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シアトルでハチドリの餌付けをするのを夢見る30女。


11月17日(水) #6「ある夜の悲劇」

Bamen6_a深夜、会議室前に集められた医師たち。その夜ERに搬入された女性患者がなぜ亡くなったのか突き止めるべく、リチャードは理事長のジェニングス、弁護士の同席のもと、一人一人から事情を聞く。
その日、ERにはホテル火災による負傷者が次々と運び込まれていた。ふくらはぎと胸に火傷を負った女性と、その幼い息子。消防用の斧が胸に刺さった男性に、ハシゴから転落した消防士。重度の熱傷を負った青年。医師たちはお互いの患者の診察や処置を手伝いながら、それぞれ治療を進めていたのだが…。


【STORY】
深夜。大量の血が床にたまった外傷室。会議室前に集められた医師たち。リチャードと理事長のジェニングス、弁護士の3人は、その夜ERに搬入された患者がなぜ亡くなったのか確かめるべく、個別に事実確認を行う。

Bamen6_3その日、ERにはホテル火災による負傷者が次々と担ぎ込まれていた。まずは、ふくらはぎと胸に火傷を負ったキャシーと、幼い息子ダニー。エイプリルがキャシーを、リードがダニーを診察する中、彼らの目の前を、消防用の斧が胸に刺さった男性が、ベイリー、チャールズに付き添われて運び込まれていく。思わず、男性の様子に気を取られるエイプリルとリード。エイプリルはキャシーの診察を終えると、彼女の熱傷処置をマークに託して男性の様子を見に行き、マークはキャシーの熱傷の処置をレクシーに頼む。
ベイリーは、男性に刺さった斧の取っ手をつかんで支えるようチャールズに指示。ところがチャールズは、直前の献血がたたって突然気絶! 倒れて自分の額を斧の刃で切ってしまう。男性の傷口からは血液が噴き出し、それを必死で押さえるベイリー。その様子を見ていたエイプリルは手伝いを買って出て、そのまま男性のオペに入る。チャールズの手当てはアレックスに任される。
今度は、ハシゴから転落した消防士ロイが運ばれてくる。ダニーの診察を終えたリードは、カリーの下について彼を担当。ロイは、自分のケガの状態より、転落直前に救出しようとしていた青年の安否を気遣う。
一方、ロイが気にかけていた青年エヴァンも、重度の熱傷を負ってERに担ぎ込まれていた。担当のアリゾナは、マークにヘルプを依頼。キャシーへの処置を終えたレクシーも手伝いに入るが、エヴァンの治療のあまりの悲惨さに泣き出し、外で気持ちを落ち着けてこいとアリゾナに命じられる。
そんな中、軽傷に思えたキャシーの容体が悪化していく。最初は痛みを訴えたため、クリスティーナがモルヒネを処方。その後、息子のダニーから「母親が苦しんでいる」と訴えられたレクシーは、彼女が気胸を起こしていることに気付いて胸腔ドレーンを入れようとするがもたついてしまい、ジャクソンの手を借りることに。そして、何とかドレーンが入りホッとしたのもつかの間、今度は呼吸停止に陥ってしまう。チャールズとリードは挿管を試みるが、気道がふさがっていてチューブが入らない…。
その時、アレックスはイジーと電話中だった。彼女が消えて1週間、何度携帯電話に伝言を残しても音沙汰なしだったが、チャールズの傷の縫合中にようやく番号非通知でイジーから電話が入ったのだ。縫合を中断し、「帰ってこい」と説得するアレックス。イジーにその気はなかったが、アレックスはせめて電話番号を聞き出そうと必死になる。けれども一方で、挿管に手間取るチャールズたちが自分を呼んでいる…。アレックスは、仕方なく電話を切り、キャシーの気管切開を行う。
その後、いったん安定したかに見えたキャシーの容体が急変。ERのベッドから外傷室に移されると心肺停止に陥り、大量出血の末、ついに多臓器不全で死亡してしまう。周囲を大勢のレジデントが取り囲んでいたが、デレクに「誰の担当患者だ?」と問われても答えられる者は誰一人いなかった。
キャシーを助けられなかった理由は何なのか? 誰の責任なのか? リチャードたちに事の経緯を報告していたリードは、キャシーの死の原因に気付く。最初に彼女を診たエイプリルが、消防用の斧が胸に刺さった男性に気を取られ、喉の異常がないか確認するのを忘れてしまったのだ。この時に喉を診ていれば、煙を吸ったことによる炎症に気付き、すぐに挿管できていたはず…。
リチャードは、今回のミスを理由にエイプリルを解雇。けれどもデレクは、「個人の責任ではない。シアトル・グレースにカオスを招いた者の責任ではないか」と、上司であるリチャードの責任を指摘する。クリスティーナは、エイプリルの基本的なミスを笑う男性陣に対し、「誰の身に起きても不思議はないこと」と言い放つ。
騒動が一段落した後、その夜の退院を予定していたメレディスは、ようやく書類にベイリーのサインをもらい、デレクとともに病院を出るのだった。


【今回のMVP】
リード!

キャシーの死の原因を作ったのがエイプリルだと気が付いたリード。エイプリルの方が自分よりも優秀な医者なのだとクリスティーナに訴え、仲間への思いやりも見せた。それにしてもエイプリル、もうシアトル・グレースに戻って来ないの!?


【鑑賞メモ】
羅生門スタイル

異なる視点から同じ出来事を回想することで、真実の不確かさを浮き彫りにする手法のこと。1950年の黒澤明作品『羅生門』が発祥。
今回のエピソードは、この羅生門スタイルで描かれている。

ARDS
急性呼吸窮迫症候群。重症の状態の患者に突然起こる呼吸不全の一種。

アシドーシス
血液の酸性度が高くなりすぎた状態のこと。アレックスは、アシドーシスになったキャシーの治療のため、重炭酸を投与した。

CK値
筋肉が破壊されると上昇する値。

劇症横紋筋融解
横紋筋細胞が融解し、筋細胞内の成分が急激に血中に流出する症状のこと。

DIC
播種性血管内凝固症候群。出血箇所のみで生じるべき血液凝固反応が、全身の血管内で無秩序に起こる症状を指す。

FFP
新鮮凍結血漿。新鮮血から分離した血漿成分を直ちに凍結したもの。血漿中にはアルブミンなどの血漿蛋白や種々の凝固因子が含まれる。


【メレディスの一言】
悲惨な結果が待ち受けていると思われる時、人はセカンド・オピニオンを求める
得られた答えは、時にもっとも恐れていることを裏付ける
だがそれは、時に光も投げかける
新たな視点を与えてくれる
そして、あらゆる意見を聞き尽くし、あらゆる観点から検討して、人はついに手に入れる
真実を
でも、そこで話は終わらない
そこからまた話が始まる
新たな疑問がどっと湧いてくる


【今回のゲスト】
消防士のロイ役は、人気アニメ「スポンジボブ・スクエアパンツ」のパトリック・スターの声をあてていることで知られるビル・ファッガーバッケ。
ダニー役は、「Scrubs~恋のお騒がせ病棟」に出演していたアンドリュー・ミラーと双子のジェイコブ・ミラー。見分けはつかなかったけれど、2人で1役を演じていたよう。


Bamen6_2_2今回は、羅生門スタイルで描かれた異色のエピソード。推理小説を呼んでいるような楽しさがあり、シアトル・グレースの実情を客観的に表現することにも成功。マーシー・ウェスト組が加わったばかりということもあり、第三者的な立場からシアトル・グレースを俯瞰するには絶好のタイミング。面白い試みでした。
そんな中、かわいそうなのがアレックス。やっとイジーと連絡が取れたのに、連絡先を聞き出すこともできず。どうやらイジーに戻るつもりはないようだし…。
そして、エイプリルはクビに。補助心臓のコードを切っても、インターン同士で体を刻み合っても許されてきたのに、状況が状況だけに些細なミスが命取りに…。今のカオス化したシアトル・グレースで生き残っていくためには、緊張感が必要。見ているこちらも気が抜けない!

2010.11.17|グレイズ・アナトミー6、ストーリーガイド|コメント(0)トラックバック(0)

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