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シアトルでハチドリの餌付けをするのを夢見る30女。


12月19日(水) #24「傷だらけの翼」

24メレディスたちを乗せた飛行機が山中に墜落。機体は折れ、パイロットも含め全員が負傷し、辺り一面は惨状と化す。メレディスたちは、手荷物にあった間に合わせのもので負傷者の処置にあたるが……。一方、シアトルのオーウェンは、テディが陸軍衛生司令部から仕事のオファーを受けながら断ろうとしていることを知る。さらに、テディが自分のためにシアトルに残ろうとしているのだと知ると、あえて彼女を解雇。テディの再出発のためのお膳立てをしてやる。また、ベンと別居結婚する覚悟を決めたベイリーは、彼に逆プロポーズする。


●メレディスたちを乗せたジェット機が墜落!!
記念すべきシーズン1の第1話の映像が、メレディスのフラッシュバックとして登場したオープニング。「懐かしい!」なんて思ってみていられたのはつかの間。その後の墜落現場の映像は、悲惨そのものでした。機体は折れ、パイロットも含め全員が負傷。メレディスは幸いにも比較的軽傷で、クリスティーナも腕を脱臼するなど辛そうなものの、何とか大丈夫そうでしたが、脚にかなりの傷を負ったアリゾナは、けたたましい声で叫び続けていて……。アリゾナは、コックピットで同じく動けなくなっているパイロットのジェリーと言葉を交わすうち、途中で笑い始めます。極限状態からくる笑い。「グレイズ」では、ままある演出です。

 

一方、後部座席にいたレクシーは、機体の下敷きとなり重体。何とか無事だったマークは彼女を見つけ、必死で助け出そうとするんですが機体を動かすことは到底できず。メレディスは、レクシーのことをマークとクリスティーナに任せてデレクを捜しに行きます。でも、どこにもデレクの姿は見当たらず……。途中、マークの指示で医療用具の代替品をかき集めるクリスティーナと出くわすと、ひとまず彼女と一緒にレクシーのところに戻りますが、その頃レクシーは、マークに「愛してる。俺たちは一緒になる運命」と励まされながら息を引き取っていました。もう、ここまでくると、本気で脚本家を呪いたくなる展開。マークに愛してると言われながら亡くなったのが、レクシーにとってはせめてもの救いだったのでしょうが、死にゆくレクシーの表情がリアルだっただけに、とてもじゃないけれど直視していられませんでした。「LOST」じゃあるまいし、何も飛行機を墜落させなくても、レクシーを死なせなくてもよかったのに……。実際、現地アメリカでもこのレクシーが死ぬという展開には不満を持ったファンも多かったよう。マークとの復縁も視野に入る状況だったのに、本当に残念です。

 

さて、レクシーの死のショックで激しく混乱するメレディス。デレクも死んでいるかもしれないと絶望感にさいなまれますが、そこにデレクが戻って来ます。手が機体の一部に突っ込んでしまい、身動きが取れずにいたデレクですが、何とか自力で手を引っ張り出し(痛そう!!)、みんなのところへ戻って来たのです。この後、メレディスとクリスティーナは、手荷物にあった間に合わせのもので彼を治療するわけですが、このシーンも怖い! 何せ安全ピンで縫合ですから。もちろん麻酔なんてないし。

 

そして、今度はマークの容体に異変が。どうやら心タンポナーデを起こしているよう。治療に必要な器具は手元にないものの、このまま放置していたのではマークが死ぬのは確実。メレディスはボトルのチューブを使うというデレクの提案を実践して心膜腔穿刺を行い、マークの容体を安定させます(このあたりまでくると、見ているこちらも痛みの感覚が麻痺してくる感じ)。

 

その日の夜。あたりはすっかり暗くなり、グッと冷え込みも強まってきて……。そんな中、ヘリの音を耳にした一同は照明弾銃を撃って自分たちの居所を知らせようとするのですが、ヘリは気付かずに去っていってしまいます。もしも、このまま救助が来なかったら!? メレディスたちはこの不安な夜を乗り切れるのでしょうか!?

 

●レジデントたちとの食事会を開くリチャード
ジェット機の墜落の事実を知らないシアトルでは、リチャードが毎年恒例のレジデントとの食事会に大張り切り。それに対し、あまり乗り気でないのがアレックス&エイプリル&ジャクソン。特にエイプリルは食事会どころじゃないですよね。ヴァージンはおろか働き口までなくしてしまったんだから。でも、大事な瞬間を逃すなとカリーに一喝されたエイプリルは、今夜だけは笑顔で過ごすと決め、ジャクソンと一緒に食事会を楽しむことにします。
そうそう、ジャクソンはシアトルを離れて、チュレーンに行くと決めたよう。アレックスもホプキンスに決めたし、シアトルにアテンディングとして残るメレディスの仲間は「0」という状況になりました。

 

●ベイリーがベンに逆プロポーズ!
ベンが何の相談もなしにインターン・プログラムに応募していたことに腹を立てているベイリー。その怒りをベン本人にぶつけますが、その後、逆に自分からベンにプロポーズ! 別居結婚に踏み切る覚悟を決めたみたいです。遠距離恋愛を選ばず別れるカップルも多いというのに、別居結婚とは思い切った決断をしたもの。もちろん、不安がないと言ったら嘘になるわけですが、ベイリーをなだめるベンの様子を見ている限り、この二人ならきっと大丈夫!と思えました。個人的には、ベイリー&ベンも、レクシー&マークのように運命の二人だと思っているので、こうしてハッピーエンディングを迎えられたのは良かった! こういうシーンもないと、今回のエピソードはあまりにも辛すぎます。

 

●テディがシアトルを去ることに!
オーウェンは、テディがMEDCOM(陸軍衛生司令部)から仕事のオファーを受けていたことを知ります。テディにとってはとてもいい話でしたが、当のテディは、オファーを断るつもりでいました。自分のオーウェンへの仕打ちを反省した彼女、クリスティーナとの関係で崖っぷちに立たされているオーウェンを、今こそ自分が支えようと考えていたのです。そのためには、自分はシアトルにとどまるしかない、と。でも、そのテディの気持ちを知ったオーウェンは、あえて彼女に解雇を通告します。オーウェンはオーウェンでテディを思い、彼女がMEDCOMのオファーを受けられるよう背中を押してあげたというわけです。友情を復活させた二人の熱いハグ、これも今回のエピソードの大きななぐさめの一つでした。

 

さて、そんなオーウェンですが、その日の夜、メレディスたちの乗ったジェット機がまだボイシへ到着していないことを知り、ようやくフライトに問題が生じたことに気付き……。

 

 

いやあ、今回のシーズン・フィナーレもとんでもないことになりました。
銃撃事件に続き、墜落事故にも巻き込まれるなんて、まさに“シアトル・グレース・マーシー・デス”。
それにしても、レクシーの死は痛かった……。ジョージの死も衝撃的でしたが、今回のレクシーの死も相当なインパクトでした。製作総指揮のションダ・ライムズ、今後のストーリー展開のためとはいえ、容赦なくキャストを殺してくれますよね。
それに、ジェット機に乗っていたほかのメンバーも、まだ山中に取り残された状態。救出が遅れれば、さらなる被害者が出る可能性もあるわけです。

 

シーズン9では、どんな結末が用意されているのでしょうか? 今のところ、メレディスはボストン、クリスティーナはメイヨー、アレックスはホプキンス、ジャクソンはチュレーン、エイプリルはクビという状況で、みんなバラバラ。テディが晴れてMEDCOMに移ることになったり、ベイリー&ベンが結婚を決めたりといった明るい話題もありましたが、墜落事故はまさにそれらを吹き飛ばすインパクト。この事故の顛末はもちろん、その後のストーリーをどうやって再構築するつもりなのか、シーズン9ではションダ&脚本家陣の手腕が問われることになりそうです。


【トリビア:ゲスト】
パイロットのジェリー役は、「アリー・myラブ」のマーク・アルバート役や「マーシー・ホスピタル」のDr.ダン・ハリス役などで知られるジェームズ・レグロス。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Flight」は、Sutton Fosterの曲“Flight”からの引用。


【注目のセリフ】
「愛してる。ずっと君を愛してた。これからも愛し続ける。だからここで死んだらダメだ。なあ、いいか、俺と結婚してくれ。君は一流の外科医になる。子どもはそうだな、3人作ろう。レクシー、幸せになろう。二人で。一緒に最高の人生を送ろう。幸せいっぱいの人生だ。だから死なないでくれ。頼むから。俺たちは一緒になる運命なんだ」by マーク
 ……レクシーの愛の告白に対するマークの答えを、こんなかたちで聞くことになるなんて……。
「私があなたに辛くあたった時、我慢強さと思いやりと、変わらない友情を見せてくれた。だから、あなたから離れるわけにはいかない。忠誠心があるから」by テディ
 ……本来のテディに戻ってくれて良かった。
「私にはもういいことないと思ってた。でも今はほんと、最高に幸せ。あなたは不運続きだけど、今だけ。たいしたことない。大事な瞬間まで逃さないで。研修期間を生き延びたんだから、それをまた祝えばいいでしょ。人生は一瞬で変わるのよ。いきなりね。いろいろあって落ち込んでても、次の瞬間、世界一素晴らしい女性と出会って恋することもある。この瞬間、大事な瞬間は一生に一度きりよ」by カリー
 ……この頃、アリゾナは……。
「もしもし、アレックスです。あの……ホプキンスからオファーが来たのは、先生が一人前にしてくれたからだ。先生のおかげです。俺のどこを見込んでくれたのかいまだに分からない。先生は変わってるから。とにかく、俺はホプキンスへ行って確かめたいんです。この病院から離れて、先生に頼らずにやってけるのか。要するに先生には感謝してる。そういうことかも」by アレックス
 ……アレックスもまた、この頃アリゾナがどんな状況にあるかつゆ知らず……。
「でも、もうあなた一人の人生じゃない。人生を共にする相手ができたら、何でも話さなきゃ。一緒に考えて、どうするか一緒に結論を出す。そういう誠意を見せるべきでしょ。あなたはもう気ままな独り身じゃないの。分かったわね?」by ベイリー
 ……強気な逆プロポーズ!


【メレディスの一言】
外科研修医としての数年は、人生最高かつ最悪の時となる
私たちは限界まで試される
ここがスタートライン
私たちのフィールド
腕を発揮できるか、自分次第


【曲情報】
♪"Featherstone" ThePaper Kites

オーウェンとテディがハグをし、ベイリーがベンに逆プロポーズし、食事会の席で、リチャード、エイプリル、ジャクソン、アレックスが、ほかのメンバーの到着を待つシーンで。

2012.12.19|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

12月12日(水) #23「シアトルに別れを」

23試験の結果を受け、各病院のフェロー獲得合戦が激化。候補者には好条件を申し出る電話が次々とかかって来る。アレックスは唯一、シアトルに残ると宣言していたが、試験で逆ギレしたことが気に入られ、超名門のジョンズ・ホプキンス病院から誘いを受ける。引く手あまたなクリスティーナは、まだ行き先を決められず。一方、エイプリルは各病院からことごとくオファーを撤回されてしまい、ついには……。


●各病院のフェロー獲得合戦が激化! アレックスにもビッグチャンスが!
認定医試験の結果を受けて、各病院のフェロー獲得合戦が激化。候補者たちに、好条件を申し出る電話が続々とかかってきます。このままだと、シアトルから多くの優秀なレジデントが流出しそうな気配。部長であるオーウェンは、クリスティーナをはじめとするレジデントたちがどんな決断を下すのか、焦燥感を募らせます。
そんな中、唯一、シアトルに残ると宣言していたアレックスに驚きの朗報が! 何と、認定医試験で逆ギレして啖呵を切ったのが気に入られ、超名門のジョンズ・ホプキンスから誘いがかかったのです! リチャードはアレックスに、ホプキンスとシアトルの双方に要求を突きつけて張り合わせろとアドバイス。アレックスは、おそるおそる双方に要求を打診してみるのですが、結果はどちらもOK! 「こんなに求められたことなくて……」とアレックスは戸惑いますが、「これがトップでゴールした時に見える風景」とリチャードに教えられ、ようやく求められる幸せを実感したんじゃないかと。
ただし、シアトルに残ってくれると思っていたアリゾナはカンカン! ホプキンスはアリゾナの出身校でもあるわけですから、喜んであげてもいいんじゃないかと思うんですが。

 

一方、そんなアレックスとは対照的だったのがエイプリル。認定医試験に落ちたため、各病院からことごとくオファーを撤回された上、オーウェンからも「来年は雇えない」と告げられてしまいます(オーウェン、シビアな決断!)。
エイプリルとの関係をどう捉えるべきか悩んでいるジャクソンは、落ち込むエイプリルを優しく励まそうとするんですが、エイプリルにはその優しさがかえって辛いようで……。

 

また、クリスティーナは、スタンフォード、コロンビア、メイヨーのいずれかを選ぶか、あるいはシアトルに残るか、答えを出せないまま。クリスティーナと離れたくないメレディスは、彼女の行き先についてあれこれ口を出します。でも、そんなメレディスにクリスティーナは、「彼(オーウェン)が相方」とキッパリ! メレディス、ちょっとショックだったかもしれませんが、この言葉のおかげで自分の答えを出せたみたい。“クリスティーナとすぐに会える距離”というこだわりを捨てて、デレクとボストンに行くと決断します。
そして、肝心のクリスティーナ。当直室で仮眠をとっていたオーウェンのところへ行き、自分からキス。久しぶりに夫婦で愛を交わすのですが、オーウェンが幸福感に浸ったのもつかの間、「あたしここを出る」と宣言します。クリスティーナ、結局メイヨーを選んだようです。これで、メレディスとは遠く離ればなれに……。

 

●ベンがベイリーにプロポーズ!?
この日は1日デートをする予定だったベンとベイリー。けれども、ベイリーは急患の呼び出しを受けて病院へ。完璧なデートを準備していたベンも、渋々一緒に付いて行きます。
ベイリーが担当する患者は、胃に穴が空いて腸閉塞を起こしているジェイク。ベイリーはメレディスとオペを行い、臓器のダメージを修復しますが、そもそもどうしてこんなことになったのかその原因はつかめず。やがて、ジェイクと2度離婚し、3度目の結婚をした妻マリオンの腕に寄生虫が見つかり、二人の3度目の新婚旅行先のタイで、ジェイクも寄生虫をもらっていたことが判明します。そんな矢先、寄生虫はジェイクの脊椎に到達。ジェイクの手足に麻痺の症状が出始めたため、ベイリーはデレクを呼んで再度ジェイクのオペを行います。
オペにはベンも入るのですが、彼は依然としてベイリーとのデートが台無しになったことに納得が行かない様子。逆ギレしたベイリーは、ベンがデートの最中にしようとしていたクロスワードパズルをオペ室内でやり始めます。やめろというベンの言葉に耳も貸さず、どんどん空欄を埋めていこうとするベイリー。そして、ベンが用意した「俺の君への質問」という項目の答えが、「Will you marry me」というプロポーズの言葉だったことを知ります。そう、ベンが今日のデートにこだわっていた理由は、プロポーズするつもりだったからだったんです!
ベンの気持ちを知ったベイリーはさすがに反省。その夜、お詫びにセクシーファッションで身を固めて「もう一度プロポーズして」とベンに迫ります。ところが、ベンは「状況が変わった」と言い出します。実は、乱射事件の後にベイリーと別れたベンは、新たな出発をしたいと考え、自分を外科のインターンとして受け入れてくれる病院を探していたのです。そして、ついにUCLAから受け入れOKの知らせが! ただし、UCLAはロス。外科のインターンになるということは、病院に長時間拘束されることも必須。さて、二人はこのまま別れてしまうんでしょうか!?

 

なお、ジェイクの妻マリオンとして登場したのは、「24 -TWENTY FOUR-」のクロエ役でおなじみのメアリー・リン・ライスカブでした。彼女のゲスト出演と聞いて、同じく「24 -TWENTY FOUR-」で活躍したテディ役のキム・レイヴァーとの再共演を楽しみにしていましたが、二人が同じ場面に登場することはなく、ちょっと残念でした。でも、ジェイクとの3度目の結婚を「間違いだったかも」と発言したマリオンに、マークとジャクソンが食いつくシーンは最高でした。

 

●アリゾナの友人ニックの治療は……
アリゾナの弟の親友ニックは、心臓への転移巣の摘出手術を勧められている状況。けれども、アリゾナに避けられている彼は、絶望してオペを受けずに病院を出ようとします。カリーは、「不安な気持ちは分かるけれど、友達ならニックに付き添うべき」とアリゾナを説得。アリゾナもようやくニックと向き合い、彼を支えていくことにします。
テディとクリスティーナはニックのオペを担当しますが、開胸してみるとガンは予想以上に進行していて、手の施しようがないと判明。もちろん、アリゾナは大ショック。打ちひしがれたアリゾナは「どこにも行かないで」とカリーにすがり、カリーは「一緒に乗り切ろう」とアリゾナを励まします。気の毒なアリゾナ。カリーというパートナーがそばにいてくれるのが不幸中の幸いです。

 

●レクシーの告白に戸惑うマーク
レクシーの愛の告白に戸惑っているマーク。自分の望むものをすべて与えてくれるのはジュリアだけれど、自分が望むものをまったく望んでいないレクシーを愛していることを自覚している様子。一体、マークはレクシーにどんな返事を? 「結末を見たい」と言っていたデレクの気持ちがよく分かります。

 

●な、なんと!! メレディスたちの乗ったジェット機が墜落!!
夜、シアトル・グレース・マーシー・ウェストのスタッフの一部は、結合双生児の分離手術に協力するため、アイダホ州のボイシの病院へジェット機で旅立ちます。メンバーは、デレク、マーク、メレディス、クリスティーナ、レクシー、アリゾナ。本来なら、アリゾナではなくアレックスがメンバーでしたが、ホプキンスにくら替えしたと知って怒ったアリゾナは、アレックスをシアトルにとどまらせ、代わりに自分がボイシに行くことにしたのです。けれども、アリゾナは後にこの判断を後悔することになります。なぜなら、みんなを乗せたジェット機が何と途中の山林で墜落してしまったんだから!!  思いもよらない大惨事の勃発!! メレディスに意識はあったようですが、ほかのメンバーの安否は!?

 

乱射事件に勝るとも劣らない衝撃的なシーズン・フィナーレ、その内容が気になります!


【トリビア:ゲスト】
マリオン役で、「24 -TWENTY FOUR-」のクロエ役でおなじみのメアリー・リン・ライスカブがゲスト出演。
ジェイク役は、「刑事ナッシュ・ブリッジス」のペペ役などで知られるパトリック・フィスクラー。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Migration」は、Mariah CareyやJimmy Buffettの同名曲“Migration”からの引用。


【注目のセリフ】
「お待たせ、エイプ」by アレックス
 ……エイプリルのことを“エイプ”と呼ぶアレックス。実は“エイプ”って猿の意味。
「世界はもはやお前のものだ」by リチャード
 ……リチャードのお導きに授かれたアレックスはラッキー!
「私は優秀な外科医です。おたくのショボいプログラムには貴重な人材。大損したね、地獄に堕ちろ!」by クリスティーナ
 ……エイプリルの本心(?)を頼まれてもいないのに代弁。
「あなたにできないことは私がやる。そばにいる。一緒に乗り切ろう」byカリー
 ……何て頼もしい!


【メレディスの一言】
あの鳥たちはすごいと思う
迷子にもならず何千キロも旅をする
窓にもぶつからず、猫にも食べられず
でも、春になると必ず帰ってくる
多分、慣れ親しんだ土地だから
旅立ちを見守るのはステキだと人は言う
その瞬間はこんな風、何か謎の合図をきっかけに一斉に鳥たちが飛び立つ
私は飛び損ねたのかも
まあ、いい
どうせ来年がある


【鑑賞MEMO】
ジョン・シンガー・サージェント

19世紀後半から20世紀前半のアメリカ人の肖像画家。
ベンは、ベイリーとのデートコースに、サージェントの展覧会を組み込むことも考えていた模様。


【曲情報】
♪"Sexy And I Know It" LMFAO

メレディスの家で開かれたレジデントたちのパーティー。激しく踊るエイプリルが印象的なシーンで。
♪"Stone of Suffering" Get Set Go
アレックスがオーウェンに交渉を持ちかけ、カフェテリアでレジデントたちが勤め先について話す中、エイプリルにオファーの取り消しの電話が相次いで入り、エイプリルの代わりにクリスティーナが応答するシーンで。
♪"Lightstick" Zola Jesus
アレックスが求められる者の喜びをかみしめ、オーウェンがエイプリルに来年からは雇えないと告げ、クリスティーナが自分の相方はオーウェンだとメレディスに言い、ニックの件で泣くアリゾナをカリーが支えるシーンで。
♪"Graveyard" Feist
エンディング、シアトルを離れることになったレジデントたちの名前をオーウェンがホワイトボードから消し、ボストン行きを決めたメレディス、メイヨー行きを決めたクリスティーナらとともに、ホプキンスからのオファーの件でアレックスに激怒したアリゾナが、彼に代わって飛行機でボイシに向かい、バーで飲んでいたエイプリルが、ジャクソンの優しさを突っぱねるシーンで。

2012.12.12|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

12月5日(水) #22「マインドゲーム」

22サンフランシスコで認定医試験の口頭試問が始まる。リチャードとキャサリンは審査官を務め、メレディス、クリスティーナ、ジャクソン、エイプリル、そして遅刻して到着したアレックスの5人は、それぞれ試練を乗り越えようとする。その頃、シアトルにはアリゾナの弟ティムの親友ニックが、6年間放置していたガンの治療のためチベットからやって来ていた。しかし、ガンはすでに彼の全身に転移しており……。一方、マークはジュリアから「あなたの子どもがほしい」と告げられて動揺。それを知ったレクシーは……。


●アリゾナの弟の親友がガン治療のためシアトルへ
レジデントたちが認定医試験に臨む中、シアトルには、アリゾナの亡き弟ティムの親友で、自分にとっても親友であるニックが、6年間放置していたガンの治療のためチベットからやって来ます。古い友人との再会に興奮気味のアリゾナ。カリーはティムのオペを担当しますが、すでにガンが全身に転移していて手の施しようがないことが判明。それを知ったアリゾナは、術後に目覚めたニックに、なぜもっと早く連絡してこなかったのかと怒りをぶつけます。怒ることで、ニックを失うのではないかという不安に対処しようとしているんでしょうね。ニックは、「ティムの時のように悲しませたくなかった」とアリゾナに言うのですが……。さて、ニックの運命は!? 次回も、アリゾナ&ニックに注目です。

 

●「子どもがほしい」とジュリアに言われたマーク。レクシーはついに本心を告白!
ジュリアが突然、「あなたの子どもがほしい」とマークに告白! 動揺したマークはデレクに相談します。レクシーの気持ちを知っているデレクは返答に困るばかり。とにかく、義兄としてレクシーに事の次第を告げます。もちろん、そんな話を聞かされたレクシーも激しく動揺! マークはどんな反応だったのかデレクから聞き出そうとするのですが、デレクは、あっちからもこっちからも人生相談を持ちかけられてげんなり……。ベイリーは、「助言を求める人間には隠喩で返せ」とデレクにアドバイスします。そんな矢先、デレクのところにメレディスから電話が。弱音を吐くメレディスに「試験は鏡だ」と隠喩で返すデレク。ベイリーのアドバイスを見事に実践!
一方でデレクは、マークとレクシーとともに、屋根から転落して頭蓋骨の一部を欠損した男性患者チャーリーを担当し、オペでそれを修復。術後、夫を心配する妻とチャーリーのやり取りを聞いたレクシーは、率直に自分の思いをマークに伝えるべきだと気付き、ついに、「愛している」とマークに心の内をぶつけます。突然の告白に言葉を失うマーク。すると、そこにジュリアが登場。レクシーとマークの話は中断してしまい……。
さて、マークはレクシーとジュリア、どちらを選ぶのでしょうか? 何はともあれ、レクシーの愛の告白は本当に感動モノでした。思わず涙が出るほど。個人的には、マークにはレクシーを選んでもらいたいと思っているのですが……。

 

●候補者たちの“求愛役”を仰せつかったベイリー
ベイリーは、オーウェンからシアトル・グレース・マーシー・ウェストに来るかもしれない候補者たちへの“求愛役”を頼まれ、彼らの案内係を務めます。ところが、候補者たちは条件について質問するばかりで、中にはカフェテリアでパンの臭いを嗅ぐ者も! その姿に辟易したベイリーは、今いるレジデントたちを引き留めるべきだと訴えます。確かにベイリーの言う通りですよね。何だかんだ言っても、今の5年目のレジデントたち、それぞれ優秀ですから。

 

●認定試験、レジデントたちそれぞれの結果は!?
さて、そんなレジデントたちは、いよいよ認定医試験の口頭試問に臨みます。

 

吐き気と闘いながら試験に臨むのはメレディス。デレクの隠喩のアドバイスが効いたのか、審査官の前で嘔吐しようとも(審査官の嫌がる顔が面白かった!)、めげずに回答を重ねます。

 

クリスティーナの試験を担当するのは、昔気質の初老の審査官。先進的な治療に自信を持つクリスティーナとは、どうも話がかみ合いません。徐々にイライラし始めたクリスティーナは、審査官から「自信家で敵対的」と指摘され、早めに試験を切り上げられてしまいます。

 

母キャサリンとリチャードの関係を知り、そのショックを引きずるジャクソンは、隣の部屋で審査官を務めているキャサリンの声が壁越しに聞こえてくる度に動揺。試験に落ちたら母親に何て言われるだろうかと心配しながら、できる限り気にしまいと努めます。

 

一方、ようやくシアトルから試験会場へと戻ってきたアレックスは、開始時刻に大きく遅刻。最初のセッションは不合格とされるものの、第2セッション以降にすべてクリアできれば合格という条件で、試験を受けさせてもらえることになります。アレックスは、好調に回答を重ねますが、最後の最後で引っ掛け問題にまんまと引っ掛かるという失態! そして、「生身の患者に付き添う必要があって遅れただけなのに、引っ掛け問題で不合格にする気か!」と逆ギレ! 審査官はそんなアレックスの態度に顔を見合わせ……。

 

そして、ジャクソンと寝たことで神様に嫌われたと落ち込むエイプリルは、動揺のせいなのか緊張のせいなのか、とにかく大苦戦。いつもの空回り状態に陥ると、「暑い!」とジャケットを脱ぎ始めるのですが、中に着ていたカットソーにはひどい汗染みが! 回答の内容だけでなく、振る舞いでも大失敗してしまいます。
すっかり慌てるエイプリル。休憩時間、クリスティーナとメレディスに女子トイレを占領されていたため、仕方なく男子トイレへ。そこで汗染みのついたカットソーを乾かそうと下着姿になり、周りの男性陣にドン引きされます(このシーン、最高!)。すると、そこへジャクソン登場。話の流れから言い合いになる二人でしたが、途中でエイプリルは、「神様との約束を破ったことではなく、ジャクソンとのセックスが快感だったことが問題」と打ち明けます。その言葉が引き金となり、不安と焦りの極地で開き直った二人は、個室になだれ込んで再びセックス! エイプリル、最後のセッションでは、「男性用のトイレで友達と婚前交渉した」と、聞かれてもいないことまで審査官に暴露! 何とまあ、あっぱれな壊れっぷり!

 

というわけで、それぞれの認定医試験が終了。真夜中、シアトルに帰り着いた一行は、携帯端末を手に不安な面持ちで結果発表を待ちます。結局、ジャクソン、クリスティーナ、メレディス、アレックスは合格。エイプリルだけが不合格でした。あの試験の内容じゃ、エイプリルの合格は難しいなと思いましたが、やはり……。
そうそう、キャサリンとリチャードですが、二人の関係は今後も続くかもしれません。アデル絡みで重々しい表情を見せることが多かったリチャード、キャサリンに見せる笑顔は別人のようでした。

 

なお、今回のエピソードの監督は、オーウェン役のケヴィン・マクキッドでした。シーズン7の#13「真実の痛み」、今シーズンの#6「ポーカーフェイス」に続き、彼が監督を務めるのは今回で3度目。現地アメリカで放送中のシーズン9でも第4話でメガホンをとっており、監督としても大活躍です。

 

さて、次回は、そんなレジデントたちをめぐって、各病院のフェロー獲得合戦が激化。そして、シーズン・フィナーレへとつながる、超衝撃的な出来事が!!


【トリビア:ゲスト】
クリスティーナの試験を担当した審査官役は、「ナイトライダー」のナイト2000の声を演じたことでおなじみのウィリアム・ダニエルズ。
ニック役は、「アントラージュ★オレたちのハリウッド」のアダム役のジョーダン・ベルフィ。
チャーリー役は、「ウェイバリー通りのウィザードたち」のジェリー・ルッソ役のデヴィッド・デルイーズ。
チャーリーの妻役は、「LOST」のリビー役のシンシア・ワトロス。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Let the Bad Times Roll」は、Paul WesterbergやVandalsの同名曲“Let The Bad Times Roll”からの引用。


【注目のセリフ】
「ジュリアが卵巣刺激ホルモンを浴びせてきた」by マーク
 ……浴びせるジュリアのストレートさがスゴイ。
「あたしの審査官、あれはまさに生きた化石。きっと最後にオペした時、照明はロウソクだった」by クリスティーナ
 ……年配で昔気質だからって、ちょっとバカにしすぎじゃ!?
「何! あなたたち医師でしょう? アレぐらい見たことあるし、そっちだって見てる。ただの肉と軟骨じゃない。ガタガタ言うな!!」by エイプリル
 ……男子トイレで勝手に下着姿になっておきながら、この言い草!
「苦労して育てて、腹が立っても我慢してきた揚げ句、パンの臭いを嗅ぐよそモンに媚びるなんてゴメンよ!」by ベイリー
 ……本当にその通り!
「あなたが心にすみ着いてる。あなたは何て言ったらいいか、一種の病気みたい。私は完全に感染してる、マーク・スローンに。だから私、あなた以外、何も、誰のことも考えられない。それに全然寝られない。息もできない。食べられない。それぐらい愛してる。どんな時も愛してる。毎日毎日、どんな瞬間も」by レクシー
 ……圧倒的な迫力。これぞ愛の言葉!


【メレディスの一言】
昔の人の言葉は一理ある
今を生きるべき
生きるとは、つまり毎朝目が覚めたら、選ぶということ
人生が与えてくれるチャンスをつかんで、嵐の中突き進んでいくか
あるいはカーテンを閉め切って1日引きこもるか


【曲情報】
♪"Sirius" Congorock

メレディス、ジャクソン、エイプリル、クリスティーナがそれぞれ口頭試験の冒頭で説明を受けるシーンで。
♪"City Boy (K.K.S. Remix)" White Arrows
メレディスが必死で吐き気を抑えながら口頭試験への返答を続け、遅刻のアレックスも口頭試験に臨み、苦戦するエイプリルが口頭試験で暴走するシーンで。
♪"Bells" The Naked and Famous
エイプリルとジャクソンが試験の合間にトイレでセックスに至るシーンで。
♪"Don't You Give Up On Me" Milo Greene
レクシーがマークに「愛してる」と告白するシーンで。

2012.12. 5|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

11月28日(水) #21「前夜のハプニング」

21_3認定医試験の前日、レジデントたちは会場となるサンフランシスコのホテルに到着。ゾラのウィルス性胃腸炎がうつったメレディスは、一人別部屋に隔離される。そんな中、モーガンの息子トミーの容態が悪化。心配したアレックスはシアトルへ戻ってしまう。急遽、審査官を代行するため同ホテルへやって来たリチャードは、同じく審査官としてホテルに滞在しているキャサリンと再会。二人はいい雰囲気になり……。一方、病院ではオーウェンとテディが患者のオペ方針を巡って対立する。


いよいよ認定医試験! 試験を受けるメレディスたちレジデント、そして試験の審査官を務めるリチャード、キャサリンは、試験の前日、会場となるサンフランシスコのホテルに集結。そこでは、思いもよらぬハプニングが……。

 

●リチャードとキャサリンがついに……!!
胃腸炎でダウンした審査官の代役を急遽務めることとなったリチャード。同じく審査官として、試験会場であるサンフランシスコのホテルに宿泊していたキャサリンと再会します。二人はその夜、レストランで食事をしているうちいい雰囲気になり、積極的なキャサリンがリードするかたちでついにベッドイン! しかも翌朝、バスローブ姿のリチャードとキャサリンは、母親の部屋を訪ねてきたジャクソンと顔を合わせる結果に……。
ともあれ、アデルがいながらキャサリンと関係を持ったリチャード。これで2度目の不倫ということになりますが、現地のファンの間ではリチャードを擁護する声も多かったようです。今回の場合は、メレディスの母エリスと不倫した時とは状況が違いますもんね。アデルは、もはやリチャードが自分の夫とは分からない状態で、施設でほかの男性とラブラブ中なわけですから。リチャードの行為は褒められたものではありませんが、彼とキャサリンがこういう関係になったことが、今後の展開にどう影響するのか注目していきたいです。

 

●認定医試験前夜、レジデントたちに起きたハプニングとは!?
師匠であるアテンディングたちに見送られながら、認定試験の会場に向かったレジデントたち。リチャードたちが滞在するのと同じサンフランシスコのホテルに到着するわけですが、こちらもかなり波瀾万丈な展開に!!!

 

まずはメレディス。ゾラのウィルス性胃腸炎をもらってしまったらしく、ホテルのロビーでいきなり嘔吐! その後は、みんなとは別部屋に隔離され、一人吐き気と戦うことに。そして、みんながメレディスを病原菌扱いする中、親友のクリスティーナだけは彼女を気遣います。メレディスとクリスティーナはドア越しに会話をし、その流れでクリスティーナはオーウェンの浮気のことをようやくメレディスに告白。メレディスは、オーウェンを非難する発言をしますが、クリスティーナは必死でオーウェンをかばいます。でも、やはりオーウェンと別れて、遠方の病院に勤めたいと本心を口にします。そんなクリスティーナに対するメレディスの返答の中で面白かったのが、「私のことも置いてくんだ……」というセリフ。メレディスったら、相手がクリスティーナとなると、途端に“女子”モード全開! 親友と離れ離れになるのが寂しいのは分かるけれど、ティーンの女子じゃあるまいし……とちょっと突っ込みたくなってしまいます。

 

一方、ケース・ウェスタン・リザーブ大学付属病院から仕事のオファーをもらっているエイプリルは、その病院で失職の危機にあるケヴィンというレジデントに逆恨みされ、バーで彼に絡まれます。そもそも、認定試験のプレッシャーで半分壊れかけていたエイプリルは、勢いにまかせてケヴィンを殴り、男相手に取っ組み合いの大げんか!(←エイプリル、ぶっとびすぎ!) リチャードが止めに入り、ひとまず部屋に戻ろうとするエイプリルでしたが、ケヴィンを殴った興奮でハイになり、自らジャクソンにキス! そして、何とそのままジャクソンとベッドイン! 神様のために守ってきたヴァージンをついに捨ててしまいました! エイプリルとのこと、ジャクソンはまんざらでもないようでしたが、エイプリルの方は、「神に嫌われた」と自分を責める結果に……。

 

アレックスは、容体が悪化しているモーガンの息子トミーのことが気になり、ホテルからアリゾナに電話を入れます。そして、トミーがオペを受けることになったと知ると、いてもたってもいられずにシアトルにとんぼ返り。でも、もはやトミーを救う手立てはありませんでした……。モーガンも、ここまできたらもう事実を受け入れるしかない。トミーの延命措置を打ち切ることにし、我が子を腕に抱いて最期を看取ります。そばにいてほしいと頼まれたアレックスは、朝までモーガンに付き添い、気がつけば認定試験の開始時刻まであと3時間。試験を諦めかけるアレックスでしたが、アリゾナに「最後まで諦めないで努力して!」と発破をかけられ……。

 

そして、試験開始の時。相変わらず自分を責め続けているエイプリルは悲壮な表情で、ジャクソンは折れてしまった“幸運の鉛筆”に目をやりつつ、クリスティーナは意気揚々と、メレディスは気力で吐き気を抑えながら、それぞれ審査官の待つ部屋へと入っていきます。しかし、そこにアレックスの姿はありませんでした。アレックス、急いで試験会場に向かっているはずなんですが、どうなっちゃうの!?

 

●オーウェンとテディが患者のオペ方針を巡って対立!
シアトルでは、オーウェンとテディが交通事故で搬送された患者のオペ方針を巡り対立。二人のピリピリした空気を敬遠するカリーは、ベイリーに何とか二人の間を取り持つよう言いますが、オーウェンは頑ななテディに辟易して、オペを途中で抜けてしまいます。ここまで来たら言うべきことを言わないと……とベイリーは、「あなただって分かってるはずよ。(ヘンリーの死は)彼の責任じゃないって。彼はあなたという友達を失って、今、妻も失いかけてる。これ以上彼を追い詰めて何になるの!?」とテディに説教。オーウェンがクリスティーナと離婚の危機にあると知ったテディは、試験当日のクリスティーナの近況をそれとなくオーウェンに伝えることで、歩み寄りの姿勢を見せます。これで、ようやくテディとオーウェンの溝も埋まっていきそう!?

 

●マークに思いを告げられないレクシー
マークから友達になりたいと告げられたレクシー。本当はまだ愛しているとマークに伝えられず、苦い思いをします。そして、ゾラの看病で徹夜していたデレクに、その胸の内を吐露。なんて切ない……。

 

なお、今回のエピソードの監督は、ベイリー役のチャンドラ・ウィルソンでした。今シーズン第3話「ポストイットの重み」でもメガホンをとっている彼女。今シーズン2度目、全シーズンを通して6度目の監督業を見事にこなしてくれました。現地アメリカで放送中のシーズン9でも、チャンドラの監督エピソードがあるとのこと。楽しみですね。


【トリビア:ゲスト】
ケヴィン役は、「NIKITA/ニキータ」のネイサン・コルヴィル役などで知られるサッド・ラッキンビル。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Moment of Truth」は、Fm StaticやTyler James Williams、Survivorらの同名曲“Moment of Truth”からの引用。


【注目のセリフ】
「さすがだな、2分で嫌われるなんて」by アレックス
 ……確かにエイプリル、嫌われる才能には長けている!?
「あれはひどい。張り詰めてるし冷たいし危険。爆弾処理してるみたい、それも幽霊屋敷で。その屋敷の周りは地雷原、クマがうじゃうじゃいて、そのクマはナイフを持ってる」by カリー
 ……テディとオーウェンの緊張した関係を、ここまで具体的に例えられるカリー、どうも文才がありそう。
「魔法の鉛筆持ってんだ? へえ、めっちゃ気になる。ねえ、それどういう魔法使えんの? 止めたりできる、あれ」by クリスティーナ
 ……ママが持ってきた鉛筆のせいでからかわれるジャクソン。クリスティーナがその魔法の鉛筆で止めてほしかったのは、もちろんエイプリルのメソメソ!


【メレディスの一言】
幼稚園、高校、大学、メディカル・スクール、研修期間
すべてこの時のためにある
ある者はプレッシャーに潰され
ある者は耐える
どちらにしても、もうできることはない
否応なしにその時は来る
あとはその時を逃さなければいい


【鑑賞MEMO】
ナイン・インチ・ネイルズ

「今見てるインターンは、“壊死組織のデブリ”をナイン・インチ・ネイルズのアルバムのタイトルだと思ってる」とレクシーに愚痴をこぼすマーク。ナイン・インチ・ネイルズとは、アメリカ、オハイオ州のクリーブランドで結成されたインダストリアルバンドのことです。
ちなみに、シーズン4の第14話の原題「The Becoming」は、彼らの楽曲“The Becoming”からの引用でした。


【曲情報】
♪"This Head I Hold" Electric Guest

オープニング、エイプリル、ジャクソン、クリスティーナらが、アテンディングに見守られて認定試験を受けに行くためバスに乗り込むシーンで。
♪"People in Her Mind" Poor Moon
認定試験の会場のホテルのロビーで、エイプリルが他院の医師ケヴィンに嫌われ、ウィルス性胃腸炎をゾラにうつされたメレディスが嘔吐するシーンで。
♪"The Sun" The Naked and Famous
ホテルのバーでエイプリルがケヴィンとケンカを始めるシーンで。
♪"All or Nothing" Au Revoir Simone
クリスティーナがドア越しにオーウェンの浮気のことをメレディスに告白し、エイプリルがジャクソンにキスをして部屋になだれ込み、リチャードがキャサリンとレストランで食事しながらアデルの件を話すシーンで。
♪"Lakehouse" Of Monsters and Men
レストランで食事をしていたリチャードとキャサリンがいい雰囲気になり、会計を頼んで部屋に移動し、ベッドインするシーンで。
♪"80 Miles" Washington
クリスティーナがドア越しのメレディスに、遠くに行くかもしれないと話し、アレックスに付き添われながら、モーガンが自分の腕の中でトミーを看取るシーンで。
♪"Young Blood" Birdy
エンディング、レクシーがマークへの思いをデレクに吐露して泣き、テディがオーウェンに自分から話しかけ、エイプリル、ジャクソン、クリスティーナ、メレディスがそれぞれ面接の部屋に入るも、アレックスは試験会場に姿を見せないシーンで。

2012.11.28|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

11月21日(水) #20「名もなき少女」

20フェローとして就職する新たな勤め先を探すため、面接続きの日々を送る5年目のレジデントたち。クリスティーナには名だたる病院から相次いでオファーが舞い込み、エイプリル、ジャクソン、アレックスもそれぞれ面接に挑む。一方、6歳の時に誘拐されて以来、12年間も監禁され、虐待を受けてきた少女ホリー・ウィラーが保護され、病院に運ばれてくる。ホリーに頼りにされるようになったメレディスは、名門病院の面接をキャンセルし、精神的に不安定な彼女に付き添う。


●12年間も監禁されていた少女が発見され病院へ!
6歳の時に男にさらわれて以来、12年間も監禁・虐待されていた少女ホリー・ウィラーが、山の谷底で大けがを負っていたところを保護されます。ホリーは混乱し、怯えきっていましたが、最初に意識が戻った時に声をかけてくれたメレディスに信頼を寄せ、セラピストのフィンチャーや、駆けつけた両親よりも彼女を頼りにするようになります。メレディスは、ベイリーの口利きで取り付けた、一般外科の名門、ボストンのブリガム・アンド・ウィメンズ病院の面接を数回にわたりキャンセルし、ホリーに付き添います。そんなメレディスの様子を見たクリスティーナは、シアトルにとどまってデレクと子育てを楽しみたいがためにブリガムへ行くのを躊躇しているのではないかとからかっていましたが、これ、意外と当たっているようでしたね。ゾラの母親となり、安定した生活を手に入れたメレディスは、変化を恐れているように見えます。

 

一方、ホリーの事件をよく覚えていたベイリーは、少女の過酷な体験に、子を持つ親として激しく動揺。託児所からタッカーが姿を消したことでパニックを起こします。けれども、タッカーは鼻血を出して手当を受けていただけで無事でした。ベイリーの慌てふためく姿は見ていて気の毒でしたが、彼女の母親としての顔、弱点がある人間らしさがよくあらわれていたと思います。

 

さてさて、ホリーの治療の方は順調に進みました。一時は腹腔動脈のグラフトに漏れが見つかり心配停止に陥りますが、テディやベイリーの処置により回復。両親も、ホリーがなかなか自分たちに心を開いてくれない状況に耐え、とにかくホリーの気持ちを優先。幾多の危機を脱したホリーは、最終的に両親と一緒に退院していきます。ホリーを見送るメレディスは、それはもうしっかりしたもの。さまざまな経験を通して、今では人の親となったメレディス、本当にたくましくなりました。

 

なお、マスコミへの対応などにも苦労しつつ、ホリーを無事退院させることができたのは、外科部長としてのオーウェンの努力あってこそ。ホリーの退院を決定したミーティングの席では、一同からオーウェンへの称賛の拍手が! ちょっとジーンとくるワンシーンでした。

 

●アデルが重度の認知症の男性と恋!
アデルが暮らす施設に足繁く通うリチャード。ある日、アデルが施設の部屋で重度の認知症の男性アランと恋に落ちて、ベッドインしている姿を目の当たりにします。これはショック!! アデルはもはやリチャードが夫であることすら理解できなくなってしまったのです。リチャードは、アデルをアランから引き離そうと部屋を替えてもらうなどしますが、効果はなし。諦めたリチャードは、必要のない限り施設に出入りするのをやめるという決断をするのでした。
前回、リチャードが「My Funny Valentine」を歌った時は、まだリチャードとの結婚のことをアデルも覚えていたのに……。今回のリチャードの「My Funny Valentine」の響きは、むなしいものとなってしまいました。それにしても、アデル役のロレッタ・デヴァインの演技がスゴイ。彼女が演じるアデルが乙女のように愛らしかっただけに、リチャードの悲しみの深さがより一層浮き彫りになった気がします。

 

●全国の病院から引っ張りだこのクリスティーナ
クリスティーナは全国の病院から引っ張りだこ。シアトルを離れてオーウェンと別居することになっても構わないとばかりに、遠方の病院の面接を次々とこなしていきます。その一方で、ホリーの件で疲労困憊するオーウェンに優しい言葉をかける一幕も。ホリーの退院決定の際には、穏やかな表情でオーウェンに称賛の拍手も贈っていました。でも、二人の距離自体は縮んでおらず……。
また、クリスティーナを失いたくないテディは、夫なんだから引き留めてくれとオーウェンに訴えます。オーウェンは、決めるのは本人だと突っぱね、夫婦のことに口を挟まないでくれと冷たく言い放ちます。「俺は部長。友だちじゃない。君にそう教えられた」と。あれだけ自分に憎しみをぶつけておきながら、今さら……とオーウェンが思うのも当然です。それに、オーウェンは今それどころじゃないですもんね。クリスティーナとの関係そのものが崩壊しかけているのですから。

 

●エイプリル、ジャクソンも面接へ。アレックスは……
まずはエイプリル。シカゴのノースウェスタン記念病院に行きます。気合いを入れて作った分厚い履歴書を持参し、ハイテンションで自己アピール。逆に担当者からドン引きされてしまいます。この空回りっぷりがいかにもエイプリル。

 

ジャクソンは、マークの推薦でロスのUCLAへ。担当者が好意的であることに気を良くしますが、自分がハーパー・エイヴリーの孫として見られていることに気付くと、面接を途中退席。自ら辞退を申し出ます。

 

アレックスは、アリゾナが紹介してくれたトレドのカーソン・メソジスト病院を訪ねますが、そこは小規模な病院で、“自由にお好みパフェ”というカフェテリアのメニューが最大のアピールポイントといったところ。ジャクソンのため、名だたる病院とのアポイントを積極的に取ってくれるマークと対照的に、ショボい病院しか紹介してくれないアリゾナに業を煮やします。実はアリゾナ、手塩にかけた優秀なレジデントを手放したくなくて、アレックスを囲い込む戦法に出ていたのです。それを知ったアレックスは、面接のアポイントを取り付けろとアリゾナに迫り、ようやくイェールへの切符を手に入れます。

 

こうして、アレックスもあらためていざ空港へ。空港のバーには、ニューヨークのコロンビアへ飛ぶクリスティーナ、いよいよブリガムの面接を受けに行くことになったメレディスの姿も。
そして翌日、ブリガムの面接でメレディスは、「ここが私の第一志望です」とキッパリ言い切ります。みんな(特にクリスティーナ)と一緒にシアトルに残りたいと、ちょっと“女子っぽい”ところを見せていたメレディスでしたが、大きな一歩を踏み出しました。こうなると、6年目のスタート時に誰がどこにいるのか見当もつかない!? これはうまい脚本ですね。おそらく脚本家たちは、メレディス役のエレン・ポンピオら、メイン・キャストたちの契約更新に決着がついていない状況の中で、いかようにも展開を広げられるストーリーを用意したんだと思われます(結局、エレンらメイン・キャストは皆揃って契約更新しています)。

 

さて、メレディスたちは自分たちの進路をどう決めるのか!?
その前に、認定試験が待っています。次回は、認定試験の前日の“驚くべきハプニング”と、認定試験当日の様子が描かれます。ドキドキ!


【トリビア:ゲスト】
セラピストのフィンチャー役は、「女捜査官グレイス ~天使の保護観察中」のケイト・ペリー役のロレイン・トゥーサント。
ホリー役は、「スイッチ ~運命のいたずら~」のベイ役や、「デクスター ~警察官は殺人鬼」のレベッカ役、「WITHOUT A TRACE」のハンナ・マローン役などで知られるヴァネッサ・マラーノ。
ホリーの母親役は、「シカゴホープ」のリサ・カテラ役のステイシー・エドワーズ。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「The Girl with No Name」は、The Byrdsの曲“The Girl with No Name”からの引用。


【注目のセリフ】
「あたしは特別。神だから」by クリスティーナ
 ……続々と貢ぎ物をされては、自分が神だと思いたくなる気持ちも分かる!
「あなたはクセがある。いわばブルーチーズ。好きな人もいるけど、近くにいるのもイヤって人もいる。臭いって」by アリゾナ
 ……「俺は臭いチーズか!?」って、アレックスよく自分を理解してる。
「ここに残って笑顔がキュートなベビーを、笑顔がキュートなダンナと育てたいんじゃないの?」by クリスティーナ
 ……メレディスが安定志向に走るようになるなんてビックリ。


【メレディスの一言】
よく世間で言われること
過去に踏ん切りを付けなきゃ前へ進めない
踏ん切りを付けるのは簡単
辛いのは前へ進むこと
だから抵抗する
同じでいようとする
でも同じではいられない
どこかで諦めるしかない
前へ進む
なぜなら、どんなに辛くても、そうやってこそ成長するから


【曲情報】
♪"Old Mythologies" The Barr Brothers

オープニング、空港で偶然クリスティーナと出会ったメレディスが、出迎えに来ていたデレクとゾラと一緒に家に帰り、アデルが「恋に落ちた」とリチャードに報告するシーンで。
♪"Repatriated" Handsome Furs
カフェテリアで、ホリーの行動を見ながらレジデントたちがおしゃべりするシーンで。
♪"My Funny Valentine" Cast
リチャードが自分との結婚を思い出させようとアデルにむけて歌唱。
♪"Shame On You" Mariah McManus
リチャードが自分の夫だと理解できないアデルが、アランを捜してくれと訴え、緊急オペが必要となったホリーを、両親がメレディスに任せるシーンで。
♪"Sorrow" The National
エンディング、ホリーが両親とともに退院し、オーウェンがクリスティーナを引き留めてほしいというテディを突っぱね、アランと抱き合うアデルの姿を見つつ、リチャードが施設を後にし、空港のバーで仲間たちと酒を酌み交わした翌日、メレディスがブリガムの面接を受けるシーンで。

2012.11.21|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

11月14日(水) #19「見失ったパーツ」

19

オーウェンの浮気について、オーウェン本人と話し合ったクリスティーナは、中絶への仕返しとして浮気されたのだと気付いてショックを受ける。二人の間には亀裂が生じ、オーウェンは家を出ることに……。一方、リチャードの患者で多臓器移植が必要なニールにドナーが見つかる。けれども、ドナーの肝臓に腫瘍があることが判明。休んでいるオーウェンの代わりに臨時の外科部長の座に就いたマークは、ニールのオペを中止させるが……。アレックスは、試験勉強のために病院の図書室からカルテを持ち出そうと画策する。


●オーウェンに浮気の経緯を問いただすクリスティーナ

認定医試験が目前に迫った大事な時だというのに、オーウェンとともに仕事を休んで彼の浮気について詳細を問いただすクリスティーナ。浮気に至ったのは夫婦セラピーをやめた次の日であること、相手は患者の友人であることなど、浮気の経緯を知って大泣き! そして、浮気相手の名前すら覚えていないというオーウェンの言葉に戸惑い、どうして浮気なんかしたのか分からないと話すうち、実は、オーウェンが中絶に対する仕返しとして浮気をしたのだと気付きます。クリスティーナは大いにショックを受け、彼女とオーウェンとの間には埋めようもない深い亀裂が……。結局、オーウェンは「君を愛し続ける」と言い残して家を出て行くのでした。

 

感情の起伏がリアルに表現されたシーンの連続に、思わず圧倒されましたね。サンドラ・オーの演技、相変わらずお見事でした。

さて、この先この二人は、どうなってしまうんでしょう!?

 

●マークが臨時外科部長に!

オーウェンが欠勤したため、部長代理となったマーク。リーダーシップを発揮しようと大いに張り切ります。ほかのアテンディングたちが冷めた目で見ようがお構いなし!

 

そんな中、デレクは関節炎により顎と頸椎が癒合した患者ジェイソンを担当します。オペを行うには、気道確保の方法に工夫が必要。マークは、午後のオペまでにその方法を考えるよう、デレクに言い渡します。「立ち向かえ」と。言うのは簡単ですが、短い時間の中で最適な方法を見つけるのは至難の業。でも、託児室でヒントを得たデレクは、ビーズクッションで頸椎を固定する方法を思いつきます。そして、この方法のおかげで、ジェイソンのオペは無事成功。マークは自分の指導が良かったからだと自画自賛します。

 

一方、多臓器移植が必要なリチャードの患者ニールには、ようやくドナーが見つかります。でも、ドナーの肝臓に腫瘍があることが判明。リチャードは、これまでも何度か移植手術が延期となり、いよいよこのままでは死んでしまうというところまできているニールのことを考え、ドナーの肝臓の腫瘍を摘出して移植することにしますが、ここでマークが部長風を吹かせて猛反対! リスクもあるし、不適切だと主張します。でも、リチャードはベイリー&メレディスとともに密かにオペを決行。気付いて止めに入ったマークを説得力ある言葉で黙らせ、ニールのオペを成功させるのでした。

 

こうして、“スローン部長”のお役目も終了。マネージャーとしてのバランスの良さでは、やはり元外科部長のリチャードにはかないませんでしたが、デレクはそんなマークの部長ぶりを評価していましたね。私も“スローン部長”、悪くなかったというか、むしろ良かったと思います! やはり、人の上に立つ者には人望が必要。マークの人柄の良さというか、何をやっても憎めないキャラクターは人望を集める資質の一つなんだと思います。

 

●テディを囲む女子会開催

カリーとアリゾナは、ようやく外出する気になったテディと女だけの飲み会をすることに。ベイリーのことも誘います。でも、ベンと過ごしたいベイリー、アリゾナと過ごしたいカリーは、飲み会をドタキャンしようとします。でも、ここでアリゾナが「テディは今、不安で心細くなって私たちを頼ってる。必要とされてるんだから友情を見せるべき」と一喝。結局、当初の計画通り4人で集まり、女同士の夜を過ごすことに。テディは、アリゾナの優しさに救われました。

 

●レジデントたちの試験勉強も大詰め!

実例を元に試験勉強しようと、病院の図書室からカルテを持ち出そうとするアレックス。けれども、カルテはコピーも持ち出しも厳禁。アレックスは、レクシーの記憶力の良さを利用して、彼女にカルテの内容を覚えさせることにします。そして、エイプリルまでそれに便乗。次期チーフ・レジデントへの推薦というエサをちらつかせて、レクシーに自分が選んだカルテも覚えさせます。当然、レクシーは疲労困憊……。

 

一方、カリーから勉強法を教わっていたメレディスは、無事に特訓を終了。余裕ができたメレディスはクリスティーナを気遣い、オーウェンの浮気の件はあえて持ち出さずに彼女を支えようとします。さらには、仲間のレジデントたちのことも助けるべく、自宅で勉強会を開催。クリスティーナも、ようやくその場に姿を見せ、みんなで試験の必勝法をメレディスに教わるのでした。

 

次回は、レジデントたちが試験勉強と並行して、フェローとして就職する新たな勤め先探しに奔走します。みな、どのような進路を選ぶつもりなのか、展開が楽しみです。


【トリビア:ゲスト】

ニール役は、「スター・トレック/ディープ・スペース・ナイン」のオドー役や、「ボストン・リーガル」のポール・ルイストン役で知られるルネ・オーベルジョノワ。

 

【トリビア:原題】

今回のエピソードの原題「Support System」は、Liz Phairの曲“Support System”からの引用。


【注目のセリフ】

「俺は部長として信じてる。バラエティーに富んだお菓子が、ミーティングに不可欠だってことを」by マーク

 ……スローン部長のカラーが前面に出ていてイイ!

「難題に立ち向かえ。お前を信じてる。立ち向かえ」by マーク

 ……いきなりの上から目線! でも、憎めない。

「君は優秀な医師だ。いつか立派な部長になれるかもしれん。だが、専門は形成外科だろう? 完璧主義者だ。常にルールに従い、スマートに片付ける。私はその必要がない。完璧である必要もない。このオペを成功させるだけだ」by リチャード

 ……さすが元部長! 説得力がある!

「俺が創造力の種をまき、育てた結果がこうだ。お前は立ち向かった。俺は最高のリーダーだろ」by マーク

 ……自分を信じて疑わないマーク。うらやましい性格。

「スローンはいい部長だったぞ」by デレク

 ……確かに、スローン部長も悪くなかったのは事実。


【メレディスの一言】

人体は生き延びるシステムで成り立っている

呼吸を行うシステム

踏ん張って立つシステム

お腹がすくシステム

喜びを感じるシステム

すべてはつながっている

一部が外れたら、ほかの部分もバラバラになる

人は自分を支えるシステムが危うくなった時、どれほどシステムに頼り切っていたか思い知る


【曲情報】

♪"Tonya" Calahan

オーウェンが浮気相手の女性とバーで飲む回想シーンで。

♪"Winter Ghosts" JBM

オーウェンから浮気の詳細を聞いたクリスティーナが号泣するシーンで。

♪"Youth" Daughter

メレディスが、レクシーをこき使うなとエイプリルに言い、オーウェンが家を出て行くシーンで。

♪"All Alright" FUN.

エンディング、病院の屋上でゴルフの練習をしながらデレクがオーウェンにスローン部長は悪くなかったと話し、レジデントたちが集まるメレディスの家での勉強会にクリスティーナも加わるシーンで。

2012.11.14|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

11月7日(水) #18「牙をむいたライオン」

18

メレディスとデレクはシアトルの街中でライオンが歩く姿を目撃する。ペットとして飼われていたライオンが飼い主の女性と、彼女のデート相手を襲って逃げ出したのだ。一方、モーガンが自分に依存していることに悩むアレックスは、担当をエイプリルに替わってもらい、テディの助手につく。患者は街でライオンを見て心臓発作を起こした老人だ。また、オーウェンはクリスティーナと仲直りしようと、メレディスに仲介を頼むが……。


●シアトルの街にライオン!? 襲われた患者は……

ゾラと一緒に建築中の我が家を見に行ったメレディスとデレク。帰りの車の中、停車時にシアトルの街中で道路を横切るライオンを目撃! 実は、ナオミという女性がペットとして飼っていたライオンが、ナオミ、そして初めて彼女の家に遊びに来たボーイフレンドのポールを襲って逃げ出したのです。「ライオンをペットにするなんて可能なの?」と思った方もいらっしゃるでしょうが、正当な手続きを踏めばライオンをペットとして飼うこと自体は違法ではないとのことです(本気で飼おうと考える一般人は少ないと思いますが……)。

病院にはナオミとポールが搬送され、オーウェン、ベイリー、メレディスがナオミ、リチャード、ジャクソン、マーク、カリーがポールのオペを担当。ナオミもポールも大ケガを負っていましたが、二人とも命に別状はありませんでした。

オペを終えたポールは「怖いもの知らずのナオミに好かれたい一心で強い男を演じていたのに、いきなり彼女の家でライオンを見て悲鳴をあげてしまった。臆病者なのがバレた」と落ち込みます。しかしリチャードは、「殺されかけた女性を救った英雄」と彼を慰めます。ここ、ポールのことをバカ呼ばわりしていたジャクソンと大きく違うところ。今シーズンは、アデルの件で辛い思いをしているリチャードですが、一方で彼の指導者としての資質の高さが光っていますよね。リチャードがポールの体内から摘出されたライオンの牙を“患者の体から出てきたものコレクション”に加え、「愚か者の方が好きだ」とジャクソンに告げるシーン、大好きです。

 

●モーガンの依存を断ち切りたいアレックスと、自分が未亡人だと認めるテディ

モーガンは相変わらずアレックスに頼りっぱなし。「お願い~」と子犬のまなざしを向けられたんじゃ、アレックスが何とかしなくちゃと思うのは当然のこと。結局、アレックスはアリゾナに申し出て担当をエイプリルと替わってもらい、この日はテディの助手につきます。患者は、街でライオンを見て心筋梗塞の発作を起こした老紳士のマーティン。妻のエマと結婚記念日の旅行中でしたが、手術が必要になってしまいました。エマは、夫のマーティンを助けてやってほしいとテディにすがります。この老夫婦、本当に仲むつまじくて……。テディは「任せて」とエマを安心させます。

マーティンのオペでは、アレックスの端末にモーガンからのメッセージがジャンジャン届きます。無視するアレックスのことを見て、「モーガンに自立させるのは正しいこと」と評価するテディ。そして、マーティンのオペは何とか無事に成功します。ところが、待合室にいたエマの方が突然亡くなってしまいます。まさか、こんなことが起きるなんて……。テディはオペを乗り越えたマーティンに悲しい知らせを告げます。涙に暮れるマーティン。その姿を見たテディは、自分も配偶者を亡くした未亡人であることを認め、一人涙します。グリーフケアでは強がった態度でほかの参加者たちに教訓を垂れていたテディですが、ようやく自分の状況を受け入れました。これは大きな一歩です。

一方、アレックスはモーガンと距離を置き続けますが、その間にトミーの容体が悪化。自然死容認の選択についても考えるようにアリゾナに言われたモーガンは、動揺してアレックスに助言を求めます。でも、アレックスは「俺が決めることじゃない」と心を鬼にしてモーガンを突き放しました。モーガンは、やはりトミーのオペをしてほしいとようやく自分で決断します。

……でも、アレックス、本当はトミーのことが気がかりなんでしょうね。自分もオペに加わりたかったはず。

 

●空回りするオーウェン、自分の浮気についてメレディスに話す!

オーウェンの浮気を知ったクリスティーナは、1週間彼と口をきいておらず。困り果てたオーウェンは、当然クリスティーナから浮気の話を聞いているものと踏んで、メレディスに仲介を頼みます。でも、メレディスにとってオーウェンの浮気の話は初耳。クリスティーナは、オーウェンを一緒に憎んでもらうという短絡的な道を選ばず、彼を許そうとあがいているからこそ、自分に浮気の件を話さないのだとメレディスは悟ります。そして、相談には乗れないとオーウェンを拒絶!

なお、たまたまオーウェンとメレディスが話をしている場面に出くわし、ベイリーもオーウェンの浮気を知ります。彼女から厳しい目を向けられると覚悟するオーウェンでしたが、むしろベイリーは「ひどいことをしたからって、ひどい人とは言えない」とオーウェンに温かい言葉をかけます。ライオンを飼っていたエマについては手厳しい発言を繰り返していたベイリーですが、オーウェンに対しては優しかったですね。

 

●アリゾナの過去に嫉妬するカリー、マークのことが気になって仕方がないレクシー

ひょんなことから、整形外科のある看護師が過去にアリゾナと付き合っていたと知ったカリー。ほかに何人元カノがいるかアリゾナから聞き出そうと躍起になります。最初は、「一人か二人」と答えたアリゾナですが、カリーにしつこく追及され、かなりの数の女性と付き合っていたことを暴露。すっかりへそを曲げるカリーでしたが、マークから「俺と寝たお前が身ごもった子だと知った上で、毎朝俺がソフィアを抱いているところを目にしている。ラクじゃないはず」と諭されると、わだかまりを捨ててアリゾナを許すのでした。マーク、相変わらずの“オレ様”発言でしたが、意外にもカリーには響いたようですね。

 

さて、そんなマークがジュリアに同居を持ちかけるべきか悩んでいると知ったレクシー。ジュリアはマークにふさわしくないから同居をやめるよう助言してくれとデレクに迫ります。個人的な話を聞く気はないと突っぱねるデレクですが、最終的には「もし本気でマークといたいなら、自分で取り戻せ」とレクシーにアドバイス。でも、レクシーはこの日も自分の気持ちをマークに伝えることはできませんでした……。

やっぱりマークの運命の相手はレクシーしかいない! と思っているファンにとっては、まだまだもどかしい展開が続きそうです。


【トリビア:ゲスト】

マーティン役は、俳優、プロデューサーとして長きにわたって活躍を続けているランス・ハワード。息子は監督、プロデューサー、俳優として知られるロン・ハワード。孫は、映画『レディ・イン・ザ・ウォーター』などで知られる若手女優のブライス・ダラス・ハワード。

ポール役は、「バフィー~恋する十字架~」のジョナサン役や「ギルモア・ガールズ」のドイル役、「MAD MEN マッドメン」のダニー・シーゲル役などで知られるダニー・ストロング。

 

【トリビア:原題】

今回のエピソードの原題「The Lion Sleeps Tonight」は、The Tokensの曲“The Lion Sleeps Tonight”からの引用。


【注目のセリフ】

「あたしたちはまともじゃない女性を救う。あんたはまともじゃないと言ってやるために」by ベイリー

 ……ベイリー、ライオンを飼っていた女性に対してメチャクチャ批判的。

「目玉縫うのが仕事だなんてゾッとする。おまけに彼女みたいに髪が薄い人は閉経が早く来そう」by レクシー

 ……閉経うんぬんは言い過ぎだけど、目玉を縫うのは確かにゾーッ。

「俺は死んだマウスになるんだ。冷たい死骸。それがあいつのため」by アレックス

 ……アレックスの冷たさが評価される場合もあるとは。

「ラク? モテモテ男とお前の過去を知ってるのが? 生き地獄だ、トーレス。俺は神だ。ラクなわけないだろう」by マーク

 ……“オレ様”発言でもイヤミに聞こえないのがマークのいいところ。

「私は愚か者が大好きだ。天才からライオンの牙など出てこない」by リチャード

 ……確かにあのコレクション、天才・秀才相手には集められっこない!


【メレディスの一言】

人から警告されても無視することがある

運を試す

サイコロを振る

火遊びをする

それが人間の性

触っちゃいけないと言われると触ってしまう

分かってるのに

もしかしたら、心の底でトラブルを求めてるのかも


【鑑賞MEMO】

グリーフケア

子ども、配偶者、親、友人など大切な人を亡くし、悲嘆(グリーフ)に襲われている人が苦痛や環境変化などを受け入れようとするのをサポートすることを「グリーフケア」と言います。アメリカを中心に広がり、日本でもその取り組みが徐々に盛んに。東日本大震災を受けて、グリーフケアへの注目がさらに高まったのも事実です。


【曲情報】

♪"What Have I Done" AnnaTernheim

オープニング、車に乗っていたメレディスとデレクが、道路を横切るライオンを目撃し、クリスティーナがオーウェンを無視し続け、グリーフケアの会場で、テディが突然笑い出したかと思ったら、皆の前で医学的な教訓を垂れるシーンで。

♪"Wax" Theme Park

モーガンのことを愚痴るアレックス、ライオンを飼っていた女性のことを話すレクシーらをクリスティーナがラボから追い出すシーンで。

♪"Amongster" Polica

デレクがオペ中にマークの件についてレクシーにアドバイスし、テディの助手としてオペに入っているアレックスにモーガンからの連絡が絶え間なく入り、クリスティーナの話はしないでとメレディスがオーウェンにキッパリ言い、ラボでクリスティーナが思い詰めた表情で一人作業を続けるシーンで。

♪"Are You Sleeping" Winterpills

アレックスが、自分で決断するしかないとモーガンを諭し、メレディスがラボのクリスティーナにアイスクリームを差し入れし、テディが待合室で死んでいる患者の妻を発見するシーンで。

♪"The Weight of Love" Snow Patrol

エンディング、「私は未亡人」とテディが自分に言い聞かせ、マークと一緒にエレベータを降りたレクシーが一人引き返し、リチャードが標本室で患者の体内から取り出された物のコレクションをジャクソンに見せ、カリーとアリゾナが和解し、メレディスが「浮気したら殺す」とデレクに釘を刺し、クリスティーナが食べていた食事をオーウェンにぶっかけるシーンで。

2012.11. 7|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

10月31日(水) #17「予期せぬ告白」

17

相変わらずオーウェンと看護師エミリーの仲を疑っているクリスティーナは、何と仕事でエミリーと組むことになる。一方、膀胱の移植オペを担当するため、ジャクソンの母キャサリンが部下のマーラを連れて病院にやって来る。キャサリンはリチャードといい雰囲気になり、その夜出席予定だったイベントに彼を誘う。メレディスは久々にデレクの下につき、レクシーとともに嚢胞摘出のオペに挑むが、デレクがほかの患者のオペをしている間、レクシーに腫瘍の摘出をやらせてしまい……。


●オーウェンの浮気相手はエミリー!? 実は……

相変わらずオーウェンと看護師エミリーの仲を疑っているクリスティーナ。この日は、オーウェンの許可を取った上で、脳死患者マイケルの人工呼吸器を止めようとしますが、彼の同性のパートナーである夫のサムが、間際になって人工呼吸器を外すなと同意を撤回。オーウェンは、サムが同意に至るまで面倒をみるようクリスティーナに指示します。そして、たまたまマイケルとサムをよく知るエミリーがクリスティーナを手伝うことに。おかげでクリスティーナは余計にイライラを抱えるハメになります。

エミリーは、サムの気持ちに寄り添い、時間をかけて彼を説得しようとします。でも、最終的にサムの気持ちを動かしたのは、「マイケルはあなたに救いを得てほしいと思っているはず」というクリスティーナの言葉でした。ここは既婚者のクリスティーナの方が、未婚のエミリーより一枚上手でしたね。

こうして一仕事を終え、クリスティーナはエミリー本人に「私の夫と寝るのやめて」と直球をぶつけます。するとエミリーは、オーウェンとは何もないと関係を否定。それでも、疑念が拭い切れないクリスティーナは、話し合いたいとオーウェンに申し出て、エミリーとの浮気を疑っていたことも正直に打ち明けます。オーウェンはエミリーとの浮気を否定するのですが、何と別の女性と浮気したと告白! やはりクリスティーナの勘は当たっていたんです。これは今後の展開がコワイ!

 

●ジャクソンの母キャサリンがリチャードとイチャイチャ!?

膀胱の移植オペのため、ジャクソンの母キャサリンが部下のマーラを連れて病院にやって来ます。彼女と組んでオペに入ったリチャードは、愉快な人柄のキャサリンと意気投合。その夜行われるチャリティ・イベントに同行してほしいとキャサリンに誘われると、一瞬はためらいを見せるものの、アデルを見舞う日々の疲れを発散したくなったのかイエスの返事をします。けれども、浮かれた彼を諭す人物がいました。ベイリーです。彼女に釘を刺されたリチャードは頭を冷やし、キャサリンにアデルの病気を告白。イベントには同行できないと事情を伝えるのでした。

確かに、ストレスを抱えている今のリチャードなら、イベントでいいムードになればそのままキャサリンと……というのもあり得た話。それを自覚して踏みとどまったリチャードは立派でした。

 

一方、キャサリンの言いつけで、マーラに病院の案内をすることになったジャクソン。会話の中でマーラがエリートだと知ると、母親が自分と彼女をくっつけようとしているのだと気付きます。でも、キャサリンの本当の狙いは、マーラとジャクソンをくっつけることではなく、マーラにジャクソンの様子を探らせること。それを知ったジャクソンは、「キャサリンにプライベートな問題でこき使われるのがいやなら、きっちり線引きをするべき」とマーラにアドバイスします。マーラは、勇気を出してイベントには同行しないとキャサリンに告げ、その後、ジャクソンと……。結局、最後はマークの狙い通りになったというわけです。

 

●脳神経外科に戻ったメレディス。レクシーとオペを担当するも……

脳神経外科へ戻るようデレクに頼まれたメレディス。デレク&レクシーと共に、側頭葉に嚢胞のある患者ロリを担当します。オペではレクシーの執刀により嚢胞摘出が順調に進みますが、デレクがほかのオペに呼ばれて席を外している間に、メレディスとレクシーは髄膜腫を発見。デレクがなかなか戻らなかったため、メレディスの許可のもと、レクシーがその髄膜腫を摘出します。うまくいったと喜ぶメレディス&レクシーでしたが、後でそれを知ったデレクは激怒。結果的に、腫瘍摘出の際にレクシーがブローカ野を傷つけたのが原因で、ロリが失語症となってしまったことが分かります。これには大ショックのレクシー。自分のせいで若いロリから言葉を奪う結果になったのですから当然です。その後、レクシーはメレディスのアドバイスを受け、デレクの激しい叱責の言葉を一人受け止めます。そして、メレディスはメレディスで、仕事でデレクと組むべきではないと思い知ります。やはり、彼女が脳神経外科に戻ることはなさそうです。

 

●モーガンがアレックスに恋!?

モーガンが産んだ未熟児の赤ちゃんトミーを担当するアレックス。恋人を失い一人がんばるモーガンを気遣い、時には彼女と軽口を叩きあいます。カリーやメレディス、クリスティーナは、アレックスとモーガンの仲を冷やかしますが、アレックスはそれを完全否定。

そんな中、トミーは心臓オペを受けることに。テディ&アリゾナ&アレックスでオペに臨んでいる最中、トミーは脳室内出血を起こしますが、それをデレクが処置。オペは無事に成功します。

その後、保育器の中のトミーとモーガンの記念写真に加わったアレックス。映ったモーガンの表情の中に自分への恋心をようやく感じ取った様子(気付くのが遅すぎ!)。

辛辣にも、メレディスがモーガンの件でレベッカを引き合いに出すセリフも飛び出しましたが、アレックスって意外と優しいところがあるし、それでいて女心に鈍感だし、何だか見ていて危なっかしい。アレックスはモーガンの依存をうまく断ち切れるんでしょうか? それとも……。


【トリビア:ゲスト】

看護師のエミリー役でサマー・グローが、キャサリン役でデビー・アレンが再登場。

サム役は、「クローザー」へのゲスト出演などで知られるジェームズ・アヴェリー。

 

【トリビア:原題】

今回のエピソードの原題「One Step Too Far」は、FaithlessやDidoの曲“One Step Too Far”からの引用。


【注目のセリフ】

「美人先生相手に忙しくなれ。意味分かるだろ? たまには息抜きで抜いてもらえ」by マーク

 ……ほんと、まるでポン引き。中学生並みの発言!

「モーガンもあなたに夢中になっておかしくなる。で、うちのソファに漏らす」by メレディス

 ……レベッカのことをこんな風に持ち出されるとは、アレックスもキツーイ!!!

「猫と暮らすゴリラ知ってる? 自分の子みたいに子猫を育てた」by カリー

 ……モーガンは子猫、アレックスはゴリラ。分かりやすい例え!


【メレディスの一言】

たいていの場合、意図は純粋で、正しいことをしたいと願う

だけどつい、一線を越えてしまう

やり過ぎてしまう危険がある

医者は研修を受ける間「害になることをするな」と教わる

それでも医者は手を出す

何もしない方がいいときでも

対処する問題がないと認めるのは難しい

放っておけない

そして、状況を悪化させ、大きなダメージをもたらしてしまう


【鑑賞MEMO】

膀胱の再生医療

今回のエピソードに登場した、患者の膀胱の細胞と幹細胞から作られた膀胱の患者自身への移植。2006年、米ウェイクフォレスト大学の再生医療研究所で、同様のオペの成功例があります。医学の進歩はめざましい!


【曲情報】

♪"Stone In My Heart" Graffiti6

オープニング、クリスティーナがオーウェンの浮気の疑念を強め、ケータイをチェックしたり、彼の行動を監視したりし、デレクが一緒にバスタブにつかるメレディスに脳神経外科に戻ってくれと頼むシーンで。

♪"Shuffle A Dream" Little Dragon

エイプリルの料理をクリスティーナとメレディスが勝手に食べているところにやって来たジャクソンが、マーラに見つかってしまうシーンで。

♪"No Way" The Naked and Famous

ジャクソンがマーラにアドバイスをし、患者が失語症になったことをメレディスがレクシーに伝え、モーガンがゾッコンになっているとカリーがアレックスに教え、キャサリンとイベントに出かけようとするリチャードにベイリーが釘を刺すシーンで。

♪"This Man" Graffiti6

オーウェンと寝るなとクリスティーナに告げられたエミリーが、オーウェンとは何もなかったと関係を否定し、レクシーがデレクから叱責され、ジャクソンに促されてマーラがキャサリンに抵抗し、アレックスがモーガンと赤ちゃんと一緒に写真に写るシーンで。

♪"Lick The Palm of The Burning Handshake" Zola Jesus

エンディング、ジャクソンがマーラとキスをし、メレディスがデレクのいる家に帰り、クリスティーナに追及されたオーウェンが浮気を告白するシーンで。

2012.10.31|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

10月24日(水) #16「疑惑の香り」

16

メレディスは認定医試験に向けてカリーのもとで猛勉強を開始。一方、クリスティーナはオーウェンと看護師エミリーの浮気を疑い、偵察に奔走する。オーウェンはテディが研究費を得るためのプレゼンで失敗したと聞いて理事会に口添えするが、テディは彼に相変わらず冷たい態度。アレックスはモーガンが産んだ未熟児を引き続き担当する。ほかの病院から駆けつけたモーガンの恋人のクリスは、赤ちゃんが生き延びる確率は13%しかないとプログラムで割り出し……。


●オーウェンが浮気!? その相手とは……

認定医試験に向けてカリーのもとで猛勉強を開始したメレディス。カリーの指導のうまさに興奮し、それをクリスティーナと分かち合おうとします。けれども、どうもクリスティーナの様子がおかしい。心ここにあらずのクリスティーナ、その視線の先にいたのは看護師のエミリーでした。演じているのは、「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」のサマー・グロー! クリスティーナは、彼女とオーウェンが浮気しているのではないかと疑い、偵察に奔走します。

そんな中、コーヒーショップで事故が起き、負傷したバリスタのアンジーと客のデヴィンが病院に運び込まれます。マークとジャクソンはアンジー、メレディスとクリスティーナはデヴィンの治療を担当。デヴィンは「アンジーが自分に気がある」とメレディスとクリスティーナにのろけ、アンジーの容体を心配します。でも、アンジーはデヴィンのことを覚えていないことが判明。クリスティーナは、すべては一方的な思い込みだとデヴィンに事実を告げます。そして、オーウェンの浮気も自分の思い込みかもしれないと、オーウェンを当直室に呼び出してセックスを迫りますが……、オーウェンは忙しいからと拒否。クリスティーナ、逆に浮気を疑う気持ちを強める結果となってしまいました。はたして、クリスティーナの勘は当たっているのか!?

 

●オーウェン、テディとの中を修復できず

研究費を得るため、病院の理事たちを前にプレゼンに挑むテディ。でも、プレゼンはうまくいかず……。それを知ったカリーは、外科部長としてテディの件を理事会に口添えしてやってはどうかとオーウェンに持ちかけます。テディとの仲を修復したいオーウェンは、カリーに言われたように理事会に掛け合い、おかげでテディは研究費をもらえることに。でも、テディの態度は軟化するどころか、オペの場では手を貸そうとするオーウェンを激しく拒絶する始末。オーウェンは「自分をたたきのめすことで気が済むなら……」と、テディの態度を受け入れる覚悟ですが、この状態が続けば仕事にも支障が出るのは間違いなし。二人の関係改善の糸口が見つかるといいのですが……。

 

●モーガンが産んだ未熟児の赤ちゃんは……

未熟児の赤ちゃんを産んだモーガン。恋人のクリスも研修先の病院から駆けつけますが、彼は赤ちゃんが生き延びる確率は13%しかないとプログラムで割り出すと、積極的な治療をすべきでないとの見解を示し、モーガンの気持ちもそれに傾きはじめます。引き続き赤ちゃんの治療を担当しているアレックスは、「医師としてではなく、親として考えろ」とモーガンに助言。モーガンは、早く自分の病院に帰りたがり、赤ちゃんに名前すら付けようとしない後ろ向きなクリスに「もう関わらなくていい」と告げ、肺機能の改善に向けた治療をアレックスに依頼するのでした。

なお、この日はレクシーが珍しく小児外科を担当。デレクとの勝ち目のない闘いで死亡宣告に立ち会ってばかりのレクシーは、小児外科で赤ちゃんと接することができると喜びますが、生きる見込みの少ない赤ちゃんが過酷な治療に耐える姿を目の当たりにして落ち込みます。そんな彼女に、元気になった子どもたちの写真が貼られたボードを見せるアレックス。自分たちの治療のおかげで元気になった子どもたちもいるとレクシーに教えるのですが、このシーン、とても良かった! そんなアレックスの様子を見つめるアリゾナの満足そうなほほえみも印象的でした。

 

●アデルが施設で暮らすことに……

アデルの認知症が悪化。フライパンから炎があがっているのを消そうとして、リチャードは腕にヤケドを負います。認知症の母を見てきた経験のあるメレディスは、エリスがいた介護施設にアデルを入れてはどうかとアドバイス。リチャードはアデルと施設を見学しに行きますが、アデルはそこが施設であることを認識できず、新婚夫婦が暮らすには狭すぎると文句を言います。リチャードは、やはり自分の家でアデルの世話をしようと考えますが、その直後、アデルが訪問看護師に皿を投げつける騒ぎを起こします。やはり自宅での介護も厳しいと思い知らされ、疲れ切って涙するリチャード。その様子を見たアデルは自分が認知症だと自覚し、自ら施設で暮らすと申し出るのでした。

今シーズンは、リチャードとアデルのエピソードが非常に切ない……。それもこれも、アデルを演じるロレッタ・デヴァインの演技力あってこそ。エミー賞ではドラマ・シリーズ部門のゲスト女優賞に2年連続でノミネート、今年は残念ながら受賞を逃しましたが、やはり彼女の演技は本物です。

 

●マークがジャクソンに余計なお節介

認定医試験を前にあまりにカリカリするジャクソン。それが禁欲生活のせいだと考えたマークは、エイプリルをジャクソンにあてがおうとしたり、患者のアンジーにジャクソンを勧めたりと、余計なお節介の連続。でもジャクソンは、「今はそんな気になれない」とキッパリ。ジャクソン、おそらく今もレクシーに未練が……。

 

●デレク、ゾラの件で疑心暗鬼に

デレクは、ゾラを抱いている自分に病院の女性たちが呆れたような視線を向けるのに気づき、人種差別だと憤ります。でも、みんながデレクとゾラを見ていたのは、デレクの髪型は完璧なのに、ゾラの髪型がメチャクチャだったから。それをベイリーに教えられたデレクは、彼女に黒人の女の子の髪の整え方を習います。そこに帰宅したメレディスは、そのほのぼのとした光景に笑顔。幸せそうなその表情は、オーウェンの浮気の証拠探しに躍起になる不安げなクリスティーナの表情とは対照的でした。


【トリビア:ゲスト】

看護師のエミリー役は、「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」のキャメロン・フィリップス役でおなじみのサマー・グロー。

クリス役は「ER 緊急救命室」のポール・グレイディ役のギル・マッキニー。

アンジー役は、映画「ハロウィン」シリーズのスカウト・テイラー=コンプトン。

 

【トリビア:原題】

今回のエピソードの原題「If Only You Were Lonely」は、The Replacementsの曲“If Only You Were Lonely”からの引用。


【注目のセリフ】

「強烈と言えばダントツなのはデレクの勝ち目のない闘い。『死の行進』じゃあるまいし、毎日のように死亡宣告してる」by レクシー

 ……確かに毎日のように死亡宣告じゃ、気が滅入るのは当然。

「あんたのこともっと知りたくて」「犬の名前は?」「お母さんの旧姓は?」byクリスティーナ

 ……エイプリルのパスワードを巧みに聞き出そうとするクリスティーナ、策略はバレたけど頭イイ!

「もう勉強仲間なんだから、その関係を少し拡大してだ、別の仲間になる」by マーク

 ……暗にジャクソンと寝ろと勧められたエイプリル。「セクシャル・ハラスメントですよ!」と抗議。それに対し「というかセクシャル・エンカレッジメントだ」というマークの切り返しはお見事でした。

「二人のことを見てたのは、パパがステキな髪をしてるから。たぶん、完璧な髪。でも、どういう訳か娘はヘンチクリン。てんでなってない」by ベイリー

 ……デレクが人種差別と憤っていたのは、まるでお門違い。


【メレディスの一言】

他人の助言を求めることはできる

信頼できる助言者で周りを固める

でも結局、決めるのは常に自分

自分一人だけ

行動すべき時に自分一人きりで土壇場に追い込まれると、重要に思えるのは頭の中の声だけ

その声はとっくに分かっていることを語る

そしてほとんどの場合、正しい


【鑑賞MEMO】

ピロキシング

ピラティスとボクササイズの動きを両方取り入れたエクササイズ法。アメリカではちょっとしたブームになっており、メレディスがアデルに勧めたローズリッジという施設でも、ピロキシングのレッスンが行われているという設定でした。


【曲情報】

♪"We Got It All" Right The Stars

オープニング、メレディスが認定医試験に向けたカリーとの猛勉強の興奮をクリスティーナと分かち合おうとするが、クリスティーナは看護師のエミリーを不安げな目で見つめるばかりで心ここにあらず……といったシーンで。

♪"Help I'm Alive" Metric

カフェテリアでアレックスたちといるクリスティーナが、エミリーを凝視するシーンで。

♪"Cicadas and Gulls" Feist

クリスが病院を去る前に未熟児の病状をアレックスに尋ね、女性たちがゾラをジロジロ見ているのは髪型のせいだと、ベイリーがデレクに教えるシーンで。

♪"Terrible Love" Birdy

エンディング、デレクがゾラの髪のまとめ方をベイリーに教わっているところにメレディスが帰宅し、アレックスとモーガンが未熟児に付き添い、オーウェンが帰宅したため、クリスティーナが浮気の証拠探しをやめて寝たふりをするシーンで。

2012.10.24|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

10月17日(水) #15「見えない存在」

15肉ひき器に誤って腕を突っ込んだドミニクが来院。カリーに治療方針を尋ねられたメレディスは、腕を切断せずに済む方法を模索する。成功すればカリーが認定医試験の必勝法を教えてくれるというのだ。一方、ロサンゼルスからデレクにコンサルを頼もうとやって来たアメリアは、神経膠肉腫が頸動脈にまで浸潤した女性を救うため不可能なオペを可能にしようと奮闘。アレックスは、認定医試験の勉強を手伝わせるために優秀なインターンのモーガンを連れ回すが……。


今回は「プライベート・プラクティス」とのクロスオーバー・エピソード! ロスからアメリアがやって来ました。

 

●アメリアがシアトルへ!
神経膠肉腫が頸動脈にまで浸潤した女性患者のデータを持って、ロスからシアトルにやって来たアメリア。女性をオペで救えないか、デレクにコンサルを頼みます。でも、デレクは「諦めろ」と一蹴。真剣に検討もせずに答えを出す兄にアメリアは激しく反発します。このアメリアの態度には、彼女と親類関係にあたるレクシーもビックリ!
実は、デレクが女性のオペは諦めろとアメリアに言ったのには理由がありました。「プライベート・プラクティス」のシーズン5のネタバレになってしまうので、あまり詳しくは触れませんが、アメリアは訳あって薬物依存に陥り、ようやく立ち直りつつあるところ。デレクは、リスクの高いオペに挑んで失敗でもすれば、またアメリアが依存症に逆戻りするんじゃないかと心配だったのです。しかしレクシーは「妹を心配するあまり、患者のことを考えていない」とデレクに抗議。デレクはここでようやく、アメリアに手を貸す気持ちになります。レクシー、言う時はなかなかハッキリ言う。彼女もたくましくなりましたね。

 

さて、女性のオペはというと、ロスから女性を呼び寄せてシアトルで実施することが決まります。レクシーも協力の上、さまざまな検討とシミュレーションを重ねた結果、アメリアとデレクが二人で執刀すれば腫瘍と頸動脈の病変を一緒に取り除けることが分かったからです。ではそのオペの結果は……、続きは「プライベート・プラクティス」での放送(シーズン5の第15話)なんです。そうそう、アメリアが女性患者の子どもの写真を見せて、父親はクーパーだと話していたのが気になった方も多かったことと思います。そのあたりの種明かしもここではあえてしません。「プライベート・プラクティス」のシーズン5の放送を待ちましょう!

 

●肉ひき器に腕を突っ込んだ男性が来院! メレディスが決めた治療法は……
自分が見込んだレジデントにだけ、認定医試験の必勝法を伝授してきたカリー。リチャードは、「“箱入り心臓”にカギがある」とクリスティーナに告げた時のように、今度はカリーに「メレディス・グレイ(を選べ)」と告げます。最初は難色を示すカリーでしたが、肉ひき器に誤って腕を突っ込んだ患者ドミニクの治療方針をメレディスに決めさせることで、彼女が必勝法を教えるに値する人物か見極めることに。メレディスは、腕を切断せずに済む方法を模索し、足の指を切断して手に接合し腕を救うという治療方針を打ち出します。切断して義手にすべきというカリーの意見にも「ダメです!」と真っ向から反論するメレディス。結局、ドミニクはメレディスのやり方に同意し、オペで腕を救ってもらいます。そしてメレディスは、その才能とタフさが認められ、カリーから認定試験の必勝法を伝授してもらえることに。クリスティーナが夫婦の問題でゴタついているため、試験勉強のパートナーがいなかったメレディスですが、カリーという頼りになる指導者を見事獲得! これでメレディスの試験合格は約束されたようなもの!?

 

●夫婦でセラピーを受けるクリスティーナとオーウェン
クリスティーナとオーウェンは夫婦でセラピーを受けている最中。しかし二人は、子供を持つか否かで激しく対立。溝は深まるばかりで……。クリスティーナ、認定医試験の勉強をしなくてはならない大事な時期に、こんな問題を抱えていて大丈夫!? それにしても二人の言い合い、リアルで怖い……。

 

●インターンに試験勉強を手伝わせるアレックス
エイプリルとジャクソンが助け合って認定医試験の勉強に励む中、アレックスが考え出した勉強法は、優秀なインターンのモーガンを利用すること。彼女の名前すら覚えておらず、彼女が妊娠中であることにも気付いていないくらいだというのに、自分の勉強だけはしっかりと手伝わせるなんて、何ともアレックスらしい……。
ところが、そんなさなかにモーガンが倒れてしまいます。妊娠の影響で冠動脈解離による急性心筋梗塞を起こしてしまったのです。テディはモーガンの緊急オペを行い、まだ妊娠24週の赤ちゃんは未熟児の状態でお腹から取り出されます。その後、赤ちゃんは腸穿孔になりますが、それをアリゾナが修復。モーガンも危険な状態を脱します。そして、アレックスはモーガンに対する態度を反省。恋人が到着するまで彼女に付き添ってやることで、謝意を示したのでした。アリゾナいわく、血も涙もない強さも小児外科医には必要な資質とのことでしたが、やはりインターンの名前くらいは覚えてあげなくちゃ……ですね。

 

●ジャクソンがベイリーに反抗!?
ベイリーが8年間担当してきたキャリー・リスラーという患者が、以前ベイリーに反対されたリンパ節移植手術を受けるために病院にやって来ます。キャリーに相談を受けたマークとジャクソンが、オペが有効だと結論付けたからです。ベイリーは、自分が画期的な治療で命を救った患者に万が一のことがあっては困るとオペに反対しますが、最終的にはキャリー本人の意思もあり、オペに同意。しかしながら、オペに立ち会うと、ああでもないこうでもないとあれこれ口を挟みます。そのせいで集中力を欠いたジャクソン。マークに後押しされて「オペ室から出てください」と思い切ってベイリーに命令。不服ながらもオペ室を出たベイリーは、その後、キャリーのオペを成功裏に終えたマークに「エイヴリーは正しかった」と謝罪します。それに対し、「経験を積めばそれだけ保守的になる」とマーク。リスクを恐れない若者の意見を聞くことも時には重要なのだとベイリーを諭す彼の姿には威厳が!!


【トリビア:ゲスト】
アメリア役で、「プライベート・プラクティス」のカテリーナ・スコーソンがゲスト出演。
キャリー役は、「ER 緊急救命室」のナースのリディア・ライト役のエレン・クロフォード。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Have You Seen Me Lately?」は、Counting Crowsの曲“Have You Seen Me Lately?”からの引用。


【注目のセリフ】
「頭使ってよバカ」by アメリア
 ……兄に向かってこの態度。さすがにレクシーもビックリ!
「だって今日は骨身削ってもらうから」by カリー
 ……「“骨身を削る”ってちょっと!」と突っ込んだ看護師のニコールの気持ちも分かります。
「ジョージといた時ですらあなたとは友だちじゃなかった。あたしは変人と思われてたし、あなたはブロンドで……」by カリー
 ……カリーがメレディスにぶっちゃけトーク、これはなかなか珍しい。
「あなたは私に似てる。小児外科医って根っからのワル。病院で一番、強い外科医」by アリゾナ
 ……レジデント時代のアリゾナ、そのワルっぷりを見てみたかった!
「大人はリスクを避けたがる。リスクに伴う代償を知ってるからだ。だからレジデントが必要になる」by マーク
 ……名言を吐くマーク、意外性があってイイ!


【メレディスの一言】
気は進まなくても、時には立ち止まってみることが大切
頭を切り替え、視野を広くもつことが
実際、自分が間違っていたと気付くことは、自由になることでもある
突然、可能性が見えてくる
新たな希望が
目の前が開ける
絶望的に思えた状況が好転する
でも、残念ながら、時に悪化することもある


【曲情報】
♪"Origins" Tennis

アメリアがロスにいる女性患者の治療の手助けをしてほしいと、デレクに掛け合うものの突っぱねられ、ボードへの書き込みをしながら、エイプリルがジャクソンと勉強する一方、アレックスがインターンに勉強を手伝わせるシーンで。
♪"Different Shades of White" Tika
肉ひき器に腕を引き込まれたドミニクのオペをするメレディスとカリー。それを見学室からアレックスと見ていたアメリアとレクシーが女性のオペの新たな方法を思いつき、ベイリーが自分が診てきた患者キャリーのオペをするマークとジャクソンを監視してあれこれ口を挟むシーンで。
♪"Change The Sheets" Kathleen Edwards
ジャクソンとマークがオペ室からベイリーを追い出し、アレックスがモーガンと産まれた未熟児のために奔走するシーンで。
♪"Boxer + Clover" The Donnies The Amys
エンディング、マークがベイリーをなぐさめ、アリゾナが励まされたアレックスが、オペ後に目を覚ましたモーガンに付き添い、デレクとアメリアがシミュレーションでオペが可能であることを証明するシーンで。

2012.10.17|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

10月10日(水) #14「花より愛を」

14今日はバレンタインデー。メレディスは頭痛と発作症状のある患者ジャネルを担当し、ベイリーとその原因を探る。そんな中、居眠り運転をしていた花屋レイのバンが病院に突っ込み、オーウェンとクリスティーナとテディが気まずい空気の中で治療に当たる。さらに病院には、恋人シャロンを追って道路に飛び出し、車に轢かれたチャーリーという男性が運び込まれる。シャロンは彼からのプロポーズを期待していたらしいが……。


この日はバレンタインデー。それぞれのカップルにドラマがありました。

 

●恋人のあとを追って車に轢かれた男性、プロポーズ目前で死亡
恋人シャロンのあとを追って道路に飛び出したチャーリーが、車に轢かれて病院に搬送されてきます。シャロンは今年のバレンタインデーこそチャーリーがプロポーズしてくれるのではないかと期待していたにも関わらず、プレゼントが指輪ではなくネックレスだったことに激怒しており、病院でもチャーリーを責め続けます。
そんな中、リチャードとレクシーはチャーリーのオペを行いますが、出血がひどく中断せざるを得ず。その後容体が急変し、何とチャーリーは死亡してしまいます。「プロポーズなんてどうでもいい。彼が元気になってくれればいい」と、自分の行動を反省していたシャロンですが、最悪の報告を受ける結果に……。
その後、レクシーは、チャーリーがシャロンにあげたネックレスのロケットの中に、プロポーズのメッセージを見つけます。シャロンが怒ったのはお門違い。チャーリーはちゃんとプロポーズしようとしていたのです。この件に刺激を受け、死ぬ前にマークに思いを伝えようと思い立ったレクシーは、オペを理由にバレンタインデーの予定をジュリアにキャンセルされてしまったマークに会いに行きます。子守として預かっているゾラを連れて。でも、マークの部屋には勉強を手伝ってもらおうとワインとステーキの手土産を携えてやって来たジャクソンがいました。レクシーも中に招き入れられますが、肝心の告白はできず……。レクシー、ようやく自分の気持ちに素直になる決心をしたのに、タイミングが悪くて本当に残念でしたね。ぜひ近いうちにリベンジしてほしい!

 

それにしても、シャロンはこれから自分を責め続けるでしょうね。チャーリーを信じて待っていられず、すべてを自分で台無しにしてしまったのですから。

 

●頭痛の女性をメレディスとベイリーが診察
メレディスは、頭痛を訴え発作症状のあるジャネルを担当。ベイリーとともに発作の原因を探り、肺の奇形種が原因ではないかと思い当たります。けれども、オペをしたところ肺の腫瘍は良性肉芽腫と判明。メレディスとベイリーは、彼女には卵巣に奇形種があるのかもしれないと考え、今度は卵巣摘出のオペを行います。もし、この見立てが間違っていたら、正常なジャネルの体を不妊にしてしまう……。結局、病理検査で卵巣奇形種が認められ、メレディスとベイリーは大満足。レクシーにゾラの子守を頼んだメレディスは、デレクと二人きりの夜を満喫します。
一方、ベイリーはその夜ベンとディナーの約束をしていましたが、案の定仕事が押したため約束の時間には間に合わず……。でもベイリーを良く知るベンは、どうせこうなるだろうと想定済み。病院の食堂内でのディナーを手配していました! おかげでベイリーもとびっきりのバレンタインのディナーをベンと楽しめたというわけ。ベン、やることがカッコ良すぎです!

 

●ナッツにアレルギー反応を起こした10歳の少女と、そのボーイフレンドは……
アレックスは、ナッツにアレルギー反応を起こした10歳の少女クレムを担当します。クレムはボーイフレンドのニコから贈られたナッツチョコレートを食べてしまったのです。クレムはアナフィラキシーショックを起こし入院することとなり、ニコはずっと付き添おうとします。でも、駆けつけたクレムの母親に「帰って」と言われてしまい、ニコの母親も力ずくで息子を連れて帰ろうとします。たまたまその場に遭遇したアレックスは、幼いながらも愛を貫こうとするニコをほほ笑ましく思い(個人的にはあの歳で愛してるだの、愛してないだの言うニコ&クレムには、あまりほほ笑ましさを感じなかったんですけど……)、クレムに伝言を残せばいいとアドバイス。ニコが書いたラブレターを、あとでクレムに読んで聞かせてやるのでした。アレックス、いいところある!

 

●居眠り運転のバンが、病院に突っ込む!
居眠り運転のバンが、病院に突っ込んできます。運転していたのは花屋のレイ。バレンタイン用の花を配達中の事故でした。オーウェン&クリスティーナ&テディは、気まずい空気の中、レイのオペを担当。オーウェンはテディと関係を修復しようとしますが、拒絶されてしまいます。テディにはオーウェンを許す気などさらさらなし。彼女にあるのはオーウェンへの憎しみだけ……。テディの真意を知ったクリスティーナは、別居を考えていたオーウェンに「憎まないでほしい」と訴えます。オーウェンもそんなクリスティーナを受け止めたように見えましたが、この先どうなるか……。

 

●アデルの病状が悪化。ベンとカリーが用意したサプライズとは?
結婚記念日をアデルと祝う予定だったリチャード。しかしながら、帰宅するとアデルはリチャードが誰なのかさえ分からない状態で……。落胆したリチャードは病院に戻り、ベイリーの仕事を引き受けて気分を紛らわせます。何て切ない結婚記念日でしょう……。
カリーは、アリゾナと特別な日を過ごすためにサプライズを計画。そのサプライズがキャンプだと予想したアリゾナは、よりにもよって自分が嫌いなキャンプがサプライズとは……とげんなりします。そしてその夜。デレクのトレーラーに連れて行かれたアリゾナは、やっぱり……とガッカリしますが、トレーラーの中のロマンティックな演出を見てビックリ! まさにサプライズ! こうしてカリー&アリゾナもとびっきりの夜を過ごすのでした。

 

さて、来週は「プライベート・プラクティス」のアメリアがシアトルにやって来ます! 決して仲がいいとは言えない兄妹の対面となれば、何か起こるのは必須!? どうぞお楽しみに!


【トリビア:ゲスト】
レイ役は、「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」のハリス役や、「ブラザーフッド」の
ドナテッロ役で知られるマット・セルヴィット。
クレムの母親役は、「MAD MEN マッドメン」のサラ役のミッシー・ヤガー。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「All You Need Is Love」は、ビートルズの曲“All You Need Is Love”からの引用。


【注目のセリフ】
「あのな、バレンタインデーは女とデートするって日じゃない。相手のいない女を落とす日だ」by アレックス
 ……アレックス、女の敵!
「私の夫は一月前このオペ室で死んだ。執刀したのはヤン。私は7時間オペをやってて夫の死を知らなかった。ハント先生がそのことを隠してた。だから私は口利かない。彼は子どもが欲しい。ヤンは欲しくない。それで二人は口利かない。夫婦なのにね。だから、予定はない。あなたは?」by テディ
 ……未亡人になって間もないテディにバレンタインデーの予定を聞くなんて、スティーヴったらKYもいいところ。
「彼じゃなくて、あなたが死ねばよかった」by テディ
 ……テディのオーウェンへの恨み、まさかここまでとは。
「妻は怒ってるんじゃない。誰か分からず私に恋をした」by リチャード
 ……切なすぎる……。


【メレディスの一言】
人は苦しみを和らげる方法を探す
その状況を耐えるという方法もある
気を紛らわせるという方法もある
手っ取り早く苦しみを和らげる方法は、休戦すること


【鑑賞MEMO】
アメリカのバレンタインデー事情

日本のバレンタインデーは、女性が好きな男性にチョコレートを贈ったり、友だちや友人・知人などで義理チョコレートを交換し合ったりするのが一般的。アメリカでは事情が異なり、主に男性から女性にプレゼントを贈ったり、子ども同士でカードを交換し合ったりするのが一般的です。男性から女性へのプレゼントは、チョコレート、バラの花束、カード、ジュエリー、ロマンティックなディナーなど。あくまでも、相手の女性は恋人や夫婦といったステディな関係というのが前提で、日本の「ホワイトデー」のような習慣はありません。


【曲情報】
♪"Palm of Your Hand" Ingrid Michaelson

オープニング、メレディスとデレクがゾラを残して、こっそりベッドを抜け出すもゾラが起きたことをレクシーから知らされ、カリーがバレンタインデーのサプライズについてアリゾナと話をするシーンで。
♪"Closest I Get" Katie Herzig
アレックスがニコからのラブレターをクレムに読んで聞かせ、患者ジャネルの発作の原因が卵巣奇形種だという見立てが正しかったと分かってメレディスとベイリーが満足し、テディがオーウェンをいかに憎んでいるかクリスティーナに話し、死亡した患者のチャーリーが恋人のシャロンにプロポーズするつもりだったことをレクシーが知るシーンで。
♪"Called Out In The Dark" Snow Patrol
バレンタインデーを一人で過ごすことになったマークをジャクソンが訪ね、カリーが飾り付けしたデレクのトレーラーにアリゾナを連れて行くシーンで。
♪"Another Life" NO
エンディング、ベイリーとベンが病院内でロマンティックなディナーを楽しみ、帰宅したメレディスとデレクがベッドで転げ回り、レクシーがゾラを連れてマークを訪ね、クリスティーナが「憎まないで」とオーウェンに訴えるシーンで。

2012.10.11|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

10月3日(水) #13「もしもあの時」

13人生について思い悩むメレディスは、パラレル・ワールドの夢を見る。その世界では彼女は敏腕外科部長エリスとリチャードの娘だった。デレクと結婚しているアディソンは妊娠中。カリーは心臓外科のチーフでオーウェンとの間に3人の子をもうけていた。チーフ・レジデントはアレックスで、クリスティーナには友達がいない。現実世界と異なる人生を歩む彼らは、それはそれで幸せに暮らしているように思われたが……。


「もし違う人生を選んでいたら?」「もし母が病気にならなかったら?」、そう思いながら眠りに落ちたメレディスの夢の中で繰り広げられるパラレル・ワールドを描く、異色のエピソード。その内容は!?

 

●メレディスはエリスとリチャード夫妻の娘でアレックスの婚約者!
メレディスは、シアトル・グレース病院の外科部長であるエリス、そしてリチャードの娘という設定。エリスは、折しも3回目のハーパー・エイヴリー賞を受賞したばかりで、アテンディングたちから恐れられる存在です。そして、そんな母とリチャードの間で育てられたメレディスは、現実世界の彼女よりもちょっと頼りなくて甘えん坊。時に、エリスの娘という特権を振りかざすこともある、なかなかしたたかな女性です。そして面白いのが、親友がクリスティーナではなくエイプリルで、彼氏がチーフ・レジデントであるアレックスというところ! あくまでもパラレル・ワールドでの出来事ですが、結婚が決まったメレディスとアレックスのキスシーン、かなり違和感がありましたね。しかも、アレックスはメガネにポロシャツの真面目スタイル!

 

さて、エリスはバリバリと仕事をこなしますが、私生活ではメレディスにどう声をかけていいのか分からず、親としての務めはリチャードに任せきり。メレディス自身も、自分に多大な期待を寄せる母親と、それに応じきれない自分との間で悩んでいます。このあたりの設定は、現実世界と通じるものがありますね。やっぱり、エリスはエリスです(せっかくだから、もう少し優しいキャラクターに描いてあげてもよかったのに……)。

 

一方、ベイリーは超気弱で声もか細いという設定。マンディと呼ばれていて、アレックスと励まし合う仲というところが笑えます。この日も、エリスにオペを横取りされながら何も言い返せず、治療方針に影響する重大な事実をも報告し損ねる始末。おかげで、この後エリスは大勢の報道陣の前で恥をかくハメに。怒ったエリスはリチャードに泣きついた揚げ句、ベイリーをクビにします。途方に暮れるベイリー……。

 

そして、もう一人落ち込むことになるのがアレックス。よりにもよって、メレディスの親友であるエイプリルと浮気に走り、結婚目前だったメレディスとの明るい未来を自分で台無しにしてしまうのです。やっぱり、アレックスもアレックスでしかない。ここ、重要なポイントです。そんなアレックスにベイリーは「運命は自分で切り開く」というモットーを復唱させ、叱咤激励します。ようやく、本来のベイリーらしいところが垣間見えた瞬間でした。

 

そんな中、エリスの身勝手な期待に振り回されず、自分の人生を歩んでいこうと決めたメレディス。自分と同じく心臓外科志望で、陰険がゆえに友だちが一人もいないクリスティーナとバトルを繰り広げつつも、彼女と一緒に薬物過剰摂取で心肺停止に陥った女性の蘇生処置に取り組みます。実は、この女性こそがレクシー。現実世界では温かい家庭で育った彼女も、このパラレル・ワールドでは落ちぶれた記憶力だけは抜群のジャンキーという設定で、最終的には、マークの救助とメレディスとクリスティーナの処置により命拾いします。
なお、このレクシーの治療を通して、メレディスとクリスティーナの間には友情らしきものが芽生えはじめます。その夜、バーでクリスティーナからテキーラの飲み方を教わるメレディス。クリスティーナが帰宅すると、今度は“ネクラ男”とレジデントからあだ名されるデレクと言葉を交わします。そう、パラレル・ワールドでのデレクは、レジデントたちから“ネクラ男”とバカにされる存在! しかしながら、メレディスはデレクと“ただのバーにいる男と女”として、テキーラを酌み交わします。やっぱりメレディスとデレクは結ばれる運命なのね、そう思わせる展開でした。

 

●アディソンは妊娠中!
デレクとアディソンの夫婦は、周囲から「完璧!」とうらやましがられる存在。しかも、アディソンは妊娠中! さぞかし幸せかと思いきや、実は二人の夫婦関係は冷え切っていて……。子どもが生まれることで夫婦の関係が良くなればと期待するアディソンにデレクは和解を申し出ますが、ここで衝撃的な事実が発覚! 実は、アディソンのお腹の子はデレクの子どもではないというのです! お腹の子の父親はマーク。マークの子を妊娠したという設定は、パラレル・ワールドでも引き継がれていたというわけです。

 

●カリーはオーウェンの妻で心臓外科のチーフ
カリーは心臓外科のチーフ。本当は形成外科が好きだったのに、エリスに心臓外科向きだと言われて進路を決めたという設定です。そんな彼女は3人の子持ち。父親は何とオーウェンです! メレディスとアレックスもあり得ないと思いましたが、カリーとオーウェンという組み合わせも現実ではあり得ないですよね。個人的には、アレグラちゃんみたいなかわいい娘が生まれるなら、この二人の組み合わせもアリかなと思ってみたり。

 

さて、オーウェンはいまだイラクでの心の傷を抱えている状態。すでに克服したかに見えましたが、カッとなって自らを傷つけるような行動に走っては、クリスティーナに手当てしてもらうことを繰り返していました。オーウェンはカリーの夫であり、子煩悩な父親でもあるんですが、すでに何となくクリスティーナとの間に絆が!? そして、そんなオーウェンを支える良き妻カリーもまた、仕事で一緒になったアリゾナに不思議な心のときめきを覚えるというオチでした。やはり、クリスティーナ&オーウェン、カリー&アリゾナも運命のカップルなんでしょうね。

 

……というわけで、メレディスが夢に見たパラレル・ワールドの世界。結果的には、現実世界に歩み寄るかたちで幕を閉じました。偶然の積み重ねで人生が変わってしまうことがあることも真ですが、人生にはある種の必然があるのも真。心情的には、現実世界のメレディスたちが今の状態にあるのは、やはり正しい結果だったんだと納得できるところに安心感がありましたね。

 

個人的には、乱射事件で亡くなったチャールズの再登場にはビックリ。どうせなら、ジョージも再登場させてほしかったなあ、なんて。それから、クロスオーバー出演してくれたアディソンには、もうちょっといい見せ場を与えてあげてほしかったな、という思いも。
でも、バークやイジーといった懐かしい名前が登場したり(イジーの扱われ方はかわいそう過ぎましたが……)、いつもと異なるビジュアルのキャストたちの姿を見られたり(クリスティーナのおかっぱ頭は特に強烈!)、見どころ十分でした。リチャードはベイリーの味方、レクシーの世話役はやっぱりジャクソンとマーク、カリーがオペ中に雑誌を読むクセもそのまま……と、微妙に現実世界とシンクロした設定にも大いに楽しませてもらいました。ミュージック・エピソードに続き、今回のエピソードについても現地アメリカでは賛否両論があったようですが、私は挑戦することをやめない「グレイズ・アナトミー」が好きです。


【トリビア:ゲスト】
アディソン役でケイト・ウォルシュが、エリス役でケイト・バートンが久々の登場。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「If/Then」は、Ras Kassの曲“If/Then”からの引用。


【注目のセリフ】
「何度も言ってるけど、革新的な仕事ができないならせめて数をこなして」by エリス
 ……パラレル・ワールドではデレクがダメ男!!
「何とかしてオペに入らなきゃ“マンディ”。僕らのモットーは?」by アレックス
 ……アレックスとマンディ(ベイリー)のモットーは「運命は自分で切り開く」!
「どうかすると、そのうちイジー化して病院で銃を乱射したりする」by アレックス
 ……イジー、さんざんな言われよう…。
「あの男はインターンの試験に落ちてそれきり消えた」by アレックス
 ……ジョージ、現実では人助けをして命を落としたのに!!
「私たちはバーク先生の下で仕事できるはずだった。でもあなたに“寝技”でチャンスを奪い取られた」by メレディス
 ……いくらパラレル・ワールドでも、メレディスがクリスティーナをここまで悪く言うなんて信じられない!
「個人的な話なら王子様に聞いてみな。処女マリアとオフィスで何してたんだか」by クリスティーナ
 ……辛辣な物言いは現実世界と変わらず。
「ああっ、誰か俺を撃ち殺してくれ」by チャールズ
 ……現実世界では撃ち殺されているチャールズ。ブラックユーモアがキツイ!!


【メレディスの一言】
人生という天からの贈り物を受け入れよう
たとえ、とっちらかっていたり苦痛に思えても
たまにうまくいくこともある
そうなる運命だったかのように
あたかもそうなると決まっていたかのように


【鑑賞MEMO】
過去のエピソードで使われたセリフ&楽曲が楽しい!

「アレ、やんなくていいでしょ? あたしが何か言って、そっちも何か言って涙ジワ~。感動の瞬間ってやつ」
「ああっ、パス!」
この会話、どこかで聞いたような……。実は、記念すべきシーズン1の第1話に出てきた会話。
「あんたも寝た方がいいよ。すごいブサイク」
「あなたよりマシよ」
こんな会話もありましたが、これもシーズン1の第1話に出てきたセリフです。パラレル・ワールドは現実世界とは異なる設定でしたが、行き着くところは同じ!? なかなかうまい演出です。
ちなみに、過去のエピソードで使われた曲も数多く登場しました。たとえば、今回のエピソードの1曲目"Portions For Foxes"は、シーズン1の第1話のオープニングで使われた曲。楽曲については下の【曲情報】にも追記したのでチェックしてみてください。


【曲情報】
♪"Portions For Foxes" Rilo Kiley

※シーズン1の#1「甘い夜はオペの始まり」で使用
メレディスの夢の始まり。外科部長であるメレディスの母エリスが朝のミーティングを開き、アディソンを含めたアテンディングたちが出席するシーンで。
♪"Ruby Blue" Roisin Murphy
※シーズン2の#3「選ぶのは妻のキス?彼女のキス?」で使用
陰険なクリスティーナに続いて、チーフ・レジデントである真面目モードのアレックスがロッカールームに登場するシーンで。
♪"Flowers Bloom" High Highs
婚約したばかりのメレディスとアレックスがロッカールームでキスをし、夫オーウェンがイラクで負ったトラウマについてカリーがアディソンと会話するシーンで。
♪"Girl, You Shout!" Dressy Bessy
カフェテリア。一人でバナナを使って縫合の練習をするクリスティーナを見て、メレディスたちが彼女の悪口を言い、その後、メレディスが胸部大動脈瘤のオペをやらせてほしいとカリーに直談判するシーンで。
♪"Fools In Love" Inara George
※シーズン2の#3「選ぶのは妻のキス?彼女のキス?」で使用
カリーが子どもたちを連れて帰り、リチャードに慰められながら泣いていたメレディスがエリスに反抗し、その後エリスがリチャードに泣きつくシーンで。
♪"Into The Fire" Thirteen Senses
※シーズン1の#1「甘い夜はオペの始まり」で使用
和解を申し出たデレクに、お腹の子は彼の子どもではないとアディソンが告げ、メレディスとクリスティーナが一緒にレクシーの蘇生処置をし、クビになったベイリーが落ち込んで泣くアレックスを励ますシーンで。
♪"You Wouldn't Like Me" Tegan and Sara
※シーズン1の#2「超えられないライン」で使用
メレディスとクリスティーナがバーでテキーラを飲み、クリスティーナが帰った後、メレディスが引き続きデレクと酒を酌み交わすシーンで。

2012.10. 3|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

9月26日(水) #12「敗北の味」

12未亡人となったテディ。彼女を気遣う人々から次々と手料理が差し入れられる中、悲しみと怒りを紛らわせようと、クリスティーナを助手にして二日間ぶっ通しで働き続ける。一方、リチャードは記念すべき1万回目のオペとして肝臓移植を行うことに。オペ後には祝賀会も計画されていたが、何とオペ中に妻アデルが突然病院に現れ……。デレクはオペ不可能だと断られ続けてきた少年のオペを引き受ける。またこの日は、ゾラの1歳の誕生日パーティーも開かれる。


●リチャードは1万回目のオペを執刀。ゾラは1歳の誕生日!
リチャードは記念すべき一万回目のオペとして肝臓移植に臨むことに。患者は、肝不全のカレンで、肝臓の提供者は彼女の姉のマーシー。カレンは何かと恩着せがましいマーシーにイライラを募らせ、ついに「もうオペはやめる!」と宣言します。そして、その興奮の影響なのか、突如吐血してしまいます。
結局、この後カレンは、マーシーから肝臓をもらうことに了承するわけですが、オペが終わると、「感謝祭の日以外は肝臓もらったことで姉に感謝することはない」とキッパリ。これに反論したがるマーシーをメレディスが黙らせるシーン、なかなか面白かったです。

 

なお、この肝臓移植の最中、アデルが突然病院に現れ「夫はどこ!?」とエイプリルに迫るという事件が起きました。エイプリルはアデルを見学室に連れて行き、オペ中のリチャードの姿を彼女に見せますが、アデルはオペを手伝うメレディスをエリスだと思い込んで錯乱。メレディスは、幸せな思い出話をして興味を引くのが効果的だとリチャードにアドバイスします。そこでリチャード、夫婦が初ダンスで踊った曲「My Funny Valentine」を歌唱。アデルは自分も歌でリチャードに応え、ようやく落ち着きを取り戻すのですが……。
リチャード役の、ジェームズ・ピケンズ・ジュニア、アデル役のロレッタ・デヴァイン、二人とも素晴らしい歌声でした。ただ、それだけにこの二人の歌の掛け合いが、とにかく切なくて……。辛い内容ではありましたが、印象に残る名シーンだったのは確かです。

 

なお、オペ後はリチャードの祝賀会が計画されていましたが、リチャードはそれをキャンセルしてゾラの1歳の誕生日パーティーへ。メレディスとデレクは、ゾラのケーキをリチャード用にして、彼に進呈するというニクい気遣いを見せてくれました。

 

なお、専門分野がまだ決まっていないメレディスは、みんなから一般外科を勧められます。でも、いつも名一般外科医だったエリスの名前を持ち出されたのでは、メレディスとしては反発したくなるというもの。「母と同じにはなりたくないから一般外科には進まない」と宣言しますが、「君はお母さんとは違う」とリチャードに励まされて……。さあメレディス、どうする? 個人的には、一般外科医の魅力をメレディスに生き生きと語るベイリーの言葉に説得力を感じたと同時に、やはりメレディスには一般外科医としての素質が大いにあるんじゃないかと感じたのですが。

 

●悲しみと怒りを紛らわせるため、仕事にのめりこむテディ
未亡人となり、みんなから手料理を差し入れされるテディ。でも、彼女を癒すのは料理ではなくオペ。悲しみと怒りを紛らわせるべく、テディはクリスティーナを助手に付けて二日間ぶっ通しで働き、次々とオペをこなします。心配するオーウェンは、オペをほかの医師に振り分けますが、クリスティーナの策略が成功し、そのオペもテディのものに。後からこのことを知ったオーウェンの怒りを買うかたちとなります。しかしながら、テディはひるむことなくオーウェンを拒絶! どうやら、ヘンリーの死を隠して自分にオペをさせたオーウェンへの恨みは、相当なもののようですね……。あの時のオーウェンの判断、決して間違ってはいなかったと思うのですが、オーウェンを悪者に仕立てることで心のバランスを取ろうとするテディの事情も分からなくもない。う~ん、この先どうなるんだろう?

 

●デレク、インオペの少年のオペに挑むも……
デレクはどこの病院でもオペは不可能と断られた神経芽細胞腫の少年ウェスを診察。オペ成功率は5%以下だったにもかかわらず、母親に懇願されてオペに踏み切る決断をします。そして、デレクの下についているレクシーは、ウェスが自分の病気のことをすべて承知していることを知ります。母親は息子に病気のことを隠しているつもりでいたのですが、ウェスはすべて気付いていたのです。自分の病気のことはさておき、母親の心配をするいたいけなウェスの態度に心を痛めるレクシー。「シェパード先生は一番いい先生」とウェスを励まします。
けれども、実際にオペをしてみたところ、病状は思ったより深刻で……。デレクは、何もせずにウェスの切開創を閉じます。これには、本当にがっかりのレクシー。もちろん、見ているこちらもがっかりでした。だって、目が覚めて、自分が死んでいくことを自覚しながら母親を励まそうとするウェス君があまりにも不憫で……。
最後、勝ち目はなくても闘いを続けるとデレクに表明したレクシーの潔さに、ほんの少しだけ心が救われた思いでした。

 

●マークがジュリアに対して消極的に?
「愛してる」と言うジュリアに、「愛してる」を返さないマーク。カリーとアリゾナは、レクシーがジャクソンと別れたことが関係しているんじゃないかとマークに迫ります。マークは、焦って過去の間違いを繰り返したくないだけと突っぱねますが、その真意は!?

 

●エイプリルたちが引っ越し!?
エイプリルは、ゾラがやってきて手狭になったグレイ家を出て、ジャクソンと別のアパートに引っ越すことを検討。条件のいい物件は家賃が高くて二人でシェアするには厳しいことから、女を取っ替え引っ替え連れ込むアレックスにも不本意ながら同居話を持ちかけます。この調子でいくと、3人は近々お引っ越し!?

 

●クリスティーナとオーウェンが大げんか!
グレイ家で、和気あいあいとパーティーが進行する中、突然、キッチンからオーウェンとクリスティーナの怒鳴り合いが聞こえてきます。指示を無視してテディと暴走したことをはじめ、クリスティーナの独善的なやり方を非難するオーウェン。たかがオペ1回のことと言い返すクリスティーナ。するとオーウェンは今回のオペだけではないと中絶の件を蒸し返し、「君は俺たちの子どもを殺したんだぞ!」と言い放ちます。思わず、絶句するクリスティーナ……。オーウェン、やはり中絶の件、相当根に持っていたみたい。夫婦でこの件について、とことん話し合わなかったツケが、今頃回ってきたというところでしょうか。オーウェンの捨てゼリフは、見事なまでにパーティーを楽しんでいたみんなを凍らせましたが、このすさまじい二人のケンカ、ちゃんと収拾するんでしょうか?


【トリビア:ゲスト】
ウェス役は、「ザ・ケープ 漆黒のヒーロー」のトリップ役や、フラッシュフォワードのディラン役で知られるライアン・ウィノット。
カレン役は、ドラマ「マイ・ビッグ・ファット・ライフ!」や映画『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』のニア・ヴァルダロス。
マーシー役は、「そりゃないぜ!? フレイジャー」のロズ・ドイル役のペリ・ギルピン。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Hope for the Hopeless」は、A Fine FrenzyやBrett Dennenの曲名として知られる“Hope for the Hopeless”からの引用。


【注目のセリフ】
「あ、子どもに触るのやめよう。その手で何触ったか分からないでしょ?」by メレディス
 ……何を触ったか、想像したくない。
「テディの深い悲しみは、あたしには願ってもない幸せ」by クリスティーナ
 ……こういうクリスティーナのげんきんなところ、嫌いじゃない。
「そうだメレディス、肛門科だよ!お尻のミステリーに迫れ」by クリスティーナ
 ……肛門科医、キャストの中に一人くらいいても面白いかも。
「この調子だと、行く末はひとりぼっちのホームレスね。持ってるものはと言えば、せいぜい梅毒くらい」by エイプリル
 ……なかなか言う!!


【メレディスの一言】
いつタオルを投げ込むか
勝ち目がないこともあると認めるか
そうこうするうち限界がやってくる
クタクタになってもう闘えない時、諦める
その時やっと始まる
希望など見当たらない中、希望を見いだすという本当の仕事が

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【鑑賞MEMO】
アダムキュービッツ動脈

脊髄に分布する動脈の一つで、第9胸椎から第3腰椎までの特に太い動脈のこと。


【曲情報】
♪"Rock It" Little Red

オープニング、デレクとレクシーがインオペとされた少年の脳のCT画像を見て、メレディスの家の混沌とした朝の様子に、エイプリルが同居の限界を感じ、ジュリアに愛してると言い返さないマークをカリーが注意するシーンで。
♪"Good Intent" Kimbra
クリスティーナが患者の妻を言いくるめて、テディのためにオペを横取りしようと画策し、肝臓の提供者である姉のマーシーと口論をした肝不全の妹のカレンが吐血するシーンで。
♪"Black Sheep" Gin Wigmore
エイプリル、ジャクソン、アレックスがメレディスの家を出ていくことについて話し、専門は肛門科にしろとクリスティーナがメレディスを茶化し、カリーとアリゾナがジュリアに愛してると言えとマークを諭すも、そこにテディが現れたため話を終わらせるシーンで。
♪"My Funny Valentine" Cast
オペ中のリチャードと見学室のアデルが歌唱。
♪"Afternoon" Youth Lagoon
ゾラの誕生日パーティー。エイプリル、ジェシー、アレックスが引っ越し先の物件について話し、メレディスとデレクがゾラに用意したケーキをリチャードの1万回目のオペのお祝い用にし、カリーとアリゾナが、ジュリアと前に進むようマークをけしかけるシーンで。
♪"Easy To Love" The Jezabels
エンディング、一般外科への道を渋るメレディスを「エリスとは違う」とリチャードが励まし、オーウェンとクリスティーナが激しい口論をするシーンで。

2012.9.26|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

9月19日(水) #11「魔法にかけられて」

11結合双生児のブランディ&アンディの分離手術が行われることになり、複数の科から集められたオペチームが入念な準備を行って本番の日を迎える。オペは成功し、双子は無事に分離されるが、ブランディが腎不全に陥っていることが分かり……。テディはヘンリーの死後、2週間近くクリスティーナに何度もヘンリーのオペの説明を求め続けていた。一方、ベンとよりを戻したベイリーは、彼からさっそく同居の話を持ちかけられて困惑する。


●結合双生児の分離手術に挑む!
シアトル・グレース・マーシー・ウェストで、結合双生児ブランディ&アンディの分離手術が行われることに。複数の科の医師たちによって結成されたオペチームは、入念な準備の末、本番直前の最終リハーサルに臨みます。もともとこの結合双生児を出産時から担当してきたアリゾナは、神経質になってピリピリモード。ほかのスタッフのやり方にいちいち口を挟み、もうウザいのなんのって……。でも、みな本番では集中力を発揮し、双子の分離は見事成功! これで、双子の両親グレッチェンとチャーリーもようやくホッとできるかと思いきや、ブランディが腎不全になっていることが判明します。アレックスは、アンディをドナーにした腎移植を行えばいいと提案。自分もオペに加わるべく準備を始めますが、結局、リチャードにオペに入る権利を譲ってしまいます。実はこの日、双子の体をひっくり返すという大事な役目も、リチャードに横取りされる格好となったアレックス。2度と同じ手には乗らないと言っていたにもかかわらず、老いていく者のわびしさを醸し出して同情を誘うリチャードの策略にまたしてもはまってしまったのです。おかげで、ブランディの腎移植が成功に終わるも、アレックスは消化不良のまま。リチャードはそんな彼に、「一生に一度のオペは、どんなことがあっても手放すな」と忠告するのでした。そう、一連のリチャードの横取り行為は、すべてアレックスへの教えだったのです。今回は苦い思いをしたアレックスですが、この教訓を生かせるチャンスがきっと訪れるはず!

 

それにしても、アリゾナは本当にウザかったですね……。絶妙な物まねで、そのウザさを本人に自覚させたカリーは偉かった!

 

●ヘンリーのオペの説明を繰り返しテディに求められるクリスティーナ
ヘンリーの死後、エイプリルを助手にしているテディ。クリスティーナを呼び出しては、どうしてヘンリーが死に至ったのか、オペの状況を何度も繰り返し説明させます。もう2週間近くもこの状態が続いているにもかかわらず、辛抱強くテディの要求に応えようとするクリスティーナ。それをそばで見ていたエイプリルは耐えきれなくなり、「やめてください、もうたくさん!」と、ついにテディに対して怒鳴り声を上げてしまいます。でもテディはそんなエイプリルの言葉に動じることもなく、「ケプナー先生、大丈夫?」と冷ややかに対応。しかしながら、最終的にはクリスティーナに落ち度はなかったと理解し、ようやくヘンリーの死を受け止めるのでした。声を上げて泣くテディの姿は、見ていて痛々しかったですよね。クリスティーナ、テディの悲しみが分かるからこそ、オペでヘンリーを死なせた責任を、自分なりに取ろうとしていたのかも。

 

●ベンに同居を持ちかけられたベイリーは……
ベンとよりを戻したベイリー。さっそくベンに同居を持ちかけられて困惑。その日の担当オペでベンと組むと分かった途端、メレディスを助手につけてベンとのプライベートな話を避けようとします。でも、ベンは諦めることなく同居の話を持ち出すものだから、間に挟まれたメレディスはグッタリ。
結局、最後にはベイリーが折れて、同居への第一歩としてベンの家に自分の歯ブラシを置くことに同意します。どうやら、タックのことも含めて丸ごと受け止めたいというベンの言葉に、一歩を踏み出す勇気をもらったようです。ベンみたいな彼氏に恵まれて、ベイリーは本当に幸せ者ですよね。

 

幸せ者と言えば、デレクとメレディスもそう。ゾラとの毎日はまさにバラ色! ゾラが初めて歩く瞬間をビデオに撮るのには失敗したけれど、その瞬間を共有する二人、本当に幸せそうでした。


【トリビア:ゲスト】
グレッチェン役は、ドラマ版「ティーン・ウルフ」にレギュラー出演中のホランド・ローデン。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「This Magic Moment」は、The DriftersやJay and the Americansの曲として知られる“This Magic Moment”からの引用。


【注目のセリフ】
「確認していいですか? つまり、一生に一度のオペから私を抜けさせて、彼氏とのクッション役をさせようとしてる?」by メレディス
 ……はい、その通り!
「落っことしゃいい。片方が歩けなくなってもう片方が車椅子押すことになるかもな」by アレックス
 ……いくらリチャードにムカついていても、こんなこと言っちゃダメ!!!
「パッと見は病気の妻を抱えた穏やかな男。半世紀、外科医をやってきた経験から、ありがたい教えを説く。だが、驚くな。あのヨーダはとんでもないサメだ。凶暴でタチが悪い」by アレックス
 ……リチャードとヨーダ、確かにどことなく似ている気が……。
「赤ん坊から菓子を奪うようなもんだ。いや、違うな。赤ん坊に悪い。赤ん坊から菓子を奪うより簡単だった。赤ん坊は少しでも抵抗するからな」by リチャード
 ……赤ちゃん以下だと言われちゃったアレックス、ちょっとかわいそう。
「俺はタックが好きだ。タックと一緒に遊ぶのも、恐竜やロボットも好きだし、君が好きだ。丸ごと受け止めたい」by ベン
 ……こんなこと言ってもらえるベイリー、何て幸せな!!


【メレディスの一言】
人生もリハーサルができたらいいのに
それならやり直せる
うまくいくまで何度も繰り返し練習できる
残念ながら、人生は毎日が1度きりの本番
リハーサルができると思えたときは、準備を整え練習に励む
でも、人生の大舞台は準備万端とはいかない


【鑑賞MEMO】
クラシックの楽曲

“手術劇場”という切り口で演出された、結合双生児の分離手術の準備と本番。いかにも“劇場”らしく、クラシックの楽曲が効果的に取り入れられました。
冒頭のメレディスのナレーションの際に使われたのは、ヴィヴァルディの「弦楽のための協奏曲 ト長調『アラ・ルスティカ(田園風)』」。分離手術のリハーサルおよび本番の分離手術の直前にオーウェンがスピーチするシーンで使われたのは、ベートーヴェンの「交響曲第3番 変ホ長調 『エロイカ(英雄)』」。分離手術の成功が確認されるシーンで使われたのは、ヘンデルの「司祭ザドク」でした。


【曲情報】
♪"Sparks" Adaline

メレディスがゾラを連れて入ってきた見学室。アレックスはリチャードの悪口を言い、エイプリルは、テディのクリスティーナに対する仕打ちを非難するシーンで。
♪"Life Boat" Early Morning Rebel
仕事に集中するのがそんなに悪いことかとベイリーがベンに抗議した直後、オペ用のガーゼが足りないと分かり、慌てるシーンで。
♪"Tethered" Sleeping At Last
エンディング、カリーがアリゾナに“ウザかった”と認めさせ、リチャードが「一生に一度のオペは手放すな」とアレックスに忠告し、レクシーがマークのジュリアへの言葉を自分に向けたものだと勘違いし、無事分離手術を乗り越えた双子が両親と対面し、メレディスとデレクが、初めてゾラが歩くシーンをビデオに取り損ねるシーンで。

2012.9.19|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

9月12日(水) #10「それは突然に」

10メレディスとアレックスが乗っていた救急車に激突してきたバンには、キャンプに出かけようとしていた家族が乗っていた。長女リリーは軽傷だったが、祖母は現場で死亡し、意識不明の重体だった母も病院に搬送後、死亡。重傷を負った父と、車の下敷きになった弟マイケル、目にガラス片が刺さった妹アビーがオペを受ける。テディはローラのオペを続けていたが、途中で助っ人としてクリスティーナを指名し……。


●追突事故に遭った家族の容体は!?
メレディスとアレックスが乗っていた救急車に激突してきたバンには、キャンプに出かけようとしていた6人の家族が。メレディスは、軽傷の長女リリーに搬送中だった新生児を託すと、アレックスとともに大ケガを負ったほかの家族たちに応急処置を施します。しかしながら、祖母は現場で死亡。程なくして到着した救急車でみな病院に運び込まれますが、意識不明の重体だった母親も間もなく死亡。重傷を負った父親、車の下敷きになって肝臓を損傷した弟マイケル、目にガラス片が刺さった妹のアビーはそれぞれオペを受けることとなります。

 

マイケルのオペはベイリーとメレディスが担当。ヘンリーが亡くなったショックを引きずって不機嫌なベイリーは、麻酔を担当するベンに冷たく当たります。けれども、マイケルが麻酔に対して重篤な反応を示す遺伝疾患であることにベンがすばやく気付いたことから態度を軟化。彼のおかげで最悪の事態を免れたことに感謝し、ベイリーはベンに心を許します。
アビーのオペには、マークの恋人で眼科専門のシアトル長老派病院の外科医ジュリアが呼ばれます。助手としてオペに入るレクシーは複雑な心境に陥りますが、果敢にいい仕事をしてアビーの眼球を救い、オペ後、デレクやマークと仕事をするのにどれだけ緊張していたかを吐露する素直なジュリアのこと、すっかり好きになってしまった様子。確かにジュリア、好感の持てる女性です。
一方、父親のオペはカリー、リチャード、オーウェンが担当しますが、容体は思わしくなく、術後、心肺停止を繰り返します。そのたびに延命措置を施される父親を見ていたリリーは、体への負担を強いられながら徐々に弱っていく父親を楽に逝かせてやりたいと思うように。最終的には、生命維持装置を外してほしいとメレディスに訴えます。ちょうど18歳の誕生日を迎えたリリーの意志は尊重され、メレディスはリリーとともに父親の死を見守ることになるのでした。

 

●搬送された赤ちゃんは!?
死の危険を乗り越えながら搬送してきた新生児が気がかりでならないアレックス。休めと勧めるアリゾナの助言も聞かずに治療に当たります。でも、自分で思っている以上に事故の衝撃を受けていて……。すでに施した処置のことを忘れ、再度試みようとしてアリゾナに止められます。アレックス、ようやくここで自分の状況を理解し、冷静さを取り戻すのでした。なお、結果的に赤ちゃんは無事。アレックスとメレディスの努力が報われてよかった!

 

●ローラのオペのその後、そしてヘンリーの死を知ったテディは!?
ジャクソン&カリーのミスで心臓を損傷したローラの修復オペを続けていたテディ。さらに予想外のトラブルが発生し、クリスティーナを助手によこせとオーウェンに指示します。でも、クリスティーナはヘンリーのオペを執刀し、彼の死を目の当たりにした直後。その事実をまだ知らないテディと一緒にオペをするなんてとんでもないと嫌がります。しかしながら、もしここでクリスティーナがテディを手伝わず、ローラが亡くなるようなことがあれば、ヘンリーだと伏せてクリスティーナに彼のオペをさせたことも、夫の死を隠したままテディにオペを続けさせていることもすべて無駄になってしまいます。ノーと言えない状況に追い込まれたクリスティーナは、意を決してオペ室へ。テディにヘンリーの話題を振られると、見学席でオペの進行を見守るエイプリルをジョークのネタにしたり、時にはテディと一緒にふざけて盛り上がる振りをしたりして何とかオペを乗り越えます。そしてオペ後、テディにヘンリーの死を自ら伝えるのでした。

 

●ゾラの親権は……
39時間ぶっ通しで働いたメレディスとデレク、自宅に戻り、疲労感と空腹にうなだれながらも、子どもがいなくても二人でやっていこうと互いへの愛情を確かめ合います。するとそこでチャイムが鳴ります。ピザの宅配かと思いきや、ドアの向こうに立っていたのはゾラを抱いたジャネット! ついにメレディスとデレクはゾラの親になれたのです!
このエンディングシーン、泣けましたね。とにかく、それ以外が悲惨だっただけになおさらです。

 

だって、事故に遭ったリリーは、両親と祖母を一度に亡くし、父親の延命措置をやめさせるという苦渋の決断を強いられました。しかも、この悲惨な事実を自分の口から弟や妹に伝えなくてはならず……。カリーもまた、アテンディングとしてジャクソンのミスの責任を負い、ローラの夫に言いづらい事実を話さねばなりませんでした。
そして、何よりも悲惨だったのは、後になって夫の死を知らされたテディと、ヘンリーの死を隠しながらテディとオペをしなければならなかったクリスティーナ。個人的には、特にクリスティーナが本当によく耐えたと思いますね。ヘンリーだということを隠してオペをさせられた上に、その結果、ヘンリーが亡くなったことを伏せたままテディとオペだなんて、あまりにも酷すぎます。しかも、テディはオペ中、あのハイテンションでしたから。第9話、そして今回の第10話、本当にすさまじい内容でした。

 

なお、テディが今回の件をどう受け止めたかはまだ分かりません。テディにオペを続けさせたリチャードやオーウェンの判断、医師としては正しかったと思いますが、何せテディも人の子ですから……。次回以降の展開が気になります。


【トリビア:ゲスト】
前回に引き続き、「NUMB3RS ナンバーズ ~天才数学者の事件ファイル」のコルビー・グレンジャー役や、「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」のジェイソン・ポール・ディーン役で知られるディラン・ブルーノがグリフィス役で登場。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Suddenly」は、Billy OceanやOlivia Newton-John & Cliff Richardの曲として知られる“Suddenly”からの引用。


【注目のセリフ】
「もしこの患者まで死んだらすべてが無意味になってしまう。これを意味あることにしなきゃならない」by オーウェン
 ……オーウェンの言い分ももっともだけれど、クリスティーナが気の毒すぎ。
「お前の前の妻は優秀だったが、俺と寝た。ケンカを売る気はないが言っておく」by マーク
 ……自分と寝る女性を無能呼ばわりされたマークの反論。これにはデレクも言い返せなくて当然。
「欲しい人いないんでしょう、ケプナー。あのキンキン声、壁のペンキすら剥がれそう」by クリスティーナ
 ……テディにヘンリーのことがバレないよう、話題をそらしたかったクリスティーナの気持ちは分かるけれど、物真似がうまかっただけに、それを見学室で聞かされた本人がみじめで……。
「よかったらもう少し立ち入ってくれても構わないんだけど」by ベイリー
 ……ついにベンを受け入れたベイリー。二人にはいい関係でいてほしい。


【メレディスの一言】
突然の衝突には備えられない
身構えるのは無理
突然、だしぬけに衝撃を食らい、それまでの人生が終わってしまう
永遠に


【鑑賞MEMO】
悪性高熱症

筋弛緩薬の一つであるサクシニルコリン(スキサメトニウム)あるいは吸入麻酔薬などによって引き起こされる全身麻酔の併発症の一つ。現在は、ダントロレンによる対処法が確立されているため、発症した場合の死亡率は低下していますが、依然として全身麻酔の併発症としては最も死亡率の高い疾患です。
すばやくマイケルが悪性高熱症を発症していることに気付いたベン。マイケルの命を救っただけでなく、再びベイリーを引き寄せるとはお見事でした。


【曲情報】
♪"The Same" Mackintosh Braun

デレク、マークとともにオペに入ったジュリアが、アビーの眼球からガラスの破片を無事抜き取るシーンで。
♪"Always Looking" Dum Dum Girls
自家心臓移植による体外弁再建術に挑むテディが、クリスティーナをけしかけて盛り上がるシーンで。
♪"Pictures" Benjamin Francis Leftwich
心肺停止を繰り返す父親の様子を見ていた長女のリリーが、延命措置をやめてほしいとメレディスに訴え、デレク、マークとのオペを終えたジュリアが、どれだけ緊張していたかをレクシーに吐露するシーンで。
♪"Skin" Zola Jesus
テディが亡くなったヘンリーを見て涙し、延命措置をやめたため死んでいく父親を見守るリリーにメレディスが付き添い、カリーがローラの身の上に起きたことを彼女の夫に説明に行くシーンで。
♪"New York" Snow Patrol
エンディング、ベイリーがベンを受け入れ、リリーが妹と弟に両親の死を伝え、ジャネットが自宅に帰ったメレディスとデレクを訪ね、ゾラを二人に引き渡すシーンで。

2012.9.12|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

9月5日(水) #9「哀しみの足音」

09吐血して救急搬送されたヘンリーは、気管支に腫瘍があると判明して摘出が必要になる。テディは執刀医にクリスティーナを指名し、彼女にプレッシャーを与えないよう患者の名を伏せてオペさせるが……。脊椎固定術を受けたローラは、固定に使われたスクリューが外れて心臓を切り刻んだせいで容体が急変。テディがオペに当たる。一方、新生児を搬送中に救急車がエンストし、乗っていたメレディスとアレックスは道路で立ち往生を強いられる。


●脊椎固定術を受けた患者の容体が急変!
吐血して救急搬送されたヘンリー。検査の結果、気管支カルチノイド腫瘍と分かり摘出が必要となります。そんな中、カリーの指導のもと、ジャクソンがオペで脊椎固定術を行った患者ローラの容体が急変。心停止に陥り、テディがコンサルを頼まれます。本当はヘンリーに付き添っていたいテディでしたが、ローラの緊急オペを担当することに。ヘンリーのオペについては開胸術よりレーザーを使ったオペの方がいいと考え、そのオペの経験のないリチャードではなくクリスティーナに執刀させると言い出します。でも、師匠であるテディの夫のオペだなんて、クリスティーナにとっては酷な話。するとテディは、ヘンリーの顔をドレープで隠し、名前を伏せてオペさせればいいと提案。得策とは言いがたいものの、ほかに選択肢がなく、一同はテディの希望を優先します。
ヘンリーの治療方針が決まると、テディはローラのオペに集中。エイプリルとともに何とか出血を止めようとしますが、左心室に大きな裂け目があることが分かり、テディがバイパス術を施すことに。これで、テディ完全にヘンリーのオペに付き添えなくなります。そして、処置を進めるうち、脊椎固定に使われたスクリューが外れて左心室を切り刻んでいたことが判明。これにより、スクリューを固定したジャクソンと、それを監督したカリーは責めを負う立場に。とにかく二人は、ローラの夫グリフィンに事情を説明します。あとは、テディのオペの結果次第。予断を許さない状況が続きます。

 

●吐血したヘンリー、そのオペの結果は……
オーウェンに呼ばれ、急遽ヘンリーのオペを執刀することとなったクリスティーナ。患者が誰か知らないまま、いつもの通りオペを進めていきます。しかし、途中でヘンリーの容体が急変。リチャードはすぐに開胸術に切り替えますが、腫瘍は肺動脈に浸潤しており、もはや摘出は不可能な状態で……。出血が止まらず、ついにヘンリーは帰らぬ人となります。何も知らないクリスティーナは平然と死亡宣告をしますが、後から患者がヘンリーだったと知って激しく動揺(それはそうですよね。クリスティーナ、かわいそうすぎる……)。
そして、ヘンリーが亡くなったことは、テディには知らされないまま。なぜなら、今、執刀中のテディにヘンリーの死を告げて彼女がメスを置けば、手術台にいるローラは命を落とすことになるからです。患者のためにも今はヘンリーの死をテディに伝えるべきではないとリチャードに説得されたオーウェンは、葛藤の末、執刀中のテディに「ヘンリーのオペは成功した」と嘘をつくのでした。

 

●新生児をピックアップしに向かったメレディスとアレックスが事故に!
ジャネットから連絡を受けたメレディス。裁判所が意見聴取を中止にしたという知らせに、もうゾラを取り戻せなくなったと激しく落胆。そんな中、アレックスと一緒に小規模の病院で対処しきれない気管食道瘻の新生児をピックアップしに行くことになります。道中、アレックスは必死でメレディスを励まそうとします。ゾラを失っても、ほかに子どもを持つ手だてはあると。でも、メレディスにとってはゾラこそが我が子……。
その後、病院に到着した二人は、赤ちゃんに応急処置を施して救急車に乗せ、シアトル・グレース・マーシー・ウェストに戻ろうとしますが、何と、途中で救急車がエンストしてしまいます。見通しの悪い道のため、そのまま停止した車内にとどまれば、ほかの車に追突される可能性も。そんなことになれば、酸素ボンベだらけの救急車は一気に炎上しかねません。救急隊員は、メレディスとアレックスに早く外に出るよう指示しますが、チューブにつながれた赤ちゃんを保育器ごと外に出すのは難しく、かといって赤ちゃんを置いて行くわけにもいかず、にっちもさっちもいかない状況に。
その頃、アリゾナはマーク、デレクとともに顔半分を犬に咬みちぎられた少年のオペを執刀中。アレックスから助けを求める電話が入ると、音声をスピーカーに切り替えてテキパキと指示を出していきます。ところがその時、大きな衝撃音とともに通話が途切れます。そう、懸念していた追突事故が起きてしまったのです! デレクらが心配する中、激しい衝撃に耐えて起き上がるメレディスとアレックス。二人は、赤ちゃんに最低限の装備を確保すると、何とか車外へと出ますが、そこで衝撃的な光景を目の当たりにすることになります。何と、救急車に激突して横転した車のかたわら、路上には三人の男女が投げ出され、倒れていたのです……。

 

冒頭、「それを『ひどい』と言えるのは、ひどいことが起きていない時」というメレディスの言葉がありましたが、いやあ、本当に今回のエピソードで起きた出来事はひどい。ひどすぎます……。
残念ながら命を落としたヘンリーも気の毒だけれど、ほかのメンバーたちも最悪の状態です。ヘンリーの顔を隠して誰と知らないままオペをさせられたクリスティーナ。ゾラを失ったと嘆きながら、命の危険が迫る赤ちゃんとともに事故に遭ったメレディス。ミスのせいで患者を瀕死の状態に追い込んだジャクソン&カリー。そのせいで、夫の死も知らぬままオペを続けているテディ。一晩のうちに、衝撃的な出来事がこんなにも重なるなんて。脚本家を呪いたくなる展開ですよね。

 

さて、次回は一体どうなるのか、覚悟して備えてください!


【トリビア:ゲスト】
グリフィス役は、「NUMB3RS ナンバーズ ~天才数学者の事件ファイル」のコルビー・グレンジャー役や、「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」のジェイソン・ポール・ディーン役のディラン・ブルーノ。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Dark Was the Night」は、Blind Willie Johnsonの曲“Dark Was the Night”からの引用。


【注目のセリフ】
「ヤンに産ませたらどうだ? あいつなら即効で妊娠すんだろ」by アレックス
 ……メレディスを励ましたい気持ちは分かるけれど、これは言い過ぎ。
「彼女が患者個人に興味を持つことはない。ただ切るだけ」by テディ
 ……クリスティーナはオペ・マシン。本当は彼女にも心はあるのに……。
「彼女は責める。僕が責めたように。もしメレディスまで失ったら……」by デレク
 ……デレク、自分がしてきたことを自覚していたとは。
「私たちのオペで彼女の夫が死んだ。もう誰も許されん」by リチャード
 ……それを知らずに自分のオペを続けるテディ……。


【メレディスの一言】
人はこんなものを願う
歯の根管治療
国税庁の監査
服に残るコーヒーの染み
本当にひどいことが起きると、代わりに小さな災いを取り戻してほしいと、信じてもない神に願う
今は理不尽に思えるだろう
水浸しのキッチン
漆かぶれ
怒りに震えるほどのケンカ
でも、次に何が起きるのかを知っていたら、それが人生最良の時だと気付いたのだろうか


【曲情報】
♪"That's Rock 'n Roll" Left Hand Smoke

ジョーの店で飲んでいたメレディス、クリスティーナ、アレックスが、電話やポケベルの呼び出しをきっかけに解散するシーンで。
♪"She Went Quietly" Charlie Winston
リチャードが蘇生を試みるもヘンリーが死亡、患者がヘンリーだったことをクリスティーナが初めて知り、救急車がエンストして立ち往生するアレックスにアリゾナたちが電話で指示を出すシーンで。
♪"Say Goodbye (I Won't Even)" Adaline
ヘンリーの死をテディに知らせるのを待つようリチャードがオーウェンを説得し、デレクがメレディスたちの救助を要請してほしいとオーウェンに言い、ヘンリーの死を知らずにテディがオペを続け、事故に遭ったメレディスたちが赤ちゃんを抱いて救急車の外に出て、道路に投げ出された人々の姿を目の当たりにするシーンで。

2012.9. 5|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

8月29日(水) #8「ハートのお告げ」

08移植手術のためにドナーから取り出された心臓。移植先の患者が死亡したために行き場を失い、新たな移植先のスタッフが引き取りに来るまでの間、クリスティーナがお守りをすることになる。そして、その装置に入れられた“箱入り心臓”は、クリスティーナとジャクソンの悩みを解決する。また、レクシーは、小説を書き上げるまでオペは受けないと言い張る脳動脈瘤の患者のため、原稿のタイピングを手伝う。一方、ジョージの母ルイーズが他病院で受けた手術後の不調を訴え病院を訪れ……。


●“箱入り心臓”のお告げに導かれるクリスティーナとジャクソン
移植手術のためにドナーから心臓が取り出されるものの、レシピエントが死亡。新たに決まったレシピエントの移植チームが引き取りに来るまで、クリスティーナは特殊な装置に入れられて拍動を続ける“箱入り心臓”のお守りをすることになります。テディの指示でやりたいオペのリストを作らねばならないのに、その作業に行き詰まっているクリスティーナにはおあつらえ向きの仕事です。そして、そんなクリスティーナにリチャードは、「いいリストを作るカギは、箱入り心臓にある」と告げます。最初は意味が分からなかったクリスティーナですが、ふと心臓との対話で心の迷いが晴れることに気付きます。“箱入り心臓”の奇跡の重みと比較すれば、やるべきオペがおのずと見えてくるというわけです。“箱入り心臓”に敬意を表し、それを“彼女”と呼ぶクリスティーナ。見事リストを完成させました!
そして、もう一人、“箱入り心臓”のおかげで心の迷いを断ち切ることができたのがジャクソン。マークの新恋人に嫉妬したレクシーの態度にすっかり心を乱されていた彼は、マークと準備してきた大切なオペの助手を自分から降りる始末。リチャードは、そんなジャクソンにも「箱入り心臓を見に行け!」と指示します(リチャード、まるでシャーマンのよう!)。クリスティーナ同様、最初はその意味が分からなかったジャクソンですが、クリスティーナにその真意を教えられて箱入りの心臓を見るうちに大事なことに気付きます。レクシーとは別れるべきだと。ジャクソンはレクシーに別れを告げるとマークに謝りに行き、ここに“形成外科ギャング”復活! 愛弟子のジャクソンが自分を避けるようになったことに戸惑っていたマークは大喜びでした。もちろん、レクシーは大ショックですが……。
それにしても、マークがジャクソンの態度を気に病んでデレクに相談するシーンは面白かった! まるで恋人の心変わりを心配するような態度でしたよね。デレクが冷やかしたくなるのも分かります。

 

●患者が書く小説に自分を重ねるレクシー
レクシーはデレクにつき、脳動脈瘤を患った人気小説家ジャスティン・キャンベルを担当します。彼女はすぐにでもオペが必要な状態でしたが、ジャスティン本人は「結末を待っている読者のためにも本を書き上げるまではオペを受けない」と断言。レクシーは、少しでも早く彼女がオペを受けられるようにと小説のタイピングを手伝ううち、すっかりその内容に引き込まれていきます。主人公は、ケイトという女性とネイサンとアレクサンダーという二人の男性。レクシーは、ネイサンとアレクサンダーの間で揺れるケイトに自分を重ね、彼女がマーク的なアレクサンダーではなく、ジャクソン的なネイサンを選ぶことに期待します。
そんな中、ジャスティンの動脈瘤が破裂! ジャスティンは緊急オペを受けます。そして、無事にオペを終えて目覚めたジャスティンに、「なぜケイトはネイサンを選ばないの?」とレクシーは猛抗議します。実はこの時、レクシーはジャクソンに振られた直後。どうしてケイト(自分)はネイサン(ジャクソン)を選ばないのかと言いたくなる気持ちも分かります。そんな彼女にジャスティンは、「ネイサンを愛していないのはケイトの方よ」と説明するのでした。レクシー、自分が本当に愛しているのはマークであること、再認識する結果になったのではないでしょうか。

 

●亡きジョージの母ルイーズが入院!
病院には懐かしい顔が姿を見せます。亡きジョージの母ルイーズです。ジョージ、そしてジョージの父でルイーズの夫だったハロルドが、いずれもこの病院で亡くなっていることから、あえてシアトル長老派病院で胆嚢摘出術を受けた彼女でしたが、検査の結果、オペにミスがあったことが判明。ルイーズはあらためてシアトル・グレース・マーシー・ウェストでオペを受けることになります。ベイリーは、ルイーズにまで万が一のことがあったら大変とピリピリモードに。一緒にルイーズを担当するメレディスに冷たく当たります。
一方で、ルイーズはジョージの同僚だったメレディスが立派な医者に成長していることや、一時は義理の娘だったカリーと再会できたことを喜び、終始笑顔。自分のオペをメレディスが執刀することを歓迎します。
そしていざオペ。その最中、ベイリーはメレディスに本音を漏らします。ルイーズにとってのジョージと同じく、正しいことをしろと教えてきた子ども(メレディス)が、正しいことをしたがために自らを滅ぼしてしまうのを見ていると腹が立つ、と。ベイリーが臨床試験での不正のあと、メレディスをずっと責め続けてきた裏には、彼女なりの悔しさがあったのだと納得でしたね。
なお、久々にルイーズに再会したカリーは、アリゾナと結婚して子どもにも恵まれたということを、すぐに彼女に報告できませんでした。それはそうですよね、「息子さんと別れたあとレズビアンになりました」とはなかなか言い出しにくいもの。でも、オペ後のルイーズに付き添ったカリーは、目覚めた彼女にアリゾナとの結婚やソフィアが生まれたことを報告。泣き出すルイーズに一瞬うろたえますが、ルイーズの涙は嬉し涙でした。今でもカリーを自分の娘のように思うルイーズって、本当に温かい人です。

 

●別のフェロー候補者にアレックスが嫉妬。ヘンリーが医師志望!?
優秀な経歴を持つフェロー候補者ポリー・プレストンが、アリゾナのもとに見学にやってきます。そのせいで担当オペを奪われてふてくされるアレックス。でも、その夜、ジョーの店でポリーが恋人らしき相手に報告の電話を入れているところに遭遇。アリゾナがアレックスを褒めてばかりいたと耳にしてニヤリ。
一方、ソフトボールをきっかけに病院のにわか職員になったヘンリーは、オペの見学などをするうちにメディカル・スクールに行きたいと言い出します。けれどもテディは、そんな簡単に医師になれるものではないと反論し、二人は初めての夫婦ゲンカをします。ちょっと気まずい思いで家に帰るテディでしたが、その直後、ケンカも吹っ飛ぶ事態に。何と、ヘンリーが激しく吐血!!

 

というわけで、ヘンリーの容体が心配な次回は、かなり衝撃的な展開が待ち受けている模様。みなさん、ご覚悟を!


【トリビア:ゲスト】
ジョージの母ルイーズ役で、「ダメージ」のデニース・パーソンズ役などで知られるデブラ・モンクが再登場。
ジャスティン役は、「デスパレートな妻たち」のベティ・アップルワイト役のアルフレ・ウッダード。
心臓を取りにきた医師のパーク役は、「Glee」でマイクの父マイク・チャン・Srを演じているケオン・シム。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Heart-Shaped Box」は、Nirvanaの曲“Heart-Shaped Box”からの引用。



【注目のセリフ】

「腹ぺこ人間が食料品売り場に放り込まれた。やりたいオペっていうけど、全部やりたい。どうしたらいいんです?」by クリスティーナ
 ……目の前にあるごちそう。全部食べたくなる気持ちも分かる!
「あんた梅毒うつしたよね?」by クリスティーナ
 ……アレックス→オリヴィア→ジョージの構図。懐かしい!
「とにかく俺はあいつにいい医師になってもらいたい。身を引くべきだろうか?」
 ……マークったら、ジャクソンに夢中!!
「これで形成外科ギャング復活だ」by ジャクソン
 ……レクシー、マーク、ジャクソンの三角関係、マーク&ジャクソンで落ち着くことになるとは。
「オマリーはバカタレじゃなかった。生きてたら俺たちみんな追い抜かれてる。ケプナーに代わってチーフ・レジデントやって。あいつのこと考えんのがイヤなだけだ。イジーを思い出して暗い気分になって」by アレックス
 ……アレックスがジョージの話を避けたがる裏には、イジーのことが……。


【メレディスの一言】
恐ろしいことに、すべてがいきなりメチャメチャになることがある
時々、大きなものを失うと、大切なものを思い出す
時々、その結果としてたくましい自分になれる
賢くて、降りかかる災難にうまく対処できる自分に
時々……
でもいつもじゃない


【鑑賞MEMO】
MCAT

アメリカのメディカル・スクールへ進学する際に必要となる共通試験のことです。
テディはヘンリーに、「必修科目は受けた? MCATは?」と聞いていましたが、アメリカではメディカル・スクールに入るためには、まず4年生大学学士号の取得が必要になります。しかも、主専攻のほかに、物理学、科学、生物学などの基礎科学を履修するか、医学進学課程(Pre Med)に進んで物理学、化学、生物学を強化したプログラムを履修する必要もあります。また、ボランティア活動の経験も実質求められます。
さらに、クリアしなければならないのがMCAT(Medical College Admission Test)に合格すること。これでようやく、メディカル・スクールへの進学が果たせるのです。


【曲情報】
♪"Shoot Me" Miss Li

オープニング、ベッドで目覚めたメレディスとデレクが間近に控えた裁判所での陳述の準備について話をし、病院でジャクソンと話しながらエレベータを待っていたレクシーが、エレベータに乗ってきたマークと遭遇するシーンで。
♪"Hold On" Mozella
カフェテリアで、レクシーがジャクソンとアレックスに小説の話をするシーンで。
♪"How Come You Never Go There" Feist
テディがヘンリーを当直室に連れ込み、メレディスがカリーの再婚のことをルイーズに話すシーンで。
♪"I Can't Get You Out of My Mind" Miss Li
マークのオペを見学するジャクソンに、「箱入り心臓を見に行け」とリチャードが助言し、再婚のことをルイーズに教えたとメレディスがカリーに話すシーンで。
♪"Where Do I Even Start?" Morgan Taylor Reid
テディにメディカル・スクール進学を反対されたヘンリーが怒って家に帰り、メレディスがルイーズのオペの最中、ベイリーの真意を知ると同時に、陳述にはニットを着ていくようアドバイスをもらうシーンで。
♪"Addicted (Feat. Greg Laswell)" Morgan Page
カリーがルイーズにソフィアの写真を見せ、デレクがオーウェンに自分の決意を語り、ジョーの店でアレックスがフェロー候補のポリーの愚痴を偶然聞くシーンで。
♪"Looking For You Again" Matthew Perryman Jones
エンディング、マークとジャクソンが“形成外科ギャング”の復活を喜び、アレックスがジョージやイジーのことをメレディスとクリスティーナに話し、ヘンリーが吐血しているところにテディが帰宅するシーンで。

2012.8.29|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

8月22日(水) #7「逆転のストーリー」

07シアトル長老派病院とソフトボールの試合を行うこととなり、監督のオーウェンはメンバーを集めて練習を行う。一方、メレディスとデレクがゾラの件で家庭裁判所の意見聴取に呼ばれるのを待っている中、ゾラが転院する見込みとなる。ゾラの件で責任を感じているアレックスは、一人家庭裁判所に向かい……。また、病院ではデレクとレクシーが視床下部過誤腫の少女を担当。オーウェンとカリーは、手に損傷を負ったゴミ収集作業員の処置に当たる。


●シアトル長老派病院とソフトボールで対決!
シアトル長老派病院のチームとソフトボールの試合を行うことになったシアトル・グレース・マーシー・ウェストの面々。監督を務めるオーウェンはやる気満々! 張り切って練習を仕切るものの、ほかのメンバーたちのテンションは……。それでもめげないオーウェンは、ヘンリーが元プロ野球選手だと知ると、彼を臨時で事務補佐に雇い入れてチームに加えます。
そして、いよいよソフトボールの試合の日。シアトル長老派病院チームに、まったく歯が立たないシアトル・グレース・マーシー・ウェストチーム。コールド負けが現実的になってきた矢先、外野ではメレディスとベイリーがケンカを始めます。原因は糖尿病の臨床試験。母エリスの日記を読み返し、彼女の仮説が間違っていたことに気付いたメレディスが問題の原因を突き止めたのですが、それがベイリーには気に入らなかったのです。自分の臨床試験に勝手に手を出したメレディスに対し、徹底的に辛くあたるベイリー。それに対しメレディスが「何が気に入らないの?」と珍しく応戦したもんだから(お酒の力か!?)、二人は激しい言い合いに。リチャードはそんな二人の間に割って入り、「気に入らなくても臨床試験ではメレディスの手を借りろ」「産婦人科から外科に戻ってこい」とそれぞれを一喝! おかげでメレディス、今後は外科に戻ってベイリーの臨床試験を手伝っていくことになりそうです。
一方、お粗末なピッチングをしていたテディに代わってピッチャーに抜擢されたレクシーは、相手チームの眼科医ジュリアにわざとボールを当てるという暴挙に出ます。実はこのジュリア、マークの新恋人。レクシー、嫉妬心丸出しでしたね。結局、このレクシーの行為にシアトル長老派病院が猛抗議してコールドゲームを宣告。波乱の中、試合は終了となります。ボロ負けした上に相手チームを怒らせ……と、さんざんな結果でしたが、「俺の人生で最高のチーム」というオーウェンのスピーチでみんなが一つにまとまれたし、これはこれでチャレンジした意味があったのではないかと思います。最後のお酒の回し飲みシーンも楽しそうでしたし(特にエイプリル!)。
ただし、表情が暗かった人物が一人。もちろん、それはジャクソン。レクシーの気持ちがまだマークにあることを思い知らされちゃったかな?

 

●ゾラの件に進展! 実はアレックスのおかげ
ゾラの件は大きな進展がなく、メレディスとデレクは、家庭裁判所の意見聴取の日が決まるのを待っている状況。そんな中、ゾラのカルテが請求され、ゾラは転院する見込みとなります。入院先の病院に里親候補がいるのは利害の対立につながると家庭裁判所が判断したのです。
ゾラの件では大いに責任を感じていたアレックスは、珍しくシャツにネクタイを締めて家庭裁判所へと向かいます。そして、職員の女性をうまく抱き込んで担当の判事を突き止めると、彼を訪ねてゾラのファイルを見てくれるよう直談判。それが功を奏したのか、ソフトボールの試合後、メレディスとデレクのもとにはジャネットから嬉しい知らせが届きます。意見聴取の日が決まった、と! 実は裏で自分が動いたことはあえて口に出さず、この結果に満足するアレックス。今回は心ある一面を大いに見せつけてくれました。

 

●前例のないオペを見事成功させたデレク
デレクとレクシーは、視床下部過誤腫の少女カリッサを担当。ほかの医師は不可能とした過誤腫全摘を成功させるべく、デレクは前例のない経脳梁的アプローチを試そうとします。しかし、カリッサの母シェリルは、全摘はできなくてもいいから安全な方法を取ってほしいと懇願。それなら……と、デレクはシェリルに別の医師を紹介しようとします。ゾラの件で、ただ連絡を待つことしかできない状況を強いられていたデレクは、その場しのぎの処置に甘んじるのが耐えられなかったのです。でも、オーウェンにハッパをかけられると、安全な経脳梁的アプローチの方法がないかを探ります。そして、レクシーの何気ない言葉にヒントを得て名案を思い付くと、自らシェリルを説得してオペに承諾させます。そして、慎重を要する難しいオペを見事成功させるのでした。さすが!

 

●カリーが芸術的手技で患者の指を再建。クリスティーナはテディから卒業!
ゴミ収集車から転落した作業員カールが搬送され、オーウェンとカリーが治療を担当します。カールは手にひどい損傷を負っていて、指を失う恐れがあったものの、彼の趣味が版画であることを知ったカリーは、何とかして指を再建しようと決意。エイプリルとともに大がかりな処置に挑みます。ところが、オペの最中に、カールの容体が急変。動脈解離を起こしていることが分かり、クリスティーナが呼ばれます。けれども、まだオペを行う準備ができていなかったクリスティーナはエイプリルに処置を任せます。そして、そこに登場したテディは、クリスティーナが自分でメスを握ることより患者のためにチームワークを優先したことに驚きます。
オペの後。しごきはもう終わりだとクリスティーナに告げるテディ。手がけたいオペのリストを出すよう言います。これはクリスティーナにとって何よりのご褒美。この日、テディの指示で本来ならインターンがやるべき血管形成術をやらされて悶々としていた彼女も思わずニッコリです。

 

なお、今回のエピソードの監督は、ジャクソンの母キャサリン役で番組に登場したデビー・アレンでした。前回は、エピソードの監督として活躍したケヴィン・マクキッド(オーウェン)を、今回はソフトボールの監督としてうまく使っていましたね。そんなデビー・アレンですが、今シーズン終盤では女優として(ジャクソンの母キャサリンとして)番組に再登場することになるようです。どうぞご期待を!


【トリビア:ゲスト】
ジュリア役は、「ゴシップガール」のモーリーン・ヴァンダービルト役などで知られるホリー・フェイン。
シアトル長老派病院のマクデュガル部長役は、映画「ゴーストバスターズ」シリーズで有名になり、「OZ/オズ」のレオ・グリン役や「HEROES/ヒーローズ」のラボック役などでも知られるアーニー・ハドソン。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Put Me in, Coach」は、John Fogertyの曲“Put Me in, Coach”からの引用。


【注目のセリフ】
「再利用すればいい。僕が死んだらオークションに出せば?」by ヘンリー
 ……ちょっと笑えないかも。
「腕前は前と同じ。優秀なのは変わらない。だけど今日はチームワークを大事にした。自分のことより患者を優先した。私はそれを見たかったの」by テディ
 ……クリスティーナ、ついにテディ独自のテストに合格!
「私のボスじゃないでしょ!」by メレディス
 ……ベイリー相手にこの物言い……。酒の力は恐るべし。
「ピンクの手術着なんか脱いでさっさと天職に戻って来い」by リチャード
 ……リチャードにもピンクの手術着は不評だったみたい。
「君たち全員、ソフトボールの腕は全然ダメだ。だが、医師としては一流だ。そういうチームを仕切れて鼻が高い。全員揃ってるいい機会なんで伝えておく」by オーウェン
 ……ソフトボールの監督としては失敗したオーウェンだけど、部長としての監督ぶりはずいぶん板に付いてきたよう。


【メレディスの一言】
私たちは負けるときもある
でも、怠けたりはしない
いちかばちかに賭けて勝負に出る
バットを振り抜く
時にはもちろん三振になる
でも、時にはホームランを打つ


【鑑賞MEMO】
視床下部過誤腫

てんかんの原因となる非常にまれな脳の難病。脳の最も深部に位置しているためオペが難しく、オペ後の後遺症も数多く報告されてきました。しかしながら、近年では安全性と有効性に優れたオペ法が開発されている模様。たとえば国内では、国立病院機構西新潟中央病院がこの病気に対する優れた治療を提供しており、今年5月、この病気を患う7歳のブルガリアの少女のオペを成功させています。


【曲情報】
♪"Mix Tape" Big Scary

オープニング、メレディスとクリスティーナがグラウンドの芝生に寝そべって雲を眺めるシーンで。
♪"Rock Bottom" Pablo Sebastian
テディがクリスティーナに“卒業”を言い渡し、メレディスが糖尿病の臨床試験の問題を突き止め、デレクとレクシーがオペの成功をカリッサの母に伝え、指を残してくれたカリーに患者のカールが感謝し、アレックスが判事にゾラの件を直談判するシーンで。
♪"High Road" Tennis
エンディング、ソフトボールの試合後にみんなが酒を回し飲みした後、次々と帰宅していくシーンで。

2012.8.22|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

8月15日(水) #6「ポーカーフェイス」

06離婚回避のために、デレクと働くのも脳神経外科の話をするのもやめたメレディス。産婦人科での研修中、妊婦メアリーの赤ちゃんを取り上げると同時に、彼女がインオペとされる脳腫瘍で余命半年と宣告されていることを知る。メレディスは、デレクならメアリーのオペができると考えるが……。一方、研修5年目を迎えたアレックスらは、認定医試験で成功するためにオペでの失敗を恐れ、難しいオペを避けるようになる。


●産婦人科で研修するメレディス、デレクに密かなプレゼント?
メレディスは離婚回避のためデレクと働くのも脳神経外科の話をするのもやめ、産婦人科で研修中。予定日より2週間早く破水した妊婦メアリーの赤ちゃんを無事に取り上げると同時に、彼女が脳腫瘍で余命半年と宣告されていることを知ります。通常、メアリーが患っている蝶型腫瘍はインオペとされていますが、デレクならオペできるのではと考えるメレディス。自分でデレクにコンサルを頼める状態ではないことから、レクシーを使ってデレクをその気にさせます。でも、メアリーの夫のクレイがリスクを恐れてオペに反対。メレディスはさりげなくクレイに接触すると、生きるために闘いたいというメアリーの思いを代弁します。
結局、クレイはオペを承諾。デレクはメアリーのオペを見事成功させます。上機嫌で帰宅したデレクは、メレディスにこのオペの話をしたくてウズウズ。メレディスも、彼と一緒に喜びを分かち合いたいところですが、ここはグッとこらえて知らんぷり。メレディス、なかなか大人です。

 

●守りに入るレジデントたちにアテンディングが喝!
認定医試験で成功するため、オペでの失敗や判断ミスは極力避けねばならない研修5年目のレジデントたち。そのプレッシャーから皆弱気に……。

 

たとえばアレックス。リスクの高いTAVI(経カテーテル的大動脈弁植込み術)を希望する71歳の心臓病患者チャックに、その方法ではオペできないと告げます。テディはそんなアレックスを担当から外し、自らTAVIを執刀。「おじけづいた外科医ほど悪いものはない」とアレックスを一喝します。

 

一方、守りに入ったのはオペで連勝記録を更新中のクリスティーナも同じこと。整形外科での研修中、リスクの高い頸部再建術にカリーの共同執刀医として入るものの、終始無難な処置法に切り変えるべきだと主張。患者であるタイラーの容体が急変したと思った途端、オペを外れると言い出す始末。カリーはそんなクリスティーナを追い出して、一人でオペを成功させます。後にクリスティーナは「5年目の重圧に負けて退屈な外科医にならないように」とカリーから忠告される結果に。

 

●ベイリーの臨床試験は難航
臨床試験を引き継いだベイリーは、装置を埋め込んだマウスの糖尿病が再発したことをリチャードに隠し、助手のエイプリルとラボにこもって原因を調査。早期解決したいエイプリルは密かにメレディスに協力を頼み、メレディスはリチャードの指導のもと、原因を突き止めます。問題は装置ではなく何らかの拒絶反応だと。しかし、メレディスの関与はベイリーの知るところに。激怒したベイリーは、エイプリルを助手から外しますが、この臨床試験、助手なしでこなせるほど容易ではありません。煮詰まったベイリーは、ついにリチャードにすべてを打ち明け、弱音を吐くのでした。
きっとこの臨床試験、メレディスが助手につくのが最適なんでしょうね。もとはと言えば、メレディスの母エリスの研究が出発点ですし。しかしながら、「デレクの臨床試験をダメにした上、リチャードを部長辞任に追い込むきっかけを作ったメレディスのことなぞ使いたくない!」というベイリーの気持ちも理解できます。

 

●プライベートで医師たちは……
クリスティーナとオーウェンは、セックスにいそしむ毎日。リチャードには2度も現場を目撃されてしまい……。部長として自覚を持たねばと思い直すオーウェンでしたが、結局この日の夜も、外で食事をすることより家に戻ってセックスすることを選びます。一見、ラブラブに戻ったかのように見える二人ですが、実は対話を避けてセックスに逃げているんじゃ!?

 

料理に目覚めたマークは、毎日のようにカリー&アリゾナの部屋へ。おかげでマークとアリゾナの関係が良好なのは喜ばしいことですが、カリーにとってはアリゾナと二人で過ごす時間を持てないのが不満。そしてある晩、ついに我慢の限界に達したカリーは、ピザを買って帰宅。マークが作った料理はゴミ箱へポイ! 唖然とするマークにベビーシッターを命じて追い返すのでした(お見事!)。

 

エイプリルは、バーでいつもとは違う一面を見せます。散々自分をバカにしてきたアレックスに「来週ERの夜勤担当!」と声色を変えて言い放ち、ベイリーの臨床試験をクビになった自分は夜明かしして酒と男に溺れるのだと堂々宣言! これには、アレックスだけでなくジャクソン、レクシーも何も言い返せませんでしたね。彼女の“声色戦法”がいつまで通用するかは分かりませんが、メレディスもエイプリルの戦法を真似してベイリーを黙らせていましたし、なかなか効き目があるよう。この調子でエイプリルにはがんばってもらいたいです。

 

なお、今回のエピソードの監督は、オーウェン役のケヴィン・マクキッドでした! 彼の監督エピソードは、シーズン7の#13「真実の痛み」に続いて2回目。今シーズンは、#22も彼の監督エピソードです。どうぞお楽しみに!
ちなみに、次回のエピソードの監督は、前回ジャクソンの母親キャサリン役で番組に登場したデビー・アレンです。こちらにもご期待を!


【トリビア:ゲスト】
チャック役は、「600万ドルの男」や「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」でおなじみのリー・メジャース。
タイラーの母親役は、レギュラー出演していたシットコム「Taxi」で、ゴールデングローブ賞TV部門の助演女優賞に5年連続ノミネートされたことで知られるマリル・ヘナー。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Poker Face」は、Lady GaGaの曲“Poker Face”からの引用。


【注目のセリフ】
「ヴァギナチームの手術着を着て公の場に顔出すなんて、やっていいことと悪いことがある」by クリスティーナ
 ……ピンクの術着、メレディスになかなか似合っていたけど。
「で、私を使うんだ。腫瘍の運び屋に」by レクシー
 ……“腫瘍の運び屋”なんて、世の中にレクシーくらいなもの?
「つまり私に逆らう人は、必ず生き地獄を味わうってこと。毎晩のように当直を命じられて、バカなインターンのお守りをさせられる、そして挙げ句の果てに、この病院に運ばれてくる大便の止まらない患者や手足の腐った患者を片っ端から押しつけられることになる」by エイプリル
 ……生き地獄の内容はよく分かったけど、ネタにされる患者は気の毒。
「だから耳元でうるさい!おまえは蚊か?」by アレックス
 ……この直後、蚊呼ばわりしたエイプリルから思わぬ反撃を食らうことに!


【メレディスの一言】
本音を口にするのは難しい
時には思い切って言うことも必要
時には黙っておいた方がいいこともある
知らん顔で
すべてを打ち明けたいと体中がうずいても
口をつぐみ、秘密を守り、ほかのことに幸せを見出す


【鑑賞MEMO】
コック・オ・ヴァン

フランスの田舎料理の代表格、鶏の赤ワイン煮のこと。マークの作ったコック・オ・ヴァンは、カリーの手でフライパンごとゴミ箱へ! おいしそうだったのに!


【曲情報】
♪"Holy Moses" Washington

オープニング、メレディスが産婦人科で研修を行い、カリーがベッドでマークとアリゾナから朝食を勧められ、ベイリーが研究室からリチャードを閉め出すシーンで。
♪"Daydreams" Olivia Broadfiled
メレディスがエイプリルに頼まれて臨床試験を手伝い、エイプリルがベイリーを低い声色で制して、研究室から健康なマウスを連れ出すシーンで。
♪"Blood Bank" Bon Iver
カリーがクリスティーナに「5年目の重圧に負けて退屈な外科医にならないように」と忠告し、メレディスが超型脳腫瘍患者のメアリーの夫クレイと話をし、デレクとレクシーがメアリーのオペを行うシーンで。
♪"Got It, Lost It" Big Scary
腫瘍をすべて取り除いたことをデレクがクレイに報告し、テディが「おじけづいた外科医ほど悪いものはない」とアレックスを一括し、患者のタイラーが自分の親に「さっさと離婚しろ!」と言い放つシーンで。
♪"For You" Tin Sparrow
エンディング、臨床試験で煮詰まったベイリーをリチャードが帰宅させ、バーでエイプリルがアレックスに来週ERの夜勤を担当するよう命じ、クリスティーナとオーウェンが家に帰り、カリーがマークを自分たちの部屋から追い払い、メレディスがオペの話をデレクから聞くのを我慢するシーンで。

2012.8.15|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

今シーズンのOP曲、END曲、次回予告時の曲は?

シーズン8のOP曲、END曲、次回予告時の曲は以下の通りです。

 
OP曲:♪"You Wouldn't Like Me" Tegan & Sara
END曲:♪"That is to Say" Opus Orange feat Lauren Hillman
次回予告時の曲:♪"Change The Sheets" Kathleen Edwards

2012.8.15|グレイズ・アナトミー8、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

8月8日(水) #5「失うもの、得るもの」

05陰茎癌でペニスを失った患者ライアンに国内初の陰茎移植術を行うため、ジャクソンの母で泌尿器科医のキャサリン・エイヴリーがシアトル・グレース・マーシー・ウェストにやって来る。レクシーが母の餌食にならないよう、ジャクソンは彼女を妹のモリーのもとに逃がすが……。一方、ゾラが発熱し、病院へ運ばれてくる。検査の結果、腸閉塞でオペが必要と判明。アレックスはメレディスとデレクにこのことを伝えようとするが、現在、メレディスたちのゾラへの監護権は一時停止状態。二人がゾラに関わるのは規則違反だと、ジャネットに止められてしまう。


●ジャクソンの母で泌尿器科医のキャサリンがやって来た!
かの有名なハーパー・エイヴリーの孫であるジャクソン。実は母親のキャサリンも高名な泌尿器科医。今回彼女は、陰茎癌でペニスを失った患者ライアンに、国内初の陰茎移植術を行うためにシアトル・グレース・マーシー・ウェストにやって来ます。以前からキャサリンを尊敬しているエイプリルは大興奮! もちろん、カンファレンスでこれから何が行われようとしているのか知ったほかのレジデントたちもどよめき(みんなの前で裸になったライアンの勇気には拍手!)、みなオペに入りたがりますが、キャサリンは顕微鏡コンテストを行い、優秀な2名を助手にすることに。結局、メレディスとジャクソンの二人が助手の権利をつかみます。
一方、再建の方が移植よりもリスクが少ないと、キャサリンに異を唱えたマーク。キャサリンは彼がジャクソンの師匠だと知ると、一緒にオペに入るよう言います。息子の師匠の腕はいかほどか、評価しようというわけ。さすがはキャサリン、抜け目がありません。

 

というわけで、いよいよ移植の準備がスタート。エイプリルは、ドナー器官の採取を手伝いますが、処置中、彼女が処女であることを見抜いたキャサリンが、「いつ男性とセックスするの?」と歯に衣着せぬ質問を本人に投げかけるからビックリ! あの場であの質問、ちょっとエイプリルには酷でしたよね……。
そして、いよいよライアンのオペが始まります。途中まで手際よく処置を行っていたメレディスですが、クリスティーナに呼び出されてオペ室を後にします(実はゾラが発熱!)。結局、エイプリルがメレディスの後を引き継ぐことになるのですが、彼女、とんでもない失敗をしてしまいます。形成外科への偏見を口にしたキャサリンとマーク&ジャクソンとの言い争いに気を取られ、大切な静脈を傷つけてしまったのです! どうにか手を打たなければならないという状況の中、マークは腹部の血管を使う方法を提案。キャサリンは渋々同意し、実際の処置はジャクソンが担当します。そして、移植は見事成功! これにはキャサリンも満足した様子。ようやく、マークとジャクソンの腕を認める気になったようです。
さて、そんなキャサリン。息子の彼女のレクシーがどんな子かかなり気になっていたようですが、レクシーとは会えずじまい。というのも、レクシーが辛辣な母の餌食にならないよう、ジャクソンがあらかじめモリーのところへ彼女を逃がしていたから(ジャクソンの気遣い、お見事)。そこで、キャサリンは人づてにレクシーの評価を聞くことに。そして、マークの口ぶりから彼のレクシーへの思いを感じ取ると、「スローンには気を付けなさい」と息子ジャクソンに忠告します。これをジャクソンがどの程度真剣に受け止めたかは分かりませんが、息子に傷ついてほしくない、そう願うキャサリンの親心は伝わってきました。
そうそう、キャサリン、どうやらリチャードを口説こうとしたことがあったようですね! これは意外。なお、キャサリンは今後も何度か番組に登場することになりそうです。以降もどうぞご注目を。

 

●ゾラが発熱して病院へ!
メレディス&デレクの監護権が一時停止となり、現在は別の里親に預けられているゾラが発熱! 病院へ運ばれてきます。治療の担当は、アレックスとアリゾナ。検査の結果、デレクが処置をしたVPシャントの機能不全を原因とした腸閉塞でオペが必要と判明。アレックスはメレディス&デレクにこれを伝えようとしますが、ジャネットに止められてしまいます。監護権が停止されている以上、二人がゾラに関わるのは規則違反だというのです。下手に動けば養子縁組がダメになると言われては、アレックスもジッとしているしかなく……。
でも、その後ゾラが発作を起こすと、さすがに黙っているわけにはいかず。事情を知ったクリスティーナが、オペ中のメレディスを呼び出します。そして、同じく知らせを受けたデレクはいてもたってもいられず、自分がゾラのオペに入ると言い張ります。しかし、ここはメレディスが彼を説得。デレクは不承不承引き下がります。
結局、アリゾナとアレックスによるゾラのオペは成功。報告を聞いたメレディスは、ただただ涙……。そばにいてやりたいのにいてやれない、そんなメレディスの苦しみが分かるクリスティーナは、率先してその晩、ゾラに付き添います。そして、病室からメレディス&デレクに電話。二人は電話口でゾラにマザーグースの歌を歌って聞かせてやるのでした(切ない!)。
なお、今回のオペでは断固としてメレディス&デレクに事情を伝えないという方針を見せたアリゾナ。彼女なりの考えがあってのことでしたが、ゾラのオペの最中、「これがソフィアだったら? あなたに親権はないんですよね?」と、アレックスに痛いところを突かれてしまいます。「余計なお世話」と言い返すものの、アレックスの言葉が胸にグサリときたアリゾナ。その晩、テディの家で開かれたホームパーティーの席で、自分もソフィアの親であることを書面にしてほしいとカリーに頼むのでした。アリゾナにとってもソフィアは大事な娘。書類上は赤の他人じゃ、不安になるのは当然のことですよね。

 

●ベイリー、イーライ、ベンの三角関係
ベイリーがイーライと付き合っていると知ったベン。これまでは、ベイリーへの配慮から、同僚にラテをおごってベイリーと同じオペに入らないで済むよう気を遣ってきたのですが、もう容赦しない!とばかりに、この日はベイリー執刀のオペに入ります。これにはすっかり戸惑うベイリー。
一方でベイリー、テディとヘンリーのホームパーティーにイーライを誘い忘れてしまい、自分がイーライを真剣な交際相手だと見ていないことを再確認します。そして、イーライに対して罪悪感を覚えるようになったベイリーは、ついに別れを決断。苦しみながらも、何とかイーライに本心を伝えようとしますが、ベイリーの気持ちを悟ったイーライは自分から身を引くのでした(イーライ、一癖ある性格でしたが、引き際の潔さはあっぱれ。根はなかなかいい人だったみたいですね)。
その後ベイリーは、イーライと別れたことをベンに報告。同時に、「あなたのせいで別れたんじゃない!」と必死で釈明します。そんなベイリーのことを余裕の表情で見るベン。なんだか、二人に復縁の兆しが!


【トリビア:ゲスト】
ジャクソンの母キャサリン役は、「フェーム/青春の旅立ち」のリディア・グラント役で知られ、「グレイズ・アナトミー」のシーズン6の第19話「人生の適齢期」、シーズン7の第11話「甦る悪夢」、シーズン7の第16話「無責任な愛」、さらに今後放送される今シーズンの第7話を演出するなど、監督業や振付業でも活躍しているデビー・アレン。
ライアンの兄のチャド役は、「失踪 -Vanished」のアダム・パットナム役などで知られるロバート・ホフマン。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Love, Loss and Legacy」は、Kelly Minterの曲“Love, Loss and Legacy”からの引用。


【注目のセリフ】
「あなたの質問に質問で答えるわね。自分のペニスが好き?」by キャサリン
 ……単刀直入すぎ!
「ラテのがぶ飲みはやめなさい。左手がモーテルのベッドみたいに振動してる」by キャサリン
 ……こんな例えを思いつくなんて、キャサリンは発想力も豊か。
「メレディスは口きかなくなった。俺が人生ぶっ潰した時に、タマは完全にしぼんじまってるよ」by アレックス
 ……メレディスへの仕打ち、アレックスもずいぶん後悔していたみたい。
「楽な道を進んでばかりいると気が付いたら行き着く先はこうなってるものよ。“シアトルの豊胸キング”とか“たるみ解消の神”とか」by キャサリン
 ……形成外科をここまでこき下ろすとは!
「前へ進む気になって彼女を許そうとすると、いつも何か起きて元の場所に戻る」by デレク
 ……確かに、前進しては後退を繰り返すのが、メレディス&デレク。
「まるで男をオモチャ扱い。何度も我を忘れて夢中になった」by ベイリー
 ……リチャードでなくても、ベイリーのこの手の話はあまり聞きたくない!
「死にゆく人に料理出さなきゃいけないの?」by テディ
 ……“死にゆく人”とは、イーライもずいぶんな言われ様。


【メレディスの一言】
何かが始まった時、人は期待する
何かを得られると思い込む
損失はない、と
損失を受け止められないと心が病むと言われている
事実かも
でも、時にはそれが生き延びる手段になる

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【鑑賞MEMO】
陰茎移植手術の実例

陰茎移植手術なるものが本当に実在するのか、気になった方も多かったはず。実は、2006年、中国の外科医が世界初の陰茎移植手術を成功させています。男性に拒否反応などはなく経過は順調でしたが、2週間後、男性とその妻の間に生じた心理的問題から、その陰茎を切り離さざるを得なくなったということです。

 

メレディス&デレクが歌っていた曲
エンディングで、メレディス&デレクが歌っていたのは、「Itsy Bitsy Spider」というマザーグースの歌。アメリカなどでは小さな子ども向けによく歌われ、手遊び歌としても知られている曲です。


【曲情報】
♪"Anyone's Ghost" The National

オープニング、メレディスとデレクがゾラの服を整理するシーンで。
♪"Abducted" Cults
踊りながら左手で料理するクリスティーナにオーウェンが迫り、ジャクソンの手配でレクシーがモリーのところへ出かけていくシーンで。
♪"Hit It" Miss Li
顕微鏡コンテストのシーンで。
♪"Echoes" Mostar Driving Club
アレックスがゾラのオペの成功をメレディスとデレクに伝え、その後、メレディスとデレクがソーシャルワーカーのジャネットと遭遇、ベイリーがイーライと別れるべきだと自覚するシーンで。
♪"Chameleon/Comedian" Kathleen Edwards
ベイリーがイーライと別れたことをベンに報告しつつ、それがベンのせいではないことを強く強調し、バーでエイプリルが男性と絡むきっかけを作ったキャサリンが、ジャクソンに「レクシーが好きならマークに注意すべき」と忠告し、テディのホームパーティーでイーライと別れたベイリーが一人で酒をあおり、アリゾナが自分もソフィアの親であることを書面にしてほしいとカリーに頼み、カリーがそれを承諾するシーンで。

2012.8. 8|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(7)トラックバック(0)

8月1日(水) #4「男たちのホンネ」

04メレディスと相変わらずぎくしゃくしているデレク。耐えかねて家を出た彼は新居のデッキ作りを始め、モヤモヤする気持ちを釘打ちで解消する。そして、その釘打ちの行為は、イライラや悩みを抱えた男性スタッフたちの間にも、ストレス発散法として浸透していく。
一方、コミックのイベントに殺到したファンが将棋倒しになるという事故が発生。病院にはケガ人が大勢運ばれてくる。デレクと助手のアレックス、マークとその助手のジャクソンも、ケガ人の対応に当たるが……。


●コミックのイベントでファンが将棋倒しに!
コンベンションセンターで開かれていたコミックのイベントで、限定アイテム「ドクター・フーのターディス」を手に入れようと殺到したファンが将棋倒しになる事故が発生。大勢のケガ人が病院に運ばれてきます。中でも、キースというオタクの男性は頸椎を骨折し、耳も引きちぎれるというかなりの重傷。マークとその助手のジャクソン、デレクが彼のオペを行います。
オペは成功しますが、目覚めたキースは、友だちのグレッグがターディスを売ったと知って激怒。しかし、趣味のコレクションに全財産をつぎ込んでいるキースのことを心配し、グレッグがあえてしたことだと知ると、ちょっとは反省の表情を見せます。お金はもちろんのこと、コレクションのためにこんな大ケガまで負うなんて、確かにキースは今の生活を改めるべきですよね。
一方、同じく将棋倒しで負傷したカーターは、「本当は冒険家でいざというときはヒーローにさえなれる」というホビット族が大好きなオタク。ERで偶然見かけたエイプリルに一目惚れします。そして、後にERに暴れ者の患者が運び込まれてくると、彼をなだめてエイプリルを守ろうとします。勇気を出して“ホビット魂”を見せたカーターでしたが、結果的に、過剰なまでの反撃を受けて大ケガを負わされるハメに。でも、おかげで同じホビット好きの女性との出会いに恵まれたのは幸運でした。
なお、今回、暴れ者の患者の暴力を止めたのは新外科部長オーウェンの一撃でした。多少手荒なやり方ではありましたが、「訴えたいなら訴えてみろ」と暴れ者の患者にキッパリと告げるオーウェン、なかなか立派でした。

 

●まさに、“男たちのホンネ”があらわに!
相変わらずメレディスとぎくしゃくしているデレク。憂さ晴らしに、新居、いわゆる“森の家”のデッキ作りに着手。モヤモヤする気持ちを釘打ちで解消します。
そしてデレクは、外科部長に就任して新たなストレスを抱えることとなったオーウェンのこともデッキ作りに誘います。もちろん、オーウェンにとってもこの釘打ちがいい気分転換に!
その翌日、デッキ作りにはベンも加わります。デレクの一言から、ベイリーがイーライと付き合っていることを知ってしまったベンは、「余裕がないと言って別れたのに、別の男と付き合っているとは!」という悔しさと怒りを、やはり釘打ちにぶつけます。
ジャクソンもまた、自らデッキ作りに参加します。形成外科に進みたいのになかなかマークにオペを執刀させてもらえないジャクソン。今や4年目のレクシーの方がオペに入っている現実にイライラを抱えていたのです。
さらにその翌日、ついにアレックスもデッキ作りに加わります。あれこれうまくいかずに空回りしていたところを、ジャクソンに誘われたのです。「あれこれ」というのは、脳外科での研修時間数が足りないこと、そして、アフリカの論文がなかなか仕上がらないこと。アレックスは脳外科での点数を稼ごうと、とにかくそれだけを目的にデレクの下につきますが、その魂胆をデレクに見抜かれ脳外科を追い出されてしまった上に、論文でもリチャードからかなりのダメ出しを食らい……。すっかり意気消沈していたアレックスにとっても、きっとデッキ作りがいい気分転換になったはず。

 

というわけで、鬱憤を抱えた男たちで賑わう森の家。そこに今度は、愛弟子であるジャクソンをデレクが奪おうとしていることに腹を立てたマークがソフィアを連れて乱入してきます。そして、マークはデレクと話す中で、リチャードの後任として自分がまったく候補に上らなかったことに寂しさを覚えている胸の内を吐露。デレクもまた、臨床試験もゾラも失い、メレディスのことすら失いつつある辛さをマークに打ち明けるのでした。それにしても、カリーとアリゾナが3日間学会で不在のため、ソフィアを独り占めして幸せいっぱいに見えたマークですが、実はひそかに落ち込んでいたとは。オーウェンを悪く言っていたのは、そのせいだったんですね。

 

さて、そんな男性陣の中で、唯一明るい表情を見せていたのがリチャード。アレックスとジャクソンにオペができる喜びを教えつつ、自身も仕事を楽しんでいるように見えましたが、実は彼にも悩みが……。妻のアデルは、昼食を食べることすら忘れるほど、認知症の症状が悪化しているようなのです。

 

普段は感情を表に出すことが少ない男性陣ですが、それぞれが苦悩を抱え、悲しみや弱さを何とか隠して踏ん張っていることが分かった今回のエピソード。女性陣の登場を極力抑え、100%男性側の視点に徹して描くという試み、なかなか面白いなと思いました。趣向を凝らした脚本、さすがは「グレイズ・アナトミー」。“22のメイフィールド”も傑作でした。


【トリビア:ゲスト】
グレッグ役は、「30 ROCK/サーティー・ロック」のジェフリー役のトッド・ブオノパーネ。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「What Is It About Men」は、Amy Winehouseの曲“What Is It About Men”からの引用。


【注目のセリフ】
「こう言うんだ。『22のメイフィールドに予約を入れたのが長引いた』と」by リチャード
 ……「22のメイフィールド」の正体は勃起不全専門医!
「待った!この患者はもらう!これは私のセクシーなゾンビ・ナースだ!」by リチャード
 ……傷だらけに見えたゾンビ・ナース。すべてメイクだとは知るよしもなく……。
「家にいてもずっと地雷原を歩いてる気分で、仕事で発散してたのに、今や職場も悪夢だ」by オーウェン
 ……地雷ってクリスティーナのこと!?
「家へ変えると自分の彼女がまだ4年目なのに俺よりオペに入ってる。それで『今日はどうだった?』って聞かれて答える。『最高だ。9時間じっと突っ立って君の元カレのオペを見てた!』」by ジャクソン
 ……言葉にするとジャクソンの悲惨さがよく伝わります。
「何週間か前まで、これからの10年がどんなかはっきりイメージできた。仕事に家庭。ところが失った。臨床試験に赤ん坊。FDAににらまれた揚げ句、メレディスも。彼女恋しさに押しつぶされそうだ」by デレク
 ……本当はメレディスが恋しかったのね!やっとホンネが聞けた!


【男性陣の一言】
男の脳と女の脳には明らかな違いがある
女性の脳の方が、海馬が大きい
よって普通は男性より記憶力がいい
男は頭頂葉皮質が大きい
攻撃をかわすのに役立つ
男の脳と女の脳じゃ問題への対処が違う
女は言葉でコミュニケーションを取ろうとする
全部話し、感情移入する
男はそうじゃない
だが別に、感情表現ができないわけではない
気持ちを語ることはできる
ただ、たいていの場合、できれば語りたくない


【鑑賞MEMO】
ドクター・フーのターディス

オタクたちが我こそはと購入を争ったターディスとは、BBC製作のSFドラマ「ドクター・フー」に登場する次元超越時空移動装置、いわゆるタイムマシンのような装置のレプリカ。オタクのカーターは、「ラッセル・T・デイヴィスのサイン入り」と説明していましたが、ラッセル・T・デイヴィスとは、「ドクター・フー」の製作総指揮者、脚本家のことです。


【曲情報】
♪"Devil Takes Her Man - Unreleased" Miss Li

オープニング、メレディスにイライラしながらデレクが家を出て、森の家のデッキ作りをし、リチャードがアデルのランチを冷蔵庫に準備し、パンティの洗濯物の件で怒るエイプリルをジャクソンとアレックスがかわし、学会に出かけるカリーとアリゾナをマークが送り出すシーンで。

♪"Tokyo!" Josh Ritter
デレクの森の家のデッキ作りをオーウェンが手伝い、マークがソフィアの初寝返りを確認するシーンで。
♪"Cheap Music" Handsome Furs
ERで暴れる患者を、オーウェンが殴り倒すシーンで。
♪"Dear Mr. President" Fitz and The Tantrums
リチャードがオペ室で音楽をかけ、別のオペでベンがデレクに文句を言うシーンで。
♪"Future Starts Slow" The Kills
森の家のデッキ作りにベンやジャクソンも参加するシーンで。
♪"Goshen" Beirut
ERで暴れた男に、「訴えたいなら訴えろ」とオーウェンがすごむシーンで。
♪"Hold On To Your Friends - Unreleased" Toro y Moi
オタクの患者キースとその友人のグレッグが仲直りし、ジャクソンがアレックスをデレクの森の家のデッキ作りに誘うシーンで。
♪"That Is To Say" Opus Orange
森の家に乱入したマークがデレクに胸の内を吐露し、デレクもマークに今の気持ちを打ち明け、アデルがランチを食べ忘れていることにリチャードが気付くシーンで。

2012.8. 1|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

7月25日(水) #3「ポストイットの重み」

03リチャードが外科部長を辞任し、オーウェンが後任と発表されたこの日、レジデントたちはアテンディングの立ち会いのもと、第一執刀医としてオペを行うことになる。そして、面倒なインターンの実習指導を誰が受け持つか決めるべく、レジデントたちはその日のオペの結果を賭ける。一方、ゾラの監護権について結果を待つさなか、デレクと話し合おうとするも彼に拒絶されてしまうメレディス。彼と険悪な状態のまま、第一執刀医として脳動脈瘤クリッピング術に臨む。一方、クリスティーナとオーウェンも中絶の件でぎくしゃくしており……。


●リチャードの後任はオーウェン!
臨床試験でのメレディスの不正の罪をかぶったリチャード。糖尿病の臨床試験を手放し、外科部長も辞任。そして、彼の後任の外科部長はオーウェンに決まります。突然の発表に、大半のアテンディングたちがあっけにとられる中、怒りの感情を見せたのがベイリー。何せ彼女はリチャードの右腕ですから、この交代劇に納得がいかないのも分かります。当然、オーウェンはベイリーの八つ当たりの対象に。オロオロしてベイリーのご機嫌を取ろうとするオーウェンには、部長の威厳はありませんでしたね(部長初日だし、仕方ないか……)。
でも、部長職を降りたことでアデルとの時間が増えるのが嬉しいというリチャードの言葉の意味、ベイリーなら理解したはず。オーウェンへの風当たりも少しずつ弱まっていくことになるかも。

 

●5年目のレジデントたちが第一執刀医としてオペの結果を賭ける!
5年目のレジデントたちは、この日から第一執刀医としてオペのローテーションに加わることに。インターンの実習指導が面倒なことから、「オペの結果が最悪だった者が今月の実習をすべて担当する」という賭けをすることにします。

 

クリスティーナは、ルースという患者の僧帽弁置換術を担当することとなりますが、オペの前にルースの虫垂炎が発覚。いったんルースを一般外科に回そうとするクリスティーナでしたが、彼女に基本を学ばせようとするテディの一言で、虫垂切除のオペをすることになります。「難しい心臓外科のオペを何度も経験しているクリスティーナなら、虫垂切除くらい目をつぶってもできるんじゃ?」と思ったら大間違い。基本をすっ飛ばしている彼女、虫垂切除の手順が分からず……。インターンを指導する振りをして、処置法を確認してから本番に臨みます。でも、途中で手順をド忘れ!オペを監督していたテディに助け船を求めますが、実はテディも手順を覚えていないことが発覚! 最後は、看護師に助けられる始末で、二人とも大恥をかく結果に。

 

一方、ジャクソンは赤ちゃんの口唇裂の形成術の担当に。けれども、ジャクソンがやろうとしている処置法に賛成できないと、アリゾナはマークにオペを任せようとします。しかし、“ガンター”はすぐに引き下がったりしません! アリゾナが望む処置法を練習し、最終的にはオペの執刀許可をもらいます。でも……、いざオペ室に入った後で、赤ちゃんの人生を左右するオペだとアリゾナに脅されると、土壇場で執刀医を降りてしまうというヘタレぶり。おかげでマークからは“ガンター”ならぬ“グズダー”と言われてしまう結果に。ジャクソン、いい人過ぎるのか、単なる小心者なのか!? もうちょっと自分に自信を持ってほしいところですが、あのアリゾナの脅し文句はひどかった……。あんな風に言われちゃ、怖じ気づくのも当然ですよね。

 

メレディスが担当するのは、脳動脈瘤クリッピング術。もちろん、このオペを監督するのはデレクですが、ゾラの監護権の行く末も見えていない状況で、彼とメレディスの仲はぎくしゃく。今後の結婚生活も含めて話し合おうとするも、デレクに拒絶されてしまったメレディスは、彼と険悪なムードのままオペに突入します。オペの途中では、デレクがメレディスの判断に異を唱える場面も。でも、メレディスは自分のやり方を曲げず、見事にオペを成功させます。
ところが、このオペでの一件が、デレクを余計怒らせることに。その夜、メレディスの家に帰ってきたデレクは、彼女に気持ちを吐き出します。「メレディスが不正を行った理由は理解できるが、仕事上ではもう信用できない」と。ここまで言われたメレディス、もう仕事ではデレクと組まないと宣言。ポストイットの誓いは今後も守られるのか、二人の関係が心配です。

 

アレックスは、慢性腸間膜動脈閉塞症の患者の試験開腹を担当。レジデントたちをまとめきれず、スケジュールの組み直しも追いつかず……とチーフ・レジデントの仕事に苦戦しているエイプリルは、半月板修復のオペの執刀を棒に振って、人手が足りないアレックスのオペの助手につきます。そんなエイプリル、アレックスの患者やその家族に対する素っ気ない態度にイライラ。けれども、それが緊張からくるものだと後に知ると、アレックスを励ます側にまわります。
しかしながら、アレックスのオペは残念な結果に終わります。実際に開腹してみたら、患者の腸の大部分が壊死していたのです。もはや手の施しようがなく、アレックスはやむなく閉腹するのでした。

 

そして、シフト明け。みんなの前で「アレックスがビリ」と言うジャクソンに、「あなたは患者に触りもしなかった」とエイプリルが一言。これにて、今回の賭けの敗者はジャクソンに決定! エイプリル、徐々にチーフ・レジデントらしくなってきた!?

 

●食あたりに助けられたクリスティーナとオーウェン
中絶以来、その話題を避け続けているクリスティーナとオーウェンは、会話すらぎこちない状態。クリスティーナはメレディスに忠告され、その夜、オーウェンと話し合おうとします。けれども、二人揃ってデリバリーの中華料理で食あたりに。そのおかげで二人には自然な会話が生まれるという意外な展開になりました。こうして、今回は食あたりに助けられた二人ですが、この件は一回きちんと話し合っておいた方がいいんじゃ? うやむやにはできないと思うのですが……。

 

というわけで、今回のエピソードの監督は、ベイリー役のチャンドラ・ウィルソンでした。彼女の監督エピソードは今回で5話目。今シーズンは第21話でもメガホンをとっていますので、引き続き監督してのチャンドラにもご注目を。


【トリビア:ゲスト】
患者のルース役は、「ザ・オフィス」に複数話出演しているカーリー・ローゼンバーグ。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Take The Lead」は、Bone Thugs N Harmonyの曲“Take The Lead (Wanna Ride)”からの引用。


【注目のセリフ】
「今ちょっと“ウェーバーの腸切除”って言いかけたら寝ちゃった」by アリゾナ
 ……アレックスにはっぱをかけたいからって、いちいち寝たふりまでしなくても……。
「話し合わなきゃ。会話ができない相性イマイチのルームメイトみたい」by メレディス
 ……メレディスの言う通り。クリスティーナとオーウェンの会話、よそよそしすぎ。
「もしかしたら、一生誰にも愛されずに死ぬかも」by アリゾナ
 ……ここまでジャクソンのこと脅さなくてもいいのに。


【メレディスの一言】
一瞬で決まる場合がある
一段上がるとき
リーダーになるとき
道を見つけるとき
道を見つけたら進んでいく
たとえ行き先が分からなくても


【鑑賞MEMO】
マクガイバー

いつ破裂するかも分からない動脈瘤の処置を担当することとなったメレディスに「頑張れマクガイバー」とジャックソンは声をかけていましたが、この「マクガイバー」とは、ドラマ「冒険野郎マクガイバー」の主人公アンガス・マクガイバーのこと。彼はドラマの中で、ベトナム戦争当時、軍の爆発物処理班に所属していたという設定。


【曲情報】
♪"Don't Stop (Color on The Walls)" Foster The People

オープニング、リチャードがアテンディングたちの前で外科部長の辞任と、後任がオーウェンであることを発表するシーンで。
♪"Each Other Brother" Mozella
アレックスがブタを使ってオペのシミュレーションをしているところに、レジデントたちが集まってくるシーンで。
♪"Lost and Found" Katie Herzig
アレックスがやむを得ず患者の腹を閉じ、虫垂切除の手順が分からなくなったクリスティーナとテディが看護師に助けられ、メレディスがオペを成功させ、ジャクソンがオペの執刀を降り、アレックスがやむなく患者の腹を閉じるシーンで。
♪"Nothing But Time" Opus Orange
賭けの敗者がジャクソンに決まり、オーウェンがベイリーにごますりをし、リチャードが部長辞任についてベイリーに説明するシーンで。
♪"Rain (Setting Out in The Leaf Boat)" The Innocence Mission
エンディング、家に戻ったデレクがメレディスに思いの丈をぶちまけ、食あたりに見舞われたクリスティーナとオーウェンがバスルームで過ごすシーンで。

2012.7.25|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

7月18日(水) #2「彼女が消えた時」

02_2メレディスがゾラを連れて姿を消した後、病院ではレジデントたちをチームで治療に当たらせる伝統的な訓練“ガンター”が始まる。クリスティーナ、ジャクソン、アレックス、エイプリルの4人は、陥没穴で重傷を負った女性の治療を始めるが……。一方、リチャードが突然、膵島(すいとう)細胞を入れた装置の体内埋め込み手術を行うとヘンリーを病院に呼び出す。テディはヘンリーの病状に何か不安な点があるのかと心配するが……。


●“ガンター”実施! 見事称号を勝ち取ったのは?
まとまりのないレジデントたちの様子を見て、“ガンター”をやると言い出したベイリー。実は、“ガンター”とはレジデントたちをチームで治療に当たらせる伝統的な訓練のこと。初めてこの訓練で見事なリーダーシップを発揮したのが、ガンターという名前のレジデントだったことから、以降、この訓練およびリーダーとなった者が“ガンター”と呼ばれるようになったようです。
さて、メレディスはクビになった上にゾラを連れて姿を消しているので、ガンターでチームを組んだのはクリスティーナ、アレックス、ジャクソン、エイプリルの4人。一同は、陥没穴で重傷を負ったスザンナの治療を始めます。言い合いばかりで治療がなかなか進まない中、主導権を握ったかに見えたのは心臓の治療を優先すべきと主張したクリスティーナ。けれども、オペ中に誤ってエピネフリンをアレックスの手に注射してしまい、潜在的に不整脈を持っていたアレックスは倒れて意識不明に(その後、無事回復)! 結局、混乱の中、スザンナのオペを仕切って治療を無事成功させたのはジャクソンでした。つまり、今回の“ガンター”はジャクソン! なかなかの大穴でした。彼の活躍を喜ぶマーク、調子がいいけれどかわいかったです。

 

●リチャードが辞任!?
突如、膵島細胞装置の体内埋め込みのオペを行うからと、ヘンリーを病院に呼ぶリチャード。簡単なオペのはずなのに、なぜかベイリーに助手を依頼します。ヘンリーとラブラブのテディは、ヘンリーの病状に何か不安な点でもあるのかと心配しますが、実はリチャードは自分の臨床試験の主任研究者をベイリーに変更しようと考えており、その指導のためにベイリーをオペに入れたのでした。というのもリチャード、クビになったメレディスを救済すべく、デレクの臨床試験で薬をすり替えたのは自分だとジェニングス理事長に申し出て、部長の職を辞したわけで……。すべては、妻アデルのため不正をはたらいたメレディスのため。彼女に代わって責めを負う決意を見せるとは、さすがはリチャードです。おかげでメレディスは病院に復帰できることになりそう。さて、その頃メレディスは……。

 

●ゾラを連れて姿を消していたメレディス、その後は?
ゾラの養子縁組がダメになるかもしれないと動揺したメレディス。ゾラを連れて病院内の倉庫に身を隠していました。出て行くに行けない状態となり困った彼女は、ポケベルでクリスティーナを呼び出し相談。機転をきかせたクリスティーナは、検査数値に疑問を持ったアレックスがゾラを診察していたという筋書きを作ります。自分の告げ口のせいでメレディスをクビに追い込んだ負い目があるアレックス、この筋書きに乗らないわけにはいきませんよね。自分を殺しかけた(!)クリスティーナの指示に従い、メレディスへの謝罪の気持ちを込めてこの役割を演じ切ります。
でも、ソーシャルワーカーのジャネットは、すでにデレクとメレディスに対する疑問を社会福祉事務所に報告していました。このため、ゾラの養子縁組の是非は再検討されることに。いったん、よその家庭に預けられることになったゾラは、ジャネットに連れていかれてしまうのでした……。これには、メレディスもデレクも大ショック。再検討の結果がどうなるのか、今後の展開が気がかりです。

 

●クリスティーナはついに……
陥没穴で大ケガを負ったスザンナに献身的に付き添う夫のダニー。スザンナとはケンカが絶えなかったというのに、ダニーは目覚めた彼女と互いの愛を確かめ合います。そんな二人の姿を見て影響されたのか、オーウェンもクリスティーナとのわだかまりを解こうと決意。どうしても子どもは生みたくないというクリスティーナの気持ちを尊重し、最終的には中絶のオペに立ち会うのでした。クリスティーナはさぞかしホッとしたことでしょうが、これがこの先、夫婦間に溝を残すことにならないとも限らない……。大丈夫かなあ……。


【トリビア:ゲスト】
前回に引き続き、「24 -TWENTY FOUR-」のシーズン7でカーラを演じたエイミー・プライス=フランシスがスザンナ役でゲスト出演。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「She's Gone」は、Hall & OatesやBob Marleyの同名曲からの引用。


【注目のセリフ】
「あたし、基本に立ち返るの楽しんでます。すんごく重要」by クリスティーナ
 ……クリスティーナの言い訳って、いつもセンスがある。
「クビになったから炭疽菌仕込んでんじゃない? カレフのロッカーに」by クリスティーナ
 ……毒舌冴え渡る!
「俺の弟子がガンター。仲良くやってこうな」by マーク
 ……ジャクソンの活躍にすっかりご満悦。
「アルトマン先生、君が好きだ。だから30、数を数えてから警備員を呼ぼう」by リチャード
 ……リチャードにここまで言わせるテディって……。
「俺には誰もいない。お前らだけなんだぞ! 俺を許すべきだ!」by アレックス
 ……彼らしい許しの請い方。
「この部屋に用なら待った方がいい。夫が戦争から帰ってきた夫婦みたい」by ベイリー
 ……ほんと、テディったら取り乱し過ぎ。


【メレディスの一言】
胸がキュンとなるのは恋愛だけだと思いがち
人生がそれ一色になり、華やいだり、破壊される
だが、それは恋愛に限らないと、母になると分かる


【曲情報】
♪"Bite Your Lip" New Cassettes

オープニング、ジャネットがデレクを捜す中、ベイリーがリチャードに“ガンター”実施の了解を取り、リチャードに呼び出されたヘンリーが病院にやって来るシーンで。
♪"Jungle" Emma Louise
“ガンター”の真っ最中のレジデントたちを、アテンディングたちが見学するシーンで。
♪"Atlas Hands" Benjamin Francis Leftwich
アレックスを診た後でクリスティーナがオーウェンと話をし、ベイリーがジャクソンからマウスの世話について教わるシーンで。
♪"Thinking About You" Big Scary
エンディング、アデルに電話をしながらリチャードが病院を後にし、クリスティーナがオーウェンに付き添われながら中絶手術を受け、ゾラがジャネットに連れて行かれてしまいショックを受けるメレディスをアレックスが支えるシーンで。

2012.7.18|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

7月11日(水) #1「しがみつく命」

01病院の研修も5年目に入り、チーフ・レジデントに就任したエイプリルはスタッフの朝食会でベイリーのように仕切ろうとする。しかし、彼女の話を聞こうとする者はなく……。また、不正をしたメレディスは理事会の決定により、突然解雇を言い渡されてしまう。一方、街では配水管の破裂で地面が大きく陥没し、ダニーとスザンナの夫妻が地中に開いた穴に飲み込まれてしまう。カリーとオーウェンは現場に駆けつけ、彼らを救出しようとするが……。


いよいよ始まりました!「グレイズ・アナトミー8」。今シーズンは、メレディスたちが大事なレジデント5年目に突入です!

 

●解雇通告を受けたメレディス、ゾラを連れて逃走!?
5年目に突入したメレディスたち。張り切って仕事に打ち込みたいところですが、メレディスの周辺には問題が山積み。ゾラの養子縁組はまだ正式に認められていないし、臨床試験の不正に怒ったデレクは家を出たまま。親友のクリスティーナはオーウェンに家を追い出された後、いまだ中絶に踏み切れずにずるずるとグレイ家で居候を続けているし。
そして、チーフ・レジデントに就任したエイプリルが仕切る5年目の始まりの朝食会の席でリチャードに呼び出されたメレディスは、なんとクビを宣告されてしまいます! これは理事会による決定とのことで、もはや病院復帰は絶望的!?
戸惑うメレディスはいっそのこと“ママ業”に専念しようかと言い出し、本当は自分もママになりたいのではないかとクリスティーナに言葉を向けます。でも、クリスティーナは「子どもは欲しくない」とキッパリ。それをオーウェンに理解してもらえない辛さをメレディスにぶつけ、相方であるメレディスだけは理解者でいてほしいと訴えます。エリスのような母親に育てられたがゆえ、母親に望まれない子どもの辛さを人一倍理解しているメレディスは、これ以上クリスティーナを追い詰めるなとオーウェンに一言!
でもメレディス、人の面倒を見ている場合じゃないのでは!? 実はこの後、託児所からゾラを連れ出して逃げる(?)という暴挙に出てしまうわけで……。いくら、ソーシャルワーカーのジャネットにデレクとの別居、解雇のことを知られてしまい、ゾラの養子縁組の雲行きが怪しくなってきたからって、こんなことをしたら余計まずいことになるんじゃ!?

 

●道路が陥没し、大勢が穴に飲み込まれる事故が発生!
街では配水管の破裂にともなって地面が大きく陥没し、大勢の人々が地中に開いた穴に飲み込まれるという事故が発生。解雇されて職なしの状態が続いているため夫婦の危機に陥っているダニー・ウィルソンは、妻のスザンナとともにこの事故に巻き込まれてしまいます。ダニーは何とか無事だったものの、スザンナは脚が車の下敷きになって身動きが取れない状態に。けれども、穴底まで救助に迎えないほど現場は危険な状態で、駆けつけたオーウェンとカリーは下に降りるのを断念。仕方なく、ダニーにスザンナの脚を切断させるべく上から指示を出します。ダニーはスザンナを救いたい一心で何とかやってみようとしますが、脚の骨を切断するという段階でついにギブアップ。結局、オーウェンが危険を承知で穴底に降り、ダニー&スザンナを救出するのでした。
それにしても、素人に妻の脚を切断させようとするなんて……。この無茶ぶりには、ダニーも驚いたでしょうね。オーウェンが言っていたように、本当に途中までよくやったと思います。これを機会に、夫婦仲も修復されるといいんですが。なお、ウィルソン夫妻は次週も引き続き登場します。

 

●まったくまとまりのないレジデントたち。ベイリーが「ガンター」を発動
メレディスのことを告げ口したせいで、仲間たちから総スカンをくらっているアレックスは病院に寝泊まりする毎日。そこに、メレディス解雇の知らせが入り、ますます気まずい立場に追い込まれたアレックスは、逃げるように道路の陥没現場へ。そこで、土に埋もれた少年を発見して救出、的確な処置を施します。このアレックスの働きはアテンディングたちに評価されることになりますが、仲間を売った男という汚名は返上できないままで……。
ジャクソンは、顔を負傷した少年の父親の縫合を担当。けれども、マークに仕事が雑だとなじられます。なじられて当然な部分もあるのは事実ですが、それにしてもマークのジャクソンに対する物言い、ちょっときつすぎるんじゃ? やっぱり、ジャクソンがレクシーと付き合っているのがマークには面白くないのかも。
一方、ヘンリーとラブラブでハイテンションのテディは、弟子のクリスティーナに医学の基礎知識を問う質問を繰り返します。テディは、優秀すぎるからこそ基本を飛ばして難易度の高いことばかりを求められてきたクリスティーナの弱点を何とかカバーしてやりたいと思っている様子。クリスティーナはうんざりしているようですが、テディの親心も分かってあげてほしいです。
チーフ・レジデントとしての仕事に苦戦するエイプリルは、朝食会をしらけさせたばかりか、あやうく患者を取り違えてオペをさせてしまいそうになります。これは、痛恨のミス!
そして、メレディスの解雇にともなうゴタゴタや人望のないエイプリルのチーフ・レジデントの仕事ぶりを見て、レジデントたちのまとまりのなさに業を煮やしたベイリーは、陥没事故の被害者のスザンナを使って「ガンター」をやると言い出します。この「ガンター」とは、一体何なのでしょう!? これは次回のお楽しみです。


【トリビア:ゲスト】
スザンナ役は、「24 -TWENTY FOUR-」のシーズン7でカーラを演じたエイミー・プライス=フランシス。
捜索救助隊のロレンツ役は、「コールドケース」のアンナ・メイズ役や「デッドウッド ~銃とSEXとワイルドタウン」のカラミティ・ジェーン役、「Life 真実へのパズル」のカレン・デイビス役などで知られるロビン・ワイガート。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Free Falling」は、Tom Pettyの曲“Free Falling”からの引用。


【注目のセリフ】
「無理、セックスなんて。崩壊した夫婦の部屋から赤ちゃんの泣き声が聞こえる」by レクシー
 ……“崩壊した夫婦の部屋から赤ちゃんの泣き声”、確かにコワイ……。
「病院に寝泊まりしてホームレスみたいだし、息が臭い。ほんとすごく臭い」by アリゾナ
 ……ここまではっきり言ってもらえることに、アレックスは感謝すべき?
「喉の渇きを覚えた。それで水を230cc摂取して終わったとこ。これからボトルをリサイクル用の容器に入れてくる。埋め立て地がいっぱいにならないように」by クリスティーナ
 ……よくとっさにこれだけのことが言える! さすがクリスティーナ。
「クリスティーナに育てられたから。母はクリスティーナだった。母に望まれなかった子どもとして言う。クリスティーナを苦しめないで」by メレディス
 ……エリス=クリスティーナ、そういう見方もできると納得。


【メレディスの一言】
円満な夫婦もダメになる
固い地面の上に立っているつもりが、次の瞬間、崩れる
話は常に二通り
こっちの言い分
向こうの言い分
どちらの話も始まりは同じ
二人の人間が恋に落ちる
結婚するとき、ダメになるとは思わない
自分たちはうまくいくと思ってる
だから、終わりだと分かった瞬間、決まってショックを受ける
固い地面の上に立っているつもりが、次の瞬間、崩れる


【曲情報】
♪"Watching You Watch Him - Unreleased" Eric Hutchinson

オープニング、スザンナとダニーの夫婦が言い合いをし、ゾラの泣き声でメレディスが目覚め、デレクとオーウェンが森の家の石積みを行い、レクシーとジャクソンがベッドで盛り上がり、アレックスが病院で目覚め、ご機嫌のテディがカリーとアリゾナの娘ソフィアにハイテンションで話しかけるシーンで。
♪"Boundaries" AM
メレディスに解雇が告げられるシーンで。
♪"Gold" Delay Trees
オーウェンが陥没穴に降りてスザンナの脚を切断、救助するシーンで。
♪"Box Of Stones" Benjamin Francis Leftwich
エンディング、デレクを呼んでくるとジャネットに告げたメレディスが、ゾラを連れ出して足早に去っていくシーンで。

2012.7.11|グレイズ・アナトミー8、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)