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シアトルでハチドリの餌付けをするのを夢見る30女。


【曲情報】#24「汚された聖域」で使われていた曲は?

♪ "In My Veins" Andrew Belle featuring Erin McCarley
エレベーターが止められていると気付いて取り乱したベイリーが、冷静さを取り戻してチャールズに寄り添うシーンで。
♪ "Unarmed" Mariah McManus
弱っていくチャールズをベイリーが見守り、メレディスがオーウェンの処置中に流産してしまうシーンで。
♪ "The Way It Ends" Landon Pigg
エンディング、心室細動に陥ったデレクの心拍が戻り、アリゾナがカリーとの間に子どもを持ちたいと言い出すシーンで。

2011.4.14|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

4月13日(水) #24「汚された聖域」

Bamen24_aデレクを撃ってからも復讐に燃えるゲーリーは、次なる標的を捜して再び姿を消す。デレクへの発砲を目の当たりにしたメレディス、クリスティーナ、エイプリル、そして、撃たれたアレックスを手当てするマークとレクシーは!? 一方、術後の患者を連れてICUへ向かうオーウェンとテディは、廊下で死体を発見してICU行きを断念。ベイリーは、患者のメアリーと一緒にチャールズを救おうと奮闘するが…。


【STORY】
Bamen24_4_2 デレクを撃ったゲーリー。今度はエイプリルに銃を向ける。命乞いをする際、個人的なことを言うと効果的だと覚えていたエイプリルは、父や母、姉妹のことを引き合いに出し、撃たないでほしいとゲーリーに懇願。ゲーリーはそんなエイプリルを解放し、突入したSWATの姿を見て逃走する。
メレディスはデレクの元に駆け寄り、「目を閉じちゃダメ!」と必死で彼を励ます。エイプリルは完全に取り乱していて茫然自失状態。そんな中、クリスティーナは何とか平静を保とうと踏ん張り、デレクをオペ室に移すよう2人に指示する。そして、自分はオペを頼むため、エイプリルとともにテディを捜しに行くが、ジャクソンからテディもオーウェンも移動して不在だと聞かされ…。
ジャクソンは、看護師と麻酔科医にデレクのオペの準備をさせるようエイプリルに言い、クリスティーナに執刀を促す。緊急事態だけに覚悟を決めたクリスティーナは、ジャクソンと一緒にデレクのオペを行うことに。オペに集中するため、メレディスにはオペ室に入らないよう告げ、エイプリルにはメレディスの監視役を頼む。そして、「全力を尽くす」とメレディスに誓い、デレクのオペに取りかかる。オペ室の外で待機している間、メレディスは涙するエイプリルに「やっとデレクしかいないと気付き、結婚して子どもを作ろうと決めたのに、こんなことになった。今、泣いていいのはあなたじゃない」と言い放つが、「リードは親友だったのに彼女を亡くした」という言葉を聞き、彼女も辛いのだと理解する。

 

一方、撃たれたアレックスに輸血する血液を手に入れるため会議室を出たレクシーは、途中でゲーリーと鉢合わせる。ゲーリーは、妻の死に直接関わったデレク、リチャード、レクシーに復讐する計画だったとレクシーに告げ、彼女に銃を向ける。すると、SWATがゲーリーに向けて発砲。ゲーリーが撃たれた隙にレクシーは逃げ、何とか会議室へと戻る。そして、瀕死のアレックスに「愛してる」と連呼。けれども、朦朧としたアレックスはレクシーではなくイジーの名前を呼ぶ。「イジー、置いてかないでくれ」とすがるアレックス。レクシーは、イジーに代わって「置いていったりしない」とアレックスを励まし続ける。そんな中、会議室にSWATが。フロアの安全が確認されたと聞かされ、マークとレクシーはアレックスを連れて外に避難。アレックスは、シアトル長老派病院へ運ばれる。

 

オーウェンとテディは、オペ中に低体温となった患者ピートをICUに運ぼうとしていた。「クリスティーナか私かどちらか選んで」とオーウェンに迫るテディ。そんな矢先、廊下で死体を発見した2人は、ICUには行けないと判断。何とか無事にピートを病院の外に運び出すが、オーウェンはまだ中にクリスティーナがいると知り…。危機的状況に置かれたことで、オーウェンはクリスティーナを選ぶと決め、テディを残して病院内へ戻る。

 

Bamen24_6クリスティーナとジャクソンは、デレクのオペに奮闘していた。途中、吻合の方法に悩みながらも、的確な判断で処置を進めていくクリスティーナ。そこに、クリスティーナを捜しに院内に戻ってきたオーウェンがやって来る。メレディスは、1人でもアテンディングが戻ってきてくれたことに安堵するが、実はその頃、オペ室内は恐ろしい状況に陥っていた。何と、いつの間にかオペ室内にゲーリーが侵入。クリスティーナに銃を突きつけ、デレクのオペをやめるよう脅迫していたのだ!
オーウェンはゲーリーを説得しようとするが、ゲーリーは聞く耳を持たず。そのうち、異変に気付いたメレディスもオペ室に入り、自分を撃つようゲーリーに迫る。「レクシーは妹であり、リチャードは父親のような存在、そしてデレクは夫。私を撃てば復讐を果たせる」と。しかし、ゲーリーは一向に銃を下ろそうとしない。

Bamen24_7 オーウェンは、力ずくでゲーリーを取り押さえようとするが、肩を撃たれて気を失ってしまう。ジャクソンはその混乱を利用して、モニターのコードを抜いてデレクの死を偽装。復讐を果たせたと勘違いしたゲーリーがオペ室から去ると、クリスティーナとともにデレクのオペを再開する。心室細動に陥り、死にかけるデレクだったが、クリスティーナたちの懸命な処置により一命を取り留める。
メレディスは、本当にデレクが死んだと思って一時はショック状態だったが、クリスティーナに命じられ、エイプリルとともにオーウェンの治療にあたる。けれども、その間にメレディスは流産。大きな犠牲を払うかたちとなる。

 

ベイリーとメアリーは、出血多量のチャールズに止血の処置をしていたが、病室内でできることはすべてやり尽くしたという状態に。チャールズをオペ室へ連れていくしかないと判断したベイリーは、シーツの上にチャールズを乗せて、それを引きずりながらエレベーターへと向かう。ところが、エレベーターは警察の判断により止められていた。これではチャールズを助けられない。興奮して泣きわめくベイリー。しかし、すぐに冷静さを取り戻すと、死が迫っていることをチャールズ本人に告げる。そして、チャールズの頭を自分の膝に載せ「あんたは独りじゃない」と声をかけながら、メアリーとともに彼の最期を看取ることに。チャールズは、「リードに愛していたと伝えてくれ」と言い残して死んでいく。

 

アリゾナとカリーは、虫垂が破裂したルビーを処置。不安がるルビーをなだめているところに、ゲーリーがやって来る。思わず、恐怖に固まってしまうアリゾナ。カリーは動揺しながらも、銃創を負ったゲーリーに手当て用の包帯を渡し、彼を追い払う。そして、怖がるルビーに「ロビンス先生はこの病院で1番頼りになるお医者さん。先生には魔法の笑顔があるから、先生がにっこりするだけで全部うまくいく」と言って安心させてやる。
こうして、今回の事件によって、互いの愛情を再確認したアリゾナとカリー。無事、外へ避難を果たすと、アリゾナは子どもを持とうとカリーに提案。2人は復縁する。

 

病院の中に入れず、外で状況をうかがっていたリチャード。医師たちを含め、多数の被害者が出ていると知り呆然。そのうち、銃撃犯がゲーリーだと知ると、警官の目を盗んで病院に入っていく。
そして、病室にたたずむゲーリーの姿を発見したリチャードは、静かに彼と対峙。ゲーリーは、リチャードを撃ってから自分も自殺するつもりだったが、残っている弾が1発しかないとリチャードに話す。リチャードは死を恐れていないと告げ、ゲーリーが差し出したウォッカには口を付けず、それを床にこぼす。そして、ゲーリーに選択を委ねる。
SWATが接近する中、鳴り響く1発の銃声。リチャードは撃たれずに済み、事件は収束するのだった。


【今回のMVP】
クリスティーナ!

メレディスとエイプリルが取り乱す中、着々とデレクのオペの準備を進めるクリスティーナ。そして、執刀できるアテンディングがいないと知ると、意を決して自らメスを握る。
そして、オペではその才能を存分に発揮。途中、オペ室に乱入したゲーリーに銃を向けられても、簡単にはデレクのオペをやめようとせず。ゲーリーが立ち去ると、すかさずオペを続行し、見事、親友メレディスの夫であるデレクの命を救った。
今回のクリスティーナの尋常ではない精神力に、心から感服。


【デレクの一言】
イエスかノーか
中か外か
上か下か
生きるか死ぬか
英雄か腰抜けか
闘うか諦めるか
もう1度念を押しておこう
人生は選択の連続
生きるか死ぬか
まさに重大な選択
自分で決められるとは限らない


まさに衝撃的なシーズン・フィナーレ。
アリゾナとカリーが元サヤに収まったり、オーウェンが土壇場でクリスティーナを選んだりと、前向きな進展もあるにはあったものの、リードとチャールズは亡くなり、生き残ったメンバーもそれぞれ体や心に大きな傷を負うかたちに…。
当初、この番組の製作の指揮を執るションダ・ライムズは、ベイリーが撃たれるという脚本を用意していたとのこと。しかし、メレディスが番組の“心臓”なら、ベイリーは番組における“精神”。ベイリーを撃たせるのは無理だと気付き、脚本を書き換えたんだとか。そんなベイリー、チャールズを助ける術を奪われるという酷な状況に。しかし、ションダに番組の“精神”と言わせしめただけあり、立派に彼の最期を看取ったのは本当に立派。
また、メレディスは妊娠を喜べるまでに成長したというのに、何と流産という憂き目に。妊娠の示す検査薬のスティックをゴミ箱に捨てる彼女の姿が痛々しくて…。
痛々しいと言えば、アレックスも相当なもの。朦朧とした彼の口から出てきたのは「イジー」という名前。すっかりイジーとのことは乗り越えたかに見えていたけれど、そんなに簡単じゃなかったんだな、と。そんな彼に「愛してる」と訴えるレクシー、それを見守るマークも非情に辛く複雑な立場。それにしても、レクシーはいつの間にアレックスのことを本気で愛するように!? それとも非常時で混乱していただけ!? この3人の関係、次シーズンのチェックポイントの1つになりそう。
そして、今回のエピソードでひときわ活躍が目立ったのがクリスティーナ。デレクのオペを見事にやり切り、彼の命を救ったのはさすが! 外科医としての手腕はもちろん、混乱した状況の中でも冷静さを保とうとしたその精神力には脱帽。ただし、この最悪の経験による精神疲労は、あとからジワリジワリと彼女を襲うんじゃないかと…。

 

早くも、次シーズンの展開が気になりますが…そんなグレイズファンに朗報! 「グレイズ・アナトミー7」が7月より放送スタート決定! いつもより早いお届けになります。どうぞお楽しみに!

2011.4.13|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(3)トラックバック(0)

【曲情報】#23「サンクチュアリ」で使われていた曲は?

♪ "Holding Us Back" Katie Herzig
オープニング、ダイナーのリチャード、泣きながら朝食をとるカリーとクリスティーナが登場するシーンと、エンディングでデレクが撃たれるシーンで。
♪ "How the Heart Grows Wicked" Patrick Park
リードの射殺体を発見したエイプリルが、パニック状態でデレクに状況を伝えるシーンで。

2011.4. 7|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

4月6日(水) #23「サンクチュアリ」

Bamen23_6妊娠が判明し、デレクに報告するタイミングを見計らうメレディス。一方、クリスティーナはオーウェンと別れることになって落ち込んでいたが、メレディスのオメデタ報告を聞き、素直に喜びを分かち合う。そんな中、シアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院に悲劇が訪れる。閉ざされた空間の中で起こった予期せぬ惨劇に、医師も患者もパニック状態となり…。


【STORY】
妊娠が判明したメレディス。デレクに報告するタイミングを見計らう。クリスティーナは、オーウェンのテディへの気持ちを知って落ち込んでいたが、メレディスのオメデタ報告を聞き、素直に喜びを分かち合う。
しかしこの日、シアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院は、前代未聞の惨劇に見舞われることとなる…。

 

Bamen23_a この日、アリゾナとレクシーは、虫垂炎の9歳の少女ルビーを担当。カリーとアレックスは、頸骨粉砕骨折の6歳の少年ジェイソンを診る。オーウェン、テディ、ジャクソンは、交通事故の相手に発砲されたピートのオペを行うことに。クリスティーナは、テディの術後患者、メレディスはマークの術後患者のケアを任される。

Bamen23_5ベイリーとチャールズは、人工肛門を付けたメアリーの2度目のオペに向けて準備を進める。
そんな中、病院には、妻を失った件で訴訟を起こしたゲーリー・クラークがやって来る。彼はデレクを捜して院内をウロウロ。リードは備品室でゲーリーからデレクの居場所を聞かれるが、「看護師に聞いて下さい。私はガイドじゃなくて外科医」と突き放す。すると突然ゲーリーが発砲! 頭部を撃たれたリードは即死し、その場にやって来たアレックスも脇腹を撃たれる。どうやらゲーリーは、妻の死の責任をデレクら病院スタッフに向け、復讐を果たそうとしているらしい。ゲーリーが去った後、アレックスは何とか自力で備品室から這い出てエレベーターに乗る。その頃、惨劇の始まりをまだ知らないデレクは、メレディスから「話したいことがある」と言われ、早めに帰ることを約束していた。

 

オペ室では、オーウェン、テディらによってピートのオペが行われる。途中、術後患者の件でテディに意見を聞きにきたクリスティーナに対してオーウェンは、オペに参加して処置を手伝うよう言うが、クリスティーナはそれを拒否してオペ室を出て行く。オーウェンはクリスティーナを追ってオペを中座。そんなオーウェンに対してクリスティーナは「愛してるのはテディ?それとも私?」と詰め寄る。そして、その問いに答えられない彼にその場で別れを告げる。

 

その後、エイプリルが備品室でリードの射殺体を発見。パニック状態となってデレクのオフィスに駆け込み、彼に状況を説明する。デレクは、ここで初めて院内に銃撃犯がいることを知る。

 

その頃、ゲーリーはエレベーター内で、クリスティーナにデレクの居所を尋ねていた。クリスティーナは、何も知らずにデレクのオフィスの場所をゲーリーに教えるが…。

 

デレクは、銃撃事件が起きていることを警察に連絡した上で病院を封鎖。スタッフたちはポケベルで封鎖の連絡を受けるが、みな事件の真相についてはまだ知らない。いきなり銃撃犯の存在を知らせてパニックが起きるのを避けたいデレクは、ひとまずピートのオペが行われているオペ室に行き、ジャクソンにだけ銃撃犯が院内にいることを説明。オーウェンやテディには、患者の容体が安定してから事情を話すよう言付ける。

 

廊下でクリスティーナと遭遇したメレディス。まだ妊娠のことをデレクに告げていないと彼女に話すうち、やはり今すぐ打ち明けようと心に決める。「デレクのウルウル泣きが見たい。一緒に行く」と言い出すクリスティーナ。一瞬戸惑うメレディスだったが、彼女がオーウェンと別れたと知ると、「分かった」と言って2人で一緒にデレクの元へ向かう。

 

マークとレクシーはナース・ステーション前にいたが、そこにゲーリーがやって来て銃を乱射。被害者が出てあたりは騒然となる。マークとレクシーは急いでエレベーターで逃げようとするが、その時、エレベーター内に血まみれで倒れているアレックスを発見。急いで彼を会議室に運び、手近な道具を使って処置を始める。麻酔なしの処置に叫び声をあげるアレックス。ゲーリーに見つかっては困ると、レクシーはアレックスの口にガーゼを突っ込み、マークと一緒に必死で処置を続ける。しかし、アレックスは大量に失血していてこのままでは命が危ない。レクシーはアレックスをマークに任せ、危険を承知で輸血用の血液を取りに会議室を出る。

 

近くのダイナーにいたリチャードは、パトカーが病院方向へ向かうのを見て、異変を察知。病院へ駆け付け、銃撃事件が起きていることを知るが、封鎖措置が取られてるため中には入れない。

 

Bamen23_2_2一方、ひとまず小児外科の患者たちを遊戯室に集め、少ない人数でケアできる体制を整えることにしたカリーとアリゾナ。相手を憎むことで自分の気持ちに折り合いを付けようとしているカリーは、終始アリゾナに対してつれない態度を取る。そして、「子どもがいなくても幸せになれると思い込んで、あなたに合わせようと努力した」と言って、自分の夢を否定したアリゾナの態度に傷ついた気持ちを吐き出す。アリゾナは、カリーにはレズビアン度が足りないと反論。そんな中、ルビーが「お腹が痛い」と訴え始める。ポータブル・エコーで調べてみると、彼女の虫垂は破裂してしまっていた。

 

デレクのところに向かっていたメレディスとクリスティーナは、途中でデレクと出くわし、銃撃犯が院内にいると聞かされる。デレクは備品室に2人を閉じ込め、安全になるまで動かないよう指示してその場を離れる。

 

チャールズは、自分たちのいるフロアに銃撃犯がいると知り、メアリーの病室に駆け込んでくる。ベイリーは、病院封鎖のことは知っていたものの、まさか銃撃犯がいるとは思ってもいなかったため動揺。ゲーリーが警備員に発砲する様子を目撃すると、チャールズには隠れるよう、メアリーには死んだふりをするよう指示。自分もメアリーのベッドの下に身を隠す。ところが、物音に気付いたゲーリーが、隠れていたチャールズを見つける。「外科医か?」と彼に迫るゲーリー。「そうです」と答えたチャールズは、ゲーリーに撃たれてしまう。その後、ゲーリーはベイリーのこともベッドの下から引きずり出し、やはり「外科医か?」と問う。ベイリーは震えながら「看護師」と返答。おかげで難を逃れる。ゲーリーが去ると、ベイリーは恐怖におののきながらもメアリーに手伝いを頼み、何とかチャールズの手当をしようとする。

 

一方、ピートはオペ中に低体温に陥り、ICUに移して温める必要が出てくる。しかし、銃撃犯が院内にいるとデレクから知らされていたジャクソンは、その件をオーウェンらに説明。オペ室から出ないよう言う。しかし、オーウェンとテディはピートの命を優先し、強引にオペ室を出る。

 

メレディスとクリスティーナは備品室に隠れ続けていたが、そこに銃を手にしたゲーリーが近寄ってくる。クリスティーナは彼の顔を見て驚愕。ゲーリーの標的がデレクであることを悟り、それをメレディスに告げる。メレディスとクリスティーナは備品室を飛び出し、デレクのところに向かおうとするが、メレディスたちがデレクを見つけた時には、すでにデレクはゲーリーから銃を向けられていた。

Bamen23_3デレクは、子どもの頃に強盗が自分の父親を殺すところを目の前で見た経験を引き合いに出し、「神になりたくて医者になったんじゃない。人の命を救いたかったから。自分も人間である以上、過ちを犯す。あなたも道を誤っただけ」とゲーリーの説得にかかる。ゲーリーは一瞬銃を下ろすが、そこにエイプリルが飛び出して来て…。ゲーリーはついに引き金を引き、デレクは銃弾に倒れるのだった…。


【今回のMVP】
デレク!

前代未聞の惨劇が進行する中、外科部長として病院を守ろうと冷静に行動したデレク。ゲーリーに銃を向けられても、目の前で父親を殺された経験を語り、必死で彼を説得。その言葉は、自分を見失ったゲーリーの心に届きかけていたというのに…。


【メレディスの一言】
オペの見学室で字を覚え、遺体安置室で遊び、古いカルテにお絵描きをした
病院は私にとって教会、学校、家(うち)
安全な場所、安息の地
ここが好き
訂正
好きだった


【今回のゲスト】
メアリー役は、「アントラージュ オレたちのハリウッド」へのゲスト出演などで知られる、アイドル歌手で女優のマンディ・ムーア。
警官のマーティ役は、「女捜査官グレイス ~天使の保護観察中」のジョン・ハナダルコ役のトム・アーウィン。


Bamen23_4これまでになく衝撃度の高い今回のエピソード。ゲーリーの目には不穏なものを感じていたけれど、まさか銃の乱射事件を起こすほど心が病んでいたなんて。
リードへの発砲を皮切りに、アレックス、チャールズと、主要なメンバーたちが次々と撃たれ…。そして、ついにデレクまで! メレディスの妊娠という嬉しいニュースが、今回の事件の悲惨さをより際立たせるかたちに。さて、撃たれたメンバーたちの安否は!?
また、オペ室を飛び出したオーウェン、テディと患者のピート、輸血用の血液を取りに会議室を出たレクシー、盲腸が破裂してしまった幼いルビーも心配。同時進行で危険が迫るという、このあまりにもスリリング過ぎる状況。最終話ではどのような展開を見せるのか、どうぞお楽しみに!

2011.4. 6|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(3)トラックバック(0)

【曲情報】#22「忘れえぬ人」で使われていた曲は?

※東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 

♪ "Do You Fancy Me (Bluff)" Kerry Letham
オープニング、デレクが開いたパーティーのシーンで。
♪ "Ain't Nothing Like The Real Thing" Cast
エレベーター内で、ベイリー、ベンが歌った鼻歌。
♪ "American Stitches" Richard Walters
ヘンリーとベティがそれぞれ、若かりし頃のロマンスを医師たちに話すシーンで。
♪ "Shiny And Warm" Goldfrapp
ランチタイムに、クリスティーナが「私はザッチャー?」とメレディスに詰め寄るシーンで。
♪ "My Shadow" Keane
マークたちがアンバーの頭皮再建オペを行い、クリスティーナがオーウェンを失いたくないとメレディスに言うシーンで。
♪ "Open Your Eyes" Andrew Belle
本気だというベンの言葉をベイリーが信じ、マークがレクシーに「やり直したい」と告げ、カリーとアリゾナがエレベーター内でキスをし、クリスティーナがメレディスの家に慰めを求めにやって来るシーンで。

2011.3.31|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

3月30日(水) #22「忘れえぬ人」

※東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 

Bamen22_4クリスティーナは、オーウェンから同居しようと言われてOKするが、「オーウェンとテディの間には何かある」とメレディスに警告されて不安になる。そんな中、転倒してケガをした老人ヘンリーが病院に運ばれてくる。同時に、彼とかつて恋仲だった女性ベティも入院していて…。一方、アレックスは、自らの目をえぐり出そうとした少女ヘイリーの治療を担当する。ヘイリーは統合失調症と診断されていたが、本人は正気だと訴え続けていて…。


【STORY】
デレクが自宅でパーティを開く。アレックスとレクシーはなかなかいい雰囲気。カリーは別れたばかりのアリゾナを見つめてため息。クリスティーナはオーウェンから一緒に暮らそうと言われ、即OKする。浮気心が頭をもたげてきたマークは、アプローチをかけてきたリードを自分の家に連れて帰る。ところが、その現場をテディに目撃されてしまい…。これにより、マークとテディの関係は終わる。また、その頃ベイリーは、ベンの家で彼とベッドインしようとしているところだった。

翌日の病院。クリスティーナはオーウェンと暮らすことにしたとメレディスに宣言。しかし、オーウェンのテディに対する気持ちに気付いているメレディスは、詳細は言えないまでも「オーウェンとテディの間には何かある」とクリスティーナに警告する。クリスティーナは、メレディスの言葉に不安を抱き始める。

 

そんな中、カリーとレクシーは腕を骨折した年配のベティを担当。オーウェン、テディ、リチャード、クリスティーナは、階段から転倒して肋骨を折った老人のヘンリーを担当する。ヘンリーは、洞不全症候群で心調律が不規則になったために意識をなくして転倒したことが判明。テディは、アブレーション治療を行うとヘンリーに説明するが、そんな時、ヘンリーがベティの存在に気付き彼女に声をかける。実は、ヘンリーとベティはかつて恋仲だったのだ。
ヘンリーとベティは、それぞれ担当医に50年前のことを話して聞かせる。当時、ベティはヘンリーの婚約者だったアイリーンと親友同士だった。しかし、いつしかヘンリーと愛し合うように。ベティは、ヘンリーをあきらめるために遠くに引っ越し、マイク・ドナヒューという別の男性と結婚した。ヘンリーはアイリーンとの破談を考えはしたものの、ベティが去ったためそのままアイリーンと結婚。しかし、それ以降もベティのことを忘れることはなかった…。
リチャードらの計らいで会話の機会を得た2人は、空白の時間を埋めるように話し込む。そして、恋心を再燃させたヘンリーは、一緒に暮らそうとベティに言う。けれども、ベティの答えはNO。「あなたのことは完全にあきらめた。マイクとの間に子どもが4人、孫たちもいて幸せ。あなたは過去の人」ときっぱり言う。
ところがその後、ヘンリーの容体が急変。リチャードたちの処置で一命を取り留めたヘンリーは、ペースメーカーを埋め込む処置をしてからの退院となる。ヘンリーが死ぬかもしれないと、その様子を心配そうに見守っていたベティは、結局、運命の人と第二の人生を送ることを決意する。

 

クリスティーナは、ヘンリーとベティの関係とオーウェンとテディの関係を重ね合わせ、ますます不安を募らせる。クリスティーナが動揺する姿を見ていられないメレディスは、採用の件でテディを推さなかった事実をクリスティーナに話すようオーウェンを説得。オーウェンはとうとうクリスティーナに真実を告げる。ショックを受けたクリスティーナは、テディに対する気持ちをオーウェンに問いただすが、オーウェンは「分からない」と言う。クリスティーナはオーウェンと同居を取りやめることにし、メレディスに慰めを求める。また、テディはクリスティーナとオーウェンの話を立ち聞きしてしまい、気まずいムードとなる。

 

Bamen22_8アレックスは、妄想型統合失調症で自分の目をえぐり出そうとした少女ヘイリーを診察。ヘイリーは自分は正気だと主張し、信じてくれないなら自分の心臓を突き刺すと言ってロラゼパム入りの注射器を手に取る。アレックスは「僕は信じる」と言ってヘイリーを落ち着かせ、彼女の手から注射器を取り上げる。
ヘイリーの両親は、統合失調症で自殺した身内がいることもあり、ヘイリーも統合失調症であるという診断に疑問はないようだったが、アレックスは何か見落とされている可能性を考慮。デレクに頼んで脳波の検査やCTスキャンを行う。しかし、結果は異常なし。デレクもアリゾナも精神科に回すのが妥当だと判断するが、ヘイリーの言葉を信じるアレックスは、もう少し調べさせてほしいと食い下がる。デレクはアレックスに4時間の猶予を与える。

Bamen22_a_3ヘイリーには、聴覚過敏、めまい、耳鳴り、眼振などの症状が。アレックスは原因を突き止めようと文献にあたるが、なかなかこれという疾患が見つからない。けれども、“レクシペディア”ことレクシーが、以前に似たような疾患を医学雑誌で見たことがあると発言。彼女のヒントから図書館で該当の医学雑誌を探し出したアレックスは、ヘイリーは上半規管裂隙症候群と推測。その後の検査で、その診断が裏付けられる。アレックスは、デレクとアリゾナとともにヘイリーの内耳の欠損を治すオペを行い、彼女を長い苦しみから解放する。

 

マーク、ベイリー、メレディス、ジャクソンは、事故でひどいヤケドを負い、頭皮再建を受ける予定となっているアンバーという女性を担当する。彼女はオペの日を心待ちにしていたが、そんな矢先に、感染症に冒されている3本の指を切断する必要があると判明。熱傷治療でアンバーと知り合い、彼女の親友になったトリッシュは、「生きていることが肝心。それ以外のことは小さな痛手」と落胆するアンバーを励ます。しかし、アンバーにとって常に前向きなトリッシュの励ましは、むしろストレスになっていた。時には弱音を吐きたいのだ。そんなアンバーの気持ちをくみ取ったベイリーは、「今は期待を裏切られた感情を吐き出し、明日また前向きになればいい」と彼女に声をかける。
その後、アンバーの指の切断オペが行われる。オペを無事終えたマークは、感染のリスクが減ったことから頭皮再建もできると判断。アンバーの願いを叶えるべく、そのままオペを行う。
オペ後、目を覚ましたアンバーは、頭皮の傷跡が思っていた以上に大きいことにショックを受ける。するとトリッシュがお得意の前向き思考で「生きてるだけで十分」と発言。アンバーは、「私たちはお互いにひどい目に遭った。ありのままに本音を言ってもいいはず」と反論。これまで後ろ向きな発言を避けてきたトリッシュも、ついに自分のヤケド跡について愚痴を吐く。こうして、本音で言い合ったアンバーとトリッシュは互いにスッキリする。

 

ベンとの仲が順調で、つい鼻歌が出てしまうほど上機嫌のベイリー。ところが、彼が看護師のリズといちゃついている現場を目撃してショックを受ける。けれども、ベンは看護師との関係をベイリーに分かるように説明。遊びじゃないというベンの言葉を信じ、ベイリーは彼を許す。

 

レクシーは、自分たちの関係をはっきりさせようと「私たちカップル?」とアレックスに問う。アレックスは「俺たちは付き合ってる」と返答。レクシーはアレックスと本気で付き合おうと考え始めるが、そんな折にカリーに助言されたマークから「やり直したい」と告げられる。レクシーは動揺し、複雑な心境を抱くのだった。


【今回のMVP】
メレディス!

ヘイリーの病名を突き止めたアレックス、「みんな今日はちょっとした魔法を見たがってるようだ」と、アーバンの頭皮再建を決行したマークもMVPの資格十分だったけれど、今回はあえてメレディスをMVPに。 本当は自分の口から真実をクリスティーナに伝えたい気持ちをこらえ、オーウェン本人によりクリスティーナに真実を告げさせたのはお手柄。森の家にクリスティーナの部屋を作る予定も立てているよう。さすが親友思い。


【鑑賞メモ】
洞不全症候群

洞機能が低下することにより、洞徐脈や洞不整脈などの症状を起こす病態のこと。

 

アブレーション治療
足の付け根などの太い血管からカテーテルを入れ、不整脈を起こす原因となっている部分を高周波電流で焼き切るという不整脈の代表的な治療法。


【メレディスの一言】
人生の願いを聞かれたら、たいていの人はこう答える
幸せになること
だけど、こういう予感もある
幸せを願えば、かえって遠のいてしまうと
この上ない幸せを手に入れようとすれば混乱するばかり
自分が何なのか分からなくなるほど
そうならないよう笑顔を絶やさず、理想とする幸せな人間になりきろうとする
でも、そのうち気付く
幸せは目の前にある
夢見ていたものとは違う
でも馴染みがあって落ち着ける
日常の中に


【今回のゲスト】
ヘイリー役は、「キャンプ・ロック」のミッチー役でお馴染み、アメリカのティーンアイドル、デミ・ロヴァート。
ベティ役は「ハッピーデイズ」のマリオン・カニンガム役などで知られるマリオン・ロス。
トリッシュ役は、映画『キャリー2』などで知られるエミリー・バーグル。


今回は、ヘンリーとベティの老カップルのロマンスが大きな見どころに。彼らを通して、クリスティーナはオーウェンとテディの関係への疑念を深め、カリーは運命の相手と添い遂げる幸せを逃した自分を客観視。レクシーとの間を阻む障害がなくなったマークには、運命の人と結ばれるべきだと助言し、マークはついに「やり直したい」とレクシーに告白…と、ヘンリーとベティの生き様が、次々とキャストたちに影響を与えていく様子が面白かった!
また、デミ・ロヴァートのゲスト出演もインパクト大! 統合失調症と決めつけられて苦しむ患者を好演した彼女、実は今回の演技により第37回ピープルズ・チョイス・アワードで“好きなゲスト俳優賞”を受賞しています。
さて、次回は「グレイズ・アナトミー」始まって以来と言っていいくらい、ショッキングな事件が起こるよう。みなさん、ご覚悟を!

2011.3.30|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

【曲情報】#21「感じるままに」で使われていた曲は?

※東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 

♪ "Bless The Waves" The Deer Tracks
オープニング、レジデントたちが患者への配慮について研修を受けるシーンで。
♪ "Be My Thrill" The Weepies
レクシー、アレックス、クリスティーナ、メレディスが、患者ボビーと妻のメリッサの子作りをネタにして笑い、それをメリッサ本人に聞かれてしまうシーンで。
♪ "Wonder" Jack Savoretti
夫をバカにされた悔しさをメリッサがアレックスにぶつけ、アレックスがボビーを説得してオペを受けることに承諾させるシーンで。
♪ "Devil Tears" Angus and Julia Stone
クリスティーナが父親を亡くした悲しみを抱えていると察したジャクソンが彼女に声をかけ、デレクが供述録取でゲーリーに罵倒されるシーンで。
♪ "One Day Soon" Luluc
クリスティーナがオーウェンに抱きついて、父親を亡くした悲しみを爆発させるシーンで。
♪ "Make It Without You" Andrew Belle
エンディング、離婚申請書にサインしたアレックスがレクシーにキスをし、カリーとアリゾナが別れを決め、デレクがマークと一緒に打ちっ放しを楽しむシーンで。

2011.3.24|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

3月23日(水) #21「感じるままに」

※東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 

Bamen21_7体重300キロを超える巨体の腹痛患者ボビーが病院に運ばれてくる。レジデントたちは患者への配慮について事前に研修を受け、総出でボビーを担当するが、注意事項を守らなかった者は次々と担当を外されていく。やがて、ボビーにはオペの必要があると判明。ただし、リスクが非常に高いことが分かり…。一方、デレクは妻を失って悲嘆にくれるゲーリーによる訴訟で、供述録取を受けることに。立ち会ったゲーリーは感情的になり、デレクを激しく罵倒する。


【STORY】

Bamen21_a_2体重300キロ超の腹痛患者ボビーを病院に受け入れることが決定。準備の一環として、レジデントたちは患者への配慮について研修を受け、「患者のことをネタにするな」と講師役のベイリーに釘を刺される。一方、デレクやリチャードは、今ある院内の設備でいかにして300キロのボビーの診察や治療を行うか検討を重ねる。

Bamen21_6そして、いよいよボビーが病院に搬送されてくる。ボビーの腹部のたるんだ贅肉を持ち上げてみると、深刻な感染症の兆候が。ボビーは1年ぶりに起き上がり、自分で歩いて検査に向かおうとするが、体重を支えきれずに途中で足を骨折してしまう。体が大きすぎてCT検査の機械にも入らないことから、医師たちは検査方法も工夫する。

Bamen21_8ベイリーの注意を守らなかったジャクソン、クリスティーナ、パーシーが次々とボビーの担当を外されていく中、ボビーの妻メリッサが妊娠していると知ったレクシーは、どうやって子作りしたのか思わず彼女に質問してしまう。これにより、レクシーもまたボビーの担当を外されることに…。
その後、ボビーの腹部は深部組織感染症でオペが必要な状態と判明。ただし、オペのリスクはかなり高いと分かる。ゲーリーから妻アリソンの死に関して病院が訴えられていることで保身を考えるようになっていたデレクは、手に負えないと判断してボビーを転院させようとする。しかし、リチャードから「患者のことより裁判になるかどうかを考えるとは君らしくない。考え直せ」と説得され、オペにOKを出す。
アレックスは、何とかボビーの担当を外されずに踏ん張っていたが、リードたちとボビーの体重を当てる賭けをするなど不謹慎。レクシーから“どうやってボビーとメリッサが子作りしたのか”という話題を振られると、クリスティーナやメレディスと一緒になって、ボビーに対する失言を繰り返す。ところが、そのすぐ後ろにメリッサが。メリッサは、ボビーをバカにして喜ぶアレックスたちに憤慨する。
リチャードとベイリーは、オペを受けるようボビーに告げる。しかし、ボビーはオペを拒否。さまざまなダイエットを試したのに、ちっとも痩せることができない自分は、親になる資格はないと考えていたのだ。「産まれてくる子どもにこんな人間だと知られる前に死にたい。オペは危険だということにして、メリッサには黙っていてほしい」と頼む。
その後、アレックスはボビーに対する失言についてメリッサに謝罪。メリッサは、あからさまにボビーに嫌悪感を示し、彼を人間として扱おうとしなかった医師たちのことを非難し、「助けてもらうどころか、落ち込んだだけ。早く彼を家に帰す方法だけ教えてくれればいい」と吐き捨てる。外見が変わってもボビーの内面を見て彼を支え続けようとするメリッサの思いを知ったアレックス。一歩引いた態度を取って冗談にも付き合おうともせず無視した自分の態度をわびた上で、「自分の体のことを冗談のネタにするのはやめ、愛してくれている奥さんのためにも努力すべき」と訴え、ボビーにオペを受けると決断させる。
そして、いよいよボビーのオペの時。体の大きいパーシーは、いったんは担当を外されたにもかかわらずオペに呼ばれる。逆に、ずっとボビーの担当のままだったメレディスは、なぜかオーウェンによってオペから外されてしまう。オペは難しいものとなったが、オーウェン、リチャード、ベイリー、マークらの連係により何とか無事成功する。

 

メレディスは、採用の件でオーウェンがテディを推さなかったとデレクに教えられ、オーウェンはテディに気があるのだろうと疑い始める。また、オーウェンはメレディスの表情から、テディを推さなかったことを彼女に知られたことに気付き、デレクに怒りをぶつける。彼が、ボビーのオペからメレディスを締め出したのは、この一件が原因だったのだ。メレディスはクリスティーナにこのことを話そうとするが、デレクに口止めされ…。

 

Bamen21_5ゲーリーに訴訟を起こされ、デレクは供述録取を受けることに。病院側の弁護士は、訴訟を冷静に進めるためのポイントをデレクに説明するが、供述録取にゲーリー本人が立ち会うと知ったデレクは動揺する。
実際の供述録取では、ゲーリーが感情的になってデレクを罵倒。デレクは、勝訴しなければと思う部長の立場と、ゲーリーに同情せずにいられない個人的感情の間で葛藤する。

 

Bamen21_2ボビーの担当を外されたクリスティーナとジャクソンは、テディの下について心臓発作を起こした急患ナンシーを担当。クリスティーナはテディの指示で、ナンシーの検査の間、彼女の9歳の娘ケリーの面倒をみる。本来なら、子どもの面倒よりオペに興味があるクリスティーナだったが、自分も幼い頃に父親を亡くしていることから、ケリーの不安を理解。そんな中、ナンシーの心室壁が破れたため急遽オペが行われることになる。クリスティーナは、オペに入るかテディに聞かれるが、自らナンシーに付き添うことを希望。結局、ナンシーはオペのかいもなく死亡してしまうが、クリスティーナは自分の経験を踏まえてケリーに話をする。そしてオーウェンの前では、父親を失った悲しみを吐き出す。

 

カリーは、当て逃げ事故に遭い膝を損傷したジェイミーを担当。ボビーの担当を外されたレクシーとパーシーがその下につく。ジェイミーは魅力的な女性で、カリーに積極的にアプローチ。浮気をするつもりはないカリーだったが、アリゾナにその出来事を報告。2人は、子どもに関する考え方が違うまま関係を続けられないという結論を出し、ついに別れを決める。

 

イジーは、サインをした離婚申請書をアレックスに送ってくる。「レクシーと本気で付き合うか終わりにするかのどちらかにして」とメレディスに言われていたアレックスは、自分も申請書にサインした上で、レクシーにキスをするのだった。


【今回のMVP】
アレックス!

今シーズン、アレックスは最も成長したキャラの1人と言って間違いなさそう。皮肉屋でありながらも、人の気持ちが分かる優しさを持ち合わせているのが彼の良さ。いよいよイジーとの離婚も正式なものとなり、プライベートでも飛躍の時が近い!?


【鑑賞メモ】
スラップジャック

手札を場に出す→ジャックが出る→先に札を叩いた人が場の札を獲得…の流れで、札数が多い人を勝ちとするトランプゲーム。
クリスティーナは、患者ナンシーのオペの最中、娘ケリーの気を紛らわせようとこのゲームをした。


【メレディスの一言】
鈍感な人間になろうとしても、皮膚には神経終末が無数にある
無防備でむき出し
ものすごく感じやすい
痛みを感じないよういくら頑張っても避けられない場合がある
場合によっては、残るのは痛みだけ
ただ感じる


【今回のゲスト】
ケリー役は、「ザ・ユニット 米軍極秘部隊」でボブ・ブラウンの娘を演じていたアリッサ・シェイファー。


ついに、アレックスがイジーと離婚。そんなアレックスは今回も口の悪さを発揮し、300キロ超えの患者ボビーのことを冗談のネタに。それでいて、最終的にはボビーにオペを承諾させるという、このねじれが面白かった!
また、忘れてはならないのがクリスティーナの行動。ジャクソンに父親を亡くした悲しみを抱えていることを悟られた彼女は、そのジャクソンの言葉が引き金になったのか、自分の心に押し込んできた感情を爆発させる! しかも、その相手がメレディスではなくてオーウェンだったというのが意外。今の彼女にとって、それだけオーウェンの存在が大きくなっているということの表れなんだろうけど、実は、彼がテディを気にして彼女を人事で推さなかったという事実については、クリスティーナはまだ知らないまま…。メレディスは、クリスティーナに真実を伝える? 伝えない?
一方で、苦しい立場にいるのがデレク。訴訟を起こされ、精神的に追いつめられている様子。部長職に苦しむデレクの姿が描かれることで、ついこの間まで部長として奮闘してきたリチャードの存在の大きさも浮き彫りに。
さらに、絶好調に見えたラブラブのカップル、カリーとアリゾナがついに破局。2人の関係がとても微笑ましいものだっただけに、こういう結末に至ったのは本当に残念。
さて、次回はマイリー・サイラス、セレーナ・ゴメスと同様、ディズニーチャンネルの人気ドラマ出演を経てトップ・アイドルまで上り詰めたデミ・ロヴァートがゲスト出演。どうぞお楽しみに!

2011.3.23|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

【曲情報】#20「正しい選択」で使われていた曲は?

※東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 

♪ "Traveler's Song" The Future of Forestry
オープニング、マークの娘スローンが男の子を出産するシーンで。
♪ "Scattered Diamonds" Hungry Kids Of Hungary
メレディス、クリスティーナ、アレックスがカフェテリアでランチをするシーンで。
♪ "Everybody Loves You" Jenn Grant
エレベーター内で、泣きじゃくるテディをオーウェンが抱きしめて慰めるシーンで。
♪ "Sunset & Echo" Correatown
自分のことを勝手に分析するカリーにアリゾナが憤慨し、マークがスローンに「お前は俺の娘だ」と告げ、オーウェンがデレクにエヴァンスを推すシーンで。
♪ "Trapped In a New Scene" Octoberman
エンディング、メレディスが“シェパード部長”にお色気で迫り、レクシーがアレックスに「もっと優しくしないとセックスしてやらない」と言い放つシーンで。

2011.3.17|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

3月16日(水) #20「正しい選択」

※東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 

Bamen20_aマークの娘スローンが男の子を出産。マークとの関係が切れて行く当てがなくなることを恐れたスローンは、赤ちゃんを養子に出すのをやめてマークと一緒に子育てをしようかと迷い始める。そんな中、デレクはテディの代わりに、有名な心臓外科医のトム・エヴァンスを病院に迎い入れることを検討。テディが解雇されるかもしれないと知ったマークはショックを受け…。


【STORY】
子どもが欲しいカリーと欲しくないアリゾナ。2人は子どもについて話し合うが、意見は平行線で…。そんな中、産気づいたスローンの突然の来訪を受けたマークが、アリゾナを呼びにカリーの部屋へ飛び込んでくる。アリゾナたちはマークの部屋に行き、スローンのお産を介助。スローンは無事に男の子を出産する。マークは孫の誕生に目を細めるが、赤ちゃんはすでに養子に出すと決まっている。スローンから養父母となるキースとトリッシュの夫妻の電話番号を渡されたマークは、彼らに電話するのをためらうが…。
一方、お金も仕事も行く当てもないスローンは、マークとの関係が切れるのを恐れ、子どもを養子に出すのはやめようかと考え始める。マークとカリーは、スローンが心変わりするかもしれないと喜ぶが、「冷静な時にじっくり考えて選んだ決断に従い、早く養父母に連絡するべき」とアリゾナは主張。マークは思わず、「とやかく言われたくない。あの子は俺の孫だ!」と声を荒げる。

 

そんな中、病院には有名な心臓外科医トム・エヴァンスがやってくる。テディがシアトルに残るつもりでいると知らなかったデレクは、心臓外科のチーフが不在のままでは良くないと考え、彼の獲得に乗り出したのだ。今日トムは、職場環境の下見を兼ねてバイパス手術をする予定。裏事情を知らないクリスティーナは、憧れの心臓外科医がやって来たことに大興奮し、エヴァンスの下について浮き足立つ。一方、焦ったテディは、自分を正式採用してほしいとデレクに頼むが…。
その後、エヴァンスは見事な手さばきでバイパス手術を成功させ、クリスティーナを心底感心させる。

 

ERには、カニ釣り漁船で長期間の漁に出ていた最中に事故に遭った親子が救急ヘリで担ぎ込まれる。息子のダグは比較的軽傷だったが、父親のウォルターの胸にはサメ用の巨大なフックが刺さって重傷。デレク、オーウェン、テディ、メレディス、ジャクソンは、ウォルターのオペに入る。テディにとっては、デレクの前で自分の腕をアピールする絶好のチャンスだったが、皮肉なことにテディは痛恨のミスを犯してしまう。いざフックを抜くという大事な時に、くしゃみをしてしまったのだ。そのせいでオーウェンは手元を狂わせ、動脈を傷つけてしまい…。それでも何とかオペは無事終わるが、テディはデレクにマイナスの印象を与えてしまう。
その後、ウォルターは発熱して意識障害を起こし、危険な状態に。デレクはCTを撮って状況を確認しようとするが、テディは修復箇所が持たなかったのだろうと判断。自分を信じてすぐに再オペさせてくれと懇願する。デレクはテディの主張を尊重し、再オペを許可するが…。
一方、自分がロープを離したせいで父親にケガをさせてしまったダグ。日頃から父に厳しくあたられていた彼は、事故は自分のせいだと言いつつも、「父親には頭にきていた。何か仕返ししてやろうと思ったこともあった」と本音をもらす。そして、急に吐き気を訴えて発熱。レクシーは彼の症状の原因を突き止めるべく奮闘し、最終的には、ダグも父親のウォルターも肺炎桿菌による感染症にかかっているのだと気付く。レクシーはウォルターのオペ室に飛び込んでこれを報告。テディは自分の判断にミスがあったことを認め、オペを中止する。これにより、テディはデレクの前で2度の失態を演じたかたちとなってしまう。
ICUに移され、感染症の治療を受け始めたウォルター。様子を見に来たダグに「これは俺のせいだ。悪かった」と謝罪。父親からの思いも寄らぬ言葉に、ダグはホッと胸をなで下ろす。
また、ダグの治療がらみの一連の対応を通して、レクシーがアレックスにあごで使われているのが気になったベイリーは、「セックスをしているからと言ってアレックスのデカい態度を許すな」と助言。感染症のことを突き止めたことで自信も深めたレクシーは、「もっと自分に優しくしないとセックスしてやらない」とアレックスにきっぱりと言い渡す。

 

デレクがテディの解雇を考えていると知ったマーク。ただでさえ、かわいい孫を手放すべきか迷っているという状況だけに、「テディまでいなくなったら一度にすべてを失ってしまう」と怒り混じりでデレクに訴える。しかし、「スローンが娘であることは変わらない、誰もスローンを取り上げはしない」とデレクから言われてようやく落ち着きを取り戻すと、スローンを迎えに来させるために彼女の母親に連絡。「俺は幸せだ。お前と知り合えたことを心から嬉しく思ってる」とスローンに告げる。そして、今の彼女に子育ては時期尚早であるとした上で、養父母のキースとトリッシュに連絡。赤ちゃんを迎えに来た彼らに大事な孫を託すのだった。

 

クリスティーナも、ようやくテディが解雇の危機に直面してることを知る。エヴァンスは魅力的な医師だが、それ以上にテディに対する思い入れがあるクリスティーナは、「デレクにテディを残すべきだと言って」とオーウェンに頼み込む。いったんは、クリスティーナの頼みを聞き入れたかに見えたオーウェンだったが、実際には「エヴァンスの方が病院にとって有益」とデレクに助言。デレクは、エヴァンスにチーフ就任を打診する。けれども、エヴァンスに断られたため、結局はテディを心臓外科のチーフとして正式採用。この経緯を知らないリチャードは、テディを残したデレクの判断をほめるが、本当はエヴァンスを選んだのだとデレク本人から聞かされ…。

 

エイプリルがデレクに熱を上げていると知ったメレディス。最初は余裕綽々だったが、「男は自分のことを絶賛してくれる女に弱い」というアレックスの言葉を聞き、恋煩いのインターンを演じてお色気たっぷりにデレクに迫る。

 

スローンの出産をめぐり、子どもに対する互いの考えの違いがより明確になっていったカリーとアリゾナ。カリーは、アリゾナが日頃病気の子どもや心配する親を目の当たりにしている上、弟の死を経験し、悲しむ両親を見てきたために子どもを持つのが辛いのだろうと考える。しかし、アリゾナはカリーの勝手な分析にかえって怒りを募らせるのだった。


【今回のMVP】
マーク!

スローンが出て行った後、自分の家族を持ちたいと真剣に考えるようになったマーク。いきなりのスローンの再訪&出産に加え、養子に出すのを白紙にするか!?という展開に大いに振り回されることに。さらに、テディが病院を解雇されるかもしれないという問題まで飛び出しパニックに! でも、そんな状況の中、やはり赤ちゃんを養子に出すのがベストという判断ができたのは立派。しかも、「お前は俺の娘だ。おまえと知り合えて幸せだ」なんてセリフまで言えるなんて…。


【鑑賞メモ】
少年たんていブラウン

アメリカの児童文学作家ドナルド・ソボルの作品名。主人公のブラウンは、“百科事典くん”(Mr.Encyclopedia)という愛称を持つほど、記憶力抜群。
“百科事典くん”同様、記憶力に優れていることから“レクシペディア”(Lexipedia)と言われているレクシーは、この日は「少年たんていブラウン」とアレックスに呼ばれた。


【メレディスの一言】
医者というものはさまざまな武器を準備し身構えてる
感染症に効く抗生物質
痛みを和らげる麻酔
腫瘍や癌を取り除くメスや開創器
脅威を撲滅する
でも身体的脅威に限る
それ以外の脅威は自分で何とかすべき


【今回のゲスト】
トム・エヴァンス役は「ギルモア・ガールズ」のマックス・メディーナ役のスコット・コーエン。
ウォルター役は、「24 -TWENTY FOUR-」のアーロン・ピアース役でお馴染みのグレン・モーシャワー。
赤ちゃんの養父キース役は「CSI:マイアミ」でタイラーを演じていたブライアン・ポス。


孫を手元に置くという夢をあきらめ、スローンのため、そして孫のために最善の選択をしたマーク。MVPでも取り上げたように、今回のマークの決断と、彼のスローンに対するセリフには心打たれました。
また、マーク以外にもう1人MVPをあげたかったのがレクシー。最近では、これまで以上に並外れた記憶力の高さを見せつけている彼女。アレックスに「フォレスト・ガンプと仕事してるみたいだ」と嫌みを言われようが、彼にことごとく冷たくされようが、グッとこらえて従う姿はある意味健気だけれど、ベイリーの言うように自分を安売りする必要はない! 「もっと自分に優しくしないとセックスしてやらない」とガツンと言えた彼女に拍手。記憶力を生かして感染症を見抜くなど、仕事でも手柄を立てていることだし、今後の成長に期待大。
一方で、心配なのがオーウェン、クリスティーナ、テディの三角関係。オーウェンは本気で2人の女性を愛しているように見えるけれど…。クリスティーナ、“心臓外科医のカード”を集めてる場合じゃないんじゃ!?

2011.3.16|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

【曲情報】#19「人生の適齢期」で使われていた曲は?

♪ "You're Not Stubborn" Two Door Cinema Club
オープニング、デレクから子作りしようと言われたメレディスが、シャワーを浴びているアレックスにそれを言いに行くシーンで。
♪ "Remember Us" Aqualung
レクシーが泣く泣くアリソンの人工呼吸器を止め、医師たちがジーナに子宮を摘出したことを伝えるシーンで。
♪ "I Found You" Luluc
エンディング、カリーが子どものことでアリゾナと話し合うことにし、オーウェンが再びセラピーを受けるとクリスティーナに言うシーンで。

2011.3.10|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(1)トラックバック(0)

3月9日(水) #19「人生の適齢期」

Bamen19_aリチャード&レクシー&エイプリルは、癌が再発した患者アリソンの腫瘍摘出オペを無事成功させる。レクシーは、喜ぶ夫ゲーリーをさっそくアリソンと対面させようとするが、アリソンは術後に脳卒中を起こし、昏睡状態となってしまう。そんな中、アレックスの弟アーロンがシアトルを訪れ、兄と7年ぶりの再会を果たす。アレックスは弟の突然の来訪に戸惑うものの、彼が臍(さい)ヘルニアだと知ると、無償オペをベイリーに頼み込み…。


【STORY】
アレックスの弟アーロンが、兄を訪ねてシアトルにやって来る。実に、アレックスに会うのは7年ぶりのこと。アーロンは、突然の来訪に困惑するアレックスに、自分のお腹の膨らみを見せる。臍(さい)ヘルニアだ。アレックスはすぐにアーロンのオペの手続きを進めようとするが、彼はお金もない上に無保険と判明。アレックスはベイリーに無償オペをしてほしいと頼み込む。ベイリーは、最初から快くオペを引き受けるつもりでいたが、からかい半分でアレックスに今後1カ月分のオペの予定を組むという面倒な仕事を押しつけた上でOKの返事をする。
そして、執刀医となるベイリーと助手につく予定のメレディスは、アーロンから意外な話を聞く。アレックスの父親はジャンキーで、母親は心を病んでいたこと。妹のアーバンを含むカレフ兄弟は、みな里子に出されていたこと。中でもアレックスは5年で17軒もの里親の元をたらい回しにされ、食べていくために食料を万引きし、少年院に入ったことすらあったこと。ベイリーとメレディスは、アレックスの知られざる過去に驚く。

Bamen19_2一方でアレックスとは正反対に、気さくで人懐っこい性格のアーロンは、アリゾナやレクシーらとも親しげに会話。その流れで、アレックスが癌を患ったイジーと結婚したこと、その結婚がすぐに破綻したことなどを知って驚愕。大事なことを報告せず、家族と疎遠にしている兄への不満を爆発させ、アレックスと取っ組み合いの大ゲンカを繰り広げる。メレディスやベイリーが仲裁に入り、ひとまずケンカは収拾するが、アーロンは腹痛を起こしてしまい…。
その後、アーロンのオペは無事に終了。術後のアーロンに会いにいったアレックスは、外科医としてのキャリアを積みながら、家族の面倒を見るのは無理だとアーロンに説明する。これに納得したアーロンは兄と和解し、アイオワの実家へと帰っていく。

 

Bamen19_6リチャード&レクシー&エイプリルは、癌が再発した患者アリソンを担当。腫瘍摘出のオペを成功させるが、アリソンは術後に脳卒中を起こして昏睡状態となってしまう。アリソンは3年前に延命治療を拒否する書類にサインしていたため、病院側としては人工呼吸器を外すしかなかったが、アリソンの夫ゲーリーは頑として納得せず。人工呼吸器を外さないでくれと懇願し、責任者と話をさせろと要求する。デレクは外科部長として、亡きアリソンの事前指示書にもとづき、人工呼吸器を外すしか道はないとあらためてゲーリーに説明。その後、レクシーはやむなくアリソンの人工呼吸器を外すが、リチャードはゲーリーの心情にも理解を示す。

 

オーウェン&テディ&クリスティーナ&カリー&ジャクソンは、犯人に撃たれて負傷した警官ジーナを担当する。ジーナはたった1人で3人の犯人たちを相手にするという無謀な行動を取ったため、免職処分になるかもしれないという状況。4カ所も被弾しており、すぐにもオペが行われようとしているのに、仕事のことばかり心配する。夫のジミーはそんな彼女に対し、「刑事になったら家を買って子どもを作ろうと約束しているのに、君は昇進できそうになると無茶なまねをする。僕は君と平凡で幸せな人生を送りたい」とこれまでの不服をぶつける。
その後、ジーナのオペが行われるが、途中、クリスティーナが心臓の脇の出血を止めようとした際、体内に残っていた不発弾が爆発。オーウェンはクリスティーナのミスだと、必要以上に激しく彼女を叱責。カリーやテディがフォローにまわり、そのままオペは続行される。結局、ジーナは合併症により腹部で大量出血を起こし、止血のために子宮摘出を余儀なくされる。
術後に目を覚ましたジーナは、子宮を摘出したと聞かされてすっかり打ちのめされる。そして「たかが仕事」と、これまでの仕事へのスタンスを見つめ直し、クビになるのを覚悟してジミーの望む生活をしようと決心する。ところがそこに、免職処分にはならなかったとの知らせが届く。駆け付けた警官仲間に祝福されてジーナは喜ぶが、その横で、ジミーが見せる複雑な表情をカリーは見逃しはしなかった。

Bamen19_7 こうして、ジーナとジミーの夫婦を通して、子どもを持つ適齢期についてあらためて考えさせられたカリー。ベイリーから「子どもを持つ適齢期などない」と言われ、勇気を出してアリゾナとこの問題に向き合うことにする。

 

メレディスは、デレクから子作りをしようと言われて戸惑う。いい母親になる自信がないメレディスだったが、アレックスから「お前はお袋さんに似てない。いい母親になる」と励まされ、前向きに考える気持ちになる。

 

憂鬱状態が続くオーウェン。クリスティーナはセラピーを再開するよう言うが、オーウェンは耳を貸さない。オーウェンという人間をよく知るテディは、指図しない方がいいとクリスティーナにアドバイスする。
その一方で、オーウェンはオペ中の会話からクリスティーナが子どもを望んでいないと知っていら立つ。けれども、クリスティーナが自分を怖がっていると知ると、セラピーを再開すると決める。

 

エイプリルは、デレクに恋心を抱き始めていた。それに気付いたレクシーは、「デレクは私の姉と結婚してる」とエイプリルに釘を刺す。

 

テディはオーウェンのことが気になりながらも、マークと関係を続ける。そして、2人でマークの部屋で過ごしていたところに珍客が現れる。それは、出産が迫ったスローンだった!


【今回のMVP】
アレックス!

Bamen19_4 アレックスの家庭環境は複雑だったのだろうとは思っていたけれど、5年で17軒もの里親の元をたらい回しにされた上、少年院に入ったこともあるとは驚き。しかし、彼がいかに弟や妹のために努力してきたかは、素直な好青年に育ったアーロンを見れば一目瞭然。今は一人前の外科医になることを目指して邁進するあまり、家族と距離を置くアレックスだけれど、ゆくゆくは今以上にいい関係を築いていけるような気がする。
ベイリーが、そんなアレックスの努力に敬意を表する一方で、アーロンからアレックスの過去を根掘り葉掘り聞こうとしていたのは笑えた!


【メレディスの一言】
子育ては世界一大事な仕事
子育ての免許制度があってもいいくらい
そうなったら、ほとんどの人は筆記試験も通らない
中には達人もいる
生まれつき得意
ほかの才能に長けた人もいる
でも、ありがたいことに、生物学上子育ては1人でやらなくていい
一生悩み続けてもいい
でも、自分がどんな親になるのか知る方法は、あれこれ話すのをやめること
実行あるのみ


【今回のゲスト】
ゲーリー役は、「ザ・ホワイトハウス」のシークレットサービス、ロン・バターフィールド役のマイケル・オニール。
ジーナ役は、映画『デンジャラス・ビューティー』などへの出演で知られるウェンディ・ラクエル・ロビンソン。
アーロン役は「crash クラッシュ」のボー役のジェイク・マクラフリン。
ジミー役は「デクスター ~警察官は殺人鬼」のアントン役のデヴィッド・ラムゼイ。
アリソン役は、映画『悪魔のいけにえ2』のヴァンティア・ブロック役などで知られるキャロライン・ウィリアムズ。


アレックスの弟アーロンの登場が印象的だった今回。アレックス、幼い頃から苦労してきたのに、エヴァの件を乗り越えたあとにイジーの癌、そして結婚・離婚(正式な離婚の書類をイジーが送ってきたとのこと!)等々、常に試練にさらされる運命をたどってきたのだなあ、と実感。それだけに、最近のアレックスの成長にはベイリーじゃなくても感動を覚えるというもの。
一方で、今回のエピソードのもう1つの軸だったのが「子作り」というテーマ。メレディスとデレクの間にも子作りの話題が出たし、オーウェンはクリスティーナが子どもを持ちたくないと知って困惑するし、カリーはついに子どもの話をアリゾナと真っ向から話し合うことにしたし。
仕事を優先にしてきた末、被弾後のオペで子宮摘出を余儀なくされた女性警官とその夫、子どもを持たなかったゆえ、唯一の家族である妻の人工呼吸器を外すことを受け入れられない夫も登場。それぞれの生き方、価値観には考えさせられるものが。
そして、もう1つ目が離せないのが、いきなりマークの前に再び姿を現したスローン。どうやらお産が近付いているようだけれど、赤ちゃんは養子に出される予定。マークを含めた周囲は、スローンのお産にどう反応するのか!? 次回も見逃せません!

2011.3. 9|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

【曲情報】#18「重なる記憶」で使われていた曲は?

♪ "Holding Out for Love" Ashtar Command
オープニング、クリスティーナの隣でオーウェンが眠れない夜を過ごすシーンで。
♪ "Hold On" Angus and Julia Stone
オーウェンの回想シーン。サッカーを楽しんでいたオーウェン、テディ、上官のダンが急遽仕事に戻るシーンで。
♪ "Static Waves" Andrew Belle
マーク、カリー、アリゾナとランチ中のオーウェンを、テディが怒鳴りつけるシーンで
♪ "Draw Your Swords" Angus and Julia Stone
オーウェンがダンを死なせた時のことを思い出しながら、患者の夫ショーンにアドバイスをするシーンで。
♪ "Heaven (feat. Natalie Merchant)" Brett Dennen
リチャードがデレクに助言をし、癌患者のキムが安楽死のために薬を飲み、カリーがアリゾナに子どもを望んでいると告げるシーンで。
♪ "Abandon Ship" Sorry Kisses
エンディング、トラウマに悩むオーウェンが、それをクリスティーナに言えずにいるシーンで。

2011.3. 3|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(1)トラックバック(0)

3月2日(水) #18「重なる記憶」

Bamen18_2テディが担当している末期癌の患者キムが、安楽死を希望。安楽死を行うには医師2名の署名が必要となるため、テディはオーウェンにサインを頼む。けれどもオーウェンは、イラクの米軍駐留地で上官を看取った悲しい過去から安楽死に反対し…。一方、カリーは危険な冒険旅行の途中でケガをしたニックとフィルを担当。彼らはもう1人の友人トミーと3人で、毎年冒険を楽しんでいたらしいが…。


【STORY】
テディが担当する末期癌の患者キムが、安楽死を希望。安楽死を行うには医師2名の署名が必要なため、テディはオーウェンにコンサルを頼むが、これがオーウェンの辛い思い出を呼び覚ますことになる。

 

Bamen18_a 場所はイラクの米軍駐留地。当時、オーウェンとキムは上官ダンの下で軍医として働いていた。そしてある日、車両爆発が起きる。オーウェンたちは負傷兵たちの手当に負われるが、そんな矢先に医療テントを移動せよとの命令が。オーウェンとダンは輸送車で、テディはヘリでそれぞれ患者たちの移送を開始。ところが、オーウェンたちの乗った輸送車は、爆弾にやられてしまう。オーウェンは無事だったものの、ダンは車の下敷きになり重傷で、ほかは全員死亡。爆発で医療品はバラバラとなり、無線も通じないという状況の中、オーウェンは必死でダンの手当をする。けれども、彼の首の傷口からは大量の血が噴き出して…。
オーウェンはダンの傷口を押さえ続けるが、死が迫っていることを自覚したダンは、苦痛に耐えかねて「死なせてくれ」とオーウェンに頼む。必ず助けがくるとダンを励まそうとするオーウェンだったが、彼に頼まれて天使祝詞を唱和。「苦しい。手を離してくれ」とダンに懇願され、やむなく傷口から手を離し、ダンの最期を看取った。

 

このイラク時代の経験から、オーウェンはキムの安楽死に反対し、テディと対立。デレクに相談して安楽死を阻止しようとするが、再検査でもキムに回復の見込みはないと確定診断がつき、オーウェンに代わってマークが署名。キムの安楽死が決まる。けれどもオーウェンはどうしても納得できず、彼女の病室に乗り込んで「新しい治療法が見つかるかもしれない」と説得にかかる。しかし、キムの気持ちはすでに決まっている。「私は死ぬことを恐れていない。あなたはなぜ私を死なせることが怖いの?」と追及されたオーウェンは言葉を失う。
その後、キムの夫ショーンは、安楽死に必要な薬を買いに薬局へ。その際、病院の外のベンチに腰掛けているオーウェンの姿を見つけ、彼に声をかける。オーウェンは、割り切れない思いでいるショーンに対し、罪悪感を持たないよう助言する。
そして…、キムは希望通り安楽死という形で息を引き取る。テディは慰めを求めてマークの元へ行き、彼とベッドイン。オーウェンは、再びイラク時代のトラウマに苦しむように。しかし、それをどうしてもクリスティーナに言い出すことができず…。

 

Bamen18_4アリゾナが子どもを望んでいないと知り、もやもやした気持ちを抱えているカリー。マークに、アリゾナに本心を打ち明けて話し合うよう諭されるが…。
そんな中、カリーは、リチャード、ベイリーらとともに、ヘリスキーで負傷したニックとフィルを担当する。この2人、もう1人の友人トミーと3人で、毎年危険な冒険旅行をしているとのこと。むちゃがたたってひどいケガをしたというのに、懲りずに来年はパンプローナの牛追い祭りに行くというのだから筋金入りだ。けれども、そんな2人の横でなぜかトミーは苦い表情をしていた。それもそのはず…、実はトミーは冒険旅行に無理して付き合っていたのだ。「僕には娘がいるし、膝も悪い」と、カリーに本音を漏らすトミー。家族思いの彼が無理をしている姿を見過ごせないカリーは、ニックとフィルに、トミーが本当は冒険旅行を嫌がっているのだと暴露する。すると、フィルもニックも無理をして冒険旅行をしていたと白状。3人は、「来年はナパでワイン巡り!」と笑顔になる。
本心をさらけ出したことで丸く収まった3人に刺激を受けたカリー。自分は子どもを望んでいるという気持ちを、ようやくアリゾナに打ち明ける。アリゾナは、自分とカリーの望むものの違いを認識して動揺する。

 

Bamen18_3_3役職がなくなったリチャードは、ほかの医師たちに溶け込もうとするが、うまくいかない。ほかの医師は、リチャードへの敬意から、馴れ馴れしい態度を取れなかったのだ。一方、管理職としての仕事に追われるデレクは、オペが恋しくなって“シャドー・シェパード”ことネルソンとメレディスが行う予定だった脳腫瘍のオペを横取りする。メレディスは憤慨して「オペを取られた」と大声で言いふらすが、ジャクソンから「グリンチにプレゼントを盗まれても、フーヴィルの住人はクリスマスを祝い、歌を歌った。君もオペ室に入ったら歌え」とアドバイスされて怒りが収まる。
デレクが新しい立場に戸惑っていることに気付いたリチャード。今のデレクに必要なことを、的確に助言してやるのだった。


【今回のMVP】
カリー!

家族思いのトミーが無理して冒険旅行に付き合っていると知り、友人たちの前で彼の気持ちを代弁してあげるとはさすが。そして、本当は子どもが欲しいのだという気持ちをついにアリゾナに告白! 大事な問題と向き合おうとするカリーは本当に偉かった! でも…、あのアリゾナの複雑な表情。子どもを巡る問題は、絶好調だった2人の間にも溝を作る!?


【鑑賞メモ】
フーヴィル

Dr.スースの「グリンチはどうやってクリスマスを盗んだのか」という絵本が原作の映画『グリンチ』に登場する、クリスマスをこよなく愛する善良な人々が住む村の名前。
ジャクソンは、このフーヴィルの住人のことを持ち出してメレディスにアドバイス。さり気なくいいことを言う彼、何だかマーシー・ウェスト組には見えなくなってきた。

 

天使祝詞
聖母マリアへの祈祷文のこと。


【オーウェンの一言】
死ぬより生きる方がいい、ある時点までは
人を死なせるのが正しいことだとしても、医者はそのためにいるんじゃない
俺たちは傲慢で競争心が強い
負けず嫌いだ
死を敗北と考える
違うと分かってはいる
しかるべき時、正しい選択、できる限り手は尽くした
だがどうしても考えてしまう
もっと何かできたはずだと


【今回のゲスト】
ダン役は「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」のジェームズ・エリソン役や「ブルックリン74分署」のクレメント・ジョンソン巡査役で知られるリチャード・T・ジョーンズ。
キム役は「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のレスリー・ウィンクル役や「ER緊急救命室」のジェーン・フィグラー役などで知られ、メリッサ・ギルバートを義姉に持つサラ・ギルバート。


今回はフラッシュバックという形で、オーウェンが実際に戦地で何を体験したのかが描かれるという異色のエピソード。戦地の過酷さだけでなく、当時のテディとの関係がどんなものだったのかも伝わってくる内容で、現在のオーウェンを理解する手がかりが満載。けれども、恋人のクリスティーナはそんなオーウェンの胸の内は知らず…。
一方、みんなに溶け込もうと必死になるリチャード。何もチャールズの下ネタを見習わなくても…。「一丁やりたい」じゃ、みんなむしろ引きますって!
さて、次回はアレックスの弟が登場しますよ! 楽しみです。

2011.3. 2|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

【曲情報】#17「大人のアプローチ」で使われていた曲は?

♪ "Serve Them Well" Swimming in Speakers
オープニング、体を鍛えるマークに、大人の女性と大人のデートをするようカリーがアドバイスするシーンで。
♪ "L-O-V-E" SugaRush Beat Company
カリー、アリゾナ、マークの3人やメレディス、クリスティーナらがランチをとるシーンで。
♪ "Tonight" Emy Reynolds
マークがテディをランチに誘い、アリゾナが子どもはいらないという考えだと知ってカリーがショックを受けるシーンで。
♪ "Worrisome Heart" Melody Gardot
ベイリーがベンの家のディナーに招かれ、話をするシーンで。
♪ "Cold Summer" Seabear
エンディング、マークが自分を吹っ切ろうとしていると知ってレクシーが泣き崩れ、ベイリーとベンがキスをするシーンで。

2011.2.24|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

2月23日(水) #17「大人のアプローチ」

Bamen17_3相手が女性なら誰かれ構わず寝ることを同僚たちに諭されたマークは、反省して大人の女性と真剣にデートをしようと模索する。カリーはそんなマークに、「テディなら理想的な相手」とアドバイスするが…。一方、オーウェンは巨大な腫瘍を抱えたオードリーという患者を担当。難易度の高い手術になりそうだと聞いたリチャードもこの症例に興味を示し、互いにプランを出し合って今後の方針を競い合うが…。


【STORY】
ジャクソンは、9歳の時に右の肺を摘出した患者トッドを担当。「息が吸えない」と訴える彼に聴診器をあてるが、なぜか心音が聞こえない。アレックスはジャクソンに代わって心拍をとろうとするが、そこでトッドの容体が急変。呼び出されたテディは、胸腔内の肺の片方がなくなったことにより心臓の位置が腎臓のすぐ横にずれた、肺摘除後症候群と診断。そのせいで気管支圧迫が起きて呼吸が困難になったと説明し、胸腔内にインプラントを入れて心臓の位置を元に戻すオペが必要だと告げる。トッドはインプラントと聞いて豊胸手術を想像して狼狽。ガールフレンドのモリーも動揺し、怒って病室を出て行ってしまう。
テディはオペの件でマークに相談。マークは、手当たり次第に女と寝るのはやめろと周囲に諭されており、現在、早く自分の家族を持てるよう、大人の女性と大人のデートをしようと模索中。カリーから「テディなら年も理想的だし、子ども好きそう」と勧められ、勢いでテディをデートに誘う。テディは、マークから誘われたことをすぐにアリゾナに報告。アリゾナは状況を誤解し、「マークはおやつだと思って楽しむのに理想的な相手」とテディに助言してしまう。
その後、テディは「トッドのオペに一緒に入ってほしい」とマークに頼み、デートについてもOKの返事をする。喜んだマークはイタリア料理店でのディナーを提案するが、アバンチュールを期待していたテディはジョーの店で十分だと返答。セックス抜きの大人の関係を求めるマークと気持ちが行き違う。一方でカリーとアリゾナは、互いに全く逆の理由からテディとマークをデートさせようとしていたことに気付く。
そんな中、トッドのオペはマークに助けられて無事成功。モリーは「トッドを愛しているのに、おかしな行動をした」と、オペ前に病室を飛び出した自分の態度を反省し、トッドのオペの成功を喜ぶ。
オペでは手腕を発揮したマークだが、テディからセックス・マシーン扱いされたことに落ち込む気持ちは隠せず。カリーはそんなマークを、「あなたは明るいところで知り合う価値がある男」と励ます。マークは、自分は家族を持ちたいと思っていて、それを前提に互いをよく知りたいのだという思いを、あらためてテディに伝えることに。率直に自分の思いを告げ、彼女をランチに誘う。そんな2人の様子を見て、てっきり自分への当てつけだと思っていたレクシーは、2人が真剣に付き合おうとしているらしいとアレックスに聞かされ、ショックのあまり泣き崩れる。
また、テディに接近するマークにオーウェンが嫉妬していることに気付いたメレディスは、「クリスティーナは長い時間をかけてやっと幸せになれた。それをぶち壊したらあなたをやっつける」と、オーウェンに釘を刺す。

 

そんなオーウェンは、巨大な腫瘍のある女性、オードリー・テイラーを担当。難易度の高い巨大腫瘍と聞いて興味津々のリチャードに、いったんは彼女を譲ると言ってしまうが、クリスティーナにけしかけられて前言撤回。デレクは、患者を取り合うリチャードとオーウェンに対し、オペのプランを出し合うよう提案し、どちらに担当させるかは自分が判断すると宣言する。クリスティーナとメレディスは、このオペの助手の座を狙い、それぞれリチャードとオーウェンの下についてプランの検討に参加。クリスティーナは、ひとまずスパイ目的でリチャード側につく。
オードリーは1カ月後の娘の結婚式を控えており、とにかく式に立ち会いたいのだと主張。危険なオペを受けてリスクを冒したくないと言うが、オペしなければ1カ月も持たない可能性が高い。リチャードとオーウェンは、オペのやり方をじっくり検討するとオードリーに約束する。
その後、リチャードは独自の切り口でオペのプランを立てていくが、クリスティーナがオーウェン側に情報をもらしていることに気付くと、彼女に二重スパイになれと提案。オペに入るのが最優先のクリスティーナは、この頃から本気でリチャードを支援。ハーパー・エイヴリー賞を狙うべく、ハーパーの孫であるジャクソンを引き入れ、自分たちにとって有利な展開を狙えないかと画策する。
そんな中、プランを煮詰めたリチャードとオーウェンの2人は、デレクの前でその内容を披露。結局、デレクはオーウェンのプランを支持する。リチャードは憤慨し、外科医それぞれのやり方を尊重するのが部長の務めだと非難するが、実際にオペのプランについて説明を受けたオードリーが不安を訴えると、「チャンスにかけてみろというご主人の言うことも、ハント先生の言うことも正しい。臨機応変に対処することこそプラン」と言って助け船を出し、オードリーにオペを同意させる。
そして、いよいよオペの時。開腹してみると予想通り困難な状況で、オーウェンは悪戦苦闘。そのうち、オードリーの容体が急変してしまう。オーウェンは、見学室からオペを見守っていたリチャードに応援を要請。リチャードはクリスティーナと一緒にオペに加わり、肝臓を取り出すという大胆なプランを発案。おかげでオペは成功裏に終わる。

 

Bamen17_6ベイリーは、ベンから3回目のデートの誘いを受ける。今度は自宅で手料理を振る舞うとベンに言われ、戸惑うベイリー。隣人からプレゼントされたヨガのレッスンに行かなければ…といったんは断るが、「行った振りをすればいい」とベンに言われてデートにOKする。
その後、ベンとの自宅デートについてカリーに相談するベイリー。3回目で自宅とくれば、きっとセックスに発展するとカリーに言われ緊張しまくり。ムダ毛の処理や避妊の手段で頭の中はパンク寸前になる。

Bamen17_7最終的には、カリーに頼み込んでコンドームまで調達してもらうなど、迷走を続けたベイリー。ベンの家を訪ねる頃には緊張がピークに! ベイリーはいつものように長台詞の演説を始めるが、そこはベンがうまくリード。セックスのことを含め、素直に思いを語り合った2人は、ついにキスを交わす。

 

Bamen17_aアリゾナとレクシーは、お腹を痛がりERにやって来た少年ノアを担当。検査の結果、痛みの原因は肝臓の嚢胞が破裂したためと判明。母親のケリーが、今朝ノアとふざけてハグし合った際の圧力が嚢胞を破裂させたことが明らかになる。ノアの両親は、息子を心配するあまり、うろたえて言い争い…。結局、アリゾナのオペによりノアは元気になり、両親はホッと胸をなでおろす。

人工軟骨を作る実験に没頭中のカリー。マークとベイリーの両方から恋愛の相談を受けたことについて、「自分は良識ある健全な人間だから」と自負し、いまや自分とアリゾナはみんなの理想のカップルだと満足げな様子を見せる。そしてカリーは、「10年後は二人で大きな家で暮らし、子どもが走り回っていて…」と夢を語るが、アリゾナから「子どもはいらない」と言われてしまいショックを受ける。
この日のアリゾナは、ノアのような例を見たばかり。小児外科医として子どもが簡単なことでも死んでしまうこと、それを見守る親の大変さを嫌というほど見てきたからこその“子どもはいらない”発言だったが、子どもが欲しいカリーにとってはこのアリゾナの一言が大きく胸にのしかかるのだった。


【今回のMVP】
リチャード!

アテンディングという立場に甘んじながらも、リチャードが奮闘! 年齢に臆すことなく、挑戦の姿勢を見せるとはさすが。オーウェンとのプラン合戦では敗者となるものの、クリスティーナの策略を見抜いてうまく自分側に引き入れたり、勝者となったオーウェンのプランにも敬意を払ったりと、大人な対応。結局、オペでは肝臓を取り出すという大胆な方法を思いつき、オペの成功に大きく貢献した!


【メレディスの一言】
登山者の写真は山のてっぺんで撮る
みんな笑顔で、興奮して、得意げ
途中で写真は撮らない
道中のことなど忘れたい
人は必要だから無理をする
好きだからじゃない
過酷な登山
次のレベルを目指す苦しみと痛み
その写真は誰も撮らない
覚えていたくないから
覚えていたいのは頂上の景色
世界の果ての息をのむような瞬間
それがあるから山に登る
苦労が報われる
それがおかしなところ
すべてが報われる


【今回のゲスト】
オードリー役は、映画『コットン・クラブ』『バード』などで知られるダイアン・ヴェノーラ。
ノアの母親役は、アメリカロック界の大物、フランク・ザッパの娘で、「プライベート・プラクティス」の記念すべきシーズン1の第1話「最低で最高のはじまり」でストアの床にはいつくばってタイルを数えるジェニーを演じたムーン・ザッパ。


結婚相手を求めているマークと遊び相手を求めているテディ、そして、子どもが欲しいカリーと欲しくないアリゾナのように、求めるものの違いがクローズアップされた今回。マークとテディの方は、今後歩み寄りが見られそうな気配が感じられるけれど、はたしてカリーとアリゾナは!?
また、今回も“邪悪な”クリスティーナが暴走。スパイになったり、寝返ったりと大忙し。「名医と呼ばれている連中をさらにレベルアップさせるのが、ハーパー・エイヴリー賞の目的」となかなか良いことを言うジャクソンを、「以上、ハーパー・エイヴリー財団の提供でお送りしました」とちゃかしたり、マークのことが気になるレクシーを「そんだけいい女ってことでしょ? あんたが忘れらんないの」と持ち上げて追い払ったり、その“邪悪な”口も絶好調。心臓外科への禁断症状でふさいでいた頃のクリスティーナより、今のクリスティーナの方が見ていて断然面白い。
面白いと言えば、ベイリー! 久々に到来した春に緊張しまくり。特に、“術野”の手入れについてカリーに持論を押しつけるあたりは大爆笑。デレクに逆ギレしたり、カリーを脅してコンドームまで調達させたり…と迷走ぶりが目立ったけれど、最後はついにベンとキス! もしかして、ベイリーのキスシーンってこれが初めて!? ちょっと感動…。

2011.2.23|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

【曲情報】#16「小さな奇跡」で使われていた曲は?

♪ "Trick Pony" Charlotte Gainsbourg
オープニング、裸でアレックスの部屋にいるレクシーを、デレクとメレディスが目撃してしまうシーンで。
♪ "Slippin" Quadron
テディがオーウェンを好きだと気付いたアリゾナが、自分が友達になるとテディに申し出るシーンで。
♪ "You Can Keep 'em" Ali Harter
画像診断室からアレックスを追い出したマークが、CT画像を見て患者の難聴を言い当てるシーンで。
♪ "From The Woods!!" James Vincent McMorrow
テディらが、生体外で修復した肺の移植を患者のエリオットに勧めるシーンで。
♪ "Die Young" The Sweet Serenades
患者パムの耳が聞こえるようになり、テディたちがエリオットの肺移植のオペをし、リチャードがハーパーの再オペをするシーンで。
♪ "Untitled No. 3" Ali Harter
アレックスに「もう怒鳴らない」と言いに行ったマークが、レクシーとアレックスの関係が続いていることを知ってしまうシーンで。
♪ "Diane" Mike Doughty
エンディング、女性陣がガールズナイトで野球を楽しむシーンで。

2011.2.17|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

2月16日(水) #16「小さな奇跡」

Bamen16_7ジャクソンが初老の急病人を病院に連れてくる。実はその急病人こそ、有名な外科医ハーパー・エイヴリーで、ジャクソンは彼の孫だった。ハーパーは復帰したばかりのリチャードを執刀医に指名し、意識下でオペを受けたいと主張するが…。一方、娘のスローンが家から出て行き傷心のマークは、勤務中、手当たり次第にセックスをして気を紛らわせる。その上、アレックスに対しては敵意をむき出しにして…。


【STORY】
アレックスと体の関係を続けるレクシー。メレディスは「アレックスは情緒不安定。特別な感情を抱くべき相手じゃない」と釘を刺すが、レクシーは「感情は一切抜きのセックスだけの関係」と言い張る。一方で、娘のスローンが出て行って傷心のマークは、勤務中、手当たり次第のセックス。その上、アレックスへの敵意をむき出しにする。

 

Bamen16_aそんな中、すっかりテディといい関係になったクリスティーナ。オーウェンにも「遠慮せずテディと友達になって」と勧めていた矢先、大ケガを負ったバイク乗りの男性が搬送されてくる。クリスティーナはチャールズと患者を取り合うが、勝ったのはチャールズ。めげないクリスティーナは、今度はジャクソンが連れてきた初老の男性の急病人を自分の患者にしようとする。この男性、実はジャクソンの祖父。クリスティーナはジャクソンが止めるのもきかず強引に彼を診察し、「上行性胆管炎かも」と適当な診断を口にする。すると男性はそんなクリスティーナの見立てに鋭い突っ込みを入れ、自分はハーパー・エイヴリーだと名乗る。クリスティーナは、ジャクソンがあのハーパー・エイヴリー賞で有名な名外科医の孫だと知って驚くと同時に、憧れの存在であるハーパーを誤診するという不名誉を背負うことに…。

Bamen16_6ハーパーが病院に来ていること、そしてジャクソンが彼の孫であることは、瞬く間に医師たちの間に知れ渡る。ハーパーは腸閉塞と見られ、デレクは外科部長としてベイリーを執刀医にするとハーパーに告げるが、ハーパーはこの日が復帰初日のリチャードを指名。しかも、全身麻酔をせずに意識下でオペを受けたいと言い出す。

Bamen16_10デレクは、今のリチャードには意識下でのオペは無理だと反対するが、リチャードのやる気に押され最終的には承諾。ジャクソン、メレディスが助手として立ち会いのもと、リチャードはハーパーのオペでメスを握る。途中、出血でハーパーの血圧が低下するが、リチャードは無事出血源を突き止めて修復。オペを成功させる。
ところがオペ後、ハーパーの容態が急変。リチャードは自分がミスをしたかもしれないと焦り、今度はベイリーに執刀させるようデレクに言うが、「大丈夫、やれる」とデレクに励まされて再オペに臨む。その結果、ハーパーが使えと指示した縫合糸に対してアレルギー反応が起きていたことが判明。リチャードが別の糸で縫合をし直し、一件落着する。

Bamen16_8ジャクソンは自分が有名人の孫と分かって態度を豹変させる同僚たちに辟易する気持ちをメレディスにこぼす。同じく名医を家族に持ったメレディスは、そんなジャクソンに素直になれと助言。ジャクソンは、目を覚ました祖父にクリスティーナら同僚を紹介する。

 

Bamen16_3_2テディはアリゾナにコンサルを頼まれ、放射線治療の副作用で肺線維症を患ったエリオット・メイヤーを担当する。エリオットは肺移植を必要としていたが、移植用の肺を見つけるのはとても困難。テディはそれをエリオットに説明するが、姉のジルに「弟は白血病とリンパ腫を乗り越えた。肺をもらう権利がある」とかみつかれる。
そんな中、テディとともにエリオットを担当することになったレクシーは、本来なら廃棄されるようなドナーの肺を生体外で修復して移植する方法を提案。それを耳にしたクリスティーナは、ハーパーの入院中に名誉を挽回するチャンスだと張り切り、チャールズに取られたバイク乗りの患者が脳死してドナーになったと聞くや、ちゃっかり彼の肺を譲り受けてくる。テディは、賞欲しさにムチャな行動をするクリスティーナを本末転倒だと怒るが、クリスティーナとレクシーの処置により肺の生体外での修復が成功。エリオット本人も了解したことから、この肺を使った肺移植が行われる運びとなる。
オペでは、エリオットの組織が予想以上にもろく、処置は困難を極めるが、クリスティーナのアイデアにヒントを得たテディは、エリオットを低体温にして心停止させ、本人の心膜を使った組織の修復にチャレンジ。見事オペを成功させる。

 

カリーは、交通事故に遭った年配の女性パムを診察。ほお骨の突起部に圧痛が見られ、左側頭部に血腫があることから、顔と頭のCTを撮ってマークとデレクに見せる。結果的に、頭部のオペは必要ないと分かるが、CT写真を見たマークはパムが難聴であることを言い当て、耳硬化症なので骨を摘出すれば聴力は回復すると指摘。自ら執刀を買って出る。
オペでは、アレックスの姿を見つけるなり、怒鳴って彼を追い出すマーク。先にも画像診断室でアレックスを追い出すマークの姿を目の当たりにしていたカリーは、やり過ぎだと彼をたしなめる。
そして、パムのオペは無事成功。耳が不自由なパムの面倒をずっと見てきた娘のキャシーは、母親の難聴を直してくれたマークに心から感謝する。

 

カリーの言葉で反省したマークは、「もう怒鳴らない」とアレックスに言いに行く。けれども、レジデントのロッカー室からアレックスに続いてレクシーが出てくるのを見て、彼女が今もアレックスと寝ていることを察知。自分は製薬会社の女性や看護師、さらにはパムの娘キャシーとも寝たことを棚に上げ、アレックスとの関係を続けるレクシーに言いようのないショックを受ける。

 

テディがオーウェンに好意を持っていることに気づいたアリゾナ。「人の悩み事を解決するのが趣味。あなたに必要なのは自分のような友達」と言って、テディをガールズ・ナイトに誘う。意外な誘いに少し戸惑うテディだったが、仕事の後、アリゾナ、カリー、ベイリー、メレディス、クリスティーナとともに野球場へ。女ばかりで騒ぎながら、思いのほかみんなで野球を楽しむのだった。


【今回のMVP】
テディ!

オーウェンへの気持ちがありながら、クリスティーナの才能を認めて彼女といい関係を築けるテディは、なかなか度量のある女性。しかも、症例が少なく、困難な肺移植も見事成功させるあたりは、医師としての技量も確か。アリゾナの誘いに素直に応じ、女だらけの草野球を楽しむ姿も、なかなかかわいらしかった!


【鑑賞メモ】
ハーパー・エイヴリー賞

有名な医学の賞(架空)。メレディスの母エリスは2度もこの賞を受賞。シアトル・グレースを去った後、バークも1度受賞している。


【メレディスの一言】
いくらプランを立て、いくらステップに従っても、1日がどう終わるかは分からない
もちろん、どんな変化球が飛んでくるか、できれば知っておきたい
ハプニングは1日を最も面白く彩ってくれる、人生を
会えると思わなかった人と会えたり、事態が思ってもみない方向に展開したり、そして突然、予想もしなかった場所に自分がいることに気付く
なかなかステキ
あるいは、いくぶん戸惑う
それでも、いずれその偶然をありがたく思うだろう
だから、毎晩考えるのは明日のこと
プランを確認し、リストを準備し、そして願う
もし、ハプニングがあっても、どうか幸運なものでありますように


【今回のゲスト】
ハーパー役は、映画『氷の微笑』や『ギフト』で知られるチェルシー・ロス。
エリオット役は「LOST」のカール役のブレイク・バショフ。
ジル役は、「デクスター ~警察官は殺人鬼」でクリスティン・ヒルを演じているコートニー・フォード。


今回は、医学界の権威、ハーパー・エイヴリーが登場。しかもジャクソンが彼の孫だったことが判明!
ハーパー・エイヴリー賞と言えば、あのバークも受賞(シーズン4の#14「本当の自分を見つめて」)。その裏には、ケガの後遺症で手に震えが残るバークを支えたクリスティーナの協力があったのに、バークがハーパー・エイヴリー賞を受賞したという記事の中にクリスティーナの名前はなく…。あの時、クリスティーナはショックのあまり仕事への意欲を失い、遺体安置室に引きこもるという弱気な姿を見せていたけれど、今は自分で賞を取りに行く気満々! やっぱりクリスティーナには野心がなくちゃ。まさに、心がメスにある女! 心が○○○にあるレクシーとは対照的(笑)。

2011.2.16|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

【曲情報】#15「時を超えた誓い」で使われていた曲は?

♪ "Always" Switchfoot
講演前、着替えを済ませたベイリーにベンがきれいだと言い、カリーが緊張のあまり嘔吐し、リチャードがリハビリ施設でスピーチするシーンで。
♪ "Maneater" Hall & Oates
リチャードの1982年当時の回想シーンの冒頭で。
♪ "Our Lips Are Sealed" The Go-Go's
リチャードがエリスと当直室でいちゃつきながら、患者の病名を探るシーンで。
♪ "When You Come Home" Calahan
ジョーの店でベイリーが「自分は小魚」とジョーにこぼすシーンで。
♪ "Metropolis" Faded Paper Figures
アリシアの病名に気付いたベイリーが、ニコールに盾突くシーンで。
♪ "Shape Up" Total Babe
カリーとアレックスがオペの成功をセックスで祝うシーンで。
♪ "Everywhere I Go" Lissie
エリスの勧めでリチャードがウォッカを口にするシーンで。

2011.2.10|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

2月9日(水) #15「時を超えた誓い」

Bamen15_a アルコール依存症を治すためリハビリ中のリチャードは、部長職への復帰を希望する。しかし、今のデレクに用意できるのは、一般外科のアテンディングのポストのみ。リチャードはその話を断るが、この日の勉強会で講演を行うことに。レジデント時代にメレディスの母エリスと一緒に担当したAIDS患者の症例について話す。勉強会では、リチャードのほかにベイリー、カリーも壇上に立つ。


【STORY】
リハビリを受け禁酒中のリチャード。部長職への復帰を希望し、デレクに掛け合う。しかし、今のデレクに用意できるのは一般外科のアテンディングのポストのみ。デレクの下で働くなどプライドが許さないと言わんばかりに、リチャードはその話を断るが、「本当にここを去るなら、最後に講演してください」とデレクに頼まれ、この日の勉強会で講演を行うことに。ベイリーとカリーも、それぞれ過去の症例について話をする。

 

●ベイリーの講演

Bamen15_3ベイリーは、自分がインターンになりたての2003年、ニコールという高圧的なレジデントの下で担当した、アリシア・テイタムという患者の症例について話す。
アリシアは卵巣摘出後3カ月後に、発熱、腹痛などの症状を訴えて来院。検査の結果、胆石と胆嚢壁肥厚と判明し再度オペを受ける。「胆石の原因は高脂肪食」と一般論で片付けようとするニコールに対し、ベイリーはアリシアの病歴などをきちんと調査。アリシアはベジタリアンだと指摘し、ニコールに煙たがられる。

 

Bamen15_2オペ後、退院したアリシアは、1カ月後にまたしても腹部の痛みと発熱、嘔吐などの症状でERに運び込まれる。ベイリーは、虫垂炎と診断。この虫垂切除で、リチャードに見守られながら執刀医デビューする。ところが、実際に開腹してみると虫垂に異常はなし。アリシアは3度のオペを受けても症状が改善しないことに落胆。適切な治療が受けられず苦しむが、そんな彼女をニコールは鬱と決めつけ、彼女を精神科にまわそうとする。ベイリーは、何とかしてアリシアの病名を突き止めようと、あらゆる検査を行うとともに、多くの文献にあたるが、ニコールはアリシアを退院させてしまう。

 

それから2、3カ月後。アリシアはまた腹痛を訴えて病院にやって来る。「また手術をして状態を調べると言われたが、もう耐えられそうにない」とベイリーに泣きつくアリシア。そんな時、アリシアの尿の色が濃いことに気付いたベイリーは、彼女はポルフィリン症だと確信。ニコールにオペの中止を求め、患者の話も聞かず、症状をろくに調べもせずに切開したがる彼女のやり方を批判する。リチャードはニコールの手前、そんなベイリーを叱責するふりをするが、ベイリーには「君はきっといい医者になる」と言ってその手柄をほめるのだった。

 

●カリーの講演
上がり症のカリーは、緊張のあまり勉強会の前に嘔吐。それでも何とか壇上に立ち、ボソボソ声ながらも、レジデント時代に担当したインドの大学院生サンダー・アトルーリの症例について話し始める。
サンダーは、ポリオが原因で内反足になり、7歳の頃から歩くことはおろか足を動かすこともできない状態。当時インターンだったアレックスから、「エレベーターの中でオペをしたのは自分」とアピールされたカリーは、本当はジョージがオペをしたとは知らずに、アレックスを下につけてサンダーを診る。
サンダーの希望は内反足を治すこと。平和部隊でポリオ患者を診た経験があるカリーは、サンダーに対して「歩けるようになる」と請け合ってしまう。リチャードは、そんなカリーを傲慢だと非難。カリーは、自分の主張が正しいことを証明すべくオペに臨むが、サンダーは心膜炎と肺疾患のため長時間の麻酔に耐えられず、オペの途中で容体が不安定に。カリーはやむを得ず処置の半ばでオペを中止する。

 

ここまで何とか話し終えたカリー。相変わらず緊張はほぐれず、自分が何を話しているのか分からなくなってしまう。しかし、一緒にこの症例を担当したアレックスに客席から助け船を出してもらいながら、徐々に落ち着きを取り戻して講演を進める。

 

話の続きは、サンダーにオペを中断した旨を説明するところから。カリーは、これ以上の処置は無理だったとサンダーに告げるが、サンダーはわずかに足が動くようになったことを喜び、どうしても歩けるようになりたいと懇願。カリーに再オペしてほしいと訴える。
その後、アレックスは再オペを躊躇するカリーを叱咤激励。「自分はエレベーターの中でオペをして患者を救ったのに、投げ出すんですか?」と詰め寄られたカリーは、ようやく2度目のチャレンジを決意。最善の準備を整えた上で、再オペに臨む。ところが、2度目のオペの途中でも問題が発生。サンダーが心タンポナーデに陥ってしまったのだ。カリーは、エレベーター内のオペの時を思い出して、心膜切開をするようアレックスに指示。アレックスはうろたえて、エレベーターの中でオペをしたのはジョージだったとカリーに白状する。しかし、「やったことがなくてもできるはず」とカリーに励まされたアレックスは、見事処置をやってのける。
その後も、心臓と肺が麻酔に耐えられるよう何回かに分けてオペを行った結果、サンダーの内反足は治り、杖をつきながらも自分の足で歩けるように。カリーとアレックスは、オペの成功をセックスで祝う。もちろん、これについては勉強会で公表しなかったが、アリゾナは2人がベッドインしたことに気付いてしまうのだった。

 

●リチャードの講演

Bamen15_6リチャードは、1982年のレジデント時代に、当時W不倫中だったメレディスの母エリスとともに担当した患者フィリップについて話す。フィリップはヘルニアで入院したが、貧血や横紋筋融解などの症状が見られ、尿からは酵母菌が。リチャードとエリスは細菌汚染を疑い、組織サンプルを検査。やがて彼がAIDSに侵されていることに気付く。80年代初頭、AIDSはGRIDと呼ばれ、ゲイ特有の病気で治療法も不明とされていた。フィリップは、自分をAIDSと診断したリチャードたちに腹を立て、「名誉棄損だ」と憤慨して治療を拒否。上司のグレイシーは、リチャードとエリスに謹慎を言い渡す。
ところが数カ月後、フィリップが再び病院を訪れる。彼の全身にはカポジ肉腫が。明らかにAIDSの症状だ。グレイシーは、フィリップがAIDSだと分かるなり、治療をリチャードとエリスに押しつける。リチャードは、そんなグレイシーのことを「医師の誓いに反している」と非難するが、グレイシーは「偉そうなことを言うな」と突っぱねるだけ。リチャードとエリスは、周りの人間から避けられ孤独に病んでいるフィリップをなぐさめ、彼に腸重積のオペをする
8カ月後。フィリップはカリニ肺炎を起こし再入院。1週間後に病院で息を引き取る。その時、リチャードとエリスは、「自分は無敵だ」といううぬぼれを捨てた。また、エリスとのW不倫に悩むようになっていたリチャードは、この頃からエリスの勧めで酒を口にするようになり…。

 

Bamen15_4_2講演の最後。リチャードは医師になった理由を心に刻み、道を誤らないよう、医師の誓いを常に思い出せと参加者たちに話す。そして、ジュネーブ宣言を唱え講演を締めくくる。参加者たちは、そんなリチャードにスタンディングオベーションで応えるのだった。


【今回のMVP】
リチャード!

レジデント時代に、AIDS患者を診た経験を語ったリチャード。医師になった理由を心に刻めという言葉は、さまざまな経験をしてきたリチャードの口から出てくるからこそ説得力があるというもの。若き日のリチャードが、AIDS患者によって教えられたこと…。リチャード自身も、あらためて自分の胸にも刻みつけたに違いない。


【鑑賞メモ】
映画の“ルディ”

映画『ルディ/涙のウイニング・ラン 』の主人公ルディのこと。ルディは名門ノートルダム大学でアメフトをするのを夢に見ていたが、小柄で成績が悪かったため進学できず。けれどもルディは、その後さまざまな困難を克服し、ついに自分の夢をつかむ。
カリーは、ジョージがエレベーターの中でオペをやり遂げたことを、ルディの成功談のようなものだと解釈していたよう。
ちなみに、ジョージがエレベーターの中でオペをしたのは、シーズン2の#5「“痛み”の処方箋」。

 

ジュネーブ宣言
世界医師会が定めた医の倫理に関する規定。ヒポクラテスの誓いの倫理的精神を現代化・公式化したもの。


【リチャードの一言】
病院では、大勢のレジデントが来ては去るのを見てきた
みんな中毒になる、手術の
食べることより、眠ることより、手術が1番大事なことになる
唯一のものになる
そういうハイな状態でいると、いつの間にかむしばまれていく


【今回のゲスト】
若き日のリチャード役は、「エンジェル」のチャールズ・ガン役でお馴染みのJ・オーガスト・リチャード。
若き日のエリス役は、「デッドウッド ~銃とSEXとワイルドタウン」のミス・イズリンハウゼン役のサラ・ポールソン。
グレイシー役は、「ギルモア・ガールズ」でミッチャム役を演じていたグレッグ・ヘンリー。
ニコール役は、「ボストン・リーガル」のレニー・ウィンガー役などで知られる個性派女優のミッシー・パイル。
サンダー役は、「女検死医ジョーダン」のバグ役のラビ・カプール。


今回は、勉強会という形をとり、キャラたちの過去が回想シーンとして描かれるという異色のプロット。
リチャード&エリスの回想シーンでは、まだAIDSが一般的ではなかった時代が描かれ、W不倫に悩む当時のリチャードの苦悩も浮き彫りに。何より今のリチャードが医師としての心構えを新たにした、貴重な経験が語られたのは非常に意味深いこと。最後のスタンディングオベーションは、なかなか感動的!
また、現在アルコール依存症のリハビリの真っただ中にいるリチャード。80年代初頭から酒を口にするようになっていたことも明らかに。そのあたりのエピソードがきちんと現在につながっているところもいい。
一方で、面白かったのはカリー。上がり症でいつもの元気はなくモジモジ。アリゾナとの写真をスクリーンに映し出しちゃうし。しかも! 当時アレックスと寝ていたなんてビックリ! またその事実をパッと感じ取ってしまうアリゾナ、さすが鋭い!

Bamen15_5そしてベイリー。あの髪型と眼鏡! さらにレジデントにいびられている様はある意味衝撃的。弱気なベイリーがジョーの店で嘆くシーンもあり、ベイリーもさまざまな経験を経て今のナチ・スタイルを確立したんだな~と思い知らされた次第。チョコレート投げのコントロールの良さにも脱帽!

 

余談だけれど、回想シーンの若き日のザッチャーのビジュアル、笑えたのは私だけ? (チビメレディスはかわいかった! )
自称“小魚”のベイリーをなぐさめる、ジョーの髪型もちょっと笑えた!

2011.2. 9|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

【曲情報】#14「永遠の片想い」で使われていた曲は?

♪ "The Magnificent Seven" The Clash
オープニング、車中のデレク、メレディス、オーウェン、クリスティーナが、呼び出しを受けて病院に向かシーンで。
♪ "Shine Right Through" Correatown
チョコレートを食べながら、メレディス、アレックスがエミールと夫人の成り行きを見守るシーンで。
♪ "In These Arms" The Swell Season
カリーがお金を渡してスローンを送り出し、夫人が自分の結婚についてメレディスに語るシーンで。
♪ "Starring" Freelance Whales
ベイリーがベンに好きだという気持ちを伝え、デートにOKするシーンで。
♪ "Islands" The XX
エンディング、テディが「愛してる」という発言を撤回したいとオーウェンとクリスティーナに言い、メレディスが部長夫人として朝食会に顔を出すシーンで。

2011.2. 3|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

2月2日(水) #14「永遠の片思い」

Bamen14_2バレンタインデーの夜、レストランで屋根の崩落事故が起き、負傷者が続々と病院に運び込まれる。アレックスが担当することになったのは、レストランの給仕長エミール。彼は、メレディスが担当するバンクス夫人に好意を寄せているらしく…。一方、麻酔科医のベンは、ベイリーをデートに誘う。ベイリーは素っ気ない態度を取るが、彼女もベンに気があると見たアリゾナは、2人の恋のキューピッドになろうとし…。


【STORY】

Bamen14_3バレンタインデーの夜。レストランで屋根の崩落事故が起き、複数の負傷者が病院に運び込まれる。アレックスは、レストランの給仕長のエミールを担当。彼は、夫とともに事故に巻き込まれたメレディスの患者、バンクス夫人に好意があるらしく、「あの女性と隣り合わせのベッドにしてくれ」と言ってアレックスの手に50ドルを握らせる。
バンクス夫人と無事隣同士のベッドに落ち着いたエミールは、夫人が眠っているものと思い、彼女への思いをアレックスに打ち明ける。夫人は独身時代からエミールが働くレストランに通い詰めている15年来の常連で、彼女が結婚してもずっと見守り続けてきたこと。夫人の夫ボブにもしものことがあった場合は、自分が彼女を支えていくつもりであること。夫人が目を開けてこの会話を聞いていることに気付いたメレディスは、2人の関係がどうなるかアレックスと賭けをする。
ベイリーは、麻酔科医のベンからデートに誘われる。しかし、ベイリーは恥じらうあまり素っ気ない態度。その様子から、ベイリーもベンに気があると見たアリゾナは、2人の仲を取り持つキューピッド役になることにし、ベイリーが執刀するバンクス夫人の夫ボブのオペに、麻酔科医としてベンが入るよう調整。自分自身もオペに立ち会い、2人をくっつけようと、あれこれと口をはさむ。オペの方は、途中でトラブルが発生するものの、何とか無事終了する。

Bamen14_8そんな中、デレクは部長職で大忙し。再雇用されたエイプリルは、再びミスを犯すのを恐れ、まるでデレクの秘書のように事務職に徹し、部長夫人として翌朝の朝食会に出るようメレディスに指示して煙たがられる。
その後、バンクス夫人は気管支破裂を起こして処置室へ。エミールも硬膜外出血で倒れてしまう。デレクは、医師としての自信を失っているエイプリルを助手につけ、急遽エミールのオペを始める。
処置を終えて容体が安定した夫人は、エミールはどうしているかメレディスに聞く。そして、「彼は手術中」とメレディスから聞かされた夫人は、「エミールの気持ちに気付いてはいたが、自分は夫を選んだ。会話は減っても日々夫を愛することを選んでいる」と自分の結婚について語る。
結局、エミールはオペのかいもなく死亡。エイプリルは、「人が死んでいくのを見ているなんてできない」と復職を後悔して泣き出すが、デレクから「謙虚にもならず傷つかない人間こそこの仕事に向いていない。君はいい外科医になると思ったから呼び戻した」と励まされる。
一方、エミールの訃報を聞いた夫人は1人ベッドで涙…。また、夫人の結婚観に影響を受けたメレディスは、翌朝、嫌がっていたはずの朝食会に部長夫人として出席。ベイリーは、つっけんどんになりながらもベンに好きだという気持ちを伝え、デートを承諾する。

 

髪を金髪に染め、イメチェンに挑んだレクシー。オーウェン、マーク、ジャクソンとともに、片腕が断裂した皿洗い係フランキーを担当する。そして、接合のための準備を進める間、レクシーはジャクソンから「自分を変えたかったら外見だけでなく本当に変わらなきゃダメだ」と助言される。
その後、いよいよオペという段になって、断裂部分の損傷がひどすぎて腕の接合は難しいと判明。しかし、使える腕を無駄にできないと考えたレクシーは、腕をいったん別の場所に移植する「異所性移植」を提案。この方法なら、断裂部分の損傷が癒えるまで腕を生かしておけると、オーウェンらに思い切って進言する。結局、この案が受け入れられ、フランキーの腕はいったん脇腹付近に移植される。

 

マークは、産まれてくるスローンの赤ちゃんのためにベビーベッドを用意し、大張り切り。けれども、ロスから帰って来たスローンは、赤ちゃんを養子に出すと決めており、カリーに養子縁組の証明書を作らせ、「このことは黙っていて」と告げる。けれども、スローンが黙って去るのを見過ごせないカリーは、マークを呼び寄せて養子に出すつもりであることをスローンの口から言わせる。するとマークは、自分の養子にすると提案。カリーもとっさに子育てを手伝うと申し出る。しかしスローンは、マークが育てることになれば自分はずっと母親という立場から逃れられないと考え、やはりマークのアパートを出て行くことに。たまたま、そんな彼女と鉢合わせしたカリーは、彼女の気持ちをくみ取り、お金を渡して見送る。

 

テディはオーウェンに無視されることに耐えかね、「あなたという親友を失って寂しい」とオーウェンに訴えるが、「2人で話しているとヤンを裏切っている気がする」と言われてしまう。考えた末、テディはクリスティーナとオーウェンに、「愛していると言ったことは撤回するから友達でいよう」と宣言するのだった。


【今回のMVP】
レクシー!

いきなり金髪に染めてイメチェンを図ろうとするものの、外見を変えるだけじゃダメとジャクソンに指摘されたレクシー。思い切って「異所性移植」をすべきだと進言し、一歩前進。彼女の背中を押してあげたジャクソンも評価したい。(←自分で自分のことを「美形」と言ってのけるところもステキ)


【鑑賞メモ】
スクルージ

ディケンズの小説「クリスマス・キャロル」の主人公。ケチでクリスマスが嫌い。
アリゾナは、バレンタインデーに興味を示さないベイリーのことを「スクルージみたい」と表現した。


【メレディスの一言】
人は自分を進化させなきゃならない、刻一刻と
世界は一瞬で変わってしまうから
後ろを振り返る暇はない
時に変化は否応なくやってくる
時に変化は偶然起きる
そして変化を楽しむ
自分を変える方法を常に考えなきゃならない
そして人は変わり、適応する
自分自身をバージョンアップする
新しいバージョンが少しでも良くなっていればそれでいい


【今回のゲスト】
バンクス夫人役は、「ジェリコ ~閉ざされた街~」のゲイル・グリーン役や、映画『ビーン』のアリソン・ラングレー役などで知られるパメラ・リード。
エミリー役は「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」へのゲスト出演などで知られるブライアン・ジョージ。


15年もバンクス夫人に片思いしてきたエミールの物語が切なかった今回のエピソード。その裏で、ベイリーの恋物語が着実に進行! つっけんどんになりながらも、自分の気持ちをベンに伝えることができたベイリー。偉い! 次回はいよいよベンとデートか!?
かわいそうだったのはマーク。あんなにスローンの赤ちゃんが産まれてくるのを楽しみにしていたのに…。この先のマーク、荒れそうで心配…。
なお、次回は若き日のリチャードや、インターン時代のベイリーの姿が見られる、ちょっと風変わりなエピソード。ご期待ください!

2011.2. 2|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

【曲情報】#13「スタート地点」で使われていた曲は?

♪ "Bang Bang" Melanie Fiona
オープニング、部長就任の挨拶を控えたデレクが、ネクタイを締めるシーンで。
♪ "Do Do Do" Nellie McKay
クリスティーナのお尻のヤケドを、レクシーが治療するシーンで。
♪ "In Knowing" Swimming In Speakers
デレク、マークと部長室で話をしたオーウェンが、クリスティーナとバークの過去を知ってしまうシーンで。
♪ "I'm Still Dancing" Minuit
クリスティーナがオーウェンにセックスで引き留められている最中、テディがブラッドのオペをするシーンで。
♪ "Wait Til You See My Smile" Alicia Keys
ベイリーが「部長に戻って」とリチャードを説得し、アリゾナがアレックスを小児外科に歓迎し、デレクが患者レスリーに謝罪するシーンで。
♪ "Yours" Fay Wolf
エンディング、クリスティーナがバークとのことをオーウェンに説明し、リチャードがリハビリに同意する書類をデレクに手渡すシーンで。

2011.1.27|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

1月26日(水) #13「スタート地点」

Bamen13_5リチャードが外科部長を退き、代わりにデレクが臨時の外科部長に就任。そんな中、ベイリーが担当する患者レスリーが、腫瘍摘出のオペ中に覚醒してしまうという事件が発生。ベイリーは麻酔科医ベンがミスをしたと決めつけ、彼を責める。一方、アレックスはアリゾナの下で、腹痛を訴える少年ブラッドを担当。ブラッドの痛みの原因が不明のため、アレックスは試験開腹を提案するが…。


【STORY】
Bamen13_aリチャードの代わりに臨時の外科部長に就任することになったデレク。スタッフを集めて就任の挨拶をする。しかし、交代劇の裏にあるリチャードの飲酒問題について知らない一同は、新部長デレクへの不信感をあらわらに。体制が変わることで自分のクビが切られやしないかと疑心暗鬼になる。

 

そんな矢先、いきなり難題が持ち上がる。ベイリー担当の患者レスリーが、腫瘍摘出のオペ中に覚醒してしまったのだ。パニックになってつい声を荒げてしまうベイリー。マーシー・ウエストからやって来た麻酔科医ベンのミスだと決めつけ、彼に罵詈雑言を浴びせる。
その後、レスリーは切開部から出血していることが判明。ベイリーは彼女を診ようとするものの、「触らないで!」と猛烈に拒否されてしまう。「あなたが手術の間、パニックを起こしてわめいていたのを覚えている」と言うレスリー。これまで患者の扱いがうまいとされ、実際に患者からの信頼を得てきたベイリーは、レスリーに拒絶されたことに大きなショックを受ける。
その後、レスリーがオペ中に覚醒したのは、彼女の体質によるものと判明。出血を抑えるための再オペが必要な状況となるが、レスリーはベイリーの執刀を拒み、前回のオペ中に助手として落ち着いた対応を見せたメレディスを執刀医に指名する。メレディスはベイリーを差し置いて執刀するのを躊躇するものの、ベイリーの励ましを受けながら無事オペをやり遂げる。また、ベイリーは、一方的に責任を押しつけようとしたことについて、彼女なりの言葉でベンに謝罪する。
その後、ベイリーはレスリーのオペの成功をデレクに報告。誠意を持ってレスリーに謝罪すれば裁判は避けられるはずだとアドバイスする。デレクはこれに従い、オペ後に目を覚ましたレスリーに謝罪。さらには、スタッフに対する就任の挨拶もやり直し、自分の言葉で今の気持ちを素直に伝える。

Bamen13_2一方、アレックスが小児科向きだとベイリーから聞かされたアリゾナは、彼を自分の下につけ、腹痛を訴える患者ブラッドを診る。彼の腹痛の原因は不明。ブラッドの父ジムは学校をさぼるための仮病だと決めつけるが、「本当に痛いんだ」と訴えるブラッドの言葉を信じるアレックスは、慢性腸間膜虚血を疑う。ただし、本当にこの診断が正しいのか確かめるためには、試験開腹をやるしかない。
アレックスは、試験開腹させてほしいと両親に話すが、ジムはそれを拒否。頑なな父親の態度にいら立ちを募らせたアレックスは、彼の前で怒りを爆発させそうになるが、「小児外科では患者は権利を主張できない。患者を代弁するのも担当医の仕事」とアリゾナに教えられ、再度真摯な態度でジムを説得。ようやくジムの承諾を得て、試験開腹にこぎ着ける。
ところが、実際にブラッドのお腹を開いてみると、意外にも腸には異常なし。途中で血圧が低下し始めたため、ひとまず急速輸液して切開部を閉じるが、その後心臓から出血していることが判明する。開胸してブラッドの出血源を突き止め、大動脈弓部解離と診断するアレックス。急遽テディがオペを執刀し、ブラッドは一命を取り留める。

Bamen13_4アリゾナとアレックスは、ブラッドが心臓病のせいで腹痛を起こしていたことを両親に説明。アレックスは、「あんたがうちへ連れて帰っていたら、ブラッドは大動脈破裂で死んでいた。そうなったら学校に行くどころじゃない」とジムを怒鳴ってしまう。アリゾナは「患者を代弁するのは小児外科医の仕事だけれど、怯えている両親を怒鳴りつけてはいけない」とアレックスをたしなめつつも、彼の適正を認めて小児外科に歓迎する。

 

クリスティーナとの関係に不安を抱くようになったオーウェン。クリスティーナがバークと結婚寸前だったとマークから聞かされるとますます不安を募らせ、彼女をセックスでつなぎ止めようとする。
一方テディは、クリスティーナに対して複雑な思いを抱き、彼女の代わりにジャクソンを下につける。しかし、ジャクソンよりクリスティーナの方が頼りになるのも事実。ブラッドのオペをすると決まった途端、クリスティーナを呼ぶ。けれども、その頃クリスティーナはオーウェンと…。
後にクリスティーナは、すぐに呼び出しに応じなかったことをテディに謝罪。するとオーウェンが、「俺が引き留めた」と口を挟む。この時、初めてオーウェンの魂胆に気付いたクリスティーナ。「バークと付き合っていた頃は自分を見失っていた。もう2度と自分の一部を奪われるような思いはしたくない」と、後にオーウェンに告げる。

 

アレックスと寝たレクシーが許せないマークは、おとなげもなく彼女を無視し続ける。レクシーから愚痴を聞かされたカリーは、マークをなだめようとするが、彼の怒りは収まらず…。

 

リチャードは、引退するか、リハビリを受けて医師としてやり直すかという選択を迫られる。デレクやジェニングスに従うことに抵抗を感じ、思い悩むリチャード。最終的には、ベイリーの「部長に戻って」という言葉に心を動かされ、リハビリを受けると決心するのだった。


【今回のMVP】
デレク!

小児外科医として目覚めたアレックスの活躍にも拍手を送りたいけれど、今回はやはり新外科部長のデレクの頑張りを評価。いきなり裁判沙汰になりそうな問題が発生したにも関わらず、ベイリーの意見に耳を傾けて冷静に対処。エイプリルとミーガンを復職させたのはいい判断だっただし、率直で分かりやすい2度目のスピーチの内容もGOOD。付け焼き刃で信頼を得るなんて無理な話。一歩一歩前に進んで!


【デレクのスピーチ】
はっきりしておきたいことがある
僕は合併の賛成派でも反対派でもない
今は全員がスタート地点にいる
僕は過去を問わない
大事なのは未来だ
この病院の可能性に期待している
リチャード・ウェーバーの功績をぬぐい去るのではなく重んじたい
外科部長になって身が引き締まると同時に、光栄なことだと思っている


【今回のゲスト】
麻酔科医のベン役は、「弁護士イーライのふしぎな日常」のキース・ベネット役や「恋するブライアン」のジミー役(←「プライベート・プラクティス」でヴァイオレットのお腹を切り裂いたケイティ役のアマンダ・フォアマンが演じたアイビーの夫役)などで知られるジェイソン・ジョージ。
レスリー役は、「ヴェロニカ・マーズ」のニッシュ役のチャスティティ・ドットソン。


デレクが臨時の外科部長に就任した途端、裁判沙汰になりそうな事件が勃発。何とか事態を収拾させ、初日を乗り切ったデレクだけれど、外科部長の重責は想像以上。これからどうなることか…。
一方で、才能を開花させつつあるのがアレックス。かつてアディソンにも新生児外科に適正があると言われていただけあり、やはりこの道に向いているよう。
そして、リチャードという後ろ盾を失い、最近は冴えない表情が目立っていたベイリー。今回は患者に拒絶されるというかつてない屈辱を味わうハメに。でも! いいじゃないですか、ベン。ユーモアもあるし穏やかだし。ベイリーに春到来!?(←深読みしすぎ!?)
それから最後に言わせてください。オーウェン、どうかしてます!!! 大事なところがかぶれちゃったり(アディソン)、折れちゃったり(マーク)と、ただでさえシアトル・グレースには自慢できないトラブルが多発してるんだから、恋人のお尻にヤケドさせるなんてもってのほか。そもそも、勤務時間中にセックスで相手を屈服!? オーウェン、明らかにやり過ぎです…。

2011.1.26|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

【曲情報】#12「告白」で使われていた曲は?

♪ "Everybody" Ingrid Michaelson
オープニング、ベイリーが胸腔内温熱化学療法をしてみせるシーンで。
♪ "Something Bigger, Something Better" Amanda Blank
カリーが水疱瘡に罹っていることにアリゾナが気付くシーンで。
♪ "Oh Dear" Brandi Carlile
クリスティーナの取引材料にされたことをオーウェンが知り、アレックスがイジーに別れを告げるシーンで。
♪ "Your Side Now" Trent Dabbs
オーウェンがクリスティーナのところに行って、「俺を簡単に投げ捨てるようなことは許さない」と詰め寄るシーンで。
♪ "Better" Matthew Mayfield
エンディング、レクシーからアレックスと寝たと聞かされたマークが、ショックを受けてレクシーに背を向け、イジーがメレディスの家から出て行く準備をし、アリゾナが水疱瘡のカリーに寄り添うシーンで。

2011.1.20|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(4)トラックバック(0)

1月19日(水) #12「告白」

Bamen12_aデレクはリチャードのアルコール依存症について理事会に報告すべきだと主張するが、メレディスはそれに反対する。そんな折、シアトルに戻ってきたイジー。アレックスに、彼のせいでクビになったと言ったことを謝罪するが…。一方、アレックスが診察したオペラ歌手に胸膜中皮腫が見つかり、テディが執刀を担当することに。仕事と恋愛の間で悩むクリスティーナは、アレックスとともにテディの助手を務めるが…。


【STORY】
シアトルを去ると決めたものの、リチャードに契約期間が切れるまで残るよう指示されたテディ。そんな彼女にクリスティーナは、オーウェンを取引材料にして引き留めようとしたことを「本気じゃない」と弁解するものの、今もオペのためならオーウェンの愛を捨てると本気で言い出しかねない状態。メレディスは、クリスティーナの考えに一応の理解を示しつつも、「そんなこと言っちゃいけない」と彼女をたしなめる。

 

Bamen12_2デレクは、リチャードのアルコール依存問題を理事会に報告すべきだとメレディスに意見。しかし、メレディスはポストイットの誓いを持ち出して、デレクに思いとどまらせようとする。そんな中、メレディスにイジーから「シアトルに帰る」という連絡が! それを急いでアレックスに伝えに行ったメレディスは、彼とレクシーが寝たことを知ってしまう。安易な行為に走った2人を諭し、余計なことは誰にも言うなと釘を刺すメレディス。そこにイジーが帰ってくる。
現れたイジーは、アレックスのせいでクビになったと言ったことを本人に謝罪。シアトルに近い病院の求人に応募したと明かし、夫婦関係の修復を図ろうとする。けれども、アレックスは素っ気ない態度で…。

 

そんなアレックスは、気管支炎でERにやって来たオペラ歌手アーロンを診察。左の呼吸音が弱いため検査を行った結果、胸膜中皮腫という悪性腫瘍が肺に見つかる。うまくいけば腫瘍のみ摘出で済むが、最悪の場合は肺そのものの摘出が必要と説明されたアーロンは、「歌が人生のすべて。肺を残してくれ」と懇願。アレックスとクリスティーナを助手に付けてオペを執刀することになったテディは、アーロンの希望をくみ取り、この日にベイリーがみんなの前で行って見せた胸腔内温熱化学療法を併用して肺を温存することにする。
クリスティーナは、一連のテディの対応や、「歌えなくなって縮こまって暮らすくらいなら死んだ方がまし」と語ったアーロンの言葉に、自分に必要なのはオペだと確信。それをテディに伝える。 

 
その後、テディはジョーの店にオーウェンを呼び出し、クリスティーナがオーウェンを譲るからシアトルに残ってほしいと取引をしようとしたことを酒の勢いに任せて報告。ショックを受けたオーウェンは、クリスティーナのアパートに行き、「俺はそんな軽い存在じゃない。俺を簡単に投げ捨てるようなことは許さない」と詰め寄る。

 

Bamen12_3一方、アーロンの同性の恋人で、子どもにピアノを教えるのを仕事にしているジェフは、いつもアーロンから見下され、ただの世話係のように扱われている辛さをアレックスにこぼす。「愛する男に何とも思われていないのが何より屈辱的」と語るジェフの言葉を聞いたアレックスは、自分にとってイジーとの関係がもはや不毛のものであることを再確認。ついに、イジーに別れを告げる。

 

デレクは、備品管理がおざなりになっているとリチャードに忠告しつつ、「助けがいるのでは? 力になりたい」と申し出る。しかしリチャードは、「自分の仕事をしろ」とデレクを一蹴。自分を心配するデレクを見返すべく、難易度の高いオペを執刀することにし、最も難しい処置をメレディスにやらせると言い出す。本来なら、このオペを執刀するはずだったベイリーは、冷静な判断ができなくなくなっているリチャードに失望する。
その後もリチャードのことを報告すべきか悩み続けるデレクは、内容を伏せてオーウェンに相談。「大多数に利益になることをすべき」と言われ、酒瓶を手にリチャードの部屋に行く。そして、酒を注いだグラスをリチャードの目の前に置き、飲酒におぼれていることを知っていることを態度で示す。
結局、リチャードはオペに現れず。再び執刀医のポジションについたベイリーは、メレディスがやる予定だった処置も「まだ早過ぎる」という理由から自分で行う。
オペ後。リチャードの件を理事会に報告しようとするデレクを、なおも制するメレディス。けれども、「自分が次期部長になればイジーを雇う」とデレクから交換条件を提示され、ついに理事会への報告にOKを出す。
しかし、イジーはメレディスが引き留めるのも聞かず、荷物をまとめて出て行ってしまう。アレックスに「このまま消えてほしい」と言われた以上、このままシアトルにはいられないと判断したのだ。シアトルから程近いタコマの病院の求人に応募し、デレクに口添えまで頼んだイジーだったが、別の土地で一からやり直すことにする。

 

カリーは水疱瘡を発症。アリゾナは2人のセクシーな関係がぶち壊しになるのを恐れ、自分には免疫がないからと嘘をつき、レクシーにカリーの世話をさせる。カリーは、かゆみに耐える苦しさをレクシーに訴えるが、逆にレクシーから、アレックスと寝てしまった後悔からくる苦しさを告白されてしまう。
そんな中、ロスから戻ってきたマーク。カリーの病室を訪ね、アディソンと寝たことを報告しつつ、彼女に添い寝してかゆいところを優しくこすってやる。その様子を見てアリゾナは嫉妬。最終的には、自ら水疱瘡のカリーに寄り添う。

 

マークはロスでアディソンと寝たとレクシーに打ち明ける。アレックスと寝たことで罪悪感に打ちひしがれていたレクシーは、その話に安堵し自分の不貞も告白。けれどもマークは、自分を捨てて出て行った彼女がほかの男と寝たことに深い衝撃を覚えるのだった。

 


【今回のMVP】
アレックス!

イジーとの関係にけじめを付けたアレックス。PET検査の結果、イジーに癌の再発がないと分かって「本当によかった」と本人と一緒に喜び、イジーのおかげで自分は最低な人間ではないと思えるようになったと涙ながらに語りつつも、「自分の前から消えてほしい」ときっぱり。彼がようやく自分自身を尊重できるようになったのは嬉しいことだけれど、苦難を乗り越えて結ばれた2人が、こういう結末に至ったのはやっぱり残念…。


【鑑賞MEMO】
PET検査

通常の検査と比べ、早期の癌を発見することが可能な比較的新しい検査。イジーはこの検査を受け、異常なしと診断された。

映画『アウトブレイク』
アフリカのサルによってアメリカに持ち込まれた致死性の高いウィルスに立ち向かう人々を描いたサスペンス映画。
アリゾナは、水疱瘡なのに病室を出ようとするカリーを、『アウトブレイク』のサルにたとえた。

ウィップル
膵臓癌の有効な治療方法として知られる複雑な膵頭十二指腸切除術。


【メレディスの一言】
オペでは、治療は切ることから始まる
切開、肌に傷をつける
健康な肌に傷を付けないと、病んだ部分を露出できない
残酷に思える
非常識に思える
でも、効果はある
曝露の危険を冒しても、悪いところを治すためなら
そしえ、終わったら切ったところを閉じたら…待つ
じっと待つ
患者が治ることを祈る
状態を悪化させたなんてことがないようにと願いつつ


【今回のゲスト】
ジェフ役は、リアリティーショー「Who Do You Think You Are?」や「フレンズ」のフィービィー役で大ブレイクしたリサ・クドローのウェブ・シリーズ「Web Therapy」、テディ役のキム・レイバー主演の「リップスティック・ジャングル」などのプロデューサーを務めているダン・ブカティンスキー。この方、私生活でもパートナーは男性。


今回は、エピソードのタイトル通り「告白」がポイント。
デレクがリチャードの飲酒の件を理事会に報告することにしたり、アレックスがイジーに別れを告げたり、クリスティーナがオーウェンよりオペを取るとテディに告げたり、マークとレクシーが互いに別の相手と寝たことを打ち明け合ったり。
笑えない展開が続く中、水疱瘡のカリーがいい箸休めに。笑いと言えば、アレックスと寝たことを「アレックスとは初めてじゃないし、言ってみればリサイクル」と表現したレクシーのセリフも秀逸でした!
そして、リチャードの飲酒問題を理事会に報告したデレクは、臨時の外科部長に!これはまた一波乱ありそう…。

2011.1.19|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

【曲情報】#11「目覚める愛」で使われていた曲は?

♪ "Play Awhile" Correatown
朝、ベッドで抱き合っているマークとレクシーの姿を、スローンが目撃するシーンで。
♪ "Breaking News" Jack Savoretti
メレディスがリチャードと一緒に手術の映像を視聴、マークが「赤ちゃんには脚が必要」と泣くスローンをなぐさめるシーンで。
♪ "Hawthorne to Hennepin" Clint Michigan
マークとレクシーが別れるシーンで。
♪ "Cosmic Love" Florence + the Machine
デレクがメレディスを問い詰めてリチャードの飲酒のことを聞き出し、アレックスとレクシーがベッドをともにし、クリスティーナがテディを引き留めるシーンで。

2011.1.13|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

1月12日(水) #11「目覚める愛」

Bamen11_aマークの娘スローンのお腹の子に異常が! 放っておけば胎児が脚を失う可能性があるため、マークはロスにいるアディソンを呼びよせて手術を依頼する。一方のレクシーは、「出産後も一緒に暮らそう」とマークがスローンに話すのを聞いてショックを受ける。
そんな中、クリスティーナはテディから弁置換術の執刀を指示されて大喜びするが、オペの途中でトラブルが発生してパニックに! けれども、テディはクリスティーナのことを助けようとせず…。


【STORY】
スローンが妊娠していると知り、彼女を気遣う気持ちを強めるマーク。一方で、スローンとの共同生活に不満を募らせるレクシー。マークに頼まれてスローンの超音波検査をし、胎児に異常を見つける。破れた羊膜がひも状になり脚に巻き付く、いわゆる羊膜索症候群だ。放っておけば脚を失う恐れもあると分かり、マークはアディソンをシアトルに呼び寄せる。
Bamen11_2久々にシアトルにやって来たアディソン。オペで羊膜索を切ることは可能だが、リスクもあるとスローンに説明する。アリゾナは、生後にリハビリを受けて義足を付ける方法もあると話すが、スローンはオペを希望。その後、マークの立ち会いのもと、アディソンの執刀でスローンのオペが行われる。ところが、異常部位が危険な位置にあることがオペの途中で判明。それでもアディソンは「95%の確率でうまくやれる」と自信を見せるが、マークは5%のリスクが気に入らないと言ってオペの中止を命じる。アディソンは仕方なくオペを中断。「あなたは医者ではなく父親として振る舞った。オペをさせるつもりがないなら帰る」とマークに言い残し、ロスへと戻る。
麻酔から目覚めたスローンは、自分のような女が母親だというだけで不幸なのに、産まれ持った障害を赤ちゃんに背負わせる訳にはいかない主張。再手術を望む。マークは、そんなスローンを「お前は立派な母親だ」と励まし、アディソンのオペを受けに一緒にロスへ行こうと提案。出産後も一緒に暮らして一緒に子どもを育てようと告げる。この言葉にスローンは安堵するが、傷ついたのはレクシー。父親、母親としての自覚を持ち始めたマークやスローンとは違い、自分はまだ娘や孫など欲しくないのだとマークに訴える。けれどもマークは、いざとなればレクシーよりスローンを取ると明言。ショックを受けたレクシーは、マークとの別れを決意して彼のアパートを出る。

 

クリスティーナは、テディから弁置換術を執刀しろと指示されて大喜び。しかし、患者のルーシーに振り回されることになる。何せ、彼女は大層なアレルギー持ちで神経質。機械弁は音がうるさいからブタの生体弁にしたいと言い出したかと思ったら、今度はウシの弁がいいと言い出す始末。手を尽くして見本の弁を入手したクリスティーナは、それらを持ってルーシーに決断を迫り、やっとのことブタの弁にするという言葉をルーシーから引き出す。
こうして、ようやくルーシーのオペにこぎ着けたクリスティーナだったが、オペ中にトラブルが発生。パニックに陥り、テディに助けを求める。けれども、テディは一向に手を貸そうとせず。オペ室内の異変に気付いたオーウェンは、自らオペ室に乗り込んで「俺への腹いせか?」とテディに迫る。「気が散るから出て行って」と、逆にオーウェンを追い払うクリスティーナ。窮地の中、自力で解決策を講じ、見事大動脈の損傷を修復。オペを成功裏に終わらせ、「学んだ」という手応えを実感して興奮する。しかしその裏で、テディはこれ以上オーウェンとクリスティーナのいるシアトルにはいられないと判断。病院を去ることを決意する。それをオーウェンから聞かされたクリスティーナは必死でテディを追い、「あなたが必要」と引き留める。欲しいものはなんでもあげるとテディに詰め寄るクリスティーナ。思わず「オーウェンが欲しい」と口走ってしまったテディに対し、クリスティーナはとっさに「あげる」と答えてしまう。

 

ベイリーとメレディス、デレクとリード、カリーとアレックスは、試合で激しいタックルを浴びたアメフトの有名選手トム・ケイツを担当。検査の結果、トムは脳しんとうで、頭部のオペは必要ないと判明。けれども、出血がひどい脾臓の摘出オペが行われることに。「来シーズンには復帰できる」と、トムを励ますデレクだったが、その矢先、トムがパニック発作を起こして呼吸困難に陥る。その後、トムの容体はすぐに安定し、念のため心電図を取った後、予定取り脾臓の摘出オペを受ける。
オペ後、トムに「試合が怖いんだろう? 来シーズンは復帰できると聞いてパニック発作を起こしたのでは?」と尋ねるデレク。トムは、何度もタックルされるうちに子どもの名前すら思い出せなくなるのではという不安が募り、たびたびパニック発作を起こすようになったと胸の内を吐露。ファンの期待を裏切れないという責任感と恐怖との狭間で葛藤する思いをデレクに語る。
トムの真意を知ったデレクは、カリーと相談。膝関節置換の手術が必要だとし、彼にケガを理由にした引退を促す。トムはオペを受けて、選手生命にピリオドを打つことに。執刀医はカリー。助手としてオペに入ることになったアレックスは、リードからセックスを匂わせる取引を持ちかけられ、彼女もオペに入れるよう取りはからう。そんなアレックスとリードの会話を耳にしたチャールズとメレディス。リードを好きなチャールズは、「そんなの売春だ!」とリードを非難。メレディスもアレックスのことを心配し、「あなたはまだイジーの夫」とたしなめるが、アレックスは「もうイジーとの関係に踏ん切りを付ける」と言い出す。結局、アレックスは膝のオペの終了後、「オペと引き換えには寝たりしない」とリードに告げる。また、メレディスは、アレックスが前に進もうとしていることを留守番電話でイジーに伝える。

 

リチャードが手術を含め患者を診ることを避けているのが気になるデレクは、成り行きで胆嚢を摘出した患者シェルダンの経過観察をベイリーに替わって引き受ける。そして、オペ後に黄疸が出たというシェルダン本人の発言や、やけに経過観察が丁寧に行われていることなどを理由に、執刀医であるリチャードの医療ミスを疑う。その後、「トムの脾臓摘出のオペをしてはどうか」とリチャードに持ちかけるデレク。リチャードは、しぶしぶイエスと言うが、結局はオペをベイリー任せにする。いよいよリチャードへの疑いを募らせたデレクはベイリーを問い詰め、リチャードがシェルダンのオペでミスをしたことを認めさせる。またデレクは、リチャードのことで何か隠している様子のメレディスのことも容赦なく詰問。メレディスは、リチャードが再び酒を飲んでいることをようやくデレクに打ち明ける。

 

その頃、メレディスの家では、マークのアパートを飛び出してきたレクシーとアレックスがベッドを共にしているのだった。


【今回のMVP】
デレク!

子どもを持ってから、試合でタックルを受けるのが怖くなったアメフト選手トム。責任感と恐怖の狭間で葛藤する彼の気持ちをくみ取り、医者の勧告というかたちで引退の道を作ってやるとはさすが。そして、ベイリーの代わりにシェルダンの経過観察を引き受けた際には、リチャードの医療ミスを見抜く鋭さも見せる! でも、ベイリーに男性を紹介する作戦だけは失敗。ベイリーはやはり手強い…。


【豆知識】
アトランティック・マンスリー

アメリカきっての高級文学雑誌。テディは、クリスティーナがオペでトラブルに見舞われている間、この雑誌を飄々と読んでいた。


【メレディスの一言】
医者になった瞬間は決して忘れない
スイッチが入る
コスプレ気分が突然終わる
白衣が自分の一部になる
みんな気付いていないけど、医者になった瞬間、人は変わる


アディソンとアリゾナを前に、「どっちが彼(マーク)と寝たの?」とあまりにもストレートな一言を投げつけるスローン。親子の絆を深めるためとはいえ、自分の女性関係をしゃべってしまうマーク。そんなハチャメチャ親子が、いきなり父性と母性に目覚めた! まさに、タイトルの「目覚める愛」の通り。
その陰で傷ついたのがレクシー。マークとの同居すら一大決心の末のことだったのに、いきなり娘と孫なんて受け入れられないのは当然のこと。しかも、いざとなればスローンを取ると言われちゃったら…。ここまでは同情できたんだけれど、すぐにアレックスと…。この件については、ノーコメントとさせてもらいます…。
一方で、目覚めとはほど遠い状態なのがベイリー。リチャードのミスをかばうため、黄疸の出た患者シェルダンに一目惚れをしたと嘘をつくあたりは、まさにリチャードの仕事上の“妻”。でも、プライベートでは…。アディソンが、誰かベイリーに紹介してやってとデレクに言いたくなるのは当然のこと。でも、さっそくデレクが放射線科のロブを連れてきたというのに、ベイリーったらあんな言葉で突っぱねるんだから…。ただし、“ナチ”の異名をとるベイリーらしい罵詈雑言の数々は、このドラマのいいエッセンス。検査結果を持ってきたスタッフに「何やってたの? 採血すんのにヒルでも使ってた?」なんて言ってしまえるベイリーってやっぱり最高。
また、心臓外科医としてのスイッチがオンになった途端、愛するオーウェンを取引材料にしてしまうという、とんでもない行動に出たクリスティーナ。これもある種の目覚め!?
そして、久々にシアトルにやって来たアディソン。マークにオペを中止させられてシアトルに帰ったけれど、今度はマークとスローンがロスに行くことに! 続きは「プライベート・プラクティス3」で!

2011.1.12|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

【曲情報】#10「サプライズ・ギフト」で使われていた曲は?

♪ "Christmas Time Is Here" Vince Guaraldi Trio
オープニング、リチャードがメレディスに飲酒の言い訳をした上で、指導役を買って出るシーンで。
♪ "A Magical Season" Tim Myers
メレディス、クリスティーナ、アレックスが、実習室で会話をするシーンで。
♪ "Joy to the World" Seabird
スローンと話をするようレクシーがマークを促し、ベイリーが突然父親の訪問を受けるシーンで。
♪ "All That I Want for Christmas (Is to Give My Love Away)" The Rescues
テディたちが患者のケルシーに外の雪を見せに行き、カリーが見学室でベイリーの父親を説得しようとするシーンで。
♪ "Baby It's Cold Outside" Kevin McKidd, James Pickens Jr., and Jessica Capshaw
メレディスの家で、アリゾナとリチャードがオーウェンのギターに合わせて歌うシーンで。
♪ "Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!" Chandra Wilson, Nathan West, Sandra Oh and Justin Chambers
部分麻酔でオペを受けるケルシーを励まそうと、ベイリーに促された面々がクリスマスソングを歌うシーンで。
♪ "Silent Night" Sara Ramirez
メレディスの家のクリスマス・ディナーの席で、ベイリーが「自分は幸せ」と父親に言い返すシーンで。
♪ "Have Yourself a Merry Little Christmas" Coldplay
大晦日、スローンが妊娠して母親に追い出されたことをマークに打ち明けて泣くシーンで。
♪ "Little Drummer Boy" Jars of Clay
ニコラスのオペ中にデレクたちが新年を迎え、オーウェンが自分も好きだったとテディに告白、テディもまた「愛してる」とあらためてオーウェンに気持を伝えるシーンで。
♪ "Awakening" Sebastien Schuller
心臓移植を受けて回復中のケルシーに、マイクがプロポーズし、テディとのただならぬ関係に気付いたクリスティーナに対し、オーウェンが「君を愛している」と告げてキスをするシーンで。
♪ "Snowfall" Ingrid Michaelson
エンディング、ベイリーが離婚について黙っていたことを謝罪して父親と和解し、ジョーの店でリチャードが酔っ払い、メレディスがジョーに呼び出されるシーンで。

2010.12.16|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

12月15日(水) #10「サプライズ・ギフト」

Bamen10_3_2リチャードはメレディスに、そもそも自分はアルコール依存症ではなかったと言い訳し、今は禁酒していると告げる。そんな中、かつてテディと相思相愛だったと知って動揺するオーウェン。クリスティーナも、2人のただならぬ様子に気付き…。
一方、ベイリーの元には、彼女が離婚するという噂を聞きつけた父ビルが訪ねてくる。また、マークのところにはスローン・ライリーという名前の18歳の女性が現れ…。


【STORY】
Bamen10_2ホリデーシーズンを迎えた一同。ジョーの店で酒を飲んでいるところをメレディスに目撃されたリチャードは、わざわざ彼女を呼び出し、そもそもアルコール依存症ではなく適応障害だったと言い訳する。そして、「しばらくオペを担当しないので、空き時間に指導する」と言って、指導役を買って出る。「すでに酒はやめた」というリチャードの言葉を信じ、喜んで彼から指導を受けるメレディス。でも実は、リチャードは酒をやめておらず…。後にメレディスは、ジョーの店で酔っ払ったリチャードの姿を目にすることになる。

 

クリスティーナとジャクソンはテディの下につき、移植心臓が機能しなくなった患者ケルシーを担当。テディは大胆にもオペでケルシーの移植心臓を取り出し、再移植までの措置として補助心臓を取り付ける。ケルシーと付き合い始めたばかりのマイクは、ひとまず病院で彼女に付き添うことにする。
移植を待つ間にクリスマスを迎えることになったケルシーは、「死ぬ前に雪を見たい」と懇願。テディは彼女を車いすで外に連れ出し、雪を見せてやる。ところがその最中に、ケルシーの容体が急変。血液循環不全のせいで、腸の一部が壊死していることが判明する。すぐにオペが必要だが、ケルシーには心臓がなく血圧が低すぎるため、全身麻酔には耐えられない。結局、ケルシーはベイリーの局所麻酔による修復術で一命を取り留めるものの、徐々に弱っていく。
そして大晦日。脳死者が出たため、ケルシーは心臓移植手術を受けられることに。ケルシーに付き添ううちに強い絆を感じたマイクは、無事にオペを乗り越えた彼女にプロポーズをする。

 

一方、テディの気持を知ってオーウェンは困惑していた。イラクにいた頃、実はオーウェンもテディのことが好きだったからだ。テディはあらためてオーウェンに愛を告白するが、今、オーウェンの心にはクリスティーナが…。
そして、クリスティーナもオーウェンとテディの間に友情以上のものがあると気付く。クリスティーナは、「無理して私と付き合わなくてもいい」とオーウェンに言うが、オーウェンは「愛してるから君と一緒にいる」とクリスティーナに告げてキスをする。

 

ベイリーは離婚することを両親に黙っていたが、噂を聞きつけた父ビルが突然やって来る。問い詰められ、離婚の事実を認めるベイリー。ビルはベイリーの仕事優先の考え方が理解できず、離婚に反対する。カリーは助け船を出すべく、「ベイリーは軽々しく離婚を決めた訳じゃない」とビルに言うが、「人生で初めてお前のことを恥ずかしく思った」とビルはベイリーに言い放つ。

Bamen10_a自分に仕事以外の私生活もあることを知らしめるため、ベイリーはメレディスの家のクリスマス・ディナーにビルを連れて行く。けれども、ディナーの席でもベイリーとビルは口論に。ベイリーは、なぜ離婚をするに至ったのかをビルに説明し、「シングルマザーになっても幸せ」と涙ながらに訴える。
その後、大晦日をタッカーと過ごして戻ってきたビル。自分は娘を責めようとしているのではなく、ただ心配なだけだとベイリーに言う。親心を察したベイリーは、離婚のことを黙っていたことをビルに謝罪。ビルもベイリーの決断に理解を示し、2人は和解する。

 

マークの前に、スローン・ライリーという名の18歳の女性が現れる。実は彼女、マークの娘! 以前付き合っていたサマンサ・スローンとの間にできた子だった。マークは突然のことに戸惑うものの、とりあえずスローンを自宅に連れ帰ることに。しかし、マークは娘とどう接していいか分からず…。ろくに会話をしないままスローンを家に泊め続けるマークにしびれを切らしたレクシーは、「今すぐスローンと話をしないなら2度とセックスしない」と宣言。マークは仕方なくスローンに話しかける。するとスローンも自分が追い出されそうになっていると感じたのか、なぜマークのところにやって来たのか話し始める。「妊娠したため、母親に家を追い出された」と…。マークは、「ほかに行くところがない」と泣くスローンを抱きしめる。

 

レクシーはデレクとアリゾナの下につき、脳動静脈奇形の少年ニコラスのオペに入る。けれども、子どもの小さな鼻腔内で使える器具が存在しないため、脳の血管塊を摘出できずに終わる。当然、ニコラスの両親であるジョンとジュリーは、この結果に納得できず。デレク自身も何とかしてニコラスを救う方法がないか考え、マークに協力してもらって子ども用のオペ器具を開発することにする。途中、リチャードから予算オーバーで器具の開発費用は出せないと言われてしまうが、デレク、アリゾナ、マークはポケットマネーを出すと言って交渉し、OKをもらう。またリチャードは、先日クビだと言ったことをデレクに謝罪する。
その後、ニコラスは出血性ショックに陥るが、タイミング良く器具が完成。すぐにオペが行われる。結果は、もちろん大成功。デレク、マークらは、喜びの中、オペ室で新年を迎えるのだった。


【今回のMVP】
ベイリー!

離婚のことを理解してくれない父親ビルに、自分の思いをぶつけたベイリー。おかげでメレディスの家のクリスマス・ディナーは気まずいものになったけれど、最終的にビルが納得したのは、ベイリーの本音の訴えがあったからこそ。離婚のことを黙っていたのは悪かったと、素直に謝れたのも良かった。
そして、ケルシーのオペでは、部分麻酔で覚醒している彼女を励ますために、みんなにクリスマスソングを歌わせるという粋な計らいも。シリアスなオペシーンが、一気に温かいムードに! ベイリーは本当に患者の扱いがうまいし歌もうまい!


【メレディスの一言】
毎日、私たちは命のプレゼントを贈る
時には辛く、時には恐ろしい
でも、最後は報われる
誰でも贈り物をする機会はある
オペ室で繰り広げられるような劇的なものじゃなくても
素直に謝ることが贈り物になるかもしれない
人の考え方を理解することかもしれない
友人の秘密を守ることかも
贈ることには喜びがあるはず
でも喜びが消えると、次第に重荷になってくると、贈ることをやめる
でも、私の身近な人は、辛くなるまでやめない
そして、さらに贈り物をする


【今回のゲスト】
マークの娘のスローン役は、「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」でライリー役を演じていたレヴェン・ランビン。
ベイリーの父ビル役は、「THE WIRE/ザ・ワイヤー」のバレル役のフランキー・フェイソン。
ケルシー役は、映画『13日の金曜日』のジェナ役や、「SHARK ~カリスマ敏腕検察官」のジュリー・スターク役などで知られるダニエル・パナベイカー。ちなみに、彼女の妹のケイ・パナベイカーは、「CSI:科学捜査班」でキャサリンの娘リンゼイを演じている。
ケルシーにプロポーズしたマイク役のネイサン・ウェストは、実はレクシーを演じるカイラー・リーの旦那様。さり気なく夫婦共演が実現!


ホリデーシーズン中の病院内が描かれていたため、クリスマスソングも頻出してムードのあるエピソードに。
そんな中で、やはり見過ごせないのがマークの娘スローン! いきなり現れた彼女、妊娠して母親の元を追い出されたのだとか。レクシーとの付き合いを経て、やっとまとも路線に転向中のマークに、いきなり“親”という立場を受け入れることなんてできる!?
そして、マークの娘らしくお騒がせなスローン。次回、お腹の赤ちゃんの絡みで問題が勃発。クロスオーバーに突入します!

2010.12.15|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(2)トラックバック(0)

【曲情報】#9「つきまとう過去」で使われていた曲は?

♪ "Sunny Day" Joy Williams
オープニング、恩師のシンガーを連れてイジーが病院に舞い戻るシーンで。
♪ "Vertical Rhythm" Gossip
カリー、アリゾナ、マーク、オーウェン、テディの5人と、メレディス、クリスティーナ、アレックスの3人が、離れたテーブルでランチをするシーンで。
♪ "End of All Time" Stars of Track and Field
心臓性喘息の少年のオペで、テディがクリスティーナにメスを持たせて指導し、シンガーのオペを見学室で見守るイジーに、アレックスが話しかけるシーンで。
♪ "In Spite of Me" Greg Laswell
オペ後に回復したシンガーとイジーが会話し、ミスをしたリチャードが自分のオペをベイリーに引き継ぐシーンで。
♪ "Poison & Wine" The Civil Wars
エンディング、ジョーの店で酒を飲むリチャードを、メレディスが目撃してしまうシーンで。

2010.12. 9|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

12月8日(水) #9「つきまとう過去」

Bamen9_2メレディスが仕事に復帰した当日、姿を消していたイジーが高校時代の恩師をデレクに診せるため、突然病院にやって来る。アレックスは音信不通だったイジーが予告もなく現れたことにショックを受けつつも、思い切って彼女に話しかけるが…。
一方、オーウェンはクリスティーナのために、旧友で心臓外科医のテディ・アルトマンを病院に連れてくる。そんな中、「リチャードが1週間も帰宅していない」とアデルが病院に乗り込んできて…。


【STORY】
メレディスが仕事に復帰した初日。突然イジーが病院に現れる。彼女が戻ってきた目的は、かつての恩師シンガーをデレクに診せるため。認知症という診断に疑問を持ち、施設から彼を連れ出してシアトルにやってきたのだ。イジー自身は、ワシントン州チヘーリスの母親の元に身を寄せ、シアトル長老派病院で免疫治療を受けていたとのこと。メレディスは、自分は無事だとアレックスに伝えるようイジーに言うが、程なくして、イジーが戻ったことはアレックスの知るところに。音信不通の彼女が予告もなく舞い戻ったことに、アレックスは大きなショックを受ける。
この日、デレクの助手はチャールズ。皮肉にも、イジーをクビに追い込むきっかけを作った彼が、シンガーの検査を行う。結果、異常なし。けれどもイジーは、髄液検査も必要だと主張。チャールズは、やみくもに検査をして患者を痛めつけるのは良くないと意見するが、「リードにベタ惚れだとバラす」とイジーに脅され、しぶしぶシンガーの髄液検査を行う。
その直後、シンガーの様子が一変。イジーをまだティーンエイジャーだと思い込んでいた彼の意識がクリアになり、正常に戻る。実は、彼の病気は正常圧水頭症。検査で髄液を抜かれたために脳圧が下がったことが、症状の改善につながったのだ。簡単なオペで完治する病気と分かり安心するイジーだったが、シンガーは死んだ妻の治療費に全財産をつぎ込んでおり、オペを受けるだけのお金を持っていないと判明。イジーは、シンガーの無償オペを許可してくれとリチャードに直談判。「クリニック創設の際には800万ドル寄付した。必要なら理事会やマスコミにも訴える」と詰め寄り、強引にGOサインをもらう。
その後、シンガーのオペを見学室から見守るイジー。そこに、メレディスから「イジーが見学室にいる」と聞かされたアレックスが、意を決してやって来る。アレックスは、「戻ったのか? それとも…」と声をかけるが、イジーはそれを遮るように「私が仕事をやれるか疑問だって部長に言ったくせに!」とけんか腰。どうやらイジーは、アレックスがリチャードに相談していた内容を、勝手に誤解しているらしい。イジーをリストラから守ろうとしていたのに、むしろ悪者扱いされてしまったアレックス。弁解のチャンスも与えられないことに憤慨し、「そっちがそうなら、俺もお前を許さない」と言い放って、見学室を出て行く。

 

Bamen9_aオーウェンは、クリスティーナの力になるべく、「プレゼント」として心臓外科医のアテンディング、テディ・アルトマンを連れてくる。彼女は、イラクの戦地でオーウェンと一緒に働いていた軍医。オーウェンは彼女のことを“心臓外科の神”と呼ぶが、彼女の経歴と実力を疑問視するクリスティーナは、リチャードに進言してテディを追い返そうとする。けれども、「本人とやり合え」と突っぱねられてしまう。
そんな中、テディは喘息の少年を診察。これまでの症状について母親から話を聞き、聴診器で胸の音を確認しただけで、少年が心臓性喘息だと見抜く。クリスティーナはテディ、アリゾナとともにオペに入ることに。執刀医はテディで第一助手はアリゾナだったが、テディは途中でアリゾナに代わってクリスティーナを第一助手にし、彼女に冠動脈の吻合などを手伝わせる。
久々の刺激的なオペに満足し、喜ぶクリスティーナ。オーウェンに「いいプレゼントをありがとう!」とお礼を言う。そんなクリスティーナとは対照的に、心が沈んでいたのはテディ。実は、オーウェンに気がある彼女は、彼がベスと別れてクリスティーナという新しい恋人と付き合っていること、自分がクリスティーナのために病院に招き入れられたことを知って、ショックを受けていたのだ。「恋人のベスと別れたのなら自分に電話してくれると思っていた」と、オーウェンに告白するテディ。「自分だけが物語を作っていた。忘れることにする」と言って身を引くが…。

 

合併問題を一人抱え込んでいるリチャードは、1週間も自宅に戻らず。心配して病院に乗り込んできたアデルは、「こんな風に病院に泊まり込んでいるのはエリス・グレイと浮気していた時以来」と言って、リチャードとベイリーの浮気を疑う。ベイリーは疑惑を全否定し、仕事上の良き妻として疲労困憊するリチャードのフォローにまわるが、その後、リチャードがオペでとんでもないミスを…。ベイリーは、リチャードのミスに気付いたレクシーとリードに口止めをして、自ら患者の修復術を担当。リチャードは、部長としての仕事に専念するため当分オペはやめるとベイリーに告げ、自分の担当オペをすべてベイリーに引き継ぐ。

 

その日の夜。ジョーの店で黙り込んだままのアレックスを励ましていたメレディスは、リチャードが長年断っていたはずの酒を飲んでいるのを目撃してしまうのだった…。


【今回のMVP】
ベイリー!

合併問題を抱え込んで疲れ切っているリチャードを、支えるベイリー。本当に仕事上の良き妻。アデルが誤解するのも当然のこと。そして今回は、リチャードの医療ミスの尻ぬぐいまで…。
しかし、そんなベイリーでもリチャードの私生活まで支えるのは無理。長年断っていたお酒に手を出したリチャードの今後は…。


【鑑賞メモ】
ERCP

内視鏡的逆行性胆管膵管造影。内視鏡で、膵管、肝管、総胆管、胆嚢などを観察し、X線撮影する検査法のこと。
ベイリーはこのERCPで、リチャードのミスを確認した。

タケウチ法
ALCAPA(左冠動脈肺動脈起始症)の修復術の名称。


【メレディスの一言】
過去とは時に忘れることのできないもの
過去とは時に何としても忘れたいもの
時に、私たちは過去から新事実を学ぶ
それがすべてを変えてしまう
現在を…


【新しいキャスト】
オーウェンの元同僚の心臓外科医、テディ・アルトマンが新キャラとして登場! 演じているのは、「24 -TWENTY FOUR-」でジャックの恋人オードリー・レインズ役や「サード・ウォッチ」のキム・ザンブラノ役でお馴染みのキム・レイヴァー。


【今回のゲスト】
シンガー役は、映画『キャバレー』ではアカデミー賞助演男優賞、ゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞、舞台俳優として名高いジョエル・グレイ。「プライベート・プラクティス」シーズン2の#13「踏み出す勇気」には、癌を患った放射線科の名医アレクサンダー役としてゲスト出演している。


メレディスが職場に復帰! とはいうものの、まだオペには入れず。「みんなが幸せだったあの5秒間に戻りたい」と嘆く彼女に、デレクがキスを5回! 甘い、甘過ぎる!!!
そして、心臓外科の指導者テディを得たクリスティーナ。彼女がオーウェンのことを好きだとはまだ知らないようだけれど、後々これが問題になることは間違いなし。そんなクリスティーナのことが気になるジャクソン。彼女がオーウェンと付き合っていることに気付いたよう。あっさりと戦線離脱?
また、いきなりシアトルに戻ってきたイジーにはビックリ(ベイリーが、リチャードの浮気相手かもしれないとイジーを疑ったのにもビックリ!)。どうやらイジーは、アレックスのことを完全に誤解しているよう。これじゃあ、癌の闘病を支え、ずっと彼女を心配してきたアレックスが気の毒過ぎ…。イジーはこれからどうするつもりなの?
リチャードの飲酒問題も、まずい方向に転がりそうな予感だし、合併後のシアトル・グレース、ついに波乱の幕開けか!?

2010.12. 8|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

【曲情報】#8「涙のバースデー」で使われていた曲は?

♪ "Gold Guns Girls" Metric
オープニング、就寝中のデレク、カリー、アリゾナが、ポケベルで病院呼び出されるシーンで。
♪ "Her Rotating Head" Bachelorette
カリーが自分の部屋で、クリスティーナ、オーウェン、マーク、レクシーに、アリゾナの誕生日に何かすべきか意見を求めるシーンで。
♪ "Breathe" The Cinematic Orchestra
ウォレスのオペ後、不安にかられたアリゾナがカリーにあたり、オペで暴走したクリスティーナをオーウェンがとがめるシーンで。
♪ "High Green Grass" Sebastien Schuller
クリスティーナが骨折患者のヒラリーを一喝し、サプライズパーティーが用意されているとは知らずにアリゾナがカリーの部屋に戻るシーンで。
♪ "North" North
サプライズパーティーを嫌がって帰っていくアリゾナに、カリーが謝るシーンで。
♪ "Before It Breaks" Brandi Carlile
パーティーで酔ったジャクソンがクリスティーナにキスをし、上半身裸で赤ちゃんを抱いて回復させたアレックスが、その赤ちゃんを母親の腕に抱かせるシーンで。
♪ "Everything All at Once" Correatown
エンディング、亡くなったウォレスに両親を会わせたアリゾナが、その後カリーの部屋に戻り、彼女に「愛してる」と告げるシーンで。

2010.12. 2|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

12月1日(水) #8「涙のバースデー」

Bamen8_2アリゾナと、彼女が2年前から担当している短腸症候群の少年ウォレスの誕生日が金曜日に迫る。ウォレスは9歳までしか生きられないと言われていたが、アリゾナの尽力もあり今度の誕生日で11歳。ウォレスの両親は大いに喜び、「治療法の研究に」と2,500万ドルの寄付を申し出る。ところが、誕生日目前に、ウォレスは腸閉塞を起こしてしまい…。
一方、クリスティーナはジャクソンと一緒にカリーとオーウェンの下につき、50カ所以上も骨折した少女の手術を担当。アレックスは、事故に遭った母親のお腹の中で脳卒中を起こした赤ちゃんを診る。


【STORY】
ある夜。デレク、カリー、アリゾナは、寝ているところをポケベルで起こされる。病院に行ってみると、交通事故に遭って硬膜下血腫を起こした妊婦ローラと、自宅の屋上から転落して50カ所以上も骨折した少女ヒラリーが運び込まれていた。

 

ローラの胎児は脳卒中を起こしていることが分かり、急遽帝王切開が行われることに。その後、ローラはデレクによる開頭術を受け、一命を取り留める。目を覚ました彼女は、赤ちゃんを抱きたいと懇願するが、手術を受けたばかりでそれは叶わない。
一方、未熟児として産まれた赤ちゃんは、ICUに入れられるも容体が安定せず。アリゾナの下で赤ちゃんを担当することになったアレックスは、どんどん弱っていく赤ちゃんを見てもう助からないだろうと判断。それなら、せめて最後に人に抱かれる経験をさせてやろうと、母親の代わりに赤ちゃんを抱く。すると…驚くことに徐々にバイタルが安定してくる。ベイリーは、アレックスの行為がいわゆる「カンガルーケア」の効果をもたらしているのだと確信。肌と肌が触れあう形で赤ちゃんを抱く方が効果的だと言って、シャツを脱いで赤ちゃんを抱き続けるようアレックスに指示する。
そんなアレックスは、イジーが姿を消したことですっかり傷ついていた。その上、リチャードからイジーの未払いの治療費20万ドルの医療費明細を突きつけられ、無力感にさいなまれていただけに、自分の腕の中で徐々に回復していく赤ちゃんが思わぬ支えとなる。「自分にもこうして赤ちゃんを抱いてやることはできる」と、家にも帰らずひたすら赤ちゃんを抱き続けるアレックス。リードは、そんな彼に次第に好意を抱くようになる。アレックスは冷たくあしらうが、リードは赤ちゃんの母親が安定して面会できるようになるまでの間、彼のそばに付き添う。

 

オーウェンとカリーは、骨折患者のヒラリーを担当。クリスティーナも彼らの下につく。そして、オーウェンとカリーは、極めて難易度の高い観血的整復固定術を実施。回復を待って、転子下骨折の修復も行う予定を立てる。
そんな中、ヒラリーは屋上から転落する際にマジック・マッシュルームでハイになっていたことが薬物検査で判明。母親のジルはもちろん、父親のトレイも、娘の暴走ぶりに失望する。しかし、当のヒラリーはいっさい反省する様子なし。「成績はオールAの優等生。生徒会長で学校新聞の編集長もしている。親にとっては『夢のような娘』のはず」と開き直る始末。親にズケズケと物を言い、周囲を唖然とさせる。
その後、転子下骨折の修復オペを受けることになったヒラリー。オペ中、空気塞栓症を起こしてしまう。オーウェンは急いで心臓外科医を呼び出そうとするが、クリスティーナは「以前経験があるから自分が吸引処置をやる」と主張。オーウェンの反対を押し切り処置を敢行する。結果的に、クリスティーナは塞栓の除去を無事成功させるが、「処置がうまく行ったのは運が良かっただけ。免許を剥奪されてもいいのか?」とオペ後にオーウェンに非難される。褒められるならまだしも、とがめられるのは不服だと言いたげなクリスティーナ。自宅療養中のメレディスに愚痴をこぼす。メレディスは、「彼はあなたを愛しているから心配している。彼に言うことにも一理ある」とクリスティーナを諭すが…。
一方、そんな大胆なクリスティーナの行動に魅了されたのはジャクソン。クリスティーナに迫ってキスをするが、「すでに相手がいる」と拒絶されてしまう。
ヒラリーの方は順調に回復していくが、いい気になって病室から電話でドラッグを手配しようとする。さすがのクリスティーナもこればかりは見過ごせず、彼女から電話を奪い取ると「自分なら何でもできるつもりでいるかもしれないが、今生きているのは運が良かっただけ」と一喝。自分も生意気なヒラリーと同様にうぬぼれていたのだと反省し、オーウェンに謝罪する。

 

短腸症候群の少年ウォレスを2年前より担当しているアリゾナ。彼女の尽力と、15回ものオペに耐えてきたウォレス本人の頑張りにより、当時9歳までしか生きられないと言われていた彼も、今週の金曜日に11歳の誕生日を迎えようとしていた。ウォレスの両親であるアンダーソン夫妻は大いに喜び、「ウォレスの病気の治療法を探る研究費にしてほしい」と、2,500万ドルもの多額の寄付を申し出る。ウォレスと同じ日に自分の誕生日を迎えるアリゾナにとって、嬉しい誕生日プレゼントだ。
ところがその後、事態が急変することとなる。ウォレスが腸閉塞を起こしていることが分かったのだ。アリゾナは「もうウォレスにはオペに耐えられるだけの体力がない」と主張するが、アンダーソン夫妻はオペを懇願。夫妻から寄付を取り下げられたくないリチャードは、「君にはオペを成功させる力がある」とアリゾナを説得。夫妻の希望を優先して、オペをさせようとする。結局、アリゾナは不本意ながらオペを承諾。オペは何とか成功するが、その後にウォレスの容体が急変。アリゾナが危惧していた通り敗血症性ショックを起こしたウォレスは、誕生日当日に亡くなってしまう。
アリゾナは、訴訟問題になるのを避けるために夫妻への説明を理事長とリチャードに任せ、カリーのアパートへ。ドアを開けると、カリーが企画したサプライズ・パーティーのために集まっていた面々から一斉に「サプライズ!」の声がかかる。しかし、今のアリゾナにパーティーを楽しむ余裕などない。耐えかねて泣き出したアリゾナは、カリーにウォレスの死を伝えて病院に戻る。
ウォレスの病室には、無言で荷物を片付けているアンダーソン夫妻が。アリゾナは、静かに彼らに歩み寄り、「彼(ウォレス)に会いに行きます?」と声をかけて遺体安置室へ。ウォレスの遺体を前にした母親は、生前から、怖い夢を見るのを恐れていたウォレスのためにしていたおまじないの言葉を唱え始める。けれども、涙がこみあげてきて…。アリゾナは「いい夢、いい夢残れ、悪い夢、悪い夢消えろ…」と、母親に代わって残りのおまじないの言葉を唱える。そんな彼女の姿を見た父親は、アリゾナがこの病院にいるから寄付は取り下げないと宣言。あくまでも、おべっかを使っているリチャードやジェニングスのためではないと強調する。
こうして、アリゾナはようやく帰宅。待ちくたびれてソファーで眠っていたカリーは、明るい笑顔で彼女を出迎える。カリーの優しさに心を打たれたアリゾナは、感謝の気持を込めて「愛してる」と告げ、カリーも「私も」と返すのだった。


【今回のMVP】
アリゾナ!

「小児外科、ここには奇跡と魔法がある」と断言するアリゾナ。子どもには、点滴バッグに妖精の粉が入っていると信じられる“力”があると言い、自身もその“力”を存分に引き出すべく、子どもにとって最善のケアをする…。ウォレスの両親であるアンダーソン夫妻も、そんなアリゾナを信頼した。
しかし、リチャードや理事のジェニングスは、夫妻が寄付を申し出た途端に彼らをパトロン扱い。ウォレス本人の体のことより、両親の意向を叶えることを優先させたせいで、ウォレスは亡くなってしまう。権力に弱い彼女も、今回ばかりは憤慨。ウォレスの再オペ中に乗り込んできたリチャードに対して、「部長に隣に立たれて息づかいを感じたら『札束』にオペしてる気分になる」とキッパリ。ウォレスを救うことはできなかったけれど、2,500万ドルの寄付金は、アリゾナの尽力の証し!


【鑑賞メモ】
短腸症候群

小腸広範切除により生じる吸収不良。


【メレディスの一言】
つぎ込むものが大きいほど、得るものも大きいという
でも、チャンスに賭けてみることも必要
すべてを失う危険も、覚悟しなければならない
でも、チャンスに賭ければ、うまくつぎ込めば、驚くような報酬があるかも


【今回のゲスト】
ウォレス役は、映画『チャーリーと14人のキッズ』でベンを演じたカーマニ・グリフィン。ウォレスの母親役は、「ER緊急救命室」のアデル・ニューマン役や「ヴェロニカ・マーズ」のアリシア・フェンネル役、「プロファイラー/犯罪心理分析官」のエンジェル・ブラウン役など、数々のドラマで活躍しているエリカ・ギンペル。ウォレスの父親役は、「メンタル:癒しのカルテ」でカール・ベル医師を演じているデレク・ウェブスター。
ヒラリー役は、「アシュトン・カッチャーの70'sショー」のスティーブン・ハイド役のダニー・マスターソンと、「マルコム in the Middle」のフランシス役のクリストファー・マスターソンを兄に持つアラナ・マスターソン。ヒラリーの母親ジル役は、第82回アカデミー賞で主要6部門ノミネート/2部門受賞で話題となった映画『プレシャス』に出演のニーラ・ゴードン。


Bamen8_aアリゾナの人柄の良さと、そんな彼女を支えるカリーの優しさが伝わってくる感動的なエピソード。デレクやメレディスといった主要キャラの出番が少なくても、しっかりエピソードが成り立ってしまうのが、この番組のスゴイところ。
カリー&アリゾナ、クリスティーナ&オーウェン、マーク&レクシーが、カリーの部屋に集まって誕生日のイベントについてバラバラな意見を言うシーンは、キャラクターたちの個性の違いが短い時間で的確に表現されていて面白い! キャラクター同士のバランスの良さが、この番組の魅力だと再確認しました。
さて、次回はいよいよメレディスも仕事に復帰!“心臓外科の禁断症状”の現れなのか、オペでハメをはずしてしまったクリスティーナにも、嬉しいサプライズが!?

2010.12. 1|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

【曲情報】#7「希望のかけらを集めて」で使われていた曲は?

♪ "Moon and Moon" Bat for Lashes
イジーが治療に姿を見せなかったことでアレックスが泣き、クリスティーナが顕微鏡の扱いをオーウェンに教わり、リチャードがデレクに解雇通告をするシーンで。

2010.11.25|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(1)トラックバック(0)

11月24日(水) #7「希望のかけらを集めて」

Bamen7_a病院スタッフで脊髄腫瘍を患うアイザックから、腫瘍の摘出を頼まれたデレク。摘出不可能なタイプの腫瘍で、脊髄を切断するしか方法はなさそうに見えたが、アイザックにオペを懇願されたデレクは、リチャードの反対を無視して密かにオペを強行することに。助手を選出すべく、顕微鏡の扱いのうまさを競うコンテストを開催する。一方、免疫療法の予約を入れているイジーが病院に姿を現すか気になって仕方がないアレックスは…。


【STORY】
Bamen7_2メレディスが自宅で休養を取る中、病院では、リチャードがオペのスケジュールをコンピューターで管理すると発表。そんな矢先、デレクは病院スタッフのアイザックから、脊椎腫瘍の摘出を頼まれる。腫瘍はインオペで、脊髄を切断するしか方法はないように思われたが、アイザックはあくまでも腫瘍の摘出を希望。「実績があり、リスクを恐れない優れた脳神経外科医はデレク以外にいない」と言って、執刀を前向きに検討してほしいと懇願する。クリスティーナは、すっかりこのオペに参加する気満々。リチャードは「腫瘍の摘出は危険すぎる。脊髄切断しか方法はない」と断言し、オペに反対するが…。
その後、デレクは悩んだ末にオペの実施を決断。マイクロ・サージャリーに適した助手を選ぶため、顕微鏡の扱い方のうまさを競うコンテストを行う。クリスティーナは自分が勝つものと思い込んで参加するが、あえなく失敗。ジャクソンが助手に決まる。
アリゾナ、カリー、マークらは、リチャードを無視してオペを強行しようとしているデレクを心配するが、すでにデレクの気持は決まっている。オペがかなりの長丁場になるとふんでいるデレクは、レクシーを自分の世話係に任命。レクシーは、オペ中にトイレに行きたくなった場合に備え、オムツを付けてオペに臨むことにする。ジャクソンは「自分は長いオペの前には水分を取らないようにしている」と言って、そんなレクシーをあざ笑うが…。
そして、いよいよオペの時。アイザックから「どうにもならないと思われる時でも、必ず道は開ける」と励まされたデレク。アイザックの身体にメスを入れ、ついに腫瘍を自分の目で確かめるが、予想以上に血管が複雑に入り組んでいると分かり…。どこから腫瘍を剥離するか考え続けるだけで、何もできないままオペ開始からおよそ10時間が経過。ついにリチャードに気付かれてしまい、そこでオペは中止となる。
オペの後、デレクは何もできなかったことをアイザックに謝る。しかしアイザックは、「うちに帰ってよく考えて。また明日話そう」と落ちついた態度。自宅に戻ったデレクは、大胆にも、寝室の壁をキャンバスにして腫瘍の絵を描き、その状況をメレディスに説明。「普通なら脊髄を切る。そうしなかったのには、何か理由があるはず」とメレディスに指摘され、腫瘍摘出の唯一の方法を思いつく。手順を決めず、その場で剥離面を決めればいいのだ!
Bamen7_3翌日、デレクは脊髄を切断するとリチャードに嘘をつき、オーウェンの協力を得てオペ室を確保。マークもデレクをサポートすべくオペ室に入り、アイザックの2度目のオペが始まる。途中、デレクは過度なストレスにより嘔吐。それでも、地道に腫瘍を剥離していく。レクシーはもちろんこの日もオムツ。けれども、意識的に水分を控えていたジャクソンの手は、脱水症状の影響で痙攣し始めてしまう。急遽、ジャクソンはレクシーと交代する。
オペ室内で危険で難しい処置が続く中、またしてもリチャードがデレクのオペに気付き、止めに入ろうとする。そんなリチャードを阻止したのは、意外にも権力に弱いはずのアリゾナ。「今、邪魔に入ったらミスが起きる。私はアイザックを救う現場に立ち会いたい」とリチャードの前に立ちはだかる。リチャードは仕方なく引き下がり、その間にデレクは見事腫瘍摘出に成功する。
オペ後、怒ったリチャードはついにデレクに解雇通告。けれども、前向きで我慢強いアイザックに影響を受けたデレクは、彼の言葉を借りて「うちに帰ってよく考えて。また明日話しましょう」と言い、リチャードの怒りをさらりと受け流す。

 

オーウェンは、オペに入れず苛立つクリスティーナを、自分のオペに参加させてやることにする。今回は後腹膜腫瘍の再手術で、12時間はかかる大きなオペ。クリスティーナはレクシーのまねをしてオムツを履いて準備するが、オーウェンがデレクにオペ室を譲ったため、クリスティーナは再びオペのチャンスを逃す。
仕方なく見学室からアイザックのオペを見学することにしたクリスティーナは、その様子を電話でメレディスに実況中継。その後は、1人で顕微鏡の扱いを練習する。オーウェンは、そんなクリスティーナに顕微鏡の扱い方のコツを優しく教えてやる。
一方、いまだイジーと連絡が取れないアレックスは、予約された免疫療法に彼女が姿を現すか気になって仕方がない。彼の動揺を察したリードは、自分がアレックスの分まで回診を受け持つと申し出て思いやりを見せるが、アレックスは素直になれない。けれども、いよいよ予約の時間が近づくと、アレックスのソワソワは頂点に。「イジーが来ているか見に行って」と、リードに背中を押されたアレックスは急いで3階へ。けれども、結局イジーは姿を見せなかった。激しくショックを受けたアレックスは、「この治療のおかげで助かっているのに、来ないなんてあいつはバカだ」と言いながら、リードの前で涙を流すのだった。


【今回のMVP】
デレク!

インオペと思われたアイザックの腫瘍を、見事摘出したデレク! オペの長さといい、その高度な内容といい、激しいストレスにさらされながらも、最後までやり抜いたその精神力たるや! どちらの血管を切ればいいか、二者択一で正しい方を選ぶ勘を備えていたのも、日頃からの努力と経験あってこそ。ジャクソンらマーシー・ウェスト組みがうならされるのも当然。
けれども、そんな類い希なる脳外科医のデレクも1人の人間。お祝いのシャンパンを手に家に帰ったものの、メレディスの肩に寄りかかってすぐに寝てしまう様子は、まるで少年のよう。そのギャップも彼の魅力か!?


【鑑賞メモ】
マイクロ・サージャリー

顕微鏡と特殊な器具を使って行う微小手術のこと。

循環虚脱
心臓や末梢組織の循環不全。
アイザックの1度目のオペ中、デレクは循環虚脱や動脈の破裂などを懸念するあまり、先へと進めることができなかった。


【デレクの一言】
平穏は永遠に続かない
ある瞬間存在するが、はかない
平穏はいつでも訪れる
人の思いやりに触れた時
仕事に集中している時
ただいつもの週間を続けている時
誰にでも、毎日平穏な時が訪れる
肝心なのは見逃さないこと
その時を味わい、その時を生きる
最後は、その時を手放す


【今回のゲスト】
アイザック役は、「24 -TWENTY FOUR-」シーズン4へのゲスト出演などで知られるファラン・タヒール。


今回のエピソードの監督は、ベイリー役のチャンドラ・ウィルソン! デレクと患者のアイザックの2人に集中してスポットを当て、いつもとはひと味違う仕上がりに。チャンドラは演技もうまいし、歌もうまいし、監督業もこなすし、本当に多才。
そして今回は、デレクが外科医を目指した動機も明らかに。何でも、女兄弟4人に囲まれて育ったため、外科医の世界に静寂を求めたのだとか。なるほど。
静寂と言えば、患者として登場した病院スタッフのアイザックも“静寂”な雰囲気を持つキャラクター。落ち着き払った穏やかな態度でデレクをオペの道へと誘導していく様は、まるでシャーマンのよう!?
一方で、緊張感あふれるオペシーンの合間に、いい息抜きをさせてくれたのがレクシーとクリスティーナの“オムツコンビ”。結局、クリスティーナのオムツは無駄になってしまったけれど、そんな彼女には優しい彼氏オーウェンが付いている! 自主練に励むクリスティーナを優しく指導する彼、妙にセクシーでした。
そうそう、デレクの女兄弟と言えば、シーズン3の#6「身を捧げる覚悟」に姉ナンシーが登場していますが、実は「プライベート・プラクティス3」にデレクの妹が登場する予定なんです! どんな女性なんでしょうか…みなさまお楽しみに!!

2010.11.24|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

【曲情報】#6「ある夜の悲劇」で使われていた曲は?

♪ "Blindness" Metric
オープニング、会議室前で医師たちが待機させられるシーンで。
♪ "We Will Be Dust" All Thieves
ERにキャシーをはじめとする急患が続々と運び込まれる回想シーンで。
♪ "Polaroid Solution" Faded Paper Figures
アレックスがイジーと電話する回想シーンで。
♪ "Songs From Different Times" Jack Savoretti
アレックスがキャシーに気管切開した後、彼女の容体が急変していく回想シーンで。
♪ "Out Of the Dark" Matt Hires
エンディング、クビになったエイプリルが無言で病院を後にするシーンで。

2010.11.18|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

11月17日(水) #6「ある夜の悲劇」

Bamen6_a深夜、会議室前に集められた医師たち。その夜ERに搬入された女性患者がなぜ亡くなったのか突き止めるべく、リチャードは理事長のジェニングス、弁護士の同席のもと、一人一人から事情を聞く。
その日、ERにはホテル火災による負傷者が次々と運び込まれていた。ふくらはぎと胸に火傷を負った女性と、その幼い息子。消防用の斧が胸に刺さった男性に、ハシゴから転落した消防士。重度の熱傷を負った青年。医師たちはお互いの患者の診察や処置を手伝いながら、それぞれ治療を進めていたのだが…。


【STORY】
深夜。大量の血が床にたまった外傷室。会議室前に集められた医師たち。リチャードと理事長のジェニングス、弁護士の3人は、その夜ERに搬入された患者がなぜ亡くなったのか確かめるべく、個別に事実確認を行う。

Bamen6_3その日、ERにはホテル火災による負傷者が次々と担ぎ込まれていた。まずは、ふくらはぎと胸に火傷を負ったキャシーと、幼い息子ダニー。エイプリルがキャシーを、リードがダニーを診察する中、彼らの目の前を、消防用の斧が胸に刺さった男性が、ベイリー、チャールズに付き添われて運び込まれていく。思わず、男性の様子に気を取られるエイプリルとリード。エイプリルはキャシーの診察を終えると、彼女の熱傷処置をマークに託して男性の様子を見に行き、マークはキャシーの熱傷の処置をレクシーに頼む。
ベイリーは、男性に刺さった斧の取っ手をつかんで支えるようチャールズに指示。ところがチャールズは、直前の献血がたたって突然気絶! 倒れて自分の額を斧の刃で切ってしまう。男性の傷口からは血液が噴き出し、それを必死で押さえるベイリー。その様子を見ていたエイプリルは手伝いを買って出て、そのまま男性のオペに入る。チャールズの手当てはアレックスに任される。
今度は、ハシゴから転落した消防士ロイが運ばれてくる。ダニーの診察を終えたリードは、カリーの下について彼を担当。ロイは、自分のケガの状態より、転落直前に救出しようとしていた青年の安否を気遣う。
一方、ロイが気にかけていた青年エヴァンも、重度の熱傷を負ってERに担ぎ込まれていた。担当のアリゾナは、マークにヘルプを依頼。キャシーへの処置を終えたレクシーも手伝いに入るが、エヴァンの治療のあまりの悲惨さに泣き出し、外で気持ちを落ち着けてこいとアリゾナに命じられる。
そんな中、軽傷に思えたキャシーの容体が悪化していく。最初は痛みを訴えたため、クリスティーナがモルヒネを処方。その後、息子のダニーから「母親が苦しんでいる」と訴えられたレクシーは、彼女が気胸を起こしていることに気付いて胸腔ドレーンを入れようとするがもたついてしまい、ジャクソンの手を借りることに。そして、何とかドレーンが入りホッとしたのもつかの間、今度は呼吸停止に陥ってしまう。チャールズとリードは挿管を試みるが、気道がふさがっていてチューブが入らない…。
その時、アレックスはイジーと電話中だった。彼女が消えて1週間、何度携帯電話に伝言を残しても音沙汰なしだったが、チャールズの傷の縫合中にようやく番号非通知でイジーから電話が入ったのだ。縫合を中断し、「帰ってこい」と説得するアレックス。イジーにその気はなかったが、アレックスはせめて電話番号を聞き出そうと必死になる。けれども一方で、挿管に手間取るチャールズたちが自分を呼んでいる…。アレックスは、仕方なく電話を切り、キャシーの気管切開を行う。
その後、いったん安定したかに見えたキャシーの容体が急変。ERのベッドから外傷室に移されると心肺停止に陥り、大量出血の末、ついに多臓器不全で死亡してしまう。周囲を大勢のレジデントが取り囲んでいたが、デレクに「誰の担当患者だ?」と問われても答えられる者は誰一人いなかった。
キャシーを助けられなかった理由は何なのか? 誰の責任なのか? リチャードたちに事の経緯を報告していたリードは、キャシーの死の原因に気付く。最初に彼女を診たエイプリルが、消防用の斧が胸に刺さった男性に気を取られ、喉の異常がないか確認するのを忘れてしまったのだ。この時に喉を診ていれば、煙を吸ったことによる炎症に気付き、すぐに挿管できていたはず…。
リチャードは、今回のミスを理由にエイプリルを解雇。けれどもデレクは、「個人の責任ではない。シアトル・グレースにカオスを招いた者の責任ではないか」と、上司であるリチャードの責任を指摘する。クリスティーナは、エイプリルの基本的なミスを笑う男性陣に対し、「誰の身に起きても不思議はないこと」と言い放つ。
騒動が一段落した後、その夜の退院を予定していたメレディスは、ようやく書類にベイリーのサインをもらい、デレクとともに病院を出るのだった。


【今回のMVP】
リード!

キャシーの死の原因を作ったのがエイプリルだと気が付いたリード。エイプリルの方が自分よりも優秀な医者なのだとクリスティーナに訴え、仲間への思いやりも見せた。それにしてもエイプリル、もうシアトル・グレースに戻って来ないの!?


【鑑賞メモ】
羅生門スタイル

異なる視点から同じ出来事を回想することで、真実の不確かさを浮き彫りにする手法のこと。1950年の黒澤明作品『羅生門』が発祥。
今回のエピソードは、この羅生門スタイルで描かれている。

ARDS
急性呼吸窮迫症候群。重症の状態の患者に突然起こる呼吸不全の一種。

アシドーシス
血液の酸性度が高くなりすぎた状態のこと。アレックスは、アシドーシスになったキャシーの治療のため、重炭酸を投与した。

CK値
筋肉が破壊されると上昇する値。

劇症横紋筋融解
横紋筋細胞が融解し、筋細胞内の成分が急激に血中に流出する症状のこと。

DIC
播種性血管内凝固症候群。出血箇所のみで生じるべき血液凝固反応が、全身の血管内で無秩序に起こる症状を指す。

FFP
新鮮凍結血漿。新鮮血から分離した血漿成分を直ちに凍結したもの。血漿中にはアルブミンなどの血漿蛋白や種々の凝固因子が含まれる。


【メレディスの一言】
悲惨な結果が待ち受けていると思われる時、人はセカンド・オピニオンを求める
得られた答えは、時にもっとも恐れていることを裏付ける
だがそれは、時に光も投げかける
新たな視点を与えてくれる
そして、あらゆる意見を聞き尽くし、あらゆる観点から検討して、人はついに手に入れる
真実を
でも、そこで話は終わらない
そこからまた話が始まる
新たな疑問がどっと湧いてくる


【今回のゲスト】
消防士のロイ役は、人気アニメ「スポンジボブ・スクエアパンツ」のパトリック・スターの声をあてていることで知られるビル・ファッガーバッケ。
ダニー役は、「Scrubs~恋のお騒がせ病棟」に出演していたアンドリュー・ミラーと双子のジェイコブ・ミラー。見分けはつかなかったけれど、2人で1役を演じていたよう。


Bamen6_2_2今回は、羅生門スタイルで描かれた異色のエピソード。推理小説を呼んでいるような楽しさがあり、シアトル・グレースの実情を客観的に表現することにも成功。マーシー・ウェスト組が加わったばかりということもあり、第三者的な立場からシアトル・グレースを俯瞰するには絶好のタイミング。面白い試みでした。
そんな中、かわいそうなのがアレックス。やっとイジーと連絡が取れたのに、連絡先を聞き出すこともできず。どうやらイジーに戻るつもりはないようだし…。
そして、エイプリルはクビに。補助心臓のコードを切っても、インターン同士で体を刻み合っても許されてきたのに、状況が状況だけに些細なミスが命取りに…。今のカオス化したシアトル・グレースで生き残っていくためには、緊張感が必要。見ているこちらも気が抜けない!

2010.11.17|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

【曲情報】#5「侵略の始まり」で使われていた曲は?

♪ "Clap (See the Stars)" The Myrmidons
オープニング、マーシー・ウェストの面々が続々とシアトル・グレースにやって来るシーンで。
♪ "I Want You Now" Traildriver
クリスティーナ、アレックス、レクシーが、慌ててランチを中断して仕事に戻るシーンで。
♪ "Your Ghost" Greg Laswell
エンディング、カリーが父親と和解するシーンで。

2010.11.11|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

11月10日(水) #5「侵略のはじまり」

Bamen5_aついにシアトル・グレース病院が、マーシー・ウェストと合併。シアトル・グレースの面々は、マーシー・ウェスト組を侵略者と見なし、患者を取り合って対立する。イジーはマーシー・ウェストから来たチャールズと組み、末期の腎疾患で移植を予定している患者を担当。2人はうまく打ち解けたかに見えたが…。一方、アレックスは、マーシー・ウェスト組のリードと患者を取り合って…。


【STORY】

Bamen5_3_2ついに、シアトル・グレース病院がマーシー・ウェストと合併する日がやって来た。シアトル・グレースの面々は、マーシー・ウェスト組を侵入者と見なして戦々恐々。ジョージが使っていたロッカーの使用をめぐり、両者はのっけから対立する。その後、シアトル・グレース組は、それぞれマーシー・ウェスト組と組んで仕事にあたることに。閉鎖されたマーシー・ウェストのERの患者はみなシアトル・グレースに搬送され、一同はマーシー・ウェストのやり方にならい、ゾーン制で患者を受け持つ。術後、まだ入院中のメレディスは、マーシー・ウェスト組を“イナゴ”と呼び、自分たちのテリトリーを守るようみんなにハッパをかける。
クリスティーナはジャクソン・エイブリーと組み、ケンカで負傷した2人の男性、ドンとフランクを担当する。ケガの原因は、ドンの19歳の娘ジーニーと年齢差のあるフランクの交際の発覚。いまだ興奮収まらない様子のドンは、駆け付けたジーニーがフランクにキスするのを見てさらに激高し、カナヅチを手にフランクに襲いかかろうとする。しかし、それをすかさずジャクソンがブロック。ジャクソンは、周囲の者から拍手喝采を受け、オーウェンからも評価される。クリスティーナは、「このままではオペに参加できなくなる」とすっかり意気消沈。メレディスの病室に行き、指導者の不在により長いこと心臓外科について学べていない現状への不満を吐き出す。メレディスは、すすり泣くクリスティーナを抱き寄せ、慰める。
レクシーは、マーシー・ウェスト組のエイプリル・ケプナーと組み、不法侵入した家の住人にゴルフクラブで殴られた強盗ビリーを担当する。胸椎を骨折しているビリーに対し、異なる治療法を提案するレクシーとエイプリル。結局、執刀医のデレクはエイプリルの案を採用。レクシーはショックを受ける。
一方で、レクシーのことを気に入ったビリー。すっかりエイプリルにやり込められているレクシーに、ある切り札を渡す。それは、こっそり盗み出したエイプリルが肌身離さず持っていたノート。その中には、エイプリルが自分のことを「優秀な名医」と励ます文句や、美容整形を受けたという秘密などが書き込まれていた。
そして、いよいよビリーのオペの時。デレクの前で点数を稼ごうとするエイプリルに対抗するべく、レクシーはノートに書き込まれていた文句を暗唱して、エイプリルに屈辱を味わわせる。してやったりのレクシーだったが、エイプリルのノートに涙の跡を見つけて、相手の弱みにつけ込んだ自分を反省。エイプリルにノートを返して謝罪する。
アレックスは、マーシー・ウェスト組のリード・アダムソンと、腹痛を訴える患者マイケルを取り合う。マイケルの娘レスリーは、終始いがみ合う2人の様子にげんなり。ついに、「あなたたちの仕事は張り合うことじゃなくて、患者を助けること」と一喝する。2人はいったん反省するが、最後まで対立を続ける。
 

Bamen5_2_2一方、イジーは、マーシー・ウェスト組のチャールズ・パーシーと組み、末期の腎疾患で移植待機中のサラを担当する。相手を警戒するイジーに対し、ジョージのロッカーを無理矢理使おうとした仲間の態度をわびるチャールズ。「癌なんか大したことないって言う気はないが、自分も悲惨だ」と言って、リードへの片思いの辛さを打ち明けるなど、友好的な一面を見せる。これにすっかり気を良くしたイジーは、図書館に入るための暗証番号を彼に教えるが、その後、チャールズがマーシー・ウェストの仲間たちに自分の悪口を言っている場面に遭遇して憤慨する。
その後、イジーはサラの透析治療を行うが、チャールズへの怒りで感情的になっていたため大きなミスを犯してしまう。その結果、予定していたサラの腎臓移植手術は中止に。あと3日以内に別のドナーが見つからなければ、サラの命はないという危機的状況を作り出してしまう。
リチャードは、このミスを理由にイジーの解雇を決断。それを告げられたイジーはクビにしないでくれと懇願するが、結論は覆りそうもない。リチャードは、「シェパードとハントが君の体力低下と不安定な精神状態を気にしていた。それにカレフも君のことを心配して…」と、アレックスがイジーのことをいかに気に掛けていたかを話そうとするが、イジーはリチャードの口からアレックスの名前が出たことに激しく反応。その後、アレックスに置き手紙を残して姿を消してしまう。

 
カリーは、アテンディングとしてシアトル・グレースに復帰。そんな彼女の前に、父親のカルロスが姿を現す。彼の目的は娘との和解ではなく、同性愛を矯正させること。神父を連れてやって来た父親の魂胆に気付いたカリーは激しく反発し、アリゾナに父親への不満をぶちまける。アリゾナは「私はこれまで男性と付き合ったことは1度もないけれど、あなたは男性と結婚までした。父親がうろたえるのも無理はない」とカリーをなだめるが…。
その後、カリーとカルロスは話し合いの場を持つが、2人の意見は平行線。すっかり気落ちするカリーに代わり、今度はアリゾナがカルロスに接触する。自分の経験を話した上で、カリーへの理解を求めるアリゾナ。彼女の人柄に触れたカルロスは、ようやくありのままの娘を認める気持になるのだった。


【今回のMVP】
カリーの父カルロス!

シアトル・グレースとマーシー・ウェストの見苦しいいがみ合いの中、カリーと父親の和解が心を温かくしてくれた今回。頑固で威圧的なはずの父親が、「アリゾナとの結婚式に期待していいか?」とカリーに聞くなんて。アリゾナの説得が功を奏したのは間違いないけれど、最終的にカリーを受け入れたカルロスには拍手を送りたい!


【鑑賞メモ】
映画『エイリアン』

マーシー・ウェスト組を侵略者と見なし、「私たちの船を守らなきゃ!」とみんなのお尻をたたくメレディス。その発言に「ネタ元はシガニー・ウィーバーの映画?」とレクシーが聞いていたけれど、その映画はおそらく『エイリアン』!


【メレディスの一言】
病気は1つの細菌から始まる
厄介な単独の侵入者
侵入者はあっという間に倍増、2つとなる
その2つは4つに
その4つは8つに
そして、いつの間にか体を攻撃している
「侵略」
侵略者が現れ、体を乗っ取られた場合、医者にとって問題なのは、どうやって退治する


【新しいキャスト】
ついにマーシー・ウェスト組が、合併後のシアトル・グレースにやって来た!
いきなりロッカールームでイジーとジョージのロッカーを取り合ったリード・アダムソンは、なかなか勝ち気なキャラ。演じるのは、レイチェル・ビルソンやオドレイ・トトゥを思わせる大きな目が印象的な個性派女優ノラ・ゼヘットナー。「エバーウッド 遥かなるコロラド」のレイニー役で注目され、「HEROES/ヒーローズ」シーズン1ではイーデン・マッケインを演じている。
イジーをカモにした狡猾野郎は、チャールズ・パーシー。演じているのはロバート・ベーカー。映画『かけひきは、恋のはじまり』や「コールドケース」シーズン2に出演の俳優。
大事なノートをレクシーに読まれてしまった、努力家のエイプリル・ケプナー。彼女を演じているのは、「エバーウッド 遥かなるコロラド」でハンナ・ロジャース役を演じていたサラ・ドリュー。「プライベート・プラクティス」のシーズン2にも、お腹の子を養子に出す大学生妊婦ジュディ役で2度ゲスト出演しているので、見覚えがあるな~と思った方も多いかも。
アメフトで鍛えた肉体を生かし、いきなりオーウェンの評価を得たのは、ジャクソン・エイブリー。演じているのは、「ビヨンド・ザ・ブレイク」のエリック・メディナ役で知られるジェシー・ウィリアムス。
さて、実力もなかなか、人間的には一癖ありそうな彼らが、シアトル・グレース組とどう絡んでいくのか!?


【今回のゲスト】
カリーの父親役として、『プリティ・ウーマン』でゴールデン・グローブ賞助演男優賞にノミネートされ、「シカゴホープ」では外科部長のフィリップ・ウォッターズ役でエミー賞助演男優賞を受賞している名優ヘクター・エリゾンドが3度目の登場。
レスリー役は、「ギルモア・ガールズ」のリズ役や「ER緊急救命室」のスーザンの姉クロエ役で知られるキャスリーン・ウィルホイト。


何とイジーがクビに! しかも書き置きを残して姿を消すなんて! チャールズのひどい仕打ちのせいで冷静さを失ってしまった気持も分かるし、仕事が闘病の支えだったからこそクビが辛いのも分かるけれど、ちょっとアレックスに対して不実過ぎでは?
ジョージは死亡、エレン・ポンピオ妊娠中につき、メレディスは術後療養中で活躍の場が少なく、イジーまでが姿を消した… このドラマ、どうなっちゃうの!?という局面で大量投入される新キャラたち。視聴者を飽きさせないションダ・ライムズのあの手この手に、すっかりやられっぱなしです。
そして、イジーの医療ミスのせいで腎臓移植を受けられなくなってしまったサラ。彼女の命を救うため、ベイリーがロスに飛びます! この話は、明日の「プライベート・プラクティス3」(第3話)で。ベイリーとサムの、夫婦漫才のようなやり取り、また見られそうですよ!

2010.11.10|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

【曲情報】#4「切れない絆」で使われていた曲は?

♪ "Trading Things In" The Voluntary Butler Scheme
オープニング、アレックスがクマに遭遇するシーンで。
♪ Come On Be Good" Dragonette
メレディス、クリスティーナ、イジー、アレックスの4人がランチするシーンで。
♪ Long Time Gone" Bachelorette
イジーがオーウェンにランディの再手術を訴えるシーンで。
♪ Wish You Well" Katie Herzig
ランディ、アーヴィング、メレディス&ザッチャーのオペシーンで。
♪ Morning Mist" Sebastien Schuller
エンディング、リチャードがカリーの復帰を認めるシーンで。

2010.11. 4|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

11月3日(水) #4「切れない絆」

Bamen4_2病院の合併が間近に迫り、レジデントたちはリストラの不安に悩まされていた。特に、なかなかオペに立ち合わせてもらえないクリスティーナは、焦りを募らせる一方。そんな中、メレディスの父ザッチャーが、意識が朦朧とした状態で病院に連れられてきて…。
一方、マークは82歳の男性の陰茎インプラント手術を担当。イジーはオーウェンの下で肉腫が再発した男性のオペに参加するが、臓器の癒着がひどいためにオペは中止に。イジーは再手術すべきだと主張するが…。


【STORY】
トレーラーの前で野生のクマと遭遇し、アレックスが大きな悲鳴をあげたその日。シアトル・グレースとマーシー・ウェストの合併は、いよいよ3日後に迫っていた。リチャードは、テーブルにおいしいデニッシュを並べると、アテンディングたちを集めて指導者としての協力を要請する。
レジデントたちは、引き続きリストラの不安に戦々恐々。特に、1週間もオペとご無沙汰のクリスティーナは焦る一方。何とかオペにもぐりこもうとあれこれ画策するが、ことごとく失敗に終わり…。そんな中、意識が朦朧としたザッチャーがレクシーに連れられてやって来る。飲み過ぎで倒れたのだろうといぶかるメレディスだったが、ザッチャーは突然吐血して倒れてしまう。

Bamen4_a検査の結果、ザッチャーは末期の肝硬変で移植が必要な状態と判明。しかし、アルコール依存症の人間は1年間酒を断たないと待機リストに載せてもらうことができない。つまり、酒を断ってまだ90日のザッチャーには、リストに載せてもらう資格がない。レクシーはマークの心配をよそに、生体肝移植のドナーに志願する。しかし、後の検査で、血液型がザッチャーと適合しないことが判明。レクシーの妹モリーは遠方にいる上、DVTの既往があるため、ドナーになれる可能性がある人物はメレディスだけという状況に。これまでザッチャーからさんざんな仕打ちを受けてきたメレディスは、「彼は私の父ではない」と思い込んで無視を決め込もうとするが…。
Bamen4_3一方でレクシーは、飲酒のことを隠して待機リストに載せてもらえないかとベイリーに相談。しかし、そんなことが許されるはずもない。切羽詰まったレクシーは、メレディスのカルテを盗み見て、血液型がザッチャーと同じであることを確認。最後の手段とばかりに「あなたにとって父親じゃないのは分かってる。だから私のために父を助けて」とメレディスに頼み込む。迷いに迷った末、メレディスは妹であるレクシーのためにとドナーになることを決断。デレクが付き添う中、その夜にメレディスとザッチャーの生体肝移植手術が行われる。
マークは、82歳の男性アーヴィングのイボ切除を行う。ところが、アーヴィングの来院の目的は、実はイボにあらず。入居中の老人施設で運命の女性マリオンと出会った彼は、彼女のために陰茎インプラント術を受けようと決意していたのだ。しかし、これを知った息子のトムとその妻のアイリーンは、「いい年をして!」と猛反対。マークは、ひとまずオペを受けられる状態か検査をしてみましょうと提案し、その場を収める。
その後、アーヴィングはオペできる状態と判明。「見栄を張りたいわけじゃない。彼女は私の『明日』なのだ」とアーヴィングはオペの必要性を主張するが、トムたちは依然として反対。「オペを受けるなら施設を出て同居してもらう」とアーヴィングに迫る。けれども、アーヴィングの希望を叶えてやりたマークは、「自分を育ててくれた親の願いを、頭ごなしに否定すべきでない」と反論。最終的には、トムたちもしぶしぶオペに同意する。
そして、いよいよオペの時。オペに入りたくて仕方ないクリスティーナは、陰茎インプラント術とは知らずに助手につく。オペは成功するが、この内容にがっかりしたクリスティーナは、「こんなオペしかやれず、心臓外科について学ぶことも才能を生かすこともできないなら解雇してほしい」と、ついにリチャードに対して鬱憤を爆発させる。
イジーはオーウェンの下で、悪性の肉腫が再発した男性ランディを担当する。彼には、8年間付き合っている恋人アンジェラが。病気の夫という重荷を背負わせたくないという思いから彼女へのプロポーズをためらっていたランディだったが、回復して一緒になる日がくるのを信じてオペに臨む。
ところが、いざ開腹してみると、ランディの内臓の癒着は予想以上にひどく、オペを続ければ腫瘍を破裂させる可能性が高いと判明。オーウェンはやむなくオペを中止し、これ以上やれることはないとアンジェラに告げる。ショックに打ちひしがれ、「それでも医者なの!」と泣き叫ぶアンジェラ。イジーは、「生存率5%と言われた自分が回復したのだから、ランディにも可能性がある。みんなが諦めずに闘ってくれたおかげで自分は助かった」と言って再手術すべきだと主張。最終的は、オーウェンも同意して再手術が行われるが、やはり奇跡は起きず…。ランディはオペ中に死亡してしまう。オーウェンは自分を責めつつも、「患者の立場で医者をやることはできない。君はまだオペに入るには早すぎた」とイジーを非難する。
合併を機にシアトル・グレースに戻りたいカリーは、拒否されるのが怖くてリチャードに相談しに行くのを躊躇していた。けれども、「合併で窮地に立たされているのは誰しも同じ。ダメもとで話しに行くべき」とアリゾナに諭され、リチャードのところへ。ところが、いざ行ってみると、リチャードは経営立て直しに頭を悩ませてふさぎ込んでいる様子。とても自分の希望など言える雰囲気ではない。諦めて帰ろうとするカリーだったが、用件を察したリチャードは、アテンディングとして彼女がシアトル・グレースに復帰するのを認めるのだった。


【今回のMVP】
メレディス!

ザッチャーにはさんざんな仕打ちを受けてきたメレディス。以前の彼女なら、ザッチャーに肝臓をあげるなんて決してできなかったはず。ところが、今回はレクシーのためにと、ドナーになることを決断! メレディス、本当に成長しました!
でもでも、レクシー! いくらパパを助けたいからって、「私には素晴らしい父親。ダンスの発表会は毎回来てくれたし、卒業式にも…」って並べ立てるのは、メレディスに対してちょっとデリカシーがない気が…。こういう素直で率直なところが、レクシーのいいところでもあるんだけれど。


【鑑賞メモ】
AMS700

実在する陰茎インプラント商品の商標。勃起機能障害や勃起不全の治療用だが、性転換手術に用いられることもある。

DVT
深部静脈血栓症のこと。最近では長時間の飛行機搭乗によるエコノミークラス症候群としても話題を集めている疾患。
レクシーの妹のモリーは、この既往があるためドナー候補から除外された。


【今回のトリビア】
ザッチャーがメレディスの足に血を吐いたけれど、あれはメレディスを演じるエレン・ポンピオの足でなく代役の足だった!(エレンが妊娠中だったため)


【メレディスの一言】
外科医になると、みんなから多くのことを期待される
医者の誓いを立てる
気がつくと溺れるほど義務を背負ってる
患者に、同僚に、そして医療に
そして、正気の人なら当然のように、私たちは約束から逃げて、なかったことにする
でも、いずれ無視できなくなる
そして気付く、イヤでたまらない義務にも時には逃げる必要ないのだと


【今回のゲスト】
アーヴィング役は、「CSI:科学捜査班」のシーズン9にゲスト出演、「わが家は11人」で知られるラルフ・ウェイト。
アーヴィングの息子役は、「エバーウッド 遥かなるコロラド」のDr.ハロルド・アボット役のトム・アマンデス。
ランディ役は、「crash クラッシュ」のアンソニー・アダムス役のジョッコ・シムズ。
アンジェラ役は、「ライ・トゥー・ミー 嘘は真実を語る」に複数話ゲスト出演しているリステン・アリザ。


今回は急展開。メレディスがザッチャーに肝臓をあげることに。これでメレディスはしばらくベッドの上。当時、妊娠中だったメレディス役のエレン・ポンピオのことを、このようなストーリー展開でフォローするとは、なかなか考えたものです。
さて、次回はいよいよマーシー・ウェストとの合併により、敵陣(?)がシアトル・グレースに乗り込んできます! 知っての通り、メレディスは休養中。イジーは病み上がり。オペに入りたいがために、あの“シャドー・シェパード”に色仕掛けで迫ったクリスティーナは、陰茎インプラントのせいで生気を吸い取られた感じだし…。何かとハンディの目立つシアトル・グレース陣。大丈夫か!?

2010.11. 3|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

【曲情報】#3「とめどない妄想」で使われていた曲は?

♪ "Pop Goes the World" Gossip
食堂で、メレディス、クリスティーナ、アレックス、レクシーが話をするシーンで。
♪ "The Chain" Ingrid Michaelson
赤ちゃんの腕の接合オペが行われるシーンで。
♪ "Brown Eyes" Rachael Yamagata
リストラが発表されるシーンで。
♪ "In My Head" Until June
エンディング、ベッドでアレックスがイジーを諭し、みんなが草野球を楽しむシーンで。

2010.10.28|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

10月27日(水) #3「とめどない妄想」

Bamen3_aシアトル・グレースとマーシー・ウェストの合併、それにともなう人員削減が発表され、院内はピリピリムード。そんな中、ベイリーとアレックスは、運転中に意識不明となって事故を起こした女性を担当することに。その患者には妄想型統合失調症の息子がいて…。
一方、クビを避けようと必死のクリスティーナが考えた策は、クビとは無縁に見える小児科のアテンディングであるアリゾナに取り入ること。しかし、オペが中止になったり、子どもの相手にげんなりしたりしているうちに…。


【STORY】
マーシー・ウェストとの合併が発表されて以来、緊張感が漂う病院内。レジデントやインターンは、リストラを免れようと必死でアピール合戦を開始する。
クリスティーナは、自分の後ろ盾になってくれるアテンディングを確保すべくアリゾナに目を付け、「小児科に興味がある」と嘘をついて彼女の下に就く。本当は子どもが苦手なクリスティーナは、9歳の男の子タイラーの尿管結石の破砕術に入れることだけを楽しみに、クマのマスコットを白衣に付けて小児科独特のやり方に何とか従う。ところが、思いがけずタイラーの結石が自然に排出されてオペは中止に。げんなりしたクリスティーナは、自分が必要だとリチャードに訴えてくれとオーウェンに頼みに行くが…。
そんな中、たまたま症例ファイルを取りにシアトル・グレースへやって来たカリー。アリゾナから「クリスティーナが小児外科に興味を持っている」と聞かされて思わず笑ってしまう。なぜ彼女が笑うのか理由が分からないアリゾナだったが、「クリスティーナは心臓外科が本命。リストラになりたくなくて、あなたに取り入っているだけ」と教えられてショックを受ける。
その後、緊急の帝王切開で新生児が腕を損傷。アリゾナは、マークやクリスティーナとともにオペを担当。臍帯を使った胎児の腕の接合を成功させる。オペ後、アリゾナはクリスティーナに「利用されるのは嫌い。嘘をつかれるのはもっと嫌い」と告げ、小児外科から彼女を追い出す。
イジーも不自然なウィッグを付けて仕事に復帰。早すぎる復帰に気をもむアレックスに何かと世話を焼かれながら、イジーはデレクと一緒にシャント再建のオペに入る。ところが、オペの途中で出血が起き、急遽開頭術に変更に。はからずも、イジーは長時間のオペに耐えなければならなくなる。アレックスはイジーの体調を心配するが、弱みを見せたくないイジーは、激しい疲労に襲われながらも最後まで仕事をやり遂げる。その後、イジーとともにトレーラーに戻ったアレックスは、今後はきちんと体調管理をするよう彼女を優しく諭す。
ベイリーとアレックスは、運転中に意識不明となり事故を起こした女性ジョディを担当する。彼女には妄想型統合失調症のトムという息子が。ジョディは、自分の診察の間も妄想にとりつかれているトムに気を配る。そんな中、レクシーは腕に軽傷を負ったトムの診察を買って出るものの、トムがレクシーを突き飛ばして脱走。誤って階段から転落し、脾臓に損傷を負ってしまう。レクシーはすっかり自信を失い、クビになるという考えにとりつかれる。
ジョディの方は、腹部大動脈瘤と判明。すぐにオペが必要となるが、トムが脱走してケガをした直後だけに、「トムを1人にはできない」と言ってオペを拒んでベイリーを困らせる。けれども、レクシーが思いついた妙案が解決策となる。それは、ジョディとトムの親子を同時にオペするというもの。トムはオペをするほどのケガではなかったが、2人でオペを受ければ一緒に病院で回復期を過ごせるというわけだ。この案に賛成したベイリーは、嫌がるトムを必死に説得。自分の指に針を刺して血を見せ、「血が赤いのは宇宙人ではなく人間の証拠。あなたとお母さんを助けたいから信用してほしい」と訴え、ようやくトムにオペを承諾させる。そして、オーウェンの助手としてトムのオペに参加したレクシーは、脾臓の焼灼をやらせてもらい、大いに喜ぶ。
一方、カリーは合併後にクビになった場合に備え、ポートランドの病院へ移ることを考え始める。それを知ったアリゾナは、カリーとの関係が恋人同士なのか本人に確認した上で、ポートランド行きに反対。そして、「合併後も病院に残れるよう、リチャードに頼むべき」とアドバイスする。

Bamen3_2リチャードは、デレクがリストラの状況を聞きに来ても突っぱね、解雇者を少なくする方法を1人で模索する。しかし、辛い決断はどうしても避けることができず…。リストラの対象者に、泣く泣くメールで解雇通知をする。結果、ミーガンやオリビアら、多くのインターン、看護師が病院を去ることに。人一倍クビを心配していたレクシーはセーフ。メレディス、クリスティーナ、イジー、アレックスも解雇されずに済むが、リストラはまだ続く…。安堵するにはまだ早い状況だが、デレクに誘われた一同は、草野球でつかの間の息抜きをするのだった。


【今回のMVP】
アリゾナ!

クリスティーナが本気で小児科に興味を持っていると思っちゃったアリゾナ。そんな素直なところが彼女の魅力だけれど、言うべきことはちゃんと言うハッキリした一面を持っているところもまた魅力。クリスティーナをきっぱりと追放してしまうあたりはさすが!
新生児の腕の接合オペでは、医師としての能力の高さも見せつけてくれたし、カリーに「恋人だ」と言われて安心した途端、彼女のポートランド行きに反対するシーンではかわいらしさも見せてくれて。なかなかバランスの取れた魅力的な女性です、アリゾナは。


【鑑賞メモ】
『ステップフォード・ワイフ』

1975年に製作されたハリウッド映画『ステップフォードの妻たち』のリメイク映画。主演はニコール・キッドマン。
クリスティーナは、イジーのウィッグを見てこの映画を連想しちゃったらしい。

妄想型統合失調症
最も多いとされている統合失調症のタイプで、妄想・幻覚が症状の中心。


【メレディスの一言】
私たちは妄想を抱きやすい
次の展開が分からないことへの不安
でも心配するだけ無駄
いくら心配しても、どう転ぶか分からないことで計画を立てても、状況は悪くなるだけ
だから、犬の散歩をしたり、昼寝をしたり、とにかく心配するのはやめて好きなことをすればいい
さあやるぞ!
妄想の治療法は、ただ1つ
この場所にいること
あるがままに


【今回のゲスト】
ジョディ役は『ザ・フォッグ』や『ザ・コンヴェント』で知られるエイドリアン・バーボー。トム役は「THE TUDORS ~背徳の王冠~」のトマス・クロムウェル役や「24 -TWENTY FOUR-」シーズン4のポール・レインズ役などで知られるジェームズ・フレイン。


マーシー・ウェストとの合併が決まって焦る面々。ついに、リストラの第一弾が行われ、妊娠中のミーガン、アレックスやジョージと関係した看護師のオリビアらが解雇! ほかにも、レオ、ピアース、クレアら、今回のエピソードを最後に登場しなくなるインターンたちもいっぱい。しかも、リストラは今回が最後じゃないというから、みんなの緊張はまだまだ続くことに。
それにしても、早々に復帰したイジーを支えるアレックス、優しい…。ベッドでイジーを穏やかに諭すシーンでも、特に彼の成長ぶりが顕著に表れていて。クビを避けるため迷走するクリスティーナを余裕の表情で見守るオーウェン、クビの恐怖に怯えて挙動不審になるレクシーをなだめるマーク、息抜きにみんなを草野球に誘うデレクと、今回はアレックス以外の男性陣も懐の深さをアピール。女性陣、落ち着いてこの難局を乗り切らなくちゃ!

2010.10.27|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

【曲情報】日本語版OP曲、END曲、次回予告時の曲は?

日本語版オープニング曲
♪ "Wish You Well" Katie Herzig
日本語版エンディング曲
♪ "Everybody" Ingrid Michaelson
次回予告や番組宣伝で流れている曲
♪ "End of All Time" Stars of Track and Field

これらの曲は、すべてシーズン6のいずれかのエピソード中に登場しますので、ぜひチェックを!

2010.10.23|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

【曲情報】#2「あなたがくれたもの」で使われていた曲は?

♪ "Ghosts" Fanfarlo
オープニング、アマンダとクララが登場する、ジョージの死から20日後のシーンで。
♪ "Hologram" Katie Herzig
帰宅したレクシーが、メレディスとデレクのエッチ現場を目撃してしまうシーンで。
♪ "Gravity" Lucy Schwartz
レクシーが、クララに“セビーチェ”とあだ名されていることを知らせ、ハッパをかけるシーンで。
♪ "Today Has Been OK" Emiliana Torrini
ベイリーがエレベーター内でデレクに今の心境を打ち明け、メレディスがロッカーで泣くなど、仲間たちがそれぞれジョージの死を見つめるシーンで。

2010.10.21|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

10月20日(水) #2「あなたがくれたもの」

Bamen2_a_2ジョージの死のショックをいまだ引きずる面々。マークは、カリーの真向かいの部屋に引っ越し、シアトル・グレースを辞めたカリーは、マーシー・ウェスト病院のアテンディングとして初出勤する。そして、理事会対策に気を取られながら車を運転していたため事故を起こしたリチャードは、くしくもマーシー・ウェストでカリーの診察を受けることになる。一方、片脚を失った患者クララはリハビリを拒み、アリゾナを頼る患者アンディの痛みの原因は依然として不明のままで…。


【STORY】
ジョージが亡くなって20日が過ぎるも、シアトル・グレースの面々は、いまだ彼の死を受け止められずにいた。

【ジョージの死から20日後】
ジョージに助けられたアマンダはショックから立ち直れず、毎日シアトル・グレース前のベンチに座り込んでいる。

【21日後】
オペで両腕の接合に成功するものの、片脚を失った“セビーチェ”(魚のぶつ切り)ことクララ。今度は小腸に感染症が見つかり、新たにオペが必要な状態となる。しかし、絶望の淵にいる彼女はオペを拒否。ベイリーは、クリスティーナの配慮に欠けたリスク説明が患者を怖がらせたのだと憤慨する。

【22日後】
オーウェンのセラピー担当である精神科医ワイアットからセックスを控えるように指導された上、ベイリーに八つ当たりされてしまったクリスティーナ。「アレックスがセックスをしようとしない」とぼやくイジーに向かって毒を吐く。
カリーの真向かいの部屋に引っ越したマークは、アパートがシアトル・グレースに近いのを理由に、一緒に住もうとレクシーを誘う。
リチャードは、理事会対策に頭を悩ませながら車を運転していたために事故を起こし、軽傷を負ってマーシー・ウェストに搬送される。シアトル・グレースを辞めてマーシー・ウェストのアテンディングとして初出勤したカリーは、リチャードを見てびっくり。彼の縫合を、わざと新人に任せる。

【23日後】
クリスティーナはオーウェンのセラピーに同席。ワイアットから、「彼はまだトラウマの原因である戦争の話ができる状態にない。できるようになるまでセックスは控えるべき」とあらためて告げられる。
また、小腸に感染症を起こしていたクララの容体が悪化。最終的には本人も承諾し、オペが行われることになる。ジョージが亡くなって以来、カリカリしているベイリーは、処置が遅れたのはクリスティーナが患者への対応を誤ったせいだと彼女をなじる。面白くないクリスティーナは、周囲に当たり散らす。
原因不明の痛みに苦しむアンディを助けたいアリゾナ。マーシー・ウェストにアンディと母親のパムを送り込み、シアトル・グレースでしてもらえなかった高額の画像検査をカリーにやらせる。結果、特に異常は見つからず。アンディの痛みの原因はいまだつかめない。

【30日後】
アレックスと一緒にデレクのトレーラーに移ったイジー。退院後、セックスどころか会話も避けているアレックスに対し、「ジョージが死んで寂しい。相手をしてほしい」と訴えるが冷たくあしらわれる。

【36日後】
Bamen2_2 カリーは、リチャードがマーシー・ウェストに移る気らしいとの噂を耳にし、シャワーを浴びている最中のマークに真相を聞きにくる。レクシーはマークの元セックスフレンドの大胆な行動に不安を覚えるが、カリーは、彼はもう私に全く興味を示さなくなったと告げて安心させる。
マークからリチャードの噂を聞いたデレクは本人に事情を聞くが、リチャードはデレクを裏切り者呼ばわりして口をつぐむ。
アリゾナは、リチャードに知れればNOと言われるに違いないアンディの脊髄造影の検査をデレクに頼む。直前にリチャードとやり合っていただけに、デレクはアリゾナの望み通り検査を実施。その結果、痛みの原因は脊髄係留で治療可能だと分かり、母親のパムは大いに喜ぶ。
イジーの癌は、治療の効果により転移巣が劇的に縮小。現時点では再発もなく安定していることから、担当がスウェンダーより格下の医師に変更となる。

【37日後】
アンディのオペが行われる。その一方で、クララはリハビリを拒否してふさぎ込んでいる状態。レクシーは、クララのやる気を喚起しようと、「みんなあなたのことを“セビーチェ”と呼んでいる」と暴露。あまりにひどいあだ名に大笑いしたクララは、気を取り直す。

【39日後】
ジョージが助けたアマンダが、今も病院前のベンチに1日中座っていると知ったイジー。「命が助かったのだからジョージの分まで生きて」と、自分に言い聞かせるかのように彼女を諭す。そして、「夫婦なんだから抱いてほしい、何が怖いのか言ってほしい」とアレックスに告白。アレックスは、イジーが再び自分の腕の中で心肺停止に陥るのではないかと思うと、怖くて触れることもできないのだと本音を明かす。
オーウェンのセラピーでは、クリスティーナの“セビーチェ”発言に端を発し、ついにオーウェンがクリスティーナの首を絞めた時の心境を口にする。「首を絞めたのは、何か夢を見て自分の命を守らねばと思ったせいだ」と。
リハビリを再開して少しずつ歩けるようになったクララは、ようやく母親に連絡。レクシーは、ついにマークとの同居を決める。
ずっと機嫌の悪そうな表情をしていたベイリーは、心配するデレクに対し、「ジョージの死やイジーの病に感情移入しすぎて辛い。だからもう気に掛けないようにしている」と語る。
メレディスは仕事とセックスでジョージの死の悲しみを紛らわせ、いまだ泣かずにいたが、ジョージのロッカーが片付けられるのを見て、あふれる涙を抑えられなくなる。

【40日後】
リチャードは、シアトル・グレース病院とマーシー・ウェストとの合併を発表。今後、人員削減が行われることを公表する!


【今回のMVP】
イジー!

ステージ4のメラノーマから回復! ジョージの死後、毎日病院前のベンチに1日中座っているアマンダに渇を飛ばしながら、自分自身にもジョージの死を納得させようとしている彼女の表情にはグッとくるものが。自分を避けているアレックスに、本心を語るよう迫る率直さも、いかにもイジーらしい。


【鑑賞メモ】
セビーチェ

中南米で食べられている、ペルー発祥の伝統料理。ぶつ切りにした魚介類とタマネギやトマト、唐辛子などを合わせたマリネのようなもの。


【メレディスの一言】
辞書によると「哀しみ」の定義とは、「災難に遭ったり何かを失って悩み苦しむこと」
「深い嘆き」
「痛恨の念」
外科医として、科学者として、私たちは書物から定義を、事実を学び、それをあてにするべきと教わる
でも人生は、なかなか定義通りにはいかない
実際のところ、「哀しみ」は時に「深い嘆き」とかけ離れた表れ方をする


【今回のゲスト】
イジーの新しい担当医役は、「プライベート・プラクティス」のシーズン2に、インスリンの過剰摂取で突然死亡したフィリップ役で登場していたアダム・ラザール=ホワイト。


今回も前回同様、ジョージの死から「○日目」と区切るかたちで、その後の登場人物の心の動きを追う構成。終盤、不機嫌になっている理由をデレクに打ち明けるベイリー、ようやくジョージの死に涙を流すメレディス…。それぞれが、それぞれのやり方でジョージの死と向き合う姿が痛ましかった。
そんな哀しみのさなか、患者のクララが歩けるようになったり、アンディの痛みの原因が分かってオペが行われたりと明るい話題も。アンディの件では特に頑張ったアリゾナ。リチャードにきついことを言われて泣いちゃうところがカワイイ!
レクシーは、ついにマークとの同居を決意。マークの部屋はカリーの部屋の真向かいということだから、今後はマーク&カリーのアパートがかなり賑やかになりそう。
そして、何とシアトル・グレースがマーシー・ウェストと合併! しかもリストラもありというから、病院内はピリピリムード必至。次回は、リストラを免れるために、みんなのアピール合戦が始まる!?

2010.10.20|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

【曲情報】#1「去りゆく大切なひと」で使われていた曲は?

♪ "Wade In the Water" Sweet Honey In The Rock
オープニング、イジーが息を吹き返し、ジョージが脳死に陥るシーン、およびエンディングシーンで。
♪ "The Fox" O+S
青年の痛みの原因について、アリゾナがベイリーに相談するシーンで。
♪ "Speaking a Dead Language" Joy Williams
ジョージの臓器摘出オペが行われようとするシーンで。
♪ "This Sweet Love" James Yuill
クリスティーナがオーウェンにセクシーな下着で迫るシーンで。

2010.10.14|グレイズ・アナトミー6、曲情報|コメント(0)トラックバック(0)

10月13日(水) #1「去りゆく大切なひと」

Bamen1_a以前から脳腫瘍を患っていたイジーは、心停止に陥り危篤状態に。また、見ず知らずの女性を助けようとしてバスにひかれたジョージ。変わり果てた姿で病院に搬送されてくるが、最終的にメレディスがジョージであることに気付き、仲間たちは大きなショックを受けながらも必死で彼の治療にあたる。一方、ERには、モーターボートの事故で大ケガを負った女性や原因不明の痛みに悩まされる青年がやって来る。デレクは、次期外科部長にならないかと理事長から打診され…。


【STORY】
心停止に陥ったイジーと、見ず知らずの女性アマンダを助けようとしてバスにひかれたジョージ。イジーは蘇生処置で息を吹き返すが、一方のジョージは、仲間たちの必死の処置もむなしく脳死状態に。一同、言葉には言い表せないショックに打ちひしがれる。
病院に駆け付けたジョージの母ルイーズは、ジョージに臓器提供の意志があったか確認できないため判断を委ねられる。けれども、すでに息子の死を受け止めるのだけで精一杯の彼女は、カリーに決断してくれと頼む。いくら元妻とはいえ、重大な決断を前に悩むカリーは、ジョージとは無二の親友であるイジーに意見を聞くしかないと判断。「蘇生して間もないイジーにジョージの死を伝えるのは酷だ」と主張するアレックスを何とか説得し、イジーにすべてを伝えてもらう。イジーは、「ジョージならすべての臓器を提供するはず」とジョージの思いを代弁。カリーはイジーの言葉を頼りにジョージの臓器を提供すると決断。その後、ベイリーが悲しみをこらえながら臓器摘出のオペに臨む。
そんな中、成長痛と診断されるも、ひどい痛みに悩まされ続けている青年アンディが母親のパムに付き添われてERにやってくる。彼を診たアリゾナは、痛みが治まらなければ2週間後に精密検査をすると説明。ひとまず筋弛緩薬を出して彼を帰す。
また、モーターボートの事故で大ケガを負った女性もERに運び込まれる。彼女の名前はクララ。彼女の旅の友だった2人の女性は、切断されたクララの両腕をクリスティーナに託すと、あっさりと次の目的地へ。何とか両腕の接合手術は成功するものの、片脚を失うという過酷な状況に置かれたクララの精神状態が心配なクリスティーナは、クララの家族と連絡が取れるまでの間、友達代わりになって彼女を支えるようレクシーに命じる。
混乱と悲しみのさなか、デレクは、シアトル・グレースの理事長ラリー・ジェニングスに声をかけられ、リチャードに代わって次期外科部長になる気はあるかと打診される。ジェニングスは、病院のランキングが上がらない責任をリチャードに取らせようとしているのだ。しかし、デレクにはリチャードを出し抜くようなまねをするつもりはない。即答を避けたデレクは、このことを正直にリチャードに伝え、策を講じるようアドバイスするが…。

【ジョージの死から7日後】

Bamen1_2ジョージの葬儀が行われる。クリスティーナは参列を嫌がってオーウェンにセクシーな下着で迫るが、「今はセラピー優先でありセックスはできない」とオーウェンに断られてしまう。
ジョージを埋葬する墓地では、こみ上げる笑いをこらえきれず、その場を抜け出すイジーがいた。ジョージの死をまだ受け入れられずにいる気持ちの裏返しから、思わず笑いが止まらなくなってしまったのだ。「ジョージが死んじゃった」と大笑いするイジー。会話は、ポストイットで結婚したメレディスとデレク、自分の癌、いまだに泣き続けるアマンダにまで及び、一緒にその場を抜けたメレディス、クリスティーナ、アレックスも一緒に大笑いする。
また、次期外科部長にデレクが推されていると知って以来、リチャードはデレクを遠ざけるようになっていた。

【10日後】
イジーが外科的治療を終えて退院。カリーは、アテンディングへの応募申請を却下されたと知って、自分の能力が評価されていないと憤慨。リチャードに啖呵を切って病院を後にする。
クララは3日前にすべてのオペを終えていたが、まだロンドンで暮らす母に事故のことを伝えようとせず。レクシーに頼んで、順調に旅を続けていると嘘のメールを送り続ける。アリゾナの元には経過観察としていた青年アンディが再びやって来て、激痛を訴える。

【11日後】
アマンダが不眠を訴えて来院。メレディスが薬を処方する。アリゾナはアンディのために高額の画像検査を行おうとするが、費用を病院が負担する形になるためリチャードに反対されてしまう。

【13日後】
自宅の階段で新婚のデレクとメレディスがセックスに興じているところへ、同じく新婚のアレックスとイジーが帰宅。デレクは「新居をやろう」と言って、トレーラーの鍵をアレックスに渡す。
オーウェンの元にはジョージの母が訪ねてきて、「息子は軍に志願するような子ではなかった。納得がいかない」と訴える。オーウェンは、ジョージが早く多くの命を救える外傷外科医になりたいと願っていたことを話し、優秀な息子さんだったと優しく彼女を慰める。
リハビリを始めたクララは、大ケガを負って思うように動かない自分の身体に絶望し、ふさぎ込むばかり。レクシーは「生きているだけで奇跡」と諭すが、クララは「こんな状態で生きていたくない」と、傷口から出血するのも構わず体を揺らして泣き叫ぶのだった。


【今回のMVP】
ジョージ!

残念ながら帰らぬ人となってしまったジョージ。見ず知らずの女性を助けるために命を落とした、そんな献身的な彼の精神は、臓器提供という形でさらに多くの人々に受け継がれることに。最期の最期まで、ジョージはジョージだった!


【鑑賞メモ】
エリザベス・キューブラー・ロス

『死ぬ瞬間』の著者として知られる精神科医。死の受容のプロセスと呼ばれているキューブラー・ロスモデルの提唱者。

デブリ
医学用語で、壊死組織や汚染組織を切除する処置のこと。


【メレディスの一言】
エリザベス・キューブラー・ロスによると、死が迫っていたり大切な人を亡くした人間は5段階の悲しみを経験する
まず「否認」
「死」など考えられず、現実とは思えないから
やがて「怒り」がこみ上げる
死なずに済む人に、自分に
次は「取引」
祈り、懇願する
あと1人でも生かしてくれたら、もてるものすべてを、魂すらも捧げるから、と
「取引」がかなわず「怒り」も維持できなくなった時、「抑うつ」状態に陥り絶望する
そして最後に、できることはすべてやったと認めざるを得なくなり、諦める
諦めて死を「受容」する


【今回のゲスト】
パム役は、「ER緊急救命室」のシーズン6でメグ・コーウィン役を演じていたマーサ・プリンプトン。彼女はキース・キャラダインの娘で、一時期リバー・フェニックスと交際していたことでも知られている。
理事長のラリー・ジェニングスは、シーズン3の#21「かけちがう望み」で、不倫旅行の末に睾丸を腫らして入院した時以来の出演。演じているのは、「スターゲイト:アトランティス」のスティーヴン・コールドウェル役や、「X-ファイル」のスキナー副長官役で知られるミッチ・ピレッジ。


イジーとジョージ、2人の安否が気がかりだったけれど、結局ジョージは亡くなるという悲しい顛末に…。
シーズン2の#17「死の予感 PartII」では、メレディスが患者の体内の砲弾をつかむという危機的状況に陥った際に、思わず笑い出してしまったイジー。「(メレディスが死ぬことになったら)葬式で笑っちゃう」と話していたけれど、それが形を変えて現実に。
マークは不謹慎にも、「あいつの魅力は何だ?見てくれはイマイチだ。なのに…」と発言していたけれど、今考えてみれば、レクシーも、イジーも、カリーも、みんなジョージに1度は恋をした。そして、ベイリーとは強い師弟関係を築いていた…。こう考えると、いかにジョージの存在が大きいものだったかは語るなんてヤボというもの。本当にいいキャラがいなくなって残念…。
一方で、前シーズンから病院のランキングが落ちたことで、焦りと苛立ちの中にいたリチャード。今シーズンはまさに崖っぷち!? もはやデレクの言葉を素直に聞き入れる度量はない様子で…。リチャードの問題は、今シーズンの裏テーマになりそうな予感。

2010.10.13|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

「グレイズ・アナトミー6」、いよいよ10月13日(水)スタート!

Greys6_00いよいよ10月13日(水)より、「グレイズ・アナトミー6」の放送がWOWOWでスタートします。
ジョージとイジーの安否が不明のまま終わった前シーズンの最終回の続きを、どうぞお楽しみください!
なお、今シーズンでは、またまた「プライベート・プラクティス」とのクロスオーバーが実現。人気ドラマ「24 -TWENTY FOUR-」のオードリー(ジャックの恋人)役のキム・レイヴァーが演じる新キャラの登場や、アカデミー賞助演男優賞に輝くジョエル・グレイのゲスト出演など話題満載です。
今シーズンより放送の曜日は水曜日に(よる11:00)。みなさん、どうぞお見逃しのないようにお気をつけください!

■「グレイズ・アナトミー6」公式サイト

2010.10. 7|お知らせ、グレイズ・アナトミー6|コメント(0)トラックバック(0)