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シアトルでハチドリの餌付けをするのを夢見る30女。


9月25日(水) #12「幻の痛み」

12賠償金の支払いによって、財政的危機に追い込まれたシアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院。経営を立て直すため、医療管理アドバイザーのアラナ・ケイヒルが招かれる。アラナはリチャードの教え子。しかし、彼女は感情に流されることなく、冷徹な目で院内の業務をチェックしていく。その頃、アリゾナはオペを途中で抜け出すほどの激しい切断した脚の痛みに悩まされていた。いわゆる幻肢痛だ。アラナは、そんなアリゾナの能力を疑うが……。


●経営立て直しのため、医療管理アドバイザーのアラナが病院へ!
多額の賠償金支払いによって財政的ピンチに見舞われたシアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院。経営立て直しのために医療管理アドバイザー、アラナ・ケイヒルが招かれます。彼女はリチャードの教え子の元外科医。どういう経緯で医療管理アドバイザーの職に就いたのかは不明ですが、とにかく彼女は感情に流されることなく、冷徹な目で院内のあらゆる業務をチェックし始めます。
このまま行けば、当然、何らかの事業なり設備なりがコストカットのあおりを受けることになるわけで、クリスティーナはアレックスのアフリカの子どもたちを診るプログラムが格好の対象と見ます。けれども、依頼されて担当したアフリカの少女が、先進国ではごく稀な心臓疾患と分かると態度を一変。稀少な症例の治療に当たる貴重なチャンスを逃したくないとばかりに、プログラムは削減対象にされるべきではないと主張します。この自分本位な調子の良さが、いかにもクリスティーナらしい。結局、プログラムは無事存続が認められます。
では、削減の対象になるのは!? 3日間、院内業務を観察したアラナは、ERの閉鎖を提案します。しかしながら、シアトル・グレース・マーシー・ウェスト病院は、レベル1の外傷センター(最高水準の外傷診療施設)。いくら利益に結びついていないからといって、これを閉鎖してしまったのでは病院の根幹を失うことになります。医師たちは衝撃を受け、ありえない選択だと声をあげます。ところが、ベイリーだけは「病院を存続させて職を失わずに済むためには必要な措置かもしれない」と意見。言ってみれば、多額の賠償金を手にしたデレク、メレディスら原告団に対する批判です。賠償金を受け取った側と、おかげで失職の危機に追い込まれつつある側、双方の温度差が表面化してきました……。

 

●手のオペ後、初めてのオペに挑むデレク
オペ後の初仕事として、デレクは以前からの患者であるジミーの聴神経腫のオペを執刀することに。アラナはこのオペを見学しようとしますが、難易度の高いオペだけにデレクはこれを拒否。長時間にわたるオペに耐えて見事オペを成功させます。ここに、無事天才脳神経外科医が復活! 彼のゴッドハンドが生き返って本当に良かった!

 

●幻肢痛に見舞われるアリゾナ
脚を失ったショックから何とか立ち直りつつあるアリゾナ。脚のことを忘れようとする心に体はついていけないようで、幻肢痛や悪夢に見舞われていました。オーウェンはそんな彼女のため、さまざまな治療法を紹介して立ち直りに協力しますが、アフリカの少女の二度目のオペの最中、またしても激痛がアリゾナを襲います。しかも、タイミングの悪いことに、その様子をアラナが目撃。彼女はアリゾナの能力を疑います。しかしアリゾナは、アレックスに頼んで義足にメスを突き刺してもらい、すでに脚は失われていることをかろうじて脳に認識させ、何とかこのオペを乗り切るのでした。
それにしても、脚を失ったにもかかわらず、そのないはずの脚の痛みに悩まされるとは、想像を絶する辛さですよね。幻肢、実はそうめずらしくない症例ですが、そのメカニズムは完全には解明されておらず、治療法も確立されてはいない模様。失っていない脚や手を鏡に写して、失った脚や手が存在するかのように動かしてみるという「ミラー・セラピー」なる治療が有効だという報告もあるようです。今回は、オーウェンが提案した「バイオフィードバック」も一定の効果を示したのか、イメージから感覚や感情をコントロールすることをおぼろげに理解したアリゾナ。エンディング、カリーと一緒にビーチで過ごすところを思い描くシーンはステキでしたね。

 

●エイプリルに新たな恋!?
この日、ERを担当するインターンはステファニー。彼女がジャクソンと寝ているからか、単に指導役としての責任からか、ERを仕切るエイプリルは彼女を厳しく指導します。しかし、厳しいながらもその指導は丁寧かつ的確で、その姿が救命士のマシューの目に留まります。マシューは、不器用ながらも人柄の良さがあふれる言葉でエイプリルにアプローチ。エイプルに新しい恋が始まる予感!?

 

●妊娠中のメレディス、意を決して飛行機に乗り込む!
妊娠中のホルモンの影響で、情緒不安定になってすぐに泣き出してしまうメレディス。腹痛を訴える妊婦のブリーを担当します。そして、メレディスがベイリーとともにブリーを診た結果、彼女の痛みは陣痛ではなく肝不全が原因で、すぐにでも肝移植が必要な状態と判明。その後、運良くドナーが見つかり、メレディスとこの日の助手のシェーンは肝臓を摘出しに行きます。ところが、ここでシェーンが大失敗! ミスでその肝臓をダメにしてしまいます。シェーン、情緒不安定なメレディスに振り回されて気の毒にも見えたんですが、何かと一言多いし、うっかりミスはするし、本人にもスキがあるんですよね。そこが彼の良さでもあるんですが。
さて、幸いなことにすぐに二つ目の肝臓も見つかるのですが、今度は誰かがそれを飛行機で取りに行かなければならなくなります。墜落事故以来、飛行機に乗れなくなったメレディスは、ベイリーとシェーンに任せることに。ところが、最終的にはメレディスが自ら飛行機に乗り込むのです! すごい勇気! その後、現地で摘出した肝臓に腫瘍が見つかるというハプニングも起きますが、腫瘍は良性と判明。無事に移植手術が行われ、ブリーは命を取り留めるのでした。

 

デレクが手のオペ後、初めてのオペを成功させ、メレディスは飛行機を克服。それぞれに進歩があったこの日の夜、メレディスはデレクとささやかなお祝いをします。でも……。ベイリーからまるで自分たちのせいで病院がピンチに陥ったかのような言われ方をしたことは、二人の頭から離れないのでした……。
次回も、アラナの判断と病院の運命から目が離せそうにありません。


【トリビア:ゲスト】
アラナ役は、「ボストン・リーガル」のクレア・シムズ役や「アントラージュ★オレたちのハリウッド」のデイナ・ゴードン役で知られるコンスタンス・ジマー。
マシュー役は、「ナイトライダー ネクスト」のマイク・トレーサー役や「スイッチ ~運命のいたずら~」へのゲスト出演などで知られるジャスティン・ブルーニング。
ジミー役は、「CSI:マイアミ」でラボクルーのデイヴ・ベントンを演じていたウェス・ラムジー」。
ブリーのパートナーのハイジ役は、「NUMB3RS ナンバーズ ~天才数学者の事件ファイル」のアミタ役のナヴィ・ラワット。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Walking on a Dream」は、Empire of the Sunの曲“Walking on a Dream”からの引用。


【注目のセリフ】
「だって効率化の妖精さんが来るんだよ。これを削らないでほっとくか!?」by クリスティーナ
 ……始めはアフリカのプログラムを“ぜい肉”呼ばわりしていたクリスティーナ。後に、その擁護にまわるとは。
「これ以上一緒に仕事したら、たぶん彼のこと殺します」by メレディス
 ……シェーン、殺されかけてる~!!
「補助心臓のコード切った人間が偉そうなこと言わないで。慈悲の心で接する!」by ベイリー
 ……確かに、あの時代のメレディスたちに比べれば、今のインターンはかわいいものかも。
「先進国の医師には滅多に治療の機会がないような症例。もし、これがなくなったらあたしは貴重なチャンスを失う」by クリスティーナ
 ……つい本音をポロリ。


【メレディスの一言】
身体は時に変化に対して頑固者
元通りの身体になれるはずだと心が願う
心は願いを叶えようと闘う
あらゆる手を尽くす
心が現実を受け入れるようになるまで
失ったものは戻らないと、心が認めるまで


【鑑賞MEMO】
バイオフィードバック

通常は意識することのない生理学的な指標を、工学的な手法で対象者に知覚できるようにフィードバックすることで、体内状態を調整する技術のこと。
不整脈、気管支喘息、頭痛、てんかん、高血圧、過敏性腸症候群などの治療に活用されていますが、今回オーウェンは、これを幻肢痛に悩むアリゾナの治療に応用したという設定でした。


【曲情報】
♪"Time To Run" Lord Huron

オープニング、幻肢症候群に見舞われるアリゾナが、悪夢から目覚めるシーンで。
♪"Someone" Future of Forestry
デレクがジミーのオペをし、アリゾナがオペ中、アレックスに義足にメスを突き刺してもらうシーンで。
♪"Forever" Matt Hires
エンディング、ER閉鎖案を打ち出すアラナをベイリーが支持し、アリゾナとカリーがベッドの中でビーチにいる様子を想像し、デレクとメレディスがオペの成功と飛行機の克服をささやかに祝うシーンで。

2013.9.25|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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