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シアトルでハチドリの餌付けをするのを夢見る30女。


10月30日(水) #17「命のバトン」

17デレク、メレディスらはさっそく会議を開き、今後の病院の経営方針を話し合う。ジャクソンは財団の意向としてER再開に待ったをかけ、さらに外科部長の交代を提案。ほかのメンバーは方針の押し付けに反発し、オーウェンも辞職すると言い出す。一方、この日は3件の移植手術が予定されていた。ところが、多数のスタッフが病院を辞めた上、オーウェンまで不在となり病院は大混乱。アレックスとクリスティーナのオペは、かち合ってしまい……。


病院の筆頭株主となったハーパー・エイヴリー財団の代表として、理事会に加わったジャクソン。彼には議決権があるだけでなく拒否権も。もちろん、病院の買い取りを実現させたデレク、メレディスら5人よりも影響力のある立場。いきなり、財団の意向としてERの再開に待ったをかけると、「新しいリーダーの元でやっていく方が士気も上がる」と、外科部長の交代を提案します。5人は、財団の方針を押し付けるジャクソンのやり方に反発。さらに、この件をクリスティーナから聞いたオーウェンは、ジャクソンに詰め寄って怒りをぶつけます。デレクは二人の仲裁に入りますが、興奮するオーウェンをなだめようとしているうちに、話は墜落事故の責任論に発展。オーウェンはキレて、「俺は辞める!」と啖呵を切って出ていってしまいます。そんな波乱の中、病院では3件の移植手術が行われることに……。

 

●腎不全の少女ジェイリンの腎移植手術を担当するアレックス
移植手術の1件は、アレックスが担当している腎不全の少女ジェイリン。ジェイリンは腎臓移植後の副作用を聞くと怖じ気づき、病室のトイレにこもってしまいます。アレックスは、思いを寄せいている女性(つまりジョー)に気持ちを伝える前に、別の男(つまりジェイソン)に取られてしまった出来事をたとえ話にし、「絶好のチャンスを逃すな」とジェイリンを説得。ようやくジェイリンは移植手術を受けると決めます。
そこでアレックスは、ドナー腎臓のあるミズーラの病院から腎臓を回収してくるようメレディスに依頼。オペ室の調整に奔走していたメレディスは、いったんそれを断るのですが、アレックスがすねてしまったため仕方なくジョーとともにミズーラへ。ところが、ジェイリンのドナー腎臓はすでにシアトルへ輸送されていたことが分かります。シアトル・グレース・マーシー・ウェストの看護師が、ペガサス・ホライズン社のガイドラインに従ったことが原因でした。無駄足を食ったメレディスとジョーは、シアトルへ舞い戻ります。
その後、空輸されたドナー腎臓を受け取ったメレディスとジョーは、アレックスのいるオペ室にそれを運びます。でも、アレックスはお礼も言わず不機嫌なまま。メレディスは、ミズーラでジョーが腎臓を取り替えそうと奮闘した話をし、不機嫌な態度をやめるようアレックスを諭します。
その夜、反省したアレックスはジョーとジェイソンのデートに割り込み、最近の振る舞いを謝罪。あれ!? ジェイソンはアレックスのジョーへの気持ちに気付いたみたい!?

 

●エイプリルの元同僚ブレッドが臓器提供を決断
2件目の移植手術は、エイプリル&ステファニー担当のブラッド。彼はマーシー・ウェスト時代のエイプリルの同僚で、末期のALS(筋萎縮性側索硬化症)。自身も医師であるだけに、この病気は悪くなる一方であることを理解している彼は、治療を中止して心停止後の臓器提供(DCD)を希望します。エイプリルは、病気と闘うよう勧めますが、「自分の死を無駄にしたくない」とブラッドの決意は固く……。何とかしてブラッドに生きてほしいと願うエイプリルでしたが、最終的にはブラッドの考えを受け入れます。そして、落胆するブラッドの両親に、彼の臓器がいかに有効に使われるか一件一件説明して聞かせ、その後のDCDの場にも立ち会います。静かに息を引き取るブラッド……。泣き崩れる母親をブラッドから引き離すエイプリルの姿は痛ましかった……。本当に辛いシーンでした。

 

●クリスティーナ、犬猿の仲の老人二人のドミノ移植を執刀
3件目の移植手術は、クリスティーナ担当の老人シュルツの心肺移植手術。シュルツの隣人で犬猿の仲であるクランプも心臓疾患で入院しており、クリスティーナはあるアイデアを思いつきます。それは、シュルツにドナー心臓を移植したあと、彼の元の心臓をクランプに移植する、いわゆるドミノ移植。過去に妻をシュルツに寝取られているクランプは(クランプの奥さんはシュルツとも別れて近所の男に走ったとか!)、「こんなジジイの心臓をもらうくらいなら死んだ方がマシ!」と断固拒否しますが、クリスティーナから、「シュルツより長生きして恨みを晴らせばいい」と説得され、ようやくオペに同意します。
こうして、いよいよドミノ移植開始の時。ところが、アレックスのオペと重なっていたから大変。別のオペ室ではエイプリルがブラッドの治療停止の処置を行っている真っ最中だというのに、クリスティーナとアレックスは患者を前に廊下で言い争う始末。そして、この事態を収拾したのはジャクソンでした。彼は毅然とした態度でオペ室の割り振りをし、早くもリーダーシップを発揮! こうして、ドミノ移植は無事終了するのでした。
リチャードは、経験不足のジャクソンに経営の責任者をさせるのは荷が重すぎると心配していましたが、どうやら、息子の力量を信じるキャサリンの見る目が正しかったよう。ジャクソンには、秘めたる統率力が! 今後は、新しい“ボス”であるジャクソンの成長ぶりも大きな見どころになりそうです。

 

●「グレイ+スローン記念病院」が誕生!
さて、オーウェンが辞職すると言い出したきっかけを作ったデレク。「オーウェンを許せないでいるのには、オーウェンとは関係のない理由があるはず」とクリスティーナに言われると、自らオーウェンに会いに行きます。そして、「自分を責めるな」と話した上で、ずっと心に引っかかっているのはマークの死だと打ち明けます。なるほど、デレクはマークの死の無念さの矛先をオーウェンに向けていたのです。デレクの真意が伝わり、オーウェンも納得した様子。

 

一方、ジャクソンのことを心配するリチャードに食ってかかっていたキャサリンは、彼こそがジャクソンの父親代わりになってくれる存在だと気付き、リチャードに謝罪。これで、とげとげしくなっていたキャサリンとリチャードの関係も落ち着きました。

 

そして、デレク、メレディスたちは、病院の譲渡契約書にサインして正式な理事に。ジャクソンは、そんなみんなの前でオーウェンの復職や、ERの再開を発表。さらには、病院の名前を事故で命を落としたマークとレクシーにちなんで「グレイ+スローン記念病院」に変えることを提案し、一同は全員一致でこれを了承します。こうして、みんな一丸となって病院再建に取り組むことに。衝撃の墜落事故からスタートした今シーズン、ようやくみんなが前を向くかたちとなりました。これで“シアトル・グレース・マーシー・デス”の呪縛ともサヨナラでしょうか?

 

なお、今回のエピソードの監督は、ベイリー役のチャンドラ・ウィルソンでした。今回は、非常にすがすがしく病院の再出発を描いてくれたと思います。ベイリー自身の出番は少なかったですが、新たな“ボス”であるジャクソンをさりげなく後押しする場面もあり、役者としても監督としても素晴らしい仕事ぶりでした!


【トリビア:ゲスト】
シュルツ役は、映画「キラー・インサイド・ミー」「アトランティスのこころ」などに出演しているトム・バウアー。
クランプ役は、「LAW & ORDER」「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」のドナルド・クレイゲン役でおなじみのダン・フロレクを兄に持つデイヴ・フロレク。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Transplant Wasteland」 は、Arcanaの曲“Transplant Wasteland”からの引用。


【注目のセリフ】
「あいつは形成外科のフェロー。あたしより下」by クリスティーナ
 ……格下に見られている形成外科。マークがいたら何て言い返しただろう!?
「ある場所でなら私は恋人の言うことに従う。ここでは違う」by キャサリン
 ……リチャードに対してかなり強気!
「中に入ったら“坊や”はやめて」by ジャクソン
 ……“坊や”もヒドいけど、“僕ちゃん”と言い換えても同じくらいヒドい……。


【メレディスの一言】
移植を受ける患者には不安がつきまとう
臓器が見つかるかどうか気に病み
そのあとは拒絶反応を心配する
不安はなかなか消えない
解消されるのは手術のあと目が覚めて、彼だが贈り物を受け入れたと分かった時


【鑑賞MEMO】
DCD

「Donation after cardiac death」の略で、心停止後臓器提供のこと。欧米では症例が増えていますが、宗教上あるいは法律上の理由で、それが行われていない国もある模様。臓器摘出のタイミングや終末ケアなど、複雑な問題をはらんでいるのも事実のようです。


【曲情報】
♪"Miracle Mile" Cold War Kids

オープニング、5人が経営の責任者となったジャクソンについてあれこれ話をし、リチャードがジャクソンの件についてキャサリンに抗議するも、彼女からきっぱりと「私は大手財団の理事長」と突っぱねられるシーンで。
♪"Distant Shouts" Little Children
エイプリルがブラッドの両親に、ブラッドの臓器がどう使われる予定か説明し、クリスティーナがオーウェンに対する態度についてデレクを責め、ブラッドがいよいよオペ室へ運ばれていくシーンで。
♪"Go First" Rose Cousins
ブラッドが息を引き取るシーンで。
♪"Sugar on Sunday" Left Hand Smoke
ジョーとジェイソンが飲んでいる席にアレックスが乗り込み、ジョーに謝って一杯おごると持ちかけるシーンで。

2013.10.30|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

10月23日(水) #16「最後のカード」

16_2デレク、メレディスら5人の突然の辞職宣言から1週間。5人はほかの仲間たちには内緒のまま、病院買収に向けて資金調達の道を探っていた。病院では不透明な先行きに不安をおぼえた看護師や技師たちが次々と辞めていき、ベイリーまで就職面接に出かけようとしている状況。その頃、5人はスタンの一押しの投資家、クレストの会社を訪ねていたが……。一方、ヘザーはアラナと病院の理事ロバータの会話を立ち聞きし、衝撃的な事実を知ることになる。


●5人の辞職で病院は大混乱! しかも、その病院が閉鎖に!?
デレク、メレディスたち5人が突然辞職し、病院は大混乱! 何とか病院を救おうとするオーウェンは必死の努力を続けるものの、不透明な先行きに不安をおぼえた看護師や技師たちが次々に辞めていき、病院は完全に人手不足。インターンたちは疲労困憊し、頼みの綱のベイリーも転職を考えていると言わんばかりにリクルートスーツで出勤。オーウェンは、ベイリーにまで辞められたのではかなわないと、“君は病院の要”と訴えて彼女に転職を思いとどまらせます。あとは、アラナがどう交渉をまとめるか。その交渉の行方が気になって仕方がないオーウェンでしたが、ペガサス・ホライズン社が取引に応じることになったとアラナに聞かされてようやく一安心します。
ところが、“ネズミ”ことヘザーがアラナと理事のロバータの会話を立ち聞きし、ベガサス・ホライズン社が病院の資産を売却して、職員も解雇しようとしていることを知ります。さあ、これは大変! ヘザーからこのことを聞かされたベイリーは、混乱を避けるためにも他言しないよう言うのですが、動揺したヘザーはインターン仲間たちに全部ペラペラと話してしまいます。さらには、リチャードとジャクソン、アレックスもこの事実を知ることに。
一方、まだ契約の内容を知らないオーウェン。オペの場でシェーンからこの事実を聞かされ、初めてアラナの真意を知るのでした……。

 

●男の子のお腹の腫瘍を摘出するアレックス。ジョーはそんな彼を見て……
5人が突然辞職したせいで病院がメチャクチャになっている上に、メレディス、クリスティーナたちが何やらコソコソしていることにいら立つアレックス。病院では、お腹の大きな腫瘍を“フィル”という名のモンスターだと思い込む男の子ボビーを担当します。そして、無事オペを成功させると「フィルをやっつけた」とボビー本人に報告します。ジョーは、そんなアレックスの様子を見て、彼のユーモアと優しさ、さらには外科医としての腕に感服。病院が閉鎖されることになり、アレックスと一緒に働けなくなるのは寂しいと涙します。アレックス、これでますますジョーに夢中になったかも!?

 

●病院買収に向けて資金調達に奔走する5人
ファイナンシャル・アドバイザーのスタンのアドバイスの元、病院買収に向けて資金調達の道を探るデレクたち5人。スタンの一押しの投資家、クレストの会社を訪ねます。すぐにクレストにプレゼンできるかと思った5人でしたが、彼らの前に現れたのは大学生かと思うほど若い青年二人! それでも何とかこの二人の面談をパスした5人は、続いて事業開発部の重役たちの面談を受け、ようやく今夜海外出張に出かける予定のクレストとの面談にこぎ着けます。そして、病院が閉鎖の危機に陥っていることもヘザーからの連絡で知ります。何とかしてクレストからの資金提供を取り付けねばと気合いを入れる5人。多忙なクレストから与えられたわずかな時間を使って必死に病院の価値をアピールします。クレストは、そんな彼らの医師としての実績を高く評価。しかしながら、自ら病院の経営に携わりたいとする5人に経営の経験がないことを大きな不安材料に挙げてプレゼンを打ち切ります。
後がない5人は、リチャードとオーウェンに協力を求めるしかないと判断。メレディスは病院にリチャードを呼びに行き、クリスティーナもオーウェンに事情を説明に行きます。オーウェンは、病院を買い取る計画について最初から自分に相談してくれなかったことに不満を見せつつも、クリスティーナの説明には理解を示し、すぐさま理事会の席へ。取引承諾を1日待つよう直談判し、理事たちにこれを了承させます。こうして、明朝8時のペガサス・ホライズン社との契約はいったん延期に。
その頃、リチャードもクレストの会社に向かい、デレクとともに空港行きのヘリに乗り込むとクレストに対する最後の交渉にあたっていました。けれども、結果は“×”。クレストにはどうもピンとこなかったようで……。「万策尽きた」と悲嘆に暮れる一同でしたが……。

 

●病院に救世主現る! それはキャサリン!
クレストの説得に失敗した5人とオーウェン、そしてジャクソンは、翌朝リチャードとキャサリンからの呼び出しを受け、全員ホテルに集まります。何事かと思いきや、そこでキャサリンから思いも寄らぬ提案が! 何と、病院買収にあたり不足している資金をハーパー・エイヴリー財団が全額出資するというのです! リチャードとのピロートークで病院の事情を知ったキャサリン、これは大胆な決断! ただし、彼女にはある思惑がありました。それは、息子であるジャクソンを病院経営のトップに据えること。「財団の選んだ人物を病院の理事に加えるのが条件」と言われて諸手を挙げて賛成した面々は、後からキャサリンの意図を知って仰天することになるわけです。もちろん、これはリチャードにとってもジャクソンにとっても寝耳に水の話だったようで……。波乱が起こること間違いなしの展開です。

 

さて、そんな次回は、ベイリー役のチャンドラ・ウィルソンの監督エピソードです。お楽しみに!


【トリビア:ゲスト】
クレスト役は、映画「スナイパー」「ダイ・ハード」などに出演しているハート・ボックナー。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「This Is Why We Fight」は、The Decemberistsの曲“This Is Why We Fight”からの引用。


【注目のセリフ】
「もしこの船が沈んで救命胴衣がなかったら、その時はただじゃ置きませんよ。殴りかかる。あたしは小さい。パンチは下の急所に入る」by ベイリー
 ……体は小さくても、脅しの威力はかなりのもの。
「グレイは救いようのない患者をあたしに残した。窒息死させる枕も残してよ!」by ベイリー
 ……クリスティーナが辞めた今、病院の毒舌家代表はやっぱりベイリー。
「5人で金出してプライベート・プラクティスでも始めるんだ」by アレックス
 ……こんなところで「プラプラ」の名が聞けるとは!
「ママにキスして、ジャクソン。病院を買ってあげたんだから」by キャサリン
 ……病院はジャクソンのオモチャかっ!?


【メレディスの一言】
外科医は理由があって一か八か賭けてみる
リスキーで一発勝負
後には引き返せないオペに
もちろん、悲惨な結果を招く可能性はある
時には、うまくいく


【曲情報】
♪"Never Gonna Let You Go" Esthero

オープニング、アレックスの家でクリスティーナとメレディスが話しているところに、アレックスがやってくるシーンで。
♪"Salty Sweet" MS MR
病院が売却されることをヘザーがインターン仲間に話し、それがジャクソン、アレックス、リチャードにも知れるシーンで。
♪"Bones" MS MR
オーウェンが理事会に直談判に行き、デレクとリチャードがクレストと一緒にヘリに乗り込み、メレディスたちが空港に急ぐシーンで。
♪"Mountains" Kris Orlowski & Andrew Joslyn
ジョーの店で、クリスティーナがクレストに出資してもらえなかったことをオーウェンに報告し、病院の外でエイプリルとシェーンが会話し、「本当にこの病院の要」とヘザーがベイリーに言うシーンで。
♪"What I Wouldn't Do" Serena Ryder
エンディング、キャサリンとリチャードからホテルに呼び出された面々が、ハーパー・エイヴリー財団が病院買い取りのための不足資金を出資し、ジャクソンを病院の理事にすると告げられるシーンで。

2013.10.23|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

10月16日(水) #15「苦い薬」

15病院を買うというカリーの提案にメレディスとデレクは賛成するが、アリゾナやクリスティーナは反対する。一方、ベイリーは重篤な少年患者のために、ゲノム・マッピングの外注許可を申請するものの、オーウェンに財政難を理由に却下されて……。アレックスはジョーと新生児の治療に当たる。両親はたった一度の火遊びで子を授かった会社の同僚同士で、とにかくいがみ合ってばかり。そんな二人の様子を見たジョーは、職場恋愛に否定的になる。


●ジョーに産婦人科医の彼氏が!?
アレックスとジョーは、一度の火遊びによって子どもを授かった会社の同僚同士、フィンチとランガーの赤ちゃんを担当します。赤ちゃんは腸軸捻転でオペの必要がある状態。それなのに、両親はいがみ合ってばかり。子どもに対する愛情はあるものの、よっぽど相性が悪いのか(実は、相性が良いから子どもができた!?)、醜くののしり合います。そんな二人の様子を見たジョーは、職場恋愛はうまくいかないものだと痛感。けれども、アレックスから「運命の相手なら同僚でもうまくいく」とアドバイスされると、思いを寄せていた産婦人科レジデント“胸板王子”との初デートへ! これはアレックスにとって予期せぬ展開! 彼に巻き返しはなるのでしょうか!?

 

●“再ヴァージン化”をマシューに隠すエイプリル
救命士のマシューから正式なデートに誘われたエイプリル。ヴァージンを一度捨てていながら“再ヴァージン化”したことを彼にどう説明すればよいか悩み、事もあろうにそれをジャクソンに相談。一度はエイプリルとの将来を考えたジャクソンにとっては、やはり面白くない話です。いったんは冷たいジョークでエイプリルを突き放します。でも、後からそんな態度を反省したのか、正直に話せばいいとエイプリルを励まします。その言葉に勇気をもらったエイプリル、覚悟してマシューとの初デートに臨みます。デートでは、いい雰囲気の二人。結婚まで貞操を守る主義だと話すつもりだったのか、一度はヴァージンを失ったことを打ち明けるつもりだったのか、エイプリルが言葉を飲み込んだ矢先、マシューから驚きの告白が。実は、マシューもまた結婚まで貞操を守る主義だというではありませんか! これはまさに運命の出会い! でもエイプリル、結局“再ヴァージン化”の件をマシューに打ち明けることはできませんでした。エイプリル自身も自覚していましたが、確かに“再ヴァージン化”を説明するのは難しいでしょうね……。

 

●病院を買い取ってもらうために奔走するオーウェン、病院を出たがるベイリー
デレク、メレディス、カリー、アリゾナ、クリスティーナが辞めてしまったシアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院。病院のいわゆるブランド・アンバサダーとなったデレクの顔写真は院内中に貼られ、何とも奇妙なムード! しかも、誰かがそのデレクの顔写真に落書き! 実は、デレク自身がシェーンに指示してやらせたことだったと後で分かるのですが、いずれにせよシェーンの落書きのセンスはなかなかのものでした。
一方、動揺するインターンたちが自分たちの行き先を探し始めると同時に、急な体制の変更を告げられた看護師たちも大いに反発。オーウェンは大ピンチです。しかしながら、アラナから「信頼できる人から説明されれば看護師たちも納得する」と励まされると、あらためて見事なスピーチを披露し看護師たちの協力を取り付けます。
そんな中、ベイリーは重篤な少年患者を救うためゲノム・マッピングの外注許可を申請。けれども、「財政的に厳しい」とオーウェンに却下されてしまいます。患者のために最善を尽くしたいのに、もはやそれも叶わない状況に落胆したベイリーは、少年の父親に転院を勧め、自分自身も他の病院へ移ることを真剣に考え始めます。そして、このベイリーの動きが、病院を自分たちで買い取ろうというカリーの提案に大きな影響を与えることに!

 

●病院を買い取るというカリーの提案は……
ペガサス・ホライズン社に買収された病院の悲惨な実体をこの目で見てきたカリーは、あらためてデレクたちに自分たちで病院を買い取ろうと提案。メレディスはそれに賛成。売却に向けて病院のブランド・アンバサダーになったデレクは慎重な態度を示すものの、結局は賛成の意を示します。アリゾナは、ソフィアのために貯金したいと猛反対。賛成にまわったデレクのことを“自己中”と痛烈に批判します。アリゾナ、後から「言い過ぎた」とデレクに謝罪していましたが、あの場でのデレクへの言い様は本当にすさまじかったですよね……。
一方、オーウェンと過ごしていたために議論に遅れて参加することとなったクリスティーナ。オーウェンの立場を守るためには、自分たちで病院を買おうとしていることを一切彼に知られずに動く必要があると言われると、「出し抜くような真似はできない」と反対します。
その後。ベイリーが病院を辞めたがっていると知って危機感を覚えたアリゾナは、ついにカリーの提案に乗ると宣言。オーウェンが実は売却に不安を感じていると知ったクリスティーナも賛成にまわります。それなら善は急げと、さっそくファイナンシャル・アドバイザーであるスタンのアドバイスのもと不足分の資金の調達に動こうとする5人。ところが、今にも病院がペガサス・ホライズン社と買収契約を結ぼうとしていることが発覚します。何とか契約を阻止して時間を稼ぎたい5人は、契約の場に乗り込んで病院を辞めると宣言! 当然、優秀な外科医らの流出により病院の価値は暴落することとなり、買収契約は白紙となります。こうして、5人は自分たちで病院を買い取るという夢をつなぐわけですが、かわいそうなのは事情を知らないオーウェン。信じていた仲間に裏切られたと彼が感じるのは当たり前のことです。

 

5人が病院を買い取るという計画、それにともなうオーウェンとクリスティーナの関係、どうなるんでしょうか!? 次回も目が離せません!


【トリビア:ゲスト】
スタン役は、映画「オーシャンズ」シリーズで知られるエディ・ジェイミソン。
フィンチ役は「リベンジ」などにゲスト出演しているマイケル・ライリー・バーク。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Hard Bargain」は、Emmylou Harrisの曲“Hard Bargain”からの引用。


【注目のセリフ】
「訴訟するのを決めたのはあなた。それでこんな大金をもらうことになって後ろめたい、だからみんなを救って英雄になりたいの。楽になりたくて人の家族を巻き込むなんて、それこそ救いがたいほど自己中。だからやめて。あなたが良かれと思ってしたことは何もかも裏目に出てる。もうやめて」by アリゾナ
 ……ここまでストレートに言わなくても……。
「私の場合、ヴァージンを一度捨ててまたヴァージンになってる。それって理解不能だと思う。絶対誰にも理解されない」by エイプリル
 ……確かに理解が難しい。
「苦い薬」「最悪の失敗」「死のスパイラル」「有限責任会社五里霧中」by クリスティーナ、アリゾナ、メレディス、デレク
 ……ここまで最悪な社名案って……。


【メレディスの一言】
交渉は芸術だと言われる
それでも交渉する時には、戦略を立て戦術を用いる
戦略や戦術は譲歩の時に使う言葉じゃない
戦争の時の言葉


【曲情報】
♪"Synthetica" Metric

カリー主導で病院を買い取る議論がメレディスの家で行われている最中、ベッドでクリスティーナと楽しんでいたオーウェンが、病院の今後への不安を口にするシーンで。
♪"Stay" feat. Mikky Ekko Rihanna
アリゾナがカリーの計画に乗ると宣言し、シェーンがデレクの顔写真にイタズラ描きをするシェーンをとがめ、デレク、メレディス、カリー、アリゾナ、クリスティーナが、契約の場に乗り込んで辞職を宣言するシーンで。
♪"Dead In The Water" Ellie Goulding
エンディング、マシューとエイプリルがキスをし、弱気になるアラナにオーウェンがハッパをかけ、アレックスの誘いを断ってジョーが産婦人科医とのデートに向かい、オーウェンがアレックスの家にクリスティーナを訪ねている間に、デレクたち5人がスタンのもとで病院の買い取りに向けた話し合いを進めるシーンで。

2013.10.16|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

10月9日(水) #14「変化のシンボル」

14シアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院を買い取ると申し出たペガサス・ホライズン社の意向で、新しい病院のブランド・アンバサダーが選ばれることに。候補者のアレックスとジャクソンには、広報担当者がカメラ片手について回る。ERが閉鎖されて暇なエイプリルは、マシューに誘われて一緒に現場へ。途中、指令を受けて向かったひき逃げ現場で重傷の子どもを見た彼女は、すでにERが閉鎖されているのを承知の上で、病院に受け入れを要請するが……。


●ブランド・アンバサダー候補のアレックスとジャクソン、一緒にオペを執刀
破綻寸前のシアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院を買い取りたいとペガサス・ホライズン社が名乗りを上げたことで、アラナは大忙し。同社のスタッフを病院に招いて、経営改善を進めつつある病院の価値をアピール。その一環として、病院のブランド・アンバサダーが選ばれることになります。候補に挙がったのはアレックスとジャクソン。広報担当者は、カメラ片手に二人について回ります。それにともない、アレックス推しのジョー、ジャクソン推しのステファニーの応援合戦も加熱!
そんな中、アレックスとジャクソンの二人は、女性から男性への性転換手術を希望する性同一性障害のブライアン(←演じているレイチェル・ブロズナハンは、デザイナーのケイト・スペードの姪っ子さんだそうです)を担当します。恋人のジェス(彼女も性同一性障害)に支えられ、いよいよオペに臨もうというブライアン。そんな彼の前に、父親が姿を現します。実は、ジェスが良かれと思い、独断で父親にメールで連絡を入れていたのです。いきなりの話に動揺している様子の父親は、興奮してアレックスにつかみかかります。ブライアンは、考え抜いた末の決断に理解を示してくれない父親を追い返し、予定通りオペを受けることに。
その後、ブライアンのオペは無事成功。そこに父親が戻ってきます。ジェスはあらためてブライアンの思いを代弁。ショックを受けながらも息子の自分への愛を再確認した父親は、ジェスに家賃としてお金を握らせ、一人病院を後にするのでした。
そして、問題のブランド・アンバサダーの方は……、結局デレクに決定。ジョーとステファニーの応援は無駄に終わったようです。

 

●閉鎖されたERで医師たちが密かに少年のオペを決行!
ERが閉鎖されて暇になったエイプリル。救急車の中で一緒に朝食を摂っていたマシューと一緒に、ひき逃げ現場に急行します。被害者は瀕死の少年。受け入れ先の病院まで搬送している間に死んでしまうと判断したエイプリルは、ジャクソンに電話してERが閉鎖されていることを承知の上で受け入れを要請します。ジャクソンはオーウェンに許可を求めますが、そばにいたアラナがあっさりとこれを却下。けれども、少年を救いたいジャクソンは、ジョー、ステファニー、メレディスを巻き込んで、ヘルニア・クリニックへの改装工事が進んでいる旧ERで、極秘裏に患者を迎えることにします。その後クリスティーナ、アレックス、ショーン、ヘザー、さらにはデレクもやってきて、院内各所から医療器具や薬剤を調達。懸命に搬送されてきた少年の治療にあたりますが、途中、アラナがペガサス・ホライズン社の一行を連れてヘルニア・クリニックに! 危ういところで手術室に移動し、事なきを得たはずの医師たちでしたが、床に残されていた血痕からアラナにオペのことを気付かれてしまいます。
一方で、少年のオペは成功。アラナは自分に対し非協力的な医師たちへの怒りをあらわにしますが、“正しいことをした”と確信している医師たちにとっては、彼女の小言など痛くもかゆくもないといったところ。ただし、そうは言っていられないのがオーウェン。手段はともあれ、彼女が病院を救おうとしているのは事実であり、病院が破綻したのでは元も子もないというその言い分ももっともなわけで……。外科部長として、彼はまだまだ苦しい立場に置かれ続けることになりそうです。

 

●エイプリル、アレックスの恋に進展あり!?
さて、少年のオペの件でエイプリルにますます惚れ込んでしまったマシュー。その思いを率直な言葉でエイプリル本人に伝え、エイプリルもそれにキスで応えます。エイプリル、いよいよジャクソンを忘れて新たな恋にまっしぐら!?
一方、皮膚科のナースから盗んできた(!)ドーナツで少年のオペの成功を祝おうと、ジョーに誘われたアレックス。口元を粉砂糖まみれにしながらドーナツを頬張るジョーの姿を見て、ついに彼女への思いを確信してしまったようです。エンディングのナレーション、普段はメレディスが担当していますが、今回はアレックス(【アレックスの一言】参照)。「やっぱり俺は、変化が好きじゃない」というその言葉に、彼の本気度が表れているような気がしました。

 

●ペガサス・ホライズン社が買い取った病院を偵察しにいったリチャードとカリー
着々と進行しつつあるペガサス・ホライズン社による病院の買収。不安を覚えたリチャードとカリーは、同社が昨年買い取ったポートランド総合病院の偵察に向かいます。偽名で患者を装って様子をうかがおうとする二人でしたが、のっけから診察時間がわずか15分と決められていると知って愕然。その後、立ち話をしている医師たちを見つけると、リチャードは「ペガサス・ホライズン社から現場で問題は起きていないか聞き取りに派遣されてきた」と、本名を名乗って話しかけます。医師たちからは不満の声が炸裂!
後にリチャードとカリーは、ポートランド総合病院の“顔”、いわゆるブランド・アンバサダーを務めるケントン医師からも話を聞きます。そして、話を聞けば聞くほど買収後の病院のヒドさを知ることをなります。病院は経営第一、患者にとっても医師にとっても問題が多すぎ! シアトルに戻ったリチャードは、買収後の病院に勤めるくらいなら早期退職という選択もあるとカリーにほのめかします。ショックを受けたカリーは、さっそく事故の関係者を招集。オーウェンとお楽しみ中のクリスティーナを除くメンバーたちに、「病院が買収されることになった責任は自分たちにある。自分たちが病院を買い取るべき」と持ちかけるのでした。
個人的にはこういう展開になるんじゃないかと予想していたんですが、まったくその通りに。さて、メンバーたちはカリーに同意するのでしょうか!? ストーリーが大きく動き出しそうです。

【トリビア:ゲスト】
ケントン役は、「レバレッジ ~詐欺師たちの流儀」のマクスウィートン役のジェラルド・ダウニー。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「The Face of Change」は、INXSの曲“Face of Change”からの引用。


【注目のセリフ】
「人んちまで来てチューチューぺろぺろって何様!?」by ジョー
 ……ジョー、2階のクリスティーナとオーウェンに向けた雄叫びもスゴかった!
「無精ひげでビールくさい汗かいてる顔が?」by ステファニー
 ……アレックスに対するインターンの評価は両極端みたい。
「果物の名前だ。キューバ系。P L A N T A I N」by リチャード
 ……“Plantain(食用バナナ)”だなんて、妙な偽名!
「君ほど強くて恐れを知らない美しい女性は初めてだ。今日の君、すばらしかった。君はすばらしい。それで……君が好きだ。ほんと、大好きだよ」by マシュー
 ……飾らない言葉で思いをエイプリルに伝えようとするマシュー、カワイイ!


【アレックスの一言
変化とはおかしなものだ
対処できない人間もいる
気付かないうちに変わる
以前とは違う状況
世界が大きく転換する
足下の地面が動いたのに気付く
状況は不安定
だが、後戻りはできない
世界は今や別のもの
見知らぬ世界
だが、できることは何もない
どん詰まり
未来がこっちを見つめてるが、好きになれそうな未来かどうか分からない
やっぱり俺は、変化が好きじゃない


【鑑賞MEMO】
ブランド・アンバサダー

マーケティング戦略の一環で、そのブランド(今回の場合は病院)の“顔”になる人物(キャラクター)のこと。ブランドの認知度向上やイメージアップがその役割。
今回、このブランド・アンバサダーの候補に挙がったのがアレックスとジャクソンでしたが、最終的にはデレクがその座に就いた模様です。


【曲情報】
♪"Turn It Around" Lucius

オープニング、アレックスが写真撮影を行い、自宅で2階のクリスティーナとオーウェンのドタバタの音を聞きながら、ジョーと雄叫びをあげるシーンで。
♪"Spotlight" Leagues
リチャードとカリーがポートランド総合病院の医師ケントンと話をし、アレックスとジャクソンがブライアンのオペをし、メレディスたちが少年のオペをしているところにアラナが入ってくるシーンで。
♪"Song For Zula" Phosphorescent
ブライアンが気になって病院に戻ってきた父親がジェスにお金を渡して帰って行き、早期退職を視野に入れていると語るリチャードをカリーが見送るシーンで。
♪"Gun Shy" Grizzly Bear
エンディング、エイプリルがマシューにキスをし、ジャクソンとステファニーが一緒に帰り、皮膚科から盗んできたドーナツをジョーがアレックスにも振る舞い、クリスティーナを除く墜落事故関係者たちが一緒に病院を買い取るべきだとカリーに提案され、エレベーターに乗ったリチャードが、扉の全面に貼られたデレクの写真に驚くシーンで。

2013.10. 9|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

10月2日(水) #13「汚れた血」

13医療管理アドバイザー、アラナ・ケイヒルによる病院の経営改善策が実施される。翌日はERが閉鎖される予定で、すでに改装も決定済み。そんな中、チェーンソー事故で首に裂傷を負った作業員が搬送されてくる。一方、クリスティーナとリアはスケートボードで車に衝突した少年リッチを担当。彼は大動脈断裂で重篤な状態だったが、宗教上の事情により輸血を行えないことが分かり……。


●リハビリを拒む少女にアリゾナが荒治療!
器械体操選手としてオリンピックを目指していたのに、人工股関節置換オペで夢を絶たれた少女シミ。絶望してリハビリを拒み、説得にあたったアレックスやカリーに強烈なマイナスオーラを浴びせます。最後の説得役となったアリゾナは、自分の義足を見せてシミを奮い立たせようとしますが、それでも彼女はただ毒舌を返すだけ。するとアリゾナ、シミを無理矢理歩かせようと強硬手段に出ます。これが大成功。シミはようやくリハビリを始める気になります。アリゾナ、ソフィアの子育てではお尻をたたかずに見守るタイプのようですが、やるときはやる! これで、ソフィアのタイツの件でのカリーの愚痴も収まりそうです。

 

●閉鎖予定のERに急患が!アラナもオペに参加!
医療管理アドバイザーのアラナ・ケイヒルが打ち出した病院の経営改善策が、どんどん実行に移されていきます。オペ室設備の効率化、監視カメラを使った外部の医師によるチェックなどなど。そんな中、チェーンソー事故で首に裂傷を負った作業員が搬送されてきます。たまたまその場に居合わせたアラナは、破裂した作業員の頸動脈の出血を抑え、そのままオペに参加。臨床は久しぶりだったにもかかわらず、オペではてきぱきと動きます。おかげで作業員は一命をとりとめ、アラナは患者の家族から感謝されます。医療管理アドバイザーの仕事では、煙たがられることはあっても決して感謝はされないと語っていたアラナ。本来の医師としての仕事を通して大いに充実感を味わったはず。とはいえ、病院の経営改善策については、決して手綱を緩めようとしないところがさすがです。

 

●宗教上の理由から輸血ができない重症の少年は……
クリスティーナとリアは、スケートボードの最中、車に衝突した少年リッチを担当します。リッチは大動脈断裂で重篤な状態。けれども、彼が“エホバの証人”の信者であることを示すIDを持っていたため、宗教上の理由から輸血は行えず……。クリスティーナは様々な代替療法を施し、輸血を許可するようリッチの両親を説得します。けれども、両親はあくまでも輸血を拒否。リアはリッチを救いたい一心で、密かに輸血をしようとしますが、カメラでチェック中の医師ボブに見咎められます。リアの気持ちを理解しながらも、彼女を担当から外すクリスティーナ。その後、リッチは死亡してしまうのでした……。
ちなみに、日本でも2013年4月、急性硬膜下血腫で緊急入院した当時65歳のエホバの証人の信者家族が輸血を拒否、手術後に信者である患者が死亡するという事件が起きています。このケースでは亡くなった信者が成人でしたが、今回のリッチのように未成年の信者への対応については判断が難しく、医療現場でも混乱が見られるのが現状のようです。

 

なお、監視カメラのチェックを担当していた医師のボブは、「グレイズ」のシーズン4の#6「闘う女たち」でバードウォッチング好きの患者アーノルドを演じているカレン・ダグラスでした。覚醒手術の最中、パニックに陥りそうになった彼を、イジーが鳥の話をして落ち着かせたシーンが懐かしいです。

 

●効率化でオペの方法が変わる!?
リチャード&ベイリー&メレディスは、ヘルニア修復術の講習を受けます。病院の効率化の一環としてヘルニアの修復術を統一するのが目的で、講師のネスバウムは独自に開発した修復術を教え、コンテストを行います。解雇されたくないベイリーは、やる気満々でコンテストの優勝を狙いますが、一方でリチャードは、効率化によって医師の仕事が流れ作業になることを危惧。従来行っていた修復術を通そうとします。すると、感情的になったネスバウムは、「患者はどうでもいい!」と失言。受講していた医師たちの冷たい視線を一斉に浴びることに。そりゃそうですよね。医師なのに「患者はどうでもいい!」なんて、失言にもほどがあります。コンテストで張り切って優勝したベイリーも、さすがにあきれ顔。でも、「チクチクする」と言いながらしっかりコンテストの賞品のパーカーを着ているのには笑えました。

 

●ERを残す方法を模索するデレクとエイプリル
ERは翌日に閉鎖される予定。デレクとエイプリルは、ERを残す方法を模索し、各部門に経費節約を呼びかけます。けれども、反応はイマイチ。そこでデレクが各部門の医師に直談判して説得にあたり、何とか協力を取り付けます。喜び勇んでアラナとオーウェンにそれを報告しに行くデレクとエイプリル。しかしながら、アラナに節約策はムダだと一蹴されてしまいます。実は、病院はすでに身売りが決まっていて、資産価値を高めるためにER閉鎖が避けられない状況だったのです。それを知り、ガックリと肩を落とすオーウェン。

 

メレディスが胎動を感じ始めるという嬉しいニュースもありましたが、病院の状況はますます悪くなるばかり。次回は、医師たちが大きな決断を!?


【トリビア:ゲスト】
ネスバウム役は、「Weeds ~ママの秘密」のディーン役のアンディ・ミルダー。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Bad Blood」は、Bastilleの曲“Bad Blood”からの引用。


【注目のセリフ】
「おじいちゃん先生がボヤいてる。“わしの方法が一番だ。ああ、すきま風がはいってくる。毛布くれ!”」by ベイリー
 ……ここまでリチャードを老人扱いしなくても……。
「ドクター・パンツスーツは何年もオペやってないはず」by ジャクソン
 ……オペ室内にアラナ本人がいるとは気付かずに言いたい放題!
「脳天気に夢を語り、やる気満々で働く。尿バッグ交換の達人」by カリー
 ……未来を語るインターンたちを萎えさせるカリー。シミのマイナスオーラにすっかりやられちゃったみたい。
「一生そこでナメクジみたいに寝そべってたいなら好きにして。でもその態度はダメよ。毒をまき散らして周りを道連れにしないで!」by アリゾナ
……シミのマイナスオーラを蹴散らすアリゾナ、ステキ。


【メレディスの一言】
効率化を目指すなら、機能しないものを捨てるしかない
そして、何を残すかよく考える
答えが出たら、大事なものをしっかり守る


【曲情報】
♪"Shut Eye" Stealing Sheep

オープニング、設置されたカメラをメレディスとクリスティーナが凝視し、アラナが効率化についての施策を医師たちに説明するシーンで。
♪"Shine" Wild Belle
インターンたちが病院の厨房裏で話しているところにカリーが現れ、暗いセリフを吐きながらコーヒーを流すシーンで。
♪"Come By Fire" Sara Jackson-Holman
リアの目の前でエホバの証人の少年が死亡するシーンで。
♪"Town on Fire" NO
アリゾナがリハビリを拒んでいたシミを立ち上がらせ、アラナが助けた患者の家族から感謝され、リチャードとベイリーがネスバウムを無視するシーンで。
♪"In Your Arms Again" Josh Ritter
エンディング、オーウェンが閉鎖が決まったERの明かりを消してクリスティーナと病院を後にし、デレクがメレディスの胎動を手で感じるシーンで。

2013.10. 2|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)