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シアトルでハチドリの餌付けをするのを夢見る30女。


12月14日(水) #22「崩壊の序曲」

Bamen22_5臨床試験におけるメレディスの不正がデレクとリチャードの知るところとなり、リチャードは不正を目撃したアレックスに報告書を提出させる。デレクは、善悪の判断ができないメレディスとは子育てをする自信がないと言い出すが…。その頃、ピュージェット湾に旅客機が墜落し、シアトル・グレース・マーシー・ウェストが搬送予定先に指定される。生存者が運び込まれてくるのを医師が待つ一方、クリスティーナとオーウェンの間にある問題が浮上し…。


メレディスの臨床試験での不正をオーウェンにバラしてしまったアレックス。もちろん、オーウェンはそれをデレクに…。デレクはメレディス本人に説明を求めますが、メレディスは何も語ろうとせず。デレクは、リチャードにこれを報告します。そして、不正の目撃者であるアレックスに報告書を提出させたリチャードは、メレディスがアデルに治験薬が渡るように工作したと知り…。
自分とアデルのためにやったこととなれば、リチャードは強く出られません。メレディスへの処分を停職にとどめ、臨床試験の今後についてはFDAに判断を委ねます。メレディス、何とかクビを免れましたが、問題はデレク。彼は、自分の臨床試験を台無しにしたメレディスに対して激しく憤り、「善悪の判断ができない人間とは子育てをする自信がない」と言い放ちます。メレディスは、「物事は善悪で割り切れるほど単純じゃない」と訴えますが、デレクにはまったく通じないようです…。

 

Bamen22_4一方、ピュージェット湾に旅客機が墜落するという事故が発生。シアトル・グレース・マーシー・ウェストが搬送予定先に指定され、乗客の家族たちが続々と病院へ集まってきます。オーウェンたちは受け入れの準備をしますが、負傷者たちは一向に搬送されてくる気配がなく…。要するに、生存者はいないということです。医師たちは負傷者の治療ではなく、身元確認が済んだ犠牲者の遺族に訃報を伝える役目をこなすことに。辛い立場です。

 

テディはパーキンスと一緒にドイツに発つ予定でしたが、出発の便を遅らせ、パーキンスともども事故の対応にあたります。そして、遺族への対応に心を痛めた彼女は、事故の影響でオペの予定が延期となったヘンリーに会いに行き、彼に癒しを求めます。でも、いったんは別れの挨拶をしたのに、都合よくまた会いに来たテディにヘンリーは憤慨。「君を諦めたことを後悔しているのに!」と思いの丈をぶちまけます。これには返す言葉がないテディ…。

Bamen22_3結局、この後テディは、自分が本当に一緒にいたい相手はヘンリーだと気付きます。そして、彼の元に戻って自らキス! シーズン・フィナーレにして、ようやく形だけの夫婦の間に本物の愛が。ヘンリー、病気のハンディを抱えながら、あのパーキンスからよくぞテディを奪ったものです。次シーズンは、ヘンリーの病状が2人の関係の焦点になりそうですね。

 

そんな中、唯一の生存者サラ・ゴードンという少女が見つかり、病院に搬送されてきます。彼女は同伴者なしで搭乗していた模様。すぐにオペ室へ運ばれます。ギルダとミゲルの夫妻をはじめ遺族の数人は、たった一人でオペを受けるサラを思いやり、彼女の家族が到着するまで病院に残ることに。とても胸が痛むシーンでしたね…。この後、病院に到着したサラの母親をギルダたちが励ますわけですが、ああすることでみんな自分自身のことも支えようと必死だったんだと思います。

 

さて、今回の事故の対応で、人一倍同様していたのはベイリー。事故機が以前利用したことのあるなじみのある便だったため、事態を重く受け止めずにはいられなかったのです。イーライはそんな彼女に寄り添い、仕事を終えた後、彼女の自宅に行くと言い出します。一瞬戸惑うベイリーでしたが、そろそろタックに彼を紹介してもいい頃だと判断。イーライが自宅に来るのを了承します。この2人、単なる“不適切な関係”かと思っていたけれど、どうやら真剣な交際に発展しているようです。

 

メレディスがアレックスのせいでクビの危機に追い込まれていると知ったクリスティーナ。これまでメレディスから受けた恩を忘れて、裏切りに走ったアレックスのことを突き放します。そして、そんな彼女には悩ましい問題が。実は生理が遅れていて…。ルーシーの診察を受けた結果、何と妊娠が判明します! あれだけ子どもは欲しくないと言っていたのに。
クリスティーナはオーウェンにこのことを打ち明け、「産むつもりはない」と断言。中絶の方向で話を進めようとしますが、子どもが欲しいオーウェンは、何とか妥協点を探ろうと必死。結局、2人の話し合いは平行線のまま。結局、クリスティーナは自分だけで結論を出し、中絶手術の予約を入れてしまいます。もちろん、オーウェンはこれに激怒! ついにクリスティーナを家から追い出し…。子どもを持つかどうか、その価値観のズレがいつか問題になるとは思っていましたが、こんなに早くその日がくるとは。
それにしても、聡明なクリスティーナ、以前と同じ失敗をどうして繰り返してしまうんでしょう。子宮外妊娠で片側の卵管を失っているので、妊娠しづらいと油断していたのか!? メレディスはあれだけ子作りをがんばっても妊娠できなかったというのに、本当に皮肉なものです。

 

ジャクソンが、リチャードの臨床試験から外れた理由を知ったマーク。ジャクソンのことを見直し、レクシーとの交際を認めます。それを知ったレクシーは、まだマークを愛していると認めた上で、今後は構わないでほしいとマーク本人に告げます。互いに気持ちはあるのにうまくいかないなんて…。個人的には、レクシー&ジャクソンよりレクシー&マークのハッピーエンドを期待していたので残念だなあ…。

 

問題のチーフ・レジデントの方は、何とエイプリルに決まります! オーウェンは、アレックスにするつもりでいたものの、彼がメレディスの不正を告げ口したことで考えを変えたんです。アレックス、あのままメレディスのことを黙っていればチーフ・レジデントになれたのに。思いっきり墓穴を掘りましたね。
そんなアレックスからアフリカの仕事を奪ったルーシー。「行くなって行って」と今さらながらアレックスにすがるものの、アレックスは「消え失せろ」と一蹴。なかなか似合いの2人でしたが、ほんの短い付き合いで終わってしまいました…。

 

Bamen22_aメレディスはゾラの一時的な監護権を認められ、彼女を自宅に連れ帰ります。でも、メレディスの家には誰もいません。デレクは行方知れずで連絡も取れず。アレックスもすでに部屋を引き払っていて…。
そこに、今度はオーウェンに追い出されたクリスティーナがやって来ます。そして、妊娠していること、中絶しようとしていることを報告します。(←メレディス、そんなクリスティーナに「上に来て(ゾラの世話を)手伝って!」はないんじゃいの?)

 

というわけで、テディとベイリーには前向きな展開が見られたものの、メレディス&デレク、クリスティーナ&オーウェンという2組の鉄板カップルの関係にヒビが。何だかんだ助け合ってきた、メレディス、アレックスたち同期の友情も壊れた!? なおかつ、今後レジデントたちをまとめていくのがエイプリルとくれば、以降の混乱は約束されたようなもの。シーズン6、シーズン5のようにショッキングな事件が起きたわけではないけれど、今シーズンのフィナーレには、ボディブローのようにジワリジワリと効いてくるインパクトがあります。
一体、メレディスたちはどうなってしまうのでしょう!? 今からシーズン8の日本での放送が待ち遠しいです。


【トリビア:ゲスト】
ギルダ役は、映画『クラッシュ』でグラハムの母を演じ、『最高の人生の見つけ方』ではバージニア役を演じたビヴァリー・トッド。
サラの母親役は、「ジェリコ ~閉ざされた街~」のヘザー・リシンスキー役や、「24-TWENTY FOUR-」のオリヴィア・テイラー役、映画『パラノーマル・アクティビティ3』のクリスティ役で知られるスプレイグ・グレイデン。
NICUのナース役は「トゥルーブラッド」のマキシン・フォーテンベリー役のデイル・ラオール。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Unaccompanied Minor」は、Tyler James Williamsの曲“Unaccompanied Minor”からの引用。


【注目のセリフ】
「メレディスだけがあんたのこと気にしてたのに、キャリア潰すなんてね。男好きのインターン味方につけたらどうよ? 火事に遭ったとしても誰もあんたを助けないから」by クリスティーナ
 ……このくらい言われても仕方ないかも。
「君はドイツへ行き、キャベツの酢漬けを食べる子ども作ればいい」by ヘンリー
 ……怒っていてもユーモアを忘れないヘンリーってスゴイ。
「善悪では割り切れないものがあると思ってるからよ。単純に割り切れないことがある。今回のことも複雑だった」by メレディス
 ……個人的にはメレディスの言い分、よく分かるんだけどなあ…。


【メレディスの一言】
「独りの方がいい」と言ったのには理由がある
別にそれを本気で思ったわけじゃない
愛する人がいて、その関係が壊れた時、私は立ち直れない、そう思ったから
独りの方が気が楽
愛が必要だと気付いても、失ったらどうなる?
大切にしてよりどころになっていたこと、人生の中心になっていたことが、ある日壊れてしまったら?
その苦痛を乗り越えられる?
愛を失うのは臓器の損傷と似ている
瀕死の状態
ただし、臓器の損傷なら死で終わる
でもこれは永遠に続くかもしれない


【医療用語MEMO】
トリアージ

多数の傷病者が一度に発生する災害医療において、最善の救命効果を得るために、傷病者の緊急度や重症度を判定し、治療の優先度を決定すること。
シーズン3の#25「誓いの言葉」では、メレディスたちがトリアージの訓練を受けるシーンがあった。


【曲情報】
♪"Way To The Future" Katie Herzig

オープニング、デレクとメレディスが建築中の森の家にソーシャルワーカーを招くシーンで。
♪"Brighter" Morgan Taylor Reid
医師たちが待機するも、患者が一向に運び込まれてこない中、マークがジャクソンにレクシーを頼むと告げるシーンで。
♪"Lippy Kids" Elbow
遺族たちが悲しみに打ちひしがれる中、唯一の生存者サラが運び込まれてくるシーンで。
♪"Anything But You" Civalias
テディがヘンリーの元に戻って彼にキスをし、マークがレクシーに身を引くと告げ、チーフ・レジデントに選ばれたことについて、エイプリルがジャクソンと話をするシーンで。
♪"In Front Of You - Unreleased track" The Quiet Kind
エンディング、ベイリーがイーライを自宅に連れて行くことに同意し、クリスティーナがメレディスの家に行って妊娠のことを打ち明け、アレックスがルーシーを拒絶し、デレクが一人森の家で過ごすシーンで。

2011.12.14|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

12月7日(水) #21「生き残る術」

Bamen21_8チーフ・レジデント選考の最終面接が行われる日となり、クリスティーナはオーウェンの下で精一杯アピール。メレディスは臨床試験の不正をアレックスに告げ口されるのではという不安を抱えつつ、ゾラの養子縁組に関するソーシャルワーカーの面接を受ける。一方、ルーシーはベイラー大学の募集に受かる。そしてアレックスは、アフリカのクリニックで働いたらどうかとアリゾナに勧められる。同じ頃、ヘンリーはテディがパーキンスとドイツに行くつもりだと知り…。


いよいよ、チーフ・レジデント選考の最終面接が行われる日がやってきました。

 

Bamen21_2_2オーウェンの下について最後のアピールに賭けているクリスティーナは、喀血で入院したポールを担当。検査の結果、肺にモミの木の芽が入り込んで育っていることが分かります。珍しい症例に恵まれ、クリスティーナはテディに報告せずに自分でオペをしようともくろみますが、エイプリルがテディらに告げ口! でも、患者本人の希望により、最終的にはクリスティーナが執刀を任されます。これにはご満悦のクリスティーナ。ただしこの一件が、彼女にチーフ・レジデントの資質がないことをあらためてオーウェンに悟らせる結果に…。「君はチーフ・レジデントに向いていない」とはっきり言われショックを受けるクリスティーナ。けれども、「最高の外科医を目指せ」というオーウェンの言葉にはグッときた様子でした。オーウェン、さすがは夫。妻の適正をよく見抜いています。
ちなみに、肺から木という今回の症例、実話が元になっているようです。2009年、胸の痛み、吐血などの症状などから肺がんと診断されたロシアの男性が生検のために組織の一部を採取する処置を受けた結果、肺の中でモミの木が5cm大に育っていたことが判明したんだとか。昨年は、肺からエンドウ豆の芽が出たという例もアメリカで報告されています。びっくりですね。

 

Bamen21_3さて、クリスティーナのことを告げ口したエイプリルは、診察用のチェックリストを導入し、その有用性をオーウェンに訴えて点数を稼ごうとします。一件地味なアピールポイントではありますが、その裏には、以前患者を死なせたことについての彼女自身の反省が。単純な手順を怠りさえしなければ患者は今も生きていただろうという思いが、チェックリストに込められていたんですね。クリスティーナには思いっきりこき下ろされていたエイプリルですが、彼女のひたむきさ、真面目さは評価してあげたいです。

 

リチャードの臨床試験の助手として成果を上げたジャクソン。せっかくチーフ・レジデントの椅子に近付いたのに、いきなり助手を降りてしまいます。臨床試験がハーパー・エイヴリー賞の候補となった場合、ハーパー・エイヴリーの孫である自分の名前があればリチャードが受賞を逃すことになりかねないと危惧したのです。オーウェンはなぜジャクソンが助手を降りたのか、その理由に気付いて彼を諭しますが、今のジャクソンはチーフ・レジデントを逃してもレクシーがいるだけで満足といった様子。ジャクソン、もうちょっと野心を持ってもいいのでは? リチャードを気遣う気持ちも、祖父の七光りで成功したくないという意地も分かるけれど、レクシーさえいれば…だなんて、何だかもったいない気がします。

 

メレディスは臨床試験の不正についてアレックスに告げ口されてしまうのではとヒヤヒヤ。そんな中、この日はゾラの養子縁組に関するソーシャルワーカーの面接を受けます。事前に準備はしていたものの、緊張のあまり模範的な答えができなかったメレディス。良い印象を与えなかったのではないかと不安になりますが、むしろソーシャルワーカーは、メレディスがゾラの1日を把握していることに好印象を持ったみたい。メレディスはゾラのママになれるのか!?

 

一方、パーキンスから一緒にドイツに行こうと誘われたテディ。どうやら、彼に付いて行く方向に気持ちが傾いているよう。それを知ったヘンリーは、患者としてではなく、一人の男性としてテディに見てもらいたい→そのためには自分の保険が必要→保険のためには仕事が必要→仕事のためには5分後に低血糖発作を起こしているわけにはいかない→糖尿病の臨床試験を受けたい、というわけで、リチャードに自分を被験者にしてほしいと頼み込みます。もともとヘンリーとテディの結婚を良く思っていなかったリチャードですが、ヘンリーがパーキンスと張り合おうとしているのだと知ると、「弱い方を応援したくなる」と言って、彼を被験者とすることに同意。晴れてヘンリーは前の仕事に復帰します。
けれどもその頃、テディはついにドイツ行きを決意! ヘンリーは、本心とは裏腹に離婚を申し出ます。切ないですね…。

 

Bamen21_7ケガからすっかり回復したカリーの方は、産休明けでいよいよ仕事に復帰。マークがソフィアを連れて病院にやって来たため、危うく母親モードに戻りそうになりますが、何とか仕事を片付けます。そして、ソフィアを抱いて家路へ。カリー、そしてアリゾナもマークも本当に幸せそう。その一方で、育児に幸せを見いだしているマークの姿を見たレクシーは、複雑な心境に陥っている様子。でも、彼の幸せを全面的に祝福します。レクシー、ちょっとは大人になったか!?

 

そして、チーフ・レジデントの椅子に最も近い男(?)アレックス。彼がアフリカから呼び寄せた子どもたちの治療も一段落。アフリカへ帰国するアベナとその姉のリボを見送りますが、病院を出た途端、リボが痛みを訴えて倒れてしまいます。原因は腹部出血。この時初めて、リボは自分が妊娠中であることを医師たちに告げます。妹のアベナにずっと付きそうつもりだった彼女は、妊娠のことを知られれば一緒に飛行機に乗れなくなるかもしれないと考え、今まで黙っていたようです。
アリゾナ、ベイリー、ルーシー、アレックスは、その後リボのオペを開始。開腹した結果、出血の原因は胎盤剥離と分かります。さらに、胎児が子宮の外で育っているという信じがたい事実も明らかになります。これはとてもまれなケース。どうやらエコーでも見逃されていたようです。結局、オペは成功して、リボ、取り上げられた赤ちゃんともに無事でした。
それにしても、子宮外妊娠で赤ちゃんが育つなんてことがあるのか? 肺から木と同様にこちらもちょっと調べてみたところ、2008年、オーストラリアで子宮外妊娠し卵巣で胎児が発育していた女性が、無事妊娠9カ月で帝王切開により赤ちゃんを出産したというニュースが。今年、子宮外妊娠と知りながら妊娠継続を望んだアメリカ・アリゾナ州に住む女性が32週で赤ちゃんを出産したというニュースも見つかりました。本当に、こういう事例があるものなんですね。
さて、姉妹の方はいよいよアフリカに帰るわけですが、アレックスは彼女たちのその後を心配します。すると、アリゾナは「2人と一緒にアフリカに行ったら?」とアレックスに提案。アフリカのナンボジ・クリニックが人材を募集しているというのです。メディカル・スクールのローン免除を受けられるというメリットもあるとのことで、アレックスはどうするか悩みます。

Bamen21_4そんな中、アレックスと交際中のルーシーにも動きが。彼女、かねてより応募していたベイラー大学に採用されたのです。しかし、ベイラー大学はテキサス。ということは、アレックスとは離ればなれに…。「行くな!」とアレックスに引き留めてほしかったルーシーですが、アレックスは「受かって良かったな」とあっさり。ショックを受けたルーシーは、な、なんと! ベイラー大学ではなく、アレックスにオファーが来ていたナンボジ・クリニックの仕事を横取り! これには、アレックスも怒り心頭です。ルーシーとのことを考え、シアトルにとどまると決断した矢先のことだっただけに、彼のショックがどれほどのものだったかは察するに余りあります。かわいそうなアレックス、まさに“シアトル・グレース・マーシー・デス”!
しかし、まずかったのはこの後のアレックスの行動。ルーシーに裏切られた鬱憤を晴らすために、メレディスの不正をオーウェンにバラしてしまったんです! 今までメレディスにはさんざん世話になってきたにも関わらず、彼女を売るようなマネをするなんて…。

 

次回はいよいよシーズン・フィナーレ。不正がバレたメレディスにはどのような処分が!? チーフ・レジデントは誰に!? そして、クリスティーナには新たな問題が勃発!? 何やら大荒れの予感がします…。


【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「I Will Survive」は、Gloria Gaynorの曲“I Will Survive”からの引用。


【注目のセリフ】
「私が縫うのは皮膚」by メレディス
 ……服を縫えなくても皮膚は縫える。さすが外科医。
「あんたが几帳面なのも当然だね。バージン力があるもん」by クリスティーナ
 ……バージン力、すごい例え。
「俺が嫉妬してるのはその髪じゃない。他に理由がある。お前なら大丈夫だ」by マーク
 ……デレクに対するユーモアのある励まし方がイイ。
「私も割り切っただけ。時にはサメにならなきゃ」by ルーシー
 ……女は怖い。心底そう思わされます…。


【メレディスの一言】
適応するか死ぬか
何度もそのフレーズを聞くけど、簡単にはいかない
結局、私たちは人間
愛を求める
成功を求める
最高の自分になりたい
そのために必死で闘う
そうじゃなかったら、むなしい


【病名MEMO】
鎌状赤血球症

遺伝性の貧血病で、赤血球の形状が鎌状になり酸素運搬機能が低下して起こる貧血症。ほとんど黒人に限って生じる。
アレックスは鎌状赤血球症のリボとアベナのことを心配していた。


【曲情報】
♪"Second Chance" Peter Bjorn & John

オープニング、クリスティーナがオーウェンとのセックスを拒み、メレディスがオーウェンとの面接についてアレックスと話をし、歯磨きをしながらレクシーがジャクソンにオーウェンとの面接で自分をアピールしろとけしかけ、ルーシーがベイラー大学の募集に受かったことをアレックスに伝えるシーンで。
♪"Come Home" Yael Naim
メレディスがソーシャルワーカーとの面接のアドバイスをクリスティーナに求め、クリスティーナがアレックスにアフリカ行きを勧め、ソフィアを抱くマークの姿を見て複雑な思いを抱いたレクシーがクリスティーナに愚痴り、肺に木が生えた患者のことをエイプリルがリチャードとテディに話したとは知らず、クリスティーナがエイプリルに礼を言うシーンで。
♪"Entwined" Tim Myers
ソフィアを抱くマークとレクシーが話をし、レクシーがマークの幸せを祝福するシーンで。
♪"The Night Will Always Win" Elbow
オーウェンがクリスティーナに、チーフ・レジデントの素質がないと言い切り、アレックスがルーシーにアフリカの仕事を横取りされたことを知るシーンで。
♪"I've Got A Feeling" Calahan
ジョーの店で、アレックスがルーシーにアフリカの仕事を奪われたことをクリスティーナに伝え、エイプリルがチェックリストの有用性をクリスティーナに訴えるシーンで。
♪"Love More" Sharon Van Etten
エンディング、パーキンスとドイツに行くと聞かされたヘンリーが彼女に離婚してくれと言い、ソフィア、カリー、アリゾナと一緒に帰って行くマークをレクシーが見つめ、そんなレクシーにジャクソンが臨床試験の助手を降りたことを報告してキスをし、アレックスがジョーの店でメレディスの不正をオーウェンにバラすシーンで。

2011.12. 7|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

11月30日(水) #20「誓いの儀式」

Bamen20_3カリーとアリゾナの結婚式に出席するため、それぞれの両親がやって来る。しかし、カリーの母のルシアは、カリーの結婚式と孫のソフィアを受け入れ難い様子で…。その頃、病院ではアレックスがアフリカから呼び寄せた子どもたちの治療が始まり、エイプリルは初めての外国での治療に怯える少女のために奮闘する。一方、チーフ・レジデント選出に向けて、ジャクソンもリチャードの下で努力を重ね…。


今回のメーンイベントは、カリーとアリゾナの結婚式! 番組ではすっかりおなじみとなったカリーのパパ、カルロスを始め、カリーのママのルシア、アリゾナのパパの“大佐”とママのバーバラも、結婚式のためにシアトルに集まります。事前の夕食会の席では、同席するマークに「なぜ精子の提供者がいる?」と聞く“大佐”。鋭いツッコミがなかなかステキです。
そんな中、一人だけ浮かない顔をした人が。ルシアです。あの堅物と思われたカリーのパパですら、今ではカリーとアリゾナの結婚を祝福しようとしているのに、ルシアはカリーが婚外子を産んで女性同士で結婚するという事実をどうしても受け入れられない様子。ついには、カリーに本音をぶつけて家に帰ろうと出て行ってしまいます。仕方なく、カルロスもルシアと一緒に家路へ…。母親に「天国に行けない娘」と言われてしまったカリー。ショックを受けるのは当然のことです。
Bamen20_11そして、さらにカリーに追い打ちをかけるような出来事が。何と、司祭が結婚式をドタキャン! カリーはついに「結婚式はやめる」と宣言。けれども、マークによって送り込まれたベイリーが、「愛する人と生きていく決意さえあれば、牧師も母親も教会も要らない。みんなの前で誓いを立てればいい」とカリーをうまく説得。結局、ベイリーが牧師の代わり、マークがカルロスの代わりを務め、式は滞りなく行われます。

Bamen20_14それにしても、ウェディングドレスを着たカリーとアリゾナ、それぞれとてもきれいだった! 女性同士の結婚式、人気シットコムの「フレンズ」にも登場したことがありますが、テレビで見る機会は少ないのでなかなか新鮮でした。ロケ地として使われた「デスカンソガーデンズ」(南カリフォルニアにある椿の森が有名な庭園)も非常に美しく、とても上品で華やかなお式でしたね。

Bamen20_9さて、その後の披露パーティーでは、父と娘のダンスタイムに突入。ここでもマークがカルロスの代わりを務めますが、そこに、カルロス本人が登場! 「娘と踊るのが夢だった」と会場に戻ってきた彼は、カリーと記念のダンスを踊ります。心温まるワンシーン…。いつかルシアも、カルロスのようにアリゾナとの結婚とソフィアのことを受け入れてくれたら…。

 

病院では、アレックスがアフリカから呼び寄せた子どもたちの治療がスタート。オーウェン、スターク、エイプリルは、内臓損傷の合併症に苦しむ上に、HIV陽性の少女アーシャを担当します。エイプリルは、初めての外国での治療に怯え切っているアーシャを安心させようと、一生懸命スワヒリ語で話しかけるなど親身に世話しようとしますが、スタークは「外国語を勉強するヒマがあるなら仕事に集中しろ」と辛くあたります。まだ、ふられたことを根に持っているよう。
そんな中、アーシャは腸結核による出血を起こし、緊急オペを受けます。そして、麻酔からアーシャが目覚めるまでの間に、エイプリルは東アフリカの伝統料理「シマ」のレシピをネットで検索し、病院食を口にしようとしなかったアーシャのために、食べ慣れた食事を作ってやろうと奮闘します。そんな真摯な彼女の姿を見たスターク。ふられたという個人的な立場はさておき、エイプリルこそチーフ・レジデントに向いているとオーウェンに推薦! うーん、スタークってやっぱり面白みのあるキャラです。

 

チーフ・レジデント戦で不利な立場に立たされたままのクリスティーナ。アリゾナとテディが担当する、カントレル五徴症という珍しい病気を抱えるコンドという少年のオペで助手を務めたいと、オーウェンに口添えを頼みます。けれどもオーウェンは、「テディに謝れ」とキッパリ。背に腹は代えられず…というわけで、とりあえずテディに謝るクリスティーナですが、口先だけなのが見え見え。テディは、「自分がいつも正しい」と信じ込んでいるクリスティーナに、思い上がって聞く耳を持たないことの危険さを教えたいだけなのに、クリスティーナはなかなかそこに考えが及ばないようです。結局、オペではレクシーがテディの助手に。クリスティーナはアリゾナの助手としてオペには入るものの、ただの吸引役をさせられて終わります。
不満を募らせたクリスティーナは、カリーとアリゾナの結婚パーティーの席でテディにかみつきます。「自分より弟子の方が腕がいいから拗ねているだけ」と。さすがにこのクリスティーナの言い草には呆れるテディ。クリスティーナ、早くテディの真意に気付いて自分から変わろうという気持ちになってほしい。そして、チーフ・レジデント争奪戦の前線に復帰してほしいのですが…。
そうそう、テディといえば、パーキンスとのつかの間の日々を満喫している最中ですが、何とパーキンスから「一緒にドイツに行こう。腰を落ち着けたい」と言われます。これって、実質的なプロポーズ! さて、テディの答えは!?

 

デレク、アレックスは二分脊椎のゾラという孤児の赤ちゃんを担当。そんな中、メレディスは次のグループの臨床試験の準備を粛々と進めますが、先日、メレディスが臨床試験の封筒を隠し持っていたのを目撃したアレックスは、彼女が偽薬と治験薬を入れ替えたことを見抜き、「病院の全医師がブラックリストに載せられかねない」と、メレディス本人に警告します。けれどもメレディスは、「試験の結果を曲げるようなことはしていない」の一点張り。
そんなやり取りの後、デレクに呼ばれたメレディスは、てっきりアレックスに不正を告げ口されたのかと身構えますが、デレクの口から出たのは「ゾラを養子にしよう」という意外な言葉でした!
Bamen20_13戸惑いつつも同意したメレディスは、里親の要件を満たすため、デレクと正式な結婚の手続きをすることに。これで、ポストイットでの結婚が、法的なものへと前進! でも…この時点でデレクはメレディスの不正のことをまったく知らないわけで。手放しで祝福してあげたいのに、裏事情を知っている視聴者としてはちょっと複雑な心境です。

 

一方、クリスティーナ同様、チーフ・レジデント争奪戦で遅れを取っていたジャクソン。リチャードの臨床試験の予備実験で、マウスの世話に翻弄されます。アレックスはアフリカの子どもたち、それに引き替え自分はマウス…。冷静に考えるとちょっと凹む状況ですが、地道な努力が功を奏し、リチャードの今の方法では装置の埋め込み方に問題があることに気付きます。これを改善すれば、きっと治療の効果が上がるはず! ジャクソン、驚異のスタートダッシュで、チーフ・レジデントの最有力候補に急浮上です!

 

…というわけで、チーフ・レジデント争奪戦は佳境に。アレックスはこのままライバルたちを振り切るのか? テディに見放されたクリスティーナに見込みは? はたまた、見事な追い込みを見せたジャクソンが逆転? スタークにお墨付きをもらったエイプリルの勝算は? そして、本来ならチーフ・レジデントの椅子に近いところにいたはずのメレディスは? 臨床試験の不正という秘密を抱えながら、ゾラを養子に…という新たな展開もあり、次回のメレディスは揺れに揺れそうです。

 

なお、今回のエピソードの監督は、ベイリー役のチャンドラ・ウィルソンでした。彼女の監督エピソードは今回で4回目。すっかり監督業も板に付いてきた感じ? 現地アメリカで放送中のシーズン8でも、またまたチャンドラの監督エピソードがあります。次回も期待したいです。


【トリビア:ゲスト】
カリーのパパ役は、すでに番組でもおなじみ、映画『プリティ・ウーマン』でゴールデン・グローブ賞助演男優賞にノミネートされ、「シカゴホープ」では外科部長のフィリップ・ウォッターズ役でエミー賞助演男優賞を受賞している名優ヘクター・エリゾンド。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「White Wedding」は、Billy Idolの曲“White Wedding”からの引用。


【注目のセリフ】
「恥知らずの自己満足」by クリスティーナ
 ……アレックス、言われちゃってます!
「ソフィアに免じて好きになるよう努力する。だが、今度私を舅と呼んだらはっ倒すぞ」by カルロス
 ……カリーのパパ、マークを一蹴!
「イケてる夫? イケてる彼?」by アリゾナ
 ……テディ、男運が悪い割には、本命に近いところにイイ男が揃っているのが不思議。
「愛する我が子が、天国に召されることはないなんて」by ルシア
 ……同性愛者だからって、自分の娘に地獄行きの烙印を押す母親って…。
「俺はろくでもないが嘘はつかない。お前もだと思ってた」by アレックス
 ……メレディスの不正を責めるアレックスの意見にも一理あり。
「教会で男と結婚式を挙げて法的に夫婦になった。だけど結局どうなった?」by ベイリー
 ……自分をネタにしてカリーを説得するベイリー。そのユーモア、さすが!
「ホントに申し訳ありません。あたしが先生を脅かすほど腕利きの外科医で」by クリスティーナ
 ……思い上がり過ぎ。確かにこのままじゃ危険かも…。


【メレディスの一言】
やっと答えが見つかったと思ったら、宇宙が変化球を投げてくる
だから即興で対処
幸せは思わぬところで見つかる
私たちは大切なことに立ち戻る
宇宙とはおかしなもの
時々、迷える私たちをこうして本来あるべき場所に戻してくれる


【鑑賞MEMO】
カントレル五徴症

心臓の心膜、横隔膜、胸骨、腹筋などが欠損し、心臓脱、心内奇形などが見られる先天性の病のこと。


【曲情報】
♪"The Infidel" The Republic Tigers

オープニング、カリーと両親、アリゾナと両親、そしてマークが席をともにする夕食会のシーンで。
♪"Never Let You Go" Calahan
亡き弟を思って泣くアリゾナをマークが受け止め、デレクが里親になる条件を満たすために正式に結婚しようとメレディスに告げるシーンで。
♪"Love You Good" Amy Stroup and Trent Dabbs
カリーとアリゾナの結婚式が始まり、デレクとメレディスが役所で結婚の手続きを進めるシーンで。
♪"Morning, Noon & Night" Ryan Shaw
カリーとアリゾナの披露パーティーが始まるシーンで。
♪"Tightrope" Janelle Monae
披露パーティーの席でクリスティーナがテディにかみつき、パーキンスがテディに一緒にドイツに行こうと誘うシーンで。
♪"Old Fashioned" Cee Lo Green
アリゾナとカリーが、それぞれ自分の父親とのダンスを楽しみ、正式に結婚したデレクとメレディスが、ゾラ可愛さにアリゾナとカリーの披露パーティーに行くのを取りやめるシーンで。

2011.11.30|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

11月23日(水) #19「孤独な道のり」

Bamen19_aアレックスはチーフ・レジデントとしての資質をアピールするため、アリゾナがアフリカで診た重病の子どもたちを、シアトル・グレース・マーシー・ウェストに呼び寄せてオペをする計画を立てる。渡米費用は小児外科の予算から出してもらうつもりだったが、スタークに却下されてしまい…。一方、回復途中のカリーは、感染症をうつす恐れがあるため娘ソフィアに直接会うことができず、いら立ちを隠せない。早く娘を抱けるようになろうとリハビリに励むカリーだったが…。


衝撃的なミュージック・エピソード(←たくさんのコメント、ありがとうござました!)の直後となる今回。最終的には、時計の針が3カ月進むかたちとなります。

 

Bamen19_5_2回復途中のカリーは、感染症をうつしてしまう恐れがあることからソフィアと名付けた自分の娘と面会できない状態。「1日も早く会いたい!」と、身もだえるような時を過ごしています。テディに心臓のオペから締め出され、カリーの担当を任されているクリスティーナは、そんな彼女を見て気の毒に思い、ガラス越しに対面できるようお膳立て。口が悪い割には、クリスティーナって本当に優しいところがありますよね。おかげで、ようやく自分の目でソフィアを見ることができたカリー、本当に嬉しそうで…。

Bamen19_2その後もカリーは、ソフィアを自分の手で抱きたい一心でリハビリに励みますが、無理がたたって傷口が開き、緊急オペを受ける結果に。そして奇しくも、ソフィアも同じ時に心不全となり、スタークによるオペを受けることとなります。スタークの執刀、ちょっと不安でしたが、彼は見事な手技でオペを成功させてソフィアを救います。しかも、オペの最中にはアリゾナに心遣いを見せるなど、今までにない一面を披露。これにはエイプリルも満足そうでした。スタークの優しさにみんなが気付き始めたことが嬉しかったというわけです。でも、ふられた痛手を引きずるスタークは、エイプリルに冷たい! いい年して大人げないなあ…と思いつつも、そんなスタークが何だかかわいく見えてきたり。演じるピーター・マクニコルの際立った個性のおかげが大きいのかもしれませんが、スタークはますます面白みのあるキャラに成長してます。

 

そんな中、アレックスは、末期ガンながらも口だけは達者な老女グラディスをオーウェンの下で担当するかたわら、アリゾナがアフリカで診た重病の子どもたちをシアトル・グレース・マーシー・ウェストに呼び寄せてオペをする計画を立てます。最大の目的は、チーフ・レジデントとしての資質をアピールすること。何せ、メレディスはデレクとの臨床試験に力を注いでいるし、リチャードの臨床試験の助手の座はとりあえずジャクソンで落ち着いたようだし、エイプリルは外科のチェックリストの見直しに着手しているしで、すっかり出遅れ気味でしたから。ただし、問題は子どもたちの渡米費用。小児外科の予算から費用を出してもらうつもりだったアレックスですが、スタークにあっさりと却下されてしまいます。さあ、困った!
追い詰められたアレックスは、意外な資金源に目を付けます。そう、あの老女グラディスです! 蓄えがあるという彼女に狙いを定め、「人助けのために遺産を寄付してくれ」と強引に頼み込むアレックス。口汚い言葉でののしり合ってきたことが、ある種の親近感を育てたのか、グラディスはついに遺産10万ドルを寄付することに同意します。
ところが、程なくしてグラディスが急逝。アレックスは遺産がもらえず、手配した子どもたちの渡米費用を立て替えるハメになり破産のピンチに! けれども、途方に暮れていたところに、グラディスの遺産管理人から20万ドルの小切手が届きます。これは予想外の展開! 無事子どもたちを迎え入れられることとなり、実際に子どもたちも続々と病院に到着します。アレックス、チーフ・レジデント争奪戦において一歩リードか!?

 

オペの影響で糖尿病になったヘンリー。苦しい闘病生活の中、彼にとって唯一のなぐさめがテディの存在。彼女の度重なるデートの失敗談に付き合ううちに、ヘンリーはテディとの距離を縮めていきます。でも、そこにあのイケメン精神科医パーキンスが再登場! このままテディと…というヘンリーの淡い期待は見事に裏切られる結果に…。

 

一方、デレクとメレディスの臨床試験で、オペ中に被験者が心臓病で亡くなるというアクシデントが発生。臨床試験にまた一つ空席ができ、メレディスは今度こそアデルを加えてはどうかとデレクに言います。アデルの認知症が急速に進行しているからです。あらためて病院でテストを行った結果、アデルの点数は基準値を下回ることが判明。デレクも今度ばかりは彼女を被験者として認めます。けれども、彼女に治験薬が当たるかどうかは別問題。治験薬と偽薬、どちらを投与することになるかは、オペの直前まで誰にも分からないからです。でも、アデルからエリスに間違われ、「夫を帰して」と泣きつかれてしまったメレディスは、どうしても運に任せておくことができず。アデルに治験薬が渡るよう不正を働いてしまいます。しかも、その現場をアレックスに見咎められてしまったから一大事! アレックスがメレディスを売ることはないと思うものの、今回、メレディスが一線を越えてしまったことは確か。たとえリチャードとアデルのためであったとしても、彼女の取った行動の責任は非常に重い…。このままで済むとは思えません。

 

さて、カリーとソフィアのその後は? カリーは娘を抱けるまでに見事に回復し、ついに母子ともに退院の許可をもらいます。カリー、さぞかし大喜びするかと思いきや、いざ家に帰ろうという段になると表情を曇らせた揚げ句、パニックに! 車の事故で大ケガを負ったカリーは、ソフィアを家に連れて帰る、つまり車に乗せることが怖かったんですね。でも、そこは母親業の先輩のベイリーの言葉に勇気づけられ、マークとアリゾナに連れられて娘と自宅へ帰ります。ようやく家族水入らずの生活がスタート! 本当に良かったです。
なお、ソフィアのフルネームは「ソフィア・ロビン・スローン・トーレス」。3人の親の名前が全部入っているんですね。


【トリビア:ゲスト】
グラディス役は、「Hey!レイモンド」のマリー・バローネ役のドリス・ロバーツ。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「It's a Long Way Back」は、Ramonesの曲“It's a Long Way Back”からの引用。


【注目のセリフ】
「見た目、赤ちゃんて言うかニワトリ。羽とくちばしのない醜いニワトリ」by クリスティーナ
 ……相変わらずの毒舌。でもカリーのために動いてあげる優しさが。
「世の中にはそういう偉業を成し遂げる人もいるが、君じゃ無理だ」by スターク
 ……アレックス、スタークに聞き入れてもらえると思っていたなら甘い!
「あのクソババアは放っといたら財産を病気の子じゃなく飼い猫に遺しちまう。なついてもない猫に」by アレックス
 ……金をたかっておきながら、こんなひどいことを言うなんて…。
「不安に思うのは、あんたが親になったからなの」by ベイリー
 ……さすが母親業の先輩! いいことを言う!


【メレディスの一言】
回復期の長さは、傷の程度によって決まる
ただし、回復しないこともある
努力が報われないことも
決して癒えない傷もある
変化に順応することも必要
人生は劇的に変化しうる
決して元には戻らない
自分自身すら別人に思える
それは“回復した”というよりむしろ、生まれ変わる感覚
再出発する気分


【鑑賞MEMO】
PDA

動脈管開存症。本来出生後に閉鎖するはずである動脈管が閉鎖せずに残ってしまったために生じる心疾患。
ソフィアはPDAの治療として、結紮術を受けた。


【曲情報】
♪"Slow Motion" Little Red

オープニング、リハビリをがんばるカリーが、娘のソフィア会いたさに涙するシーンで。
♪"These Broken Hands of Mine" Joe Brooks
クリスティーナのお膳立てで、カリーがガラス越しにソフィアとの対面を果たし、メレディスが被験者候補にアデルを加えるべきだとデレクに提案するシーンで。
♪"Neighbors" Now Now
スタークが、ソフィアのオペにアリゾナが立ち会うことを許可し、リハビリの一環としてクリスティーナとメレディスを乗せたベッドを院内で押し回していたカリーが、無理したせいで傷口から出血してしまうシーンで。
♪"Love You Strongly" Amy Stroup
ベイリーがソフィアを抱くカリーに退院の許可を出すシーンで。
♪"Vanderlyle Crybaby Geeks" The National
エンディング、ソフィアを車に乗せて帰る怖さからパニックを起こしたカリーが、ベイリーの励ましによって落ち着きを取り戻し、無事母子ともに退院を果たし、アレックスが、アフリカから到着した病気の子どもたちを病院に受け入れるシーンで。

2011.11.23|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

11月16日(水) #18「ミュージック・エピソード 生命のメロディー」

Bamen18_a一泊旅行の道中、アリゾナが運転する車が前から来たトラックに衝突し、助手席に乗っていたカリーは頭と胸に重傷を負い瀕死の状態に! シアトル・グレース・マーシー・ウェストのスタッフが、搬送されてきた彼女の治療に総出であたる中、動揺するマークは担当を外れるよう言い渡されてしまう。処置は急ピッチで進められるものの、カリーの出血はひどく、その上陣痛まで始まってしまい…。そんな中、カリー自身は、大ケガを負った自分の姿を客観視するように幻想を見ていた。


ついにやって来ました! 今シーズンの目玉、ミュージック・エピソード。

 

(1)“Cosy in the Rocket”
前回、旅行に行く途中、車でトラックに衝突したカリーとアリゾナ。アリゾナは軽傷だったものの、カリーの方はフロントガラスから投げ出され、頭と胸に重傷を負ってしまいました! そんな中、カリー自身は、幽体離脱したかのように大ケガを負った自分を客観視。「グレイズ・アナトミー」のテーマ曲である“Cosy in the Rocket”を口ずさみます。さあ、いよいよミュージックのスタートです!

 

(2)“Chasing Cars”
すぐさま病院に搬送されたカリーは、待ち構えていた仲間たちにより治療を受けます。そして、幻想の中で歌い始めます。 曲は、シーズン2の最終話で使われた「グレイズ」を代表する1曲、“Chasing Cars”。処置にあたるオーウェン、ベイリーも歌に加わります。

 

(3)“Breathe (2AM)”
事故を起こしたアリゾナはもちろん、カリーの親友であり、彼女のお腹の子の父親でもあるマークは激しく動揺。リチャードから担当を外れるよう言われてしまいます。打ちひしがれて涙を見せるマーク…。この時のマークの涙、見ているのが辛くて。そんな中、レクシーはマークに寄り添って歌います。曲は、“Breathe (2AM)”。シーズン2の#17「死の予感 PartII」の挿入曲です。
ほどなくしてカリーのオペが行われ、デレクが硬膜下と硬膜外血腫を、オーウェンとベイリーが肝臓裂傷を処置します。ルーシーは胎児をモニター。ところが、出血がひどい上に陣痛が始まってしまったから大変! 今回の治療の責任者であるオーウェンは、このままではカリーの体が持たないと判断。オペは中断され、カリーはICUで体力の回復を待ってから再オペに挑むこととなります。

 

(4)“How We Operate”
とにかく万全の体制でカリーと赤ちゃんを救わなくては…ということで、リチャードはLAからアディソンを呼び寄せます。陣痛をコントロールできないルーシーでは役不足との判断ですね。アディソン、久々のシアトルですが、みんなと近況報告し合う暇もなく、アテンディングたちとカリーの治療方針をめぐって激論を交わします。カリーが心配だからこそみんな興奮して声を荒げますが、それを制したのがオーウェンの歌。曲は、シーズン2の#26「闘うか、逃げるか」に登場した“How We Operate”。

 

(5)“Wait”
体力が回復するまで無事持ちこたえられれば、外傷性心室中隔穿孔のオペを受けることになるカリーですが、場合によってはその処置の間に胎児が死亡する恐れが…。先に分娩させるかどうかの判断は、マークとアリゾナに委ねられます。マークは、胎児の命よりカリーを優先すべきだと主張。アリゾナは、そんなマークの意見に同意できず、2人は激しい口論に。ついにマークは、「俺は父親だが、君は何者でもない」とアリゾナに言い放ちます。この一言は強烈。打ちのめされるアリゾナ…。その間、カリーのそばに寄り添いながらベイリーが“Wait”を歌います。エイプリルとレクシーもコーラスに参加。これは、シーズン1の#2「越えられないライン」で使われた曲です。

 

(6)“Running On Sunshine”
一同は、カリーの再オペに向けていったん休憩。病院で、自宅で、カップルたち(イーライ&ベイリー、オーウェン&クリスティーナ、ヘンリー&テディ、アレックス&ルーシー、マーク&レクシー、デレク&メレディス)は思い思いの時を過ごします(本来、ヘンリー&テディは単なる書類上の関係だし、レクシーのお相手はジャクソンのはずですが…)。そして、クリスティーナ、ルーシー、マーク、デレクを除くみんなと幻想の中のカリーとアリゾナは、シーズン3の#2「衝動は嵐のように」で使われた“Running On Sunshine”を歌います。緊張感に満ちたエピソードの中、ほっと一息ついて素直に楽しめる一幕でしたね。
ちなみに、エイプリルの声を担当している植竹香菜さんは、今回のミュージック・エピソードの中でこの曲が一番のお気に入りだとか。
さて、そんな中クリスティーナは、以前バークと行った処置を応用すれば、心室中隔穿孔を修復しつつ、胎児も救える可能性があると思い付き、それを提案。けれども、テディに反対されてしまいます。

 

(7)“Universe & U”
その頃、アリゾナは病床のカリーの横で、「お願いだから生きて!」と涙ながらに彼女の回復を懇願。そんなアリゾナと、目覚めぬ自分を客観視し続けるカリーは、シーズン2の#26「闘うか、逃げるか」で使われた“Universe & U”をしっとりと歌い上げます。

 

(8)“Grace”
そうこうしている間に、カリーの容体が急変。ただちにオペが再開されることに。オペ室に運ばれていく間、シーズン2の最終話で使われた“Grace”をカリーが歌います。エイプリルとレクシーのコーラスと、ファンタジックな映像とがマッチして、とても美しいシーンに仕上がっていましたね。

 

(9)“How To Save A Life”
Bamen18_2そして、カリーの2度目のオペがスタート。一同は、肺水腫を起こしているカリーを必死で救おうとします。けれども、脳で再出血が起き、胎児までもが危険な状態に。クリスティーナは、今こそ自分の提案する処置法に切り替えるべきだと主張。もちろん、ここでもテディは反対しますが、オーウェンもリチャードもクリスティーナを支持。テディを交替させ、その後の処置をクリスティーナに引き継がせます。
ここからは、「グレイズ」の代表曲の1つである“How To Save A Life”(シーズン2の#21「迷信」の挿入曲)の大合唱。同時に、それぞれが自分の仕事を着実にこなしていきます。結果的に、クリスティーナの処置は成功するものの、カリーの容体は不安定に。アディソンは緊急帝王切開を開始します。でも、カリーの赤ちゃんはまだ23週目だったこともあり、取り上げた小さな女の子には息がなく…。見学室からオペを見守っていたマークとアリゾナも、この時ばかりはじっとしていられずオペ室へ! アリゾナは処置に加わって赤ちゃんを救います。一方で、いったんは心肺停止に陥ったカリーも無事蘇生。よかった~!! この一連のオペシーン、何度見ても涙腺が…。
こうしてカリーのオペは終了。けれども、脳に損傷があった場合、カリーは永遠に目覚めない可能性も…。まだまだ予断を許さない状況の中、アリゾナとマークは和解します。
その頃メレディスは、妊婦のカリーに嫉妬していたことをデレクに告白。自分には不妊という試練を与えられ、幸せの絶頂だったカリーは事故に…。メレディスは、そんな運命のいたずらを呪って涙します。このシーンでのメレディスの演技、リアリティにあふれていましたね。メレディスを演じるエレン・ポンピオは40歳での高齢出産でしたから、もしかして赤ちゃんが欲しくて涙した日々が彼女自身にもあったのかも…、と思わず想像してみたり。

 

(10)“The Story”
意識の戻らないカリーに付きそうアリゾナは、「赤ちゃんがあなたを捜している」と呼びかけます。この時もまだ幻想の中で自分を客観視しているカリーは、「グレイズ」の常連アーティストであるブランディ・カーライルの“The Story”を歌いながら、生まれたばかりの赤ちゃんの姿を笑顔で見守ります。
一方で、今回の一件でレクシーがまだマークを想っていると悟ったジャクソンは、「元彼に未練がある女をただぼーっと待つようなタイプじゃない」とレクシーにキッパリ。でも、レクシーはジャクソンとの関係を続けることを選択します。
また、オペで自分の意見を通したクリスティーナに腹を立てたテディは、「もう指導できない」と彼女に言い渡します。
そして、エピソードはいよいよクライマックス! カリーは引き続き“The Story”を力強く歌い上げながら、自らが横たわるベッドを揺らします。「目覚めなさい!」と言うかのように。そんな彼女自身の歌声の力なのか、カリーはついに覚醒。第一声はアリゾナへのプロポーズの答え、「結婚する」でした!! これでようやく一安心。怒濤の展開を見せたミュージック・エピソード、アリゾナの笑顔と笑い声が締めくくりました。


今回はこのように楽曲とともにエピソードを振り返ってみましたが、いかがでしたでしょうか? 製作総指揮のションダ・ライムズは、自身が大ファンと公言しているドラマ「バフィー ~恋する十字架~」のミュージック・エピソードみたいな仕上がりにしたいと言っていたようですが、それに匹敵する、いや、それを上回る出来だったんじゃないかと思います。現地アメリカでは賛否両論があったようですが、個人的には大満足でした!

 

そして、今回のミュージック・エピソードを、歌も含めて日本語に吹き替えるというスペシャル企画を実現させてくれた、カリー役の田村聖子さんをはじめとする日本語版キャスト、そして日本語版制作スタッフの奮闘に拍手を送りたいと思います!

 

なお、今回、日本語吹き替え版で本編をご覧になった方、19日(土)午前9:00から字幕版の放送がありますので、ぜひこちらもご覧ください! オリジナル・キャストの歌声も必聴ですよ。注目すべきは、日本語版キャストとオリジナル・キャストの歌声に似ている箇所が結構あるところ。もともと、オリジナル・キャストの声質を配慮して日本語版のキャスティングが行われていますから、当然と言えば当然なんですが、聞き比べてみると本当に面白いです。
ちなみに、日本語吹き替え版は23日(水)午前7:25からリピート放送がありますので、もう一度この感動を味わいたい方はこちらもぜひ!


【トリビア:ゲスト】
アディソン役のケイト・ウォルシュがゲストとして登場!

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Song Beneath the Song」は、Maria Taylorの曲“Song Beneath the Song”からの引用。


【注目のセリフ】
「俺はミケランジェロ」by マーク
 ……笑っていられたのはこの時まで。このあとカリーが…。
「ここはシアトル・グレース・マーシー・デスだ。ってことはルーシーも…」by アレックス
 ……エヴァ、イジー、ジョージ、確かにいろいろあった病院だけど“デス(death)”って…。


【カリーの一言】
人体のうち脳は最も謎めいている
学習し、変化し、順応する
視覚や聴覚、それらを伝達し、愛情を感知する
魂を司っているのかも
どれだけ研究を重ねても、頭蓋骨の内側で脳細胞がどう機能しているか、完全には突き止められない
そして脳は、損傷を受けた場合、そう、さらに謎めいたものとなる


【医療用語MEMO】
肺水腫

血液の液体成分が血管の外へ滲み出し、肺血管外の水分量が異常に多量に貯留した状態のこと。溜まった水分により、呼吸不全に陥る。
カリーの場合は、この肺水腫が急激に進行する電撃性肺水腫に陥った。

 

腹部コンパートメント症候群
腹腔内の大量出血などによって腹腔内圧が上昇し、呼吸・循環障害を生じる病態のこと。
カリーは肺水腫を起こすと同時に腹部コンパートメント症候群になり、緊急オペを受けた。

 

アプガースコア
出産直後の新生児の健康状態を表すスコア。0~2-点が重症仮死、3~6点が軽度仮死、7点以上が正常とされる。
カリーの赤ちゃんは、出産直後アプガースコアが「0」だったので、相当危ない状態だったということになる。


【曲情報】
♪"Cosy in the Rocket"

歌うのはカリー。原曲のアーティストはPsapp。
♪"Chasing Cars"
歌うのはカリー、オーウェン、ベイリー。原曲のアーティストはSnow Patrol。
♪"Breathe (2AM)"
歌うのはレクシー。原曲のアーティストはAnna Nalick。
♪"How We Operate"
歌うのはオーウェン。原曲のアーティストはGomez。
♪"Wait"
歌うのはベイリー、エイプリル、レクシー。原曲のアーティストはGet Set Go。
♪"Running On Sunshine"
歌うのはカリー、イーライ、オーウェン、ヘンリー、アレックス、ベイリー、テディ、アリゾナ、レクシー、メレディス。原曲のアーティストはJesus Jackson。
♪"Universe & U (Acoustic)"
歌うのはアリゾナ、カリー。原曲のアーティストはKT Tunstall。
♪"Grace"
歌うのはカリー、エイプリル、レクシー。原曲のアーティストはKate Havnevik。
♪"How To Save A Life"
歌うのはオーウェン、メレディス、テディ、ベイリー、マーク、アリゾナ、レクシー、エイプリル、アレックス、カリー。原曲のアーティストはThe Fray。
♪"The Story"
歌うのはカリー。原曲のアーティストはBrandi Carlile。

2011.11.16|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(23)トラックバック(0)

ミュージック・エピソードの歌収録現場でキャストのみなさんを直撃! その2

前回の「ミュージック・エピソードの歌収録現場でキャストのみなさんを直撃! その1」に引き続き、歌の収録現場でキャストのみなさんのコメントをうかがってきましたので、ご紹介します!

 

●メレディス役 三石琴乃さん
Uta_m私、カラオケも行かないんですよ(笑)。ですから、歌を吹き替えることになったと聞いた時には「まさか!まずいぞ!」という思いでした。
練習ですか? 子供の部屋にこもってがんばりました。子供も一緒に聴いたり歌ったりしてくれて。本番の収録では、音楽監督さんが、“その人なり”のベストを引き出しながら録ってくださるのがありがたかったです。今は収録を終えてホッとしています。

私が一番好きな曲は、「グレイズ・アナトミー」ではおなじみの“How To Save A Life”。この曲をみんなで歌うシーンも含め、今回のミュージック・エピソードは心を揺さぶられる感動的なシーンばかりです。仕事中に泣いてしまわないよう、家で存分に泣いてから収録に臨みました。ぜひ見逃さずにご覧ください。

 

●テディ役 水落幸子さん
歌が大好きなので、楽譜と音源をいただいてから毎日歌ってました。本番に向けて、今朝は “一人カラオケ”で大きな声で発声練習してきました! 最近購入したiPadも練習に駆使したんですよ(笑)
でもいざ歌の収録になると、全身から汗が吹き出し、心臓が飛び出しそうでしたが。でも歌を全部日本語で吹き替えるとケースはあまりないので、このような機会を与えていただいたことに感謝しています。
このエピソードを初めて見た時は、とにかく泣きました。個人的な事で恐縮ですが、父を交通事故で亡くし、自分自身も交通事故に遭った経験があるので、それが画面の中のキャストに重なるシーンもあって…。本当に、心にグッときました。歌はもちろん、リアリティーあふれる演出も今回のエピソードの見どころの一つだと思います。ぜひ、そこも楽しんでいただければと思います。

 

●エイプリル役 植竹香菜さん
歌の収録はとても緊張しました。きちんと歌えるかという不安もありましたが、音楽監督さんのご指導のもと、すでに収録を終えたキャストのみなさんの歌声を聞きながら、結果的にはとても気持ちよく歌うことができました。
苦労したのは、ただ譜面通りに歌うだけではなく、そこに感情を込めなければならないという点。たとえば、しっとりと歌うのはなかなか難しかったですね。
実は、ペットのウサギが病気で…。悲しい気持ちを抱きながら今回の18話の収録に臨んだので、収録中に感情が高ぶってホロリと泣いてしまったんです。このエピソード、エイプリルの出番が少なくて助かりました(笑)
ミュージック・エピソードはもちろんですが、みなさんにはエイプリルの恋にも今後ぜひ注目していただきたいです!

 

三石さん、水落さん、植竹さん、ありがとうございました!
なお、歌詞の翻訳は、本編と同様に翻訳家の木村純子さんがご担当。「歌詞(ミュージカル作品)の翻訳は初めて」という木村さんが、1曲1曲心を込めて訳してくださったこの日本語の歌詞、近々WOWOWのスペシャルサイトで紹介されるかも!? どうぞご期待ください!

2011.11.10|グレイズ・アナトミー7、ミニコラム|コメント(0)トラックバック(0)

11月9日(水) #17「憧れのベビーシャワー」

Bamen17_8妊娠23週半を経過したカリーのために、院内でベビーシャワーのパーティーが開かれる。マークとアリゾナが相変わらずいがみ合う中、カリーはアリゾナが妊娠した自分をよく思わないのは当然だと言って、埋め合わせに彼女を一泊旅行に誘う。一方、院内のチーフ・レジデントの座を巡る競争は激化。リチャードの臨床試験の資金が確保できたこともあって、どのスタッフも助手にしてもらおうと躍起になってアピールし…。


Bamen17_2_2妊娠23週半を経過したカリーのために、院内でベビーシャワーのパーティーを企画したアリゾナとマーク。2人は準備の段階から何かにつけてやり合い、かなり険悪なムード。自分の方がカリーを理解しているとマークが自慢するもんだから、アリゾナはますます不機嫌に。そんな2人をよそに、無事にベビーシャワーを迎えられて幸せいっぱいのカリー。でも、自分ばかり浮かれていては…と、アリゾナの気持ちを思いやれるところが彼女の優しさ。埋め合わせにと、アリゾナを週末の一泊旅行に誘います。これにはアリゾナも大満足!

Bamen17_4それにしても、ベビー服のデコり、とても面白そうだったけれど、クリスティーナは心臓を描くし、嫉妬の表れなのか、メレディスが描いたのは怒りに満ちた(?)青の抽象画だし、アレックスの方は下手な手術着だし。この人たち、つくづくこういうのに向いてないなあ…。
ちなみに、“ベビーシャワー”というのはアメリカでは一般的な慣習。妊婦さんに出産の前祝いをするために友人たちが開くパーティーのことです。特徴的なのは、あらかじめ妊婦さんに欲しいプレゼントをリストアップしてもらい、ゲストたちはその中からお祝いの品物を買ってくるという点。とっても合理的なシステムですよね。このようにプレゼントを“シャワー”のように妊婦さんに浴びせることから、“ベビーシャワー”と言うらしいです。アリゾナとマークはお祝いのリストをなくしたって騒いでましたが、通常はベビーシャワーを開いた友人が、誰が何をお祝いにくれたか一覧に書き留めておくんだとか。妊婦さんはこれを見ながら後でお礼のカードを書くのが常なんだそうです。

 

一方、検査の結果、早期の認知症と診断されたアデル。リチャードは彼女を臨床試験の対象に入れてくれとデレクに頼みますが、すでに待機リストはいっぱいで…。
そんな中、デレクとメレディスは、臨床試験の被験者ソーニャのオペの準備を進めますが、最終的に彼女は臨床試験を降りてしまいます。なぜなら、「介護者が日常的にワシントン州で暮らしていること」という臨床試験の被験者の条件を満たすために、息子のタリクがロンドンにいる同性の恋人と別れたことをソーニャ自身が知ってしまったから。タリクにしてみれば、自分がゲイだとカミングアウトした時、夫を失っても自分の味方をしてくれた母親の世話をするのは当然のこと。でも、ソーニャはとても息子思いの女性。デレクが説得するも、ロンドンの恋人のところへタリクを帰らせるという決心を変えることはありませんでした。
その結果、臨床試験には一つ空席が。これにアデルが座る権利はあるのか、デレクたちはアデルをテストします。けれども、点数は臨床試験の基準を1点上回り、被験者には不適格との結果に。プロトコルに従わなければならない以上、いくらデレクでもアデルを被験者に加えることができない…。リチャードの気持ちが分かるだけに、デレクも辛い立場です。

 

チーフ・レジデントの座を巡る競走は激化の一途をたどっています。リチャードの臨床試験の資金が確保できたとあって、レジデントたちは自分を助手にしてもらおうと躍起に。そんな中、レクシーと寝るようになり、ところ構わず彼女とのセックスを楽しんでいるジャクソンは、ベイリーの下について1型糖尿病の患者クララを担当。彼女がリチャードの臨床試験の候補者としての条件を満たしていると知ると、FDAに緊急特例を申請してはどうかと提案。リチャードもそれに賛成します。
その後、クララの病状は悪化。FDAからまだ承認が下りていないものの、クララの命に関わると見たリチャードは、承認を待たずにオペを敢行し、見事成功させます。後出しのかたちにはなりますが、その後FDAからの許可も下りてホッ…。でも、一歩間違えれば、今回のリチャードの行為は、医師免許を剥奪されてもおかしくないもの。ベイリーが、デレクへのあてつけではないかと指摘していましたが、まさにその通り。プロトコルに反する前例をあえて自分で作って見せたというところでしょうか。
ちなみに、チーフ・レジデントの選考については、リチャードは全権をオーウェンに委ねることに。これじゃ、クリスティーナにはむしろ不利か!?

 

相変わらずイーライとの関係を続けているベイリーは、患者への対応を巡って彼と意見を戦わせていましたが、イーライが「病院の外では自分が主導権を握る」と宣言して一件落着。仕事を終えたベイリーはイーライの家へ…。

 

Bamen17_10ERには、ジョギング中に倒れたヘンリーが担ぎ込まれます。検査の結果、新たな腫瘍があることが判明。テディは自分がオペを執刀すると主張しますが、ヘンリーの言動には単なる書類上の夫婦以上のものがあると判断したリチャードは、医師が家族の治療を禁じられていることを理由に、クリスティーナに執刀を指示。テディは監督としてオペに入ることとなります。
オペ中、テディは緊張し、冷静さを失う場面すらあるものの、クリスティーナが見事に処置をしてオペは成功。目覚めたヘンリーはあらためてテディを口説きますが、テディの方は「2人の関係はただのいいお話に過ぎない」と言い捨てます。この2人の関係、一体どうなってるの!? テディもヘンリーに気があるように見えるのに…。

 

スタークと食事のデートを重ねるエイプリル。からかうアレックスに、「ただの友達」と言い張りますが、この日、スタークから自分の家で夕食を食べながら『地上より永遠に』を観ようと誘われていて。スタークの自宅でデート、ということは…!? さすがにビビり始めたエイプリル。自分たちは友達の関係だとスタークに念を押しますが、スタークは「友達でいたくない」とキッパリ。この2人の関係、進展はここまででしょうか!?

 

アレックスに興味を抱き始めているルーシー。メレディスから「彼はさまざまな苦労をしている。がさつに見えるのは演技」と聞かされ、ますますアレックスのことが気になるように。目下、チーフ・レジデント争奪戦を勝ち抜くためにはオペに一番乗りするしかないと、病院の駐車場にトレーラーを止めて一人暮らしを始めた彼を訪ね、何と自分からキス! アレックスを足蹴にしていたかと思えば、大胆なこの行動には驚かされました。

 

さて、カリーとアリゾナは一泊旅行に出発! アリゾナが車を運転している最中、レクシーとジャクソンの関係を知って動揺したマークが、カリーにメールをしてきます。思わず、折り返しマークに電話をかけようとするカリー。アリゾナは嫉妬をむき出しにします。アリゾナにもマークにも目いっぱい気配りしているつもりのカリーは、もう限界!とばかりに「あなたが喜ぶなら何でもする」と吐き捨てるように発言。すると、一瞬考えた後にアリゾナは、「結婚して」とカリーにプロポーズします。驚いてアリゾナを見るカリー。ところがこの直後、2人がふと前方に視線を戻した途端、彼女たちの車が何かに激しく衝突!!  これは大変なことに!!

 

そして、次回は話題のミュージック・エピソード。この事故がどう音楽に結びつくのか、見てのお楽しみです。
このブログでもお伝えしているように、日本語吹き替え版では日本語版キャストの役者さんたちが歌も吹き替えています。次回のミュージック・エピソードは、ぜひ日本語吹き替え版と字幕版の両方をご覧ください!


【トリビア:ゲスト】
ショーン役は「デクスター ~警察官は殺人鬼」のエリオット役や「ヴェロニカ・マーズ」のトム・グリフィス役などで知られるリック・ピータース。
ソーニャ役は、「新スター・トレック」のディアナ・トロイ役でおなじみのマリナ・サーティス。
タリク役は、「BONES」のバジリ役のペジ・ヴァーダト。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「This Is How We Do It」は、Montell Jordanの曲“This Is How We Do It”からの引用。


【注目のセリフ】
「あなたが“ベビー服デコり”なんて言葉使うとはね」by メレディス
 ……マークったら、意外と女性っぽいところが!?
「ブライズメイドが花嫁を絞め殺したいと思うのはお約束」by アリゾナ
 ……ご機嫌ななめのアリゾナ、ブラック発言炸裂!
「だからこいつはヤツのために今夜パンツを脱ぐ」by アレックス
 ……「スタークのためにパンツ脱いだりしない!」とエイプリルは反論!
「怯えた妻はやめて黙ってて!」by クリスティーナ
 ……ヘンリーを拒絶するわりには、オペ中、妙に動揺するテディって…。
「問題はそこだな。私は友達で終わりたくない」by スターク
 ……スタークの方は、エイプリルに本気!!!
「私から動くしかない」by ルーシー
 ……自分からアレックスにキス! 大胆!
「結婚して」by アリゾナ
 ……このプロポーズが思わぬ事態を招く結果に…。


【メレディスの一言】
医者はジレンマに悩む
安全第一でプロトコルに従うか
リスク承知でプロトコルを“作る”か
リスクは利益をもたらしうるが、思わぬ結果も招く
それでも、時にいちかばちか賭けに出なきゃならない
大きな賭けに
望んだ結果が得られたら、まさに最高の気分
でもどうでなきゃ…


【医学用語MEMO】
ラ音

聴診で確認できる副雑音のうち、肺や気道から発生するもののこと。
ジャクソンは、低血糖性昏睡に陥った患者のクララに、ラ音聴取を認めた。

 

腹壁瘢痕ヘルニア嵌頓
術後の傷部分の腹壁が弱くなり、皮膚の下に脱出して膨らんだ腸管などが急に締め付けられる病態のこと。
アレックスは小児科でエイプリルを手伝い、この状態の子どもの意識下鎮静での整復をやり遂げた。


【曲情報】
♪"Rumour Has It" Adele

オープニング、ところ構わずいちゃつくレクシーとジャクソンにエイプリルが腹を立て、ベイリーの駐車スペースにトレーラーを止めたアレックスが、ベイリーから注意され、デレクたちがアデルの検査をするシーンで。
♪"Out Of Style, Out Of Touch" Eulogies
カリーのベビーシャワーのシーンで。
♪"Little Marriage" Lia Ices
臨床試験の対象になるか検査を受けたアデルが、自分の認知症に怯えて泣くシーンで。
♪"Middle Distance Runner" Sea Wolf
テディが口説くヘンリーを拒み、メレディスが臨床試験の待機リスト患者に電話を入れるべきだとデレクに言うシーンで。
♪"Someone Like You" Adele
エンディング、ルーシーがアレックスのトレーラーに立ち寄り、彼にキスをし、いちゃつくレクシーとジャクソンをリビングから追い出したエイプリルが一人で『地上より永遠に』を鑑賞し、オーウェンがチーフ・レジデントの選考役となったことにクリスティーナがショックを受け、一泊旅行に出かけたカリーとアリゾナが車の中で言い争い、アリゾナがカリーにプロポーズをした直後に、2人の乗った自動車が何かに激しく衝突するシーンで。

2011.11. 9|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

ミュージック・エピソードの歌収録現場でキャストのみなさんを直撃! その1

先日、このブログでもお伝えしたとおり、現地アメリカで話題をさらったミュージック・エピソード(シーズン7の第18話)の日本語吹き替え版は、歌も日本語版キャストのみなさんが吹き替えることに。
では、歌を吹き替えることになったキャストのみなさんのご感想は? 歌の収録現場におじゃましてコメントをいただいてきました。

 

●カリー役 田村聖子さん
Uta_t_3歌も吹き替えるというお話を最初に聞いたのは、シーズン7の収録が始まる際に、キャストやスタッフのみんなで成功祈願のお参りに行った際でした。その時は冗談だと思って、「歌も歌うし、踊りも踊るよ!」と気楽に構えていたんですが(笑)
本当に歌うと分かってから、まずインターネットでカリー役のサラ・ラミレスが歌っている動画をたくさん検索しました。彼女がミュージカル女優として活躍し、トニー賞最優秀助演女優賞も受賞している実力派であることは知っていましたが、動画で彼女が歌っている姿を見てあらためてビックリ! 歌唱力が圧倒的なんです。これは大変なことになったと、正直言って焦りを感じましたね。

本当に歌うと分かってから、まずインターネットでカリー役のサラ・ラミレスが歌っている動画をたくさん検索しました。彼女がミュージカル女優として活躍し、トニー賞最優秀助演女優賞も受賞している実力派であることは知っていましたが、動画で彼女が歌っている姿を見てあらためてビックリ! 歌唱力が圧倒的なんです。これは大変なことになったと、正直言って焦りを感じましたね。
結局、こっそりとヴォイストレーニングに通いました。「近所迷惑になるから夜9時以降は歌うな!」と家族からしかられつつも、自宅で練習を重ねたり(笑)
とにかく、「グレイズ」の日本語キャストは歌の上手な方が多いんですよ。だから、そんな中で、大トリを歌わなくてはならないプレッシャーは大きいですが、精一杯がんばります!

 

●オーウェン役 てらそままさきさん
現地アメリカで放送されたミュージック・エピソードは、本当にすばらしい仕上がりです。だからこそ、へたに歌まで吹き替えてエピソードを台無しにしてはいけないと、最初は歌の吹き替えを躊躇していました。「簡単に考えてもらっちゃ困る!」とね。
でも、きちんと音楽監督さんがつき、本格的に取り組む体制が整ったので「やってやろうじゃないか!」という気持ちになりました。プレッシャーは感じますが、番組を観た方に喜んでもらえるよう力を尽くしたいです。
どうぞみなさん、応援(オーウェン)してください(笑)

 

●アリゾナ役 小林優子さん
走り出してみての感想は、「チャレンジして良かった!」の一言です。
ただし、歌うのはなかなか難しいですね。一口に“歌”と言っても、セリフとしての意味合いもあるので、リズムをキープしながら歌唱と演技のバランスをとるのがとても大変。的確な指導の上、丁寧に録ってくださっている音楽監督さんの存在がありがたいです。
仕上がりですか? それはもう、本当に楽しみです!

 

田村さん、てらそまさん、小林さん、ありがとうございました!
ちなみに歌の収録は、音楽専門のディレクター、亀川浩未さんの演出のものとで行われています。亀川さんは、歌唱の演出だけでなく、音楽スタッフと共に採譜(聴いた音楽を譜面にする作業)、譜割り(翻訳した歌詞を譜面に割り付ける作業)、リップ合わせ(オリジナルキャストの口の動きと歌詞を合わせる作業)、完成した楽譜を元にしたデモ歌唱の録音等々を担当されているとのこと。日本語吹き替えの音楽演出の仕事は多岐にわたるんですね。

 

次回は、メレディス役の三石琴乃さん、テディ役の水落幸子さん、エイプリル役の植竹香菜さんのコメントをご紹介します。お楽しみに!

2011.11. 3|グレイズ・アナトミー7、ミニコラム|コメント(0)トラックバック(0)

11月2日(水) #16「無責任な愛」

Bamen16_a認知症患者のアリソンが、夫と息子のカイルと一緒に臨床試験のために来院する。家計のために必死で働く父親に代わって、まだ10歳だというのにけなげに母親の面倒を見ている孝行息子のカイル。そんなカイルの首にしこりを発見したメレディスは、念のために検査を行うことにするが…。一方、カリー、アリゾナ、マークの3人は、赤ちゃんについて羊水検査(羊水穿刺)をするかどうかで議論する。また、メレディスは朝から視力の低下で悩み、排卵誘発剤の副作用を疑うが、普段通りオペには参加しようとする。けれども臨床試験中、ついに目が見えなくなってしまい…。


不妊治療の一環で、排卵誘発剤を投与し続けているメレディス。その副作用のせいか、だんだん目がかすむように。ちょっとした不安を抱えながら、病院では臨床試験のために来院した認知症患者のアリソンを担当します。彼女に付き添っているのは夫のハワードと息子のカイル。ハワードはアリソンの医療保険と家計のために働きづめで、実質的に母親の面倒を見ているのはカイルです。まだ10歳だというのに、アリソンが興奮した際には、彼女の好きなジョニー・キャッシュの曲を歌い、必死で母親を落ち着かせようとするなど、本当にけなげです。
メレディスはそんなカイルの首にしこりを見つけます。両親もこれに気付いてはいたものの、とにかく忙しくて医者に診せている余裕がなく…。メレディスは、念のためカイルの検査をすることにしますが、その結果、至急取り除く必要のあるリンパ管腫と判明します。スタークは、発見が遅れたのは病気の母と多忙な父の責任だと指摘。カイルの担当となったアリゾナとエイプリルに児童保護局に連絡するよう指示します。けれども、今親子が引き離され、臨床試験で治験薬をもらえずアリソンの症状が進行すれば、母親がカイルを覚えていられるのもあと数年という可能性も。アリソンとハワードがカイルをネグレクトしているわけではないことは一目瞭然であることから、メレディスに促されてアリゾナとエイプリルはスタークに考え直してくれないかと訴えますが、相手はあの頑固なスターク。そう簡単に話を聞き入れてはくれません。
Bamen16_8そんな中、カイルのオペは無事成功。エイプリルは、あらためてスタークの説得にかかります。どうやらスターク、患者の立場で物事を見ようとするエイプリルの姿勢に心動かされた様子。意外にも通報はしなくていいと承諾してくれました! さらに驚いたのが、その後、彼がエイプリルを食事に誘い、エイプリルも戸惑いつつOKしちゃったこと! エイプリルとスターク、奇妙な組み合わせだけれど案外うまくいきそうな…!?

 

一方で、メレディスの視力低下は徐々に進行。メレディスから相談を受けたアレックスは、産婦人科医ルーシーに意見を求めに行き、それにかこつけて彼女をデートに誘うものの断られます。ルーシー、アレックスに興味あるくせに冷たい! どうやら彼女はツンデレタイプみたい。
そんな中、メレディスはデレクの助手としてアリソンのオペに入りますが、途中でついに目が見えなくなってしまいます。そして、ルーシーからは排卵誘発剤の使用をやめるよう命じられ、リチャードからは眼科医の許可が出るまでオペ室への出入りを禁じると言われてしまいます。さらにデレクからは、視力のことを黙ってオペに入ったことを怒られるし。もう、踏んだり蹴ったりのメレディス。赤ちゃんが欲しくて悩む彼女にとって、治療もオペも取り上げられるというこの状況はかなり酷なことではないかと…。

 

メレディスとは対照的に、妊娠が順調に経過しているカリー。アリゾナとマークを含め、羊水検査を受けるかどうかでもめます。マークはわずかながら流産のリスクをともなう羊水検査には反対。けれども、アリゾナは検査すべきだと主張。最終的にはカリーも検査を受けたいと意思表明し、マークは多数決で負けてしまいます。ところがマーク、「親3人で話し合った結果だから」とカリーが羊水検査を受けることをあっさりと認めるからビックリ。予想に反して大人な対応を取ったマークにカリーは感動します。でも、アリゾナは好きでもないマークと一生家族としての話し合いが続くことになると思うとうんざり。“3人の親”の関係、こじれていくのか軌道修正されていくのか!?

 

テディ、レクシー、ジャクソンは、肺移植が決まった膵嚢胞線維症患者リッキーを担当しますが、オペ前に問題発生。リッキーには同じ病気を持つジュリアという恋人がいたことが分かったのです。膵嚢胞線維症患者同士が一緒にいると、感染症をうつし合う危険が。せっかくもらった肺をダメにしてしまう可能性は高く、医師たちは2人に別れるよう言いますが、「ほかに分かり合える相手はいない。危険を冒しても人生を楽しむ権利はあるはず」と2人は譲りません。
結局テディは、「彼女と別れるか肺移植を諦めるかの二つに一つ」とリッキーに通告。話し合いの末、リッキーはジュリアより肺移植を選びますが、2人がそう簡単に別れるとは思えません。案の定、ジュリアはリッキーのオペ終了後もまだ病院の前にたたずんでいました。レクシーは、そんな彼女にリッキーのオペの成功を伝えるとともに、やはり彼とは別れるべきだと説得。「ほかの人と出会える」と彼女を励まします。でも、そんな自分の言葉に一番懐疑的だったのは、レクシー自身。本当は、今もマークのことを引きずっているわけで…。その後、レクシーは、自分がジュリアに言った言葉を正当化するようにジャクソンの口説きに乗り、ついに彼と友達の一線を越えてしまいました。レクシーとジャクソン、予想していた通りの展開!

 

妊娠中のカリーの姿を見て、自分が妊娠していないことにつくづく安堵しているクリスティーナ。「あたしをはらませないでくれてありがとう」とオーウェンに言いますが、オーウェンは子どもが欲しい様子。どうやらオーウェン、いつかクリスティーナも子どもが欲しくなるだろうと楽観視していたみたいです。けれども彼女はオーウェンの意見に、一切聞く耳を持たず。さすがのオーウェンも、話し合いの土俵に上がろうとすらしないクリスティーナにご立腹です。それにしても、子どもを持ちたいか持ちたくないか、その価値観の違いはなかなか埋められるものじゃない。この2人、この調子で大丈夫かしら!?

 

Bamen16_4一方で、先日転倒してケガをしたアデル。またしても転倒してERに運ばれます。アデルは靴のせいだと言いますが、転んだ場所はスーパーなのに薬局だと言い出すなど、前回の転倒時同様、話が支離滅裂。ベイリーは、上司の妻であることにひるんだりせず、彼女にアルコールと薬物の検査をしますが結果は陰性。それなら、考えられるのはやはり認知症…。ベイリーは自分の見解をリチャードに伝え、リチャードも思い切ってデレクに相談しました。アデルの件、今後深刻化しそうです…。


【トリビア:ゲスト】
ハワード役は、「スターゲイト:アトランティス」のエイブ・エリス役や「サード・ウォッチ」のモンティ・パーカー役、「ER 緊急救命室」のアル・ブレ役などでおなじみのマイケル・ビーチ。
アリソン役は、映画『スリーメン&ベビー』『スリーメン&リトルレディ』『チャーリー』などで知られるナンシー・トラヴィス。
ジュリア役は、「ゴシップガール」にレイチェル・カー役で複数話出演しているローラ・ブレッケンリッジ。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Not Responsible」は、Deep PurpleやTom Jones の曲のタイトルとして知られる“Not Responsible”からの引用。


【注目のセリフ】
「尊敬はもうされてる」by エイプリル
 ……この自信過剰っぷりがイイ。
「なおさらオペの方に気持ちが傾くんですけど…」by ベイリー
 ……外科部長の妻を診るより塞栓症のオペの方が魅力的なのは当然。
「だってどんなに虚勢を張ったってチワワ並みの自信しかないから」by ルーシー
 ……アレックス、ひどい言われよう。
「小児外科医だって薄情になりうる。私はその典型だろう」by スターク
 ……意外にも自分のことをよく分かってる!
「運命の人がもし一人だけだったら世の中不便すぎる」by ジャクソン
 ……確かに!
「急いで決めたし、あの時あたしPTSDのせいで震えるお人形だったし」by クリスティーナ
 ……今となっては、彼女が震えるお人形だったなんて信じられないくらい。
「それセールスポイント?」by エイプリル
 ……「人の意見など聞いたことがない」という点を売りにするスタークって…。


【メレディスの一言】
医者は責任感がある
ただし問題は、それを仕事中、患者のために使い果たすこと
私生活では後先を考えず、あり得ない選択をする
病院ではまともなのに、自分のこととなるとまるで無責任
そもそも、責任を果たす意味はあるのか?
ビタミン剤を飲み、税金を払い、列の順番を守っても、運命は愛する人を与え、そして容赦なく奪い去っていく
後に残るのは、ビタミン剤と空しさだけ


【鑑賞MEMO】
膵嚢胞線維症

遺伝性疾患の一種。外分泌腺の機能を司っているCFTRと呼ばれる遺伝子の異常により、全身(気道、腸、肝臓、膵臓、胆道などのあらゆる臓器)の外分泌腺の機能異常が起こり、それに基づく症状が起こる病気。たとえば、痰の粘性が強くなると気道を閉塞し肺炎を繰り返すようになる。
医療の発達にともない寿命は延びたが、それでもこの病気を持つ患者の寿命は30歳程度と言われている。


【曲情報】
♪"Julian Darling" Elizabeth & The Catapult

オープニング、デレクに新居の図面を見せられたメレディスが、目の不調を感じるシーンで。
♪"Come With Me" CEO
カリー、アリゾナ、マークがランチの席で羊水検査をめぐってもめ、メレディス、クリスティーナ、アレックスが、同じくランチの席でメレディスの新居について話をするシーンで。
♪"I Walk The Line" Cast
母親のアリソンを落ち着かせようと、カイルが歌ったアカペラ。ジョニー・キャッシュの曲。
♪"Riverside" Agnes Obel
ジュリアが去ったことをレクシーがリッキーに伝え、ベイリーがアデルのことをデレクに相談すべきだとリチャードに助言するシーンで。
♪"Forget It All Again" Rich McCulley
子どもを持つかどうかで、クリスティーナとオーウェンが言い合いをし、スタークがエイプリルをデートに誘い、マークについて感じていることをアリゾナがカリーに伝えるシーンで。
♪"Plans" The Submarines
エンディング、レクシーとジャクソンがシャワールームでキスをし、クリスティーナと話をしていたメレディスが、リチャードからオペ室への出入りを控えるよう言われ、屋上でマーク、オーウェンとともに屋上でゴルフの打ちっ放しをしていたデレクが、アデルを診てほしいとリチャードから頼まれるシーンで。

2011.11. 2|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

10月26日(水) #15「繰り返す時間の中で」

Bamen15_a救急医療の現場では、受傷(発症)からの1時間、いわゆる“ゴールデンアワー”が患者の生死を分ける鍵と言われている。今回は、ある日の午後6:00からの1時間にスポットを当て、メレディスが仕切るERでの出来事を描く。胸の痛みを訴えてERにやって来たオリヴァーは、息子とバスケ試合の観戦に行く予定があるため早く帰りたがる。レクシーは、頭痛患者のミッチをただの偏頭痛と診断。そんな中、バスケ試合前のパーティーでケンカをし、頭にナイフが刺さってしまった男が来院! 一方で、クリスティーナはカリーから子どもの後見人になってほしいと頼まれ…。


Bamen15_9ある日、混雑するERを仕切ることになったメレディス。午後6:00から1時間の間に、さまざまなことが起きます。1時間の中で何ができるのか、1時間の間に人の人生がどう変わるのか、それをメレディスの視点から描くという、なかなか面白いプロットです。
ドラマはほぼリアルタイムで、ちょっと「24 -TWENTY FOUR-」のように進行します。

 

この日、胸の痛みを訴えてERにやって来たオリヴァー。息子を連れてワシントン大のバスケの試合に行く予定があるため一刻も早く帰りたがりますが、メレディスはそんな彼を引き留め、一連の検査をして痛みの原因を突き止める必要があると説明。テディにコンサルを頼みます。でも実はテディにも予定が。ウィリアムという男性とデートの約束をしていて、すでに彼が病院に迎えに来ていたんです。さらには、テディがウィリアムに「少し待っていてほしい」と事情を説明していると、そこにテディの書類上の夫ヘンリーが! 彼は、テディの夫であることはあえて語らず、テディを待つウィリアムの話し相手になります。テディにとっては何とも複雑な状況…。
結局、オリヴァーはCT検査を受けることとなり、仕方なく息子に「試合に遅れる」と連絡を入れます。ところが、この電話がオリヴァーと息子の最後の会話になってしまいました…。オリヴァーは大動脈解離でCT検査中に心停止となり、テディとメレディスによる緊急オペを受けるものの、すでに手遅れの状態で…。このオペシーン、いつにも増して緊迫感があって見応えがありましたね。できればこの患者にはぜひ助かってもらいたかった…。
さて、そんなこんなでさんざん病院で待たされたウィリアム。長時間彼と話をしたヘンリーは、ウィリアムは退屈な男だとテディに忠告。ヘンリー、テディの幸せを邪魔するつもりはないと思うけれど、内心では自分を見てほしいという気持ちが強そうです。

 

Bamen15_5メレディスは脚の整復を待つ4歳の男の子ネイサンの両親から、痛がる息子が何時間も処置を待たされているとクレームを受けます。「処置には麻酔が必要だが、現在オペ室がすべてふさがっている」と説明するメレディス。オペ室が空き次第声をかけると両親に伝えます。

 

そんな中、意外な人物もERにやって来ます。それは、リチャードの妻アデル。彼女は脚立から足を滑らせて転んだと語りますが、その後の会話のつじつまがどうも合わない。メレディスは記憶障害を疑いますが、人づてにアデルがERにいると聞いて慌てて飛んできたリチャードは、「メレディスは認知症に取りつかれている」と反発し、彼女の懸念を一蹴します。でも、明らかにアデルの様子、変でしたよね。リチャードも本当は何か感じていたのでは?

 

バスケの試合前のパーティーでケンカしたあげく、ナイフが頭に突き刺さってしまったスチュワートという男性も、仲間のデーヴとともにERにやってきます。頭にナイフというホラーさながらの状況なのに、スチュワートは痛みも感じていない様子で、ビール瓶片手に平然と歩いたりしゃべったりしているから驚き。眉をひそめてナイフを動かして楽しむなど、スチュワート&デーヴ、本当におバカです。
メレディスはデレクに診てもらおうとしますが、あいにくオペ中。彼を待つ間、オーウェン&レクシー&ジャクソンが処置法を話し合っていると、何とその間にデーヴがナイフを抜き取っちゃいました! けれども、その後のスチュワートの様子には異変なし。脳に何の損傷もないと分かり、スチュワートは自主退院してバスケの試合へと向かいます。胸の痛みを訴えるオリヴァーより、頭にナイフのスチュワートの方が重症に見えたのに、結局試合に行けたのはスチュワートの方。人生、分からないものです。

 

休む暇なく動くメレディスは、合間にレクシーが退院させた偏頭痛患者ミッチのカルテを確認。退院時のミッチのサインに異変を感じ取ったメレディス、脳卒中の可能性があると見て、まだ駐車場にいた彼を病院に呼び戻します。おかげで、メレディスの予想通り脳卒中を起こしていたミッチは、適切な処置を受けることができて命拾い。メレディス、すばらしい洞察力&判断!
ちなみに、ミッチには恋人のジアが付き添っていましたが、彼女はミッチの病状よりも予定していたディナーや旅行のことを気にしてばかり。まさに「悪魔のような女」。最終的にミッチは彼女と別れることを決断しましたが、正しい選択だったと思います。

 

アレックスはこの日の夜はオフ。患者からバスケの試合のチケットを2枚もらった彼は、試合に行く前に病院に顔を出し、たまっているカルテのサイン書きに精を出します。途中、エイプリルにサイン偽造を頼んで断られるものの、バスケ好きのルーシーがカルテ書きに協力。何とか試合開始前に処理を終わらせました。
でも、アレックスは結局試合には行かず。脚の整復の件で、いつまでも手当を受けられずにいるネイサンのことを放っておけず、自らネイサンの処置を買って出たんです。ネイサンに好きな色を尋ねて、その色のギプスを用意してあげるあたり、アレックスって本当に優しいし子どもの扱いがうまい! その様子を見ていたルーシー、ますますアレックスに惚れちゃった!?
なお、アレックスからチケットを譲り受けたジャクソン。レクシーを誘ってました。この2人、急接近ですね。

 

Bamen15_7クリスティーナは、生まれてくる子どもの後見人になってほしいとカリーに頼まれますが、その話を聞いたメレディスは、「断るのが当然」とキッパリ。目下、不妊治療中のメレディス、クリスティーナが別の子どもの後見人になったら、自分には子どもができないと言われているような気がして、こんなことを言ったようです。不妊期間中にナーバスになるメレディスの心境、結構リアル。クリスティーナは、親友を苦しめてまで後見人になるのは気が引けたと見えて、カリーの申し出を断ることに。

 

そうそう! ベイリーがイーライに誘われて、ついに当直室を不適切な目的で使用!! しかもそれをデレクに見られてしまうという…。あのベイリーの悲鳴と、その後のデレクの反応、面白かったです。

 

というわけで、以上の出来事がすべて同時進行した1時間。ERを仕切りながら自分の不妊治療のことも忘れず、緊急オペ、患者の死亡宣告、遺族への連絡などを次々とこなしていくメレディス。彼女の心境が臨場感たっぷりに伝わってきました。
また、こうしてメレディスの視点で描きつつも、デレクやクリスティーナら、いつものメンバーもさりげなく全員登場。アレックス&ルーシー、レクシー&ジャクソン、ベイリー&イーライ、テディ&ヘンリー、リチャード&アデルらのドラマもバランス良く盛り込まれていて。ベイリー&イーライの件はもちろん、デレクとメレディス、エレベーターの中で何を始めるのかと思いきや排卵誘発剤の注射! と笑いのエッセンスもバッチリ。とにかくシナリオの完成度が高いな、という印象を受けました。テディやジャクソン、エイプリルら、魅力的なキャラクターが増えるのは嬉しいことですが、オリジナルのキャストの出番にもう少し時間を割いてほしいと思うことも多いので、今回は本当に大満足!
それにしてもメレディス、とてもいいキャラに成長したな、とあらためて感じますね。


【トリビア:ゲスト】
ネイサンの父親役は、「名探偵モンク」のランドール・ディッシャー警部補役でおなじみのジェイソン・グレイ=スタンフォード。
ウィリアム役は、「エド~ボーリング弁護士」のマイク・バートン役のジョシュ・ランドール。
ネイサン役は、「クリミナル・マインド FBI行動分析課」でホッチの息子ジャックを演じているケイド・オーウェンス君。


【注目のセリフ】
「潜在的利点を考えるべきだ。しびれるような快感とか、興奮を味わえる潜在的利点を」by イーライ
 ……ベイリーにまで当直室を不適切使用させないで~!
「バスケ好きならダメ男感がちょっと薄れた」by ルーシー
 ……バスケ好きと知る前からアレックスに興味があるように見えたけど。
「ナイフスタンドはどこ?」by クリスティーナ
 ……頭にナイフが突き刺さってるからって、スタンド呼ばわりはちょっと…。
「いや、何でもない。使用中だった。ドアの向こうで何を見たか聞かないでくれ」by デレク
 ……ベイリーの叫び声には笑えた!
「あっ、ちょと待って。ここ血が付いてる」by クリスティーナ
 ……メレディスの血をぬぐってあげるこのシーン、すごく良かった!


【メレディスの一言】
1時間、その間にすべてが変わる。永久に…
命拾いをする1時間
考えが変わる1時間
1時間が自分へのご褒美ということもある
ある人にとって1時間は何の意味もない
ある人にとって1時間がすべてを左右する
でも結局1時間に過ぎない
時間の一部
膨大な時が続く
60分、3600秒、それだけ
また1時間が始まる
次の1時間がどうなるかは分からない


【鑑賞MEMO】
ジェフ・バグウェル

MLBヒューストン・アストロズに所属した元プロ野球選手。
元プロのピッチャーだったというヘンリーは、彼と一度対戦したことがあるとのこと。


【曲情報】
♪"Love Like A Sunset Pt. 1" Phoenix

オープニング、メレディスのナレーションシーンと、オリヴァーの緊急オペのシーンで。
♪"Bourgeois Shangri-La" Miss Li
デレクがエレベーターの中でメレディスに排卵誘発剤を打ち、アレックスがエレベーターの中でルーシーに試されるシーンで。
♪"Lose Control" Back Ted N-Ted
エンディング、患者のミッチが恋人のジアに別れを告げ、ヘンリーがウィリアムの件でテディに助言し、ベイリーとイーライが不適切な休憩を終え、スチュワートを見送った後にジャクソンがレクシーをバスケの試合に誘い、ネイサンの処置をするアレックスをルーシーが見つめ、リチャードがアデルを連れ帰り、メレディスがERで対応を続けるシーンで。

2011.10.26|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

10月19日(水) #14「危険な賭け」

Bamen14_aアリゾナとマークは妊婦となったカリーに食生活を改めるよう要求し、毎日飲んでいたコーヒーも控えるよう迫る。その日、大手術の担当を予定していたカリーは、カフェイン不足によるイライラを募らせ…。一方、以前メレディスから提供された肝臓の移植を受けたザッチャーが腹痛を訴えて入院。レクシーは肝臓の拒絶反応が起きているのではと心配するが、そこに若い女性が現れてザッチャーとイチャイチャし始め…。


デレクの臨床試験の助手として張り切るメレディスに、リチャードが別の臨床試験の助手を頼みたいと持ちかけます。それは、亡きエリスによる糖尿病の膵島細胞移植がらみの治療法についての研究。リチャード、前回のツイッター騒動でエリスの研究のことを思い出し、それを引き継ぐことにしたようです。「娘である君に研究の相続権がある」というリチャードの言葉にメレディスは揺れます。

Bamen14_5そんな中、ザッチャーが腹痛を訴えて病院を訪れ、ベイリーが彼を入院させます。まさか、メレディスが提供した肝臓に対する拒否反応!? 知らせを受けたレクシーは急いでザッチャーのところへ。ところがそこに若い女性が現れて、いきなりザッチャーにキス! これにはレクシーも開いた口がふさがりません。実はこの女性、ザッチャーが断酒会で知り合って付き合うようになった恋人のダニエル。ザッチャー、娘と同じくらいの年齢の女性と付き合うなんて、隅に置けないですよね…。しかもダニエル、腕にタトゥーですよ、タトゥー! レクシーが怒る気持ちも分かります(とはいうものの、レクシー、かなり子どもっぽいですが…)。

Bamen14_4ただでさえ、マークから突然カリーの妊娠を告げられてショックを受けていたレクシーは、検査技師にまで当たり散らす始末。そんな彼女の姿を見かけたマークは、この日、美形を理由に自分の下につけたジャクソンに、レクシーがいらついている理由を探ってこいと命じます。オペの執刀というご褒美をちらつかされたジャクソン、すっかりマークの言いなり。しまいには、レクシーの話し相手になってやれと、彼女のお守り役まで仰せつかります。

Bamen14_7その後、ザッチャーは腎臓結石と判明。ベイリーによるオペを受けることに。レクシーは自然排出を待っていられないほど大きな結石を抱えることとなってしまったザッチャーのことを「自業自得!」とバッサリ。でも、メレディスから「大人になれ」とたしなめられます。メレディス、ザッチャーには散々傷つけられてきた経緯があるのに、なかなか寛容。さすがは姉ですね。
マークの指令を受けたジャクソンは、甘い物が好きなレクシーにチョコを差し出し、彼女の口を開かせることに成功します。でも、ジャクソンは「マークに子どもができることでも傷ついている」という彼女の本音をマークには報告せず…。
一方、ジャクソンにいたわられて気を取り直したレクシーの方は、たまには電話を入れるよう父に言ってくれとダニエルに告げます。事実上、彼女とザッチャーの交際を認めたかたちですね。
そして、仕事を終え、ロッカー室で一緒になったジャクソンとレクシー。ジャクソンはまたしても裸の上半身を見せつけ、その勢いで(?)レクシーをジョーの店に誘います。レクシーは明日行こうと返答。うわ、やっぱりこういう展開ですか!? レクシーの話を聞いてやっている時のジャクソン、マークに頼まれたからじゃなく、真剣にレクシーの力になろうとしているように見えましたもんね。それに、レクシーもジャクソンのことはまんざらでもない様子だし。個人的には、レクシーにはマークとのこと、もう少し踏ん張ってほしいと思っていたんですが…。

 

一方、妊婦となったカリーは、アリゾナとマークから食生活を改めろと、文句を言われっぱなし。特に、カフェインは母胎に悪いという理由から、大好きなコーヒーまで断てと言われたもんだから、イライラは募る一方です。
そんなカリー、オーウェンやエイプリルとともに、ネットにアップするおバカ動画を撮るために、自ら巨大ゴム銃の弾となって飛び、レンガの壁に激突して大ケガを負ったランディという若者を担当します。彼自身も相棒のマーカスも、こんな事態になってもまったくこりていないようで、マーカスは病院でもカメラを回し続け…。ほんとあきれる2人組です。
ランディのオペはかなり大がかりなものになるわけですが、カフェイン抜きでイライラが絶頂に達しているカリーは限界寸前。オーウェンはオペ中にもかかわらず、エイプリルにコーヒーを買いに行かせます。このオーウェンの判断にホッとするカリー。「どうしたいかは本人が決めること、周りにとやかく言われる筋合いじゃない」という結論に達したというわけですね。ランディのオペを無事に終えて家に戻ったカリーは、「これからはすべて多数決で決める」とアリゾナとマークに宣言。しかも、自分の票のほかに、お腹の赤ちゃんの1票、赤ちゃんを押し出す“ヴァギナ票”としても1票を持っているんだと、強引な理屈を持ち出してアリゾナとマークをねじ伏せちゃいました。さすが!
そうそう、今回、登場シーンの少なかったオーウェン、おバカな2人を改心させるのに一役買っていました。手榴弾の前に身を投げて6人の兵士を救うために大ケガを負った患者と、ネットで笑われるために大ケガを負った患者、この違いは歴然としてます。説得力のある比較をされたことで、ランディとマーカスもようやく自分たちの行動の浅はかさを思い知ったみたい。

 

Bamen14_9アレックスは、まだ予定日前ながら心臓に問題がある胎児をアリゾナと担当。胎児は、脳死で生まれた赤ちゃんから心臓をもらい移植手術を受けることになっていたのですが、そのドナーの赤ちゃんの出産を担当した産婦人科医のルーシーに対し無神経な言葉を吐き、彼女の怒りを買ってしまいます。ドナーの赤ちゃんの心臓のことを「キャベツ畑のカブ」と表現するなんて、確かにデリカシーないですよね。ルーシーはこのことをアリゾナにも報告。その結果、アレックスは担当を外されてしまいます。
結局、アレックスが担当するはずだった胎児は、無事帝王切開で産まれ、そのまま心臓移植手術を受けることに。もはや自分の担当ではなくなっても、経過が心配なアレックスは見学室からルーシーとともにオペを見守ります。ルーシーはアレックスの謝罪も受け入れず、相変わらず彼に冷たい態度を取りますが、後から「乱暴だけど思いやりがある男」とアレックスの人柄についてアリゾナから聞かされ、ちょっと見方を変えた様子。エンディング、2人でエレベーターに乗り合わせるシーンには、「この2人、絶対にこの先何かある!」と感じさせる瞬間が!

 

Bamen14_1そして、デレクによる認知症、リチャードによる糖尿病、どちらの臨床試験の助手になるか迷っていたメレディス。最終的にはデレクの助手を続けると決めます。「日記に記された外科医としてのエリスは自分の知っている母親とは別人。研究はリチャードが引き継げばいい。自分は母を苦しめた病気の治療法を研究したい」、それが彼女の出した答えでした。では、リチャードの臨床試験の助手は誰に? これについては、おいおい明らかになりそうです。


【トリビア:ゲスト】
ダニエル役は、「秘密情報部 トーチウッド」の最新第4シーズン(日本未放送)にエスター・ドラモンド役でレギュラー出演しているアレクサ・ハヴィンズ。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「P.Y.T. (Pretty Young Thing)」は、マイケル・ジャクソンのアルバム『スリラー』からの第6弾シングル“P.Y.T. (Pretty Young Thing)”からの引用。


【注目のセリフ】
「医学の歴史に自分の名前を残すチャンスを2つも与えられて、選べない~とかグチ言ってると横っ面殴るよ」by クリスティーナ
 ……おお、コワっ…。
「じゃ何? こっそりきて騒がれないうちにメレディスの肝臓を拒絶しようって魂胆?」by レクシー
 ……肝臓を拒否する魂胆って。レクシー、面白い!
「そうか緑の瞳よ。美形な男の悩みは置いておけ」by マーク
 ……マークからも、美形を武器にしろと言われるジャクソンって…。
「母親になるのをあれだけためらってた人がスゴイ。完全に罪悪感植え付けてる」by テディ
 ……アリゾナに鋭い指摘! 図星!
「家族じゃない。あなたは中年男の強壮剤」by レクシー
 ……ザッチャーの恋人に、強烈過ぎる一言!


【メレディスの一言】
医者は優先順位の付け方を苦労して学ぶ
命も手足も全力で救えと教わる
でも命を救うためにやむを得ない時は迷わず手足を切る
容易な判断じゃない
決め手になるのは常にこの問いかけ
「どんなリスクがあるか」
「どれだけ損してどれだけ得するか」
医者はギャンブラー
目指すは一文無しにならないこと


【鑑賞MEMO】
ヘルズ・エンジェルス

アメリカのオートバイ・クラブ。
クリスティーナいわく、ザッチャーの恋人のダニエルは「ヘルズ・エンジェルス風」とのこと。


【曲情報】
♪"Speed Of Sound" Communist Daughter

オープニング、臨床試験の助手として仕事をこなすメレディスに、新たな臨床試験の助手になってほしいとリチャードが誘うシーンで。
♪"Everything At Once" Lenka
カリーがコーヒーを飲むのを我慢し、ランチ中、クリスティーナたちがメレディスに与えられた2つの臨床試験の選択肢について話し、レクシーがザッチャーの件をメレディスに伝えるシーンで。
♪"Soundtrack To The End" Communist Daughter
アレックスは乱暴だか思いやりがあると、アリゾナがルーシーに話し、ジャクソンがマークのオペに入り、メレディスが臨床試験の被験者にテストを行うシーンで。
♪"I Want A House" Twin Sister
エンディング、リチャードの臨床試験には参加しないと決めたメレディスが、それをリチャードにもデレクにも伝え、ジャクソンがレクシーをジョーの店に誘い、カリーが「食生活に気をつけるが、1日1杯コーヒーを飲む」と宣言するシーンで。

2011.10.19|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

10月12日(水) #13「真実の痛み」

Bamen13_3認知症の臨床試験が始まる。薬の効果を調べるため、被験者の半数には治験薬、残りの半数には偽薬(プラセボ)を投与。2年間経過を見ることに。メレディスはデレクが自分ではなく、アレックスを助手にしたことに腹を立てていたが、認知症患者の扱いに困っていたアレックスに的確なアドバイスを与える。一方、クリスティーナとジャクソンはチーフ・レジデントの座に少しでも近付くため、テディの助手になろうと争い合い…。


デレクによる認知症の臨床試験がいよいよ始まりました! 治験薬の効果を調べるため、被験者の半数には治験薬、残りの半数には偽薬(プラセボ)を与えるというこの試験、被験者の誰に治療薬を、誰に偽薬を与えるかは直前まで分からないというから、被験者の運も試されます。

Bamen13_4そして、デレクがこの臨床試験の助手に選んだのはアレックス。助手を希望していたメレディスは怒る、怒る! アレックスは実力で選ばれたと得意顔ですが、この後、認知症患者とその家族への対応に頭を悩ませることになります。たとえば、献身的な自分の妻を認識できず、別人を妻だと思い込む被験者ダニエルの件では、妻のアリソンから「自分の夫には偽薬ではなく治療薬を与えてほしい」と懇願されて…。すっかり気が滅入るアレックスは、認知症の母エリスの面倒を見た経験を持つメレディスからアドバイスを受けます。そして、オペで偽薬を投与され、術後も症状に変化のない夫に絶望する妻アリソンに、今度はすばらしい励ましの言葉をかけます。アリソンはおかげで気を取り直して前向きに。デレクはそんなアレックスに感心しますが、実は全部メレディスの受け売りと知り、やはりメレディスを助手にすると決めます。そもそも、アレックスが痴呆症の臨床試験っていうのも、ちょっとピンとこないですしね。

 

Bamen13_11前回、妊娠という衝撃的な事実をアリゾナに明かしたカリー。もちろん、父親であるマークにも打ち明けます。マークは想像していたとおり妊娠報告に大喜び。でも、問題はレクシー。ようやくマークと復縁したというのに、ここにきてカリーがマークの子を妊娠していると知ったらどうなることか。結果は見えてますよね。
レクシーのことはひとまず置いておいて、アリゾナの方もやっぱり怒ってます。別れていた期間とはいえ、カリーが男であるマークとまた関係を持ったとなれば、面白くないのは当然のこと。でも、カリーのことを本気で愛しているアリゾナ。戸惑いながらも子育てに参加することを決めます。赤ちゃんには3人の親、というわけですね。

Bamen13_6そんな中、ホルモンの関係か情緒不安定になっているカリーは、問題のない出血にも不安を覚え、産婦人科医ルーシー・フィールズ(←新キャラ登場!)の診察台に座ったきり。マークとアリゾナはそんなカリーに振り回されるものの、ついに赤ちゃんの心拍を見たときには3人ともすばらしい感動を覚えて…。
で、問題はレクシーですよ、レクシー。マークはカリーの妊娠をついにレクシーに打ち明けますが、以前も子供をめぐる価値観の違いで別れた経緯があるだけに、同じことを繰り返すマークの無責任さにレクシーは怒り心頭。復縁して間もないというのに、また破局!?

 

クリスティーナとジャクソンはチーフ・レジデントの椅子に少しでも近付こうと、テディの助手についてバイパス術に参加しようと火花を散らします。結局、泥仕合の末に助手の座を手にしたのはクリスティーナ! ジャクソン、彼女の前でトラウマの話を持ち出したりするから、彼女の泣き真似にだまされて出し抜かれる結果に…。まあ、相手は手強いクリスティーナだから仕方ないか? オペに入るためなら手段を選ばない邪悪なクリスティーナが戻ってきたのは、ある意味喜ばしいことでもありますしね。

 

Bamen13_a一方で、今回は番組内にツイッターが登場。こういうコミュニケーション・サービスが番組のネタになるというか、医学の現場で使われるような時代になったんですね。
で、その先駆けがベイリー。彼女は後進育成のためツイッターでオペを実況解説します。それを知ったリチャードは、訴訟の種になると考えてツイッターの使用を禁止しますが、その後、ツイッターのおかげで自家膵島細胞移植が成功したことをきっかけに態度を軟化。ついには在りし日のエリスの妙技をツイッターで教授するようベイリーに指示するまでに! こういうリチャードの乗りやすいところ、好きです。

 

さて、今回のエピソード、オーウェン役のケヴィン・マクキッドの監督エピソードでした。「グレイズ・アナトミー」のWebサイトにアップされる“ウェビソード”(ウェブ配信のミニシリーズ)の監督は経験済みのケヴィンですが、本格的なエピソードの監督は今回がお初。本人の登場シーンが少なかったのは、監督業に集中していたせいだったんですね。


【トリビア:ゲスト】
産婦人科医のルーシー・フィールズ役は、映画『トランスフォーマー』『シャッター』などで知られるレイチェル・テイラー。
アリソン役は、「LOST」のローズ役のL・スコット・コードウェル。
ダニエル役は、「犯罪捜査官ネイビーファイル」の裁判長役のハリソン・ペイジ。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Don't Deceive Me (Please Don't Go)」は、Chuck Willisの曲“Don't Deceive Me (Please Don't Go)”からの引用。


【注目のセリフ】
「雑草なんかじゃない。力強いオークだ。俺たちは最高の親になる」by マーク
 ……力強いオーク、胎児のたとえとしては微妙。
「マークは一応人間だし遺伝子はいい」by アリゾナ
 ……“一応”って…。
「ネットでベイリーのスリットを見たいんだが」by リチャード
 ……ツイートをスリットだなんて。かわいい言い間違い。
「あなたって邪悪」by メレディス
 ……クリスティーナは邪悪でなんぼのもの。
「自分の妻って色眼鏡なしで見てください。この仕事に耐えられる根暗はあいつぐらいです」by アレックス
 ……確かに根暗さではメレディスが上かも。


【メレディスの一言】
医者は毎日人を欺く
患者を、家族を
誰よりも欺いているのは自分自身
だからこそ気付くのに時間がかかる
真実が目の前にあることに


【鑑賞MEMO】
トゥーペ手術
逆流性食道炎の治療として行われる手術。胃で食道を巻きつけて逆流防止弁を作成する。
レクシーたちはリチャードのオペ中、ベイリーによるトゥーペ手術の経過をツイッターでフォローしていた。

 

胃亜全摘手術
胃全体ではなく半分や1/3など部分的に摘出する手術のこと。

 

リコルディ・チャンバー
膵臓を化学的および機械的に分解し、膵島を分離するために使用される器具。分離された膵島をインスリン依存糖尿病患者の肝臓の門脈の中に移植、それが生着すると、血糖値に反応してインスリンが分泌されるようになり、インスリン注射が不要になったり、インスリンの減量が可能となって血糖のコントロールが容易になったりといった効果が期待できる。
ツイッターのおかげで、ベイリーは摘出した患者の膵臓を持ってリコルディ・チャンバーのある病院に出向いて膵島を分離、それを患者に移植するというオペの成功にこぎ着けた。


【曲情報】
♪"Get Some" Lykke Li

オープニング、デレクの臨床試験の第一号となる被験者のオペが行われるシーンで。
♪"Fresh Pair of Eyes" Brooke Waggoner
デレクの臨床試験の助手となり、認知症患者のケアに戸惑うアレックスに対し、メレディスが認知症の母エリスの世話をした経験を話してやるシーンで。
♪"Hero's Welcome" Archangel
リチャードがオペ中のツイッターへの返信をレクシーに口頭で伝え、クリスティーナがテディの助手として冠動脈バイパス術のオペで吻合をし、デレクとアレックスがダニエルのオペで彼に偽薬を投与するシーンで。
♪"Both Sides Are Even" The Boxer Rebellion
エンディング、カリーとアリゾナが和解し、カリーの妊娠をマークに告げられたレクシーが、怒って彼の部屋を出て行き、デレクが臨床試験の助手をメレディスに変えることを、メレディス本人に伝えるシーンで。

2011.10.12|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

ミュージック・エピソード、歌も日本語版キャストが吹き替えます!

Rimg0334現在放送中のシーズン7の第18話は、ミュージック・エピソード。ミュージカルでも活躍し、歌唱力に定評のあるカリー役のサラ・ラミレスやベイリー役のチャンドラ・ウィルソンら、キャストたちが見事な歌声を披露。斬新な演出もさることながら、ストーリーも衝撃的かつ感動的な名エピソードで、現地アメリカでも大きな話題となりました。

さて、日本語吹き替え版では、歌のシーンをどう扱うのでしょうか? 実は、歌詞をすべて日本語に訳し、日本語吹き替え版のキャストが歌も吹き替えることになったんです!そして現在、その歌の収録が着々と進行中です。 このブログでも、収録現場への潜入リポートを近々お届けする予定。どうぞ、ご期待ください!

2011.10. 6|お知らせ、グレイズ・アナトミー7、ミニコラム|コメント(2)トラックバック(0)

10月5日(水) #12「私の評価」

Bamen12_aメディカルスクールの1年生が病院見学に訪れ、レジデントたちがマンツーマンで指導にあたることに。リチャードが次期チーフ・レジデントを選考中だと発表したため、みんなのやる気もグッと上がる。そんな中、トリチャー・コリンズ症候群で頬骨を再建したいと考えているアリゾナの担当患者に、マークが実験的なオペを提案。アリゾナは真っ向からそれを否定するが…。一方、テディと結婚したヘンリーはついに手術を受けることとなり…。


今回は、メディカルスクールの1年生が病院見学に訪れます。レジデントたちは、彼らのことを“ひよこちゃん”や“トイレも探せないバカども”と呼んで言いたい放題。そんな中、リチャードが次期チーフ・レジデントを選考中と発表!メレディスたちは一気にソワソワし始めます。

 

テディと形ばかりの結婚をしたヘンリーは、彼女の医療保険に再加入したためオペを受けられることに。でも、ヘンリーの腫瘍は予想以上に大きく、副腎だけでなく腎臓も取る必要があると判明。しかも、いざ開腹してみたら膵臓にも嚢胞が見つかって…。テディが保険のためにヘンリーと結婚したと知り、「倫理にもとる」と批判的だったリチャードは、緊急連絡先に指定されていたテディを呼び出して、治療の判断を迫ります。そこで、焦ったのはテディ。まさか、自分がヘンリーの生死に関わるような判断をしなくてはならなくなるとは予想していなかったみたい。ちょっと読みが甘いですね。結局、戸惑いながらリチャードの判断に委ねるかたちに。ヘンリーは膵臓の大部分も失い、今後一生糖尿病に苦しむ可能性を背負い込むことになって…。
そんなヘンリー、生死に関わる判断をさせたテディに謝罪し、彼女を緊急連絡先に指定した事情を説明します。両親は他界し、姉はプラハにいる上に破産しており、友人は自分の元を去り、保険のために職場を転々としているため親しい同僚もおらず、テディの名前を緊急連絡先とするしかなかったのだと。ざっと聞いただけでヘンリーの状況、かなり悲惨。しかも、今後は糖尿病になるかもしれないわけだし…。テディのことをただの偽装結婚の相手ではなく唯一の友達なのだと訴えるヘンリー。テディとヘンリーの関係は、徐々に変化していく可能性が高いかも。

 

一方、再雇用が認められたアリゾナは、マークと一緒にトリチャー・コリンズ症候群のサラを担当。頬骨を再建してスポーツを楽しみたいと願っているサラに、マークは実験的なオペを提案しますが、アリゾナは真っ向から反対します。するとマークは、「聞く耳を持たないのが欠点」とアリゾナを批判。カリーに復縁を拒まれていることで反省し、少し謙虚になっているアリゾナはマークの提案を受け入れます。頑固なアリゾナにしては柔軟な判断でしたね。そして、サラのオペは大成功!
さらに、マークから「最大の欠点は逃げることだ」と指摘されたアリゾナ。辛いときに逃げたことをカリーに謝罪。もう一度やり直すチャンスを与えてほしいと懇願します。でも! カリーの答えはあまりにも衝撃的でした。何とマークとの子どもを妊娠しているとのこと! オープニングでカリーが取り乱して泣いていたのは、妊娠しているって気付いたからだったんですね。
個人的には、いつかカリーはマークの子を産むんじゃないかと予想してました。ただし、アリゾナとの子どもを持つためにマークの精子提供を受けて人工授精…なんて流れを考えていたので、この展開はちょっと意外でした。この先、カリー、アリゾナ、マークの3人は、どう関わっていくんでしょうか。

 

Bamen12_3_3そんな、大問題を抱えたカリーは、暴走した馬に踏まれてしまったブレイディという患者をオーウェンと一緒に担当します。実は、このブレイディ、今日同性の恋人カイルと役所へパートナー申請に行くはずでした。「ワシントン州では同性婚が禁止されているため、パートナー申請するしかないが、書類を出すだけではあまりにもムードがない。単なる事務手続きではなく、特別な記念日にしてブレイディを喜ばせたかった」と語るカイル。スコットランド人のブレイディを驚かせるために、馬車とバグパイプの楽団を手配したまではよかったものの、馬がバグパイプの音に驚いて暴走しちゃったというから災難。良かれと思ってしたことがすべて裏目に出て落ち込むカイルですが、「もうお前を許すから謝るな」とブレイディ。異性間の結婚と同等の権利が認められなくても、懸命に幸せを掴もうとする2人の姿を目の当たりにしたカリー、いろいろ考えさせられたと思います。

 

さてさて、インターンの面倒を見ているレジデントたちはというと…。

 

メレディスはキーラという学生と組みますが、目下子作り中で1日中妊娠検査に気を取られていたため、指導の方はおろそかに。
エドワードの面倒を見ることになったジャクソンは、端っから学生を過小評価。インターンよりも自分が学ぶことを優先。

Bamen12_11ハドソンと組んだエイプリルは、彼にうまく仕事を振れず、管理能力が問われる結果に。
フレッドという男子学生の担当となったクリスティーナは、相手が不慣れな学生でも容赦せず冷たい態度。でも、オペの見学中に気絶したフレッドのことを、あとで不器用ながらも慰めるという優しさも見せました。これには、クリスティーナを冷血漢と思っていたフレッドも見方を改めますが、時すでに遅し。実は、指導係に対する評価を学生たちはすでにリチャードに提出していたんです。もちろん、先にフレッドが提出したクリスティーナの評価は惨憺たるもの。メレディス、ジャクソン、エイプリルも同じくです。
では、リチャードから合格点をもらえたのは? セクシーな医学生のローレルに、下心見え見えで親切にしたアレックスだけでした。しかもローレルをメレディスの家にお持ち帰り!? アレックスってなかなか悪運が強い。

 

Bamen12_2というわけで、カリーの妊娠が衝撃的だった今回。妊娠検査薬を使いまくって空振りに終わったメレディスとは対照的でした。カリーの想定外の妊娠、そしてメレディスの不妊というこの状況、現地では放送後にファンの間でずいぶんと物議をかもしたようです。みなさんはこの展開、どう感じましたか?

 

Bamen12_7そうそう、その裏で看護師のイーライと不適切な関係を築きつつあるベイリーのことも忘れちゃいけません。イーライったら、仕事中にいきなりベイリーにキスをするなんて大胆。ベイリーもそれを楽しんでいる様子だし。彼女、いつからこんなキャラに!?

 

さて、次回はオーウェン役のケヴィン・マクキッドの監督エピソードです。お楽しみに!


【トリビア:ゲスト】
カイル役は、「アンジェラ15歳の日々」のリッキー・バスケス役で知られるウィルソン・クルーズ。
フレッド役は、「バフィー~恋する十字架~」のウォーレン役でおなじみのアダム・ブッシュ。
キーラ役は、「フラッシュフォワード」のマーシー役のエイミー・ロソフ。
ローレル役は、「GREEK ~ときめき★キャンパスライフ」のアシュリー役のアンバー・スティーヴンス。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Start Me Up」は、Rolling Stonesの曲“Start Me Up”からの引用。


【注目のセリフ】
「あんたらは食卓の子どもと同じ。見えるところにいて黙ってて」by クリスティーナ
 ……メディカルスクールの1年生って、本当に言われ放題。
「これ、油性マジックだったかもしれない。悪いな」by マーク
 ……スキンヘッドだったばかりに実験台にされた学生、お気の毒さま。
「これが不適切だって言うなら、この病院にはびこってるのも不適切な関係ばかりでしょ」by テディ
 ……ベイリーまでもが不適切組に仲間入りとは。
「ちょっと何? オシッコで疲れてんの? そんなんじゃ持たないよ。ウンチまみれの赤ん坊がずっとオッパイにぶら下がるようになったら」by クリスティーナ
 ……露骨過ぎるー。


【メレディスの一言】
すべてを白紙にしてやり直したいと誰もが願う
でも簡単なことじゃない
神話の中で、繰り返し岩を運ぶ男(※)は言うだろう
「やり直しも楽じゃない」

※神話の中で繰り返し岩を運ぶ男とは、ギリシア神話でゼウスの怒りに触れ、死後、地獄に落とされて大石を山頂まで押し上げる罰を受けたシシュフォスのこと。大石は、あと一息のところで必ず転げ落ち、シシュフォスは何度も大石を運び続ける運命に…。


【病名MEMO】
トリチャー・コリンズ症候群

顔の骨の形成が阻害される稀有な遺伝子疾患。


【曲情報】
♪"Cry Baby" Cee Lo Green

オープニング、妊娠検査薬が陰性と出たのにメレディスががっかりし、カリーがバスルームで取り乱したあと、又貸ししているアパートに越してこようとするアリゾナに出て行くよう言い放つシーンで。
♪"Under Rays" Eux Autres
メレディス、クリスティーナ、レクシー、エイプリル、ジャクソンがランチを取るかたわら、アレックスが下心見え見えで学生のローレルを指導するシーンで。
♪"Harder Than Easy" Jack Savoretti
テディを緊急連絡先に指定した理由をヘンリーが説明するシーンで。
♪"England" The National
エンディング、「逃げるのが欠点」だと認めた上で謝罪するアリゾナに対し、カリーがマークの子を妊娠していると告げるシーンで。

2011.10. 5|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

9月28日(水) #11「甦る悪夢」

Bamen11_a病院での乱射事件から数カ月が経ったある日、シアトルの大学で乱射事件が発生し、銃弾を浴びた学生や教員が次々に搬送されてくる。よみがえる感情をこらえ、懸命に治療にあたる医師たち。デレクとメレディスは、学生と逃げる途中で窓から転落した教授を担当。メレディスは待合室にいる教授の妻に、治療の状況を逐一報告しに行くが…。一方、ひとりシアトルを市内観光する途中で乱射事件を知ったクリスティーナは…。


Bamen11_9前回、いきなり患者ヘンリーと結婚すると言い出したテディ。本当に結婚しちゃった! 結婚の立ち会いを求められたオーウェンもビックリです。でも、これって一種の偽装結婚ですよね? 医療保険詐欺防止調査協会によると、保険金詐欺には当たらないらしいんですが、倫理的には問題がないとは言えないし…。

そんな中、シアトルのパシフィック大学で乱射事件が発生し、撃たれた学生や教員がシアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院にも搬送されることに。まだ病院での乱射事件から数カ月しか経っておらず、医師たちもそれぞれがトラウマを抱えたままだというのに、何とも皮肉な…。レクシーは半ばパニック状態、エイプリルも泣きべそ状態。

 

病院には続々と救急車が到着。デレクとメレディスは、学生と一緒に窓から逃げる途中で転落し、頭を強打したスタージョン教授を担当します。知らせを受けて病院に駆けつけた彼の妻は、待合室で涙に暮れていて…。メレディスは彼女に逐一状況を報告しに行きますが、デレクはそんなメレディスの態度が面白くない。オペより患者の妻を優先するのは本末転倒と言いたかったのでしょう。でも、メレディスの気持ちもよく分かります。彼女も病院での乱射事件の際、“待合室の妻”という立場を経験し、その辛さを味わったのだから。デレクやクリスティーナと同様に、自分もトラウマを抱えているのだと訴えるメレディス。デレクも、メレディスの気持ちがようやく分かったみたい。

 

Bamen11_7アレックスはスタークの下につき、脚と腹部を撃たれた15歳の少女ケリー・ケックを担当。スタークは「命を救うには脚を切断するしかない」と主張しますが、カリーなら脚を救えるはずだと直感したアレックスがそこで待ったをかけます。そして、カリーに拒まれた上に、再雇用も認めてもらえず、すっかり居場所を失って見学室にたたずんでいるアリゾナに、「何とかしてくれ!」とアピール。アレックス同様、スタークの判断もその言い草も気に入らないアリゾナは、非常事態を理由にリチャードから診療の許可を取り付けると、カリーをつかまえてケリーのオペ室へ。アレックスの体を張った妨害により何とか脚の切断を免れていたケリーは、カリー、アリゾナによるオペのおかげで、脚を失わずに済みました。アレックス、お手柄!
その後、オペの結果に気をよくしたアリゾナは、これぞ関係修復のチャンス! と言わんばかりにカリーに謝罪し、愛してると伝えますが、こちらはオペのようにはうまくいかず。今のカリーは、アリゾナを受け入れられる状態にはない模様。アリゾナ、とりあえず再雇用を認めてもらえただけでも良しとしなくちゃ…ですかね。

 

オーウェンの指示のもと、エイプリルは急遽外傷治療の場と化した外来回復室をてきぱきと切り盛り(やっぱりエイプリルって外傷外科向き?)。ケリーの治療をアリゾナとカリーに託したアレックスは外来回復室に合流し、ベイリーから任された青年チャック・ファウラーを治療します。チャックは一時心肺停止に陥るものの、チャールズの記憶を重ねて励ますベイリーの言葉が効いたのか、心拍が戻ってホッ。いっぱいいっぱいの様子だったレクシーも、マークの冷静な指示のおかげで徐々に落ち着きを取り戻し、頭蓋内出血の患者にバーホールを開けるという処置を見事にこなします。外来回復室、見事な連携プレーの連続!

 

リチャードは、乱射事件の時に出会ったマーティ巡査部長の部下のマイケル・ファジオリ巡査の治療にあたります。彼は唯一、犯人の顔を見た人物。リチャードたちは薬で巡査を目覚めさせ、痛みに苦しむ彼から犯人の特徴を聞き出すと、オペ室が確保できない中、外傷室でオペを敢行。無事、巡査の命を救います。

 

その頃、テディは胸に銃弾を受けて心臓に穴が開き、現場で緊急開胸術を施されたという青年ジャレッド・スウォークのオペを行っていました。それも、クリスティーナと一緒に! 実は、シアトル観光に行くつもりだったクリスティーナは、何台もの救急車が通りを行き交う様子を目の当たりにし、誘われるようにパシフィック大学へ。そこで、すぐに胸を開く必要があるジャレッドの姿を見かけると、自ら開胸術を施して一緒に救急車に同乗して病院へとやってきたのです。そして、心配するオーウェンをよそに、クリスティーナはそのままオペ室へ。ついに、ついに、外科医クリスティーナの復活です!
ところが、しばらくしてオペ室にやって来たリチャードの話から衝撃的な事実が判明します。何とこのジャレッドこそ乱射事件の犯人!! 一緒にオペに入っていたジャクソンは、罪のない多くの人を撃った犯人を救おうとしているという事実に拒絶反応をあらわにすると、オペを放棄して出て行ってしまいます。でも、クリスティーナは医師としての誓いに背くことなく、そのままオペ室に残ります。しかも、この判断は難しいことじゃなかったと後にテディに語っています。さすがクリスティーナ!
それにしても、この一連の流れ、「プライベート・プラクティス」で、マヤにケガを負わせた相手と知らずに治療していたサムを思い出させる展開。考えさせられる話ですよね。

 

一方、オペ室を出たジャクソンは犯人への憎しみを募らせていましたが、弟アーロンが自分の妹を殺しかけたと話すアレックスの「犯人は心を病んでいる」という言葉にハッとします。そして、犯人の母親が息子の無事を祈って涙する姿を見かけると、自ら進んで治療の状況を彼女に説明。ジャクソン、一皮むけた瞬間かな?

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そして、それぞれの担当患者の治療を終えた医師たちは、まだ治療が続いている唯一の患者、犯人ジャレッドのオペを見ようと見学室に集まってきます。大勢が見守る中、テディとクリスティーナによるオペは成功。ジャレッドも命を取り留めます。
これで、シアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院に運び込まれた26人の患者たちは全員無事。たった一人の死者も出さなかったというのは本当にすごいこと。見学室に詰めていた面々のすすり泣きは、やがて笑いへ…(涙)。

 

というわけで、かなり感動させられる場面が多かった今回。最初は「どうしてよりにもよってまたシアトルで乱射事件が!?」と思ったけれど、結果的にこの事件がそれぞれのトラウマ克服に一役買った形になった点が良かったです。クリスティーナの復活がとにかく嬉しかったし(釣りの効果絶大!)、メレディスとの自然な和解シーンにもジーン…。病院前で繰り広げられるパシフィック大学の校歌の大合唱もとても印象的でした。
今回のエピソードを監督したのは、米国で始まったシーズン8でジャクソンの母親役を演じることになっているデビー・アレンなんですが、かなりいい仕事をしてくれたと思います。ちなみに、第16話も彼女の監督エピソードです。お楽しみに。


【トリビア:ゲスト】
「女捜査官グレイス ~天使の保護観察中」のジョン・ハナダルコ役のトム・アーウィンが、シーズン6の#23「サンクチュアリ」、#24「汚された聖域」に引き続きマーティ役で再登場。
犯人の母親役は、「L.A.ロー 七人の弁護士」のロクサーヌ“ロクシー”・メルマン役のスーザン・ラッタン。

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Disarm」は、Smashing Pumpkinsの曲“Disarm”からの引用。


【注目のセリフ】
「まず我々の務めを果たすことに全力を注ごうじゃないか。感傷に浸るのは後でいい」by リチャード
 ……まさに、この言葉通りの結果に!
「そいつをブロックしてカレフ! 脚に近づけないで!」by アリゾナ
 ……アレックス、アイオワ州選抜のレスラーだったの!?
「医者の務めを果たせ! 人が死にかけてる。ごちゃごちゃ言わずに命を救え!」by リチャード
 ……さすがのスタークも言い返す言葉なし。
「なぜクリスティーナは好きなようにしていいけど私はダメなの? 手術台の下に隠れたりバーテンやらないから?」by メレディス
 ……抗議の中にもユーモアあり。
「このボケナス! あんた、この青年をこっちの世界へ返しなさい。今すぐ!」by ベイリー
 ……ベイリーにかかると神もボケナス呼ばわり。


【メレディスの一言】
オペは非常手段
身体を刃物で切り、組織を取り出し、残りを元通りにする
人生を切り刻むメス、もしそんなものがあったら、ちょっと痛みを感じただけで、きっと切って、切って、切りまくる
いったんメスで切り取ったものは、元には戻せない
だから人生にメスはなくていい


【鑑賞MEMO】
映画『M★A★S★H マッシュ』

朝鮮戦争を舞台に、型破りな3人の軍医の暴走っぷりを描くブラック・コメディ。
「映画の『M★A★S★H マッシュ』、あれと同じだ」なんて言い方でエイプリルに外来回復室を任せるオーウェン。分かりやすい例えではあるけれど…。


【曲情報】
♪"Humanity (Love The Way It Should Be)" John Legend

オープニング、クリスティーナとの釣りの件でメレディスがデレクに不満をぶつけるシーンで。
♪"State Of Our Affairs" Mt. Desolation
エンディング、テディとヘンリーが形だけの結婚に祝杯をあげることにし、メレディスとクリスティーナが自然と和解するシーンで。

2011.9.28|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

9月21日(水) #10「あふれ出す感情」

Bamen10_aクリスティーナを一人にするのが心配なオーウェンは、日中釣りに行くというデレクに彼女を託す。クリスティーナを仕事に復帰させるべきだと考えているメレディスは、彼の過保護ぶりに反発し、病院で言い争いに…。一方、フォン・ヒッペル・リンドウ病を患うヘンリーは、保険金で医療費が払いきれなくなり、退院を余儀なくされる。それを知ったテディは、彼が優先医療給付金を受け取れる方法はないか考えを巡らし…。


Bamen10_2シーズン6の#18「重なる記憶」のイラクエピソード以来となる、本格的な野外ロケが組まれた今回のエピソード。クリスティーナとデレクの2人が、何と湖に釣りに出かけます。というのも、クリスティーナを一人にするのが心配なオーウェンが、日中釣りに行くというデレクに彼女を託したという流れ。クリスティーナが大自然嫌いなのを知っているメレディスは、クリスティーナが釣りに行くはずないと断言しますが、意外にもクリスティーナは釣りの支度をしてメレディスの家にやって来ます。1日も早く仕事に復帰させることがクリスティーナには必要だと考えているメレディスにしてみれば、デレクの釣りにクリスティーナを同行させるなんてことを思いついたオーウェンは過保護にしか見えないんでしょうね。クリスティーナとめっきり口をきくこともなくなったメレディスの歯がゆい気持ちも分かります。

Bamen10_5そして、そんなメレディス、病院ではオーウェンの下について、山で滑落してERに運び込まれた新婚夫婦を担当することに。妻のトリーナは軽傷で済んだものの、彼女の下敷きとなった夫は腹腔内出血がひどく重傷。メレディスはオーウェンと一緒に緊急オペを行いますが、結局、オーウェンの指示に従わなかったためオペ室を追い出されるハメに…。怒り心頭のメレディスは、オペを終えたオーウェンを捕まえて猛抗議。話はクリスティーナの扱いに及び、「クリスティーナが自分を保てなくなったのは、結婚してあなたに支えてもらえる環境ができてしまったから」とオーウェンを非難。けれどもオーウェンは「無謀で恐れ知らずのメレディスには、クリスティーナのオペを恐れる気持ちは分からない」と反論します。さすがのメレディスもこれには返す言葉がない…。確かに、銃を持った男に撃てと言えたり、患者の体内の砲弾をつかんだり、水難事故に遭ってももがくことをしなかったり…という人間はなかなかいないですから。

 

「瘻孔」というライフワークに取り組んでいるベイリーは、瘻孔をなくすのに効果的な方法を見つけた者に、胆嚢を口から摘出するオペを担当させると宣言。レクシー、エイプリル、ジャクソンは、「我こそ!」と競い合ってリサーチを開始します。でも、その方法を示せたのは、レクシーでもエイプリルでもジャクソンでもなく、ちょっと癖のある、でもイケメンのベテラン看護師イーライでした。彼は長年の経験から、術後3日目にドレーンを外せば瘻孔が生じる可能性が低いことを学んでいたんですね。ベイリーはこれにすっかり機嫌を良くし、何とイーライからの突然のデートの誘いにOKしちゃった! イーライ、確かに“瘻孔を語れる相手”だけれど、ベイリーのタイプには見えないし、ベンの方がずっと良かったと思うんだけどなあ…。

 

Bamen10_6医療保険金の給付が上限を超えて医療費が払えなくなり、退院を余儀なくされることとなったフォン・ヒッペル・リンドウ病という難病を患うヘンリーと出会ったテディ。彼の口から、「優先医療給付を受け取りたいがためにプロポーズしたが振られた」という話を聞くと、何とかして彼の力になれないかとリチャードに直談判。最終的には、自分が結婚してあげると言い出すからビックリ! いくらクリスマスシーズンだからって、いくらクリスティーナを追い込んだ責任を感じているからって、いくら何かいいことをして埋め合わせをしたいと思ったからって、初対面の患者と結婚を決めるなんて。完全に善意の範疇を超えてます! それにしてもテディ、相手がヘンリーのようなイイ男じゃなくても、やっぱり同じように結婚を申し出たかしら?

 

さてさて、釣りをするクリスティーナとデレクは? 釣りは静かにやるものだというのに、クリスティーナは落ち着かずにしゃべりっぱなし。でも、デレクに諭されて口を閉じた彼女は、静寂を味わううちについに大魚を釣り上げました! そして、記念撮影のため大魚を抱えたクリスティーナは、突然開眼でもしたかのように泣き出して…。その時の表情、とても良かった! 見守るデレクのまなざしも。
ちなみに、中国には「1時間幸せになりたいなら酒を飲みなさい。3日間幸せになりたいなら結婚しなさい。1週間幸せになりたいなら牛を飼いなさい。一生幸せになりたいなら釣りをしなさい」という古いことわざがあるんだとか。うつ病や総合失調症の集団レクリエーション療法として釣りを取り入れている病院もあるとのことだから、デレクは釣りの効果をある程度予測していたのかもしれませんね。

 

Bamen10_8レクシーを丸め込んで、強引にジョーの店に誘ったマーク。「いきなりキスされたのが夫との交際のきっかけ」という患者のトリーナのなれ初めにヒントを得たのか、「私たち、求めるものが違ってる」というレクシーの言葉を遮るように彼女に熱いキス! 復縁を拒んでいたレクシーも、久々のマークとのキスにすっかり酔いしれてしまい…。この2人、ついに復縁するんでしょうか!?

 

マークとのセックスで余計にアリゾナが恋しくなってしまったカリー。マークと寝る代わりに、集中できるほかの“何か”を探そうとします。そして見つけた“何か”が、スタークに冷たくあしらわれているアレックス。人工股関節置換術でその腕を見込んだカリーは、彼を自分のお抱えレジデントとして育てることに情熱を見いだすことに。でも、アレックスは再びスタークにつくことになり…。カリーの野望はあっという間に夢と消えました。
そして、そんなカリーに衝撃の展開が! アフリカに行ったはずのアリゾナが、カリー恋しさに戻ってきたんです! けれどもカリーは、彼女を受け入れるどころか、アパートのドアをバタンと閉めてしまった…。あんなにアリゾナを恋しがっていたはずなのに…。
なお、今回のアリゾナのアフリカ行きには、演じているジェシカ・キャプショーの出産という裏事情があったわけですが、思ったより復帰が早くてビックリです。

 

さて次回は、米国で9/22からスタートするシーズン8にジャクソンの母親役として登場することが決まっている、監督や振付師としても活躍するデビー・アレンがメガホンをとったエピソードです。どうぞお楽しみに!


【トリビア:ゲスト】
ヘンリー役は、「ザ・ユニット 米軍極秘部隊」や「フェリシティの青春」などでお馴染みのスコット・フォーリー。
イーライ役は、「レスキュー・ミー NYの英雄たち」で消防士フランコ・リヴェラを演じたダニエル・サンジャタ。
トリーナ役は、映画『DRAGONBALL EVOLUTION』のチチ役などで知られるジェイミー・チャン。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Adrift and at Peace」は、Nine Inch Nailsの曲“Adrift and at Peace”からの引用。


【注目のセリフ】
「明日は彼女に何をさせる? ベイリーとボウリング?」by メレディス
 ……オーウェンの言うように、この案、意外と面白そう。
「この医学賞は受け取っておかないと」by アレックス
 ……カリーに対する絶妙なフォロー!
「もう一人“私”を育てないと。あんたは男の“私”になれる」by カリー
 ……せっかくアレックスに生き甲斐を見いだしたのに…。
「あたし、ミランダ・ベイリー。瘻孔を治す医師です。ええ言いましたとも。ジョナス・ソークが治したのはポリオ。そしてミランダ・ベイリーが治すのは瘻孔」by ベイリー
 ……このセリフのあと、会議室を出て行くベイリーの身のこなしが笑えた!
「いいから撮って。今を忘れないように」by デレク
 ……ポラロイド写真のクリスティーナの表情、最高。


【メレディスの一言】
オペの目的は完全な回復
負った傷を癒やすこと
回復が早ければ早く安心できる
回復の遅い人は、何カ月も何年も時間をかけて、ようやく痛みを感じなくなる
オペのあとはただひたすら、耐えるしかない
何週間か何年かを耐え抜いて、いつか傷は癒えると思えたら、人生を取り戻せる
でもその保証はない


【病名MEMO】
フォン・ヒッペル・リンドウ病

血管が豊富な臓器において血管の異常な増殖が起こり、網膜の血管腫や中枢神経の血管芽腫、褐色細胞腫、腎臓癌などを生じる疾患。常染色体優性遺伝性疾患。

 

【医学用語MEMO】
低侵襲人工股関節置換(MIS-THA)

すり減った軟骨と傷んだ骨を切除して金属やプラスチックの人工の関節に置き換えるオペを、患者の負担を減らすために手術創を小さくして行う方法。
カリーはこのオペに自信あり!

 

【その他MEMO】
ジョナス・ソーク

ポリオ・ワクチンを開発したアメリカの医学者。


【曲情報】
♪"It's Christmas Time" Jules Larson

オープニング、メレディスの予想に反して、釣りに行く準備をしてクリスティーナがデレクのところにやって来て、マークとカリーがシャワーを浴びながら言い合いするシーンで。
♪"Merry Xmas" Basement Apartment
リチャードとのオペ中、ベイリーが胆嚢摘出のオペの権利をかけたコンテストをレクシー、
エイプリル、ジャクソンに提案し、エレベーターの中でメレディスからクリスティーナが釣りに行っていると聞かされたテディが、患者のヘンリーと出会うシーンで。
♪"Nun Gimmel Heh Shin" The Lee Vees
ヘンリーが優先医療給付金目当てでプロポーズしたものの振られたとテディに報告するシーンで。
♪"O Come All Ye Faithful" Ashton Allen
テディがヘンリーの件でリチャードに直談判するシーンで。
♪"The First Snowflake" Boy Least Likely To
クリスティーナが釣り上げた大魚を手に、泣きながら記念写真を撮ってもらうシーンで。
♪"Silent Night" Low
エンディング、マークがレクシーにキスをし、クリスティーナが釣りから自宅に戻り、メレディスがクリスティーナの様子をデレクに尋ね、カリーのところにアリゾナが戻ってくるシーンで。

2011.9.21|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

9月14日(水) #9「長い夜」

Bamen9_2デレクの助成金申請が通ったお祝いに、アテンディングたちはジョーの店へ向かい、バーテンダーとなったクリスティーナに遭遇する。一方、レジデントたちは夜勤へ。ERには、踏切を突破して列車と衝突した10代の兄弟が運ばれてくる。ジャクソンとレクシーは、ジョーの店にいたハントを呼び出してオペを始めるが…。また、メレディスは漏斗胸の術後に腹痛を訴えるようになった少年を担当する。


いやあ、驚きました! 何とクリスティーナがジョーの店でバーテンダーに!! 「仕事をしろ」とオーウェンにアドバイスされたそうですが、まさかバーテンの仕事を選ぶとは(しかもあの服装!)。ジョーの店にやって来たアテンディングたちが、カウンターの中にいる彼女を見つけて唖然とするのは当然です。しかもクリスティーナ、途中からは独身さよならパーティーを楽しむ客たちと一緒になって酔っ払い、ラップダンスを披露するに至る暴走っぷり。彼女のバーテン姿、もう見たくない…。

 

Bamen9_3ちなみに、この日アテンディングたちがジョーの店に集まったのは、認知症の臨床試験の助成金をもらえることになったデレクをお祝いするため。ところが、みんなデレクのお祝いそっちのけで、クリスティーナに負けじと(?)暴走し始めます。テディはネットで知り合った男性とのデートがうまくいかずに愚痴るわ、カリーもアリゾナとの破局にウジウジするわ、ベイリーは珍しくベロンベロンになるわ、とにかく女性陣がボロボロ。酔い覚ましに病院に戻ったベイリーは、聞かれてもいないのにベンとのことをエイプリルにペラペラ。おまけに“処女航海”についてのアドバイスまで。エイプリルはそんなベイリーに親近感を抱きますが、酔いが覚めればいつものベイリーに。エイプリル、ちょっと残念そうでしたね。

 

そんなエイプリル、離ればなれになるのがいやだと、互いの腕を接着剤でくっつけた10代のカップル、ローレン&ケンドリックを担当します。そして、アセトンを使って剥がそうとしますが、これがうまくいかない。結局、酔いが覚めた後のベイリーのアドバイスに従い、2人の腕を剥がすことに成功します。それにしても、接着剤で腕をくっつけるってかなりの荒技ですよね。そこまで思い合えるのはすごい。エイプリルも、アレックスと腕をくっつけるくらいの勇気があるなら、いっそのこと“処女航海”もいいかも。でも、今のところはベイリーの助言に従っておくのが得策かと。

 

エイプリル同様、夜勤のメレディス。スタークの後を引き継ぎ、漏斗胸の術後患者の少年ドリューを担当しますが、ドリューはしきりに腹痛を訴え…。自身が看護師である母親は「明らかに異常がある」と主張。メレディスもスタークを呼び出しますが、相手はあのスターク。不満げな顔で現れた彼は、ガスが原因だと決めつけてそそくさと帰って行ってしまうという怠惰ぶり。患者よりティラミスを取る医師って…。スターク、やはり強烈なキャラクターです。
ドリューの方はその後も腹痛が治まらず、母親は原因を突き止めるようメレディスを催促。自宅にいたリチャードにまで苦情の電話を入れたため、リチャードも病院へやって来ます。そして、CT検査が立て込んでいると知るや否や、リチャードは技師を一喝。おかげでスムーズにCT検査の結果が出て、ドリューは穿孔性潰瘍でオペが必要だと判明します。メレディスはあらためてスタークに連絡しますが、案の定応答なし。メレディスから相談をもちかけられたアレックスは、リチャードの強引な仕事の進め方を見習って強硬手段に出ることに。つまり、スターク抜きでオペをするということ! メレディスと一緒にオペをやり抜きドリューを救います。もちろん、後でこの経緯を知ったスタークはカンカン! でも、正しいことをしたのは誰なのか、ちゃんと見抜いているのがリチャード。スタークから大目玉を食らうアレックスとメレディスを見守る、彼の満足げな表情が良かった!

 

乱射事件で生き残った罪悪感に襲われ今も悪夢にうなされ続けているジャクソン。(←上半身裸はサービスカット!?) レクシーとともに、踏切を突破して列車と衝突したためERに運び込まれた10代の兄弟ルーカスとライリーを診察し、2人が重傷だったことからジョーの店にいるオーウェンを呼び出します。そして、駆けつけたオーウェンとともに必死で治療にあたるものの、弟のライリーの方は損傷がひどく、搬送直後に死亡。兄のルーカスは、事故に至ったのは自分のせいだと責め、弟の安否を心配します。そして、弟の死を知らないままオペを受けることに。
結局、ジャクソンの頑張りもあり、ルーカスのオペは成功。でも、合併症が起きる可能性が…。レクシーは、ライリーの死で打ちのめされている両親に、ルーカスのリスクについて説明すべきか悩みます。ジャクソンはそんなレクシーに「合併症のことより、ライリーが抱える罪悪感を気遣ってやるよう伝えるべき」と、自分の経験を踏まえてアドバイス。さらに、「気遣いは嬉しいはずだ」と言い添えます。実はこの言葉、悪夢にうなされ続けている自分に手を差し伸べようとしてくれたレクシーへの感謝の気持ちが込められていたんですね。いったんは「俺は何の問題も抱えていない。余計なことを言うな」とレクシーを突っぱねたジャクソンだけれど、やはり気遣ってもらえるのは嬉しかったというわけ。何だかジャクソン、どんどんレクシーに惹かれ始めているような…?

 

Bamen9_6さて、デレクのお祝いの席で、ベイリー同様すっかり酔っ払ったカリーはというと…。マークと一緒に彼のアパートに帰ったまでは良かったけれど、失恋の反動から何とまたマークと寝てしまった! カリー、もう男とは寝ないと思ってたんだけどなあ…。結局、デレクのお祝いにかこつけて、一番ハメを外しちゃったのはカリーか!?

 

余談ですが、「初日、部長に言われたわね、残るのは2人だって」とメレディスがアレックスに言い、2人とも自分とクリスティーナが残ると思っていたと話すシーンがありましたよね。初日か…と懐かしくなり、久々にシーズン1の第1話を見てみました! リチャードはメレディスたちに「8人は楽な専門に移り、5人はプレッシャーに押しつぶされ、2人は追い出される」とスピーチ。このリチャードの言葉には当てはまらないものの、結局イジーも、ジョージも…。あらためて、2人がいなくなった寂しさを感じた次第です。


【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Slow Night, So Long」は、Kings of Leonの曲“Slow Night, So Long”からの引用。夜勤で奮闘するレジデントたちにピッタリな原題。


【注目のセリフ】
「森ん中で木ぃ削ってメスを手作りしてた時代ですか?」by アレックス
 ……昔はもっと働きづめだったと威張るスタークに嫌みで応酬!
「これ名付けて“早期発症型認知症”。飲んだら最後、記憶なくす」by クリスティーナ
 ……デレクを前に、この言い方はないんじゃないかと…。
「君に必要なのは、たぶん性的な口直し」by マーク
 ……ベイリーに言わせるなら“性的なシャーベット”!
「『瘻孔』って項目ある? それが理想の条件。瘻孔の話ができる男」by ベイリー
 ……そんな男、そうそういるはずない…。
「相手を選ばなきゃ。処女航海は好青年とするの。優しくて愛してくれる人」by ベイリー
 ……エイプリル、ベイリーにこんな話をされるとは思っていなかったはず。
「生き地獄を味わわせてやる、覚悟しろ。私は心から楽しませてもらう」by スターク
 ……「CSI:マイアミ」のホレイショが言いそう!


【メレディスの一言】
人は闇に紛れて、まぶしい光のもとでは絶対にしないことをしてしまう
いい決断をしたと思い込む
そして大胆になる
でも日が昇ると、夜に取った行動の責任を取らなければならない
そして、残酷に照りつける光のもと、自分と向き合う


【鑑賞MEMO】
アイリッシュ・カー・ボム

ハーフパイントのギネスの中に、ベイリーズとアイリッシュウィスキーが入ったショットをグラスごとそのままドボンと入れて、一気飲みするというカクテル。
クリスティーナが、まさか独身さよならパーティーの客にアイリッシュ・カー・ボムを作る日が来るなんて…。


【曲情報】
♪"Run To The Sun" Vassy

オープニング、メレディスたちレジデントが夜勤のため病院に向かうシーンで。
♪"Celebrate" Imani Coppola
アテンディングたちが、ジョーの店でバーテンとして働いているクリスティーナを見つけて驚くシーンで。
♪"Immune" Amateur Night
クリスティーナが「早期発症型認知症」と名付けた強いカクテルをアテンディングたちにふるまうシーンで。
♪"Open" Free & Easy
遅れてジョーの店にやって来たテディが、クリスティーナがバーテンをしているのに気付くシーンで。
♪"Runaway" The National
兄のルーカスが事故に至った経緯を必死で説明している最中、隣のベッドで弟のライリーが息を引き取るシーンで。
♪"Bleeding" Calahan
独身さよならパーティーの客たちと盛り上がるクリスティーナの様子を見ながら、カリー、テディ、マーク、ベイリーらが話をするシーンで。
♪"She's Goin' Down" Ali Dee
ネットで男探しをしているテディを、ベイリーが一喝するシーンで。
♪"Feels Like Rain" Calahan
客たちとハメを外すクリスティーナを、デレクが見張るシーンで。
♪"Made For Us" Mackintosh Braun
アレックスとメレディスが独断でドリューのオペを行い、アパートに戻ったカリーがマークを誘うシーンで。
♪"You Are Invisible" Anya Marina
客にラップダンスをするクリスティーナをオーウェンが自宅に連れ帰り、酔いから覚めたベイリーが正気に戻るシーンで。
♪"Alive" Goldfrapp
エンディング、スタークから大目玉を食らうアレックスとメレディスの様子をリチャードが満足げに見守り、夜勤を終えたレジデントたちがメレディスの家に帰り、自宅に戻ったクリスティーナがトイレで吐き、ベッドに潜り込んだメレディスと入れ替わるように、デレクがベッドを出るシーンで。

2011.9.14|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

9月7日(水) #8「高まるプレッシャー」

Bamen8_3医者を辞めると宣言したクリスティーナは、転居したばかりの家で引きこもっていた。家まで様子を見に行ったカリーは、部屋を一気に片付けるためにもパーティーを開こうと提案するが…。一方、病院には、極秘会談のためにシアトルを訪れていたアラブのとあるイスラム教国の首長が、交通事故に遭って搬送されてくる。そんな中、アレックスはエイプリルとともに、アリゾナの後任の小児外科医スタークの下でオペを行うことになり…。


クリスティーナの「医者を辞める」宣言、案の定波紋を呼んでます。テディによるロイの症例発表の席で初めてそのことを知ったマークは一人動揺(ほかのみんなは知っていたというところがミソ)。アリゾナと別れ、現在休暇中のカリーに連絡し、クリスティーナの新居に差し向けます。クリスティーナは、半分ヤケになって今の状況を楽しもうとしている様子で、カリーがイメチェンのために髪を切ろうと思っていると話した途端、「やっぱりやめよう…」という彼女の言葉を無視して、いきなりハサミで彼女の髪をパッツン! これ、普通の人なら怒るところ。相手がカリーで幸いでした。
そして、カリーはそんなクリスティーナに新居披露パーティーを開いたらどうかと提案。部屋を一気に片付けるいいチャンスだというカリーの言葉に、クリスティーナも乗り気に。2人はパーティーの準備のためショッピング・モールへ買い物に出発! クリスティーナは家具を大人買いし、カリーはモールの美容室へ。そして、カリーのカットの最中、モールの客たちの様子を観察していたクリスティーナは、「皮膚科」の空気と共通するその平和な空気に脱力。そりゃあ、モールが彼女にふさわしい場所であるはずがない。クリスティーナ自身も本当はそれに気付いているはずなんだけど…。

 

一方、病院には極秘会談のためにシアトルを訪れていたアラブのとあるイスラム教国の首長が交通事故に遭ったため搬送されてきます。首長の安否は国際政治に関わるため、VIP棟は関係者以外立ち入り禁止に。物々しい雰囲気の中、リチャード、オーウェン、テディが治療を担当。後から、メレディスも助手としてチームに加わります。
テディはイラクにいたことがあるだけあり、さすがに中東の政治事情には詳しく、国務省の役人の信頼を勝ち得るあたりはさすが。でも、そんなテディ、デレクには辛くあたられます。デレクは、クリスティーナを追い詰めたのはテディだと考えているんです。だから、症例発表の場でもテディに手厳しい言葉を投げつけ…。2人の間の雰囲気は最悪。ところが、そんなテディとデレク、一緒に仕事をすることになります。首長を父親のように慕う側近アーシフの話から、首長には心臓にトラブルがあるのに加え、脳動脈瘤もあることが判明したから。テディとデレクは首長の胸と脳を同時にオペすることに。
反目し合うデレクとテディは、要人のオペ中にも言い争います。とにかく、デレクが言いたいのはクリスティーナにプレッシャーをかけるのは得策ではないということ。自分も医師を辞めようとして酒浸りになった経験があるだけに、干渉や説得が逆効果になる場合もあると身を持って知っているというわけです。そして最終的には、みんなの願いは共通してクリスティーナの復帰であることを確認し、言い争いは収束。オペも無事成功し、首長たちは、術後のフォローをする間もなく母国へと飛び立って行ったのでした。
それにしても、いつの間にか、VIP棟の患者はU2のボノだということになってしまったのは面白かったですね。

 

一方、「ヘマ続きの自分はアテンディングに見放された、誰も使ってくれない!」と落ち込んでいるジャクソン(←意外と被害妄想癖が…)。唯一まだ希望ありと思われたベイリーに頼み込んで自分を使ってもらいますが、与えられた仕事はオペの助手ではなく、膵臓手術後の合併症を起こしたコルテスという女性患者のケア。メアリーの死のショックを引きずっているベイリーは、膵臓を甘く見て万一のことが起きたら困ると、ジャクソンに決して患者から目を離さないよう指示しますが、途中で恐れていたことが現実に…。コルテスは急変してしまい、ほかのオペで手が離せないベイリーに変わってジャクソンが開腹するものの、結局亡くなってしまいます。思わず、「俺のせいじゃない!」とベイリーに猛アピールしてしまうジャクソン。彼もまた、今プレッシャーに押しつぶされそうになっている1人なんですよね。
ベイリーの方は、膵臓の術後にしばしば起こる合併症、「瘻孔」の発症率をいかに下げるかというライフワークに、今後取り組むことになりそう。

 

Bamen8_a_2アレックスは、「車が故障した」と言って汗と酒の匂いをさせながら遅刻して出勤。エイプリルとともに、アリゾナの後任の小児外科医スタークの下で、生後4カ月の乳児リサへの肝臓移植を担当することになるんですが、このスタークがとんでもなく怠惰なヤツ(「アリー my Love」のジョン・ケイジ役でおなじみのピーター・マクニコルが演じているだけに、その第一印象は強烈!)。オペでは、成人の肝臓を分割して移植するスタークですが、肝臓が収まりきらず。スタークは、肝臓の腫れが引くまでリサのお腹を開いたままにしておくと言います。けれども、アレックスもエイプリルもその対処法が納得いかない。そして、アレックスはふとしたことからピンポン球を使った名案を思いつきます(メレディスの護衛に向けてレクシーがピンポン球を撃ったのには爆笑!)。しかし、スタークはそのアレックスの名案を横取りにし、自分の手柄にしてしまうんですね、これが。これには、一部始終を知るエイプリルも怒り心頭。そして、当直室でアレックスを慰めるうちに2人はキス! このままエイプリル、処女喪失!? という展開でしたが、緊張するエイプリルが「もっと優しくして」と要求したのがアレックスをブチ切れさせる結果に。アレックスは、彼女を怒鳴り散らして出ていってしまいます。
「何もそこまで言わなくても…」という感じでしたが、アレックスが怒るのには理由があったことが後から分かります。実はアレックス、週末は故郷のアイオワに行っていたんです。しかもその理由は、あの弟アーロンが妹を殺そうとし、統合失調症と診断されたから。長男であるアレックスは、アーロンを施設に入れる手続きをしてきたというわけ。あのアーロンが、妹を殺そうとした!? にわかに信じられない話ですが、残念ながら事実。アレックスは本当に辛い立場…。ただし、だからと言ってむやみに人を傷つけるようなまねをするのはいただけない。エイプリルの友人であるジャクソンは、事の真相を知って激怒。クリスティーナの新居披露パーティーでは、アレックスに殴りかかり…。仕事ではヘマ続きのジャクソンも、友人思いの一面についてはしっかりアピール!

 

Bamen8_5_2そうそう、クリスティーナのパーティー。肝心のクリスティーナは、早めに訪れたデレクと屋上に避難。デレクは、クリスティーナがみんなから説得攻撃を受けることになると予測し、クリスティーナを逃がすという心憎い気遣いを見せます。クリスティーナといるのがメレディスじゃなくてデレクというのは、いまだに見慣れない光景ですが、それはそれでなんだかしっくり見えてくるから不思議。深刻そうな顔をして新居の内装について語り合う2人、なかなか絵になるエンディングでした。

 

さて、次回はそんなクリスティーナが何とバーテンダーに!?


【トリビア:ゲスト】
スターク役は「アリー my Love」のジョン・ケイジ役や、「24 -TWENTY FOUR-」のシトム・レノックス役、「NUMB3RS ナンバーズ ~天才数学者の事件ファイル」のラリー・フラインハート役などで知られるピーター・マクニコル。
アーシフ役は、「24 -TWENTY FOUR-」のジブラーン・アルザリアン役のオミッド・アブタヒ。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Something's Gotta Give」は、ジョージア州の作詞・作曲家ジョニー・マーサーによる1954年の作品「Something's Gotta Give」から借りたもの。映画『恋愛適齢期』の原題でもある。


【注目のセリフ】
「金髪女に心をズタズタにされたからって、あんまり過激に変わろうとするのは考えもの…」by カリー
 ……この直後、いきなりクリスティーナに髪を切られることになるなんて!
「部長、ボノですか?」by ベイリー
 ……いつからアラブの首長がU2のボノに!?
「1日何してんだろ、このモール人間ズ」by クリスティーナ
 ……“モール人間ズ”って…。何か異星人っぽい。
「今日のあなたはすばらしかった。こんな目に遭うのは筋違い。そう分かってる人間がいることを知っててほしい。私は分かってる」by エイプリル
 ……この言葉でアレックスをその気にさせたまでは良かったけど…。
「処女の手を引いて優しくリードなんてまっぴらだ。お前はガキじゃないだろ、甘えんな。何で俺があっちもこっちも面倒見なきゃなんない」by アレックス
 ……いくら何でもエイプリルがかわいそう。


【メレディスの一言】
圧力が加わるものには安全弁が必要
緊張や圧迫感を和らげる方策が必要
耐えきれなくなる前に緊張を解く方法は必ずある
逃げ道がないという圧力は、逃げ道を作る
爆発する
一番耐えがたいのは自分で自分にかけるプレッシャー
がんばるためのプレッシャー
自分に無理を強いるためのプレッシャー
決して和らぐことはない
プレッシャーはどんどん高まる


【病名MEMO】
膵液瘻

破損した膵管から膵液が漏出する状態のこと。膵臓の手術に特有の合併症。


【曲情報】
♪"Gone Man" Eels

オープニング、症例発表の席でクリスティーナが医者を辞めると言い出したことを知ったマークが、一人動揺するシーンで。
♪"Dead Disco" Metric
新居でクリスティーナが踊りまくるシーンで。
♪"Dreamer" K'naan
ジャクソン、エイプリルたちとのランチ中、レクシーがアレックスからピンポン銃を取り上げて遊ぶうちに、アレックスが名案を思いつくシーンで。
♪"Shouldn't Have Loved" Azure Ray
ジャクソンによる開腹のかいなく患者のコルテスが死亡。首長のオペ中、テディ、デレク、オーウェン、メレディスがクリスティーナへの対処についてもめるシーンで。
♪"Could It Be" Mackintosh Braun
クリスティーナがデレクと屋上に避難する中、クリスティーナの新居披露パーティーが開かれ、そこにエイプリルが泣きながらやって来るシーンで。
♪"Sing Me To Sleep" Fran Healy
エンディング、アレックスに殴りかかったジャクソンがレクシーに傷の手当てをしてもらい、メレディスによって外に連れ出されたアレックスが、アイオワに行っていた事情を打ち明け、クリスティーナが屋上でデレクとの会話を続けるシーンで。

2011.9. 7|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(3)トラックバック(0)

8月31日(水) #7「探していた答え」

Bamen7_5肺移植を待つロイのドナーが見つかり、テディは肺を取りに別の病院へと向かう。その間、クリスティーナがロイのモニターをすることになるが、娘のコリーヌが面会に来た直後、ロイの容体が急変し…。一方、カリーはアリゾナのアフリカ行きに同行すると告げたものの内心では気が乗らず、彼女に愚痴をこぼし続ける。そんな中、オーウェンはレジデントたちに外傷実習を行うが、無理難題を言うオーウェンにレジデントたちは反発し…。


Bamen7_6アリゾナと一緒にアフリカに行くと決めたカリー。出発の準備を進めるものの、気が乗らず。本当はアフリカに行きたくないという気持ちが態度にも表れてしまい…。リチャードは“大きな計画”をちらつかせて、カリーをシアトルにとどまらせようとするし、マークとレクシーが準備したアリゾナ&カリーの送別会は、とんでもなくショボいし。結局、カリーの愚痴を聞かされ続けることに耐えきれなくなったアリゾナは、空港で別れを決断。一人でアフリカへ行ってしまいました! せっかく、元サヤに収まって順調なはずの2人だったのに…。このまま2人は破局してしまうの!?

 

クリスティーナの意見のおかげで、肺移植の待機リストに名前を連ねることができた肺高血圧症の患者ロイ。彼のドナーが見つかり、テディが急遽肺を受け取るため他院へ。戻ってくるまでの間、クリスティーナがロイのモニターをすることになります。父親とは疎遠にしていたロイの娘コリーヌも病院にやって来ますが、その直後、ロイは急変。肺疾患が原因で心機能が低下し、容体はどんどん悪化! クリスティーナは、一杯一杯になりながらも何とか適切に処置します。その一方で、オーウェンに頼まれて手伝いにやって来たメレディスに対しては刺々しい態度。実は、乱射事件のことでメレディスを責めていたんです。「デレクのオペをやることになったために、自分は抜け殻の状態になった」と。これがクリスティーナの本音だったんですね…。メレディスがショックを受けるのも無理はない。
その一方で、ロイの肺移植オペは成功し、心機能も改善。クリスティーナは医師としての自信を取り戻しますが、仕事への情熱は取り戻せず。何といきなりの辞職宣言! 本当にクリスティーナ、外科医を辞めてしまうの!? 信じたくない!

 

見事100万ドルの予算をGETしたオーウェンは、さっそくレジデントたちを集めて外傷実習を実施。チャーター機が緊急着陸の際、長距離バスと衝突したという設定で、4人1組のチームを作らせ、それぞれに負傷者(ダミー人形)9人を割り振ります。救急ヘリに担当患者を乗せるというゴールを目指し、限られた備品を使って治療を進めていくレジデントたち。当初、“ブルーチーム”のメンバーは、メレディス、アレックス、エイプリル、ジャクソンの4人でしたが、メレディスは途中でクリスティーナのヘルプにまわったため、残ったのは3人。彼らは降りしきる雨の中、オーウェンの無理難題に必死で対応します。でも、乱射事件でチャールズとリードの2人を亡くしたジャクソンにとって、外傷外科なんて理不尽としか思えない。何と、大胆にも途中で実習を放棄! そんな中、優勝目指して必死で治療を続けるエイプリルは、徐々にナチュラル・ハイ(?)な状態に。オーウェンの言葉を無視して、救急車に人形を乗せると、みずからが運転して本当にオペ室に運び込もうとするもんだからビックリ! オーウェンは根負けし、エイプリルにブルーチームの優勝を告げます。喜んだエイプリルのガッツポーズ、怖いくらいの迫力。

Bamen7_3アレックスは、そんな意外性のある彼女のキャラを気に入ったようです。そして、そんなアレックスをエイプリルも!?
なお、実習を抜け出したジャクソンは、「仲間の死を言い訳にするな」とオーウェンに諭され、居残りを命じられるハメに。乱射事件のショックが影響しているのは分かるけれど、最近のジャクソン、とにかくいいところがない。今のところ、ビジュアル先行になってます…。

 

マークとレクシーは、豊尻手術を受けるクリスティを担当。彼女が男性を喜ばせるためにオペをするのだと思い込んでいたレクシーは、オペを思いとどまるよう説得しようとします。でも、オペはあくまでも自分のためだと語るクリスティ。彼女の真意を知ったからには、レクシーにも反対する理由はありません。
この後、ジョーの店でマークからお尻をジロジロ見られることになるレクシーですが、いやがるどころか、何だか嬉しそうで。

 

デレクは認知症研究の助成金を得るため、財団に提出する申請書を準備。けれども、認知症について調べれば調べるほどその深刻さが分かり、だんだん憂鬱な気分に…。メレディスはデレクの研究のパートナーになる気満々のようだけれど、今回ばかりは関わってほしくないというデレクの気持ちも分かります。

 

メアリーの死から立ち直れないベイリーは、彼女の解剖に立ち会うことに。死因を突き止めたいと思うあまり、病理医スタンリーの進め方につい口を出してしまいます。そして、彼女のやり方が納得できないと、デレクに不満をぶつけます。何だかんだで、ちょくちょくベイリーの聞き役にまわっているデレク。でも今回は、ちょっとやそっとのなぐさめではベイリーの気持ちは晴れなかった模様。彼女の答え探しは、まだまだ続きそうです。


【トリビア:ゲスト】
スタンリー役は「MAD MEN マッドメン」のアンナ役や、「デスパレートな妻たち」のシスター・メアリー・バーナード役で知られるメリンダ・ペイジ・ハミルトン。
ロイの娘コリーヌ役は、「バフィー~恋する十字架~」のタラ・マックレイ役でお馴染み、「プライベート・プラクティス」シーズン2の#18「終わりなき誘惑」にもジル役でゲスト出演しているアンバー・ベンソン。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「That's Me Trying」は、William Shatner の曲“That's Me Trying”からの引用。


【注目のセリフ】
「これからは泥から骨を作る。それに紛争ダイヤから折れない関節作る方法を研究する。あとは象牙使って義足作るっていうのもいいかもね」by カリー
 ……これじゃあ、アフリカ行きが嫌だと言ってるのと同じこと。
「そっちこそ何? 妻が認知症になるかもしれないってことが頭から離れなくて、申請用の書類をさっぱり書けずにいるくせに」by ベイリー
 ……ベイリー、辛辣! デレク、災難…。
「あんたのせいだよ! オペ台にいるのがデレクじゃなくて、あんたがあの場にいなかったら、あたしは逃げてた」by クリスティーナ
 ……ついに、メレディスへの怒りを爆発!
「君の話を聞いているとこう思うんだ。巨乳好きの恋人のためにFカップにするみたいだって」by マーク
 ……いかにもマークらしい比喩!
「俺は戦場で仲間を失った。大勢な。だがこれまで一度も仲間のことを言い訳の材料にしなかった」by オーウェン
 ……この言葉、ジャクソンに響いていることを願います。
「あたしはやれた。まだ外科医でいられる。ただ、もう外科医でいたくない」by クリスティーナ
 ……まさか配管工に!?!?


【メレディスの一言】
みんな答えを探している
医学においても
人生においても
どんなことにおいても
ある時は、探していた答えがすぐそこに隠れている
ある時は、自覚のないまま抱いていた疑問の答えを見つける
思いがけず、答えを見つける場合もある
そして時には、探していた答えが見つかったとしても、別の疑問が山ほど残っていたりする


【曲情報】
♪"Ching Ching Ching" Nikka Costa

オープニング、カリーとアリゾナが荷造りするシーンで。
♪"Never Gonna Leave Me" Sia
メアリーの解剖に立ち会ったベイリーが、病理医スタンリーのやり方に口を出すシーンで。
♪"Bang Bang Feat. Adam Levine" K'naan
エイプリルが人形を救急車に乗せ、本当にオペ室に運び込もうとするシーンで。
♪"Daydreaming" Dark Dark Dark
エンディング、アリゾナがカリーと口論の末、一人でアフリカに発ち、リチャードがクリスティーナの働きをねぎらい、レクシーがジョーの店で自分のお尻を見つめるマークの視線に気付くシーンで。

2011.8.31|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

8月24日(水) #6「復活への道」

Bamen6_5乱射事件から立ち直りつつあるシアトル・グレース・マーシー・ウェストの医師たちの姿を追うドキュメンタリー番組が制作されることになり、事件後にヒーロー扱いされているクリスティーナも取材を受ける。そんな中、病院では脳死した男性から両腕をなくした男性へ、両腕の移植手術が行われることに。けれども、手術の直前、ドナーの腕に問題が発覚し…。一方、アリゾナは名誉ある賞を受賞し、アフリカ行きの権利を得るが…。


今回のエピソードは、異例なドキュメンタリー仕立て。脚本を担当したステイシー・マッキーは、昨年夏にABCで放送された医療ドキュメンタリー「Boston Med」をヒントにしたんだとか(「Boston Med」は、ボストンを代表する3つの教育病院を4カ月にわたって取材し、編集した番組で、今回のエピソードのように、医師たちの私生活にも踏み込んだ取材もあり!)

 

さて、ドキュメンタリー番組の取材がスタート。リチャードは、事件の後に導入した最新式のセキュリティ・システムを自慢げに記者に紹介しますが、実はこのシステム、何とも使いにくい。事件後、ブロンドヘアをブルネットに戻したレクシーは、身分証の写真と現在のビジュアルの違いから、出入りの度に警備員に引き留められる始末。いら立った彼女は、ついにゲートを強行突破しちゃいます。すると、案の定警報装置が作動。患者を連れて移動中だったジャクソンは、廊下のワンコーナーに閉じ込められてパニック状態に! 結局、患者は無事だったけれど、今もなおジャクソンが乱射事件のトラウマに悩まされていることが露呈したかたちとなりました(その後、システムは撤去されることに…)。

 

事件のヒーローと言っても過言ではないクリスティーナも、メレディスとともにカメラの前に座り、インタビューを受けることに。けれども、いまだオペに参加できない彼女、インタビューでも言葉を詰まらせてしまいます。メレディスはそんな彼女を一生懸命フォローしますが…。

 

アレックスは、アリゾナの下について、喉の腫瘍のせいで呼吸困難に陥った少女リリーを担当します。彼女は何度も腫瘍摘出のオペを受けているにもかかわらず、その度に再発してもはやオペでも命を救えない状態。でも、乱射事件の修羅場をくぐり抜けたアレックスは、決して諦めたりしない! 本人の軟骨を使って気管を再生する実験的治療を提案し、自ら気管の培養を担当。小児科医を目指しているのは子ども好きだからじゃないと公言しながらも、リリーを温かく励まし続けました。彼女のお気に入りであるディズニー・チャンネルのオリジナル映画『キャンプ・ロック2  ファイナル・ジャム』の挿入曲"Wouldn't Change a Thing"(歌っているのは、シーズン6の#22「忘れえぬ人」にゲスト出演したデミ・ロヴァートと、ジョナス・ブラザーズの次男ジョー・ジョナス)を、検査の最中に歌ってあげるなんていうワンシーンも。子供心をつかむコツをしっかり心得てます! 元気になったリリーが闘病生活で得たものを発表することになり、学校にアレックスを招いたという後日談も良かった!

 

Bamen6_4そしてアリゾナは、名誉あるカーター・マディソンの助成金を獲得。念願叶って、アフリカで小児医療に従事できることに。でも、アフリカに行けばカリーとは離ればなれに…。結局、2人で一緒にアフリカに行くと決断します。けれども、どうもカリーが一方的にアリゾナに合わせているように見えて…。

 

Bamen6_7一方、バイク事故でサムという男性が死亡。彼がドナー登録していたため、仕事で両腕をなくしたザックにサムの両腕の移植手術が行われることになります。両腕の移植手術は希な事例で、過去の成功例は1件だけ(実際、ドイツの男性が2008年、世界で初めて両腕の移植手術を受けています)。カリー、マーク、デレク、オーウェンらが協力し、エイプリル、レクシーらも加わってこの大仕事にあたることに。
ところが途中で問題発生! ドナーであるサムが腕に奥さんの名前(ニコール)のタトゥーを入れていたことが分かったのです! 他人が愛した人の名前が刻まれた腕…。一同は、これですべて台無しになるかも…とがっかりしますが、さすが、後のリハビリの辛さを承知の上で、両腕の移植を望んだザック。こんなことくらいじゃ決意はぐらつかない! ポジティブ思考でタトゥーも受け入れます。
そして、いよいよオペ。一時は片腕に合併症の兆候が現れ、最悪の場合、片腕は失うかもしれないという状況に陥ったものの、結果的にオペは大成功。これには一同も笑顔! ザックは術後、痛みの感覚が戻る前に「ありがとう」の文字を「ニコール」というタトゥーの下に彫り足しました。本当に前向きな患者です。
それにしても、ザックの妻のノラ役が「プライベート・プラクティス」でヴァイオレットのお腹を切り裂いて赤ちゃんを奪ったケイティ役のアマンダ・フォアマンだったことにビックリ! スピンオフであんなに強烈な役を演じている女優を、よくこんなかたちでゲストに使ったなあ…。

 

さて、ベイリーは乱射事件の時にオペを受けるはずだった患者、メアリーの人工肛門閉鎖術を行うことに。瀕死のチャールズとともに同じ時を過ごした彼女は、いわばベイリーの戦友のようなもの。ベイリーはメアリーとの再会を喜び、彼女のオペを担当しますが、簡単なオペだったにもかかわらず、メアリーはオペ後麻酔から覚めず。何と、そのまま昏睡状態に陥ってしまった! チャールズのみならず、メアリーのことも救えなかったという事実に打ちのめされるベイリー…。昏睡状態となってから1カ月後、メアリーの夫はついに生命維持装置を外すことに同意します。あの乱射事件を生き抜いたのに、まさかこんなオペで死ぬなんて。ベイリーはメアリーの死を背負い込むことになりそう。辛いですね…。

 

…というわけで、動きのあるカメラワークやぼかし、ピー音なんかが、いかにもドキュメンタリー番組っぽくてリアルだった今回。最後に、シーズンを重ねても新たな挑戦をしかけてくる製作スタッフの意気込みに敬意を表したいと思います。


【トリビア:ゲスト】
両腕の移植手術を受けたザックの妻ノラ役は、「プライベート・プラクティス」のケイティ役のアマンダ・フォアマン。
メアリー役は、シーズン6の#23、#24(最終話)話に登場したアイドル歌手で女優のマンディ・ムーア。「ヴェロニカ・マーズ」のマーサー・ヘイズ役でも知られるライアン・デヴリンも、メアリーの夫ビル役として再登場した。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「These Arms of Mine」は、Otis Redding の曲“These Arms of Mine”からの引用。
まさにザックのために用意されたようなタイトル。


【注目のセリフ】
「俺のベターハーフだ。見た目は俺の方がベターだけど」by マーク
 ……デレクとマーク、どちらの見た目がベターだと思いますか?
「もう1つ事件で俺が大きく変わった点を挙げるとすれば、『きっと何か手はある』、そう思えるようになったことです」by アレックス
 ……これは事件から学んだ偉大な教訓。
「あたしはそういう外科医じゃないんです。スーパーミラクル名外科医とかじゃないんですよ。あたしは単純に…」by クリスティーナ
 ……この後、クリスティーナは言葉を詰まらせてしまい…。


【クリスティーナの一言】
だから、生きてるだけでもうけもの
みんな恵まれてる
今ここで自分の得意なことをやれる
命を救ってる
毎日、命を1つずつ
傷は癒えた
これからは人を癒やす番


【鑑賞MEMO】
リリス・フェア

1997年にシンガーソングライターのサラ・マクラクランがスタートさせた、女性アーティストだけのライブイベント。1999年以来、11年振りに開催された昨年のリリス・フェアには、シェリル・クロウ、コリーヌ・ベイリー・レイ、メアリー・J・ブライジなど、多彩なアーティストが参加している。
アレックスは、ライブでダイブなんかするなとリリーに釘を刺しつつも、リリス・フェアならまだいいとコメントしている。


【曲情報】
♪"All My Life" Calahan

カリー、マーク、デレク、オーウェンがオペの成功を祝って乾杯するシーンで。
♪"You Know The Way" (Acoustic)" Right The Stars
エンディング、ベイリーがビルに辛い事実を伝え、リリーが元気になり、アリゾナとカリーがアフリカ行きの準備をするシーンで。

2011.8.24|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

8月17日(水) #5「ステップアップは突然に」

リチャードは、どこか一つの診療科に特別予算として余剰金100万ドルを与えると発表。自分の科で予算を獲得したいアテンディングたちは、プレゼンの準備で大忙しとなる。そこで、4年目のレジデントたちは、1日だけアテンディングとして濃紺の手術着を着て現場を仕切ることに! メレディスとジャクソンは、オペでの執刀の権利を賭けてドリルを扱う技術を競い合い、クリスティーナとエイプリルは、テディから託された末期の肺高血圧症患者を診る。


今回のエピソードの監督は、ベイリー役のチャンドラ・ウィルソン! シーズン6の#7「希望のかけらを集めて」、#17「大人のアプローチ」に続き、今回で彼女の監督エピソードは3本目です。シーズン6の#7「希望のかけらを集めて」では、脊髄腫瘍を患う病院スタッフ、アイザックのオペに入る助手の座をめぐって、インターンたちによる顕微鏡の扱いのうまさを競い合うコンテストが行われ、#17「大人のアプローチ」では、巨大な腫瘍を抱えた患者の治療法をめぐってリチャードとオーウェンによる最善のプランの競い合いが繰り広げられましたが、今回は、特別予算の獲得を賭けてアテンディングたちがプレゼン合戦を展開! そして、オペでの執刀の権利を賭けて、メレディスとジャクソンがドリルを扱う技術で勝負! ベイリーの監督エピソードは、何かと火花を散らすシーンが多いですね。

 

さて、アテンディングたちの特別予算の獲得を賭けたプレゼン合戦。テディ、アリゾナ、カリー、マークは、それぞれプレゼンの途中で個人的な悩みに話を脱線させてしまい…。テディは、1度は自分をクビにしようとしたデレクへの恨み節をつらつら。マークは、女性と寝ていないおかげでエネルギーが有り余っているとのたまってリチャードを唖然とさせるし、アリゾナは泣き虫の汚名を返上すべく、自分は感情をコントロールできると過剰にアピールするあまり、海兵隊員の娘だから殴り方は心得ているなんて過激発言を! 策士の一面を見せ、勝負に勝つ気満々だったカリーも、自分は遅咲きのレズビアンでアリゾナにバカにされているなんて言い始めて自爆。みんな、これじゃあ、まるで説得力がないというもの。
結局、魅力的なプレゼンは、外科医全員に救急医療のノウハウを学ばせるというオーウェンのプランと、認知症の新たな治療法開発のために臨床試験を進めたいというデレクの提案のみ。そして、最終的にリチャードが選んだのはオーウェンのプランでした。悲惨な銃乱射事件で多くの命を失った直後だけに、このオーウェンのプランが採用されるのは当然のことかも。
けれども、惜しくも選に漏れたものの、デレクの提案内容も実に興味深い。彼が認知症をテーマに取り上げた背景には、メレディスと若年性痴呆症を患った彼女の母エリスの存在があるわけですから。エンディングで、自分が手に持っている鍵に気付かないメレディスを心配そうに見つめるデレクの表情には、いつかメレディスも…という不安が。
また、個人的には、壊れている検査装置を修理し、予算が余れば夜勤の看護師を増やすという超現実的なベイリーのプランも説得力があると思いましたね。でも、リチャードはこの夢のないプランに幻滅。女性と男性の価値観の違いかな!? ベイリーの出番は抑えめだったけれど、その分、彼女が光となって、ほかのキャラクターの内面を照らし出してくれていたような気がします。さすが監督!

 

そして、アテンディングの印である濃紺の手術着を渡されたメレディスたちは、クリスティーナを除いて浮かれまくり。対象は4年目のレジデントということで、蚊帳の外に置かれたレクシーは、史上最高の“使いっぱ”として本領発揮! 1日を終えて燃え尽きたのか、ロッカー室で寝てしまうところがかわいかったですね。

 

そして、紺色の手術着の重みを感じまくりのクリスティーナは、人一倍張り切るエイプリルと一緒に、テディに託された肺高血圧症で呼吸困難に陥った患者、57歳のロイ・ヘンリーを担当。もはや移植を受けるしかないほど症状は悪化しているものの、肺炎を併発しているなど、移植の適応ありと簡単には判断できない状況で、エイプリルはどうするものかと頭を悩ませます。そしてエイプリルは、相変わらず無口なクリスティーナに代わって移植委員会を招集。クリスティーナから助言されたテディの考え、すなわち彼は移植の適応ではないという見解を提示します。ところが、その見解に内心同意しかねていたクリスティーナは、生きたいという強い意志のある患者だからきっとうまくいくと述べ、逆にその主張を委員会に認めさせてしまった! もちろんエイプリルの面目は丸つぶれ。すっかり落ち込むエイプリルでしたが、テディの表情は満足げでした。何せ、自分の愛弟子のクリスティーナが、久々に医師らしい顔を見せてくれたのだから。これをきっかけに、クリスティーナも浮上してくれるといいなあ。

 

メレディスとジャクソンはデレクの指導の下、どちらかが脳圧を下げる脳室ドレナージのオペを担当させてもらえることに。「我こそが執刀医!」と、2人はドリルの扱いのうまさを競います。そしてジャクソン、練習で不器用さを装いメレディスを油断させる作戦に出た! 前回は、テディへの色目作戦に失敗したばかりだというのに、懲りない男です…。
そして、結局この勝負に勝ったのはジャクソン。メレディスは執刀の権利を奪われてしまいますが、これが思わぬチャンスを呼びます。ジャクソンとデレクがオペをしている最中に、レクシーから脳外科のコンサルの依頼が。デレクの代理を任されたメレディスは、脛骨高原骨折の患者メグを診察。硬膜下血腫と診断し、オペの準備を進めます。その頃、ジャクソンはオペでミスをし、血管に傷を付けてしまい…。修復に回ったデレクは、とてもじゃないけれどオペ室を出られない状態。メレディスは、自ら緊急開頭術を1人でやり遂げます! その姿はまるで本物のアテンディング。やはり彼女はあのエリス・グレイの血を分けた娘ですね。公私ともに本当に成長したメレディス、実に頼もしかった!

 

アレックスはマークとアリゾナから相談を持ちかけられ、女性化乳房の13歳の少年セスを担当します。セスの母親は、息子を心配するあまり身体にメスを入れることに反対しますが、胸のせいでさんざんバカにされているセスの気持ち、アレックスにはよく分かるわけで…。結局、アレックスは見事母親を説き伏せ、セスのオペを自ら執刀。平らな胸を手に入れたセスは大喜び。母親もホッとして号泣。アレックス、またまたお手柄です。

 

というわけで、メレディスたちの“1日アテンディング”も終了。彼らが再び紺色の手術着を着る日が来るのが楽しみです。

 

さあ、次回はドキュメンタリー仕立てのエピソード! かつてない演出にご期待ください!


【トリビア:ゲスト】
ロイ役は、「Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―」や「HEROES/ヒーローズ」では医師役でゲスト出演しているロン・パーキンス。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Almost Grown」は、Chuck Berryの曲“Almost Grown”からの引用。
今回、“1日アテンディング”を務めたメレディスたちにふさわしいタイトル。


【注目のセリフ】
「自分はいい男でチャーミング、思いつきで調子のいいことをペラペラ言える、だから何とかなると思ってる」by カリー
 ……さすが親友。マークのことをよく理解してます。
「誰とも寝てない。そのおかげでエネルギーが有り余ってるんです。今の俺は10人分の仕事ができる。部長の100万ドルと俺のエネルギーを持ってすれば山だって動かせる」by マーク
 ……じゃあ、女遊びしていた頃のマークは何人分の仕事をしてたの?
「海兵隊の娘だから殴り方は心得てます」by アリゾナ
 ……これなら泣き虫の方がマシかも。
「まだ自分をなくしちゃいない。今日がどうあろうと、終われば一緒にうちへ帰れる」by オーウェン
 ……クリスティーナの慰め方がどんどんうまくなってる!?
「突破口を開くのは医学じゃない。努力するのをやめない人間が現れた時、道は開ける」by デレク
 ……これは格言だ!
「パリに行くのはやめてスーパーで食料を買いましょう」by ベイリー
 ……分かりやすい喩え!


【メレディスの一言】
成長したくて誰もが必死
あらゆるチャンスを捕らえるため
生きるため
早く巣から飛び立とうと懸命
でも、目指す外の世界は恐ろしく寒い
凍えるほど
成長とは、時にみんなと離れることだから
そして、一人前になる頃には、周りに人はいない


【医学用語MEMO】
肺高血圧症

肺にかかる血圧が通常より高い状態となる循環器における重い病態の一つ。

 

脳室ドレナージ
頭蓋骨に穴を開け、そこから柔らかいチューブを挿入し、脳脊髄液を外に排出すること。

 

脛骨高原骨折
膝の外傷のうち最も多い骨折の一つで、膝関節に外力が加わった時に起こる関節内の骨折。


【その他MEMO】
ジョンズ・ホプキンス大学

医学ではハーバード大学、ペンシルベニア大学とともに、世界最高峰と言われているアメリカの私立大学。アリゾナは、ここの出身という設定。


【曲情報】
♪"On The Sly" The Bamboos

オープニング、リチャードが特別予算をいずれかの診療科に与えると宣言。メレディスたち4年目のレジデントたちに紺色の手術着が支給されるシーンで。
♪"You Always Make Me Smile" Kyle Andrews
カリー、マーク、アリゾナ、テディらのランチシーンで。
♪"Look Alive" Wait.Think.Fast.
メレディスとアレックスがそれぞれ執刀医としてオペをするシーンで。
♪"Head on Your Heart" Mat Kearney
エンディング、クリスティーナがロイを診て、メレディスたちがロッカー室で紺色の手術着を脱ぎ、リチャードがオーウェンにプラン採用を伝えるシーンで。

2011.8.17|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

8月10日(水) #4「引き継がれる運命」

Bamen4_aコインランドリーに車が突っ込む事故が発生し、シアトル・グレースにケガ人が搬送されてくる。メレディスは、現場に居合わせて横隔膜が破裂してしまったライラという女性を担当。彼女はハンチントン病の保因者で…。また、事故を起こした車の運転をしていた老婦人のエレノアはオーウェンのオペを受ける。コインランドリーにいた彼女の夫も負傷。彼もまた、オペを受けることとなるが…。


前回、カリーから“学生寮”と称されたメレディスの家。確かに、ジャクソンやエイプリルも同居を始めたから大賑わい。でも、レクシーは面白くない。特にエイプリルのことが。だって、自分は今も屋根裏部屋を使っているのにエイプリルが使っているのはイジーの部屋! それに、メレディスは何だかエイプリルと仲良さそう…。レクシーはどんどん疎外感を味わうように。

 

そんな中、コインランドリーに車が突っ込むという事故が発生し、ERにはケガ人が運び込まれます。レクシーは、車を運転していた初老の女性のエレノアを、エイプリルとともにオーウェンの下について担当。エレノアは、どうして事故を起こしてしまったのか記憶がない様子で、コインランドリーの中にいた夫ラリーの無事を心配します。ところが、検査の結果、異常なしと診断された彼女はとんでもない事実を告白! 「実は、自分を捨てて別の女性に走った夫への復讐で、コインランドリーに突っ込んだ」と。「シックス・フィート・アンダー」のフランセス・コンロイの熱演で、嫉妬にかられたエレノアの怨念が妙にリアルでゾゾーっ…。でも、レクシーはそんな彼女に同情。だって、メレディスはエイプリルと親しげだし、マークはアメリアと寝たし、アレックスは精神科に入院した自分を捨てたし…。エレノアに自分を重ねたレクシーは、その気持ちをメレディスにぶちまけます。メレディスは、レクシーに自分の流産のことを打ち明け、疎外感を持つ必要はないのだと説明。ホッとしたレクシーはエイプリルと仲直りして一件落着でしたが、すねてエイプリルに悪態をつくレクシーは見ていてなかなか面白かったですね。

 

メレディスは、コインランドリーの中に居合わせて事故に巻き込まれたライラという女性を診ます。彼女は来週ブラジル旅行に行く予定らしく、向こうで男遊びする気満々。ハンチントン病の保因者なので、余命のあるうちに人生を楽しむつもりだというんです。ライラによると、自分の母親が亡くなった際に遺伝子検査を受け、自分がハンチントン病の保因者だと知ったとのこと。“遺伝子検査”と聞いて、メレディスの頭には若年性認知症だった母エリスのことがよぎります。自分も、遺伝子検査を受けるべきかも…。なぜなら、メレディスは今子作りの真っ最中。産婦人科で検査を受けて、流産の原因は“攻撃的な子宮”(巨大な子宮筋腫)にあると聞かされたばかり。そんな今だからこそ、自分にも若年性認知症になる可能性があるのか知っておくべきだとメレディスは考えたんでしょうね。デレクはそんなメレディスに、「力まず、流れに任せよう」とアドバイスします。
余談ですが、ハンチントン病と言えば、「プライベート・プラクティス」シーズン1の#6「優しい嘘」に、遺伝子検査でハンチントン病と分かった女性と、その夫の物語がありましたね。切なかった…。

 

一方、ライラの横隔膜修復術を担当したのはテディ。最近、仕事でミスを連発していたジャクソンは、彼女を誘惑して取り入ろうと画策。最初はまんまと乗せられてしまうテディですが、最終的には彼の狙いを見破り、実力で勝負するよう一喝します。それにしてもジャクソン、セクシー過ぎる! 騙されていると分かっていても、あの体、あの目で誘惑されたら、進んで騙される女性は多いかも。

 

一方、アレックスはカリーとアリゾナと一緒に、脛骨骨肉腫を患うバレエダンサーの15歳の少年ジェイクを担当。化学療法では効果が得られなかったことから、一同はジェイクに脚の切断を進めるものの、バレエ命のジェイクにとって脚を失うなんてとんでもない話。彼は医師たちにバレエのダンスを見せ、切断以外の方法を探してほしいと懇願します。アレックスはそんなジェイクのために必死で治療法を調べ、腫瘍骨を取り出して放射線治療をした後で骨を戻すという方法を発見。再発のリスクを承知の上でジェイクはこの方法を選択。オペは無事に成功します。こうして、アレックスはまた一つお手柄を立てたかたちに。見た目の印象とは裏腹に、アレックスには本当に小児外科医としての素質がある!

 

クリスティーナはオーウェンと新居を探し始めるけれど、まったくテンションが上がらない様子。オーウェンは、“滑り棒”が備えられた元消防署だった空き家を気に入りますが、クリスティーナは興味なし。
そんなクリスティーナはこの日、ベイリーの下について自分を実験台にして喘息に対する寄生虫療法を試していた腹痛患者フィンクを担当。彼は腸閉塞でオペが必要と分かるものの、本人は実験を台無しにしたくないと主張してオペを拒否します。そこで、いったんは別の治療法が採られるものの症状は改善せず。結局、オペが行われることに。クリスティーナはオペへの参加を断りますが、フィンクの腸から摘出された寄生虫を救おうと奮闘。残念ながら、寄生虫は全滅していましたが、彼の実験に対する情熱がクリスティーナの心を動かします。その後クリスティーナは、愛するオーウェンが気に入った元消防署の家を購入。こうして、2人の新居は滑り棒のある家に決定!
ちなみに、フィンクのようにアレルギーの実験的な治療のために自分の体内に寄生虫を入れた研究者は実在します(ノッティンガム大学の免疫学者兼生物学者プリチャード博士)。さらに、鞭虫を飲み込む、あるいは十二指腸虫のバンドエイドを貼るという方法で、アレルギーなどの治療を行う企業も実在しているそう。そう言えば、寄生虫ダイエットなんてものもありますね。ダイエットのために寄生虫の卵を大量に摂取した中国の女子大生が、体内で寄生虫が孵化したために病院に搬送されたというニュースも耳にしたことが…。

 

さて、カリーと仲が良すぎるくらいのマーク。アリゾナは自分の胸を凝視するマークのことが苦手。何かとカリーと自分の間に割り込んでくる彼を厄介払いしようと、テディに「またマークと寝るべき」と勧めちゃうんだから勝手! でも、テディは今、そんな気分じゃない。それにカリーは、「はなからマークを毛嫌いして、好きになろうと努力していない」とアリゾナを責めます。マークが愛するカリーの親友なのだと改めて認識したアリゾナは、マークと2人で食事に行くことに。おかげで、アリゾナとマークという珍しい2ショットが実現! 2人の後ろ姿を見送る、カリーの笑顔が可愛かったですね。

 

さあ、次週はベイリーが監督するエピソード。あれ!? メレディスたちインターンがみんなアテンディングに!?


【トリビア:ゲスト】
エレノア役は、「シックス・フィート・アンダー」のルース・フィッシャー役でおなじみのフランセス・コンロイ。
ライラ役は「レスキュー・ミー ~NYの英雄たち」のローラ役や「NUMB3RS ナンバーズ ~天才数学者の事件ファイル」のミーガン・リーブス役で知られるダイアン・ファール。
フィンク役は、「CSI:マイアミ」の検視官トム・ローマン役や「ボストン・リーガル」のジェリー・エスペンソン役で知られるクリスチャン・クレメンソン。

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Can't Fight Biology」は、Drop Dead Gorgeousの曲“Can't Fight Biology”からの引用。
DNAには逆らえない!? 痴呆症の遺伝子検査を受けようとしているメレディスの状況を連想させるタイトル。


【注目のセリフ】
「ほんとに? あんたの方がイラつくけど」by クリスティーナ
 ……エイプリルとレクシー、どっちがイラつくかなあ?
「おバカなブロンド扱いだな」by アレックス
 ……ブロンドもジャクソンも売りはルックス!
「俺は今回のオペに加わりたい。いいでしょ?」by ジャクソン
 ……ジャクソンに色目を使われたら、テディじゃなくても…。
「マークよ。見たまんまのああいう人。魂が筋肉って人」by アリゾナ
 ……魂が筋肉だなんて…。尻軽と言われるのとどっちがマシ!?
「先生がレズビアンの胸を男に見られたくないと思っても、男は乳を分け隔てしない」by アレックス
 ……分かりやすい説明に、アリゾナも納得したはず。
「正直言うと、車であなたを轢きたいと思った。だから部屋を取ったら罪悪感が残る。ただし、家事の当番制始めたら殺すわよ」by レクシー
 ……これでレクシーとエイプリルも仲直り。


【メレディスの一言】
生物学によると人は生まれた時のまま変わらない
DNAは決定的
変わらない
でも、DNAがすべての原因じゃない
私たち人間は、人生によって変わる
新たな性質を持つ
なわばり意識を捨てる
競争をやめる
失敗から学ぶ
最大の恐怖に立ち向かう
良かれ悪しかれ、人は生物学で決まった以上の存在になれる
もちろんリスクはある
あまりにも変わりすぎると、自分自身を見失ってしまう
引き返すのは難しい
コンパスも地図もない
そういう時は目を閉じて一歩踏み出し、引き返せるよう祈る


【病名MEMO】
ハンチントン病

遺伝性の神経変性疾患で、不随意運動(舞踏様運動)、精神症状、行動異常、認知障害などが臨床の特徴。日本では特定疾患として認定されている。


【その他MEMO】
パドブレ

両足をクロスさせてリズムを取るステップ。


【曲情報】
♪"Don't Be Fooled" Walking Sleep

オープニング、メレディスの家のバスルームで、みんながスペースを奪い合い、マークがいちゃつくカリーとアリゾナの間に割り込み、クリスティーナとオーウェンが元消防署だったという家を見に行き、メレディスとデレクが産婦人科クリニックを訪れるシーンで。
♪"You Got What I Need" Joshua Radin
ジェイクが、どれだけ自分が脚を必要としているか医師たちに伝えるべく、バレエの踊りを見せるシーンで。
♪"Refresh Me" V V Brown
クリスティーナ、メレディス、エイプリルらが廊下で話をし、カリーがマークを嫌うアリゾナを非難している間に、アレックスがジェイクの治療法を見つけるシーンで。
♪"Until The Last Falling Star" Matthew Perryman Jones
テディがジャクソンを叱責し、メレディスが遺伝子検査のための採血をクリスティーナに頼むシーンで。
♪"Tumblin Down" Jenna Andrews
自分の研究の大切さを語るフィンクに、クリスティーナが心を動かされるシーンで。
♪"Further" Correatown
エンディング、レクシーがエイプリルと和解し、メレディスが遺伝子検査についてデレクに話し、クリスティーナが空き家を購入してオーウェンを驚かせるシーンで。

2011.8.10|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

8月3日(水) #3「いびつな愛情」

Bamen3_2外科医たちのカウンセリングを担当してきたパーキンスが、後のことをワイアットに託してシアトル・グレースを去る。クリスティーナは依然としてオペの許可が下りず、デレクはそんな彼女を気遣って、彼女を自分の助手にする。そんな中、デレクの妹で脳外科医のアメリアが、兄を心配してLAからやってくる。一方、ERには結婚間近の女性がやって来て、胸の痛みと息苦しさを訴え…。


Bamen3_aデレクの妹アメリアが、撃たれた兄を心配してシアトルへ! 「プライベート・プラクティス」ではお馴染みの彼女も、「グレイズ・アナトミー」には初登場です。…で、アメリアとデレクの関係、「プライベート・プラクティス」での会話から、どうやら円満なものではないと想像はしていましたが、本当にデレクはアメリアに冷たい。デレクは、昔から薬の過剰摂取など、家族を困らせることの多かったアメリアのことが信用できないようです。一方のアメリアは、撃たれた兄も気がかりだし、過去に父親が強盗に射殺されたことについても、あいまいな記憶を補ってきちんと向き合いたいという気持ちがある。でも、デレクは…。兄妹の気持ちはすれ違います。
けれども、結局デレクは父親が射殺された時の状況を、初めてアメリアに詳しく話して聞かせます。飛び出そうとするアメリアを必死で抑えながら「静かにじっとしていろ」と祈った時のことを。そして、その感情を今も引きずっているせいか、破天荒なアメリアを見ていると心配で仕方がないこと、自分が撃たれたことを言えなかったのは妹に苦痛を感じさせたくなかったからであることを打ち明けます。アメリア、ようやくデレクの真意に触れることができて良かった! ロスに戻った彼女に、「プライベート・プラクティス」で出会えるのが今から楽しみです。

 

相変わらずオペの許可が出ないクリスティーナ。依然として不安定な彼女は、オーウェンが当直だとメレディスのベッドに潜り込むありさまで、オペなんてとんでもないといった状況。デレクはそんな彼女を気遣い、自分の助手につけます。けれども、クリスティーナは、アメリアが連れてきた患者のオペの途中でまたもフリーズ。アメリアはクリスティーナを無能呼ばわりするけれど、そこはデレクがクリスティーナをかばいます。だって、クリスティーナは自分の命の恩人ですもんね。妻メレディスの“パートナー”でもあるわけだし。デレクは、メレディスとクリスティーナの関係を「ET」のエリオット少年とETの関係になぞらえます。そして、自分やオーウェンを“白い防護服を着た政府の連中”と表現。2人の関係を「理解できない」としながらも、ユーモラスに尊重しているところが素晴らしい!

 

さらにデレクは、「デレクの胸から弾を取り出したオペで何をしたか、記憶がぶつ切れ」と言うクリスティーナのために、献体された遺体を用意。オペを再現することで、彼女のトラウマ克服を助けようとします。これまであまり見ることがなかったデレクとクリスティーナのコンビはなかなか新鮮。いい化学反応が起きていたと思います。けれども、残念なのは、このデレクのこの試みも失敗に終わったこと。クリスティーナは、オーウェンに外科医を辞めることさえほのめかし…。メレディス、デレク、オーウェンらの心配は、まだまだ続きそうです。

 

メレディスとエイプリルは胸の痛みと息苦しさを訴えてERを訪れたグレッチェンという女性を担当します。婚約者ダニーとの結婚を間近に控えている彼女は、自分はまだヴァージンだと公言。それなのに、何と肺からコンドームが摘出されてビックリ! 一同は浮気を疑い、ダニーも怒って病室を出て行って…。でもよくよく話を聞いてみると、実は独身さよならパーティーで誤って肺に吸い込んだのが原因と判明。事実を知ったダニーは、より一層グレッチェンのことが愛しくなったみたい。一件落着。

 

そして、この驚きの症例をきっかけに、レジデントたちはそれぞれの初体験を披露。エイプリルは沈黙を貫いていたのに、最終的には“夕暮れのビーチで初体験をした”と作り話をしてしまったのが災いし、28歳にしてまだ処女だと告白するハメに。みんなにバカにされてちょっとかわいそうなエイプリルだけれど、「アレックスはエレベーターが怖くて階段を利用している」「ジャクソンは悪夢にうなされてばかり」「メレディスはクリスティーナの話題を避けてる」など、それぞれが問題を抱えているとズバリと指摘! これにはみんな反論の言葉が出ない…。エイプリル、なかなか侮れないです。

 

そうそう、アレックスのエレベーター恐怖症に気付いていたのはエイプリルだけじゃなかった! リチャードもちゃんと見抜いていました。リチャードとアレックスが何度もエレベーターで上り下りするシーン、とても良かったですよね。

 

レクシーは、ベイリーとマークの元で、HPV感染が原因のイボが全身にできた男性ジェリーを担当します。彼は容姿を気にして家に引きこもっているらしく、妻のテスはそんな夫との生活に精神的疲労が募るばかり。イボを切除するオペを受けてもすぐに再発することに絶望している夫を説得し、半ば強引にオペを受けさせます。ところが、実際にオペをしてみると思った以上に正常な皮膚がなく、皮膚移植は行えず…。容姿の異様さが改善されないことから、今後も夫は家にこもり続けるだろうと考えたテスは、「夫を愛しているが愛だけではやっていけない」という言葉を残し、オペ後、まだ目覚めぬジェリーを置いて病室を出て行きます。何ともやり切れない…。
なお、今回のジェリーにはモデルとなった人が。そのイボの形状から、“ツリーマン”の名で知られるようになったインドネシアの男性デデ・コサワさん。2008年、彼はアメリカで全身のイボの95%を除去する手術を受けていますが、残念ながら現在は再びイボが増殖している模様。ちなみに、デデさんは過去に結婚しており、お子さんにも恵まれていますが、奥さんは彼の元を去ったんだとか。デデさんは、お金を稼ぐために見世物小屋で働いていたこともあるそうです…。

 

話を戻しましょう。テスの決断に影響を受けたマークは、レクシーを気にしてジロジロ見つめる(←目つきが笑える!)ことをやめ、彼女への気持ちに踏ん切りをつけることに。そして、何とアメリアを誘ってしまう! マークが自分を変人扱いしていると腹を立てていたレクシーは、「マークは愛してるから見つめてるだけ」とエイプリルに諭され、マークに会いに行くんですが、ちょうどそこでアメリアとイチャつくマークを目撃。ショックを受けてその場を後にします。結局、今回もマークとレクシーはすれ違いです。

 

外科医たちのカウンセリングを担当してきたパーキンスは、ワイアットに後を託してシアトル・グレース・マーシー・ウェストを去ることに。すっかりパーキンスに情が移ってしまっているテディは寂しさを隠せません。「あなたを思ったより好きになった」と告白しますが、パーキンスは「もっと君にふさわしい男を選べ」と。テディの幸せは長く続かなかったというわけですね。

 

そんなテディのなぐさめ役に回ったのがカリーとアリゾナ。2人はクリスティーナにそろそろアパートを出て行ってほしいと思っているのに、彼女を気遣ってそれを言い出せず。でも、アパートで人目もはばからずイチャついたのが図らずも功を奏し、クリスティーナとオーウェンに「出て行かなくちゃ!」と思わせちゃった! こんなアプローチもあったのね、と驚きでした。


【トリビア:ゲスト】
「プライベート・プラクティス」でアメリア役を演じているカテリーナ・スコーソンがゲスト出演。
グレッチェン役は、「HEROES/ヒーローズ」のモニカ・ドーソン役のダナ・デイヴィス。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Superfreak」は、Rick Jamesの曲“Super Freak”からの引用。


【注目のセリフ】
「G.I.ジェーンどころか、私は甘えん坊バービー」by テディ
 ……なかなか自分を客観的にとらえている!
「女姉妹は大勢いる。いちいちコーヒーをおごってたら破産だ」by デレク
 ……そうそう、デレクには4人の女姉妹がいるんだった!
「シェパードから離れたかった。10分でいい。KGBみたくしつこいんだもん」by クリスティーナ
 ……彼女から毒舌が消えていないのが唯一の救い。
「彼(エリオット少年)とETは奇妙かつ面倒な絆で結ばれてる。彼が病気になるとETもなる。ETが酔っ払うと少年も酔っ払う。クリスティーナとメレディスも同じだ」by デレク
 ……デレクに座布団1枚!
「クモよ!クモ!あ~っ、やだやだ誰か何とかして、お願い!」by ベイリー
 ……ベイリーの弱点発見!
「でも君は類い希な才能を持ってる。放ってはおけない」by デレク
 ……そう、今やクリスティーナはデレクの家族だもの。
「撃たれたなんてお前に連絡できるわけがない。痛いなんてお前には言えない。苦痛を感じさせたくない」by デレク
 ……デレクの妹思いの一面がチラリ。


【メレディスの一言】
誰も変人になりたくない
たいてい後戻りできなくなるまで自分が変人とは気付かない
でも、たとえどんな変人だろうと、まだあなたのことを気遣ってくれる人はいる
相手が見限ってなければだけど
こと恋愛に関しては、変人もずっとは待ってくれない


【病名MEMO】
HPV(ヒトパピローマウイルス)

ウィルスの一種で、イボの原因となるものや、子宮頸がんの原因となるハイリスク型など、その種類は100種類以上。日本では2009年12月22日より、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンが、一般の医療機関で接種可能になった(いわゆる子宮頸がんワクチン)。


【その他MEMO】
ブレット・ファーヴ

1969年生まれの、有名なアメリカンフットボール選手。
アメリアが連れてきた患者のトッドを見て、マークは「ブレット・ファーヴのそっくりさん?」と言っていたけれど、確かに似ている…。


【曲情報】
♪"Worried About" Lissie

オープニング、自分たちのベッドに潜り込んでいるクリスティーナを見つけて、デレクが驚くシーンで。
♪"Sheep in Wolves Clothing" Ash Koley
メレディス、クリスティーナ、アレックス、ジャクソンが自分たちの初体験を告白するシーンで。
♪"Goodbye (Acoustic)" Greg Laswell
デレクをオペした時の記憶がぶつ切れだとクリスティーナがデレクに告白。リチャードがアレックスをエレベーターに誘い、テスが夫ジェリーへの思いをマークに語るシーンで。
♪"Belong" Cary Brothers
エンディング、エイプリルが自分は処女だと認めた上で、それぞれの抱える問題を指摘。レクシーがマークに会いに行き、彼とアメリアがイチャついているのを目撃してしまうシーンで。

2011.8. 3|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(3)トラックバック(0)

7月27日(水) #2「刻まれた衝撃」

Bamen2_aオーウェンと結婚したクリスティーナは、妻という立場になったことに戸惑いながらも、医師としてオペに参加する。しかし、オペの最中、彼女は乱射事件のことを思い出して倒れてしまう。すっかり自信をなくしてしまったクリスティーナは…。そんな中、フラッグ・フットボールのチームが練習中、落雷事故に遭ってERに搬送されてくる。チームの中で紅一点のケリーのことが好きなメンバーの3人は…。


まだまだ乱射事件のトラウマを引きずる面々。やはり、中でも特に深刻なのがクリスティーナ。あれほどオペを愛し、心臓外科の経験を積むためならオーウェンさえテディに差し出す勢いだった彼女が、今は見る影もなし。せっかくオーウェンたちの計らいでオペに参加できることになったのに、その表情は暗くて…。しかも、オペの最中に乱射事件の悪夢をよみがえらせてバッタリと倒れてしまったからビックリ! オペ室の床で動けなくなってしまったクリスティーナ、その姿はあまりにも痛々しくて…。そして、そんな彼女に駆け寄るメレディス。この2人の友情は本当にただものじゃないと、このシーンで再認識させられました。あのカメラアングル+クリスティーナ役のサンドラ・オーの名演技がすごかった!

 

Bamen2_2さて、そんなクリスティーナ、オーウェンと結婚し、妻の立場になったことにも戸惑いを見せます。すっかり結婚生活にも自信をなくし、結婚指輪をオーウェンに突き返してしまい…。けれども、ここで再び親友メレディスがいい働きを見せる! クリスティーナにオーウェンの元に戻るよう説得します。そうそう、メレディス、流産のこともちゃんとデレクに打ち明けました! もちろんパーキンスにも。こうしてメレディスはようやくオペに入る許可をGET。デレクの無謀運転も、これでしばらくは収まることでしょう。

 

そして、今回何よりも印象的だったのがオーウェン!「俺は君から離れない。何があろうとずっと君のそばにいる」とキッパリ。シーズン6では煮え切らない態度で視聴者をイライラさせたオーウェンが、頼りがいのあるところを見せてくれました。トラウマに苦しむ自分を支えてくれたのがクリスティーナであること、しっかり彼の胸に刻まれているんでしょうね。「俺はそばにいる!」と、とにかく言葉に力強さがある。メレディスが「いいスピーチだった」と褒めたのも納得です。また、そんなオーウェンの言葉を聞いたクリスティーナの表情もイイ!
…というわけで、何とかオーウェンとの結婚生活を続けることにしたクリスティーナだけれど、やはり今後が心配であることには変わりなし。彼女のトラウマは相当根深そうです。

 

一方、オーウェンやメレディスがクリスティーナを心配するように、マークはレクシーのことが心配でたまらない様子。彼女を自分の下につけ、オペを担当させないよう見張りまくり。今も彼女を愛しているからこその思いやりなんですが、レクシーにはそれが煙たい…。いざプロポーズ!と覚悟を決めたマークを、「放っておいて!」と突っぱねます。マークとレクシー、このまますれ違いでしょうか…。

 

撃たれた時の弾を、体内に残したままにしているアレックス。被弾しても生き残った自分をヒーロー視するのに、この弾は絶好のアイテムというわけ。でも、ベイリーはそれを見る度に乱射事件のことを思い出してしまう。ついに、「弾を取り出すまでオペに参加するな」とアレックスに命じます。自分の腕の中でチャールズを死なせたあの日が、ベイリーにはまだ生々しいのでしょう。そして、アレックスの了解を得て、ベイリーは自らの手で彼の体から弾を取り出します。弾と同じように、ベイリーの頭から乱射事件の記憶も取り出してあげたい…。

 

復縁してニコニコなはずのカリー&アリゾナ。2人はカリーの部屋で同居を始めるも、カリーの趣味が反映された“ギスギス部屋”がアリゾナはお気に召さない模様。もっと温かみのある部屋にしたいと壁紙の貼り替えを提案します。思わずグッタリしてしまうカリーだけれど、最終的にはアリゾナの望みを叶えてあげる!?

 

テディはパーキンスと順調に交際。でも、どこかで患者と精神科医の関係になっていやしないかと思い始め…。その気持ちを素直にパーキンスに打ち明け、自分も交際を楽しんでいるという彼の言葉にホッとします。テディ、前シーズンはあれだけオーウェンとクリスティーナの関係を不安定なものにしたというのに、今はかなりパーキンスにご執心といった感じ。なかなか切り替えが早い!

 

気になる患者もいましたね。落雷事故に遭ったフラッグ・フットボールの選手たち。ウォーレン、ミッチ、ラスの3人は、紅一点のケリーに夢中。死にそうな目に遭ったことで、3人はみなケリーに告白!(どうしてあんなにケリーはモテるの!?) レクシーのお手柄で脊髄硬膜外血腫が判明したケリーは、無事オペを終えて目覚めると、自分もウォーレンを愛していると告白します。医師たちの暗い胸の内が浮き彫りにされたエピソードだっただけに、このハッピーエンディングには救われました。

 

このようにいまだ乱射事件のショックを引きずるシアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院。次回は“ハリケーン・アメリア”こと、デレクの妹アメリアがやって来るというから興味深い! 兄デレクが彼女にどんな態度を取るのか、早く見てみたいですね。


【トリビア:ゲスト】
クリスティーナが担当した患者のリンダ役は、「HEROES/ヒーローズ」でクレアの母親サンドラ・ベネットを演じていたアシュレイ・クロウ。

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Shock to the System」は、Billy Idolの同名曲“Shock to the System”の引用。


【注目のセリフ】
「あの部屋はヤンがコーディネートしたからギスギスしてて冷たい」by アリゾナ
 ……カリーの部屋って前衛的!? バットマンの基地みたい!?
「あんたの結婚は秘密と犯罪が付きまとってる。参考になんない」by クリスティーナ
 ……毒舌だけど、言い得ている…。
「精神科に逆戻りするに50ドル」by クリスティーナ
 ……かわいそうなレクシー、今度はクリスティーナの賭けのネタに。
「それがパターンになんの? 不安や辛い気持ちをあたしに打ち明ける? お互い撃たれそうになったから」by クリスティーナ
 ……ジャクソンが思ったように、これで完全復活なら良かったのだけど。
「いつも通りに終わっただけだ。俺が近付く女はみんなおかしくなる。レベッカ、イジー、それにお袋」by アレックス
 ……こうして並べて見ると、確かに…。
「一生かけて幸せにしたいんだよ」by マーク
 ……マーク、こんなにレクシーを愛してるのに。切ない。
「俺と一緒に怖がったり怒ったりすればいい。俺に対して怒ってもいい。どうなろうが俺はそばにいる」by オーウェン
 ……このセリフを含めた一連のスピーチ、本当にお見事!


【メレディスの一言】
雷が2度落ちることは滅多にない
一生に1度のこと
何度も衝撃が来るように感じたとしても
やがて痛みは治まり、衝撃は消えていく
そして自然に回復へ向かう
予期せぬ出来事から立ち直る
形勢が有利な場合もある
しかるべき時にしかるべき場所にいれば、大打撃を受けても生き残る見込みがある


【病名MEMO】
蜂窩織炎(ほうかしきえん)

皮膚の下部からその下の組織にかけての細菌感染症。原因となる細菌は多数あり、ブドウ球菌もその一つ。

 

MRSA感染
抗生物質が効かなくなった多剤耐性の黄色ブドウ球菌による感染症。敗血症や肺炎、などを引き起こす。
ベイリーは、体内に弾を残しているアレックスに、ゆくゆくはMRSA感染から敗血症になって死ぬ場合もあると指摘した。


【その他MEMO】
スカーレット・ピンパーネル

ハンガリーの作家、バロネス・オルツィの小説。邦題は「紅はこべ」。
クリスティーナは、クイズにも強いらしい。

 

フラッグ・フットボール
アメリカンフットボールを基に米国で考案されたスポーツ。「タックル」がプレーヤーの腰につけた「フラッグ」を取ることに置き換えられており、原則として敵味方の選手同士の身体的接触は禁止。安全で、子どもから大人まで楽しめる。


【曲情報】
♪"Precious" Tobias Froberg

オープニング、メレディスがパーキンスとの面談で嘘の涙を見せるシーンで。
♪"Wishing He Was Dead" The Like
テレビを見ていたメレディスとクリスティーナのところにやって来たレクシーが落雷事故のニュースを見て、ケリーの麻痺の理由に気付くシーンで。
♪"Into The Mystic" Greg Laswell
クリスティーナのオペの見学中、メレディスがアレックスをなぐさめるシーンで。
♪"The Wait" School of Seven Bells
メレディスがオペ室に入り、倒れたクリスティーナを助けようとするシーンで。
♪"Calling Me" Alva Leigh
メレディスが流産のことをデレクに打ち明け、クリスティーナが結婚指輪をオーウェンに返すシーンで。
♪"Business Transaction" Home Video
パーキンスも自分との交際を楽しんでいると知ってホッとしたテディが、彼とキスをするシーンで。
♪"White Blank Page" Mumford & Sons
ベイリーがアレックスの体内の弾を摘出し、メレディスがクリスティーナに離婚を思いとどまるよう説得。オーウェンがクリスティーナを迎えに来るシーンで。

2011.7.27|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

7月20日(水) #1「生まれ変わるために」

Bamen1_2病院内の乱射事件に巻き込まれた医師たちの多くは、精神的な後遺症(PTSD)に苦しめられていた。精神科医のパーキンスはスタッフのカウンセリングを実施。それぞれがオペを担当できる状態にあるか判断していく。そんな中、デレクは復帰初日に高速道路でスピードを出し過ぎ、無謀運転で逮捕される。その後、彼は衝動的に部長職を辞任してしまい…。一方、クリスティーナは事件後に孤独におびえるようになり、オーウェンのプロポーズを即座に受けて結婚を決めるが…。


Bamen1_a_2衝撃的な乱射事件に見舞われたシアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院。その後、みんながどうなったかと思っていたら… 何とクリスティーナとオーウェンが結婚!! いきなりシーズン7の初回に2人の結婚式とは、意表を突かれました。しかも、クリスティーナがオペの許可をもらえないことに焦っていないというのが怖い。ウェディング雑誌を読みふける、何かに憑依されたようなクリスティーナのあの目。サンドラ・オーの演技力のすごさを、またまた思い知らされました。
そうそう、“目”と言えば、結婚式で誓いの言葉を言うクリスティーナを見守るオーウェンのまなざしが良かった! ケヴィン・マクキッドも名演技でしたね。

 

一方、撃たれてイジーの名を呼んでいた哀れなアレックスは、傷から回復するなり自分で自分をヒーロー視。事件の際、レクシーがどんなに必死に自分を助けようとしてくれたのかも忘れて、彼女が精神を病んだ途端ポイっと捨てちゃったって!? 前シーズン、成長が著しかったアレックスだけにちょっと残念な展開。残念と言えば、ベイリーとベンも別れちゃうし…(ぜひ2人にはうまくいってほしかったのに!)。

 

レクシーは、事件のショックから一時は精神科に入院していたとのこと。そのお膳立てをしたのがマーク。やっぱりマークはレクシーのことが気になるんでしょう。それにしても、患者の前であそこまで取り乱すような失態を見せたレクシー、あっさりオペの許可をGET。「睡眠障害だから眠れば治る」って…。マークでなくてもパーキンスに抗議したくなるかも。

 

そして、デレクは無謀運転で何度も警察に捕まっているという状況。デレクを演じるパトリック・デンプシーは無類の車好き。カーレースに出場するのが趣味で、クラシックカーやスポーツカーのコレクターとして知られているだけに、彼が車をかっ飛ばすことでPTSDに対処しようとしているというのは、良くできた脚本だなと感心しました。
そしてそんなデレク、いきなり部長を辞めると宣言! それで喜んだのがリチャードです。部長への返り咲きがよほど嬉しかったのか、みんなが半端ないPTSDに見舞われているというのに、ハイテンションで踊りまくり! ちょっとちょっと、浮かれている場合ではないのでは!? と言いたいところですが、暗い状況の中こそ光が必要というもの。リチャードの部長職復帰&ダンスは、間違いなく今回のエピソードの中でも大きな見せ場になっていました。

 

比較的、PTSDから遠いところにいるのがカリーとアリゾナ。アリゾナは、カリーがいつ子作りのことを話題にするかドキドキ。あれほど子どもは欲しくないと言い張っていたアリゾナが、カリーとなら子どもを持ってもいいと言い出したのには驚きでしたが、やはり内心ではまだ覚悟ができていないよう。ともかく、この2人は正式な同居を始めることに。今後の展開が気になります。

 

テディもまた、今回の銃撃事件によるPTSDの影響は軽そうな部類ですが、この人、なかなか隅に置けない! ちゃっかり精神科医のパーキンスと付き合い始めてるし!

 

また、今シーズンからジャクソンとエイプリルが正式にレギュラー入り。イケメンのジャクソンはいいとして、エイプリルは目の上のたんこぶのような存在(←と思っているのは私だけ!?)。だからこそ、この2人のマーシー・ウェスト組が、今後シアトル・グレース組とどう関係を築いていくのか、その動向にも注目していきたいです。

 

それにしても、クリスティーナが気になる…。
流産のことをいまだデレクに言えず、オペの許可がもらえないメレディスも心配だ…。


【トリビア:ゲスト】
パーキンス役は、「マーシー・ホスピタル」でDr.クリス・サンズを演じていたジェームズ・タッパー。
オーウェンの母親役は、「エバーウッド 遥かなるコロラド」のエドナ・ハーパー役で知られ、「グレイズ・アナトミー」のシーズン5にも同役ですでにゲスト出演を果たしているデブラ・ムーニー。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「With You I'm Born Again」は、Syreeta Wright and Billy Prestonの同名曲“With You I'm Born Again”からの引用。
オーウェンと結婚して新しい人生を歩み始めたクリスティーナの状況にピッタリとハマっている!


【注目のセリフ】
「パーキンスはバカじゃないかも。メレディス・グレイの内なるヤバさをちゃんと見抜いてる」by クリスティーナ
 ……歯に衣着せぬ、この言い方が好き!
「ドレスをさがすことに幸せを感じるような人間になりたい。単純になりたい」by クリスティーナ
 ……彼女の心の傷の深さがよく表れたセリフ。
「あなたと向き合ってる余裕がない。あたしは自分をつなぎ止めるだけで精一杯なの」by ベイリー
 ……恋人と向き合う余裕すらないなんて。あまりにも切ない
「危篤状態になった時、あなたは出て行った奥さんの名前を呼んだ。そういうのって最強の反対。どうでもいいけど」by レクシー
 ……このセリフにはスカッ! このくらい言ってよし。


【メレディスの一言】
ヒトの体の細胞は入れ替わる
平均すると7年ごとに
ヘビのように、ヒトは自力で皮膚を脱ぎ捨てる
生物学上、新しい人間となる
見た目は変わらない、前と同じ
変化は目に見えない
ほとんどの人はそう
でもみんな変化している
完全に、すっかりと


【病名MEMO】
頭蓋底脊索腫

胎児期にみられる脊索と呼ばれる組織の遺残組織から発生する腫瘍。


【曲情報】
♪"Midnight Hour" Reflection Internal: Talib Kweli & Hi-Tek

部長職に復帰したリチャードがオフィスで満足げに踊るシーンで。
♪"Undertow feat The fray & Esthero" Timbaland
メレディス、クリスティーナ、レクシーが冗談を言いながら廊下でランチをするシーンで。
♪"Teach You To Fly" Wiz Khalifa
デレクがスピードを上げて車を運転するシーンで。
♪"Thistle & Weeds" Mumford & Sons
グレッグのオペが行われるシーンで。
♪"Backed Into The Corner" Amy Stroup
ベイリーがベンと話をし、別れを告げるシーンで。
♪"Stare Into The Sun" Graffiti6
デレクが無謀運転で捕まり、メレディスが彼を留置所まで訪ねるシーンで。
♪"Salt In The Wound" Delta Spirit
メレディスに祝福されながら、クリスティーナがオーウェンと結婚するシーンで。

2011.7.20|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

「グレイズ・アナトミー7」いよいよスタート!

いよいよ7月20日(水)より、「グレイズ・アナトミー7」の放送がWOWOWでスタートします。

 

衝撃的な乱射事件で幕を閉じた第6シーズン。リードやチャールズは射殺され、アレックス、オーウェン、デレクも撃たれ、メレディスは流産…。精神的な後遺症(PTSD)に苦しめられている医師たちは、どうやって立ち直ろうとしているのでしょうか?

 

ブログの方は、これまでとは少し違ったスタイルでお届けしていく予定です。どうぞお楽しみに!

 

 
7/20(水)スタート
[191ch][HV][二カ国語] 毎週水曜よる11:00
[字幕版] 毎週土曜午前11:00

2011.7.19|グレイズ・アナトミー7|コメント(0)トラックバック(0)