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シアトルでハチドリの餌付けをするのを夢見る30女。


7月10日(水) #1「生きた証し」

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飛行機の墜落事故から数カ月後。メレディスはシアトルで新しいインターンたちをアテンディングとして指導。マークは30日前から昏睡状態に陥って生命維持装置を付けられており、その日午後5時に装置が取り外される予定となっていた。ジャクソンはシアトルに留まり、マークのそばで治療の報告と相談を続けている。クリスティーナはミネソタ州のメイヨー・クリニックでフェローとして働いているが、病院の方針に閉口していて……。


あの恐怖のジェット機の墜落事故でレクシーが帰らぬ人となったのが前シーズンの最終話。今シーズンは、あの事故から数カ月が経過した時点が描かれるという、ひねりのあるスタートとなりました。そして、な、なんとマークまでもが亡くなってしまうという衝撃的な展開に!

 

●昏睡状態に陥っていたマーク、生命維持装置が外され……
あの事故を生き延びながらも、30日前から昏睡状態に陥っていたマーク。リビングウィルで、「30日経っても回復の見込みがない場合は、生命維持装置を外してほしい」としていたことから、医師たちはこの日の午後5時、ついにマークの装置を外します。カリーやデレクら仲間たちが見守る中、マークは静かに息を引き取るわけですが……、いきなりこの残酷な展開には驚きました。何もマークまで死なせなくてもいいのに。レクシーが亡くなった今、彼女とマークのハッピーエンドを演出するためには、最善の展開と言えなくもないですが、容赦ない脚本に思わず震え上がりました。マークの生前を切り取ったホームビデオの数々、シアトルに残ることにしたジャクソンが、昏睡状態のマークのかたわらで治療の報告・相談をし続ける姿も、より一層マークの死による喪失感を際立たせていて……。
形成外科ギャングが暴れ回る姿をもっと見たかったのに、本当に残念です。

 

●メレディスは“メドゥーサ”と恐れられるアテンディングに!
シアトルに残ることにしたメレディスは、アテンディングとしてビシバシとインターンたちをしごき、その冷徹さから“メドゥーサ”の異名をとる存在に。そして、伝統のインターンの初オペ、虫垂切除を監督。インターンのジョーはいい見せしめになります。
一方で、“ナチ”の異名をとっていた“元祖怖いアテンディング”のベイリーは、ベンがシアトルに戻るたび当直室にこもってイチャイチャ。“ナチ”どころか、“BCB(ブーティーコール・ベイリー)”とインターンたちにあだ名される始末。メレディスを始めとする医師たちが、あの墜落事故のせいで人間性までも変えられてしまったことに驚きはありませんが、このベイリーの変わり様はちょっと……。彼女のキャラが恋によってブレてきたのは残念な気がします。

 

●クリスティーナはメイヨー・クリニックのフェローに
認定医試験の審査官だったトーマスがいるミネソタ州のメイヨー・クリニックに移ったクリスティーナ。フェローとしてがんばろうとしているものの、トーマスの頭の古さとやたらとチームワークを重視する病院の方針に辟易気味。相方のメレディスとはタブレット端末でしょっちゅう会話しているようですが、いつまでこの状態に耐えられるのか。今後は、メイヨーで繰り広げられるサイドストーリーにも注目です。

 

●手の感覚を失ってしまったデレク
事故で腕をケガしたデレク。カリーによるオペとリハビリによって腕の機能が回復したとして、マークを見送る今日こそ!とオペに復帰しますが、オペ中、再び手の感覚がなくなって器具を落としてしまいます。最大の仕事道具である「手」が使えないとなると、名医デレクの人生もまったく違うものになってしまうわけで……。こちらも今後の展開が気になります。

 

●アレックスもシアトルに残ることに!
ホプキンス行きを延期してシアトルに残っていたアレックス。自分の代わりにあの飛行機に乗ったアリゾナが事故に巻き込まれ……という後ろめたさからか、インターンの女子と片っ端から寝て気を紛らわす日々。休職中のアリゾナの後任としてやってきた小児外科のアテンディングが、アフリカの孤児たちのプログラムを他施設へ譲り渡すつもりだと知って動揺するものの、ホプキンスはいつまでも待ってはくれないと意を決して空港へ。そこでメレディスにバッタリ出会います。メレディスは、マークがレクシーを追うかのように旅立っていくのが耐えきれず、クリスティーナに会いに行こうと空港に来ていたのです。メレディスは、みんなを置いて行ってしまう気かとアレックスをなじりますが、アレックスは「寂しいからと言って引き留めるな!」とキッパリ。でも、やはりみんなを残してシアトルを去ることはできず。飛行機の乗らずに空港のバーに立ち寄ったところで、またしてもメレディスに遭遇します。メレディスはメレディスで、飛行機の離陸前に扉が閉められようとした際、パニックを起こして強引に飛行機を降りていたのです。アレックスとメレディス、そして、タブレット端末越しのクリスティーナ、この3人の絆が、今回のエピソードの救いになりました。

 

●エイプリルに復帰を頼むオーウェン
実は、空港に来ていたのは、メレディスとアレックスだけではありませんでした。オーウェンもやって来ていたのです。彼を見かけたアレックスは、てっきりクリスティーナのいるミネソタに飛ぶものと思ったようですが、オーウェンの行き先はアイダホ。実家に戻って農場を手伝っているエイプリルに、「戻って来てほしい」と頼むためでした。ずいぶん虫のいい話ではありますが、シアトルはとにかくあの墜落事故のおかげで誰もが心に傷を負った状態。エイプリルの存在が、いいカンフル剤になると期待したいです。

 

●アリゾナは脚を切断していた!
さて、脚に大ケガを負ったアリゾナは? 仕事を休んでいたその理由が、エンディングで明らかになりました。実は、あの事故のケガで、片脚の切断を余儀なくされていたのです!
ふさぎ込むアリゾナは、脚の切断オペをしたカリーに当たり知らし……。
カリー、アリゾナがこんな状態の上に、マークを失ったんですね。本当に辛い状況。

 

レクシーとマークの死、デレクの手の麻痺、アリゾナの片脚切断、そしてみんなの心の傷。あの墜落事故の爪痕は、数カ月経った今もなおクッキリ。今シーズンは、医師たちがこの苦境からいかに立ち上がるのかが大きなテーマの一つになりそうです。
そして、マークの死などの大事件に存在がかき消されがちなっていましたが、病院には新しいインターンたちが加わりました。彼らが、アテンディングたちとどう関わっていくことになるのかも見もの。一人シアトルを離れたクリスティーナの動向も見逃せません。

 

それにしても、本当に恐ろしいシーズン・プレミアでしたね。
次回は、時間をさかのぼってあの墜落事故の直後の様子が描かれることになります。お楽しみに。


【トリビア:ゲスト】
メイヨーの医師のパーカー役は、「デスパレートな妻たち」でブリーの最初の夫のレックス役を演じていたスティーヴン・カルプ。
インターンのジョー役は、「カリフォルニケーション」のリジー役などで知られるカミーラ・ラディントン。
インターンのヘザー役は、映画『男が女を愛する時』『コリーナ、コリーナ』『アンドレ/海から来た天使』『ウォーターワールド』などで子役として活躍、最近では「ヴェロニカ・マーズ」のマック役などで知られるティナ・マジョリーノ。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Going Going Gone」は、Bob Dylanの曲“Going, Going, Gone”からの引用。


【注目のセリフ】
「あの人が怪物だから。神話の世界並みに」by ステファニー
 ……メレディス、すっかり“メデューサ”というキャラが定着!
「お前には必要だ。レクシー以来ヤってないだろ?」by アレックス
 ……メレディスのいる前で、あまりにも無神経!
「ツンドラ地帯の人間はお行儀良すぎて言えないから。『爺さん、もう引退しろよ。でなきゃ老いぼれた手で患者を殺しちまう』って」by クリスティーナ
 ……メイヨーに言ってもクリスティーナの毒舌は健在。
「だからって、地獄から来た悪魔みたいな振る舞いってどうよ?」by ヘザー
 ……“メデューサ”に加えて、“地獄から来た悪魔”って……。
「あだ名は“BCB”。ブーティーコール・ベイリー。“ヤリまくり”ってこと」
 ……“ナチ”と呼ばれていたベイリーが懐かしい。


 
【メレディスの一言】
死は残される者にとって過酷だ
さよならを言うのは辛い
不可能な時もある
喪失感がずっとついて回る
だから死はほろ苦い
人は自分の断片をあとに残して去って行く
一生分の記憶
写真
記念の品
そして思い出は残る
いなくなったあとも


【鑑賞MEMO】
リビングウィル

重病により自分自身で治療に関する判断ができなくなった場合に備え、生前に治療や臓器提供、葬儀などに関する自らの意思を述べておく書類のこと。

 

モール・オブ・アメリカ
ミネソタ州東部、ミネアポリス・セントポール南郊のブルーミントンに立地する全米最大級のショッピングモールのこと。パーカーはクリスティーナに休暇をとってモール・オブ・アメリカに行くよう勧めていたけれど、クリスティーナがショッピングモールで気分転換できるとは思えません……。


【曲情報】
♪"Portions For Foxes" Rilo Kiley

オープニング、インターンのジョーとステファニーが、メレディスを“メデューサ”と呼んで嫌がるシーンで。
♪"Body Of Work" The Mynabirds
カフェテリアでアレックス、ジャクソンと食事をしていたメレディスが、インターンのジョーに虫垂切除のオペに執刀するよう言いに行くシーンで。
♪"My Heart Goes Boom" Miss Li
ベイリーがベンと当直室でイチャついているところにインターンがやって来るシーンで。
♪"My Oh My" Tristan Prettyman
虫垂切除術でミスをしたジョーをメレディスがフォローし、オペの開始前にしゃべりまくるトーマスにクリスティーナが物申すシーンで。
♪"Feels Like The End" Mikky Ekko
マークの生命維持装置が外されるシーンで。
♪"Without You" One Two
オーウェンが飛行機の搭乗口に滑り込む一方で、マークが息を引き取るシーンで。
♪"Into You" Ingrid Michaelson
エンディング、オーウェンが病院に戻ってほしいとエイプリルに頼みに行き、一緒に乗り越えてほしいと訴えるカリーに、アリゾナが切断された脚を見せて怒りを爆発させるシーンで。

2013.7.10|グレイズ・アナトミー9、ストーリーガイド|コメント(1)トラックバック(0)

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コメント

はじめまして。
わかりやすい解説でいつも読んでました。

はじまるの楽しみにしてたけど、こんなに辛いとは..

これからもブログお世話になります。

投稿: あさこ | 2013年7月18日 (木) 23時53分

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