いよいよビリーのオペの時。デレクの前で点数を稼ごうとするエイプリルに対抗するべく、レクシーはノートに書き込まれていた文句を暗唱して、エイプリルに屈辱を味わわせる。してやったりのレクシーだったが、エイプリルのノートに涙の跡を見つけて、相手の弱みにつけ込んだ自分を反省。エイプリルにノートを返して謝罪する。
アレックスは、マーシー・ウェスト組のリード・アダムソンと、腹痛を訴える患者マイケルを取り合う。マイケルの娘レスリーは、終始いがみ合う2人の様子にげんなり。ついに、「あなたたちの仕事は張り合うことじゃなくて、患者を助けること」と一喝する。2人はいったん反省するが、最後まで対立を続ける。
 

Bamen5_2_2一方、イジーは、マーシー・ウェスト組のチャールズ・パーシーと組み、末期の腎疾患で移植待機中のサラを担当する。相手を警戒するイジーに対し、ジョージのロッカーを無理矢理使おうとした仲間の態度をわびるチャールズ。「癌なんか大したことないって言う気はないが、自分も悲惨だ」と言って、リードへの片思いの辛さを打ち明けるなど、友好的な一面を見せる。これにすっかり気を良くしたイジーは、図書館に入るための暗証番号を彼に教えるが、その後、チャールズがマーシー・ウェストの仲間たちに自分の悪口を言っている場面に遭遇して憤慨する。
その後、イジーはサラの透析治療を行うが、チャールズへの怒りで感情的になっていたため大きなミスを犯してしまう。その結果、予定していたサラの腎臓移植手術は中止に。あと3日以内に別のドナーが見つからなければ、サラの命はないという危機的状況を作り出してしまう。
リチャードは、このミスを理由にイジーの解雇を決断。それを告げられたイジーはクビにしないでくれと懇願するが、結論は覆りそうもない。リチャードは、「シェパードとハントが君の体力低下と不安定な精神状態を気にしていた。それにカレフも君のことを心配して…」と、アレックスがイジーのことをいかに気に掛けていたかを話そうとするが、イジーはリチャードの口からアレックスの名前が出たことに激しく反応。その後、アレックスに置き手紙を残して姿を消してしまう。

 
カリーは、アテンディングとしてシアトル・グレースに復帰。そんな彼女の前に、父親のカルロスが姿を現す。彼の目的は娘との和解ではなく、同性愛を矯正させること。神父を連れてやって来た父親の魂胆に気付いたカリーは激しく反発し、アリゾナに父親への不満をぶちまける。アリゾナは「私はこれまで男性と付き合ったことは1度もないけれど、あなたは男性と結婚までした。父親がうろたえるのも無理はない」とカリーをなだめるが…。
その後、カリーとカルロスは話し合いの場を持つが、2人の意見は平行線。すっかり気落ちするカリーに代わり、今度はアリゾナがカルロスに接触する。自分の経験を話した上で、カリーへの理解を求めるアリゾナ。彼女の人柄に触れたカルロスは、ようやくありのままの娘を認める気持になるのだった。


【今回のMVP】
カリーの父カルロス!

シアトル・グレースとマーシー・ウェストの見苦しいいがみ合いの中、カリーと父親の和解が心を温かくしてくれた今回。頑固で威圧的なはずの父親が、「アリゾナとの結婚式に期待していいか?」とカリーに聞くなんて。アリゾナの説得が功を奏したのは間違いないけれど、最終的にカリーを受け入れたカルロスには拍手を送りたい!


【鑑賞メモ】
映画『エイリアン』

マーシー・ウェスト組を侵略者と見なし、「私たちの船を守らなきゃ!」とみんなのお尻をたたくメレディス。その発言に「ネタ元はシガニー・ウィーバーの映画?」とレクシーが聞いていたけれど、その映画はおそらく『エイリアン』!


【メレディスの一言】
病気は1つの細菌から始まる
厄介な単独の侵入者
侵入者はあっという間に倍増、2つとなる
その2つは4つに
その4つは8つに
そして、いつの間にか体を攻撃している
「侵略」
侵略者が現れ、体を乗っ取られた場合、医者にとって問題なのは、どうやって退治する


【新しいキャスト】
ついにマーシー・ウェスト組が、合併後のシアトル・グレースにやって来た!
いきなりロッカールームでイジーとジョージのロッカーを取り合ったリード・アダムソンは、なかなか勝ち気なキャラ。演じるのは、レイチェル・ビルソンやオドレイ・トトゥを思わせる大きな目が印象的な個性派女優ノラ・ゼヘットナー。「エバーウッド 遥かなるコロラド」のレイニー役で注目され、「HEROES/ヒーローズ」シーズン1ではイーデン・マッケインを演じている。
イジーをカモにした狡猾野郎は、チャールズ・パーシー。演じているのはロバート・ベーカー。映画『かけひきは、恋のはじまり』や「コールドケース」シーズン2に出演の俳優。
大事なノートをレクシーに読まれてしまった、努力家のエイプリル・ケプナー。彼女を演じているのは、「エバーウッド 遥かなるコロラド」でハンナ・ロジャース役を演じていたサラ・ドリュー。「プライベート・プラクティス」のシーズン2にも、お腹の子を養子に出す大学生妊婦ジュディ役で2度ゲスト出演しているので、見覚えがあるな~と思った方も多いかも。
アメフトで鍛えた肉体を生かし、いきなりオーウェンの評価を得たのは、ジャクソン・エイブリー。演じているのは、「ビヨンド・ザ・ブレイク」のエリック・メディナ役で知られるジェシー・ウィリアムス。
さて、実力もなかなか、人間的には一癖ありそうな彼らが、シアトル・グレース組とどう絡んでいくのか!?


【今回のゲスト】
カリーの父親役として、『プリティ・ウーマン』でゴールデン・グローブ賞助演男優賞にノミネートされ、「シカゴホープ」では外科部長のフィリップ・ウォッターズ役でエミー賞助演男優賞を受賞している名優ヘクター・エリゾンドが3度目の登場。
レスリー役は、「ギルモア・ガールズ」のリズ役や「ER緊急救命室」のスーザンの姉クロエ役で知られるキャスリーン・ウィルホイト。


何とイジーがクビに! しかも書き置きを残して姿を消すなんて! チャールズのひどい仕打ちのせいで冷静さを失ってしまった気持も分かるし、仕事が闘病の支えだったからこそクビが辛いのも分かるけれど、ちょっとアレックスに対して不実過ぎでは?
ジョージは死亡、エレン・ポンピオ妊娠中につき、メレディスは術後療養中で活躍の場が少なく、イジーまでが姿を消した… このドラマ、どうなっちゃうの!?という局面で大量投入される新キャラたち。視聴者を飽きさせないションダ・ライムズのあの手この手に、すっかりやられっぱなしです。
そして、イジーの医療ミスのせいで腎臓移植を受けられなくなってしまったサラ。彼女の命を救うため、ベイリーがロスに飛びます! この話は、明日の「プライベート・プラクティス3」(第3話)で。ベイリーとサムの、夫婦漫才のようなやり取り、また見られそうですよ!

2010.11.10|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

11月3日(水) #4「切れない絆」

Bamen4_2病院の合併が間近に迫り、レジデントたちはリストラの不安に悩まされていた。特に、なかなかオペに立ち合わせてもらえないクリスティーナは、焦りを募らせる一方。そんな中、メレディスの父ザッチャーが、意識が朦朧とした状態で病院に連れられてきて…。
一方、マークは82歳の男性の陰茎インプラント手術を担当。イジーはオーウェンの下で肉腫が再発した男性のオペに参加するが、臓器の癒着がひどいためにオペは中止に。イジーは再手術すべきだと主張するが…。


【STORY】
トレーラーの前で野生のクマと遭遇し、アレックスが大きな悲鳴をあげたその日。シアトル・グレースとマーシー・ウェストの合併は、いよいよ3日後に迫っていた。リチャードは、テーブルにおいしいデニッシュを並べると、アテンディングたちを集めて指導者としての協力を要請する。
レジデントたちは、引き続きリストラの不安に戦々恐々。特に、1週間もオペとご無沙汰のクリスティーナは焦る一方。何とかオペにもぐりこもうとあれこれ画策するが、ことごとく失敗に終わり…。そんな中、意識が朦朧としたザッチャーがレクシーに連れられてやって来る。飲み過ぎで倒れたのだろうといぶかるメレディスだったが、ザッチャーは突然吐血して倒れてしまう。

Bamen4_a検査の結果、ザッチャーは末期の肝硬変で移植が必要な状態と判明。しかし、アルコール依存症の人間は1年間酒を断たないと待機リストに載せてもらうことができない。つまり、酒を断ってまだ90日のザッチャーには、リストに載せてもらう資格がない。レクシーはマークの心配をよそに、生体肝移植のドナーに志願する。しかし、後の検査で、血液型がザッチャーと適合しないことが判明。レクシーの妹モリーは遠方にいる上、DVTの既往があるため、ドナーになれる可能性がある人物はメレディスだけという状況に。これまでザッチャーからさんざんな仕打ちを受けてきたメレディスは、「彼は私の父ではない」と思い込んで無視を決め込もうとするが…。
Bamen4_3一方でレクシーは、飲酒のことを隠して待機リストに載せてもらえないかとベイリーに相談。しかし、そんなことが許されるはずもない。切羽詰まったレクシーは、メレディスのカルテを盗み見て、血液型がザッチャーと同じであることを確認。最後の手段とばかりに「あなたにとって父親じゃないのは分かってる。だから私のために父を助けて」とメレディスに頼み込む。迷いに迷った末、メレディスは妹であるレクシーのためにとドナーになることを決断。デレクが付き添う中、その夜にメレディスとザッチャーの生体肝移植手術が行われる。
マークは、82歳の男性アーヴィングのイボ切除を行う。ところが、アーヴィングの来院の目的は、実はイボにあらず。入居中の老人施設で運命の女性マリオンと出会った彼は、彼女のために陰茎インプラント術を受けようと決意していたのだ。しかし、これを知った息子のトムとその妻のアイリーンは、「いい年をして!」と猛反対。マークは、ひとまずオペを受けられる状態か検査をしてみましょうと提案し、その場を収める。
その後、アーヴィングはオペできる状態と判明。「見栄を張りたいわけじゃない。彼女は私の『明日』なのだ」とアーヴィングはオペの必要性を主張するが、トムたちは依然として反対。「オペを受けるなら施設を出て同居してもらう」とアーヴィングに迫る。けれども、アーヴィングの希望を叶えてやりたマークは、「自分を育ててくれた親の願いを、頭ごなしに否定すべきでない」と反論。最終的には、トムたちもしぶしぶオペに同意する。
そして、いよいよオペの時。オペに入りたくて仕方ないクリスティーナは、陰茎インプラント術とは知らずに助手につく。オペは成功するが、この内容にがっかりしたクリスティーナは、「こんなオペしかやれず、心臓外科について学ぶことも才能を生かすこともできないなら解雇してほしい」と、ついにリチャードに対して鬱憤を爆発させる。
イジーはオーウェンの下で、悪性の肉腫が再発した男性ランディを担当する。彼には、8年間付き合っている恋人アンジェラが。病気の夫という重荷を背負わせたくないという思いから彼女へのプロポーズをためらっていたランディだったが、回復して一緒になる日がくるのを信じてオペに臨む。
ところが、いざ開腹してみると、ランディの内臓の癒着は予想以上にひどく、オペを続ければ腫瘍を破裂させる可能性が高いと判明。オーウェンはやむなくオペを中止し、これ以上やれることはないとアンジェラに告げる。ショックに打ちひしがれ、「それでも医者なの!」と泣き叫ぶアンジェラ。イジーは、「生存率5%と言われた自分が回復したのだから、ランディにも可能性がある。みんなが諦めずに闘ってくれたおかげで自分は助かった」と言って再手術すべきだと主張。最終的は、オーウェンも同意して再手術が行われるが、やはり奇跡は起きず…。ランディはオペ中に死亡してしまう。オーウェンは自分を責めつつも、「患者の立場で医者をやることはできない。君はまだオペに入るには早すぎた」とイジーを非難する。
合併を機にシアトル・グレースに戻りたいカリーは、拒否されるのが怖くてリチャードに相談しに行くのを躊躇していた。けれども、「合併で窮地に立たされているのは誰しも同じ。ダメもとで話しに行くべき」とアリゾナに諭され、リチャードのところへ。ところが、いざ行ってみると、リチャードは経営立て直しに頭を悩ませてふさぎ込んでいる様子。とても自分の希望など言える雰囲気ではない。諦めて帰ろうとするカリーだったが、用件を察したリチャードは、アテンディングとして彼女がシアトル・グレースに復帰するのを認めるのだった。


【今回のMVP】
メレディス!

ザッチャーにはさんざんな仕打ちを受けてきたメレディス。以前の彼女なら、ザッチャーに肝臓をあげるなんて決してできなかったはず。ところが、今回はレクシーのためにと、ドナーになることを決断! メレディス、本当に成長しました!
でもでも、レクシー! いくらパパを助けたいからって、「私には素晴らしい父親。ダンスの発表会は毎回来てくれたし、卒業式にも…」って並べ立てるのは、メレディスに対してちょっとデリカシーがない気が…。こういう素直で率直なところが、レクシーのいいところでもあるんだけれど。


【鑑賞メモ】
AMS700

実在する陰茎インプラント商品の商標。勃起機能障害や勃起不全の治療用だが、性転換手術に用いられることもある。

DVT
深部静脈血栓症のこと。最近では長時間の飛行機搭乗によるエコノミークラス症候群としても話題を集めている疾患。
レクシーの妹のモリーは、この既往があるためドナー候補から除外された。


【今回のトリビア】
ザッチャーがメレディスの足に血を吐いたけれど、あれはメレディスを演じるエレン・ポンピオの足でなく代役の足だった!(エレンが妊娠中だったため)


【メレディスの一言】
外科医になると、みんなから多くのことを期待される
医者の誓いを立てる
気がつくと溺れるほど義務を背負ってる
患者に、同僚に、そして医療に
そして、正気の人なら当然のように、私たちは約束から逃げて、なかったことにする
でも、いずれ無視できなくなる
そして気付く、イヤでたまらない義務にも時には逃げる必要ないのだと


【今回のゲスト】
アーヴィング役は、「CSI:科学捜査班」のシーズン9にゲスト出演、「わが家は11人」で知られるラルフ・ウェイト。
アーヴィングの息子役は、「エバーウッド 遥かなるコロラド」のDr.ハロルド・アボット役のトム・アマンデス。
ランディ役は、「crash クラッシュ」のアンソニー・アダムス役のジョッコ・シムズ。
アンジェラ役は、「ライ・トゥー・ミー 嘘は真実を語る」に複数話ゲスト出演しているリステン・アリザ。


今回は急展開。メレディスがザッチャーに肝臓をあげることに。これでメレディスはしばらくベッドの上。当時、妊娠中だったメレディス役のエレン・ポンピオのことを、このようなストーリー展開でフォローするとは、なかなか考えたものです。
さて、次回はいよいよマーシー・ウェストとの合併により、敵陣(?)がシアトル・グレースに乗り込んできます! 知っての通り、メレディスは休養中。イジーは病み上がり。オペに入りたいがために、あの“シャドー・シェパード”に色仕掛けで迫ったクリスティーナは、陰茎インプラントのせいで生気を吸い取られた感じだし…。何かとハンディの目立つシアトル・グレース陣。大丈夫か!?

2010.11. 3|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

10月27日(水) #3「とめどない妄想」

Bamen3_aシアトル・グレースとマーシー・ウェストの合併、それにともなう人員削減が発表され、院内はピリピリムード。そんな中、ベイリーとアレックスは、運転中に意識不明となって事故を起こした女性を担当することに。その患者には妄想型統合失調症の息子がいて…。
一方、クビを避けようと必死のクリスティーナが考えた策は、クビとは無縁に見える小児科のアテンディングであるアリゾナに取り入ること。しかし、オペが中止になったり、子どもの相手にげんなりしたりしているうちに…。


【STORY】
マーシー・ウェストとの合併が発表されて以来、緊張感が漂う病院内。レジデントやインターンは、リストラを免れようと必死でアピール合戦を開始する。
クリスティーナは、自分の後ろ盾になってくれるアテンディングを確保すべくアリゾナに目を付け、「小児科に興味がある」と嘘をついて彼女の下に就く。本当は子どもが苦手なクリスティーナは、9歳の男の子タイラーの尿管結石の破砕術に入れることだけを楽しみに、クマのマスコットを白衣に付けて小児科独特のやり方に何とか従う。ところが、思いがけずタイラーの結石が自然に排出されてオペは中止に。げんなりしたクリスティーナは、自分が必要だとリチャードに訴えてくれとオーウェンに頼みに行くが…。
そんな中、たまたま症例ファイルを取りにシアトル・グレースへやって来たカリー。アリゾナから「クリスティーナが小児外科に興味を持っている」と聞かされて思わず笑ってしまう。なぜ彼女が笑うのか理由が分からないアリゾナだったが、「クリスティーナは心臓外科が本命。リストラになりたくなくて、あなたに取り入っているだけ」と教えられてショックを受ける。
その後、緊急の帝王切開で新生児が腕を損傷。アリゾナは、マークやクリスティーナとともにオペを担当。臍帯を使った胎児の腕の接合を成功させる。オペ後、アリゾナはクリスティーナに「利用されるのは嫌い。嘘をつかれるのはもっと嫌い」と告げ、小児外科から彼女を追い出す。
イジーも不自然なウィッグを付けて仕事に復帰。早すぎる復帰に気をもむアレックスに何かと世話を焼かれながら、イジーはデレクと一緒にシャント再建のオペに入る。ところが、オペの途中で出血が起き、急遽開頭術に変更に。はからずも、イジーは長時間のオペに耐えなければならなくなる。アレックスはイジーの体調を心配するが、弱みを見せたくないイジーは、激しい疲労に襲われながらも最後まで仕事をやり遂げる。その後、イジーとともにトレーラーに戻ったアレックスは、今後はきちんと体調管理をするよう彼女を優しく諭す。
ベイリーとアレックスは、運転中に意識不明となり事故を起こした女性ジョディを担当する。彼女には妄想型統合失調症のトムという息子が。ジョディは、自分の診察の間も妄想にとりつかれているトムに気を配る。そんな中、レクシーは腕に軽傷を負ったトムの診察を買って出るものの、トムがレクシーを突き飛ばして脱走。誤って階段から転落し、脾臓に損傷を負ってしまう。レクシーはすっかり自信を失い、クビになるという考えにとりつかれる。
ジョディの方は、腹部大動脈瘤と判明。すぐにオペが必要となるが、トムが脱走してケガをした直後だけに、「トムを1人にはできない」と言ってオペを拒んでベイリーを困らせる。けれども、レクシーが思いついた妙案が解決策となる。それは、ジョディとトムの親子を同時にオペするというもの。トムはオペをするほどのケガではなかったが、2人でオペを受ければ一緒に病院で回復期を過ごせるというわけだ。この案に賛成したベイリーは、嫌がるトムを必死に説得。自分の指に針を刺して血を見せ、「血が赤いのは宇宙人ではなく人間の証拠。あなたとお母さんを助けたいから信用してほしい」と訴え、ようやくトムにオペを承諾させる。そして、オーウェンの助手としてトムのオペに参加したレクシーは、脾臓の焼灼をやらせてもらい、大いに喜ぶ。
一方、カリーは合併後にクビになった場合に備え、ポートランドの病院へ移ることを考え始める。それを知ったアリゾナは、カリーとの関係が恋人同士なのか本人に確認した上で、ポートランド行きに反対。そして、「合併後も病院に残れるよう、リチャードに頼むべき」とアドバイスする。

Bamen3_2リチャードは、デレクがリストラの状況を聞きに来ても突っぱね、解雇者を少なくする方法を1人で模索する。しかし、辛い決断はどうしても避けることができず…。リストラの対象者に、泣く泣くメールで解雇通知をする。結果、ミーガンやオリビアら、多くのインターン、看護師が病院を去ることに。人一倍クビを心配していたレクシーはセーフ。メレディス、クリスティーナ、イジー、アレックスも解雇されずに済むが、リストラはまだ続く…。安堵するにはまだ早い状況だが、デレクに誘われた一同は、草野球でつかの間の息抜きをするのだった。


【今回のMVP】
アリゾナ!

クリスティーナが本気で小児科に興味を持っていると思っちゃったアリゾナ。そんな素直なところが彼女の魅力だけれど、言うべきことはちゃんと言うハッキリした一面を持っているところもまた魅力。クリスティーナをきっぱりと追放してしまうあたりはさすが!
新生児の腕の接合オペでは、医師としての能力の高さも見せつけてくれたし、カリーに「恋人だ」と言われて安心した途端、彼女のポートランド行きに反対するシーンではかわいらしさも見せてくれて。なかなかバランスの取れた魅力的な女性です、アリゾナは。


【鑑賞メモ】
『ステップフォード・ワイフ』

1975年に製作されたハリウッド映画『ステップフォードの妻たち』のリメイク映画。主演はニコール・キッドマン。
クリスティーナは、イジーのウィッグを見てこの映画を連想しちゃったらしい。

妄想型統合失調症
最も多いとされている統合失調症のタイプで、妄想・幻覚が症状の中心。


【メレディスの一言】
私たちは妄想を抱きやすい
次の展開が分からないことへの不安
でも心配するだけ無駄
いくら心配しても、どう転ぶか分からないことで計画を立てても、状況は悪くなるだけ
だから、犬の散歩をしたり、昼寝をしたり、とにかく心配するのはやめて好きなことをすればいい
さあやるぞ!
妄想の治療法は、ただ1つ
この場所にいること
あるがままに


【今回のゲスト】
ジョディ役は『ザ・フォッグ』や『ザ・コンヴェント』で知られるエイドリアン・バーボー。トム役は「THE TUDORS ~背徳の王冠~」のトマス・クロムウェル役や「24 -TWENTY FOUR-」シーズン4のポール・レインズ役などで知られるジェームズ・フレイン。


マーシー・ウェストとの合併が決まって焦る面々。ついに、リストラの第一弾が行われ、妊娠中のミーガン、アレックスやジョージと関係した看護師のオリビアらが解雇! ほかにも、レオ、ピアース、クレアら、今回のエピソードを最後に登場しなくなるインターンたちもいっぱい。しかも、リストラは今回が最後じゃないというから、みんなの緊張はまだまだ続くことに。
それにしても、早々に復帰したイジーを支えるアレックス、優しい…。ベッドでイジーを穏やかに諭すシーンでも、特に彼の成長ぶりが顕著に表れていて。クビを避けるため迷走するクリスティーナを余裕の表情で見守るオーウェン、クビの恐怖に怯えて挙動不審になるレクシーをなだめるマーク、息抜きにみんなを草野球に誘うデレクと、今回はアレックス以外の男性陣も懐の深さをアピール。女性陣、落ち着いてこの難局を乗り切らなくちゃ!

2010.10.27|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

10月20日(水) #2「あなたがくれたもの」

Bamen2_a_2ジョージの死のショックをいまだ引きずる面々。マークは、カリーの真向かいの部屋に引っ越し、シアトル・グレースを辞めたカリーは、マーシー・ウェスト病院のアテンディングとして初出勤する。そして、理事会対策に気を取られながら車を運転していたため事故を起こしたリチャードは、くしくもマーシー・ウェストでカリーの診察を受けることになる。一方、片脚を失った患者クララはリハビリを拒み、アリゾナを頼る患者アンディの痛みの原因は依然として不明のままで…。


【STORY】
ジョージが亡くなって20日が過ぎるも、シアトル・グレースの面々は、いまだ彼の死を受け止められずにいた。

【ジョージの死から20日後】
ジョージに助けられたアマンダはショックから立ち直れず、毎日シアトル・グレース前のベンチに座り込んでいる。

【21日後】
オペで両腕の接合に成功するものの、片脚を失った“セビーチェ”(魚のぶつ切り)ことクララ。今度は小腸に感染症が見つかり、新たにオペが必要な状態となる。しかし、絶望の淵にいる彼女はオペを拒否。ベイリーは、クリスティーナの配慮に欠けたリスク説明が患者を怖がらせたのだと憤慨する。

【22日後】
オーウェンのセラピー担当である精神科医ワイアットからセックスを控えるように指導された上、ベイリーに八つ当たりされてしまったクリスティーナ。「アレックスがセックスをしようとしない」とぼやくイジーに向かって毒を吐く。
カリーの真向かいの部屋に引っ越したマークは、アパートがシアトル・グレースに近いのを理由に、一緒に住もうとレクシーを誘う。
リチャードは、理事会対策に頭を悩ませながら車を運転していたために事故を起こし、軽傷を負ってマーシー・ウェストに搬送される。シアトル・グレースを辞めてマーシー・ウェストのアテンディングとして初出勤したカリーは、リチャードを見てびっくり。彼の縫合を、わざと新人に任せる。

【23日後】
クリスティーナはオーウェンのセラピーに同席。ワイアットから、「彼はまだトラウマの原因である戦争の話ができる状態にない。できるようになるまでセックスは控えるべき」とあらためて告げられる。
また、小腸に感染症を起こしていたクララの容体が悪化。最終的には本人も承諾し、オペが行われることになる。ジョージが亡くなって以来、カリカリしているベイリーは、処置が遅れたのはクリスティーナが患者への対応を誤ったせいだと彼女をなじる。面白くないクリスティーナは、周囲に当たり散らす。
原因不明の痛みに苦しむアンディを助けたいアリゾナ。マーシー・ウェストにアンディと母親のパムを送り込み、シアトル・グレースでしてもらえなかった高額の画像検査をカリーにやらせる。結果、特に異常は見つからず。アンディの痛みの原因はいまだつかめない。

【30日後】
アレックスと一緒にデレクのトレーラーに移ったイジー。退院後、セックスどころか会話も避けているアレックスに対し、「ジョージが死んで寂しい。相手をしてほしい」と訴えるが冷たくあしらわれる。

【36日後】
Bamen2_2 カリーは、リチャードがマーシー・ウェストに移る気らしいとの噂を耳にし、シャワーを浴びている最中のマークに真相を聞きにくる。レクシーはマークの元セックスフレンドの大胆な行動に不安を覚えるが、カリーは、彼はもう私に全く興味を示さなくなったと告げて安心させる。
マークからリチャードの噂を聞いたデレクは本人に事情を聞くが、リチャードはデレクを裏切り者呼ばわりして口をつぐむ。
アリゾナは、リチャードに知れればNOと言われるに違いないアンディの脊髄造影の検査をデレクに頼む。直前にリチャードとやり合っていただけに、デレクはアリゾナの望み通り検査を実施。その結果、痛みの原因は脊髄係留で治療可能だと分かり、母親のパムは大いに喜ぶ。
イジーの癌は、治療の効果により転移巣が劇的に縮小。現時点では再発もなく安定していることから、担当がスウェンダーより格下の医師に変更となる。

【37日後】
アンディのオペが行われる。その一方で、クララはリハビリを拒否してふさぎ込んでいる状態。レクシーは、クララのやる気を喚起しようと、「みんなあなたのことを“セビーチェ”と呼んでいる」と暴露。あまりにひどいあだ名に大笑いしたクララは、気を取り直す。

【39日後】
ジョージが助けたアマンダが、今も病院前のベンチに1日中座っていると知ったイジー。「命が助かったのだからジョージの分まで生きて」と、自分に言い聞かせるかのように彼女を諭す。そして、「夫婦なんだから抱いてほしい、何が怖いのか言ってほしい」とアレックスに告白。アレックスは、イジーが再び自分の腕の中で心肺停止に陥るのではないかと思うと、怖くて触れることもできないのだと本音を明かす。
オーウェンのセラピーでは、クリスティーナの“セビーチェ”発言に端を発し、ついにオーウェンがクリスティーナの首を絞めた時の心境を口にする。「首を絞めたのは、何か夢を見て自分の命を守らねばと思ったせいだ」と。
リハビリを再開して少しずつ歩けるようになったクララは、ようやく母親に連絡。レクシーは、ついにマークとの同居を決める。
ずっと機嫌の悪そうな表情をしていたベイリーは、心配するデレクに対し、「ジョージの死やイジーの病に感情移入しすぎて辛い。だからもう気に掛けないようにしている」と語る。
メレディスは仕事とセックスでジョージの死の悲しみを紛らわせ、いまだ泣かずにいたが、ジョージのロッカーが片付けられるのを見て、あふれる涙を抑えられなくなる。

【40日後】
リチャードは、シアトル・グレース病院とマーシー・ウェストとの合併を発表。今後、人員削減が行われることを公表する!


【今回のMVP】
イジー!

ステージ4のメラノーマから回復! ジョージの死後、毎日病院前のベンチに1日中座っているアマンダに渇を飛ばしながら、自分自身にもジョージの死を納得させようとしている彼女の表情にはグッとくるものが。自分を避けているアレックスに、本心を語るよう迫る率直さも、いかにもイジーらしい。


【鑑賞メモ】
セビーチェ

中南米で食べられている、ペルー発祥の伝統料理。ぶつ切りにした魚介類とタマネギやトマト、唐辛子などを合わせたマリネのようなもの。


【メレディスの一言】
辞書によると「哀しみ」の定義とは、「災難に遭ったり何かを失って悩み苦しむこと」
「深い嘆き」
「痛恨の念」
外科医として、科学者として、私たちは書物から定義を、事実を学び、それをあてにするべきと教わる
でも人生は、なかなか定義通りにはいかない
実際のところ、「哀しみ」は時に「深い嘆き」とかけ離れた表れ方をする


【今回のゲスト】
イジーの新しい担当医役は、「プライベート・プラクティス」のシーズン2に、インスリンの過剰摂取で突然死亡したフィリップ役で登場していたアダム・ラザール=ホワイト。


今回も前回同様、ジョージの死から「○日目」と区切るかたちで、その後の登場人物の心の動きを追う構成。終盤、不機嫌になっている理由をデレクに打ち明けるベイリー、ようやくジョージの死に涙を流すメレディス…。それぞれが、それぞれのやり方でジョージの死と向き合う姿が痛ましかった。
そんな哀しみのさなか、患者のクララが歩けるようになったり、アンディの痛みの原因が分かってオペが行われたりと明るい話題も。アンディの件では特に頑張ったアリゾナ。リチャードにきついことを言われて泣いちゃうところがカワイイ!
レクシーは、ついにマークとの同居を決意。マークの部屋はカリーの部屋の真向かいということだから、今後はマーク&カリーのアパートがかなり賑やかになりそう。
そして、何とシアトル・グレースがマーシー・ウェストと合併! しかもリストラもありというから、病院内はピリピリムード必至。次回は、リストラを免れるために、みんなのアピール合戦が始まる!?

2010.10.20|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

10月13日(水) #1「去りゆく大切なひと」

Bamen1_a以前から脳腫瘍を患っていたイジーは、心停止に陥り危篤状態に。また、見ず知らずの女性を助けようとしてバスにひかれたジョージ。変わり果てた姿で病院に搬送されてくるが、最終的にメレディスがジョージであることに気付き、仲間たちは大きなショックを受けながらも必死で彼の治療にあたる。一方、ERには、モーターボートの事故で大ケガを負った女性や原因不明の痛みに悩まされる青年がやって来る。デレクは、次期外科部長にならないかと理事長から打診され…。


【STORY】
心停止に陥ったイジーと、見ず知らずの女性アマンダを助けようとしてバスにひかれたジョージ。イジーは蘇生処置で息を吹き返すが、一方のジョージは、仲間たちの必死の処置もむなしく脳死状態に。一同、言葉には言い表せないショックに打ちひしがれる。
病院に駆け付けたジョージの母ルイーズは、ジョージに臓器提供の意志があったか確認できないため判断を委ねられる。けれども、すでに息子の死を受け止めるのだけで精一杯の彼女は、カリーに決断してくれと頼む。いくら元妻とはいえ、重大な決断を前に悩むカリーは、ジョージとは無二の親友であるイジーに意見を聞くしかないと判断。「蘇生して間もないイジーにジョージの死を伝えるのは酷だ」と主張するアレックスを何とか説得し、イジーにすべてを伝えてもらう。イジーは、「ジョージならすべての臓器を提供するはず」とジョージの思いを代弁。カリーはイジーの言葉を頼りにジョージの臓器を提供すると決断。その後、ベイリーが悲しみをこらえながら臓器摘出のオペに臨む。
そんな中、成長痛と診断されるも、ひどい痛みに悩まされ続けている青年アンディが母親のパムに付き添われてERにやってくる。彼を診たアリゾナは、痛みが治まらなければ2週間後に精密検査をすると説明。ひとまず筋弛緩薬を出して彼を帰す。
また、モーターボートの事故で大ケガを負った女性もERに運び込まれる。彼女の名前はクララ。彼女の旅の友だった2人の女性は、切断されたクララの両腕をクリスティーナに託すと、あっさりと次の目的地へ。何とか両腕の接合手術は成功するものの、片脚を失うという過酷な状況に置かれたクララの精神状態が心配なクリスティーナは、クララの家族と連絡が取れるまでの間、友達代わりになって彼女を支えるようレクシーに命じる。
混乱と悲しみのさなか、デレクは、シアトル・グレースの理事長ラリー・ジェニングスに声をかけられ、リチャードに代わって次期外科部長になる気はあるかと打診される。ジェニングスは、病院のランキングが上がらない責任をリチャードに取らせようとしているのだ。しかし、デレクにはリチャードを出し抜くようなまねをするつもりはない。即答を避けたデレクは、このことを正直にリチャードに伝え、策を講じるようアドバイスするが…。

【ジョージの死から7日後】

Bamen1_2ジョージの葬儀が行われる。クリスティーナは参列を嫌がってオーウェンにセクシーな下着で迫るが、「今はセラピー優先でありセックスはできない」とオーウェンに断られてしまう。
ジョージを埋葬する墓地では、こみ上げる笑いをこらえきれず、その場を抜け出すイジーがいた。ジョージの死をまだ受け入れられずにいる気持ちの裏返しから、思わず笑いが止まらなくなってしまったのだ。「ジョージが死んじゃった」と大笑いするイジー。会話は、ポストイットで結婚したメレディスとデレク、自分の癌、いまだに泣き続けるアマンダにまで及び、一緒にその場を抜けたメレディス、クリスティーナ、アレックスも一緒に大笑いする。
また、次期外科部長にデレクが推されていると知って以来、リチャードはデレクを遠ざけるようになっていた。

【10日後】
イジーが外科的治療を終えて退院。カリーは、アテンディングへの応募申請を却下されたと知って、自分の能力が評価されていないと憤慨。リチャードに啖呵を切って病院を後にする。
クララは3日前にすべてのオペを終えていたが、まだロンドンで暮らす母に事故のことを伝えようとせず。レクシーに頼んで、順調に旅を続けていると嘘のメールを送り続ける。アリゾナの元には経過観察としていた青年アンディが再びやって来て、激痛を訴える。

【11日後】
アマンダが不眠を訴えて来院。メレディスが薬を処方する。アリゾナはアンディのために高額の画像検査を行おうとするが、費用を病院が負担する形になるためリチャードに反対されてしまう。

【13日後】
自宅の階段で新婚のデレクとメレディスがセックスに興じているところへ、同じく新婚のアレックスとイジーが帰宅。デレクは「新居をやろう」と言って、トレーラーの鍵をアレックスに渡す。
オーウェンの元にはジョージの母が訪ねてきて、「息子は軍に志願するような子ではなかった。納得がいかない」と訴える。オーウェンは、ジョージが早く多くの命を救える外傷外科医になりたいと願っていたことを話し、優秀な息子さんだったと優しく彼女を慰める。
リハビリを始めたクララは、大ケガを負って思うように動かない自分の身体に絶望し、ふさぎ込むばかり。レクシーは「生きているだけで奇跡」と諭すが、クララは「こんな状態で生きていたくない」と、傷口から出血するのも構わず体を揺らして泣き叫ぶのだった。


【今回のMVP】
ジョージ!

残念ながら帰らぬ人となってしまったジョージ。見ず知らずの女性を助けるために命を落とした、そんな献身的な彼の精神は、臓器提供という形でさらに多くの人々に受け継がれることに。最期の最期まで、ジョージはジョージだった!


【鑑賞メモ】
エリザベス・キューブラー・ロス

『死ぬ瞬間』の著者として知られる精神科医。死の受容のプロセスと呼ばれているキューブラー・ロスモデルの提唱者。

デブリ
医学用語で、壊死組織や汚染組織を切除する処置のこと。


【メレディスの一言】
エリザベス・キューブラー・ロスによると、死が迫っていたり大切な人を亡くした人間は5段階の悲しみを経験する
まず「否認」
「死」など考えられず、現実とは思えないから
やがて「怒り」がこみ上げる
死なずに済む人に、自分に
次は「取引」
祈り、懇願する
あと1人でも生かしてくれたら、もてるものすべてを、魂すらも捧げるから、と
「取引」がかなわず「怒り」も維持できなくなった時、「抑うつ」状態に陥り絶望する
そして最後に、できることはすべてやったと認めざるを得なくなり、諦める
諦めて死を「受容」する


【今回のゲスト】
パム役は、「ER緊急救命室」のシーズン6でメグ・コーウィン役を演じていたマーサ・プリンプトン。彼女はキース・キャラダインの娘で、一時期リバー・フェニックスと交際していたことでも知られている。
理事長のラリー・ジェニングスは、シーズン3の#21「かけちがう望み」で、不倫旅行の末に睾丸を腫らして入院した時以来の出演。演じているのは、「スターゲイト:アトランティス」のスティーヴン・コールドウェル役や、「X-ファイル」のスキナー副長官役で知られるミッチ・ピレッジ。


イジーとジョージ、2人の安否が気がかりだったけれど、結局ジョージは亡くなるという悲しい顛末に…。
シーズン2の#17「死の予感 PartII」では、メレディスが患者の体内の砲弾をつかむという危機的状況に陥った際に、思わず笑い出してしまったイジー。「(メレディスが死ぬことになったら)葬式で笑っちゃう」と話していたけれど、それが形を変えて現実に。
マークは不謹慎にも、「あいつの魅力は何だ?見てくれはイマイチだ。なのに…」と発言していたけれど、今考えてみれば、レクシーも、イジーも、カリーも、みんなジョージに1度は恋をした。そして、ベイリーとは強い師弟関係を築いていた…。こう考えると、いかにジョージの存在が大きいものだったかは語るなんてヤボというもの。本当にいいキャラがいなくなって残念…。
一方で、前シーズンから病院のランキングが落ちたことで、焦りと苛立ちの中にいたリチャード。今シーズンはまさに崖っぷち!? もはやデレクの言葉を素直に聞き入れる度量はない様子で…。リチャードの問題は、今シーズンの裏テーマになりそうな予感。

2010.10.13|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

3月29日(月) #24「永遠の別れ」

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オペの翌日、意識を取り戻したイジーに記憶障害の症状が現れる。アレックスは人間らしい生活を希望していた彼女のため、記憶力を取り戻そうと猛トレーニングを開始。しかし、強引なやり方ゆえにイジーに反発されてしまい、つい逆切れして結婚に対する後悔や安楽死について口走ってしまう。一方、女性をかばったためバスにはねられた身元不明の男性がERに搬送されてくる。身元不明者は頭や内臓、腕に重傷を負っていて…。

今回のエピソードは…「衝撃度★★★★★」
外傷外科医として陸軍に入隊したと宣言し、シアトル・グレースの仲間たちに大きな衝撃与えたジョージ。ところが、彼が与える衝撃はこれにとどまらなかった! 何と、女性をかばってバスにひかれた身元不明の男性の正体こそがジョージだったのだ!
一方で、術後に記憶障害が現れてしまったイジー。彼女を元の状態に戻してやりたいというアレックスの必死の思いが通じたのか、ほどなくして記憶力を取り戻す。これには一同、心からホッとするが、そんな矢先にイジーの容体が急変! リチャードはDNRを無視して、イジーに蘇生処置を行うことを許可する。
こうして、生死の境をさまようことになったジョージとイジー。2人の運命は!?


【STORY】
イジーの2度目となる脳のオペの翌日。目覚める気配のないイジーのそばで、アレックス、メレディス、クリスティーナ、ジョージは不安な夜を過ごす。「目を覚ませ、目を覚ませ」とイジーの枕元で念じ続けるアレックス。そんなアレックスの声が届いたのか、イジーはようやく意識を取り戻す。
そんな中、ジョージは外傷外科医として陸軍に入隊したことをオーウェンに報告。オーウェンはジョージの決断をたたえてハグをする。その様子を見て、なぜ2人がハグしているのか首をかしげるクリスティーナ。その後ジョージはベイリーにも入隊の件を報告し、彼女を怒らせる。
一方、目を覚ましたイジーに言語障害の症状はなく、一同はホッと胸をなで下ろす。けれども、それもつかの間、すぐに記憶障害が現れ始める。記憶が数分と持たないイジーの様子に、事故で記憶力を失った患者の姿を重ねてすっかり落ち着きを失うアレックス。何とかイジーの記憶力を取り戻そうと、あらゆる出来事を付箋に書いて病室中に貼り付け、猛トレーニングを開始する。クリスティーナは、イジーを休ませてやるべきだとアレックスに助言するが、人間らしい生活を望んでDNRにサインをしたイジーのためだと言ってアレックスは譲らず。「あいつの将来は俺に懸かってる」と語気を強めて、トレーニングを継続する。
けれども、次第にイジーはアレックスの強引なやり方に反発するように。「辛いなら気持ちをぶちまけてくれて構わない。5分もすればどうせ忘れるんだから」と発言する。イジーのために奮闘していたアレックスは、結婚に対する後悔や安楽死のことをイジー本人の前でつい口走ってしまう。
その頃、ERにはバスにひかれそうになったアマンダという女性をかばい、逆にバスに引きずられて頭、内臓、腕などに重症を負ってしまった身元不明の男性が運び込まれていた。オーウェン、カリー、マーク、メレディス、レクシーは、早速男性への処置を開始。そこに、ジョージの入隊の件でベイリーがオーウェンに文句を言いにやってくる。オーウェンは「俺が勧めたわけじゃない」と反論するが、ベイリーはオーウェンのせいだと言わんばかりの態度。一方的に、ジョージを引き留めるようオーウェンに命じる。ジョージの元妻であるカリーも、ベイリー同様ジョージの入隊には大反対。「引き留め作戦」を先導し、この日、ジョージが入る予定のオペが終わる午後6時、オペ室前の廊下に集合するようメレディス、クリスティーナ、アレックスにも指示をする。
メレディスは、応急処置を終えた身元不明の男性に励ましの言葉をかける。男性は、メレディスに筆談で何か伝えようとするが、手に力が入らない様子。一方で、男性に助けられたアマンダは、男性のことを「運命の人」だと感じて好意を持ち始める。メレディスはそんなアマンダの気持ちをくみ取り、彼女が男性に付き添うのを許す。
その後、オーウェン、カリー、マークのほかにデレクも加わり、男性のオペが行われることに。医師たちはあらゆる手を尽くすが、術後の男性の容体は依然として芳しくない。今にも死にそうな男性の姿を目の当たりにしたメレディスは、記憶力を失ったイジーの姿も見ているだけに、チャンスがあるうちに「愛している」という気持ちを相手に伝えることが大事だと痛感。何としても今日デレクと結婚したいとクリスティーナに話し、「大好きよ、クリスティーナ・ヤン!」と言って彼女に対する愛情も言葉で表現する。そんな、メレディスの前向きな姿勢に驚いたクリスティーナは、柄にもない“ハグ”でその気持ちに応える。

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その後、いざ結婚式のために市庁舎に向かおうとするメレディス&デレク。けれども、身元不明の男性に2度目のオペが必要な事態になる。デレクは日を改めようと提案するが、メレディスはどうしても今日結婚したいと懇願。そこでデレクは、ある妙案を思いつく。それは、その場で結婚式を挙げることだった。2人は病院のロッカールームで結婚の決め事を付箋に書き留め、2人きりで誓いを立てて晴れて夫婦となる。
式を終えたメレディスは、すぐに仕事に戻って身元不明の男性のオペの準備に取りかかる。すると、男性が再びメレディスに筆談で何かを伝えようとする。ペンを握る力もなく、指先でメレディスの手のひらに文字を書き始める男性。メレディスは今回、はっきりと感じ取る。彼が書いた「007」という数字を。「007」はジョージのあだ名。つまり身元不明者はジョージだったのだ! メレディスは、男性がジョージだったことを慌ててオーウェンらに告げに行く。そして、オペ室に移されたジョージは、オーウェン、デレクらの手で2度目のオペを受けることになる。

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そんな中、アレックスの一種の荒治療が功を奏する結果となる。安楽死のことまで言及されてよほどショックだったのか、イジーはアレックスの暴言を忘れることができず。これをきっかけに、記憶を保てるようになる。これにはアレックスも心底安堵するが、そんな矢先に彼女の容体が急変する。すぐに蘇生を開始しようとするアレックス。イジーはDNRにサインをしていたが、駆けつけたリチャードもDNRを無視することに同意。一同は、イジーの蘇生処置を開始するが…。


【その他のキャラクターたちの動き】
ベイリーは、小児科のフェローシップ・プログラムに合格したとの知らせを受ける。けれども、なぜかベイリーは浮かない顔。それもそのはず、小児科のプログラムを受けるなら離婚すると夫のタッカーから最後通告を突きつけられてしまったのだ。結局、ベイリーは一般外科のアテンディングのオファーを受けたいとリチャードに申し出る。タッカーとは別れてシングルマザーになる覚悟を決めた以上、新しい専門を持つ余裕などないと判断したのだ。ただでさえ、イジーの病状や陸軍に入隊したジョージのことが気がかりなベイリーは、心の整理がつかずにリチャードの前で思わず涙を流す。リチャードは、何も言わずにそんなベイリーを受け止める。
レクシーに同居を断られたマークは、すっかりへそを曲げている状態。自分の意志で前に進んでいると見せつけたい一心で、住宅の購入を検討し始める。一方のアリゾナは、ジョージの入隊を「素晴らしいこと」と賞賛し、入隊に大反対するカリーと意見を対立させる。カリーにはアリゾナの言うことが到底理解できなかったが、実は彼女の弟がイラクへ派遣されて死亡していたことを知り、自分の言動を反省。アリゾナに謝罪する。
今という時を大切にし、デレクと夫婦としての道を歩もうとするメレディスに刺激を受けたクリスティーナは、オーウェンに「愛してる」と告げる。オーウェンは、「俺たちはやり直せる」とクリスティーナを説得。最終的には、クリスティーナもオーウェンの言葉に応じるのだった。


【医学用語豆知識】
DNR

「Do not resuscitate」(蘇生するな)の略。容体が急変して心停止に至っても心肺蘇生を行わないで静かに看取ってほしいという意思表示を記載する用紙を、病院では「DNRシート」と呼ぶ。


【メレディスの一言】
気持ちを伝えた?
「愛してる」
「あなたなしじゃ生きられない」
「出会って人生が変わった」
そう伝えた?
計画を立て、目標を作り、そこを目指す
でも目の前のことも見るべき
そして味わう
チャンスは今だけ
明日になれば消えているかも


【今回のゲスト】
アマンダ役は、「プリズン・ブレイク」トリシェン役や「The O.C.」のリンジー・ガードナー役などで知られるシャノン・ルシオ。


陸軍に入隊しただけでも驚きだったのに、何とジョージが女性をかばってバスにひかれて重体になるとは! あまりにも意外&ショックな展開に、度胆を抜かれた方も多かったのでは? 一方で、イジーのオペは無事成功。いったんは記憶障害が疑われたものの、無事に回復してアレックスらを喜ばせたのもつかの間、今度は意識不明に! メレディスたちの同期2人が、揃って生死の境をさまようという衝撃的なシーズン・フィナーレ。2人が今後どうなるのか、その答えは次シーズンまで持ち越しとなりました(辛い…)。
今シーズンは、これまでのシーズンにも増して脚本が面白く、まさに涙あり笑いありで、たくさんの感動を与えてくれた「グレイズ・アナトミー」。次シーズンでは、再び「プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち」とのクロスオーバーが待っているほか、新キャラも登場するなど新たな展開が期待できそうです。
みなさん、次の第6シーズンはこの秋放送予定! どうぞお楽しみに。

2010.3.29|グレイズ・アナトミー5、ストーリーガイド|コメント(19)トラックバック(0)

3月22日(月・祝) #23「未来のために」

Greysanatomy5_bamen23_a脳に腫瘍が再発したイジー。デレクは海馬の一部を切除するオペを提案。免疫療法を勧める腫瘍科医スウェンダーは、海馬を取れば記憶をなくす恐れがあると指摘。2人は真っ向から意見を対立させる。メレディスは当初オペ賛成派だったが、脳の一部に麻酔をする術前検査でイジーの記憶が途絶える様子を目の当たりにすると、認知症になった母エリスのイメージをだぶらせて突如オペ反対派に

転じる。一方で、晴れてイジーの夫となったアレックスは、苦悩の末、イジーを救うにはオペしかないと決断するが…。

今回のエピソードは…「決断のギャンブル度★★★★★」
腫瘍が再発したイジー。オペをすれば記憶を失う可能性があるけれど、免疫療法に賭ければ癌が進行して命を落とす可能性が高くなる…。どちらを選んでも大きなリスクがともなう決断。どうすればいいのか分からなくなり、彼女は戸惑う。
一方、戦地に戻るため痛みの癒えない脚を切断してほしいと希望するローウェル中尉が、オーウェンを頼りに来院する。彼は脚を切断してイラクに戻ることを望むが、もし脚を切っても痛みが消えなかったとしたら…。脚を失うこと、そのリスクはあまりにも大きい。
最終的にイジーはオペを、ローウェル中尉は脚の切断の道を選んだ。この決断、果たして正しかったのだろうか?


【STORY】
晴れてアレックスと夫婦になったイジー。日々、体調が悪化していくが、同じ癌患者の友人たちにアレックスを夫として紹介するなど、慎ましく新婚気分を味わう。
そんな中、デレクは何とかしてイジーの脳の腫瘍を取り除けないか検討。海馬を片方切除する方法を提案する。しかし、記憶を司る海馬を切除すれば、記憶を失ってしまう可能性も。インターロイキン2による免疫療法で、イジーと同じ転移性メラノーマである22歳の患者アリソンの転移巣を消滅させることに成功している腫瘍科医のスウェンダーは、オペに猛反対。結論はともかく、術後の記憶への影響を予測するためにも、必ず術前テストを行うようデレクに指示する。

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当のイジーは、オペをすべきか免疫療法でいくか、自分でもどうすべきか分からない状態。アレックスに夫としての意見を求めるが、アレックスにもまだ答えは見つからない。そんな中、アリソンの症例を知ったクリスティーナは、むやみにオペをするより薬が奏効するのを待つべきだというスウェンダーの意見に賛成する。メレディスは、腫瘍からいつ出血が始まってもおかしくない状況を考えると、デレクに任せてすぐにオペを受けるのが懸命だと判断するが…。
その後、イジーの術前検査が行われる。脳の一部に麻酔をされたイジーは、事前に見せられたカードの内容を覚えているか問われるが、スウェンダーが恐れていた通り、途中で何も思い出せなくなってしまう。目の前にいるメレディスはおろか、夫となったアレックスのことすら分からなくなってしまったイジーの姿を見て認知症だった母エリスをだぶらせたメレディスは、検査を終えて正常に戻ったイジーに「オペは受けるべきではない」と忠告する。それは、あくまでも医師としてではなく、友達としての意見だった。
一方、アレックスは友人としてデレクに意見を求める。メレディスがイジーの立場ならどうするかとアレックスに聞かれたデレクは、「オペを受けてくれと頼む」と返答する。
メレディスにオペを止められたイジーは、患者仲間のアリソンにも相談。スウェンダーの治療で癌がなくなるのを身をもって体験したアリソンは、当然ながらオペに反対する。イジーは、先に言われたメレディスの言葉と、同じ癌患者であるアリソンの意見に影響され、免疫療法の道を選ぶ。

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その頃、アレックスはようやくイジーにオペを受けさせようと決断。ところが、免疫療法でいくことに決めたイジーは、スウェンダー、クリスティーナとともに、早速インターロイキン2の投薬スケジュールについて相談を始めていた。また、クリスティーナの入れ知恵のせいでイジーが免疫療法を選んだ思い込んだデレクは、興奮して彼女を責める。けれども、オペをやめろと勧めたのがメレディスだと知ると「イジーとエリスは状態が違う、腫瘍を放置しておけばイジーは死ぬ」と彼女を諭す。
そんな中、アリソンの容体が急変。免疫療法による合併症で腸から出血してしまった彼女は、緊急オペで腸の一部を切除することで一命を取り留めるが、オペの途中で心停止したことが影響し、植物人間状態になってしまう。人工呼吸器につながれたアリソンの姿を目の当たりにしたイジーは、ジョージを呼んでアドバイスを求める。そして「怖がっているだけで、どうすべきかはもう決めてるはずだ」と彼に励まされ、やはりオペを受けようと決心。ただし、蘇生処置は拒否すると言って書類にサインをする。
こうして、再び脳のオペに臨むこととなったイジー。アレックスは、最後まで蘇生処置を拒否する旨の書類は破棄しろとイジーに迫るが、すでに幻覚でアレックスの顔さえはっきり見えない状態のイジーは、「デニーが書類にサインした気持ちが今になって分かった。もしもの時は静かに逝かせてほしい」とアレックスを説得。涙をすするアレックスにキスをして、オペ室に向かう。
崖っぷちに立たされるイジーの様子を見ていたメレディスは、これ以上結婚を先延ばしにしたくないと考え、「明日、市庁舎に行こう」とデレクを誘う。
オーウェン、カリー、ジョージの3人は、オーウェンの軍の知人から紹介されたローウェル中尉を担当する。彼は、イラクで負傷した脚の痛みが取れず、歩行すらままならない状態。カリーは彼の脚の検査をするが、外科的な問題は見当たらなかったため疼痛管理を検討すべきだ話す。けれどもローウェルは、「イラクへ戻れるよう脚を切断して義足にしてほしい」と要求。カリーは、健康な脚を切ることなどできないと猛反対するが、ローウェルの意志は固く、「脚を切ってまで戦地に戻りたいのは、真の家族が向こうにいるから」と、脚の切断の必要性を強く訴える。
それでも、やはり脚の切断が正しい判断だとは思えないカリーは、「脚を切っても痛みは消えないかもしれない。脚を切断することを甘く見てはいけない」と再度ローウェルを説得しようとする。しかし、「戦地で戦うことこそ自分の仕事であり、何もできずにいる今の状態は地獄」「誰かを救うことに使命を感じているのは医者も軍人も一緒」と主張するローウェルの言葉に押され、渋々脚の切断に同意。ついにオペに踏み切るのだった。
そんなローウェルの姿に大きな影響を受けた人物がいた。それはジョージ。彼は密かに陸軍への入隊を決意。仲間たちに相談することもなく、1人、入隊志願のため陸軍の新兵採用所に向かう…。


【その他のキャラクターたちの動き】
マークは、デレクたちの結婚を機に一緒に暮らさないかとレクシーに持ちかけるが、まだ研修期間が何年も残っている彼女は、同棲という考えに乗り気になれない。
リチャードは、外科に手術支援ロボット「ダヴィンチ・サージカルシステム」を導入。このロボットを武器に、ベイリーを一般外科に引き留める作戦に出る。ベイリーはこの餌にまんまと釣られて、アリゾナに誘われた神経芽細胞腫の子どものオペへの立ち会いもそっちのけ。ロボットを使ったオペに挑戦して興奮する。リチャードの策略を知ったアリゾナは、彼のやり方に猛抗議。「小児科には、子どもたちが元気になった時の“喜び”がある」と言って、自分もベイリー獲得を諦めないと宣言する。
ロボットを使ったオペを存分に楽しんだベイリー。患者の希望とは言え健康な脚を切断したことで落ち込むカリーと、アリソンが植物状態となったことでショックを受けているスウェンダーの姿を見つけると、2人を小児科のICUに連れて行く。そこには、アリゾナがオペで救った男の子と、回復の喜びを分かち合う家族の姿があった。いつもこのようにうまくいくとは限らないが、この喜びのために自分たちは医者をやっているのだとベイリーたち3人は再確認する。
オーウェンは、戦場に戻りたがるローウェル中尉の姿を見て、自分もイラクにやり残したことがあると感じているから悪夢にうなされ、母親にも会いに行けないのだと考える。そしてイラクに戻ることを決意し、支えになってほしいクリスティーナに相談する。いったんはオーウェンの頼みをすげなく断るクリスティーナだったが、イジーやアリソンの状態を目の当たりにすると、「死んでほしくない」とオーウェンに本音を告げる。そんなクリスティーナの言葉に触発されたオーウェンは、ついに母親に会いに行くことに。クリスティーナも、オーウェンと一緒に彼の実家に同行するのだった。


【医学用語豆知識】
和田テスト

頸動脈から麻酔剤を注射して脳の半分を眠らせ、優位半球を調べる検査。主に、言語機能と記憶機能を調べるために行われる。


【メレディスの一言】
人はいつも先のことを案じている
プランを練ってみたり、予測を立てようとしたり
そうすれば痛手を負っても軽めで済むと思ってる
でも未来は常に変化する
未来は人に恐怖感を与える
希望を抱かせる
でもこれだけは確か
ついに明らかになった時、未来は常に予想を裏切る


【今回のゲスト】
アリソン役は「ギルモア・ガールズ」のパリス役で知られるライザ・ウェイル。彼女は、「プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち」のクーパー役、ポール・アデルスタインの奥様。
オーウェンの母は、「エバーウッド 遥かなるコロラド」でエドナ・ハーパー役を演じていたデブラ・ムーニー。「プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち」の第1シーズン#4「ホーム・パーティーの行方」には、年配の新婚夫婦のシルヴィー役でゲスト出演している。


新婚早々、再発した脳の腫瘍の治療をめぐって、大きな決断を迫られることとなったイジー。最終的にオペを受けると決めるものの、蘇生についてはきっぱりと拒否。イジー本人の気持ちを尊重すべきとは分かっていても、そう簡単にイエスと同調できないアレックスの気持ちも分かる気が…。うーん、苦しい決断。
一方、ジョージが陸軍への入隊を志願! オーウェンの存在により、外傷外科の素質を見い出されたジョージだけれど、陸軍に入隊という決断にはビックリ。彼は、本当にシアトル・グレースを去ってしまうのか!? まだ彼の決断を知らない仲間たちが、次回どんな反応を見せるのかが見ものです。

2010.3.22|グレイズ・アナトミー5、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

3月15日(月) #22「人生最大の日」

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いよいよメレディスとデレクの結婚式の日。デレクから結腸切除のウェディングプレゼントをもらったメレディスは、ついに執刀医デビューを果たす。そんな中、卒業式に向かう大学生が乗ったSUVにトレーラーが衝突する事故が発生。ERには続々と患者が運び込まれる。新しい門出を祝う晴れがましい日だったはずなのに、無念にも死亡していく学生たち。治療にあたったジョージは無力感にさいなまれ…。一方、イジーの前に再びデニーが姿を現す。それは、脳に新たな腫瘍ができたことを意味するのだった…。

今回のエピソードは…「感動の涙度★★★★★」
同期の中で最初に花嫁になるのは、メレディスではなくイジーだった! ベイリーの提案で結婚式をイジー&アレックスに譲ることにしたメレディス&デレク。この大きなサプライズは、闘病中のイジーを見守るみんなの心をも一瞬にしてバラ色に変えた。アレックスの誓いの言葉は患者ベッカの総代のスピーチを拝借したものだったけれど、その分、希望を前に命を絶たれた若者たちの思いも込められたものとなり、感動もひとしお。どんな状況でも前向きに生きることの大切さ、大切な人のために何かをしてあげたいという思いやりの尊さが詰まった結婚式には、思わず涙せずにはいられない!


【STORY】
いよいよメレディスとデレクの結婚式当日。すべてを完璧に準備してきたイジーは、主役のメレディス&デレク以上に興奮気味。式に出席するのが楽しみでならない。
病院では、カリーがERにシフトを入れる。勘当されて信託基金を受け取れなくなった彼女には、お金が必要なのだ。この日のERはいつになく静か。最初は余裕を見せるカリーだったが、卒業式に向かう大学生たちが乗るSUVにトレーラーが衝突する事故が起き、その患者たちが一気に搬送されることとなり、ERは修羅場と化す。カリーを始め、オーウェン、ジョージ、クリスティーナ、アレックス、レクシーは彼らの治療に奔走する。
患者は、勉強一筋で総代に選ばれたベッカ、彼女の憧れの存在だったデヴィッド、卒業を機に故郷のアルゼンチンに帰ることとなっていたジョーダンと彼の恋人のデイナ、その他、彼らの友達のピート、ミシェル。ジョージはレクシーとともにデヴィッドの治療にあたる。しかし、学生たちの状態はジョージらの手に負えるものではなく、続けざまに患者を失う。ジョージは「担当を外してほしい」とオーウェンに申し入れるが、、オーウェンはそのまま処置を続けるよう指示される。
クリスティーナはジョーダンを担当。恋人のデイナの姿が見えないと心配する彼は、アルゼンチンに帰ると決まっていても、デイナを愛する気持ちは止められなかったと語る。そんな中、息のない状態でデイナが病院に運び込まれる。無残な姿のデイナを見たジョーダンは、とっさに興奮して彼女に駆け寄ろうとして容体が急変。結局、彼自身も命を落としてしまう。
一方で、ベッカのオペに立ち会うことになったアレックスは、死んでいった友達を思って動揺するベッカを励まそうと、卒業式のために準備していた総代のスピーチをその場で彼女に披露させる。「今日から他の人に対し責任を持ちます。未来に対して、あらゆる可能性に対しても責任を持ちます。今日から私の人生が始まります。私としては待ちきれません」と、見事なスピーチをアレックスに聞かせるベッカ。
結局、ベッカのオペは成功するが、ミシェルも死亡したため助かったのは彼女1人。ジョージは、自分が治療にあたった全員が命を落としたことにショックを受け、無力感にさいなまれる。オーウェンはそんなジョージに対し、「ベッカを助けられたのはお前(ジョージ)がほかの患者を診てくれたからだ」とねぎらいの言葉をかける。外傷外科はチームプレイ。誰かがヒーローになる必要はないのだと…。

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そんな中、化学療法の副作用で髪が抜け始めたイジーの前に、再びデニーが姿を現す。デニーが現れたということは、また脳に腫瘍ができたということを意味する…。イジーはこの件をデレクに報告。デレクはすぐにMRI検査を行うが、異常は見つからない。けれども、デニーの幻覚を確かに見ているイジーは、異常があるのは間違いないと主張。デレクは、幻覚と脳のニューロンの関係に着目し、幻覚を起こして脳波の発生部位を特定できないか試してみることにする。検査の最中、必死でデニーの幻覚を呼び起こそうとするイジー。時間はかかるものの期待通り幻覚が現れ、そのおかげで通常のMRI検査では発見できないほど小さな腫瘍が見つかる。しかし、今回の腫瘍が見つかった場所は左側頭葉。オペでは取り除けない位置だ。イジーの助けになりたいのに、オペすらできないという事実に落胆するデレク。しかし、ベイリーは「できることが1つある」と言う。それは…。
一方、デレクから結婚のお祝いとして結腸切除のオペをプレゼントされたメレディスは、晴れて執刀医デビューを飾る。オペに立ち会ったリチャードは、メレディスの様子が心配で、彼女の一挙手一投足に首を突っ込む。メレディスは、そんなリチャードの心配をよそに、落ち着いた態度でオペをやり遂げる。「執刀医デビューをした姿をお母さんに見せたかった。お母さんはきっと喜んだはずだ」とリチャードに言われ、素直に笑顔で「ありがとうございます」と答えるメレディス。その喜びをデレクに伝えに行くと、彼からある提案をされる。その提案とは、今日のメレディス&デレクの結婚式をイジー&アレックスの結婚式に変更するというもの。ベイリーが思いついたアイデアだった。
メレディスはデレクの提案に賛成し、アレックスに相談に行く。アレックスは、イジーの脳に見つかったインオペの腫瘍のことを知って絶望のどん底にいたが、イジーのために新郎になるのを承諾。タキシードを着て彼女を病室まで迎えに行く。イジーはこのサプライズに大感激。彼女は、ついに花嫁になる。

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イジーは、病気の件で力になってくれたクリスティーナをメイド・オブ・オナーに指名し、美しいウェディングドレス姿で列席者の前に登場する。一歩一歩、アレックスが待つ祭壇の方へとヴァージンロードを進むイジー。途中でよろめいてしまうが、ジョージが彼女の手を取って支え、アレックスのところまで付き添う。突然のことに、誓いの言葉を用意していない2人だったが、アレックスは患者ベッカの言葉を借りて「今日からお前に責任を持つ。人生と愛と責任と可能性を引き受ける。今日から俺たちの人生が始まる。俺としては待ちきれない」と感動的なスピーチを披露。2人は晴れて夫婦となり、イジーはつかの間の幸せを味わう。
結婚式を終え、病室に戻ったイジー。ごっそりと抜け落ちていく髪を見て、現実に引き戻されて思わず涙する。アレックスは「髪なんかなくてもお前はきれいだ」と慰め、その後、髪を剃った彼女の頭に優しくキスをするのだった。


【その他のキャラクターたちの動き】
前夜、アリゾナと高級レストランでデートをしたものの支払いが気になってデートを楽しめなかったカリー。修羅場のERを仕切る最中、何度もアリゾナからデートで浮かない態度を取った理由を何度も聞かれてうんざり。最後には、理由は金欠だと正直にアリゾナに打ち明ける。アリゾナは、お金をかけずにカリーの部屋で楽しむデートを提案。2人は楽しいひとときを過ごす。
セラピーを続けているオーウェンは、クリスティーナの首を絞めた理由は、彼女の部屋のシーリングファンからヘリの回転翼を連想したからだとクリスティーナ本人に話す。オーウェンの苦しみを理解しつつも一線を引くクリスティーナだったが、イジーとアレックスの結婚式の後、家に戻ってシーリングファンを撤去する。


【イジーの一言】
人生最大の日が実際最大になるかは分からない
その時が来るまで
人生最大の日はいつの間にか訪れる
そういう状況になって初めて気付く
何かに、または誰かに身をささげる日
心が打ち砕かれる日
運命の人に出会う日
自分にはもう時間がないと気付く日
永遠に生きたいと思ってるのに
そういう日が最大の日
完璧な1日
そうでしょ?


【アレックスの誓いの言葉】
今日、俺の人生が始まる
これまで俺は変わらなかった、ずっと
生意気な若造
今日から一人前になる
今日から夫になる
今日から自分以外のほかの人に対して責任を持つ
今日からお前に責任を持つ
俺たちの未来に、結婚生活のあらゆる可能性に対しても
お前となら、この先どうなろうと覚悟を決める
何に対しても、どんな時も
人生を引き受け、愛を引き受け、責任と可能性を引き受ける
イジー、今日から俺たちの人生が始まる
俺としては待ちきれない


今回で通算100話を迎えた「グレイズ・アナトミー」。記念すべき100話目はメレディス&デレクの結婚式かと思いきや、みんなの計らいでイジー&アレックスの結婚式に! せっかくなのでアレックスの誓いの言葉も抜粋してみました(感動的!)。イジーの病状のことで不安を抱えながらも、堂々とこの誓いの言葉を披露したアレックス。今シーズン、もっとも成長したキャラの1人と言って間違いないでしょう。このまま、この2人には幸せになってもらいたいものですが、イジーの脳にはインオペの腫瘍が…。日に日に弱っていくイジーを見るのはアレックスでなくても辛いものです。
さあ、いよいよ今シーズンも残すところあと2話。イジーはどうなる!?
なお、「メイド・オブ・オナーって?」と思われた方に補足。メイド・オブ・オナー(maid of honor)は花嫁の付添人であるブライズメイド(bride's maid)の代表。花嫁ともっとも親しい立場の女性が務めます。
一方で、花婿側の付添人はグルームズマン(groom’s man)と呼ばれ、その代表がベストマン。通常、ベストマンは男性の友人が務めますが、今回はアレックスたっての希望により、メレディスがベストマンに。
ちなみに、デレク役のパトリック・デンプシーとオーウェン役のケヴィン・マクキッドが出演した映画『近距離恋愛』の原題も「MADE OF HONOR」。

2010.3.15|グレイズ・アナトミー5、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

3月1日(月) #21「伝えられない想い」

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禁酒中の父ザッチャーが病院を訪れ、リチャードはレクシーとメレディスを呼び出す。メレディスは表向きにはザッチャーの謝罪を受け入れるが、リチャードの父親ぶった態度が気に入らない。そんな中、彼女は父親を誤って銃で撃ってしまったという幼い少女を担当することになる。実は、少女とその母親は家庭内暴力の犠牲者。母親は「娘はその暴力を止めるために発砲した」と主張し、父親に謝るよう娘を促すが…。

今回のエピソードは…「イジー母の強烈度★★★★★」
今シーズンは、デレク母に続いてイジー母も登場! 超若作りで、ちょっとおバカなロビーは、会話の内容もハチャメチャ。けれども、どこか憎めないところがある。イジーはそんな母の性格をよく知っているだけに、彼女に自分の病気のことを知らせずにいたが、ベイリーが良かれと思って連絡してしまったのが運の尽き…。
けれども、結局はイジーも母親と再会できて良かったような。癌が治ったと信じ込んで大喜びする母と抱き合った時のイジーの涙、複雑な思いもあっただろうけれど、母親への愛情も感じられて…。ちなみに、ロビー演じるシャロン・ローレンスは、この役で第61回エミー賞のゲスト女優賞にノミネートされた実績あり!


【STORY】
イジーは闘病生活を続けながら、それでもメレディスの結婚式の準備に奔走。転移巣を除去するオペを控えた彼女は、食事ができない自分に代わって、あちこちから取り寄せたパーティーの料理の試食品をアレックスやクリスティーナたちに味見させる。

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そんなイジーの元には、母のロビーが訪ねてくる。ベイリーから知らせを聞いて駆けつけたのだ。彼女は娘の病状を心配するあまり、霊能者から得た助言やタロット占いで娘を励まそうとしゃべり続ける。そして、イジーの病気を「ただのホクロ」と思いたがる。イジーは、癌で亡くなった祖母の話を持ち出して事の深刻さを母親に伝えようとするが、その途端、ロビーはうろたえて泣き出してしまう。
その後、イジーは治療の効果を確かめるため検査を受ける。検査を担当したベイリーは、「母親は悪い人間ではないが、こういうことには耐えられない」とイジーが話すのを聞き、彼女が強がって母親に病気のことを知らせなかったのではないと知る。そして、イジーの気持ちをくみ取り「癌は良くなった。早期発見だった」とロビーに報告。けれども、実は検査では新たな転移が見つかっていた…。すっかり安心して帰って行くロビーとは対照的に、不安を抱えながら転移巣切除のオペに挑むことになるイジー。前回の脳の手術の際、イジーに付き添うのを避けていたアレックスも、今回はオペの直前まで彼女に寄り添う。
そんな中、メレディスとレクシーの父ザッチャーが、アルコール依存症の治療施設を出て病院にやって来る。禁酒のステップの一環で、過去に傷つけたメレディスとレクシーの2人に謝罪に訪れたのだ。

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リチャードは、メレディスとレクシーを自分のオフィスに呼び出し、ザッチャーの話を聞いてやってくれと頼む。メレディスはリチャードの父親ぶったお節介への反発心と、ザッチャーを避けたい気持ちを抑え、とりあえずレクシーと一緒に父親と対面。表向きは謝罪を受け入れる。
そんなメレディスがこの日担当することになったのは、父親を銃で撃った幼い女の子マディ。母親のケイトは「娘は誤って撃った」と主張するが、マディは「どうして(パパは)死なないの? 私、何回も撃ったんだよ」と発言。実は、マディと母親は父親による家庭内暴力の犠牲者で、マディは父親を本気で殺そうと17発もの銃弾を浴びせたことが分かってくる。けれども、ケイトは「殺そうとしたんじゃない」と、娘の殺意を否定。父親の暴力を止めようとしただけだと言って、父親に謝るようマディを促す。しかし、ここで待ったをかけたのがメレディス。幼い頃、リチャードと不倫中の母親エリスに放置されていた経験がある彼女は、「この子は母親と自分の身を守るために立ち上がっただけ。父親に謝る必要はない」と断言。マディをかばうと同時に、娘に銃を手にとらせた母親ケイトの責任を指摘する。
リチャードはメレディスの態度を批判。「私に腹を立てるのは分かるが、家庭内暴力の被害者に追い打ちをかけるようなことを言うのは見過ごせない」とたしなめ、今度親子に近付いたら謹慎処分にすると言い渡す。メレディスはリチャードに対してますます反発心を強め、結婚式にはリチャードを呼ぶなとデレクに要求。デレクは、「あなたはメレディスの父親じゃないと言うが、彼女を家族と見なしている」とリチャードに忠告する。
その後、父親のマイクが命を取りとめたと知ったメレディスは、クビを覚悟で再度マディの母親ケイトに近付く。そして、先の無礼な発言を詫びつつも、マディを守ってやるべきだと繰り返し忠言。病院を辞めるつもりで、ロッカールームに向かう。リチャードは荷物をまとめるメレディスに対し、「幼いメレディスが母親に放っておかれるのを見て見ぬふりをした」と過去の過ちを認め、メレディスを擁護せず、責任は自分にないと言い訳したことを心から謝罪。メレディスはリチャードを許し、母エリスの日記を彼に託すことにする。そして、リチャードを結婚式に呼んでもいいとデレクに告げる。
また、メレディスの言葉を真摯に受け止めたケイトは、夫のマイクと別れてマディと2人で暮らす道を選ぶ。
一方、父親と絶縁したカリーは、突然仕送りを断たれて家賃の支払いにも困る状態。クリスティーナとマークから、家族にはアリゾナと別れたと嘘をついたらどうかとアドバイスされる。そんな彼女は、木から落ちて大ケガを負った“ウィロー”ことカレンを担当する。彼女は、森林を伐採して開発を行う企業から森を守ろうと、木の上での生活を続けるという抗議活動を行っていたが、相手企業はブルドーザーで彼女を木から揺さぶり落とすという強攻策に出たのだ。患者の姉のジュリーは、裁判沙汰にしないという誓約書を書けば医療費を持つとの言質を相手企業から引き出し、妹にサインさせようとする。しかしカレンはそれを断固拒否。環境保護のために今後も闘い続けると言って、姉と口論になる。
その後も、妹の行動を大人げないと非難する姉と、自分の言動に理解を示してくれない姉に反発する妹は、激しく意見を対立させる。カリーは、「私は木には興味ないけど、自分の信念を守り抜いたのは勇気ある行動だと思う」とコメント。そんな矢先、カレンの容体が急変していしまう。幸い、迅速な処置によりカレンの容体は安定するが、妹をこんな目に遭わせた企業が許せないと思い直したジュリーは、損害賠償請求を起こすと決めるのだった。


【その他のキャラクターたちの動き】
ジュリーとカレンの姉妹愛を見たカリーは、「家族に嘘はつけない。あるがままの自分を受け入れ支えてくれるのが本当の家族」とマークに語る。
マークは、レクシーからザッチャーに会ってほしいと言われていたが、自分は父親に嫌われるタイプだからと尻込みしていた。しかし、カリーの言葉にをきっかけに、意を決してレクシーとザッチャーが食事をしているレストランに向かう。
オーウェン、ジョージ、クリスティーナは、娘のマディに撃たれた父親マイクの方を担当。オーウェンは、見事な処置で銃で17発も撃たれた彼の命を救うが、その間、オーウェンはジョージばかり指導してクリスティーナのことを無視。院内でばったり会っても「元気でな」などお愛想だけの短い言葉だけをかけるばかり。クリスティーナは、そんなオーウェンに食ってかかる。すると、オーウェンはポケットからメモを取り出して辛い胸の内を語る。「君に言いたくても言えない5音節(愛してる)の代わりに、何か声に出して言える5音節(「やあどうも」「元気でな」「よくやった」)をカウンセラーと一緒に考えてメモにした。自分がクリスティーナにふさわしくない限り、一番言いたい5音節は口にできない。精一杯自分の過ちを正す努力をしているんだ」と…。クリスティーナも、そんなオーウェンの心の苦しみに理解を示すのだった。


【観賞MEMO】
タイラ・バンクスの番組

ロビーがイジーを励まそうとして会話に取り上げた「大事なところにホクロができちゃった女性の話」。タイラ・バンクスの番組でやっていたと言っていたが、これは、アメリカの人気モデル、タイラ・バンクスが司会を務めるトーク番組「タイラ・バンクスショー」のこと。


【メレディスの一言】
医者は過ちを取り消さない
ミスをした自分を許せない
そういう因果な商売
でも人間としては、いつでもやり直せる
どうにもならないと思っても、改善する努力はできる
もちろん、謝罪が使えないケースもある
それが相手を攻め落とす武器や、言い訳になってしまう場合だ
でも、心から遺憾に思い、ちゃんと本気で気持ちを伝える時、言葉より行動で気持ちを示す時、ちゃんとやれたときの「ごめん」それは完璧
ちゃんとやれた時の「ごめん」、それは罪をあがなう


【今回のゲスト】
イジーの母ロビー役は、「NYPDブルー」でシルビア・コスタス検事補を演じていたシャロン・ローレンス。今回のロビー役で、第61回エミー賞のゲスト女優賞にノミネートされている。
ジュリー役は、「ER緊急救命室」の第5、6シーズンでルーシー役として活躍したケリー・マーティン。
ケイト役は、「プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち」の第1シーズン#3「魔法を探して」で35歳の処女、キャスリーンを演じたニーナ・シーマズコ。


久々のザッチャー登場。リチャードは元妻エリスの不倫相手だったというのに、彼に断酒会を紹介すると言われて(リチャードもエリスの件をきっかけに、酒に溺れた経験がある)、「これでまた共通点が増えた」なんてニッコリ。この人の人間性、やや理解に苦しむ…。
一方で、今回はイジーの母も登場。ロビーママ、かなり強烈なキャラクターでした! イジーは、こういうタイプの母親に育てられながら自力でトレーラーハウスを出たのかと思うと、どんな病気にも打ち勝ってくれるだろうと思えるのですが…。
さあ、次回はいよいよ記念すべき通算100話目。WOWOWでの放送はスペシャルバージョンです。お楽しみに!

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2月22日(月) #20「素直になれなくて」

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メレディスから結婚式の準備を任されたイジー。業者から試着用のウェディングドレスを取り寄せ、病室をブライダルショップのようにして張り切る。ところが、次第に化学療法の副作用が出始め…。そんな中、車にはねられたメロイと運転手のゲイツがERに搬送されてくる。事故の状況に対して言い分が食い違う2人。アレックスとジョージがオーウェンの元でメロイの治療を進めるが…。

今回のエピソードは…「降参度★★★★★」
ジミ婚を望むメレディス。豪華なドレスには興味がなくても、闘病中のイジーの希望の前には降参するよりほかなし。結局、自分の好みではないドレスを何着も試着するハメになる。そして、闘病中といえば6歳のテイ・サックス病患者、ジェシカ。何とか娘を助けたいという父親の思いは痛いほど分かるが、治療法がない不治の病の前に、やはり降参を余儀なくされる。最近、自分に自信を持ち始めていたアレックスも、自分にはない冷静さを持つジョージに降参する結果に。アレックスは、プレッシャーに弱い自分を認め、イジーが弱っていくことへの不安をジョージにさらけ出す。
降参…、一見みじめに思える言葉だけれど、抗えるものと抗えないものとを見極め、抗えないものを受け入れる勇気を持つことを意味する場合もあるのだ。


【STORY】
デレクとの結婚を決めたメレディス。闘病中のイジーの気を紛らわそうと、彼女に結婚式の準備を頼む。シンプルなジミ婚を望むメレディスに対し、イジーは「メレディスのようなタイプが結婚にこぎ着けたのは奇跡!」とハデ婚を計画。業者から試着用のウェディングドレスを取り寄せ、病室をブライダルショップのようにして張り切る。“いかにも”なウェディングドレスを着るつもりのないメレディスだったが、リチャードからその日の仕事としてドレスの試着を命じられ、イジーの要求を無碍にすることもできず…。渋々ドレスを試着する。

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そんな中、イジーの体に化学療法の副作用が出始め、ついに彼女は病室で倒れてしまう。意識を取り戻したイジーは、自分の体調がどんどん悪化していくのを実感する。
ERには、車にはねられたアンソニー・メロイと、車を運転していたダン・ゲイツが運び込まれる。メロイはゲイツが無謀な運転をしたと主張。しかし、ゲイツはメロイの方が車に飛び込んできたと反論する。
アレックスとジョージはオーウェンの下についてメロイを担当。アレックスがERを監督することとなり、ジョージはメロイの検査結果を彼に報告する立場にされてしまう。ジョージは内心不服に思いながらもメロイを検査。傷は軽傷であるものの、メロイの言動に不審な点が多いことに気付き、彼が自殺願望者ではないかと疑いを持つ。そしてジョージは、メロイには精神科のコンサルが必要だとアレックスに進言。そのままメロイを帰らせるつもりでいたアレックスだったが、「自殺したらお前の責任だ」とジョージに言われ、精神科にコンサルを頼むことを許す。
ところが、ジョージとアレックスが目を離している隙に、メロイが姿を消してしまう。ジョージとアレックスは、駐車場で責任を押しつけ合って言い争うが、そんな最中、メロイが上階の窓を突き破って2人の目の前に落下してくる。再び自殺を図ったのだ! 車に叩き付けられたメロイは重体に。うろたえるアレックスのかたわら、ジョージは冷静さを失うことなく処置に集中。オーウェンはそんなジョージを褒め、外傷外科を専門にするよう勧める。
その夜。ジョージにありったけ暴言を吐いてしまったアレックスは、ジョーの店に行って1人で酒を飲んでいるジョージの隣に座る。そして、「今日はお前に負けたよ。完全に負けた」と降参を宣言。自分はプレッシャーに弱いタイプだと認め、イジーが衰弱していくことへの不安を打ち明ける。
一方、ゲイツの方は、頬骨上顎複雑骨折、脾臓周囲の出血、鼓膜破裂のほか顔面神経の損傷も見られるため、マークとデレクが協力してオペを行うことになる。けれども、何せ2人は今も喧嘩中の身。助手についたレクシーは2人の板挟みとなり、そのストレスからやけ食いに走る。レクシーのSOSを受けたメレディスは、いい加減仲直りするようデレクに忠告するが…。
オペでは、依然としてデレクとマークはいがみ合いを続ける。けれども、途中、マークが大量出血を手際よく処置するのを見たデレクは、彼の手技に感服。オペ後、ゲイツの妻に状況を説明する際、マークの処置のおかげでゲイツは助かったのだとマークを褒める。この件をきっかけに、ようやくデレクとマークの仲は元通りになる。
アリゾナのオペを見学するために病院にやって来た非番のベイリーは、アリゾナの担当患者で、テイ・サックス病を患っている少女ジェシカに出会う。テイ・サックス病は治療法がない難病で、彼女の余命はあと数時間。けれども、娘が死んでいくという事実を受け入れられない父親のマットは、メキシコに行って試験的な幹細胞治療を受けさせると言い出す。アリゾナは、「ジェシカの余命はわずか。すべてやり尽くした」と忠告するが、マットはメキシコ行きを実現させるため、病室を飛び出して金策に走る。

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目を覚ましたジェシカは、父親の姿が見えないのを不安がる。ベイリーはそんなジェシカを放っておけず、オペの見学を諦めてとことん彼女に付き添う。次第に弱っていくジェシカ…。いよいよジェシカの死期が迫ると、ベイリーは病室に戻ってきたマットを優しく諭す。最期にジェシカの手を握るのは父親であるべきだと。マットはようやく現実を受け入れ、幼いジェシカは父親の腕の中で息を引き取る。アリゾナは、「小児外科医は切開することだけが仕事じゃない」と激しい徒労感に襲われるベイリーに声をかけ、彼女の行為をねぎらうのだった。


【その他のキャラクターたちの動き】

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カリーの父がシアトルにやって来る。彼は、ジョージの顔を見るなり「よくも浮気したな!」とすごい剣幕。カリーは、父を落ち着かせるため、付き合っている人がいると打ち明け、恐る恐るアリゾナを恋人として紹介する。娘が同性愛者になったと知った父は仰天。カリーをマイアミの病院に転属させ、実家に連れて帰る計画を推し進める。言うことをきかないなら、信託資金を受け取る権利を奪うと最後通告を突きつけられたカリー。本当の自分を受け入れてくれない父と縁を切る道を選ぶ。
PTSDと向き合うことに決めたオーウェンは、精神科医ワイアットのセラピーを受け始めるが、なかなかクリスティーナの件に関する感情を言い表せないでいた。けれども、自殺願望者のメロイが罪もないゲイツに犠牲を負わせたことと、自分がクリスティーナにしたことを重ね合わせると、自分は自分のことを「情けない」と感じているのだと認識。ワイアットは、感情に名付けをしたオーウェンを褒め、自分の感情と向き合うところがスタートなのだとオーウェンを励ます。
デレクとマークが仲直りしたことに安堵するレクシー。メレディスから、妹として結婚式に出席していいと言われて大いに喜ぶ。


【医学用語豆知識】
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免疫系がん細胞を攻撃する際に中心となるT細胞の増殖を促進し、癌亜細胞を破壊するNK(ナチュラルキラー)細胞の働きを高める効果がある化学療法剤。投与量が多いほど抗腫瘍効果が高まるが、副作用は強い。副作用は、発熱や悪寒、頭痛、発疹、吐き気・嘔吐、食欲不振、下痢、体重増加、睡眠障害など。

テイ・サックス病
劣性遺伝により幼児期に発病する遺伝病。神発達遅延や視力障害、小脳失調をきたす。根本的に治癒させる方法はなく、たいていは5歳頃までに死に至ると言われている。


【メレディスの一言】
私たちは仕事上、敗北を選択肢に入れてはいけない
患者がどんなに重病でも希望はある
現実を前に希望が砕け、事実に降参しなければならなくなったとしても、今日の闘いに負けたというだけ
明日も闘いはある
降参とはこういうもの
負けを認めたら、完全に屈したら、そもそもなぜ闘っていたのか理由すら忘れる


【今回のゲスト】
メロイ役は「CSI:科学捜査班」のカヴァリエ刑事役や「CSI:マイアミ」のフアン・オルテガ役で知られるホセ・ズニーガ。
今回2度目の登場となるカリーの父親役は、映画『プリティ・ウーマン』でゴールデン・グローブ賞助演男優賞にノミネートされ、「シカゴホープ」では外科部長のフィリップ・ウォッターズ役でエミー賞助演男優賞を受賞している名優ヘクター・エリゾンド。最近では、「名探偵モンク」でモンクのセラピスト、ドクター・ベル役を務めている。マット役は『バタフライ・エフェクト』や『デジャヴ』への出演で知られるエルデン・ヘンソン。「プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち」の第1シーズン#7「ベビーラッシュ」では、妊婦の強盗犯サラの元恋人デイモンを演じた。


自身も幼い子を持つベイリーには、小児科医として天性の資質があるよう。死期が迫るジェシカを優しく抱き、寄り添い…。そして娘の死を見届ける立場に立たされる父親を、同じ子を持つ親としてどんな思いで見ていたのかと考えると本当に胸が詰まります。どんなに救いたくても救えない命がある。そんな厳しい現実の中で、ベイリーは最善のことをした。自信を持って小児外科医への道に進んでほしいです。
天性の資質という点では、ジョージにも進むべき道が見つかったよう。彼はこれから外傷外科医を目指すことになりそうです。ジョージをバカにするばかりだったアレックスも、ジョージの優れた点を認め、自分の弱さをさらけ出して…。
一方、ステージ4の転移性メラノーマと闘うため、過酷な治療を強いられているイジー。化学療法もスタートし、急激に体調の悪化を感じ始めている様子。次回は、そんな彼女に強力過ぎる助っ人が登場! 演じるゲスト女優に注目です。

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2月15日(月) #19「君の強さ」

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転移性メラノーマと診断されたイジーの治療が始まり、仕事に復帰したばかりのデレクがまず側頭葉への転移を切除することに。放射線治療に備えて、卵子の採取も行われることになる。治療の指揮を執るのは腫瘍科医のスウェンダー。アレックスを始め、メレディスやクリスティーナらレジデントたちは、イジーのことを心配し過ぎるあまり、怯えて彼女の病室から足が遠のき…。そんな中、アレックスは死期が近付いた老婦人の担当になる。

今回のエピソードは…「勇気度★★★★★」
勇気を出して仕事への復帰を決め、見事イジーのオペを成功させたデレク。その陰には、デレクのことを信じて疑わなかったメレディスの強い思いが。そして、デレクはついにメレディスにプロポーズ! デレクと同じ言葉でYESの返事をしたメレディス。逃げるのが得意だったあのメレディスとは思えない勇気ある振る舞い。
また、不安のあまりイジーに避けていたアレックスも、自分の態度を反省して彼女に寄り添う勇気を持つ。一方、トラウマを抱えるオーウェンを受け止めようとしたクリスティーナの勇気もたたえてあげたい。たとえ、出した結論が別れだとしても…。


【STORY】
クリスティーナの部屋に訪れていたオーウェン。クリスティーナの横で眠りにつく。ところが、しばらくしてクリスティーナは苦しみのあまり目を覚ますこととなる。悪夢にうなされたオーウェンにいきなり首を絞められたのだ。クリスティーナは何とかオーウェンの手から逃れ、騒ぎに気付いたカリーはすぐにメレディスに連絡。駆けつけたメレディスは、オーウェンの行き過ぎた行為に警戒を強めるが、クリスティーナは必死に謝るオーウェンを許す。
翌朝、病院では転移性メラノーマと診断されたイジーの治療が始まり、仕事復帰を決めたデレクによる側頭葉への転移の切除が行われる運びとなる。デレクを励ますメレディス。ベイリー、リチャードはイジーの症例提示を行い、今後は肝転移の除去手術のほか、放射線治療に備えて卵子の採取が予定されていることなどが説明される。腫瘍科医として治療の指揮を執ることになったスウェンダーは、辛い治療になるので覚悟するようイジーに釘を刺し、今後はすべての処置に自分が立ち会うと名言する。
リチャードは、アレックスを呼び出して凍結卵子は受精させた方が生存率が上がると説明。イジーとの将来を見据えて精子提供に協力するよう言う。ただでさえ、医者でありながらイジーの病状に気付いてやれなかったことで自分を責め、心配と不安の極限にいるアレックスは、思わぬ形で「子作り」を迫られたことに困惑するばかり。メレディスは、そんなアレックスの心情に理解を示し、話し相手になる。最終的に、アレックスは精子提供に協力する。

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その頃、イジーは1人でオペまでの時間を過ごしていた。アレックスはもちろん、メレディス、クリスティーナ、ジョージらは、心配のあまりかどう声をかけてやればいいのか分からず、彼女の病室から足が遠のいていたのだ。オペの助手やオペ前の準備を担当するベイリーは、少しでもイジーの不安をやわらげようと、温かい言葉で彼女を励ます。
一方で、マーク、アレックス、レクシーは、死期が近付いている老人のジョイスを担当。彼女の姪っ子、甥っ子にあたるジャッキー、トービン、ルークの3人は、ジョイスの死を待っているかのように「今日中におばは亡くなるか?」とマークに迫る。ジョイスは3年前に余命1カ月と宣告されたが回復。その後も、入退院を繰り返してはその度に回復してきたため、ジャッキーたちは何度も「最期のお別れ」を強いられてきたのだ。今回も2度心停止に陥るものの、いずれも蘇生措置で復活。アレックスは、自分たちの都合ばかり気にしてジョイスの死を望んでいるかのような発言を繰り返す3人に憤慨していたが、意識を取り戻したジョイスが、「誰も来てくれないよりずっといい」と語るのを聞き、怯えてイジーに寄り添おうとしなかった自分の態度を反省。急いでイジーの病室に向かう。けれども、彼女はすでにオペ室に向かった後だった。
そして、いよいよイジーのオペの時。デレクは直前に怖じ気づいて、「何があろうと結婚には同意すると言ってくれ」とメレディスに迫る。けれでもメレディスは、「イジーが死んでも構わないという話なら同意できない」と拒否。その代わり、「あなたならやれる」と真摯な言葉でデレクを勇気づける。メレディスの言葉に背中を押されたデレクは、意を決してメスを手に取る。
オペ室前でアレックス、メレディス、クリスティーナ、インターンの面々がイジーのオペが終わるのを祈るような気持ちで待っていると、そこにカリーとジョージもやって来る。カリーは、かつてイジーなど死ねばいいと思っていた自分を猛省。だからこそ、イジーから相談されなかったといじけているジョージに「一緒にイジーが出てくるのを待ちに行こう」と言って説得し、この場に連れてきたのだ。そして、ついにはリチャードもオペ室前にやって来る。リチャードは、「怖いか?私もだ」とアレックスに胸の内を明かす。
オペ室では、デレクの状態に不安を抱くスウェンダーにいちいちデレクの処置に口を挟んでいた。しかし、徐々に自信を取り戻したデレクは、堂々とした態度で自分の判断の正当性をスウェンダーに主張。そして、見事に腫瘍の摘出に成功する。オペ室を出たベイリーは、イジーが出てくるのを待つ一同にオペの成功を告げる。そして、心配するだけで病室に顔を出そうとしなかった同僚たちに対し、明日は友達らしいことをするようにと忠告する。
そんな中、ジョイスはついに絶命。生前の悪態とも取れる態度と裏腹に、ジャッキーたち3人は涙を浮かべながらおばとの別れを惜しむ。
その後、デレクはリチャードに後押しされ、ついにメレディスへのプロポーズを決意。エレベーターの中に、これまでメレディスと一緒に救ってきた患者たちの画像を所狭しと貼り、一生共にいたいと彼女に告げる。メレディスも同じ言葉でデレクのプロポーズに応じるのだった。


【その他のキャラクターたちの動き】

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アレックスは、オペ前にイジーを避けていた時間を埋めるかのように、オペを終えたイジーの横に寄り添う。
クリスティーナの首を絞めてしまったことでショックを隠しきれないオーウェン。救急ヘリの到着時にも、トラウマのせいで一時的に正気を失ってしまう。その場に居合わせたデレクはオーウェンを心配して力になろうとするが、オーウェンは、オペでのミスやその後に仕事を放棄したことなどを取り沙汰し、デレクに暴言を浴びせて突っぱねる。

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その後、オーウェンは当直室でついにクリスティーナと一線を越える。ところが、オーウェンの腕の中で安心して眠りにつけない自分に気付いたクリスティーナは、彼の苦悩を受け止めきれない気持ちを認め、彼に別れを告げる。クリスティーナに拒まれたオーウェンは、問題を1人で抱え込むのはやめようと思い直し、デレクに謝罪して助けを求める。


【アレックスの一言】
タフかどうかは関係ない
傷を負えば跡が残る
家へ帰ってもうずく
人生を変えちまう
傷つけば皆とっ散らかる
でも、それでいいのかもしれない
苦痛だとか恐怖心だとか、そういうものをくぐり抜けることで人は前へ進んでく
背中を押される
ちょっとはとっ散らかってみないと、進歩できないのかも


【今回のゲスト】
スウェンダー役は、映画『クライシス・オブ・アメリカ』や『ジョンQ-最後の決断-』のキンバリー・エリス。


ついに、メレディスとデレクが婚約! ここまでくるのに、どれだけ紆余曲折があったか…。メレディス、よくぞここまで成長した! 花とキャンドルを飾った王道のシチュエーションづくりもいいけれど、脳の写真を飾ってのプロポーズは、いかにも2人らしくて。
一方で、イジーの過酷な治療がスタート。心配のあまり、怯えて彼女の病室に寄りつこうとしなかった同僚たちの気持ちも分からないでもないけれど、その点、ベイリーは本当に強くて優しい女性。イジーが編んでいたマフラーがベイリーのものだったというのも納得です。
さて、来週以降はいよいよメレディスとデレクの結婚式に向けてまっしぐらか!?

2010.2.15|グレイズ・アナトミー5、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

2月8日(月) #18「そばにいるから」

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世界的にまだ症例が少ない顔面移植手術が行われることになる。患者は以前、交通事故で顔面損傷を負ったデヴィッド。ネットで知り合った友人たちに術後のサポートを頼み、生まれ変わった新しい顔で会うのを楽しみに待っていたが…。
一方、クリスティーナはイジーの病気の治療法を調べたり、腫瘍科の診察予約を取ったりするなどして奔走。念願の執刀医デビューが決まっても、イジーのことが気がかりで集中できず…。

今回のエピソードは…「思いやり度★★★★★」
決して相性抜群という関係ではなかったクリスティーナとイジー。けれども、イジーの病気を知ったクリスティーナは彼女のために奔走。本心では助けを求めているのだと気付き、病気の件をアレックスらに話した上で「闘ってほしい」とイジーを励ます。
一方、顔面に重傷を負ったデヴィッドにも、力になりたいと願ってやまない心優しい友人たちが。そして、すっかり気力を失っているデレクにも、彼の復帰を待ち望む仲間がいる。彼らの熱い思いに、デレクは応えることができるのか!?


【STORY】

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病院では、12年前に飲酒運転の被害に遭って顔面に重傷を負ったデヴィッドの顔面移植術の準備が着々と進められる。世界的に見てもまだ症例が少ない顔面移植術とあって、浮き足立つメレディスたち。執刀医のマークは、イジーとレクシーを助手に指名。ドナーの顔面組織の採取を担当することになったオーウェンは、アレックスを助手につける。メレディスとジョージは、顔面移植術に関わるアテンディングの穴を埋めるため、術前術後患者のフォローに回ることに。一方のクリスティーナは、ついに念願の執刀医デビューが決まる。
オーウェンとアレックスは、早速ドナーから顔面組織を採取。その頃マークは、術後のサポートをしてくれる人は来ているかとデヴィッドに確認を取っていた。というのも、顔面移植は術後の変化にいかに対処できるかが重要なポイント。術後にサポートをしてくれる人がいることが手術の絶対条件なのだ。デヴィットは、チャットで知り合った友人たちが来てくれることになっていると話すが、少しでもデヴィッドの力になりたいと考えた友人たちは、予定より早く病院に到着。デヴィッドは、意に反して現在の顔を友人たちに見られてしまったことに激しく動揺し、彼らを追い払ってしまう。
そんな中、デヴィッドの顔を「穴ぼこ」とあだ名するアレックスやインターンたちの姿を目の当たりにしたイジーは、病気のことが知れたら自分もみんなの冗談のネタにされるのではないかと危惧する。そして、すっかりデヴィッドに感情移入したイジーは、デヴィッドに対するインターンたちの不謹慎な態度に激怒。事情を知らないマークは、個人的な感情をあらわにするイジーを、デヴィッドのオペから閉め出す。イジーは、見込みのない治療を受けても無駄だと考えるようになり、クリスティーナが無理をして入れてくれた診察の予約もすっぽかしてしまう。
マークとレクシーは、友人たちを呼び戻すようデヴィッドへの説得を試みる。「友達はたじろがなかった。目をそらしたのはあなたの方」とデヴィッドに苦言を呈するレクシー。デヴィッドは、友達から目をそらされることだけは避けたくて臆病になったと反省し、手術を受けるために友人たちを呼び戻すことに同意する。病室に戻ってきた友人たちは、無礼な態度を取らざるを得なかったデヴィッドの心情に理解を示し、彼の顔をコリアンテス・スペキオサという珍しい蘭の花に例えて敬意を示す。
こうして、友人たちのサポートを得られることになったデヴィッドは、顔面移植術に臨む。そしてオペは成功。新しい顔を手に入れたデヴィッドは、新たな人生の一歩を踏み出すのだった。
クリスティーナが執刀することになったのは、サリーという女性患者のヘルニア修復術。しかし、せっかくの執刀医デビューだというのに、クリスティーナはイジーのことが気がかりで心ここにあらず…。治療法の研究や腫瘍科の診察予約の段取りなど、イジーのために奔走し、サリーからオペについて質問されても対応を後回しにしてしまう。しかし、オペの直前、サリーから「先生にとってくだらない手術かもしれないけれど、大丈夫だって言ってほしい」と言われたクリスティーナは、「くだらない手術じゃありません。安心して任せてください」と返答。オペに集中するため、そして、助けを求めるイジーの心の叫びに応えるため、イジーが転移性メラノーマにかかっていることをアレックスらに告げる。そして、無事に初執刀を終えた後で、イジーにもアレックスたちに病気のことを打ち明けたことを伝える。病気のことは誰にも言わないでほしいと口止めしていたイジーだったが、「おこがましいけど、闘ってほしい」というクリスティーナの言葉に励まされ、病気と闘うことを決意。知らせを聞いたメレディスたち仲間に見守れながら、治療への道を歩み始める。

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デレクはいまだ欠勤中で、メレディスも彼と連絡を取っておらず。デレクを気にして上の空になっているリチャードを心配したベイリーは、カリーをデレクの元に送り込む。ところが、トレーラーハウスに到着したカリーは、過去に自分が救えなかった患者について語るうちに暗い気分に…。デレクを連れ戻すどころか、一緒にビールを飲む結果になってしまう。
カリーが戻らないのを心配したベイリーは、今度は、ドナーの顔面組織の剥離を終えたオーウェンをつかまえてデレクの元に差し向かわせる。しかし、オーウェンもカリー同様、患者を亡くした経験を語るうちに励ましの言葉を失い、デレク、カリーの2人とビールを飲み始めてしまう。
ベイリーは、カリーもオーウェンも戻ってこない状況に不安を募らせ、ついにリチャードに事情を説明。最終的に、リチャードは自らトレーラーハウスに向かい、病院に戻るよう直接デレクを説得する。しかしデレクは、プロポーズの件をメレディスに話したリチャードのことを激しく非難。「帰れ!」とリチャードを追い払う。けれども、リチャードは決してひるまず、「立ち直るのを待っている」とデレクに宣言。デレクはリチャードの助言に従ってメレディスに電話をかけ、医師を辞めるつもりだと口にする。
デレクからの電話を受け、メレディスはデレクの元へ。デレクはメレディスに「愛してる」と告げ、医者を辞めても愛してくれるか問うが、メレディスは「いいえ」と返答した上で、イジーの癌が脳に転移していることをデレクに告げる。そして、彼女を救ってほしいと懇願し、イジーの脳の写真を置いて帰って行く。メレディスが去った後、デレクは写真を手に取って…。


【その他のキャラクターたちの動き】
術前術後患者のフォローにまわったメレディスとジョージは、インターンのミーガンを巡って同じくインターンのスティーヴとピアースがケンカをしているのに気付く。しかし、一刻も早く顔面移植術の見学に入りたいメレディスとジョージは、彼らのトラブルを見て見ないふり。しかし、ベイリーに諭されて3人の間に介入。トラブルの解決に一役買う。
マークの顔面移植術で助手に抜擢されたレクシーは、インターンたちから白い目で見られる。インターンたちは、マークとレクシーの関係を互いに利用し合う不純なものと見なして軽蔑していたのだ。しかし、レクシーはインターンたちの前で堂々とマークにキス。自分たちはいい関係を築いているのだとアピールする。


【医学用語豆知識】
顔面移植術

劇中でも過去に4例しかないと紹介された顔面移植術。このエピソードがアメリカで放送された直後、世界で5例目となる顔面移植術がフランスで行われている。ちなみに、初めての顔面移植術は2005年。患者は犬にかまれて顔に大ケガを負ったフランス人女性のイザベル・ディノワールさん。なお、2006年に顔面移植術を行った李国興さんは2008年に死亡している。
2005年 イザベル・ディノワールさん(フランス)
2006年 李国興さん(中国)
2007年 29歳の男性(フランス)
2008年 コニー・カルプさん(アメリカ)
2009年 28歳の男性(フランス)


【メレディスの一言】
医療に携わると友達を作りにくくなる
それは多分、生と死にいつも直面しているから
毎日死を見つめていると嫌でも思い知る
人生は一瞬一瞬が猶予の時間
大事な人ができたとしても、そのうち期限が来れば失ってしまう
そういう理由で、一部の医者は友達を1人も作らない
でも、私たちは期限を延ばす仕事をやる
失う経験をできるだけ遠ざけようとする


【今回のゲスト】
デヴィッド役は、「CSI:科学捜査班」の第5シーズン以降、エーカーズ巡査役で複数話出演中のラリー・サリヴァン。
サリー役は、「ギルモア・ガールズ」のキム夫人役で知られるエミリー・クロダ。


仲間を必死に支えようとする人々の心に胸が熱くなった今回のエピソード。すっかり廃人のようになってしまったデレクを病院に連れ戻すため、トレーラーハウスに送り込まれたカリーとオーウェン。彼らが語る過去の経験から、医師という職業の過酷さ、そして辛さを共有する仲間の愛情が伝わってきました。
そして問題のイジー。クリスティーナの適切な判断と友情に救われ、ついに病気と向き合って闘うことを決意。今後は、彼女の治療経過から目が離せそうにありません。
さて、そんなシリアスな状況に反して、エピソードに笑い与えてくれたのがベイリーの存在。デレク、カリー、オーウェンの3人が死んでいる気がするって!? ちょっと想像が飛躍してしまった昼メロ好きの彼女だけれど、インターンたちのトラブルから目をそむけようとするジョージが「僕たちの方が(今のインターンより)マシだった」と発言したことに対して、「どこが?」と反応するあたりはさすが。確かに、メレディスもクリスティーナもアレックスもアテンディングと寝るし、イジーはデニーの補助心臓のコードを切るし、ジョージはベガスで電撃結婚した揚げ句に不倫して離婚するし、めちゃくちゃでしたもんね。
なお、今回インターンの3角関係の中心になったのはミーガン。もしや、アメリカにもメガネ女子ブームが到来!?

2010.2. 8|グレイズ・アナトミー5、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

1月25日(月) #17「暗い影」

Greysanatomy5_bamen17_2 ベイリー、メレディス、クリスティーナは、胃癌になる遺伝子を保持している3兄弟を担当する。身内のほとんどを癌で失っている彼らは、3人揃って予防的胃切除を受けることになっていたが…。一方、アレックスは発作を起こしてERに運ばれた患者ベスに心臓の検査が必要だと主張。アリゾナと意見を対立させる。そして、インターンたちはついに“患者X”の診断に結論を出し…。

今回のエピソードは…「大人げなさ度★★★★★」
シアトル・グレースの評価が落ちたショックを引きずり続けているリチャード。デレクがオペを拒んで欠勤していることで、ベイリーに八つ当たり! レジデントの前でこき下ろすだけでは済まず、小学生のケンカのごとく無視を決め込むとはいかにも大人げない…。
そして、“大人げない”という表現では生ぬるいのがデレク。ジェンを死なせてしまったことをきっかけに、これまで自分が“救えなかった命”にしか目を向けられなくなった彼は、メレディスに対してあり得ないほどの罵詈雑言を浴びせる。母親からもらった大切な指輪まであんな風に扱って…。完全に自分の殻に閉じこもってしまったデレク。誰が、どんな形で、彼をその殻から救い出すのか!?


【STORY】
ジェンを死なせてしまったデレクは、仕事への意欲を失って病院を欠勤。リチャードは、腕利きの脳神経外科医が不在な上に、頼みの綱であるベイリーは小児外科医のフェローシップに応募、さらに新しい心臓外科医も決まっておらず人手不足という病院の状況にいら立ちを募らせる。
Greysanatomy5_bamen17_3 そんな中、ベイリー、メレディス、クリスティーナの3人は、トリシア、メグ、マイクの3兄弟を担当することになる。彼らの家系は、胃癌になる遺伝子を持つ者が多く、身内の大半が癌で死亡。そして、遺伝子検査の結果、トリシア、メグ、マイクの3人も遺伝性びまん性胃癌の遺伝子を保持しており、4分の3の確率で癌になる恐れがあると判明。3人は、揃って予防的胃切除を行う予定で病院にやって来る。ところが、オペ後の副作用や合併症のことを知った弟のマイクは、これまでの生活が一変するのを嫌がり、オペは受けないと宣言。これ以上、姉トリシアの指図は受けないと言い放つ。結局、妹のメグもオペを躊躇したため姉のトリシアが1人でオペを受けるが、オペの最中、トリシアの体はすでに癌に侵されていることが判明。これを知ったメグも、すぐにオペを受ける。ところが、マイクだけは最後までオペを拒み続けて…。トリシアは、「愛する人を放っておけない」と言って、今後もオペを受けるようマイクを説得し続けるとメレディスに宣言する。
オーウェン、アレックス、アリゾナの3人は、ブラスバンドの地区大会の最中にけいれん発作を起こして心肺停止に陥った17歳のベスを診る。オーウェンは適切な判断でベスの命を救い、その後、アレックスは彼女に付き添って様子をモニターすることに。ところが、ベスはアレックスの目の前で再び発作を起こしてしまう。発作の直前に心室細動になったのを確認したアレックスは、彼女の発作の原因は、実は心臓にあるのではないかと推測。電気生理検査で心臓を検査するべきだと主張する。アリゾナは健康な心臓に電気刺激を与えるのは危険だと反対。結局、オーウェンはアレックスに判断を委ね、アレックスの主張通りベスの検査が行われることになる。しかし、一歩間違えればベスの命を危険にさらすことにもなりかねない。極度の緊張感の中、アレックスは除細動器のパドルを手に検査の行く末を見守る。結果的にアレックスの判断は正しく、ベスは不整脈源性心筋症と判明。不整脈で脳が酸欠状態となり発作が起きていたことが明らかになる。
ベスはペースメーカーを付けることで、もう発作に悩まされずに生活できることに安堵。アレックスは、たびたび発作を起こすベスを厄介者扱いしていたブラスバンド部のメンバーを蹴散らし、ベスを笑顔にさせる。そして、オーウェンとアリゾナはともにアレックスの判断を評価。特にアリゾナは「この病院のホープになれる」と言ってアレックスを褒める。自分の能力を認められたアレックスは、喜び勇んでイジーの元へ。「“患者X”の症例に時間を割いていないで、オペで腕をみがいて一緒に上を目指そう」と言って目を輝かせる。イジーはそんなアレックスにキスをするが、実は彼には言えない秘密を抱えていた。
というのも、イジーがインターンたちに検討させていた“患者X”の症例に、ついに正しい診断が付いたのだ。病名は転移性メラノーマ。肝臓、皮膚、脳に転移しており余命は数カ月、生存率はわずか5%。自分の予後が厳しいと知ったイジーはそのことをアレックスに言えずにいたのだ。そして、まさか“患者X”がイジーだとは思っていないレクシーは、症例の診断を指導してもらったことでイジーに感謝の気持ちを伝えた際、イジーから「“患者X”にどうやって伝える?」と聞かれる。レクシーは、「生存できる見込みは低くいとしても、その数字に振り回されるのは馬鹿らしい。病気に立ち向かって闘うべき」と返答。イジーはその言葉に密かに勇気をもらう。そして、仲間内でもっともドライなタイプのクリスティーナを選び、彼女にだけ自分の病気のことを打ち明ける。
Greysanatomy5_bamen17_a デレクはジェンの件の供述録取のため病院を訪れるが、これまで、救った患者よりも救えなかった患者の方が多いという事実をあらためて突きつけられて意気消沈。自分は悪名高いシリアルキラーよりもずっと多くの人間を殺していると言って自分の殻に閉じこもる。リチャードは、デレクの姿を見つけてオペに戻るよう命じるが、デレクは「オペはやらない!」と断言して帰ってしまう。
こうなったら、デレクを立ち直らせることができるのはメレディスしかいない。そう考えたリチャードは、デレクを病院に連れ戻してほしいとメレディスに頼む。そして、デレクがプロポーズしようと何週間も前から指輪を持ち歩いていたことをメレディスに教える。
メレディスは、自分の家から自分の荷物を引き上げてトレーラーハウスに戻ったデレクを訪ねる。デレクは酔っぱらってメレディスを欠陥品呼ばわりするなど暴言を吐くが、メレディスは「指輪のこと知ってる」と切り出し、現実と向き合うよう何とか説得を試みる。しかしデレクは、大事な指輪をバットで打ち飛ばしてしまう始末。それでもメレディスは、「私はこんなことで(デレクから)離れたりしない」とデレクに告げるが…。


【その他のキャラクターたちの動き】
ベイリーは、メグのオペで器械吻合を行うべきだと発言するが、メスを執っていたリチャードは、「君の意見など聞いてない!」と彼女を怒鳴りつける。ベイリーは、レジデントたちの目の前で八つ当たりされたことに憤慨しつつも、うまくやっていきたいとリチャードに歩み寄りの姿勢を見せるが、リチャードは徹底的に無視する構え。仕方なく、ベイリーは妻アデルに告げ口するという奥の手を使う。その結果、リチャードは病院に乗り込んできたアデルに一喝されるハメに。ベイリーはしたり顔を見せるが、「上司のことを妻に告げ口するのもいただけない」とアデルに注意される。その後、リチャードと2人になったベイリーは、「横暴に振る舞って病院を立て直そうとするのではなく、少し甘くなってもいいのでは」と助言。2人はようやく和解する。
クリスティーナは、病院の廊下のストレッチャーで寝ていたオーウェンに声をかけるが、オーウェンはとっさにクリスティーナを突き飛ばし、腕にケガを負わせてしまう。そして、それ以来、クリスティーナと距離を置こうとする。けれどもクリスティーナは、「多少のトラウマには対処できるし、受け止められる限界は自分で決める」とオーウェンに言い、彼と前に進む気持ちを示す。
マークは、デレクと殴り合いをしたことで手を痛めていたが、人手不足で機嫌が悪いリチャードを放っておけず、カリーに応急処置をしてもらって立て続けにオペに入る。レクシーは、マークに殴り合いのケンカをさせてしまった自分を責め、「あなたの人生をメチャクチャにした。けれども諦めるのは早いと思う」と告げるが、「メチャクチャになったのではなく、君のお陰でまともになった」とマークは言葉を返す。
カリーはアリゾナを避けていたが、今度は彼女の方からデートに誘われる。「そのうち返事をする」とクールに振る舞うカリーだったが、すぐに前言撤回して明日のデートの約束をする。
デレクに代わって開頭術をこなす人材として、ジム・ネルソンが登場する。しかし、“登場”と言っても決して新顔ではなく、実は10年も前からシアトル・グレースにいる脳神経外科医。デレクがやって来る前には、臨時チーフを務めたこともある人物だったが、デレクの影に隠れて彼を知る仲間は少ない。彼のあだ名は“シャドー・シェパード”。カリーは、デレクが一軍ならネルソンは二軍だと表現する。


【メレディスの一言】
どの外科医にも影がある
影を振り払う唯一の方法は、ライトを消して暗闇から逃げるのをやめること
そして、恐怖と向き合う
真正面から


【観賞MEMO】
デレクが例に挙げたシリアルキラーたち

臨床試験ではとりわけ多くの患者を死なせてきたデレク。もちろん、治療法のない症例や末期患者がほとんどであったため、デレクが患者たちを救えなかったのは当然と言えば当然だが、“救えた人々”より“救えなかった人々”のことしか考えられなくなっているデレクは、自分が殺した人数は悪名高いシリアルキラー以上だと表現した。

ジェフリー・ダーマー
“ミルウォーキーの食人鬼”との異名を取る連続殺人犯。1978年から1991年にかけて17人の青少年を殺害した。

チャールズ・マンソン
アメリカのカルト指導者で、女優シャロン・テートらを殺害した殺人犯。

テッド・バンディ
1974年から1978年にかけて、全米で30人以上もの女性たちを、強姦、殺害したシリアルキラー。


【今回のゲスト】
マイク役は、「Greek」や「メルローズ・プレイス」など人気作への出演が相次いでいるマイケル・ラディ。トリシア役は「LAX」のベティ役、ウェンディ・フープス。


今回は、完全にメレディスとデレクの立場が逆転。自分と向き合うのを避けてきたメレディスがデレクの支えになろうとし、メレディスを見守り続けてきたデレクが現実逃避するという構図。エンディングでのデレクのメレディスに対する暴言は、あまりにも酷すぎて…。
一方、自分の病名を知ったイジーは、それを恋人のアレックスや親友のジョージには告げず、あえてクリスティーナに打ち明けることに。このイジーの選択、分かるような気が。イジーに“ロボット”と評されたクリスティーナだけれど、イジーの病気を知ってどのような行動に出るのか!?
シーズンも終盤さしかかり、今後も怒濤の展開が予想されます!

2010.1.25|グレイズ・アナトミー5、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(1)

1月18日(月) #16「堕ちた神」

Greysanatomy5_bamen16_a_2 脳動脈瘤のオペ後に、失語症の症状が出てしまった妊婦のジェン。オペ中に動脈瘤を傷つけたデレクは強く責任を感じ、彼女に付きっきりになる。そして、アディソの立ち会いのもと、バイパス術で失語症を完治させるが、今度は妊娠中毒症が悪化してしまい…。
一方、オーウェン、クリスティーナらは、シアトル・グレース初の女性外科医キャンベルが胆嚢摘出手術で重大なミスをしたことに気付いて…。

今回のエピソードは…「転落度★★★★★」
自分はただの貧血だと安心していたイジー。検査結果が取り違えられた事実が発覚し、大きな不安にさいなまれることとなる。
腕利きの女性外科医として自信を持っていたキャンベルは、胆嚢摘出のオペでまさかのミス。オペ室での自分は「神」と信じて疑わなかった彼女も、ついにメスを置く決断をする。
一方、妊婦ジェンの脳動脈瘤のオペで犯したミスを、何とかカバーしようと躍起になるデレク。バイパス術を成功させてジェンの失語症を治すが、結局は、バイパスが破れた彼女を救うことができず。自責の念と喪失感に苦しむ結果となる。
時には患者から「神」として見られることもある医師。しかし、医師は決して神ではない。ただの人間なのだ。


【STORY】
脳動脈瘤のオペ後、失語症の症状が出てしまった妊婦のジェン。オペ中に動脈瘤を傷つけてしまったデレクは、原因は自分のミスにあると責任を感じ、彼女に付きっきりになる。そして、症状改善のためにバイパス術を行うことを決断。オペ中の胎児のフォローをアディソンに頼む。ジェンの夫ロブは、もしもの時は赤ちゃんの命よりジェンの命を助けてほしいとデレクに伝える。
ジェンは、つたない言葉でロブと会話をしてからオペ室に入る。オペでは、浅側頭動脈(せんそくとうどうみゃく)をつなげば終わりという時点で胎児が徐脈になるというアクシデントが発生するものの、デレクのすばやい処置により胎児もジェンも無事オペを乗り切る。
オペの成功によりジェンは言葉を取り戻すが、オペのストレスの影響で妊娠中毒症が悪化しているとアディソンから告げられてしまう。一難去ってまた一難という状況にいら立ちを見せるロブ。デレクは、やっと安心したばかりの2人をまた不安にさせたと言ってアディソンを責める。アディソンは家族にはあらゆる状況を伝えるのが務めだと反論し、むしろジェンにのめり込み過ぎているデレクを心配して、リチャードに報告すべきかどうかメレディスに相談する。けれども、「臨床試験で患者を大勢亡くしたことで、デレクは以前より患者を気遣うようになった。デレクを信じてほしい」というメレディスの言葉に従い、いったんは様子を見ることにする。
ところがその後、ジェンのバイパスが破れて再度緊急オペが行われることに。今度は出血が止まらず、脳は腫れるばかり。デレクは側頭葉の切除を始め、アディソンやメレディスの意見も聞かず前頭葉の切除まで始めようとする。アディソンは、「あなたは廃人を生み出すことになる。ジェンはもう死んだけれど赤ん坊にはチャンスがある」と必死に訴え、帝王切開に踏み切ろうとするが、デレクは「メスを置け!」とアディソンに怒鳴りつける始末。デレクは完全に冷静さを失っていると判断したアディソンは、アレックスにリチャードを呼びに行かせ、リチャードの了承のもと、帝王切開で胎児を取り出す。脳の多くを失ったジェンは、残念ながら帰らぬ人となる。
ジェンの死を知らされたロブは、デレクを「人殺し」と罵倒。デレクは自責の念と激しい喪失感に苦しむが、そこに、タイミング悪くマークがレクシーとの関係を告白しにやって来る。思わずマークに殴りかかるデレク。これにマークも応戦し、2人は取っ組み合いのケンカを繰り広げて衆人環視の的となる。
Greysanatomy5_bamen16_2 一方、カリーとクリスティーナはERのオーウェンのもとで、階段から落ちた男性タージアンを診る。彼は5日前に胆嚢切除のオペを受けており、腹部には腹腔鏡下手術ではなく回復の遅い従来の開腹手術が行われたことを示す大きな傷が…。クリスティーナは、シアトル・グレース初の女性外科医として名高いキャンベルが執刀医だったとタージアンから聞かされると、キャンベルのことを「生きた化石」と言って馬鹿にし、それをキャンベル本人に聞かれてしまう。しかし、クリスティーナは弁解するどころか、その後もキャンベルに挑戦的な態度。最新の医療知識の吸収力や的確な判断力が衰えていることを自覚し、引退すべきだというのがクリスティーナの考えだった。
その後のCT検査の結果、タージアンは、キャンベルのミスで胆管や動脈も傷つけられていて再手術が必要な状態と判明。事態を重く見たクリスティーナは、リチャードにこのことを報告する。リチャードは自ら再手術が必要となった理由をタージアンに説明し、希望があれば執刀医を変更できると提案するが、彼はキャンベルを信頼しきっており、再び彼女に執刀を依頼する。クリスティーナは不服を述べるが、リチャードは患者の意思を尊重すべきだと一蹴する。
そして、リチャード、オーウェン、クリスティーナの3人は、助手としてキャンベルの再手術に立ち会う。キャンベルは依然として自信満々の態度を見せるが、クリスティーナはキャンベルのミスを真っ向から指摘。キャンベルを怒らせて、オペ室から追い出されてしまう。キャンベルはひとまずオペを成功させると、「人間だからミスはある」とリチャードに弁解。しかし、オーウェンから「自分は周囲の判断でもう限界だと判断されて軍をクビになった」と言われて、ついに引退を決意する。今日のオペで最後にすると話し、「今は他人事だろうが、遠くない将来、私と同じ立場に置かれる」とクリスティーナに言い残すキャンベル。オーウェンは、「(クリスティーナは)頑固で気難しく賢いキャンベルそっくり」と言い、40年後もそばにいて自分がメスを取り上げる役目をすると告げる。
そしてアディソンは、ベイリーに推薦状を書き残してロスに帰って行くのだった。


【その他のキャラクターたちの動き】
Greysanatomy5_bamen16_3 イジーは、検査で重い病気にかかっていないと分かり安堵していたが、かつてクリニックで癌の可能性があると告知された女性から、「精密検査の結果、ただの貧血と判明した」と聞かされる。彼女は、血液サンプルの名前ラベルを誰かが貼り間違えたのではないかと指摘。イジーは、ラベルを貼り間違えたのはセイディで、癌を疑うべきは自分だったのだと気付く。そして、自分の体を鏡で隅々までチェック。背中に怪しいほくろを見つけ、皮膚科を受診する。その後、皮膚科の病理検査結果を聞いたイジーはインターンたちを集めて29歳の女性患者X(実はイジー)の検査結果を見せ、「今度こそ誤診せずに正しい病名を突き止めるように」と課題を与える。
ベイリーは小児外科のフェローシップ応募のため、推薦状集めに必死。デレクやマークのほかジョージにも推薦状を書いてほしいと頼む。しかし、何より重要なのは部長であるリチャードの推薦状。ベイリーは彼をせっついてようやく推薦状を書いてもらうが、その内容が型通りのつまらない内容だったことに憤慨。自分の跡を継いで一般外科を専門に選んでくれるはずだと信じていたリチャードは、「後継者を育てようと努力したのに」と言って、期待を裏切られたと感じている胸の内をベイリーに明かす。
カリーは意を決してアリゾナにデートを申し込むが、カリーにとってエリカが初めての女性と知ったアリゾナは、同性愛経験の未熟な相手とは交際したくないと告げる。小児外科医として終始赤ん坊に接しているだけに、恋愛でも赤ん坊の相手をするのはごめんだとういうのがアリゾナの本音だった。カリーはめげずにジョーの店で再度アリゾナにアプローチするが、アリゾナはほかの女性とデート中だった…。


【メレディスの一言】
患者は私たちを神と見る
あるいは怪物とみなす
でも実際はただの人間
失敗をする
道を見失う
誰にでも調子の悪い日はある
前進あるのみ
成功に甘んじたり救った命を思って浮かれたりはしない
助けを求めるほかの患者が常にいるから
だからより多くを学ぼうと努力を続ける
期待を抱く
いつか、変われるかも
患者が求めている神に、ほんのわずかでも近づけたらと願う


【医療用語豆知識】
EC-ICバイパス術

頭蓋外・頭蓋内動脈バイパス術。1967年、脳神経外科医ヤシャギルらにより報告されて以来、広く行われるようになってきた方法。脳の動脈が詰まって脳血流が足りない状況にある場合に、頭蓋外の血管を用いて血行再建することで脳の血流を増加させる。


【今回のゲスト】
『俺たちに明日はない』など数多くの名作に出演、『ネットワーク』でオスカーを獲得したあのフェイ・ダナウェイがキャンベル役としてゲスト出演!


クロスオーバーの完結編とも言える今回のエピソード、愛らしい妊婦ジェンの死亡という出来事が、デレクに相当なダメージを与えたようです。今後のデレクの様子が気がかり。
そしてもう1人心配なのがイジー。実は癌の可能性があるのは自分だと知った彼女。インターンたちは、果たして“患者X”にどのような診断を下すのか!?
一方で、ゲストとして登場した大女優のフェイ・ダナウェイの名演も見逃せなかった! かつては「神」として崇められた名外科医キャンベルの悲哀が見事に表現されていました。「今日、君は学ぶ必要のある人間に大事なことを教え、思いやりが必要な人間をいたぶった。その両方だった」というオーウェンのクリスティーナに対するセリフも心に染みて…。しかもオーウェン、40年後もクリスティーナのそばにいたいと愛の告白! この2人のプラトニックな関係の発展にも要注目です。

2010.1.18|グレイズ・アナトミー5、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(1)

1月11日(月) #15「未来へつなぐ過去」

Greysanatomy_bamen15_3アディソンがナオミとともにシアトル・グレースにやって来る。神経嚢虫症になってしまった兄アーチャーのオペをデレクに頼むためだ。病院には遅れてサムも駆けつけ、デレク、アディソン、ナオミ、サム、マークらはしばし旧交を温める。一方で、これまで知らなかったデレクの一面を見て疎外感を味わうメレディス。そんな中、アーチャーの検査の結果が出て、脳室の嚢胞が増えていることが判明。デレクは、もはや手術不可能と言うが…。

今回のエピソードは…「デレクの“神”度★★★★★」
誰もがインオペと判断したアーチャーの神経嚢虫症。しかし、アディソンの「今日だけでいい、神になって」というセリフの通り、デレクは見事アーチャーのオペを成功させる。まさに神業! 「命を救う最高の午後だ」というお決まりのちょっとキザな決めゼリフも飛び出し、この日のデレクには本当に神が降臨したかのよう。ところが、最後の最後で術後の妊婦ジェンに異変が! これは神のいたずらか!?


【STORY】
Greysanatomy_bamen15_1 脳に寄生虫が入ったことで神経嚢虫症になってしまったアディソンの兄アーチャー。アディソンは脳外科医の名医として元夫デレクに頼ることに決め、アーチャーの現恋人ナオミを連れてシアトル・グレースにやって来る。急患の搬入口で2人を出迎えるデレクとリチャード。アディソンと別れたことでアーチャーに嫌われているデレクは、学生時代から親しいナオミがアーチャーの恋人になったと知って驚く。ベイリーは、すぐにアーチャーのためにオペのスケジュールを調整し、初対面となるナオミとも挨拶を交わす。
Greysanatomy_bamen15_aその後、アディソン、ナオミ、マークはアーチャーの病室に集まる。デレクがアディソンのために作った愛の歌を歌い、しばし旧交を温める一同。そこにデレクが悪い知らせを持ってくる。1個だった嚢胞が一気に8個に増えており、もはやオペができる状態ではないというのだ。嚢胞が破裂する恐れがあり、スコープを挿入できないと説明するデレク。アディソンは、自分がいかにデレクを頼っているかを訴え、「今日だけでいい、神になって」とアーチャーのオペを懇願する。
そんな中、アーチャーが心配で居ても立ってもいられなくなったサムも遅れてシアトル・グレースに到着。親友のデレクと久々の対面を果たす。そして、オペの方法を模索するも、手だてがないと嘆くデレクに「嚢胞の数にとらわれていないか?」とアドバイス。サムの言葉にヒントを得たデレクは、スコープを使ってとにかく1個ずつ嚢胞をしぼませて除去する方法を思い付く。わずかなミスが命取りになる難しいオペだが、このまま放っておいてもアーチャーは死を待つだけ。最初は無謀だとオペに難色を示したアーチャーも、最終的にはオペに同意する。
いよいよ執刀の時。デレクの「命を救う最高の午後だ」の一言でアーチャーのオペはスタートする。順調に7個の嚢胞を除去し、残りあと1個というところで嚢胞が破けて虫が脳内に逃げてしまうというアクシデントが発生するが、デレクが見事に虫をキャッチ。一時は心停止に陥っていたアーチャーの心拍も戻り、オペは成功裏に終わる。
その頃、クリスティーナは、鼠径(そけい)ヘルニアの症状が見られる男性マイケルを診察していた。実は、彼の娘のベスこそ、オーウェンがパニック発作を起こした原因となった女性。まだ、このことを知らないクリスティーナは、ベスが部屋を出た後、マイケル本人から「実は大腸癌だ」と聞かされる。幼い頃母を亡くしたベスを気遣うマイケルは、彼女に内緒で5個のポリープを切除し放射線治療を受けるという治療を3年にわたって行ってきたらしい。すると、ちょうどそこにオーウェンが登場する。マイケルは「娘が帰ってから挨拶に来たな」と好戦的な態度。そして、癌のことをベスに話した方がいいと言うオーウェンに対し、「たった2行のメールで婚約を破棄した奴には、娘のことに口を出す権利はない」と言い放つ。クリスティーナは、ここで初めてベスとオーウェンが婚約関係にあったことを知る。
すっかり裏切られた気持ちになったクリスティーナ。オーウェンはクリスティーナに事情を説明しようとするが、そんな矢先、戻ってきたベスと鉢合わせになる。ベスはオーウェンの姿を見て驚くが、彼の帰還を喜んでハグ。クリスティーナは、オーウェンがイラクから戻ったことを自分の母親にすら報告していないことを2人の会話から知る。
その後、マイケルは合併症を起こして吐血。すぐにオペが必要となる。それでもなお、ベスは父親が癌だと知らないまま…。クリスティーナは、最後になって真実を告げられるのはあまりにも酷だとオーウェンに意見する。
マイケルのオペは何とか成功。再びベスと対面したオーウェンは、「私の知ってるあなたじゃない。別人のよう」と指摘されてしまう。オーウェンは、ついにマイケルが大腸癌であることをベスに告知する。
さらにオーウェンは、クリスティーナをつかまえて今度こそ事情を説明する。母親とは連絡を取っているが、自分が以前とは変わってしまったことを悟られないよう会話は手短に済ませていること。今の自分を見てくれるのはクリスティーナだけだということ…。オーウェンがベスを避けたのも、変わってしまった自分を好奇の目で見てほしくなかったからだったのだ。「今の俺を見てくれ」と訴えるオーウェンを、クリスティーナは再び受け入れる。
目の異常を感じていたイジーは、その不安を打ち消すようにインターンの指導に力を入れ、医学の知識を試すゲーム形式の研修を行う。インターンたちにハッパをかけてゲームを盛り上げようとするイジー。レクシーたちは張り切ってゲームを楽しむが、どうも乗り切れないのがセイディだった。彼女の解答には間違いが多く、なかなか次のステージに進めない。最終的に、優勝したのはレクシー。特典として、デレクの開頭術に参加して吸引器を持つ権限を与えられる。
今回のゲームを通じて、セイディには医学の基礎的な知識が欠けていると気付いたジョージは、力になるから基礎を見直したり実習室で一緒に練習したりしようと声をかける。しかしセイディは「個人指導はいらない」と拒絶。ジョージは「人の命が懸かっていることだ」と彼女に忠告した上で、この件をリチャードに報告する。リチャードに呼び出しを受けることとなったセイディはシアトル・グレースを辞めることにし、不正行為によってプログラムに入ったことをメレディスに打ち明ける。セイディは、昔のように旅行に行ってハメをはずそうとメレディスを誘うが、メレディスは自分の居場所はここなのだときっぱり断る。
アーチャーのオペの成功を受け、アディソン、ナオミ、サム、マークはジョーの店で祝杯をあげる。学生時代の話に花を咲かせ、会話を楽しむ4人。そこにデレクもやってくる。みんなは、デレクが作ったアディソンへの愛の歌を歌い、笑い合う。
そんな中、アーチャーのせいでオペを後回しにされてしまった動脈瘤の妊婦ジェンの容体が急変する。彼女のオペは明日の予定だったが(ジェンは日中、オペを後回しにされたことで憤慨。アレックスは、彼女を落ち着かせるために超音波で胎児の顔を見せてやるなど対応に追われた)、一刻も早くオペをしてほしいと懇願されたデレクは、この日のうちに彼女のオペも決行。オペの途中、動脈瘤を傷つけて輸血が必要になるという局面があったものの(例のゲームで優勝したレクシーが出血を吸引)、デレクはきっちりと傷を修復。オペは成功したかに思われていたのだが…。


【その他のキャラクターたちの動き】
アディソンがやって来たことで、複雑な心境のメレディス。ギターの弾き語りのことなど、旧友しか知らないデレクの一面を垣間見て不安な気持ちになる。
サムと知り合いになったベイリーは、アーチャーのオペを見学室から見守りながら、小児外科を目指そうとしていることを彼に話す。サムは、パッと見て笑顔がなく愛想に欠けるベイリーは小児外科向きじゃないと率直すぎる(?)意見を言ってベイリーをムッとさせる。その直後、吸入器の喘息用の薬が残りわずかであることに気付いたサムは、吸入器に薬を補充してもらう。
Greysanatomy_bamen15_4 アディソンがシアトル・グレースに来ていると知ったカリーは、教会で祈りを捧げようとしているアディソンの隣に座って慰めの声をかけるなど、一緒にシアトル・グレースで苦楽をともにした仲間らしくアディソンに気遣いを見せる。アディソンは、マークがメレディスの妹であるレクシーに本気になっているとカリーから聞かされる。また、マークは、デレクがメレディスにプロポーズしようとしていることをアディソンに話してしまう。アディソンは、その事実を自分でも意外なほど冷静に受け止める。


【メレディスの一言】
どの患者の物語も出だしは同じ
大丈夫だったところから始まる
前の時点、その瞬間にしがみつく
元気だった時の思い出
今より前
話せば元に戻れると思っているかのよう
でも患者は気付いていない
私たち医者に話すのは、要するに後戻りはできないということ
医者と会う時はすでに、あとの時点にいる
どの患者の物語も出だしは同じだけど、その行方は私たちが握っている
的確な診断と治療ができるかどうか、自分次第だと分かっている
そして、ヒーローになろうとする


【今回のゲスト】
オーウェンの元婚約者ベスを演じているのは、「4400 未知からの生還者」のリリー役や「Dirt」のジュリア・マロリー役で知られるローラ・アレン。


【デレクが作ったアディソンへの愛の歌】
Our eyes met over the cadavar, and I knew that I had to have her
遺体越しに目が合って運命の人だと感じた
Had his mitral valve grown too thick?
遺体の僧帽弁が厚すぎる
Is that what made the cadavar so sick?
それで病気になったのかな?
Addison Montgomery he met her in the summer
アディソン・モンゴメリー“サマリー”に出会い
She was cutting up a very dead body
彼女は遺体を切り刻んでた
And in her eyes I saw my life
彼女の瞳に未来を見た
I knew that she'd be my wife
この人こそが僕の妻
And that she would breathe the life back into me
彼女は僕に力を与えてくれる
For every day until eternity
いつの日も、そしてこれからも永遠に
Or until I'd be as dead as that body
いつか僕がこの遺体のようになるまで


Greysanatomy_bamen15_2 待望のクロスオーバー前編。シアトル・グレースで元同僚たちと会話するアディソンの姿、懐かしかったですね。しかしながら、一番の見せ場はやはり元夫であるデレクにアディソンがアーチャーのオペを懇願するシーンかも。「今日だけでいい、神になって」というアディソンのセリフが印象的でした。
一方で、デレクとサムがアディソンとナオミ同様に親友同士であり、マークやアーチャーも旧知の仲であるという設定は、何だか見ていて不思議な感じも。「デレクが作ったアディソンへの愛の歌」は、彼らの過去の友情関係を短時間で視聴者に伝えるためのアイコン的な役割を果たしていたのかもしれません。
また、今回新たな出会いも! その一番の例がベイリーとサム。2人の掛け合いはなかなか絶妙。この組み合わせ、もっともっと見てみたい気がします。
さあ、クロスオーバーの後編は…? 続きは「プライベート・プラクティスブログ」で!

2010.1.11|グレイズ・アナトミー5、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(1)

1月4日(月) #14「胸騒ぎの予感」

Greysanatomy_bamen14_4 妊娠中の妻ジェンが運転する車にひかれた夫ロブが病院に搬送されてくる。自分の不注意から夫にケガを負わせてしまったジェンは、心配のあまり興奮して血圧が上がりっぱなし。レクシーは何とか落ち着かせようとするが、そんな矢先にジェンは発作を起こしてしまう。検査の結果、彼女は脳動脈瘤と判明し…。一方、デレクはメレディスへのプロポーズのことで思い悩む。

今回のエピソードは…「パニック度★★★★★」
誤って夫を車でひいてしまったジェン。ジャクソンに続いて、またも重病の子どもを診ることになったベイリー。さらに、アスペルガー症候群であるがゆえに、予期せぬ事態への対応と突然のスキンシップで文字通りパニックになるディクソン。トラウマを抱えるオーウェンも、ある女性を見かけた途端、ディクソンと同様にパニック状態に陥る。
そんな中、ちょっと嬉しいパニック(?)も。自分が重病ではないと知ってホッとするイジー。メレディスが自分たちの子どものことを前向きに捉えていると分かって喜々とするデレク。そして、アリゾナからキスされて自信を取り戻し始めるカリー。
小さなパニックから大きなパニック、嬉しさによるパニックから恐怖によるパニックまで、病院内は悲喜こもごも。


【STORY】
車の中で泣き続けているのを慰めてもらった一件で、メレディスとクリスティーナはようやく仲直り。再びメレディスの母エリスの日記を一緒に読み始める。日記はついに9冊目。内容がエリスとリチャードの不倫に及んできたため、メレディスは先にクリスティーナに読んでくれと頼む。デレクは、そんなメレディスへのプロポーズのタイミングを見計らっているのだが…。
そんな中、メレディス、カリー、マーク、レクシーは、妊娠中の妻ジェンの車にひかれた夫ロブの治療を担当する。不注意で夫にケガを負わせてしまったジェンは、ロブを心配するあまり血圧が上昇。このままでは胎児に影響が出かねないと心配するメレディスに、デレクは「いい夫婦だから子どももかわいいだろう」と話す。メレディスは「私たちの子どもほどじゃない」と答えるが、デレクは、これを結婚へのゴーサインだと解釈。子どもを持つのが当然のように話すメレディスの態度に、プロポーズへの自信を深める。
その後、カリーとマークはロブのオペを行うが、途中、骨折部が動脈に刺さり危険な状態と判明。レクシーはジェンの血圧上昇を避けるため、オペは順調だと彼女に報告するが、その矢先、ジェンは発作を起こしてしまう。MRIを撮って調べた結果、脳動脈瘤と判明。早速、デレクはジェンのオペの段取りを付ける。
一方、ジャクソンの件の後、休暇を取っていたベイリーは、リチャードから昇進を持ちかけられる。まだ本決まりではないが、研修期間終了後、一般外科のアテンディングとして採用するという話だった。もう重病の子どもを担当したくないと思っていたベイリーはこの話を喜ぶが、今回彼女がディクソンとともに担当することになったのは、皮肉にもまた子ども。心室中隔欠損で肺高血圧を合併している9歳の少女ステイシーだ。ベイリーは、ディクソンが難解な医学用語でオペの説明をするのを、分かりやすい言葉に置き換えてステイシーに伝えてやる。
その後、ステイシーの症状が急速に悪化。急遽オペの繰り上げが決まるが、ベイリーはオペには加わりたくないと言い出す。もう生死の境をさまよう子どもの姿を見たくないというのがその理由だったが、小児外科医のアリゾナは、子どもの回復力を信じて一緒にオペを成功させようと励ます。
結局、ベイリーはステイシーのオペに参加するが、ステイシーはアイゼンメンゲル症候群で、オペでは修復できないレベルに達していることが判明。「心肺移植をしないとこの子は死ぬ」というディクソンの言葉にショックを受けたベイリーは、思わずオペを中座してしまう。こうして、いったん胸を閉じられたステイシーは、ドナーが見つかるまで寝たきりで点滴投薬を続けなければならないはめに。ステイシーの両親は不憫な娘の状況に胸を痛めるが、ベイリーがバックパックに輸液ポンプを入れて投薬を続けるという方法を発案。これなら、ステイシーも遊んだり学校に通ったりできると両親は大喜び。母親のリサは思わずディクソンにハグをするが、突然治療計画を変更されて戸惑っている上に、急に体を触られたディクソンはパニック発作を起こしてしまう。その後ディクソンは、ベイリーとクリスティーナに自分を強く抱き締めるよう指示。体に圧力をかけることで、脈拍や代謝率、筋肉の緊張を低下させ交感神経を安定させようとする。ベイリーとクリスティーナは、ディクソンがストップと言うまで彼女を強く抱き締め続ける。
また、ベイリーはステイシーの治療計画の変更をあらかじめ相談すべきだったとディクソンに謝罪。ディクソンは、「小児外科医は治療計画を変えるもの」と言い、ベイリーは一般外科向きではなく小児外科向きだと指摘する。その意見はアリゾナも同じ。彼女も「あなたには小児外科医としての資格がある」と、ベイリーに小児外科を勧める。
Greysanatomy_bamen14_a リチャードとアレックスは、肛門に異物を入れて取れなくなったウォーレンという男性を診察。インターンたちはウォーレンを馬鹿にしてコソコソ笑い合うが、リチャードは冷静に処置をし、夫婦生活に刺激を与えようとして無茶をしたことを悔やむウォーレンの努力をねぎらって優しい言葉をかける。
こうして、それぞれがそれぞれの仕事を終えた夜。デレクがプロポーズしようとしていると知らないメレディスは、デレクが自分との子どもを欲しくないがために、自分を避けているのだと勘違い。下手な言い訳はしないでとデレクに詰め寄る。デレクは「君との子を作りたい」と答え、これで2人の誤解は解けるが、デレクはメレディスの食事の誘いを断ってメレディスの家へ一目散。リチャードや患者のジェンにまであれこれプロポーズのアドバイスを受けたデレクだったが、最終的にはマークの意見を参考に、キャンドルや花で部屋を飾ってプロポーズの準備をする。ところが、そこに1本の電話が入り、プロポーズはお預けになる。電話の相手は、何とアディソンだった!


【その他のキャラクターたちの動き】
デニーとのやり取りで、自分が病気だと悟ったイジーは、インターンへの指導を口実に、血液検査からレントゲン、MRIまで一通りの検査を受け、密かに自分は何の病気なのか調べようとする。結果的に、分かったのは貧血であるということだけ。イジーは重い病気が見つからなかったことに安堵する。
メレディスの母エリスの日記に書かれた、エリスとリチャードの恋の上品な盛り上がりと同様に、クリスティーナとオーウェンの駆け引きも静かに盛り上がっていた。しかしオーウェンは、病院である女性を見たことでパニック状態に。クリスティーナは、ディクソンにしたのと同じように、オーウェンを強く抱き締めて落ち着かせる。
Greysanatomy_bamen14_3一方、マークはペニスの骨折という惨事から立ち直るが、デレクがメレディスへのプロポーズの意思を表明したことで、親友の義妹という立場になるレクシーとはこれ以上付き合えないと悩む。そんなマークに対してカリーは、独り身は孤独だと忠告。ただ幸せになればいいのだとアドバイスする。
そんなカリーは、孤独感と向き合う毎日に肩を落とすが、ジョーの店のトイレでアリゾナからアプローチを受け、優しく口づけされて自信を取り戻す。
マークとの交際を隠しているのが辛いレクシーは、唯一2人の関係を知っているカリーにおのろけを披露。しかし、カリーに「聞きたくない」と拒絶され、ついに「交際をオープンにしないなら別れる」とマークに宣言する。


【メレディスの一言】
原因が一体何であれ、心の動きはコントロールできない
状況は突然変わることがある
ロマンスで鼓動は高まる
パニックと同じように
パニックで、胸の鼓動が急に止まることもある
医者は何とかして心臓を安定させようとする
動きを遅くし、規則正しく正常にする
心臓が飛び出しそうになる状況を防ぐ
原因は嫌なことが起きる不安、予感かもしれない
全く別のことに対する…


【今回のゲスト】
ジェン役は、コメディドラマ「ふたりの男とひとりの女」でメリッサ役を演じていたジェニファー・ウェストフェルト。彼女はこの1月から本国で放送がスタートする「24 -TWENTY FOUR-」の最新第8シーズンに、野心家のジャーナリスト、メレディス・リード役でレギュラー出演する。ジェンの夫ロブ役は、「エンジェルス・イン・アメリカ」でルイス・イロンソン役を演じていたベン・シェンクマン。彼は、「BURN NOTICE ~消されたスパイ」にもトム・ストリックラー役で複数話出演。


今回登場したジェンとロブの夫婦は、次回のクロスオーバー・エピソードでも鍵を握る登場人物。エンディングではデレクにアディソンからの電話が入り、いよいよ 次週のクロスオーバーに向けて助走がスタート!
一方、エピソードにおかしみを与えたのが、肛門に“何か”を押し込んでしまったらしいウォーレン。「プライベート・プラクティス」の第1シーズン#8「秘密」で、アディソンのハイヒールを肛門に入れた“トランク”のことが思い出されます。また、このウォーレンがらみのシーンでは、「尻」「ケツ」「突っ込み」などの言葉を会話に交えて笑い合うインターンたちをたしなめていたリチャードが、最後は自分の言った「深く掘り下げる」という言葉に大ウケするとオチも。
ちなみに、WOWOWではクロスオーバーの関連番組が明日から随時放送されるとのこと。こちらも要チェックです。

2010.1. 4|グレイズ・アナトミー5、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

12月28日(月) #13「別れの使者」

Greysanatomy_bamen13_3 死刑囚のダンは、自らベッドに頭を打ちつけて発作を誘発する。だがメレディスはデレクではなくベイリーを呼び、ウィリアムが臓器移植待ちの少年ジャクソンへの臓器提供適合者であること、ウィリアム自身がそれを望んでいることを説明。事態を知ったクリスティーナはデレクを呼ぼうとするが、そんな矢先、先ほどまで死を望んでいたウィリアムが「死にたくない」と言い始めて…。

今回のエピソードは…「生と死の紙一重度★★★★★」
「人の行き先は変わる瞬間がある」というエンディングの“デニーの一言”にもあるように、まさに人の生と死は紙一重。そして、“生”の中にも天国と地獄があり、“死”の世界にも天国と地獄が!? 九死に一生を得たジャクソン、死刑で間もなく死ぬと承知しながら、わずかな“生”にすがろうとする死刑囚のダン。「君のためにいる」と繰り返すデニーの真意を読み取ったイジー。人の“生”と“死”が、ここに浮き彫りになる!


【STORY】
オペ後、頭蓋骨の一部が外されたままになっているとメレディスから教えられた死刑囚のダン。死刑で死ぬより、病院で死んで少年ジャクソンに自分の臓器を提供してやりたいという思いから、頭をベッドに打ちつけて発作を誘発する。メレディスは、ダンが発作を起こしたことをデレクに知らせる代わりにベイリーを呼び、ダンがジャクソンへの臓器提供適合者であり、本人もそれを望んでいると告げる。ベイリーは、許されないことだと言って取り合おうとしないが…。
そんなベイリーは、ジャクソンの命が保障されるタイムリミットまであとわずかという状況に耐えきれず、「担当から外れたい」とアリゾナに泣き言を言う。リチャードは、院内にジャクソンと型が適合する脳死患者はいないかジョージに当たらせる。
デレクは、母キャロリンがメレディスを気に入って指輪をくれたことで、プロポーズの決意を固めてご機嫌。自分がプロポーズをしたら、きっとメレディスはうろたえるだろうと考え、クリスティーナに喧嘩を終わらせて彼女の相談相手になってほしいと頼む。
そんな中、メレディスがダンの異変を知りながらデレクに知らせていないことに気付いたクリスティーナ。「本人は死にたがってる」とメレディスにデレクを呼ぶのを止められるが、今度はダンが態度を一変させて「死にたくない」と言い出したため、急いでデレクに知らせる。デレクはダンのことを自分に黙っていたメレディスを責め、「自分の過ちが正されるのを見届けろ」と言ってダンのオペへの立ち会いをメレディスに命じる。
その頃、ジャクソンの容体はさらに悪化。せっぱ詰まった状況に追い込まれたベイリーは、ダンの緊急オペが行われているオペ室に押しかけ、「オペを中止して、ダンを死なせて」と懇願する。デレクはいったんメスを置くが、ベイリーは医者としてやはり許されない行為だと思い直し、オペ続行を依頼。ダンのオペは無事終了する。
こうして、ダンの臓器をもらうという道も立たれたジャクソン。もうダメかと思われた矢先、一筋の希望の光が見えてくる。院内に、ジャクソンと型が適合する脳死患者が見つかったのだ。しかし、患者は臓器提供の意思表示をしていなかったため、判断は遺された妻に委ねられる。ご主人の臓器をいただきたいと妻に申し入れるリチャード。妻は拒否するが、リチャードのルール違反の説得により、最終的には臓器提供に同意する。ギリギリで臓器移植を受けることができたジャクソンは、奇跡的に回復を遂げる。
術後、意識を取り戻したダンは、「最初から君をだましていた」とメレディスにうそぶく。メレディスは死ぬのが怖かったんだろうと彼の心情を思いやる。
一方、当直室ではマークとレクシーがセックスにいそしんでいた。ところがその最中、何とマークのペニスが折れるという惨事が! レクシーはマークの指示で急いでカリーを呼びに行き、マークの悲鳴を聞いたインターンたちは、相手は誰かと騒ぎ立てる。一時はレクシーに疑いの目が向けられるが、セイディが「私が相手よ」と名乗り出てレクシーを助ける。執刀は同様のオペの経験が豊富なオーウェンが担当。術後、みじめな姿をさらしたくないマークはレクシーを遠ざけようとするが、レクシーは優しくマークに寄り添い髪をなでてやる。セイディはレクシーのためにマークの病室の外に立ち、ほかの者が近付かないよう見張り番をしてやる。
Greysanatomy_bamen13_a そして、いよいよダンの死刑執行の時。メレディスはダンの処刑に立ち会うが、人間の最期を見届けることは想像以上にヘビーで…。暗澹たる思いで刑務所から出たメレディスは、迎えに来てくれたデレクの胸で「思いやりを示したかったけれど、最悪だった」と言って泣き崩れる。その後も、車の中でずっと泣き続けているメレディスを心配したデレクは、クリスティーナのアパートへ。デレクから助けを求められたクリスティーナは、車内で涙に暮れるメレディスの隣に座り、親友として彼女の話に耳を傾けるのだった…。


【その他のキャラクターたちの動き】
イジーはデニーに別れると告げたのにまだ彼が消えないことに戸惑っていた。ひたすら「君のためにいる」と繰り返すデニー。イジーはジャクソンの治療に専念しようとするが、デニーがあれこれ話しかけてきて、アリゾナやアレックスの声すら耳に入らない。けれども、ジャクソンの母親を落ち着かせようと、「あなたはたとえ病室にいなくても彼のためにここにいる」と話すうち、デニーの言葉の真意に気付く。自分は病気であり、デニーはそんな自分に付き添い、あの世へ連れていくためにやって来たのだと…。イジーは、自分は病気を治し生きることを選ぶとデニーに告げる。そしてデニーは、イジーとの別れのキスのあと姿を消す。
オーウェンは、クリスティーナのベッドで裸のまま目が覚める。クリスティーナに失態を詫び、もう一度チャンスを与えてくれと頼むオーウェン。クリスティーナはそんなオーウェンを受け入れる。


【デニーの一言】
天国
地獄
忘却の淵
僕たちはどこへ行くのだろう
着いた先には何があるのだろう
これだけは確信を持って断言できる
人の行き先は変わる瞬間がある
地上にも天国がある
今はそれが分かっていれば十分なのだろう


【今回のゲスト】
ナースのタイラーは、実は第1シーズンの1話目からたびたび登場。演じているモー・アーヴィンは、「CSI:ニューヨーク5」の第6話にゲスト出演予定。


今回は、心打たれるシーンが多い実に秀逸なエピソード。ジャクソンの件では、あのベイリーがデレクにダンのオペ中止を申し入れ、リチャードもまたまだ生命維持装置につながれている脳死患者の妻に臓器提供を申し入れ…。医師として一線を越えてしまったと語るベイリーに「私もだ」と答えるリチャードのセリフにジーン。
そして、イジーはついにデニーの存在の真意を知ることに。イジーはどうやら大きな転換期にさしかかっているよう。
そしてメレディス。死刑囚に同情し、彼の処刑にまで立ち会うとは、いかにもメレディスらしい行為。しかし、死んでいくダンの視線を受け止めることがどんなことなのか、実際に経験してみなければメレディスも分からなかったはず。ダンに対してはメレディスと正反対の立場を取りながら刑務所までメレディスを迎えに行ったデレク、親友としてメレディスを支えることをいとわなかったクリスティーナの存在も温かくて…。
また、重苦しいシーンが多かっただけに、ペニスを折り、そのオペをインターンたちに見学されてしまうというかわいそうなマークの存在にホッとさせられる一幕も。みなさんはどのシーンで泣けましたか?

2009.12.28|グレイズ・アナトミー5、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(1)

12月21日(月) #12「悪魔のささやき」

Greysanatomy_bamen12_2_2 死刑の期日が迫る囚人ウィリアムは、自分の命に危険があると知って、病院で死んだ方がマシだと手術を拒む。院内を移動中、臓器移植を待つ少年ジャクソンと出会った彼は、自分の臓器を譲ろうかと提案する。一方、デレクの母キャロリンが来訪し、メレディスは過度の緊張を強いられる。キャロリンは好感の持てる女性。メレディスは彼女に気に入られようと初めは明るくふるまうが…。

今回のエピソードは…「デレク母の洞察力の鋭さ度★★★★★」
デレクの母親キャロリンが初登場! 海軍で看護師をしていたこともあるという彼女。一瞬にしてマークが何か隠していると気付いたり、オーウェンのトラウマを見抜いたり。レクシーに対する質問はぶしつけだったけれど、わずかな問答でマーク向きの子だと判断しちゃうあたりもなかなか。夫を殺害されたという経験の持ち主でありながら、殺人犯に同情するメレディスにも理解を示し、むしろデレクとは理想の相手だと言ってしまうところもさすがだった。アディソンはデレクには向いていなかったと語っていたが、「どういうところが?」ともっと突っ込んで聞いてみたくなる。


【STORY】
シアトル・グレースでは、死刑囚ウィリアム・ダンの治療という緊張が続いていた。死刑の期日が5日後に迫る彼は、自分が命の危険にさらされていると知り、病院で死んだ方がマシだと言って手術を拒む。
そんな中、メレディスの家は大掃除でてんやわんや。それもそのはず、デレクの母キャロリンが訪ねてくる予定なのだ。メレディスは、彼氏の母親との初対面にドキドキ。実質、キャロリンが育ての親であるマークも、彼女にレクシーとのことがバレたら…と焦りを隠せない。メレディスはイジーのアドバイスで髪をポニーテールに結び、高感度アップを狙うが…。
そんなメレディスは、この日もダンを担当。検査のためダンを院内で移動させている最中、臓器移植を待つ少年ジャクソンと出くわす。ダンの手錠を見て「かっこいい!何か悪いことしたの?」と話しかけるジャクソン。彼が腸と肝臓の移植を待っている知ったダンは、「俺のをあげようか?」言い出す。
その後ダンは、自分の臓器とジャクソンの型が適合しているか調べてほしいとメレディスに頼む。メレディスは、死ぬ前に人助けしたいとうダンの言葉に押されて密かに検査。後に、2人の型は一致していることが判明する。
そんな中、ジャクソンの容体は悪くなる一方。一刻も早くジャクソンに移植手術をしてやりたいベイリーは、じっとドナーを待つことに耐えきれず、とりあえず門脈シャントを試してみないかとアリゾナに提案。しかし、そんな治療は効果がないと反論され、彼女と口論になる。そこに割って入るアレックス。ついにドナーが見つかったというのだ! アリゾナは、すぐさまアレックスを連れて臓器を取りに向かう。行きの飛行機の中、恋愛のことなどをしゃべりまくるアリゾナにアレックスは閉口する。
ドナーはまだ小さい子ども。心を痛めるアレックスとは対照的に、アリゾナは動揺することなく臓器を取り出すと、一路シアトル・グレースへ。アレックスは、帰りの機内でもくだらないことをしゃべりまくるアリゾナにぶち切れ、「小さな子どもから臓器を取り出したばかりだというのに、どうしてそんなに平然としていられるのか」と非難。アリゾナは、「何も感じていないわけじゃない。死んだ子どもたちのことは寝ている間も目に浮かぶ。だからこそ私はしゃべり続け、前だけを見て次の子どもの治療に全力を尽くす」と明かす。
一方、自分とジャクソンの型が適合していたものの、別のドナーが見つかったとメレディスから聞かされたダンは、ささやかな希望を奪われたような気持ちになり落胆する。
アリゾナとアレックスが戻り、病院では早速ジャクソンのオペがスタート。順調に進んだかに思われたが、そこでセイディーが手を挙げる。人体実験騒ぎで信用を失った彼女は、発言したいことがある時は手を挙げ、それ以外は黙っていろとベイリーに命じられていたのだ。セイディーが言いたかったことは…、十二指腸に黒い点がある、つまり出血があるということ。結局、腸の移植は失敗に終わり、ジャクソンは24時間以内に新たなドナーが見つからない限り命はないという崖っぷちに立たされる。
そんな中、ダンの症状も悪化の一途をたどる。デレクはすぐにでもオペが必要だと言うが、ダンは「このまま死なせてくれ」と懇願し、依然としてオペを拒否。デレクは、患者の意識がなくなり医学的な判断ができなくなった時には、医師2名の同意があれば治療ができるという決まりにのっとり、メレディスに手術承諾書にサインさせてオペに踏み切ろうとする。けれども、ダンに同情的なメレディスはサインをすることができず。結局、承諾書にサインしたクリスティーナがダンのオペに入る。
ダンのオペは無事に終了。術後、意識を回復したダンは、相変わらずデレクに皮肉を言うが、「お前が殺した女性たちがそうだったように、人は生死を選べない。だから、何があってもこの病院ではお前を死なせない」とデレクから宣言されてしまう。
そしてメレディスは…、無駄に死ぬより少年に自分の臓器をあげたいと言うダンの思いに応えるべく、オペで頭蓋骨の一部が外されたままになっていることを告げ、もし衝撃を与えて出血したら脳死すると暗に助言。メレディスが去った後、ウィリアムはベッドの背に頭を思い切りぶつけ始める。
カリーとマークは、香港で脚を伸ばして身長を高くする手術を受けたチャックを診る。自分が自分の身長が160cmであることに強いコンプレックスを抱いていた彼は、骨を切断して器具を取り付けるという無謀なオペに挑んだが、傷口が化膿し、皮膚と骨の一部が壊死するまでに。すぐに器具を外さなければならないと言われたチャックは、身長を伸ばせなくなった怒りを弟のゲイリーにぶつけ、自分がいかに身長のせいで辛い目にあってきたかを並べ立てる。
チャックのオペは無事に終了するが、身長はオペ前より6mm縮む結果に。ゲイリーは、身長がむしろ縮んだことに憤慨。いつものように自分を卑下して不満をぶちまけるが、そこで、これまでチャックの言動に我慢してきたゲイリーの怒りが頂点に。彼は、「いつも背が低いからという理由で自分が一番不幸だという兄さんには愚痴すら言えない。兄さんに彼女ができないのは、身長のせいではなく性格のせいだ」ときっぱり。ようやくチャックは、自分の心の醜さに気付くのだった。


【その他のキャラクターたちの動き】
病院にはデレクの母キャロリンが到着。久々に息子のデレクと再会を果たす。マークも彼女に挨拶を。そして、メレディスもキャロリンと対面して、緊張で挙動不審になりながらもランチをする。ランチの席では、何とかキャロリンに気に入られようと、作り笑顔で明るい女を演じるメレディスだったが、最終的には「自分は明るい人間ではない。人殺しに同情するようなまともじゃない人間です」とキャロリンに打ち明ける。キャロリンは、そんなメレディスの態度にむしろ好感を抱き、何でも白か黒かで物事を見るデレクには理想的な女性だと断言。父親が息子の生涯の伴侶にと遺した指輪をデレクに託す。
Greysanatomy_bamen12_aまた、キャロリンはオーウェンの心の傷を察知し、「睡眠は取れてる?」と声をかける。マークから恐る恐るレクシーとの関係を打ち明けられると、レクシーを捕まえてぶしつけな質問で人物調査。レクシーはいい子だと太鼓判を押し、もっと自分に自信を持てとマークを励ます。
そんなマークは、ジョージとの離婚やエリカとの破局で「背が縮んだ気分」と語るカリーを、「君は戦い、愛して負けた。もっと胸を張れ」と勇気づける。
メレディスとの冷戦状態を続けるクリスティーナは、突然オーウェンからデートの誘いを受ける。平静を装うものの、「初デートでは気の利いた質問をするといい」というイジーのアドバイス通り、「これまでで一番だったオペは?」と唐突にオーウェンに尋ねてしまうほど内心ではウキウキ。しかしその夜、オーウェンは大幅に遅刻した上、泥酔状態でクリスティーナのアパートにやって来る。緊張を和らげようと飲んでしまったのだ。酒臭いからシャワーを浴びろとクリスティーナに言われたオーウェンは、何を勘違いしたのか、そのままクリスティーナの部屋のバスルームに直行。服を着たままびしょ濡れになり、「体中に穴の開いた兵士に体を重ねて止血したのが過去最高のオペだが、その兵士は治った後で自殺した」とクリスティーナに打ち明ける。クリスティーナはそんなオーウェンの気持ちを理解し、優しくネクタイをほどいてやる。
イジーは、デニーとの関係を継続中。ところが、メレディスやクリスティーナの恋愛について助言するうち、自分も恋人のお母さんに会ったりデートをしたりしたいという思いを募らせ、デニーに別れを告げる。一方、親に会わせるような辛いことはさせないと言っていたアレックスは、「日々患者の死に接する仕事をしていくには、将来のことを考え前を向いて生きていくしかない」というアリゾナの言葉に刺激を受け、アイオワにいる母親に会いに行こうとイジーを誘う。


【メレディスの一言】
人間は間違いを犯す
評価を誤り、判断をミスる
でも、外科医が判断ミスを犯す場合、話は複雑
人は傷つき、血を流す
だから外科医は一針一針、悩み苦しんで必死で傷を縫う
よく考えもせず、ためらいもせずに、焦って安易に下した判断は、私たちを一生苦しめる


【今回のゲスト】
デレクの母キャロリン役のタイン・デイリーは、「女刑事キャグニー&レイシー」のメリー・ベス・レイシー役で、エミー賞主演女優賞に4回も輝いた人気女優タイン・デイリー。彼女の弟は、「プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち」のピートを演じているティム・デイリー。
チャック役は、「ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル」にリチャード・ベイ役で準レギュラー出演していたジェイソン・クラヴィッツ。


今回のキーパーソンは何と言ってもデレクの母キャロリン。なかなか強烈だが好感の持てるキャラクターでした。さすが、5人の医師を育てた母! デレクには兄弟が4人もいて、全員医学の道に進んでいるというのも驚きでした。その一方で、メレディスは連続殺人犯のダンへの同情を強め、ジャクソンに臓器を譲りたいという彼に死に方を暗にアドバイス。一歩間違ったら自殺幇助。この結末はいかに!?

2009.12.21|グレイズ・アナトミー5、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(1)

12月14日(月) #11「やまない祈り」

Greysanatomy_bamen11_a 刑務所内の喧嘩でケガをした死刑囚、ウィリアム・ダンがシアトル・グレースに搬送されてくる。検査の結果、ダンの脊髄には歯ブラシの柄が刺さり、脳挫傷も起こしていることが判明。犯罪者に同情するメレディスに対し、デレクやクリスティーナは彼女とは逆の意見を持って対立する。そんな中、ベイリーは3年前から病院に通っている腸疾患の少年ジャクソンに再会。担当医のケンリーが急死したため、小児外科医のアリゾナとともにジャクソンを診るが…。

今回のエピソードは…「対立による緊張度★★★★★」
メレディスとクリスティーナの喧嘩は続行中。死刑囚であるダンに対する態度をめぐっても、2人は対立。オーウェンやセイディをはじめ、周囲の人々に気を遣わせる結果となる。また、メレディスはダンの件でデレクとも対立。デレクはいつになく頑なな態度を見せるが、その裏には自分の父親を強盗に殺されるという無念さがあったとは…。
一方、ベイリーは、思い入れのある患者ジャクソンの治療法をめぐって、小児科医のアリゾナと対立。結局、アリゾナの腕を認めたベイリーは、彼女の治療方針に従うことにするが…。ジャクソンという、いたいけな少年の今後に不安が残る。


【STORY】
刑務所内の喧嘩でケガを負った死刑囚、ウィリアム・ダンがシアトル・グレースに搬送されてくる。リチャードは、デレク、オーウェンのほか、喧嘩中のメレディスとクリスティーナを彼の担当に指名。内密に治療し、なるべく早く退院させるよう4人に指示する。
早速デレクたちはダンの検査を開始。ダンは、「出会った時は生きているのに、その後そうじゃなくなる(死ぬ)という点で、殺人者である自分と医師は共通だ」と皮肉を言い、デレクらに不快な思いをさせる。そう、デレクは終始一貫して犯罪者であるダンに厳しい態度。クリスティーナも同様で、“罪を憎んで人を憎まず”のスタンスでダンに同情的なメレディスと対立する。
Greysanatomy_bamen11_2その後、ダンの脊髄に刺さっていたのは歯ブラシで、脳挫傷も併発していることが判明。しかし、デレクはダンに対する厳しい態度を崩さず、痛みを訴えるダンにモルヒネを与えようとするメレディスを強く制する。結局、メレディスはデレクに黙ってこっそりとダンにモルヒネを与えるのだが…。また、メレディスは喧嘩中のクリスティーナと反目し合いながらダンの世話をするうち、彼が5人もの女性を殺した連続殺人犯だと知る。
そしていよいよ、ダンのオペが始まる。オペの最中もメレディスとクリスティーナは対立し続け、クリスティーナは、メレディスが密かにダンにモルヒネを与えていたことを暴露。これにより、メレディスはデレクも言い合いになる。オーウェンは、なんとかその場の緊張した空気をやわらげようとするが効果なし。ちなみに、オーウェンはオペ室以外でもクリスティーナに気遣いを見せる。
一方、レクシーとの一夜を楽しんだマークは、「お前は最高だ」と本人に告げるものの、もう2度と関係を持つつもりはないと断言する。しかし、内心ではレクシーに夢中。レクシーと関係したことを、ついカリーに打ち明けてしまう。カリーはカリーで、相変わらずセイディを意識していて…。2人はお互いに私情を抑えようと励まし合う。
そんな中、ジョージはERを担当し、骨折で病院を訪れたマーガレットを診る。何でも彼女は、この1年で6回も骨折を繰り返しているとのこと。検査の結果、副甲状腺にできた腫瘍により骨のカルシウムが溶けてもろくなっていたことが判明する。マーガレットは「骨折を恐れて運動を控え、年寄りのような生活をしてきた。デンバーについてきてほしいという彼氏の誘いも、道路が凍結するデンバーでの暮らしは危険すぎると思って断ったというのに、原因は腫瘍だったなんて!」と憤慨する。マーガレットのオペはマークとカリーが担当。オペは無事成功し、マーガレットは彼氏を取り戻すべくデンバーに行くと宣言する。
ベイリーはアレックスを助手につけ、3年前から診てきた腸疾患の少年ジャクソンを担当する。今回、ジャクソンは小児科医ケンリーの執刀により13回目のオペに臨む予定。シングルマザーのメリンダと支え合いながら、苦しい治療に耐えてきたジャクソンに対するベイリーの思い入れは強く、アレックスにも全力で力になるよう指示する。ところが、事態は急展開! なんと、主治医のケンリーが急逝してしまったのだ。これにより、アリゾナという小児科医が後を引き継ぐことに。早速ジャクソンを診察したアリゾナは、ケンリーのこれまでの治療法を否定。腸移植が必要との見解を示す。ベイリーはそんなアリゾナに強く反発。「たった30分患者を診ただけでこれまでの治療方針を覆すような医師は信用できない」と、リチャードに猛抗議する。リチャードは「アリゾナは君と同じく同期でトップだった逸材だ」と言ってベイリーを突っぱねる。
その後、なおも抵抗を続けるベイリーに対してアリゾナは、「別の病院の医師に意見を求めてもらっても構わない。最初から私のやることにケチをつけているようだが、問題は患者の命を救うこと」と抗戦。ベイリーは、アリゾナに紹介された著名な小児科医に連絡を取り、アリゾナの腕が確かであることを確認する。こうして、ようやくアリゾナの意見の正当性を認めたベイリーは、ジャクソンを移植リストに載せるべく手続きを始めるのだった。


【その他のキャラクターたちの動き】
メレディスとクリスティーナの不仲は、周りの人間に気を遣わせる結果に。その1人がセイディである。彼女は2人の様子を見るに見かね、「クリスティーナは一生付き合える人だから、自分と喧嘩した時のように彼女を閉め出さないで。彼女の気持ちを考えてあげて」とメレディスに助言する。
また、死刑囚ダンに同情的なメレディスに反発していたデレクは、実は、自分の父親は強盗に撃たれて殺されたのだとメレディスに告白する。デレクの気持ちを理解したメレディスは、これまでクリスティーナとしてきたように、一緒に踊って辛い1日を忘れようとする。
リチャードはケンリー死亡の知らせを聞いてから、オペ室に引きこもる。ケンリーの後任を探そうとするも、ことごとく断られて自信を失っていたのだ。なにせ、シアトル・グレースが国内教育病院のランキングで12位に転落してからというもの、水漏れ騒ぎ、エリカの辞職、インターンたちの人体実験と、悪いこと続きなのだ。しかし、ジャクソンの治療に関してベイリーに助言を求められたリチャードは、意欲を取り戻してベイリーに協力する。
イジーは、自分に「愛してる」と言ってくれたアレックスに誠実でいたいという思いから、ついにデニーとの密かな関係をアレックスに打ち明ける。しかし、アレックスは「デニーとセックスしている」と聞かされても信じようとせず、「空想にふけるのは悪いことじゃない」と言ってまともに取り合おうとしない。そんなアレックスは、イジーの誕生日を自分の手作りケーキで祝う。
マーガレットのオペを無事成功されたマークとカリーの2人は、レクシーとセイディの誘惑に負けずによく頑張ったとジョーの店でお互いをねぎらう。ところが、デンバー行きの決意をしたマーガレットに刺激を受けたマークは、気持ちを抑えることをやめ、レクシーのもとに走るのだった。


【メレディスの一言】
簡単なことは願わない
願うのは大きなこと
はるか遠くにあって、手が届かない
願うのは、困っているから
不安だから
高望みだとは分かってる
それでも願う
願い事は、時々かなうから


【今回のゲスト】
死刑囚のダン役は、映画『恋しくて』などの出演で知られるエリック・ストルツ。エリックと言えば、当時『バック・トュ・ザ・フューチャー』の主役に抜擢されながらも、撮影途中で降板させられてしまったという経歴の持ち主。
アリゾナ役は、『ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル』にジェイミー・ストリンガー役でレギュラー出演していたジェシカ・キャプショー。ちなみに、彼女の母親は女優のケイト・キャプショー、継父は映画監督のスティーヴン・スピルバーグである。
マーガレット役は、「アントラージュ★オレたちのハリウッド」でアリの妻で準レギュラー出演しているペリー・リーヴス。


今回のメレディスとクリスティーナの喧嘩はかなり根深そう。あのセイディまでもが心配するくらいだからかなりのもの。また、これにより、セイディとメレディスも過去の喧嘩で埋められない溝ができたということも分かってきました。さらに、デレクの父親が殺人の被害者だったという衝撃的な事実も明らかに!
一方で、患者が彼氏を追ってデンバーに行くと決意したことに刺激されたマーク。「俺はデンバーに行く」はまさに名言!
次回も、死刑囚ダンが深くエピソードに関わってくるようなので、ダンをめぐるキャストたちの心の動きにぜひご注目を!

2009.12.14|グレイズ・アナトミー5、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(1)

12月7日(月) #10「自分の存在」

Greysanatomy_bamen10_2 ジュニア・レジデントたちによる初手術は、骨肉腫の患者の下肢切断術に決定。執刀医選考の会議でアテンディングたちは全員クリスティーナに投票するが、彼女はインターンたちの暴走事件の責任を取らされて選考対象外。リチャードは、クリスティーナに執刀医を指名する権限を与え、午後4:00にボードに執刀医の名前を書き入れるよう命じる。一方、マークは声を失った女性の下咽頭(かいんとう)再建術をすることに。レクシーは、彼の下で学ばせてほしいと申し出て…。

今回のエピソードは…「思いやりに欠けちゃった…度★★★★★」
執刀医候補を外されて悔しい思いをかみしめるクリスティーナ。メレディスは彼女の親友でありがなら、彼女の辛さを思いやれていなかったのでは? ネットの世界に逃避して夫との会話をポストイットで済ませる妻も、心にもない暴言を愛する姉への最後の言葉にしてしまったことを悔やむ妹も、本当は思いやりの心を持っていたはずなのに…。「人はみな支え合っていることを忘れてしまう」というメレディスのエンディングのセリフが胸にしみる。


【STORY】
ついに今夜、ジュニア・レジデントが執刀する初オペが行われることが決定。内容は、骨肉腫を患った患者の膝下切断。そして、肝心の執刀医は? 執刀医選考会議に出席したアテンディングは、全員がクリスティーナに投票。しかし、彼女はインターンの暴走事件の責めを負って選考対象外であるため、リチャードは執刀医を決める権限をクリスティーナに与える。その後、ジュニア・レジデントたちは、入れ替わり立ち替わりクリスティーナに自己アピール。メレディスも「執刀医にふさわしいのは私だとお互い分かっているけれど、気まずいのは嫌だから自分の思うとおりに決めてほしい」とクリスティーナに告げるが…。
そんな中、心臓外科の名医ディクソンが、再びシアトル・グレースを訪れる。クリスティーナは、今度こそ彼女に病院を気に入ってもらい、心臓外科チーフとして迎えられるよう全力を尽くせと、2つ目の使命をリチャードから課せられる。
一方、ERには、父親の車を運転して事故を起こした10代の姉妹が運び込まれる。妹のエマは15歳。車を運転していた16歳の姉ホリーを、大声で責め立てる。ホリーはホリーで人の悪口ばかり言うエマを非難。2人は激しい罵り合いを繰り広げ、しまいにはエマが「お姉ちゃんなんか死んじゃえ!」と暴言を吐く。ところが、その直後にホリーの容体が急変。デレクらが緊急オペを行うものの、残念ながらホリーは脳死状態となってしまう。若い命が失われたことに胸を痛めるデレクたち。しかしディクソンは、「若いホリーは、臓器提供のよい候補者になれる。若くて元気な臓器は大勢の命を救う」と臓器移植に前向きな姿勢。早速ホリーの遺族に臓器摘出の承諾を求める。しかし、遺族にすぐに答えを求めるのは酷というもの…。とりわけ、心にもない暴言がホリーへの最後の言葉になってしまったことを悔やむエマにとって、ディクソンの一方的な要求は到底理解できるものではない。エマはディクソンをはねつけ、「ホリー目を開けて!」と泣き崩れる。
Greysanatomy_bamen10_a その後、メレディスは最後に聞いてほしかった言葉をきちんと伝えようとエマを促す。「ごめん、愛してる」と、脳死状態のホリーに本心を伝えるエマ。「お姉さんもあなたを愛している」と、メレディスはエマを慰める。デレクは、「助けた患者よりも死んでいく患者の方が多い」と、若い命を救えなかった無念さを口にする。
マークは、声を失ったキャスリーン・パターソンという女性の下咽頭(かいんとう)再建術を行うことになる。最先端の手技を学びたいというベイリーが助手に入ることになるが、ぜひ自分にも手伝わせてほしいというレクシーの頼みも断れず…。結局、謹慎中の彼女を“カプチーノ係”という名目で自分のそばに置いて指導する。
5年前に声を失ったというキャスリーンは、何度か再建手術を受けてきたものの、いずれも成功せず。今では、癌と発声障害をネタにブログを書いて、ネットの世界ではなかなかの有名人になっている。夫のネッドとのコミュニケーション手段は、「はい」「いいえ」「どうも」「愛してる」というお決まりのセリフを書いたポストイット。ネッドには、それがむなしく…。
そんな中、キャスリーンのオペが始まる。見学席からレクシーが見守る中、オペは無事終了。術後、声を出してみるのを躊躇するキャスリーンにネッドがこれまでの不満をぶつける一幕も見られたが、レクシーの励ましを受けながらキャスリーンが恐る恐る声を出してみると…、確かに彼女の喉から声が! 辛い思いに耐えながらキャスリーンを支えてきたネッドの顔にも、ようやく笑顔がこぼれる。
Greysanatomy_bamen10_3 そして、クリスティーナが執刀医を決めるタイムリミットの午後4:00になる。執刀医になれない悔しさを抑えて選考を続けていたクリスティーナは、脳死したホリーの遺族が臓器摘出を渋った際にディクソンが言った「医学から感情は抜きにするべき」という発言に影響を受け、膝下切断術の内容を下調べして準備ができているアレックスを執刀医に選ぶ。自分が選ばれるものとばかり思っていたメレディスは大ショック。しかし、「ケンカが原因なのは分かってる。もう水に流そう」と、オペの見学室でクリスティーナに話しかける。しかしクリスティーナは、「そうやって個人の問題にすり替えているのはそっち。ケンカをしたから選ばなかったわけじゃない」と反論。しまい込んできた怒りと悔しさをこらえて、見学室を後にする。そんな彼女に声を掛けたのがオーウェン。彼は廊下で泣きそうになっているクリスティーナをボイラー室に連れ出すと、通気口の上に彼女を立たせる。クリスティーナは勢いよく吹き出す空気に心を洗われながら、オーウェンと熱いキスを交わす。
執刀医の指名を受けたアレックスは、大喜びでイジーを探す。しかし、近頃のイジーはまるで自分を避けているかのよう。イジーがデニーとのセックスに夢中になっているとは知らないアレックスは、ようやくイジーを見つけると「本気で愛してる。怖がるのは分かるが、自分はデニーのように死んだりしないし、浮気もしない。助手としてオペに入ってくれ」とイジーに頼む。
さあ、いよいよアレックスが執刀するオペの時間がやってきた。いまだイジーがオペ室に姿を見せないことでアレックスは激しく動揺。ポケベルでメレディスをオペ室に呼び出すが、その直後にイジーが颯爽と姿を現す。アレックスはイジーとともにいざオペ室へ。ついに、執刀医であるアレックスの手にメスが渡される!


【その他のキャラクターたちの動き】
カリーはセイディに笑顔で話しかけられ、彼女が自分に気があるのではないかと意識をし始める。そんなカリーは、早速マークに相談。日増しにレクシーのことが気になり始めているマークは、動揺するカリーと自分を重ね合わせ、「インターンに構っていないで仕事に集中しろ」と叱咤する。
そんな中、レクシーはセイディから「スローン先生はあなたに気がある」と聞かされてちょっとウキウキ。キャスリーンのオペを通じてマークの外科医としての才能もあらためて思い知ったレクシーは、その夜、マークの家を訪ねる。そして、「男性として、外科医として、指導者として尊敬しています」と告白し、自ら服を脱ぎ始める。マークは誘惑に勝てず、ついにレクシーを抱いてしまうのだった。


【メレディスの一言】
人は一人でこの世に生まれ、一人で去っていく
その間色んなことがあるけれど、仲間を見つけるのは自分に対する義務
助けが必要
支えが必要
でないと一人で生きることになる
他人ばかり
周囲から孤立し、忘れてしまう
人はみな支え合っていることを
だから私たちは愛を選ぶ
人生を選ぶ
そしてほんの一瞬、少しだけ、寂しさが和らぐのを感じる



【今回のゲスト】

キャスリーンの夫ネッド役は、「24 -TWENTY FOUR-」のチェン・ズィー役で知られるツィ・マ。エマ役は、「CSI:科学捜査班」でキャサリンの娘リンゼイを演じているケイ・パナベイカー。キャスリーン役は、ロザリンド・チャオ。「新スタートレック」「スタートレック ディープ・スペース・ナイン」でケイコ・オブライエン役を演じているほか、「The O.C.」には校長のキム役で複数話出演している。


同期の中から執刀医を選ばせるなんて、クリスティーナにとってまさに拷問! ただでさえ、執刀医デビューのチャンスを逃して悔しい思いを抱えているクリスティーナにとっては辛い仕打ち。さすがの彼女の目にも涙があふれて…。でも、そんな彼女をオーウェンが支えてくれてよかった! クリスティーナってイイ男に縁があるな、とつくづく感心。
そして、レクシー! 先日の虫垂切除に続き、今度はマークの前で自ら服を脱ぐという大胆ぶり。もう“ニコちゃんマーク”とは言わせない!

2009.12. 7|グレイズ・アナトミー5、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

11月30日(月) #9「眠れない夜の過ち」

Greysanatomy_bamen9_a レジデントたちは、執刀医デビューのオペが虫垂切除だと踏み、虫垂炎患者の担当を取り合うようになる。そんな中、インターンたちの人体実験は次第にエスカレート。ついに、セイディを実験台にして虫垂切除が行われることに。ところがいざ開腹してみると、セイディの虫垂は炎症を起こしており、大量出血も併発して危険な状態に! この事件がきっかけで、クリスティーナは執刀医レースから外され、メレディスとも険悪になる。

今回のエピソードは…「やり過ぎ!度★★★★★」
頭痛がすれば脳腫瘍、腹痛がすれば胃ガン、吹き出物ができればブドウ糖球菌感染症と、すぐに病気に結びつける心気症気味の患者の自己診断もやり過ぎだけれど、なんと言っても今回やり過ぎだったのはインターンたちの自己練習! 互いに縫合し合うだけでも十分やり過ぎのレベルだったのに、硬膜外麻酔はおろか、虫垂切除まで始めてしまうなんて。そして、別の意味で“やり過ぎ”なのがイジー。現実を離れたデニーとの関係は、今後どのような展開を見せる!?


【STORY】
Greysanatomy_bamen9_4 レジデントたちは、執刀医デビューで割り振られるオペが虫垂切除だと踏み、虫垂炎患者を取り合う。結局、今回ベイリーの下について虫垂炎患者を担当することになったのは、メレディスとクリスティーナ。必死でコツを覚えようとする2人を見て、ベイリーはかつての自分を懐かしむ。
一方で、インターンたちの自己練習はエスカレート。硬膜外麻酔を試すだけでは飽きたらず、ついには、セイディを実験台にした虫垂切除が行われることになる。真面目でお堅いキャラを払拭するかのように、自らメスを握るレクシー。土壇場になって「やっぱりダメ」と言って躊躇するものの、セイディがメスを取り上げて自ら腹部を切開してしまったため、引くに引けない状態になる。こうなったら最後までやるしかない! ところが、開腹してみるとセイディの虫垂は炎症を起こして腫れており…。グラツィエラは尻込みしてその場を離れるが、レクシーたちは無謀にも自分たちだけでオペを続ける。
Greysanatomy_bamen9_2 その頃、クリスティーナはインターンたちの姿が見えないことを怪しみ始めていた。グラツィエラを見つけて彼女を問い詰めるが、返ってきたのは「知りません」という答え。けれども、硬膜外麻酔の実験台となって歩行不能の状態になっているスティーヴを発見したことで、インターンたちの行き過ぎた練習の実態を知ることになる。
一方、オペ中のセイディは大量出血を併発して危険な状態に。手に負えなくなったレクシーは、メレディスに助けを求める。メレディスはクリスティーナと一緒に処置室へ急行。知らせを受けたベイリーも加わり、何とかセイディの虫垂切除を終える。
Greysanatomy_bamen9_3_3 その後、クリスティーナとメレディスは、事のいきさつをリチャードに報告。すぐに報告に来た2人を評価するリチャードだったが、レクシーの発言から、クリスティーナがインターンたちの練習を知っていたことが分かると態度を一変。クリスティーナを執刀医の候補から外す。クリスティーナは、「知っていたのは縫合の練習のことだけ。レジデント全員のインターンなのだから、自分たちそれぞれに監督責任が問われるはず。メレディスは私をかばうべきだった」と憤慨。これにより2人は険悪なムードになる。
その後、クリスティーナ、メレディスらはインターンたちをセイディの病室に集め、謹慎処分を言い渡す。
アレックスは、腹痛を訴える女性ローレンを担当する。彼女は心気症気味で、体の不調をすぐに病気に結びつけて騒ぐタイプ。単なる吹き出物をブドウ糖球菌感染症だと思い込んだ彼女は、ネットで抗生物質を購入して服用。今回は、これがきっかけで腸炎を起こしてしまったのだ。治療法は、体内の善玉菌を増やすために夫の便を移植すること。かねてよりローレンの自己診断に振り回されている夫のセスは、彼女が自分の診断は間違っていたと認めない限り便は提供しないと主張し、2人の意見は平行線をたどる。しかし、結局はアレックスが仲裁に入ったおかげで仲直り。自分が本気で死の危険に対する恐怖を抱えているのだと説明したローレンは、セスに素直に謝罪。そんな彼女を受け入れたセスは、快く彼女の治療に協力するのだった。
一方、デレク、マーク、オーウェン、カリーの4人は、夢遊病の持病を持つアーサーを担当。自宅の2階の窓を突き破り、落下してケガを負った彼の処置にあたる。アーサーは、妻を亡くして以来、娘のアイヴィーと父一人子一人の生活。この日も病院にはアイヴィーが付き添っていたが、そこで問題が発生する。夢遊病の症状が現れたのか、突然アーサーが「ピューマがいる。アイヴィー逃げろ!」と言い出して大暴れ。この騒ぎで、カリーはアーサーに殴られて鼻を骨折してしまう。悲惨な出来事が続く自分の人生を呪うカリー。マークは、そんな彼女を慰めながら手当てをする。
その後、落ち着きを取り戻したアーサーは、「夢遊病の症状は薬で抑えていたが、夕べは薬を飲み忘れたらしい」と説明するが、アイヴィーは「きちんと薬を飲んでいるのを見た」と告白。自分のせいで父親が夢遊病になったと思い、毎晩寝ずに父親を見守っていたことを打ち明ける。毎日男手一つで自分の面倒を見てくれている父親のため、夜は自分が父親の面倒を見ようと思ったと語るアイヴィー。結局、アーサーはアイヴィーのことがストレスで夢遊病になっていたわけではなく、前頭葉の発作が原因だったことが後の検査で判明する。
アーサーはすぐにオペを受けることに。マークは疲れた様子で待合室に座っているアイヴィーに声をかけ、「自分は放任主義の親に育てられたため、子どもの頃は安眠することができなかった」と自らの体験を語り、健気な少女を優しく励ますのだった。


【その他のキャラクターたちの動き】
マークはたまたまレクシーと備品室で一緒になるが、そこにやって来たデレクに「レクシーに手を出すな」と釘を刺される。
イジーは、デニーが幻覚だと自分に言い聞かせつつも、彼とのセックスに励む日々。現実の世界から離れて、デニーとの世界にひきこもっていく自分に動揺するが、デニーとの時間を手放すことはできない。アレックスは、イジーが自分との付き合いをやめたがっているのかと心配するが…。
ジョージは、セイディのオペの件ですっかり落ち込むレクシーを慰めようとする。そして、グラツィエラから、「あの子、あなたのことが好きなのよ」と聞かされる。
デレクは、セイディがメレディスの家に居候していることにうんざりしていたが、セイディの虫垂切除の件で落ち込むレクシーをメレディスの家に連れて帰る。
オーウェンは、クリスティーナのアパートの前で彼女の帰りを待つ。そして、帰ってきたクリスティーナに「君はきれいだ」と告げる。


【メレディスの一言】
眠り
眠るのは簡単
ただ目を閉じればいい
でも、大勢の人にとって眠りはなかなか得られない
手に入れたい
でも、どうすればいいのか分からない
でも、悪魔と向き合えば、恐れと向き合えば、そして人と助け合えば、悪夢はそれほど怖いものじゃない
暗闇の中、独りぼっちじゃないと気付くから


【今回のゲスト】
セスを演じていたのは、「ザ・ホワイトハウス」のウィル役で知られるジョシュア・マリーナ。ローレン役は、「恋するマンハッタン」でもローレンという名前の役を演じていたレスリー・グロスマン。アーサー役は、「24 -TWENTY FOUR-」のウォルト・カミングス役のジョン・アレン・ネルソン。


シアトル・グレースにやって来たばかりだというのに、早速大問題を引き起こしてくれたセイディ。そんな裏で、今回陰の主役を務めたのはマークかな…と。カリーにも優しいし、アイヴィーちゃんにも優しいし。デレクの母には恩義を感じているようで、意外と律儀な一面も。今後は、マークとレクシーの関係にもますます注目したい。

2009.11.30|グレイズ・アナトミー5、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(1)

11月23日(月・祝) #8「懐かしき鼓動」

Greysanatomy_bamen8_a エリカが突然シアトル・グレースから去る。クリスティーナはその理由をカリーに尋ねるが…。一方で、シアトル・グレースにやって来る者も。それは、メレディスの旧友セイディ。インターンとして勤務することになった彼女は、メレディスとやけに親しげ。クリスティーナは、セイディへの警戒心をむき出しにする。
ERには、ゴミ収集車につぶされ、折れた大腿骨が自分の胸に刺さるという前代未聞の外傷を負ったホームレスが運び込まれる。彼は、「どうせ歩けなくなるのならオペは必要ない」と言って治療を拒否するが…。

今回のエピソードは…「希少度★★★★★」
自分の脚の骨で串刺しになってしまったホームレス。そんな外傷はさすがのオーウェンにとっても初めて! 続いて、アスペルガー症候群の心臓外科医ディクソン。アスペルガー症候群の人が特定の分野に驚くべき才能を発揮することは珍しくないが、外科医として活躍するケースは決して多くはない。そして、自分の背中をメスで切り率先して縫合の練習台になるセイディの大胆さも希少。さらに、希少と言えば、イジーの前に姿を現したデニーも外せない。幻覚のはずなのにイジーが手に触れると確かな感触があるのはなぜ!?


【STORY】
メレディスの家に、突然の訪問者が現れる。彼女はメレディスの旧友セイディ。メレディスの影響でメディカル・スクールに通うことにしたという彼女は、研修医になるのを先延ばしにして遺体安置所で働いていたが、今回、その仕事を辞めてインターンとしてシアトル・グレースで働くことに。セイディは、メレディスのことを“デス”と呼び、久々に再会した2人のハイテンションぶりには、デレクはおろかクリスティーナすら入り込む余地なし。クリスティーナはそんな彼女を激しく警戒。デレクは、“デス”というニックネームの由来をメレディスに尋ねるが、メレディスはなかなかその理由を教えようとしない。
カリーは、エリカが突然シアトル・グレースを去ったことにショックを受けていた。クリスティーナもなぜエリカがいなくなったのか理由を知りたがるが、カリーに聞いても答えは返ってこず…。そんな中、クリスティーナとカリーは、オーウェンの下でERを担当。ゴミ容器の中で寝ていたところをゴミ収集車に回収され、折れた大腿骨が自分の胸に刺さってしまったホームレスの処置にあたる。非常にまれな症例のため、オーウェンはデレクとマークに応援を頼み、メレディス、レクシー、セイディらも助手につく。
医師たちは、協力して患者の胸から大腿骨を抜くが、その瞬間、気を失っていた患者の意識が戻る。彼の名は、ティモシー・ミラー。自分はホームレスだと語る彼は、「ホームレスは“脚”が命であり、脚が治って再び歩けるようにならないのならオペは必要ない」と宣言。オーウェンは彼の意思を尊重して治療を中断するが、デレクとマークは「放っておいたら死んでしまう」と言ってオーウェンの判断を非難。結局、オーウェンはティモシーを説得し、何とかオペにこぎつける。
カリーは、ティモシーが再び歩けるようになるよう、チタンで作った骨で脚の再建を試みる。エリカが突然去ったことへのショックを紛らわせるため、脚の再建に全力を傾けるカリー。しかし、オペの最中、ティモシーの容体が急変。結局ティモシーは亡くなってしまう。カリーは、「なぜみんなで患者を生かしておいてくれなかったのか」と泣き崩れる。
その晩、ティモシーを救えなかったことに落胆するオーウェンに、クリスティーナがジョーの店の外で声をかける。オーウェンは「慰めなどいらない、同情はいらない」とクリスティーナをはねつけながらも、彼女に激しいキスをする。
リチャードは、エリカの後任として心臓外科の名医ヴァージニア・ディクソンに白羽の矢を立て、彼女をピギーバック移植の執刀医としてシアトル・グレースに招く。ベイリーは、リチャードからディクソンをうまく口説くようにと命じられるが、ディクソンは少々変わった人物。些細なことにこだわりを持ち、融通が利かない部分があり、ベイリーを戸惑わせる。
今回、ディクソンが執刀する患者は、アメリカ先住民の男性クレイ。6年前にピギーバック移植を受け、自分の心臓とドナー心臓の2つで命をつないできたが、次第にドナー心臓に取り憑かれていると感じるように…。死者の体の一部を体内に埋め込んだことを後悔している彼は、今回、ドナー心臓を除去して補助心臓を埋め込むためにシアトル・グレースにやって来たのだ。イジーは、ディクソンの下でベイリー、アレックスとともにクレイを担当するが、あれ以来、ずっとデニーの幻覚に悩まされているだけに、クレイが話す死者の亡霊の話に強い関心を示す。
そして、オペに先立ち、ある問題が浮上する。亡霊を消す儀式を行うために、取り出した心臓を持ち帰りたいというクレイの希望に反し、ディクソンは「規則があるので心臓は渡せない」という主張を崩そうとしないのだ。ベイリーは苦慮の末、患者の信仰を重んじるべきという規則をリチャードに作ってもらうことに。そして、オペの最中、この規則をディクソンに説明し、取り出した心臓をクレイに渡す許可を取り付ける。
オペそのものは順調で、ディクソンは手際よくドナー心臓を摘出。すると、驚いたことに、クレイの本来の心臓が自力で動き出す。6年間、ドナー心臓のおかけで休息を得たため、弱っていた心臓が機能を取り戻したのだ。同様の症例があることは知っていたディクソンも、奇跡的な状況を目の当たりにして興奮する。
オペ終了後、病院を出ていこうとするディクソンに、ベイリーは「今日はお見事でした」と声をかける。ディクソンは、自分がアスペルガー症候群であることをベイリーに告げ、「皮肉や嫌みにはうまく反応できないけれど、何かごまかされたり馬鹿にされたりするのは分かる。この病院は好きじゃない」と言い残して去っていく。
Greysanatomy_bamen8_5イジーは、帰り際、病院の玄関ロビーで自分を待ち受けるデニーにはっきりと別れを告げる。そして帰宅後、クレイから聞いたアドバイスに従って、デニーのために編んだセーターをアレックスに頼んで燃やしてもらう。しかし部屋に戻ると、そこにはまたデニーの姿が! 動揺するイジーは、「君のためにここにいる」というデニーの言葉に促され、恐る恐る彼の体に手を伸ばす。そこには、確かな感触が…。イジーは泣きながらデニーとキスを交わすのだった。


【その他のキャラクターたちの動き】
クリスティーナは、エリカが消えた理由をカリーに尋ねるうち、2人が恋人関係にあったらしいと知って驚く。
アレックスは、目に見えない相手(デニー)と会話するなど、イジーの様子がおかしいのを心配する。
Greysanatomy_bamen8_2 一方、レクシーらインターンたちの秘密特訓は徐々にエスカレート。再三にわたる切開&縫合で、レクシーの腕も傷だらけ。レクシーが自傷行為をしているらしいという噂は、クリスティーナからデレク、メレディスに伝わり、メレディスはデレクの助言に従ってレクシーに様子伺いをする。しかし、この時点でメレディスは、インターンたちの秘密特訓のことは見抜けず。けれども、マークがレクシーに興味を示しているらしいと気付き、レクシーに近付くなとデレクからマークに言ってもらう。確かにマークは、徐々にレクシーのことが本気で気になり始めていた。
Greysanatomy_bamen8_3 レクシーは、特訓の成果をオペで発揮。見事な縫合の腕前を見せつけてマークをうならせる。しかし、それをきっかけにクリスティーナにインターン同士で練習し合っているのを知られてしまい、今すぐ終わりにするよう言い渡される。
セイディはレクシーたちの秘密特訓の場に現れ、自ら背中を切りつけて縫合の練習台になる。


【医学用語豆知識】
ピギーバック法

心臓移植の術式の一つで、患者の心臓を摘出せず、ドナー心臓を本来の心臓の右外側におんぶさせるように移植する方法のこと。
イギリスでは、今回の劇中の症例と似たケースが報告されている。1995年、当時2歳だったハンナ・クラークちゃんは、肥大型心筋症と診断されて心臓のピギーバック手術を受けた。その後、ドナーの心臓のおかげでハンナちゃんの病状は回復に向かったが、その一方で、心臓の拒絶反応を抑える免疫抑制剤の副作用で癌の一種であるリンパ腫を発症。免疫抑制剤の服用を抑えて抗がん剤を投与した結果、ドナー心臓に拒絶反応が出てしまったため、再手術でドナー心臓を除去した。しかし、心臓機能の大半をドナー心臓が担っていたことで休息を得ていた本来の心臓は、炎症が治まって機能を回復。そのため、再び自分の心臓だけで生きていけるようになったという。


【メレディスの一言】
人を結ぶ絆は時に説明不可能
切れてしまったと思われた絆が依然つながっていたりする
絆は時に距離を超える
時や論理すら
ある種の絆は、単純に“運命”なのだ


【今回のゲスト】
Greysanatomy_bamen8_4 今回より、ちょっとエキセントリックなキャラ、セイディが登場。演じているのは、メリッサ・ジョージ。「エイリアス」のローレン役が印象的な女優。
そして、大物ゲストはディクソン役のメアリー・マクドネル。映画『ダンス・ウィズ・ウルブズ』でアカデミー助演女優賞などにノミネートされた彼女は、舞台女優として名高い実力派。ドラマでは「バトルスター・ギャラクティカ」のローラ・ロズリン役でも有名。


エリカがあっさりとシアトル・グレースを去ってしまったとはビックリ! これにはカリーだけでなく、視聴者のみなさんも同様にショックを受けたのでは? しかし、去る者がいれば来る者もあり。新キャラのセイディは、のっけから暴走気味。いきなり医療着を脱ぎ捨てて、自分の背中にメスを入れるとは…。次回は、そんなセイディがさらに大きな騒動を巻き起こしそう!

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11月16日(月) #7「消えない面影」

Greysanatomy_bamen7_a ジュニア・レジデントのうち1人に執刀医をやらせると決めたリチャード。それを知ったジュニア・レジデントたちは、執刀医デビューを狙って当然色めき立つ。そんな中、メレディスとイジーはエリカの助手につき、カテーテルを使った患者の処置にあたる。ところが、その患者は、かつてイジーがデニーのために心臓を横取りした相手と判明。動揺するイジーは、患者と接している時に院内を歩くデニーの姿を見る。一方、レクシーは、引き取り手のない遺体を実習用にもらってきて…。

今回のエピソードは…「デニー度★★★★★」
イジーたちが担当することとなったのは、イジーがデニーのために心臓を横取りした患者。彼の病室は、偶然にもデニーと同じ。しかも、イジーは何度も何度もデニーの姿を見る! イジーの前に幻影として現れたデニーは、いったい彼女に何を伝えようとしているのか!? とにかく今回は「デニーづいてる」というメレディスの発言通り、“デニー度”が濃い!


【STORY】
近々、ジュニア・レジデントの誰かに執刀医をやらせることに決めたリチャード。それを知ったメレディス、クリスティーナらジュニア・レジデントたちは、執刀医デビューを狙って色めき立つ。リチャードは誰が執刀医にふさわしいか、着任早々で誰とも個人的な関係にないオーウェンに意見を求めるが…。
そんな中、メレディスとイジーは、エリカの下について心臓移植待ちの患者マイケル・ノリスを担当することになる。このマイケルこそ、かつてイジーがデニーのために心臓を横取りしたため移植手術を受けられなかった患者。それに気付いたイジーは、激しく動揺。マイケルにアルコールアブレーションというカテーテル治療の説明をしている最中に、病院の中を歩くデニーの姿を見る。
Greysanatomy_bamen7_3マイケルの処置中、イジーは彼に話しかける役目をエリカから任される。しかし、マイケルに対して自責の念を抱くイジーは、彼の顔を直視できず。またしてもデニーの姿を目にしてうろたえたイジーは、マイケルに話しかけることすらできなくなり、処置は失敗に終わる。エリカはそんなイジーに対して怒りをあらわにするが、メレディスはイジーをフォローするつもりで彼女とデニーの個人的な関係をエリカにほのめかす。その後エリカは、デニーがイジーの婚約者だったこと、デニーの心臓移植順位を上げるためにイジーが故意に補助心臓のコードを切って謹慎処分となっていたことをカリーから聞かされる。当時、シアトル長老派病院でマイケルの主治医として心臓を待つ立場だったエリカにとって、自分の患者から心臓を横取りしたイジーの行為は許されざること。激怒したエリカは、倫理審査委員会の設置と事件の再調査をリチャードに要求する。しかしリチャードは、「すでにスティーブンスは罰せられた」と言って取り合おうとしない。
その後イジーは、エリカに謝罪を述べた上でマイケルの担当から外してほしいと頼む。しかしエリカは、責任を取って最後までマイケルに付き添えとイジーに命じる。イジーは、弱気になって2度目の処置を拒否するマイケルに、「奥さんのために前に進むべき」と説得。気持を新たに2度目の処置に立ち会い、デニーの幻覚に見守れながら懸命にマイケルをサポート。今度は、無事に処置が成功する。そしてイジーは、その後もデニーの幻覚を見続けることになる。
一方、エリカはどうしてもイジーとデニーの件に納得がいかず、この件を臓器ネットワークに報告すると言い出してカリーと口論になる。カリーは互いに支え合うべきだとイジー擁護の発言をするが、今回の問題を自分とカリーの関係に重ね合わせるエリカは、「正しいか間違っているかのどちらかしかない。ちょっとだけレズビアンになるという道はないと」と言い放って去っていく。カリーは動揺すると同時に、そんな彼女に違和感を覚える。
デレクとベイリーは、高齢の脳腫瘍患者ローズマリーを担当する。彼女は夫エドと固い絆で結ばれており、エドは温かいキスと抱擁で彼女をオペに送り出す。オペ後に再会を祝うことを約束した2人だったが、残念ながらオペ中に腫瘍から出血。ローズマリーは意識が戻らず心肺停止に陥る。エドは蘇生処置を望むが、オペ前にローズマリーが蘇生拒否の書類にサインしていたため、デレクとベイリーは何の処置もできず。エドは、ローズマリーを逝かせたくない一心で、懸命に心臓マッサージを続ける。そんなエドの姿に心打たれたベイリーは、彼に代わって心臓マッサージを行うが、最後にはベイリーに代わって心臓マッサージを引き継いだデレクがその手を止め、ローズマリーは帰らぬ人となる。
インターンたちは、クリスティーナに何もやらせてもらえず、いつまでたっても実践を積めないことへの不満から、互いに練習台となって静脈注射の練習を始める。そんな矢先、レクシーは引き取り手のない遺体が医学研究に使われることを知り、自分たちの実習用に遺体をもらってきてしまう。それをかぎつけたアレックスは、レクシーから遺体を取り上げ、元気をなくしているイジーにプレゼントする。
クリスティーナはひどく殴打された男性をオーウェンの下で担当していたが、レクシーがもらってきた遺体の件を知って、自分の患者を譲るという条件でアレックスからいくつかの遺体をもらい受ける。こうして、アレックス、クリスティーナはメレディスやイジーと一緒に遺体を実習用に使用するが、途中で殴打された男性の容体が急変。クリスティーナはアレックスに患者を譲るといっておきながら、我先にと男性のもとに駆けつける。アレックスも「俺の患者だ」と言って譲らず。結局、2人はERで患者の取り合いをするが、それを見ていたオーウェンはクリスティーナとアレックスの行為を「ハゲタカのよう」と表現。患者への敬意に欠けていると言って痛烈に批判する。そもそも、シアトル・グレースでは、医師たちが仕事より個人的な色恋に夢中になっているように感じていたオーウェンは、「ここじゃ働けそうにない」とリチャードに宣言する。
その後、殴打された男性の身元が判明し、クリスティーナはそのことをオーウェンに報告に行く。オーウェンは「彼(患者)を1人の人間として見ているなら、彼の名前を言ってみろ」と依然としてクリスティーナに非難の目を向けるが、クリスティーナが父親の死に立ち会って医者になろうとしたこと、彼女なりに患者への気遣いを持っていること、患者の名前もきちんと把握していることを知って、自分の認識を改める。そして、リチャードに対しても前言を撤回するのだった。
やがて、レクシーがもらってきた遺体の件はベイリーの知るところに。ベイリーは、「引き取り手がなかろうと、みな誰かにとって大切な人たちだったはず。敬意を持って接するべき」と叱責。反省したレクシーは、インターン同士での静脈注射の練習に加わるのだった。


【その他のキャラクターたちの動き】
ジョージは、最新コンピューター式の患者シミュレーター「スタン」を使った技能実習にいそしむ。全身あちこちから出血し、ロボットとは思えないセリフを吐くスタンに手を焼くが、ついに救命に成功。しかし、実はスタンが発していた声は別室でリチャードがしゃべっていたことを知る。
Greysanatomy_bamen7_4 メレディスと同居を始めて間もないデレクは、クリスティーナが夜中にメレディスに電話をかけてくることにうんざり。クリスティーナの興味をメレディスからそらすべく、マークにクリスティーナを口説くよう勧める。マークもすっかりその気になるが、クリスティーナにはまったくその気はなし。マークの頑張りは無駄に終わる。
ベイリーは別居中の夫タッカーと、夫婦カウンセリングに取り組む。


【メレディスの一言】
人は生まれ、生きて、死ぬ
でもその順番で事が進むとは限らない
一度事をおさめても、いずれ再燃する
「死」が終わりでないとしたら、何をあてにすればいいのか
人生では何もあてにはできない
人生ほど、壊れやすくて不安定で、予測不可能なものはない
実際、人生で確かなことは1つしかない
それは「最後まで分からない」ということ


【今回のゲスト】
エド役のジョージ・コーは、「プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち」のシーズン1の#4「ホーム・パーティーの行方」に、突然眠ってしまう症状で悩まされているスタン役で出演。


カリーからシアトル・グレースの人間模様について聞かされ、辟易した様子を見せていたオーウェン。しかしながら、患者シミュレーター「スタン」の声がリチャードだと見抜き、スタンに向かって前言撤回するとは、なかなかのユーモアの持ち主。
そして、クリスティーナを口説こうとしながら、まったく相手にされなかったマーク。気取ったタイプかと思いきや、最近ではむしろ癒し系(?)的存在。シアトル・グレースにはなくてはならない人材に!
さて、ジュニア・レジデントのうち執刀医デビューを飾れるのは誰か? 今後の展開から目が離せそうもありません。

2009.11.16|グレイズ・アナトミー5、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(1)

11月9日(月) #6「ライフ&ウォー」

Greysanatomy_bamen6_2 腹部平滑(へいかつ)筋肉腫の少女トリが転院してくる。治療を任されたベイリーは、リチャード、エリカ、メレディスでチームを作り、インオペの腫瘍を除去する方法を考えるが…。一方、カリーはエリカとのセックスを楽しむが、完全に同性愛に目覚めて涙を流すエリカに困惑。また、あの軍医オーウェン・ハントが、シアトル・グレース病院の一員となる!

今回のエピソードは…「型破り度★★★★★」
シアトル・グレースの外傷外科チーフとして着任したオーウェン。いきなり生きたブタにナイフを突き刺し「生体実習だ」と言われても…。そんなオーウェンにイジーは猛反発。デレクやマークも、ERでの患者の処置をめぐって彼を非難する。彼が型破りなのは、戦場しか知らないから?
型破りと言えば、メレディスが提案したトリのオペ方法もある意味型破りだったかも。その方法を思い付いたのは、小さい頃に愛用していた「アナトミー・ジェーン」というお人形。あの人形のビジュアルも、何とも型破りな感じが…。


【STORY】
シアトル・グレース病院をレベル1の外傷センターに戻したいリチャードは、外傷外科のチーフとして軍医のオーウェン・ハントを迎え入れる。院内でオーウェンの姿を見つけたクリスティーナはびっくり。なぜ、オーウェンがシアトル・グレースに戻ったのか、想像をめぐらせる。
そんな中、腹部平滑(へいかつ)筋肉腫を患った10歳の少女、トリが転院してくる。リチャードから彼女の治療を任されたベイリーは、治療チームの編成にあたり、メレディスたちジュニア・レジデントの中からも1人メンバーを選ぶことに。結局、選ばれたのはメレディス。5歳の誕生日に母エリスからプレゼントされた「アナトミー・ジェーン」という内臓が取り出せる人形を、たまたま病院に持ってきていたことが功を奏した。実は、ベイリーもこの人形のファンだったのだ。また、トリの家族の強い要望で、心臓外科としてエリカもチームに加わることに。こうして、ベイリー、リチャード、エリカ、メレディスの4人がトリの治療にあたることとなる。
オペに先立ち、トリの血管造影検査が行われる。その結果、腫瘍のまわりに主要な動脈が5本もあることが判明。困難を極めること必至のオペをどうやって乗り切ろうかとベイリーたちは考えをめぐらせるが、エリカは終始否定的な態度。ベイリーとエリカのいがみ合いに、リチャードもいら立ちを募らせる。そして、いつまでも「アナトミー・ジェーン」を手にしているメレディスを「それ(人形)をしまえ!遊んでる場合か!」と一喝。しかし、メレディスは「アナトミー・ジェーン」を触りながら、腫瘍で血流が滞っている臓器をすべて摘出する方法を検討していたのだ。エリカは「時間がかかり過ぎる」という理由でこのアイデアに反対するが、リチャードは、臓器を冷やしておき、その間に腫瘍を剥離すればいいと提案。最終的には、トリの家族も同意し、メレディスの案でトリのオペが行われることになる。
オペでは、予定通りトリの内臓が取り出されるが、動脈がほとんど残っていないため臓器を血管につなげられないという問題に直面。ここでもエリカは否定的な発言を繰り返すが、ベイリーがヒトの臍帯静脈を使うという名案を思い付き、オペは無事に成功。リチャードは、チームのメンバーの仕事ぶりを褒める。しかし、ベイリーはエリカに一言。「あなたは否定的で何でも批判する厄介者。オペが成功したのはあなたのおかげじゃない」と、本音をぶつける。
実は、今回エリカがこのように不機嫌な態度をとったのには理由があった。彼女は昨晩、カリーとあらためて一夜をともにし、最高のセックスを体験。完全に同性愛に目覚めて感激の涙を流したが、カリーはそんなエリカの姿に困惑の目を向けたのだ。自分が本当に同性愛者なのか確かめるために、マークと寝てみるカリー。結果的に、マークとのセックスも最高で結論は出なかったが、エリカと真剣に向き合おうと考えたカリーは、マークと寝たことをエリカに正直に打ち明ける。エリカは「分かった」と答えるが…。
Greysanatomy_bamen6_a 一方、着任したばかりのオーウェンは、早速レジデントとインターン向けに生体実習を行う。使うのは4匹のブタ。オーウェンはいきなりブタにナイフを突き刺し「こいつらを救え」と指示する。鎮静させてあるからブタに痛みはないと説明するオーウェンだったが、イジーは動物虐待だと憤慨して実習を拒否。クリスティーナは、ジョージ、アレックスらとともに実習に臨むが、途中、オーウェンはクリスティーナの名前すら覚えていないことが判明する。
そんな中、ERに複数の外傷患者が運び込まれ、オーウェンはアレックスを連れてERへ。ジョージもカルテ書きを手伝うことになり、クリスティーナは4匹のブタの治療を一手に任される。なぜ、自分だけ人間ではなくブタの治療をしなくてはならないのかと、文句タラタラのクリスティーナ。仕方なく、レクシーたちインターンとブタの治療に取り組む。
インターンたちは、それぞれのブタを「ベイブ」「ウィルバー」など愛称で呼ぶが、クリスティーナは「名前を付けるな」とご立腹。しかし、治療を続けるうち、クリスティーナもいつしかブタたちを愛称で呼ぶようになる。そんな矢先、1匹のブタ(ウィルバー)の容体が急変。クリスティーナはブタを再切開し、血流が滞っている原因を発見。適切な処置を施し、見事ブタの命を救う。
やがて、実習室にオーウェンが戻ってくる。クリスティーナはブタたちの治療経過を彼に報告。オーウェンは、すべてのブタの命を救ったクリスティーナたちを「よくやった」と労いながら、「ブタを処分しろ」と指示する。ブタたちに情が移っているクリスティーナは、突然のオーウェンの指示に反発し、黙ってその場を立ち去る。
その後、クリスティーナはオーウェンに「私にはブタを殺せない」と言うが、オーウェンは「結局苦しむのはブタたち。このまま生かしておくのは人道的ではない」と反論。そんなオーウェンに対してクリスティーナは「あたしの名前、忘れてた?」と問う。「俺はもう前の俺じゃない。前は君の名前を覚えてた」と答えるオーウェン。シアトル・グレースを離れ、今日戻って来るまでの間に体験した過酷な出来事を、彼はクリスティーナに話す。前線外科チームとしてイラクに派遣されたが、奇襲攻撃に遭って自分以外の部隊のメンバー19人を失ったのだと…。その後、クリスティーナは、レクシーとともにブタたちを安楽死させる。
Greysanatomy_bamen6_4 アレックスは、頭皮裂傷で硬膜下血腫の外傷患者をERで担当。自らの判断でマークとデレクにも応援を頼む。しかし、オーウェンは「手は足りてる。レジテントに外傷の処置法を学ばせたい」と言って2人を追い返してしまう。そして、すばやく処置をするようアレックスを指導。アレックスは接着剤を使って止血するが、この処置にデレクとマークは、「オーウェンのがさつなやり方は、患者を危険にさらしている」と怒りをあらわにする。
イジーは、別の外傷患者のオペをオーウェンとともに担当。オーウェンは、「過去にも動物たちが医療の発展に貢献している」とイジーに説明するが、イジーはオーウェンの言い分を一切聞き入れず、真っ向からオーウェンの行いを否定する。
こうして、イジー、デレク、マークの怒りを買うことになったオーウェン。しかし、デレクとマークが苦情を言いにくると、意外にもオーウェンは2人の話を素直に聞く。そして、「場所が変わればやり方も変わる。もっといいやり方があるなら教えてくれ」と指導を請い、デレクとマークを拍子抜けさせるのだった。


【その他のキャラクターたちの動き】
イジーに対して正直になったはずのアレックスだったが、いきなり「他の男と寝るなら、俺も他の女と寝る」とイジーに言い、彼女を怒らせてしまう。アレックスがイジーに聞きたかったのは、真剣に付き合う気があるのかどうか。イジーは、そんなアレックスの本音に気付き、不器用な彼をリードする。
レクシーはまだジョージを許していなかったが、感情的になりやすい自分を反省してジョージと仲直りする。
メレディスは、トリの治療をめぐってリチャードと長時間顔を突き合わせていながら、彼が自分と目を合わせないことに気付き、その理由を本人に問う。いったんは思い過ごしたと言い逃れるリチャードだったが、最終的には「アナトミー・ジェーン」が、自分の過去の過ち(エリスとの不倫)を思い出させたのだと告白。メレディスに謝罪する。
またメレディスは、エリスの荷物の中からさらなる大量の日記を発見する。


【医学用語豆知識】
インオペ
「inoperable」の意。手術不能、切除不能の状態、またはその患者のこと。


【メレディスの一言】
終わらない戦いもある
不安定な停戦で終わる場合もある
結果的に、圧勝で終わる戦いもある
和平の印を贈って終わる戦い
希望をつないで終わる戦い
そういう戦いは大したことない
一番恐ろしい戦いと比べたら…


【今回のゲスト】
トリ役は「HEROES/ヒーローズ」のモリー役、アデール・ティシュラーちゃん。


やっぱりオーウェンがシアトル・グレースに! いきなりブタにナイフ…は、イジーでなくても怒り出す人がいそうなもの。しかし、4匹のブタの命を救ったクリスティーナとインターンたちの表情からは、彼らがブタから多くを学んだことが見て取れました。どこまでが、医療の発展のために許される犠牲なのか。その判断は難しい問題かも。
また、オーウェンは、シアトル・グレースに来るまでの間に過酷な体験をしていたことも明らかに。そのショックは、クリスティーナの名前を忘れさせるほど…。
そんなオーウェン、アレックスにはいい影響を与えたよう。エンディングで、「どうすればいいのか教えてくれよ」と素直にイジーに聞けたのは、デレクとマークの助言を進んで聞こうとするオーウェンの姿を見たからかもしれません。

2009.11. 9|グレイズ・アナトミー5、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(1)

11月2日(月) #5「孤独なチームプレー」

Greysanatomy_bamen5_2 ベイリーの指揮のもと、患者6人とその家族ら6人、計12人を対象とした腎臓のドミノ移植の準備が進められる。だが、ある男性患者の愛人がドナーになっていることが発覚し、同じくドナーになる予定だった患者の妻が辞退すると言い出したから大変。移植計画は中止になりそうになり…。一方、メレディスとデレクの臨床試験が、医学雑誌に「シェパード法」として取り上げられる。名誉をデレクに独り占めされて腹を立てるメレディスは、まだまだ一人前ではないとデレクに一蹴されてしまうが…。

今回のエピソードは…「つい期待しちゃうよね…度★★★★★」
メレディスとデレクの臨床試験のことが医学雑誌に取り上げられるものの、自分の名前は一切出ていないことにショックを受けるメレディス。そもそも自分があの治療法の発案者。もっと評価されてもいいはずなのに…。レクシーは、ジョージの再試験に協力してきたのに、全く振り向いてもらえない様子にがっかり。
そして、ドミノ移植の患者とその家族たち。ぎくしゃくする親子関係の修復に期待する父親、腎臓を提供することで不倫相手との絆が強まると考える愛人。それぞれの思惑は、どのような結末を見るのか!?


【STORY】
Greysanatomy_bamen5_a メレディスとデレクが行った臨床試験が「シェパード法」と医学誌雑誌にして紹介され、デレクの写真が表紙を飾る。ところが、記事のどこを探してもメレディスの名前はなし。デレクに名誉を独り占めされ、メレディスは腹を立てる。
そんな中、病院ではベイリーの調整のもと、患者6人とその家族ら6人、計12人を対象とした腎臓のドミノ移植の準備が進められ、メレディスたちもスタッフの一員としてチームを組む。患者やその家族が1人でも抜けたら計画は成り立たたなくなるという状況の中、イジーは良からぬ情報を耳にする。患者の1人、カートの息子PJが、親から1万ドルをもらうのを条件に腎臓の提供を決めたらしいのだ。イジーはこのことをベイリーに相談するが、とりあえず、1万ドルは早めのクリスマスプレゼントだというカートの言い分を信じることで、一同は納得する。
ところが、今度は別の問題が発生する。ドナーのリンジー・ハーマンは、どの患者とも家族関係になく、あくまでも善意で腎臓提供を望んだ聖人君子としてみんなからの賞賛を浴びていたが、実は患者の1人、スタン・マーサーの愛人と分かったのだ。それを知ったスタンの妻ナンシーは怒り心頭。自分はドナーを降りると言い出す。ベイリーは慌ててナンシーに代わるドナーを探そうとするが、そう簡単に適合するドナーが見つかるはずがない。患者やその家族たちも、ドミノ移植が中止になるかもしれないと戦々恐々。PJは、これまでの検査が無駄になり、1万ドルももらえなくなるかもしれないと言ってカートに文句を言う。その様子を見たイジーはカートに同情するが、アレックスは「患者に思い入れを持つ悪い癖が出た」と指摘。イジーは「いい人でいくのか、最低な奴でいくのか、どちらか選んで」とアレックスに反論する。
その後、リチャードはドミノ移植の中止を決定。ベイリーは、ドナーを降りたナンシーに退院の手続きをさせる際に、やんわりと彼女を説得する。「臓器提供は素晴らしいことだが、誰にも強制はできない。しかし、協力してくれればご主人だけでなく5人の人間の命を救える」と。結局、ナンシーはドナーになることに同意。予定通りドミノ移植が行われることになる。
そして、いよいよオペがスタート。メレディスも助手としてオペに入るが、こともあろうか移植する腎臓を床に落としてしまう。焦る一同。しかし腎臓は生きており、事なきを得る。メレディスは、医学雑誌の件でデレクから「君はまだレジデントで一人前じゃない」とたしなめられたことに反発していたが、そんな矢先にこのミス。確かに自分は未熟だと思い知らされる。
こうしてドミノ手術は無事に終了したが、術後、カートの容体が急変する。PJとのこじれた親子関係を修復しようと必死なカートは、苦しみながらPJの名前を呼ぶ。アレックスは、すぐさまPJのところへ。父親に自分の気持ちを伝えないと一生後悔すると言ってPJを怒鳴りつける。事の重大さに気付いたPJはカートと面会。PJは、泣きながらカートの手を握る。
スタンの愛人リンジーは、術後、自分に会いに来ようとしないスタンの態度にショックを受け、腎臓を提供したことを後悔する。また、ベイリーはナンシーを患者チェンの病室に連れて行く。チェンは、ナンシーの腎臓をもらった患者。ナンシーは、自分がチェン本人とその家族からどれだけ感謝されているかを知る。
Greysanatomy_bamen5_4_2 場面は変わりジョーの店。腎臓を落とした自分の未熟さを嘆くメレディス。そこにデレクがやって来る。ベイリーから「メレディスは感謝の言葉を聞きたいだけ」とアドバイスされたデレクは、「シェパード法」の確立にはメレディスの協力が必要不可欠だったときちんと彼女に礼を言い、ビン入りの腎臓をプレゼントする。これは、ドミノ移植の勲章のようなもの。これに機嫌を直したメレディスは、デレクと仲むつまじくジョーの店を後にする。
クリスティーナは、バークと別れて以来セックスとはご無沙汰。いっそのことインターンと寝ようかと考えるほどだったが、やはり相手は“本物”の男がいいと思い直す。そして、1人でジョーの店を出ようとする彼女の耳に、ふと聞き覚えのある声が響く。それは、ツララを抜いたあのオーウェンだった!
カートとPJの親子をめぐる一件以来、イジーはアレックスのことが気になり始めていた。そして、「どんなに嫌がられようと心配するのはやめない」と、アレックスのことを気にかけていることを本人に告白。アレックスは、そんなイジーにキスで応じるのだった。


【その他のキャラクターたちの動き】
カリーとエリカは、ついにベッドイン。エリカは楽しんだ様子だが、カリーにしてみればまるで産婦人科の診察。リベンジを賭けたいカリーは、マークから秘技(?)の指南を受けてエリカと再トライする。
ジョージがインターン試験に合格したことを受け、クリスティーナ、イジー、アレックスの3人は、ジョージにどのインターンを譲るか、インターンの品定めを始める。結局、リチャードの鶴の一声でジョージのインターンが決まるが、インターンたちはジョージを馬鹿にし…。そんな中、レクシーだけはロッカーをお祝いに飾ってやるなどしてジョージに尽くすが、ジョージはほとんど目もくれず。レクシーは、自分をインターンに指名してくれなかったジョージに不満をぶつける。


【メレディスの一言】
僕は岩
僕は島
外科医は大抵、呪文のごとくそうつぶやいてる
自分は独立独歩
孤独を愛する一匹狼
オペ室とメスがあって患者さえいれば仕事はできる
でも、実際はどんな名医も1人じゃオペできない
人生もオペもチーム・スポーツ
いずれは態度で示さなきゃならない
自分はどういうチームの人間か


【今回のゲスト】
カート役は「エイリアス」のマーカス・ディクソン役で知られるカール・ランブリー。スタン役は「ブル~ウォール街への挑戦~」でロバート・“ディト”・ロバーツIII世を演じたジョージ・ニューバーン。PJは、「CSI:マイアミ」の第2シーズン~第4シーズンにラボ職員として複数話出演、「失踪 -Vanished」への出演でも知られるレスリー・オドム・Jr。


「シェパード法」に対抗した、マークの「スローン法」。医学の分野ではなく、そちらの分野ですか! と思わず笑ってしまった方も多いのでは。みなさんの、ご意見・ご感想もどしどしお聞かせ下さい!

2009.11. 2|グレイズ・アナトミー5、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(1)

10月26日(月) #4「素晴らしき新世界」

Greysanatomy_bamen4_a_2 「ジュニア・レジデントに専門分野はなし」という方針のもと、クリスティーナはクリニックを担当。発疹が出ている患者のために皮膚科に薬をもらいに行き、外科の日常とはかけ離れた異色の世界に衝撃を受ける。イジーとアレックスは患者強奪合戦を展開。エリカの下についたメレディスは、見栄を張って知ったかぶりをするが…。

今回のエピソードは…「正直が何より!度★★★★★」
知ったかぶりがバレて、エリカにたしなめられるメレディス。怒りをぶつける相手はイジーしかいないと本音を漏らすアレックス。同性とのセックスへの不安を正直にエリカに打ち明けるカリー。正直さは、人間関係を円滑にするための潤滑油!


【STORY】
デレクがメレディスの家で同居を始めて1週間。出だしはなかなか順調に見えたが、デレクがメレディスの母エリスの日記を見つけたことで、メレディスは自分の空間を土足で荒らされたような気がして落ち着かなくなる。
そんな中、病院ではリチャードが打ち出した「ジュニア・レジデントに専門分野はなし」という方針のもと、メレディスはエリカの下について、感染症心内膜炎の8歳の少年、ダンカンを担当する。ダンカンは点滴やオペを嫌がり母親を困らせていたが、ジョージが自分の腕に針を刺して見せたり、オペの現場を見学させたりして大奮闘。おかげで緊張がほぐれたダンカンは、オペを受けることに同意する。
ダンカンに行われるのは「ロス手術」。心臓外科の経験が乏しいメレディスは、クリスティーナから受けたアドバイスの受け売りで、「ロス手術」の経験があるかのように振る舞う。エリカは、そんなメレディスの知ったかぶりを見抜いた上で、あえてオペで彼女に縫合を手伝わせる。そして、「2度と嘘をつかないように」と後からメレディスをたしなめるのだった。
クリスティーナはイジーに代わってクリニックを担当。オペがしたいクリスティーナは、発疹でクリニックを訪れたボルソコフスキーの発疹を、人喰いバクテリアが原因ではないかとマークに持ちかける。しかし、単なる発疹だとマークに一蹴され、仕方なく皮膚科に薬をもらいに行くことに。Greysanatomy_bamen4_3_2そして、皮膚科に到着したクリスティーナは、衝撃的な光景を目の当たりにする。そこは、時間的にも精神的にも余裕たっぷり、ギラギラした競争心とは無縁のスタッフが揃ったユートピアのような世界! クリスティーナはポケベルでメレディスを呼び出し、その後イジーも加わって、3人はしばし皮膚科特有の世界観を堪能する。
そんな中、ボルソコフスキーの容体が急変。クリニックに戻ったクリスティーナは、適切な処置で彼女を救い、自分は外科向きの人間なのだと再認識する。皮膚科に転科したところで、いずれ物足りなさを感じるようになるはず…。その思いは、メレディスもイジーも同じだった。
一方、アレックスとイジーはERを担当。アレックスは、妻のマリアンヌにリモコンを投げつけられて負傷したアーニーをイジーに押しつける。しかし、イジーがアーニーに脳神経外科系の疾患の疑いがあると見抜いた途端、アレックスは態度を急変。イジーから患者を奪うべく、CT検査を率先して行う。そして、予想通り大きな脳腫瘍が見つかると、イジーを出し抜いてオペに入る権利を獲得。イジーは、アーニーは自分の患者だとデレクに抗議するが、個人的な問題に付き合う気はないと突き放されてしまう。
結局、イジーは自力でオペの権利を奪い返す作戦に出ることに。アーニーに優しく接した上でアレックスは不調だと吹き込み、彼が自分を指名するように向ける。患者自身の希望とあらば、デレクも担当を変えざるを得ない。イジーは「友達だと思って力になってきたがもう終わり」とアレックスに言い放ち、自分はオペに参加する。
Greysanatomy_bamen4_2_3 オペの終了後、手術成功の報告を受けた妻のマリアンヌは、夫が病気だと気付かずに怠け者扱いしてののしった自分を責める。イジーはそんな彼女のことを、「人は愛する人に時々ひどい仕打ちをする。間違いを犯しただけ」と言って慰める。
こうして幕引きとなった2人の患者強奪合戦。デレクは個人的な感情で患者を取り合ったことについて2人を非難する。アレックスは、「自分の中に沸き起こる怒りをぶつけられるのはお前しかない」とイジーに本心を打ち明けるのだった。


【その他のキャラクターたちの動き】
クリスティーナとともに新しいアパートに引っ越したカリーはエリカから本格的なデートの誘いを受ける。笑顔で承諾したものの、女性とのセックスの経験がないカリーは内心不安でいっぱい。その気持をついベイリーに吐露してしまう。ベイリーは2人がそのような関係になっていると知って驚くが、女性同士のセックスを見知らぬ国への旅に例え、2人でよく話し合い、相談しながら進むべきだと優しくアドバイス。カリーは、自分の気持を正直にエリカに話す。
ジョージは試験に合格し、晴れてインターンを卒業できることとなる。レクシーは2人で合格祝いをしようとするが、ジョージはイジーとメレディスのところへ一目散。取り残されたレクシーは、寂しさをかみしめる。
エリスの日記の件で、メレディスが動揺しているのに気付いたデレクは、同居をやめてトレーラーに戻ってもいいとメレディスに提案。しかし、メレディスは「ここにいてほしい。母の部屋を使っても構わない」と返答する。デレクはメレディスの息抜きの場として自分のトレーラーを提供することに。メレディスは早速トレーラーにクリスティーナを呼び、勇気を出して母の日記を読み始めるのだった。


【メレディスの一言】
自分は怖いものなしで、知られざる土地への探検に出かける気満々だと思いたい
でも、実際はいつも怖がってる
恐怖は魅力の一部なのかも
ホラー映画を見に行ったり、メスをふるったり、暗い海に飛び込んだり
1日の終わりに聞きたいのはそういう話かも
お酒と友達と45分、時間があったら
順風満帆じゃつまらない
ちょっとした災難が、話を盛り上げるのだ


【今回のゲスト】
ダンカンの母親役は、「ザ・ユニット4 米軍極秘部隊」のジョス役や、「恋するブライアン」のリサB役のブレ・ブレア。


同じ病院、同じレジデントでもこうも違うのか!という皮膚科の様子が面白かった今回。ラズベリー・ウォーターに、マッサージ・セラピストによるハンドケア…。さあ、みなさんは皮膚科と外科どちらがいい? ご意見・ご感想をどしどしお聞かせ下さい!

2009.10.26|グレイズ・アナトミー5、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(1)

10月19日(月) #3「ココロとカラダの限界点」

Greysanatomy_bamen3_2 教育プログラムの見直しに向けて、リチャードは外科医を招集。3年目までのレジデントは専門分野を持たずにあらゆる分野で経験を積むことなど、新たな方針を打ち立てる。これにより、普段ならクリスティーナが担当しそうな大動脈瘤の患者ジャックをアレックスが担当。人生を悲観して手術を嫌がるジャックに、アレックスは自分と重なる共通点を見つけ出す…。

今回のエピソードは…「誤算度★★★★★」
なんと言っても最大の誤算は、リチャードが水漏れのを軽視したこと。ベイリーの忠告を無視した結果、オペ中に患者の真上の天井が落下するというアクシデントまで勃発してしまう。
そして、クリスティーナの誤算は、イジーが探してきたアパートを自分とカリーための部屋だと思い込んでしまったこと。これによって、イジーに孤独を味わわせる結果に…。
結果オーライの誤算も。不運ばかり続くと嘆いていた患者のジャック。人生は彼が思っているほど悪いものではなかった! オペ中の天井の落下がきっかけとなり、通常なら見つからないような早期の癌を発見できたのだ。そんなジャックの姿にアレックスが刺激を受けたのも、ちょっと嬉しい誤算か!?


【STORY】
メレディスは、クリスティーナが「デレクとはうまくいかない」と言ったことが気がかり。自分自身のことなのに、クリスティーナの意見に影響されて揺れてしまう。しかし、すでにデレクはメレディスの家に移ってきて、イジー、アレックスが出て行くのは時間の問題という構え。メレディスは、デレクと2人のルームメイトの板ばさみになる。
そんな中、外科研修プログラムの見直しに先立ち、リチャードが医師たちを招集。「3年目までのレジデントは専門分野を持たずにあらゆる分野で経験を積む」「個人的な関係を仕事に持ち込まない」という方針を打ち立て、患者に思い入れを持ちすぎないよう指導する。これにより、いつもならクリスティーナが担当するはずの大動脈瘤の患者ジャックはアレックスが担当することになる。
ジャックは不運ばかり続いていると人生を悲観していたが、事実、車椅子が壊れたり、転んで転倒したり(水漏れのせい)、検査中にCTが故障したり(これも水漏れのせい!)とハプニングが続発。本当は気になる女性がいるのだと打ち明けるジャックに、イジーに対して素直になれない自分を重ね合わせたアレックスは、「オペを受けて女性に声をかけろ」と励ます。
メレディスはデレクの下につき、7年も激しい頭痛に悩まされ続けているバリーという男性を担当していたが、リチャードの指示でクリスティーナと交代する。バリーには両側帯状回切除(りょうそくたいじょうかいせつじょ)のオペが行われる予定になっていたが、クリスティーナの指導下にあるレクシーが耳鼻科的原因を疑う。Greysanatomy_bamen3_4 実はレクシーは抜群の記憶力の持ち主。ジョージの試験勉強を手伝う過程で読んだ、ある論文の症例を思い出したのだ。
レクシーから相談を受けたマークが検査した結果、レクシーの読み通り、バリーは前篩骨(ぜんしこつ)神経欠陥圧迫症候群という疾患を患っていたことが明らかになる。やっと頭痛の原因が分かったことに安堵するバリー。クリスティーナもバリーのこれまでの苦悩に耳を傾ける。
バリーのオペはマークが執刀することとなり、見事に希な疾患を見抜いたレクシーのこともオペに誘う。しかし、ジョージに無事に再試験を受けさせてあげたいレクシーは、オペを断ってジョージを手伝うことに決める。
大腸癌で肝転移が認められる30歳のシェリーは、イジーに代わってメレディスが担当することになる。闘病に疲れている彼女は、病気以外の会話を楽しみたくて、メレディスに彼氏のことを質問する。メレディスもシェリーとのおしゃべりに付き合ってしばし楽しむが、オペの結果、予想以上に癌の転移が進んでいたことが判明。30歳という若さで死を待つことしかできないシェリーの境遇に、メレディスは心を痛める。
Greysanatomy_bamen3_a ジョージは、いよいよインターンの再試験に挑むことを許される。ところが、試験会場となる会議室で水漏れが発生。別の場所を探そうとするうち、院内のいたるところで水漏れが起きていることが判明。ジョージはリチャードを助けるべく、水漏れの対処に奔走することとなる。ベイリーは、いったん外科を閉鎖して根本的に対処すべきだとリチャードに進言するが、ランキングの転落以来、名誉挽回に燃えているリチャードは、ベイリーの意見を突っぱねる。
ところが、このリチャードの判断ミスが思わぬ惨事を招く。水漏れは想像以上に大規模で、ジャックのオペ中に、真上の天井が落下するというアクシデントが勃発。ジャックは開腹中だったため、念入りに腹腔内のチェックが必要な事態となるが、意外にもこれが幸運を招く結果に。何と、ジャックの膵臓に初期の癌が見つかったのだ。もし、水漏れの事故がなければ見つけることはできなかった癌…。ジャックは、不運から一転、思わぬアクシデントをきっかけに命拾いする。
この一件でようやく判断ミスを認めたリチャードは、外科の閉鎖を決断。そして、ジョージはリチャード立ち会いのもと、念願だった再試験に挑むのだった。


【その他のキャラクターたちの動き】
マークにエリカとのことを話してしまったカリー。エリカは2人の関係を勝手にマークに話したカリーに腹を立てるが、最後には「マークはあなたの裸を見てるからしゃくなの」と打ち明けてカリーと和解。カリーとマークの友情を認める。
Greysanatomy_bamen3_3 メレディスの家を追い出されるかもしれないと知ったイジー。貸しアパートのチラシを見つけてきてアレックスに同居を持ちかけるが、あっさりと断られてしまう。イジーは懲りずにクリスティーナを誘うが、ちょっとした誤解からクリスティーナはカリーと住むつもりでいい物件が見つかったと大喜び。イジーは自分には誰も寄り添う人間がいないと落ち込む。しかし、イジーもアレックスも家族同然だという思いに至ったメレディスは、2人を追い出せないとデレクに話す。デレクは、ひとまずメレディスの考えに理解を示す。
そんなこんなのメレディス。もうハッピーになったからセラピーはやめると精神科医のワイアットに宣言。セラピーをやめるのはまだ早すぎるというワイアットに対し、「若い患者が病に冒されるような理不尽な世の中なら、セラピーを受けて幸せになる努力をしても意味がない」と反発する。ワイアットは、「幸せになるのが目標なのではなく、ひどいことが起きたときにそれを受け止めて生きていけるようになるのが目標」とメレディスを諭すのだった。


【メレディスの一言】
傷は縫える
損傷は治せる
痛みも緩和できる
でも、人生の破綻や挫折というのは、科学じゃ割り切れない
規則性がない
直感で切り抜けるしかない
外科医にとってそれは最悪、だけど最高


【今回のゲスト】
シェーン役のサマンサ・クァンは、「CSI:マイアミ」のラボスタッフ(ジェイン)として、現在WOWOWで放送中の第7シーズンより複数話登場予定。シェリーの姉を演じていたスージー・ナカムラは、「ザ・ホワイトハウス」のサムの秘書キャシー役。


不幸だった人生が好転し始めたジャックの話、アレックスのようにみなさんも刺激を受けたのでは? それにしても、あの水漏れ。あまりにもひど過ぎですよね…。
みなさんの、ご意見・ご感想もどしどしお聞かせ下さい!

2009.10.19|グレイズ・アナトミー5、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(1)

10月12日(月) #2「夢の名残 PartII」

Greysanatomy_bamen2_a ツララが刺さって処置室に運ばれたクリスティーナは、自分のオペでの失敗を悔やんでいた。そんな彼女の処置をしたオーウェンは、「失敗から学べばいい」と励まし、キスをして去って行く。

今回のエピソードは…「友情にジーン度★★★★★」
自分の夫と浮気をしていた親友アンナを何とか受け入れようとするサラベス。そこにあるのは、友情という名の絆…。メレディスもまた、親友であるクリスティーナに、デレクとの関係を進める後押しをしてもらいたくて落ち着かない。改めて友情を築き始めたイジーとアレックスは、メレディスの一言がきっかけでギクシャク。イジーはこの件でメレディスに腹を立てていたが、アンナとサラベスに刺激を受けてメレディスを許し…。


【STORY】
腹部にツララが刺さり、処置室に運ばれたクリスティーナ。メレディスとの老後を幻覚に見ながら、自分のふがいない姿にいら立ちを募らせる。何せ、オペでミスをしてヴィンセントの命を危険にさらしたばかりなのだ。しかし、メレディスはそんなクリスティーナに対しても遠慮はない。クリスティーナがなぜ「デレクとうまくいかない」と言ったのか、その真意を聞き出すべくしつこく食い下がる。メレディスにとって、新たな一歩を踏み出すにはクリスティーナの応援が必要不可欠なのだ。
そんな中、デレクは硬膜下血腫になったベティのオペに挑む。途中、ローズのミスでデレクは手を切ってしまうが、オペは無事終了。その直後、患者のフィルに対して低体温療法が行われようとしていると知って大いに憤慨。デレクはリチャードに猛抗議をするが、リチャードは低体温療法に挑戦すると断言し、デレクの意見を突っぱねる。そして、いよいよ低体温療法の処置がスタート。途中、体温が下がり過ぎるというハプニングに見舞われるものの、人工心肺を使うことでピンチを脱出。パニックを起こしそうになるカリーをエリカが励まし、何とか処置は成功する。足を動かせるようになったフィルの姿を見て、結果的にデレクも処置の成功を喜ぶのだった。
今晩で保険が切れると聞かされたサラベスは、マイケルに事情を問いただす。しかし、声を失ったマイケルから返答は得られない。そんなサラベスの姿を見たアンナは、マイケルが8ヵ月前に会社をクビになったこと、自分と不倫をしていたことを、すべて彼女に打ち明ける。真実を知り、大きなショックを受けるサラベス。アレックスは、「(マイケルが)奥さんを想ってないわけじゃない」と彼女を慰める。
Greysanatomy_bamen2_4 その後、マイケルには腹部の痛みが生じ、オペが必要な状況に。ベイリーは、保険のことは後回しにしてマイケルのオペを行うことを決め、マイケルは、オペの直前にサラベスへの謝罪の手紙を書く。声の出ないマイケルに代わり、手紙を読み上げるレクシー。それを聞くサラベスの目には涙がにじんだ…。そして、マイケルのオペは、保険が切れた午前2:30にスタート。ベイリーはオペ室の時計の針を午後11:58まで戻し、保険が利くようにしてやる。
一方、予断を許さない状況にあったヴィンセントが息を引き取る。病院のランキングが下がったことでいら立っていたリチャードは、クリスティーナの代わりにヴィンセントの担当につけたメレディスに八つ当たり。Greysanatomy_bamen2_3_3 ようやくオーウェンにツララを抜いてもらったクリスティーナは、ヴィンセントの死を知って自分を責める。オーウェンはそんな彼女に対し、「失敗から学べばいい」と励ましの声をかける。
自らオペを終えたばかりのベティにも、夫ヴィンセントの死が伝えられる。しかし…、彼女の口から出たのは「何があったの?」という言葉。彼女の記憶障害は、オペでも治らなかったのだ。事故という悲劇によって、大切な友人たちに訪れた悪夢。サラベスはアンナへの怒りを抱えながらも、親友同士として互いに支え合う道を選ぶ。
また、リチャードは無謀ながらも優れた手腕を発揮したオーウェンを気に入り、シアトル・グレース病院で働かないかと誘いをかける。オーウェンはその申し出を辞退するが、クリスティーナには興味を示したのか、彼女にキスをしてから病院を去るのだった…。


【その他のキャラクターたちの動き】
自分が泣いたことをイジーがメレディスにバラしたと思い込むアレックス。イジーはイジーで、アレックスが怒っているのは、メレディスのせいだと思い込んで腹を立てていたが、サラベスとアンナの様子を見て許す気持ちになる。また、イジーはデニーと再会する幻想を見る。
レクシーは、ひょんなことからジョージとメレディスが過去に関係したことを知る。レクシーは、ジョージからメレディスとのことを聞き出すものの、自分の思いをジョージに伝えることはできない。
あの日のキス以来、互いに避け合っていたカリーとエリカ。低体温療法の成功がきっかけで久しぶりに会話をした2人は、互いに同性愛の経験は初めてで戸惑っていたことを知って安堵。怖がらずに2人で一歩一歩進んでいこうと話す。
Greysanatomy_bamen2_2ローズはオペ中、誤ってデレクの手を切ってしまう。それがきっかけでデレクを忘れる踏ん切りがつき、小児科へ移る決心をする。
クリスティーナは、メレディスとデレクのことを応援すると告げ、メレディスはその一言に後押しされてデレクとの同居を決める。
リチャードは、自分を含め全員がたるんでいたと反省し、外科研修プログラムの規定を変えることにする。


【メレディスの一言】
「昔々」「幸せに暮らしました」、語られる夢物語
おとぎ話は実現しない
現実はもっと荒々しい
もっと暗い
もっと恐ろしい
現実…
「幸せに暮らしました」で終わる物語より面白い


【今回のゲスト】
今回は連続のエピソードのため、ゲストは前回同様。詳しくはこちらで。


バーク以来、恋愛とはご無沙汰だったクリスティーナに恋の予感!? 治療も型破りなら、女性に対しても大胆なオーウェン。今後、2人の関係に要注目です。
一方、イジーは幻想(?)の中でデニーと再会。そして、メレディスはいよいよデレクとの同居を決意! 今度こそハッピーな展開になることを期待して…。
みなさんの、ご意見・ご感想もどしどしお聞かせ下さい!

2009.10.12|グレイズ・アナトミー5、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

10月5日(月) #1「夢の名残 PartI」

Greysanatomy_bamen1_4_2 国内教育病院のランキングで、上位から12位に転落したシアトル・グレース病院。それぞれがショックを受ける中、スリップ事故のケガ人の処置で院内はてんてこまいになる!

今回のエピソードは…「新鮮度★★★★★」
新シーズンのスタートにふさわしく、軍医のオーウェンという新たなキャラクターが登場。その型破りな性格に、最近恋愛とはご無沙汰だったクリスティーナの食指が動く!? また、これまでランキング上位につけていたシアトル・グレースにとって、12位という順位の転落はある意味“新鮮”な経験。外科を率いるリチャードを始め、医師やスタッフたちはさあどうする!? そして、デレクとの関係を一歩進めようとするメレディス。2人の“新鮮”な前途には、夢に見たような世界が広がっているのか?


【STORY】
Greysanatomy_bamen1_3 外は季節外れの雪。閑散としたER前で患者の到着を待つベイリーたちの気持は暗かった。それもそのはず、これまで国内教育病院のランキングで上位にランキングされていたシアトル・グレース病院が、最新のランキングで12位に転落したのだ。これには、リチャードを始めとする関係者一同大ショック。院内は一気に重苦しい雰囲気に…。
そんな中、事故を起こしたリムジンがER前に滑り込んでくる。乗っていたのは、舞踏会に行く途中だったサラベス、アンナ、ベティの3人と運転手のビリー。サラベスとアンナは軽傷だったが、ベティは硬膜下血腫で30秒しか記憶を維持できない状態に。ビリーは重体で、治療のかいもなく死亡する。
その後、3人の男性が乗ったリムジンが衝突事故を起こしたとの情報が入る。マーシー・ウェスト病院に搬送されようとしているその3人の男性が、サラベスたちの夫ではないかとにらんだベイリー。患者たちをマーシー・ウェストから奪うべく、サラベスたちにシアトル・グレースへの搬送を要求させる。そして、ほどなくして運ばれてきたのは、やはりサラベスの夫マイケルと、アンナの夫フィル、ベティの夫ヴィンセントだった。彼らには、通りがかりの軍医オーウェン・ハントが同行。オーウェンは、とっさの判断でマイケルにペンで気管切開を施しており、その無謀とも言える処置をクリスティーナは面白がる。
ヴィンセントは、多発性外傷や頭蓋陥没骨折で重体。手の施しようがない状態に思えたが、これまで教育病院として上位に君臨してきた誇りにこだわるリチャードは、何としてもこの患者を救うのだと言って譲らず。エリカ、クリスティーナらとオペに臨む。途中、クリスティーナが処置を間違え、ヴィンセントは心肺停止に。オペは最小限にとどめられ、術後も危険な状態が続く。
フィルは、脊髄損傷で脚が麻痺状態。デレクはオペで脊髄損傷の修復するが、麻痺を治すことはできず…。カリーは、オーウェンが提案する低体温療法で麻痺を治せるかもしれないと考えるが、デレクは危険すぎるという理由から猛反対。しかし、積極的な治療を行いたいカリーは、リチャードに直談判して低体温療法を行う許可を取り付ける。
喉に気管切開のためのペンが突き刺さったマイケルは、マークのオペで気管の修復を受けることとなる。マイケルは腹部にもケガを負っており、場合によってはさらなるオペが必要な状態だったが、ここで問題が浮上。マイケルの保険は今夜12時で期限が切れることが判明したのだ。家計の状況を把握していなかったサラベスは、予想だにしない状況に気が動転する。
Greysanatomy_bamen1_2 一方で、アンナはひどく心を痛めていた。その原因は夫フィルのケガのことだけではなかった。気になるのはマイケルのこと…。実はアンナは、マイケルと不倫関係にあったのだ。この秘密をアンナから打ち明けられたメレディスは、完璧な夫婦生活などあり得ないのだと実感。デレクとの新生活にますます不安を募らせる。というのも、デレクとの同居を決心して以来、メレディスはデレクが死ぬという悪夢を見続けていたのだ。ああでもない、こうでもないとデレクとのことを延々とクリスティーナに聞かせるメレディス。処置の失敗でヴィンセントを命の危険にさらしてしまったクリスティーナは、メレディスのおしゃべりに付き合うのも我慢の限界。病院の玄関前で「口閉じて!」と不満をぶつける。そしてその瞬間、足を滑らせて転倒。仰向けに倒れたクリスティーナの腹部に、大きなツララが落下してブスッと突き刺さる!


【その他のキャラクターたちの動き】
デレクに振られたローズは、オペ中に嫌みを言ってデレクを困らせる。
レクシーは、すっかりジョージに夢中。ジョージに冷たく当たるマークに文句を言い、ジョージを好きなことをマークに知られてしまう。
エリカは、教育病院の一員として、もっと部下を指導するようにリチャードから諭される。
レベッカの件で落ち込むアレックスをキスでなぐさめたイジー。アレックスの長所にあらためて気付いた彼女は、「アレックスはいい人になった」とメレディスに話す。ところが、これを知ったアレックスは、自分が泣いたことまでイジーがメレディスにばらしたのだと勘違い。イジーに対して腹を立てる。


【メレディスの一言】
子どもの頃、寝る前に聞かされた物語
靴はシンデレラの足に合い、カエルは王子様に変身
眠れる森の美女はキスで目を覚ます
「昔々」で始まり、「幸せに暮らしました」で終わる
おとぎ話、夢物語…
問題は、おとぎ話は実現しないということ
実現するのは、嵐の夜で始まり、後味の悪い終わり方をする物語
たいていは悪夢が現実のものとなる
「幸せに暮らしました」ってフレーズを作った人は、思いっきり痛い目にあうべき!


【今回のゲスト】
今回より、軍医のオーウェン・ハントがレギュラー入り! 演じているのは、ケヴィン・マクキッド。「ROME[ローマ]」のルキウス・ヴォレヌス役や、「ジャーニーマン 時空を越えた赤い糸」のダン・ヴァサー役でもおなじみの人気実力派俳優です。映画『近距離恋愛』では、主人公のハンナの婚約者役で、デレク役のパトリック・デンプシーとの共演も果たしています。
Greysanatomy_bamen1_5 親友の夫と不倫をしていたアンナ役は、「ピケット・フェンス」のジル・ブロック医師役でエミー賞を獲得しているキャシー・ベイカー。「ボストン・パブリック」や「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」などへのゲスト出演も記憶に新しいところです。
ベティ役は、映画『昼下りの決斗』『マーニー』などで知られるベテラン、マリエット・ハートレイ。
サラベス役は、トニー賞を2度受賞、ミュージカル女優としても有名なバーナデット・ピーターズ。


ハッピーエンドを迎えたはずのメレディスとデレク。しかし、メレディスがそう簡単にこの幸せを受け入れるはずがない!?
そして、バークとの破局以来、異性とは縁がなかったクリスティーナの前に現れたのが、型破りな治療を行う軍医のオーウェン。彼は今後も引き続き登場するようなので、クリスティーナとの絡みが楽しみです。
みなさんの、ご意見・ご感想もどしどしお聞かせ下さい!

2009.10. 5|グレイズ・アナトミー5、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

3月7日(土) #17「自由に向かって PartII」

Greys4_17_1 ●臨床試験、ついに成功!
メレディスとデレクはベスの処置を成功させ、ようやく臨床試験で成果を上げる。そして、試験の成功とともに、抱えていた問題に対する答えを見つけたメレディスは、再びデレクと心を通わせ、2人の家を建てる予定だった高台の土地で熱いキスを交わす。
●自殺を図ったレベッカ。彼女の心の病を認めるアレックス
自殺未遂という事態に発展しても、レベッカを精神科に診せようとしないアレックス。しかし、最終的にはレベッカの境界性人格障害を認め、泣く泣く彼女を精神科の専門施設に入れる覚悟を決める。無力感にさいなまれたアレックスは、慰めを求めてイジーにキスをする。
●ジョージに追試験のチャンスが!
1点差でインターンのやり直しとなったことに、どうしても納得がいかないジョージ。思い切ってリチャードに抗議し、追試験のチャンスを得る。ジョージは、自分を励ましてくれたレクシーに感謝のキスをする。
●エリカを好きだと認めるカリー
カリーはエリカを愛していることを認め、その思いをキスでエリカに伝える。


【STORY】
アレックスは、自殺を図ったレベッカを連れてERへ。精神科に診せるべきだというイジーの助言に逆らい、自分でレベッカの面倒を見ると言い張る。しかし、レベッカの状態は深刻で、もはやアレックス個人の手に負えるような状況ではない。イジーはどうやってアレックスを説得すればいいのか悩み、ベイリーに相談する。ベイリーは、才能も経験もあるのだから、どう対処すればいいか分かっているはずだとイジーを応援。覚悟を決めたイジーは、アレックスとレベッカの元へ精神科医を連れていく。アレックスはイジーの強引なやり方に猛反発し、過去に心の病を抱えた母親を世話した経験があるから大丈夫だと主張。しかしイジーは、医師としての毅然とした態度でアレックスを黙らせる。
Greys4_17_a 最終的に、アレックスもレベッカの境界性人格障害を認め、彼女を精神科の専門施設に移すことに同意。無力感にさいなまれたアレックスは、慰めを求めてイジーにキスをする。
一方で、セメント漬けとなったアンドリューの処置も続いていた。不安におびえるアンドリューはローラにそばにいてほしいと願うが、ローラは力になれないと言って拒否。それは、アンドリューに対する思いがないからではなく、友人たちにアンドリューのことを好きだという本心を知られるのを恐れていたためだった。
そんな中、いよいよアンドリューの処置も大詰め。最後のセメントの破片を取り除かれる。コンクリートの下にたまっていた毒素が一気に心臓にまわり、心停止に陥るアンドリュー。すぐに心肺蘇生と気管挿管が行われ、マーク、エリカ、カリーらがオペを行う。幸いオペは順調に進むが、終盤で肺塞栓(そくせん)除去術が必要な状態に。リチャードはクリスティーナに処置を任せる。途中、オペ室に戻ってきたエリカはクリスティーナに代わって処置を行おうとするが、「黙って!私に任せて!」とクリスティーナはエリカをはねつける。差し置かれた形となり、ショックを受けるエリカ。リチャードは、「もっとレジデントを指導するように」と彼女を諭す。この2人のやりとりを聞いたクリスティーナは、レクシーに縫合を教える。
Greys4_17_e 結局、アンドリューは命をとりとめた。「人の目を気にせず正直になった方がいい」というカリーの助言に心を動かされたローラは、ようやく彼の元へ。優しくキスをして無事を喜ぶ。その様子を見て、自分もエリカを愛し始めていることを認めべきだと思い知らされたカリー。マークに背中を押され、ついに自分の思いをキスでエリカに伝える。
たった1点差でインターンをやり直すことになったと知ったジョージは、自分の不運な境遇を呪って投げやりになる。レクシーは、ジョージには誰よりも多くの推薦状が集まり、その中には、医師としての能力が卓越しているという意見もあったことを強調。懸命にジョージを励ますが、ジョージの気持ちはなかなか晴れない。そして、ついに不満を爆発させたジョージは、「もう一度チャンスをもらう資格がある」とリチャードに抗議。リチャードもジョージの訴えを認め、追試験のチャンスを与える。これに気をよくしたジョージは、レクシーに感謝のキスをする。
家庭と仕事の両立で悩んできたベイリーは、物事の全体像をとらえることで問題解決の糸口を捜していた。そして、何かを手放すしかないと悟った彼女は、クリニックの運営をイジーに任せることに決める。イジーは、医師としての能力が評価され重大な責務を与えられたことを喜び、ベイリーに感謝する。
また、リチャードはトレーラーを引き払い、家に戻りたいという意思をストレートにアデルにぶつける。アデルもそんなリチャードを受け入れる。
メレディスとデレクの臨床試験は、継続が危ぶまれる事態に陥っていた。デレクは、ジェレミーが死んだことで完全に自信を喪失。ベスのオペに消極的な態度を示す。しかし、ベス本人はオペを希望。メレディスもオペへの意欲を見せ、今度こそうまくいくと言ってデレクを励ます。デレクは、メレディスの期待に応えられない自分への苛立ちを抱えながらも、ベス本人の意思を尊重してオペを行うことに。結果的に処置はうまくいき、ベスの腫瘍は徐々に小さくなる。
こうして臨床試験は成功したものの、リチャードは自分に黙って2人目の患者にオペを行ったメレディスを叱責。メレディスは、母エリスがリチャードとの別れの辛さから自殺未遂を図ったことを持ち出してリチャードに歯向かう。
メレディスは、母エリスの自殺未遂の件と向き合おうと、ワイアットとのセラピーを重ねている最中でもあった。試験の成功とともに、ようやくワイアットの言うことが正しかったことに気付くメレディス。やはりエリスは、本気で死のうとしたのではなかったのだ。非凡な外科医だったエリスなら、頸動脈を切れば確実に死ねると知っていたはず。それなのに、エリスが頸動脈を切らなかったのは、本気で死ぬつもりではなかったからなのだ。さらにメレディスは、エリスが自分に「非凡な人間になれ」というメッセージを伝えようとしていたのだと、その真意も理解する。
自分なりの答えを見つけ、開放感で満たされたメレディスは、デレクのトレーラーハウスに向かう。デレクもデレクで、臨書試験に成功した日に飲もうと買っておいたシャンパンを手に、メレディスの家へ。互いにすれ違う2人だったが、デレクは高台の土地に灯を見つける。メレディスが、2人で一緒に住む家を建てるはずだった土地に、キャンドルで間取りを描いていたのだ。メレディスの元に駆けつけたデレクは、彼女を抱きしめてキス。2人の心は再び1つになる。デレクは、メレディスをその場に残し、ローズに別れを告げにいくのだった…。


【聞かせて!みんなの意見】
ついに第4シーズンが終了。最終話は、キスの嵐! メレディスとデレク、カリーとエリカ、ジョージとレクシー、アレックスとイジー、さらに患者のアンドリューとローラ。ハッピーなキスもあれば、切ないキス、今後の展開に影響しそうなキスもありましたが、それぞれのキャラクターが、自分なりの答えを見つけてくれたことにはホッとさせられましたね。続く第5シーズンでは、何が起きるのか? 早く続きが見たい!
さて、今回は第4シーズンのフィナーレということで、今シーズンの感想をじゃんじゃん語ってください! 書き込みをして下さった方の中から抽選で、日本語キャストの直筆サイン入り台本メモ帳をプレゼントします!

2009.3. 8|グレイズ・アナトミー4、ストーリーガイド|コメント(14)トラックバック(0)

2月28日(土) #16「自由に向かって PartI」

●臨床試験が中止になる!? メレディたちに残されたチャンスは今日限り!
すでに11人の被験者が死亡しているメレディスとデレクの臨床実験。ついにリチャードから、「今日中に結果が出なければ臨床試験は中止」と言い渡される。
Greys4_16_c ●セメント漬けの少年が病院に!
前代未聞! セメント漬けとなった19歳の青年がERへ。一刻を争う状況にもかかわらず、エリカ、カリー、マーク、ベイリーは、治療方針をめぐって言い争うが…。
●レベッカが自殺!?
レベッカの精神状態は、ますます不安定に。アレックスは仕事を休んで彼女に付き添うが、レベッカはついに自分の手首を切ってしまう!
Present4


【STORY】
過去の傷と向き合う覚悟を決めたメレディスは、精神科医のワイアットに母エリスの自殺未遂について打ち明ける。ワイアットは、エリスの自殺は本気ではなかったはずだと指摘。その答えを自分で見つけるよう、メレディスに助言する。
そんなメレディスは、デレクとともに臨床試験に挑み続けていたが、なかなか結果を出せないまま。すでに11人の被験者が死亡していた。IRB(治験審査委員会)の指導を受けたリチャードは、今日中にあと1人オペを行い、それに成功しなければ臨床試験は中止だとメレディスたちに通告。しかし、すでに臨床試験を受けるためにスタンバイ中の患者は2人いた。互いに脳腫瘍を患い、治療を通じて知り合って恋人同士となったベスとジェレミーだ。
ベスの両親は、ジェレミーにもしものことがあった場合、ベスまで生きる気力を失うのではないかと心配し、2人の交際に反対していた。しかし、ベスとジェレミーにとっては、お互いの存在が何よりの希望。メレディスとデレクは愛し合う2人の気持を優先し、彼らが2人きりになれるよう取り計らう。初めて結ばれ、生きようという決意を新たにするベスとジェレミー。しかし、残念なことにジェレミーのオペは不成功に終わる。ジェレミーの死を知らされた傷心のベスは、生きる気力を失わずにオペに臨めるのか!?
一方、病院には前代未聞の患者が運ばれてくる。好きな女の子にいいところを見せようとして工事現場のセメント容器に寝そべった19歳の青年アンドリューだ。もちろん、セメント漬けになった患者などこれまでに前例がない。Greys4_16_e ベイリー、エリカ、カリー、マークはそれぞれ異なる治療方針を主張して現場は大混乱。リチャードは、一刻を争う状態でありながら言い争い続けるレジデントたちを一喝し、全員で協力して治療にあたるよう指示する。
そして、メレディスからスパークル・ポケベルをもらって元気を取り戻したクリスティーナも加わり、ようやくアンドリューの治療がスタート。アンドリューは、女の子のためにセメント漬けになった自分の愚かさを呪い、映画『スター・ウォーズ』で炭素冷凍されるという失態を演じたハン・ソロに自分を例える。ベイリーは、自分のSFオタクとしての知識を駆使して、弱音を吐くアンドリューを叱咤激励。さらに、治療の全体像に目を向けることで、膀胱にたまった尿の問題もいち早く察知。アンドリューの命の危機を救う。
ジョージは、部長直属のインターンでありながら、何の権限もないことに不満タラタラ。リチャードのオフィスに出入りはできても、極秘ファイルを見ることはできないのだとレクシーに愚痴をこぼす。それを聞いたレクシーは、ジョージを励ましたい一心で、なんとリチャードのオフィスに侵入! 極秘ファイルを持ち出して、たった1点の差でジョージが試験に落ちたことを知る。これをレクシーから聞かされたジョージ自身も、大きなショックを受ける。
Greys4_16_kカリーはマークとの関係を続ける一方で、エリカに対して新たな感情が芽生え始めていることに気付いて困惑する。リチャードはデレクの土地を出て、アデルの元に戻ろうと決意。デレクは、メレディスと住む家を建てる予定にしていた土地を売ると宣言する。ローズは、デレクに土地を売る決心をさせたであろうメレディスの存在を牽制。メレディスは、「(メレディスとデレクの)伝説なんてない」とローズに断言するが…。
アレックスはイジーにフォローを頼んで仕事を休み、精神的に不安定なレベッカに付き添っていた。2人のことが心配でたまらないイジーは、病院から何度も電話をかける。アレックスは迷惑だと言わんばかりに「大丈夫だ」と言い張るが、そんな矢先にレベッカが自分の手首を切ってしまう。果たして、レベッカの命は!?


【メレディスの一言】
母はよく言っていた
外科医にとって、死を目の当たりにしない日は貴重だと
私たちは毎日死に直面し、毎日命を失う
そして毎日、執行猶予を願う
私たちは死と結びついてる
縛られている
囚人と同じ
囚われの身…


【聞かせて!みんなの意見】
第4シーズンのフィナーレに向けて怒濤の展開! メレディスの臨床試験は中止のピンチに。そして、レベッカはついに自殺!? 今回は、特にテーマはなし。何でも構いませんのでじゃんじゃん感想を聞かせて下さい。
書き込みをして下さった方の中から抽選で、日本語キャストの直筆サイン入り台本メモ帳をプレゼントします!

2009.3. 1|グレイズ・アナトミー4、ストーリーガイド|コメント(7)トラックバック(0)

2月21日(土) #15「心を失う瞬間」

Greys4_15_m ●精神科医ワイアットの指摘に反発するメレディス
「何でも放棄する」「生きることに投げやり」と、精神科医のワイアットから痛いところをつかれたメレディス。怒って反発するものの、最後にはセラピーを再開する。その背景には、恋人の存在は幻覚だと信じ込ませたまま死なせてしまった、臨床試験の被験者グレタの存在があった。
●レベッカの行動がエスカレート
想像妊娠が明らかになったレベッカ。顔と体が合っていないと言ってマークに豊胸手術を依頼するなど、異様な行動をエスカレートさせる。アレックスは、レベッカを精神科に診せることを拒み、自分で面倒をみることにするが…。


【STORY】
精神科医のワイアットに腰抜け呼ばわりされ、憤慨していたメレディス。ワイアットは容赦せず、メレディスの何でも放棄しようとする癖や、生きることに投げやりな態度についても指摘する。なかなか結果が出ない臨床試験にいら立ち、精神的に追い詰められていたメレディスは、ワイアットの言葉に猛反発する。
Greys4_15_g 今回、臨床試験の被験者となるのは、進行の早い脳腫瘍を抱えたグレタ。彼女は、恋人のアンドレに再会するまでオペを待ってほしいと懇願していたが、妹のジェイニーは、グレタの話は作り話でアンドレは実在しないと言う。事実、グレタが話すアンドレとの出会いは、まるで童話「シンデレラ」のよう。彼女がアンドレと知り合った時期が脳腫瘍の症状が出始めた時期と一致することから、メレディスもグレタが腫瘍の影響で幻覚を見ているのだと疑う。
Greys4_15_d そんな中、グレタのオペの準備は進み、オペまでに残された時間はあとわずかとなる。グレタを説得してオペを始めようとするメレディスに対し、グレタの気持ちを尊重しようとするデレク。ギリギリまでアンドレの到着を待つが、いよいよタイムリミットが近づいてくる。最終的には、デレクがアンドレは幻覚が生み出した産物なのだとグレタに説明。泣き崩れたグレタは、傷心のままオペに臨む。
間もなくグレタのオペが始まるが、途中で1人の看護師がメレディスに耳打ちする。なんと、アンドレが到着したというのだ。アンドレは実在していた! メレディスは驚きを隠せない。結局、オペは不成功に終わり、グレタはアンドレの存在が幻だと信じたままこの世を去る。これにショックを受けたメレディスは、ワイアットとのセラピーを続けることを決意。母エリスの自殺未遂を目撃した過去を、ワイアットに打ち明ける。
一方、リチャードの恩師で、心臓外科医の権威であるウォルター・タプリーが、心臓病を患ってシアトル・グレース病院にやってくる。恩師への義理を果たしたいリチャードは、エリカに執刀を依頼。しかしエリカは、リスクが大きすぎるという理由からオペを拒否する。クリスティーナはジョージの計らいでタプリーの担当につくが、相変わらずやる気ゼロ。静脈カテーテルの処置もレクシーに譲るありさまで、結局、ジョージがタプリーの処置を行う。
エリカはタプリーのオペを強く拒み続けるが、最後にはリチャードの説得に負けて執刀を承諾。結果、困難なオペを無事成功させる。オペに入ったレクシーは、ふさぎ込んでオペに参加すらしなかったクリスティーナを奮起させるため、「タプリーの心臓の中を見た経験は先生(クリスティーナ)には奪えない」と言ってはっぱをかける。
病院内でレベッカの姿を見つけたイジーは、彼女に妊娠していないことを伝える。しかし、レベッカは妊娠していると言ってきかない。困り果てたイジーは、アレックスにも事実を伝えるが、アレックスもまた、イジーの話を信じようとしない。
そんな中、レベッカはマークを訪ね、再建術によって作られた自分の顔が体に合っていないので豊胸手術をしてほしいと頼む。レベッカのただならぬ様子から、急性ストレス障害を疑うマーク。イジーはアレックスの目の前でレベッカの超音波検査をし、やはり妊娠していないことを2人にはっきりと伝える。事実を受け入れられず、流産したのだと思い込むレベッカ。アレックスは、想像妊娠だったという事実は受け止めるが、レベッカを精神科に診せることは拒否。自分で面倒をみると言い張る。
リチャードは、アデルと一夜を過ごしたことで、彼女とよりを戻せるのではないかと期待していた。しかし、アデルから折り返しの電話をもらえずにやきもき。ジョージを巻き込んでおろおろするが、後にアデルから誘いのメールをもらってほっとする。
ベイリーは、息子タックが保育園でほかの子どもを殴ったと聞かされる。そして、子育てをめぐって別居中のタッカーと激しい口論に。ジョージは自らベビーシッターを買ってでて、とことん話し合うべきだとアドバイス。ベイリーは、改めてタッカーとの話し合うことにする。
この日のジョージは、タプリーの世話やタックのベビーシッターを含めて大活躍。地道に部長のインターンとしての役割をこなし、なんとかレジデントに這い上がろうと懸命に努力する。タプリーもそんなジョージの働きを評価し、焦らずいい医者を目指して学べと励ます。
マークは「尻軽」の汚名を返上すべく、カリーの誘いも断って節制に努める。しかし、そんなマークを挑発するように、エリカはカリーと付き合っていると宣言。マークの前で、カリーにキスをして見せる。これに欲情したマークは、エリカが去った後でカリーを当直室に誘うのだった…。


【メレディスの一言】
不思議なのは正気をなくす理由より、なくさずにいられる理由
人は1日で多くを失いうる。一瞬で
それを思うと不思議
なぜ正気でいられるのか


【今回のゲスト俳優】
グレタ役は、「ザ・ユニット 米国特殊部隊」で主人公ジョナスの妻モリーを演じているレジーナ・テイラー。


【聞かせて!みんなの意見】
メレディスも、クリスティーナも、ベイリーも、そしてレベッカも、最悪の精神状態。セラピーで自分と向き合うことにしたメレディスはまだしも、クリスティーナやベイリー、レベッカが、今後どうやって自分を取り戻していくのか。その展開が気になります。また、レベッカを支えようとしているアレックス自身も心配…。今回は、悩みを抱えたキャラたちに励ましのメッセージをお願いします!
書き込みをして下さった方には、日本語キャストの直筆サイン入り台本メモ帳が当たるチャンスもありますので、どしどしコメントをお願いします。
Present4

2009.2.22|グレイズ・アナトミー4、ストーリーガイド|コメント(3)トラックバック(0)

2月14日(土) #14「本当の自分を見つめて」

Greys4_14_1 ●バークが外科医として名誉ある賞を受賞! その時クリスティーナは…
バークが栄えある賞を受賞したと新聞で報道される。当時、バークの右腕として苦しい時期を支えていたクリスティーナだったが、彼女の名前はどこにも書かれていなかった。
●看護師たちがマークのオペをボイコット!
マークに遊ばれた看護師たちが、彼のオペをボイコット! 苦情を受けて病院に乗り込んできた組合の代表はアデル。病院側は、同僚同士の性関係を書類で申告させることに!
●カリーとエリカが妙なムードに…
アディソンにレズビアンだと疑われて以来、マークとのセックスにのめり込んでいるカリー。対するエリカは、カリーとマークの件を後から知って腹を立てるが…。


【STORY】
精神科医ワイアットとのセラピーを続けるメレディス。臨床試験でデレクと顔を合わせるたび、彼とのキスを想像してしまう自分を何とかしたいと相談を持ちかける。そんなメレディスがこの日担当するのは、臨床試験の5人目の患者ダレン。何とか息子を励ましたいと考えた父親のケヴィンは、ダレンと同じ軍人仲間のトッドを病院に呼び寄せる。ケヴィンはこの時、ダレンとトッドが愛し合う仲だとは知らずにいたが、後に2人がキスをしているところを見て激怒。トッドを病室から追い払う。軍では同性愛は御法度なのだ。ダレンは、父親にはむかうことよりトッドと距離を置くことを選び、そのままオペ室に向かう。
Greys4_14_2 いよいよダレンのオペが始まり、デレクとメレディスは息の合った処置でダレンのオペを成功させる。この共同作業を通して、再び心が1つになる感覚を味わったメレディスとデレク。ダレンの経過を一緒にモニターしようと言うデレクの言葉に思わずうなずきそうになるメレディスだったが、ローズの姿を目にして我に返ると、デレクを先に帰宅させる。
ひとまず臨床試験は成功したかに見えたが、その後ダレンの容体が急変。結局ダレンは帰らぬ人となってしまう。ダレンから拒否されながらも、ずっと病院を離れずにいたトッドは悲しみに打ちひしがれる。メレディスもまた、今回も臨床試験が失敗に終わったことに大きく落胆。そんなメレディスを励まそうと、デレクはシャンパンを買ってくる。臨床試験が成功した日に一緒に飲もうと…。
クリスティーナは、バークが外科医として名誉ある賞を受賞したことを新聞記事で知る。当時、けがの後遺症で手に震えが残るバークを支え、まさに彼の“右腕”となって研究に協力してきたクリスティーナだったが、記事のどこを探しても彼女の名前は見当たらない。大きなショックを受けたクリスティーナは、仕事への意欲を失って遺体安置室に引きこもる。エリカは珍しく、クリスティーナに同情の言葉をかけるが、今のクリスティーナにはエリカの言葉すら耳に入らないのだった。
一方、マークに遊ばれた看護師たちが、彼に反旗を翻す。みんなで一斉にマークのオペのボイコットを始めたのだ。看護師たちの苦情を受けて、組合の代表として病院に乗り込んできたのはアデル。対応を迫られた病院側は、同僚同士の性関係をすべて書類にして申告するよう職員に要求。アデルと復縁したいリチャードは、ジョージを部長直属のインターンに任命して申告の件を一任。任せ上手になった自分をアピールする作戦に出る。
ジョージは、部長直属のインターンというポストに喜び、張り切って申告書を集める。この時点では、まだデレクと深い関係になかったローズ。彼女に申告書は必要なかったが、「褒美みたいにセックスをもったいぶって男をじらす女は嫌いだ」とマークに言われたことが影響したのか、後にデレクとの関係を発展させる。また、レクシーは、アレックスが自分とのセックスを申告し忘れていたことにショックを受ける。ベイリーは、特別に申告書の提出を免除されるが、別居中で独身同然なのに除外されるのは心外だと逆にリチャードを責める。
やがてジョージは、自分がリチャードに利用されていることに気付く。部長直属のインターンというのは名ばかりで、実は復縁の口実作りのために担ぎ出されただけだったのだと。ガッカリして部長直属のインターンは辞めたいと申し出るジョージだったが、医者としての仕事ぶりもリチャードに評価されていると知って機嫌を直す。
クリスティーナは、1人申告書の提出を拒んでいた。バークはすでにシアトル・グレースを去っているとはいえ、彼の名前を申告書に記入しないわけにはいかない。それは今のクリスティーナにとって非常に酷なことだったのだ。しかし、リチャードから直々に申告書の提出を求められたクリスティーナ。仕方なく申告書にバークの名前を書き入れる彼女に対し、リチャードは「きついだろう」と声をかける。クリスティーナは「きついのではなく、耐え難いことだ」と、バークに裏切られて傷ついた心情を涙ながらに訴える。一方、アデルは任せ上手になったリチャードの変化を歓迎し、彼と一夜を過ごす。
自分の行為がここまで非難されることになるとは思っていなかったマーク。長引く看護師たちのボイコットにより、完全にオペから閉め出されたかたちとなり、ひどく落ち込む。そんなマークに助け船を出したのはベイリーだった。彼女は看護師たちを集めると、マークのことを「尻軽」とこき下ろすことで、看護師たちの怒りを沈める。
アレックスはレベッカと2人で子どもを育てる覚悟をし、同居の準備を始める。しかしイジーは、本当はレベッカが妊娠していないことを知っていた。アレックスにいち早く真実を伝えたいイジーだったが、それをすれば患者との守秘義務に反することになる。イジーは仕方なく、「時間をかけた方がいい」と遠回しにアドバイスするにとどめるが、アレックスは聞く耳を持たない。
そんなアレックスは、心臓移植待ちの患者キーラを担当する。キーラは感染症を防ぐため無菌室に缶詰状態。家族と触れ合うことも許されず、ストレスの限界にいた。しかし、運良くドナーが見つかり、移植の準備が進められることに。ところが、オペの寸前にキーラの容体が急変。アレックスは無菌室の中に入り、キーラの子どもたちをなだめながら、緊急処置でキーラの命を救う。これによりキーラのオペは延期となるが、アレックスはその時間を利用して、キーラのために家族と触れ合える機会を作ってやる。
Greys4_14_3 アディソンにレズビアンだと疑われて以来、カリーはエリカを避けてマークとの関係を重ねていた。一方のエリカは、なぜマークとの関係を自分に話してくれなかったのかとカリーに対してご立腹。結局カリーは、アディソンからレズビアンかと聞かれた件をエリカに打ち明ける。いったんは顔を見合わせて笑い合うカリーとエリカだったが、その後に2人の間に微妙な空気が流れる。
メレディスは辛い1日を終え、精神科医ワイアットとのセラピーに向かう。感情を抑え込んで「いい1日だった」と話すメレディス。これに対しワイアットは、「いい1日だったはずがない」と反論。メレディスが抱えている恐怖心についてもズバリと指摘する。しかし、これに憤慨したメレディスは、セラピーを中断して部屋を出て行ってしまうのだった…。


【メレディスの一言】
いい1日だった
最高の1日だったかも
私はいい医者だった
辛い医者でも理想の自分だった
こう思った瞬間もある、「私には無理だ」って
独りではできない
だけど目を閉じて、やり遂げる自分をイメージした
そしてやり遂げた
恐怖心を振り払い、私はやり遂げた


【聞かせて!みんなの意見】
セラピーで痛いところをつかれて逆ギレしてしまうメレディス。確かに、本当の自分と向き合うのは辛い場合も。では、一番本当の自分を分かっているようで分かっていないのは誰だと思う? 個人的には、アレックスには自分の優しさに気付いてほしいし、もっと自分を評価してほしい、なんて思うのですが。
ぜひ、みなさんのご意見をお聞かせください。キャスト全員のサイン入り台本メモ帳が当たるチャンスですよ!
Present4

2009.2.15|グレイズ・アナトミー4、ストーリーガイド|コメント(5)トラックバック(0)

2月7日(土) #13「さらけ出したハート」

Greys4_13_a ●オペのためアディソンがシアトル・グレースに!
久々にシアトル・グレースに帰ってきたアディソン。メレディスとデレクの破局や、ジョージとカリーの離婚、ベイリーとタッカーの別居など、さまざまな変化に驚きつつも、ロスに行ってよかったのだと自分の気持ちを確認する。
●初めての臨床試験に張り切るメレディス
子熊に襲われたことがきっかけで脳腫瘍が発覚したフィリップ。彼を第一号の被験者とした臨床試験が始まる。うまくいくと期待して張り切るメレディスだったが、そう簡単にはいかなかった…。
●レベッカがアレックスの子を妊娠!?
レベッカが妊娠を告げにアレックスの元にやってくる。彼女と向き合うことを避けるアレックスだったが、オペを乗り越えて生きようとする新生児の姿を見て考えを改める。


【STORY】
メレディスは、自分が考案した臨床試験に向けて大いに張り切っていた。デレクから「期待しすぎるな」と釘を刺されても、はやる気持ちを抑えきれない。そんな2人の前に現れたのはアディソン。オペの助っ人として、久しぶりにシアトル・グレース病院にやって来たのだ。アディソンはメレディスにハグをするなど明るく挨拶を交わすが、この時はまだ2人が別れたことを知らずにいた。
アレックスの元にはレベッカが姿を現し、「妊娠した」と告げる。突然の告白にうろたえたアレックスは、彼女と向き合うのを避けて仕事に戻る。そんなアレックスも、今回アディソンらが担当するオペに入る予定。患者は、心臓が体外に飛び出している胎児を妊娠中のニッキー・ジョーンズだ。帝王切開で分娩後、すぐに胎児の心臓のオペが行われることになっている。帝王切開はアディソンとアレックス、ニッキーの縫合はベイリー、胎児の心臓のオペはエリカの担当と決まっており、クリスティーナもこのオペへの参加を望んでいた。マークは、あらかじめ子宮内の胎児から採取した幹細胞を用いて皮膚を作り、このオペに備えていた。
いよいよアディソンらは、オペの概要をニッキーと夫のウィルに説明に行く。ウィルは、お腹の子のことを「ハートをさらけ出して生きているユニークな息子だ」と表現。胎児は心臓以外の内臓にも問題がある可能性が高いと告げられても、終始、明るく前向きな言葉でニッキーを励ます。そんなウィルの態度にいらだつアレックス。ウィルには親になる覚悟ができていないと怒りをあらわにするが、後になって、ウィルはすべてを理解した上で希望を持ち続けようと努めていることを知る。
メレディスとデレクが担当する臨床試験もスタートする。2人が取り組むのは、摘出が不可能な脳腫瘍の内部に生きたウィルスを注入し、内部から腫瘍の縮小を図るという画期的な治療法。患者は子熊に襲われたフィリップだ。彼は腫瘍の影響で攻撃的になっており、ことあるごとに妻のジェニファーに「新しい男をつかまえろ」と下品な言い方で暴言を吐いては、彼女を悲しませていた。
Greys4_13_fそんな中、フィリップの症状は進行。ついに目が見えなくなったために、オペの予定が早められることになる。オペ室に入る直前、「お前を独りにしたくない。いい人を見つけてほしい」とジェニファーに本心を明かすフィリップ。ジェニファーはこの言葉に救われるが、結局、オペで処置がうまくいかず、フィリップは帰らぬ人となってしまう。
コンテストに負けるなど、冴えない出来事が続いているイジーはクリニックに入り浸り。自分に自信をなくしているためか、患者に対する言葉にも説得力がない。HIV陽性のため人工中絶を希望しているサラには、健康な子どもを持てる可能性が高いと教えてやるが、「安易に期待させるな」とむしろ反発を買ってしまう。そんなイジーをよそに、ジョージはインターンたちとパーティーを開いたり、内輪のギャグで笑い合ったりして楽しそう。イジーは自分もインターンたちのダーツ大会に加わろうとするが、ジョージから「インターンたちは、ボスとダーツをしたり酒を飲んだりしたくないのだ」と言われてしまう。しかし、このことで、自分はインターンたちのボスなのだと自覚したイジーは、再びサラの元へ。「98%の確率で健康な子どもを持てる」と力強い言葉で説明し、サラに中絶を思いとどまらせる。また、イジーはレベッカの検査も担当し、実は彼女が妊娠していないことを知る。
どうしてもエリカが行う胎児のオペに入りたいクリスティーナは、エリカから指導してもらえない不満をカリーにもらす。カリーは、素直にエリカに話してみろと言うが、“女同士の会話”などクリスティーナにできるはずがない。結局、カリーに口添えをしてもらい、オペに入る権利を得る。
そして、ニッキーおよび赤ちゃんのオペは無事成功。赤ちゃんには心臓以外の問題は見つからず、ウィルが描いた最高のシナリオが現実のものとなる。オペを乗り越え懸命に生きようとする赤ちゃんの姿に心を動かされたアレックスは、レベッカの妊娠を受け止め、2人の将来を前向きに考えることに決める。
Greys4_13_3 カリーはますますエリカと親密になりつつあったが、その様子を見たアディソンにレズビアンかと聞かれて激しく動揺。エリカを避けて、ジョーの店でマークに誘いをかける。
アディソンは、ベイリーの表情が暗いのにも気付いていた。しかし、ベイリーは自分のことはなかなか話そうとせず、クリニックが黒字に転じたことやリチャードがアデルに捨てられたことなど、自分以外の話ばかりする。アディソンは、デレクとメレディスが別れたこともベイリーから聞かされてびっくり。どういうことかとデレクに詰め寄ったり、「(デレクのことを)このまま手放す気?」とメレディスに発破をかけたりする。そして、ベイリーは、最後にタッカーとの別居の辛さをアディソンに打ち明けるのだった…。


【メレディスの一言】
命の誕生は不思議で強烈な体験だが、有無行為自体は必ずしも愉快じゃない
でも命とともに始まる、素晴らしき何かが
新しい何か、予期せぬ何か、正直な何か、愛すべき何か、恋しい何か
命が人生を変える
永遠に


【聞かせて!みんなの意見】
インターンたちの輪に入ろうとして嫌がられてしまうイジー。さて、みなさんがインターンだったとしたら、誰の下につきたい? もしくは、下につきたくないのは? ぜひぜひご意見を聞かせてください。コメントをお寄せくださった方には、日本語キャストの直筆サイン入り台本メモ帳のプレゼントもあります!

2009.2. 8|グレイズ・アナトミー4、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

1月31日(土) #12「私の中のケダモノ」

Greys4_12_a ●ポイント制の“外科コンテスト”で火花を散らすレジデントたち!
ポイント制の“外科コンテスト”の優勝をめぐり、メレディス、クリスティーナ、イジー、アレックスは激しい争いを繰り広げる。得点を稼ぎたいイジーは、一発逆転を狙って、ある男性患者に目を付けるが…。
●セラピーを受け始めたメレディスが、デレクに望んだこととは?
ローズとデートを重ねるデレクと、まともに口をきくことができないメレディス。セラピーを受け始めるものの、なかなか自分のことを語れない。そんな彼女は、臨床試験実施のため、1人の医者としてデレクに協力を求める。
●レクシーが盗品でアパートを改造!?
ポロアパートでジョージとの生活をスタートさせたレクシー。病院からあれこれ備品を盗み出して部屋を改装。ジョージもレクシーのひたむきさに影響を受ける。


【STORY】
Greys4_12_c メレディス、クリスティーナ、イジー、アレックスらは、ポイント制の“外科コンテスト”に参加中。すでに2週間病院に泊まり込んで競い合っている。目下のところ、クリスティーナがリード。一発逆転を狙うイジーは、足首の捻挫で病院にやって来たオーティスという男性患者に実は重い疾病があるとみて、ありとあらゆる検査を行う。
病院には、山で熊に襲われた男性スコットと弟のフィリップ、彼の妻ジェニファーが車で駆けつける。フィリップが子熊に手を触れたため、怒った母熊がスコットを襲ったというのだ。スコットの腹からは腸がはみ出しており、非常に危険な状態。外傷の縫合など緊急処置だけ施した後、ICUで体力を回復させてからオペが行われることになる。スコットの縫合担当には、クリスティーナとアレックスが立候補。1針1点でコンテストの得点をより多く稼ごうと、2人は激しい縫合バトルを繰り広げる。
一方で、クリスティーナはエリカに気に入られようとする努力も忘れない。縫合の合間を縫って、別のオペに入っているエリカにスコットの容体を1時間ごとに報告しに行く。しかし、エリカにオペを見ていくかと声をかけられると、コンテストの負けを覚悟でエリカの言葉に従う。そんな中、小康状態を保っていたスコットの容体が急変し、そのまま彼は息を引き取る。
弟のフィリップは、メレディスが担当。彼は危険だと知りながら子熊に触れたらしく、手にかなり深い傷を負っていた。しかも、そんな傷を負いながら自ら車を運転して病院に駆けつけてきたのだから驚きだ。処置の間、メレディスはフィリップと、彼に付き添う新妻ジェニファーと会話をするうち、フィリップが失恋の反動でジェニファーと付き合い始め、たった10日で結婚したことを知る。一連の言動から、フィリップの脳腫瘍を疑い始めるメレディス。テストをして彼の視界が狭まっていることを確認すると、MRI検査をフィリップに勧める。最初は検査を拒んでいたフィリップだったが、「脳腫瘍の影響で結婚したのではないと証明してほしい」とジェニファーに言われ、検査を承諾。また、ジェニファーも頭皮に裂傷を負っていたことが分かり、彼女の縫合をジョージが担当する。
その後、MRI検査により、やはりフィリップは悪性の脳腫瘍を患っていることが判明。メレディスは、もはやオペは不可能であることをフィリップに伝える。「兄を殺したのだから自分に生きている価値はない」と語るフィリップ。彼と結婚して幸せの絶頂にいたジェニファーは、やはり病気のせいで自分と結婚したのかもしれないと落ち込む。
一方、重い疾病があるのではないかとイジーが検査していたオーティスは、ただの軽いインフルエンザと判明。フィリップの脳腫瘍を見抜いたメレディスが一気に80点を獲得し、コンテストの優勝者となる。ベイリーからメレディスに渡された賞品は、その名も「スパークル・ポケベル」。メレディスは向こう3ヶ月間、優先してオペに入る特権を得たのだ。クリスティーナたちがうらやましがる中、メレディスはフィリップの脳腫瘍に効果的な治療法を探すのに熱中。そして、ある治療法にたどり着く。しかし、これを試すには臨床試験が必要。ローズとデートを重ねるデレクを避けてきたメレディスだったが、優秀な脳外科医の1人として、デレクに臨床試験への協力を頼む。そしてメレディスは、精神科医とのセラピーでも少しずつ重い口を開き始めるのだった。
コンテストに勝ち、心臓外科を目指して挫折したことやジョージとの一件を乗り越えようとしていたイジー。コンテストに勝てなかったどころか、勝敗に執着するあまり、患者であるオーティスに辛い検査を強いてしまったことを悔やむ。そんなイジーに対しリチャードは、「傷跡は競い合う者の勲章だ」と慰めの言葉をかける。
同じくコンテストの勝利を逃したクリスティーナ。アパートに帰宅した彼女が目にしたのは、カリーとエリカが楽しく酒を飲み交わす姿だった。すっかり意気投合する2人の様子を見て、クリスティーナは居場所を失う。
Greys4_12_l コンテストに参加できず悔しい思いをしたジョージは、レクシーと同居を始めたボロアパートに帰る。ゴキブリが出るほどの汚さに文句タラタラのジョージだったが、レクシーが病院から盗み出した備品で部屋を見事に改装。そんな彼女のひたむきさに心を打たれたジョージは、自分も新たな住みかで前向きに暮らそうと決意する。
マークは、ローズと本気で付き合っているのかとデレクに尋ねる。デレクがアディソンともメレディスとも別れた今、やっと男同士の時間が持てると期待していただけに、マークにとってローズはやっかいな存在なのだ。しかし、マークはひとまずデレクの気持ちを尊重。ローズとの関係をしばらく見守ることにするのだった…。


【メレディスの一言】
誰しもある部分ではケダモノ
それは祝うべきことかも
動物としての本能が、慰めや温かさ、仲間を求める
檻に入れられ、罠にかけられ、それでも人間として自由を感じるすべを探す
人は互いの飼育係
自分たちの人間性は自ら守る
そして、誰しもある部分じゃケダモノとは言え、人は動物と違って考える力があり、感じて、夢見て、愛する
そして、予想に反し、本能にすら逆らって、人は進化する


【聞かせて!みんなの意見】
今回、外科コンテストで火花を散らし合ったレジデントたち。みなさんは、誰が最も優秀な医者になると思いますか? 自分が患者だったら、誰を担当に指名したいですか? ぜひぜひご意見を聞かせてください!
コメントをお寄せくださった方には、日本語キャストの直筆サイン入り台本メモ帳のプレゼントもあります!

2009.2. 1|グレイズ・アナトミー4、ストーリーガイド|コメント(5)トラックバック(0)

1月17日(土) #11「信じる心」

●ベイリーの息子タックが事故でけが!
ベイリーの息子タックが、自宅で本棚の下敷きになって負傷。病院で急遽オペを受ける。互いに責任をなすりつけ合うベイリーと夫タッカー。夫婦の仲は最悪の状態に…。
●メレディスとデレクがついに破局?!
新居の準備を始めるデレクに戸惑いながらも、一歩一歩進んでいこうと提案するメレディス。しかし、デレクとローズのキスを知ってしまい、今度こそ2人は別れることに!


【STORY】
エリカが自分に好意を持っていると信じ込んでいるマークは、デレクに連れられ山道を歩いていた。着いた先は、街を一望できる高台の土地。デレクが家を建てようとしている場所だ。メレディスと2人で暮らす家のプランを前々から練っていたデレクは、メレディスからほかの人と付き合わないでほしいと言われた翌日、すでに準備してあった家の設計図を早速メレディスに見せる。メレディスは、いきなり具体化した未来像への動揺を隠そうと、苦手な料理に挑戦。異様な臭いを放つオムレツ作り、泊まりに来ていたレクシーにふるまう。レクシーは卵アレルギーだったが、メレディスの好意を断ることができず我慢してオムレツを食べる。そして、後にじんましんに悩まされることになる。
デレクは出勤後、ローズからディナーに誘われる。しかし、デレクは「メレディスを裏切れない」とローズに話し、これ以上は付き合えないという意思を伝える。戸惑っていたメレディスも、焦らず一歩一歩楽しみながら進んでいこうと提案し、2人の仲はいったん落ち着いたかに見えた。
信念を持って心臓外科医を目指すクリスティーナとの違いに気付いたイジーは、心臓外科をめぐってクリスティーナと張り合うのをやめる。これで、晴れてエリカの助手の座を手にしたと思ったクリスティーナだったが、エリカは張り切りすぎるクリスティーナの代わりにアレックスを助手に指名。アレックスは、冠動脈乖離(かんどうみゃくかいり)のためオペが必要な患者、エリザベスを担当する。確固たる信仰を持つ彼女は、自分に人を癒す能力があると信じており、ほかの患者の患部に手をかざして心室性頻脈やブドウ球菌感染を治してベイリーを驚かせる。そしてエリザベスは、オペの詳細を理解しイメージすることで、自分で自分を癒してみたいと主張。同じ信仰を持つ仲間も彼女に力を貸す。しかし、はなから彼女の能力を信じていないアレックスは、オペを受けない限り死ぬことになると言って彼女への協力を拒む。
病院には、ジョージの母ルイーズがやってくる。まだジョージとカリーが別れたことを知らない彼女は、今でもカリーが子作りに励んでいると思い込んで、カリーに手編みのベビー服を持参。真実を言い出せなかったカリーに代わり、ジョージが母に説明に行く。しかし、その直前に偶然ルイーズと出くわしたイジーが、勘違いから不倫の顛末をすべて暴露。事実を知ったルイーズはカトリックの教えに反するとカンカン。しかし、後でカリーから「うまくいくと信じたことは後悔していない。一瞬でもオマリーになれて嬉しかった」と聞かされると、2人の決断を認める気持ちになる。ルイーズは家に戻ってくるようジョージに言うが、ジョージはレクシーとのルームシェアを検討し始める。
ベイリーは、相変わらずタッカーとの関係を修復できないまま。その日も何度かタッカーからの電話を無視していたが、実は緊急事態が発生していたことが後に明らかになる。息子のタックが自宅で本棚の下敷きになって負傷したのだ。病院に運び込まれたタックとそれに付き添うタッカーの姿を見て、ようやく事の重大さに気付くベイリー。「ママを探すために書斎に行った。お前がゲートを閉め忘れた」と責めるタッカーと責任をなすり合って言い争う。
そんな中、メレディスたちレジデントは、力を合わせてタックの検査や処置に奔走。結局、タックは横隔膜ヘルニアを起こし、胸部大動脈にも損傷を受けて危険な状態だと分かる。すぐにエリカらがオペを開始するが、ベイリーがオペ室に押しかけ、「息子の手を握っていてやりたい」と主張。エリカはそんなベイリーの気持ちに寄り添うことなく、治療の邪魔だと一喝する。結局、クリスティーナがタックの手を握ると申し出たことでベイリーも納得。オペは無事に終了するが、タックはまだ自力で呼吸ができず、余談を許さない状況が続く。
そんな中、デレクとローズの会話を偶然聞いてしまったジョージは、2人がキスしたことをメレディスに話してしまう。この件でメレディスはデレクを問い詰めるが、デレクは家の設計図を見せたから逃げの口実を探しているのだと、逆にメレディスを攻撃。同じような口論の繰り返しに疲れ果てた2人は、これ以上やっていけないと言い合う。そしてデレクは、メレディスとの関係が終わったことをローズに伝え、彼女をディナーに誘う。
一方、依然としてオペを受けようとしないエリザベス。彼女は協力を拒み続けるアレックスのオーラを読み取ると、「本当は優しい青年だが、忌まわしい過去のために口を閉ざして人格を変えた」と指摘する。ベイリーは、そんなエリザベスの不思議な力を信じたくなる心境だった。彼女の力でタックが元気になるなら…。ベイリーの気持ちを悟ったリチャードは、「試してみても損はないぞ」と声をかける。
結局、ベイリーはエリザベスにタックの“治療”を頼むことに。対立し合うベイリーとタッカーの“気”を感じ取ったエリザベスは、一瞬でいいから互いに手を取り合ってタックに愛情を注ぐように頼む。そして、しぶしぶ手を取り合う2人の前で、エリザベスは彼女なりの“治療”を始める。そして、この“治療”が功を奏したのか、やがてタックは自力で呼吸ができるようになる。タックの回復に安堵するベイリーだったが、家を出て行く決意をしたタッカーのことでは心を痛める。
タックの回復を目の当たりにしたアレックスは、エリザベスに協力することに決め、自分の代わりにイジーからオペの詳細を説明させることにする。これは、クリスティーナと自分を比較して落ち込んでいたイジーに自信を取り戻させるための計らいでもあった。イジーは、持ち前の明るさと思いやりを発揮し、エリザベスにオペの詳細を説明する。
マークは相変わらずエリカに懸命のアプローチを続けが、ついにエリカから「魅力的なのは認めるが、同僚である限り恋愛をする気はない」とはっきり通告される。エリカは、カリーとの交流を徐々に深めていくのだった。


【ベイリーの一言】
医者として、あたしたちはかつてないぐらい人間の体について知識を深めた
だが、知識は深まってもなぜ人は生きて死ぬのか、なぜ傷つけ合うのかは今も謎のまま
あたしたちは早く理由を、秘密を、答えを知りたいと願う
なぜなら、よりどころとなる確かなものなしに生きるのは、辛くて耐えられないから
でも一方で、人間は何を信じていようと互いの違いを越えて、支え合い寄り添おうとするその事実だけで、人は信じる心を持ち続けることができる


【聞かせて!みんなの意見】
夫婦生活の危機にさらされていたベイリー。息子タックのけがにより、タッカーとの仲はますますこじれる結果に…。さて、みなさんはベイリーとタッカー、どちらの主張に共感しましたか? 仕事と家庭の両立というテーマについてでもいいので、ぜひご意見をお聞かせください。
コメントをお寄せくださった方には、日本語キャストの直筆サイン入り台本メモ帳のプレゼントもあります!

2009.1.18|グレイズ・アナトミー4、ストーリーガイド|コメント(5)トラックバック(0)

1月10日(土) #10「命の現場 PartII」

Greys4_10_l●頸動脈が破裂したニックは?!
必死でニックの出血を抑えようと奮闘するレクシー。しかし、ニックは脳卒中を起こしてしまい…
●デレクとローズがキス!
ローズとデレクは力を合わせてコンピューターの修理に成功。無事メアリーの手術を終えた2人は、自然な流れでキスをする。レイの心膜穿刺をやり遂げたメレディスは、やっと「ほかの人とデートしないで」とデレクに伝えるが…
●ベイリーの結婚生活がピンチ!
皮肉にも白人至上主義者のオペのため、タッカーとの約束を果たせなくなったベイリー。ついに、夫タッカーの堪忍袋の緒は切れた!


【STORY】
急患の搬入口には、事故で反転した救急車の中にいるレイを救おうと、必死に処置を続けるメレディスの姿があった。レイは心タンポナーデを起こし、心嚢に血液が貯まって危険な状態。メレディスはリチャードの指示のもと、心膜穿刺を行う。死への恐怖でパニックを起こしそうになるレイだったが、「怖がるのはいいことだ。失うものがあるってことだからな」というリチャードの言葉に励まされ、落ち着きを取り戻す。メレディスも、恐怖と闘いながら困難な処置をやり遂げる。その結果、レイは無事に車内から救出され、オペを受けて一命を取り留める。覚醒した彼のそばにいたのは、夫スタンを亡くしたばかりのサラだった。
Greys4_10_sh_3 ベイリーは、何とかシェーンのオペを終えるが、術後にシェーンの容体が急変。ロビーに待たせているタッカーへの伝言をジョージに頼み、シェーンの処置を続ける。最初は、ベイリーを待とうとしていたタッカーだったが、待ち時間が長引くに連れて我慢も限界に。何度もベイリーの伝言を伝えにくるジョージの言葉を無視して、怒って帰ってしまう。結婚生活の危機に直面しながら、白人至上主義者を救わなければならなかったベイリー。そのままでは気が収まらず、縫合時にシェーンの鉤十時のタトゥーをいびつな形に変える。そんなベイリーに対しクリスティーナは、「黄色人種だからという理由でシェーンの担当に替えられた」と抗議。これには、ベイリーも返す言葉がなかった。
オペ室では、メアリーの脳にプローブを挿入したまま、故障したコンピューターを前に焦りを募らせるデレクがいた。コンピューターの修理担当者の到着を待っていたのでは手遅れになりかねないし、コンピューターシステムの誘導なしにプローブを引き抜けば脳に損傷を来す恐れがある。絶体絶命の状態の中、大学でコンピューターを専攻したことがあるローズは、コンピューターの修理役を買って出る。緊張のため手が震えているローズだったが、デレクの助けを得て何とかコンピューターの修理に成功。無事、メアリーのオペを終えたデレクとローズは、成功の喜びを分かち合いながら自然とキスをする。後で、リチャードの言葉に感化されたメレディスが「ほかの人とデートしないで」と言い出すとは知らずに…。
エリカ、マーク、カリー、アレックスは、ジェイコブのオペの真っ最中。途中、エリカは心タンポナーデを起こしたレイの件で呼び出しを受けてオペを中座。マークもニックの頸動脈破裂の知らせを受け、オペ室を出る。残されたアレックスは、全体の洗浄と創部の処置を担当。しかし、洗浄中にジェイコブの心臓が出血し、エリカとマークがオペ室に呼び戻される。実はジェコイブは心臓も感染していたため、グラフトが破れてしまったのだ。エリカは、グラフトを調べなかった自分を責めながらオペを終える。他人にも厳しいが、自分にも厳しいエリカ。仕事を終えた彼女は、珍しくカリー、マークを誘って飲みに行く。
オペ中のハプニングにより、必要以上に神経をすり減らせることとなったアレックス。その様子を見学室から見ていたレベッカは、その晩、アレックスから体を求められると、セックスよりも話をしようと提案する。アレックスを気遣うつもりのレベッカだったが、アレックスは「実際の君には旦那がいて子どももいる。ここにいる目的は話すことじゃないはずだ」と激しく反論。しかし、2人はそのまま愛し合う。
クリスティーナがシェーンの担当に替えられたことで、運良くエリカの助手となったイジー。エリカにならって患者の家族に肩入れしないように努めるが、自分はエリカやクリスティーナのようにはなれないと痛感し、ジョージとの仲もうまくいかないことを悟る。ジョージは落ち込むイジーを慰めながら、2人の関係を終わらせることに同意する。
Greys4_10_cr_2 一方、レクシーは、血まみれになりながら、頸動脈破裂を起こしたニックの首を抑えるのに必死だった。意識が朦朧とするニックの手を借り、何とかクリスティーナにニックの異変を連絡。シェーンのオペを抜けて駆けつけたクリスティーナは、ジェイコブのオペに入っているマークを呼びに行く。幸い出血は止まったものの、ニックは脳卒中を起こしていることが判明。すぐにマークの執刀でオペが行われるが、オペの最中に残念ながらニックは命を落とす。ショックに打ちひしがれるレクシー。クリスティーナは、そんな彼女を慰めようとメレディスの家に連れて行く。お酒を飲んで踊りまくる3人。イジーとジョージもそれに加わり、ダンスパーティーの夜は更けていくのだった…。


【メレディスの一言】
世界がメチャクチャに見える日がある
でも、どういうわけか、ありそうもないことだけど
思いもよらない時に、世界は正常に戻っている


【聞かせて!みんなの意見】
後編のOAを待ちに待っていた視聴者の方も多かったことと思いますが、期待に見事に応えてくれる内容の濃いエピソードでした。見どころもたくさんあったので、印象に残ったシーンも人それぞれだと思います。そこで今回は、純粋に「命の現場 PartI」「命の現場 PartII」の感想を聞かせてください!
コメントをお寄せくださった方には、日本語キャストの直筆サイン入り台本メモ帳のプレゼントもあります。

2009.1.11|グレイズ・アナトミー4、ストーリーガイド|コメント(5)トラックバック(0)

12月20日(土) #9「命の現場 PartI」

Greys4_09_ri ●救急車同士の衝突事故が勃発!
救急車を運転していた救急隊員メアリーが発作に見舞われ、ほかの救急車に突っ込む事故が発生。逆さまの状態で閉じこめられた2名の救急隊員を、メレディスとリチャードは救えるのか?!
●オペ中にコンピュータが故障! 顔面蒼白のデレク!
メアリーにコンピュータのナビシステムを使ったオペを施すことにしたデレク。彼女の脳にプローブを挿入したタイミングで、何とコンピュータが故障するというハプニングに見舞われる!
●患者の頸動脈が破裂し、レクシーが血まみれに!
動脈小体腫瘍の除去手術を受けたニック。冗談好きの彼はレクシーを気に入り、彼女とお互いの恋人について談笑。そんな最中、ニックの頸動脈が破裂してしまう!


【STORY】
ほかの女性とデートをするデレクと“別れのセックス”を続けている自分にいら立つメレディス。本当は、ほかの女性とデートをしないでほしいと言いたかったが、その一言がなかなか言い出せない。
そんな中、病院ではマークがレジデントやインターンを集めてミーティングを行う。頸動脈小体腫瘍の除去手術を受けたニックの状態とケアに関する説明のためだ。腫瘍とリンパ節を切除したため、ニックの頸動脈は薄い皮1枚で覆われている状態。ふとしたことで、頸動脈破裂を起こす危険性が高いのだ。マークは、もし頸動脈破裂が起きたら、まず出血を止めてから自分を呼ぶよう一同に説明する。
Greys4_09_all 急患の搬入口には、バイパス手術を受けた後に合併症を起こしたジェイコブが搬送されてくる。エリカの下に就こうと張り合うクリスティーナとイジーがジェイコブのストレッチャーを取り合う中、彼を搬送してきたスタンとレイは、救急車に乗り込んで搬入口から移動しようとする。すると、そこに1台の救急車が突っ込んでくる。そして、2台の救急車はあっという間に激突。スタンとレイは逆さまの状態で車内に閉じこめられてしまう。スタンの腹部には破片が突き刺さり、体を動かせば失血しするという絶望的な状態。過酷な状況に置かれながら、必死に励まし合うスタンとレイ。メレディスは、同じ病院に勤めるレントゲン技師でスタンの妻、サラを連れてきてスタンと最後の面会をさせる。泣きながらスタンに声をかけるサラを目の当たりにして、自分の無力さを痛感するメレディス。リチャードはそんなメレディスを励ます。
やがて消防隊が救急車の車体を持ち上げて2人を救出しようとするが、瀕死のスタンがレイの異常に気付く。彼の背中には酸素レギュレーターが刺さっていて、無理に動かせば大出血を引き起こす状態だったのだ。スタンは、最期にレイのピンチを救って息を引き取る。
一方、レイは心タンポナーデを起こしている可能性が高く、メレディスが車内に入り込んで処置をすることに。メレディスは、スタンのなきがらの上をまたいて車内に乗り込む。
また、突っ込んできた救急車を運転していたメアリーは、どうやら運転中に発作を起こしたようだった。彼女は、カリーによる腕の整復を終えた後、脳を検査。発作の原因は脳腫瘍と判明し、デレクはコンピュータのナビシステムを使ったオペを行うことにする。オペには、デレクと親しくなった看護師のローズも参加。早速オペが始まり、デレクは慎重にメアリーの脳にプローブを挿入する。しかし、そこでトラブルが発生。コンピュータが故障し、ナビシステムが使えなくなったのだ。オペ室には緊張が走る。
合併症のため救急車で搬送されてきたジェイコブは、衝突事故に巻き込まれて脚を負傷。彼にはクリスティーナとイジーが付いていたが、到着したエリカに即座にジェイコブの容体を説明したのはクリスティーナだった。イジーはジェイコブの家族と話をしていたため、一瞬反応が遅れたのだ。エリカは助手にクリスティーナを指名し、イジーにはカリーの下に就くよう指示する。
エリカは、感染による損傷を修復するにはジェイコブの胸骨を除去する必要があると考え、マークに協力を要請する。マークは相変わらずの口説きモードでエリカをいら立たせるが、最後にはエリカに謝罪してオペを手伝うことに承諾する。
マークの下に就いていたアレックスもジェイコブのオペに参加することになるが、そんな彼の前に、またふらりとエヴァが姿を現す。エヴァはアレックスの仕事ぶりが見たいと言い張り、オペの見学室に潜り込む。
チーフ・レジデントとなり、ますます仕事が忙しくなったベイリー。彼女の仕事に理解を示していた夫タッカーだったが、最近では不満が募って爆発寸前。ベイリーに話し合いを求め、その日の昼休みに病院で会うする約束をする。
そんな中、ベイリーはメアリーの救急車に同乗していた救急隊員のシェーンを担当。腹部を負傷し、内出血を負った彼の体を診ようとするが、シェーンはベイリーの診察を拒んで男性の医者による診察を希望する。やむを得ず、ベイリーはリチャードに診察を頼むが、シェーンはリチャードの診察も拒否。実は、彼は白人至上主義者だったのだ。シェーンの理不尽な差別に納得がいかないベイリーは、あえて黄色人種のクリスティーナにシェーンを担当させる。せっかくエリカの助手に指名されたクリスティーナだったが、しぶしぶジェイコブの件をイジーに引き継ぎ、嫌がるシェーンを診察。彼が、腹に入れた大きな鉤十字のタトゥーをベイリーたちに隠そうとしていたことを知ると、彼への嫌悪感をあらわにする。結局、シェーンは開腹手術を受けることになるが、白人の医者の立ち会いを強く希望したため、ジョージもオペに参加。ベイリーは、タッカーとの約束を気にしながらオペに臨む。
Greys4_09_eva レクシーは、頸動脈破裂の危険を抱えるニックを担当する。ニックはレクシーを気に入り、腫瘍のせいで彼女に振られたと打ち明けたり、レクシーに恋人はいるのかと質問したりする。レクシーはアレックスのことを好きになっている気持ちを認め、アレックスのことを彼に話す。しかしその後、オペの見学室でエヴァと隣り合わせになり、彼女とアレックスの関係を知ってしまう。ショックを受けたレクシーは、冗談好きのニックとの会話に慰められるが、そんな矢先、彼の頸動脈が破裂してしまう。


【メレディスの一言】
命を救いたくて医療の道に進む
良い行いをしたくて医療の道に進む
快感を得たくて医療の道に進む
ぶっとぶために、はじけるために
でも、大抵の場合、1日の終わりに思い出すのは失ったもの
眠れない夜、心に浮かぶのは、もたらした痛みや治せなかった痛み、奪った命や救えなかった命
医療の現場で経験することは、目標とかけ離れている
ほとんどの場合、結果はあべこべになるかメチャクチャになるかだ


【聞かせて!みんなの意見】
病院では、困難な問題が複数同時に勃発! では、いちばん次週の展開が気になるのは誰の件? 次話への期待をふくらませながら、あれこれ意見を聞かせていただけると嬉しいです。
コメントをお寄せくださった方には、日本語キャストの直筆サイン入り台本メモ帳のプレゼントもあります!
Present3

2008.12.21|グレイズ・アナトミー4、ストーリーガイド|コメント(10)トラックバック(0)

12月13日(土) #8「フォーエヴァー・ヤング」

Greys4_08_bm ●酔ってけがをしたザッチャーが病院に!
酔ってけがをしたザッチャーが病院にやってくる。成り行き上、メレディスがザッチャーの手当てをするが、メレディスが父に対して抱いた感情は、意外にもマイナスのものではなかった。
●ベイリーが恋する乙女に?!
ベイリーが高校時代に憧れていた、マーカス・キングが事故による負傷で病院に運び込まれる。高校の時と同様に、彼の言いなりになってしまうベイリーだったが…。
●デレクとシドニーのデートの意外な結末
デレクとシドニーがジョーの店でデート。結局、シドニーが断る形で2人の仲は進展せずに終わるが、デレクは看護師のローズに興味を持ち始める。
Present2


【STORY】
ジョーの店には、シドニーとデートをするデレクがいた。それを目撃したメレディスは、内心面白くない。
ベイリーは、やっとチーフ・レジデントの座を手中に収めた喜びで舞い上がっていた。カリーは素直に、自分よりもベイリーの方が適任だと認め、ベイリーを祝福。さっそくベイリーは自分なりの方針をメレディスたちの前でスピーチする。
そんな中、病院には大学見学に向かうバスの事故で負傷した生徒たちが、大勢運び込まれる。そのうちの1人は、カリー、マーク、アレックスが担当するトリシア。尾骨を骨折して顔面に裂傷を負った彼女は、けがのためにチアダンスチームのキャプテンの座を仲間に奪われたことに落胆し、自暴自棄になる。カリーは、自分がチーフ・レジデントを外された経験を例に挙げ、前向きに考えるよう彼女にアドバイスする。
ベイリーは、生徒たちに混じって搬送されたある男性から声をかけられる。彼は生徒の引率をしていたマーカス・キング。ベイリーの高校時代のクラスメイトで、密かにベイリーが憧れていた人物だ。マーカスと接するうち、高校時代のときめきを思い出すベイリー。昔、彼の勉強を手伝っていた時のように、彼に頼まれたことを何でも引き受けてしまう。マーカスには不整脈が認めらたが、目立った症状がなかったためエリカとベイリーは投薬と外来での検査をオーダー。ところが、突然マーカスは肺塞栓症の発作を起こし、緊急オペを受けることになる。Greys4_08_bd オペ後、命を救われた感謝もそこそこに、またベイリーに頼み事をするマーカス。いいように使われていると分かっていても、本人には何も言い返せないベイリーだったが、その怒りをデレクにぶちまける。高校時代、デレクのような人気者は、冴えないベイリーのような子には見向きもしなかったはずだと。デレクは、自分も高校時代は冴えないタイプだったと打ち明け、ベイリーを慰める。
クリスティーナはベイリーの計らいでエリカの下に就くことを許されるが、エリカに認められようと必死になり過ぎて、行動は裏目に出るばかり。ゴマすり屋だと思われないように、少し引っ込んでいろとカリーに助言され、オペに参加したい気持ちをグッと抑える。最終的には、オペ中に待機しているとエリカの呼び出しがかかり、エリカの手伝いをするチャンスを与えられる。
デレク、イジー、レクシーは、事故の衝撃で鉛筆が目に突き刺さったダニーを担当する。ダニーにはマリッサという親友がいたが、2人は個性的で学校では孤立した存在。2人の境遇に理解を示すデレクは何とかダニーを救おうとするが、オペ中に脳動脈が破裂し、ダニーは一生昏睡状態を余儀なくされてしまう。やり切れない思いで、マリッサに残酷な事実を伝えるデレク。2度と目を覚ますことのない親友の傍らで悲しみにうちひしがれるマリッサに、イジーは「きっと乗り越えられる」と励ましの言葉をかける。最初は、プロムクイーンに選ばれるような美人のイジーに気持ちが分かるはずがないと反論するマリッサだったが、実はトレーラーハウス暮らしで妊娠したために同級生から敬遠されていたというイジーの打ち明け話を聞くと、イジーの言葉を素直に聞き入れる。
一方、病院には酔ってけがをしたザッチャーもやって来る。アレックスは、レクシーを呼びに行くが、レクシーは“父親”と聞いただけで拒否反応を示す。アレックスは仕方なくメレディスを呼びに行き、メレディスがザッチャーの手当てをすることに。ザッチャーはメレディスに会うなりこれまでのことを詫び、自慢の娘だとメレディスを持ち上げたり、今日はスーザンの誕生日だからと言って寂しげな表情を見せたりする。メレディスは、そんな父親との時間を不快に思うどころか、むしろ楽しむ。
その頃、ザッチャーが病院に来ていると知ったレクシーは、なぜメレディスに知らせたのかとアレックスを責める。そして、後にメレディスから「もっとザッチャーに注意を払うように」と忠告されると、こらえていた感情を一気に爆発させる。父親はいつでも酔ってデタラメな話ばかりしているのだと。事実を知ったメレディスは、息が荒くなるほどショックを受けるが、そんな彼女にリチャードが付き添う。
一方、セックスの相性のせいでろくに口もきけない状態になっているイジーとジョージ。2人の破局説は院内にも広まり、その噂はカリーの気持ちを軽くするが、イジーの気持ちをいら立たせる。Greys4_08_r イジーもジョージもメレディスに相談したのはお互い様だったが、イジーは先にメレディスに話したジョージを責めて2人はますます険悪なムードに。恋人同士になったことで、何でも打ち明けられる親友を失ったことに気付く。
そして、デレクとシドニーのデートの結果は意外な結末に落ち着く。驚くべきことにシドニーの方が関係の進展を拒んだのだ。これには、苦笑いのデレクだったが、病院では看護師のローズと親しくなり、彼女に興味を持つようになる。


【メレディスの一言】
ある意味、人は大人になる
家族がいて、結婚し、離婚する
でも、たいていは15歳の時と同じ悩みを抱えている
どんなに背が伸びても、年を重ねても
それでも人は永遠につまずく
永遠に悩む
永遠の青二才


【聞かせて!みんなの意見】
「メレディス一言」にもあるように、大人になっても確かに15歳の頃と同じような悩みを抱えているものですよね。では、あなたが「もう少し大人になれ!」と思うキャラは?
コメントをお寄せくださった方には、日本語キャストの直筆サイン入り台本メモ帳のプレゼントもありますので、どんどんご意見お聞かせください!

2008.12.14|グレイズ・アナトミー4、ストーリーガイド|コメント(5)トラックバック(0)

12月6日(土) #7「恋の決め手はカラダの相性」

Greys4_07_s ●イジーとジョージのセックスの相性が最悪?!
ようやく念願のセックスを果たした2人。しかし、セックスの相性は最悪だった! 2人は、初めてのセックスの高揚感を取り戻そうと試行錯誤する。
●ベイリーが念願のチーフ・レジデントに!
カリーに頼まれ、チーフ・レジデントの仕事をこっそりこなしていたベイリー。その功績が認められ、ついにカリーに代わってチーフ・レジデントに!
●父ザッチャーは酒浸り。それをひた隠すレクシー
アレックスと関係したことで、ますますメレディスの怒りを買うことになったレクシー。実は、酒浸りの父ザッチャーのことで、人知れず心を痛めていたのだった…。


【STORY】
イジーとジョージはようやくセックスを解禁。初めてのセックスの時と同じ高揚感を期待するが、どうも相性が合わない。欲求不満が残る2人は、それぞれメレディスに相談したり、あれこれセックスに工夫を凝らしたりするが、最後にはお互いに「最高だった」と嘘をついているのがバレてしまう。
そんなジョージは、けんかばかりの両親を離婚させるため、わざとビー玉を飲み込んだ8歳の少年、ブライアンを担当する。ブライアンは体に異常がないことを確認して帰宅するが、後日、磁石の玉を8つも飲み込んで再びクリニックへ。ベイリーが緊急オペを行い、磁石の玉をすべて取り出す。体を張ったブライアンの訴えに、「幸せだった昔に戻りたいが、幸せを感じなくなって長すぎる今、別れるしかないかもしれない」と語る母親。この言葉はジョージの心にも刺さる。
一方、デレクの土地に引っ越してトレーラー暮らしを始めたリチャードは、身の回りのことが何もできず、クリーニング店に洗濯物を出すのも食事の用意もすべてデレク任せ。その礼として、自分で選んだ映画をデレクと一緒に観賞するという毎日を送っていたが、デレクは不満を募らせていた。リチャードの甘えはエスカレートし、ノックもせずにデレクのトレーラーハウスに出入りする始末。その結果、デレクとメレディスは、裸でベッドにいるところをリチャードに目撃されてしまう。これには、さすがのデレクも我慢できず、リチャードに鬱憤をぶちまける。
クリスティーナはバークのアパートを自分色に変えようと、壁を真っ赤な血の色に塗り替える。職場では、エリカの下で心臓外科を学ぶのを楽しみにしていたが、エリカは助手にメレディスを指名してクリスティーナを完全無視。エリカがクリスティーナの技量を試していると見たベイリーは、本気で心臓外科を目指す覚悟ができるよう、ほかの分野も試してみたらどうかと助言する。渋々カリーの下で整形外科のオペに参加したクリスティーナは、ますます心臓外科への思いを強める。
Greys4_07_me マークはエリカの見事な手腕にほれ込み、彼女に惹かれている自分に気付く。エリカもまた、そんなマークの視線に気付くが、冷たくされているから気になっているだけだとはねつける。
カリーはチーフ・レジデントの仕事を逃れてオペに没頭したくなり、ベイリーに代理を頼み込む。ベイリーは本領発揮して次々と仕事をこなし、文句ばかり言うイジーの患者とアレックスの患者を相部屋にさせるなど、的確な指示を出していく。それらが自分の指示であることを隠していたベイリーだったが、最後にはリチャードにバレてカリーは解任。リチャードは、カリーに代わってベイリーをチーフ・レジデントに選ぶ。ようやく自分の能力が認められたことに感激したベイリーは、リチャードに抱きついて泣きじゃくる。
メレディスは、赤ちゃんを抱いたまま階段から転落したテレサを担当する。赤ちゃんはレクシーが担当。赤ちゃんの容体は間もなく安定するが、逆にテレサは外傷が原因で心肺停止に陥る。エリカの執刀で緊急オペが行われるものの、テレサの容体はかなり危険な状態。病院に駆けつけたテレサの夫ショーンは、テレサなしに赤ちゃんは育てられないと弱腰になる。何せ赤ちゃんは、1週間前に養子にもらったばかりだったのだ。
メレディスは、レクシーとアレックスが寝たことを知り、レクシーが自分の人生に踏み込んでくるように感じてイライラしていたが、赤ちゃんを家族だと思えないと語るショーンに対し、自分の経験を踏まえてあるアドバイスをする。「(突然現れた家族を)家族なんだと思えるようになるには少し時間がかかるものです」と。そして、赤ちゃんとは血がつながっていないし、知っていることも5つしかないとショーンが言うと、「でも、他人の知らないことを5つも知っている」と励ます。
結局、テレサの治療は残念な結果となるが、メレディスの言葉に勇気づけられたショーンは、テレサが望んでいた「キーシャ」という名前を赤ちゃんに付け、育てていく覚悟を決める。
Greys4_07_ma レクシーはメレディスの話にちなみ、自分に関することを5つメレディスに語って嫌わないでほしいと告げる。これで少し気持ちがほぐれたメレディスは、その後、ジョーの店で酔いつぶれているレクシーの姿を見かけると、アレックスに家まで送ってやってくれと頼む。アレックスはメレディスの指示どおり自宅までレクシーを送ってやるが、そこで酒浸りになっているザッチャーに遭遇する。レクシーは、このことはメレディスに黙っていてほしいとアレックスに頼むのだった…。


【メレディスの一言】
医者になる前、私たちは学生で、化学(ばけがく)についてもたくさん勉強した
有機化学に生物化学に…、すべて学んだ
でも、人間同士の化学反応はきわめて単純
相性がいいか悪いか


【聞かせて!みんなの意見】
意外にもセックスの相性が最悪であることが発覚したイジーとジョージですが、みなさんは誰と誰の相性がいい、あるいは悪いと思いますか?
コメントをお寄せくださった方には、日本語キャストの直筆サイン入り台本メモ帳のプレゼントもありますので、どんどんご意見お聞かせください!
ちなみに私は、ジョージとベイリーの相性がピカイチだと思います。

2008.12. 7|グレイズ・アナトミー4、ストーリーガイド|コメント(7)トラックバック(0)

11月29日(土) #6「闘う女たち」

Greys4_06_e ●クリスティーナ vs イジーの心臓外科対決!
エリカの下に就いて心臓外科医に一歩でも近付きたいクリスティーナ。麻酔アレルギーの患者に対する覚醒下での心臓オペをエリカに提案、採用されるが、助手に指名されたのは今回もイジーだった…。
●リチャード vs エリカのジェンダー問題対決!
新入りのエリカに報告を求めるリチャード。彼のやり方に女性差別的な印象を持ったエリカは、初日から臆することなく自分の意見をリチャードにぶつける!
●アレックスとレクシーが!!
レクシーがアレックスに急接近。真剣な付き合いはできないとはっきりアレックスに言われても、結局彼と関係を持ってしまう。しかも、それをメレディスに知られてしまい…。


【STORY】
この日は、エリカがシアトル・グレースに着任する日。クリスティーナが彼女の下に就こうと張り切る中、パラシュートが開かず高度3,700メートル上空から落下したスカイダイバー、リックが運ばれてくる。さぞかし重症だろうと思われたが、奇跡的にも、彼に必要な処置は虫垂切除だけだった。Greys4_06_mdr リックの手術は、後にベイリーとメレディスが担当する。一方で、メレディスはリックが落下時に撮影していた映像を見て、死を覚悟したリックが最後に望んだのは、恋心を抱いていたインストラクター、サリーに思いを伝えることだったと知る。リックは奇跡的に生還したことで大胆な気持ちになっており、勢いでサリーに気持ちを打ち明けようとするが、タイミングを失う。一度死にかけたことがあるメレディスは、そんな高揚感も徐々に薄れていくことを、身をもって知っていた。だからこそ、オペを受けたあとのリックに、「勇気が消えないうちに告白するように」と、自分の体験を踏まえて助言するのだった。
イジーはエリカの下に就き、冠動脈バイパス術を受けるアーノルドを担当することになる。患者の交換をクリスティーナから持ちかけられても、イジーはそれをきっぱり拒否。エリカとともにアーノルドのオペに参加する。しかし、オペの最中に、アーノルドが麻酔薬アレルギーであることが判明。オペは中止となってしまう。バードウォッチングが趣味のアーノルドは、元気になったらハシジロキツツキという幻の鳥を見に行くのを楽しみにしていたが、ただ死を待つ身となって落胆する。
アーノルドのオペ中止を聞いたクリスティーナは、覚醒下での心臓オペの症例を見つけ、エリカに実施を提案する。エリカもこれに同意したことで、クリスティーナはオペに参加できるものと期待するが、助手に指名されたのはイジーだった。イジーは大手術への参加に怖じ気づくが、アーノルドがリラックスできるよう音楽を用意したり、点滴のパックに鳥の写真を飾ったりと、彼女なりの工夫を見せる。そして手術中アーノルドがパニック状態に陥ると、鳥の話をさせて落ち着かせる。その結果、長時間に及ぶオペは成功。すっかり精も根も尽き果てたイジーは、その夜、ジョージとのセックスの約束を延期してもらう。
ERには、ウェディングドレスを長く持ち続けた方が10万ドルの結婚費用を獲得できるというコンテストの参加者、ヘレナとジャッキーが負傷して運び込まれる。店で転倒した2人は互いにけがを負っているのに、決してドレスを離そうとしない。カリーとアレックスは脱臼したジャキーを担当。アレックスは、クリスティーナを避けるために物置でカルテ書きに没頭するレクシーに声をかけ、彼女もチームに加える。
Greys4_06_j 鼻骨骨折していたヘレナは、マークとジョージが担当することに。カリーは、ジョージを避けるためにマークの下に就かせたものの、互いの患者同士がくっついているために、ジョージと顔を突き合わせるハメになる。そんなカリーに、「ジョージをいびって仕返しをしたら」と入れ知恵をするマーク。結局ジョージは、ジャッキーが手当てを受ける間、彼女の代わりにドレスを持つ役をやらされる。
その後、ジャッキーの脱臼の治療にはオペが必要だと分かるが、コンテストに勝つことしか頭にない彼女はオペを拒否。しかし、レクシーがうまく話を誘導し、ジャッキーにオペを承諾させる。その頃ヘレナは、ドレスを握りしめながら手当てを受け、代理の対戦相手となったジョージに、コンテストにこだわるのは母のためなのだと話していた。彼女の母は、娘の結婚式が生き甲斐で、借金を負って結婚費用を工面したというのだ。そして、その話をした直後、ヘレナは突然倒れてオペ室へ移される。どうやら、店で転倒した際に内出血を起こしていたらしい。
ジャッキーのオペは無事に終わる。彼女はヘレナが倒れてオペを受けたと聞かされても、関心事はコンテストの勝敗だけ。そんなジャッキーの態度をカリーが一喝する。そして、カリー自身もジョージのことを諦めると決断。「ジャッキーを勝たせたくないから、先にドレスを離したと言ってほしい」とジョージに頼む。2度と話せないと思っていただけに、カリーに話しかけられて驚くジョージ。カリーはジョージに、「諦めることにした」と告げる。そして、ジョージは「自分がドレスから先に手を離した」と公言し、ヘレナの勝ちが決定。彼女は婚約者と喜びを分かち合う。
クリスティーナに部屋を貸してもらえなくなったリチャードは、デレクの土地に引っ越してトレーラー暮らしを始める。そして、憂さ晴らしに「紳士の夕べ」を開こうとデレクに提案。「紳士の夕べ」で何をするのか分からないまま、デレクはマークにも声をかける。そんなリチャードは、自分への報告なしで、エリカがアーノルドの覚醒下オペを決めたことを咎める。しかしエリカはエリカで、「紳士の夕べ」が女性差別的な集まりだと思い込んでリチャードを非難。結局リチャードはエリカも誘い、4人で「モノポリーの夕べ」を過ごすことになる。
今後のデレクとの関係に悩むメレディスは、眠れない夜が続いていた。「デレクとのセックスのあとのひとときだけが安らげる時間。そのためデレクと会うのをやめられない」とクリスティーナに本心を打ち明けるメレディス。しかし、解決方法は思い浮かばない。
レクシーは、アレックスに誘いの声をかける。アレックスは、真剣な付き合いはできないと正直にレクシーに言うが、それでもレクシーはアレックスの部屋へ。そして、2人でいちゃついている現場をメレディスに見られてしまう…。


【メレディスの一言】
心の底では、誰だって自分は芯が強いと思いたい
でも、芯が強いのは単にタフってことじゃない
受け入れる心が必要
自分を甘やかせて芯の弱さを出さなきゃいけない時もある
毎日、絶えずタフでいる必要はない
たまにはガードを解いてもいい
それが最善の方法という時だってある
新調に時と場合を選べば…


【聞かせて!みんなの意見】
今回の隠れたテーマは“芯の強さ”。みなさんは、グレイズ・アナトミーの登場人物の中で、誰がいちばん芯が強いと思いますか? ぜひぜひコメントをお寄せください。クリスティーナ役沢海陽子さん&アレックス役土田大さん、カリー役田村聖子さん&マーク役入江崇史さんの直筆サイン入り台本メモ帳のプレゼントもあります!

2008.11.30|グレイズ・アナトミー4、ストーリーガイド|コメント(4)トラックバック(0)

11月22日(土) #5「つきまとう影」

Greys4_05_ec ●エリカ・ハーンがシアトル・グレース病院に!
心臓移植のオペのため、エリカ・ハーンがシアトル・グレース病院に。出世のために男と寝る女だと彼女に批判されたクリスティーナは、負けじと彼女に反論するが…。
●アレックスとエヴァが再会!
エヴァことレベッカがアレックスに会いにやって来る。そして2人はついに結ばれるが…。
●メレディス、エリスの遺灰をポリ袋で持ち運ぶ
エリスの遺灰を弔って、新たな一歩を踏み出そうとするメレディス。しかし、遺灰をポリ袋に入れて持ち運ぶ姿にはみんな唖然!


【STORY】
今日はハロウィン。大抵この日は酔っぱらいがバカをやらかし、ERがごった返すのが常。カリーは、インターンたちをしっかりと仕切るよう、メレディスたちレジデントに朝の申し送りを行い、イジーがジョージと寝ていたことまで暴露する。
レクシーは、クリスティーナに騙され、1人ハロウィンの仮装に身を包んでいた。そんな彼女の姿に、怒りをあらわにする患者の親族がいた。彼女の名はエリン。彼女の父ジャック・シャンリーは心臓移植待ちの状態で入院中。「仮装する暇があったら、父親の薬をきちんと出してほしい」とレクシーを咎めるエリンだったが、それから間もなく、交通事故に遭って脳死状態で病院に運びこまれる。彼女は臓器提供の意思を明らかにしていたため、エリンの生命維持装置を外すことに同意すれば、シャンリーは娘の心臓をもらうことができる。しかし、これは父親にとって簡単に同意できるような話ではない。ジョージは、移植を渋るシャンリーに対し、自分が父親を亡くした時の気持ちを交えつつ「お嬢さんは心臓をもらってほしいと願っているはずだ」と説得。ついにシャンリーもオペに応じる。執刀医は、助っ人に呼ばれたエリカ・ハーンに決定。クリスティーナはオペに入りたいとエリカに猛アピールするが、エリカは「クリスティーナは出世のために男と寝る女だ」と批判し、もともとエリンの担当だったイジーを助手に選ぶ。
クリニックには、自分の足の切断を望むジェームズという男性がやって来る。ベイリーは、とりあえず彼に抗不安剤を処方して帰そうとするが、ジェームズの意志は固かった。シアトル・カボチャ彫刻コンテストで指を切断した男性が持ち込んだチェーンソーを使って、ついに自分の足を切りつけるという奇行に走る。結局、彼の望み通り、足を切断せざるを得ない状況となり、カリーがオペの執刀をする。そして、カリーは、一緒にオペに参加していたクリスティーナと互いの結婚が不運な結末を笑い合って意気投合。そんな中、一緒にオペに立ち会っていたノーマンが、脳卒中で倒れてしまう。
Greys4_05_e その頃、アレックスの元には意外な客が訪れていた。思いを寄せていた元患者のエヴァことレベッカだ。再会を喜び、いきなりキスをして当直室にエヴァを連れ込むアレックス。話は後回しでセックスをするが、そこでポケベルが鳴る。朝から具合が悪いと言っていたノーマンがオペ中に倒れたという知らせだ。アレックスは、ノーマンのオペに立ち会ってから当直室に戻るが、エヴァはすでに姿を消していた。
一方、手術で命を取りとめたノーマンは、亡くなった奥さんが「外科にしろ」と言っている気がして外科を志望したのだと、その動機をアレックスに話す。妻はいずれ脳卒中で倒れると知っていたため、倒れた時に最高の外科医がそばにいるようにと、あえて外科を志望させたのだと。そしてノーマンは、今後は本来の志望だった精神科に移ると決意する。
メレディスはクローゼットにしまい込んでいたエリスの遺灰をきちんと弔い、母へのコンプレックスに別れを告げようと、ポリ袋に遺灰を移して病院へ持って行く。そんなメレディスの行動を、不気味に思う仲間たち。さすがに廊下に落としてばらまいてしまった遺灰をかき集める彼女の姿には、偶然通りがかったデレクや少年ライアンも好奇の目を向ける。
さて、この少年ライアン、耳に構造的な障害があり、耳の再建手術を望んでいた。母親がシアトル・グレース病院の食堂に勤めているため、形成外科医のマークの名を聞きつけたライアンは、彼に無償で手術をしてほしいと頼みにやって来たのだ。メレディスもライアンと一緒にマークにオペを頼むが、無償手術に協力してくれるスタッフを手配できるほどの人脈がないとマークは諦めモード。しかし、メレディスがオペに必要なスタッフや施設の確保を手配し、ライアンのオペが実現する。その結果、オペは無事成功。女遊びが過ぎるため、最近では看護師たちから「マーク・スローンと闘う看護師同盟」を組まれてショックを受けていたマークだったが、「良い仕事ができた」と自分の行いに満足する。
メレディスは、遺灰の弔い方についてレクシーやライアンから助言を受け、医師の仕事がすべてだったエリスのため、オペ室のシンクに遺灰を流すことに。リチャードとともに母を見送る。
ベイリーは、息子の初ハロウィンを家族で楽しむため、早めに帰ると夫と約束していたが、ライアンのオペを手伝ったために約束を破る結果となった。そのことで夫に電話で責められたベイリーは、彼の一方的な言い分にげんなり…。カリーとのことで意気消沈しているジョージに対して、「夫婦の仲がこじれるのは、どちらか片方だけが悪者だからじゃない」と助言する。
Greys4_05_mej カリーに事実を暴露され、長い1日になるのを覚悟していたジョージとイジー。クリスティーナの冷たい態度にイジーが反論する場面もあったが、何とか1日をやり過ごすことができたと安堵する。
また、クリスティーナは、オペを終えたエリカを捕まえて抗議する。自分がバークと付き合ったのは決して出世のためではなく、エリカの発言はプロらしからぬ不適切なものだったと。しかし、一通り抗議したあとで、エリカが今後、シアトル・グレース病院の心臓外科のチーフに就任するとリチャードから聞かされる。クリスティーナは、アデルに離婚を申請されてしまったリチャードに自分の部屋を貸すつもりでいたが、ハーンを招き入れたことで態度を一変。リチャードに部屋を貸すのはやめ、自分がカリーと暮らすことに決めるのだった…。


【メレディスの一言】
外科医だけじゃない
本当はあらゆる人間が、何かの陰に取り憑かれてる、あるいは誰かに
心の影をメスで切り取ろうとしたり、クローゼットの奥にしまい込んでも、大抵ムダな努力に終わる
だから、もやもやを吹き飛ばすには、ページをめくって次へ行くしかない
あるいは、過去に片を付ける
やっと、やっと終わる…


【聞かせて!みんなの意見】
今回は、それぞれが自分なりの一歩を踏み出した! メレディスはエリスの遺灰を弔い、アレックスはエヴァと結ばれ、クリスティーナとカリーは同居を決める…。さて、そこでお聞きます! 今回、一番勇気のある一歩を踏み出したのは誰だと思う?
コメントをお寄せくださった方には、クリスティーナ役沢海陽子さん&アレックス役土田大さん、カリー役田村聖子さん&マーク役入江崇史さんの直筆サイン入り台本メモ帳のプレゼントもあります! ぜひぜひコメントをお寄せください。
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2008.11.23|グレイズ・アナトミー4、ストーリーガイド|コメント(7)トラックバック(0)

11月15日(土) #4「愛することと許すこと」

Greys4_04_n ●カリーとイジーが決闘!?
すべてを知って、イジーとの話し合いを望むカリー。しかし、イジーは殴り合いになると思い込み、12時の食堂にはギャラリーが詰めかける。見せ物にされたカリーは…
●「君と結婚したい」、デレクが本心をメレディスに打ち明ける!
セックスだけの関係に疑問を抱き続けてきたデレク。ついに、メレディスに自分の真意を打ち明けるが、メレディスはデレクの思いを受け止めることができず…

【STORY】
ついに、イジーとのことをカリーに打ち明けたジョージ。カリーは内心怒りで一杯だったが、口から出てきたのは「あなたを許す」という言葉だった。予想外の返答に慌てたジョージは急いで病院でイジーを探すが、先にカリーが「12時に食堂に来るように」とイジーを呼び出していた。殴り合いを覚悟するイジーは、呼び出された理由を尋ねるアレックスに、ジョージと寝たことを打ち明ける。過去にイジーに関係を拒まれたことがあるアレックスは、男としてのプライドを傷つけられる。
そんな中、カリーとイジーの話を聞きつけたスタッフたちは、喧嘩を見物しようと食堂に集まる。しかし、カリーは決してイジーと喧嘩するつもりなどなく、ただ話し合おうとしていただけだった。浮気された上に見せ物にされたカリーは深く傷つき、「泥棒猫」とイジーを非難。イジー自身も傷つき、家に帰ってベッドで泣き崩れる。そんなイジーに、アレックスはさり気ない思いやりを見せる。
クリニックには、エクササイズ中に足を痛めたルーシーがやってくる。担当はベイリーとジョージ。検査の結果、ルーシーの足首は粉砕骨折しており、過激なダイエットによる骨粗鬆症が原因と判明する。ルーシーは恋人のウィルから、「服のサイズが4になったら一緒に暮らそう」と条件を提示されていたのだ。代わりにウィルは禁煙を誓っていると言うが、ルーシーが愛されたい一心で強迫観念にとらわれているのは明らかだ。オペはカリーが担当することになるが、ジョージの件で頭が一杯の彼女は、なかなか仕事に集中できない。
そんな中、ルーシーは突然吐血。十二指腸潰瘍を患っていたことが明らかになる。そして、緊急オペが行われるが、治療の甲斐なく死亡してしまう。オペ後、カリーは、ルーシーとの誓いを破ってタバコを吸うウィルの姿を見つける。心から愛されていなかった自分とルーシーを重ね合わせたカリーは、怒りを爆発させてウィルを激しく責める。ジョージ、ベイリーが割って入り何とかその場を収めるが、もうカリーはボロボロ。最終的には、「本心では許していない」とジョージの前で認めるのだった。
ERには、フットボール中に転倒し麻痺状態となったアダムが担ぎ込まれる。同伴していたのは父親兼コーチのスタンリー。深刻なけがを負っている息子を、スタンリーは容赦なく叱りつける。担当は、デレク、クリスティーナ、レクシー。メレディスのことを話題に、デレクと会話を弾ませるレクシーが面白くないクリスティーナ。何かにつけてレクシーに冷たく当たるが、デレクはそんなクリスティーナの態度に批判的だった。レクシーもレクシーで、いつまでも自分を数字で呼ぶクリスティーナにうんざり。「ちゃんと名前がある」と反論する。
その後、デレクの執刀でアダムのオペが行われる。デレクはレクシーを虐げるクリスティーナを注意し、静脈の焼灼をレクシーにやらせる。出血源が見つからないと戸惑うレクシー。クリスティーナはしぶしぶレクシーに助け船を出す。その様子に安心したデレクは、自分の補佐をクリスティーナに頼む。
Greys4_04_a また、以前も卵巣ガンの手術でシアトル・グレースに入院していたリチャードの姪、カミールが呼吸困難の状態で病院に運び込まれる。イジーが挿管してカミールは持ちこたえるが、彼女のガンは喉や胸に転移していた。すでに闘病生活に疲れ果てていたカミールは、治療で苦しむより残された時間を家で過ごしたいと切望する。カミールの心の叫びを知ったリチャードは、担当医としてカミールの希望を尊重することに。これ以上延命治療を行わないと決めるが、カミールを我が子同然に可愛がっているアデルにとって、その判断は到底納得できるものではない。この件は、修復向かっていたリチャードとアデルの関係に影を落とすことになる。
Greys4_04_m デレクから週末旅行に誘われたメレディス。クリスティーナからデレクとレクシーが親密になっていると聞かされ、気が気ではない。週末のシフトをアレックスに交替してもらう代わりに、1日ノーマンの指導役に当たる。ノーマンの独特のペースに面食らいながらも、優しく指導するメレディス。しかしノーマンは、ほくろ除去に来たマークの担当患者ビッツァーに、間違えて「余命わずか」と宣告してしまう。事の重大さに気付いたメレディスは、急いでビッツァーを探すが、彼女はすでに退院。ノーマンまで行方が分からなくなる。さすがのメレディスもノーマンに対して怒りを爆発させるが、しばらくしてノーマンはビッツァーを連れて病院に戻ってくる。ビッツァーは残された日々をアイスランドで過ごすために仕事を辞め、恋人とも別れ、アパートの契約も解約してしまっていた。そのため、宣告は間違いだったと聞かされて呆然。けれども、病院側がビッツァーにアイスランドの家を用意したことから事態は丸く収まり、むしろ彼女に感謝される結果となる。
ほっとしたメレディスは、デレクの誘いにOKの返事をする。しかし、マークから「メレディスは恋愛においてまだインターン」だと指摘されたデレクは、いつまでも彼女とセックスだけの関係を続けることに限界を感じ、「結婚を望んでいる」とメレディスに本心を打ち明ける。突然の告白に戸惑うメレディス。その気になるまで待つというデレクだが、「待つ間に自分の希望を叶えてくれる相手が現れたらその時はどうなるか分からない」とメレディスに告げるのだった…。


【メレディスの一言】
許して忘れよ、よく言われる言葉
いいアドバイスだけど、あまり役に立たない
誰かに傷つけられたら、その人に仕返ししたい
不当な扱いを受けたら、正当な態度を取りたい
許せなかったら、過去のしこりは消えない、過去の傷は癒えない
期待できることは1つ
運が良ければ、いつか忘れられると思うことだけ


【聞かせて!みんなの意見】
今回のテーマは“愛”と“許し”。みんなは誰の行為がいちばん許せない? 恋人を追い詰めたウィル? 重傷の息子をしかりとばす父親? それとも、やっぱりカリーを傷つけたイジー? ジョージ?
ぜひぜひコメントをお寄せください。メレディス役の三石琴乃さん&デレク役根本泰彦さん、イジー役石塚理恵さん&ジョージ役加瀬康之さんの直筆サイン入り台本メモ帳のプレゼントもありますよ!
※前回のエピソードにもたくさんのコメントをありがとうございました!

2008.11.16|グレイズ・アナトミー4、ストーリーガイド|コメント(9)トラックバック(0)

11月8日(土) #3「真実の棘」

Greys4_03_ml ●メレディスとレクシーの関係に変化!?
レクシーを避けたいメレディスと、メレディスに嫌われていると思いこむレクシー。ついに仕事上の問題から言い争いに! しかし、ベイリーの助言を受けたメレディスは、最後にはレクシーに歩み寄りの姿勢を示す。
●“真実”の痛みをダブルで味わうジョージ
ジョージがインターン2年目であるという“真実”が、ついにアレックスによってインターンたちにばらされてしまう。そして、ジョージ本人は、「イジーと寝た」という“真実”をカリーに告白する時がやって来る…。Present


【STORY】
メレディスは、デレクとセックスを楽しむ仲に戻ったことをクリスティーナに言えずにいた。しかし、そこはクリスティーナ。メレディスの行動はお見通しだった。そんなクリスティーナは、バークのことで落ち込んだ振りを見せ、同情したメレディスからまんまと舌ガンのオペに入るチャンスを奪い取る。
舌ガンのオペを受けるのは、おしゃべり好きの患者コニー。切除すべき範囲が当初の予想より広く、術後会話ができなくなる恐れが出てきたため、リチャードとマークは機能温存筋移植術で舌の再建を行うことに決める。意気揚々とオペに臨む2人だったが、何せ舌の機能温存筋移植は初めての経験。途中でどう処置してよいのか分からなくなり、急遽、神経系に詳しいデレクの手を借りて、何とか手術を成功させる。結果に満足するリチャードとマークだったが、デレクからは「恥知らず」とののしられる。
Greys4_03_n 一方、アレックスは新しいインターンを担当することとなる。その名はノーマン。父親ほど年の離れた中年の男性だ。アレックスは年上のノーマンの扱いに戸惑いながら、ドラッグをやっていると言って母親が連れてきた少年ハンターを診るが、検査の結果水頭症と判明。その後、ハンターは脳ヘルニアを起こして意識を失うが、あいにくデレクはコニーの手術中だ。アレックスはデレクから指示を受けると、余計なことばかり言って治療の邪魔をするノーマンを怒鳴りつけ、自力で処置を施してハンターの命を救う。あとで怒鳴ったことをノーマンに詫びるアレックスだったが、ベイリーは「謝ることはない、厳しくするのは医療が生死に関わる仕事だからだ」とアレックスを諭す。その後アレックスは、ジョージはインターン2年目であることを、羨望のまなざしでジョージを見ていたインターンたちに暴露してしまう。
イジーは、カリーとの話し合いの結果について、患者チャーリーの病室でジョージを問い詰めていた。チャーリーはもう1年も意識がないまま。通称“長老”と呼ばれている彼の病室は、いつもイジーたちの休憩室代わりに使われていた。結局、イジーとジョージの話はインターンたちがやってきために中断されるが、Greys4_03_c その時、突如チャーリーの意識が戻る。はた目には意識がないように見えていたチャーリーだったが、実は半昏睡状態で、これまでもイジーたちの会話をずっと聞いてきたらしい。チャーリーは、ジョージは離婚しないと断言。頑固な物言いのチャーリーに反発するイジーだったが、ジョージから「彼女(カリー)と僕の問題だ」と突っぱねられると、チャーリーを話し相手に望む。しかし、「自分は明日死ぬ」と言い張っていたチャーリーは、強引に退院を決めた挙げ句、車椅子に乗ったまま息を引き取る。イジーは自分の願いを見事に叶えたチャーリーに敬意を払い、メレディスたちみんなを病室に集めて弔いの言葉を贈る。
クリスティーナに騙されたメレディスは、舌ガンのオペの代わりにインターンの指導役にまわっていた。もちろんその中にはレクシーもおり、メレディスは心肺停止状態で病院に搬送されてきた男性の挿管を彼女にやらせる。しかし、この男性が死んだことがきっかけで2人は言い争いに。メレディスは、レクシーをベイリーのいるクリニックに追い払う。普段なら、個人的な理由でクリニックにやってきたレクシーを追い返すはずのベイリーだが、父親も死んだ母親も、そして自分自身もメレディスに嫌われていると思い込んでいるレクシーを不憫に思い、その場は見逃してやる。そして、レクシーの誤解を解くようメレディスに助言する。メレディスはベイリーの助言に従い、スーザンの死亡報告書を手にレクシーの元へ。スーザンのことを好きだったと本心を語ったメレディスは、彼女が亡くなった時の状況をつぶさに説明することで、レクシーに歩み寄りの姿勢を示すのだった。
カリーはジョージの話の内容を察し、ブルーな気分で書類仕事に没頭していた。ベイリーはそんなカリーを気遣って逐一レジデントたちの動きについて報告を入れるが、今のカリーには何の慰めにもならない。見るに見かねたベイリーは、「自分が最高のナンバー2になる」とカリー提案。これまでずっとナンバー1の座を維持してきたベイリーだったが、今回は自らカリーの補佐役を買って出る。こうして、職場ではベイリーに助け船を出されたカリー。しかしその後、ホテルに戻ったジョージから、「イジーと寝た」とついに真実を告げられてしまうのだった…。


【メレディスの一言】
真実は痛ましい
本当は誰も聞きたくない
痛いところを突く真実は特に
真実を語って聞かせるのは、ほかに言えることがないからだったりする
時に声に出して自分の耳で確かめたくて、真実を語ることもある
あるいはどうしても言わずにいられず、真実を明らかにすることもある
そして時に真実は、せめてもの詫びとして語られたりする


【聞かせて!みんなの意見】
今回も、心に刺さるセリフがたくさん。個人的には、「病院ってところは、ちゃんと理由があって序列が存在する」というベイリーのセリフが特に印象的でしたが、みなさんはどんなセリフが印象に残りましたか? セリフのことでなくても構いませんので、ぜひぜひコメントをお寄せください。メレディス役の三石琴乃さん&デレク役根本泰彦さん、イジー役石塚理恵さん&ジョージ役加瀬康之さんの直筆サイン入り台本メモ帳のプレゼントもありますよ!
※前回のエピソードにもたくさんのコメントをありがとうございました!

2008.11. 9|グレイズ・アナトミー4、ストーリーガイド|コメント(4)トラックバック(0)

11月1日(土) #2「泥沼な私たち」

Greys4_02_j ●ジョージはカリーにイジーとのことを打ち明けると決意!
自分もイジーを愛していることに気付いたジョージ。カリーにすべてを打ち明ける決意をする。イジーは上司であるカリーともめたくないと考えるが…。
●バークの母ジェーンが病院を訪問!
バークの母ジェーンが、クリスティーナに会うため病院にやって来る。彼女の目的が分からず、動揺するクリスティーナ。果たして彼女の目的は!?

Present


【STORY】
イジーに対し、自分も愛していると告げたジョージ。カリーに正直に話すと決断する。気持ちが通じ合えたことに喜ぶイジーだったが、いざとなると怖じ気づいてしまう。やはり、仕事上でカリーと気まずくなるのは賢明ではない…。その気になっているジョージをなだめ、カリーに話すのはもう少し待ってほしいと頼む。
メレディスとデレクはセックスだけの関係を続けていくことにしたが、デレクは内心不満だった。クリスティーナは、バークのことを忘れるべく、結婚祝いにもらった品々を、まるで賄賂のように病院で配り始める。
そんな中、病院にはアパートの爆発事故で負傷した患者たちが運び込まれてくる。爆破地点はデーヴとマーラの夫婦の部屋。夫のデーヴは軽傷だったが、妻のマーラは重傷で、リチャード、デレク、クリスティーナが彼女の治療を担当する。2人の子どもで1歳児のブライアンは、アレックスが担当。夫婦の階下に住んでいたアーチーは、マーク、カリー、イジーが担当。夫婦の部屋を訪ねていて事故に巻き込まれたクラークは、メレディスとジョージが担当する。
Greys4_02_c_2 その頃、バークの母親ジェーンはクリスティーナに会うために病院にやって来ていた。しかし、クリスティーナはジェーンの目的が分からず、何とかして避けようと必死に。結局、メレディスに対応を頼むが、メレディスよりもジェーンの方が一枚うわて。メレディスは言いくるめられ、ジェーンはそのまま待合室でクリスティーナを待つ。
一方、レジデントたちが急患の対応に追われている間、クリニックを担当するのはインターンたちだった。インターンたちに任せておくのが不安でたまらないベイリーは、メレディスにフォローを頼む。ベイリーの頼みを聞き入れたメレディスはクリニックに向かうが、そこにいたのはレクシーだった。親しくなろうと話しかけてくるレクシーを、メレディスはきっぱりと拒絶する。
やがて、アレックスの検査により、ブライアンが覚醒剤剤中毒だと判明する。これにより、マーラとデーヴが自宅で覚醒剤を密造している過程で爆発が起きたことが明らかになる。ブライアンは汚染された自宅で暮らすうちに受動的に覚醒剤を摂取し、深刻な障害を受けていたのだ。リチャードは、この件の処理についてカリーに一任し、カリーはアレックスに対応の指示をする。アレックスはブライアンの処置を続けるが、そんな彼に動揺したデーヴがあれこれ話しかけてくる。アレックスは、話しているうちに怒りをこらえきれなくなり、彼を激しく非難。これに興奮したデーヴがアレックスを殴り倒し、ブライアンを連れ去って行方をくらましてしまう。
この一件で、リチャードを失望させてしまったカリー。すっかり落ち込んでいたところをイジーに同情され、ついにジョージとイジーの関係に気付く。カリーはますます打ちのめされるが、不幸中の幸いと言うべきか、マーラの病室に隠れていたデーヴが発見され、脳卒中を起こしたブライアンは緊急オペで命を取りとめる。
Greys4_02_i マーラたちと家族ぐるみの付き合いをしていたアーチーは、彼らが覚醒剤を密造していたことをマークの口から聞かされる。大いにショックを受けるアーチー。イジーは自分の過ちを思い出しながら、そんなアーチーを慰める。
また、ジョージが担当していたクラークは、突然発作を起こして心停止に陥る。実はクラークは覚醒剤の常用者で、マーラたちの部屋を訪れていたのは覚醒剤を買うためだったのだ。今回の発作も覚醒剤中毒が原因。ジョージの蘇生により一度は一命を取りとめるクラークだったが、再び発作を起こして死亡してしまう。死の直前、後悔を口にしていたクラークに刺激を受けたジョージは、自分自身にけじめをつけることを改めて決意。カリーにイジーとのことを話そうとする。しかし、話の内容が分かっていたカリーに「今夜は言わないでほしい」と頼まれると、ぐっと言葉を飲み込むのだった。
クリスティーナは、ようやくジェーンと対面する。ジェーンの用件は、バークの私物を取りに行くためアパートの鍵を借りたいというものだった。何を言われるかと警戒するクリスティーナだったが、ジェーンは結婚より仕事を優先するクリスティーナの考えに一定の理解を示して彼女を励ます。
そして、未来のないメレディスとの関係に疲れ果てたデレク。思い切って2人の関係を終わらせようと考えるが、やはりメレディスへの思いを断ち切れないのだった…。


【メレディスの一言】
実際のところ、中毒にいい結末はない
時がたつにつれ、高揚感をもたらしてくれるものは効果がなくなる
そして、苦しみをもたらす
それでも、どん底に行くまで習慣は断ち切れない
でも、どこがどん底?
あることに散々苦しめられたといても、場合によっては断ち切る方が辛い場合もある


【聞かせて!みんなの意見】
今回は“中毒”が1つのテーマ。みんなは誰の中毒がいちばんヒドいと思う?
“セックス中毒”のメレディス? “メレディス中毒”のデレク それとも…?
「○○は△△中毒だと思う!」「私は今□□中毒!」など、自由に意見を聞かせてください!
11月21日(金)までにコメントをくださった方の中から抽選で、メレディス役の三石琴乃さん&デレク役根本泰彦さんの直筆サイン入り台本メモ帳を1名様に、イジー役石塚理恵さん&ジョージ役加瀬康之さんの直筆サイン入り台本メモ帳を1名様プレゼントいたします!

2008.11. 2|グレイズ・アナトミー4、ストーリーガイド|コメント(15)トラックバック(0)

10月25日(土) #1「変わりゆく未来」

Greys4_01_le ●レジデントになったメレディスたちはそれぞれ浮かない顔。その理由は?
前シーズンの最終話で、結婚直前にバークに捨てられたクリスティーナ。デレクとの関係が最悪な上に、異母妹レクシーの登場に動揺するメレディス。そして、インターンをやり直すことになったジョージに、そんなジョージからの返事を期待しているイジー。アレックスは密かにレベッカとのことを悔やみ、ベイリーはチーフ・レジデントに選ばれなかったショックをまだひきずっていた…。それぞれがそれぞれに問題を抱えたシーズンの幕開け。さあ、これからどうなる!?
●バーク、アディソンに代わり、メレディス異母妹レクシーが登場!
バークと音信不通になったクリスティーナは、病院で彼を探すけれども姿はなし…。それもそのはず、バークはシアトル・グレース病院を辞めていた! アディソンも新天地へと旅立ち、ちょっと寂しくなったシアトル・グレース病院。しかし、奇しくもメレディスの異母妹レクシーがインターンとしてやって来る!


【STORY】
Greys4_01_r_2 レジデントとなったメレディスたち。インターンを指導する立場となるが、それぞれが浮かない顔をしていた。
式の直前に、バークから結婚の解消を告げられたクリスティーナ。予定していたハネムーンにはメレディスが同伴した。休暇の間、バークとは音信不通。クリスティーナは病院でバークの姿を探すが、すでにシアトル・グレース病院を辞めていたことを、あとでデレクから聞かされる。気丈に振る舞うクリスティーナだったが、内心ではバークが恋しかった。
メレディスもまた、休暇中にデレクと会っていなかった。そんな中、新しく入ったインターンの中に、異母妹のレクシーがいることを知る。しかもレクシーは、デレクがバーで会った女性だったことも判明。メレディスは動揺し、徹底的にレクシーを避ける。
イジーは、ジョージに改めて愛の告白をしたものの、何の返事ももらえないままだった。ジョージは試験に落ちたため、今日から2度目のインターン生活に突入。どっぷりと自己憐憫に浸っている最中だった。また、アレックスは、休暇中にレベッカに会いに行こうとしたものの結局は会わずじまい。ベイリーは、チーフ・レジデントの座をカリーに奪われたショックをまだひきずっていた。

そんな中、病院には玉突き事故による外傷患者3名が運び込まれる。クリスティーナは、病院で突如息を吹き返したヘンリーを担当する。彼の頭蓋骨は脊椎から外れており、少しでも体を動かせば命はないという危険な状態。駆けつけたヘンリーの家族は最後の面会になるのを覚悟しながら、「愛してる」とまばたきで会話をする。早速デレクによるオペがスタートするが、麻酔が浅かったためにヘンリーの体が動いてしまうというハプニングが起きる。しかし、クリスティーナが彼の体を固定しながら励ましの言葉をかけたおかげで、無事にオペは成功。クリスティーナは、家族と再会するヘンリーの様子を見ながら、バークのことを思うのだった。
Greys4_01_arm メレディスは、腕を切断された妊婦ナンシーを担当。腕を失ったことでパニックになる彼女を、メレディスは優しくなだめる。そして、マークによる腕の接合オペがスタート。途中でナンシーの陣痛が始まってしまうが、ジョージが迅速に対応して赤ちゃんを取り上げる。
ジョージの活躍を知ったメレディスの異母妹レクシーは、彼がインターンのやり直しであることも知る。そして、見事に赤ちゃんを取り上げたジョージを褒めると、自分自身も辛い立場にあるのだと打ち明ける。母を亡くし、予定外で配属された病院には異母姉のメレディスが…。しかも、メレディスには完全に避けられているのだ。損な役回りにいると愚痴っていたジョージも、このレクシーの言葉には刺激を受ける。
もう1人の患者、膝を負傷したジョーイは、カリー、アレックスが担当する。彼に重篤な外傷はなかったが、異食症にかかっていた彼は鉗子やハサミを飲み込んで腹部穿孔に陥る。機転をきかせたアレックスは、すぐにベイリーを呼んでオペがスタート。カリーは、知らない間に自分の患者がオペ室にいることに不快感をあらわにするが、事情が事情だけに納得せざるを得ない。そして、レジデントに対して影響力を持っているベイリーと自分を比較して落ち込む。
ベイリーは、チーフ・レジデントにカリーを選んだリチャードを避けていたが、ジョーイのオペ中にリチャードの真意を知る。リチャードは、ベイリーの外科医としての腕を見込んでいるからこそ、現場の仕事に専念できるように、意図的にチーフ・レジデントから外していたのだ。リチャードに評価されていると知ったベイリーは、少し機嫌を直す。
一方、どの患者も担当できなかったイジーは、インターンたちの前で良き先輩として振る舞おうとする。けれど、すでにデニーの一件を知っているインターンたちは、イジーを馬鹿にしている様子。そんな中、ナンシーの腕を届けに来たクリスの息子マイケルから、車にはねられたシカの手当てを頼まれる。いったんは断るイジーだったが、クリスがシカを食用にしようとしているのを知ると態度を一変。呆れ顔のインターンをよそに、シカの治療を始める。シカは衰弱していく一方だったが、蘇生を試みると見事成功。はねられたのが嘘のように元気になる。前向きな気持ちになったイジーは、インターンたちに対する自信も取り戻す。
それぞれの治療が終わり、マークはデレクに声をかける。シアトルに来た本当の目的は、デレクとの友情を取り戻すためだったのだと…。しかし、デレクはまだマークの気持ちを受け入れる心境にはなれなかった。そんなデレクはメレディスと別れ話をするが、言葉とは裏腹に愛を交わす。クリスティーナとアレックスは、それぞれバーク、レベッカに会いたいと本音をもらす。落ち込んでいたカリーは、「明日はいいことある」とベイリーに慰められる。そして、自分の気持ちに素直になることに決めたジョージは、「僕も君を愛してる」とイジーに告げに行くのだった…。


【メレディスの一言】
人は変化を嫌い、恐れを抱く
でも、避けることはできない
変化に自分を合わせるか、または取り残されるかだ
成長するのは辛い。これが事実
そして時には、場合によっては、変化は何よりも大きなもの


【聞かせて!みんなの意見】
それぞれが問題を抱えての新シーズン。さて、一番悲惨な状況なのは誰だと思う? バークに捨てられたクリスティーナ? 人間不信でデレクとの関係もうまく築けない上に、異母姉妹の登場に動揺するメレディス? それとも…?
ぜひみなさんの意見をコメントで投稿してください。11月21日(金)までにコメントをくださった方の中から抽選で、メレディス役の三石琴乃さん&デレク役根本泰彦さんの直筆サイン入り台本メモ帳を1名様に、イジー役石塚理恵さん&ジョージ役加瀬康之さんの直筆サイン入り台本メモ帳を1名様プレゼントいたします!

2008.10.26|グレイズ・アナトミー4、ストーリーガイド|コメント(20)トラックバック(0)

4月12日(土) #25「誓いの言葉」

●バークとクリスティーナの結婚式、その衝撃的な顛末とは!?

不安と葛藤を抱えながらも、ようやく迎えた2人の結婚式。新婦入場の直前、手に書いた誓いの言葉を洗い流したことに気付いてパニックに陥るクリスティーナの前に現れたバークは、結婚をとりやめるという衝撃的な提案をする

●アデルは流産。お腹の子の父親は…何とリチャードだった!

アデルの妊娠を聞かされても、彼女を責めずにそばに付き添うリチャード。結局アデルは流産するが、リチャードの愛情を知った彼女は、お腹の子の父親はリチャードだったと告白する。

●レベッカ(エヴァ)を引き留めるタイミングを逃したアレックス

エヴァの身元がレベッカ・ホープと判明し、彼女の夫ジェフが病院にやってくる。アレックスに思いを寄せるレベッカは、引き留めてほしいとアレックスに訴えるが、2人の気持ちはすれ違い…。

●メレディスとデレクの関係は…

メレディスとの希薄な関係に悩むデレク。愛するがゆえ自分から離れることはできないが、もし2人に未来がないのならこの苦しみを終わらせてほしいとメレディスに告げる。

●カリーと子作り、イジーから愛の告白、試験に不合格…ジョージの今後は?

カリーの望みを受け入れ、子作りを解禁したジョージ。そんな彼は、ついにイジーから愛の告白を受ける。そして、戸惑うジョージをさらに追い込んだのは試験不合格の知らせ。ジョージは病院を去る決意をする。


【STORY】
いよいよバークとクリスティーナの結婚式当日。夜明け前からみんなのポケベルが鳴る。
倒れたアデルに付き添っていたリチャードは、アディソンから彼女の妊娠のことを聞きショックを受ける。しかし、アデルを構ってやらなかった自分が悪いのだと自覚しているリチャードは、彼女を責めたり問いただしたりせず、ただそばに付き添ってやる。やがてアデルの容体が悪化し、緊急オペが行われることに。残念ながらアデルは流産するが、彼女自身の命が救われたことにリチャードは安堵する。そんなリチャードに愛を感じたアデルは、お腹の子の父親がリチャードだったことを告白する。
身元不明だった“エヴァ”の本名はレベッカ・ホープと分かり、彼女の夫ジェフが病院に迎えにくる。ジェフはレベッカを捜そうとしなかったことを後悔し、レベッカ自身も各科の医師から退院の許可を取り付けるが、実は彼女の心はアレックスにあった。レベッカよりもエヴァの方が自分らしいと言い、アレックスに引き留めてもらうことを望むレベッカ。しかしアレックスは、本心とは裏腹にジェフと帰るべきだと勧める。結局、最後には自分の気持ちに正直になろうと病院に戻るアレックスだったが、既に病室にレベッカの姿はなかった。
病院には、ピッケルが頭に刺さった状態で4人目の登山者が運ばれてくる。オペを担当したデレクは、故意にピッケルが刺されていることに気付く。先に手当てを受けていた3人の登山者たちは一様に事故だと口を揃えるが、デレクが改めて問いただすと、仲間の1人が真相を告白。ひどく苦しんでいた彼を見るに忍びなく、苦しみを終わらせてやったのだと話す。メレディスがたびたび心を閉ざすことに悩んでいたデレクは、その話に自分をだぶらせる。そして、自分たちに未来がないのならばこの苦しみを終わらせてほしいとメレディスに告げる。女性との出会いをデレクから報告されてショックを受けていたメレディスに、この言葉はさらに追い討ちをかける。
ジョーとウォルターを里親候補に選んだ妊婦リーナは、大動脈解離の緊急オペと帝王切開を受けることになる。まずはアディソンが双子を取り出し、続いてバークが執刀。結婚式に間に合うよう見事にオペを進めるバークだが、自分の書いた誓いの言葉に不安があるとアディソンに話したところ、みんなの前で披露する羽目に。その内容は実に素晴らしく、アディソン、イジーを始め、オペ室にいた女性たちはみなうっとりとする。
結婚式を数時間後に控えているクリスティーナは、ベイリーの指示で家に帰されていたが、バークの母ジェーンに眉を剃られたことで、動揺して病院へやって来る。自分が自分でなくなる感覚に襲われたクリスティーナは、外科医としての誇りを再確認するため、わずかの間メスを持たせてもらってから結婚式場へ。そして、何とか逃げ出さずにウェディング・ドレスに着替え、いざ新婦入場というその時、手に書いておいた誓いの言葉をオペの前に洗い流してしまったことに気付いてパニックに陥る。そんな彼女の登場を祭壇前で待っていたバークは、式場を出てクリスティーナのところへ。そして、結婚を取りやめるという衝撃的な提案をする。アパートに戻ったクリスティーナは、バークが出て行ったことを知ってメレディスの前で泣き崩れる。
ジョージはカリーから子供を作りたいと持ちかけられ、動揺する。しかし、夫婦なのに断るのはおかしいと考えを改め、求めに応じて当直室で子作りを解禁。ところがその後、バークの誓いの言葉に感動したイジーから、改めて愛を告白されて戸惑う。さらに彼は、インターン試験に落ちたという最悪の知らせを受け取ることに。シアトル・グレースを去る決意をし、1人ロッカーを片付けるジョージの前には、新しいインターンたちが現れる。その中には、デレクがジョーの店で出会った女性の姿も。ジョージは、彼女がレクシー・グレイだと名乗るの聞いて我が耳を疑う。
なお、リチャードが選んだチーフ・レジデントはカリーで、ベイリーはその結果にショックを受ける。また、次期部長に指名されたのはデレクだった。しかしデレクは、やはりリチャードが部長に適任だと言って申し出を断る。


【バークの誓いの言葉】
クリスティーナ、こう誓うことはできる。君をずっと大事にすると
病める時も、健やかなる時も寄り添い、死が2人を分かつまで愛すると
だが俺は、そうは誓わない
そんなのは、期待に胸をはずませた楽天的なカップルのものだ
俺は今日の自分の結婚式にあたり、楽観的でも期待を抱いてもいない
俺は別に楽観してない。期待もしていない
確信がある。ぐらつきはしない
それに俺は心臓外科医だ
メスで切り開き、元通りにし、自分の手で掴む
心臓を扱う男。よって俺には確信がある
君はパートナー。恋人。一番の親友だ
俺の心臓は君のためにリズムを刻む
そして今日の2人の結婚式にあたって、心からこう誓いを立てる
俺の心臓を君の手に委ねると
俺は、俺を捧げる


さてさて、みなさん「グレイズ・アナトミー3」はいかがでしたでしょうか? 早くも、次のシーズンが待ちきれない!とお思いの視聴者の方も多いはず。そんな「グレイズ・アナトミー」ファンに朗報です!

☆「グレイズ・アナトミー4」今秋放送決定!
☆グレイズ・アナトミーのスピン・オフドラマ、アディソンが主人公の「プライベート・プラクティス(原題)」放送決定!(放送時期未定)

どうぞ、今後とも「グレイズ・アナトミー」にご期待ください!

2008.4.13|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(14)トラックバック(0)

4月5日(土) #24「崩れゆく歯車」

●ザッチャーの痛烈な言葉…メレディスは、大事な試験の答案を白紙で提出する!
ザッチャーからスーザンの死の責任を追及されたメレディス。その痛烈な言葉にショックを受けた彼女は、大事な試験の答案を白紙で提出してしまう!
●エヴァは記憶を取り戻していた!?
身元不明“エヴァ”。オペ後も記憶が戻らないと嘆いていたはずが、いつの間にか記憶を取り戻していることにアレックスが気付く。しかし、彼女は自分の名を明かそうとはせず…。
●不妊のアディソンの前に現れる2人の妊婦とは…
養子をもらうことにしたジョーとウォルター。2人を里親候補に選んだ妊婦リーナが、アディソンの診察を受ける。そして、何と52歳のアデルも妊娠!彼女は、出血して倒れているところをリチャードに発見される。
●マーシー・ウェストから採用通知を受け取ったジョージ
ジョージはマーシー・ウェストからの採用通知を受け取るが、それを知ったベイリーは猛反対。もちろんイジーもジョージを引きとめようと懸命になる。1人この事実を喜んでいたカリーだったが、クリスティーナに“誓いの言葉”の意味深さを説くイジーの姿に、ジョージに対する彼女の思いを感じ取る。


【STORY】
今日はいよいよ試験の日。最終準備に余念がないインターンたちだが、重度の凍傷や外傷を負って担ぎ込まれた登山者3名の様子が気になって仕方ない。そんな中、試験前にスーザンの葬儀に出る予定でいたメレディスの前にザッチャーが現れ、「葬式には来てもらいたくない、お前は俺の妻を殺し奪った」と、痛烈な言葉を浴びせる。ショックを受けたメレディスは試験に集中できず、白紙で答案用紙を提出する。
次期外科部長およびチーフ・レジデントの指名も明日に控えていたが、ベイリーは自分がチーフ・レジデントに指名されるに違いないと余裕でいた。しかし、カリーが登山者たちのオペで引っ張りだこの大活躍。しかも、彼女もチーフ・レジデントの座を狙っていると知り動揺する。
ジョージの元には、マーシー・ウェストから採用通知が届く。これで人間関係が一掃できるとカリーは喜ぶが、イジーは何とかジョージを引きとめようと必死。しかしジョージの決意は固く、メレディスの件についても力になれないというスタンスを取る。しかし、登山者たちが山に残してきた友人について「置いてくるべきではなかった」と話すのを聞くと、メレディスの追試験の実施をリチャードに交渉。イジーもそんなジョージの心を軽くしようと、セックスしたのは一時の気の迷いだと本心とは裏腹の発言をする。
メレディスはリチャードの気遣いに最初は反発するものの、やがて心を開いて追試を受ける。一方、この経緯をメレディスから一切聞かされなかったデレクは、彼女との間にできた微妙な距離に悩む。
アレックスは、身元不明 “エヴァ”が何気なく発した一言から、彼女の記憶が戻っていることに気付く。始めは記憶が戻ったことを否定しようとするエヴァだったが、結局、数日前に記憶を取り戻したことを認める。エヴァは結婚生活に不満を抱いて家を出たと話し、自分の名前すら明かそうとしなかったが、最後にはアレックスの説得に負けて、自分の名前はレベッカ・ポープだと告白する。
“ジョーの店”の店主であるジョーとパートナーのウォルターは養子をもらう申請をし、自分たちを里親候補に選んだ妊婦リーナを連れてアディソンに会いに来る。アディソンは、不妊のことで傷ついた気持ちを抑えながらリーナを診察。その結果、胎児が双子であることが分かり、気が動転したジョーは過呼吸になってしまう。
そんなジョーの店では、クリスティーナとの結婚式を明日に控え、バークの独身さよならパーティーが開かれる。試験のことで頭がいっぱいで「誓いの言葉」をまだ書いていないクリスティーナ。バークも彼女との結婚に対する不安を拭いきれない。そんな中、パーティーを主催したデレクに1人の美女が声をかける。しかしデレクは、「仲間と来てるんだ」と言い、その誘いを断る。その後、妊婦リーナをバス停まで送りに行っていたウォルターが、彼女を連れて店に戻ってくる。診察の時から胸焼けを訴えていたリーナは、店に着くなり倒れ込んでしまう。
その日、不妊を自覚して間もないアディソンの前に現れた妊婦はリーナだけではなかった。何とそれは、リチャードと別居中のアデル。接触事故で病院に運ばれたのがきっかけで、52歳という高齢での妊娠が明らかになる。しばらく様子を見るために病院に残っていた彼女は、帰り際にリチャードに遭遇。妊娠を知られまいとトイレに逃げ込むが、そのまま出血して気を失ってしまう。


【メレディスの一言】
外科医の勉強は終わることがない
出会う患者、その症状、毎回のオペはすべて試験
実力を示すチャンスであり、未熟さが露呈される瞬間でもある

2008.4. 6|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

3月29日(土) #23「夢を求めて PartII」

●後悔の念に苦しむアディソンを救ったのは、ピートのキス!
体外受精で子供を授かるべく、ナオミを訪ねてロスの病院に滞在していたアディソンだが、不妊症が判明して絶望的な心境に。そんな彼女を救ったのは、ピートの熱いキスだった!
●問題を抱えたリサが早産で出産!親権は誰の手に!?
父親不詳の子供を妊娠していたリサが、早産で女児を出産。結局彼女は、父親の可能性がある3人の男性を含めた全員が育児にかかわることを条件に、代理母の依頼主キャロルに親権を委ねる。
●クリスティーナとの結婚にためらうバーク、2人の女性の間で揺れるジョージ
結婚準備に乗り気でないクリスティーナを前に、結婚が正しい選択なのか悩むバーク。ジョージの心は、カリーとイジーの間で揺れていた…。
●スーザンが帰らぬ人に。ザッチャーのメレディスに対する仕打ちは…
スーザンが発熱で再来院。深刻な状態ではないと思われていたが、合併症を引き起こして帰らぬ人に…。動揺するザッチャーはメレディスに怒りをぶつけ、思わず彼女を叩いてしまう。


【STORY】
場所は、オーシャンサイド・ウェルネス・グループ。子供が産めない体だと分かったアディソンは、これで良かったのだと思い込もうとする。そんな彼女を慰めようと、ナオミはアディソンをロビーに連れ出す。そして、ヴァイオレットとともに、波乗りに出かける受付係デルの水着姿を鑑賞。彼のたくましい体は、彼女たちの目の保養なのだ。
サムは、性欲低下に悩まされている患者ポールを詳しく検査し、原因は副腎腫瘍によるホルモンの乱れだと突き止める。それを聞かされたポールの妻キャシーは、病気とは知らずに夫に不満を抱いていた自分を責める。そして、セラピーで自分の浮気をヴァイオレットに告白。ヴァイオレットは、罪悪感に苛まれるキャシーに助言を与える。
またサムは、これといった理由もないのにナオミとの結婚生活に耐えられなくなったのだと、アディソンに離婚の理由を語る。
一方、ネットでの出会いがうまくいかず落ち込むクーパーは、ナオミとヴァイオレットからリアルな出会いを勧められ、酒の席でヴァイオレットにキスをしようとする。しかし、ヴァイオレットにはその気はなかった。
父親不詳の子供を妊娠していたリサは、予定日より1か月も早く破水し、アディソンの執刀で緊急帝王切開を受ける。オペの最中、リサは大量に出血し、無事取り上げられた女児も低酸素状態に陥るが、アディソンの適切な処置で母子ともに容体は安定する。代理母を依頼していたキャロル、女児の父親の可能性がある3人の男たちは、母子の状態よりも親権のことで頭が一杯だったが、アディソンに一喝されて我に返る。結局リサは、女児の父親が誰なのかは知ろうとせず、キャロルに親権を渡して全員で子供の成長を見守る道を選ぶ。
オペを終え、病院の階段で一人沈み込んでいたアディソンの前にはピートが姿を現す。彼は生まれた女児の様子を聞こうとアディソンを探していたのだ。「きれいだ」とピート口説き文句を投げかけられたアディソンは、出産適齢期を逃した後悔の念を彼にぶつける。それに対するピートの答えは熱いキス。アディソンはこの出来事で女性としての自信を取り戻し、ロスをあとにする。
シアトル・グレース病院では、身元不明の妊婦“エヴァ”に脳出血の症状が見られ、デレクがオペに臨む。出血箇所の問題から覚醒状態のまま手術が行われ、彼女がスペイン語やフランス語など、多国語を話せることが判明。しかし、オペによって記憶が戻るかもしれないという期待は、裏切られる結果となる。
バークとジョージは、互いに結婚についての悩みを抱えていた。バークはクリスティーナとの結婚が正しい道なのか迷い、クリスティーナもためらいを隠していた。ジョージはマーシー・ウェスト病院に移る準備を進めていたが、「移らないでほしい」とイジーに懇願されると、思わず彼女にキスをしてしまう。ジョージの心は、イジーとカリーの間で揺れ動く。
また、内視鏡オペを受けたスーザンは、発熱を訴えて再来院する。感染症の疑いから抗生物質の投与を受けるが、合併症を引き起こして重体に。すぐに緊急オペが行われるが、何とスーザンはそのまま帰らぬ人に…。動揺したザッチャーはメレディスを責め、怒りにまかせて彼女を叩く。これにより、歩み寄り始めていた親子の間には大きな亀裂が入る…。


【メレディスの一言】
ある時を境に
人は夢が悪夢に変わったことを受け入れる
現実の方がマシと自分に言い聞かせる
夢なんか持たない方がいいと思い込む
でも芯の強い人、揺るぎない意志を持つ人は、夢を持ち続ける
または、思いつきもしなかった新たな夢に出会う
そしてふと気が付くと、期待を膨らませている
運が良ければ人は気付く
何があろうとも、人生が厳しくとも、本当の夢は夢見る心を持ち続けるということ

2008.3.30|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(4)トラックバック(0)

3月22日(土) #22「夢を求めて PartI」

●シングルマザーの道を選ぶことにしたアディソン
アレックスに拒絶されたアディソンは、体外受精でシングルマザーになる道を選び、生殖医療の専門家で大学時代からの友人ナオミを訪ねてロスに向かう。出産という新たな道を歩み出したアディソンだが、そんな彼女を待ち構えていたのは、自分が妊娠できない体だという衝撃の事実だった…。
●ジミ婚のはずが、派手婚!? 思わぬ展開に動揺するクリスティーナ
クリスティーナの思いとは裏腹に、伝統的な結婚式を計画するバーク。双方の母親も準備に乗り出し、派手婚の流れにのまれるクリスティーナ。バークとの価値観の違いを思い知らされる。
●しゃっくりが止まらないスーザンがクリニックへ
度重なるしゃっくりに悩まされ、クリニックを訪れたスーザン。彼女が処置を受ける間、メレディスは父ザッチャーに付き添って親子水入らずの時を過ごす。


【STORY】
バークの部屋には、クリスティーナの母ヘレンとバークの母ジェーンが結婚準備のために押しかけてくる。派手な結婚式を望まないクリスティーナにとっては、最悪の展開…。クリスティーナは2人に言われるまま、しぶしぶメレディス、イジー、カリーにブライズメイドを頼む。
メレディスはデレクに、「私のことを諦めないでほしい」と告げる。デレクもこれに応じるが、内心は複雑だ。その頃クリニックには、スーザンの姿があった。なんでも、しゃっくりが止まらないというのだ。ベイリーが処方した精神安定剤でいったんはしゃっくりも治まるが、間もなく再発。スーザンは内視鏡で処置を受けることとなり、その間、メレディスは父ザッチャーに付き添い、親子2人の時間を持つ。
一方、アディソンは休暇を取ってロスへ。学生時代の友人で生殖医療の専門医であるナオミを訪ねるためだ。ナオミが勤めるのは、複数の開業医が共同医療を行う病院「オーシャンサイド・ウェルネス・グループ」。ナオミのほかに、本を出して有名人となった彼女の元夫サム、アディソンに興味を持つ代替診療の専門家ピート、ネットでの出会い探しに夢中の小児科医クーパー、元恋人のことを引きずる精神科医ヴァイオレットが勤務している。
ナオミはアディソンの突然の訪問に驚くが、体外受精でシングルマザーになりたいとアディソンから決意を聞かされると、彼女の治療に協力することにする。アディソンはナオミのもと、体外受精に向けての検査を済ませる。
そんな中、病院では妊婦リサをめぐって騒ぎが起きる。リサは依頼主キャロルの代理母。キャロルと元夫リックの受精卵の移植を受けるも、その直後に、リックのほか、キャロルの現在の夫ダグ、自分自身の夫ジムの3人と関係。お腹の子が誰の子か分からなくなり、大問題となったのだ。リサの担当医は病院を辞めてしまい不在。成り行き上、アディソンがリサを診察することになる。
診察の最中、代理母の重責に耐え切れず3人の男性と関係したと胸のうちを語るリサ。そんな彼女には癒着胎盤の症状が見つかる。また、キャロルとリックの受精卵は着床しておらず、お腹の子はリサと3人の男性のいずれかの子であることも判明。アディソンがその事実をリサやキャロルたちに伝えると、不安を覚えたリサは引き続きアディソンに担当してもらいたいと訴える。
そんな中、アディソン自身の検査結果も出る。それは…彼女には生殖能力がないという皮肉な結果だった。精子ドナーを決め着々と子作り計画を進めていたアディソンだったが、新たな夢を絶たれて後悔と失望に打ちのめされる。
その頃マークは、休暇を取ったアディソンのことを心配していた。彼女を追い込んだアレックスに怒りをぶつける一方で、アディソンとの賭けの顛末をデレクに打ち明けるマーク。デレクは、マークのアディソンに対する真剣な思いを知る。


【メレディスの一言】
ひとつの夢
目標にたどり着けばきっと幸せになれる
いい人とめぐり合いインターン期間を終える、それが夢
そして叶ったとする
普通の人間なら、叶った途端ほかの夢を持ち始める
もしこれが夢だったなら、目覚めたいと思う
今すぐに…

2008.3.23|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

3月15日(土) #21「かけちがう望み」

●アディソンとアレックスがついに………!
これまでもアレックスに興味を持っていたアディソン。身元不明の妊婦“エヴァ”との関係を問い詰めるうち、ついにアレックスと関係してしまう! しかしアレックスの気持ちは…。そして、それを知ったマークは…。
●イジーとジョージの不倫の顛末、その落とし前はいかに?
友達として振る舞いながらも、なかなか気持ちの整理がつかないイジー。ジョージは、自分が転院することでイジーとの不倫を清算しようと考える。
●理事長ラリーに非難されるリチャード
リチャードの引退に不満を持っている理事長のラリー。不倫旅行の末、睾丸が腫れあがって入院してきた彼から、リチャードは手痛い叱責をくらう。
●気持ちがすれ違うメレディスとデレク
よりコミュニケーションを取ろうとするメレディスに対し、出世と彼女との関係の間で揺れるデレク。そんなデレクは水難事故の件に触れ、今後も関係を続けていく自信がないとメレディスに告げる…。

【STORY】
病院の理事長ラリーが睾丸の腫れで入院する。彼は秘書のセレステと不倫関係にあり、2人でアマゾンに休暇旅行に出かけた矢先の出来事だった。次期部長の座を狙うアテンディングたちは、彼の治療に加わることで得点を稼ごうと必死になるが、ラリーが気になっているのは引退を決めたリチャードのこと。「50代で望みを失うなんてことがあるか?」と野心を失った彼を非難する。
その後、ラリーの症状はカンディルという小型のナマズが尿道から入り込んだことによるものと分かり、さっそくオペが行われることに。その結果、無事カンディルは取り除かれラリーは胸をなでおろすが、不倫の清算を決意したセレステから別れを告げられてしまう。そして、2人の不倫に気付いていた妻もまた、ラリーの元を去る。
アディソンとマークの禁欲レースは、依然続いていた。しかし、アディソンの気持ちはアレックスの方へ…。そんな中、身元不明の妊婦“エヴァ”の容体が急変し、緊急帝王切開が行われることになる。オペの最中、懸命にエヴァを励ますアレックスの姿に、嫉妬を感じるアディソン。オペ後、エヴァとの関係をアレックスに問い詰めているうち、つい衝動に駆られて彼と当直室でセックスをしてしまう。もちろん、その後の進展を期待するアディソンだが、アレックスにはその気がない。エヴァから「赤毛(アディソン)はあなたを選ぶ」と聞かされていたアレックスは、アディソンの誘いを断わり一線を引く。また、アディソンとアレックスのことを知ったマークは、「他の女と寝た」と嘘を付いて自ら身を引く。
ラリーの担当になったベイリーに代わり、その日無料クリニックを担当することになったのは、「愛による癒し」がモットーのシドニー。鼻水症状が治らず4回目の来院をしたジェームズに対し、鼻腔洗浄の処置を指示する。ベイリーは、そんなシドニーの判断に納得できず反論するが、結局これがきっかけとなり彼が脳ヘルニアだったことが判明。ジェームズはオペを受けて回復するが、これまで風邪と診断してきたベイリーは、責任を感じてますます仕事を抱え込むようになる。
一方、試験を間近に控えたインターンたちは、その準備に追われていた。そんな中、クリスティーナはカリーの暗記カードを手に入れたくてウズウズ。何を隠そう、この暗記カードでカリーは同期トップの成績をおさめたのだ。バークが用意したサンプルのウェディング・ケーキを使ってカリーに取り入ろう当するクリスティーナだが、この手には乗らないとばかりに一蹴するカリー。しかし、イジーの件で傷いたカリーは、結局、夫のジョージではなくクリスティーナにカードを渡す。
イジーとジョージは友達として振舞おうと努力していたが、イジーはなかなか気持ちを切り替えることができない。そして、真相を知らないまでもジョージとイジーの強い結びつきに嫉妬したカリーから「夫を返して」と迫られると、不倫の件をバークに打ち明けてしまう。
ラリーの不倫の顛末を見たジョージは、イジーとの関係を清算する方法を模索する。そして、マーシー・ウェスト病院への異動を決意。その気持ちをイジーに伝える。
メレディスはデレクに対する態度をこれまでとは一変させ、より密にコミュニケーションを取るよう励んでいた。しかし、彼女が出世の妨げになると考え始めていたデレクは、水難事故の際、生きようとあがくことを諦めかけたメレディスへの疑念をあらわにし、今後も支えていきたいと思うか分からないと彼女に告げる。


【メレディスの一言】
何よりも、一番望んでるものは手に入らないものだったりする
願望は人の心を打ち砕き、ボロボロにする
人生が破滅することもある
何かを望むのは難しいこと
だけど何よりも辛いのは、自分の望みが分からないこと

2008.3.16|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(1)

3月8日(土) #20「過去との再会」

●イジーの娘が急性骨髄性白血病に!
イジーが若いときに養子に出した娘ハンナ。11歳になった彼女は、なんと急性骨髄性白血病に冒されていた。イジーはハンナの両親の申し出を受けて、骨髄移植のドナーになる。
●イジー、ジョージ、カリーの三角関係は…
一夜の過ちに罪悪感を覚えながら、娘の件で動揺するイジーの心はジョージの存在を求めていた。ジョージもイジーの気持ちに応えるが、そのせいで約束をすっぽかされたカリーは…。
●クリスティーナを諦めるマーロウ
バークに恥をかかせようとするマーロウだが、クリスティーナのバークへの思いを知ると病院を去る決意をする。
●スーザンとの関係に戸惑うメレディス。そんなメレディスをデレクは…
世話焼きなスーザンの態度に戸惑うメレディス。一度は彼女を拒絶するものの、なんとか関係を修復する。そんなメレディスとの関係に悩むのはデレク。彼は、メレディスが自分の出世の障害になっていることに気付く。

【STORY】
ジョージとのセックスに罪悪感をおぼえたイジー。教会に懺悔に行ったあと「もう私を避ける必要はない」とジョージに訴えるが、ジョージはしばらく距離を置こうとする。そんなイジーの前には、若いときに彼女が産んだ娘ハンナの里親、クライン夫妻が現れる。11歳になるハンナは急性骨髄性白血病に冒され、骨髄移植が必要な体となってしまったのだ。夫妻からドナーになってほしいと頼まれたイジーは、激しく動揺。しかしベイリーの励ましを受け、ドナーになる決意をする。ハンナとの面会に淡い期待を抱くイジーだが、「まだ心の準備ができていない」と断られてしまう。
その頃ジョージは、イジーの様子がおかしいのを心配していた。そして、無理やりメレディスからイジーの居場所を聞き出すと、骨髄採取を受ける彼女に付き添う。採取後、イジーは娘の病気のことをジョージに告白。友人としてそばにいてほしいと彼に頼むが、ジョージはすぐに応じることができずに処置室を後にする。しかし…結局病室に戻ったジョージは、イジーの気持ちを受け入れる。そして小児科病棟に向かった2人は、ガラス越しにハンナの姿を見守る。この間に、ジョージはカリーと一緒にコーヒーを飲む約束をすっぽかしてしまう。
マーロウは、異所性心臓移植という珍しいオペを執刀することになり、バークとクリスティーナが助手として立ち会うことに。バークの前で実力を見せつけようとするマーロウに対抗し、婚約者に夢中のかわいい女を演じるクリスティーナ。オペでバークがマーロウに恥をかかされると、すでに知っていることをバークに質問。彼の自尊心を満たして慰めようとする。その一部始終を聞いていたマーロウは、かつてのクリスティーナはもう存在しないことを悟り、シアトル・グレースを後にする。
一方、顔の整形手術を終えた身元不明の妊婦は、いよいよ身内探しに乗り出す。すると、彼女の顔写真をニュースで見たある夫婦が、自分たちの娘だと名乗りでる。さまざまな特徴が一致したことから、自分の娘だと確信する父親。再会を喜ぶ父と娘は退院に向けて準備を進めるが、そこで母親が待ったをかける。彼女は、妊婦が自分の娘ではないことを見抜いたのだ。夫婦が去り、独り落胆する妊婦は、自分を「エヴァ」と呼ぶアレックスに食ってかかる。
メレディスを気遣うスーザンは、食料品を買い込んでは頻繁にグレイ家を訪れる。彼女の過保護な振る舞いに戸惑うメレディスは、病院にまで姿を現したスーザンに対し、「母親ぶらないで」とつい言ってしまう。しかし、夜になって再び彼女が訪ねてくると、「高圧的な母親しか知らず、過保護な母親には慣れていない」と話して関係を修復する。
次期部長の座をめぐっては、デレク、マークが動きを見せる。デレクは理事面接の失敗を挽回しようと、リチャードに直談判。しかしリチャードは、デレクが部長職に就くことでメレディスが辛い思いをするのではないかと案じていた。それを知ったデレクは、メレディスが出世の障害になっていることに悩む。
一方のマークは、リチャードに女性の誘い方を教えることで取り入ろうとする。そして、病院やバーでナンパのテクニックを指南。リチャードの現役復帰に賛同したアディソンは、自分が練習台になると申し出て、ジョーの店で彼とダンスを楽しむ。


【メレディスの一言】
歴史のない人生など何の価値もない、そう考える人もいる
人は時に選ばなきゃならない
慣れ親しんだ世界で生きるか、あるいは新しい世界へ一歩踏み出すか
過去にとらわれず生きるのは難しい
歴史が私たちを形作り、導く
過去は舞い戻ってくる、何度も、何度も、繰り返し
一つ、忘れちゃだめ
一番大切な歴史は、今日私たちが作る歴史なのだ

2008.3. 9|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(3)トラックバック(0)

3月1日(土) #19「計画外のできごと」

●一夜をともにしてしまったイジーとジョージは…
一夜をともにしたことで、ジョージに対して新たな感情が芽生えるイジー。しかしジョージは何も覚えていない! ところが、ジョージもある瞬間、突然すべてを思い出す!
●身元不明の妊婦が顔の再建術に臨む!骨移植の担当はメレディス
事故前の顔が思い出せないため、再建術を前に動揺する身元不明の妊婦。アレックスの励ましも功を奏し、なんとかオペにこぎつける。骨移植はメレディスの担当に。それを指示したマークの真意は?
●改めてバークとの結婚を決意するクリスティーナ
婚約前の状態に戻ろうとするクリスティーナと、そんなつもりは毛頭ないバーク。過ちから足の切断に追い込まれた患者を通じて、クリスティーナは結婚への覚悟を固める。


【STORY】
ジョージと一夜を共にしてしまったイジー。ジョージに対し新たな感情が芽生えるが、彼が何も覚えていないことにショックを受ける。仕事ではカリーの下について、筋肉が骨化するFOP患者キャシーを担当。彼女は内出血を起こしていたため、バークによってカテーテル塞栓術が行われることとなる。キャシーにはニーナという娘がいたが、母の看病に専念するあまり、失敗を恐れて人間らしさを失っていた。そんな娘の様子に心を痛めていたキャシーだが、オペの最中に容体が急変して帰らぬ人に…。イジーは自分の過ちを思いながら、「失敗を恐れなくていい」と自分を責めるニーナを慰める。
カリーとジョージの喧嘩は、カリーの父がシアトルにやって来たことでいったん休戦となる。そしてジョージは、ひどい二日酔いの状態で義父と対面。最初は財産目当ての結婚ではないかと疑われるジョージだが、娘夫婦のために家を用意するとの申し出を断ったことで義父の信用を得る。そんな中、ジョージは前夜の出来事を突然思い出していた。事実を話してカリーを傷つけるより、自分が罪悪感に耐える方がいい…。ジョージは、夕べのことは2人だけの秘密にしようとイジーに告げる。
顔面の再建術を受ける事となった身元不明の妊婦は、元の顔の予想図3枚から1つ選ぶことになった。元の顔と変わってしまうことを恐れる妊婦。アレックスは彼女の気持ちを和ませようと、予想図の顔それぞれにキャラクター付けする。その結果、妊婦はアレックスが「エヴァ」と名付けた顔を選び、オペが行われることに。担当医のマークは、メレディスに骨移植を任せることにする。それを知ったデレクは、母を亡くしたメレディスに対するリチャードの気遣いを利用した点数稼ぎだとメレディスに警告。しかしメレディスは、デレクがマークに対抗意識を燃やしているだけだと思い込み、亡き母を喜ばせるためにもオペに挑戦する。その結果、骨移植は見事成功。これで、憐れみの目でメレディスを見ていたリチャードも、再び外科医としてメレディスを見るようになるだろう。マークは、それを見越してメレディスにチャンスを与えていたのだ。
一方、その日は部長候補に対する理事面接の日でもあった。マーロウが病院の10年計画を準備していると知ったデレク、バーク、アディソンは、すっかりその長期計画に惑わされる。しかもデレクは、メレディスの事故以来、彼女に自殺願望があるのではと悩んでおり、面接で思うようなアピールができない…。そんな中、ベイリーの発言をヒントにしたマークは「今すぐ計画」で理事の心を掴む。
クリスティーナはバークとの結婚を取りやめ、婚約前の関係に戻ろうと考えていたが、バークに戻る気はない。そんな彼女は、糖尿病患者のダグを担当。彼は治療を怠ったため、足にひどい感染症を患っており、もはや切断以外の手立てはない状態だった。過去の過ちを取り戻そうと必死に切断以外の方法を探してほしいと懇願する彼に、クリスティーナは自分の状況を重ね合わせる。そして、切断手術を受け入れざるを得なかったダグを見たクリスティーナは、自分が折れるしかないと悟ってバークに地味な結婚式を提案する。


【メレディスの一言】
要するに、計画外とは予想外の事態が想定されていない
だから不意打ちを食らうのが、オペ中だったとしても実生活だったとしても、アドリブを利かせるしかない
もちろん、中には他の人よりアドリブがうまい人もいる
アドリブがダメな人は代案に移る
そして、精一杯のことをやる
場合によっては、望んでるものがまさに必要なものという時がある
でも場合によっては…場合によっては、新たな計画が必要な時もある

2008.3. 2|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

2月23日(土) #18「傷は人生のロードマップ」

●新しい部長候補コリン・マーロウは、クリスティーナの元恋人!
心臓外科の権威、コロン・マーロウが部長候補としてやって来る。彼と3年間付き合っていたクリスティーナの心境は複雑。バークを含めた3人の関係はいかに!?
●マーロウの登場に焦るアテンディングたち!
マーロウを牽制しようと躍起になるアテンディングたち。アディソンの心配をよそに、マークは身元不明の妊婦のオペを敢行。オペ中にトラブルに見舞われたデレクは、バークの手を借りずに開胸式マッサージを行う。
●カリーは大金持ち!そして、カリーとジョージの大喧嘩の顛末は…
ふとしたことから、カリーが大金持ちだと発覚。それがイジーに伝わったことで、カリーとジョージは大喧嘩に。カリーに追い出されたジョージは、メレディスの家でイジーとヤケ酒に走るが…
●父ザッチャー、スーザンと食卓を囲むメレディス
エリスの訃報を聞き、メレディスを訪ねてきた父ザッチャーとスーザン。結局2人をディナーに招くことになり、気まずい思いをするメレディスだが…


【STORY】
ジョージはメレディスの家を出て、カリーとともに高級ホテルのアーチフィールドで生活していた。そして、ジョージが使っていた部屋にはアレックスが越してくる。イジーはまだアレックスが自分に未練があると思い動揺するが、身元不明の妊婦のことで頭がいっぱいのアレックスはいたって冷静だ。
病院には、新たな部長候補として心臓外科の権威、コリン・マーロウがやって来る。彼は、スタンフォードでクリスティーナを教えていたことがあり、しかも2人は3年間も付き合っていたことが判明。それを知ったバークは、もちろん面白くない。マーロウはマーロウで、クリスティーナからバークと婚約中だと聞かされて驚く。そしてマーロウは、クリスティーナにプロポーズして断られた経緯をバークに打ち明ける。では、なぜ自分との婚約は承諾したのか? 疑問を感じたバークはクリスティーナを問い詰めるが、バークを喜ばせるためだという彼女の返答に落胆する。そして、自分をなだめるために結婚されるのは納得できないと彼女に告げる。
メレディスのもとには、エリスの訃報を知った父ザッチャーとスーザンが訪ねてくる。メレディスを心配する2人の誘いを受け、彼らと夕食をともにすることにしたメレディス。自分の家に2人を招くが、気まずさは変わらない。会話の中で、子ども時代のメレディスを妹のモリーと勘違いするザッチャーにメレディスは怒り心頭。しかし、スーザンとは穏やかに会話を楽しむ。
マーロウの登場で、部長候補のアテンディングたちは自分の実力を示して彼を牽制しようと躍起になる。マークは、アレックスが担当している身元不明の妊婦の失明を防ぐオペを敢行。胎児への影響を考えて待つべきだというアディソンの心配が現実となって、妊婦は流産しかける。
デレクは、髄膜腫の再発を繰り返している友人ヘレンに腫瘍を全て取り除くための難易度の高いオペを勧める。ヘレンはデレクの説得に応じてオペを受けるが、術中にトラブルが発生。本来、心臓外科のバークを呼ぶところだが、マーロウを前にしたデレクは自ら開胸して処置を施す。その結果、ヘレンの手術は無事終わるが、デレクはバークにスタンドプレーだとなじられる。
一方イジーは、クリニックで味方から受けた弾を50年も体内に入れたままの男性を担当する。誰が撃った弾か確認するためにも、男性は弾を摘出することに応じるが、弾は体内で劣化してしまっていた。もはや、誰に撃たれたのか証明するすべはない。イジーは落胆する男性に、あきらめて前へ進むように助言しつつも、自分はこのままデニーを思って前進できないのだろうかと悩む。
ジョージは、アーチフィールドにはコネがあって安く泊まれるとのカリーの言葉を信じていたが、ふと疑問に思って問い詰めたところ、カリーが大金を支払っていたことを知る。彼女は大金持ちであることをジョージに隠していたのだ。腹を立てたジョージはそれをメレディスに話し、さらにそれがイジーに伝わる。カリーはイジーにまで話が伝わっていることを知って激怒。イジーはジョージのことが好きなのだとぶちまけ、ジョージをホテルから追い出す。ジョージはメレディスの家に行き、イジーと酒を飲みながら愚痴をこぼすが、やがておかしな雰囲気に。翌朝、イジーが目を覚ますと自分は裸で、隣にはやはり裸のジョージが眠っていた。


【メレディスの一言】
どっちが辛い?
激しい痛みをともなう新しい傷か、とっくに治ったはずなのにまだ疼く昔の傷か
古傷は何かを教えてくれる
自分が過去何を経験し、何を乗り越えてきたのか
教訓として避けるべきことを示してくれる
みんな、そう思いたがる
でも実際はそううまくいかないものだ
ある部分じゃ、なぜか過ちを重ねてしまう
何度も、何度も、何度も繰り返し…

2008.2.24|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(5)トラックバック(0)

2月16日(土) #17「別れのとき」

●生きることを諦めたことを認めたメレディスは…
必死に蘇生術が施されるも、依然心静止状態のメレディス。死後の世界では、メレディスが「生きたい」という気持ちを取り戻すよう、デニーが導く。そんなメレディスの前に現れたのは母エリスだった…。
●メレディスが死ぬかもしれない状況を受けれいれられないクリスティーナ
現状を受け入れられず、病院を抜け出すクリスティーナ。バークは、親友との別れに向き合うべきだとクリスティーナを説得する。
●苛立つイジーはカリーを挑発!
苛立つイジーは、ついにジョージとカリーの結婚への不満を爆発。カリーに暴言を吐いて、ジョージを怒らせてしまう。
●アディソンとマークがやり直す!?
デレクのメレディスへの愛を再確認したアディソンに、「本気だった」と告白するマーク。お互いに60日間禁欲できたら、真剣に付き合おうと約束する。


【STORY】
メレディスに対する心肺蘇生術が行われるが、心静止の状態は変わらない。絶望的な空気が流れる中、リチャードとベイリーは処置を続ける。
その頃、メレディスは死後の世界でデニー、ディラン(第2シーズン#16、17に登場の爆弾処理班)と会っていた。現実を自覚させようとするデニーをよそに、犬のドクとの再会を喜ぶメレディス。また彼女の前には、すい臓癌で死んだ母エリスの元同僚の看護士リズや、事故で命を落とした患者ボニーもいた。
デレクはメレディスが死ぬかもしれないという状況に打ちひしがれ、エリスを責めると同時にメレディスから目を離した自分を責める。その後エリスの容体が急変、デレクは必死で蘇生を試みる。
クリスティーナは、現状を受け入れる事ができずに病院を抜け出す。ジョーの店で酒を飲んでいるとバークがやって来て、親友との別れの時に備えて病院に戻るべきだと諭される。
依然メレディスの心静止状態が続く状況に、イジーも苛立ちを隠せずにいた。そして、かねてから納得のいかないジョージとカリーの結婚に対して鬱憤を爆発。カリーと言い争って、ジョージを怒らせる。
アディソンは、デレクのメレディスに対する深い愛情を再確認する。そんな彼女に、本気でアディソンのことを思っていたとマークが告白。2人は、互いに60日間禁欲できたら真剣に付き合うという約束を交わす。
アレックスが救った妊婦は意識を取り戻すが記憶喪失に。身元不明のままの彼女に、アレックスは慰めの言葉をかける。
そんな中、死後の世界のデニーは、水中で何があったのかメレディスに必死に問いかけていた。メレディスは生き延びようとしたと言い張るが、残してきた友人やデレクのことを考えるように言われると、ようやくあがくのを諦めたことを認める。後悔の念に駆られ、泣き出すメレディス。そこへエリスが現れ、メレディスを追いつめた発言を取り消す。エリスと和解したメレディスは、母と入れ替わるように死後の世界を離れる。
一方、リチャードたちは、メレディスの蘇生に望みを失いかけていた。しかし病院に戻ってきたクリスティーナが治療を続けるよう懇願、処置が再開される。そして間もなく…メレディスは奇跡的に生還し、一同は安堵に包まれる。クリスティーナは、意識を取り戻したメレディスにやっとバークとの婚約を報告する。
エリスは息を引き取った。リチャードは、彼女のベッドの傍らで「寂しくなる」と最後の言葉をかける。


【メレディスの一言】
こういう1日の終わり
叶った祈りもあり、叶わなかった祈りもある
奇跡を見つけたら掴む。隔たりを乗り越えて
そして時々、あらゆる困難を超え、あらゆる道理を超えて奇跡に触れる

2008.2.17|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(6)トラックバック(0)

2月9日(土) #16「生と死」

●海に沈んだメレディスは、心静止状態に!
デレクの手で海中から救出されるも、低体温症を起こしたメレディスは心静止状態に! 動揺して涙にくれるデレク。ずっとメレディスを探していたクリスティーナをはじめ、イジー、ジョージ、アレックスらも大きなショックを受ける。
●工具用のドリルでバーホールに挑むイジー
捜索救助隊を待っていたのではリックの命が持たない! 友人ヴィンスの必死の願いに勇気をもらったイジーは、電話でリチャードに指示を仰ぎながら、工具用ドリルでリックの頭蓋骨に穴を開けるバーホールを行う。
●はぐれた息子クリスの捜索に手を尽くすジョージ
「息子は無事だ」と嘘を付いてハイトに手術を受けさせたジョージは、彼女に代わって息子クリスの捜索に手を尽くす。結局、クリスはカリーの手術を受けていたことが判明。安堵したジョージは、まわりの目もはばからず、「家に帰ったら思いっきりキスする」とカリーに愛の言葉をかける。
●助けた妊婦に肩入れするアレックス
妊婦の妻を捜すクラークを自分が助けた妊婦の夫だと思い込むアレックス。彼の妊婦への同情は増していく…。


【STORY】
フェリー事故の犠牲者たちが次々と病院に搬送される中、婚約のことをいち早く報告したいクリスティーナは、必死にメレディスの姿を探す。
その頃、ジョージが助けたハイトの手術が始まろうとしていた。息子クリスの無事が確認できるまで手術は受けないと言い張る彼女に、ジョージは「クリスは無事だ」と嘘を付く。ベイリーは、引き続きクリスの捜索を続けるようにジョージに指示。ジョージ自身も懸命にクリスを探すがなかなか見つからない。諦めかけたそのとき、手術のボードに「7歳」との記載を発見。クリスはカリーの手で腰椎固定術の手術を受けていたのだ。ジョージは、クリスの無事に心底安堵する。
アレックスは自分が救出した妊婦の安否を心配しながら、患者家族の対応に追われる。家族たちは、負傷者リストが何時間も更新されないことにしびれを切らしていた。混乱の中、アレックスは患者のポラロイド写真を撮ってまわり、それを掲示する方法を思いつく。そんな中、妊婦の妻を捜すクラークが現れ、アレックスは自分が救出した妊婦の夫だと思い込む。しかしアディソンから、妊婦というだけで断定できないと諌められ、安置所で遺体の写真も撮ることにする。安置所には別の妊婦の遺体も収容されており、結局、クラークの妻はその遺体の女性と判明。アレックスが救出した妊婦は依然身元不明のままだが、バークの手術により症状は安定する。その後、アレックスは、ほかの遺体の写真も掲示する。悲しみにくれる家族たちを前に、アレックスは胸を痛める。
イジーは、どんどん容体が悪化していくリックを目の前に、治療を諦めかけていいた。しかし、ヴィンスの懇願でやる気を取り戻したイジーは、携帯電話でリチャードに電話をかけ、処置の指示を仰ぐ。状況を聞いたリチャードは、脳ヘルニアを起こしているため頭部に穴を開けて脳圧を下げるバーホールが必要だと判断。バーホール経験者であるマークの指示を電話で受けながら、イジーは工具用のドリルを使って見事にバーホールを成功させる。危機を脱したリックとともに病院に戻ったイジーは、リチャードから謹慎処分を解かれ、リックのオペへの参加を認められる。これでイジーは、ようやく外科医としての自信を取り戻す。
現場でメレディスの姿が見当たらず心配していたデレクは、メレディスと一緒にいた迷子の少女を発見する。デレクが少女にメレディスの居所を聞くと、少女は黙って海を指差す。メレディスが海に落ちたと知ったデレクは、自らの手でメレディスを救出。しかし、メレディスの意識はない。デレクは大急ぎで重体の彼女を病院へ搬送する。
ベイリーは、動揺するデレクからメレディスを引き継ぎ、リチャードらと処置を行う。メレディスは低体温症を起こし、心静止状態に…。知らせを受けたクリスティーナ、イジー、ジョージ、アレックスは大きなショックを受ける。特にクリスティーナは激しく動揺していたが、イジーは「メレディスが助かると信じている」と慰める。
その頃、メレディスは死後の世界で、デニー、ディラン(第2シーズン#16、17に登場の爆弾処理班)と再会していた。


【メレディスの一言】
私が言った通り消滅は起きる
痛みは幻となり、出血はピタリとやむ
そして人は…姿を消す
言い残したことがある
たくさんある
でも…私は消えた

2008.2.10|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(8)トラックバック(0)

2月2日(土) #15「消えゆく私」

●最悪のフェリー事故が勃発! インターンたちも現場へ
フェリー事故が発生し、多くの死傷者が出る。クリスティーナを除くインターン全員が現場に向かい、それぞれが負傷者の対応に当たる。
●バークとの婚約をメレディスに報告したいクリスティーナ
誰よりも先にバークとの婚約をメレディスに報告しようとしていたクリスティーナ。しかし、母エリスとの一件で情緒不安定なメレディスに、報告するタイミングを逃してしまう。そしてメレディスはフェリー事故の現場へ…。
●海に沈んでいくメレディス! 彼女の安否は!?
フェリー事故の負傷者の治療中、メレディスは痛みで意識が朦朧とした患者に突き飛ばされて海に転落してしまう! 海に沈んでいく彼女を見ていたのは、迷子の少女ただ1人だった…。


【STORY】
母エリスから受けた言葉に傷ついたメレディスは、自分が消えていきそうな感覚に襲われバスタブの湯に顔を沈める。そんな彼女をバスタブから引き上げ、心配して声をかけるデレク。しかし、今のメレディスには、どんな言葉も届かない。
クリスティーナは婚約のことを公にしたがらず、まずメレディスに報告したいとバークに告げる。離婚が決まったリチャードは、新たな出会いを求めて白髪を黒く染める。カリーは、ジョージの妻でありながら、仕事上では上司という立場に戸惑うが、職場ではけじめをつけようと努力する。
その日、無料クリニックにはシドニーが訪れる。ベイリーがチーフ・レジデント候補としてリードするためにクリニックを開いたと思った彼女は、相変わらず笑顔を顔に貼り付かせながら、「自分もチーフ・レジデント争いのライバルだ」と自ら名乗りをあげる。
一方、メレディスたちインターンはトリアージの訓練を受けるが、そこへ緊急事態発生の連絡が入る。ベイリー、メレディス、ジョージ、イジー、アレックスは、現場である埠頭へ急行。クリスティーナは病院に残るようベイリーに指示される。そして…現場に到着した5人は、フェリー事故で多数の死傷者であふれる惨状を目の当たりにする。
メレディスは負傷者の治療中、迷子の少女を発見。少女は怯えきっていて、メレディスの側を離れようとしない。
謹慎中で第一線から退いていたイジーは思わず怖じ気づくが、フェリーの乗客ヴィンスに助けを求められ、彼の友人リックの治療にあたる。リックは車の下敷きになっており、本格的な治療をするには捜索救助隊の力が必要だ。イジーは懸命に応急措置を施すが、リックの容体は悪化していく。
アレックスは柱の下敷きになっている妊婦を発見し、自ら彼女を救出する。その後、アレックスは彼女を励ましながら病院へ搬送するが、被害者の家族に対応するよう指示を受け、妊婦はクリスティーナが担当することになる。無料クリニックに集められた被害者の家族から、身元確認が進まない苛立ちをぶつけられるアレックス。シドニーも家族の対応を手伝う。
ジョージは、腹部に重傷を負った女性ハイトを診る。彼女ははぐれた息子クリスの身を案じていたが、ジョージがクリスを捜すと約束。ベイリーは急いでハイトの手術をしようとするが、彼女は息子の安否が分かるまで手術を受けないと言い張る。
その頃、病院ではデレクやバークが待機していた。デレクはメレディスの様子がおかしいとバークに相談。バークもクリスティーナと婚約したのに、彼女がそれを公にしたがらないとこぼす。マークはその会話を立ち聞きし、さっそくリチャードにバークとクリスティーナの婚約を報告。リチャードから「おめでとう」と声をかけられたクリスティーナは面白くない。
その後、デレクはリチャードの指示で現場に応援に向かいメレディスと遭遇する。デレクは負傷者の処置をしながら、結婚したくて様子がおかしいのかとメレディスに尋ねるが、それは見当はずれな質問だ。2人はバラバラになり、それぞれ救助活動を続ける。
クリスティーナは、なぜメレディスに報告する前に婚約のことを公にしたのかとバークに抗議する。バークは、メレディスに報告する時間はあったはずだとクリスティーナに反論。結局、バークはクリスティーナを妊婦の担当から外して心臓外科の病棟を担当させ、2人の間はますますぎくしゃくする。
メレディスは、海から這い上がってきたビジネスマンを見つけてケガの治療にあたる。しかし、痛みで朦朧としたビジネスマンに突き飛ばされて海に転落。海中に沈んで行くメレディスの姿を見ていたのは、迷子の少女だけだった…。


【メレディスの一言】
医学の世界で消滅は起きる
突然病気がなくなり、腫瘍が消え去る
患者の胸を開いてみると癌が消えている
原因は不明、滅多にない
でも実際に起きる
医者は誤診だとみなす
「そもそもあったかどうか分からない」と
どの解釈も事実と違う
消滅はひんぱんに起きている
存在を意識していなかったものが消えたら、そのことに気付く?

2008.2. 3|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

1月26日(土) #14「ささやかな願い」

●毒性をおびた血液を持つ患者で、病院はパニックに!
毒性をおびた血液を持つ患者が現れ、採血に携わったジョージらが次々ダウン。それを知らずに患者のオペにのぞんだリチャードらも、全員オペ室内で倒れる緊急事態に!
●メレディスの母エリスが意識を取り戻す!
メレディスの母エリスが、突如意識を取り戻す。母娘の関係修復に希望を抱くメレディスに対し、5年の間に腑抜けになったと娘をなじるエリス。彼女は娘の恋人であるデレクのことまで非難する。
●「デニー・デュケット記念クリニック」がオープン
ベイリー発案の無料クリニックが、「デニー・デュケット記念クリニック」でオープンする。オープン初日の患者は、生理用品の使い方を教えてもらいに来た少女だけ。800万ドルが無駄になったのではと苛立つイジーだが、ベイリーはその患者から無料クリニックの意義を見出す。
●ジョージとバーク、2人のプロポーズの結果は?
先日のプロポーズから間もないジョージとカリー。なんと2人はラスベガスで結婚してくる。一方、クリスティーナはバークへの返事をためらっていたが、自分が変わらないことを条件にOKの返事をする。


【STORY】
ベイリーが発案した無料クリニックが、「デニー・デュケット記念クリニック」の名でオープンを迎えた朝、認知症を患ったメレディスの母エリスが突然正常な判断力と記憶を取り戻す。療養所から連絡を受け、エリスのもとに駆けつけるメレディス。認知症の発症以来5年間の記憶を失ったエリスに、彼女自身の病状と自分の現状を伝える。恋人ができて幸せだと語るメレディスに対し、なぜそんな凡人になりさがったのかと罵倒するエリス。すでに心臓外科にターゲットを絞っているクリスティーナとメレディスを比較し、失望の意をあらわにする。さらに彼女は、心臓疾患の治療のためオペを勧めるメレディスに抗う。
無料クリニックでは、ベイリーとイジーが初めての患者を待っていた。そこに登場したのは、ジョージとカリー。仲良く手をつないでやってきた2人は、なんとラスベガスで結婚してきたと言う。そんなジョージは結腸がんの手術を受け、現在は補助治療を続けているマリーナを担当。検査用に血液を採取した後、体調に異変を感じて無料クリニックに駆け込む。間もなく、その血液を受け取ったオリビアや検査技師も不調を訴えクリニックへ。血液が毒性を帯びていると気付いたジョージは、すぐさまオペ室に電話をかけるが、すでにリチャードやアレックスを含むスタッフはオペ室の中で意識を失って倒れていた。ジョージは危険を冒してスタッフを救出。心配して駆けつけたカリーに、気分が悪くなったのは自分たちの結婚のせいではなく患者の血液のせいだったと口走り、彼女の怒りを買う。その間、手術中に麻酔が切れ始めたマリーナは、意識を取り戻しかけて苦しみだす。アディソンは、自らの危険を顧みず、無防備なままオペ室に飛び込み彼女に麻酔を投与する。その後、デレクとバークが気密服に身を包んでオペ室に入り、意識のもどったリチャードの指示で手術を進める。しかし空気が薄まり、やがて2人も倒れる。結局、残りの作業をクリスティーナ、イジー、メレディスが交代で中に入って終わらせ、マリーナは一命をとりとめる。
その後ジョージは、カリーとの結婚をからかうイジーたちに、「カリーを締め出したいなら僕もいなくなる」と宣言する。そんなジョージの姿に、カリーの怒りも収まる。
その頃、妻と死別した男性が初潮を迎えたばかりの少女ケリーを連れ、生理用品の使い方を教えてほしいと無料クリニックを訪れる。父親の心配をよそに、実は自分が妊娠していないか心配するケリー。それを知ったベイリーは、ケリーの早過ぎるセックスを父親にも伝え、母親代わりその危険性を教えて彼女を抱きしめてやる。800万ドルを無駄に使ったように思えてきて苛立っていたイジーとは反対に、ベイリーは無料クリニックを開いた意義を実感していた。
エリスが正常な判断力を取り戻したと知ったリチャードは、アデルを選んだ人生に悔いはないとメレディスに語る。しかし、夜、エリスの病室をたずねたリチャードは、2人で家庭を築いていたらさぞ幸せになれただろうと言葉をかけてやる。エリスは、ごく普通の幸せを手にした自分を思い描いて涙する。その1時間後、メレディスもエリスの病室を訪ね、やはり心臓の手術を受けてほしいと彼女に話す。将来認知症の治療法が解明されることに望みをかけたいと。しかし、そのときすでに、エリスの意識はすでに混濁した世界へ戻っていた。戸惑いながらも母との関係修復に希望を抱いていたメレディスは落胆する。
プロポーズの返事をためらっていたクリスティーナは、自分は変わるつもりはなく、2人で外科医を続けて主婦業は家政婦に任せればいいとした上で、バークに結婚承諾の返事をする。


【メレディスの一言】
患者が本当に知りたいことは、希望があるのかどうか
でも、いずれ必ず向き合う時がやってくる。「最悪の事態」に
患者の体が患者を裏切って、現在のあらゆる科学をもってしてもどうにもならず、
最悪の事態が現実となる時、
私たちは、希望にすがるしかなくなる

2008.1.27|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

1月12日(土) #13「大いなる期待」

●次期外科部長は誰!? 苛立つデレクはメレディスに八つ当たり
リチャード引退の噂に、外科部長のポストを狙うデレク、バーク、アディソン、マークが色めき立つ。マークがニューヨークに帰ると思っていたデレクは、リチャード引退の噂をマークに教えたメレディスに八つ当たり。しかし、最後にはメレディスに謝って丸く収まる。
●無料クリニックの設立に奔走するベイリー
医学は人の命を救うだけでなく、人生をも変えられると信じるベイリーは、シアトル・グレース病院に無料クリニックを作りたいと奔走する。資金調達に頭を悩ますベイリーだが、そこへイジーが寄付を申し出る。
●バークとクリスティーナの意地の張り合いは意外な展開に!
バークとの関係を続けたいクリスティーナは、ついに自分からバークに話しかけて勝ちを譲る。そんなクリスティーナに、バークは意外にもプロ ポーズの言葉で応える!
●セックス・マシーンと化したジョージはとカリーの関係は?
父を亡くして以来、カリーとのセックスに没頭するジョージ。イジーの慰めは彼の心に届かなくても、カリーといると幸せを感じる…。ジョージもまた、カリーにプロポーズをする!


【STORY】
バークたちのアパートへディナーに招かれたメレディスとデレク。いまだ口をきかないバークとクリスティーナを前に、気まずい雰囲気になる。会話に詰まったデレクは、リチャードが部長職を退くという噂を耳にしたと話す。しらばっくれるバークを無視して、バークが次期部長の打診を受けたとばらすクリスティーナ。それを聞いたデレクの心中は穏やかでない。ニューヨークに帰ろうとしていたマークも、外科部長のポストに興味津々。アディソンも含め、次期部長の座を狙う4人のレースが始まる。
当のリチャードは理事会に引退の考え伝え、花束と贈り物を手にしてアデルのもとへ。しかし、彼女にはすでに男ができていた。
その頃ベイリーは、シアトル・グレース病院に無料クリニックを開きたいと奔走していた。頼みのリチャードが引退すると知ってショックを受けるベイリーだが、「君はいずれ外科部長になる」とリチャードから励まされ、なんとかアテンディングたちの協力を取り付ける。しかし、資金面の問題は残る…。イジーは、デニーの遺産800万ドルを寄付すると申し出る。
アディソンは、キス以来アレックスを避けていた。おかげでアレックスはメレディスとともに、朝からずっとスローンの指示で床ずれ患者の包帯替え。アディソンのオペに入りたいアレックスは、彼女を無理やりつかまえて、性的な興味はないと宣言する。
父を亡くしたジョージはセックス・マシーンと化していた。さすがのカリーも身がもたないとたじたじ。イジーは別の方法でジョージの力になろうとするが、彼はカリーばかりを求める。そんな2人はアディソンに付いて、23歳の若さで末期の子宮頸癌を患ったジリーを担当する。彼女はアーミッシュの出身で、親友レイチェルと16歳で家出。レイチェルは洗礼後に村を出たため2度と村には帰れないが、死を覚悟するジリーは内心では村に帰りたがっていた。レイチェルは自分が彼女の面倒を見るので両親には連絡をしないようイジーに頼むが、すでにジリー本人からの連絡を受け、両親は病院に駆けつけていた。彼女を本当に愛しているなら村に帰してやるべきだと、レイチェルを説得するイジー。自分自身も、ジョージをカリーのもとに行かせることにする。
カリーはクリスティーナとともに、マラソンの途中に倒れたスティーブを担当する。今ひとつ気が合わないカリーとクリスティーナだが、仕事ではお互いに学ぶべきものがありそうだ。やがてスティーブの容態が急変し、リチャードも加わってオペが行われる。オペ中の会話でリチャードは、長いレースではフィニッシュラインに立てるだけで充分なのだとクリスティーナを諭す。
その後、クリスティーナはバークに勝ちを譲ることを決意し、この関係を長く続けたいと話しかける。そんな彼女にバークは突然のプロポーズで応える。同じ頃、ジョージもまたカリーにプロポーズしていた。


【メレディスの一言】
みな明るい未来を信じてる
そして期待が外れるとだまされたような気分になる
一方、自ら自分の期待を裏切ることもある
時に、期待していたことが色褪せて見えるような、意外な事件も起きる
なぜ人は、すぐに期待を抱くのか
期待を抱くことでシャンとするからだ
しっかり立てる、じっと
期待を抱くのは始まりに過ぎない
人生を変えるのは予期しない出来事

2008.1.13|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(6)トラックバック(0)

1月5日(土) #12「父との6日間 PartII」

●多臓器不全に陥ったハロルド。ジョージが選んだ決断は…
癌が転移していたのにオペをしたことで、リチャードたちを責めるジョージ。ハロルドは、ついに延命装置なしには生きられない状態に陥る。そのとき、ジョージが選んだ苦汁の決断とは…。
●ヘザーの手術費用を匿名で寄付したイジーは…
お金がないという理由で、手術を断念しなければならなくなったヘザー。そんな彼女に同情したイジーは匿名で手術費用を寄付するが、これが再び外科医としての資質を問われる結果に…。
●マークの子を中絶していたアディソン。そんな彼女がついにアレックスと!
ニューヨーク時代、マークの子を妊娠しながら中絶の道を選んだアディソン。中絶していなければ今頃出産予定日。それでマークは不機嫌だったのだ。そんな彼女は、ついにアレックスとキスを!
●メレディスのいびきは父親譲り
ずっと避けてきた父ザッチャーに声をかけるメレディス。母エリスからメレディスとの面会や電話を禁じられていたこと、自分のいびきが父親譲りだったことを知る。

 


【STORY】
VATER症候群の少女ヘザーは匿名の寄付を受け、無事手術が決まる。寄付をしたのがイジーだと見抜いたベイリーは、今回も患者に肩入れしたと非難して、彼女がオペに入るのを認めない。そんな中、いよいよヘザーのオペが始まる。デレクのほか、オペを提案したカリーも参加するが、ジョージの父ハロルドの容態が急変したことに気付いたカリーは途中でオペを抜け出す。
ベイリーは、ハロルドの挿管チューブを交換する必要があることをジョージたち家族に伝える。ハロルドは食道を損傷しており、処置は困難。失敗すれば命はない。処置を任されたベイリーは、息子の出産の件でジョージに恩を感じていたこともあり怖気づく。奇しくも、プロに徹することの難しさを自分自身でも味わうこととなったベイリーだが、リチャードの助言を得て無事再挿管に成功する。
しかし、ハロルドの容態は依然予断を許さない。癌が転移していたのになぜオペをしたのかとリチャードたちを責めるジョージ。そして、ハロルドの容態はさらに悪化し、ついには生命維持装置による延命措置を続けるかどうかの決断を迫られることになる。覚醒する見込みがない現実を理解したジョージは、延命をやめるとことを選択。装置を外されたハロルドは、家族に見守られながら静かに息を引き取る。クリスティーナは打ちひしがれるジョージに声をかけ、自分も9歳で実父を亡くしたと打ち明ける。
そんなクリスティーナは、まだバークと口を利かない状態でいた。しかしバークは、クリスティーナがいる前で手の震えが起きてないことをデレクに話し、彼女を安心させてやる。
一方イジーは、情を挟みやすい自分の一面を変えるつもりはないし外科医をやめるつもりもないと、きっぱりとベイリーに告げる。それが悪いことだとも思わない、と…。
アディソンは、ニューヨーク時代にマークの子供を妊娠し中絶していたことをカリーに打ち明ける。中絶していなければ、その日が出産予定日だった。マークはそれで不機嫌だったのだ。アディソンの出産を望んでいたマークは、彼女が後悔しているのか知りたがった上、中絶の道を選んだ彼女を責める。しかしアディソンは、浮気を繰り返すマークの子どもは欲しくなかったと反論。その後、アディソンは、キスをしそうになったことをアレックスに謝り一線を引こうとする。しかし、ジョーの店でアレックスに会うと、思わず彼とキスを交わしてしまう。
メレディスは避け続けていた父ザッチャーに声をかけ、離婚後、メレディスとの面会や電話をエリスから禁じられていたいきさつを聞く。自分のいびきが父からの遺伝だということも聞いたメレディスは、ザッチャーの助言でデレクに耳栓を贈る。これが、朝までメレディスの隣で寝ようと努力していたデレクには効果絶大で、デレクは睡眠不足から解放されるのだった。

2008.1. 6|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(3)トラックバック(0)

12月22日(土) #11「父との6日間 PartI」

●ジョージの父ハロルドが癌のオペに臨む!
ハロルドの2度目の手術が近付く。昔、飼っていた犬を誤って轢いたことをジョージに謝るハロルド。手術の直前に謝るなんて縁起でもないと動揺しながらも、父との会話に笑顔を見せるジョージだが…。
●メレディスを悩ますのは父ザッチャーと…自分のいびき!
義妹モリーの娘、ローラの見舞いに訪れる父ザッチャーの姿に複雑な思いを抱えるメレディス。そんな彼女を悩ますのは自分のいびき。デレクがこっそり別の部屋で寝ていたことを知り…。
●意地の張り合いを続けるバークとクリスティーナ
クリスティーナとバークは冷戦状態。手術を受けたバークの手の具合が気になるクリスティーナは、周りの人を使って聞き出そうとするが、バークはその手には乗らない!
●カリーが眼力でデレクを落とす!?
VATER症候群の少女ヘザーの根本的治療のコンサルをデレクに頼みたいカリー。ベイリーのアドバイスで、眼力を使って首を縦に振らせようと試みる!
●アレックスとアディソンがキス!?
マークがアディソンにとげとげしく接するのを見たアレックスは、マークが嫌いなバニラ・ラテを飲ませて応戦。仕事を通じて心を通わせるようになったアレックスとアディソンは、危うくキスをしそうになる!


【STORY】
食道切除術を控えたジョージの父ハロルド。開胸して癌が転移してることが分かった場合も、腫瘍はすべて取り除いてほしいとリチャードとベイリーに頼む。そんな父親の決心をジョージは知らないまま、いよいよオペが行われることに。リチャード、ベイリーのほか、メレディスも加わる。そして胸を開いてみると…癌は広範囲に転移していた。通常ならオペは中止するところだが、リチャードとベイリーはハロルドの希望通り腫瘍の切除を行う。オペの後、父の大きな傷跡を見て、激しく動揺するジョージ。多臓器不全、特に腎不全の兆候を懸念していたが、無事に尿が出たことを確認すると、喜びのあまり思わずカリーにキスしてしまう。
バークは、デレクのオペを受けて入院していた。クリスティーナは依然バークと口を利いていないが、彼の手の具合が気になって仕方がない。苦肉の策で、周りの人を使って様子を聞き出そうとするクリスティーナだが、バークは決してその手には乗らない。2人の意地の張り合いは続く。
イジーとカリーは、重い脊椎側弯症を伴うVATER症候群の少女ヘザーを担当する。結石除去と胸郭形成術が行われる予定だったが、カリーはもっと根本的な治療ができないかと、デレクにコンサルを依頼。その結果、脊椎の一部を除去するオペが提案される。イジーは、自分もオペに参加したいとベイリーに申し出るが、870万ドルの小切手をまだ手元に置いているのは理性が欠けている証拠だと却下される。その後、一大決心したイジーは泣きながら小切手を銀行に預けに行くが、ヘザーのオペは中止となる。オペが実験的すぎるという理由で、保険会社が支払いを拒否したのだ。ヘザーの母ラダには手術費用を用意できない。ヘザーと心を通わせていたイジーは胸を痛める。
小児科にはメレディスの義妹モリーの娘ローラが入院中だ。面会に来る父ザッチャーの姿を見て、複雑な心境にかられるメレディス。そんな彼女のもう一つの悩みは自分の“いびき”だった。デレクがこっそり別の部屋で寝ていたことを知りショックを受けたメレディスは、自分には捨てられた過去があるから今後は一緒に寝てほしいとデレクに頼む。
アレックスは、不機嫌なマークの八つ当たりを受ける。マークが不機嫌な理由は、アディソンと関係があるようで、マークはアディソンにも突っかかる。アレックスは、わざとマークの嫌いなバニラ・ラテを飲ませて応戦。仕事ではアディソンの下について、メレディスの姪ローラを担当する。ローラには腸穿孔が認められるが、緊急オペが無事に成功。新生児ICUでローラを見守るアレックスに、アディソンが声をかける。そして…仕事を通して気持ちを通わせるようになった2人は、危うくキスを交わしそうになる。

2007.12.23|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

12月15日(土) #10「寄り添える相手」

●バークとクリスティーナの処罰を求めるベイリー
バークとクリスティーナの秘密のため、オペから締め出されて自信を失くしていたベイリー。2人を罰する様子のないリチャードに怒りをぶつける!
●デレクに手の治療を任せたくないバークと自信を失くすデレク
手に震えが残ったのは、デレクのミスだと思いたいバーク。デレクは自信を失くし、結合双生児の分離手術の執刀を躊躇するが…。
●ついにジョージの父ハロルドが手術
ハーンの執刀により、ジョージの父ハロルドの弁置換手術が行われる。途中、トラブルが発生するも、ハーンとクリスティーナの適切な処置でオペは無事に進行する。

●義理の妹の出産に立ち会うメレディスは…
緊急帝王切開で入院してきたザッチャーの娘モリー。息のない状態で産まれた赤ちゃんをめぐり、母スーザンとモリーの家族愛を目の当たりにしたメレディスの心境は複雑。スーザンから、家族になると申し出を受けるが…


【STORY】
バークの手に震えが出ていること、それをクリスティーナと2人で隠していたことが明らかになり、ベイリーは2人への処罰を求めるが、医療過誤がなかったと考えるリチャードに彼らを罰する様子はない。引退を視野に入れているリチャードは、一刻も早く手を治せとバークに命じるが、バークはデレクに治療を任せるのをためらう。バークの気持ちを知ったデレクは、自分の腕に自信をなくす。
納得のいかないベイリーは、クリスティーナをハロルドの担当につけ、ほかのインターンには結合双生児の分離手術という珍しい症例を担当させる。結合双生児という宿命のため、つねに寄り添うことを強いられてきたジェイクとピート。恋人と2人きりになることもできない生活に、ジェイクは飽き飽きしていた。オペはデレク、マークらが担当することになっていたが、バークのことで自信を失くしたデレクは困難な手術だと躊躇する。しかし、ベイリーの励ましを受けてついにオペの執刀を決意。マークの下についていたイジーも、久々にオペ室に入り、手術は無事に成功する。大手術を乗り越え、やっとバラバラになれたジェイクとピート。しかし、手術を終えた2人はピッタリとベッドを並べ、そっと手を握り合うのだった。
ジョージの父ハロルドは、いよいよ弁置換手術を受けることになった。ナーバスなジョージはいちいち治療に口を挟んでけんか腰になるが、そんなジョージを逆にハロルドが気遣う。結局、ハーンの執刀でオペがスタート。ガラス越しに見守るジョージは、オペの様子を直視できない。そんな彼に、バークはオペの進行状況を言葉で伝えてやる。途中、トラブルが発生するが、ハーンとクリスティーナの適切な処置でオペは問題なく進行。ベストを尽くしても、患者の体の反応は予測不可能だと気付かされたバークは、手の治療をデレクに任せる決意をする。
なおもバークとクリスティーナに処罰がないことに納得がいかないベイリーは、再度リチャードに抗議するが、「一歩下がって全体を見渡せ」と突っぱねられる。デニーの件ではイジーの暴走を止められなかった…。そして今度はクリスティーナ…。ベイリーは自分を責めるが、「自分の恋人であるアテンディングを告発する勇気を持てるほどクリスティーナが成長したのは、ベイリーが懸命に育てたからだ」とリチャードに言われて救われる。
一方、メレディスはアディソンに呼ばれ、緊急帝王切開で入院してきたザッチャー(メレディスの実父)の娘モリーを担当する。赤ちゃんは腸閉塞で息のない状態で産まれたが、アディソンのオペで回復。困難な状況の中支えあうモリーと母スーザンの絆を見たメレディスは、複雑な思いを抱く。そんなメレディスにスーザンは、「よければ自分たちも家族になる」と声をかけるが、2人はあくまで他人。メレディスにとっての家族は、むしろクリスティーナだった。彼女に冷たく当たるイジー、アレックス、ジョージを、メレディスはたしなめる。そして…メレディスにとってさらに気がかりな家族は、母エリス。リチャードとの過去を思って取り乱すエリスを、メレディスは強く抱きしめるのだった…。


【メレディスの一言】
考えてみれば結局のところ、私たちが求めているのは寄り添える誰か
だから、私たちが互いと距離を置いて気にかけていない振りをするのは大抵、かっこつけてるだけだったりする
そして人は、自分が寄り添っていたい相手を選ぶ
これぞという相手を一度選ぶと、寄り添って離れまいとする
たとえ傷つけてもそばにいたい
何かあっても最後まで一緒にいる人
それが大切にすべき相手
確かに時には近すぎる関係もある
でも時に、半ば無理やりの領域侵犯…それが功を奏することもある

2007.12.16|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

12月8日(土) #9「告発の行方」

●バークと心臓を取り合ったハーンが、ハロルドの執刀医に!
バークの手の震えを知っているジョージは、父ハロルドの執刀医にハーン医師を指名。その後もナーバスになっているジョージは、カリーやイジーに辛くあたる。
●バークの秘密がついに明るみに!裏切ったのはクリスティーナ…
震えがおさまり楽観的になっていたバークだが、リチャードから次期外科部長に推薦すると聞かされ良心の呵責に苦しむ。追い詰められたバークは、クリスティーナに無理強いされて秘密を抱えることになったと言い出し、クリスティーナと激しい口論に。傷ついたクリスティーナはオペでもバークに拒絶され、ついに限界! リチャードにすべてを告発する。
●見つめ合うアディソンとアレックス!
妊娠中の患者を思いやるアレックスの態度を見て、彼を見直すアディソン。2人はなんだかいいムード!?


【STORY】
シアトル・グレース病院に、シアトル長老派病院のハーン医師がコンサルとしてやってくる。バークのことを信用できないジョージは、父ハロルドのオペの執刀を彼女に依頼。ハロルドと妻ルイーズは、なぜジョージが執刀医を変えたのか疑問を持つ。バークの手のことを知らないイジーは、「バークが最良の医者」と夫婦に話し、その結果、ハロルドはバークによるオペを希望。それを知って怒ったのはジョージ。デニーのことまで持ち出して、イジーを病室から追い出してしまう。
カリーはジョージのことが心配でハロルドを気遣っていたが、マークと寝たことがジョージにばれていると知る。別れた後のことだとカリーはジョージに説明するが、父親のことで頭がいっぱいのジョージは彼女の言葉に耳を貸そうとしない。
一方、バークがハロルドのオペから外されたと知ったクリスティーナ。バークがリチャードに呼び出されたと聞き、秘密がばれたのだと思い込む。しかし、リチャードがバークを呼び出したのは、次期外科部長にバークを推薦すると伝えるためだった。アデルとの復縁を望むリチャードは、本気で引退を考えていたのだ。クリスティーナは安堵するが、バークは良心の呵責に苦しむ。そして追い詰められた彼は、「秘密を抱えることになったのはクリスティーナが無理強いしたせいだ」と彼女を責め立てる。2人は激しい口論となり、結束は崩れていく。
デレクは、埠頭の市場に車で突っ込んだ86歳の男性ラリーを担当する。彼は足が麻痺する脊椎狭窄症で、そもそも車を運転できるような状態ではなかった。妻はラリーは健康体だったと言い張っていたが、最後には足の異変に気付いていたことを認め、ベイリーに促されて警察に事情を話す。
マーク、アディソン、アレックスは、この事故で負傷した妊娠中のジャネルを担当する。彼女の心臓にはガラスの破片が刺さっており、危険な状態だった。ジャネルはお腹の子の父親には妊娠のことを告げていなかったが、アレックスは話すべきだと説得。その様子を見たアディソンは、彼を見直す。
その後、ジャネルの容態が急変し、バークの執刀で急遽オペが行われる。バークはクリスティーナを助手に付けるが、これまでのように彼女の手を借りようとはしない。そんな中、バークはラリーのオペに入っていたハーンから応援を頼まれる。クリスティーナは一緒に移動しようとするが、バークはそれを強く拒否。この様子を見たメレディスは、バークたちの秘密に気付く。
その後、ラリーの処置を終えたバークはジャネルの処置を再開するが、縫合部分が裂けて心臓から出血が起こる。処置を手伝おうとするもバークに止められたクリスティーナは、彼をかばう限界を悟りリチャードにすべてを告発。自分の口からリチャードに事実を打ち明けるつもりでいたバークは、クリスティーナの裏切りを知って驚く。
デレクはバークのことを知りながら黙っていたメレディスに文句タラタラ。その流れで、2人は禁止していたセックスを解禁する。


【クリスティーナの一言】
ある意味、裏切りは避けられない
体に裏切られたら、しばしば手術が回復の鍵となる
人と裏切りあったら…人と裏切りあったら、回復への道筋は曖昧
人は何とかして失われた信頼を取り戻そうとする
でも、時として、傷があまりにも深く裏切りがあまりにも大きかったら
失われたものを元に戻す方法はない
そういう場合、できることはない
待つ以外…

2007.12. 9|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(3)トラックバック(0)

12月1日(土) #8「心の痣」

●父ハロルドにガンが見つかり、ショックを受けるジョージ
父ハロルドに転移性のガンが見つかりショックを受けるジョージ。しかも、ガンの手術の前に心臓の弁置換手術も必要になる。バークの手の震えに気づいていたジョージは、父の手術をバークに任せることが不安でならない
●明るくデレクと再出発するメレディスを悩ますのは…
「明るく元気に」をモットーにデレクとの再出発を決めたメレディスだが、母エリスのことが気がかり。リチャードがエリスとの面会をやめる決意をしたことで、メレディスのプレッシャーは増す一方。
●アレックスがイジーにキス! でもイジーは…
まだイジーを想うアレックスは、マークに隠れてイジーに処置を手伝わせる。喜んだイジーに、思わずキスしてしまうアレックスだが、イジーはまだそんな気にはなれず…。
●仕事と育児の両立、医師としての資質に悩むベイリー
デニーの件で医師としての能力を問われたベイリー。医師の顔と母親の顔の間で揺れ動く。仕事は大事だが、息子のことも愛している…。彼女は息子に電話し、”God Bless the Child”を優しく歌ってきかせる。


【STORY】
明るく再出発をしようとするメレディスとデレク。そんなメレディスの頭を悩ますのは、母エリスのことだった。メレディスが母を訪ねてもエリスは邪険に扱うだけだが、リチャードに対する態度は別人のよう。メレディスは複雑な思いを抱えながらも、リチャードの存在にどこか助けられていた。
そんなメレディスはベイリーとともに、誤ってベビーシッターの車に轢かれた少女ミアを担当する。両親はシッターのアンナを責めて病室から追い出すが、ミアが信頼しているのは仕事に忙しい母親でなくアンナの方だった。ベイリーは、仕事中心の母親に自分を重ねながら、ミアのオペに臨む。途中、「キャリア志向の女性はよく考えてから子どもを作るべき」とメレディスが発言するのを聞き、はっとするベイリー。娘の好きな歌すら知らない母親は、アンナを呼ぶミアの姿に耐え切れなくなり、ついにアンナを連れ戻す。その後ベイリーは、自宅に電話して愛する息子に歌をうたって聞かせる。
病院には、ジョージの父ハロルドも入院していた。転倒による骨折が入院の理由だったが、腹部に痛みがあったため検査が行われ、転移性の食道ガンが見つかる。家族の治療は禁止されているため、ジョージは一番信頼できるインターンとしてクリスティーナを担当に指名する。そしてクリスティーナは、術前検査で心臓に問題を発見。ガンの手術より前に、心臓の弁置換手術が必要となる。執刀医はバークに決まるが、ジョージはバークの手の震えのことが気になっていた。バークのオペで、難易度の高い処置を任されているクリスティーナへの疑念も拭えない。クリスティーナ自身も、秘密を隠しながら友人の父親の手術を行うことに不安を感じていた。

またカリーは、ジョージの兄たちと会話がはずみ、ハロルドの病状をわかりやすく説明するなどサポートする。しかし、彼女がマークと寝たとアレックスから聞かされていたジョージは、カリーに冷たく当たる。
アレックスはイジーを従え、マークの患者で豊胸手術を受けたフランクを担当する。まだイジーを想っているアレックスは、自分を三人称で語るフランクの言葉に促され、こっそりとイジーに処置を手伝わせてやる。そして、久々の処置に喜んだイジーに思わずキスをするが、まだそのような気になれいないイジーは彼を拒絶する。
アディソンは、デレクにまだ未練を残していた。デレクに頼み込んで落ち込んだ様子のリチャードの相談相手になるが、自分たちの結婚がすでに過去のものであるのを確認しただけだった。アディソンは、外せないでいた結婚指輪を外して海へ投げ捨てる。
リチャードはアデルとよりを戻すため、エリスに面会に行くのをやめる決意をし、メレディスにそれを伝える。メレディスもまた、その事実をエリスに伝えなければならなかった…。


【メレディスの一言】
知らない人も多いが、人間の目には視野の欠けた場所、「盲点」がある
私たちは、世界の一部が文字通り見えていないのだ
困ったことに、人はたまに盲点のせいで、目を向けるべきことが見えていなかったりする
時には、盲点のおかげで明るく元気でいられることもある

2007.12. 2|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(4)トラックバック(0)

11月24日(土) #7「再出発」

●それぞれの事情を抱えて…男だらけのキャンプ敢行!
バークと2人でキャンプに行くつもりだったデレク。図らずもリチャード、ジョージ、アレックス、ジョー、ウォルターも同行することとなりイライラ。それぞれ事情を抱えた男7人、キャンプを通して見えてきたものとは…。街に戻ったデレクは、メレディスに「やり直したい」と告げる!
●デレクと別れて再出発を促すマークの言葉(口説き半分!)に、メレディスの心が揺れる
“フェロモン男”マークとともに性別適合手術を受ける患者を担当することとなったメレディス。デレクと別れてやり直せというマークの言葉に、心が揺れ動く。
●「愛による癒し」がキャッチフレーズ、シドニーが再登場!
ベイリーの産休期間を支えた「愛と癒し」をモットーにするシドニーが、イジーのピアカウンセラーとして再登場! しかし、イジーは徹底的に彼女を避ける。
●ベイリー、クリスティーナをオペから締め出す!
バークの手の秘密を隠すため、オペのボードからベイリーの名前を消してしまったクリスティーナ。それがベイリーにばれて、今度は自分がオペから締め出されるピンチに!


【STORY】
メレディスと離れて頭を整理したいデレクは、バークを誘ってキャンプへ行く。男2人で落ち着いたキャンプを楽しむつもりが、リチャード、ジョージ、アレックス、ジョー、ウォルターも参加することに。予想外の展開となり、デレクは不機嫌になる。キャンプの経験がないアレックスは、服装のことでジョージに馬鹿にされ、カリーとマークが寝ていることをジョージに暴露。2人は喧嘩となり、巻き添えを食らったウォルターが転倒して頭にケガをする。釣り針を使ってウォルターの傷を縫うバーク。それを見守るジョージは、すでにバークの手の震えに気づいていた…。そして、一行は街へと戻る。
ベイリーは、オペのボードから自分の名前を消したのがクリスティーナだと知り、理由を問いただす。しかし、クリスティーナが白を切ったため、今度はベイリーがクリスティーナをオペから締め出す。クリスティーナは、ゲームの駒を飲み込んだ少年エリックの担当となり、彼の便を1日中調査。その後、エリックの容態が急変してオペが行われるも、クリスティーナはオペから外されてしまう。
メレディスはマークとともに性別適合手術を受ける男性患者ダニエルを担当する。彼はドナと名乗り、女性の体になろうとしていた。ドナの妻ヴィッキーは、複雑な思いを抱えつつも夫に付き添う。しかし、手術前の検査で、ドナは女性ホルモンの投与が原因で乳ガンを発症していることが判明。女性になることを選べば、ガンが悪化して命を落とす危険が高い。決断を迫られたドナは、結局女性としてガンと闘うことを決意。ヴィッキーも、“かけがえのない親友”として彼を支えていくと決める。
ドナとヴィッキーの関係に影響を受けたメレディスは、口説き半分で再出発を促すマークの言葉に心を動かされる。しかし、街に戻ってきたデレクに「やり直したい」と言われると、ためらいながらもOKしてしまう。
イジーは、ピアカウンセラーと過ごすよう命じられた。ところが…カウンセラーとして登場したのは、何とシドニー! 「愛による癒し」がモットーの、あのシドニーだ。満面の笑顔をたたえた彼女のテンションに、イジーはうんざり。断固として話すのを拒否していたが、シドニーにも子どもの患者を死なせてしまうという辛い過去があったことを知り、ようやく今の心境を語る。
アディソンはカリーとともに、転倒してケガをした妊婦ジェイミーを担当する。夫に付き添われたジェイミーは幸せ一杯の様子だったが、なんとお腹の子どもが死亡していることが判明。死産の分娩が行われ、アディソンとカリーは悲劇に心を痛める。マークとの関係をアディソンに気付かれ、気まずい思いをしていたカリーだったが、この件をきっかけにアディソンと心を通わせる。そんなカリーは、キャンプから戻ったジョージに、父ハロルドが入院したことを知らせるのだった。


【メレディスの一言】
傷は表面的なものだけではない
たいていの傷は思っていたよりも深い
肉眼では見えない
そして不意打ちのように突然現れる傷もある
どんな傷でも病気でも、対処のコツはよく調べて本当の原因を突き止めること
突き止めたあとは、にっくき原因を必死で取り除くべき

2007.11.25|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

11月17日(土) #6「身を捧げる覚悟」

●デレクに新恋人!? トレーラーハウスにいた女性は…
トレーラーハウスを訪ねたメレディスが目にしたのは、裸のデレクと美女の姿。実はその美女、デレクの姉ナンシーだった! 彼女は“ふしだらインターン”とメレディスを揶揄するが…。
●バークをかばうためクリスティーナは奔走する!
バークの後遺症を隠すため、バーク担当オペのスケジュールや人選をすべてコントロールしようとするクリスティーナ。そんな綱渡り行為の挙句、ベイリーをオペから外してしまう。
●イジーが復帰。メレディスの下で見学のみが許されるが…
現場に復帰したものの、まだ謹慎中のイジー。心の悩みを抱えた患者の異変にいち早く気付くものの、患者とのコミュニケーションは禁止されておらず…。
●形成外科志望のアレックス、マークの雑用をとるか? アディソンのオペをとるか?
形成外科志望のため、マークの雑用まで引き受けようとするアレックス。しかし、子宮が2個ある患者の緊急帝王切開で、機転をきかせてオペをサポート。ついついマークの雑用を後回しに…。


【STORY】
フィンと別れたことを告げ、デレクからの電話を待っていたメレディス。しびれを切らしてデレクのトレーラーハウスを訪ねると、そこには裸のデレクと美女の姿が! 実はこの女性、デレクの姉ナンシー。彼女は、アディソンと別れたデレクの様子を見に来ていたのだ。毒舌を吐いてデレクを困らせながらも、「女性の事でジタバタせず、しばらく1人になった方がいい」と姉らしく助言するナンシー。デレクはその言葉に従い、メレディスに距離を置きたいと告げる。
イジーはようやく復帰することになり、ベイリーはリチャードから指導役を任される。イジーの将来のためには別のレジデントの元で出直すべきと考えていたベイリーだったが、「判断力を疑う声をはね返すためにも、最後まで責任を果たせ」とリチャードに言われ、引き続き彼女の面倒を見ることを決意。イジーには患者とのコミュニケーションや治療行為を禁じ、メレディスのアシスタントとして火傷患者グレッチェンを担当させる。
グレッチェンは弁護士を目指し、司法試験を間近に控えていた。彼女の様子を不審に思ったイジーは、火傷は試験を逃れるための自傷行為だと見抜く。結局、親身になって接するイジーに心を許したグレッチェンは、自傷行為を認めて精神科の治療を受けることに。患者とコミュニケーションをとらないという約束を破ることになったイジーだが、報告を受けたリチャードは適切な判断だったと彼女を褒める。
クリスティーナは、バークの手の後遺症を隠すため、オペのスケジュール管理や人選をすべて仕切っていた。そんな中、原発性心腫瘍の患者が搬送されてくる。ハンプティ・ダンプティという難しい手術が必要だったが、念入りに下調べを行ったクリスティーナは、バークを助けて手術を成功させる。しかし、これには問題が…。クリスティーナは、このオペに参加しようとしていたベイリーの名前を、オペのスケジュールボードから消してしまったのだ。バークからも判断力を疑われているのだと誤解したベイリーは、ショックを受ける。バークをかばうためとは言え、ベイリーを傷つけてしまったクリスティーナ。罪悪感にさいなまれるが、真実は誰にも話せない…。
アディソンとジョージは、生まれつき子宮が2個ある妊婦ノエルを担当する。彼女はそれぞれの子宮で男の子と女の子を妊娠中だったが、それぞれの受胎時期が異なることが判明。婚約者グレッグは一方が自分の子どもではないことを知り、怒って病室を飛び出す。その直後、ノエルの容体が急変。アディソンが緊急オペに臨むが、途中で女の子の胎動が激しくなり処置が中断する。そこで機転をきかせたのがアレックス。急遽オペに割り込んで女の子の胎児に話しかける。その結果、胎動は落ち着いてオペは無事に成功。しかし、マークの雑用より産婦人科のオペを優先させたことで、アレックスはマークの機嫌を損ねてしまう。
結局、手術後グレッグはノエルのもとに戻る。2人の関係に刺激を受けたジョージは、カリーと本気で付き合う覚悟を決めるが、それはカリーにとって遅すぎる決断だった…。


【メレディスの一言】
どんなに優れた人でも身を捧げるのに苦労する場合がある
つかみそこねた他人の一途な思いに驚く時がある
身を捧げれば厄介なことになる
自分が捧げようとしている一途な思いに驚く時もある
身を捧げるには努力が必要
それは犠牲をともなう
だからこそ経験によって学んでいくしかない
身を捧げる対象を慎重に選ぶには…

2007.11.18|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

11月10日(土) #5「罪悪感という魔物」

●死亡症例検討会、デニーの件でベイリーが叩かれる!
デニーの件が取り上げられた死亡症例検討会で、担当レジデントだったベイリーが激しい追及を受ける。子育ての疲れ、ホルモンバランスの乱れを指摘されたベイリーは、母親としての目線を捨てて仕事に臨もうとする。
●デレクとアディソンがついに離婚。フィンと別れたメレディスはどう出る?
デレクとアディソンの離婚がようやく成立。メレディスは、フィンと別れたことをデレクに話すまいとしていたが、結局耐え切れずにデレクに真実を告げる。
●罪悪感の荷物を降ろすアディソン
マークとの関係が一夜限りのものではなかったことを、ずっとデレクに打ち明けられずにいたアディソン。ついに真実をデレクに話すが…。
●オペ中、指先が震え出したバーク。そのときクリスティーナは?
緊急オペに臨むバーク。しかしオペ中、彼の手に異変が。クリスティーナは自分にやらせてほしいと申し出るかたちで縫合を代わり、なんとかピンチを切り抜ける!
●イジーが外科医を目指す情熱を取り戻す!
心臓のかがり縫合にチャレンジするクリスティーナに刺激を受けたイジー。ついに外科医への情熱を取り戻す!


【STORY】
イジーは、デニーの遺産として870万ドルの小切手を受け取り戸惑っていた。自分にはそんな大金を貰う理由はない…。落ち着きをなくした彼女は、早く銀行へ行くようにというメレディスたちの助言を聞き流し、ロッカーを片付けるという理由で病院に向かう。
病院では、死亡症例検討会が開かれることになり、メレディスたちインターンも出席する。取り上げられた症例はデニーの件。この件のアテンディングだったバークは同僚から非難され、担当レジデントだったベイリーも壇上で説明を求めれられる。特に医師のサヴォイは、子育ての疲れとホルモンの乱れが判断ミスを招いたのではとベイリーを激しく追及。その様子を、遠くからイジーも見ていた。
そんな中、ベイリーは若くして乳がんの手術を受けるダイアナを担当する。夫のジェイソンは、最近彼女が幼い子どもを抱こうともせず、投げやりな態度が続いているとベイリーに相談する。サヴォイの手前、ドライに対応してみせるベイリーだが、リチャードに親になることでよりよい医師になれるのだと励まされ、同じ母親として親身になってダイアナに接する。そんなベイリーの姿を見たアレックスは、「自分もイジーを止めようとしなかった、至らぬ点があったのは同じだ」とベイリーに言葉をかける。
デレクとアディソンはついに離婚が成立する。デレクはメレディスと真剣な関係を持った自分に責任があると、シアトルのトレーラーと土地だけ取って、残りの資産はアディソンに譲ると言い出す。本当はマークと何度も関係を重ねていたアディソンは、罪悪感を抱えたままアダムとソーニャという患者を担当する。2人は、5年前に離婚していたが、時折セックスの関係を続けていた。今回、アダムが陰茎につけたピアスが、ソーニャの避妊リングに引っかかり、セックスしたまま離れられなくなってしまったのだ。治療の末、やっとアダムと離れたソーニャは、「今の夫に黙って逢い引きを重ねるうちに罪悪感がなくなった、二度と間違いをおかさぬようすべてを話す」と言い出す。その言葉に刺激を受けたアディソンは、マークとの関係が一夜限りのものではなかったことをデレクに告げる。また、メレディスもフィンと別れたことをデレクに伝える。
一方、アダムの方は、治療後に突然心臓発作を起こしてしまう。バークが呼ばれて緊急オペが行われるが、オペ中にバークの手が震え出してしまう。一緒にオペに入っていたクリスティーナは、自分にかがり縫合をやらせてほしいと申し出て、なんとかピンチを切り抜ける。
イジーは見学室で、かがり縫合に挑むクリスティーナの姿を見ていた。自分もあんな縫合がやりたい…。外科医への情熱を取り戻したイジーは、復帰したいとリチャードに申し出る。
一方、精神状態が不安定なイジーと1日行動をともにしていたジョージ。夜になってホテルを訪ね、カリーと和解しようとする。しかしカリーは、すでに終わったことだとジョージを拒絶する。


【メレディスの一言】
「何より患者を傷つけない」 だがそれは容易じゃない
誓いならいくらでも立てられるが、実際のところ、私たちは大抵、しょっちゅう人を傷つけてる
力になろうとしている時ですら、人を傷つけることもある
そして罪悪感が生まれる
それをどう処理するかは、あなた次第
そして選択を迫られる
この先、罪の意識を抱えたままトラブルを招いた行動を繰り返すか
あるいは、罪から学んでベストを尽くし、前へ進むか

2007.11.11|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(5)トラックバック(0)

11月3日(土) #4「自分が自分であるために」

●“フェロモン男”マークがシアトル・グレース病院に!!
ニューヨークに戻らず、シアトルにとどまっていたマークが、なんとシアトル・グレース病院に勤務することになった! 動揺するアディソン。デレクもリチャードに激しく抗議するが…。
●吐き気、熱…メレディスが妊娠!? デレクとフィンは…
吐き気に熱…。妊娠かと思われたメレディスの症状、実は虫垂炎と判明。彼女に寄り添うフィンの姿を見ながら、デレクはメレディスを幸せにできないという判断に至る。手術を終えた彼女に、身を引くと告げるデレク。その言葉で自分の気持ちを再確認したメレディスは、フィンに別れを告げる。
●その夜、カリーが寝た相手とは?
イジーのことが原因で、ジョージに誘いをドタキャンされてしまったカリー。ジョーの店でマークと会い、ホテルの部屋に誘ってしまう!
●デニーがイジーに残したのは、870万ドルの小切手!
デニーの父親に呼び出されたイジー。彼女のデニーへの愛が本物だと確信した父親は、デニーの遺産として870万ドルもの高額小切手をイジーに手渡す!


【STORY】
シアトル・グレース病院は朝から大波乱。リチャードが、形成外科医で通称“フェロモン男”のマークをスタッフに迎え入れたのだ。アディソンは動揺、デレクもリチャードに抗議するが、その決定は覆らない。そんな中、ベイリーと禁煙の約束をした退院間際の患者ショーンが、最後の煙草に火を付けようとして引火、顔に火傷を負ってしまう。ショーンはセールスマンで、顔が命だと訴える妻スージー。さっそくマークが彼を担当、手術を成功させるが顔が元通りになる保証はない。動揺する夫婦にかける言葉を持ち合わせないマークとは対照的に、ベイリーは温かい言葉で患者を勇気付ける。
アディソンは、妊婦レベッカのお産を担当する。なかなか胎児が下りてこないため帝王切開が望ましかったが、自然分娩を強く希望するレベッカはぎりぎりまで待つと言い張る。マークのことが気になるアディソンはレベッカを説得しきれないでいるが、やがて彼女の容態が悪化。母子ともに危険な状態になり、緊急帝王切開が行われる。形成外科志望のためマークのオペに入ろうとしていたアレックスだったが、アディソンとともに帝王切開のオペに臨み、無事出産を成功させる。
メレディスは腹痛、嘔吐、熱といった症状に悩まされていた。クリスティーナたちは妊娠かと騒ぐが、検査の結果、虫垂炎と判明する。デレクとフィンが心配して付き添うが、本人は鎮痛のためのモルヒネですっかりハイに。アディソンとも、これまでできなかった本音の話をする。そして、これで気持ちが吹っ切れたアディソンは、二度とメレディスを傷つけるなとデレクに告げる。
その後、メレディスのオペは無事終了。病室に戻ったメレディスに、デレクは身を引くことを告げる。この日、マークやリチャード、フィンらと会話をする中で、デレクはメレディスを幸せにできないと悟ったのだ。しかし、その言葉を聞いたメレディスは、自分がデレクを求める気持ちを再確認し、フィンに別れを告げる。
バークはまだ右手の震えに不安を抱いていた。その後、復帰を急かすクリスティーナに本心を明かせないまま、マークのことで上の空のデレクから現場復帰の許可をもらう。しかし、遺体で手術の練習をするバークを見たクリスティーナは、ようやく彼の指先の異常に気付く。ショックを受けたクリスティーナだが、自分がサポートすればオペはできると主張。手の件を伏せたまま、バークを復帰させようとする。
カリーは、よりを戻したがっているジョージを食事に誘うが、イジーの件で急用があるという理由でジョージにドタキャンされてしまう。そしてジョーの店でマークと会ったカリーは、憂さ晴らしに彼をホテルに誘ってしまう。
イジーはデニーの父親に呼び出され、死の直前にデニーと婚約した経緯について説明を求められる。最初は誤解されるものの、デニーへの愛情が本物だったと理解してもらえたイジーは、遺産として870万ドルの小切手を受け取る。さらに、デニーが残した伝言メッセージを聞くための番号も教えてもらうが、一人で聞く勇気がなくジョージに助けを求める。カリーの誘いを断りイジーに付き合うジョージ。彼女が多額の小切手を受け取ったことを知り驚くのだった。


【番外編:デニーの伝言】
人は時に間違ったことをしでかす
とんでもないミスを犯すこともある
そうやって正しい道を探る
失敗は辛いものだ
だが、失敗しなきゃ自分が何者か分からない
僕はそれが分かった。自分の願いも
僕は人生の伴侶を得た。心臓も得た
だから次の飛行機でここへ来てもらいたい、彼女に会いに
これで何もかも変わる。約束する
今日を境にすべてが変わるんだ

2007.11. 4|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(5)トラックバック(1)

10月27日(土) #3「夢と現実」

●色男を両手に、メレディスがキレる!
デートを試してどちらを選ぶか決めようするメレディスの提案に、デレク、フィンの両名は素直に参戦。相手のデートを邪魔しようと2人は躍起になる。そしてメレディスは…自分そっちのけでやり合う2人に怒りを爆発させる!
●ジョージ、カリーを怒らせる!
カリーがジョージの部屋に転がり込んで1週間以上。まだ一緒に暮らすのは早いと感じているジョージは、患者の治療方針が元でカリーと衝突。怒ったカリーはジョージの部屋を出てしまう。
●職場復帰に自信が持てないバーク、それを支えるクリスティーナは?
バークは復帰できないかもしれないという不安と闘っていた。そんなバークの態度を甘えだと感じていたクリスティーナだが、ある患者のことがきっかけとなり、自分も一緒に闘う決心をする!
●復帰への話し合いで病院に向かうイジー。しかし…
意を決してリチャードに話をしようと病院に向かったイジーだったが、病院の中に足を踏み入れられず夜を迎える。そんな彼女を励ますのはアレックスだった…。


【STORY】
デレクとフィン、両方とのデートを試したいと申し出たメレディス。デレクとフィンの間に挟まれて朝を迎える夢を見た矢先、デレクからディナー、フィンからランチのデートに誘われる。昼休み、カフェテリアでフィンと会っていると、デレクが珍しいオペがあるとメレディスを誘い結局デートは中断に。夜は夜で、自宅へデレクと帰ってくるとフィンが邪魔しに現れる。自分そっちのけでやり合う二人に、メレディスは怒りを爆発させる。
マークとたっぷりセックスを楽しんで仕事に復帰しようとするアディソン。ニューヨークに戻らなかったマークの誘惑を振り切って病院へ戻るが、楽しげに会話するデレクとメレディスを目撃して、さらに打ちのめされる。
ジョージは、カリーが同居を決め込んでいる様子に戸惑う。病院では、カリーの患者で、足関節の置換手術を受けに来たジャスパーの担当に。手術に賛成できないジョージは、カリーに黙ってジャスパーとドナーを対面させ、ジャスパーに手術を思いとどまらせる。しかし、それが元でカリーと口論に。最悪のタイミングで「まだ一緒に暮らす気にはなれない」と切り出してしまい、怒ったカリーはジョージの部屋を出る。
病院では、アレックスが全身傷だらけの少女ミーガンを担当。スーパーヒーローだから痛みを感じないと主張するミーガンだが、両親が里親だと知ったアレックスは親による虐待を疑う。しかし検査の結果、ミーガンは先天性の無痛症と判明。内臓に負った傷にも気付かず、急遽手術が必要な状態だと分かる。今の両親を気に入っているミーガンは、自分の病気や手術費用が両親の負担になることを心配するが、なんとかなるとアレックスが励ます。
痙攣発作を軽減するため、脳の手術を受けるテイラーを担当するのはクリスティーナ。日頃から夫の発作と向き合い苦労してきた妻のリアンは、手術に不安を覚えていた。結局、手術を終えたテイラーには言語障害の症状が残ってしまう。執刀医のデレクは、回復には時間がかかるので、家族の辛抱強い支えが必要だとリアンに説明する。
クリスティーナは、近頃のバークの甘えた態度に腹を立てていたが、彼がリチャードに休職を申し出たことを知り驚いていた。バークも復帰への不安と闘っているのだ…。デレクの言葉に刺激を受けたクリスティーナは、積極的にバークのリハビリに協力しようと決意する。

ベイリーの説得もあり、イジーは意を決して復帰の相談のためリチャードに会いに行くが、なかなか病院の中に足を踏み入れられない。結局、病院の前で夜を迎え、心が痛むのには理由があるんだというアレックスの言葉に慰められて病院をあとにする。


【メレディスの一言】
夢の内容は単純
快楽はいいこと
だから快楽は倍のほうがいい
痛みは悪いこと
だから痛みはないほうがいい
でも実際は違う
実際には、痛みは何かを伝えるためにある
そして快楽も、欲張りすぎるとお腹が痛くなる
それでいいのかも
もしかしたら、ある種の夢は、夢にとどめておいたほうがいいのかもしれない

2007.10.28|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(3)トラックバック(0)

10月20日(土) #2「衝動は嵐のように」

●バーク母登場に、さすがのクリスティーナも動揺!
バークの両親が病院に見舞いに訪れ、下着姿でバークの上にまたがるクリスティーナと遭遇!息子にベタ惚れの母ジェーンと、クリスティーナはどう対峙していくのか?
●デレクを選ぶか? フィンを選ぶか? メレディスの結論は?
デレクとフィンの間でユラユラ揺れるメレディス。迷った挙句、メレディスが出した結論は、デレクとフィンの両方とデートを試して結論を出すという驚きの提案!
●カリーのパンティー!? ジョージが嫉妬
アディソンの手で掲示板に貼り出された黒のパンティー。誰のものなのか追求するベイリーを前に、メレディスはヒヤヒヤ。しかし、そこへカリーの助け船! 自分のものだと申し出る彼女の姿に、動揺したのはジョージ。ほかに男がいると疑い、嫉妬を募らせる!
●浮気相手マークに慰めを求めてしまうアディソン
傷心のアディソン。病院を休んでジョーの店で飲みつぶれる。デレクは正直にプロムの夜のことを彼女に詫びようとホテルの部屋を訪ねるが、そこに現れたのは、なんと全裸のマークだった!
●マフィンを焼き続けるイジー。ベイリーが起こした行動とは?
失意のままマフィン作りに没頭するイジー。ベイリーは、イジーを守れなかったのは指導者として自分がたるんでいたからだと彼女をなぐさめ、復帰を勧めるが…。


【STORY】
バークの病室。クリスティーナは下着姿になり、バークに迫る。そこに訪れたのはバークの両親。息子を溺愛する母ジェーンの出現にたじろぐクリスティーナ。コーヒーに誘われても、避けたい一心でバークに救いを求める。ジェーンはそんなクリスティーナをわがままだと非難する。
そんな中、クリスティーナは脳腫瘍の患者ベンジャミンを担当。彼は腫瘍の影響で、衝動をおさえられない状態にあり、言いたい放題。しかし、ベンジャミンは手術中に亡くなってしまう。
ベンジャミンの衝動的な行動に共感さえ覚えていたメレディスは、デレクを選ぶかフィンを選ぶか迷っていた。いったんはデレクと決めても、フィンの優しさに触れるとまた迷う。いろいろ考えた末、メレディスはデレクとフィンの両方とデートを試したいと提案する。
ジョージの担当患者には、進行性の肺ガンを患うデーナがいた。これまでタバコもお酒もやらず何事にも摂生してきた彼女は、やけになって我慢してきたデザートを食べまくった上、強引に退院してしまう。そして、ジョーの店でアレックスと遭遇した彼女は、これまで抑えていた衝動を解き放つべく、アレックスをセックスに誘う。そして望みを満たした彼女は、心機一転、ガンと闘うことを決意する。
ジョージは、イジーの復帰の件で部長に掛け合ってほしいとベイリーに頼む一方、カリーのことでイライラを募らせる。掲示板に張り出されたメレディスのパンティーを、カリーが自分のものだと申し出たためだ。カリーはメレディスをかばっただけだが、ジョージはほかに男がいると疑って嫉妬する。その矢先、カリーは病院内で暮らしているのがリチャードに見つかり、出て行くよう言われてしまう。結局カリーは、本当は自分のパンティーではないとジョージに打ち明け、ジョージの部屋に転がりこむことにする。
ERには体に木が刺さったハーリーが運びこまれ、リチャード、ベイリーらがオペに臨む。父親ジェフリーは、自分が父親としてたるんでいたことが息子の事故につながったと自分を責める。その言葉に影響を受けたベイリーは、失意のままマフィンを焼き続けるイジーを訪ね、病院に戻ってほしいと告げる。自分がたるんでいたためにイジーの暴走を止められなかったのだと、責任の一端は自分にあることを主張して。
デレクとメレディスの一件でショックを引きずっていたアディソンは、病院を休んでジョーの店で飲んだくれる。酔った彼女はタクシーでホテルに向かうが、そこにデレクが訪ねて来てプロムでのことを謝る。しかしその時、バスルームから全裸のマークが現れる。


【メレディスの一言】
いつどんな時も
人の脳では140億個のニューロンが秒速200メートルの速さで信号を送り出している
その多くが私たちには制御不能
寒気がすれば鳥肌が立ち
興奮すればアドレナリンが出る
体は素直に衝動に従う
それゆえにヒトは自分の体を制御するのにひどく手こずるのだ
もちろん時には制御したくない衝動も存在する
制御するんだったとあとになって思う

2007.10.21|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(7)トラックバック(0)

10月13日(土) #1「動き出す時間」

●遅すぎる決断!? ついに、デレクがメレディスに愛の告白!
プロムの夜、再びメレディスと結ばれたデレク。やっとアディソンと別れる決意をし、ついにメレディスに「愛してる」と告げる。じっくり時間をかけて選べばいいと言われたメレディスだが、フィンも応戦モード。さあ、メレディス、これからどうする?
●デニーを亡くしたイジー、ユダヤ教の服喪「シヴァ」を決行
デニーを亡くしてショックを受けたイジーは、プロムから戻るとドレスを着たまま家のバスルームに閉じこもる。そんな彼女を、入れ替わり立ち代わり慰めるメレディス、クリスティーナ、ジョージの3人。イジーはクリスティーナからユダヤ教の服喪「シヴァ」の話を聞き自分なりのシヴァを行うが…
●カリーの愛に応えられるか!? ジョージの優柔不断が招く結果は?
感染症の疑いからデレクとともに隔離されたジョージ。「これで死んだらカリーの愛の告白に応えることもできなくなる」と愚痴をこぼしていた割には、解放されていざカリーを前にすると、「愛してる」の一言が出ない!
●妻から三行半のリチャード、泣きじゃくるクリスティーナ
妻のアデルから自分と病院のどちらかを選べと詰め寄られるものの、すぐには決められないと答えるリチャード。失望したアデルは「あなたにあげる時間はもうないの」と言い残して病院を去る。
一方のクリスティーナは、もしバークが死んだら…とイジーに問われて動揺! バークの病室に立ち寄った彼女は、彼の胸に顔をうずめて泣いてしまう。
●ストーリーの鍵を握る回想シーン連発!
デレクとアディソンの別れの回想シーン、メレディスの母エリスとリチャードの別れの回想シーンなど、これまでのストーリー展開を裏付ける重要な回想シーンが続々登場!


【STORY】
デニーを亡くしてショックを受けたイジーは、プロムから戻りドレスを着たまま、家のバスルームに閉じこもり床に横たわる。もう2度とデニーには会えない…。いつしか、新入りインターンのために開かれたパーティーのことを思い出すイジー。メレディスたちは、そんな彼女を慰めようと必死になる。クリスティーナからユダヤ教の服喪「シヴァ」のことを聞いたイジーは、自分なりのシヴァを実行する。
メレディスは昨晩デレクと寝たことをクリスティーナに打ち明ける。しかし、それがどういう意味を持つのか自分でも分からない。デレクの方は、いよいよメレディスに愛の告白をする決意をするが、ERにはインフルエンザが悪化して病院へ向かう途中で事故を起こした女性ジゼルが運び込まれ、ジョージとともにオペを担当することになる。
ジゼルは重傷、夫のオマールも高熱にうなされていた。そして、後にこの2人が伝染病患者と接触していたことが判明し、治療を担当したデレクとジョージはロッカー室に隔離されてしまう。

一方、アディソンとアレックスは、学校のゴミ箱に捨てられた未熟児の赤ん坊を担当する。血小板が減少しており、すぐに母親を特定する必要があったが、保護者に付き添われて病院に現れた少女4人は関与を否定、保護者たちも自分の娘に否はないと言い争いを始める。結局、血液検査とアディソンの説得により、シャノンという少女が母親と判明。赤ん坊は、オペで一命を取り留める。
オペの後、アディソンはデレクの服に紛れていた黒いパンティー(メレディスのもの)を、病院廊下のボードに「落とし物」として貼り付ける。

その頃グレイ家には、隔離されたジョージを心配するカリーがやってくる。そこへ、メレディスに会いに来たフィンも加わる。イジーのことを理由にフィンを避けるメレディスだが、「自分はメレディスにとって『善』でありデレクと勝負するのは望むところだ」とフィンは言い残す。
そして夜。やっと隔離から解放されたデレクとジョージがグレイ家へ。デレクはついに、「愛してる」とメレディスに告げる。じっくり時間をかけて選べばいいと言われたメレディスだが…


【メレディスの一言】
光陰矢のごとし
歳月は人を待たず
時がすべてを癒す
もっと時間がほしい、みなそう願う
立ち上がるべき時、成長の時
受け入れる時

2007.10.14|グレイズ・アナトミー3、ストーリーガイド|コメント(3)トラックバック(1)