グレイズアナトミー6 WOWOW オンライン

海外ドラマNAVI

NEWS

COLUMN

ABOUT グレイズ・アナトミーについて

CATEGORY カテゴリー

WRITER ライター

ライター画像HB
シアトルでハチドリの餌付けをするのを夢見る30女。


12月18日(水) #24「嵐の出来事」

24嵐により停電し、発電機も動かず混乱を極める院内。医師たちは暗闇で治療に当たることになる。出産が始まったメレディスは、胎児が反屈位だったため帝王切開を受ける。男児は無事に産まれるが……。一方、リチャードはオペに復帰できないベイリーに代わり、屋根から落ちた男性のオペを行う。患者が心嚢液貯留だったためにクリスティーナを呼ぶが、暗闇の中のオペでは、さすがの彼女もなかなか出血源を突き止められず……。


●メレディスは帝王切開で出産。その後出血多量に陥り……
嵐の中、お産が始まってしまったメレディス。コニーの診察で胎児が反屈位で帝王切開が必要と分かった直後、病院は嵐の影響で停電。発電機も動かず、メレディスは暗闇の中、オペを受けることとなります。
その後、コニーは帝王切開で無事メレディスの男児を取り上げますが、早産のせいか酸素飽和度が低く、デレクは赤ちゃんを新生児ICUへ連れて行くことに。そんな中、急患で呼ばれたコニーに代わり、シェーンがメレディスの切開部の縫合を担当するのですが、どういうわけか出血が止まらない! 実は、前日に階段で転んだ際に、脾臓を損傷していたのです(あの転倒がこの伏線だったとは!)。メレディスは焦るシェーンを毅然としてなだめて治療法を指示しますが、やがて意識を失ってしまいます。

 

一方、ベイリーは屋根から落下したジェームズという男性のオペを執刀することになっていましたが、オペ室に入ると怖じ気づき、あとをリチャードに引き継ぎます。患者に触れることができず、薬の補充などの仕事に終始するベイリー。けれども、メレディスが危険な状態だとヘザーに助けを求められると、停電のせいで開かなくなっていた保管庫を力尽くで壊して開き(このシーン好きです!)、意を決してメレディスの元へ! シェーンに代わって、メレディスの脾臓を摘出し、メレディスの命を救います。オペ後、デレクやクリスティーナに状況を説明する際には思わず泣き出し、「メレディス、死んじゃったの!?」と誤解させるような一幕もありましたが、彼女が今回の件で不安を克服できたのは喜ばしいこと。自信をなくしたベイリーはもう見たくなかったので。

 

それにしても、メレディスは本当に何度も死にかけてくれますね。「私は避雷針で不幸を寄せ付ける」と自分で言っていましたが、彼女にはある種の引き寄せの力があると私も思います。

 

●リチャードとともに心嚢液貯留の患者をオペするクリスティーナ
ベイリーからジェームズの担当を引き継いだリチャード。心嚢液貯留が確認されたため、クリスティーナを呼んでオペをしようとします。しかし、院内は停電中。暗闇の中でオペなどできないと訴えるクリスティーナでしたが、このままでは患者は死ぬと説得されて執刀を決意。耳を澄まして音を聞けというリチャードのアドバイスのおかげで見事出血源を突き止め、ジェームズを救います。今回の経験を通して、改めてオペが生き甲斐だと感じたクリスティーナ。子どもが欲しいという気持ちを認めようとしないオーウェンに食い下がってその本心を確認すると、やはり彼の望みをかなえてやることはできないと実感し……。
もしかして、これでクリスティーナとオーウェンの関係はおしまい!?

 

●バスの横転事故発生!乗客の救出に向かったジャクソンは……
嵐と停電でてんやわんやの中、今度は病院前の道路でバスが横転! バスに火の手が上がる中、オーウェン、カリー、ジャクソン、エイプリルたちが乗客を救出し、病院のロビーで治療を行います。しかしながら、バスに幼い少女イヴィーが取り残されていることが分かると、ジャクソンは危険を承知でバスに戻り車体の陰で少女を発見します。その直後、ついにバスが爆発! エイプリルはジャクソンが死んだと思い込んで大パニック! でも、ジャクソンはイヴィーを抱きかかえながら戻って来ます(ホッ)。この出来事を通して、エイプリルは今更ながらジャクソンへの愛情を実感。「やっぱりあなたがいい」と本心をジャクソンに告白します。ようやく彼女が自分の気持ちに気付いたのはいいことなんですが、「あなたが引き留めてくれないならこのままマシューと結婚する」という言いぐさは、ちょっとズルい気が……。

 

●新生児ICUでのパニックに対処するアリゾナ、アレックス、ジョー
新生児ICUでも停電のあおりを受け、赤ちゃんの呼吸器が次々とバッテリー切れを起こすという事態が発生。アリゾナは、ローレンと浮気してしまった罪悪感を抱えながらも、赤ちゃんの親たちを怯えさせないよう、アレックスやジョーに冷静な指示を呼びかけます。ところが、父親の一人がバッテリー切れに気付いてしまい新生児ICUもパニック状態に。そこで、メレディスが産んだ息子を連れて新生児ICUにいたデレクは、「医者は足りないかもしれないが人手は足りる」と親にも協力を要請。ジョーは、親たちに自分の赤ちゃんを手動で換気する方法を教え、その場をおさめます。この適切な対処には、アリゾナも感服。指導者の教え方が良かったのだとアレックスをほめます。
その後、アレックスは自宅で木が倒れてくる前に言いかけていた「愛してる」という言葉をついにジョーに伝えます。ジョーもこの言葉を待ってましたとばかりにキスで返答(“胸板王子”は何だったのか!?)。 アレックス、今度こそジョーと幸せになれるのでしょうか!?

 

●浮気をカリーに知られてしまったアリゾナは……
混乱する院内で、自ら新生児ICUのヘルプを買って出たローレン。停電が復旧した直後、アリゾナの術衣を着ているのをカリーに気付かれてしまいます。当然、カリーもアリゾナの浮気に気付き……。
その後、なぜ浮気なんかしたのかとアリゾナを責めるカリー。するとアリゾナは、「あなたはあの飛行機に乗ってなかった! あなたは何も失ってない!」と、またカリーに脚を切断された話を蒸し返してまさかの逆ギレ! おそらく、アリゾナにとってローレンとの浮気は、ほんの一瞬の気の迷いだったんだと思います。脚を失い、自尊心も失いかけていた自分を一人の女性として見てくれ、しかも、あの墜落事故とは無縁の存在であるローレンの存在が、アリゾナにはちょっとまぶしく見えてしまっただけだと。でも、浮気という事実もさることながら、カリーにぶつけたあの言葉はあまりにも酷すぎました。これは、そう簡単に修復はできないんじゃ……。

 

●リチャードが倒れた!
メレディスのオペをやり遂げ、ようやく我に返ったベイリーは、昨今のリチャードへの態度を反省し、彼に謝りに行こうとします。しかし、リチャードの姿は見えず……。実はその頃リチャードは、発電機の修理中に心臓発作を起こした病院の設備担当フランクに代わって直った発電機のスイッチを入れに行き、その場で感電してしまっていたのです!
ここのところシーズン・フィナーレのたびに死者が出ている“シアトル・グレース・マーシー・デス”改めグレイ+スローン記念病院。今回は、まさかリチャードが!? それとも!?

 

製作総指揮のションダ・ライムズ、今シーズンのフィナーレは悲劇的な内容にしないと公言していたのですが、後にこの発言を撤回。またもや、大惨事のクリフハンガーをぶつけてきました。このションダの選択に、現地のファンの間では賛否両論が巻き起こったようですが、みなさんはいかがでしたか?
個人的には、またしてもションダの策略にうまくハメられてしまったようで、次シーズンの展開が気になって仕方ありません。クリスティーナ&オーウェン、エイプリル&マシュー&ジャクソン、カリー&アリゾナと、メンバーたちのゴタゴタも嵐級の上に、リチャードの安否も分からないままなんですから。

 

とにもかくにも、みなさん次シーズンをどうぞお楽しみに!


【トリビア:ゲスト】
フランク役は、「プライベート・プラクティス」への刑事役でのゲスト出演や、「THE EVENT/イベント」へのゲスト出演などで知られるブルー・デッカート。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Perfect Storm」は、Evidenceの曲“Perfect Storm”からの引用。


【注目のセリフ】
「先生、俺はあのインターンが好きだけと伝えない。自分に言い聞かせてんです。俺が惚れる女は変になるか、ガンになるか、街を出る。全員の共通点は俺だ。俺に会うまではうまくやってた。俺はまるで疫病神だ」by アレックス
 ……嵐の中、アリゾナと“最低人間”対決。アレックスの勝ち!?
「いい? メレディス・グレイは色んな目に遭った。砲弾、海に転落、乱射事件、飛行機の墜落。でも生き残った。あの子は90まで長生きして死ぬ。温かいベッドの中でね。だから今日死んだりしない」by クリスティーナ
 ……メレディスの不死身っぷりに、シーズン・フィナーレでますます磨きがかかることになるとは。
「うらやましい? 壮絶な体験。世間の注目、名誉の負傷が。だったら、脚を出して私が骨ノコで切断すればおあいこよ!」by アリゾナ
 ……この言葉、骨ノコ級のインパクト!


【メレディスの一言】
どんな嵐もやがて過ぎ去る
根こそぎ倒れた木、バラバラに崩れた家を残して
そして風が静まり、雲が開けてくる
ついに、雨がやむ
そして、たちまち空が晴れる
その時、嵐のあとの穏やかな瞬間になって初めて分かる
くじけず生き残った者は誰なのか


【鑑賞MEMO】
パーフェクト・ストーム

1991年10月28日から11月2日にかけて、米国北東海域上で悪い気象条件が重なり、短時間で異常に発達した温帯低気圧および、それを主題にしたセバスチャン・ユンガーのノンフィクション小説のタイトルに由来する言葉。想定外の状況が重なり、最悪の事態に至ることを指します。
なお、セバスチャン・ユンガーの小説は、2000年にジョージ・クルーニーの主演で映画化もされています。
今回のエピソードでは、冒頭のメレディスの語りの中で「パーフェクト・ストーム」という言葉が引用されているほか、エピソードの原題も「Perfect Storm」となっています。


【曲情報】
♪"Without You" Ingrid Michaelson

ベイリーがメレディスのオペをし、バスが爆発するもジャクソンは乗客の少女を救出して生還し、クリスティーナがデレクと廊下を走ってメレディスの元へ向かうシーンで。
♪"All of Me" John Legend
アレックスとジョーがキスをし、エイプリルがジャクソンに「あなたがいい」と気持ちを伝え、オーウェンが本当は子どもを望んでいることをクリスティーナが確認するシーンで。
♪"Freight Train" Sara Jackson-Holman
エンディング、アリゾナと言い合いになったカリーが彼女を失ったと実感し、メレディスが生まれた息子の名前をベイリーにしたいとデレクに話し、ベイリーがリチャードに謝りに行こうとしているさなか、当のリチャードが地下室で倒れているシーンで。

2013.12.18|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

12月11日(水) #23「無防備な心」

23シアトルに巨大な嵐が接近中との予報に、病院は万全の態勢を整えるべく準備を開始する。そんな中、アレックスは、ジョーと殴り合ってケガをしたジェイソンを病院に担ぎ込み、デレクに診察を依頼する。一方、イーサンの父親はいまだに意識が戻らないまま。里子に出されることを心配するイーサンの姿に心を痛めたオーウェンは、彼を養子にすることを検討し始める。エイプリルは体に鉄骨が刺さった建設作業員をオペすることになるが……。


さて、いよいよ今シーズンもあと2話のみ!
今回は、最終話の前段となるエピソード。巨大な嵐に向けた準備が進められる中、院内ではさまざまな問題が!

 

●ジョーが“胸板王子”をボコボコに!?
顔にあざを作ったジョーを自宅に招き入れたアレックス。その後、ジョー以上にボコボコにされている“胸板王子”ことジェイソンを病院に担ぎ込み、デレクに診察を依頼します。当然、メレディスとクリスティーナは、アレックスがジェイソンに暴力を振るったのではないかと案じますが、そこにジョーが登場。自分がやったと告げます。彼女、ジェイソンの暴力から身を守るためとはいえ、自分も暴力で抵抗した加害者でもあったというわけです(修羅場をくぐってきただけありタフ!)。
結局、ジェイソンは重傷だったものの幸い一命を取り留め、意識を取り戻します。そして、警察を呼んでくれと主張。アレックスは、女を殴る暴力男だという話を触れ回るとやんわり脅しをかけ、ジェイソンに告発を断念させます。ジョー、一歩間違えば医師の道も断たれるところでしたが、アレックスのおかげで最悪の事態を免れました(デレクはジェイソンを脅したアレックスの行いを非難していましたが……)。
いずれにせよ、今回の件でアレックスとジョーの距離がグンと縮まったのは確かです。

 

●イーサンの父親ポール、ついに目覚める! オーウェンの反応は……
父親ポールの意識が依然戻らず、このままでは里子に出されることになる少年イーサン。オーウェンは相変わらずそんなイーサンの件で心を痛めており、やはり彼を引き取ろうと考えていることをメレディスにほのめかします。
一方でクリスティーナは、オーウェンのためにもポールを目覚めさせたい!と奮闘。再度検査を行って脳に血栓を発見。デレクに処置を依頼します。危険をともなうオペでしたが、結果は成功。オーウェンがあらためてイーサンを養子にとることについてメレディスに相談している最中、ついにポールの意識が戻ります。クリスティーナはオーウェンも喜ぶだろうと吉報を伝えに行くのですが、意外にも彼の表情は堅く、「ポールとイーサンを内陸部の病院に避難させろ!」と一言。オーウェンはイーサンといたいのだとクリスティーナは確信します。二人の溝は、やはり深まりつつあるのでしょうか……。

 

●鉄筋が刺さった患者がERに! マシューはエイプリルにプロポーズ
エイプリルがERで受け入れたのは、体に鉄筋が刺さった建築作業員。そのまま鉄筋を引き抜くと失血死する可能性が高いことから、あらかじめ飛び出した鉄筋部分を切断する必要が出てきます。さっそく、リアはグラインダーを調達してきますが、酸素が充満したオペ室で使用すると爆発の危険も。オーウェンは、臨月を迎えたメレディスをオペ室から出し、エイプリル、カリー、ベン(←なぜか当然のようにオペ室に!)とともに鉄筋の切断作業を進めます。
途中、火花が近くのものに引火するアクシデントも起きましたが、適切に対処。いよいよ建設作業員はオペを受けられる状態となります。ところがオーウェンは、どういうわけかエイプリルにERに戻るよう命じます(この理由は後に明らかに)。もちろんエイプリルは、オペから締め出されてプンプン。そこに新たな救急患者が搬送されてきます。
状況を確認し、患者を中へ運び込もうとするエイプリル。すると、ここでサプライズが! 何と患者と救命士が突然踊り出したのです! と思ったら、あれよあれよという間にエイプリルがよく知る救命士らが大勢現れ、戸惑うエイプリルの前で揃ってダンス。そして、そこにマシューが登場! 病院の職員たちが見守る中、彼はエイプリルにプロポーズします。フラッシュモブで演出した愛の告白に感激し、涙で顔をくしゃくしゃにしたエイプリルの答えは、もちろん「イエス」。周囲からは祝福の拍手がわき起こります。この時、エイプリルがジャクソンと目を合わせていたのがちょっと意味深でしたが、とにかくエイプリル、おめでとう!

 

なお、このフラッシュモブの撮影には10時間近くかかったそうです。スタッフのみなさん、役者のみなさん、お疲れさまでした!

 

●まだオペに入れないベイリー
いまだにオペに入ることができないベイリー。嵐で院内の電源が喪失した場合に備え、カルテの印刷をやると申し出ると、シェーンを助手にして淡々と作業をこなします。そんな彼女の姿を見たリチャードは、荒療治が必要と判断。ますます憎まれるのを承知の上で、「オペに入れない医師は必要ないから出て行け!」と彼女を一喝します。腹を立てたベイリーは、嵐に備えて電子ボードの代わりに用意されたホワイトボードに、自分の名前を書き込みます。これでいよいよベイリーもオペに復帰か!?

 

●アリゾナがローレンとキス!
ローレンの指導のもと、ジャクソンと一緒に脳瘤と顔面裂の赤ちゃんのオペに取り組むこととなったアリゾナ。一人で執刀しようとせず、ジャクソンと自分にも積極的にオペに参加させて自信を持たせようとする彼女のやり方に惹かれていきます。
その後、赤ちゃんのオペは大成功。オペ後の赤ちゃんの様子を見守るため病院に泊まりたいと言うローレンを、アリゾナは当直室に案内します。そして、ついに自分の気持ちを抑えきれなくなって彼女とキス! 二人はキスだけで終わったのでしょうか!? それとも……!?

 

●メレディスが破水!
妊婦という理由でオペ室から出されたメレディス。不満げに院内を移動している途中、階段で転倒してしまいます。もう、顔面蒼白のメレディスでしたが、検査の結果、お腹の赤ちゃんには影響がないと分かりホッ。
そしてその夜。予定より早く到達した嵐に泊まり込み態勢で臨もうとしていたメレディスは、予定より早く破水! いよいよメレディスも出産という大仕事に臨むことに。

 

……というわけで、フラッシュモブの演出を使ったマシューのエイプリルへのプロポーズが印象的だった今回。シーズン最終話に向けて、メレディスの出産やアリゾナの浮気、大嵐の波乱などで、何やらまたしても大変なことになりそうな気配! みなさんも、覚悟して臨んでください!


【トリビア:ゲスト】
産婦人科医のコニー役は、「ザ・プラクティス/ボストン弁護士ファイル」のレベッカ・ワシントン役のリサ・ゲイ・ハミルトン。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Readiness Is All」は、Alias Eyeの曲“Readiness Is All”からの引用。


【注目のセリフ】
「シシカボブ」by リア
 ……鉄筋が刺さった男性を「シシカバブ」ならぬ“シシカボブ”と呼びたいばかりに、患者の名前がボブであるよう祈るなんて。
「“グレイ+スローン・セブン”の一人?」by ローレン
 ……病院の理事に名を連ねるジャクソン、デレク、メレディス、クリスティーナ、アリゾナ、カリー、リチャードの7人に、こんな呼び名がついていたとは!
「ケプナーがケプナー級の変人を見つけるとはな」by アレックス
 ……マシューまですっかり変人扱いされちゃって……。
「どうやったんだ、ケプナー。どうすりゃああなる? オレは心を病んだのにガン患者に今度はブチ切れ暴力女ときた。もういい、見切りつける。勝手にしろだ!」
 ……ジョー、すっかり“ブチ切れ女”として定着か!?


【メレディスの一言】
最善を尽くす
でも、それだけじゃ物足りない場合がある
シートベルトを締めて、ヘルメットをかぶり、誘導灯に従って進む
安全を求める
懸命に自分を守ろうとする
でも、そんなことしても効果はない
なぜなら、悪いことはいきなりやってくるから
悪いことは突然起きる
前触れなしに
でも忘れてる
時々、いいことも突然起きることを


【曲情報】
♪"I'm Gonna Be (500 Miles)" The Proclaimers

マシューがフラッシュモブの演出でエイプリルにプロポーズするシーンで。
♪"You Belong To Me" The Boxer Rebellion
リチャードがベイリーに「オペに入らないなら出ていけ」と告げ、ゾラを養子にしたのは直感だったとメレディスがオーウェンに話した直後にポールが目覚め、オーウェンがそんなポールをシアトル長老派に移せとクリスティーナに命じるシーンで。
♪"I'm Gonna Be (500 Miles)" Sleeping At Last
エンディング、アリゾナとローレンがキスをし、アレックスがジョーをたしなめている最中、嵐で屋外の木が倒れ、家の窓を突き破り、メレディスが破水するシーンで。

2013.12.11|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

12月4日(水) #22「失われた誇り」

22ERに胴体が切断された女性ケイラが搬送されてくる。彼女はマジシャンのアシスタントで、胴体切断のマジックを実演中、誤ってチェーンソーで腹部を切断されたのだ。メレディス、リチャード、シェーンは、彼女のオペを行うが……。一方、ベイリーはオペの許可が出たものの、研究室にこもって誰とも口をきこうとせず。その頃、ナンシーとホテルに戻ったイーサンがERに運ばれてくる。睡眠不足だったため、ナンシーの睡眠薬を飲んだらしく……。


●マジックの実演で胴体を切られた女性がERに!
マジシャンの夫ダニーとともに、マジックでアシスタントを務めているケイラという女性が、胴体切断のマジックの実演中に、誤って本当にチェーンソーで腹部を切られてERに運び込まれます。臓器はズタズタで脊椎も損傷しており、リチャード、メレディス、シェーンはすぐにオペをしますが、出血がひどく一時的に閉腹。体力が戻るのを待つはずでしたが、容体が悪化したためケイラは再びオペを受けることに。ケイラと一緒にアシスタントを務めていたシェリーズは、嫌がるケイラに無理矢理マジックを手伝わせていたからこんなことになったとダニーを責め、自分とケイラは愛し合っているのだと大声で怒鳴り……。
その後、リチャードたちは何とかオペをやり遂げ、ケイラは命を取り留めます。あとは24時間が勝負。メレディスは、二人が協力してケイラを支えるべきだとダニーとシェリーズを諭します。するとダニーは、ケイラが不満を抱えていることを知りながら見て見ぬ振りをしてきたことを認め、「俺はもう用なし。ケイラの支えになれるのは君」とシェリーズに言って身を引きます。その潔い態度は立派でした。

 

●ラボにこもるベイリー。彼女がラボに招き入れた唯一の人物はベン!
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)の除菌を終えたベイリー。すでにオペの許可が出ているにもかかわらず、ラボにこもって誰とも口もきかない状態を続けていました。カリーをはじめ心配する仲間たちは、入れ替わり立ち替わりラボのドア越しで彼女に話しかけますが、当のベイリーは完全に無視。実は彼女、MRSAの検査がすでに陰性と出ていることに安心できず、何度も何度も自分で検査を繰り返していたのです。それはもう病的なレベル。この状況を何とか打破したいリチャードは、今の彼女の支えになれるのはベンしかいないと気付き、彼をシアトルに呼び寄せます。誰にも今の胸の内を語ろうとしなかったベイリーでしたが、ベンの姿を見ると彼をラボに招き入れ、消えない不安を打ち明け涙。このシーン、本当に胸に迫るものがありましたね。苦しい中のリチャードの好判断にも拍手を送りたいです。

 

●デレクとヘザーは、もやもや病の少女アイリスを担当
胴体切断のケイラを担当したがっていたヘザー。デレクと一緒に、もやもや病の少女アイリスの大網移植のオペをします。体に力を入れることができなかったアイリスでしたが、オペの成功で回復! ただし、ワガママ放題の弟クンは姉のアイリスのことなど気にもせず、オペ後も大暴れ。デレクはそんな弟クンに「お姉ちゃんはオペ中の魔法で特別な力を授かった。邪魔をしない方がいい」とお灸を据えます。さらにヘザーも「お姉ちゃんの頭の中にはヴァンパイアがいる」と釘を刺します。これで弟クンの暴君ぶりも、少しはマシになるかな!?

 

●睡眠薬を飲んで病院に運び込まれるイーサン
祖母と一緒にホテルに戻ったイーサン。ゆっくり眠りたいと祖母の睡眠薬を勝手に飲んで、ERに運び込まれる事態に! アリゾナの処置で事なきを得ますが、イーサンがソーシャルサービスに引き取られる可能性が出てきたことでオーウェンは動揺します。
一方でクリスティーナは、何とかしてイーサンの父親のポールを覚醒させられないかと、その方法を探ります。そして、イーサンに対するアリゾナの処置にヒントを得ると、睡眠薬をあえて与えることでポールを覚醒させられるかもしれないと思い付き、すぐに処置を実行。けれどもポールは目覚めませんでした……。今回の件ですっかり自信を失った祖母は、イーサンは施設に預けられた方が幸せかも……とすっかり弱気に。オーウェン、もしやイーサンを自分で引き取ることも視野に入れ始めている!?

 

●脳瘤の乳児の治療のため、頭蓋顔面の専門家ローレンが病院へ
脳瘤の乳児タイラーの治療に協力するため、頭蓋顔面の専門家ローレンが病院にやって来ます。優秀な上に美人で魅力的な彼女は、アリゾナが既婚者だと知った上で彼女にモーションをかけてきます。アリゾナはそんな彼女を牽制しますが、実はまんざらでもない様子!? ローレンは次回も登場するので、二人の関係に要注目です。

 

●エイプリルはジャクソンと仲直り
エイプリルは、夜遊びをして腹痛に襲われた女子大生キムを担当。原因を調べるため、前日の行動をキムの友人二人に聞くのですが、彼女たちはおバカっぷり全開でふざけた態度を取るばかり。結局、液体窒素入りの酒を飲んだのが原因で、胃に穴が開いたことが判明します。エイプリルは、胃全摘出術の一種であるルーワイ法でオペを行うことに。ベイリーはラボにこもっているし、メレディスとリチャードは胴体切断のケイラのオペに入っているしで、エイプリルはインターンを助手にオペをしようとしますが、ジャクソンが手伝いを買って出ます。彼のことを悪者呼ばわりして気まずくなっていたエイプリルでしたが、ここであらためてジャクソンに謝罪。二人は仲直りします。
ジャクソンの方は、病院の理事になってから何かと忙しく、ステファニーにあまり連絡も取らず、約束もすっぽかし続けていた模様。しびれを切らしたステファニーから、「どうして連絡をくれなかったのか、理由を知りたい。もっと大事にしてほしい」と詰め寄られると、それにキスで答えます。このキスは熱かったのですが、ジャクソンとステファニー、二人の関係そのものにはあまり熱いものを感じられない気が……。

 

●ジョーがボコボコに!?
ジェイソンにジョーの生い立ちを話してしまったアレックス。彼女を避けようとするものの、所詮同じ病院で働く者同士、何度も顔を合わせてしまいます。ジョーはアレックスとのぎくしゃくした関係に耐えられず、「もうやめない?」と休戦を持ちかけますが、結局二人は言い合いになり、アレックスはもうジョーとは関わらないと宣言します。
ところがその夜、顔中をアザだらけにしたジョーがアレックスの家の前に。涙目で「泊めてくれない?」とすがる彼女に何が!? やはりジェイソンとケンカ!? 彼のDV? アレックスは、「面倒な地雷女はうんざり」と言っていましたが、確かにジョーには地雷原の香りが……。さて、アレックスどうする!?

 

なお、今回のエピソードの監督は、オーウェン役のケヴィン・マクキッドでした(今シーズンは、第4話に続き2度目のメガホン)。緊張するストーリーの合間に挟み込まれた、イーサン&オーウェンのサッカー、メレディス&デレク&ゾラのおままごとといった、子どもがらみのホッとするシーンは、ちょうどイーサンに歳の近い息子と娘を持つケヴィンらしい演出だなと思いました。
ちなみに、現地アメリカで放送中のシーズン10の第8話でも、彼が監督を務めています。


【トリビア:ゲスト】
ローレン役は、「One Tree Hill」のペイトン・ソーヤ役や「ホワイトカラー」のサラ・エリス役や映画『リリィ、はちみつ色の秘密』への出演などで知られるヒラリー・バートン。
女子大生役の一人(ブレンダ)役は、映画『ファイナル・デッドコースター』や「KYLE<カイル>XY」への出演などで知られるシャーラン・シモンズ。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Do You Believe in Magic」は、The Lovin' Spoonfulの曲“Do You Believe in Magic”からの引用。


【注目のセリフ】
「故障中だよ“ボサ頭”。階段使って」by クリスティーナ
 ……あだ名をつけるのがうまいクリスティーナ。ジョーを“ボサ頭”と命名!
「違う、ニース旅行の予約入れてんの。一緒に行ってエステする?」by クリスティーナ
 ……フランス語上級者(?)のクリスティーナ。皮肉に込めるユーモアも上級。
「言っとくけど、このラボはあなたのものじゃない! 私たちが買ってあげた! 言い過ぎた!?」by カリー
 ……ベイリーに対し、まるで小学生のケンカのような捨て台詞。怒るベイリーに何とか口を開かせようと奔走したり、CDCを呼んだのはジャクソンだと、全部彼のせいにしようとしたり、カリーってところどころ子どもっぽい。


【メレディスの一言】
外科医は、人の体が受ける傷やダメージには詳しい
それもそのはず、20代の大事な時期にひたすら人体を元に戻す方法を学ぶ
ただし、外科医でも治せない傷がある
自力では難しい
ほかの力が必要になってくる
魔法なんてものはない
おなじみの呪文、アブラカダブラや魔法のランプはおとぎ話の世界
治せない場合もあるけど、たいていは生き残れる
そう信じることが魔法となる


【鑑賞MEMO】
もやもや病

脳に栄養を送る血管が詰まり、不足した血液を補うために、周囲の細い血管が“もやもや”と発達する疾患。日本をはじめとするアジアに多い病気で、初めて発見されたのは日本。もやもや病の研究が世界で一番進んでいるのも日本だと言われています。欧米では症例が少ない病気です。日本では、歌手の徳永英明さんがこの病気に罹ったことで知られています。


【曲情報】
♪"Elation" Isbells

オーウェンとサッカーをしていたイーサンが、祖母とホテルに帰っていくシーンで。
♪"Beat Of The Drum" Van She
デレクがもやもや病のアイリスのオペにジョーも参加させ、エイプリルが女子大生キムのオペをし、ローレンが脳瘤の乳児タイラーの処置についてアリゾナとカリーに説明するシーンで。
♪"Uneven Odds" Sleeping At Last
ダニーがケイラの支えになれるのはシェリーズだと悟って身を引き、アレックスがジョーと言い合うシーンで。
♪"Rust Or Gold" Jill Andrews
ステファニーがジョーの店でジャクソンに詰め寄り、アリゾナがモーションをかけてくるローレンをエレベータ内で牽制し、リチャードがベンを呼んでベイリーに合わせようとするシーンで。
♪"New York" The Boxer Rebellion
エンディング、ベイリーがベンに苦しい胸の内を明かし、クリスティーナが「子どもが欲しくなった?」とオーウェンに聞き、デレクとメレディスがゾラと遊び、ジョーがアレックスに助けを求めるシーンで。

2013.12. 4|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

11月27日(水) #21「疑惑のまなざし」

21ジャクソンの知らせで、病院へCDC(疾病管理センター)が調査にやって来る。そして、感染症で死亡した二人の患者からはMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)が検出される。ベイリーは3人目の感染症患者の容体を気にするが、アクセスできないようカルテはロックされ、ほかの医師たちと話すことも禁じられ……。一方、両親が事故でケガを負った少年イーサンの祖母が病院に到着。祖母は、いまだに意識が戻らない息子の様子に泣いてばかり。母親のレイチェルはかなり回復していたが、突然痙攣の発作を起こしてしまう。


●CDCが病院へ! 感染症の原因はベイリー!?
ジャクソンの知らせでCDC(疾病管理センター)が病院へ調査にやってきます。とにかく、この状況に気が気でないのがベイリー。感染症を発症した3人目の患者セス・レピックの容体も気になるのに、カルテにはロックがかけられていてアクセスできず。ほかの医師との会話も禁じられてしまいます。
そして、感染症で死亡した患者からはMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)が検出されます。院内では医師たちの検査や、オペ室・器具類などの調査が行われ、その間、ベイリーはCDCの調査官による面接を受けることに。調査官は落ち着いた態度で事実確認をしていきますが、ベイリーはその質問の一つ一つに神経を逆なでされ、しまいには「休憩したい」と席を立ってしまいます。
程なくして、セス・レピックの容体が悪化。再手術が必要になりますが、家族は「感染症が蔓延した病院ではオペを受けさせられない」と怒りをあらわに。ベイリーからセスの担当を引き継いだリチャードは、家族からオペの承諾を得るために「一人の医師のみが感染源で、ほかの医師や手術室は問題ない」と説明します。密かにそのやり取りを聞いていたベイリーはショックを受け、CDCの調査官の元に戻って自分は保菌者なのかと詰問します。
その後、医師たちが集まった会議室でCDCの調査官からの報告が行われます。告げられたのは、「ベイリーはMRSAの保菌者だが、患者への感染の直接の原因はペガサス・ホライズン社が病院に出入りしていたときに採用された外科用手袋に微小な裂け目があったこと」でした。つまり、ベイリー自身に過失はなかったのです。その報告に胸をなで下ろす面々でしたが、当のベイリーの心は晴れず。何せ、自分が保菌していたMRSAのせいで患者が亡くなっているのは事実ですから(結局、セスも亡くなってしまいました……)。リチャードはすっかりふさぎ込むベイリーをなぐさめようとしますが、ベイリーは自分を守ってくれなかった彼に腹を立て、「見損なった!」と怒りをぶつけます。リチャードは、決してベイリー一人を犠牲にしようとは思っていなかったのですが……。
とにかく、今後のベイリーが心配です。

 

●綱引きでケガ人続出の一族が来院
ERには「ケラー家」と書かれた揃いのTシャツを着た人々が駆け付けます。アイスボックスに入れられた5本の指(+ソーセージ1本)を持って! 彼らは親族が集まってのパーティーの綱引きで、綱を強く引きすぎたために負傷した模様。数名の指がもげた上、学校新聞の編集員で自称ジャーナリストの高校生フランキーは、手を踏みつけられて骨折という事態に、パーティーを企画したケラー家のアルおじさんは家族から大ひんしゅくを買います。まあ、あの騒ぎの中、明るくポテトフライを差し入れるあたりに彼の“KYぶり”がうかがえますよね(とはいえ、アルおじさんのような人がいてくれるおかげで、一族の絆が強まっているところもあるはず。「努力は続けた方がいい」というジャクソンのアドバイスは、なかなか良かったです)。
さて、これから手のオペを受けなければならないフランキーは、病院にCDCの職員が出入りしているのに気付き、周囲の職員に取材。院内感染の話を聞きつけると、カリーとアリゾナに事実かと迫ります。何とかごまかしつつ、最終的には、院内感染について翌朝発行する予定のプレスリリースを、マスコミより一足早く彼女に渡してやることで丸く収めるカリー。小さなジャーナリストのあしらいがお見事でした。
なお、今年2月、米カリフォルニアの高校の綱引き大会で、生徒二人が指を切断するケガを負う事故が実際に起きています。中国では、綱引きで腕がもげる事故も起きたとか! 綱引きの際は、ロープを腕や手に巻き付けないようにしましょう!

 

●イーサンの母親が死亡!駆け付けた祖母は……
病院に到着したイーサンの祖母。いまだ意識の戻らない息子の様子に泣いてばかり。オーウェンは、気丈に振る舞うイーサンを気遣います。幸いなのは、母親のレイチェルがかなり回復してきたこと。ところが、彼女はイーサンと食堂にいたところ突然痙攣発作を起こしてしまいます。原因は、新たに発生した脳内の出血。デレクはオペを急ぎますが、オペ室に移動する途中でレイチェルは息を引き取ってしまい……。イーサンのことが気になるオーウェンは、病院に泊まり込むことに。クリスティーナ、オーウェンの本気度を前に、彼との別れも視野に入れ始めているようです……。

 

●アレックス、クリスティーナはジェイソンの患者の妊婦を担当
アレックスとクリスティーナは、ジェイソンの患者で胎児に重い心臓疾患がある妊婦を担当。帝王切開後、すぐに胎児の手術を行えるよう、クリスティーナはカテーテル室での帝王切開を提案します。当初はそれに反対するアレックスとジェイソンでしたが、クリスティーナのもっともらしい説得にジェイソンが折れ、アレックスもその案に乗ることに。結果、手術は大成功! その後、オペの成功の礼を言いに来たジェイソンに対してアレックスは、「ジョーとはただの友達。里子として育った者同士、幸せになってもらいたいだけ」と話します。ジョーからジェイソンと暮らすつもりだと聞かされていたため、大人の対応で素直に本音を口にしたのです。けれども、これが裏目に。実はジョー、自分の生い立ちをジェイソンに話していなかった! アレックスは、なぜ秘密をバラしたのかとジョーに抗議されます。これにはさすがにまいったようで、「いつも自分ですべてを台無しにしてしまう」とクリスティーナにぼやくアレックス。エンディング、そんな彼がクリスティーナと一つベッドの上に並んで悶々とするシーンは、二人の組み合わせがめずらしいだけに印象的でした。

 

●マシューに振られたエイプリル、ジャクソンに八つ当たり
“再ヴァージン化”発言でマシューに振られたエイプリル。処女を奪われたせいだと言わんばかりにジャクソンに当たります。そんな彼女に対しジャクソンは、「マシューと破綻したのは気の毒だが、自分たちが関係を持ったことは後悔していない」と冷静に反論。さすがエイヴリー家の男、懐が深い!
一方、マシューはエイプリルのところにやってきて、冷たい態度を取ったことを謝罪。やり直したいと告げます。もちろんエイプリルは大喜び! ジャクソンを悪者扱いした挙げ句、ちゃっかり彼氏と復縁する彼女、運がないように見えて実はかなりの強運の持ち主です。

 

……それにしても、今回はメレディスの“ウンチ垂れ話”が多かった!!!


【トリビア:ゲスト】
CDCの捜査員役は、「コールドケース」のジェフリーズ役でおなじみのトム・バリー。
フランキー役は、「新ビバリーヒルズ青春白書」にエミリー役でゲスト出演しているアビー・コッブ。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Sleeping Monster」は、Mastodonの曲“Sleeping Giant”からの引用。


【注目のセリフ】
「許すんじゃなかった。でも許し、彼に捨てられた。認定医でもないしヴァージンでもない、こだわってきたことが全部台無し。あなたのおかげ、どうもありがと感謝してる!」by エイプリル
 ……ジャクソンにとっては言いがかりもいいところ。
「あたしたち付き合い長いけど、何でだか分かる? ウンチ垂れるとこ見せないから」by クリスティーナ
 ……この後もこの話題が何度も登場。
「意識戻った後どうする? 絨毯にくるんで車のトランクにぶち込む?」by カリー
 ……小さなジャーナリストにたじたじのカリー。でもブラックユーモアは忘れてない!


【ベイリーの一言】
眠れる怪物なんていやしないと自分に言い聞かせていた間ずっと、怪物は力を蓄えていた
感染が広がっていた
怪物が目を覚ました
もはや、できることは何もない


【鑑賞MEMO】
ウッドワード

ワシントンポスト紙編集主幹のボブ・ウッドワードのこと。ウォーターゲート事件の調査報道で有名。
アリゾナは、CDCとベイリーの関係についてかぎ回る学生ジャーナリストの患者フランキーのことを「ウッドワード」と表現。フランキーはその名を知らなかったようですが、ジャーナリスト志望なら、確かに知っていてしかるべき名前だと思います。

 

MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
院内感染の起炎菌として知られる、黄色ブドウ球菌が耐性化した病原菌。健康な人からも検出されることがあり、保菌しているだけなら治療は不要とのこと。ただし、免疫力が低下している人に感染させると、感染症を発症させる可能性があるため、医師であるベイリーには除菌の対策が必要となります。


【曲情報】
♪"Avalanche" Zola Jesus

オープニング、ベイリーが手を洗い、CDCの調査が進められるシーンで。
♪"Think" Aretha Franklin
ベイリーがオペ前に手を洗う回想シーンで。
♪"Broken" Jake Bugg
クリスティーナが赤ちゃんのオペをする一方で、レイチェルが亡くなるシーンで。
♪"Sea Fog" Keane
ジャクソンがアルの手当をしながら「努力は続けた方がいい」とアドバイスし、ベイリーがCDCの調査員に「私が保菌者なの!?」と迫り、リチャードがセスのオペをするシーンで。
♪"Say Anything (feat. Jill Andrews)" Anderson East
エンディング、ベイリーがリチャードに怒りをぶつけ、メレディスとデレクが出産の立ち会いについて話し、ジョーを愛していると告白するアレックスをベッドに座らせたクリスティーナが、「オーウェンを失う」と発言するシーンで。

2013.11.27|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

11月20日(水) #20「無自覚な殺人者」

20遺伝子検査の結果、メレディスの認知症の遺伝子マーカーは複数陽性だったことが分かる。冷静を装いつつも動揺する彼女は、遺言書の書き換えが必要だと言い出し……。そんな中、内戦の最中であるシリアから二人の医師が研修に訪れる。現地で使える医療器具が極めて限られていることから、シアトルの医師たちは代用品を使った処置の方法を考えることに。一方、ベイリーとリアがオペをした患者たちが、次々と術後感染症にかかり……。


●メレディスの遺伝子検査の結果は……
メレディスの遺伝子検査の結果が出て、認知症の遺伝子マーカーが複数陽性だったことが分かります。冷静を装いつつも内心では動揺し、遺言書の書き換えが必要だと言い出すメレディス。デレクは、まだ認知症になると決まった訳ではないとなだめますが、「自分たちに万一のことがあった場合の子どもたちの後見人が、クリスティーナ&オーウェン夫妻とレクシーのままになっているのは問題」と主張する彼女は、あらためて後見人についてクリスティーナに相談します。クリスティーナは、「ゾラたちの“ママ”になるのはムリ。でも、子どもたちにとって最高のおばさんになる」と返答。メレディスはちょっと不服そうでしたが、クリスティーナは子どもを持たない主義ですから、これ以上の答えは望めないですよね。
さらにメレディスは、弁護士からいざという時の治療方針について書面で意思を明らかにしてくれと求められると、植物状態になるのを嫌って延命措置を固辞。認知症になると決めてかかった物言いで、デレクを困らせます。するとデレクは、自分も遺伝子検査を受けたと言って、その結果をメレディスに見せます。何とデレクは、肝臓ガンと前立腺ガン、遅発性の男性型脱毛症、ヘロイン中毒がハイリスク! 「僕は頭の毛が薄いドラッグ浸りになる」というデレクの言葉に、メレディスもようやく笑顔に。それにしても、デレクの“薄毛ジャンキー姿”なんて想像したくない!

 

●シリアから二人の医師が研修に!
内戦の最中にあるシリアから、野戦病院に勤務する二人の医師が研修にやってきます。現地で使える医療器具が極めて限られていると知った医師たちは、オーウェンの指示のもと代用品を使った処置の方法を考え、指導に当たります。
そんな中、今回のオーウェンの奮闘や、ゲノムラボでの研究に没頭するベイリーの様子に刺激を受けたカリーは、自分も軟骨再生プロジェクトを実現させようと、ジャクソンにしつこく売り込みをかけます。するとアレックスも、アフリカのプロジェクトに資金が欲しいと言い出し……。新ボスのジャクソン、外科医の仕事以外の厄介ごとに振り回されて大変そう。リチャードという良き指導者がそばにいるのが幸いです。

 

●マシューに“再ヴァージン化”について打ち明けるエイプリル
マシューの退院にあたって母親が迎えに来ると聞いたエイプリル。よほど状態が悪いのかと心配しますが、マシューが自分を母親に紹介しようとしてくれているのだと知ると、すでにヴァージンを捨てていることを隠し続けていることに引け目を感じ始めます。そして、「シリアの医師たちの過酷な環境に比べれば、自分が失ったヴァージンなんて些細なことと自分で自分に言い聞かせ、意を決してマシューに真実を告白。けれども、マシューの表情は硬く……。エイプリルの純血うんぬんより、彼女に嘘をつかれていたのがショックだったのか、マシューは母親にエイプリルを紹介しないまま退院してしまいます。もしかして、これってエイプリルが振られたってこと!? 

 

●イーサンの母親が回復。しかし、依然父親は……
事故で両親がケガをしていたイーサンの母親が意識を取り戻します。イーサンはようやく明るい表情になりますが、父親は依然、意識が戻らないまま。オーウェンは相変わらずイーサンを気遣い、クリスティーナに対し父親の治療の件で何かと口を出します。そんなオーウェンの態度を鬱陶しく感じながらも懸命に治療に当たるクリスティーナ。イーサンに寄り添うオーウェンの姿を見て、彼の態度がおかしいのはイーサンが原因だと気付きます。オーウェンは、今でも本当は子どもが欲しくてたまらない、だからイーサンに思い入れが強いのだと……。

 

●脳外科に未練たっぷりのシェーン
脳外科以外で経験を積めとデレクに言われてしまったシェーン。とはいえ、脳外科に未練たっぷりの彼は、ERで仕事をしながら脳外科の患者のフォローも続行。ですが、「脳外科に必要な素質に欠ける」とついにデレクから厳しい言葉を浴びせられてしまいます。シェーン、ちょっとかわいそう……。何だか、心臓外科をめぐってクリスティーナとイジーが張り合ったときのことが思い出されます。

 

●ベイリーが関わった患者が次々と感染症に!
2週間前、ベイリーとリアが二人でオペをしたジョイス・ベイシュという女性が術後感染症を発症。その後、同じように術後感染症を起こした患者が現れます。ベイリーは、日頃からだらしないリアが感染源だろうと疑い、事実、彼女がオペの当日風邪を引いていたことが分かります。本当に自分が感染源ならクビにされるかも……と涙目のリア。そんな中、3人目の術後感染症患者が現れます。これはかなり深刻な事態。
そして、当日診察した全患者を洗い出す作業が進められる中、一人目の感染症患者のジョイスはベイリーの必死の治療の甲斐なく死亡してしまいます。思わず、リアに対して怒りを爆発させるベイリー。けれども、リアは3人目の患者を担当しておらず、3人全員と接触があった医師はベイリーただ一人だったことが発覚します。もしや、感染源はベイリー!? 一難去ってまた一難の展開です。

 

なお、今回のエピソードの監督は、キュートなお尻がチャームポイントの救急退院ニコール役でたびたび番組に登場しているニコール・カミンズでした。実は彼女、女優としてだけでなくスクリプターとしてこの番組を支えている重要なスタッフの一人(監督は今回が初めて)。メレディス役のエレン・ポンピオのお気に入りだという今回のエピソード、番組をよく知るニコールのメガホンのおかげで、それぞれのキャストの個性がバランス良く描写されていたところがとても良かったと思います。


【トリビア:ゲスト】
シリアの医師役の一人は、「LOST」のオマール役などで知られるアンソニー・アジジ。
もう一人の医師役(ダルウィッシュ)は、映画『マトリックス レボリューションズ』のラマ役などで知られるバーナード・ホワイト。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「She's Killing Me」は、A Rocket To The Moonの曲“She's Killing Me”からの引用。


【注目のセリフ】
「あなたは師匠だし、友人だし、尊敬もしてる。でも、私の質問に答えてくれなきゃその顔にパンチ食らわすから」by メレディス
 ……ベイリーにパンチ!? 彼女にここまで言えるようになるとは、インターン時代には想像もつかなかったこと。
「あんたがパソコンにピザを撒き散らしたんじゃなくて、死にかけてるのを期待してたのに!」by ベイリー
 ……この後、まさかベイリー自身に感染源の疑惑がかかるとは……。
「ねえ、あんたがおかしくなったら即殺したげるって同意したんだよ。今日1日ぐらいあたしの味方になってくれんのが礼儀でしょうが」by クリスティーナ
 ……相方同士だからこその尖った会話。


【メレディスの一言】
真実は人を自由にするとよく言う
その考えは甘い
真実は意地悪
恐ろしい
人は真実に耐えられない
医師は率直であろうとする
だから病院へ行くときは何を尋ねるかよく考えよう
本当のことを知ってしまったら、立ち直れないかもしれない


【曲情報】
♪"The Day You Went Away" The Rubens

オープニング、ベイリーがメレディスに遺伝子検査の結果を伝えるシーンで。
♪"Clair De Lune feat. Christine Hoberg" Flight Facilities
マシューが母親に紹介したいとエイプリルに言い、リアがベイリーに風邪を引いていたことを説明し、メレディスがゾラたちの後見人のことでクリスティーナと話すシーンで。
♪"My Number" Foals
みんながシリアの医師たちにそれぞれ指導をするシーンで。
♪"Cold World" Jon E. K.
オーウェンの様子がおかしい理由がイーサンにあることにクリスティーナが気付き、ジョイスが心肺停止となり、エイプリルから大量の備品をもらったシリアの医師たちが帰っていくシーンで。

2013.11.20|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

11月13日(水) #19「抗えない直感」

19各界の著名人が講演者としてスピーチするTED会議に登壇することになったカリー。その当日、ガソリンを積んだタンクローリーが高速道路で乗用車に衝突して玉突き事故が発生し、ERは大パニックとなる。当然、カリーも次々と運ばれてくるケガ人のオペに追われ、会議に出席できない事態に……。また、事故とは別に、ERには原因不明の高熱と発疹が出ている息子を連れてきている母親もいた。ジョーは咽頭炎と診断して薬を出すが……。


●両親と事故に巻き込まれた少年イーサンを気遣うオーウェン
ガソリンを積んだタンクローリーが高速道路で乗用車に衝突し、玉突き事故が発生。ERには、次々とケガ人が運ばれてきます。そんな中、オーウェンはイーサン・ドーソンという10歳の少年に気遣いを見せます。本人は軽傷だったものの、父親のポールも母親のレイチェルも事故で負傷してしまったのです。連絡を受けた社会福祉事務所のソーシャルワーカーが病院に駆け付けるものの、両親の安否が気になって仕方がないイーサンの心情を思いやったオーウェンは、臨時の措置として彼を空いた病室に一晩泊まらせることに。
その後、大動脈を損傷したポールはクリスティーナによるオペを受け、ひとまず容体は安定。一方、頭を打ったレイチェルはデレクによるオペを受けますが、オペ後に息子であるイーサンを認識できなくなっていることが判明。再度デレクによるオペを受けることとなります。これはイーサンには酷な状況です。
そして、そんなイーサンに追い打ちをかけるように、オペ後のポールの容体が急変してしまいます。クリスティーナはポールを救おうと低体温療法を試しますが、オーウェンはイーサンのことが気になるあまり、そのクリスティーナの判断にすら疑問を呈して……。最終的には、クリスティーナの判断が正しかったと信じるのですが、かなりイーサンに感情移入しているようです。とにかく、ポールとレイチェルが順調に回復するといいのですが……。

 

●デレクの助手がシェーンからヘザーに交代!?
脳外科志望のシェーンをかわいがり、ずっと彼を助手につけてきたデレク。ほかのインターンも使うべきだとオーウェンから注意を受け、この日はヘザーも助手に加えます。そして、ひょんなことから彼女が曲芸師並みに手先が器用だと知ります。デレクは、まじめで一生懸命だけれど不器用なところがあるシェーンの代わりに、しばらくヘザーを助手として使ってみることに。シェーン本人には、ほかの科で勉強してこいと告げます。もちろん、シェーンは大ショック。「脳外科を奪おうとするのは勝手だが、闘わずしてあきらめたりしない!」と優等生キャラを捨てるかのようにヘザーに宣戦布告! 今後は、インターン同士のライバル争いにも注目です。

 

●エイプリルが担当した臨月の妊婦エリスは……
エイプリルは、事故に巻き込まれた臨月の妊婦エリスをERで受け入れます。それを横で見ていたアレックスは、ヘソの緒が出てきてしまっていることにいち早く気付き、応急処置を施します。そして、“胸板王子”ことジェイソンとともに緊急帝王切開のオペに入ります。ジョーとイチャイチャしまくっているせいで仕事が後手に回っているジェイソンのことが面白くないアレックスでしたが、とにかく彼と協同したおかげでエリスの赤ちゃんは救われました。
ところが、出血がひどかったエリスの容体がオペ後に急変。エイプリルの必死の治療の甲斐もなく、駆け付けた夫のヴィンスと産まれたばかりの娘を残して亡くなってしまいます……。夫婦の出会いや結婚に至った経緯をヴィンスから聞いていたエイプリルは、神の導きで運命的に結ばれたとしか思えない二人が、このような形で別離を余儀なくされたことに衝撃をおぼえ、深い悲しみに沈みます。そして、そんな彼女をなぐさめたのはマシューではなくジャクソンでした。というのも、マシューは事故現場で子どもを助けようとして負傷し、患者としてERに運び込まれていたのです。
幸いケガが軽傷だったマシューは、ジャクソンの手当を受けて落ち着くと、エリスの死を目の当たりにしてすっかり疲れ切った様子のエイプリルに「大丈夫、どこへも行かない」と声をかけます。エリスとヴィンスのことでエイプリルが激しく動揺したのは、自分がケガをして心配をかけたせいだと思ったのでしょう。でも、エイプリルがエリスとヴィンスに重ねていたのは、マシューとの関係!? エイプリルの動揺の裏に、ジャクソンの影が見えるような気がするのですが。もしかすると、エイプリル自身は、まだそれに気付いていないのかも。

 

●TED会議で生中継でプレゼンするカリー
各界で活躍する人物がプレゼンテーションするいわゆる「TED会議」で、軟骨再生についてスピーチすることになったカリー。非常に名誉なことだけに、緊張しながら準備に臨み、いよいよこの日、本番を迎えることとなります。ところが、知っての通り玉突き事故によりERにはケガ人が多数運び込まれ、カリーもタバコ吸いたさに火だるまになった男性の緊急オペに入ることに。会場に行くことができずガッカリするカリーをなぐさめようと、アリゾナは「おかげでスピーチをもっと練り上げる時間ができた」と口走り、はからずも彼女のスピーチにケチを付けてしまいます。気分を害したカリーは、「久々のいい話で楽しみにしていたのに……」とますますしょんぼり。
しかし、そのあとにアリゾナ&リチャードの計らいで、大きなサプライズが! 何と二人は、シアトルの病院から生中継でカリーのスピーチをTED会議に配信する手配を整えたのです。突然のことに戸惑うカリーでしたが、カメラを前にすると開き直り、用意していたメモをテーブルに置いて自分の言葉で語り始めます。きっと感動的な内容だったに違いありません!

 

●息子の病名を突き止めようとする母親の姿に、母としての強さを見たメレディスは?
事故とは別に、ERには息子の高熱が下がらないため何度も病院に足を運んでいるケーシーという女性もいました。ジョーは、簡易検査の結果から連鎖球菌による咽頭炎と診断して薬を出しますが、少年の熱は上がる一方。しまいには発疹まで出始めます。熱の原因は別にあると直感したケーシーは、自力でインターネットから集めた情報を手に「もっと詳しく診てほしい」と感情を高ぶらせて食い下がります。そんな彼女の姿に、目を留めたのがメレディス。同じ子を持つ母親としてケーシーの直感を信じ、少年を入院させて対応することにします。
ところが、その後も少年の熱の原因はなかなか特定できず。やはり連鎖球菌が原因だろうと考えるメレディスでしたが、簡易検査の結果が偽陽性だったことが判明。少年は、ケーシーが疑っていた川崎病だと分かります。母としてのケーシーの直感が正しかったのです。子どものために闘い抜いた彼女の強さに心を打たれたメレディスは、自分もゾラを守り抜ける親にならねばと改めて決意。ゲノム・マッピングの研究プロジェクトに没頭中のベイリーに、ゾラと自分の遺伝子検査を依頼します。認知症の遺伝子を母から受け継いでいる可能性があると知りながら、検査の結果を受け止めようと覚悟を決めたのです。
さて、メレディスの検査の結果は……!?


【トリビア:ゲスト】
ケーシー役は、「ママと恋に落ちるまで」のステラ役や「scrubs ~恋のお騒がせ病棟」のエリオット・リード役のサラ・チョーク。
ヴィンス役は、「MAD MEN マッドメン」へのスミッティ役でのゲスト出演など出知られるパトリック・カヴァナー。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Can't Fight This Feeling」は、REO Speedwagonの曲“Can't Fight This Feeling”からの引用。


【注目のセリフ】
「自分で考えたつもりが洗剤のコマーシャル見てて気がつくの。“これが元ネタじゃん!”って」by ヘザー
 ……デレク執刀の脳外科のオペ中でも、天然キャラ全開!
「そうだベイリー、私の遺伝子、検査して。どっち似か知りたい。父は日に3度サラダ食べててもコレステロールが高い。母は外反母趾」by カリー
 ……ベイリーのゲノム解析装置は大人気。
「私の職業は整形外科医。軟骨の研究をしてる。だからずっと考えてきた。世界がバラバラに崩れるとき、何が私たちを結びつけてくれるか」by カリー
 ……この冒頭のスピーチで、“軟骨”の奥深さに魅入られた聴衆は多かったはず。


【メレディスの一言】
消え去ることを拒否するような感情がある
耳元でささやきかけ気を散らす
気に障ってならないものがある
どうがんばっても、直感を無視することはできない
よく言うように、常に直感に従うべし


【鑑賞MEMO】
TED

アメリカのカリフォルニア州ロングビーチで年1回、各界の著名人を講演者に招いた大規模な世界的カンファレンスを主催しているグループのこと。
今回カリーは、このTEDが主催する会議(TED Conference)で登壇するという設定でした。


【曲情報】
♪"Spark" Fitz & The Tantrums

オープニング、ベッドでキスをしていたメレディスとデレクが、ゾラが目を覚ましていることに気付き、TED会議でのスピーチの練習をするカリーの緊張をアリゾナがほぐそうとし、オーウェンとクリスティーナがベッドから起き上がるシーンで。
♪"Roll On Hills" Annie Williams
クリスティーナがポールのオペを、デレクがレイチェルのオペを、エイプリルたちがエリスのオペをするシーンで。
♪"Amsterdam" Daughter
ポールの容体についてオーウェンがクリスティーナに尋ねた直後、ポールの容体が急変し、エイプリルの蘇生処置もむなしくエリスが亡くなるシーンで。
♪"Teach Me" Keaton Henson
エリスの死で落ち込むエイプリルをジャクソンがなぐさめるシーンで。
♪"The Storm" The Airborne Toxic Event
エンディング、ジョーの店でアレックスたちが飲むかたわら、シェーンがヘザーに「脳外科は奪わせない」と釘を刺し、オーウェンがイーサンに両親の容体について状況を伝え、息子の川崎病が回復し始めたことで安心したケーシーがメレディスに笑顔を向け、メレディスがベイリーに遺伝子検査を頼むシーンで。

2013.11.13|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

11月6日(水) #18「イタズラな時間」

18グレイ+スローン記念病院で、ついにERが再開。メレディスが担当した腹痛を訴える女性教師は、進行した胆嚢ガンで摘出不可能だと判明する。アリゾナはハイヒールが履ける新しい義足で出勤するが、時間が経つにつれ痛みに耐えられなくなり……。一方、アレックスはジョーを助手に、ガンで闘病中の少年を担当。ジョーに好意を抱く少年は、彼女がジェイソンと付き合っていることが気に入らず、いたずらを仕掛ける。


●グレイ+スローン記念病院でERが再開!
グレイ+スローン記念病院として生まれ変わった病院で、いよいよERが再開されます。しかも“新兵器”を携えて! その“新兵器”とは、わずか13秒で全身のX線写真が低線量で撮れる画像検査装置「ロドックス」。オーウェンたちは早く試してみたいと浮き足立ちますが、こういう時に限って検査実施に適した患者は来ず……。小さい頃にビー玉を飲み込んだままだというヘザーのスキャンでもしようかというところに、オートバイ事故の患者が運び込まれます。その患者をスキャンした医師たちは、装置のすばらしさをようやく実感するのでした。
なお、後でヘザーのスキャンも実施されました。本当にビー玉が見つかるというオチが楽しかったです。

 

●ガンが判明した女性教師を担当するメレディス、お腹の赤ちゃんは!?
メレディスは、腹痛を訴える女性教師のマデリンを担当。胆石だと予想してオペを行いますが、進行した胆嚢ガンで摘出不可能であると分かります。そして、悪い知らせを聞かされて悲嘆に暮れる術後のマデリンの元へ、彼女の生徒たちがお見舞いにやってきます。自分の復帰を待ち望んでくれている生徒たちに、本当の病状を告げることができないマデリン……。けれども、生徒たちの再度の訪問を受けると、「もし代理の先生がみんなの担任になるとしたら……」という仮定の話から、自分がもう復帰できないことを暗に説明。辛い状況の中、生徒たちにとって最善のアドバイスをします。何て悲しい……。見ていて辛いエピソードでしたが、誠実なマデリンという役柄を好演した『スーパーマンIII/電子の要塞』のラナ役のアネット・オトゥールはステキでした。
なお、彼女を慕う女子生徒の一人は「ナース・ジャッキー」でジャッキーの娘フィオナを演じているマッケンジー・アラジェムちゃん。先生がもう復帰できないと悟って目頭を押さえるその姿、とても愛らしいだけに胸が痛みました。

 

さて、メレディス自身は妊娠28週目を迎えた模様。順調な経過に安心しているのかと思いきや、お腹の赤ちゃんに何らかの障害があるに違いないという不安に取り憑かれ、ネガティブな発言を繰り返します。デレクは、理性に訴えることで不安を軽くしてやろうとしますが、何せメレディスのネガティブ思考は強烈で……。結局、デレクはメレディスをエコー検査に誘い、自分の目で事実を確かめさせることにします。その結果、赤ちゃんは順調に育っていることが判明。これで、メレディスもようやく一安心。しかも、赤ちゃんは男の子であることも分かりました! あとは出産を待つばかり。ドラマでは、今シーズン終盤くらいに出産エピソードが拝めそう!?

 

●患者家族に激怒されてしまうシェーン
事故で大ケガを負った少女が病院に運び込まれます。脳からの出血がひどく、すぐにデレクがオペを担当。助手についたシェーンは父親のジム・クレイマーに状況を伝えますが、彼は不安のあまり激怒! オペ後、「とにかく落ち着いて冷静に話を」とデレクに助言されたシェーンは、「一命は取り留めたがどんな障害が出るか分からない」とあらためてクレイマーに報告します。ところが、今度はますます興奮したクレイマーにつかみかかられてしまい……。最終的に、その間に入ったのはデレク。「不安がってもいいことはない」と強くクレイマーを諭し、彼に感情を吐き出させます。泣き崩れたクレイマー、ようやく落ち着きを取り戻しました。
今回シェーンは、脳外科のスキルだけでなく、患者の扱いについてもデレクから多くを学んだようです。

 

●脚のマッサージでアリゾナとのわだかまりを溶くカリー
アリゾナはハイヒールが履ける新しい義足で出勤! 気持ちもリフレッシュして、今夜こそいよいよ本格的なセックスを……と、自分からカリーを誘います。でも、時間が経つにつれて義足をはめた脚が痛くてたまらなくなります。すっかり気持ちが萎えてしまうアリゾナ。カリーは、またか!とブチ切れそうになりますが、辛そうなアリゾナの様子を見ると、整形外科医として半ば強引にアリゾナの義足を外します。そして、痛がる脚を優しくマッサージ。カリーに切断した脚を見られることに抵抗感があったアリゾナでしたが、これで心のわだかまりも一気に解けたよう。それにしても、カリーは本当によくアリゾナを支えているなと思います。

 

●患者の少年と“胸板王子”をからかうアレックス
アレックスはジョーを助手にガンで闘病中の少年パブロを担当します。ジョーのことが好きなパブロは、彼女と付き合っているジェイソンのことが気に入らない様子。アレックスを誘って、ジェイソンにあれこれいたずらを仕掛けます。そんな悪ふざけに気付いたリチャード。アレックスの行動を咎めるのかと思いきや、自分もそのいたずらに加わるという遊び心を見せてくれました。
さて、アレックスとパブロたちのおかげでさんざんな目に遭ったジェイソン。アレックスがジョーに好意を持っていることを見透かした上で、「彼女とセックスしてくる」と言い放って反撃! うわっ、“胸板王子”って意外とイヤな奴かも!?

 

●新理事たちに研究費をせがもうと医師たちが画策!
ジェイソンを筆頭に、デレク、メレディスらが病院の理事になったことから、医師たちは自分の研究に予算を割いてもらおうと新理事たちへの売り込みを開始します。
心臓外科のラッセルは、人工弁の臨床試験に必要な1,200万ドルを調達すべく、“オペ”というエサをちらつかせてクリスティーナに近づきます。しかし、そこは察しの良いクリスティーナ。臨床試験に自分を誘ってくれているのではなく、ただ予算増額のために利用されているのだとすぐに気付きます。
一方、ベイリーはゲノム・マッピングの研究プロジェクトを立ち上げようと理事たちに掛け合いますが、なかなか相手にされず。でも、メレディスのお腹の赤ちゃんの動きを沈めるための語りかけにかこつけ、自分の研究の意義をメレディスとクリスティーナの前でさりげなくアピール。クリスティーナは、ここで名案を思いつきます。それは、研究費をベイリーに出す代わりに、ラッセルの研究費をむしろ減額するというもの。当然、ラッセルは研究アシスタントを二人も失うことになるわけで、クリスティーナはそこに自分が滑り込むという作戦に出たのです。大学時代の1年後輩が画期的な仕事をして雑誌に載っているのを見て、自分も一旗揚げたいと思っていたクリスティーナにとっては願ってもない展開となりました。もちろん、ベイリーにとっても! 研究費がもらえると聞いて奇声を上げて喜ぶベイリー、そして素直にジャクソンにお礼を言うベイリー、どちらもかわいかったです。


【トリビア:ゲスト】
マデリン役は、『スーパーマンIII/電子の要塞』でのスーパーマンの恋人ラナ役を務め、「ヤング・スーパーマン」にはマーサ・ケント役で出演、「刑事ナッシュ・ブリッジス」のリサ・ブリッジス役などでも知られるアネット・オトゥール。
クレイマー役は「HEROES/ヒーローズ」のイーライ役などで知られるトッド・スタシュウィック。
マデリンの生徒の一人のエマ役は、「ナース・ジャッキー」のフィオナ役のマッケンジー・アラジェム。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Idle Hands」は、Stone Sourの曲“Idle Hands”からの引用。


【注目のセリフ】
「言ってみりゃ、高機能のバカ男」by クリスティーナ
 ……クリスティーナの後輩のマーカス・チョー、さんざんな言われ方……。
「私のビー玉捜す?」by ヘザー
 ……本当に“ロドックス”でヘザーのビー玉が見つかるとは!
「マシューは一度も“遊園地”に行ったことないの」by エイプリル
 ……ジャクソンと行った“遊園地”が忘れられないみたい。
「“ジェニー・タリア”? もう少し工夫しろ」by リチャード
 ……咎めるどころか、さらなるいたずらのヒネりを要求するところがステキ。


【メレディスの一言】
最初、ヒマでいるのは最高の気晴らしのように思える
ろくでもないことして楽しんで
仕事以外の何かに目を向けるにはヒマな時間が必要
たとえ目を向ける対象がちょっと恐ろしいことでも
仕事を離れることで物事を客観視できる
そして、すべてを客観視してみて初めて、自分たちの手があるべき本来の場所を思い出す


【曲情報】
♪"Hey Love" Quadron

オープニング、再開を目前にしたERでオーウェンとクリスティーナがキスをし、アリゾナがヒールを履いた姿をカリーに見せ、メレディスがお腹の子に障害があると不安がるシーンで。
♪"Open Letter" The Helio Sequence
マデリンのオペでベイリーとメレディスがガンを見つけて閉腹し、デレクとシェーンが少女のオペをするシーンで。
♪"Big Light" Houses
悪いニュースをメレディスがマデリンに告げた直後、彼女の生徒たちが病院にやってくるシーンで。
♪"Hollow Drum" Laura Welsh
カリーがアリゾナの脚をマッサージするシーンで。
♪"Shadow Of A Man" Neulore
エンディング、デレクが患者の父親の扱いについてシェーンにアドバイスし、メレディスが診察を受けてお腹の子に異常がないことを確認するとともに、その子が男の子であることを知るシーンで。

2013.11. 6|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

10月30日(水) #17「命のバトン」

17デレク、メレディスらはさっそく会議を開き、今後の病院の経営方針を話し合う。ジャクソンは財団の意向としてER再開に待ったをかけ、さらに外科部長の交代を提案。ほかのメンバーは方針の押し付けに反発し、オーウェンも辞職すると言い出す。一方、この日は3件の移植手術が予定されていた。ところが、多数のスタッフが病院を辞めた上、オーウェンまで不在となり病院は大混乱。アレックスとクリスティーナのオペは、かち合ってしまい……。


病院の筆頭株主となったハーパー・エイヴリー財団の代表として、理事会に加わったジャクソン。彼には議決権があるだけでなく拒否権も。もちろん、病院の買い取りを実現させたデレク、メレディスら5人よりも影響力のある立場。いきなり、財団の意向としてERの再開に待ったをかけると、「新しいリーダーの元でやっていく方が士気も上がる」と、外科部長の交代を提案します。5人は、財団の方針を押し付けるジャクソンのやり方に反発。さらに、この件をクリスティーナから聞いたオーウェンは、ジャクソンに詰め寄って怒りをぶつけます。デレクは二人の仲裁に入りますが、興奮するオーウェンをなだめようとしているうちに、話は墜落事故の責任論に発展。オーウェンはキレて、「俺は辞める!」と啖呵を切って出ていってしまいます。そんな波乱の中、病院では3件の移植手術が行われることに……。

 

●腎不全の少女ジェイリンの腎移植手術を担当するアレックス
移植手術の1件は、アレックスが担当している腎不全の少女ジェイリン。ジェイリンは腎臓移植後の副作用を聞くと怖じ気づき、病室のトイレにこもってしまいます。アレックスは、思いを寄せいている女性(つまりジョー)に気持ちを伝える前に、別の男(つまりジェイソン)に取られてしまった出来事をたとえ話にし、「絶好のチャンスを逃すな」とジェイリンを説得。ようやくジェイリンは移植手術を受けると決めます。
そこでアレックスは、ドナー腎臓のあるミズーラの病院から腎臓を回収してくるようメレディスに依頼。オペ室の調整に奔走していたメレディスは、いったんそれを断るのですが、アレックスがすねてしまったため仕方なくジョーとともにミズーラへ。ところが、ジェイリンのドナー腎臓はすでにシアトルへ輸送されていたことが分かります。シアトル・グレース・マーシー・ウェストの看護師が、ペガサス・ホライズン社のガイドラインに従ったことが原因でした。無駄足を食ったメレディスとジョーは、シアトルへ舞い戻ります。
その後、空輸されたドナー腎臓を受け取ったメレディスとジョーは、アレックスのいるオペ室にそれを運びます。でも、アレックスはお礼も言わず不機嫌なまま。メレディスは、ミズーラでジョーが腎臓を取り替えそうと奮闘した話をし、不機嫌な態度をやめるようアレックスを諭します。
その夜、反省したアレックスはジョーとジェイソンのデートに割り込み、最近の振る舞いを謝罪。あれ!? ジェイソンはアレックスのジョーへの気持ちに気付いたみたい!?

 

●エイプリルの元同僚ブレッドが臓器提供を決断
2件目の移植手術は、エイプリル&ステファニー担当のブラッド。彼はマーシー・ウェスト時代のエイプリルの同僚で、末期のALS(筋萎縮性側索硬化症)。自身も医師であるだけに、この病気は悪くなる一方であることを理解している彼は、治療を中止して心停止後の臓器提供(DCD)を希望します。エイプリルは、病気と闘うよう勧めますが、「自分の死を無駄にしたくない」とブラッドの決意は固く……。何とかしてブラッドに生きてほしいと願うエイプリルでしたが、最終的にはブラッドの考えを受け入れます。そして、落胆するブラッドの両親に、彼の臓器がいかに有効に使われるか一件一件説明して聞かせ、その後のDCDの場にも立ち会います。静かに息を引き取るブラッド……。泣き崩れる母親をブラッドから引き離すエイプリルの姿は痛ましかった……。本当に辛いシーンでした。

 

●クリスティーナ、犬猿の仲の老人二人のドミノ移植を執刀
3件目の移植手術は、クリスティーナ担当の老人シュルツの心肺移植手術。シュルツの隣人で犬猿の仲であるクランプも心臓疾患で入院しており、クリスティーナはあるアイデアを思いつきます。それは、シュルツにドナー心臓を移植したあと、彼の元の心臓をクランプに移植する、いわゆるドミノ移植。過去に妻をシュルツに寝取られているクランプは(クランプの奥さんはシュルツとも別れて近所の男に走ったとか!)、「こんなジジイの心臓をもらうくらいなら死んだ方がマシ!」と断固拒否しますが、クリスティーナから、「シュルツより長生きして恨みを晴らせばいい」と説得され、ようやくオペに同意します。
こうして、いよいよドミノ移植開始の時。ところが、アレックスのオペと重なっていたから大変。別のオペ室ではエイプリルがブラッドの治療停止の処置を行っている真っ最中だというのに、クリスティーナとアレックスは患者を前に廊下で言い争う始末。そして、この事態を収拾したのはジャクソンでした。彼は毅然とした態度でオペ室の割り振りをし、早くもリーダーシップを発揮! こうして、ドミノ移植は無事終了するのでした。
リチャードは、経験不足のジャクソンに経営の責任者をさせるのは荷が重すぎると心配していましたが、どうやら、息子の力量を信じるキャサリンの見る目が正しかったよう。ジャクソンには、秘めたる統率力が! 今後は、新しい“ボス”であるジャクソンの成長ぶりも大きな見どころになりそうです。

 

●「グレイ+スローン記念病院」が誕生!
さて、オーウェンが辞職すると言い出したきっかけを作ったデレク。「オーウェンを許せないでいるのには、オーウェンとは関係のない理由があるはず」とクリスティーナに言われると、自らオーウェンに会いに行きます。そして、「自分を責めるな」と話した上で、ずっと心に引っかかっているのはマークの死だと打ち明けます。なるほど、デレクはマークの死の無念さの矛先をオーウェンに向けていたのです。デレクの真意が伝わり、オーウェンも納得した様子。

 

一方、ジャクソンのことを心配するリチャードに食ってかかっていたキャサリンは、彼こそがジャクソンの父親代わりになってくれる存在だと気付き、リチャードに謝罪。これで、とげとげしくなっていたキャサリンとリチャードの関係も落ち着きました。

 

そして、デレク、メレディスたちは、病院の譲渡契約書にサインして正式な理事に。ジャクソンは、そんなみんなの前でオーウェンの復職や、ERの再開を発表。さらには、病院の名前を事故で命を落としたマークとレクシーにちなんで「グレイ+スローン記念病院」に変えることを提案し、一同は全員一致でこれを了承します。こうして、みんな一丸となって病院再建に取り組むことに。衝撃の墜落事故からスタートした今シーズン、ようやくみんなが前を向くかたちとなりました。これで“シアトル・グレース・マーシー・デス”の呪縛ともサヨナラでしょうか?

 

なお、今回のエピソードの監督は、ベイリー役のチャンドラ・ウィルソンでした。今回は、非常にすがすがしく病院の再出発を描いてくれたと思います。ベイリー自身の出番は少なかったですが、新たな“ボス”であるジャクソンをさりげなく後押しする場面もあり、役者としても監督としても素晴らしい仕事ぶりでした!


【トリビア:ゲスト】
シュルツ役は、映画「キラー・インサイド・ミー」「アトランティスのこころ」などに出演しているトム・バウアー。
クランプ役は、「LAW & ORDER」「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」のドナルド・クレイゲン役でおなじみのダン・フロレクを兄に持つデイヴ・フロレク。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Transplant Wasteland」 は、Arcanaの曲“Transplant Wasteland”からの引用。


【注目のセリフ】
「あいつは形成外科のフェロー。あたしより下」by クリスティーナ
 ……格下に見られている形成外科。マークがいたら何て言い返しただろう!?
「ある場所でなら私は恋人の言うことに従う。ここでは違う」by キャサリン
 ……リチャードに対してかなり強気!
「中に入ったら“坊や”はやめて」by ジャクソン
 ……“坊や”もヒドいけど、“僕ちゃん”と言い換えても同じくらいヒドい……。


【メレディスの一言】
移植を受ける患者には不安がつきまとう
臓器が見つかるかどうか気に病み
そのあとは拒絶反応を心配する
不安はなかなか消えない
解消されるのは手術のあと目が覚めて、彼だが贈り物を受け入れたと分かった時


【鑑賞MEMO】
DCD

「Donation after cardiac death」の略で、心停止後臓器提供のこと。欧米では症例が増えていますが、宗教上あるいは法律上の理由で、それが行われていない国もある模様。臓器摘出のタイミングや終末ケアなど、複雑な問題をはらんでいるのも事実のようです。


【曲情報】
♪"Miracle Mile" Cold War Kids

オープニング、5人が経営の責任者となったジャクソンについてあれこれ話をし、リチャードがジャクソンの件についてキャサリンに抗議するも、彼女からきっぱりと「私は大手財団の理事長」と突っぱねられるシーンで。
♪"Distant Shouts" Little Children
エイプリルがブラッドの両親に、ブラッドの臓器がどう使われる予定か説明し、クリスティーナがオーウェンに対する態度についてデレクを責め、ブラッドがいよいよオペ室へ運ばれていくシーンで。
♪"Go First" Rose Cousins
ブラッドが息を引き取るシーンで。
♪"Sugar on Sunday" Left Hand Smoke
ジョーとジェイソンが飲んでいる席にアレックスが乗り込み、ジョーに謝って一杯おごると持ちかけるシーンで。

2013.10.30|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

10月23日(水) #16「最後のカード」

16_2デレク、メレディスら5人の突然の辞職宣言から1週間。5人はほかの仲間たちには内緒のまま、病院買収に向けて資金調達の道を探っていた。病院では不透明な先行きに不安をおぼえた看護師や技師たちが次々と辞めていき、ベイリーまで就職面接に出かけようとしている状況。その頃、5人はスタンの一押しの投資家、クレストの会社を訪ねていたが……。一方、ヘザーはアラナと病院の理事ロバータの会話を立ち聞きし、衝撃的な事実を知ることになる。


●5人の辞職で病院は大混乱! しかも、その病院が閉鎖に!?
デレク、メレディスたち5人が突然辞職し、病院は大混乱! 何とか病院を救おうとするオーウェンは必死の努力を続けるものの、不透明な先行きに不安をおぼえた看護師や技師たちが次々に辞めていき、病院は完全に人手不足。インターンたちは疲労困憊し、頼みの綱のベイリーも転職を考えていると言わんばかりにリクルートスーツで出勤。オーウェンは、ベイリーにまで辞められたのではかなわないと、“君は病院の要”と訴えて彼女に転職を思いとどまらせます。あとは、アラナがどう交渉をまとめるか。その交渉の行方が気になって仕方がないオーウェンでしたが、ペガサス・ホライズン社が取引に応じることになったとアラナに聞かされてようやく一安心します。
ところが、“ネズミ”ことヘザーがアラナと理事のロバータの会話を立ち聞きし、ベガサス・ホライズン社が病院の資産を売却して、職員も解雇しようとしていることを知ります。さあ、これは大変! ヘザーからこのことを聞かされたベイリーは、混乱を避けるためにも他言しないよう言うのですが、動揺したヘザーはインターン仲間たちに全部ペラペラと話してしまいます。さらには、リチャードとジャクソン、アレックスもこの事実を知ることに。
一方、まだ契約の内容を知らないオーウェン。オペの場でシェーンからこの事実を聞かされ、初めてアラナの真意を知るのでした……。

 

●男の子のお腹の腫瘍を摘出するアレックス。ジョーはそんな彼を見て……
5人が突然辞職したせいで病院がメチャクチャになっている上に、メレディス、クリスティーナたちが何やらコソコソしていることにいら立つアレックス。病院では、お腹の大きな腫瘍を“フィル”という名のモンスターだと思い込む男の子ボビーを担当します。そして、無事オペを成功させると「フィルをやっつけた」とボビー本人に報告します。ジョーは、そんなアレックスの様子を見て、彼のユーモアと優しさ、さらには外科医としての腕に感服。病院が閉鎖されることになり、アレックスと一緒に働けなくなるのは寂しいと涙します。アレックス、これでますますジョーに夢中になったかも!?

 

●病院買収に向けて資金調達に奔走する5人
ファイナンシャル・アドバイザーのスタンのアドバイスの元、病院買収に向けて資金調達の道を探るデレクたち5人。スタンの一押しの投資家、クレストの会社を訪ねます。すぐにクレストにプレゼンできるかと思った5人でしたが、彼らの前に現れたのは大学生かと思うほど若い青年二人! それでも何とかこの二人の面談をパスした5人は、続いて事業開発部の重役たちの面談を受け、ようやく今夜海外出張に出かける予定のクレストとの面談にこぎ着けます。そして、病院が閉鎖の危機に陥っていることもヘザーからの連絡で知ります。何とかしてクレストからの資金提供を取り付けねばと気合いを入れる5人。多忙なクレストから与えられたわずかな時間を使って必死に病院の価値をアピールします。クレストは、そんな彼らの医師としての実績を高く評価。しかしながら、自ら病院の経営に携わりたいとする5人に経営の経験がないことを大きな不安材料に挙げてプレゼンを打ち切ります。
後がない5人は、リチャードとオーウェンに協力を求めるしかないと判断。メレディスは病院にリチャードを呼びに行き、クリスティーナもオーウェンに事情を説明に行きます。オーウェンは、病院を買い取る計画について最初から自分に相談してくれなかったことに不満を見せつつも、クリスティーナの説明には理解を示し、すぐさま理事会の席へ。取引承諾を1日待つよう直談判し、理事たちにこれを了承させます。こうして、明朝8時のペガサス・ホライズン社との契約はいったん延期に。
その頃、リチャードもクレストの会社に向かい、デレクとともに空港行きのヘリに乗り込むとクレストに対する最後の交渉にあたっていました。けれども、結果は“×”。クレストにはどうもピンとこなかったようで……。「万策尽きた」と悲嘆に暮れる一同でしたが……。

 

●病院に救世主現る! それはキャサリン!
クレストの説得に失敗した5人とオーウェン、そしてジャクソンは、翌朝リチャードとキャサリンからの呼び出しを受け、全員ホテルに集まります。何事かと思いきや、そこでキャサリンから思いも寄らぬ提案が! 何と、病院買収にあたり不足している資金をハーパー・エイヴリー財団が全額出資するというのです! リチャードとのピロートークで病院の事情を知ったキャサリン、これは大胆な決断! ただし、彼女にはある思惑がありました。それは、息子であるジャクソンを病院経営のトップに据えること。「財団の選んだ人物を病院の理事に加えるのが条件」と言われて諸手を挙げて賛成した面々は、後からキャサリンの意図を知って仰天することになるわけです。もちろん、これはリチャードにとってもジャクソンにとっても寝耳に水の話だったようで……。波乱が起こること間違いなしの展開です。

 

さて、そんな次回は、ベイリー役のチャンドラ・ウィルソンの監督エピソードです。お楽しみに!


【トリビア:ゲスト】
クレスト役は、映画「スナイパー」「ダイ・ハード」などに出演しているハート・ボックナー。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「This Is Why We Fight」は、The Decemberistsの曲“This Is Why We Fight”からの引用。


【注目のセリフ】
「もしこの船が沈んで救命胴衣がなかったら、その時はただじゃ置きませんよ。殴りかかる。あたしは小さい。パンチは下の急所に入る」by ベイリー
 ……体は小さくても、脅しの威力はかなりのもの。
「グレイは救いようのない患者をあたしに残した。窒息死させる枕も残してよ!」by ベイリー
 ……クリスティーナが辞めた今、病院の毒舌家代表はやっぱりベイリー。
「5人で金出してプライベート・プラクティスでも始めるんだ」by アレックス
 ……こんなところで「プラプラ」の名が聞けるとは!
「ママにキスして、ジャクソン。病院を買ってあげたんだから」by キャサリン
 ……病院はジャクソンのオモチャかっ!?


【メレディスの一言】
外科医は理由があって一か八か賭けてみる
リスキーで一発勝負
後には引き返せないオペに
もちろん、悲惨な結果を招く可能性はある
時には、うまくいく


【曲情報】
♪"Never Gonna Let You Go" Esthero

オープニング、アレックスの家でクリスティーナとメレディスが話しているところに、アレックスがやってくるシーンで。
♪"Salty Sweet" MS MR
病院が売却されることをヘザーがインターン仲間に話し、それがジャクソン、アレックス、リチャードにも知れるシーンで。
♪"Bones" MS MR
オーウェンが理事会に直談判に行き、デレクとリチャードがクレストと一緒にヘリに乗り込み、メレディスたちが空港に急ぐシーンで。
♪"Mountains" Kris Orlowski & Andrew Joslyn
ジョーの店で、クリスティーナがクレストに出資してもらえなかったことをオーウェンに報告し、病院の外でエイプリルとシェーンが会話し、「本当にこの病院の要」とヘザーがベイリーに言うシーンで。
♪"What I Wouldn't Do" Serena Ryder
エンディング、キャサリンとリチャードからホテルに呼び出された面々が、ハーパー・エイヴリー財団が病院買い取りのための不足資金を出資し、ジャクソンを病院の理事にすると告げられるシーンで。

2013.10.23|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

10月16日(水) #15「苦い薬」

15病院を買うというカリーの提案にメレディスとデレクは賛成するが、アリゾナやクリスティーナは反対する。一方、ベイリーは重篤な少年患者のために、ゲノム・マッピングの外注許可を申請するものの、オーウェンに財政難を理由に却下されて……。アレックスはジョーと新生児の治療に当たる。両親はたった一度の火遊びで子を授かった会社の同僚同士で、とにかくいがみ合ってばかり。そんな二人の様子を見たジョーは、職場恋愛に否定的になる。


●ジョーに産婦人科医の彼氏が!?
アレックスとジョーは、一度の火遊びによって子どもを授かった会社の同僚同士、フィンチとランガーの赤ちゃんを担当します。赤ちゃんは腸軸捻転でオペの必要がある状態。それなのに、両親はいがみ合ってばかり。子どもに対する愛情はあるものの、よっぽど相性が悪いのか(実は、相性が良いから子どもができた!?)、醜くののしり合います。そんな二人の様子を見たジョーは、職場恋愛はうまくいかないものだと痛感。けれども、アレックスから「運命の相手なら同僚でもうまくいく」とアドバイスされると、思いを寄せていた産婦人科レジデント“胸板王子”との初デートへ! これはアレックスにとって予期せぬ展開! 彼に巻き返しはなるのでしょうか!?

 

●“再ヴァージン化”をマシューに隠すエイプリル
救命士のマシューから正式なデートに誘われたエイプリル。ヴァージンを一度捨てていながら“再ヴァージン化”したことを彼にどう説明すればよいか悩み、事もあろうにそれをジャクソンに相談。一度はエイプリルとの将来を考えたジャクソンにとっては、やはり面白くない話です。いったんは冷たいジョークでエイプリルを突き放します。でも、後からそんな態度を反省したのか、正直に話せばいいとエイプリルを励まします。その言葉に勇気をもらったエイプリル、覚悟してマシューとの初デートに臨みます。デートでは、いい雰囲気の二人。結婚まで貞操を守る主義だと話すつもりだったのか、一度はヴァージンを失ったことを打ち明けるつもりだったのか、エイプリルが言葉を飲み込んだ矢先、マシューから驚きの告白が。実は、マシューもまた結婚まで貞操を守る主義だというではありませんか! これはまさに運命の出会い! でもエイプリル、結局“再ヴァージン化”の件をマシューに打ち明けることはできませんでした。エイプリル自身も自覚していましたが、確かに“再ヴァージン化”を説明するのは難しいでしょうね……。

 

●病院を買い取ってもらうために奔走するオーウェン、病院を出たがるベイリー
デレク、メレディス、カリー、アリゾナ、クリスティーナが辞めてしまったシアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院。病院のいわゆるブランド・アンバサダーとなったデレクの顔写真は院内中に貼られ、何とも奇妙なムード! しかも、誰かがそのデレクの顔写真に落書き! 実は、デレク自身がシェーンに指示してやらせたことだったと後で分かるのですが、いずれにせよシェーンの落書きのセンスはなかなかのものでした。
一方、動揺するインターンたちが自分たちの行き先を探し始めると同時に、急な体制の変更を告げられた看護師たちも大いに反発。オーウェンは大ピンチです。しかしながら、アラナから「信頼できる人から説明されれば看護師たちも納得する」と励まされると、あらためて見事なスピーチを披露し看護師たちの協力を取り付けます。
そんな中、ベイリーは重篤な少年患者を救うためゲノム・マッピングの外注許可を申請。けれども、「財政的に厳しい」とオーウェンに却下されてしまいます。患者のために最善を尽くしたいのに、もはやそれも叶わない状況に落胆したベイリーは、少年の父親に転院を勧め、自分自身も他の病院へ移ることを真剣に考え始めます。そして、このベイリーの動きが、病院を自分たちで買い取ろうというカリーの提案に大きな影響を与えることに!

 

●病院を買い取るというカリーの提案は……
ペガサス・ホライズン社に買収された病院の悲惨な実体をこの目で見てきたカリーは、あらためてデレクたちに自分たちで病院を買い取ろうと提案。メレディスはそれに賛成。売却に向けて病院のブランド・アンバサダーになったデレクは慎重な態度を示すものの、結局は賛成の意を示します。アリゾナは、ソフィアのために貯金したいと猛反対。賛成にまわったデレクのことを“自己中”と痛烈に批判します。アリゾナ、後から「言い過ぎた」とデレクに謝罪していましたが、あの場でのデレクへの言い様は本当にすさまじかったですよね……。
一方、オーウェンと過ごしていたために議論に遅れて参加することとなったクリスティーナ。オーウェンの立場を守るためには、自分たちで病院を買おうとしていることを一切彼に知られずに動く必要があると言われると、「出し抜くような真似はできない」と反対します。
その後。ベイリーが病院を辞めたがっていると知って危機感を覚えたアリゾナは、ついにカリーの提案に乗ると宣言。オーウェンが実は売却に不安を感じていると知ったクリスティーナも賛成にまわります。それなら善は急げと、さっそくファイナンシャル・アドバイザーであるスタンのアドバイスのもと不足分の資金の調達に動こうとする5人。ところが、今にも病院がペガサス・ホライズン社と買収契約を結ぼうとしていることが発覚します。何とか契約を阻止して時間を稼ぎたい5人は、契約の場に乗り込んで病院を辞めると宣言! 当然、優秀な外科医らの流出により病院の価値は暴落することとなり、買収契約は白紙となります。こうして、5人は自分たちで病院を買い取るという夢をつなぐわけですが、かわいそうなのは事情を知らないオーウェン。信じていた仲間に裏切られたと彼が感じるのは当たり前のことです。

 

5人が病院を買い取るという計画、それにともなうオーウェンとクリスティーナの関係、どうなるんでしょうか!? 次回も目が離せません!


【トリビア:ゲスト】
スタン役は、映画「オーシャンズ」シリーズで知られるエディ・ジェイミソン。
フィンチ役は「リベンジ」などにゲスト出演しているマイケル・ライリー・バーク。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Hard Bargain」は、Emmylou Harrisの曲“Hard Bargain”からの引用。


【注目のセリフ】
「訴訟するのを決めたのはあなた。それでこんな大金をもらうことになって後ろめたい、だからみんなを救って英雄になりたいの。楽になりたくて人の家族を巻き込むなんて、それこそ救いがたいほど自己中。だからやめて。あなたが良かれと思ってしたことは何もかも裏目に出てる。もうやめて」by アリゾナ
 ……ここまでストレートに言わなくても……。
「私の場合、ヴァージンを一度捨ててまたヴァージンになってる。それって理解不能だと思う。絶対誰にも理解されない」by エイプリル
 ……確かに理解が難しい。
「苦い薬」「最悪の失敗」「死のスパイラル」「有限責任会社五里霧中」by クリスティーナ、アリゾナ、メレディス、デレク
 ……ここまで最悪な社名案って……。


【メレディスの一言】
交渉は芸術だと言われる
それでも交渉する時には、戦略を立て戦術を用いる
戦略や戦術は譲歩の時に使う言葉じゃない
戦争の時の言葉


【曲情報】
♪"Synthetica" Metric

カリー主導で病院を買い取る議論がメレディスの家で行われている最中、ベッドでクリスティーナと楽しんでいたオーウェンが、病院の今後への不安を口にするシーンで。
♪"Stay" feat. Mikky Ekko Rihanna
アリゾナがカリーの計画に乗ると宣言し、シェーンがデレクの顔写真にイタズラ描きをするシェーンをとがめ、デレク、メレディス、カリー、アリゾナ、クリスティーナが、契約の場に乗り込んで辞職を宣言するシーンで。
♪"Dead In The Water" Ellie Goulding
エンディング、マシューとエイプリルがキスをし、弱気になるアラナにオーウェンがハッパをかけ、アレックスの誘いを断ってジョーが産婦人科医とのデートに向かい、オーウェンがアレックスの家にクリスティーナを訪ねている間に、デレクたち5人がスタンのもとで病院の買い取りに向けた話し合いを進めるシーンで。

2013.10.16|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

10月9日(水) #14「変化のシンボル」

14シアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院を買い取ると申し出たペガサス・ホライズン社の意向で、新しい病院のブランド・アンバサダーが選ばれることに。候補者のアレックスとジャクソンには、広報担当者がカメラ片手について回る。ERが閉鎖されて暇なエイプリルは、マシューに誘われて一緒に現場へ。途中、指令を受けて向かったひき逃げ現場で重傷の子どもを見た彼女は、すでにERが閉鎖されているのを承知の上で、病院に受け入れを要請するが……。


●ブランド・アンバサダー候補のアレックスとジャクソン、一緒にオペを執刀
破綻寸前のシアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院を買い取りたいとペガサス・ホライズン社が名乗りを上げたことで、アラナは大忙し。同社のスタッフを病院に招いて、経営改善を進めつつある病院の価値をアピール。その一環として、病院のブランド・アンバサダーが選ばれることになります。候補に挙がったのはアレックスとジャクソン。広報担当者は、カメラ片手に二人について回ります。それにともない、アレックス推しのジョー、ジャクソン推しのステファニーの応援合戦も加熱!
そんな中、アレックスとジャクソンの二人は、女性から男性への性転換手術を希望する性同一性障害のブライアン(←演じているレイチェル・ブロズナハンは、デザイナーのケイト・スペードの姪っ子さんだそうです)を担当します。恋人のジェス(彼女も性同一性障害)に支えられ、いよいよオペに臨もうというブライアン。そんな彼の前に、父親が姿を現します。実は、ジェスが良かれと思い、独断で父親にメールで連絡を入れていたのです。いきなりの話に動揺している様子の父親は、興奮してアレックスにつかみかかります。ブライアンは、考え抜いた末の決断に理解を示してくれない父親を追い返し、予定通りオペを受けることに。
その後、ブライアンのオペは無事成功。そこに父親が戻ってきます。ジェスはあらためてブライアンの思いを代弁。ショックを受けながらも息子の自分への愛を再確認した父親は、ジェスに家賃としてお金を握らせ、一人病院を後にするのでした。
そして、問題のブランド・アンバサダーの方は……、結局デレクに決定。ジョーとステファニーの応援は無駄に終わったようです。

 

●閉鎖されたERで医師たちが密かに少年のオペを決行!
ERが閉鎖されて暇になったエイプリル。救急車の中で一緒に朝食を摂っていたマシューと一緒に、ひき逃げ現場に急行します。被害者は瀕死の少年。受け入れ先の病院まで搬送している間に死んでしまうと判断したエイプリルは、ジャクソンに電話してERが閉鎖されていることを承知の上で受け入れを要請します。ジャクソンはオーウェンに許可を求めますが、そばにいたアラナがあっさりとこれを却下。けれども、少年を救いたいジャクソンは、ジョー、ステファニー、メレディスを巻き込んで、ヘルニア・クリニックへの改装工事が進んでいる旧ERで、極秘裏に患者を迎えることにします。その後クリスティーナ、アレックス、ショーン、ヘザー、さらにはデレクもやってきて、院内各所から医療器具や薬剤を調達。懸命に搬送されてきた少年の治療にあたりますが、途中、アラナがペガサス・ホライズン社の一行を連れてヘルニア・クリニックに! 危ういところで手術室に移動し、事なきを得たはずの医師たちでしたが、床に残されていた血痕からアラナにオペのことを気付かれてしまいます。
一方で、少年のオペは成功。アラナは自分に対し非協力的な医師たちへの怒りをあらわにしますが、“正しいことをした”と確信している医師たちにとっては、彼女の小言など痛くもかゆくもないといったところ。ただし、そうは言っていられないのがオーウェン。手段はともあれ、彼女が病院を救おうとしているのは事実であり、病院が破綻したのでは元も子もないというその言い分ももっともなわけで……。外科部長として、彼はまだまだ苦しい立場に置かれ続けることになりそうです。

 

●エイプリル、アレックスの恋に進展あり!?
さて、少年のオペの件でエイプリルにますます惚れ込んでしまったマシュー。その思いを率直な言葉でエイプリル本人に伝え、エイプリルもそれにキスで応えます。エイプリル、いよいよジャクソンを忘れて新たな恋にまっしぐら!?
一方、皮膚科のナースから盗んできた(!)ドーナツで少年のオペの成功を祝おうと、ジョーに誘われたアレックス。口元を粉砂糖まみれにしながらドーナツを頬張るジョーの姿を見て、ついに彼女への思いを確信してしまったようです。エンディングのナレーション、普段はメレディスが担当していますが、今回はアレックス(【アレックスの一言】参照)。「やっぱり俺は、変化が好きじゃない」というその言葉に、彼の本気度が表れているような気がしました。

 

●ペガサス・ホライズン社が買い取った病院を偵察しにいったリチャードとカリー
着々と進行しつつあるペガサス・ホライズン社による病院の買収。不安を覚えたリチャードとカリーは、同社が昨年買い取ったポートランド総合病院の偵察に向かいます。偽名で患者を装って様子をうかがおうとする二人でしたが、のっけから診察時間がわずか15分と決められていると知って愕然。その後、立ち話をしている医師たちを見つけると、リチャードは「ペガサス・ホライズン社から現場で問題は起きていないか聞き取りに派遣されてきた」と、本名を名乗って話しかけます。医師たちからは不満の声が炸裂!
後にリチャードとカリーは、ポートランド総合病院の“顔”、いわゆるブランド・アンバサダーを務めるケントン医師からも話を聞きます。そして、話を聞けば聞くほど買収後の病院のヒドさを知ることをなります。病院は経営第一、患者にとっても医師にとっても問題が多すぎ! シアトルに戻ったリチャードは、買収後の病院に勤めるくらいなら早期退職という選択もあるとカリーにほのめかします。ショックを受けたカリーは、さっそく事故の関係者を招集。オーウェンとお楽しみ中のクリスティーナを除くメンバーたちに、「病院が買収されることになった責任は自分たちにある。自分たちが病院を買い取るべき」と持ちかけるのでした。
個人的にはこういう展開になるんじゃないかと予想していたんですが、まったくその通りに。さて、メンバーたちはカリーに同意するのでしょうか!? ストーリーが大きく動き出しそうです。

【トリビア:ゲスト】
ケントン役は、「レバレッジ ~詐欺師たちの流儀」のマクスウィートン役のジェラルド・ダウニー。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「The Face of Change」は、INXSの曲“Face of Change”からの引用。


【注目のセリフ】
「人んちまで来てチューチューぺろぺろって何様!?」by ジョー
 ……ジョー、2階のクリスティーナとオーウェンに向けた雄叫びもスゴかった!
「無精ひげでビールくさい汗かいてる顔が?」by ステファニー
 ……アレックスに対するインターンの評価は両極端みたい。
「果物の名前だ。キューバ系。P L A N T A I N」by リチャード
 ……“Plantain(食用バナナ)”だなんて、妙な偽名!
「君ほど強くて恐れを知らない美しい女性は初めてだ。今日の君、すばらしかった。君はすばらしい。それで……君が好きだ。ほんと、大好きだよ」by マシュー
 ……飾らない言葉で思いをエイプリルに伝えようとするマシュー、カワイイ!


【アレックスの一言
変化とはおかしなものだ
対処できない人間もいる
気付かないうちに変わる
以前とは違う状況
世界が大きく転換する
足下の地面が動いたのに気付く
状況は不安定
だが、後戻りはできない
世界は今や別のもの
見知らぬ世界
だが、できることは何もない
どん詰まり
未来がこっちを見つめてるが、好きになれそうな未来かどうか分からない
やっぱり俺は、変化が好きじゃない


【鑑賞MEMO】
ブランド・アンバサダー

マーケティング戦略の一環で、そのブランド(今回の場合は病院)の“顔”になる人物(キャラクター)のこと。ブランドの認知度向上やイメージアップがその役割。
今回、このブランド・アンバサダーの候補に挙がったのがアレックスとジャクソンでしたが、最終的にはデレクがその座に就いた模様です。


【曲情報】
♪"Turn It Around" Lucius

オープニング、アレックスが写真撮影を行い、自宅で2階のクリスティーナとオーウェンのドタバタの音を聞きながら、ジョーと雄叫びをあげるシーンで。
♪"Spotlight" Leagues
リチャードとカリーがポートランド総合病院の医師ケントンと話をし、アレックスとジャクソンがブライアンのオペをし、メレディスたちが少年のオペをしているところにアラナが入ってくるシーンで。
♪"Song For Zula" Phosphorescent
ブライアンが気になって病院に戻ってきた父親がジェスにお金を渡して帰って行き、早期退職を視野に入れていると語るリチャードをカリーが見送るシーンで。
♪"Gun Shy" Grizzly Bear
エンディング、エイプリルがマシューにキスをし、ジャクソンとステファニーが一緒に帰り、皮膚科から盗んできたドーナツをジョーがアレックスにも振る舞い、クリスティーナを除く墜落事故関係者たちが一緒に病院を買い取るべきだとカリーに提案され、エレベーターに乗ったリチャードが、扉の全面に貼られたデレクの写真に驚くシーンで。

2013.10. 9|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

10月2日(水) #13「汚れた血」

13医療管理アドバイザー、アラナ・ケイヒルによる病院の経営改善策が実施される。翌日はERが閉鎖される予定で、すでに改装も決定済み。そんな中、チェーンソー事故で首に裂傷を負った作業員が搬送されてくる。一方、クリスティーナとリアはスケートボードで車に衝突した少年リッチを担当。彼は大動脈断裂で重篤な状態だったが、宗教上の事情により輸血を行えないことが分かり……。


●リハビリを拒む少女にアリゾナが荒治療!
器械体操選手としてオリンピックを目指していたのに、人工股関節置換オペで夢を絶たれた少女シミ。絶望してリハビリを拒み、説得にあたったアレックスやカリーに強烈なマイナスオーラを浴びせます。最後の説得役となったアリゾナは、自分の義足を見せてシミを奮い立たせようとしますが、それでも彼女はただ毒舌を返すだけ。するとアリゾナ、シミを無理矢理歩かせようと強硬手段に出ます。これが大成功。シミはようやくリハビリを始める気になります。アリゾナ、ソフィアの子育てではお尻をたたかずに見守るタイプのようですが、やるときはやる! これで、ソフィアのタイツの件でのカリーの愚痴も収まりそうです。

 

●閉鎖予定のERに急患が!アラナもオペに参加!
医療管理アドバイザーのアラナ・ケイヒルが打ち出した病院の経営改善策が、どんどん実行に移されていきます。オペ室設備の効率化、監視カメラを使った外部の医師によるチェックなどなど。そんな中、チェーンソー事故で首に裂傷を負った作業員が搬送されてきます。たまたまその場に居合わせたアラナは、破裂した作業員の頸動脈の出血を抑え、そのままオペに参加。臨床は久しぶりだったにもかかわらず、オペではてきぱきと動きます。おかげで作業員は一命をとりとめ、アラナは患者の家族から感謝されます。医療管理アドバイザーの仕事では、煙たがられることはあっても決して感謝はされないと語っていたアラナ。本来の医師としての仕事を通して大いに充実感を味わったはず。とはいえ、病院の経営改善策については、決して手綱を緩めようとしないところがさすがです。

 

●宗教上の理由から輸血ができない重症の少年は……
クリスティーナとリアは、スケートボードの最中、車に衝突した少年リッチを担当します。リッチは大動脈断裂で重篤な状態。けれども、彼が“エホバの証人”の信者であることを示すIDを持っていたため、宗教上の理由から輸血は行えず……。クリスティーナは様々な代替療法を施し、輸血を許可するようリッチの両親を説得します。けれども、両親はあくまでも輸血を拒否。リアはリッチを救いたい一心で、密かに輸血をしようとしますが、カメラでチェック中の医師ボブに見咎められます。リアの気持ちを理解しながらも、彼女を担当から外すクリスティーナ。その後、リッチは死亡してしまうのでした……。
ちなみに、日本でも2013年4月、急性硬膜下血腫で緊急入院した当時65歳のエホバの証人の信者家族が輸血を拒否、手術後に信者である患者が死亡するという事件が起きています。このケースでは亡くなった信者が成人でしたが、今回のリッチのように未成年の信者への対応については判断が難しく、医療現場でも混乱が見られるのが現状のようです。

 

なお、監視カメラのチェックを担当していた医師のボブは、「グレイズ」のシーズン4の#6「闘う女たち」でバードウォッチング好きの患者アーノルドを演じているカレン・ダグラスでした。覚醒手術の最中、パニックに陥りそうになった彼を、イジーが鳥の話をして落ち着かせたシーンが懐かしいです。

 

●効率化でオペの方法が変わる!?
リチャード&ベイリー&メレディスは、ヘルニア修復術の講習を受けます。病院の効率化の一環としてヘルニアの修復術を統一するのが目的で、講師のネスバウムは独自に開発した修復術を教え、コンテストを行います。解雇されたくないベイリーは、やる気満々でコンテストの優勝を狙いますが、一方でリチャードは、効率化によって医師の仕事が流れ作業になることを危惧。従来行っていた修復術を通そうとします。すると、感情的になったネスバウムは、「患者はどうでもいい!」と失言。受講していた医師たちの冷たい視線を一斉に浴びることに。そりゃそうですよね。医師なのに「患者はどうでもいい!」なんて、失言にもほどがあります。コンテストで張り切って優勝したベイリーも、さすがにあきれ顔。でも、「チクチクする」と言いながらしっかりコンテストの賞品のパーカーを着ているのには笑えました。

 

●ERを残す方法を模索するデレクとエイプリル
ERは翌日に閉鎖される予定。デレクとエイプリルは、ERを残す方法を模索し、各部門に経費節約を呼びかけます。けれども、反応はイマイチ。そこでデレクが各部門の医師に直談判して説得にあたり、何とか協力を取り付けます。喜び勇んでアラナとオーウェンにそれを報告しに行くデレクとエイプリル。しかしながら、アラナに節約策はムダだと一蹴されてしまいます。実は、病院はすでに身売りが決まっていて、資産価値を高めるためにER閉鎖が避けられない状況だったのです。それを知り、ガックリと肩を落とすオーウェン。

 

メレディスが胎動を感じ始めるという嬉しいニュースもありましたが、病院の状況はますます悪くなるばかり。次回は、医師たちが大きな決断を!?


【トリビア:ゲスト】
ネスバウム役は、「Weeds ~ママの秘密」のディーン役のアンディ・ミルダー。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Bad Blood」は、Bastilleの曲“Bad Blood”からの引用。


【注目のセリフ】
「おじいちゃん先生がボヤいてる。“わしの方法が一番だ。ああ、すきま風がはいってくる。毛布くれ!”」by ベイリー
 ……ここまでリチャードを老人扱いしなくても……。
「ドクター・パンツスーツは何年もオペやってないはず」by ジャクソン
 ……オペ室内にアラナ本人がいるとは気付かずに言いたい放題!
「脳天気に夢を語り、やる気満々で働く。尿バッグ交換の達人」by カリー
 ……未来を語るインターンたちを萎えさせるカリー。シミのマイナスオーラにすっかりやられちゃったみたい。
「一生そこでナメクジみたいに寝そべってたいなら好きにして。でもその態度はダメよ。毒をまき散らして周りを道連れにしないで!」by アリゾナ
……シミのマイナスオーラを蹴散らすアリゾナ、ステキ。


【メレディスの一言】
効率化を目指すなら、機能しないものを捨てるしかない
そして、何を残すかよく考える
答えが出たら、大事なものをしっかり守る


【曲情報】
♪"Shut Eye" Stealing Sheep

オープニング、設置されたカメラをメレディスとクリスティーナが凝視し、アラナが効率化についての施策を医師たちに説明するシーンで。
♪"Shine" Wild Belle
インターンたちが病院の厨房裏で話しているところにカリーが現れ、暗いセリフを吐きながらコーヒーを流すシーンで。
♪"Come By Fire" Sara Jackson-Holman
リアの目の前でエホバの証人の少年が死亡するシーンで。
♪"Town on Fire" NO
アリゾナがリハビリを拒んでいたシミを立ち上がらせ、アラナが助けた患者の家族から感謝され、リチャードとベイリーがネスバウムを無視するシーンで。
♪"In Your Arms Again" Josh Ritter
エンディング、オーウェンが閉鎖が決まったERの明かりを消してクリスティーナと病院を後にし、デレクがメレディスの胎動を手で感じるシーンで。

2013.10. 2|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

9月25日(水) #12「幻の痛み」

12賠償金の支払いによって、財政的危機に追い込まれたシアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院。経営を立て直すため、医療管理アドバイザーのアラナ・ケイヒルが招かれる。アラナはリチャードの教え子。しかし、彼女は感情に流されることなく、冷徹な目で院内の業務をチェックしていく。その頃、アリゾナはオペを途中で抜け出すほどの激しい切断した脚の痛みに悩まされていた。いわゆる幻肢痛だ。アラナは、そんなアリゾナの能力を疑うが……。


●経営立て直しのため、医療管理アドバイザーのアラナが病院へ!
多額の賠償金支払いによって財政的ピンチに見舞われたシアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院。経営立て直しのために医療管理アドバイザー、アラナ・ケイヒルが招かれます。彼女はリチャードの教え子の元外科医。どういう経緯で医療管理アドバイザーの職に就いたのかは不明ですが、とにかく彼女は感情に流されることなく、冷徹な目で院内のあらゆる業務をチェックし始めます。
このまま行けば、当然、何らかの事業なり設備なりがコストカットのあおりを受けることになるわけで、クリスティーナはアレックスのアフリカの子どもたちを診るプログラムが格好の対象と見ます。けれども、依頼されて担当したアフリカの少女が、先進国ではごく稀な心臓疾患と分かると態度を一変。稀少な症例の治療に当たる貴重なチャンスを逃したくないとばかりに、プログラムは削減対象にされるべきではないと主張します。この自分本位な調子の良さが、いかにもクリスティーナらしい。結局、プログラムは無事存続が認められます。
では、削減の対象になるのは!? 3日間、院内業務を観察したアラナは、ERの閉鎖を提案します。しかしながら、シアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院は、レベル1の外傷センター(最高水準の外傷診療施設)。いくら利益に結びついていないからといって、これを閉鎖してしまったのでは病院の根幹を失うことになります。医師たちは衝撃を受け、ありえない選択だと声をあげます。ところが、ベイリーだけは「病院を存続させて職を失わずに済むためには必要な措置かもしれない」と意見。言ってみれば、多額の賠償金を手にしたデレク、メレディスら原告団に対する批判です。賠償金を受け取った側と、おかげで失職の危機に追い込まれつつある側、双方の温度差が表面化してきました……。

 

●手のオペ後、初めてのオペに挑むデレク
オペ後の初仕事として、デレクは以前からの患者であるジミーの聴神経腫のオペを執刀することに。アラナはこのオペを見学しようとしますが、難易度の高いオペだけにデレクはこれを拒否。長時間にわたるオペに耐えて見事オペを成功させます。ここに、無事天才脳神経外科医が復活! 彼のゴッドハンドが生き返って本当に良かった!

 

●幻肢痛に見舞われるアリゾナ
脚を失ったショックから何とか立ち直りつつあるアリゾナ。脚のことを忘れようとする心に体はついていけないようで、幻肢痛や悪夢に見舞われていました。オーウェンはそんな彼女のため、さまざまな治療法を紹介して立ち直りに協力しますが、アフリカの少女の二度目のオペの最中、またしても激痛がアリゾナを襲います。しかも、タイミングの悪いことに、その様子をアラナが目撃。彼女はアリゾナの能力を疑います。しかしアリゾナは、アレックスに頼んで義足にメスを突き刺してもらい、すでに脚は失われていることをかろうじて脳に認識させ、何とかこのオペを乗り切るのでした。
それにしても、脚を失ったにもかかわらず、そのないはずの脚の痛みに悩まされるとは、想像を絶する辛さですよね。幻肢、実はそうめずらしくない症例ですが、そのメカニズムは完全には解明されておらず、治療法も確立されてはいない模様。失っていない脚や手を鏡に写して、失った脚や手が存在するかのように動かしてみるという「ミラー・セラピー」なる治療が有効だという報告もあるようです。今回は、オーウェンが提案した「バイオフィードバック」も一定の効果を示したのか、イメージから感覚や感情をコントロールすることをおぼろげに理解したアリゾナ。エンディング、カリーと一緒にビーチで過ごすところを思い描くシーンはステキでしたね。

 

●エイプリルに新たな恋!?
この日、ERを担当するインターンはステファニー。彼女がジャクソンと寝ているからか、単に指導役としての責任からか、ERを仕切るエイプリルは彼女を厳しく指導します。しかし、厳しいながらもその指導は丁寧かつ的確で、その姿が救命士のマシューの目に留まります。マシューは、不器用ながらも人柄の良さがあふれる言葉でエイプリルにアプローチ。エイプルに新しい恋が始まる予感!?

 

●妊娠中のメレディス、意を決して飛行機に乗り込む!
妊娠中のホルモンの影響で、情緒不安定になってすぐに泣き出してしまうメレディス。腹痛を訴える妊婦のブリーを担当します。そして、メレディスがベイリーとともにブリーを診た結果、彼女の痛みは陣痛ではなく肝不全が原因で、すぐにでも肝移植が必要な状態と判明。その後、運良くドナーが見つかり、メレディスとこの日の助手のシェーンは肝臓を摘出しに行きます。ところが、ここでシェーンが大失敗! ミスでその肝臓をダメにしてしまいます。シェーン、情緒不安定なメレディスに振り回されて気の毒にも見えたんですが、何かと一言多いし、うっかりミスはするし、本人にもスキがあるんですよね。そこが彼の良さでもあるんですが。
さて、幸いなことにすぐに二つ目の肝臓も見つかるのですが、今度は誰かがそれを飛行機で取りに行かなければならなくなります。墜落事故以来、飛行機に乗れなくなったメレディスは、ベイリーとシェーンに任せることに。ところが、最終的にはメレディスが自ら飛行機に乗り込むのです! すごい勇気! その後、現地で摘出した肝臓に腫瘍が見つかるというハプニングも起きますが、腫瘍は良性と判明。無事に移植手術が行われ、ブリーは命を取り留めるのでした。

 

デレクが手のオペ後、初めてのオペを成功させ、メレディスは飛行機を克服。それぞれに進歩があったこの日の夜、メレディスはデレクとささやかなお祝いをします。でも……。ベイリーからまるで自分たちのせいで病院がピンチに陥ったかのような言われ方をしたことは、二人の頭から離れないのでした……。
次回も、アラナの判断と病院の運命から目が離せそうにありません。


【トリビア:ゲスト】
アラナ役は、「ボストン・リーガル」のクレア・シムズ役や「アントラージュ★オレたちのハリウッド」のデイナ・ゴードン役で知られるコンスタンス・ジマー。
マシュー役は、「ナイトライダー ネクスト」のマイク・トレーサー役や「スイッチ ~運命のいたずら~」へのゲスト出演などで知られるジャスティン・ブルーニング。
ジミー役は、「CSI:マイアミ」でラボクルーのデイヴ・ベントンを演じていたウェス・ラムジー」。
ブリーのパートナーのハイジ役は、「NUMB3RS ナンバーズ ~天才数学者の事件ファイル」のアミタ役のナヴィ・ラワット。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Walking on a Dream」は、Empire of the Sunの曲“Walking on a Dream”からの引用。


【注目のセリフ】
「だって効率化の妖精さんが来るんだよ。これを削らないでほっとくか!?」by クリスティーナ
 ……始めはアフリカのプログラムを“ぜい肉”呼ばわりしていたクリスティーナ。後に、その擁護にまわるとは。
「これ以上一緒に仕事したら、たぶん彼のこと殺します」by メレディス
 ……シェーン、殺されかけてる~!!
「補助心臓のコード切った人間が偉そうなこと言わないで。慈悲の心で接する!」by ベイリー
 ……確かに、あの時代のメレディスたちに比べれば、今のインターンはかわいいものかも。
「先進国の医師には滅多に治療の機会がないような症例。もし、これがなくなったらあたしは貴重なチャンスを失う」by クリスティーナ
 ……つい本音をポロリ。


【メレディスの一言】
身体は時に変化に対して頑固者
元通りの身体になれるはずだと心が願う
心は願いを叶えようと闘う
あらゆる手を尽くす
心が現実を受け入れるようになるまで
失ったものは戻らないと、心が認めるまで


【鑑賞MEMO】
バイオフィードバック

通常は意識することのない生理学的な指標を、工学的な手法で対象者に知覚できるようにフィードバックすることで、体内状態を調整する技術のこと。
不整脈、気管支喘息、頭痛、てんかん、高血圧、過敏性腸症候群などの治療に活用されていますが、今回オーウェンは、これを幻肢痛に悩むアリゾナの治療に応用したという設定でした。


【曲情報】
♪"Time To Run" Lord Huron

オープニング、幻肢症候群に見舞われるアリゾナが、悪夢から目覚めるシーンで。
♪"Someone" Future of Forestry
デレクがジミーのオペをし、アリゾナがオペ中、アレックスに義足にメスを突き刺してもらうシーンで。
♪"Forever" Matt Hires
エンディング、ER閉鎖案を打ち出すアラナをベイリーが支持し、アリゾナとカリーがベッドの中でビーチにいる様子を想像し、デレクとメレディスがオペの成功と飛行機の克服をささやかに祝うシーンで。

2013.9.25|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

9月18日(水) #11「捨てられない想い出」

11メレディスは妊娠3カ月を乗り切るものの、まだクリスティーナにそれを報告できず……。そんな中、飛行機事故訴訟の略式判決が出る。病院には、45年目の結婚記念日に夫にポールダンスを披露しようとしてポールから落下したシーラとその夫が運び込まれる。シーラのケガは軽かったが、彼女の心の傷は深刻で……。一方、デレクはリハビリを兼ねてシェーンと卓球の試合をすることに。その勝敗をめぐり、アレックスとジョーは賭けをする。


●ポールダンスでケガをした患者を診るベイリー&エイプリル
45年目の結婚記念日に夫にポールダンスを披露しようとした初老のシーラ。ポールから落下して夫の上に落ち、夫もケガをして夫婦そろって病院に運ばれます。二人のケガは比較的軽かったのですが、むしろ深刻なのはシーラの心の問題。彼女はセックスレスに悩んでいたのです。だから、ポールダンスやら何やら工夫を凝らして夫の気を引こうとしていた模様。そんなシーラの真意を知らずに、ベイリーはスタンダードなセックスが一番だと力説します。実は彼女、ハネムーン中にビーチでセックスして感染症に苦しんだようなんです。お気の毒だけれど、あのベイリーの話、カリーでなくても笑っちゃいますよね。
さて、一方でジャクソンからステファニーと関係を持っていると聞かされたエイプリル。本当はジャクソンを求める気持ちが強いだけに、彼がほかの相手と寝ているとしってかなりショックを受けたよう。シーラの夫にはせっかく結婚しているのだからセックスを楽しむよう厳しく忠告します。いきなり単刀直入な物言いをされて唖然とする夫の表情は見ものでした。

 

●毛髪を食べていた患者を担当するメレディス&ヘザー
胃痛と吐き気に苦しむテイラーという若い女の子を見るメレディスとヘザー。オペをした結果、それが毛髪の塊だったことが分かります。テイラーは威圧的な母親のせいでため込んでいたストレスを、毛髪を抜いて食べ続けることで解消していたのです。このままではいけないと悟った彼女は思い切って「セラピストのところに通わせてもらう!」と母親に意見。ようやく自分の意思を伝えることができました! 偉い! 彼女に「言いたいことが言えるようにならなくちゃ」とアドバイスした際の、ちょっと成長したヘザーの姿も印象的でした。

 

●マークが引き継いだ患者のオペを成功させるジャクソン
マークが16年も診ていたというクルーゾン症候群の患者ジェームズにオペをすることになったジャクソン。アリゾナとデレクの反対を押し切り、マークが決めたプランから自分が最善と思うプランに変更してオペを成功させます。ジャクソン、マークならきっと理解を示してくれるだろうと思ったのです(ああ、“形成外科ギャング”が恋しい……)。
マークが生前、ジェームズにしたという「オペをしても完全に普通の顔にはなれない。顔以外で女を落とせ」というアドバイスもステキでしたね。その言葉に従い、性格の良さで超美人の彼女を落としたジェームズも立派でした。今回のオペの成功は、ジャクソンとマーク、二人の功績だと思います。

 

●デレクの回復は順調。賭けに買ったジョーはソファーを購入!
デレクはリハビリのためシェーン相手に卓球をすることに。わざと勝ちを譲ろうとするシェーンに「君が勝ったら減圧手術の助手に推薦する」とエサをちらつかせ、そこからは真剣勝負がスタート! それを見ていたアレックスはデレクの勝利、ジョーはシェーンの勝利に1,000ドルを賭けます。
結局、デレクはシェーンに負けてしまうのですが、おかげで手首の回復ぶりが順調であることが分かりました。オペに復帰できる日も近い!?
また、ジョーは賭けでもうけたお金で、アレックスの家にソファーを買います。まるで恋人のような行動だと戸惑うアレックス。でも、ジョーにはまったくその気はないみたい。
それにしてもアレックス、メレディスも自分と寝たがっていたと決めつけるなんて、なんて“俺様”な態度! そんなアレックスに「あなたってほんとヤな奴。ムカツク~」と言えちゃうジョーも、なかなかのものです。

 

●キャサリンを避けていたリチャードは……
アデルが死んでからキャサリンを避けてきたリチャード。懸命に自分を気遣おうとするキャサリンに「君は妻じゃない! 君には会いたくない!」とキツイ一言を浴びせます(キャサリン、かわいそうでしたよね……)。
でも、メレディスの「あなたも十分苦しんだ」という言葉に救われたリチャードは、傷心で一人食事をとるキャサリンの元に行き、自分には妻の死を悲しむ資格がないと本音をもらします。そんなリチャードに「あなたの手を握らせて」と頼むキャサリン。結局、リチャードはキャサリンの想いを受け入れました。リチャード、アデルを傷つけたと後悔しているのなら、キャサリンのことまで傷つけないようにしてほしいです。

 

●訴訟でデレクら原告団が勝利
ついに、飛行機事故訴訟の略式判決が出て病院側の過失が認められます。つまり、デレクたち原告団の勝利! メンバーは賠償金として、な、なんと! 1人1,500万ドルを受け取れることに決まります。日本円にして約15億。メレディスとデレクは夫婦合わせて30億! ひっくり返りそうな数字です。
そんな中、カリーは勝訴を祝うディナーを計画。でも、カリー以外は乗り気でなく……。仲間を失ったことで得た大金を喜べないみんなは、お祝いのディナーだなんて不謹慎だと思ったのです。でも、蓋を開けてみたらこのディナー、なかなか素晴らしい企画でした。生き残った仲間と前進できることを祝いたかった、というカリー。この思いがメレディスに前を向かせたのか、シャンパンを断った彼女は妊娠していることをついにみんなに報告! 事故のことでオーウェンを責めていたデレクも彼を許し、電話で一緒に飲もうと誘います。でも、その頃オーウェンは重要な会議のまっただ中でした。何と、デレクら原告団への賠償金を支払うことになっていた保険会社が、抜け穴を見つけてまさかの支払い拒否! 賠償金は病院が支払うことになり、このままでは破産に追い込まれる、つまり、病院が閉鎖されてしまうというのです。これは大問題!

 

さて、ちょっと話はそれますが、メレディス役のエレン・ポンピオは、先日米フォーブス誌が発表した「TV界で最も稼いだ女優」で堂々の4位にランクインしました。稼ぎ出した額はおよそ1,000万ドル!! 1人につき1,500万ドルの賠償金もスゴイけれど、1年で1,000万ドル稼ぐエレンはもっとスゴイですよねー。さすがは人気ドラマの主演女優です。


【トリビア:ゲスト】
シーラ役は、映画『アーティスト』『極秘指令 ドッグ×ドッグ』『ノーカントリー』などに出演しているベス・グラント。
シーラの夫役は、「シカゴホープ」にカカチ役で複数話出演しているボブ・バンクロフト。
テイラーの母親役は、「NIP/TUCK マイアミ整形外科医」のミーガン・オハラ役などで知られるジュリー・ワーナー。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「The End Is the Beginning Is the End」は、The Smashing Pumpkinsの曲“The End Is the Beginning Is the End”からの引用。


【注目のセリフ】
「ジャクソンはクッキーと同じ。痩せたい人はクッキーを食べないようにする。でも、そのうちクッキーを食べちゃいけないと思うあまり、頭ん中がクッキーでいっぱいになる」by クリスティーナ
 ……ジャクソン、以前にはエイプリルにもデザートにたとえられていたような。
「夫だった男とセックスするのは、そいつが夫の時にセックスするよりもずっと楽しい」by クリスティーナ
 ……オーウェンとの今の関係について、クリスティーナに分かるのはただコレだけ!
「カリーが生存者ディナーしたがってんの。むしろ不健全な気がする」by クリスティーナ
 ……ディナーそのものより“生存者ディナー”って言い方の方が不謹慎な気が……。
「まずいには手首じゃなく脚。年だから若者のフットワークに勝てない」by シェーン
 ……デレクを年寄り呼ばわりするとは、シェーンって意外にも怖いもの知らず!
「スナノミに“オチリ”をかまれてた」by ベイリー
 ……ベイリーのハネムーン&“オチリ”にそんなハプニングがあったとは!
「ちゃんと機能してます? モノは」by エイプリル
 ……ジャクソンがステファニーと関係していると知ってよっぽどショックだったのか、ものすごい直球!


【メレディスの一言】
「知らぬが仏」だと言う

腫瘍や余命について知ってしまったら、取り消せない
強くなるか、それとも崩れ落ちるか
予想はしづらい
だからヘタに悩まず、その知らせを聞くまでは楽しめばいい
そう、「知らぬが仏」だ


【鑑賞MEMO】
ヴァジャズル

クリスタルやジュエリーなどをデリケートな部分に張り付ける美容のこと。
ベイリーには信じられない行為に見えたようだけれど、長年連れ添ったご主人のために、ここまで努力するシーラってかわいらしい!

 

クルーゾン症候群
出生時、または生後まもない時点で頭蓋骨の継ぎ目が癒合し、骨により脳の発達が妨げられる先天性の疾病。
癒合した頭蓋骨を手術で分割することにより症状が改善されるとのことで、今回登場のジェームズも何度か手術を受けているという設定でした。


【曲情報】
♪"Stompa" Serena Ryder

オープニング、デレクとメレディスがベッドの中で訴訟や妊娠のことを話し、オーウェンがクリスティーナと間違ってジョーの体を触るシーンで。
♪"Disaster" Mynabirds
リハビリを兼ねてデレクがシェーンと卓球の試合をし、その勝敗でアレックスとジョーが賭けをし、カリーがデレクの手を心配するシーンで。
♪"What It's Worth" Engineers
キャサリンがリチャードの手を握り、リアがジャクソンとステファニーの関係に気付き、ヘザーに励まされた患者のテイラーが母親に言いたいことを言い、ジャクソンがステファニーとの関係をエイプリルに話すシーンで。
♪"Shine on Everything" Left Hand Smoke
エンディング、賭けに勝ったお金で買ったソファーをジョーがアレックスに見せ、ディナーの席にデレクがオーウェンを呼ぼうとするシーンで。

2013.9.18|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

9月11日(水) #10「物語のはじまり」

10ERでウェディングドレスを脱ぎ捨てたベイリーは、様子を見に病院に戻ったメレディスとともにアデルの動脈瘤のオペを執刀する。しかし、オペは困難を極め、ついに手詰まりという状況に。リチャードは、見学室からベイリーらに助言するが……。一方、愛を確かめ合ったオーウェンとクリスティーナのもとにも緊急コールが。二人は事故で病院に運び込まれたハーレー軍団の治療にあたることとなり、ジャクソン、ステファニー、エイプリル、シェーンも結婚式場から病院に戻る。


●アデルが帰らぬ人に……
ERでウェディングドレスを脱ぎ捨てたベイリー。アデルの動脈瘤をオペすることになります。緊迫した事態に、すっかり自分の結婚式のことを忘れてしまう彼女でしたが、リアに指摘されてようやくベンへの連絡を頼みます。そして、結婚式場にいたベンは、花嫁に緊急オペが入ったことをゲストに告げます。メレディスは、自分ならベイリーのオペを代われるかもと、病院に戻ることに。結局、ベイリーとともにアデルのオペに入ることになるのですが、とにかくそのオペは困難で……。一方、自分がそばにいてアデルの健康を注意してやるべきだったと悔やむリチャードは、オペで手詰まりとなっているベイリーらに見学室から助言を与えます。おかげでオペは成功。意識を取り戻したアデルは、付き添っていたリチャードを本人と認識して会話を交わします。
こうして、ベイリーはようやく自分の結婚式に戻れることに。ところが、この後、アデルは心臓発作を起こして帰らぬ人となってしまうのです……。

 

●事故を起こしたハーレー軍団を担当するクリスティーナとオーウェン
愛を確かめ合ったオーウェンとクリスティーナ。離婚の件はひとまず忘れ、互いの温もりに浸っているところに緊急コールが入ります。ハーレー軍団が走行中に次々と転倒して複数のケガ人が出たのです。オーウェンとクリスティーナは、この対応に追われることに。結婚式場にいたジャクソンとステファニー、エイプリル、シェーンも病院に戻ります。
さて、さっそく軍団の治療にあたるオーウェンたち。血気盛んな軍団の女ボス、通称“ガソリン”をはじめ、事故の原因を作ったチームの会計士のスチュアートらを診ます。途中、“ガソリン”がスチュアートに制裁を加えようとしているのではないかという不穏な空気が漂いますが、それは誤解。“ガソリン”は会計士としてチームに貢献してきた彼を、正式に仲間入りさせようとしていたことが分かります。
そして、この件を通して、ハーレー軍団の一人から「車という鉄の箱に閉じこもるのは愚か」と言われたオーウェン。自分の結婚が相手を束縛し傷つけ合うだけのものだったと悟り、ついにクリスティーナとともに離婚届にサインをします。こうして結婚というかたちを捨てた二人。互いに涙しながらの熱いキスは、二人の関係の終わりではなくスタートの証に見えました。

 

●カリーを失うことを心配し始めたアリゾナ
結婚式場に残っていたカリーは、逃げることも可能と告げた自分の発言に影響され、ベイリーが本当に結婚式をすっぽかしたのではないかとオロオロ。そんな彼女の様子を見たアリゾナは、カリー自身も自分のもとから逃げることを考えているのではと不安にかられるようになります。そこで、アリゾナはホテルに部屋を取ってカリーをセックスに誘います。でも、アリゾナはやはり自分の脚のことが気になってしまい……。結局、セックスはできずに終わるものの、カリーはそんなアリゾナを優しく受け入れます。シーズン7で起きたあの交通事故の際、自分を決して見捨てなかったアリゾナに対するカリーの思いに揺るぎはないようです。アリゾナも、ようやく自分のことだけでなく、パートナーであるカリーに目を向けられるようになったのは大きな進歩ですね。

 

●インターン&アテンディングの3ペア、それぞれにドラマが!
カリーとアリゾナ同様、結婚式場に残っていたアレックスとジョー。互いの身の上を打ち明け合い、すっかり意気投合! ジョーのウソ泣きのうまさからさらに盛り上がった二人は、ホテルで他人の部屋の鍵を手に入れて中に侵入。そこで思いっきりハメを外します。二人に部屋を乗っ取られた男性は、ジョーに物まで投げつけられるという災難な目に……。

 

一方、エイプリルがセックス目当てに自分にベタベタしていると感じていたシェーン。率直に「困る」と伝えます。エイプリルにそんなつもりはなかったのですが、自分の親切心がセクハラ行為と受け取られたことに、彼女が気まずさを感じたのも事実で……。

 

そして、結婚式の同伴相手となったのをきっかけに、互いに意識し合っていたジャクソンとステファニー。「寝る気はない」と言いながらも欲望にあらがえず、ついに車の中でキス! またインターンとアテンディングが不適切(?)な関係に……。相変わらずのシアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院ですが、今回はジョー&アレックス、シェーン&エイプリル、ジャクソン&ステファニー、それぞれのドラマが、アデルの死という深刻な出来事を含む波乱の展開の中で、楽しい息抜きをさせてくれたと思います。

 

●ベイリーの結婚式は無事終了!
アデルのオペが成功したことで、ベイリーはようやく式場に戻ることに。そこへ様子を見に来たベンが現れます。患者がアデルだったとはいえ、仕事に夢中になって自分の結婚式すら一瞬忘れてしまったベイリーは、今後も仕事に対する自分の野心が再び結婚を危機に追い込まないか不安だと、素直な気持ちをベンに訴えます。するとベンは、「野心があるのは自分も同じ」と話し、たとえ二人の時間が2カ月ごとに5分の積み重ねでも、自分と残りの人生を過ごしたいと誓えるかとベイリーに問います。ベイリーの答えはもちろんイエス。結果的に、アデルのオペが入ったことで、ベイリーは迷いなくベンの胸に飛び込むことができたのでした(それにしても、ベンって本当にステキな人だ!)。
その後、式場に戻った二人。みんなの祝福を受けながら、無事に結婚式を挙げるのでした。

 

……というわけで、今回はアデルの死、ベイリーの結婚という医師たちの大きなライフイベントが描かれました。エンディングでは、まだアデルの死を知らずにベンと幸せそうに踊るベイリーと、妻を看取った直後でありながら弟子であるベイリーのお祝いに駆け付け、何も言わずに彼女を見守るリチャードの悲しみとの対比が切なかったです。フロアで踊る新婚夫婦に自分とアデルを重ねるリチャード、その想像の映像が、とりわけ美しかっただけに……。


【トリビア:ゲスト】
ハーレー軍団の“ガソリン”役は、映画『アイアンマン3』や『ウィンターズ・ボーン』などに出演しているディル・ディッキー。
ベイリーの父ビル役で、「THE WIRE/ザ・ワイヤー」のバレル役のフランキー・フェイソンが再登場。
スチュアート役は「4400 未知からの生還者」のマルコ・ペイセラ役のリチャード・カーハン。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Things We Said Today 」は、ビートルズの曲“Things We Said Today ”からの引用。


【注目のセリフ】
「ビックリ人間ネタを聞きながら食事……」by エイプリル
 ……女性の毛包から髪の毛じゃなくて爪が生えていたというシェーンのネタ、確かに結婚式の食事には合わない……。
「この病院じゃインターンはマタタビと一緒だ。俺もケプナーと健全な師弟関係を楽しんでいたのに、今やちょっかい出されまくり」by シェーン
 ……シェーン、場違いな会話だけじゃなく、勘違いもお得意のご様子。
「必殺“ウソ泣き”。ストリート・キッドの最強兵器。ちょっとの涙で、どんなピンチだって超えられる」by ジョー
 ……ジョーが本領発揮! 見事な策士ぶり。
「チキン・ビルがローチ・クリップをはねて、彼がガソリンやハンマーを巻き込んだ」by ステファニー
 ……ハーレー軍団のロードネーム、面白すぎる!


【メレディスの一言】
今度医者の診察を受けに行ったら覚えてて
医者は自分のためにいろいろ聞くんじゃない
全部あなたの健康のため
すべて話そう
些細なことも、時に重要
それが物語を作る
急ぐことはない
じっくり時間をかけて、最初から思い起こそう


【曲情報】
♪"Speed The Collapse" Metric

オープニング、新郎のベンやゲストが式場で新婦ベイリーの登場を待つ中、当のベイリーは病院でアデルの処置に奔走するシーンで。
♪"Trojans" Atlas Genius
式場でエイプリル、アレックス、ジャクソンらが食事するシーンで。
♪"Nothing To Hide" Diego Garcia
病院に現れたベンにベイリーが思いの丈をぶつけた後、ベンへの思いは揺るぎないと確信。その後、無事結婚式を挙げるシーンで。
♪"Lightning Bolts" Iko
ジャクソンとステファニーが車の中でキスをし、オーウェンとクリスティーナが離婚届にサインするシーンで。
♪"What I Needed" Erin McCarley
式に来てくれたリチャードを見つけてベイリーが喜ぶシーンで。
♪"Kiss Me" Ed Sheeran
メレディスが、リチャードの表情からアデルが亡くなったことに気付くシーンで。
♪"My Funny Valentine" Angela McCluskey & Tryptich
エンディング、ベイリーとベンのダンスを見ながら、リチャードが二人を自分とアデルに重ねるシーンで。

2013.9.11|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

9月4日(水) #9「マリッジブルー」

09

ベンとの結婚式を控え、何とも言えない不安を抱えていら立つベイリー。式の当日、リチャードはそんな彼女をリムジンで迎えに行くが、式場に向かう途中、ERから電話が入る。アデルが吐血し、救急搬送されるというのだ。それを知ったベイリーは、リムジンを病院へ急行させる。一方、デレクの妹リジーの脚の神経は予想より短く、デレクの手に移植するためには両脚から採取する必要が出てくる。妹の負担を考えたデレクは、オペを受けないと言い出すが……。また、クリスティーナは、オーウェンが離婚したがった原因が墜落事故の訴訟にあると知る。


今回は、ベンとベイリーの結婚の件や、リジーから神経提供を受けてのデレクの再オペ、メレディスとリジーの義姉妹関係、クリスティーナとオーウェンの離婚問題、アリゾナとカリーの関係の変化、アテンディング&インターンの即席カップルの成立など、本当に話題が盛りだくさん! よく45分弱の尺に収めたものだと感心してしまうエピソードでした。

 

●リジー提供の神経を移植するオペに臨むデレク
脚の神経をデレクに提供することにしたリジー。事前の検査で、片脚の神経では短すぎると分かります。つまり、移植のためには両脚から神経を採取するしかないということ。リジーの負担を心配するデレクは、「オペは中止しろ!」と猛反対します。一方で、メレディスはリジーに「両脚から神経を採取させてほしい」「自分と話したことはデレクに口外しないでほしい」と頼みます。するとリジー、「結構図々しいのね」と一言。結婚式もせず、養子にしたゾラにも会わせず、これまで自分たちと疎遠にしてきたメレディスから、いきなりこんな要求をされたのでは、彼女が一言物申したくなるのも無理はないですよね。
さて、そんな言い方はきつくても家族思いのリジーは、自ら兄のデレクを説得。デレクも了承し、ついにリジーからデレクへの神経の移植オペが行われます。結果は大成功。ただし、これでデレクの手の機能がすべて元通りになったかどうかは、まだ分からないのですが……。

 

そして、ここからが今回の見どころの一つ。オペを終えたメレディスとリジーのやり取りです。ゾラのためにも親族付き合いをすべきだというリジーの言葉を、一度はぎこちなくさえぎったメレディスですが、強引な言動だったとリジーから謝罪されると、自分も歩み寄りの姿勢を見せます。まだクリスティーナにも話していない自身の妊娠のことを彼女に打ち明けたのです。これが、メレディスとリジーの間に絆が生まれた瞬間! 心が温かくなるシーンでした。

 

●オーウェンが離婚したいと言った理由を知るクリスティーナ
オーウェンが離婚を切り出した理由が、墜落事故の訴訟にあると知ったクリスティーナ。事故のことは口実だと思い込んでオーウェンをなじります。するとオーウェンは、自分にも事故に対する責任があると、これまで抱えてきた自責の念を告白。クリスティーナは、本当はやり直したかったのだと素直に自分の気持ちを伝えます。オーウェンはたまらなくなり、思わずクリスティーナに熱いキス! こうして、互いに愛情があると知った二人。離婚という選択を白紙に戻すのでしょうか? 次なる展開が気になります。

 

●ジョーを指導するアレックス
アレックスは胃不全麻痺の少年を担当。胃ペースメーカー留置のオペの際、ジョーに癒着の剥離を担当させます。ジョーは張り切ってオペに臨みますが、処置中、胃に穴を開けてしまうというミスを犯します。アレックスが後の処置を引き継ぎ、オペは無事終わるのですが、ジョーは被害妄想に陥り、アレックスがわざとリスクの高い処置をやらせて失敗させたのではないかと考えるように。そして、自分がクビになるのを恐れ、難しい処置をインターンに任せたアレックスが悪いとアリゾナに告げ口します。アリゾナは、「私はいきなり深いプールに突き落として“ほら泳げ!”なんて言わなかった!」とアレックスに後輩に対する指導の仕方を注意。アレックスはアレックスで、「恩を仇で返すな。アテンディングの好意を無駄にするな!」とジョーをしかり飛ばします。これにより、アレックスとジョーはちょっと気まずい雰囲気に。ところがこの二人、何の因果かベイリーの結婚式に同伴することになるわけで。この二人の間には、何か引かれ合うものがあるように思うのは気のせいでしょうか?

 

●ベイリーの結婚式直前、アデルが救急搬送!
ベイリーとベン、二人の結婚式がいよいよ執り行われることに。前回の結婚に失敗しているせいか、不安をぬぐいきれないベイリーはイライラして周りに当たり散らします。カリーはそんな彼女に、「結婚に迷いがあるなら式をすっぽかせばいい」と悪い冗談を言います。
そして、式の当日。リチャードはいら立つベイリーをなだめ、リムジンを手配して彼女を迎えに行きます(何て粋な計らい!)。 ベイリーも落ち着きを取り戻して式場へ向かおうとするのですが、その途中でリチャードに電話が。何とアデルが吐血して病院に搬送されるというERからの連絡でした。それを知ったベイリーは、すぐにリムジンを病院に向かわせます。そして、激しく吐血するアデルの姿を見て動揺するリチャードを今度はベイリーがなだめ、自らウェディングドレスを脱いでアデルの治療にあたります。

 

その頃、結婚式場にはすでにゲストたちも集まっていました。結婚式のムードに流されてジャクソンとヨリを戻してしまうのではと不安だったエイプリルは、それぞれ同伴者を連れていこうとジャクソンに提案。その流れで、ジャクソンはステファニー、エイプリルはシェーンと式場へ。ジャクソンと行く予定にしていたアレックスは、ステファニーが調達した同伴者ジョーと席を並べています(気まずそう……)。
一方、カリー、メレディスとともにベイリーからブライズメイドに指名されたアリゾナ。義足のせいでハイヒールが履けないからと式を欠席しようとしていたものの、「もう愚痴るのはやめなきゃ。5カ月セックスしてないのもその脚が原因。もうたくさん!」というカリーの心の叫びにハッとしたのか、ぺたんこ靴を履いて式場の控え室に詰めていました。もちろん、カリー、メレディスも一緒です。でも、待てど暮らせど花嫁は来ない。カリーは、「式をすっぽかせばいい」という自分の冗談をベイリーが真に受けたのかもしれないと思い始め、ベイリーが結婚に不安がっていたことも含め、それをアリゾナとメレディスに話します。ところが、それをベンが聞いてしまい……。

 

……というわけで今回はここまで。アデルの安否は!? ベイリーとベンの結婚式の顛末は!? 気になる要素が山積みです。


【トリビア:ゲスト】
デレクの妹のリジー役で、ネーヴ・キャンベルが再登場。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Run, Baby, Run」は、Sheryl Crowの曲“Run, Baby, Run”からの引用。


【注目のセリフ】
「あたしの患者をインターンが診てるって考えたら、満喫するどころじゃない。マイタイがとんでもない味になる」by ベイリー
 ……結婚前にナーバスになるのは分かるけど、ピリピリしすぎ!?
「今はラブラブでしょうけど、結婚したら? 彼が床にこぼしたオシッコ拭くのよ。それに寝るときはベッドの真ん中に非武装地帯があってはみ出せない」by カリー
 ……冗談キツすぎ……。
「つべこべ言わない! あたしも我慢していくんだから、あんたも行くの!」by ベイリー
 ……いくらマリッジブルーとはいえこれはちょっと……。ベンには聞かせられないセリフ。
「でもあなたはそのままでキレイ。あなたの横に並んだら誰でも自己嫌悪に陥る。そうならないようにぺたんこ靴履くのがマナー」by カリー
 ……ウィットに富んでいて重くないアリゾナへの慰めの言葉。カリーのセンスはスゴイ!
「言い方を変える。あたしはやり直したいと思ってた」by クリスティーナ
 ……めずらしく素直に自分の言葉を口にしたクリスティーナ。これでオーウェンとの関係は急展開!?


【メレディスの一言】
不安か興奮か、体は区別を付けられない
パニックか、疑念か、始まりか、終わりか
人は体から警告を受けるだけ
それを無視することもある、理性が勝ったときは
でも、体に耳を澄ませることもある
時には直感に頼った方がいい
逃げろと体が言っていれば、逃げる


【曲情報】
♪"Jingle Bells" Sugar and The Hi Lows

オープニング、結婚式を控えたベイリーが、自分の患者をエイプリルに引き継ぐシーンで。
♪"Silver Bells (Dance of the Sugar Plum Fairy) " Tal & Acacia
結婚にひるむベイリーをカリーがからかい、アレックスに剥離を任されたジョーが練習に励み、カフェテリアでメレディス、クリスティーナ、エイプリルが会話するシーンで。
♪"Lost in My Bedroom" Sky Ferreira
アレックス、ジャクソン、メレディス、エイプリルやインターンたちが、ベイリーの結婚式に出るため着替えるシーンで。
♪"Fail for You" Luke Sital-Singh
リチャードがベイリーを車で迎えに行き、アレックスとジョーが互いに結婚式の同伴者であることを初めて知り、やり直したかったと打ち明けるクリスティーナにオーウェンがキスするシーンで。
♪"Sweetest Sound" Gabe Simon
エンディング、「迷いがあるなら逃げろ」とベイリーに言ったこと、ベイリーが不安がっていたことをカリーがアリゾナとメレディスに話すのをベンが聞いてしまい、ベイリーがアデルの治療に奔走するシーンで。

2013.9. 4|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

8月28日(水) #8「未来の私たち」

08厳しい指導の毎日に、心身ともに疲労するインターンたち。この日、クリスティーナの下についたステファニーとリアは、それぞれ心臓移植待ちの男の子と女の子の赤ちゃんを担当。互いにライバル心をむき出しにする。ジョーはアレックスのもとで15歳の母親が産んだ肺形成不全の赤ちゃんを担当。シェーンはエイプリルの助手となり、外科外来でイボとおできの処置を集中して行う。一方、ヘザーはメレディスとERを担当するもののろくな仕事をさせてもらえず、雑用ばかり押しつけられる。


今回は、新入りのインターンたちにスポットが当てられました。インターンの未熟ながらもやる気に満ちた初々しさ、そして、すっかり立派なアテンディングに成長したメレディスたちの頼もしさが印象に残るエピソードです。

 

●ライバル心むき出しのステファニーとリア
クリスティーナについたステファニーとリア。それぞれ心臓移植待ちの男の子リースと女の子サマンサを担当します。リースは父親のノアが、サマンサは母親のローラがそれぞれ一人親で育てており、移植の待機リストの順位はサマンサが上。リースは、いったん退院できるくらいに病状が回復していました。そして、互いに心臓に疾患を持つ子どもの親同士、ローラとノアは互いに励まし合い、支え合っていました。
ところが、リースの容体が悪化。待機リストの順位が繰り上がり、やっと見つかったドナー心臓は、サマンサでなくリースに移植されることになります。結局、サマンサを担当していたリアはオペに入れなくなり、ステファニーに対して嫉妬心をむき出しに。
その後、ステファニーとリアは、ペースメーカーの不具合のせいで、逆さ吊りになっていないと心停止してしまう女性を担当。彼女の再手術の準備で競い合ううち、患者の命を奪いかねないミスを犯してしまいます。二人はクリスティーナの助手から外され、オーウェンからオペ室立ち入り禁止を命じられ……。
一方、移植順位の変更で気まずくなっていたノアとローラは、わだかまりを解いて再び励まし合うように。その様子を見たステファニーは、無意味な争いの不毛さを知るのでした。
それにしても、ステファニーはやはりクリスティーナのお気に入りなんでしょうか? リアは以前アレックスに遊ばれてオロオロしていたところを見ると、弱い一面も持っているのでしょうが、今回は狡猾なところばかりが目立ってしまいました。ちょっと損な役回りだったかもしれませんね。

 

●“プリンセス”ことジョーの意外な過去
15歳のキミーという少女から産まれた肺形成不全の赤ちゃんを診るジョー。何とか挿管してその場をしのぎ、アレックスと一緒にその後の治療も担当します。アイビーリーグ出身でお嬢様のような雰囲気の彼女は、アレックスから“プリンセス”という皮肉をこめたあだ名で呼ばれながらも、懸命に赤ちゃんの回復を見守るのですが、その後、キミーとその母親が赤ちゃんを置き去りにして病院を去ろうとしている場面に遭遇。思わず二人に食ってかかり、それをアレックスにたしなめられます。実はジョー、生後2週間で母親に捨てられ、車で生活をしながら必死で勉学に励んだ苦労人だったのです。その身の上を聞かされたアレックスは、ジョーが自分と似たような境遇だったことを知り、彼女に対する見方を変えたに違いありません。

 

●エイプリルに学ぶシェーン
シェーンはエイプリルの助手を担当。ほかのアテンディングに比べて当たりの優しいエイプリルの下なら楽勝だと、余裕をかまして外科外来に行くのですが、折しもこの日は出来物の切除をまとめて行う“イボ・おできデー”。シェーンは病変の気持ち悪さに、つい患者の前で不適切な発言をしてしまいます。エイプリルは、自分の身に置き換えて患者の不安を取り除くべきだとシェーンを厳しく叱責。エイプリルを侮っていたシェーンからしてみれば、「え!?話が違う!」といったところでしょうか。
一方、デレクの神経移植手術を控え、オペで助手を務めるインターンの選考会が開かれます。よりにもよって患者が名脳神経外科医のデレクということで、ほかのインターンたちは緊張しながら模擬診察に臨みますが、ここでシェーンには“エイプリル”という神が降臨! デレクのことを一人の患者として扱ったのを認められ、見事助手の座をゲットします。
その後、エイプリルに素直に礼を言うシェーン、その言葉に満足するエイプリル、二人のシーンはなかなかすがすがしかったです。この二人の師弟関係は、今後も見てみたいですね。

 

●メレディスの使いっ走りとして苦労するヘザー
メレディスの下でERを担当するヘザー。誤って猟銃で撃たれた“ビッグフット”のような男性が担ぎ込まれても治療は手伝わせてもらえず、メレディスの雑用に明け暮れます。この雑用、実はデレクに移植する神経のドナー探し。つまり、デレクの四姉妹に片っ端から連絡して、ドナーになってもらえないか確認するというものでした。途中で、メレディスが自分の姉妹たちに連絡させていると知ったデレクは、家族を巻き込むのを嫌がって「4人に電話して話を撤回しろ!」と反発しますが、メレディスは「撤回しなくていい」と一言。おかげでヘザーは、完全に板挟み状態。一筋縄ではいかない四姉妹との電話のやり取りに加え、たまたま知ってしまったメレディスの妊娠についても「絶対口外するな」と言い渡されて疲労困憊。もうたくさん!とキレかけたところに、何とデレクの妹リジーが姿を現します! どうやら、彼女は自分の神経をデレクに提供しようと決めたようです。

 

……というわけで、インターンたちが主役となった今回のエピソード。ボロ雑巾のようにこき使われながらも、外科医を夢見て希望を抱くインターンたち。彼らの姿に以前のメレディスたちを見た方もいたのではないでしょうか。そして、彼らの未熟さが、アテンディングになったメレディスたちの成長ぶりを浮き彫りにしました。さらに、今回のエピソードのおかげでインターンたち、それぞれの個性も見えてきた気がします。お嬢様風だけれど苦労人のジョー、子どもっぽいところが目立つけれど素直でやる気満々のシェーン、優秀でかつてのクリスティーナを彷彿とさせるステファニー、どこか浮き世離れした天然キャラのヘザー、勝ち気で負けず嫌いなリア(それにしても、なぜ今回のインターンは女性が多いのか!?)。なお、そんなインターンたちのキャラクター紹介は、公式サイトでも公開中ですのでぜひチェックを。

 

そして! 忘れてはいけないのが、エンディングで登場したデレクの妹リジー!
これまで登場したデレクの姉妹は、姉のナンシー、妹のアメリアに次いで3人目ということになります。次回は、彼女とデレク、さらには彼女とメレディスとの絡みが楽しみです。


【トリビア:ゲスト】
デレクの妹のリズ役は、は映画「スクリーム」シリーズでおなじみのネーヴ・キャンベル。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Love Turns You Upside Down」は、Edwin Mosesの曲“Love Turns You Upside Down”からの引用。


【注目のセリフ】
「今日は“イボ・おでき”デー」by エイプリル
 ……こんな特別な日があったなんて、今まで知らなかった!
「でも、ほんとキモい。まるでハンカチを取り出す手品みたい」by シェーン
 ……シェーンとおでき、忘れられない組み合わせになりそう。
「彼女も盗んだ。赤ちゃんの心臓を。あなたたち気が合うわけだ」by リア
 ……うわー、かなりの毒舌!
「先生のおかげで今日はまるでオオカミのエサにされた気分」by ヘザー
 ……“メデューサ”に加え怒れるシェパード女たちを相手にしていたんじゃ、こう言いたくなって当然かも。しかしこの後、本物の“オオカミ”が登場するとは!
「かつてインターンだったなんてウソみたい」by ジョー
 ……今回のエピソードの締めにふさわしい一言。シーズン1のメレディスたちが懐かしい!


【メレディスの一言】
ハープの音色も、小鳥のさえずりも、空から舞うバラの花びらも必要ない
確かにロマンのかけらすらない日だってある
でも、ふと見回すと目を見張ることばかり
だから一瞬立ち止まり、美しさに見とれ、魔法を感じ取り、酔いしれる
永遠には続かないから
ロマンは色あせ、色んなことが起きて、人は変わっていく
愛が死んでしまう
でも、今日はまだ平気


【鑑賞MEMO】
ビッグフット

ロッキー山脈一帯で目撃談のあるUMA(未確認動物)のこと。
今回、メレディスが担当した患者は、迷彩服の一種のギリースーツを着ていたこともあり、見た目はまさに“ビックフット”!

 

ECMO(エクモ)
Extracorporeal membrane oxygenationの略。重症呼吸不全に対して一時的に呼吸補助を行うための体外式膜型人工肺装置。


【曲情報】
♪"Something All Our Own" Broadheds

患者のおできを見たシェーンが思わず吐きそうになった後、搬入口でインターン仲間と会話するシーンで。
♪"Knock You Out" Tiesto ft Emily Haines
リースの心臓移植のオペをしたクリスティーナが、ステファニーとともにその結果をリースの父ノアに報告し、アレックスとジョーが会話し、逆さ吊りの急患が病院にやって来るシーンで。
♪"Nothing That I Care About" Broadheds
再手術の準備でステファニーとリアが競い合い、ミスを犯すシーンで。
♪"Santa Fe" Beirut
エンディング、ヘザーがメレディスとデレクにキレかけ、そこにリジーが姿を現し、勤務を終えたインターンたちがアテンディングたちをあこがれのまなざしで見つめるシーンで。

2013.8.28|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

8月21日(水) #7「愛を求めて」

07生理が遅れていることに気付いたエイプリル。妊娠しているのではとうろたえて、ジャクソンに相談。密かに血液検査をする。オーウェンは訴訟に備えて弁護士らと面談。間接的ではあるものの、事故原因が自分にあると知りクビを覚悟する。一方、アリゾナはついに職場復帰し、カリーは陰ながら彼女をサポート。長年肝移植を待っていたベイリーの患者のグラハムは、肝移植と心臓弁膜症のオペを同時に受けることになるが……。


●エイプリルが妊娠!?
生理が遅れていることに気付いたエイプリルは、妊娠を疑って動揺! ジャクソンはエイプリルをなだめ、妊娠していたら結婚しようと提案します。何という潔さ!
でも、血液検査の結果は陰性。エイプリルは思わず大喜びしますが、ジャクソンは曇った表情……。意を決して結婚して二人で子育てしようとまで言ったのに、「これで結婚しなくて済む。神様ありがとう!」なんてエイプリルに言われちゃ傷つきますよね。今回のエイプリルは、さすがに無神経過ぎました。ジャクソンに「これを機に体だけの関係を解消しよう」と言われてしまっても当然。ただ、このままこの二人の関係が壊れてしまうのは、ちょっと残念な気も……。

 

●訴訟の裏側を知ったオーウェン。彼女と復縁したいクリスティーナは?
訴訟に備えて弁護士らと面談したオーウェン。事故原因が間接的ながら自分にあると知りクビを覚悟するのですが、どういうわけか理事会はやけに同情的。不審に思ったオーウェンはリチャードに相談。そして、妻であるクリスティーナが原告団の一人であるがために生じる利害の対立を理由に、病院側が訴えを取り下げさせようとしていることに気付きます。
一方、口は悪くてもインターンたちの面倒見がいいクリスティーナ。ベイリーから「変わったわね」と言われ、だとすればオーウェンとやり直せるかもしれないと考えるように。最終的には、オーウェンを呼び出して復縁したいと告げようとするのですが、オーウェンはクリスティーナが言葉を発する前に「離婚した方がいい」と切り出します。それが自分の望みだ、と。訴訟でクリスティーナが不利にならないようにするためには彼女と離婚するしかないとオーウェンは考えたわけですが、もちろんその真意がクリスティーナに伝わっているはずもなく……。訴訟のせいで、二人の関係はますますややこしくなってしまった!?

 

●アリゾナが職場復帰!
ついにアリゾナが職場復帰!カリーは、復帰したばかりの彼女が傷つかないよう陰ながらサポートします。そんな中、病院には落馬事故に遭った少年が運ばれてきます。アリゾナは職場復帰1日目にして、この少年のオペを見事やり遂げますが、オペ後に転んで倒れてしまいます。一緒にオペ室にいたアレックスは焦り、ほかのみんなをオペ室から追い出しアリゾナをケア。ところがアリゾナは心配するアレックスをよそに大笑いし始めます。自分の脚のことも忘れて以前と変わらずオペできたことが、彼女にとって何よりも嬉しかったのです。見ているこちらもつい笑顔になる、そんなシーンでした。

 

●デレクに治療を促すメレディス。実は彼女が妊娠!
メレディスは、女性のお尻を触って張り倒されたヴィンセントという男性の治療に当たります。ヴィンセントはここ数年同様の行為を繰り返しており、メレディスも何度か彼にお尻を触られるのですが、メレディスはその触り方や態度から前頭葉に腫瘍があると見抜きます。その腫瘍はデレクならオペできそうですが、ほかの脳外科医にとっては難易度が高く……。メレディスは手の神経修復に消極的なデレクに、患者のために治療すべきだと訴えます。そして、彼女の言葉に心を動かされたデレクは、カリーと協力して治療法を探ることに。これで、アリゾナの復帰に続きデレクも完全復活!となればいいのですが。

 

さて、メレディスとデレクにはビッグニュースも!実はメレディス、妊娠していたのです!エイプリルの妊娠騒動に刺激を受けた彼女は、帰宅したデレクにこれを報告。そして、このまま無事に出産できるか心配するメレディスを、デレクは愛情たっぷりに励まします。
“攻撃的な子宮”の持ち主だったはずの彼女ですが、ここへきてまさかの妊娠。諦めた頃に子宝を授かるという話はよく聞きますが、メレディスもそんなパターンだったようです。前シーズンの不妊騒動は何だったのか!?という展開ではありますが、彼女の妊娠は喜ばしいこと。大いに応援したいです。

 

●ベイリーの患者の悲しい運命
長年肝移植を待っていたベイリーの患者グラハム。肝移植と心臓弁膜症のオペを同時に受けることになり、ベイリーは万全を期してオペに臨みます。けれども、グラハムは理想的だったはずの肝臓に拒絶反応を示し、結局、余命1週間を宣告されてしまいます。それでもグラハムは嘆くことなく、長年かけて巡り合った運命の相手ハンクと残された時間を価値あるものにすると誓うのでした。

 

なお、今回のエピソードの監督は、「ER 緊急救命室」のケリー・ウィーバー役で知られ、同番組や「ザ・ホワイトハウス」「ブラザー&シスターズ」などでも複数のエピソードを監督しているローラ・イネス! 「ER 緊急救命室」ではレズビアンの役柄を演じ、同性愛者から多くの支持を集めている彼女らしく、余命宣告を受けたグラハムと、そんな彼を愛してやまないハンクとのやり取りは、インターンのシェーンでなくても泣きたくなる、そんな感動的なシーンに仕上がっていましたよね。彼女にはまたぜひ「グレイズ」でメガホンをとってもらいたいです。


【トリビア:ゲスト】
ハンク役は「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」のデヴァロス検事役でおなじみのミゲル・サンドヴァル。
理事会の新メンバーのロバータ役は、「NIP/TUCK ハリウッド整形外科医」のリズ役のロマ・マフィア。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「I Was Made for Lovin' You」は、Kissの曲“I Was Made for Lovin' You”からの引用。


【注目のセリフ】
「ウケる。そうだよね、30年修道女やってて飢えてるもんね」by クリスティーナ
 ……ジャクソンがどこにいるか捜しているだけでここまで言われてしまうエイプリルって……。
「それって、私は閉じないってこと?」by ステファニー
 ……患者のことより自分がオペで手を動かせるか気にするあたり、以前のクリスティーナみたい。
「ちょっと“泣き虫”、今回はいいけどもうああいうのやめよう。気持ち悪いから」by クリスティーナ
 ……患者の前で涙してしまったシェーン。彼をけなすクリスティーナだけれど、愛情も感じるセリフ。確かにクリスティーナ、成長した!
「極寒のツンドラ地獄で何があったか知らないけど、どうやらあんた、変わったわね」by ベイリー
 ……トーマスの存在が、クリスティーナに大きな影響を与えたのは確か。


【メレディスの一言】
信じていいかもしれない、運命というものを
信じない手はない、そう、人生にはロマンスがある方がいい
運命を引き寄せるのは自分かもしれない
結ばれていると信じて手を伸ばす
少なくともそれで確かめられる
本当に運命なのか、違うのか


【曲情報】
♪"1957" Milo Greene

オープニング、朝のミーティングでオーウェンがスピーチするシーンで。
♪"Let You Go" Katie Herzig
グラハムがハンクに覚悟を告げるシーンで。
♪"Mexico" The Soft Pack
インターンやアレックス、ジャクソンがバーで飲むシーンで。
♪"Signal In The Sky" Matt Hires
エンディング、アリゾナがソフィアと遊んでいるところにカリーが帰宅し、メレディスが妊娠していることをデレクに告げ、オーウェンが離婚した方がいいとクリスティーナに言うシーンで。

2013.8.21|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

8月14日(水) #6「魔女の流儀」

06シアトル・グレース・マーシー・ウェストに戻ってきたクリスティーナ。メレディス以上に冷徹な振る舞いで、インターンたちから恐れられる。そんな彼女に冷たく接するオーウェンは、「心臓外科の新任チーフのラッセルがクリスティーナを雇うよう働きかけた」と言うが…。一方、義足での歩行訓練を始めたもののアパートから外に出ようとしないアリゾナのために、ベイリーは一計を案じる。病院では、医師たち側の弁護士と墜落事故の被害に遭った医師たちの間で、裁判についてのミーティングが開かれる。


●クリスティーナがシアトル・グレース・マーシー・ウェストに復帰!
トーマスの死でミネソタにいる意味を失い、シアトルに戻ってきたクリスティーナ。結局、心臓外科の新任チーフ、ラッセルの下で、心臓外科のフェローとしてシアトル・グレース・マーシー・ウェストに復帰! メレディス以上に冷徹な態度で、インターンたちの名前を覚えようともせず、シェーンのことを“おとぼけ”、ヘザーのことを“ねずみ”と呼ぶなど、威圧的な態度でインターンたちから恐れられます。
一方、そんな彼女を受け入れたオーウェン。ラッセルがクリスティーナの再雇用を強く働きかけたと話し、冷たく事務的な態度で接します。
そんな中、ラッセルがオペした患者の容体が急変。クリスティーナは開胸し、インターンにオペを手伝わせて的確な指導を行います。ここにまた、クリスティーナの成長を感じましたね。口は悪くても、しっかりインターンたちを育てようとしている。立派なフェローです。クリスティーナを嫌っていたシェーンとヘザーもご満悦。ところが、ラッセルに相談もなくクリスティーナが開胸術を行ったと知ったオーウェンは憤慨。このままではクビになるぞと脅し、この一件をラッセルに報告します。ラッセルも腹を立てるかと思いましたが、むしろ良い仕事だったとクリスティーナを褒めると、「なぜ先生が彼女を推したのかよく分かった」と一言。そう、クリスティーナが病院に戻れるように動いたのは、ほかでもないオーウェンだったのです。彼の真意を知って、ハッとするクリスティーナ。でも、彼女とオーウェンの関係は微妙なままで……。もう取り返しがつかないの!?

 

●リチャードと母の件、そしてエイプリルの件で悩むジャクソン
ジャクソンのもとにリチャードからキャサリン宛てのメールが間違って送られてきます。プンプンしながらも、そのメールをちゃんと母親に転送してあげるジャクソン。その後、ジャクソンはリチャードに文句を言い、リチャードも今後は気を付けると答えるのですが、今度はキャサリンが間違えてジャクソンに返信!「いい加減にしてくれ!」と怒るジャクソンでしたが、そんな彼に対しリチャードは、「普通なら間違った相手に返信するか削除するメールをわざわざ転送するとは、実は母親が幸せそうにしているのが嬉しいのでは?」と指摘。リチャード、さすが鋭い!
一方で、ジャクソンはエイプリルの件でも悩まされていました。なぜなら、彼女がいつも自分とのセックスを悪いことのように言うから。結局、ジャクソンは「ただのセックスフレンドとは思っていない、自分にも感情がありエイプリルを想っていると気付いた」とエイプリル本人に伝えます。思いも寄らぬジャクソンの告白にエイプリルは自分の態度を反省しますが……。
ジャクソンとエイプリル、二人の関係の行く末にも注目ですね。

 

●インターンのジョー、ホームレスの嘔吐と格闘!
インターンのジョーは嘔吐しまくるホームレスの男、通称“サンタ”を担当。苦しむ彼のために嘔吐の原因を探ろうとしますが、薬が欲しいだけだから追い返せとオーウェンに言われてしまいます。しかも、アレックスには会うたびに嘔吐物で汚れた服を着ていることでなじられるし、踏んだり蹴ったり。でも、ジョーは諦めずに奮闘。その甲斐があり、アレックスがふとしたことからついに嘔吐の原因を突き止めます。もちろん、長い間苦しみ続けてきた“サンタ”は感激し、アレックスにお礼を言います。するとアレックスは「礼は彼女(ジョー)に」と一言。ジョーにも、アレックスの優秀さと優しさが伝わったようです。

 

●ベイリーがアリゾナを病院に誘導!
義足での歩行訓練を始めたものの、アパートから外へ出ようとしないアリゾナ。それを聞いたベイリーは、喉の痛みが続く少女についてアリゾナに意見を求め、「インターンにカルテを届けさせる」「インターンがドアの外にカルテを置いてきた」と立て続けに嘘をつきます。カルテを見なければ判断がつかないと業を煮やしたアリゾナは、何と自ら病院へ! ベイリーの誘導作戦、大成功です!これでアリゾナの職場復帰の道筋がようやく見えてきました。
なお、今回のエピソードの監督は、ベイリーを演じるチャンドラ・ウィルソンでした。彼女の監督エピソードは今回で7話目。今シーズンは第17話でも彼女がメガホンをとっています。オーウェン役のケヴィン・マクキッド同様、彼女も監督として着実に進化していますね。今回はベイリーとしても、監督としても大活躍でした。

 

●墜落事故に関する裁判に新展開!
病院では墜落事故の被害に遭った医師と弁護士のミーティングが開かれ、弁護士から医師たちに対する被害状況の聞き取りが行われます。少しでも多額の補償金を勝ち取るため、弁護士はデレクのオペを執刀したカリーに、「オペの失敗によってデレクは二度と執刀できなくなった」と証言するよ要求。カリーも渋々とそれに応じますが、当然デレクはこのカリーの言葉に傷つきます。でも、カリー自身も苦しんでいたのです。自分がカリスマ脳外科医の手をダメにしてしまったのではないか、と。思わず、「本当は執刀したくなかった」とデレクに言ってしまうカリー……。
けれども、病院まで自力でやってきたアリゾナの姿を見たカリーは前言撤回。様々な新しい治療を時間をかけて試せば、再びオペができるまでに回復するはずだから諦めるべきではないと涙ながらにデレクに訴えます。
こうして、弁護士による聞き取りは一通り終了。次はいよいよ訴状の提出という段階に。メレディスたちは、一緒に遭難して下半身不随になったパイロットは追及の対象から除外するよう求めます。弁護士はこれにあっさりとOKするわけですが、なぜかというと、訴える矛先を変える戦略が用意されていたのです。医師たちを事故機に乗せた病院側を訴えるという戦略が。もしこのまま裁判が行われ、医師たちが勝訴すれば、多額の賠償金をシアトル・グレース・マーシー・ウェストが支払うことになります。となれば、外科部長であるオーウェンの立場は!? 一同はショックを覚えますが、この事実をまだオーウェンは知らないのでした……。

 

……というわけで、今回のエピソードにはたくさんの救いがありました。オーウェンがクリスティーナの復帰を後押ししたり、クリスティーナがインターンをちゃんと指導してみせたり、アリゾナが病院に足を運んだり、ジョーが“サンタ”の嘔吐の原因を必死で突き止めたり、そんなジョーをアレックスが助けたり。
メレディスの家をアレックスが買い取るという展開もありました。インターンと寝てばかりいないで大人にならなければと思い立ったアレックス。メレディスをはじめとするみんなの思い出が詰まったあの家を、その思い出ごと買い取りました。そして、同居を申し出るクリスティーナを受け入れました。ここ最近、メレディスとクリスティーナの成長ぶりが目立ちましたが、今回はアレックスの成長ぶりもクローズアップされましたね。これも今回のエピソードの大きな救いでした。

 

でも、救いっぱなしでは終わらせてくれないのがこのドラマ。一転して、墜落事故の裁判では、病院側が訴えられるという展開に。ああ、どうなってしまうのでしょう!?


【トリビア:ゲスト】
ラッセル役は、「THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル」にヒックス役でゲスト出演しているドミニク・ホフマン。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Second Opinion」は、Murder By Deathの曲“Second Opinion”からの引用。


【注目のセリフ】
「会えて嬉しかったのは4秒だけ」by エイプリル
 ……クリスティーナの毒舌を前に、たった4秒でノックアウト!
「あんたたちの大半が辞めるかクビになる。だから名前覚えんのは最低1年してから」by クリスティーナ
 ……以前はインターンを番号で呼んでいたクリスティーナ。“おとぼけ”や“ねずみ”の方がまだマシか!?
「だって彼女は言ってみれば小鳥。ここでヘタに動いちゃおびえて逃げてしまう」by ベイリー
 ……ベイリー、小鳥をうまく誘導した! エサの撒き方が絶妙だった!


【メレディスの一言】
何かについて誤解をしていたと気付くのは恐ろしい
でも考えを変えるのを恐れてはならない
状況は変わったんだと認める
がらりと変わった
良くも、悪くも
信じていたことに見切りを付けなきゃならない
現実を受け入れる覚悟を決めてこどわりを捨てると、自分が自分のいるべき場所に気付く


【曲情報】
♪"You Could Have It (So Much Better Without Me)" Miss Li

オープニング、メレディスが電話でクリスティーナのことをデレクに話し、カリーとベイリーが会話しながら出勤し、ジョーを叱ったアレックスが家の売買の件でメレディスと話すシーンで。
♪"Connected" Ghost
メレディスがステファニーを叱り、その直後、メレディス、クリスティーナ、ジャクソン、アレックス、エイプリルが会話するシーンで。
♪"Dazed and Confused" IKO
オーウェンがジョーの“サンタ”の検査を認め、デレクとカリーが言い合うシーンで。
♪"Museum of Flight" Damien Jurado
クリスティーナが自分の復帰を後押ししたのはオーウェンだったと知り、カリーが前言撤回してデレクには治療の余地があると訴え、ジャクソンが本心をエイプリルに告げるシーンで。
♪"And Still, The Darkness Comes" Aron Wright
エンディング、メレディスとアレックスの家の売買取引が成立し、弁護士と被害者医師たちのミーティングで弁護士から病院側を訴える方針であることが告げられ、アレックスがクリスティーナの同居を受け入れるシーンで。

2013.8.14|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

今シーズンのOP曲、END曲、次回予告時の曲は?

シーズン9のOP曲、END曲、次回予告時の曲は以下の通りです。

 

OP曲:♪"What I Wouldn’t Do" Senera Ryder
END曲:♪"In Your Arms Again" Josh Ritter
次回予告時の曲:♪"Forever" Matt Hires

2013.8.12|グレイズ・アナトミー9、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

8月7日(水) #5「美しき運命」

05

メレディスとクリスティーナはそれぞれ難しい症例を担当し、電話でお互いの状況を話しながら励まし合って治療に当たる。メレディスが担当するのは、交通事故に遭った女性メリッサ。事故現場に遭遇したメレディスは、自ら車の下敷きになった彼女を救出し、病院に搬送したのだ。脳裏にレクシーの姿がよぎるメレディスは、メリッサを救おうと奮闘する。一方、クリスティーナはトーマスとともに動脈瘤患者ケイティに2種類のオペをすることになるが……。


今回は、シアトルとミネソタでそれぞれ仕事に奮闘するメレディスとクリスティーナ、その姿がシンクロするというなかなか凝った脚本でした。

 

●交通事故に遭ったメリッサを救おうとするメレディス
出勤途中、メレディスは事故現場を通りがかり、車の下敷きとなったメリッサという女性を救出。すぐに病院へと搬送します。メリッサの姿にレクシーを重ねたメレディスは、彼女を救うべく大奮闘。オペも自ら執刀しますが、とにかくメリッサの出血はひどく、リチャードの指示でいったん閉腹することに。メレディスは、再オペを目指して血液凝固を促す処置を施します。
さて、再オペのタイミングを見極めるのは、もちろんメレディスの仕事。彼女はここでアテンディングの責任の重さを痛感します。そんな中、ゾラが発熱。解熱するまで託児所には預けられないというのに、現在デレクは出張中。メレディスは、インターンら仲間たちにゾラの子守を頼みながら、引き続きメリッサの治療に当たります。まさに、ワーキングマザーの辛いところ。病気の子どもと仕事の両立は本当に大変です。しかも、医師は人の命を預かる仕事。メレディスのプレッシャーのほどがうかがえます。
そして、いよいよメリッサの2回目のオペ。今回も出血がひどくオペは困難を極めますが、メレディスは何とか出血源を特定。無事オペを終えます。そして、オペ後に目覚めたメリッサと会話を交わし、達成感を味わいます。しかしながら、同時にレクシーを救えなかった無念さをかみしめることに……。彼女にとってレクシーの死がどれだけショックなものだったか、あらためて痛感させられるエピソードでしたね。そして、メレディスがどれだけ成長したか、それを思い知らされるエピソードでもありました。さまざまな経験を経て、メレディスは本当に立派な医師になりました。今や、“ナチ”と称されたベイリーの存在が霞むほどメレディスの存在感は絶大です! ここに至るまでの彼女の苦悩を見てきた視聴者にとっては、感慨深く見応えのあるエピソードだったと言えるのではないでしょうか。

 

●トーマスと動脈瘤患者ケイティを担当するクリスティーナ
一方、トーマスとともに動脈瘤患者ケイティを担当するクリスティーナ。動脈瘤の修復オペと、先天性心疾患を治して動脈瘤の再発を防ぐオペの2種類を、同時にケイティに施すことになります。トーマスを病院から追い払いたいパーカーは横やりを入れてきますが、今となっては、トーマスはクリスティーナの親友。当然、クリスティーナはトーマスの肩を持ちます。
そんな中、ケイティのオペが行われるわけですが、オペの途中で動脈瘤が破裂してしまいます。トーマスは迅速に処置し、修復オペは無事成功するのですが、パーカーはトーマスに引退を勧告。トーマスがそれを拒むと、治療行為すべてに自分の許可を取れと言い渡します(絆創膏を貼るときすら許可を取れとは、何とも横暴!)。けれどもトーマスは、クビになる覚悟でケイティの2回目のオペを行うことを決意します。そして、トーマスの解雇を避けたいクリスティーナは、トーマスとパーカー、双方の間に入って、それぞれを説得しようとします。あの自分本位だったクリスティーナが、誰かのために調整役にまわるとは、メレディスだけじゃない、クリスティーナも本当に成長しましたよね。
その後、メレディスがメリッサの2回目のオペに臨んでいる頃、クリスティーナもケイティの2回目のオペを執刀。トーマスの教えを受けながら処置を進めていきます。ところがオペの最中、突然トーマスが倒れてしまうんです!! すぐにでもトーマスに駆け寄りたいクリスティーナでしたが、ケイティのオペを投げ出すわけにもいかず……。トーマスが助かるよう祈りながら、クリスティーナは何とかオペをやり遂げますが、結局トーマスは帰らぬ人となってしまいました。
クリスティーナとトーマスの世代を超えた友情は心地よく、トーマスというキャラクターそのものも魅力的だっただけに、彼が亡くなるのは本当に残念……。もちろん、彼の死を誰よりも悼んだのはクリスティーナです。トーマスが亡くなったことで、クリスティーナはミネソタにいる理由すら失います。

 

結局、クリスティーナはシアトルに戻りました。そして、メレディスと再会してガッチリとハグ。やはり、この二人は相方同士です。今回はこの二人が主役で、ほかのキャラクターたちは脇にまわるかたちでしたが、メレディスを気遣うリチャード、同じワーキングマザーとしてメレディスに助け船を出すベイリー、そして何より、クリスティーナの才能を誰よりも買っていたトーマスの含蓄のある言葉の一つ一つも胸にしみるエピソードでした。

 

次回からは、クリスティーナもシアトル・グレース・マーシー・ウェストに復帰。新しいインターンたちとの絡み、さらにはオーウェンとの関係など、彼女を含めたシアトルでの人間模様に注目です。


【トリビア:ゲスト】
ケイティ役は、メレディスの父ザッチャー役でおなじみのジェフ・ペリーの娘、ゾーイ・ペリー。
ケイティの連れのウィル役は、「24 -TWENTY FOUR-」のシーズン1にダン役でゲスト出演していたマシュー・キャリー。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Beautiful Doom」は、Insane Clown Posseの曲“Beautiful Doom”からの引用。


【注目のセリフ】
「白々しい。私の終焉のときを間近で見たいんだろう? 君の期待には応えられんよ」by トーマス
 ……パーカーにハッキリした物言いをするトーマス。クリスティーナの影響を受けた!?
「いいかね。ヤン先生もこう言うだろう。私はジュラ紀からずっとこの仕事をやってるんだ。すぐに処置できる」by トーマス
 ……クリスティーナの皮肉を自虐ネタにしてパーカーに反撃するトーマス、ステキ。
「それが不吉な前触れだよ。イナゴの大発生とか、黙示録の四騎士みたいなもん」by クリスティーナ
 ……ここまで不吉がられるとは、インターンたちもちょっと気の毒。
「いい知らせだ。“ミス終末”はすこぶる順調だよ」by トーマス
 ……こういうブラック・ユーモアが得意なところも、トーマスとクリスティーナの相性が良かった理由かも。
「パーカーといれば型にはまった腰抜けになる。コンドームを使っても防ぎようがない」by トーマス
 ……毒舌が冴えまくるトーマス。このあとに悲劇が起きようとは……。
「女性社会の実現を目指そうとするなら、子どもの泣き声がICUに響き渡る事態は避けるべきよ」by ベイリー
 ……彼女が働く母として味わってきた苦労がうかがえる一言。


【トーマスの一言】
息をしなさい
堂々としろ
君の世代の女性はしとやかじゃない
自然の摂理を冒涜している
二流の外科医は君の才能を見て自信を失うだろう
ひるんで連中を喜ばせるな
ここで友人を持とうとするな
どうせ見つからん
ここの連中は君を理解する度量がない
連中には無理だ
だがいいか、いつの日か、私のようにしなびた老人になったとき、若い医師と出会うかもしれん
自分の技を磨くことしか頭にない若造だ
私がやったように、その若者を育てろ
そのときまでは、いい本を読め
君には素晴らしい素質がある
決して無駄にするな


【鑑賞MEMO】
プレッパー

非常事態に備え、食糧や自衛のための武器・弾薬などを過度に備蓄し、独特の信念、動機、戦略を持つ人たちのこと。アメリカに多く存在しており、全米だけで300万人を超えると言われています。今回登場したメリッサとウィルもそんなプレッパーの一人でした。


【曲情報】
♪"Passenger" Daniel Ellsworth & The Great Lakes

オープニング。ゾラにトイレトレーニングさせていたメレディス、パーカーとベッドをともにしていたクリスティーナ、それぞれが悶々とした朝を過ごす中、電話で話すシーンで。
♪"Australia" Conner Youngblood
クリスティーナと電話で話しながら帰宅したメレディスが、ゾラをカリーに預けて仕事に戻り、またクリスティーナと電話で話すシーンで。
♪"Ghosts" On An On
メレディスがオペ中にインターンたちと“30秒のダンスパーティー”をしている頃、クリスティーナとのオペ中に突然トーマスが倒れるシーンで。
♪"Flowers Turn to Fire" O S
パーカーの蘇生もむなしくトーマスが息を引き取り、何とかオペをやり遂げたクリスティーナが悲嘆に暮れるシーンで。
♪"Gold" Wake Owl
エンディング、オペ後に目覚めたメリッサと会話したメレディスが、帰宅後、ミネソタから戻ったクリスティーナと再会するシーンで。

2013.8. 7|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(4)トラックバック(0)

7月31日(水) #4「裸の外科医」

04夫婦仲は良好なメレディスとデレク。しかし、メレディスはインターンが見つけた珍しい腫瘍のオペについてデレクに話すことができない。それは、メスを持てないデレクに対する気遣いだった。一方、クリスティーナはパーカーをセックスフレンドにして、トーマスとはメレディスと同じくらい親しくなる。しかし、パーカーが実はトーマスを引退に追い込もうとしていることを知ってしまい……。同じ頃、カリーに説得されたアリゾナは義足のフィッティングのため、密かに病院を訪れる。


●オペの話をデレクに伏せるメレディス
自宅のベッドでデレクといるメレディスの元に「世にも希な後腹膜腫瘍を見つけた」とインターンから連絡が入ります。半信半疑のメレディスでしたが、患者を検査した結果、確かに珍しい腫瘍が存在することが判明。メレディスは非常に困難でやりがいのあるオペに挑むことになるわけですが、このことをデレクに話すのを避けます。オペができずインターンの指導にあたるデレクに対するメレディスなりの気遣いでした。
でも、デレクはインターンからメレディスのオペのことを聞かされます。メレディスが自分にオペの件を隠していたことに戸惑うデレクでしたが、オーウェンから「彼女は、君がちょっとしたことで傷ついてトレーラーに逃げ込まないか案じている」と言われ納得。メレディスに「もう逃げない」と告げ、見事オペをやり遂げた彼女の成功談に笑顔で耳を傾けるのでした。デレクとメレディス、何という安定感! 二人の関係の成長を感じます。

 

●クリスティーナ、パーカーと……。そのパーカーはトーマスを?
ミネソタのクリスティーナにはセックスフレンドができた模様。相手は上司のパーカー。一方で、おじいちゃん先生のトーマスとは、彼をミネソタのメレディスと呼ぶほど親しくなります。狭い世界で人間関係を複雑にするあたりは、さすがシアトル・グレース・マーシー・ウェスト出身のクリスティーナ!
そんな矢先、クリスティーナは、パーカーが最新の医療情報に疎い年老いたトーマスを引退に追い込みたがっていることを知ります。彼が彼女をトーマスと組ませたのは、トーマスの医療知識がいかに古いかを証明するのに、最新医学の象徴であるクリスティーナの存在が役に立つと考えたからだったのです。こうしてパーカーの真意を知ったクリスティーナは、“ミネソタのメレディス”を守るべく、トーマスをけしかけて低侵襲のカテーテル手術をやらせ、見事な助言で彼に無事オペを成功させます。そして、クリスティーナはパーカーの誘いを振り切って、バーでトーマスと祝杯をあげるのでした。
クリスティーナとトーマスの新コンビ、これがなかなかいい!「化石男」「グランドキャニオン並の歴史的遺産」などと、年老いたトーマスに歯に衣着せぬ物言いをするクリスティーナですが、その中にも愛が感じられます。

 

●リチャードとキャサリンの関係がベイリーの知るところに!
「これで最後」と言いながらジャクソンとエイプリルがセックスを続ける中、キャサリンがシアトル・グレース・マーシー・ウェストにやってきます。睾丸がリンパ浮腫で大きく腫れ上がったブライアンという男性のオペのため、リチャードに呼ばれたのです。キャサリンとリチャードは、ジャクソンや周囲に二人の仲を悟られないよう、形成外科的処置はジャクソンではなく別のドクターに、助手にはベイリーを排してエイプリルを入れようとしますが、結局ジャクソンとベイリーがオペに入り、二人の関係はみなの知るところに! ジャクソンは、リチャードと男同士で話をし、彼が母を好いていることが気に入らないと文句をつけますが、リチャードは「自分で解決しろ」と一蹴。さすがは、リチャード。ジャクソンより一枚も二枚も上手といった感じでした。

 

ちなみに、リンパ腫で睾丸が大きく腫れ上がるという症例は実在します。それは、ラスベガス在住のウェスリー・ウォーレン・ジュニアさんの例。彼の睾丸は原因不明のまま約45kgに。投薬などでは症状が改善しないため外科手術が進められるも、その推定費用は驚きの約100万ドル! ウォーレンさんは、実名を公表して手術費用の寄付を募ることにします。やがて、オペ後のインタビューの権利を独占するという条件でTV番組がオペ費用を持つと申し出ますが、ウォーレンさんはこれを拒否。その後、とある医師が無料オペに名乗りを上げますが、これまたウォーレンさんは拒否。しかし、紆余曲折の末、今年6月にウォーレンさんはオペを受け、13時間にも及ぶ処置でおよそ60kgに及んでいた陰嚢を無事摘出してもらったそうです。良かった……。

 

●アリゾナが義足のフィッティングに来院。カリーへの態度も軟化?
カリーの説得により、ようやくアリゾナが義足のフィッティングのためにお忍びで来院します。しかし、相変わらず現実をなかなか受け入れられないアリゾナは、ピリピリしてつまらないことでカリーに当たり散らします。
そんな中、うっかりカリーが口を滑らせたことでアリゾナの来院を知ったアレックスは、アリゾナが問題なく義足をつけられそうか、オペ後の傷の回復状態を気にします。しかしカリーは、「(アリゾナは)あなたが(脚を)切ったことも知らない。指示したのは私。彼女を守り切れなかった悪い医師」と辛い表情で語ります。このカリーのセリフは胸に刺さりましたね。カリーも相当追い詰められているんです。
その後、アレックスは偶然を装ってアリゾナの様子を見に行き、小児外科に早く復帰してほしい、カリーも努力していると告げます。このアレックスの言葉に心を動かされたのか、義肢装具士のムーアの助けを受け入れたアリゾナは、心を閉ざしていても自力で立てるようにはならないことをようやく認めます。そして、自分を気遣ってマークの部屋で寝ているカリーに対し、歩み寄りを見せるのでした。
なお、この時アリゾナは「“アメリカン・ベイクオフ”が始まるよ」とカリーに声をかけていましたが、この“アメリカン・ベイクオフ”なる番組、「プライベート・プラクティス」のクーパーとヴァイオレットも好きな番組ですよね。なるほど、カリーもこの番組のファンだったとは。

 

●クリスティーナの関係を見つめ直すオーウェン
墜落事故により新たな自分、新たな関係に適応することを迫られているカリーやデレクの相談に乗るオーウェン。自身もクリスティーナとの関係を見つめ直し、眠れない夜を過ごしていた彼は、デレクに頼んで彼のトレーラーハウスに泊まりに行きます。今回は、シーズン5で患者を死なせて自暴自棄になった時のように、またデレクがトレーラーハウスに引きこもるのではないかとメレディスが心配するという一幕がありましたが、あのトレーラーハウスを必要としていたのは、実はデレクではなくオーウェンだったというわけ。さて、オーウェンは、クリスティーナとの関係をどう整理するつもりなのでしょう?

 

なお、今回のエピソードの監督は、悩ましき状況に置かれるオーウェンを好演しているケヴィン・マクキッドでした。前シーズンの#22「マインドゲーム」に引き続き、今回で彼がメガホンをとるのは4度目。監督業もすっかり板に付いた感じでしょうか。今シーズンは、第22話も彼の監督によるエピソードです。こちらにもご期待ください。


【トリビア:ゲスト】
キャサリン役でデビー・アレンが再登場。
義肢装具士のムーア役は、「ブラザーフッド」のデクラン・ギッグス役などで知られるイーサン・エンブリー。
ロブ役は、「ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所」にリトルD役でゲスト出演していたマーキス・ハリス。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「I Saw Her Standing There」は、ビートルズの曲“I Saw Her Standing There”からの引用。


【注目のセリフ】
「パーカーは悪くないよ。ちょっと爬虫類入ってておしゃべりだけど悪くない」by クリスティーナ
 ……セックスフレンドのことを“爬虫類”って……。
「シェパード、君は“プチプチ”が必要だって評判だからな」by オーウェン
 ……この後に続くオーウェンの一連のセリフ、クリスティーナに聞かせたかった!
「言っときますけど、エイプリル・ケプナーを脅してオペに入るのをやめさせたんじゃない。あの子が行ってきたんです。“たまたま”」by ベイリー
 ……睾丸リンパ腫のオペに入れてご機嫌のベイリー。悪ノリしすぎ!
「それ、羊の血で魔女の呪いを解く方法を知る前ですか? それとも後で?」by クリスティーナ
 ……トーマスを完全に化石扱い。それでも気持ちが通じ合う年の差コンビ、ステキ。
「あたしはこう思ってたんです。あの堂々とした切り返し、よっぽど“タマ”がデカいんだろうなって」by ベイリー
 ……ベイリーのこの切り返しもなかなかのもの。


【メレディスの一言】
外科医には認めがたいかもしれないけど、ただの人間でいることは恥じゃない
隠すのをやめるとホッとするかも
本当の自分を受け入れて、周りにもそんな自分を見てもらう
ちょっとした自己認識に害はない
自分が何者か分かると、何にこだわってるのか見えてくる
そして、分かってくる
何が必要か


【曲情報】
♪"Forever Drunk" Miss Li

オープニング、メレディス&デレク、クリスティーナ&パーカー、ジャクソン&エイプリルが映し出されるシーンで。
♪"Moving On" Calahan
アリゾナとオーウェンがバーで飲みながら話すシーンで。
♪"I'll Never Forget You" Birdy
クリスティーナがパーカーの誘いを断り、オペを終えたブライアンがポーラに気持ちを伝えるシーンで。
♪"Home" Daughter
エンディング、腫瘍のオペのことをメレディスがデレクに話し、アリゾナがカリーに歩み寄りを見せ、クリスティーナとトーマスが祝杯をあげ、オーウェンがデレクのトレーラーハウスに行くシーンで。

2013.7.31|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

7月24日(水) #3「見えない日々」

03

墜落事故を起こした航空会社が、多額の和解金を提示する。条件は、事故被害者が全員和解案を受け入れ、航空会社に今後何も要求しないこと。一同は、和解案に同意するべきか悩む。そんな中、着任したメイヨー・クリニックで休暇を取り、仕事に復帰したクリスティーナは、パーカーと組んでスキルアップすることを望むものの、年老いたトーマスと組まされてしまう。一方、脚を切断されて以来、心を閉ざしているアリゾナに手を焼くカリーは、ある手術をきっかけに彼女への接し方を改めようと決意する。


●航空会社からの和解金の提示に医師たちは……
メレディスら、墜落事故に巻き込まれた一同は、航空会社から多額の和解金を提示されます。航空会社側の条件は、全員一致で和解案を受け入れ、航空会社に対して何も要求しないこと。正確な金額は明かされませんでしたが、どうやらその額は、第2の人生を悠々と楽しめるほど多額な模様。それでも医師たちは、和解案に同意するかどうかでそれぞれ悩みます。
そんな中、決断を迷っていたデレクは、一人でバラバラになった事故機を見に行きます。彼の脳裏によみがえる事故の惨状……。デレクは、事故の再発を防ぎ、自分たちのような犠牲者が今後増えないようにするためには、和解案を蹴って訴訟で事故の原因を徹底的に究明すべきだと判断。結局、和解案への同意に傾いていたメンバーたちも、みなデレクに賛成し、和解案は拒否されることになりました。はたして、裁判の行く末は!? 今後の展開に注目です。

 

●クリスティーナとトーマスの距離が縮まる!?
着任したメイヨー・クリニックで上司のパーカーから休暇を勧められたクリスティーナ。ひとまず言われた通りに休暇を取ってから仕事に復帰。パーカーと組んでスキルアップしたいと意気込みますが、認定医試験の口頭試問で審査官だった、あの昔気質で初老の医師トーマスと組まされてしまいます。クリスティーナは、しぶしぶ拡張型心筋症の男性のオペをトーマスと行うことになるわけですが、ここで意外な発見をします。トーマスの手技があまりにも見事だったのです! クリスティーナとは年齢もタイプも違うけれど、彼には外科医としての確かな腕がある。クリスティーナはそのことに気付きます。
一方でクリスティーナは、和解案の件でオーウェンと連絡を取り合っていました。オーウェンとの会話は心地よく、つい彼に甘えたくなるクリスティーナ。でも、このままでは前へ進めない。葛藤しながらもクリスティーナはもう連絡しないようオーウェンに告げます。うーん、厳しい決断です。
そして、そんな彼女の気持ちをなぐさめたのはトーマスでした。実は、トーマスも墜落事故の経験者。彼はそれをさりげなくクリスティーナに語ります。敵対する関係になると思われたクリスティーナとトーマスですが、意外にも相性が良さそう。彼がミネソタでのクリスティーナの“相方”になるのは間違いなさそうです。

 

●アリゾナに思いの丈をぶつけるカリー
片脚を失って以来、不機嫌な態度で心を閉ざし続けるアリゾナ。カリーはそんな彼女に手を焼き、自分自身も追い詰められつつある状態。そんな中、病院ではヨットでの単独航海で転覆事故に遭い、脚にひどい損傷を負ったエメリーという少女を担当します。カリーは彼女の処置をし、エメリーは何とか脚の切断を免れるのですが、冒険心あふれるエメリーは、脚を失う危険を冒してでも航海を再開しようと企てていました。それを見抜いたエメリーの母親は、今は治療を優先するよう娘を説得してほしいとカリーに懇願。そこでカリーは、「憎まれ役になってでも、親らしくし頑固な娘を引き留めるべき」だと母親にアドバイスするうち、自分自身も憎まれ役になってアリゾナの態度をいさめるべきだと気付きます。そして、バスルームで転倒して失禁してしまったアリゾナに対し、自分の気持ちを爆発させるのです。
カリーは墜落事故の直接の被害者ではありませんが、彼女だって相当な痛手を負っています。妻であるアリゾナの脚の切断を指示しなければならず、その結果、自暴自棄になったアリゾナから「あなたが私の脚を勝手に切った!」と逆恨みされ……。おまけに、親友のマークは失うわ、名医デレクの手のオペというプレッシャーにさらされるわ……。最近のカリーの立場、あまりにも辛すぎます。だからこそ、今回はアリゾナに思いの丈をぶつけてくれて少しホッとしました。カリーにもガス抜きが必要です。

 

●エイプリルとジャクソンの関係は継続!?
シアトル・グレース・マーシー・ウェストに復帰したエイプリル。認定試験には落ちたものの、彼女もアテンディングの仲間入りってことでしょうか。濃紺のスクラブを着ていましたね。さて、彼女の目下の懸案事項はジャクソンとの関係(メレディスたちにもバレちゃいました!)。エイプリルは「これまでのことは水に流して“再ヴァージン化する”」と奇妙なことをまくしたて、ジャクソンは自分との関係をなかったことにすると言い張る彼女にイライラ。厄介なのは、エイプリルにもジャクソンにも互いを思う気持ちがあるということ。最終的に二人は感情を抑えきれず、またしてもキス! どうやら、エイプリルの“再ヴァージン化”への道は遠そうです……。

 

●変わらない自分にいら立つベイリー。
アテンディング専用ラウンジで傍若無人に振る舞うメレディスたちの態度にいら立つベイリー。でも、彼女のいら立ちの本当の理由は、自分自身にありました。面倒を見てきたレジデントたちはアテンディングとして一人前になり、婚約者のベンは外科医を目指して邁進し、息子のタックは幼稚園児になり自分の手を離れ……。一人置いてきぼりにされたような気持ちになったベイリーは、変わらない状況にいる自分にいら立っていたのです。リチャードはそんなベイリーに、「タックの親離れを前向きにとらえ、時間を有意義に使うべき」とアドバイスします。さすがは年の功。
それにしても、今回のベイリーの悩みは、カリーやアリゾナ、デレクら、あの墜落事故で人生を狂わされたメンバーたちの悩みと比べればずいぶん小さく見えましたね。けれども、その人その人にとって、今自分が抱える悩みこそがすべて。ベイリーの現実味あふれる悩みや、エイプリルとジャクソンのゴタゴタが描かれて初めて、エピソード全体のバランスが取れたような気がします。何せ墜落事故は破壊力がありすぎますから。


【トリビア:ゲスト】
医師たちの弁護士役は、「スイッチ ~運命のいたずら~」にアマンダ役でゲスト出演しているミーガン・ホラウェイ。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Love the One You're With」は、 Stephen Stillsの曲“Love the One You're With”からの引用。


【注目のセリフ】
「農場にハントが? それ幻じゃなかった?」by メレディス
 ……エイプリル、戻ってそうそうバカにされまくり。
「私、ヴァージンに戻る!できるの、ほんとに。祈って再ヴァージン化する。実家で暇だし祈ってたの。いつもイン・シンクのポスター見ながらだったから、神様の顔がジャスティンとだぶるようになったけど、牧師様はそれでいいって。神様と話してつながりを持ち続けるなら……」by エイプリル
 ……ジャスティン・ティンバーレイク風(?)の神様に祈って再ヴァージン化!? エイプリル、相変わらず暴走!
「クマをつつく気? 発情期のクマを。で、クマが誘いに乗ったらどうする? そうなったらその体を武器にしてどんな見返りを期待してるの? はっきり言って」by カリー
 ……インターン相手にこの切り返し。辛い状況の中、ユーモアを忘れないカリーってステキ。
「えっ!? オーウェンがお母さんと!?」by メレディス
 ……この後メレディスが、リチャードは私の母とも寝たと言ってジャクソンをなぐさめようとしていたけど、ジャクソンの言った通り確かにまったくフォローになっていなかった!


【メレディスの一言】

自分の心に従って妥協をしなかった時、面白いことが起きる
重荷が軽くなり、日の光が明るくなる
そして、ほんの一瞬かもしれないけど、安らぎを得られる


【曲情報】
♪"Heat Lightning" Icky Blossoms

オープニング、医師たちが航空会社から和解金の提示を受け、クリスティーナがオーウェンと電話で話すシーンで。

♪"What Makes A Good Man?" The Heavy
エイプリルの件でベイリーがリチャードに文句を言い、アテンディングの専用ラウンジでメレディスがクリスティーナとタブレット端末を通して会話する中、ジャクソンとぶつかった拍子にエイプリルが手にしていたカップの飲み物をかぶり、ベイリーが苦情などをあちこちに付箋で貼りまくるシーンで。

♪"What Could You Do?" Dolorean
エイプリルとジャクソンが執刀するオペの最中、メレディスが彼女とジャクソンの関係に気付き、デレクが過去の和解金の支払いについてリチャードに質問し、クリスティーナが電話でまたオーウェンと話すシーンで。

♪"It's All Okay" Julia Stone
余剰皮膚切除のオペを受けたロキシーの部屋に婚約者が戻ってきたタイミングで、動揺したエイプリルが退室し、アレックスの前でジョーが泣くシーンで。

♪"I Won't Back Down" Benjamin Francis Leftwich
エンディング、カリーが泣きながらアリゾナにシャワーを浴びさせようとし、クリスティーナがトーマスになぐさめられ、デレクが和解案を突っぱねてほかのメンバーもそれに賛同するシーンで。

2013.7.24|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

7月17日(水) #2「友への言葉」

02

墜落事故から現在までの間に何があったのか!? 事故の直後、ボイシの病院で意識を取り戻したメレディスはパニックを起こすが、ゾラと再会して少し落ち着きを取り戻す。デレクの手のケガは深刻で、機能の8割しか取り戻せずオペ復帰は難しいとの診断が下る。現場で懸命にみんなの手当てをしたクリスティーナは、救助後、疲労のためか放心状態に。マークはレクシーを失ったことで生きる気力をなくし、重篤な状態が続いていたが……。


今回は、墜落事故後にようやく救助ヘリに発見された医師たちが、アイダホ州ボイシの病院に搬送されてからシアトルに戻り、前話に至るまでの経過を描いたエピソード。事故後の極限状態を経て、各自が自分の身に起きた受け入れがたい現実と向き合う姿が描かれました。

 

●メレディスは軽傷。デレクのケガはかなり深刻……
救出された後、ボイシの病院で意識を取り戻したメレディス。比較的軽傷で済んだものの、みんなの状態が気になってパニックに。ベイリーが連れてきたゾラと再会して少し落ち着きを取り戻すといった状態でした。
一方、デレクの手のケガは深刻で、本来の機能の8割しか取り戻せず、オペに戻るのは困難との診断。生きているだけで十分だと、現役の外科医に戻ることを諦めてもいいと考え始めるデレクでしたが、カリーは神経グラフトを使って完治を目指す方法を提案します。リスクが高いオペではありますが、一縷の望みにかけてデレクはカリーに執刀を依頼。友人かつ名医の将来が自分の腕にかかっているという状況の中、カリーはプレッシャーに負けず堂々とメスを持ちます。そして、オペの途中にアリゾナの容体が急変するというハプニングに見舞われても、気丈にオペをやり遂げます。でも……、前回のエピソードを見た方ならお分かりのように、デレクの手、このオペでは完治しなかったわけです。このままデレクは二度とメスを持てないのでしょうか!?

 

●一時は何もしゃべれなくなったクリスティーナ。ミネソタでもメレディスが相方!
現場で懸命にみんなの手当てにあたり、救助ヘリの飛来に真っ先に反応したクリスティーナ。救助後、張り詰めた糸が切れたかのように放心状態となり、一言も口をきけない状態に。しかしながら、オーウェンの献身的な看病が彼女の心を溶かしたのか、クリスティーナは事故現場での過酷な状況を話し始めます。その内容といったら、思わず耳を覆いたくなるような悲惨なもの。とつとつとした口調とその表情も相まって、彼女が語る現場の惨状は、非常にリアルに伝わってきました(さすが、演技派のサンドラ・オー)。
その後、オーウェンに事故のことを話して気持ちの整理がついたのか、クリスティーナはフェローとしての職を得たミネソタのメイヨー・クリニックへ向かうことにします。そんな彼女の決断を「逃げている」と非難するメレディス。「災難ばかり起きるこんな街からは逃げるべき」とクリスティーナは反論しますが、メレディスは負けじと「シアトルでの5年間をすべて否定する気か」と言い返し、二人はケンカ別れに……。
でも、後にメレディスは、クリスティーナの携帯電話に長いメッセージを残します(【メレディスの一言】参照)。辛く悲しい出来事もたくさんあったけれど、いい思い出もたくさんある、と。これを聞いたクリスティーナはメレディスに電話し、「これからもずっとあなたが相方」だと告げるのでした。
……というわけで、次回からは、ミネソタでのクリスティーナの新生活にも注目です。

 

●一時は回復していたマークが……
レクシーを失った悲しみに打ちひしがれるマーク。時折意識を取り戻しては、駆けつけたジュリアにレクシーを愛していたと打ち明けるなどしながら、生きる気力をなくしている状態。けれども突然、重篤だった容体が驚異的に回復します。リチャードは、死期の近い患者によくあることだと事態を冷静に見守りますが、カリー、そしてマークを誰よりも慕うジャクソンはこれを前向きにとらえます。そして、すっかり元気に見えるマークはカリーと談笑したり、手の治療について迷うデレクを激励したり、自分のためにシアトルに残った愛弟子ジャクソンに助言を与えたり。でも、自分の体がこの先どうなるのか、ちゃんと危機感も持っていました。そこで、リチャードの助けを借りながら、万一の場合の治療およびその中止に関する希望を記したリビングウィルを作成。その直後、容体が悪化して昏睡状態に陥ってしまうのです。ジャクソンがマークの蘇生に追われる中、契約が切れた後もシアトルに残っていたエイプリルは、ジャクソンときちんと話もできないままに実家のあるアイダホへ……。
第1話でいきなりマークが亡くなるというショッキングな出来事を見せ、第2話でそこに至る経緯を明かす、この組み立てにより、マークの死がもたらしたメッセージがより鮮明になったような気がします。実に工夫された脚本です。

 

●アリゾナの脚を切断せざるを得なかったカリー
マークのためにジャクソンがシアトルに残ったように、アレックスもまたアリゾナのためにホプキンス行きを延期。本来、あの飛行機には自分が乗るはずだったわけですから、代わりに事故に巻き込まれたアリゾナを置いてシアトルを去るなんてできないですよね。
一方のアリゾナ。やはり、「どうしてアレックスでなく自分がこんな目に!」という怒りを抱えていました。しかも、彼女の脚の状態は悪く、切断が勧められている状況。でも、アリゾナはそれを断固拒否し、カリーに「絶対に脚を切らせないで!」と迫ります。元の元気で明るいアリゾナを取り戻したいカリーはそのアリゾナの要望を聞き入れ、脚を切らずに済む方法を模索します。けれども、デレクのオペの最中にアリゾナの容体は急変。アレックスからその報告を受けたカリーは、脚を切らなければアリゾナの命が危ないと判断。苦渋の決断で、アレックスにアリゾナの脚の切断を指示します。この出来事が、前回のアリゾナの怒り爆発の前段にあったわけです。

 

さて、次回は墜落事故に巻き込まれた医師たちに航空会社が和解の申し入れをしてきます。医師たちは多額の和解金の提示に対して、どのような態度を取るのでしょうか?


【トリビア:ゲスト】
医師のラムジー役は、「トゥルーブラッド」のレティー・メイ・ソーントン(タラの母親)役や「ニュースルーム」のケンドラ・ジェームス役で知られるアディナ・ポーター。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Remember the Time」は、マイケル・ジャクソンの曲“Remember the Time”からの引用。


【注目のセリフ】
「『覚えてます? 俺が辞めるって言ったもんで怒って代わりに飛行機に乗ったら墜落。おかげでローラーシューズの代わりに義足になる。すみません』ってか?」by アレックス
 ……決してアリゾナの脚の件はアレックスのせいではないけれど、彼の後ろめたい気持ちは分かる。
「ここはダメ。そこら中に死んだ妹が見える。母親も死んだ。夫はここで撃たれた。ジョージもここで死んだ」by クリスティーナ
 ……こうやって並べると、ほんとうにシアトルって怖い街。
「誰かを愛したら率直に言え。そんなのは間違ってるかもしれないと思っても、たとえトラブルの引き金になるかもしれないと思っても、あるいは人生が燃え尽きて灰になると思っても恐れずに言うんだ。はっきりと。そこから始まる」by マーク
 ……マークのレクシーに対する後悔が伝わってきて切ない……。
「まるでそこにいるんだけど中身は空っぽで、何かの抜け殻みたい。アリゾナらしさが掻き出されたただの抜け殻。彼女を取り戻したい」by カリー
 ……その人らしさを掻き出された抜け殻。グッと刺さるセリフ。


【メレディスの一言】
この街は災難が起きる
出てって正解
厄介事を避けたんだと思う
私なんかほとんどここで育った
そして、確かに痛い目に遭った
この深い傷は一生癒えそうにない
人との思い出がたくさん
二度と会えない人たち
でもほかにもたくさん思い出がある
私はここで恋に落ちた
ここで家族を見つけた
ここで学んで医師になった
人の人生に責任を持つことを学んだ
それに、ここであなたに出会った
だから、この病院に奪われたのと同じぐらい色々与えられてきた
サバイバルしたと同時に人生を楽しんだ
すべてはそう見るかの違い
私はそんな風に見ることを選ぶし、あなたのことをそう思ってる


【曲情報】
♪"All I Want" Kodaline

エンディング、メレディスがクリスティーナに伝言を残し、マークがリビングウィルを残して昏睡状態に陥り、アレックスがアリゾナの脚を切断し、エイプリルが飛行機で実家に戻るシーンで。

2013.7.17|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(5)トラックバック(0)

7月10日(水) #1「生きた証し」

1367466173_2

飛行機の墜落事故から数カ月後。メレディスはシアトルで新しいインターンたちをアテンディングとして指導。マークは30日前から昏睡状態に陥って生命維持装置を付けられており、その日午後5時に装置が取り外される予定となっていた。ジャクソンはシアトルに留まり、マークのそばで治療の報告と相談を続けている。クリスティーナはミネソタ州のメイヨー・クリニックでフェローとして働いているが、病院の方針に閉口していて……。


あの恐怖のジェット機の墜落事故でレクシーが帰らぬ人となったのが前シーズンの最終話。今シーズンは、あの事故から数カ月が経過した時点が描かれるという、ひねりのあるスタートとなりました。そして、な、なんとマークまでもが亡くなってしまうという衝撃的な展開に!

 

●昏睡状態に陥っていたマーク、生命維持装置が外され……
あの事故を生き延びながらも、30日前から昏睡状態に陥っていたマーク。リビングウィルで、「30日経っても回復の見込みがない場合は、生命維持装置を外してほしい」としていたことから、医師たちはこの日の午後5時、ついにマークの装置を外します。カリーやデレクら仲間たちが見守る中、マークは静かに息を引き取るわけですが……、いきなりこの残酷な展開には驚きました。何もマークまで死なせなくてもいいのに。レクシーが亡くなった今、彼女とマークのハッピーエンドを演出するためには、最善の展開と言えなくもないですが、容赦ない脚本に思わず震え上がりました。マークの生前を切り取ったホームビデオの数々、シアトルに残ることにしたジャクソンが、昏睡状態のマークのかたわらで治療の報告・相談をし続ける姿も、より一層マークの死による喪失感を際立たせていて……。
形成外科ギャングが暴れ回る姿をもっと見たかったのに、本当に残念です。

 

●メレディスは“メドゥーサ”と恐れられるアテンディングに!
シアトルに残ることにしたメレディスは、アテンディングとしてビシバシとインターンたちをしごき、その冷徹さから“メドゥーサ”の異名をとる存在に。そして、伝統のインターンの初オペ、虫垂切除を監督。インターンのジョーはいい見せしめになります。
一方で、“ナチ”の異名をとっていた“元祖怖いアテンディング”のベイリーは、ベンがシアトルに戻るたび当直室にこもってイチャイチャ。“ナチ”どころか、“BCB(ブーティーコール・ベイリー)”とインターンたちにあだ名される始末。メレディスを始めとする医師たちが、あの墜落事故のせいで人間性までも変えられてしまったことに驚きはありませんが、このベイリーの変わり様はちょっと……。彼女のキャラが恋によってブレてきたのは残念な気がします。

 

●クリスティーナはメイヨー・クリニックのフェローに
認定医試験の審査官だったトーマスがいるミネソタ州のメイヨー・クリニックに移ったクリスティーナ。フェローとしてがんばろうとしているものの、トーマスの頭の古さとやたらとチームワークを重視する病院の方針に辟易気味。相方のメレディスとはタブレット端末でしょっちゅう会話しているようですが、いつまでこの状態に耐えられるのか。今後は、メイヨーで繰り広げられるサイドストーリーにも注目です。

 

●手の感覚を失ってしまったデレク
事故で腕をケガしたデレク。カリーによるオペとリハビリによって腕の機能が回復したとして、マークを見送る今日こそ!とオペに復帰しますが、オペ中、再び手の感覚がなくなって器具を落としてしまいます。最大の仕事道具である「手」が使えないとなると、名医デレクの人生もまったく違うものになってしまうわけで……。こちらも今後の展開が気になります。

 

●アレックスもシアトルに残ることに!
ホプキンス行きを延期してシアトルに残っていたアレックス。自分の代わりにあの飛行機に乗ったアリゾナが事故に巻き込まれ……という後ろめたさからか、インターンの女子と片っ端から寝て気を紛らわす日々。休職中のアリゾナの後任としてやってきた小児外科のアテンディングが、アフリカの孤児たちのプログラムを他施設へ譲り渡すつもりだと知って動揺するものの、ホプキンスはいつまでも待ってはくれないと意を決して空港へ。そこでメレディスにバッタリ出会います。メレディスは、マークがレクシーを追うかのように旅立っていくのが耐えきれず、クリスティーナに会いに行こうと空港に来ていたのです。メレディスは、みんなを置いて行ってしまう気かとアレックスをなじりますが、アレックスは「寂しいからと言って引き留めるな!」とキッパリ。でも、やはりみんなを残してシアトルを去ることはできず。飛行機の乗らずに空港のバーに立ち寄ったところで、またしてもメレディスに遭遇します。メレディスはメレディスで、飛行機の離陸前に扉が閉められようとした際、パニックを起こして強引に飛行機を降りていたのです。アレックスとメレディス、そして、タブレット端末越しのクリスティーナ、この3人の絆が、今回のエピソードの救いになりました。

 

●エイプリルに復帰を頼むオーウェン
実は、空港に来ていたのは、メレディスとアレックスだけではありませんでした。オーウェンもやって来ていたのです。彼を見かけたアレックスは、てっきりクリスティーナのいるミネソタに飛ぶものと思ったようですが、オーウェンの行き先はアイダホ。実家に戻って農場を手伝っているエイプリルに、「戻って来てほしい」と頼むためでした。ずいぶん虫のいい話ではありますが、シアトルはとにかくあの墜落事故のおかげで誰もが心に傷を負った状態。エイプリルの存在が、いいカンフル剤になると期待したいです。

 

●アリゾナは脚を切断していた!
さて、脚に大ケガを負ったアリゾナは? 仕事を休んでいたその理由が、エンディングで明らかになりました。実は、あの事故のケガで、片脚の切断を余儀なくされていたのです!
ふさぎ込むアリゾナは、脚の切断オペをしたカリーに当たり知らし……。
カリー、アリゾナがこんな状態の上に、マークを失ったんですね。本当に辛い状況。

 

レクシーとマークの死、デレクの手の麻痺、アリゾナの片脚切断、そしてみんなの心の傷。あの墜落事故の爪痕は、数カ月経った今もなおクッキリ。今シーズンは、医師たちがこの苦境からいかに立ち上がるのかが大きなテーマの一つになりそうです。
そして、マークの死などの大事件に存在がかき消されがちなっていましたが、病院には新しいインターンたちが加わりました。彼らが、アテンディングたちとどう関わっていくことになるのかも見もの。一人シアトルを離れたクリスティーナの動向も見逃せません。

 

それにしても、本当に恐ろしいシーズン・プレミアでしたね。
次回は、時間をさかのぼってあの墜落事故の直後の様子が描かれることになります。お楽しみに。


【トリビア:ゲスト】
メイヨーの医師のパーカー役は、「デスパレートな妻たち」でブリーの最初の夫のレックス役を演じていたスティーヴン・カルプ。
インターンのジョー役は、「カリフォルニケーション」のリジー役などで知られるカミーラ・ラディントン。
インターンのヘザー役は、映画『男が女を愛する時』『コリーナ、コリーナ』『アンドレ/海から来た天使』『ウォーターワールド』などで子役として活躍、最近では「ヴェロニカ・マーズ」のマック役などで知られるティナ・マジョリーノ。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Going Going Gone」は、Bob Dylanの曲“Going, Going, Gone”からの引用。


【注目のセリフ】
「あの人が怪物だから。神話の世界並みに」by ステファニー
 ……メレディス、すっかり“メデューサ”というキャラが定着!
「お前には必要だ。レクシー以来ヤってないだろ?」by アレックス
 ……メレディスのいる前で、あまりにも無神経!
「ツンドラ地帯の人間はお行儀良すぎて言えないから。『爺さん、もう引退しろよ。でなきゃ老いぼれた手で患者を殺しちまう』って」by クリスティーナ
 ……メイヨーに言ってもクリスティーナの毒舌は健在。
「だからって、地獄から来た悪魔みたいな振る舞いってどうよ?」by ヘザー
 ……“メデューサ”に加えて、“地獄から来た悪魔”って……。
「あだ名は“BCB”。ブーティーコール・ベイリー。“ヤリまくり”ってこと」
 ……“ナチ”と呼ばれていたベイリーが懐かしい。


 
【メレディスの一言】
死は残される者にとって過酷だ
さよならを言うのは辛い
不可能な時もある
喪失感がずっとついて回る
だから死はほろ苦い
人は自分の断片をあとに残して去って行く
一生分の記憶
写真
記念の品
そして思い出は残る
いなくなったあとも


【鑑賞MEMO】
リビングウィル

重病により自分自身で治療に関する判断ができなくなった場合に備え、生前に治療や臓器提供、葬儀などに関する自らの意思を述べておく書類のこと。

 

モール・オブ・アメリカ
ミネソタ州東部、ミネアポリス・セントポール南郊のブルーミントンに立地する全米最大級のショッピングモールのこと。パーカーはクリスティーナに休暇をとってモール・オブ・アメリカに行くよう勧めていたけれど、クリスティーナがショッピングモールで気分転換できるとは思えません……。


【曲情報】
♪"Portions For Foxes" Rilo Kiley

オープニング、インターンのジョーとステファニーが、メレディスを“メデューサ”と呼んで嫌がるシーンで。
♪"Body Of Work" The Mynabirds
カフェテリアでアレックス、ジャクソンと食事をしていたメレディスが、インターンのジョーに虫垂切除のオペに執刀するよう言いに行くシーンで。
♪"My Heart Goes Boom" Miss Li
ベイリーがベンと当直室でイチャついているところにインターンがやって来るシーンで。
♪"My Oh My" Tristan Prettyman
虫垂切除術でミスをしたジョーをメレディスがフォローし、オペの開始前にしゃべりまくるトーマスにクリスティーナが物申すシーンで。
♪"Feels Like The End" Mikky Ekko
マークの生命維持装置が外されるシーンで。
♪"Without You" One Two
オーウェンが飛行機の搭乗口に滑り込む一方で、マークが息を引き取るシーンで。
♪"Into You" Ingrid Michaelson
エンディング、オーウェンが病院に戻ってほしいとエイプリルに頼みに行き、一緒に乗り越えてほしいと訴えるカリーに、アリゾナが切断された脚を見せて怒りを爆発させるシーンで。

2013.7.10|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)