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シアトルでハチドリの餌付けをするのを夢見る30女。


8月17日(水) #5「ステップアップは突然に」

リチャードは、どこか一つの診療科に特別予算として余剰金100万ドルを与えると発表。自分の科で予算を獲得したいアテンディングたちは、プレゼンの準備で大忙しとなる。そこで、4年目のレジデントたちは、1日だけアテンディングとして濃紺の手術着を着て現場を仕切ることに! メレディスとジャクソンは、オペでの執刀の権利を賭けてドリルを扱う技術を競い合い、クリスティーナとエイプリルは、テディから託された末期の肺高血圧症患者を診る。


今回のエピソードの監督は、ベイリー役のチャンドラ・ウィルソン! シーズン6の#7「希望のかけらを集めて」、#17「大人のアプローチ」に続き、今回で彼女の監督エピソードは3本目です。シーズン6の#7「希望のかけらを集めて」では、脊髄腫瘍を患う病院スタッフ、アイザックのオペに入る助手の座をめぐって、インターンたちによる顕微鏡の扱いのうまさを競い合うコンテストが行われ、#17「大人のアプローチ」では、巨大な腫瘍を抱えた患者の治療法をめぐってリチャードとオーウェンによる最善のプランの競い合いが繰り広げられましたが、今回は、特別予算の獲得を賭けてアテンディングたちがプレゼン合戦を展開! そして、オペでの執刀の権利を賭けて、メレディスとジャクソンがドリルを扱う技術で勝負! ベイリーの監督エピソードは、何かと火花を散らすシーンが多いですね。

 

さて、アテンディングたちの特別予算の獲得を賭けたプレゼン合戦。テディ、アリゾナ、カリー、マークは、それぞれプレゼンの途中で個人的な悩みに話を脱線させてしまい…。テディは、1度は自分をクビにしようとしたデレクへの恨み節をつらつら。マークは、女性と寝ていないおかげでエネルギーが有り余っているとのたまってリチャードを唖然とさせるし、アリゾナは泣き虫の汚名を返上すべく、自分は感情をコントロールできると過剰にアピールするあまり、海兵隊員の娘だから殴り方は心得ているなんて過激発言を! 策士の一面を見せ、勝負に勝つ気満々だったカリーも、自分は遅咲きのレズビアンでアリゾナにバカにされているなんて言い始めて自爆。みんな、これじゃあ、まるで説得力がないというもの。
結局、魅力的なプレゼンは、外科医全員に救急医療のノウハウを学ばせるというオーウェンのプランと、認知症の新たな治療法開発のために臨床試験を進めたいというデレクの提案のみ。そして、最終的にリチャードが選んだのはオーウェンのプランでした。悲惨な銃乱射事件で多くの命を失った直後だけに、このオーウェンのプランが採用されるのは当然のことかも。
けれども、惜しくも選に漏れたものの、デレクの提案内容も実に興味深い。彼が認知症をテーマに取り上げた背景には、メレディスと若年性痴呆症を患った彼女の母エリスの存在があるわけですから。エンディングで、自分が手に持っている鍵に気付かないメレディスを心配そうに見つめるデレクの表情には、いつかメレディスも…という不安が。
また、個人的には、壊れている検査装置を修理し、予算が余れば夜勤の看護師を増やすという超現実的なベイリーのプランも説得力があると思いましたね。でも、リチャードはこの夢のないプランに幻滅。女性と男性の価値観の違いかな!? ベイリーの出番は抑えめだったけれど、その分、彼女が光となって、ほかのキャラクターの内面を照らし出してくれていたような気がします。さすが監督!

 

そして、アテンディングの印である濃紺の手術着を渡されたメレディスたちは、クリスティーナを除いて浮かれまくり。対象は4年目のレジデントということで、蚊帳の外に置かれたレクシーは、史上最高の“使いっぱ”として本領発揮! 1日を終えて燃え尽きたのか、ロッカー室で寝てしまうところがかわいかったですね。

 

そして、紺色の手術着の重みを感じまくりのクリスティーナは、人一倍張り切るエイプリルと一緒に、テディに託された肺高血圧症で呼吸困難に陥った患者、57歳のロイ・ヘンリーを担当。もはや移植を受けるしかないほど症状は悪化しているものの、肺炎を併発しているなど、移植の適応ありと簡単には判断できない状況で、エイプリルはどうするものかと頭を悩ませます。そしてエイプリルは、相変わらず無口なクリスティーナに代わって移植委員会を招集。クリスティーナから助言されたテディの考え、すなわち彼は移植の適応ではないという見解を提示します。ところが、その見解に内心同意しかねていたクリスティーナは、生きたいという強い意志のある患者だからきっとうまくいくと述べ、逆にその主張を委員会に認めさせてしまった! もちろんエイプリルの面目は丸つぶれ。すっかり落ち込むエイプリルでしたが、テディの表情は満足げでした。何せ、自分の愛弟子のクリスティーナが、久々に医師らしい顔を見せてくれたのだから。これをきっかけに、クリスティーナも浮上してくれるといいなあ。

 

メレディスとジャクソンはデレクの指導の下、どちらかが脳圧を下げる脳室ドレナージのオペを担当させてもらえることに。「我こそが執刀医!」と、2人はドリルの扱いのうまさを競います。そしてジャクソン、練習で不器用さを装いメレディスを油断させる作戦に出た! 前回は、テディへの色目作戦に失敗したばかりだというのに、懲りない男です…。
そして、結局この勝負に勝ったのはジャクソン。メレディスは執刀の権利を奪われてしまいますが、これが思わぬチャンスを呼びます。ジャクソンとデレクがオペをしている最中に、レクシーから脳外科のコンサルの依頼が。デレクの代理を任されたメレディスは、脛骨高原骨折の患者メグを診察。硬膜下血腫と診断し、オペの準備を進めます。その頃、ジャクソンはオペでミスをし、血管に傷を付けてしまい…。修復に回ったデレクは、とてもじゃないけれどオペ室を出られない状態。メレディスは、自ら緊急開頭術を1人でやり遂げます! その姿はまるで本物のアテンディング。やはり彼女はあのエリス・グレイの血を分けた娘ですね。公私ともに本当に成長したメレディス、実に頼もしかった!

 

アレックスはマークとアリゾナから相談を持ちかけられ、女性化乳房の13歳の少年セスを担当します。セスの母親は、息子を心配するあまり身体にメスを入れることに反対しますが、胸のせいでさんざんバカにされているセスの気持ち、アレックスにはよく分かるわけで…。結局、アレックスは見事母親を説き伏せ、セスのオペを自ら執刀。平らな胸を手に入れたセスは大喜び。母親もホッとして号泣。アレックス、またまたお手柄です。

 

というわけで、メレディスたちの“1日アテンディング”も終了。彼らが再び紺色の手術着を着る日が来るのが楽しみです。

 

さあ、次回はドキュメンタリー仕立てのエピソード! かつてない演出にご期待ください!


【トリビア:ゲスト】
ロイ役は、「Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―」や「HEROES/ヒーローズ」では医師役でゲスト出演しているロン・パーキンス。

 

【トリビア:原題】
今回のエピソードの原題「Almost Grown」は、Chuck Berryの曲“Almost Grown”からの引用。
今回、“1日アテンディング”を務めたメレディスたちにふさわしいタイトル。


【注目のセリフ】
「自分はいい男でチャーミング、思いつきで調子のいいことをペラペラ言える、だから何とかなると思ってる」by カリー
 ……さすが親友。マークのことをよく理解してます。
「誰とも寝てない。そのおかげでエネルギーが有り余ってるんです。今の俺は10人分の仕事ができる。部長の100万ドルと俺のエネルギーを持ってすれば山だって動かせる」by マーク
 ……じゃあ、女遊びしていた頃のマークは何人分の仕事をしてたの?
「海兵隊の娘だから殴り方は心得てます」by アリゾナ
 ……これなら泣き虫の方がマシかも。
「まだ自分をなくしちゃいない。今日がどうあろうと、終われば一緒にうちへ帰れる」by オーウェン
 ……クリスティーナの慰め方がどんどんうまくなってる!?
「突破口を開くのは医学じゃない。努力するのをやめない人間が現れた時、道は開ける」by デレク
 ……これは格言だ!
「パリに行くのはやめてスーパーで食料を買いましょう」by ベイリー
 ……分かりやすい喩え!


【メレディスの一言】
成長したくて誰もが必死
あらゆるチャンスを捕らえるため
生きるため
早く巣から飛び立とうと懸命
でも、目指す外の世界は恐ろしく寒い
凍えるほど
成長とは、時にみんなと離れることだから
そして、一人前になる頃には、周りに人はいない


【医学用語MEMO】
肺高血圧症

肺にかかる血圧が通常より高い状態となる循環器における重い病態の一つ。

 

脳室ドレナージ
頭蓋骨に穴を開け、そこから柔らかいチューブを挿入し、脳脊髄液を外に排出すること。

 

脛骨高原骨折
膝の外傷のうち最も多い骨折の一つで、膝関節に外力が加わった時に起こる関節内の骨折。


【その他MEMO】
ジョンズ・ホプキンス大学

医学ではハーバード大学、ペンシルベニア大学とともに、世界最高峰と言われているアメリカの私立大学。アリゾナは、ここの出身という設定。


【曲情報】
♪"On The Sly" The Bamboos

オープニング、リチャードが特別予算をいずれかの診療科に与えると宣言。メレディスたち4年目のレジデントたちに紺色の手術着が支給されるシーンで。
♪"You Always Make Me Smile" Kyle Andrews
カリー、マーク、アリゾナ、テディらのランチシーンで。
♪"Look Alive" Wait.Think.Fast.
メレディスとアレックスがそれぞれ執刀医としてオペをするシーンで。
♪"Head on Your Heart" Mat Kearney
エンディング、クリスティーナがロイを診て、メレディスたちがロッカー室で紺色の手術着を脱ぎ、リチャードがオーウェンにプラン採用を伝えるシーンで。

2011.8.17|グレイズ・アナトミー7、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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